JP5164519B2 - コネクタ接続監視装置 - Google Patents

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本発明は、負荷側と監視側との間に接続されている複数のコネクタの接続状態を監視するコネクタ接続監視装置に関する。
従来、複数のコネクタとケーブルを介して電気的接続を行う構成では、コネクタの結合状態の確認が重要である。例えば負荷側と監視側をコネクタとケーブルを介して接続した構成で、負荷側のコネクタとケーブル側のコネクタ、ケーブル側のコネクタと監視側のコネクタにおける結合状態を確認する方法としては、次のものがある。即ち、目視による確認方法、信号による確認方法などがある。信号による確認方法は、監視側から入力されたある信号が負荷側でループバックされ再び監視側へ戻ってくることを確認する方法である。
しかし、上記目視による確認方法は、コネクタが組み込まれた電気製品の完成後におけるコネクタ結合状態を確認することが困難であるという問題がある。また、上記信号による確認方法は、監視側からの入力信号が負荷側でループバックされ監視側へ戻ってくることを確認するに過ぎず、コネクタのどこの個所の結合状態が不良であるかを確認することはできないという問題がある。
上記の問題に対し、コネクタに対し抵抗に加えスイッチを組み込むと共に抵抗を直列接続する構成とすることで、コネクタの接続が異常な個所の特定を可能とした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−220818号公報
しかしながら、上記従来技術(特許文献1)では、コネクタ接続異常個所を特定するためにコネクタに対し抵抗に加えスイッチを組み込む構成とすることが必要となる。コネクタに抵抗とスイッチを組み込む構成では、コネクタ接続異常個所の特定は確かに可能ではあるが、電気製品等に用いられる小型のコネクタに利用することが困難であるという問題があった。
本発明の目的は、コネクタにスイッチを装備すること無くコネクタの接続状態を確認することを可能とし、より小型で安価なコネクタを実現可能としたコネクタ接続監視装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明は、負荷側と監視側との間に接されている複数のコネクタの接続状態を監視するコネクタ接続監視装置であって、前記複数のコネクタのそれぞれが有する複数の極のうち2つの極の間に接続されており、前記負荷側と前記監視側との間に配され複数の信号線の間に並列に接続されている同一の抵抗値を有する複数の抵抗について、前記監視側から見た合成抵抗値を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された合成抵抗値に基づき、前記監視側から見て何番目のコネクタまで正常に接続されているかを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、コネクタにスイッチを装備すること無く、コネクタの接続状態を確認することが可能となると共に、より小型で安価なコネクタを実現することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るコネクタ接続監視装置としてのコネクタ結合確認機能付き回路の構成を示すブロック図である。
図1において、監視側(制御部5)と負荷側(負荷6)との間は、複数のコネクタ(基板側ポストコネクタ、中継コネクタ、コネクタソケット)をケーブルを介して接続することで電気回路を構成している。各コネクタ及びケーブルの内部には、負荷側と監視側との間を接続する信号線W−1、W−2が貫通して配設されている。また、各コネクタの内部には、抵抗rがそれぞれ装備されている。抵抗rについては後述する。
制御部5(判定手段)は、基板側ポストコネクタ1−D、抵抗値測定器7(測定手段)、CPU9、ROM10を備えている。制御部5のCPU9には、表示部8(出力手段)が接続されている。一方、負荷6は、基板側ポストコネクタ4−Dを備えている。なお、図1ではケーブルの外形の図示は省略している。
CPU9は、抵抗値測定器7により測定される後述の合成抵抗値(基板側ポストコネクタ、中継コネクタ、コネクタソケットの各抵抗値を合成した値)に基づき、コネクタ接続状態(各コネクタのうち正常に接続されているコネクタの数)を判定する。この場合、CPU9は、ROM10に格納されたコネクタ接続状態判定テーブルを参照して上記の判定を行う。また、CPU9は、コネクタ接続状態の判定結果を表示部8に表示する。また、CPU9は、ROM10に格納された制御プログラムに基づき後述の図5のフローチャートに示す処理を実行する。
なお、正常に接続されているコネクタとは、接続が正常でないコネクタよりも負荷側にあるコネクタを含まない。即ち、正常に接続されているコネクタの数とは、基板側から見て、何番目のコネクタまでが正常に接続されているかということである。従って、接続が正常でないコネクタの位置が特定できることになる。
ROM9には、制御プログラム、コネクタ接続状態判定テーブルが格納されている。コネクタ接続状態判定テーブルは、基板側ポストコネクタ、中継コネクタ、コネクタソケットの各抵抗の抵抗値を合成した合成抵抗値と、コネクタ接続状態(正常に接続されているコネクタの数)との対応関係を示すテーブルである。即ち、コネクタ接続状態判定テーブルには、抵抗値測定器7により測定される基板側ポストコネクタ、中継コネクタ、コネクタソケットの合成抵抗値に応じたコネクタの各々の接続個数が記憶されている。
コネクタソケット1−Aは、制御部5の基板側ポストコネクタ1−Dと着脱可能に接続されている。コネクタソケット2−A、2−Bは、中継コネクタ2−Cと着脱可能に接続されている。コネクタソケット3−A、3−Bは、中継コネクタ3−Cと着脱可能に接続されている。コネクタソケット4−Aは、負荷6の基板側ポストコネクタ4−Dと着脱可能に接続されている。また、信号線W−1、W−2は、制御部5と負荷6との間に配線されている。
また、コネクタソケット1−A、2−A、2−B、3−A、3−B、4−A、中継コネクタ2−C、3−C、基板側ポストコネクタ1−D、4−Dには、それぞれ抵抗rが装備されている。これらの各コネクタソケット及び各コネクタに装備された抵抗rは、信号線W−1と信号線W−2との間に並列に接続されている。
図2は、図1におけるコネクタソケットの構成を示す模式図である。
図2において、コネクタソケット31は、抵抗22、複数本(本実施の形態では3本)のピンコンタクト23を備えている。3本のピンコンタクト23は、コネクタソケット31の内部に所定間隔を置いて平行に配設されており、信号線21がそれぞれ接続されている。抵抗22は、図1に示す抵抗rに相当し、中央のピンコンタクト23を除く両端のピンコンタクト23に接続されると共に、コネクタソケット内部に埋め込まれている。
なお、本実施の形態では、抵抗22をコネクタソケット内部に埋め込む構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、抵抗22をコネクタソケット外部に配設する構成としてもよい。また、抵抗22を両端のピンコンタクト23に接続する構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、抵抗22を両端のいずれかのピンコンタクト23と中央のピンコンタクト23に接続する構成としてもよい。
図3は、図1における中継コネクタの構成を示す模式図である。
図3において、中継コネクタ32は、固定部材24、抵抗25、複数本(本実施の形態では3本)のピンコンタクト26を備えている。中継コネクタ32は、固定部材24を介して板金(不図示)などに固定される。3本のピンコンタクト26は、中継コネクタ32の内部に所定間隔を置いて平行に配設されている。抵抗25は、図1に示す抵抗rに相当し、中央のピンコンタクト26を除く両端のピンコンタクト26に接続されると共に、中継コネクタ内部に埋め込まれている。
なお、本実施の形態では、抵抗25を中継コネクタ内部に埋め込む構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、抵抗25を中継コネクタ外部に配設する構成としてもよい。また、抵抗25を両端のピンコンタクト26に接続する構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、抵抗25を両端のいずれかのピンコンタクト26と中央のピンコンタクト26に接続する構成としてもよい。
図4は、図1における基板側ポストコネクタの構成を示す模式図である。
図4において、基板側ポストコネクタ33は、抵抗28、複数本(本実施の形態では3本)のピンコンタクト29を備えている。基板側ポストコネクタ33は、ピンコンタクト29の半田付け部30を介して基板27に対し半田により固定されている。3本のピンコンタクト29は、基板側ポストコネクタ33の内部に所定間隔を置いて平行に配設されている。抵抗28は、図1に示す抵抗rに相当し、中央のピンコンタクト29を除く両端のピンコンタクト29に接続されると共に、基板側ポストコネクタ内部に埋め込まれている。
なお、本実施の形態では、抵抗28を基板側ポストコネクタ内部に埋め込む構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、抵抗28を基板側ポストコネクタ外部に配設する構成としてもよい。また、抵抗28を両端のピンコンタクト29に接続する構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、抵抗28を両端のいずれかのピンコンタクト29と中央のピンコンタクト29に接続する構成としてもよい。
また、上記図1の各抵抗r、即ち、上記図2のコネクタソケット31に配設された抵抗22、上記図3の中継コネクタ32に配設された抵抗25、上記図4の基板側ポストコネクタ33に配設された抵抗28は、同じ抵抗値を有している。あるいは略同じ抵抗値を有している。
次に、本実施の形態のコネクタ接続状態の判定について説明する。
制御部5は、制御部5と負荷6との間を接続する上記の基板側ポストコネクタ、中継コネクタ、コネクタソケットの接続状態を判定するために以下の処理を行う。まず、制御部5は、基板側ポストコネクタ、中継コネクタ、コネクタソケットの各抵抗(図1参照)の抵抗値を合成した合成抵抗値を抵抗値測定器7により監視する。抵抗値測定器7により測定された合成抵抗値は、CPU9に送られる。CPU9は、抵抗値測定器7から送られた合成抵抗値に基づき、コネクタ接続状態(正常に接続されているコネクタの数)を判定する。
例えば、コネクタ(基板側ポストコネクタ、中継コネクタ、コネクタソケット)がn個あり、ずべてが正常に接続されている場合、合成抵抗Rnは下記の式(1)の通りに表すことができる。
Rn=r/n (1)
しかし、正常に接続されているコネクタの数がn未満である場合、合成抵抗Rnは接続が正常でないコネクタの位置に応じた値となる。基板側ポストコネクタ1−Dに最も近いコネクタソケット1−Aの接続が正常でない場合、コネクタソケット1−Aよりも負荷6側にあるコネクタへの信号伝達がなされない。従って、コネクタソケット1−Aよりも負荷6側にあるコネクタが接続されていない状態と同じであるので、合成抵抗Rn=rとなる。同様に、コネクタソケット2−Aと中継コネクタ2−Cとの接続が正常でない場合、合成抵抗Rn=r/3となる。同様にコネクタソケット4−Aの接続が正常でない場合、合成抵抗Rn=r/9となる。このように、合成抵抗Rnの値に応じて、どこのコネクタの接続が正常でないかを判別できる。
制御部5のCPU9は、上記のようにコネクタ接続状態を判定した後、判定結果を表示部8に表示する。その際、コネクタ接続状態が正常でない場合に表示を行い、コネクタ接続状態が正常の場合は特に表示を行わなくてもよい。
次に、コネクタ接続判定処理について図5のフローチャートに基づき説明する。
図5は、制御部5のコネクタ接続判定処理を示すフローチャートである。
図5において、制御部5のCPU9は、抵抗値測定器7により測定された基板側ポストコネクタ、中継コネクタ、コネクタソケットの各抵抗の合成抵抗値を入力する(ステップS1)。次に、CPU9は、入力した合成抵抗値を基に、ROM10に格納されているコネクタ接続状態判定テーブルを参照してコネクタの接続状態を調べる(ステップS2)。即ち、CPU9は、コネクタ接続状態判定テーブルにおいて、上記合成抵抗値が「未接続のコネクタ無し」に相当するか、「未接続のコネクタ有り」に相当するかを調べる。
CPU9は、コネクタ接続状態判定テーブルの参照結果に基づき未接続のコネクタが有るかどうかを判定する(ステップS3)。未接続のコネクタが無いと判定した場合は、本処理を終了する。一方、未接続のコネクタが有ると判定した場合は、CPU9は、上記ステップS3のコネクタ接続状態判定テーブルの参照結果を基に未接続のコネクタを特定する(ステップS4)。その後、CPU9は、未接続のコネクタが有る旨の警告を表示部8に表示し(ステップS5)、本処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、コネクタソケット1−A、2−A、2−B、3−A、3−B、4−A、中継コネクタ2−C、3−C、基板側ポストコネクタ1−D、4−Dに、それぞれ抵抗rを装備する。また、各抵抗rを、信号線W−1と信号線W−2との間に並列に接続する。制御部5は、CPU9は、抵抗値測定器7により測定される基板側ポストコネクタ、中継コネクタ、コネクタソケットの合成抵抗値に基づき、コネクタ接続状態を判定する。
これにより、従来技術のようにコネクタにスイッチを装備すること無く、コネクタの接続状態を確認することが可能となる。
また、従来技術のようにコネクタにスイッチを装備することが不要となるため、より単純な構成のコネクタを実現することが可能となる。その結果、コネクタにスイッチを装備するという従来技術を用いた場合と比較して、より小型で安価なコネクタを提供することが可能となる。
また、例えばコネクタに設ける抵抗部分を印刷により形成する構成とすれば、従来のコネクタと同等の大きさで“コネクタ接続異常個所の特定”という目的を達成することが可能となる。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るコネクタ接続監視装置としてのコネクタ結合確認機能付き回路の構成を示すブロック図である。
図6において、監視側(制御部15)と負荷側(負荷16)との間は、複数のコネクタ(基板側ポストコネクタ、中継コネクタ、コネクタソケット)をケーブルを介して接続することで電気回路を構成している。各コネクタ及びケーブルの内部には、負荷側と監視側との間を接続する信号線W−11、W−12が貫通して配設されている。また、各コネクタの内部には、後述の抵抗r(第1の抵抗)がそれぞれ装備されている。
制御部15(判定手段)は、基板側ポストコネクタ11−D、ROM17、CPU19、A/Dコンバータ20(検出手段)、検出用抵抗R1(第2の抵抗)、検出用抵抗R2(第3の抵抗)を備えている。制御部15のCPU19には、表示部18(出力手段)が接続されている。一方、負荷16は、基板側ポストコネクタ14−Dを備えている。なお、図6ではケーブルの外形の図示は省略している。
CPU19は、A/Dコンバータ20の出力に基づき、コネクタ接続状態(各コネクタのうち正常に接続されているコネクタの数)及び信号線の線噛み(信号線のGNDへのショート状態の有無)が発生しているか否かを判定する。この場合、CPU19は、ROM17に格納されたコネクタ接続状態判定テーブルを参照して上記の判定を行う。また、CPU19は、コネクタ接続状態及び信号線の線噛みの判定結果を表示部18に表示する。また、CPU19は、ROM17に格納された制御プログラムに基づき後述の図7のフローチャートに示す処理を実行する。
ROM17には、制御プログラム、コネクタ接続状態判定テーブルが格納されている。コネクタ接続状態判定テーブルは、後述する検出電圧V1、V2の値と、コネクタ接続状態(正常に接続されているコネクタの数)との対応関係を示すテーブルである。即ち、コネクタ接続状態判定テーブルには、検出電圧V1、V2の各々の値に応じたコネクタの各々の接続個数が記憶されている。
各コネクタ(基板側ポストコネクタ、中継コネクタ、コネクタソケット)の各々に接続された各抵抗rの一端側は信号線W−11を介して検出用抵抗R1と接続され、各抵抗rの他端側は信号線W−12を介して検出用抵抗R2と接続されている。信号線W−11に接続されている検出用抵抗R1は電源電圧Vcc(規定電圧)にプルアップされ、信号線W−12に接続されている検出用抵抗R2はグランド(GND)にプルダウンされている。
各抵抗rの一端側と検出用抵抗R1との接続点P1の電圧に相当する検出電圧V1は、A/Dコンバータ20の入力ポートに入力される。また、各抵抗rの他端側と検出用抵抗R2との接続点P2の電圧に相当する検出電圧V2は、A/Dコンバータ20の入力ポートに入力される。
コネクタソケット11−Aは、制御部15の基板側ポストコネクタ11−Dと着脱可能に接続されている。コネクタソケット12−A、12−Bは、中継コネクタ12−Cと着脱可能に接続されている。コネクタソケット13−A、13−Bは、中継コネクタ13−Cと着脱可能に接続されている。コネクタソケット14−Aは、負荷16の基板側ポストコネクタ14−Dと着脱可能に接続されている。また、信号線W−11、W−12は、制御部15と負荷16との間に配線されている。
また、コネクタソケット11−A、12−A、12−B、13−A、13−B、14−A、中継コネクタ12−C、13−C、基板側ポストコネクタ11−D、14−Dには、それぞれ抵抗rが装備されている。これらの各コネクタソケット及び各コネクタに装備された抵抗rは、信号線W−11と信号線W−12との間に並列に接続されている。
また、上記図6の各抵抗r、即ち、コネクタソケットに配設された抵抗、中継コネクタ32に配設された抵抗、基板側ポストコネクタに配設された抵抗は、同じ抵抗値を有している。あるいは略同じ抵抗値を有している。
なお、コネクタソケット11−A、12−A、12−B、13−A、13−B、14−A、中継コネクタ12−C、13−C、基板側ポストコネクタ11−D、14−Dの構成は、第1の実施の形態の図2〜図4に示した構成と同様であり、説明は省略する。
次に、本実施の形態のコネクタ接続状態及び信号線の線噛みの判定について説明する。
制御部15は、制御部15と負荷16との間を接続する基板側ポストコネクタ、中継コネクタ、コネクタソケットの接続状態及び信号線の線噛みが発生しているか否かを判定するために以下の処理を行う。上述したように、制御部15では、電源電圧Vccで信号線W−11に接続されている検出用抵抗R1がプルアップされ、信号線W−12に接続されている検出用抵抗R2がプルダウンされている。この状態において、A/Dコンバータ20は、入力ポートに入力されたアナログ値の検出電圧V1、V2をデジタル値に変換する。A/Dコンバータ20により変換されたデジタル値は、CPU19に送られる。
CPU19は、A/Dコンバータ20の出力に基づき、コネクタ接続状態及び信号線の線噛みが発生しているか否かを判定する。具体的には、複数の信号線のうち任意の2つの信号線に対し並列に抵抗が接続されているコネクタにおいて、検出電圧V1、V2を監視することにより、監視側である制御部15から見てコネクタが何個目まで接続されているかを認識することができる。
例えば、コネクタ(基板側ポストコネクタ、中継コネクタ、コネクタソケット)がn個正常に接続されている場合、検出電圧V1は下記の式(2)の通りに表すことができる。
V1=(n・R2+r)/(n(R1+R2)+r)・Vcc (2)
また、このとき、検出電圧V1、V2について下記の項目を確認することにより、信号線の線噛みについても確認することができる。
・V1=0Vの場合は、信号線W−11は線噛み状態である。
・V1≠0Vで且つV1≠Vcc、V2=0Vの場合は、信号線W−12が線噛み状態である。
制御部15のCPU19は、上記のようにコネクタ接続状態及び信号線の線噛みが発生しているか否かを判定した後、判定結果を表示部18に表示する。その際、コネクタの接続が正常でない場合や信号線の線噛みが発生している場合に表示を行い、コネクタの接続が正常に行われている場合や信号線の線噛みが無い場合は特に表示を行う必要はない。
なお、制御部15では、上記のようにコネクタ接続状態及び信号線の線噛みが発生しているか否かを判定する他に、検出電圧V1、V2に基づき、
信号線W−11、W−12を含む配線の断線の有無を判定してもよい。
次に、コネクタ接続判定処理について図7のフローチャートに基づき説明する。
図7は、制御部15のコネクタ接続判定処理を示すフローチャートである。
図7において、電源(Vcc)が投入されると(ステップS11)、信号線W−11に対応した検出電圧V1と信号線W−12に対応した検出電圧V2がA/Dコンバータ20の入力ポートに供給される(ステップS12)。これに伴い、制御部15のCPU19は、検出電圧V1、V2の値を基に、ROM17に格納されているコネクタ接続状態判定テーブルを参照してコネクタの接続状態を調べる(ステップS13)。即ち、CPU19は、コネクタ接続状態判定テーブルにおいて、上記検出電圧V1、V2の値が「未接続のコネクタ無し」に相当するか、「未接続のコネクタ有り」に相当するかを調べる。
CPU19は、コネクタ接続状態判定テーブルの参照結果に基づき未接続のコネクタが有るかどうかを判定する(ステップS14)。未接続のコネクタが無いと判定した場合は、本処理を終了する。一方、未接続のコネクタが有ると判定した場合は、CPU19は、上記ステップS3のコネクタ接続状態判定テーブルの参照結果を基に未接続のコネクタを特定する(ステップS15)。その後、CPU19は、未接続のコネクタが有る旨の警告を表示部18に表示し(ステップS16)、本処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、コネクタソケット11−A、12−A、12−B、13−A、13−B、14−A、中継コネクタ12−C、13−C、基板側ポストコネクタ11−D、14−Dに、それぞれ抵抗rを装備する。また、各抵抗rを、信号線W−11と信号線W−12との間に並列接続する。また、検出用抵抗R1を電源電圧Vccにプルアップし、検出用抵抗R2をGNDにプルダウンする。制御部15は、抵抗rと検出用抵抗R1の接続点P1の検出電圧と、抵抗rと検出用抵抗R2の接続点P2の検出電圧に基づき、コネクタ接続状態及び信号線の線噛みの有無を判定する。
これにより、従来技術のようにコネクタにスイッチを装備すること無く、コネクタの接続状態及び信号線の線噛みが発生しているか否かを確認することが可能となる。
また、従来技術のようにコネクタにスイッチを装備することが不要となるため、より単純な構成のコネクタを実現することが可能となる。その結果、コネクタにスイッチを装備するという従来技術を用いた場合と比較して、より小型で安価なコネクタを提供することが可能となる。
また、例えばコネクタに設ける抵抗部分を印刷により形成する構成とすれば、従来のコネクタと同等の大きさで“コネクタ接続異常個所の特定”という目的を達成することが可能となる。
[他の実施の形態]
上記第1の実施の形態では、各コネクタにそれぞれ接続された抵抗rの抵抗値を合成した合成抵抗値に基づきコネクタ接続状態を判定したが、これに限定されるものではない。例えば合成抵抗にかかる電圧値に基づきコネクタ接続状態を判定してもよい。
上記第2の実施の形態では、各コネクタにそれぞれ接続された抵抗rと検出用抵抗R1の接続点の検出電圧と、抵抗rと検出用抵抗R2の接続点の検出電圧に基づきコネクタ接続状態及び信号線の線噛みを判定したが、これに限定されるものではない。検出用抵抗はR1のみ設け、各コネクタにそれぞれ接続された抵抗rと検出用抵抗R1の接続点の検出電圧に基づきコネクタ接続状態及び信号線の線噛みを判定してもよい。
上記第1及び第2の実施の形態では、判定結果を表示出力する構成としたが、これに限定されるものではない。判定結果を例えば電子音等により音声出力する構成としてもよい。あるいは、判定結果を表示出力と音声出力の併用で行う構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るコネクタ接続監視装置としてのコネクタ結合確認機能付き回路の構成を示すブロック図である。 図1におけるコネクタソケットの構成を示す模式図である。 図1における中継コネクタの構成を示す模式図である。 図1における基板側ポストコネクタの構成を示す模式図である。 図1における制御部のコネクタ接続判定処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るコネクタ接続監視装置としてのコネクタ結合確認機能付き回路の構成を示すブロック図である。 図6における制御部のコネクタ接続判定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1−A、2−A、2−B、3−A、3−B、4−A、11−A、12−A、12−B、13−A、13−B、14−A コネクタソケット
1−D、4−D、11−D、14−D 基板側ポストコネクタ
2−C、3−C、12−C、13−C 中継コネクタ
5、15 制御部
6、16 負荷
7 抵抗測定器
8、18 表示部
9、19 CPU
10、17 ROM
20 A/Dコンバータ
W−1、W−2、W−11、W−12 信号線
r 抵抗
R1、R2 検出用抵抗
Vcc 電源
V1、V2 検出電圧
P1、P2 接続点

Claims (2)

  1. 負荷側と監視側との間に接されている複数のコネクタの接続状態を監視するコネクタ接続監視装置であって
    前記複数のコネクタのそれぞれが有する複数の極のうち2つの極の間に接続されており、前記負荷側と前記監視側との間に配され複数の信号線の間に並列に接続されている同一の抵抗値を有する複数の抵抗について、前記監視側から見た合成抵抗値を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された合成抵抗値に基づき、前記監視側から見て何番目のコネクタまで正常に接続されているかを判定する判定手段と、を備えることを特徴とするコネクタ接続監視装置。
  2. 前記判定手段の判定結果を出力する出力手段を備えることを特徴とする請求項1記載のコネクタ接続監視装置。
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