JP5163361B2 - 画像形成用トナー、画像形成装置、及び画像形成方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、オイル塗布定着方式では、特にカラー画像を形成する際、画像に過度な光沢が生じる場合があり、良好な画質が得られないばかりか、画像形成後の記録媒体に鉛筆で書き込み難いなどの欠点があった。
オイルレス定着方式では、定着ローラーにオイルを塗布する代わりに、微小粒径のワックスが離型剤として母体樹脂中に含有された画像形成用トナーを用いる。ワックスは母体樹脂、着色剤などと共に溶融混練されることで、母体樹脂中に所望の微小粒径で分散される。
微小粒径のワックスを含有した画像形成用トナーは、定着ローラーによる加熱でワックスが溶融してトナー表面に染み出し、トナーと定着ローラー間にオイルが塗布されたような状態となる。従って、微小粒径のワックスを含有した画像形成用トナーは、定着時に離型性を発揮するため、定着ローラー上に付着することがなく、記録媒体上に定着され、オフセット現象によるゴースト画像などの発生を抑制することができる。
しかしながら、高速化に伴って画像形成用トナーに対して供給し得る単位時間あたりの熱エネルギー(ニップ時間)が従来よりも少なくなるため、画像形成用トナーに充分な熱が伝わらず、記録媒体の表面乃至近傍に存在する画像形成用トナーの溶融不良が生じる。
また、定着の際に画像形成用トナーの溶融不良は、コールドオフセット現象が起こらない場合であっても、光沢度が著しく低下するなどの出力画像の画質が低下する原因となるため問題であった。
また本発明は、前記画像形成用トナーを用いた画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
また本発明によれば、前記画像形成用トナーを用いた画像形成装置及び画像形成方法を提供することができる。
〔画像形成用トナー〕
本発明に係る画像形成用トナーは、着色剤と、結着樹脂と、離型剤と、が配合され、溶融・混練工程を経た後に粉砕されてなり、前記離型剤は、脂肪酸及び/または脂肪酸エステルと、タンパク質と、を含み、該タンパク質は、DSCによって最大吸熱ピークが140℃以上で検出され、前記脂肪酸及び/または脂肪酸エステルと、前記タンパク質と、の混合物は、ケルダール法によって測定されるタンパク質含有量が50乃至75重量%であることを特徴とする。
本発明に用いられる離型剤は、脂肪酸及び/または脂肪酸エステルと、タンパク質とを含む。即ち、少なくとも脂肪酸または脂肪酸エステルのうち1種以上とタンパク質とからなる混合物を含むことが好ましい。
ところが、脂肪酸及び/または脂肪酸エステルとタンパク質とを混合させることで、低温定着性の向上に寄与する脂肪酸及び/または脂肪酸エステルの作用を損ねることなく、結着樹脂由来のTg低下を抑制し、高い耐熱保存性を保った画像形成用トナーを提供することができる。
本発明に用いられる脂肪酸及び/または脂肪酸エステルと、タンパク質と、からなる混合物は、ケルダール法によるタンパク質量定量法よって測定されるタンパク質の含有量が、50乃至75重量%であることが、低温定着性と耐熱保存性とを両立させるために好ましい。50重量%よりも低い含有率では、結着樹脂へ脂肪酸及び/または脂肪酸エステルが積極的に溶解するために離型効果が充分に現れなくなる。75重量%よりも高い含有率では、タンパク質と脂肪酸及び/または脂肪酸エステルが積極的に相互作用するために、画像形成用トナー表面への染み出しが悪くなり、離型効果が充分に現れなくなる。
図1にこれら結着樹脂と、脂肪酸及び/または脂肪酸エステル(WAX)と、タンパク質と、の関係を模式図にして示す。
脂肪酸及び/または脂肪酸エステルと、タンパク質と、からなる混合物におけるタンパク質の成分量は、ケルダール法によって測定した。具体的には以下の手順に従い行った。
先ず、試料1gをK2SO4とCuSO4とを9:1に混合した接触剤を3g、濃硫酸20mlをゆっくりと混合し、フラスコ中で加熱した。次いで、硫酸銅の青味が確認できてから6時間加熱し、充分冷却した後、氷中で50mlの水分をゆっくりと加え、希釈した。さらに、正確に希釈溶液体積を計量した後、ケルダール蒸留装置で0.1当量硫酸水溶液10mlと希釈溶液5ml、メチルレッド・メチレンブルー指示薬を適量加えた混合液を蒸留し、得られた蒸留液を0.1当量水酸価ナトリウム水溶液で滴定した。このときの滴定量をAとした。また、空試験として、上記希釈溶液を入れずに同様の手法で蒸留を行い、残留液を0.1当量水酸価ナトリウム水溶液で滴定し、そのときの滴定量をBとした。そこで、B−A(ml)を計算した。1mlあたりがおおよそ0.0014gの窒素にあたるため、この値と窒素係数6.25をかけた数値から、含有されるタンパク質の重量を導出した。
離型剤の融点とDSC最大吸熱ピークの測定には、理学電機社製TG−DSCシステムTAS−100を使用した。先ず、試料約10mgをアルミ製試料容器に入れ、それをホルダユニットにのせ、電気炉中にセットする。室温から昇温速度10℃/minで180℃まで加熱する。融点は、TAS−100システム中の解析システムを用いて、融点近傍の吸熱カーブの接線とベースラインとの接点から算出され、また、このとき最大吸熱ピークが140℃以上で現れるか否かを測定した。
溶媒中で乳化、懸濁重合法等を利用して得られる、所謂重合トナーも盛んに開発されているが、本発明に係る画像形成用トナーは、低温定着性と耐熱保存性とを両立させるために、粉砕トナーとすることが好ましい。
本発明では、脂肪酸としては、既知の飽和・不飽和脂肪酸全てを使用することができる。例えば、酪酸、ヘキサン酸、オクタン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、デセン酸、ミリストレイン酸、ペンタデセン酸、パルミトレイン酸、ヘキサデカトリエン酸、ヘプタデセン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、γ−リノレン酸、オクタデカンテトラエン酸、イコセン酸、イコサジエン酸、イコサトリエン酸、イコサテトラエン酸、アラキドン酸、イコサペンタエン酸、ドコセン酸、ドコサジエン酸、ドコサヘキサエン酸、テトラコセン酸などが挙げられるが、好ましくは、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸を用いるとより効果的である。
また、本発明に係る画像形成用トナーでは、必要に応じて上記した脂肪酸、脂肪酸エステル、及びタンパク質以外の離型剤をさらに添加しても良い。脂肪酸、脂肪酸エステル、及びタンパク質以外の離型剤としては、融点が50〜120℃の低融点のワックスが、離型剤として効果的に定着ローラーと画像形成用トナー界面との間で作用するため好ましい。かかる作用により、定着ローラーにオイルの如き離型剤を塗布することなく高温オフセット現象の発生の抑制に対して効果を奏する。
ロウ類及びワックス類としては、カルナバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス、オゾケライト、セルシン等の鉱物系ワックス、及びおよびパラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス等が挙げられる。また、これら天然ワックスの他に、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス、エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス等が挙げられる。さらに、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド及び、低分子量の結晶性高分子樹脂である、ポリ−n−ステアリルメタクリレート、ポリ−n−ラウリルメタクリレート等のポリアクリレートのホモ重合体あるいは共重合体(例えば、n−ステアリルアクリレート−エチルメタクリレートの共重合体等)等、側鎖に長いアルキル基を有する結晶性高分子等も用いることができる。
本発明に用いられる結着樹脂には、従来から画像形成用トナーに使用されているものを全てが使用できる。例えば、ポリスチレン、ポリクロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の単重合体;スチレン/p−クロロスチレン共重合体、スチレン/プロピレン共重合体、スチレン/ビニルトルエン共重合体、スチレン/ビニルナフタレン共重合体、スチレン/アクリル酸メチル共重合体、スチレン/アクリル酸エチル共重合体、スチレン/アクリル酸ブチル共重合体、スチレン/アクリル酸オクチル共重合体、スチレン/メタクリル酸メチル共重合体、スチレン/メタクリル酸エチル共重合体、スチレン/メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン/α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン/アクリロニトリル共重合体、スチレン/ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン/ビニルメチルケトン共重合体、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/イソプレン共重合体、スチレン/アクリロニトリル/インデン共重合体、スチレン/マレイン酸共重合体、スチレン/マレイン酸エステル共重合体などのスチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリビニルブチルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスなどが挙げられ、これらは単独であるいは2種以上を混合して使用される。
また、本発明に係る画像形成用トナーでは、上記列挙した中でもポリエステル樹脂を結着樹脂として用いることが低温定着性に優れるため好ましい。
本発明に用いられる着色剤には、公知の染料及び顔料が全て使用できる。例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ポグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びこれらの混合物が挙げられる。
着色剤の含有量は、画像形成用トナーに対して通常1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
本発明に用いられる帯電制御剤には、従来から使用されている公知のものが全て使用でき、例えば、ニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。具体的にはニグロシン系染料のボントロン03、4級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製)、4級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製)、4級アンモニウム塩のコピーチャージPSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、4級アンモニウム塩のコピーチャージ NEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製)、LRA−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、4級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が挙げられる。
帯電制御剤の含有量は、所望の帯電特性に応じて適宜決められる。
本発明に用いられる外添剤としては、流動性付与、帯電性や現像性付与の目的から、無機微粒子が好ましく用いられる。この無機微粒子の一次粒子径は、5×10−3〜2μmであることが好ましく、特に5×10−3〜0.5μmであることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500m2/gであることが好ましい。この無機微粒子の添加量は、画像形成用トナーの0.01〜5wt%であることが好ましい。
(磁性粉体)
本発明は、磁性一成分トナー(一成分現像剤)にも使用することができる。また、磁性トナーとして使用する場合には、公知の磁性材料が使用でき、磁性トナー中に含まれる磁性材料としては、マグネタイト、ヘマタイト、フェライト等の酸化鉄、鉄、コバルト、ニッケルのような金属あるいはこれら金属のアルミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングステン、バナジウムのような金属の合金およびその混合物などが挙げられる。これらの強磁性体は平均粒径が0.1〜2μm程度のものが望ましく、トナー中に含有させる量としては結着樹脂100重量部に対し20〜200重量部、特に好ましくは樹脂成分100重量部に対し40〜150重量部である。
(キャリア)
本発明の画像形成用トナーは、キャリアを使用する二成分現像剤用のトナー(二成分現像剤)としても使用できる。キャリアには、従来より公知の二成分現像剤用のものを使用することができ、例えば、鉄やフェライト等の磁性体粒子からなるキャリア、このような磁性体粒子を樹脂で被覆してなる樹脂コートキャリア、あるいは磁性体微粉末を結着樹脂中に分散して成るバインダ型キャリア等を使用することができ、磁性材料としては、マグネタイト、ヘマタイト、フェライト等の酸化鉄、鉄、コバルト、ニッケルのような金属あるいはこれら金属のアルミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングステン、バナジウムのような金属の合金およびその混合物などを使用できる。
また、上記以外にキャリアに使用されるキャリア被覆材料としては、アミノ系樹脂、例えば尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ユリア樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂等があげられる。またポリビニルおよびポリビニリデン系樹脂、例えばアクリル樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂およびスチレン−アクリル共重合樹脂等のポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル等のハロゲン化オレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂およびポリブチレンテレフタレート樹脂等のポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリフッ化ビニル樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリトリフルオロエチレン樹脂、ポリヘキサフルオロプロピレン樹脂、フッ化ビニリデンとアクリル単量体との共重合体、弗化ビニリデンとフッ化ビニルとの共重合体、テトラフルオロエチレンとフッ化ビニリデンと非フッ化単量体とのターポリマー等のフルオロターポリマー、およびシリコーン樹脂等が挙げられる。
また必要に応じて、導電粉等を被覆樹脂中にフィラーとして含有させてもよい。導電粉等としては、金属粉、カーボンブラック、酸化チタン、酸化錫、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、シリカ等が使用できる。これらは、平均粒子径1μm以下のものが好ましい。平均粒子径が1μmよりも大きくなると、導電粉の場合は電気抵抗の制御が困難になる。
(粉砕して造粒する(溶融混練法;溶融・混練工程及び粉砕工程))
本発明に係る画像形成用トナーを作製する方法としては、まず、前述した結着樹脂、着色剤としての顔料または染料、離型剤、必要に応じてさらに荷電制御剤、その他の添加剤をヘンシェルミキサーの如き混合機により充分に混合した後、連続式の2軸押出し機、例えば神戸製鋼所社製KTK型2軸押出し機、東芝機械社製TEM型2軸押出し機、池貝鉄工社製PCM型2軸押出し機、栗本鉄工所社製KEX型2軸押出し機や、連続式の1軸混練機、例えばブッス社製コ・ニーダ、KCK社混練機等の熱混練機を用いて構成材料をよく混練する。このとき、比エネルギーを増加する方法として、混練処理量を低下する方法や、混練機設定温度を低くし、混練物を高粘度状態で混練する方法を用いる。
次に、混練物を冷却後、ハンマーミル等を用いて粗粉砕し、更にジェット気流を用いた微粉砕機や機械式粉砕機により微粉砕し、旋回気流を用いた分級機やコアンダ効果を用いた分級機により所定の粒度に分級し、本発明の画像形成用トナーを得る。
さらに、外添剤としての無機微粒子と、上記した分級後のトナーとをヘンシェルミキサーの如き混合機により充分混合し、250メッシュ以上の篩を通過させ、粗大粒子、凝集粒子を除去し、画像形成用トナーとしても良い。
(画像形成用トナーの粒径の測定)
コールターカウンター法によるトナー粒子の粒度分布の測定装置としては、コールターカウンターTA−IIやコールターマルチサイザーII(いずれもコールター社製)が挙げられる。本発明においては、コールターマルチサイザーIIを使用して測定した。以下に測定方法について述べる。
結着樹脂の質量平均分子量はGPC(gel permeation chromatography)によって以下の条件で測定した。
・装置:GPC−150C(ウォーターズ社製)
・カラム:KF801〜807(ショウデックス社製)
・温度:40℃
・溶媒:THF(テトラヒドロフラン)
・流速:1.0mL/分
・試料:濃度0.05〜0.6%の試料を0.1mL注入した
以上の条件で測定した結着樹脂の分子量分布から、単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校正曲線を使用して結着樹脂の質量平均分子量を算出した。
結着樹脂の数平均分子量はGPCによって以下の条件で測定した。
・装置:GPC−150C(ウォーターズ社製)
・カラム:KF801〜807(ショウデックス社製)
・温度:40℃
・溶媒:THF(テトラヒドロフラン)
・流速:1.0mL/分
・試料:濃度0.05〜0.6%の試料を0.1mL注入した
また、THF100mlに試料(結着樹脂)1gを添加した時の不溶分が75重量%以上である場合は、溶媒として、DMF(ジメチルホルムアミド)を用いた。なお、数平均分子量は、単分散ポリスチレン標準試料を用いて作成した分子量校正曲線から算出した。
次に、本発明に係る画像形成装置について、図面を参照しながら具体例を挙げて説明する。尚、以下に示す具体例には種々の限定が付されているが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
図2は、本発明に係る画像形成装置の一実施の形態における構成示す概略図である。また図3は、本発明に係る画像形成装置の一実施の形態における画像形成部の構成示す概略図であって、図2の一部の詳細を示すものである。
図2に示すタンデム画像形成装置は、タンデム型カラー画像形成装置である。タンデム画像形成装置は、複写装置本体150と、給紙テーブル200と、スキャナ300と、原稿自動搬送装置(ADF)400とを備えている。
<実施例1;画像形成用トナー1>
(ポリエステル樹脂1の合成例)
温度計、攪拌機、冷却器および窒素導入管の付いた反応槽中にビスフェノールAのPO付加物(水酸基価 320)443部、ジエチレングリコール135部、テレフタル酸422部およびジブチルチンオキサイド2.5部を入れて、230℃で酸価が7になるまで反応させて、[ポリエステル樹脂1]を得た。ポリエステル樹脂1のTgは65℃、ピーク分子量16000であった。
次に、マスターバッチ1の合成例を示す。
〔マスターバッチ1の処方〕
水 25部
カーボンブラック(三菱化学製 #C−44) 50部
ポリエステル樹脂1 50部
〔画像形成用トナー1の処方〕
ポリエステル樹脂1 95部
G32 0.1部
(コグニス・オレオケミカルズ・ジャパン社製、ステアリン酸エステル)
MMF−40(森永乳業、乳脂) 5部
マスターバッチ1 10部
上記画像形成用トナー1の処方に示された材料を、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製のヘンシェル20Bを用いて1500rpmで3分間)で混合し、一軸混練機(Buss社製の小型ブス・コ・ニーダー)にて以下の条件で混練を行い(設定温度:入口部100℃、出口部80℃で、フィード量:10kg/Hr)、[母体トナー1]を得た。
その後、[トナー母体粒子1]100重量部、外添剤として一次粒径10nmの疎水性シリカ(外添剤A)1.0重量部、ゾルゲル法で製造した一次粒径110nm、ほぼ真球のヘキサメチルジシラザン疎水化処理シリカ(外添剤B)1.5重量部と、一次粒径15nmの疎水性酸化チタン(外添剤C)1.0部をヘンシェルミキサー(三井鉱山社製のヘンシェル20B)にて混合してトナーを得た。
(画像形成用トナー2の製造例)
[画像形成用トナー1]の製造例において、ステアリン酸エステルのかわりに、G20(ステアリン酸、コグニス・オレオケミカルズ・ジャパン社製)を使用した以外は、同様の手法にて[画像形成用トナー2]を得た。
このとき、MMF−40のDSCピークを観察したところ、最大吸熱ピークは143℃付近に見られ、MMF−40とG20との混合物をケルダール法によって同定したタンパク質の量は51.3%であった。
なお、[画像形成用トナー2]の重量平均粒径(D4)は6.1μm、個数平均粒径(Dn)は5.5μmであった。
(画像形成用トナー3の製造例)
[画像形成用トナー1]の製造例において、MMF−40の代わりにMMF−30(森永乳業社製)を使用し、G32の添加量を1.0部とした以外は、同様の手法にて[トナー3]を得た。
このとき、MMF−30のDSCピークを観察したところ、最大吸熱ピークは143℃付近に見られ、MMF−30とG32の混合物をケルダール法によって同定したタンパク質の量は72.4%であった。
なお、[画像形成用トナー3]の重量平均粒径(D4)は7.2μm、個数平均粒径(Dn)は6.2μmであった。
(画像形成用トナー4の製造例)
[画像形成用トナー1]の製造例において、G32を使用せずに製造した以外は同様の手法にて[画像形成用トナー4]を得た。
このとき、MMF−50のDSCピークを観察したところ、最大吸熱ピークは145℃付近に見られ、MMF−50をケルダール法によって同定したタンパク質の量は53.5%であった。
なお、[画像形成用トナー4]の重量平均粒径(D4)は7.1μm、個数平均粒径(Dn)は6.3μmであった。
(画像形成用トナー5の製造例)
[画像形成用トナー1]の製造例において、MMF−50の代わりにMMF−20を使用した以外は、同様の手法にて[画像形成用トナー5]を得た。
このとき、MMF−20のDSCピークを観察したところ、最大吸熱ピークが135℃付近に見られ、MMF−20とG32をケルダール法によって同定したタンパク質の量は52.3%であった。
なお、[画像形成用トナー5]の重量平均粒径(D4)は6.3μm、個数平均粒径(Dn)は6.0μmであった。
(画像形成用トナー6の製造例)
[画像形成用トナー1]の製造例において、MMF−40の代わりにMMF−50(森永乳業社製)を使用した以外は、同様の手法にて[画像形成用トナー6]を得た。
このとき、MMF−50のDSCピークを観察したところ、最大吸熱ピークは145℃付近に見られ、MMF−50とG32をケルダール法によって同定したタンパク質の量は48.3%であった。
[画像形成用トナー6]の重量平均粒径(D4)は6.6μm、個数平均粒径(Dn)は5.9μmであった。
(画像形成用トナー7の製造例)
[画像形成用トナー1]の製造例において、MMF−40の代わりにMMF−30(森永乳業社製)を使用し、G32の添加量を0.1部とした以外は、同様の手法にて[画像形成用トナー7]を得た。
このとき、MMF−30の混合物のDSCピークを観察したところ、最大吸熱ピークは143℃の間に見られ、MMF−30とG32の混合物をケルダール法によって同定したタンパク質の量は78.4%であった。
[画像形成用トナー7]の重量平均粒径(D4)は8.0μm、個数平均粒径(Dn)は7.3μmであった。
<コールドオフセットの評価>
[画像形成用トナー1〜7]は、リコー製複写機imageo Neo C600を使用し、当該複写機に使用されるキャリアと混合して次のような画像評価試験を行った。
A4サイズの用紙(T6000 70W T目、リコー社製)に3cm×5cmの長方形となるような画像を紙面の先端から5cmの位置に付着量0.85mg/cm2のトナーサンプルを作製し、続いて定着部材の温度を140℃に常に制御した上で線速300mm/secにて定着させた(トナー重量は画像出力前後の用紙の重量から計算した)。このとき、オフセット発生有無を試験者の目視によって評価した。このとき、140℃においてオフセットの発生が認められなかった場合に限って、そのトナーを合格の判定とした。この結果を下記表1に示す。
各トナーを50℃恒温槽で72時間保管後、42μmメッシュのふるいにてトナー2gを2分間ふるい、金網上の残存率をもって、下記基準により耐熱保存性を評価した。なお、耐熱保存性の良好なトナーほど残存率は小さくなり、以下のような基準で評価を行った。この結果を下記表1に示す。
○:残量が少なく、耐熱保存性が優れる
×:残量が多く、耐熱保存性が劣る
63 クリーニング装置
64 除電器
120 タンデム型現像器
130 原稿台
142 給紙ローラー
143 ペーパーバンク
144 給紙カセット
145 分離ローラー
146 給紙路
147 搬送ローラー
148 給紙路
150 複写装置本体
160 帯電装置
200 給紙テーブル
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置(ADF)
1010K ブラック用静電潜像担持体
1010Y イエロー用静電潜像担持体
1010M マゼンタ用静電潜像担持体
1010C シアン用静電潜像担持体
1014 支持ローラー
1015 支持ローラー
1016 支持ローラー
1017 中間転写クリーニング装置
1018 画像形成手段
1021 露光装置
1022 二次転写装置
1023 ローラー
1024 二次転写ベルト
1025 定着装置
1026 定着ベルト
1027 加圧ローラー
1028 シート反転装置
1032 コンタクトガラス
1033 第1走行体
1034 第2走行体
1035 結像レンズ
1036 読取りセンサ
1049 レジストローラ
1053 手差し給紙路
1054 手差しトレイ
1055 切換爪
1056 排出ローラー
1057 排出トレイ
1058 コロナ帯電器
1062 転写帯電器
Claims (7)
- 着色剤と、結着樹脂と、離型剤と、が配合され、
溶融・混練工程を経た後に粉砕されてなり、
前記離型剤は、脂肪酸及び/または脂肪酸エステルと、タンパク質と、を含み、
該タンパク質は、DSCによって最大吸熱ピークが140℃以上で検出され、
前記脂肪酸及び/または脂肪酸エステルと、前記タンパク質と、の混合物は、ケルダール法によって測定されるタンパク質含有量が50乃至75重量%であることを特徴とする画像形成用トナー。 - 重量平均粒径が3.5乃至10μmであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成用トナー。
- 前記離型剤は、前記結着樹脂100重量部に対して2乃至15重量部配合されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成用トナー。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成用トナーのみからなることを特徴とする一成分現像剤。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成用トナーと、キャリアと、を含有することを特徴とする二成分現像剤。
- 像担持体と、
該像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像を、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成用トナーを用いて現像し可視像を形成する現像手段と、
前記可視像を、記録媒体上に転写して未定着画像を形成する転写手段と、
前記未定着画像を、前記記録媒体に定着させる定着手段と、を備え、
該定着手段は、前記記録媒体を280mm/秒以上で搬送することを特徴とする画像形成装置。 - 像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、
前記静電潜像を、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成用トナーを用いて現像して可視像を形成する現像工程と、
前記可視像を記録媒体上に転写して未定着画像を形成する転写工程と、
前記未定着画像を、前記記録媒体に定着させる定着工程と、を有し、
前記定着工程は、前記記録媒体を280mm/秒以上で搬送することを特徴とする画像形成方法。
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