JP5170001B2 - ノード装置、処理ユニット及び制御フレーム処理方法 - Google Patents

ノード装置、処理ユニット及び制御フレーム処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、現用パスと予備パスとを含む冗長パスにおける保護切替を制御するための制御フレームのシグナリングに関する。
ノード装置と、このノード装置に対向する対向ノード装置との間を、現用パスと予備パスとを含む冗長パスで接続するリニアプロテクション切り替えが知られている。リニアプロテクション切り替えには、保護切替を制御するための制御情報を、現用パスや予備パス上で伝送される所定の形式のデータフレームに格納して、ノード装置間で伝送する方式を採用するものがある。このような、保護切替を制御するための制御情報を格納するデータフレームを、以下の説明において「制御フレーム」と記載することがある。制御フレームの例には、例えばAPS(Automatic Protection Switch)フレームがある。
また、このようなリニアプロテクション切り替えには、初期設定にて予め定めた予備パス上で制御フレームを伝送することを定め、現用パスを経由して制御フレームを受信したとき、パスの誤設定を検出する方式を採用するものがある。パスの誤設定とは、冗長パスで接続される両端のノード装置において、現用パスと予備パスの設定が食い違っていることである。
リニアプロテクション切り替えには、ノンリバーチブ(Non-revertive)モードをサポートするものがある。ノンリバーチブモードでは、現用パスにおける障害により使用パスを予備パスに切り替えた後、現用パスが障害から回復しても、予備パスでトラヒックを転送し続ける。
パスの誤設定を検出する方式を採用し、かつノンリバーチブモードをサポートするリニアプロテクション切り替えの例としては、ITU−T勧告G.8031勧告にて定められるイーサネット(登録商標)リニアプロテクションがある。イーサネット(登録商標)リニアプロテクションでは、保護切替を制御するための制御情報は、APSフレームと呼ばれるイーサネット(登録商標)OAM(Operations, Administration, Maintenance)フレームに格納されて伝送される。
なお、端末局と中継局間または中継局間で、階層構造のヘッダを有するフレームの双方向のデータ伝送を行う複数の現用回線と少なくとも1つの予備回線を備え、リニアAPS機能によって回線切り替えを行うとともに、各回線を識別する回線識別方法が提案されている。この方法は、現用回線と予備回線にAPSモードを示すコードを割り当てる割当工程と、回線の状態を判断するための要求用のフレームを作成する第1の作成工程と、相手局へ各回線を介して要求用のフレームを送信する第1の送信工程と、要求に応じた応答の際に、割り当てられたコードに基づいて応答用のフレームを作成する第2の作成工程と、各回線を介して応答用のフレームを送信する第2の送信工程と、取り込んだ応答用フレーム内のコードと割り当てられたコードとが異なる場合に、障害発生と判断する判断工程とを含む。
また上記方法は、各現用回線および予備回線にトレースバイトをそれぞれ割り当てる割当工程と、割り当てられたトレースバイトを含むフレームを作成する作成工程と、相手局へ各回線を介してフレームを送信する送信工程と、取り込んだフレーム内のフレームバイトと自回線に設定されたトレースバイトとを比較し、フレームバイト同士が異なる場合に、障害発生と判断する判断工程とを含む。
またネットワーク内のノード間のパケット通信方法が提案されている。この方法では、二つの切替点ノードを経由する現用系通信経路と予備系通信経路のいずれか一つを選択して選択した通信経路を介して二つの切替点ノードの間で第1のトラフィックの受け渡しを行いながら、二つの切替点ノードは、第1のトラフィックが現用系通信経路を流れているか否かを示す運用系識別情報を含む切替制御パケットを予備系通信経路を介して受け渡す。切替点ノードは、現用系通信経路が正常な場合には現用系通信経路を、現用系通信経路が異常な場合には予備系通信経路を、それぞれ第1のトラフィックを流す通信経路として選択する。切替点ノードを除いた予備系通信経路内のノードである予備系ノードは、切替制御パケットに含まれる運用系識別情報を基に現用系通信経路を第1のトラフィックが流れているか否かを判定し、現用系通信経路を第1のトラフィックが流れている場合は予備系ノードに第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィックを入力して他の予備系ノードへ送信する。
また、ITU−T勧告G.8031勧告は、イーサネット(登録商標)リニアプロテクションにおいて自動保護切替(APS)を行うための制御信号のシグナリングを定めている。
特開2003−298474号公報 特開2008−104144号公報
ITU−T勧告G.8031/Y.1342,2006年6月 ITU−T勧告G.8031/Y.1342 修正1,2007年10月
パスの誤設定を検出する従来のリニアプロテクション切り替えでは、初期設定にて予め定めた予備パス上でのみ制御フレームを伝送される。このため、ノンリバーチブモードにおいてトラヒックを予備パス上で伝送しつづけると、トラヒックと制御フレームとが同一パスで伝送される。この結果、大量のトラヒックが発生すると制御フレームの送受信が妨げられるという問題がある。
実施形態に係る装置及び方法は、リニアプロテクション切り替えにおいて制御フレームを伝送するパスを変更することを目的とする。
実施例の一形態によれば、現用パスと予備パスとを含む冗長パスによって互いに接続される2つのノード装置のうちの一方のノード装置が与えられる。このノード装置は、冗長パスにおけるパス保護切替を制御するための制御フレームが現用パス経由で受信されたか否かを監視し制御フレームが現用パス経由で受信されたとき警報を発生させる監視部と、冗長パスの現用系及び予備系の切り替えの際に、監視部により制御フレームが切替前の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を停止する監視停止部と、切替後の現用パス経由で制御フレームを送信する送信処理を、上記2つのノード装置のうち他方のノード装置が停止するか否かを判定する送信停止判定部と、切替後の現用パス経由で制御フレームを送信する送信処理を他方のノード装置が停止すると判定されたとき、監視部により制御フレームが切替後の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を開始させる監視開始部とを備える。
上記実施例によれば、パスの誤設定を検出するリニアプロテクション切り替えにおいて制御フレームを伝送するパスを変更できるようになる。
実施例に係る通信ネットワークの概略構成図である。 実施例に係るノード装置の第1例の概略構成図である。 実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第1例の概略構成図である。 実施例に係る制御フレーム処理方法の第1例の説明図である。 実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第2例の概略構成図である。 実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第3例の概略構成図である。 実施例に係る制御フレーム処理方法の第2例の説明図である。 実施例に係る制御フレーム処理方法の第3例の説明図である。 実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第4例の概略構成図である。 実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第5例の概略構成図である。 実施例に係る制御フレーム処理方法の第4例の説明図である。 実施例に係る制御フレーム処理方法の第5例の説明図である。 実施例に係る制御フレーム処理方法の第6例の説明図である。 実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第6例の概略構成図である。 実施例に係る制御フレーム処理方法の第7例の説明図である。 実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第7例の概略構成図である。 実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第8例の概略構成図である。 実施例に係る制御フレーム処理方法の第8例の説明図である。 実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第9例の概略構成図である。 実施例に係る制御フレーム処理方法の第9例の説明図である。 実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第10例の概略構成図である。 実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第11例の概略構成図である。 実施例に係る制御フレーム処理方法の第10例の説明図である。 実施例に係る制御フレーム処理方法の第11例の説明図である。 実施例に係るノード装置の第2例の概略構成図である。 CPUを用いて実施例に係るAPS処理部を実現したハードウエア構成図である。 実施例に係るAPS処理部の第1例のブロック図である。 APSフレームの説明図である。 APSフレームに含まれるAPS固有情報のフォーマットの説明図である。 開始ノードにおける切替処理の第1例の説明図である。 実施例に係るAPSフレームの送受信処理の第1例の説明図である。 切替フラグがセットされたAPSフレームを受信したときの処理の第1例の説明図である。 停止フラグがセットされたAPSフレームを受信したときの処理の例の説明図である。 第1タイムアウト処理の説明図である。 (A)は第2タイムアウト処理の第1例の説明図であり、(B)は第3タイムアウト処理の第1例の説明図である。 停止通知フレームを受信できない場合の説明図である。 実施例に係るAPSフレームの送受信処理の第2例の説明図である。 切替フラグがセットされたAPSフレームを受信したときの処理の第2例の説明図である。 パス1経由でAPSフレームを受信した場合の処理の第1例の説明図である。 第2タイムアウト処理の第2例の説明図である。 実施例に係るAPSユニットの第2例のブロック図である。 実施例に係るAPSフレームの送受信処理の第3例の説明図である。 切替フラグがセットされたAPSフレームを受信したときの処理の第3例の説明図である。 (A)は第4タイマ満了時処理の説明図であり、(B)は第5タイマ満了時処理の説明図である。 実施例に係るAPSフレームの送受信処理の第4例の説明図である。 パス1経由でAPSフレームを受信したときの処理の第2例の説明図である。 実施例に係るAPSユニットの第3例のブロック図である。 開始ノードにおける切替処理の第2例の説明図である。 実施例に係るAPSフレームの送受信処理の第5例の説明図である。 切替フラグがセットされたAPSフレームを受信したときの処理の第4例の説明図である。 パス1経由でAPSフレームを受信したときの処理の第3例の説明図である。 (A)は第2タイムアウト処理の第3例の説明図であり、(B)は第3タイムアウト処理の第2例の説明図である。
上述の通り、従来のパスの誤設定を検出するリニアプロテクション切り替えでは、初期設定にて予め定めた予備パス上でのみ制御フレームを伝送される。このため、ノンリバーチブモードにおいてトラヒックを予備パス上で伝送しつづけると、トラヒックと制御フレームとが同一パスで伝送される。この結果、大量のトラヒックが発生すると制御フレームの送受信が妨げられるという問題がある。
この問題を解決するために、制御フレームの送信パスを変更すると、誤設定の検出機能によって警報が発生してしまうという問題があった。本実施例によれば、誤設定の検出機能による警報を発生させずに制御フレームの送信パスを変更することができる。
以下、添付する図面を参照して本発明の実施例について説明する。図1は、実施例に係る通信ネットワークの概略構成図である。通信ネットワーク10は、ノード装置3及びノード装置4と、これらのノード装置間を接続する複数の伝送路を備える。
ノード装置3及びノード装置4は、現用パス及び予備パスを含む冗長パスによりトラヒックを伝送するリニアプロテクション切り替え機能を備える。いま、ノード装置3とノード装置4との間の伝送路上には、ノード装置3及びノード装置4を経由して通信装置Aと通信装置Bとの間でやり取りされるトラヒックを伝送するための冗長パスが設定されている。冗長パスはパス1及びパス2を含み、パス1及びパス2のうちいずれか一方がトラヒックを伝送する現用パスであるとき、他方はトラヒックを伝送しない予備パスである。
ノード装置3及びノード装置4が備えるリニアプロテクション切り替え機能は、ノンリバーチブモードをサポートする。ノード装置3及びノード装置4がノンリバーチブモードで動作するとき、パス1及びパス2のうち、初期設定時に現用パスと定めたパスで発生した障害が回復しても、保護切替動作が新たに生じない限り、初期設定時に予備パスと定めたパスにてトラヒックが伝送される。
図2は、実施例に係るノード装置の第1例の概略構成図である。参照符号11、12及び13は回線インタフェースユニット(LIU)を示し、参照符号14はスイッチを示し、参照符号15は制御フレーム処理ユニットを示す。ノード装置3は、LIU11〜13と、スイッチ14と、制御フレーム処理ユニット15を備える。ノード装置4も、ノード装置3と同様の構成を有していてよい。
LIU11及びLIU12は、それぞれパス1及びパス2が設定される伝送路に接続され、パス1及びパス2上で伝送される所定の形式のデータフレームを送受信する回線インタフェースユニットである。LIU13は、通信装置Aへ至る伝送路が接続され、かかる伝送路上で設定されたパス上で伝送されるデータフレームを送受信する回線インタフェースユニットである。
スイッチ14は、LIU11〜13を含む複数のLIUから受信したフレームを所望の出力先のLIUへ出力する。制御フレーム処理ユニット15は、パス1及びパス2を含む冗長パスにおける保護切替を制御するための制御フレームに関する処理を行う。
なお、図2に示す構成はノード装置3の構成の一例であって、本実施例はこの構成に限定されるわけではない。例えば、以下に説明する制御フレーム処理ユニット15の各実施例が備える構成要素は、ノード装置3に設けられる複数のユニットに分散して配置されてもよい。
また、制御フレーム処理ユニット15は、プロセッサとその動作プログラムを記憶する記憶素子を備えてもよい。以下の制御フレーム処理ユニット15の各実施例が備える構成要素により行われる処理の一部又は全部は、上記動作プログラムを実行するプロセッサによって実行されてよい。また、以下の制御フレーム処理ユニット15の各実施例が備える構成要素の一部又は全部は、専用のハードウエア回路によって実現されてもよい。
なお、ノード装置3及びノード装置4は、ITU−T勧告G.8031勧告にて定められるイーサネット(登録商標)リニアプロテクション機能を有するイーサネット(登録商標)伝送装置であってよい。また制御フレーム処理ユニット15により処理される制御フレームは、APSフレームと呼ばれるイーサネット(登録商標)OAMフレームであってよい。
以下の全ての実施例の説明は、冗長パスの現用系及び予備系を切り替える切り替え処理をノード装置3が開始し、ノード装置4はノード装置3から受信する制御フレームに応じて切り替え処理を実行する場合を想定したものである。また、この切り替え処理は、パス1を現用パスから予備パスへ切り替え、パス2を予備パスから現用パスに切り替える処理である。
なお、現用系及び予備系間の切り替え処理を開始するノード装置を「開始ノード」と記載することがある。開始ノードに対向し、開始ノードから受信する制御フレームに応じて切り替え処理を実行するノード装置を「対向ノード」と記載することがある。上記の想定に従えば、ノード装置3が「開始ノード」であり、ノード装置4が「対向ノード」である。
また、現用系及び予備系間の切り替え処理前に現用パス及び予備パスとして使用されていたパスをそれぞれ「切替前の現用パス」及び「切替前の予備パス」と記載することがある。同様に現用系及び予備系間の切り替え処理後に現用パス及び予備パスとして使用されるパスをそれぞれ「切替後の現用パス」及び「切替後の予備パス」と記載することがある。上記の想定に従えば、「切替前の現用パス」及び「切替後の予備パス」がパス1であり、「切替前の予備パス」及び「切替後の現用パス」がパス2である。
図3は、実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第1例の概略構成図である。図3に示す構成は、開始ノードであるノード装置3にて、制御フレーム処理ユニット15が動作する際に使用される構成要素を説明している。参照符号20は制御フレーム受信部を示し、参照符号21は監視部を示し、参照符号22は監視処理停止部を示し、参照符号23は送信停止判定部を示し、参照符号24は監視処理開始部を示す。
制御フレーム処理ユニット15は、制御フレーム受信部20と、監視部21と、監視処理停止部22と、送信停止判定部23と、監視処理開始部24とを備える。
制御フレーム受信部20は、LIU11及び/又はLIU12がパス1及び/又はパス2をそれぞれ経由してノード装置4から受信した制御フレームを受信する。監視部21は、現用パスとして使用されているパスを経由して制御フレームが受信されたか否かを監視する。制御フレームが現用パスを経由して受信されたときには、監視部21は、パスの誤設定が発生したと判断して警報を発生させる。
監視処理停止部22は、冗長パスの現用系及び予備系の切り替えを通知する切替通知信号に従って、現用系及び予備系の切り替えの際に、切替前の現用パス経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部21により監視する監視処理を停止する。
送信停止判定部23は、切替後の現用パス経由で制御フレームを送信する送信処理を、ノード装置4が停止するか否かを判定する。切替後の現用パス経由で制御フレームを送信する送信処理をノード装置4が停止すると送信停止判定部23が判定したとき、監視処理開始部24は、切替後の現用パス経由で制御フレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部21に開始させる。
図4は、実施例に係る制御フレーム処理方法の第1例の説明図である。別な実施の態様においては、下記のオペレーション400〜オペレーション405の各オペレーションはステップであってもよい。現用系及び予備系の切り替えの際に、制御フレームの送信パスが変更される前は、オペレーション400及び401にて送受信される制御フレームのように、制御フレームは、切替前の予備パスであるパス2経由で伝送される。
オペレーション402において監視処理停止部22は、冗長パスの現用系及び予備系の切り替えが生じるとき、パス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部21により監視する監視処理を停止する。
オペレーション403において送信停止判定部23は、パス2経由で制御フレームを送信する送信処理をノード装置4が停止するか否かを判定する。
パス2経由で制御フレームを送信する送信処理をノード装置4が停止すると送信停止判定部23が判定するとき、オペレーション404において監視処理開始部24は、パス2経由で制御フレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部21に開始させる。
本実施例によれば、冗長パスの現用系及び予備系の切り替えが生じるとき、切替前の現用パス経由で制御フレームが受信されたか否かを監視する監視処理が停止される。このため、制御フレームの送信パスの変更のために、対向ノードが切替後の予備パス、すなわち切替前の現用パス経由で制御フレームを送信し始めても、監視部21による警報の発生を回避することができる。
本実施例によれば、参照符号405にて示すように、切替前の予備パスである切替後の現用パス経由の制御フレームの送信を対向ノードが停止すると判定してから、監視部21による監視処理を開始する。対向ノードであるノード装置4は、例えば、制御フレームの送信パスの変更に起因して、切替後の現用パスを経由する制御フレームの送信を停止する。このため、対向ノードが切替後の現用パス経由で制御フレームを送信しつづけているにも関わらず監視部21による監視を開始してしまう事態が回避され、監視部21による警報の発生を回避することができる。
図5は、実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第2例の概略構成図である。図5に示す構成は、開始ノードであるノード装置3にて、制御フレーム処理ユニット15が動作する際に使用される構成要素を説明している。また、図3に示す構成要素と同様の構成要素には図3で使用した参照符号と同じ参照符号を付する。参照符号26は制御フレーム送信部を示し、参照符号27は警報抑止部を示し、参照符号28は送信パス変更部を示す。
制御フレーム処理ユニット15は、制御フレーム受信部20と、監視部21と、監視処理停止部22と、送信停止判定部23と、監視処理開始部24と、制御フレーム送信部26と、警報抑止部27と、送信パス変更部28を備える。
図6は、実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第3例の概略構成図である。図6に示す構成は、対向ノードであるノード装置4にて、制御フレーム処理ユニット15が動作する際に使用される構成要素を説明している。参照符号40は制御フレーム受信部を示し、参照符号41は監視部を示し、参照符号42は監視処理停止部を示す。制御フレーム処理ユニット15は、制御フレーム受信部40と、監視部41と、監視処理停止部42を備える。
図5を参照する。制御フレーム送信部26は、ノード装置4へ送信すべき制御フレームを生成し、作成された制御フレームを、パス1及び/又はパス2を経由してノード装置4へ送信する。
警報抑止部27は、切替通知信号に従って、現用系及び予備系の切り替えの際に、ノード装置4の監視部41による警報の発生を抑止する。送信パス変更部28は、制御フレームを送信する送信パスを、パス1及びパス2の間で切り替える。送信パス変更部28は、例えば、切替通知信号を受信したときに送信パスを切り替えてよい。また送信パス変更部28は、対向ノードから送信される所定の制御フレームが受信されたときに送信パスを切り替えてよい。
図6を参照する。制御フレーム受信部40は、LIU11及び/又はLIU12がパス1及び/又はパス2をそれぞれ経由してノード装置3から送信される制御フレームを受信する。
監視部41は、現用パスとして使用されているパスを経由して制御フレームが受信されたか否かを監視する。制御フレームが現用パスを経由して受信されたときには、監視部41は、パスの誤設定が発生したと判断して警報を発生させる。
監視処理停止部42は、開始ノードから送信される制御フレームに従って、切替前の現用パスであるパス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部41により監視する監視処理を停止する。
警報抑止部27は、制御フレーム送信部26によって、所定の制御フレームを対向ノードへ送信することによって、監視処理停止部42に、監視部41による上記監視処理を停止すべきことを通知してもよい。監視処理停止部42は、上記の所定の制御フレームを受信したとき、パス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部41により監視する監視処理を停止する。
図7は、実施例に係る制御フレーム処理方法の第2例の説明図である。下記のオペレーション700〜オペレーション705の各オペレーションはステップであってもよい。現用系及び予備系の切り替えの際に、制御フレームの送信パスが変更される前は、オペレーション700及び701にて送受信される制御フレームのように、制御フレームは、切替前の予備パスであるパス2経由で伝送される。
オペレーション702において警報抑止部27は、制御フレーム送信部26によって、所定の制御フレームをノード装置4へ送信する。例えば、所定の制御フレームは、制御フレームに格納される制御情報の所定のフラグをセットしたものであってよい。
所定の制御フレームを受信したとき、オペレーション703において監視処理停止部42は、パス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部41により監視する監視処理を停止する。オペレーション704において送信パス変更部28は、制御フレームを送信する送信パスを、パス2からパス1へと切り替える。オペレーション705において制御フレーム送信部26は、切替後の予備パスであるパス1を経由して制御フレームをノード装置4へ送信する。
本実施例によれば、制御フレームを送信する送信パスを切り替えるときに、対向ノードであるノード装置4において、監視部41によって切替後の予備パスを経由する制御フレームを監視する監視処理を停止することができる。このため、制御フレームの送信パスの切り替え時に発生する警報を抑止することができる。
他の実施形態では、警報抑止部27は、制御フレーム送信部26が生成する制御フレームに、監視部41による警報を抑止させる所定情報を含めるように制御フレーム送信部26に指示してもよい。このとき制御フレーム送信部26は、対向ノードへ送信する制御フレームに所定情報を含める。制御フレームが所定情報を含んでいるときは、監視部41は、この制御フレームを受信したパスが現用パスであっても警報を発生しない。
図8は、実施例に係る制御フレーム処理方法の第3例の説明図である。下記のオペレーション800〜オペレーション803の各オペレーションはステップであってもよい。現用系及び予備系の切り替えの際に、制御フレームの送信パスが変更される前は、オペレーション800及び801にて送受信される制御フレームのように、制御フレームは、切替前の予備パスであるパス2経由で伝送される。
オペレーション802において送信パス変更部28は、制御フレームを送信する送信パスを、パス2からパス1へと切り替える。
オペレーション803において警報抑止部27は、制御フレーム送信部26が生成する制御フレームに、監視部41による警報を抑止させる所定情報を含めるように制御フレーム送信部26に指示する。所定情報は、例えば制御フレームに格納される制御情報の所定のフラグをセットしたものであってよい。この結果、パス1を経由してノード装置4へ送信される制御フレームは所定情報を含む。オペレーション802及び803はどちらが先に実行されてもよい。
監視部41は、切替前の現用パスであるパス1を経由する制御フレームを受信する。制御フレームが所定情報を含んでいるので、監視部41は、この制御フレームを受信したパスが現用パスであっても警報を発生しない。このため、オペレーション803においてパス1を経由して制御フレームを受信する前に、監視部41によるパス1を経由する制御フレームの監視処理を停止しなくとも、警報の発生を防ぐことができる。
本実施例によれば、開始ノードは、対向ノードの監視部41による現行パスを経由する制御フレームの監視処理を停止させる前に、制御フレームの送信パスの切り替え処理を実行することができる。このため、制御フレームの送信パスの切り替え時期を早めることができ、トラヒックと制御フレームが同じパスを流れる期間を短縮することができる。
図9は、実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第4例の概略構成図である。図9に示す構成は、開始ノードであるノード装置3にて、制御フレーム処理ユニット15が動作する際に使用される構成要素を説明している。また、図5に示す構成要素と同様の構成要素には図5で使用した参照符号と同じ参照符号を付する。制御フレーム処理ユニット15は、制御フレーム受信部20と、監視部21と、監視処理停止部22と、送信停止判定部23と、監視処理開始部24と、制御フレーム送信部26と、警報抑止部27と、送信パス変更部28を備える。
図10は、実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第5例の概略構成図である。図10に示す構成は、対向ノードであるノード装置4にて、制御フレーム処理ユニット15が動作する際に使用される構成要素を説明している。また、図6に示す構成要素と同様の構成要素には図6で使用した参照符号と同じ参照符号を付する。
参照符号44は制御フレーム送信部を示し、参照符号45は送信パス変更部を示す。制御フレーム処理ユニット15は、制御フレーム受信部40と、監視部41と、監視処理停止部42と、制御フレーム送信部44と、送信パス変更部45を備える。
制御フレーム送信部44は、ノード装置3へ送信すべき制御フレームを生成し、生成された制御フレームを、パス1及び/又はパス2を経由してノード装置3へ送信する。送信パス変更部45は、制御フレームを送信する送信パスを、パス1及びパス2の間で切り替える。
図9を参照する。送信停止判定部23は、対向ノードであるノード装置4の制御フレーム送信部44による制御フレームの送信によって、切替後の現用パスであるパス2経由で制御フレームを送信する送信処理を、ノード装置4が停止するか否かを判定する。
例えば、送信停止判定部23は、ノード装置4から所定の制御フレームを受信するとき、パス2経由で制御フレームを送信する送信処理を、ノード装置4が停止すると判定してよい。例えば、所定の制御フレームは、制御フレームに格納される制御情報の所定のフラグをセットしたものであってよい。
図11は、実施例に係る制御フレーム処理方法の第4例の説明図である。下記のオペレーション1100〜オペレーション1107の各オペレーションはステップであってもよい。現用系及び予備系の切り替えの際に、制御フレームの送信パスが変更される前は、オペレーション1100及び1101にて送受信される制御フレームのように、制御フレームは、切替前の予備パスであるパス2経由で伝送される。
オペレーション1102において監視処理停止部22は、冗長パスの現用系及び予備系の切り替えが生じるとき、パス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部21により監視する監視処理を停止する。
オペレーション1103においてノード装置4の制御フレーム送信部44は所定の制御フレームを生成し、所定の制御フレームをノード装置3へ送信する。オペレーション1104において送信パス変更部45は、制御フレームを送信する送信パスを、パス2からパス1へと切り替える。オペレーション1103及びオペレーション1104はどちらが先に実行されてもよい。その後、ノード装置4からは、参照符号1107で示すように、パス1経由で制御フレームが送信され、パス2経由の制御フレームの送信が停止される。
ノード装置4から所定の制御フレームを受信するとき、オペレーション1105において送信停止判定部23は、パス2経由で制御フレームを送信する送信処理を、ノード装置4が停止すると判定する。オペレーション1106において監視処理開始部24は、パス2経由で制御フレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部21に開始させる。
本実施例によれば、ノード装置4からノード装置3へ所定の制御フレームを送信することによって、送信停止判定部23が、パス2経由で制御フレームを送信する送信処理を、ノード装置4が停止すると判定することができる。
他の実施形態では、警報抑止部27は、例えば、ノード装置4の監視部41による警報を抑止させる所定情報を含む制御フレームを制御フレーム送信部26に作成させてもよい。制御フレームが所定情報を含んでいるときは、監視部41は、この制御フレームを現用パスで受信しても警報を発生しない。
所定情報を含む制御フレームを受信したとき、ノード装置4の監視処理停止部42は、パス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部41により監視する監視処理を停止する。所定情報を含む制御フレームを受信したとき、制御フレーム送信部44は、所定情報を含む制御フレームをノード装置3へ送信する。所定情報を含む制御フレームの受信によって、ノード装置3は、パス1を経由する制御フレームの受信の監視をノード装置4が停止し、ノード装置4へ送る制御フレームにもはや所定情報を含める必要がないことを検出できる。
送信パス変更部45は、制御フレームを送信する送信パスをパス2からパス1へ変更する。このため、パス2経由の制御フレームの送信処理が停止する。制御フレーム送信部44は、所定情報を含まない制御フレームをノード装置3へ送信する。
送信停止判定部23は、ノード装置4から所定情報を含む制御フレームを受信した後に、ノード装置4から所定情報を含まない制御フレームを受信することによって、ノード装置4における状態変化を検出してよい。この状態変化は、例えば、ノード装置4がパス2経由の制御フレームの送信処理を停止することであってよい。
所定情報は、例えば制御フレームに格納される制御情報の所定のフラグをセットしたものであってよい。また、所定情報を含まない制御フレームとは、上記の所定のフラグをリセットしたものであってよい。
図12は、実施例に係る制御フレーム処理方法の第5例の説明図である。下記のオペレーション1200〜オペレーション1210の各オペレーションはステップであってもよい。現用系及び予備系の切り替えの際に、制御フレームの送信パスが変更される前は、オペレーション1200及び1201にて送受信される制御フレームのように、制御フレームは、切替前の予備パスであるパス2経由で伝送される。
オペレーション1202において監視処理停止部22は、冗長パスの現用系及び予備系の切り替えが生じるとき、パス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部21により監視する監視処理を停止する。オペレーション1203において送信パス変更部28は、制御フレームを送信する送信パスを、パス2からパス1へと切り替える。
オペレーション1204において警報抑止部27は、制御フレーム送信部26が生成する制御フレームに、監視部41による警報を抑止させる所定情報を含めるように制御フレーム送信部26に指示する。制御フレーム送信部26は、所定情報を含む制御フレームをパス1を経由してノード装置4へ送信する。監視部41は、この制御フレームを受信したパスが現用パスであっても警報を発生しない。
所定情報を含む制御フレームを受信したとき、オペレーション1205において監視処理停止部42は、パス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部41により監視する監視処理を停止する。オペレーション1206において送信パス変更部28は、制御フレームを送信する送信パスを、パス2からパス1へと切り替える。
オペレーション1207において制御フレーム送信部44は、所定情報を含む制御フレームをパス1経由でノード装置3へ送信する。オペレーション1205〜1207はどの順序で実行されてもよい。オペレーション1208において制御フレーム送信部44は、所定情報を含まない制御フレームをノード装置3へ送信する。
所定情報を含む制御フレームを受信した後に、所定情報を含まない制御フレームを受信すると、オペレーション1209において送信停止判定部23は、ノード装置4がパス2経由の制御フレームの送信処理を停止すると判定する。オペレーション1210において監視処理開始部24は、パス2経由で制御フレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部21に開始させる。
本実施例によれば、監視部41による警報を抑止させる所定情報を制御フレームに含めることにより、対向ノードの監視部41が監視処理を停止する前に、制御フレームの送信パスを切り替えることができる。
本実施例によれば、ノード装置は、制御フレームに上記所定情報を含ませて開始ノードへ送信し、その後に所定情報を含まない制御フレームを送信する。ノード装置は、このような制御フレームの変化によって、切替後の現用パス経由の制御フレームの送信処理を停止することを通知することができる。このように、開始ノードへの通知に所定情報を兼用することによって、制御フレームに格納する情報の種類を低減することができる。
他の実施形態では、送信停止判定部23は、ノード装置4から制御フレームを受信するパスが切替後の現用パスであるパス2から切替前の現用パスであるパス1へ変化するとき、パス2経由で制御フレームを送信する送信処理を、ノード装置4が停止すると判定してよい。
図13は、実施例に係る制御フレーム処理方法の第6例の説明図である。下記のオペレーション1300〜オペレーション1306の各オペレーションはステップであってもよい。現用系及び予備系の切り替えの際に、制御フレームの送信パスが変更される前は、オペレーション1300及び1301にて送受信される制御フレームのように、制御フレームは、切替前の予備パスであるパス2経由で伝送される。
オペレーション1302において監視処理停止部22は、冗長パスの現用系及び予備系の切り替えが生じるとき、パス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部21により監視する監視処理を停止する。
オペレーション1303において送信パス変更部45は、制御フレームを送信する送信パスを、パス2からパス1へと切り替える。オペレーション1304において制御フレーム送信部44は、切替後の予備パス、すなわち切替前の現用パスであるパス1を経由して、制御フレームをノード装置3へ送信する。
制御フレームを受信するパスが切替後の現用パスであるパス2から切替前の現用パスであるパス1へ変化すると、オペレーション1305において送信停止判定部23は、パス2経由で制御フレームを送信する送信処理をノード装置4が停止すると判定する。オペレーション1306において監視処理開始部24は、パス2経由で制御フレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部21に開始させる。
本実施例によれば、特定の制御フレームを使用せずに、切替後の現用パス経由の制御フレームの送信処理を停止することを通知することができる。このため、制御フレームに格納する情報の種類を低減することができ、制御フレームにて使用されるビットの利用効率を向上することができる。
図14は、実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第6例の概略構成図である。図14に示す構成は、開始ノードであるノード装置3にて、制御フレーム処理ユニット15が動作する際に使用される構成要素を説明している。また、図9に示す構成要素と同様の構成要素には図9で使用した参照符号と同じ参照符号を付する。参照符号29はタイマを示す。
制御フレーム処理ユニット15は、制御フレーム受信部20と、監視部21と、監視処理停止部22と、送信停止判定部23と、監視処理開始部24を備える。さらに制御フレーム処理ユニット15は、制御フレーム送信部26と、警報抑止部27と、送信パス変更部28と、タイマ29を備える。
タイマ29は、冗長パスの現用系及び予備系の切り替えの際に、所定長の期間の経過を監視する。タイマ29による時間計測の開示時点から、タイマ29が満了するまでの期間長を「最大待機期間長」と記載する。タイマ29による時間計測中に、切替前の現用パスであるパス1を経由した制御フレームが受信されたとき、送信停止判定部23は、パス2経由で制御フレームを送信する送信処理をノード装置4が停止すると判定する。
パス1を経由した制御フレームを受信することなくタイマ29が満了したとき、監視処理開始部24は、パス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部21に再開させる。
図15は、実施例に係る制御フレーム処理方法の第7例の説明図である。下記のオペレーション1500〜オペレーション1507の各オペレーションはステップであってもよい。現用系及び予備系の切り替えの際に、制御フレームの送信パスが変更される前は、オペレーション1500及び1501にて送受信される制御フレームのように、制御フレームは、切替前の予備パスであるパス2経由で伝送される。
オペレーション1502において監視処理停止部22は、冗長パスの現用系及び予備系の切り替えが生じるとき、パス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部21により監視する監視処理を停止する。オペレーション1503においてタイマ29は時間計測を開始する。オペレーション1502及びオペレーション1503はどちらが先に実行されてもよい。
オペレーション1504ではノード装置4において、制御フレームの送信パスの切り替えが行われる。オペレーション1504における制御フレームの送信パスの切り替えは、制御フレームによってノード装置3の何らかの処理と連動して実行される処理でなくてもよい。例えば、ノード装置4は、オペレータの手動操作や、他の外部装置からの入力信号によって、制御フレームの送信パスを切り替えてもよい。
オペレーション1504による切り替えの結果、オペレーション1505においてノード装置4は、切替後の予備パス、すなわち切替前の現用パスであるパス1を経由して、制御フレームをノード装置3へ送信する。タイマ29による時間計測中に切替前の現用パスであるパス1を経由した制御フレームが受信されたとき、オペレーション1506において送信停止判定部23は、パス2経由で制御フレームを送信する送信処理をノード装置4が停止すると判定する。オペレーション1507において監視処理開始部24は、パス2経由で制御フレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部21に開始させる。
本実施例によれば、ノード装置4において、制御フレームによってノード装置3の処理と連動させずに制御フレームの送信パスを切り替えても、監視部21による警報の発生を防止することができる。これにより、本実施例による処理を行うことができないノード装置が対向ノードであった場合も、監視部21による警報を発生させずに制御フレームの送信パスを切り替えることができる。
図16は、実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第7例の概略構成図である。図16に示す構成は、開始ノードであるノード装置3にて、制御フレーム処理ユニット15が動作する際に使用される構成要素を説明している。また、図9に示す構成要素と同様の構成要素には図9で使用した参照符号と同じ参照符号を付する。参照符号30はタイマを示す。
制御フレーム処理ユニット15は、制御フレーム受信部20と、監視部21と、監視処理停止部22と、送信停止判定部23と、監視処理開始部24を備える。さらに制御フレーム処理ユニット15は、制御フレーム送信部26と、警報抑止部27と、送信パス変更部28と、タイマ30を備える。
図17は、実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第8例の概略構成図である。図17に示す構成は、対向ノードであるノード装置4にて、制御フレーム処理ユニット15が動作する際に使用される構成要素を説明している。また、図10に示す構成要素と同様の構成要素には図10で使用した参照符号と同じ参照符号を付する。制御フレーム処理ユニット15は、制御フレーム受信部40と、監視部41と、監視処理停止部42と、制御フレーム送信部44と、送信パス変更部45を備える。
図16に示す、ノード装置3の制御フレーム送信部26は、所定の制御フレームを生成し、生成された所定の制御フレームをノード装置4へ送信する。
ノード装置4がノード装置3から所定の制御フレームを受信したとき、図17に示す、ノード装置4の制御フレーム送信部44は、この制御フレームに対する応答フレームを生成し、応答フレームをノード装置3へ送信する。
ノード装置3が応答フレームを受信したとき、図17のタイマ30は時間計測を開始する。タイマ30は所定長時間の経過を監視するタイマである。タイマ30が満了したとき、送信停止判定部23は、パス2経由で制御フレームを送信する送信処理をノード装置4が停止すると判定する。
図18は、実施例に係る制御フレーム処理方法の第8例の説明図である。下記のオペレーション1800〜オペレーション1809の各オペレーションはステップであってもよい。現用系及び予備系の切り替えの際に、制御フレームの送信パスが変更される前は、オペレーション1800及び1801にて送受信される制御フレームのように、制御フレームは、切替前の予備パスであるパス2経由で伝送される。
オペレーション1802において監視処理停止部22は、冗長パスの現用系及び予備系の切り替えが生じるとき、パス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部21により監視する監視処理を停止する。
オペレーション1803において制御フレーム送信部26は、所定の制御フレームをノード装置4へ送信する。所定の制御フレームを受信することにより、ノード装置4は、制御フレームの送信パスを変更する必要があることを検出することができる。なお、所定の制御フレームは、例えば、制御フレームに格納される制御情報の所定のフラグをセットしたものであってよい。オペレーション1804において制御フレーム送信部44は、所定の制御フレームに対する応答フレームを生成し、応答フレームをノード装置3へ送信する。
オペレーション1805においてタイマ30は、時間計測を開始する。オペレーション1806においてタイマ30が満了する。タイマ30が満了すると、オペレーション1807において送信停止判定部23は、パス2経由で制御フレームを送信する送信処理をノード装置4が停止すると判定する。オペレーション1808において監視処理開始部24は、パス2経由で制御フレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部21に開始させる。
ノード装置4は、オペレーション1803において所定の制御フレームを受信した後の所定の期間の経過前に、制御フレームの送信パスの変更が完了するように構成することができる。オペレーション1809においてノード装置4が制御フレームの送信パスが変更されるまで時間計測をするように、タイマ30の待ち時間を設定する。このため、送信停止判定部23は、タイマ30の満了をもって、パス2経由で制御フレームを送信する送信処理をノード装置4が停止したと判定することができる。なお、オペレーション1802及び1803はどちらが先に実行されてもよい。またオペレーション1804及び1809は、どちらが先に実行されてもよい。
本実施例によれば、パス2経由で制御フレームを送信する送信処理をノード装置4が停止することを制御フレームを使用せずに判定することができる。このため、このため、例えば、制御フレームに格納する情報の種類を低減することができ、制御フレームにて使用されるビットの利用効率を向上することができる。
図19は、実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第9例の概略構成図である。図19に示す構成は、対向ノードであるノード装置4にて、制御フレーム処理ユニット15が動作する際に使用される構成要素を説明している。また、図6に示す構成要素と同様の構成要素には図6で使用した参照符号と同じ参照符号を付する。
参照符号46はタイマを示し、参照符号47は送信停止判定部を示し、参照符号48は監視処理開始部を示す。制御フレーム受信部40と、監視部41と、監視処理停止部42と、タイマ46と、送信停止判定部47と、監視処理開始部48を備える。
タイマ46は、ノード装置3から所定の制御フレームを受信したときに時間計測を開始し、所定の待ち時間後に満了する。所定の制御フレームは、例えば、切替前の現用パスであるパス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部41により監視する監視処理を停止すべきことを、ノード装置4に通知する制御フレームであってよい。
タイマ46が満了したとき、送信停止判定部47は、パス2経由で制御フレームを送信する送信処理をノード装置3が停止すると判定する。監視処理開始部48は、切替後の現用パスであるパス2経由で制御フレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部41に開始させる。
図20は、実施例に係る制御フレーム処理方法の第9例の説明図である。下記のオペレーション2000〜オペレーション2008の各オペレーションはステップであってもよい。現用系及び予備系の切り替えの際に、制御フレームの送信パスが変更される前は、オペレーション2000及び2001にて送受信される制御フレームのように、制御フレームは、切替前の予備パスであるパス2経由で伝送される。
オペレーション2002においてノード装置4は、所定の制御フレームを受信する。なお、所定の制御フレームは、例えば、制御フレームに格納される制御情報の所定のフラグをセットしたものであってよい。以下の説明では、所定の制御フレームは、例えば、切替前の現用パスであるパス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部41により監視する監視処理を停止すべきことを、ノード装置4に通知する制御フレームである。しかし、所定の制御フレームは、上記用途の制御フレームに限定されない。所定の制御フレームは、他の用途に使用される制御フレームであってもよい。
所定の制御フレームが受信されたとき、オペレーション2003において監視処理停止部42は、パス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部41により監視する監視処理を停止する。オペレーション2004においてタイマ46は、時間計測を開始する。オペレーション2005においてタイマ46が満了する。タイマ46が満了すると、オペレーション2006において送信停止判定部47は、パス2経由で制御フレームを送信する送信処理をノード装置3が停止すると判定する。オペレーション2007において監視処理開始部48は、パス2経由で制御フレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部41に開始させる。
ノード装置3は、オペレーション2002において所定の制御フレームを送信した後の所定の期間の経過前に、制御フレームの送信パスの変更が完了するように構成することができる。オペレーション2008においてノード装置3が制御フレームの送信パスが変更されるまで時間計測をするように、タイマ46の待ち時間を設定する。このため、送信停止判定部47は、タイマ46の満了をもって、パス2経由で制御フレームを送信する送信処理をノード装置3が停止したと判定することができる。なお、オペレーション2002及び2008は、どちらが先に実行されてもよい。また、オペレーション2003及び2004は、どちらが先に実行されてもよい。
本実施例によれば、パス2経由で制御フレームを送信する送信処理をノード装置3が停止することを制御フレームを使用せずに判定することができる。このため、このため、例えば、制御フレームに格納する情報の種類を低減することができ、制御フレームにて使用されるビットの利用効率を向上することができる。
図21は、実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第10例の概略構成図である。図21に示す構成は、開始ノードであるノード装置3にて、制御フレーム処理ユニット15が動作する際に使用される構成要素を説明している。また、図9に示す構成要素と同様の構成要素には図9で使用した参照符号と同じ参照符号を付する。参照符号31は異常判定部を示す。
制御フレーム処理ユニット15は、制御フレーム受信部20と、監視部21と、監視処理停止部22と、送信停止判定部23と、監視処理開始部24を備える。また制御フレーム処理ユニット15は、制御フレーム送信部26と、警報抑止部27と、送信パス変更部28と、異常判定部31を備える。
図22は、実施例に係る制御フレーム処理ユニットの第11例の概略構成図である。図22に示す構成は、対向ノードであるノード装置4にて、制御フレーム処理ユニット15が動作する際に使用される構成要素を説明している。また、図10に示す構成要素と同様の構成要素には図10で使用した参照符号と同じ参照符号を付する。参照符号48は監視処理監視部を示し、参照符号49はタイマを示す。制御フレーム処理ユニット15は、制御フレーム受信部40と、監視部41と、監視処理停止部42と、制御フレーム送信部44を備える。また、制御フレーム処理ユニット15は、監視処理監視部48と、タイマ49を備える。
図21に示す、ノード装置3の制御フレーム送信部26は、所定の第1制御フレームを生成する。第1制御フレームは、切替前の現用パスであるパス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部41により監視する監視処理を停止すべきことを、監視処理停止部42に通知する制御フレームである。
所定の第1制御フレームに対してノード装置4から送信される応答フレームをノード装置3が受信したとき、制御フレーム送信部26は所定の第2制御フレームを生成する。以下の説明では、所定の第2制御フレームは、ノード装置3が切替後の現用パスであるパス2経由の制御フレームの送信処理を停止することをノード装置4へ通知する制御フレームである。しかし、所定の第2制御フレームは、上記用途の制御フレームに限定されない。所定の制御フレームは、他の用途に使用される制御フレームであってもよい。所定の第1制御フレーム及び第2制御フレームは、制御フレーム送信部26によってノード装置4へ送信される。
異常判定部31は、ノード装置3が、所定の第1制御フレームに対する応答を受信する前に、所定の第2制御フレームに対する応答が受信されたとき、異常が生じたと判定する。図22に示す、ノード装置4の制御フレーム送信部44は、所定の第1制御フレーム及び第2制御フレームに対する応答フレームを生成し、応答フレームをノード装置3へ送信する。
タイマ49は、ノード装置3から所定の第1制御フレームを受信したときに時間計測を開始し、所定の待ち時間後に満了する。タイマ49が時間計測を開始するトリガは、所定の第1制御フレームの受信でもよく、所定の第1制御フレームに対する応答フレームの送信でもよい。タイマ49が時間計測を開始するトリガは、所定の第1制御フレームの受信に応じて、監視処理停止部42が監視部41による監視処理を停止したことであってもよい。
監視処理開始部48は、ノード装置3から所定の第2制御フレームを受信したとき、切替後の現用パスであるパス2経由で制御フレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部41に開始させる。監視処理開始部48は、タイマ49が満了する場合も、切替後の現用パスであるパス2経由で制御フレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部41に開始させる。制御フレーム送信部44は、タイマ49が満了するとき、第2制御フレームに対する応答フレームを生成し、この応答フレームをノード装置3へ送信する。
図23及び図24は、実施例に係る制御フレーム処理方法の第10例及び第11例の説明図である。下記のオペレーション2300〜オペレーション2309の各オペレーションはステップであってもよい。
図23を参照する。オペレーション2300において制御フレーム送信部26は、所定の第1制御フレームを生成する。所定の第1制御フレームは制御フレーム送信部26によってノード装置4へ送信される。オペレーション2301において監視処理停止部42は、切替前の現用パスであるパス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部41により監視する監視処理を停止する。
オペレーション2302においてノード装置4の制御フレーム送信部44は、所定の第1制御フレームに対する応答フレームを作成し、この応答フレームをノード装置3へ送信する。オペレーション2303においてタイマ49は、時間計測を開始する。オペレーション2301〜2303は、どの順序で実行されてもよい。
図23の例では、所定の第1制御フレームに対する応答フレームはノード装置3へ到達する。ノード装置3が所定の第1制御フレームに対する応答フレームを受信すると、オペレーション2304において送信パス変更部28は、制御フレームを送信する送信パスを、パス2からパス1へと切り替える。このため、ノード装置3からノード装置4へのパス2経由の制御フレームの送信が停止される。オペレーション2305において制御フレーム送信部26は所定の第2制御フレームを生成し、所定の第2制御フレームをノード装置4へ送信する。なお、オペレーション2304及び2305は、どちらが先に実行されてもよい。
図23の例では、所定の第2制御フレームが伝送途中で消失し、ノード装置4へ到達しない。オペレーション2306においてタイマ49が満了すると、オペレーション2307において監視処理開始部48は、切替後の現用パスであるパス2経由で制御フレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部41に開始させる。オペレーション2308において制御フレーム送信部44は、第2制御フレームに対する応答フレームを生成し、この応答フレームをノード装置3へ送信する。オペレーション2307及び2308はどちらが先に実行されてもよい。
図23の例では、タイマ49が満了したとき、ノード装置4が所定の第2制御フレームが受信されたのと同様に動作する。したがって、ノード装置4において所定の第2制御フレームを受信しない原因が、所定の第2制御フレームの消失である場合には、ノード装置3の動作とノード装置4の動作との間の食い違いが生じることが防止される。
図24の例では、所定の第1制御フレームに対してオペレーション2302において送信される応答フレームが消失する。この場合、ノード装置3が応答フレームを受信しないので、所定の第2制御フレームが送信されない。この結果、オペレーション2306においてタイマ49が満了し、オペレーション2308において所定の第2制御フレームに対する応答フレームがノード装置3へ送信される。
オペレーション2309において異常判定部31は、所定の第1制御フレームに対する応答を受信する前に、所定の第2制御フレームに対する応答が受信されので、異常の発生を検出する。
受信する予定であった所定の第2制御フレームをノード装置4が受信できないとき、その原因としては、所定の第1制御フレームに対する応答フレームの消失か、所定の第2制御フレームの消失が考えられる。本実施例では、第2制御フレームをノード装置4が受信できなくても、タイマ49が満了したとき、ノード装置4は、所定の第2制御フレームが受信したのと同様に動作する。
このように動作することにより、所定の第2制御フレームの消失した場合には、ノード装置3の動作とノード装置4の動作との間の食い違いが生じない。一方で、所定の第1制御フレームに対する応答フレームが消失した場合には、ノード装置3の異常判定部31によって検出することが可能となる。
本実施例では、現用系及び予備系間の切り替え処理は、開始ノードであるノード装置3により開始され、対向ノードであるノード装置4は、ノード装置3から受信する制御フレームに応じて切り替え処理を実行する。このため、対向ノードでなく開始ノードにおいてエラーを検出できるように構成することにより、切り替え処理を実施するための制御プログラムにおけるエラー処理を容易にすることができる。
図25は、実施例に係るノード装置の第2例の概略構成図である。参照符号100、102及び105はデータ受信部を示し、参照符号101、103及び104はデータ送信部を示し、参照符号106〜108はデータ転送部を示す。参照符号110及び111はAPS抽出部を示し、参照符号112はAPS受信部を示し、参照符号113はAPS処理部を示し、参照符号114はAPS送信部を示す。
図1に示したノード装置3は、データ受信部100、102及び105、データ送信部101、103及び104、並びにデータ転送部106〜108を備える。またノード装置3は、APS抽出部110及び111、APS受信部112、APS処理部113、並びにAPS送信部114を備える。ノード装置4もノード装置3と同様の構成を備えていてよい。
ノード装置3及びノード装置4は、例えば、ITU−T勧告G.8031勧告にて定められるイーサネット(登録商標)リニアプロテクション機能を有するイーサネット(登録商標)伝送装置であってよい。ノード装置3及びノード装置4は、APSフレームを使用して保護切替を制御する。APSフレームは、例えばイーサネット(登録商標)OAMフレームであってよい。
データ受信部100及び102は、それぞれパス1及びパス2が設定される伝送路に接続され、パス1及びパス2上で伝送される所定の形式のデータフレームを受信する。データ受信部105は、通信装置Aへ至る伝送路に接続され、この伝送路上で設定されたパス上で伝送されるデータフレームを受信する。データ送信部101及び103は、それぞれパス1及びパス2が設定される伝送路に接続され、パス1及びパス2上で伝送される所定の形式のデータフレームを送信する。データ送信部104は、通信装置Aへ至る伝送路に接続され、この伝送路上で設定されたパス上で伝送されるデータフレームを送信する。
データ転送部106、107及び108は、それぞれデータ受信部100、102及び105が受信したデータフレームの転送経路を、そのヘッダ情報に基づいて決定し、宛先適切な出力先のデータ送信部101、103及び104へ転送する。
APS抽出部110及び111は、それぞれデータ受信部100及び102が受信したデータフレームからAPSフレームを抽出し、抽出したAPSフレームをAPS受信部112へ転送する。
APS受信部112は、APS抽出部110及び111からAPSフレームを受信し、フレームを解析するとともに、APSフレームに含まれていた制御信号をAPS処理部113へ出力する。APS受信部112は、受信したAPSフレームが、各伝送路に接続されたポートのうちどのポートから受信したフレームであるかをAPS処理部113へ通知する。
APS処理部113は、APSフレームに格納されている情報に従って、トラヒックを送受信するパスとAPSフレームを送受信するパスを決定する。また、現用パスを経由してAPSフレームが受信されたとき、パスの誤設定を検出し警報信号を生成する。さらにAPS処理部113は、以下に説明するAPSフレームに関する処理を実行する。APS送信部114は、APS処理部113からの指示に従いAPSフレームを生成し、適切な出力先のデータ送信部へ転送する。
上記各構成要素100〜114は、ノード装置3に設けられる複数のユニットに分散して配置されてもよい。例えば、ある構成例では、各構成要素100〜114は以下のように配置される。APS受信部112、APS処理部113及びAPS送信部114は、図2に示す制御フレームユニット15に設けられていてよい。
データ受信部100、データ送信部101及びAPS抽出部110は、図2に示すLIU11に設けられていてよい。データ受信部102、データ送信部103及びAPS抽出部111は、LIU12に設けられていてよい。データ受信部105及びデータ送信部104は、LIU13に設けられていてよい。
データ転送部106は、受信フレームのヘッダ情報の宛先アドレスに対応するLIUが接続されているスイッチ14のインタフェースの識別子を、LIU11において付与する機能とスイッチ14とによって実現されてよい。データ転送部107は、受信フレームのヘッダ情報の宛先アドレスに対応するLIUが接続されているスイッチ14のインタフェースの識別子を、LIU12において付与する機能とスイッチ14とによって実現されてよい。データ転送部108は、受信フレームのヘッダ情報の宛先アドレスに対応するLIUが接続されているスイッチ14のインタフェースの識別子をLIU13において付与する機能とスイッチ14とによって実現されてよい。
但し、上記配置例は一例であって、ノード装置3には、構成要素100〜114を様々な配置で設けることが可能である。
図26は、CPUを用いて実施例に係るAPS処理部113を実現したハードウエア構成図である。参照符号120はCPUを示し、参照符号121は第1記憶部を示し、参照符号122は第2記憶部を示し、参照符号123はインタフェースを示す。第1記憶部120、第2記憶部122、及びインタフェース123は、バス124を介してCPU50に接続されている。
APS処理部113は、CPU120と、第1記憶部121と、第2記憶部122と、インタフェース123を備える。CPU120は、第2記憶部122に記憶される処理プログラム125を実行することにより、APS処理部113の動作を制御する。第1記憶部121は、CPU120による処理プログラム125の実行に必要なデータを記憶し、また処理プログラム125の実行の際に生成される一時的なデータを記憶する。第1記憶部121は、例えば、ランダムアクセスメモリであってよい。第2記憶部122は、処理プログラム125や、APS処理部113の動作に必要な各種の設定データを記憶する不揮発性の記憶装置である。
インタフェース123は、APS受信部112及びAPS送信部114と、APS処理部113との間でデータを送受信するためのインタフェース装置である。なお、CPU120が処理プログラム125を実行することによって、APS受信部112及びAPS送信部114による処理が実行されてもよい。この場合には、インタフェース123は、APS抽出部110及び111並びにデータ送信部101及び103と、APS処理部113との間でデータを送受信するためのインタフェース装置である。
図27は、実施例に係るAPS処理部113の第1例のブロック図である。参照符号130は監視部を示し、参照符号131は監視処理停止部を示し、参照符号132は送信停止判定部を示し、参照符号133は監視処理開始部を示し、参照符号134は送信パス変更部を示す。
参照符号135は警報抑止部を示し、参照符号136は第1タイマを示し、参照符号137は第2タイマを示し、参照符号138は第3タイマを示し、参照符号139は異常判定部を示す。図26のCPU120が処理プログラム125を実行することにより、これらの構成要素130〜139により実行される各処理が実施される。構成要素130〜139が実行する各処理は以下に説明する。
APS処理部113は、監視部130と、監視処理停止部131と、送信停止判定部132と、監視処理開始部133と、送信パス変更部134を備える。また、APS処理部113は、警報抑止部135と、第1タイマ136と、第2タイマ137と、第3タイマ138と、異常判定部139を備える。
監視部130は、現用パスとして使用されているパスを経由してAPSフレームが受信されたか否かを監視する。APSフレームが現用パスを経由して受信されたときには、監視部130は、パスの誤設定が発生したと判断して警報を発生させる。
監視処理停止部131は、切替通知信号に従って、現用系及び予備系の切り替えの際に、切替前の現用パス経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視部130により監視する監視処理を停止する。また、監視処理停止部131は、開始ノードから切替通知フレームを受信したとき、切替前の現用パス経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視部130により監視する監視処理を停止する。
切替通知フレームは、現用系及び予備系の切り替えの際に、開始ノードから対向ノードへ送信されるAPSフレームである。例えば切替通知フレームは、以下のように切替フラグがセットされたAPSフレームであってよい。
図28は、APSフレームの説明図である。APSフレームとして使用されるOAMフレームは、「MEL」フィールド、「Version」フィールド、「OpCode」フィールド、「Flags」フィールド、「TLV Offset」フィールド、APS固有情報、「END TLV」フィールドを含む。
「MEL」フィールドには、冗長パスが形成された始点ノード装置及び終点ノード装置のメンテナンスエンティティグループのレベルが格納される。またAPSフレームの場合、「Version」フィールド、「OpCode」フィールド、「Flags」フィールド、「TLV Offset」フィールド及び「END TLV」フィールドには、それぞれ値「0」、「39」、「0」、「4」及び「0」が格納される。
図29は、APSフレームに含まれるAPS固有情報のフォーマットの説明図である。APS固有情報は、「Request/State」フィールドと、「Protection Type」フィールド、「Requested Signal」フィールドと、「Brogded Signal」フィールドと、予約領域(Reserved)を含む。
「Request/State」フィールドには、切り替え要求や状態を示す制御情報が格納される。本例では4ビットのデータ領域が「Request/State」フィールドに割り当てられている。「Request/State」フィールドに所定の値を格納することにより、切替フラグがセットされてもよい。この所定の値は、例えば現在未使用の値である「0110」であってよい。
図27を参照する。送信停止判定部132は、開始ノードから停止通知フレームを受信したとき、切替後の現用パス経由でAPSフレームを送信する送信処理を、開始ノードが停止すると判定する。または送信停止判定部132は、対向ノードから停止応答フレームを受信したとき、切替後の現用パス経由でAPSフレームを送信する送信処理を、対向ノードが停止すると判定する。
停止通知フレームは、切替後の現用パス経由でAPSフレームを送信する送信処理を、開始ノードが停止するときに、開始ノードから対向ノードへ送信されるAPSフレームである。停止応答フレームは、停止通知フレームに応答するAPSフレームであって、切替後の現用パス経由でAPSフレームを送信する送信処理を、対向ノードが停止するときに、対向ノードから開始ノードへ送信される。
例えば停止通知フレーム及び停止応答フレームは、「Request/State」フィールドに所定の値を格納することにより、停止フラグがセットされたAPSフレームであってよい。この所定の値は、例えば現在未使用の値である「0011」であってよい。
監視処理開始部133は、送信停止判定部132が切替後の現用パス経由でAPSフレームを送信する送信処理が停止されたと判定したとき、切替後の現用パス経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部130に開始させる。また監視処理開始部133は、第1タイマ136が満了したときに、切替前の現用パス経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部130に再開させる。また監視処理開始部133は、第2タイマ137又は第3タイマ138が満了したときに、切替後の現用パス経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部130に開始させる。
送信パス変更部134は、対向ノードから切替応答フレームを受信したとき、APSフレームを送信する送信パスを、切替前の予備パスから切替後の予備パスへ切り替える。すなわち、送信パス変更部134は、切替後の現用パスから切替前の現用パスへ切り替える。
切替応答フレームは、切替通知フレームに応答するAPSフレームであって、切替前の現用パス経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視部130により監視する監視処理を、対向ノードが停止したときに送信される。例えば切替応答フレームは、切替フラグがセットされたAPSフレームであってよい。
また、送信パス変更部134は、第2タイマ127が満了したとき、APSフレームを送信する送信パスを、切替前の予備パスから切替後の予備パスへ切り替える。
警報抑止部135は、現用系及び予備系の切り替えの際に、APS送信部114により切替通知フレームを対向ノードへ送信することにより、対向ノードの監視部130による警報の発生を抑止する。
開始ノードの第1タイマ136は、切替通知フレームが送信されるとき、この切替通知フレームに対する切替応答フレームの受信待ち許容時間の経過を監視する。対向ノードの第2タイマ137は、切替応答フレームが送信されるとき、この切替応答フレームを受信した開始ノードから送信される停止通知フレームの受信待ち許容時間の経過を監視する。開始ノードの第3タイマ138は、停止通知フレームが送信されるとき、この停止通知フレームに対する停止応答フレームの受信待ち許容時間の経過を監視する。
APS送信部114は、警報抑止部135からの指示に従って、切替通知フレームを生成し対向ノードへ送信する。また、APS送信部114は、切替通知フレーム及び停止通知フレームを受信したとき、それぞれ切替応答フレーム及び停止応答フレームを生成し、開始ノードへ送信する。APS送信部114は、切替応答フレームを受信したとき、停止通知フレームを生成し、対向ノードへ送信する。また、APS送信部114は、第2タイマ137が満了したとき、切替応答フレームを生成し、開始ノードへ送信する。
異常判定部139は、切替応答フレームを受信する前に、対向ノードから停止応答フレームを受信したとき、開始ノードの動作と対向ノードの動作との間の食い違いが生じる異常が生じたと判定する。異常判定部139は、例えば、第3タイマ138が時間計測を開始していないのにも関わらず対向ノードから停止応答フレームを受信したとき、上記異常が生じたと判定してよい。
図30は、開始ノードにおける切替処理の第1例の説明図である。別な実施の態様においては、下記のオペレーション2801〜オペレーション2805の各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーション2801においてノード装置3の監視処理停止部131は、冗長パスの現用系及び予備系の切り替えが生じるとき、パス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部130により監視する監視処理を停止する。
オペレーション2802において警報停止抑止部135は、APSフレーム送信部114によって、切替通知フレームをノード装置4へ送信する。図31は、実施例に係るAPSフレームの送受信処理の第1例の説明図である。別な実施の態様においては、下記のオペレーション3100〜オペレーション3107の各オペレーションはステップであってもよい。
現用系及び予備系の切り替えの際に、APSフレームの送信パスが変更される前は、オペレーション3100及び3101にて示すように、APSフレームは、切替前の予備パスであるパス2経由で伝送される。図30のオペレーション2802により、図31のオペレーション3102のように切替通知フレームが、ノード装置3からノード装置4へ送信される。
図30を参照する。オペレーション2803において第1タイマ136が起動する。オペレーション2802及び2803はどちらが先に実行されてもよい。オペレーション2804において第1タイマ136は、所定の受信許容待ち時間が経過するか否かを監視する。所定の受信許容待ち時間が経過したとき(オペレーション2804:Y)、オペレーション2805においてノード装置3は、後述の第1タイムアウト処理を実行する。所定の受信許容待ち時間が経過しないとき(オペレーション2804:N)、ノード装置3はオペレーション2804を反復し、切替応答フレームの受信を待つ。
図32は、切替フラグがセットされたAPSフレームを受信したときの処理の第1例の説明図である。切替フラグがセットされたAPSフレームには、切替通知フレームと切替応答フレームとがある。別な実施の態様においては、下記のオペレーション3200〜オペレーション3212の各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーション3200において切替フラグがセットされたAPSフレームを受信したノード装置のAPS処理部113は、第1タイマ136が動作しているか否かを判定する。第1タイマ136が動作していないとき(オペレーション3200:N)、このノード装置は対向ノードであり、APS処理部113は処理をオペレーション3201へ移行する。第1タイマ136が動作しているとき(オペレーション3200:Y)、このノード装置は開始ノードであり、APS処理部113は処理をオペレーション3206へ移行する。
オペレーション3201〜3205の各処理は、対向ノードであるノード装置4において実行される。オペレーション3201において監視処理停止部131は、パス1経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視部130により監視する監視処理を停止する。
オペレーション3202においてAPSフレーム送信部114は、切替応答フレームをパス2経由でノード装置3へ送信する。オペレーション3202により、図31のオペレーション3103のように切替応答フレームが、ノード装置4からノード装置3へ送信される。
図32のオペレーション3203において第2タイマ137が起動する。オペレーション3201〜3203はどの順序で実行されてもよい。オペレーション3204において第2タイマ137は、所定の受信許容待ち時間が経過するか否かを監視する。所定の受信許容待ち時間が経過したとき(オペレーション3204:Y)、オペレーション3205においてノード装置4は、後述の第2タイムアウト処理を実行する。所定の受信許容待ち時間が経過しないとき(オペレーション3204:N)、ノード装置4はオペレーション3204を反復し、停止通知フレームの受信を待つ。
オペレーション3206〜3212の各処理は、開始ノードであるノード装置3において実行される。オペレーション3206において第1タイマ136の時間計測が停止される。オペレーション3207において送信パス変更部134は、APSフレームの送信パスをパス2からパス1へ切り替えるため、APS送信部114に、パス1経由でのAPSフレームの送信を開始させる。
オペレーション3208においてAPS送信部114は、停止通知フレームをパス2経由でノード装置4へ送信する。オペレーション3208により、図31のオペレーション3104のように停止通知フレームが、ノード装置3からノード装置4へ送信される。
図32のオペレーション3209においてAPS送信部114は、APSフレームの送信パスの切り替えに伴い、パス2経由でのAPSフレームの送信を停止する。オペレーション3210において第3タイマ138が起動する。オペレーション3207〜3210は、どの順序で実行されてもよい。
オペレーション3211において第3タイマ138は、所定の受信許容待ち時間が経過するか否かを監視する。所定の受信許容待ち時間が経過したとき(オペレーション3211:Y)、オペレーション3212においてノード装置3は、後述の第3タイムアウト処理を実行する。所定の受信許容待ち時間が経過しないとき(オペレーション3211:N)、ノード装置3はオペレーション3211を反復し、停止応答フレームの受信を待つ。
図33は、停止フラグがセットされたAPSフレームを受信したときの処理の例の説明図である。停止フラグがセットされたAPSフレームには、停止通知フレームと停止応答フレームとがある。別な実施の態様においては、下記のオペレーション3300〜オペレーション3309の各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーション3300において停止フラグがセットされたAPSフレームを受信したノード装置のAPS処理部113は、第2タイマ137が動作しているか否かを判定する。第2タイマ137が動作しているとき(オペレーション3300:Y)、このノード装置は対向ノードであり、APS処理部113は処理をオペレーション3301へ移行する。第2タイマ137が動作していないとき(オペレーション3200:N)、このノード装置は開始ノードであり、APS処理部113は処理をオペレーション3306へ移行する。
オペレーション3301〜3305の各処理は、対向ノードであるノード装置4において実行される。オペレーション3301において第2タイマ137の時間計測が停止される。オペレーション3302において送信パス変更部134は、APSフレームの送信パスをパス2からパス1へ切り替えるため、APS送信部114に、パス1経由でのAPSフレームの送信を開始させる。
オペレーション3303においてAPS送信部114は、停止応答フレームをパス2経由でノード装置3へ送信する。オペレーション3303により、図31のオペレーション3105のように停止通知フレームが、ノード装置4からノード装置3へ送信される。ノード装置3及びノード装置4において、APSフレームの送信パスが切り替わることにより、オペレーション3106及び3107にて示すように、APSフレームは、切替後の予備パスであるパス1経由で伝送される。
図33を参照する。オペレーション3304においてAPS送信部114は、APSフレームの送信パスの切り替えに伴い、パス2経由でのAPSフレームの送信を停止する。オペレーション3305において送信停止判定部132は、停止通知フレームの受信によって、パス2経由でAPSフレームを送信する送信処理をノード装置3が停止すると判定する。監視処理開始部133は、パス2経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部130に開始させる。オペレーション3301〜3305は、どの順序で実行されてもよい。
オペレーション3306〜3309の各処理は、開始ノードであるノード装置3において実行される。オペレーション3306において異常判定部139は、第3タイマ138が動作中であるか否かを判定する。第3タイマ138が動作中であるとき(オペレーション3306:Y)、処理はオペレーション3307へ進む。第3タイマ138が動作中でないとき(オペレーション3306:N)、処理はオペレーション3309へ進む。
オペレーション3307において第3タイマ138の時間計測が停止される。オペレーション3308において送信停止判定部132は、停止応答フレームの受信によって、パス2経由でAPSフレームを送信する送信処理をノード装置4が停止すると判定する。監視処理開始部133は、パス2経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部130に開始させる。オペレーション3307及び3308はどちらが先に実行されてもよい。オペレーション3309において異常判定部139は、開始ノードの動作と対向ノードの動作との間の食い違いが生じる異常が生じたと判定する。
図34は、第1タイムアウト処理2805の説明図である。下記のオペレーション3401〜オペレーション3402の各オペレーションはステップであってもよい。第1タイマ136が満了する場合、すなわち切替応答フレームが受信できないときは、ノード装置3は、一度開始したAPSフレームの送信パスの切り替え処理を中止する。このため、オペレーション3401においてノード装置3のAPS送信部114は、パス2経由でのAPSフレームの送信を再開する。オペレーション3402において、ノード装置3の監視処理開始部133は、切替前の現用パスであるパス1経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部130に再開させる。
切替応答フレームを受信できない原因としては、切替通知フレームの消失と切替応答フレームの消失がある。切替応答フレームを受信できない原因が切替通知フレームの消失であったにも関わらず、切替応答フレームの消失が原因だと判断して、ノード装置3がAPSフレームの送信パスの切り替え処理を進める場合を考える。この場合は、切り替え処理を先に進めるノード装置3と、切り替え処理を開始していないノード装置4との間の動作の食い違いが生じる。
ここで、切替通知フレームは、本実施例による開始ノード及び対向ノード間におけるAPSフレームの送信パスの切り替え処理の中で最初に送信されるAPSフレームである。このため、切替応答フレームを送信する時点において、切替通知フレームを通知するパスがAPSフレームを良好に送信できる状態であるかどうか不明なことがある。
このような場合には、切替応答フレームを受信できない原因が、切替応答フレームよりも、むしろ切替通知フレームの消失にあると仮定した方が妥当である。したがって、切替応答フレームが受信できない場合にAPSフレームの送信パスの切り替え処理を中止することによって、ノード装置3の動作とノード装置4との間の動作に食い違いが生じる可能性を低減することができる。
図35の(A)は第2タイムアウト処理3205の第1例の説明図である。第2タイマ137が満了する場合、すなわち停止通知フレームが受信できないときは、ノード装置4は、停止通知フレームを受信できた場合と同様に、オペレーション3302以降の処理を続行する。
停止通知フレームを受信できない原因としては、切替応答フレームの消失と停止通知フレームの消失がある。図36は、停止通知フレームを受信できない場合の説明図である。オペレーション3600にてノード装置3がノード装置4へ切替通知フレームを送信すると、オペレーション3602にてノード装置4は、切替応答フレームをノード装置3へ送信する。
切替応答フレームを受信したノード装置4は、オペレーション3603にて停止通知フレームをノード装置4へ送信する。したがって、切替通知フレームを受信したとき動作を始める第2タイマ137が満了する原因には、切替応答フレームの消失と停止通知フレームの消失が考えられる。
切替応答フレームが消失したとき、上述の通りノード装置3は切り替え処理を中止する。このため、ノード装置4も切り替え処理を中止すれば、ノード装置3の動作とノード装置4との間の動作の食い違いを回避できる。停止通知フレームが消失した場合、ノード装置3は切り替え処理を続行しているので、ノード装置4も切り替え処理を進めれば、ノード装置3の動作とノード装置4との間の動作の食い違いを回避できる。
反対に、停止通知フレームが消失したにも関わらず、ノード装置4で切り替え処理を中止すれば、ノード装置3の動作とノード装置4との間の動作の食い違いが生じる。切替応答フレームが消失したにも関わらず、ノード装置4で切り替え処理を続行しても、同様である。これらの場合には、ノード装置3の動作とノード装置4との間の動作の食い違いに対応するために何らかのエラー処理が必要になる。
第2タイマ137のタイムアウトの原因が切替応答フレームの消失にあり、かつノード装置4が切り替え処理を進める場合を想定する。第2タイマ137のタイムアウトによってノード装置4が処理を進めると、ノード装置4は、オペレーション3604において停止応答フレームをノード装置3へ送信する。するとノード装置3では、切替応答フレームを受信することなく予期しない停止応答フレームを受信したことにより、ノード装置3の動作とノード装置4との間の動作の食い違いを検出できる。
本実施例では、切替処理は開始ノードであるノード装置3により開始され、対向ノードであるノード装置4はノード装置3の処理に追従するように切替処理を実行する。このため、本実施例のようにノード装置3においてノード装置3の動作とノード装置4との間の動作の食い違いを検出することによって、切替処理を実施するための制御プログラムの処理を容易にすることが可能となる。
図35の(B)は第3タイムアウト処理3212の第1例の説明図である。第3タイマ138が満了する場合、すなわち停止応答フレームが受信できないときは、ノード装置3は、停止応答フレームを受信できた場合と同様に、オペレーション3308以降の処理を続行する。
ノード装置3が停止応答フレームの受信を待っている時点では、ノード装置4は、切替通知フレームを既に受信している。この場合、上述の通りノード装置4は、停止通知フレームを受信できなくても切り替え処理を進める。したがって、ノード装置3が停止応答フレームを受信できない場合には、切り替え処理を進めることによって、ノード装置3の動作とノード装置4との間の動作に食い違いを防止できる。
本実施例によれば、誤設定の検出機能による警報を発生させずにAPSレームの送信パスを変更することが可能になる。
図37は、実施例に係るAPSフレームの送受信処理の第2例の説明図である。下記のオペレーション3801及び3802はステップであってもよい。本実施例では、図31のAPSフレームの送受信処理において停止通知フレーム及び停止応答フレームを送信するのに代えて、それぞれオペレーション3801及び3802においてパス1経由でAPSフレームが送信される。
対向ノードの送信停止判定部132は、APSフレームを受信するパスが、切替後の現用パスであるパス2から切替前の現用パスであるパス1に変わったとき、パス2経由でAPSフレームを送信する送信処理を、開始ノードが停止すると判定する。また、開始ノードの送信停止判定部132は、APSフレームを受信するパスが、切替後の現用パスであるパス2から切替前の現用パスであるパス1に変わったとき、パス2経由でAPSフレームを送信する送信処理を、対向ノードが停止すると判定する。
図38は、切替フラグがセットされたAPSフレームを受信したときの処理の第2例の説明図である。下記のオペレーション3700はステップであってもよい。オペレーション3200〜3206及びオペレーション3209〜3212における処理は、図32を参照して説明した処理と同様である。オペレーション3206の後、オペレーション3700において、ノード装置3の送信パス変更部134は、APSフレームの送信パスをパス2からパス1へ切り替えるため、APS送信部114に、パス1経由でのAPSフレームの送信を開始させる。オペレーション3700の後、処理はオペレーション3209へ移行する。但し、オペレーション3700、3209及び3210は、どの順序で実行されてもよい。
図39は、パス1経由でAPSフレームを受信した場合の処理の第1例の説明図である。別な実施の態様においては、下記のオペレーション3900〜オペレーション3908の各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーション3900においてパス1経由でAPSフレームを受信したノード装置のAPS処理部113は、第2タイマ137が動作しているか否かを判定する。第2タイマ137が動作しているとき(オペレーション3900:Y)、このノード装置は対向ノードであり、APS処理部113は処理をオペレーション3901へ移行する。第2タイマ137が動作していないとき(オペレーション3900:N)、このノード装置は開始ノードであり、APS処理部113は処理をオペレーション3905へ移行する。
オペレーション3901〜3904の各処理は、対向ノードであるノード装置4において実行される。オペレーション3901において第2タイマ137の時間計測が停止される。オペレーション3902において送信パス変更部134は、APSフレームの送信パスをパス2からパス1へ切り替えるため、APS送信部114に、パス1経由でのAPSフレームの送信を開始させる。
オペレーション3903においてAPS送信部114は、APSフレームの送信パスの切り替えに伴い、パス2経由でのAPSフレームの送信を停止する。オペレーション3904において送信停止判定部132は、ノード装置3から受信するAPSフレームの送信パスがパス1へ変更されたことによって、パス2経由でAPSフレームを送信する送信処理をノード装置3が停止すると判定する。監視処理開始部133は、パス2経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部130に開始させる。オペレーション3901〜3904は、どの順序で実行されてもよい。
オペレーション3305〜3908の各処理は、開始ノードであるノード装置3において実行される。オペレーション3905において異常判定部139は、第3タイマ138が動作中であるか否かを判定する。第3タイマ138が動作中であるとき(オペレーション3905:Y)、処理はオペレーション3906へ進む。第3タイマ138が動作中でないとき(オペレーション3905:N)、処理はオペレーション3908へ進む。
オペレーション3906において第3タイマ138の時間計測が停止される。オペレーション3907において送信停止判定部132は、ノード装置4から受信するAPSフレームの送信パスがパス1へ変更されたことによって、パス2経由でAPSフレームを送信する送信処理をノード装置4が停止すると判定する。監視処理開始部133は、パス2経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部130に開始させる。オペレーション3906及び3907はどちらが先に実行されてもよい。
オペレーション3908において異常判定部139は、開始ノードの動作と対向ノードの動作との間の食い違いが生じる異常が生じたと判定する。
図40は、第2タイムアウト処理の第2例の説明図である。第2タイマ137が満了する場合、すなわちパス1経由でAPSフレームを受信できないときは、ノード装置4は、パス1経由でAPSフレームを受信した場合と同様に、オペレーション3902以降の処理を続行する。
本実施例によれば、停止フラグを使用せずに、切替後の現用パス経由のAPSフレームの送信処理を停止することを通知することができる。このため、APSフレームのフラグに割り当てる情報を節約することができ、APSフレームのフラグの利用効率を向上することができる。
図41は、実施例に係るAPS処理部113の第2例のブロック図である。図27に示す構成要素と同様の構成要素には図27で使用した参照符号と同じ参照符号を付する。参照符号140は第4タイマを示し、参照符号141は第5タイマを示す。図26のCPU120が処理プログラム125を実行することにより、これらの構成要素130〜136及び140〜141により実行される各処理が実施される。
APS処理部113は、監視部130と、監視処理停止部131と、送信停止判定部132と、監視処理開始部133と、送信パス変更部134を備える。また、APS処理部113は、警報抑止部135と、第1タイマ136と、第4タイマ140と、第5タイマ141を備える。
対向ノードの第4タイマ140は、切替応答フレームが送信されるとき、所定長の期間の経過を監視する。開始ノードの第5タイマ141は、切替通知フレームが送信されるとき、所定長の期間の経過を監視する。対向ノードの送信停止判定部132は、第4タイマ140が満了したとき、切替後の現用パス経由でAPSフレームを送信する送信処理を、開始ノードが停止すると判定する。開始ノードの送信停止判定部132は、第5タイマ141が満了したとき、切替後の現用パス経由でAPSフレームを送信する送信処理を、対向ノードが停止すると判定する。対向ノードの送信パス変更部134は、第4タイマ140が満了したとき、APSフレームを送信する送信パスを、切替前の予備パスから切替後の予備パスへ切り替える。
以下、図41のAPS処理部113の動作を説明する。開始ノードであるノード装置3では、図30を参照して説明したオペレーション2801〜2805が実施される。図42は、実施例に係るAPSフレームの送受信処理の第3例の説明図である。図30のオペレーション2802により、図42のオペレーション3102のように切替通知フレームが、ノード装置3からノード装置4へ送信される。
図43は、切替フラグがセットされたAPSフレームを受信したときの処理の第3例の説明図である。別な実施の態様においては、下記のオペレーション4300〜オペレーション4311の各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーション4300において切替フラグがセットされたAPSフレームを受信したノード装置のAPS処理部113は、第1タイマ136が動作しているか否かを判定する。第1タイマ136が動作していないとき(オペレーション4300:N)、このノード装置は対向ノードであり、APS処理部113は処理をオペレーション4301へ移行する。第1タイマ136が動作しているとき(オペレーション4300:Y)、このノード装置は開始ノードであり、APS処理部113は処理をオペレーション4306へ移行する。
オペレーション4301〜4305の各処理は、対向ノードであるノード装置4において実行される。オペレーション4301において監視処理停止部131は、パス1経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視部130により監視する監視処理を停止する。オペレーション4302においてAPSフレーム送信部114は、切替応答フレームをパス2経由でノード装置3へ送信する。オペレーション4302により、図42のオペレーション4200のように切替応答フレームが、ノード装置4からノード装置3へ送信される。
図43のオペレーション4303において第4タイマ140が起動する。オペレーション4301〜4303はどの順序で実行されてもよい。オペレーション4304において第4タイマ140は、所定長の期間が経過するか否かを監視する。所定長の期間が経過したとき(オペレーション4304:Y)、オペレーション4305においてノード装置4は、後述の第4タイマ満了時処理を実行する。所定長の期間が経過しないとき(オペレーション4304:N)、ノード装置4はオペレーション4304を反復する。
図44の(A)は、第4タイマ満了時処理4305の説明図である。別な実施の態様においては、下記のオペレーション4400〜オペレーション4402の各オペレーションはステップであってもよい。またオペレーション4400〜4402はどの順序で実行されてもよい。
オペレーション4400において送信パス変更部134は、APSフレームの送信パスをパス2からパス1へ切り替えるため、APS送信部114に、パス1経由でのAPSフレームの送信を開始させる。オペレーション4401においてAPS送信部114は、APSフレームの送信パスの切り替えに伴い、パス2経由でのAPSフレームの送信を停止する。したがってノード装置4からノード装置3へのAPSフレームは、図42に示すオペレーション4202に示すようにパス1経由で送信される。
図44を参照する。オペレーション4402において送信停止判定部132は、第4タイマ140の満了によって、パス2経由でAPSフレームを送信する送信処理をノード装置3が停止すると判定する。監視処理開始部133は、パス2経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部130に開始させる。
図43を参照する。オペレーション4306〜4311の各処理は、開始ノードであるノード装置3において実行される。オペレーション4306において第1タイマ136の時間計測が停止される。オペレーション4307において送信パス変更部134は、APSフレームの送信パスをパス2からパス1へ切り替えるため、APS送信部114に、パス1経由でのAPSフレームの送信を開始させる。オペレーション4308においてAPS送信部114は、APSフレームの送信パスの切り替えに伴い、パス2経由でのAPSフレームの送信を停止する。したがってノード装置3からノード装置4へのAPSフレームは、図42に示すオペレーション4201に示すようにパス1経由で送信される。
オペレーション4309において第5タイマ141が起動する。オペレーション4307〜4309は、どの順序で実行されてもよい。オペレーション4310において第5タイマ141は、所定長の期間が経過するか否かを監視する。所定長の期間が経過したとき(オペレーション4310:Y)、オペレーション4311においてノード装置3は、後述の第5タイマ満了時処理を実行する。所定長の期間が経過しないとき(オペレーション4311:N)、ノード装置3はオペレーション4311を反復する。
図44の(B)は、第5タイマ満了時処理4311の説明図である。別な実施の態様においては、下記のオペレーション4410はステップであってもよい。オペレーション4410において送信停止判定部132は、第5タイマ141の満了によって、パス2経由でAPSフレームを送信する送信処理をノード装置4が停止すると判定する。監視処理開始部133は、パス2経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部130に開始させる。
第4タイマ140が計測する所定長の期間の長さは、切替応答フレームを受信したノード装置3の送信パス変更部134がAPSフレームの送信パスを切り替えた後に第4タイマ140が満了するように設定されている。また、第5タイマ141が計測する所定長の期間の長さは、切替応答フレームを送信したノード装置4の送信パス変更部134がAPSフレームの送信パスを切り替えた後に第5タイマ141が満了するように設定されている。
このため、ノード装置3の監視部130は、ノード装置4によるパス2経由のAPSフレームの送信処理が停止された後に、パス2経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視する処理を開始する。また、ノード装置4の監視部130は、ノード装置3によるパス2経由のAPSフレームの送信処理が停止された後に、パス2経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視する処理を開始する。したがって、本実施例によれば、誤設定の検出機能による警報を発生させずにAPSフレームの送信パスを変更することが可能になる。
本実施例によれば、停止フラグを使用せずに、切替後の現用パス経由のAPSフレームの送信処理を停止することを通知することができる。このため、APSフレームのフラグに割り当てる情報を節約することができ、APSフレームのフラグの利用効率を向上することができる。
対向ノードであるノード装置4が、本実施例による対向ノード4の処理を行うことができない場合が考えられる。この場合、図30のオペレーション2802により、図45のオペレーション3102のように切替通知フレームが、ノード装置3からノード装置4へ送信されても、ノード装置4は切替通知フレームの意味を解釈できない。図45は、実施例に係るAPSフレームの送受信処理の第4例の説明図である。別な実施の態様においては、下記のオペレーション4501〜オペレーション4504の各オペレーションはステップであってもよい。
このため、APS処理部113の処理に図46に示す処理を追加する。図46は、パス1経由でAPSフレームを受信したときの処理の第2例の説明図である。別な実施の態様においては、下記のオペレーション4601及び4602の各オペレーションはステップであってもよい。
図45のオペレーション4501において、オペレータの手動操作や、他の外部装置からの入力信号によって、ノード装置4から送信されるAPSフレームの送信パスが変更される。この結果、オペレーション4502においてノード装置4は、パス1経由でAPSフレームを送信する。
パス1経由でAPSフレームを受信すると、オペレーション4601においてノード装置3は、第1タイマ136が動作しているか否かを判定する。第1タイマ136が動作していないとき(オペレーション4601:N)、APSフレームの送信パスの切り替え処理中でないので、オペレーション4602において警報部130は警報を発生させる。第1タイマ136が動作しているとき(オペレーション4601:Y)、APS処理部113は処理を図43のオペレーション4306へ移行する。
本実施例によれば、APSフレームを用いてノード装置3の処理と連動させずに、ノード装置4においてAPSフレームの送信パスを切り替えても、監視部130による警報の発生を防止することができる。これにより、本実施例による処理を行うことができないノード装置が対向ノードであった場合も、監視部130による警報を発生させずにAPSフレームの送信パスを切り替えることができる。
図47は、実施例に係るAPS処理部113の第3例のブロック図である。図27に示す構成要素と同様の構成要素には図27で使用した参照符号と同じ参照符号を付する。図26のCPU120が処理プログラム125を実行することにより、構成要素130〜139により実行される各処理が実施される。
APS処理部113は、監視部130と、監視処理停止部131と、送信停止判定部132と、監視処理開始部133と、送信パス変更部134を備える。また、APS処理部113は、警報抑止部135と、第1タイマ136と、第2タイマ137と、第3タイマ138と、異常判定部139を備える。
開始ノードの送信パス変更部134は、切替通知信号に従って、現用系及び予備系の切り替えの際に、APSフレームを送信する送信パスを、切替後の現用パスから切替前の現用パスへ切り替える。また開始ノードの送信パス変更部134は、第1タイマ136が満了したとき、APSフレームを送信する送信パスを、切替前の現用パスから切替後の現用パスへ戻す。
開始ノードの警報抑止部135は、現用系及び予備系の切り替えの際に、送信パス変更部134に、切替前の現用パスを経由して送信されるAPSフレームの切替フラグをセットさせる。このようにして切替通知フレームが切替前の現用パス経由で送信される。
対向ノードの監視部130は、現用パス経由で送信される切替通知フレームを受信しても警報を生じない。このため、開始ノードの警報抑止部135は、対向ノードの監視部130による警報の発生を抑止できる。
対向ノードの送信パス変更部134は、切替フラグがセットされたAPSフレームを受信すると、APSフレームを送信する送信パスを、切替後の現用パスから切替前の現用パスへ切り替える。また、対向ノードのAPS送信部114は、切替応答フレームを開始ノードへ送信する。
開始ノードのAPS送信部114は、切替応答フレームを受信したとき、切替フラグをリセットしたAPSフレームを停止通知フレームとして生成し、対向ノードへ送信する。対向ノードのAPS送信部114は、停止通知フレームを受信したとき、切替フラグをリセットしたAPSフレームを停止応答フレームとして生成し、対向ノードへ送信する。
対向ノードの送信停止判定部132は、開始ノードから受信するAPSフレームの切替フラグがリセットされたとき、切替後の現用パス経由でAPSフレームを送信する送信処理を、開始ノードが停止すると判定する。開始ノードの送信停止判定部132は、対向ノードからから受信するAPSフレームの切替フラグがリセットされたとき、切替後の現用パス経由でAPSフレームを送信する送信処理を、対向ノードが停止すると判定する。
図48は、開始ノードにおける切替処理の第2例の説明図である。別な実施の態様においては、下記のオペレーション4801〜オペレーション4805の各オペレーションはステップであってもよい。オペレーション4801においてノード装置3の監視処理停止部131は、冗長パスの現用系及び予備系の切り替えが生じるとき、パス1経由で制御フレームが受信されたか否かを監視部130により監視する監視処理を停止する。
オペレーション4802においてノード装置3の送信パス変更部134は、APSフレームの送信パスをパス2からパス1へ切り替えるため、APS送信部114に、パス1経由でのAPSフレームの送信を開始させる。このとき警報停止抑止部135は、送信パス変更部134にAPSフレームの切替フラグをセットさせる。
図49は、実施例に係るAPSフレームの送受信処理の第5例の説明図である。別な実施の態様においては、下記のオペレーション4900〜オペレーション4903の各オペレーションはステップであってもよい。図48のオペレーション4802により、図49のオペレーション4900のように切替通知フレームが、ノード装置3からノード装置4へパス1を経由して送信される。
図48を参照する。オペレーション4803において第1タイマ136が起動する。オペレーション4802及び4803はどちらが先に実行されてもよい。オペレーション4804において第1タイマ136は、所定の受信許容待ち時間が経過するか否かを監視する。所定の受信許容待ち時間が経過したとき(オペレーション4804:Y)、オペレーション4805においてノード装置3は、後述の第1タイムアウト処理を実行する。所定の受信許容待ち時間が経過しないとき(オペレーション4804:N)、ノード装置3はオペレーション4804を反復し、切替応答フレームの受信を待つ。第1タイムアウト処理4805は、図34に示す第1タイムアウト処理2805と同様の処理である。
図50は、切替フラグがセットされたAPSフレームを受信したときの処理の第4例の説明図である。別な実施の態様においては、下記のオペレーション5000〜オペレーション5011の各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーション5000において切替フラグがセットされたAPSフレームを受信したノード装置のAPS処理部113は、第1タイマ136が動作しているか否かを判定する。第1タイマ136が動作していないとき(オペレーション5000:N)、このノード装置は対向ノードであり、APS処理部113は処理をオペレーション5001へ移行する。第1タイマ136が動作しているとき(オペレーション5000:Y)、このノード装置は開始ノードであり、APS処理部113は処理をオペレーション5006へ移行する。
オペレーション5001〜5005の各処理は、対向ノードであるノード装置4において実行される。オペレーション5001において監視処理停止部131は、パス1経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視部130により監視する監視処理を停止する。
オペレーション5002において送信パス変更部134は、APSフレームの送信パスをパス2からパス1へ切り替えるため、APS送信部114に、パス1経由でのAPSフレームの送信を開始させる。このとき警報停止抑止部135は、送信パス変更部134にAPSフレームの切替フラグをセットさせる。オペレーション5002により、図49のオペレーション4901のように切替応答フレームが、ノード装置4からノード装置3へパス1を経由して送信される。
図50のオペレーション5003において第2タイマ137が起動する。オペレーション5001〜5003はどの順序で実行されてもよい。オペレーション5004において第2タイマ137は、所定の受信許容待ち時間が経過するか否かを監視する。所定の受信許容待ち時間が経過したとき(オペレーション5004:Y)、オペレーション5005においてノード装置4は、後述の第2タイムアウト処理を実行する。所定の受信許容待ち時間が経過しないとき(オペレーション5004:N)、ノード装置4はオペレーション5004を反復し、停止通知フレームの受信を待つ。
オペレーション5006〜5011の各処理は、開始ノードであるノード装置3において実行される。オペレーション5006において第1タイマ136の時間計測が停止される。オペレーション5007においてAPS送信部114は、パス1を経由して送信されるAPSフレームの切替フラグをリセットする。切替フラグがリセットされたAPSフレームは停止通知フレームとして使用される。オペレーション5007により、図49のオペレーション4902のように、停止通知フレームがノード装置4からノード装置3へパス1を経由して送信される。
オペレーション5008においてAPS送信部114は、APSフレームの送信パスの切り替えに伴い、パス2経由でのAPSフレームの送信を停止する。オペレーション5009において第3タイマ138が起動する。オペレーション5007〜5009は、どの順序で実行されてもよい。またオペレーション5008は、図48のオペレーション4802の直後又はその前に行われてもよい。
オペレーション5010において第3タイマ138は、所定の受信許容待ち時間が経過するか否かを監視する。所定の受信許容待ち時間が経過したとき(オペレーション5010:Y)、オペレーション5011においてノード装置3は、後述の第3タイムアウト処理を実行する。所定の受信許容待ち時間が経過しないとき(オペレーション5010:N)、ノード装置3はオペレーション5010を反復し、停止応答フレームの受信を待つ。
図51は、パス1経由でAPSフレームを受信したときの処理の第3例の説明図である。別な実施の態様においては、下記のオペレーション5100〜オペレーション5108の各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーション5100においてパス1経由で停止フラグがセットされたAPSフレームを受信したノード装置のAPS処理部113は、第2タイマ137が動作しているか否かを判定する。第2タイマ137が動作しているとき(オペレーション5100:Y)、このノード装置は対向ノードであり、APS処理部113は処理をオペレーション5101へ移行する。第2タイマ137が動作していないとき(オペレーション5100:N)、このノード装置は開始ノードであり、APS処理部113は処理をオペレーション5105へ移行する。
オペレーション5101〜5104の各処理は、対向ノードであるノード装置4において実行される。オペレーション5101において第2タイマ137の時間計測が停止される。オペレーション5102においてAPS送信部114は、パス1を経由して送信されるAPSフレームの切替フラグをリセットする。切替フラグがリセットされたAPSフレームは停止応答フレームとして使用される。オペレーション5102により、図49のオペレーション4903のように、停止応答フレームがノード装置4からノード装置3へパス1を経由して送信される。
オペレーション5103においてAPS送信部114は、APSフレームの送信パスの切り替えに伴い、パス2経由でのAPSフレームの送信を停止する。
オペレーション5104において送信停止判定部132は、停止通知フレームの受信によって、パス2経由でAPSフレームを送信する送信処理をノード装置3が停止すると判定する。監視処理開始部133は、パス2経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部130に開始させる。オペレーション5101〜5104は、どの順序で実行されてもよい。また、またオペレーション5103は、図50のオペレーション5002の直後又はその前に行われてもよい。
オペレーション5105〜5108の各処理は、開始ノードであるノード装置3において実行される。オペレーション5105において異常判定部139は、第3タイマ138が動作中であるか否かを判定する。第3タイマ138が動作中であるとき(オペレーション5105:Y)、処理はオペレーション5106へ進む。第3タイマ138が動作中でないとき(オペレーション5105:N)、処理はオペレーション5108へ進む。
オペレーション5106において第3タイマ138の時間計測が停止される。オペレーション5107において送信停止判定部132は、停止応答フレームの受信によって、パス2経由でAPSフレームを送信する送信処理をノード装置4が停止すると判定する。監視処理開始部133は、パス2経由でAPSフレームが受信されたか否かを監視する監視処理を監視部130に開始させる。オペレーション5106及び5107はどちらが先に実行されてもよい。オペレーション5108において異常判定部139は、開始ノードの動作と対向ノードの動作との間の食い違いが生じる異常が生じたと判定する。
図52の(A)は第2タイムアウト処理の第3例の説明図である。第2タイマ137が満了する場合、すなわち停止通知フレームが受信できないときは、ノード装置4は、停止通知フレームを受信できた場合と同様に、オペレーション5102以降の処理を続行する。
図52の(B)は第3タイムアウト処理の第2例の説明図である。第3タイマ138が満了する場合、すなわち停止応答フレームが受信できないときは、ノード装置3は、停止応答フレームを受信できた場合と同様に、オペレーション5107以降の処理を続行する。
本実施例によれば、監視部130は切替通知フレームを現用パス経由で受信しても警報を生じないので、APSフレームの送信パスを早い時期に切り替えることができる。
また本実施例によれば、切替後の現用パス経由の制御フレームの送信処理を停止することを切替フラグの変化によって通知することができる。このため、停止フラグを使用せずに、切替後の現用パス経由のAPSフレームの送信処理を停止することを通知することができる。このため、APSフレームのフラグに割り当てる情報を節約することができ、APSフレームのフラグの利用効率を向上することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
現用パスと予備パスとを含む冗長パスによって互いに接続される2つのノード装置のうちの一方のノード装置であって、
前記冗長パスにおけるパス保護切替を制御するための制御フレームが前記現用パス経由で受信されたか否かを監視し前記制御フレームが前記現用パス経由で受信されたとき警報を発生させる監視部と、
前記冗長パスの現用系及び予備系の切り替えの際に、前記監視部により前記制御フレームが切替前の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を停止する監視停止部と、
切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を、前記2つのノード装置のうち他方のノード装置が停止するか否かを判定する送信停止判定部と、
前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を前記他方のノード装置が停止すると判定されたとき、前記監視部により前記制御フレームが前記切替後の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を開始させる監視開始部と、
を備えるノード装置。
(付記2)
付記1に記載の前記一方のノード装置としての第1ノード装置であって、
前記監視部を第1監視部として、
前記他方のノード装置としての第2ノード装置は、前記制御フレームが前記現用パス経由で受信されたか否かを監視し前記制御フレームが前記現用パス経由で受信されたとき警報を発生させる第2監視部を備え、
前記第1ノード装置は、
前記冗長パスの現用系及び予備系の切り替えの際に、前記第2監視部による警報の発生を抑止する警報抑止部と、
前記第2監視部による警報の発生が抑止される時に、前記第1ノード装置から前記第2ノード装置へ前記制御フレームを送信するパスを前記切替後の現用パスから前記切替前の現用パスへ変更する送信パス変更部と、
を備える第1ノード装置。
(付記3)
前記監視停止部を第1監視停止部として、
前記制御フレームを送信する制御フレーム送信部を備え、
前記警報抑止部は、前記制御フレーム送信部により所定の制御フレームを前記第2ノード装置へ送信し、
前記第2ノード装置は、前記第2ノード装置が前記所定の制御フレームを受信するとき、前記第2監視部により前記制御フレームが切替前の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を停止する第2監視停止部を備える、
付記2に記載の第1ノード装置。
(付記4)
前記警報抑止部は、前記制御フレームに所定情報を含め、
前記第2監視部は、前記所定情報を含む制御フレームを受信するとき前記警報を発生しない付記2に記載の第1ノード装置。
(付記5)
付記1〜4のいずれか一項に記載の前記一方のノード装置であって、
前記送信停止判定部は、前記一方のノード装置が前記他方のノード装置から所定の制御フレームを受信するとき、前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を前記他方のノード装置が停止すると判定するノード装置。
(付記6)
付記1〜4のいずれか一項に記載の前記一方のノード装置であって、
前記冗長パスの現用系及び予備系の切り替えの際に、所定長の期間を測定する期間測定タイマを備え、
前記送信停止判定部は、前記期間測定タイマによる時間計測中に前記制御フレームが前記切替前の現用パスを経由して受信されたとき、前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を前記他方のノード装置が停止すると判定するノード装置。
(付記7)
付記4に記載の第1ノード装置であって、
前記監視停止部を第1監視停止部として、
前記第2ノード装置は、前記第2ノード装置が前記所定情報を含む制御フレームを受信するとき、前記第2監視部により前記制御フレームが前記切替前の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を停止する第2監視停止部を備え、
前記切替前の現用パスを経由する前記制御フレームの受信を監視する前記第2監視部による監視処理が停止するときに送信される前記所定情報を含む前記制御フレームが前記第2ノード装置から受信された後に、前記所定情報を含まない前記制御フレームが受信されたとき、前記送信停止判定部は、前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を前記他方のノード装置が停止すると判定するノード装置。
(付記8)
付記1〜4のいずれか一項に記載の前記一方のノード装置であって、
前記送信停止判定部は、前記他方のノード装置から前記制御フレームを受信するパスが前記切替後の現用パスから前記切替前の現用パスへ変化するとき、前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を前記他方のノード装置が停止すると判定するノード装置。
(付記9)
付記1〜4のいずれか一項に記載の前記一方のノード装置であって、
前記他方のノード装置へ送信された所定の制御フレームに対する応答フレームが受信されたとき時間計測を開始するタイマを備え、
前記送信停止判定部は、前記タイマが満了するとき、前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を前記他方のノード装置が停止すると判定するノード装置。
(付記10)
付記3に記載の前記一方のノード装置としての第1ノード装置に前記冗長パスによって接続される前記他方のノード装置としての第2ノード装置であって、
前記送信停止判定部を第1送信停止判定部とし、前記監視開始部を第1監視開始部として、
前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を、前記第1ノード装置が停止するか否かを判定する第2送信停止判定部と、
前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を前記第1ノード装置が停止すると判定されたとき、前記第2監視部により前記制御フレームが前記切替後の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を開始させる第2監視開始部と、
前記第2ノード装置が前記所定の制御フレームを受信するとき時間計測を開始するタイマと、を備え、
前記第2送信停止判定部は、前記タイマが満了するとき、前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を前記第1ノード装置が停止すると判定する第2ノード装置。
(付記11)
付記3に記載の前記一方のノード装置としての第1ノード装置に前記冗長パスによって接続される前記他方のノード装置としての第2ノード装置であって、
前記監視開始部を第1監視開始部とし、前記所定の制御フレームを所定の第1制御フレームとして、
前記制御フレームに応答する応答フレームを送信する応答フレーム送信部と、
前記第2ノード装置から前記所定の第1制御フレームに対する応答フレームを受信した前記第1ノード装置が、前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を停止するときに前記第2ノード装置へ送信する、所定の第2制御フレームの到着待ち時間を計測するタイマと、
前記タイマが満了したとき、前記第2監視部により前記制御フレームが前記切替後の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を開始させる第2監視開始部と、を備え、
前記タイマが満了したとき、前記応答フレーム送信部は、前記所定の第2制御フレームに応答する応答フレームを送信する、第2ノード装置。
(付記12)
付記11に記載の第2ノード装置に前記冗長パスによって接続される前記第1ノード装置であって、
前記第1ノード装置は、前記所定の第1制御フレームに対する応答を受信する前に、前記所定の第2制御フレームに対する応答が受信されたとき、異常が生じたと判定する異常判定部を備える第1ノード装置。
(付記13)
現用パスと予備パスとを含む冗長パスによって互いに接続される2つのノード装置のうちの一方のノード装置に設けられる処理ユニットであって、
前記冗長パスにおけるパス保護切替を制御するための制御フレームが前記現用パス経由で受信されたか否かを監視し前記制御フレームが前記現用パス経由で受信されたとき警報を発生させる監視部と、
前記冗長パスの現用系及び予備系の切り替えの際に、前記監視部により前記制御フレームが切替前の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を停止する監視停止部と、
切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を、前記2つのノード装置のうち他方のノード装置が停止するか否かを判定する送信停止判定部と、
前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を前記他方のノード装置が停止すると判定されたとき、前記監視部により前記制御フレームが前記切替後の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を開始させる監視開始部と、
を備える処理ユニット。
(付記14)
現用パスと予備パスとを含む冗長パスによって互いに接続される2つのノード装置のうちの一方のノード装置において実行される、前記冗長パスにおけるパス保護切替を制御するための制御フレームを処理する制御フレーム処理方法であって、
前記冗長パスの現用系及び予備系の切り替えの際に、前記制御フレームが切替前の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を停止し、
切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を、前記2つのノード装置のうち他方のノード装置が停止するか否かを判定し、
前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を前記他方のノード装置が停止すると判定されたとき、前記制御フレームが前記切替後の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を開始する、制御フレーム処理方法。
1、2 パス
3、4 ノード装置
10 ネットワーク
15 制御フレーム処理ユニット
21 監視部
22 開始処理停止部
23 送信停止判定部
24 監視処理開始部

Claims (10)

  1. 現用パスと予備パスとを含む冗長パスによって互いに接続される2つのノード装置のうちの一方のノード装置であって、
    前記冗長パスにおけるパス保護切替を制御するための制御フレームが前記現用パス経由で受信されたか否かを監視し前記制御フレームが前記現用パス経由で受信されたとき警報を発生させる監視部と、
    前記冗長パスの現用系及び予備系の切り替えの際に、前記監視部により前記制御フレームが切替前の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を停止する監視停止部と、
    切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を、前記2つのノード装置のうち他方のノード装置が停止するか否かを判定する送信停止判定部と、
    前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を前記他方のノード装置が停止すると判定されたとき、前記監視部により前記制御フレームが前記切替後の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を開始させる監視開始部と、
    を備えるノード装置。
  2. 請求項1に記載の前記一方のノード装置としての第1ノード装置であって、
    前記監視部を第1監視部として、
    前記他方のノード装置としての第2ノード装置は、前記制御フレームが前記現用パス経由で受信されたか否かを監視し前記制御フレームが前記現用パス経由で受信されたとき警報を発生させる第2監視部を備え、
    前記第1ノード装置は、
    前記冗長パスの現用系及び予備系の切り替えの際に、前記第2監視部による警報の発生を抑止する警報抑止部と、
    前記第2監視部による警報の発生が抑止される時に、前記第1ノード装置から前記第2ノード装置へ前記制御フレームを送信するパスを前記切替後の現用パスから前記切替前の現用パスへ変更する送信パス変更部と、
    を備える第1ノード装置。
  3. 前記監視停止部を第1監視停止部として、
    前記制御フレームを送信する制御フレーム送信部を備え、
    前記警報抑止部は、前記制御フレーム送信部により所定の制御フレームを前記第2ノード装置へ送信し、
    前記第2ノード装置は、前記第2ノード装置が前記所定の制御フレームを受信するとき、前記第2監視部により前記制御フレームが切替前の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を停止する第2監視停止部を備える、
    請求項2に記載の第1ノード装置。
  4. 前記警報抑止部は、前記制御フレームに所定情報を含め、
    前記第2監視部は、前記所定情報を含む制御フレームを受信するとき前記警報を発生しない請求項2に記載の第1ノード装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の前記一方のノード装置であって、
    前記送信停止判定部は、前記一方のノード装置が前記他方のノード装置から所定の制御フレームを受信するとき、前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を前記他方のノード装置が停止すると判定するノード装置。
  6. 請求項4に記載の第1ノード装置であって、
    前記監視停止部を第1監視停止部として、
    前記第2ノード装置は、前記第2ノード装置が前記所定情報を含む制御フレームを受信するとき、前記第2監視部により前記制御フレームが前記切替前の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を停止する第2監視停止部を備え、
    前記切替前の現用パスを経由する前記制御フレームの受信を監視する前記第2監視部による監視処理が停止するときに送信される前記所定情報を含む前記制御フレームが前記第2ノード装置から受信された後に、前記所定情報を含まない前記制御フレームが受信されたとき、前記送信停止判定部は、前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を前記他方のノード装置が停止すると判定するノード装置。
  7. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の前記一方のノード装置であって、
    前記送信停止判定部は、前記他方のノード装置から前記制御フレームを受信するパスが前記切替後の現用パスから前記切替前の現用パスへ変化するとき、前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を前記他方のノード装置が停止すると判定するノード装置。
  8. 請求項3に記載の前記一方のノード装置としての第1ノード装置に前記冗長パスによって接続される前記他方のノード装置としての第2ノード装置であって、
    前記監視開始部を第1監視開始部とし、前記所定の制御フレームを所定の第1制御フレームとして、
    前記制御フレームに応答する応答フレームを送信する応答フレーム送信部と、
    前記第2ノード装置から前記所定の第1制御フレームに対する応答フレームを受信した前記第1ノード装置が、前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を停止するときに前記第2ノード装置へ送信する、所定の第2制御フレームの到着待ち時間を計測するタイマと、
    前記タイマが満了したとき、前記第2監視部により前記制御フレームが前記切替後の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を開始させる第2監視開始部と、を備え、
    前記タイマが満了したとき、前記応答フレーム送信部は、前記所定の第2制御フレームに応答する応答フレームを送信する、第2ノード装置。
  9. 現用パスと予備パスとを含む冗長パスによって互いに接続される2つのノード装置のうちの一方のノード装置に設けられる処理ユニットであって、
    前記冗長パスにおけるパス保護切替を制御するための制御フレームが前記現用パス経由で受信されたか否かを監視し前記制御フレームが前記現用パス経由で受信されたとき警報を発生させる監視部と、
    前記冗長パスの現用系及び予備系の切り替えの際に、前記監視部により前記制御フレームが切替前の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を停止する監視停止部と、
    切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を、前記2つのノード装置のうち他方のノード装置が停止するか否かを判定する送信停止判定部と、
    前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を前記他方のノード装置が停止すると判定されたとき、前記監視部により前記制御フレームが前記切替後の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を開始させる監視開始部と、
    を備える処理ユニット。
  10. 現用パスと予備パスとを含む冗長パスによって互いに接続される2つのノード装置のうちの一方のノード装置において実行される、前記冗長パスにおけるパス保護切替を制御するための制御フレームを処理する制御フレーム処理方法であって、
    前記冗長パスの現用系及び予備系の切り替えの際に、前記制御フレームが切替前の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を停止し、
    切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を、前記2つのノード装置のうち他方のノード装置が停止するか否かを判定し、
    前記切替後の現用パス経由で前記制御フレームを送信する送信処理を前記他方のノード装置が停止すると判定されたとき、前記制御フレームが前記切替後の現用パス経由で受信されたか否かを監視する監視処理を開始する、制御フレーム処理方法。
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