JP5169919B2 - 電子機器、時差データ取得方法、時差データのデータ構造 - Google Patents

電子機器、時差データ取得方法、時差データのデータ構造 Download PDF

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Description

本発明は、電子機器、時差データ取得方法、時差データのデータ構造に関するものである。
自己位置を測位するためのシステムであるGPS(Global Positioning System)シス
テムでは、地球を周回する軌道を有するGPS衛星が用いられており、このGPS衛星には、原子時計が備えられている。このため、GPS衛星は、極めて正確な時刻情報(GPS時刻、衛星時刻情報)を有している。
前記GPS時刻は、すべてのGPS衛星で同じ時刻であり、UTCオフセット(現在は+15秒)を加えることで協定世界時(UTC)となる。このため、電子時計において、GPS衛星から送信される衛星信号を受信してGPS時刻を取得し、その電子時計を利用している現地時刻(地方時)を表示する場合、UTCオフセットで補正した後に、UTCに対する時差を加えて現地時刻に修正する必要があり、予め前記時差を把握する必要がある。
なお、前記UTCオフセットは、受信した衛星信号のデータから取得するか、あるいは予めROMに書き込んでおいた所定値を取得して利用すればよい。
このようなGPS衛星から送信される衛星信号を用いて位置情報および時刻情報(UTC)を取得し、取得した位置情報から測位地点の時差を求めて現地時刻を算出して表示する電波修正時計やナビゲーションシステムが知られている(特許文献1,2参照)。
特開平8−68848号公報 特開2003−139875号公報
特許文献1は、測位データを境界位置データと比較することで時差情報を取得している。このため、特許文献1では、時差情報の誤検出を行わないように、記憶手段に全世界の時差領域の境界線データを蓄積する必要がある。
しかし、時差領域の境界線は、複雑に入り組んだ国境であることが多く、これらの境界線のデータを蓄積する場合、膨大なデータになってしまう。このため、腕時計のような小型の電子機器では、サイズやコスト的な制約からメモリ容量も大きくできないため、前記境界線データを蓄積できない。このため、特許文献1の技術は、適用できる機器が限定され、腕時計等の電子機器には適用できないという問題がある。
特許文献2は、移動***置情報に最も近い固定位置情報を抽出して時差情報を取得している。つまり、定点を中心とした円状の領域を設定し、移動***置情報がその領域内であればその定点の時差情報を設定している。このため、時差の境界線が複雑に入り組んだ地域では、誤判定を行う可能性が高い。
また、前記円状の領域のサイズを調整するため、固定範囲情報という重み付けの係数を用いて距離を正規化しているが、時差の境界線が入り組んでおり、移動***置情報の周囲に多くの定点が配置され、かつ位置も近い場合、誤判定が生じないように固定範囲情報を設定することが難しく、データ量も増大するという問題がある。
その上、移動***置情報と各定点の固定位置情報との距離を算出しなければならないため、移動***置情報の周囲に多くの定点があると、その演算処理が複雑で時間がかかり、演算装置の性能が低い腕時計等の電子機器には適用できないという問題がある。
本発明の目的は、精度を維持しながら時差データのデータ容量を削減できてメモリサイズを小さくすることができ、かつ、演算処理を減らして演算性能が低い電子機器でも短時間で時差を特定できる電子機器、時差データ取得方法、時差データのデータ構造を提供することにある。
本発明の電子機器は、位置情報衛星から送信される衛星信号を受信して位置情報および時刻情報を取得可能な受信部と、データテーブルおよびメモリ位置テーブルが記憶された時差データ記憶手段と、前記受信部で取得した位置情報に対応する時差データを、前記時差データ記憶手段から取得する時差データ取得手段と、を備え、前記データテーブルは、時差データが設定される地理情報を一定サイズに区分した各セグメントに、1つの時差データのみを設定し、前記セグメントを所定数まとめてブロック化し、このブロック単位で前記各セグメントの時差データをブロックデータとして記憶するとともに、時差データの配列が同じブロックは1つのブロックデータのみを保存して、時差データの配列が互いに相違するブロックデータは1つずつ記憶することで構成され、前記メモリ位置テーブルは、前記データテーブルにおいて前記各ブロックに対応するブロックデータが保存されているメモリ位置が記憶され、前記時差データ取得手段は、前記受信部で取得した位置情報に対応するブロックを特定し、前記メモリ位置テーブルにおいて前記ブロックに対応するメモリ位置を読み出し、前記データテーブルにおいて前記メモリ位置で示されるブロックデータを取得し、このブロックデータにおいて前記位置情報に対応するセグメントの時差データを取得することを特徴とする。
本発明によれば、時差領域を一定のサイズに区分してセグメント化し、そのセグメント内は同じ時差データとするとともに、複数のセグメントをブロック化してデータテーブルに記憶している。この際、時差は経度を基準に決定されているため、隣接するブロックは同じ時差データを持つ場合が多い。このため、同じデータを持つブロックは1回のみデータテーブルに保存でき、各ブロックに対応するブロックデータが保存されているメモリ位置をメモリ位置テーブルに記憶して前記ブロックデータを読み出すことができるため、データ容量を大幅に低減できる。従って、腕時計のように、サイズやコストにより外部メモリの容量サイズに制約がある電子機器においても、必要な精度の時差データを保存することができる。
また、セグメントの幅やブロックの幅を演算しやすい幅に設定することで、浮動小数点、掛け算、割り算などの演算装置が無い低性能のシステムでも短時間で処理することができる。このため、特に、腕時計のような小型の電子機器であり、消費電力やコスト面で低性能のシステムを利用する必要がある電子機器にも適用できる。
本発明の電子機器において、前記データテーブルに記憶された各ブロックデータは、時差が変わる回数、1回目の時差データ、n回目の先頭インデックス、n回目の時差データ(nは2以上の整数)で構成されていることが好ましい。
本発明によれば、各ブロックデータを圧縮してデータテーブルに保存できるので、データ容量をより一層削減することができる。さらに、時差が変わる回数や、連続する同じ時差の先頭インデックスを記憶しているので、各ブロックデータ内の特定のセグメントの時差データを、比較演算のみで容易に取得することができる。
本発明の電子機器において、前記時差データ取得手段は、前記メモリ位置テーブルにおける各ブロックのインデックスの基準となる緯度・経度情報と、各ブロックの緯度方向および経度方向のサイズ情報と、取得した位置情報の緯度・経度とを用いて、取得した位置情報に対応するブロックのインデックスを算出して特定し、前記ブロックにおける各セグメントのサイズ情報をさらに用いて、取得した位置情報に対応するセグメントの前記ブロックデータにおける位置を特定してそのセグメントの時差データを取得することが好ましい。
本発明によれば、測位した位置情報がどのブロックやセグメントに該当するのかを計算によって容易に算出することができる。このため、測位情報(緯度・経度)と各ブロックデータとの関係を示すテーブルや、測位情報(緯度・経度)と各セグメントの関係を示すテーブルを用意する必要がないため、データ容量をより一層削減できる。
本発明の電子機器において、前記受信部で取得した時刻情報および前記時差データ取得手段で取得した時差データに基づいて現在時刻を算出する時刻算出手段と、前記現在時刻を表示する時刻表示手段とを備えることが好ましい。
本発明によれば、時刻算出手段は、時差データ取得手段で取得した時差データと、受信部で取得した時刻情報とで、電子機器の現在地の時刻を算出でき、この時刻を時刻表示手段で表示できるので、現在地のローカルタイムを容易に表示することができる。このため、特に、時差が異なる地域を跨って移動する利用者の利便性を高くすることができる。
本発明は、位置情報衛星から送信される衛星信号を受信して位置情報および時刻情報を取得可能な受信部と、データテーブルおよびメモリ位置テーブルが記憶された時差データ記憶手段とを備える電子機器における時差データ取得方法であって、前記データテーブルは、時差データが設定される地理情報を一定サイズに区分した各セグメントに、1つの時差データのみを設定し、前記セグメントを所定数まとめてブロック化し、このブロック単位で前記各セグメントの時差データをブロックデータとして記憶するとともに、時差データの配列が同じブロックは1つのブロックデータのみを保存して、時差データの配列が互いに相違するブロックデータは1つずつ記憶することで構成され、前記メモリ位置テーブルは、前記データテーブルにおいて前記各ブロックに対応するブロックデータが保存されているメモリ位置が記憶され、前記受信部で取得した位置情報に対応するブロックを特定し、前記メモリ位置テーブルにおいて前記ブロックに対応するメモリ位置を読み出し、前記データテーブルにおいて前記メモリ位置で示されるブロックデータを取得し、このブロックデータにおいて前記位置情報に対応するセグメントの時差データを取得することを特徴とする。
本発明においても、前記電子機器と同様に、必要な精度を確保しながら、時差データのデータ容量を削減できるため、サイズやコストにより外部メモリの容量サイズに制約がある電子機器においても、必要な精度の時差データを取得できる。
また、セグメントの幅やブロックの幅を演算しやすい幅に設定することで、浮動小数点、掛け算、割り算などの演算装置が無い低性能のシステムでも短時間で時差データを取得することができる。
本発明は、時差データのデータ構造であって、時差データが設定される地理情報を一定サイズに区分した各セグメントに、1つの時差データのみを設定し、前記セグメントを所定数まとめてブロック化し、このブロック単位で前記各セグメントの時差データをブロックデータとして記憶するとともに、時差データの配列が同じブロックは1つのブロックデータのみを保存して、時差データの配列が互いに相違するブロックデータは1つずつ記憶することで構成されたデータテーブルと、前記データテーブルにおいて前記各ブロックに対応するブロックデータが保存されているメモリ位置が記憶されたメモリ位置テーブルと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、時差領域を一定のサイズに区分してセグメント化し、そのセグメント内は同じ時差データとするとともに、複数のセグメントをブロック化してデータテーブルに記憶している。この際、時差は経度を基準に決定されているため、隣接するブロックは同じ時差データを持つ場合が多い。このため、同じデータを持つブロックは1回のみデータテーブルに保存でき、各ブロックに対応するブロックデータが保存されているメモリ位置をメモリ位置テーブルに記憶して前記ブロックデータを読み出すことができるため、データ容量を大幅に低減できる。
また、セグメントの幅やブロックの幅を演算しやすい幅に設定することで、浮動小数点、掛け算、割り算などの演算装置が無い低性能のシステムでも短時間で処理することができる。このため、特に、腕時計のような小型の電子機器であり、消費電力やコスト面で低性能のシステムを利用する必要がある電子機器におけるデータ処理に適したデータ構造にすることができる。
本発明の時差データのデータ構造において、前記各ブロックデータは、そのブロックデータにおいて時差が変わる回数、1回目の時差データ、n回目の先頭インデックス、n回目の時差データ(nは2以上の整数)で構成されていることが好ましい。
本発明によれば、データテーブルの各ブロックデータを圧縮してデータテーブルに保存できるので、データ容量をより一層削減することができる。さらに、時差が変わる回数や、連続する同じ時差の先頭インデックスを記憶しているので、特定のセグメントの時差データを比較演算のみで容易に取得することができる。
本発明の実施形態であるGPS付き腕時計を示す概略図である。 GPS付き腕時計の回路構成を示す概略図である。 GPS付き腕時計の制御装置の構成を示すブロック図である。 時差情報が設定された地理情報の一例を示す図である。 地理情報を区分したセグメントの一例を示す図である。 セグメントをまとめたブロックの一例を示す図である。 時差テーブルの一例を示す図である。 データテーブルの一例を示す図である。 ブロックデータの圧縮方法を説明する図である。 圧縮されたデータテーブルの一例を示す図である。 時差テーブルの一例を示す図である。 オフセットテーブルの一例を示す図である。 圧縮されたデータテーブルの一例を示す図である。 本実施形態の受信処理を示すフローチャートである。
以下、この発明の一実施形態を、添付図面等を参照しながら詳細に説明する。
尚、以下に述べる一実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
〔GPS付き腕時計〕
図1は、本発明に係る電子機器であるGPS衛星信号受信装置付き腕時計1(以下「GPS付き腕時計1」という)を示す概略図である。また、図2は、GPS付き腕時計1の主なハードウエア構成等を示す概略図である。
図1に示すように、GPS付き腕時計1は、文字板2および指針3からなる時刻表示部を備える。文字板2の一部には開口が形成され、LCD表示パネル等からなるディスプレイ4が組み込まれている。従って、GPS付き腕時計1は、指針3およびディスプレイ4を備えるコンビネーション時計である。
指針3は、秒針、分針、時針等を備えて構成され、ステップモーターで歯車を介して駆動される。
ディスプレイ4はLCD表示パネル等で構成され、後述するように時差データを表示する他、現在時刻やメッセージ情報等も表示可能とされている。
そして、GPS付き腕時計1は、地球の上空を所定の軌道で周回している複数のGPS衛星5からの衛星信号を受信して衛星時刻情報を取得し、内部時刻情報を修正したり、測位情報つまり現在位置をディスプレイ4に表示できるように構成されている。
なお、GPS衛星5は、本発明における位置情報衛星の一例であり、地球の上空に複数存在している。現在は約30個のGPS衛星5が周回している。
また、GPS付き腕時計1には、入力装置(外部操作部材)であるボタン6やリュウズ7が設けられている。
[GPS付き腕時計の回路構成]
次に、GPS付き腕時計1の回路構成について説明する。
GPS付き腕時計1は、図2に示すように、GPS装置(GPSモジュール)10、制御装置(CPU)20、記憶装置(記憶部)30、表示装置(表示部)40、外部メモリ50を備えている。記憶装置30は、RAM31およびROM32を備える。これらの各装置は、データバス60等を介してデータを通信している。
なお、表示装置40は、時刻や測位情報を表示する前記指針3やディスプレイ4で構成されている。
また、前記各装置を作動する電源は、一次電池や二次電池で構成されている。二次電池は、電磁誘導による非接触充電方式を利用したり、腕時計1の文字板2部分にソーラーパネルを設けることで発電した電力を利用して充電すればよい。
[GPS装置の構成]
GPS装置10は、GPSアンテナ11を備え、GPSアンテナ11を介して受信した衛星信号を処理して時刻情報や位置情報を取得するものである。
GPSアンテナ11は、地球の上空を所定の軌道で周回している複数のGPS衛星5からの衛星信号を受信するパッチアンテナとなっている。このGPSアンテナ11は文字板2の裏面側に配置され、GPS付き腕時計1の表面ガラスおよび文字板2を通過した電波を受信するように構成されている。
このため、文字板2および表面ガラスは、GPS衛星5から送信される衛星信号である電波を通す材料で構成されている。例えば、文字板2はプラスチックで構成されている。
そして、GPS装置10は、図示を略すが、通常のGPS装置と同様に、GPS衛星5から送信される衛星信号を受信してデジタル信号に変換するRF(Radio Frequency)部と、受信信号の相関判定を行って同期を行うBB部(ベースバンド部)と、BB部で復調された航法メッセージ(衛星信号)から時刻情報や測位情報を取得する情報取得部とを備える。
RF部は、バンドパスフィルター、PLL回路、IFフィルター、VCO(Voltage Controlled Oscillator)、ADC(A/D変換器)、ミキサー、LNA(Low Noise Amplifier)、IFアンプ等を備えている。
そして、バンドパスフィルターで抜き出された衛星信号は、LNAで増幅された後、ミキサーでVCOの信号とミキシングされ、IF(Intermediate Frequency:中間周波数)にダウンコンバートされる。ミキサーでミキシングされたIFは、IFアンプ、IFフィルターを通り、ADC(A/D変換器)でデジタル信号に変換される。
BB部は、GPS衛星5で送信時に使用されたものと同一のC/Aコードからなるローカルコードを生成するローカルコード生成部と、前記ローカルコードとRF部から出力される受信信号との相関値を算出する相関部とを備える。
そして、前記相関部で算出された相関値が所定の閾値以上であれば、受信した衛星信号に用いられたC/Aコードと生成したローカルコードが一致していることになり、衛星信号を捕捉(同期)することができる。このため、受信した衛星信号を、前記ローカルコードを用いて相関処理することで、航法メッセージを復調することができる。
情報取得部は、BB部で復調した航法メッセージから時刻情報や位置情報を取得する。すなわち、GPS衛星5から送信される航法メッセージには、プリアンブルデータ及びHOWワードのTOW(Time of Week、「Zカウント」ともいう)、各サブフレームデータが含まれている。サブフレームデータは、サブフレーム1からサブフレーム5まであり、各サブフレームには、例えば、週番号データや衛星健康状態データを含む衛星補正データ等や、エフェメリス(GPS衛星5毎の詳細な軌道情報)や、アルマナック(全GPS衛星5の概略軌道情報)などのデータが含まれている。
従って、情報取得部は、受信した航法メッセージから所定のデータ部分を抽出し、時刻情報や位置情報を取得している。このため、本実施形態では、GPS装置10によって受信部が構成されている。
[記憶装置および外部メモリ]
記憶装置30のROM32には、制御装置20で実行するプログラム等が記憶されている。一方、記憶装置30のRAM31には、受信により取得した時刻情報や位置情報、時差データが記憶される。
外部メモリ50は、本発明の時差データ記憶手段であり、後述するように、オフセットテーブル51と、データテーブル55とが記憶されている。なお、外部メモリ50は書き換え可能であるため、各テーブル51,55のデータも更新可能とされている。
[制御装置の構成]
制御装置(CPU)20は、ROM32に記憶されたプログラムにより各種制御を行う。このため、制御装置20は、図3に示すように、受信制御手段21、時差データ取得手段22、時刻算出手段25、時刻表示手段26を備える。
受信制御手段21は、ボタン6やリュウズ7などの入力装置によって受信操作が行われたことを検出した場合や、定時受信時刻が設定されている場合にその受信時刻になった場合に、GPS装置10を駆動して衛星信号の受信処理を実行する。
時差データ取得手段22は、前記GPS装置10で取得した位置情報(経度・緯度)に基づき、外部メモリ50に記憶されたメモリ位置テーブルであるオフセットテーブル51およびデータテーブル55を利用して、現在地の時差データを取得する。
時刻算出手段25は、GPS装置10で取得した時刻情報(GPS時刻+UTCオフセット)と、時差データ取得手段22で取得された時差データに基づいて、現在地における現在時刻(地方時)を算出する。
時刻表示手段26は、通常は、発振回路からの基準信号で計時された内部時刻を、前記指針3で表示する。また、時刻表示手段26は、内部時刻をディスプレイ4にデジタル表示することもできる。
そして、時刻算出手段25で地方時が算出された場合には、この算出された地方時で前記内部時刻を修正して表示する。それ以降は、修正された内部時刻が前記基準信号で更新される。
表示装置40は、前述したように、指針3やディスプレイ4であり、制御装置20によって制御されている。すなわち、指針3は、ステップモーターおよび輪列で駆動され、受信した時刻データで修正された内部時刻を指示する。ディスプレイ4は、時刻情報や位置情報等の各種情報を表示する。
[時差データのデータ構造]
次に、前記オフセットテーブル51およびデータテーブル55に保存される時差データのデータ構造およびそのデータ作成手順について説明する。
時差は、各国や地域におけるローカルタイム(地方時)と、協定世界時(UTC)との時間差であるから、理論的には経度によって設定される。但し、実際の時差領域の境界線は、図4に示すように、複雑に入り組んだ国境であることが多い。
このような全世界の時差領域の境界線データに対し、図5に示すように、経度および緯度を一定の幅でセグメント化する。セグメント化する際に、経度と緯度は同じ幅に設定してもよいし、異なる幅に設定してもよい。要するに、セグメントの経度の幅(サイズ)は、緯度の幅(サイズ)と同じでも良いし、異なっていても良い。そして、すべてのセグメントを同じサイズに設定している。
また、経度や緯度の幅は、1度、30分、10分などの演算しやすい幅に設定すれば、浮動小数点、掛け算、割り算などの演算装置が無い低性能のシステムでも短時間で処理できる。
この際、区分された各セグメント内の地域は時差を統一する。例えば、図5のセグメントSは、時差+6時間の地域と、+8時間の地域が混在しているが、面積が大きい+6時間の時差に統一する。上記の地域を異なるセグメントに設定する場合には、セグメントのサイズを変更すればよい。例えば、各セグメントの経度方向の幅を約1/3にすれば、前記時差領域も分けて設定できる。
従って、各セグメントの幅は、各地域の時差データを考慮して設定すればよい。
次に、図6に示すように、全領域に対してセグメントをブロック化する。ブロックのセグメント数は、経度と緯度でそれぞれ違う数を指定しても良い。図6の例では、経度方向には2つ、緯度方向には5つの計10個のセグメントで1つのブロックBとしている。そして、すべてのブロックBは、同じサイズ(セグメント数)に設定している。
この際、ブロックのサイズが、1度、10度、90度などの演算しやすい幅となるようにセグメント数を設定すれば、浮動小数点、掛け算、割り算などの演算装置が無い低性能のシステムでも短時間でブロックの位置を計算することができる。
次に、各ブロックにおける各セグメントの時差データからなるブロックデータをデータテーブル55に保存する。この際、時差は経度を基準に決定されているため、隣接のブロックは同じ時差データを持つケースが多い。このため、時差データの配列が同じブロックデータをまとめ、そのブロックデータはデータテーブルに1つのみ保存することで、データ量を削減できる。
例えば、図7に示すような時差データ(時差テーブル)が存在するとする。ここで、各ブロックは、経度方向(図7において横方向)の幅寸法は、1つのセグメント分とされ、緯度方向(図7において縦方向)の幅寸法は8個のセグメント分とされている。例えば、図7に示すように、経度方向のセグメントの番号を0〜7、緯度方向のセグメントの番号を0〜15と設定した場合、時差データの左上のブロックデータB0は、経度方向のセグメント番号が「0」で、緯度方向のセグメント番号が「0〜8」の計8個のセグメントで構成されている。
そして、図7に示す時差データにおいて、上段の左4個のブロックデータB0は、各セグメントの時差がすべて「0(時間)」とされている。また、下段の右から4番目のブロックデータB2は、各セグメントの時差が上のセグメントから順に「+1、+1、0、0、+1、+1、+1、+1(時間)」とされている。その他のブロックデータB1は、各セグメントの時差が上のセグメントから順に「0、0、0、0、+1、+1、+1、+1(時間)」とされている。
従って、図7に示す時差データでは、16個のブロックデータが存在するが、図8に示すように、データテーブル55には、時差データの配列が同じブロックデータは1つのみ保存すれば良いため、3種類のブロックデータB0,B1,B2のみを保存すればよい。従って、16個のブロックデータをそのまま保存する場合に比べて、データ容量を3/16=約19%に削減できる。
上記の処理でもデータ容量を削減できるが、本実施形態では、データテーブル55に記憶するデータ容量をさらに削減するために、データ圧縮処理を行っている。
すなわち、ブロック内の各セグメントの時差データは、同じ時差が連続するケースが多い。従って、この特徴を利用し、例えば、ランレングス法などのデータ圧縮方法を用いることで圧縮できる。
なお、一般的なランレングス法は、連続するデータを、その長さとデータで表すことで圧縮するものであるが、その場合、各ブロックデータにおける特定位置のセグメントの時差データを取得するためには算術演算が必要となる。このため、本実施形態では、ランレングス法を改良して用いている。
すなわち、図9に示すように、各データテーブル55のデータを、「時差が変わる回数、1回目(最初)の時差、2回目の時差の先頭インデックス、2回目の時差、…、n回目の時差の先頭インデックス、n回目の時差」の形にして保存する。
例えば、ブロックデータB2は、時差が「+1→0→+1」と2回変化する。ここで、図8に示すように、ブロックデータB2の8個の時差データのインデックスを「0〜7」に設定した場合、ブロックデータB2は、インデックス「2」で時差「0」に変化し、インデックス「4」で時差「+1」に変化する。
従って、ブロックデータB2は、時差が変わる回数が「2」、1回目の時差が「+1」、2回目の時差の先頭インデックスが「2」、2回目の時差が「0」、3回目の時差の先頭インデックスが「4」、3回目の時差が「+1」である。このため、データテーブル55には、図10に示すように、ブロックデータB2は圧縮されて「2、+1、2、0、4、+1」と記録される。
同様に、ブロックデータB0は、すべての時差が「0」であるため、時差が変わる回数は「0」、1回目の時差「0」で表すことができる。また、ブロックデータB1は、時差が変わる回数が「1」、1回目の時差が「0」、2回目の時差の先頭インデックスが「4」、2回目の時差が「+1」で表される。
この本実施形態の方法によれば、特定位置のセグメントの時差データを取得するためには比較演算のみで取得できる利点がある。
以上の処理により、時差データを圧縮してデータテーブル55に保存している。図7に示す例では、時差データには、1ブロック8個の時差データが、16ブロック分あるが、データテーブルでは、12個のデータに圧縮できるため、12/(8*16)=約10%に圧縮することができる。
一方、オフセットテーブル(メモリ位置テーブル)51には、データテーブル55の各ブロックデータB0,B1,B2のメモリ位置を示すオフセットアドレスを保存する。
すなわち、オフセットテーブル51には、各ブロックデータを示すオフセットアドレスが2次元の配列形式で保存されている。すなわち、図11に示すように、各ブロックデータの緯度方向のインデックスをA,Bとし、経度方向のインデックスを0〜7とした場合、図12に示すように、オフセットテーブル51の配列(A,0)〜(B,7)にそれぞれオフセットアドレスを保存する。
本実施形態では、図13に示すように、データテーブル55において、ブロックデータB0には「0x0000」、ブロックデータB1には「0x0002」、ブロックデータB2には「0x0006」の各オフセットアドレスが付与されているので、これらの各アドレスデータがオフセットテーブル51に保存されている。
なお、各オフセットアドレスにおいて、「0x」は16進数であることを示す接頭辞であり、その後ろの4桁の数字が16進数であることを示している。従って、オフセットアドレス「0x0000」は、データテーブル55において、16進数「0000」で示されるアドレスを指示していることになる。
[受信処理および時差データ取得処理]
次に、GPS付き腕時計1の受信処理および時差データの取得処理について、図14のフローチャートも参照して説明する。
図14に示す処理は、通常、利用者の受信操作が行われた場合に実行される。すなわち、位置情報を取得つまり測位を行うためには、GPS衛星5の正確な軌道情報であるエフェメリスパラメータを4衛星分、受信する必要がある。GPS衛星5のエフェメリスパラメータを4衛星分取得するには約60秒程度かかり、消費電力も大きくなる。このため、利用者が位置情報の受信が必要となった場合、例えば、自国から外国に旅行した場合や、外国から自国に戻った場合のように、GPS付き腕時計1の時刻を修正する場合に受信操作を行えばよい。なお、予め決められた時間に,受信処理を自動的に行うように設定されている場合は、その時間になった時に図14の処理を実行してもよい。
受信操作が行われると、制御装置20の受信制御手段21は、GPS装置(GPSモジュール)10を駆動して位置情報を取得する(S11)。なお、位置情報を取得する場合、時刻情報も同時に取得できるため、S11では時刻情報も取得される。この際、受信制御手段21は、受信により取得した位置情報、時刻情報をRAM31に記憶する。
次に、時差データ取得手段22は、取得した位置情報に基づいてオフセットテーブル51の位置を計算する(S12)。すなわち、時差データ取得手段22は、取得した位置情報に対応するブロックが、オフセットテーブル51において、どの位置(インデックス)に該当するのかを計算する。
ここで、ブロックデータのインデックスは、予め決められた基準点から割り当てられているので、ブロックデータのサイズと緯度・経度が特定できれば、どのブロックデータに該当するかを計算で求めることができる。
例えば、ブロックデータの緯度の幅を30度毎に設定し、北緯90〜60度の範囲をインデックス「A」、北緯60〜30度の範囲をインデックス「B」等と設定すれば、北緯90〜0度、南緯0〜90度までの各ブロックは、インデックス「A〜F」に設定できる。ここで、例えば、位置情報が北緯35度40分(東京駅近辺)であれば、上記インデックス「B」に該当することは計算で容易に求めることができる。
同様に、ブロックデータの経度の幅を1度毎に設定し、東経0〜1度の範囲をインデックス「0」、東経1〜2度の範囲をインデックス「1」等と設定すれば、東経0〜180度、西経180〜0度までは、順次インデックス「0〜359」に設定される。ここで、例えば、位置情報が東経139度46分(東京駅近辺)であれば、上記インデックス「139」に該当することは計算で容易に求めることができる。
従って、緯度・経度の情報が分かれば、ブロックデータの基準点やサイズは予め分かっているため、その地点がどのブロックデータに該当するかを容易に算出できる。上記東京駅の例では、(B,139)のブロックデータであることが求められる。
次に、時差データ取得手段22は、オフセットテーブル51からデータテーブル55のアドレス(メモリ位置)を読み取る(S13)。例えば、図12の例において、測位位置に対応するブロックが(A,4)であれば、オフセットアドレス「0x0002」を読み取る。
そして、時差データ取得手段22は、読み取ったデータテーブル55のアドレスを元に、データテーブル55から時差データを読み取る(S14)。
このS14における処理は具体的には以下の通りである。
時差データ取得手段22は、ブロックデータに含まれる各セグメントの幅(サイズ)を把握しているため、位置情報からブロックデータの何番目のセグメントであるかを把握できる。
例えば、ブロックデータの幅が緯度30度、経度1度に設定されている際に、そのブロックデータは、緯度5度、経度1度のサイズのセグメントで構成されているとする。この場合、ブロックデータ内のセグメントは、緯度方向に6個、経度方向に1個の計6個となる。例えば、上記北緯35度40分、東経139度46分の地点が含まれるブロックデータ(B,139)においても、6個のセグメントが含まれる。そして、各セグメントにおいて、北緯60〜55度の範囲のインデックスを「0」、北緯55〜50度の範囲のインデックスを「1」、…、北緯40〜35度の範囲のインデックスを「4」、北緯35〜30度の範囲のインデックスを「5」と設定すると、北緯35度40分の地点は、インデックス「4」のセグメントに含まれる。すなわち、北緯35度40分の地点は、インデックス「0」のセグメントから数えて5番目のセグメントに該当することが分かる。
そして、時差データ取得手段22は、ブロックデータにおいて何番目のセグメントに該当するかが分かれば、データテーブル55に保存されたブロックデータを順次読み出すことで、そのセグメントの時差データを取得できる。
例えば、図13に示すデータテーブル55において、ブロックデータB0内に含まれるセグメントの場合、時差データ取得手段22は、ブロックデータB0の最初のデータが0であるため、時差が変わる回数は0回と認識できる。そのため、ブロックデータB0内の全てのセグメントの時差データは、1回目の時差「0」であることも分かるため、その1回目の時差データを読み出せば、位置情報に対応する時差データ=「0」時間を取得できる。
また、ブロックデータB1内に含まれるセグメントの場合、時差が変わる回数は1回であり、2回目の時差の先頭インデックスは「4」であるため、測位位置情報に対応するセグメントのインデックスが「0〜3」の場合には、1回目の時差データと、2回目の時差の先頭インデックスを読み出した時点で、時差データが「0」であることが分かる。また、インデックスが「4〜7」の場合には、2回目の時差データまで読み出せば、時差データが「+1」であることが分かる。
同様に、ブロックデータB2内に含まれるセグメントの場合、測位位置情報に対応するセグメントのインデックスが「0〜1」の場合には、1回目の時差データと、2回目の時差の先頭インデックスを読み出した時点で、時差データが「+1」であることが分かる。また、インデックスが「2〜3」の場合には、2回目の時差データと、3回目の時差の先頭インデックスまで読み出せば、時差データが「0」であることが分かる。さらに、インデックスが「4〜7」の場合には、3回目の時差データを読み出せば、時差データが「+1」であることが分かる。
次に、時刻算出手段25は、時差データ取得手段22で取得した時差データを、RAM31の時差記憶領域に記憶して時差を設定する(S15)。そして、時刻算出手段25は、受信したGPS時刻にUTCオフセットと前記時差データを加算する。すなわち、GPS時刻をUTCオフセットで補正すれば、UTC(共通世界時)と同じになるため、さらにUTCとの時差を加算すれば、現在地での現時刻を算出できる。
例えば、位置情報から求められた時差データが「+9」である場合、時刻算出手段25は、UTCに対する時差「+9」を設定し、GPS時刻+UTCオフセットつまりUTCが例えば「1時10分」であれば、その時刻に9時間を加算し、現在地のローカルタイム「10時10分」を算出する。
なお、この時差設定情報は、前述の通り、RAM31に記憶されるため、その後に、GPS衛星5から時刻情報のみを受信した場合には、時刻算出手段25は、取得した時刻情報にRAM31に記憶された時差を加算して現地時刻(地方時)を算出する。
次に、時刻表示手段26は、時刻算出手段25で算出された時刻、つまりGPS時刻に対して時差を反映した現時刻を表示する(S16)。
すなわち、時刻表示手段26は、ステッピングモーターを駆動して、算出された時刻を指示する位置まで指針3を早送りで移動する。また、ディスプレイ4に、例えば、取得された位置情報や時差データと、算出した時刻とを表示する。
これにより、表示時刻を現在地の時刻に修正するための受信処理が終了する。
[第1実施形態の効果]
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。
時差データを保存する際に、まず、時差領域を一定のサイズに区分してセグメント化し、そのセグメント内は同じ時差データとするとともに、複数のセグメントをブロック化している。この際、時差は経度を基準に決定されているため、隣接するブロックは同じ時差データを持つ場合が多い。この特徴を利用し、同じデータを持つブロックは1回(1つ)のみデータテーブル55に保存することで、データ容量を大幅に低減できる。また、各ブロックに対応するブロックデータが保存されているメモリ位置はメモリ位置テーブルに記憶しているので、データテーブル55に同じブロックデータをまとめて1つのみ記憶しても、各ブロックに対応するブロックデータを確実に読み出すことができる。従って、腕時計1のように、サイズやコストにより外部メモリ50の容量サイズに制約がある電子機器においても、必要な精度の時差データを保存することができる。
また、データテーブル55内の各ブロックデータにおいても、隣接するセグメントの時差データは同じ時差が連続する場合が多くなる。この点に着目し、各ブロックデータを圧縮してデータテーブル55に保存しているので、データ容量をより一層削減することができる。例えば、各セグメントのデータをそのまま保存した場合に比べて、1/10以下のデータ容量にできる。
さらに、データの圧縮方法として、ブロックデータ内で同じデータが連続する場合が多いという時差データの特色を考慮し、最初に時差が変わる回数のデータを記録し、その後に、1回目の時差、…、n回目の時差の先頭インデックス、n回目の時差というランレングス法を改良した方法で圧縮しているので、ブロックデータ内の特定のセグメントの時差データを、比較演算のみで容易に取得することができる。すなわち、一般的なランレングス法は、データと、そのデータが連続する長さとで表す。このため、ブロック内の特定位置(例えばn番目)のセグメントの時差情報を取得する場合に、各データの長さを加算しながら前記nと比較してそのn番目のデータを取得しなければならない。一方、本発明では、各データの先頭インデックスが記憶されているので、データテーブル55のブロックデータを順次読み出し、各先頭インデックスと特定位置(n番)とを比較することで、時差データも取得することができ、データ加算演算が不要にできる利点がある。
さらに、各セグメントのサイズやブロックのサイズを統一しているので、測位した位置情報がどのブロックやセグメントに該当するのかを容易に算出することができる。このため、測位情報(緯度・経度)と各ブロックデータとの関係を示すテーブル、例えば、北緯90〜60度が「A」、60〜30度が「B」、東経0〜1度が「0」、1〜2度が「1」等の関係を示すテーブルを別途用意する必要もなく、その分、データ容量を削減できる。
同様に、測位情報(緯度・経度)と各セグメントの関係を示すテーブルも用意する必要がないため、データ容量をより一層削減できる。
また、セグメントの幅やブロックの幅を演算しやすい幅に設定することで、浮動小数点、掛け算、割り算などの演算装置が無い低性能のシステムでも短時間で処理することができる。このため、特に、腕時計1のような小型の電子機器であり、消費電力やコスト面で低性能のシステムを利用する必要がある電子機器にも適用できる。特に、消費電力を削減できることで、電子機器の持続時間を長くでき、充電や電池交換の間隔を長くできて取り扱いやすい電子機器にすることができる。
GPS付き腕時計1は、位置情報を取得できれば、自動的に時差データを取得できる。このため、現在地のローカルタイムを容易に表示することができ、特に、時差が異なる地域を跨って移動する利用者の利便性を高くすることができる。
さらに、時差データの精度は、セグメントのサイズによって調整することができる。従って、用途などに応じてセグメントのサイズを設定すれば、必要な精度の時差データを取得することができる。
また、GPS付き腕時計1のような小型(携帯型)の電子機器は内部メモリ(記憶装置30)の容量が小さいため、時差データは外部メモリ50に保存する必要がある。また、割り当てられるメモリマップ上のアドレスも制限されているため、シリアルI/Fのように何らかのデータ通信を通じて外部メモリ50からデータを読み取る必要がある。
本実施形態では、位置情報からオフセットテーブル51のアドレス保存位置(ブロックデータのインデックス)を計算で特定でき、かつ、データテーブル55のメモリ位置(オフセットアドレス)は、オフセットテーブル51の保存データから特定できる。従って、最低限のメモリアクセスで時差データを取得することができる。
[変形例]
なお、本発明は前記各実施形態に限定されない。
例えば、セグメントのサイズは、時差データに要求する精度に応じて設定すればよい。
また、ブロックのサイズも適用する電子機器の外部メモリ50の容量や、演算装置の性能などに応じて適宜設定すればよい。
ここで、ブロックサイズに対するデータ量と処理ステップ数の関係は、表1に示す通りである。
Figure 0005169919
すなわち、ブロックサイズが大きいと、ブロック数が少なくなるため、オフセットテーブル51のデータ量は減少できる。一方、ブロックサイズが大きくなると、異なるデータパターンのブロックも増えるため、データテーブル55のデータ量は増加する。但し、前記実施形態の例でも分かるように、データテーブル55のデータは圧縮処理を行うこともできて、元々のデータ量がオフセットテーブル51に比べて小さいため、オフセットテーブル51およびデータテーブル55を含めた全体データ量は減少する。但し、ブロックサイズが大きいために、処理ステップ数は増加することになる。
一方、ブロックサイズが小さいと、ブロック数が増えるため、オフセットテーブル51のデータ量は増加する。また、ブロックサイズが小さいと、同一のデータパターンのブロックも増えるため、データテーブル55のデータ量は減少する。このため、オフセットテーブル51およびデータテーブル55を含めた全体データ量は増加する。また、ブロックサイズが小さいために、処理ステップ数は減少することになる。
このため、低いクロック周波数、低性能の演算装置を持つシステムでは、外部メモリ50のメモリサイズが許容する範囲内でブロックサイズを小さくすることで、処理ステップ数を削減でき、短時間で時差を特定できる。
一方、高いクロック周波数、高性能の演算装置を持つシステムであれば、ブロックサイズを大きくして処理ステップ数が増えても処理時間を短くできるため、データ量を最大限削減することができる。
従って、GPS付き腕時計1のような携帯型の電子機器においては、メモリサイズが許容する範囲でブロックサイズを小さくして、低いクロック周波数、低性能の演算装置を持つシステムでも時差データを取得できるように構成すればよい。
また、前記実施形態の図11に示す時差テーブルの例では、各ブロックは経度方向には1つのセグメントで構成していたが、図6に示すブロックのように、経度方向にも複数のセグメントを設定してもよい。この場合、ブロックデータ内での各セグメントの時差データの並び順は、予め設定しておけばよい。例えば、図6に示すブロックの例では、左側の列の上から下の順で並べ、次に右側の列の上から下の順に並べればよい。
さらに、データテーブル55におけるブロックデータとしては、図8に示すような圧縮しない状態で保存したものでもよいし、前記実施形態で説明した方法とは異なる圧縮方法で圧縮したものでもよい。
さらに、前記実施形態では、本発明を指針3およびディスプレイ4を備えるコンビネーション時計に適用していたが、指針を備えないデジタル時計に適用してもよい。
また、本発明の電子機器は、腕時計に限定されず、懐中時計でもよく、携帯して利用される各種の電子時計に広く利用できる。
さらに、電子機器としては、時計機能に加えて他の機能も備える各種の電子機器であってもよい。例えば、GPS機能および時計機能を備える携帯電話機や、登山などに用いられるGPS付きのナビゲーション機器などの各種電子機器にも広く利用できる。
また、電子機器としては、時刻表示手段を備えずに外部の機器に時差データ等を出力するものでもよい。例えば、パソコンの外部インターフェースに接続可能とされ、取得した時差データや、位置情報・時刻情報を出力可能に構成された機器などでもよい。
また、本発明のデータ構造を有する時差データは、各種記憶媒体やネットワークを介して各種電子機器に提供できるものであればよい。このため、セグメントのサイズや、ブロックのサイズが異なる時差データを複数種類用意しておき、電子機器に記憶する時差データを利用者等が選択できるようにしてもよい。この場合、例えば、時差領域の境界線が複雑な地域で使用される機器に対しては、セグメントのサイズが小さな時差データを提供するなど、利用状況に応じて適切な精度の時差データを提供できる。
また、上述の実施形態は、位置情報衛星としてGPS衛星5について説明したが、本発明の位置情報衛星としては、ガリレオ(EU)、GLONASS(ロシア)、北斗(中国)などの他の全地球的航法衛星システム(GNSS)や、SBASなどの静止衛星や準天頂衛星などの時刻情報を含む衛星信号を発信する位置情報衛星でも良い。
1…GPS付き腕時計、3…指針、4…ディスプレイ、5…GPS衛星、10…GPS装置、20…制御装置、21…受信制御手段、22…時差データ取得手段、25…時刻算出手段、26…時刻表示手段、30…記憶装置、31…RAM、32…ROM、40…表示装置、50…外部メモリ、51…オフセットテーブル、55…データテーブル。

Claims (7)

  1. 位置情報衛星から送信される衛星信号を受信して位置情報および時刻情報を取得可能な受信部と、
    データテーブルおよびメモリ位置テーブルが記憶された時差データ記憶手段と、
    前記受信部で取得した位置情報に対応する時差データを、前記時差データ記憶手段から取得する時差データ取得手段と、を備え、
    前記データテーブルは、時差データが設定される地理情報を一定サイズに区分した各セグメントに、1つの時差データのみを設定し、前記セグメントを所定数まとめてブロック化し、このブロック単位で前記各セグメントの時差データをブロックデータとして記憶するとともに、時差データの配列が同じブロックは1つのブロックデータのみを保存して、時差データの配列が互いに相違するブロックデータは1つずつ記憶することで構成され、
    前記メモリ位置テーブルは、前記データテーブルにおいて前記各ブロックに対応するブロックデータが保存されているメモリ位置が記憶され、
    前記時差データ取得手段は、前記受信部で取得した位置情報に対応するブロックを特定し、前記メモリ位置テーブルにおいて前記ブロックに対応するメモリ位置を読み出し、前記データテーブルにおいて前記メモリ位置で示されるブロックデータを取得し、このブロックデータにおいて前記位置情報に対応するセグメントの時差データを取得する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記データテーブルに記憶された各ブロックデータは、時差が変わる回数、1回目の時差データ、n回目の先頭インデックス、n回目の時差データ(nは2以上の整数)で構成されている
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子機器において、
    前記時差データ取得手段は、
    前記メモリ位置テーブルにおける各ブロックのインデックスの基準となる緯度・経度情報と、各ブロックの緯度方向および経度方向のサイズ情報と、取得した位置情報の緯度・経度とを用いて、取得した位置情報に対応するブロックのインデックスを算出して特定し、
    前記ブロックにおける各セグメントのサイズ情報をさらに用いて、取得した位置情報に対応するセグメントの前記ブロックデータにおける位置を特定してそのセグメントの時差データを取得する
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子機器において、
    前記受信部で取得した時刻情報および前記時差データ取得手段で取得した時差データに基づいて現在時刻を算出する時刻算出手段と、
    前記現在時刻を表示する時刻表示手段と
    を備えることを特徴とする電子機器。
  5. 位置情報衛星から送信される衛星信号を受信して位置情報および時刻情報を取得可能な受信部と、
    データテーブルおよびメモリ位置テーブルが記憶された時差データ記憶手段とを備える電子機器における時差データ取得方法であって、
    前記データテーブルは、時差データが設定される地理情報を一定サイズに区分した各セグメントに、1つの時差データのみを設定し、前記セグメントを所定数まとめてブロック化し、このブロック単位で前記各セグメントの時差データをブロックデータとして記憶するとともに、時差データの配列が同じブロックは1つのブロックデータのみを保存して、時差データの配列が互いに相違するブロックデータは1つずつ記憶することで構成され、
    前記メモリ位置テーブルは、前記データテーブルにおいて前記各ブロックに対応するブロックデータが保存されているメモリ位置が記憶され、
    前記受信部で取得した位置情報に対応するブロックを特定し、前記メモリ位置テーブルにおいて前記ブロックに対応するメモリ位置を読み出し、前記データテーブルにおいて前記メモリ位置で示されるブロックデータを取得し、このブロックデータにおいて前記位置情報に対応するセグメントの時差データを取得する
    ことを特徴とする時差データ取得方法。
  6. 時差データのデータ構造であって、
    時差データが設定される地理情報を一定サイズに区分した各セグメントに、1つの時差データのみを設定し、前記セグメントを所定数まとめてブロック化し、このブロック単位で前記各セグメントの時差データをブロックデータとして記憶するとともに、時差データの配列が同じブロックは1つのブロックデータのみを保存して、時差データの配列が互いに相違するブロックデータは1つずつ記憶することで構成されたデータテーブルと、
    前記データテーブルにおいて前記各ブロックに対応するブロックデータが保存されているメモリ位置が記憶されたメモリ位置テーブルと、を備える
    ことを特徴とする時差データのデータ構造。
  7. 請求項6に記載の時差データのデータ構造において、
    前記各ブロックデータは、そのブロックデータにおいて時差が変わる回数、1回目の時差データ、n回目の先頭インデックス、n回目の時差データ(nは2以上の整数)で構成されている
    ことを特徴とする時差データのデータ構造。
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