JP5163009B2 - 車両の乗員保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の乗員保護装置に関するものである。
側面衝突対策として、3席のシートをトライアングル型に配置した車両において、前席シートおよび後席シートに対して共用のエアバッグを車体側壁側から展開する技術が開示されている(特許文献1)。
また、後突対策として、シートブラケットを車両後端部に配設されるクロスメンバの近傍に配設し、クロスメンバが後突時に車室内に侵入する動作に連動して、後部シートを前方へ移動させる技術がある。
さらに、後突時に後部シートが車体に対して相対的に車両前方へ移動してシートベルトに一定以上の張力が作用した場合に、リトラクタからシートベルトを繰り出す技術が開示されている(特許文献2)。
特開2000−79863号公報 特開平11−208337号公報
このように、車両の燃費性能の向上を図るために車両を小型化および軽量化することが望まれている。その一方で、後突に対する安全性を高めることも望まれている。
しかしながら、特許文献2で開示されている技術は、リトラクタからシートベルトを繰り出す際もシートベルトに一定の張力を負荷しており、シートベルトに負荷される荷重がシートによって支持される構造であるため、シートをその荷重に耐え得るだけの頑丈な構造とする必要がある。このため、シートを車体に支持させる構造が大型化すると共に、シートの重量が大きくなってしまうため、車両を小型化および軽量化することができない。その一方、シートを頑丈な構造にしない場合には、後突時にシートがシートベルトから受ける荷重に耐えきれず、後方にしなることにより乗員の前方待避が遅れてしまう可能性がある。
従って、本発明の目的は、小型および軽量なシートを用いながら、後突時にシートベルトにより乗員をシートに拘束すると共に、シートベルトにより乗員を過度に締め付けることを抑制しながら、乗員を前方待避させて確実に保護することにある。
この発明による車両の乗員保護装置は、車両のシートに着座する乗員を該シートに拘束する、車体に支持されたシートベルトを備えた車両の乗員保護装置において、前記車両は、前部シートと、当該前部シートに対して車幅方向外方であって、前記車両の前後方向後方に配置された後部シートと、を備え、後突時に、前記後部シートを、車両前方側に移動させる移動手段と、前記シートベルトを車体に支持する支持部に設けられ、後突時に前記シートベルトによる前記乗員の拘束を緩和する緩和手段と、を備え、前記移動手段は、前記後部シートを前記車両の前後方向にスライド可能に支持するレール部材と、前記後部シートを前記レール部材上に固定する固定部と、後突荷重により前記固定部による固定を解除する解除部と、からなり、前記緩和手段は、該緩和手段が前記移動手段の作動に連動して作動するよう、前記後部シートの脚部に固定されたダンパと該ダンパに接続されたワイヤと該ワイヤの他端の先端部に接続されたピンとを備え、前記後部シートの車両前方側への移動により前記ワイヤを引っ張って前記ピンを移動させる伝達部材を備え、前記シートベルトを車体に支持する支持部は、前記ピンの移動に起因して、一定距離だけ乗員の拘束を緩和する方向へのベルトの移動を許容したものである。
上記構成によれば、前記緩和手段が、前記シートベルトを車体に支持する支持部に設けられ、後突時に前記シートベルトによる前記乗員の拘束を緩和するため、小型および軽量な前記シートを用いながら、後突時に前記シートベルトにより乗員を前記シートに拘束すると共に、前記シートベルトにより乗員を過度に締め付けることを抑制しながら、乗員を確実に保護することができる。
た、前記車両は、前部シートと、当該前部シートに対して車幅方向外方であって、前記車両の前後方向後方に配置された後部シートと、を備え、前記移動手段は、後突時に、前記後部シートのシートバックを、車両前方側に移動させ、前記緩和手段は、前記後部シートに着座する乗員用の前記シートベルトによる前記乗員の拘束を緩和するので、前記後部シートが前記前部シートに対して車幅方向外方であって、前記車両の前後方向後方に配置されるため、後突時に前記後部シートを大きく前方移動させることができる。
さらに、前記緩和手段が前記移動手段の作動に連動して作動するよう、前記移動手段の作動力を前記緩和手段に伝達する伝達部材を備えているので、前記伝達部材が、前記移動手段の作動力を前記緩和手段に伝達することができ、前記移動手段の作動と連動させて、前記シートベルトによる乗員の拘束を確実に緩和することができる。
加えて、前記移動手段は、前記後部シートを前記後部車両の前後方向にスライド可能に支持するレール部材と、前記後部シートを前記レール部材上に固定する固定部と、後突荷重により前記固定部による固定を解除する解除部と、を備えているので、前記解除部が後突荷重により前記固定部による固定を解除することができ、後突時以外には前記後部シートを前記レール部材上に確実に固定することができる。
この発明の一実施態様においては、前記支持部がアンカ部であり、該アンカ部は、プレートと、該プレートに固定されシートベルトを通過させる孔部を有するアンカと、プレートに固定されたピンと、側部に固定され係合孔と該係合孔よりも一定距離だけ下方に離間して配された係合孔とを有するブラケットと、を備え、前記アンカは、前記孔部を通過するシートベルトから負荷される荷重を支持し、前記伝達部材のピンは、下方かつ側部側に傾斜する斜面部を有しており、前記斜面部とピンとの間には、該斜面部に対応して、逆側に傾斜した斜面を有し、前記上側の係合孔内を摺動するスライダが設けられ、後突時に後部シートが前方に移動した時、前記ワイヤが引っ張られてピンが下方に移動し、ピンの斜面部によりスライダおよびピンが車室内側に押し出され、ピンが上側の係合孔から外れ、シートベルトの張力および重力により下方に移動した後、ピンが一定距離だけ離れて配された下側の係合孔に係合されるものである。
上記構成によれば、前記支持部がアンカであり、前記緩和手段は、前記アンカの位置を変位することにより、前記シートベルトによる前記乗員の拘束を緩和するものであり、前記アンカの位置を変位させることにより、前記シートベルトによる乗員の拘束を容易かつ確実に緩和することができる。
この発明の一実施態様においては、前記支持部がバックル部であり、該バックル部は、プレートと、該プレートに固定されしシートベルトの先端を固定するバックルと、プレートに固定されピンと後部シートの脚部に固定され係合孔と該係合孔よりも一定距離だけ上方に離間して配された係合孔とを有するブラケットと、下側の係合孔内を摺動可能に配設されるスライダと、を備え、後突時に後部シートが前方に移動した時、前記ワイヤが引っ張られてピンが上方に移動し、ピンの斜面部によりスライダおよびピンが押し出され、ピンが下側の係合孔から外れ、シートベルトの張力により上方に移動するものである。
上記構成によれば、前記支持部がバックルであり、前記緩和手段は、前記バックルの位置を変位することにより、前記シートベルトによる前記乗員の拘束を緩和するものであり、前記バックルの位置を変位することにより、前記シートベルトによる乗員の拘束を容易かつ確実に緩和することができ確実にベルト張力を緩和できる。
以上述べた通り、本発明によれば、小型および軽量なシートを用いながら、後突時にシートベルトにより乗員をシートに拘束すると共に、シートベルトにより乗員を過度に締め付けることを抑制しながら、乗員を確実に保護することができる。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る車両Aの乗員保護装置100の全体構成を示す平面図であり、図2は、第1の実施形態に係る車両Aの乗員保護装置100の概略的な側面図である。また、図3は、図1のU−U線に沿った概略断面図であり、(a)は、後突前のシート移動部10を示す図、(b)は後突後のシート移動部10を示す図である。
車両Aには、運転席である前部シート1と、その助手席である2席の後部シート2、3と、がフロア6上に配設される。後部シート2、3は、前部シート1に対して車幅方向外方であって、車両Aの前後方向後方に配置され、後部シート2、3の前方には、後部シート2、3に着座する乗員の足置きスペースSが形成されている。すなわち、前部シート1および後部シート2、3は、車両A内にトライアングル状に配置される。なお、前部シート1および後部シート2、3は、いわゆるベンチシートではなく、それぞれが分離されたシートであり、前部シート1および後部シート2、3のそれぞれが座部1a、2a、3aおよびシートバック1b、2b、3bを有する。
また、車両Aは、後部シート2、3に着座する乗員を後部シート2、3に拘束するシートベルト7を備える。シートベルト7は、車体に設けられた支持部20によって支持される。すなわち、シートベルト7は、車両Aのリアピラー9(乗員の肩部近傍)に設けられるアンカ部21、乗員の腰骨近傍でシートベルト7の先端部を固定するバックル部22、および車両Aのリアピラー9からフロア6’に架けて設けられ、シートベルト7を巻き取るリトラクタ部(巻き取り部材)23(図2参照)によって支持される、いわゆる三点式シートベルトである。
乗員保護装置100は、後突時に、後部シート2、3を、車両前方側に移動させるシート移動部10と、支持部20に設けられ、後突時にシートベルト7による乗員の拘束を緩和する緩和部30(図2参照)と、緩和部30がシート移動部10の作動に連動して作動するよう、シート移動部10の作動力を緩和部30に伝達する伝達部材40と、を備える。
シート移動部10は、図3に示すように、後部シート2、3を車両Aの前後方向にスライド可能に支持するレール部材11と、後部シート2、3をレール部材11上に固定する固定部12と、後突荷重により固定部12による固定を解除する解除部13と、後突荷重が入力される入力部14と、入力部14に入力された後突荷重を緩衝する緩衝部15と、緩衝部15により緩衝された後突荷重を後部シート2、3に伝達する伝達部16と、を備える。
また、シート移動部10は、通常時には、後部シート2、3に着座する乗員が解除部13をロック解除方向に操作することによって、後部シート2、3の固定部12によるロックを解除して、車両Aの前後方向に移動自在となっている。また、シート移動部10は、後突時に、後部シート2、3の前端部が前部シート1の後端部よりも前方に移動することができる。すなわち、レール部材11は、その前端部まで後部シート2、3が移動した際に、後部シート2、3の前端部が前部シート1の後端部よりも前方に移動可能である範囲で設けられる。
入力部14は、緩衝部15、伝達部16と共に同一直線上に設けられる。緩衝部15は、例えば、スプリングおよびダンパで構成される。すなわち、入力部14から入力された後突荷重が、緩衝部15で緩衝された後、伝達部16によって、後部シート2、3に伝達される。また、伝達部16は、解除部13がロック解除方向に動くように、解除部13の回動軸13aからずれた位置に係合し、後突荷重が伝達される。
支持部20は、シートベルト7の張力を支持する部分である。緩和部30は、シート移動部10により、後部シート2、3が前方に変位した際に、後部シート2、3に着座する乗員がシートベルト7によって、過度に締め付けられることを防止するために設けられる。なお、緩和部30の詳細については、後述する。
伝達部材40は、図3に示すように、後部シート2、3の脚部2c、3cに固定されたダンパ41と、固定部42を介して、ダンパ41に接続されたワイヤ43と、ワイヤ43の先端部に接続されたピン44(図7参照)と、を備える。
ダンパ41は、例えば、弁を備えた油圧ダンパであり、2室を隔てるピストンの加速度が大きい場合には、弁が閉じられて2室間でオイルが流動せず、ピストンの加速度が小さい場合には、弁が開かれて2室間でオイルが流動するように構成される。すなわち、後部シート2、3の加速度が大きい場合には、ダンパ41内におけるピストンの位置が移動しないため、ワイヤ43を引っ張るが、後部シート2、3の加速度が小さい場合には、ダンパ41内におけるピストンの位置が移動するため、ワイヤ43を引っ張らない動作となる。また、ワイヤ43は、本実施形態では、アンカ部21近傍まで延びている。
図4において、(a)はリトラクタ部23の概略的な断面図、(b)は図4の(a)のF方向の矢視図である。リトラクタ部23は、シートベルト7を巻き取る巻き取り装置であり、車両Aのリアピラー9からフロア6’上に架けて配設される。
リトラクタ部23は、駆動部23aと、巻き取り部23cからの駆動力は駆動部23aに伝達せず、駆動部23aからの駆動力は巻き取り部23cに伝達するクラッチ部23bと、巻き取り部23cを回転させることによってシートベルト7を巻き取る巻き取り部23cと、巻き取り部23cの回転運動を強制的にロックするロック部23dと、を有する。
駆動部23aは、回転軸23e’を有する駆動源であるモータ23eと、回転軸23e’に固定された歯車23fと、を有する。また、クラッチ部23bは、歯車23fと噛み合う歯車23pと、歯車23pの内側内壁に固定されたスプリング23g’を介して、歯車23pに固定されたピン23g”を回動軸として回動可能に配された爪部23gと、巻き取り部23cの回転軸23j’に固定された案内部23hおよび歯車23iと、を有する。
巻き取り部23cは、回転軸23j’に固定された筒体23jと、筒体23jの回転角度を検出する角度検出センサ23kと、を有する。回転軸23j’は、例えば、ねじりを許容するねじりバネを用いることにより、乗員を過度に締め付けることを抑制するロードリミッタをコンパクトに提供することができる。
ロック部23dは、回転軸23j’に固定された歯車23lと、歯車23lに噛み合わせることによって、歯車23lの回転運動をロックする爪部23mと、爪部23mの動作を制御するソレノイド23nと、を有する。
この構成によれば、モータ23eが駆動すると、歯車23fから歯車23pに回転運動が伝達され、歯車23pが回転すると、その動きに伴って、爪部23gが案内部23hに案内されて、歯車23iに噛み合うようになる。さらに、歯車23iが回転すると、回転軸23j’も回転するため、筒体23jおよび歯車23lも回転する。
これにより、巻き取り部23cは、シートベルト7を巻き取ることが可能となる。また、ロック部23dは、歯車23lの回転運動をロックすることによって、巻き取り部23cが回転しないようにロックすることが可能となる。従って、リトラクタ部23は、モータ23eの電源(オンまたはオフ)およびソレノイド23nの電流(正方向または逆方向)を制御することによって、本発明に沿った乗員保護処理を行うことができる。なお、ソレノイド23nに正方向に電流を流した場合には、ロック部23dが解除され、ソレノイド23nに逆方向に電流を流した場合には、ロック部23dがロックされる設定とする。
図5は、第1の実施形態に係る車両Aの乗員保護装置100の機能的構成を示す図である。乗員保護装置100は、乗員保護処理を制御するECU4と、ECU4に接続された種々のセンサと、ECU4によって制御されるソレノイド23nおよびモータ23eと、を有する。
ECU4は、後突の発生を検出する後突検出部60と、後突の発生を予知する後突予知部70と、筒体23jの回転角度を検出する角度検出部90と、後突検出部60の検出結果および後突予知部70の予知結果に基づいて、ソレノイド23nおよびモータ23eの動作を制御する制御部80と、を備える。
後突検出部60には、車両Aの後突荷重を検出する加速度センサ61が接続される。この場合には、常時車両Aの加速度を検出し、急激に加速度が上昇した場合に、後突が発生したことを検出することができる。すなわち、加速度の上昇率が、閾値として設定されている加速度の上昇率よりも大きい場合には、後突が発生したことを検出する。
後突予知部70には、車両Aの側方を走行する他車両、または側壁等の固定物からの距離を電波や音波を用いて検出する距離検出センサ71が接続される。この場合には、距離検出センサ71によって検出された後方の検出物からの距離が閾値以下であり、かつ、検出された距離が前回検出された距離よりも小さい場合には、検出物との距離が接近しているため、後突が生じる可能性が高いことを予知する。
なお、後突検出部60、後突予知部70に接続されるセンサは、加速度センサ61、距離検出センサ71に限定されるものではなく、例えば、レーザやカメラを用いて、他車両等との衝突を検出または予知することができる。角度検出部90には、前述の角度検出センサ23kが接続される。制御部80は、ソレノイド23nおよびモータ23eの動作を制御するCPUである。
図6は、第1の実施形態に係る制御部80の動作手順を示す図である。まず、ステップS101において、ECU4が各センサから種々の情報を取得する。次に、ステップS102において、後突予知部70が後突を予知したか否かを判定する。ステップS102で後突を予知したと判定された場合には、ステップS103において、角度検出センサ23kで角度変化量を監視しながら、モータ23eをシートベルト7の巻き取り方向に一定量(例えば、10cm)だけ作動させる。この処理は、プリテンションと呼ばれる処理であり、後突を予知した場合に、乗員をシートに拘束する処理である。一方、ステップS102で後突を予知しなかったと判定された場合には、ステップS103の処理を省略して、ステップS104に進む。
次に、ステップS104において、後突検出部60が後突を検出したか否かを判定する。ステップS104で後突を検出したと判定された場合には、ステップS105において、ソレノイド23nに逆方向に電流を流す。すなわち、爪部23mによって、歯車23lの回転運動をロックする。一方、ステップS104で後突を検出しなかったと判定された場合には、ステップS105の処理を省略して一連の処理を終了する。
これにより、後突を予知した場合には、シートベルト7を巻き取り、後突を検出した場合には、シートベルト7の巻き取り、および引き出しをロックするため、乗員をシートベルト7により効果的に後部シート2、3に拘束することができる。
なお、ステップS105において、ソレノイド23nに逆方向に電流を流した後であって、後部シート2、3を前進させた後のタイミングでソレノイド23nへ正方向に電流を流して、さらに、モータ23eの巻き取り処理を行ってもよい。後部シート2、3の移動後に、乗員を更に後部シート2、3に拘束するためである。
上述の通り、リトラクタ部23は、後突を検出した場合には、巻き取り処理および引き出し処理がロックされるため、緩和部30は、支持部20であるアンカ部21、バックル部22、リトラクタ部23のうち、アンカ部21の位置を変位することにより、後部シート2、3に着座する乗員用のシートベルト7による乗員の拘束を緩和する。
図7において、(a)は第1の実施形態に係る緩和部30の構成および動作手順を示す図であり、(b)は図7(a)のD方向矢視図である。また、図8において、(a)は後突前の車両Aの状態を示す図、(b)は後突後の車両Aの状態を示す図である。
アンカ部21は、プレート21aと、プレート21aにボルト21bにより固定され、シートベルト7を通過させる孔部21c’を有するアンカ21cと、プレート21aに固定されたピン21eと、側部5aにボルト21fにより固定され、係合孔21g’と、係合孔21g’よりも一定距離(例えば、10cm)だけ下方に離間して配された係合孔21g”と、を有するブラケット21gと、を備える。
アンカ21cは、孔部21c’を通過するシートベルト7から負荷される荷重を支持する。また、前述した伝達部材40のピン44は、下方かつ側部5a側に傾斜する斜面部44aを有している。また、斜面部44aとピン21eとの間には、斜面部44aに対応して、逆側に傾斜した斜面を有し、係合孔21g’内を摺動するスライダ21dが、設けられる。
従って、後突時に後部シート2、3が前方に移動した場合には、ワイヤ43が引っ張られて、ピン44が下方に移動する。その際、ピン44の斜面部44aによって、スライダ21dおよびピン21eが車室内側(図面上で右方向)に押し出される。すなわち、ピン21eが係合孔21g’から外れ、シートベルト7の張力および重力により下方に移動する。その後、ピン21eは、一定距離だけ離れて配された係合孔21g”に係合されることになる。
従って、図8で示すように、他車両200が車両Aに後突した場合には、後部シート2、3が一定距離(距離H)前方に移動すると共に、前述した通り、シートベルト7を一定距離だけ緩和することができる。また、シートベルト7の支持部20を車体側に設けたため、後部シート2、3およびシート移動部10を小型化・軽量化することができる。
以上述べた通り、本実施形態によれば、小型および軽量なシートを用いながら、後突時にシートベルト7により乗員を後部シート2、3に拘束すると共に、シートベルト7により乗員を過度に締め付けることを抑制しながら、乗員を確実に保護することができる。
なお、本実施形態では、いわゆるトライアングル型に3席のシートを配置して、その内の後部シート2、3を前方移動させるものであったが、本発明は、このシート配置に限定されるものではなく、車両の後端部に近接する位置にシートが配置されている車両であれば本発明を適用することができる。
<第2の実施形態>
上述の第1の実施形態では、アンカ部21の位置を変位することにより、シートベルト7による乗員の拘束を緩和したが、本実施形態では、バックル部22の位置を変位することにより、シートベルト7による乗員の拘束を緩和する点で異なる。なお、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図9において、(a)は第2の実施形態に係る緩和部30の動作手順を示す図であり、(b)は図9(a)のE方向矢視図である。バックル部22は、第1の実施形態のアンカ部21とほぼ同様の構成である。
すなわち、バックル部22は、プレート22aと、プレート22aにボルト22bにより固定され、シートベルト7の先端を固定するバックル22cと、プレート22aに固定され、ピン22eと、後部シート2、3の脚部2c、3cにボルト22fにより固定され、係合孔22g’と、係合孔22g’よりも一定距離(例えば、10cm)だけ方に離間して配された係合孔22g”と、を有するブラケット22gと、係合孔22g’内を摺動可能に配設されるスライダ22dと、を備える。
従って、後突時に後部シート2、3が前方に移動した場合には、ワイヤ43が引っ張られて、ピン44が上方に移動する。その際、ピン44の斜面部44aによって、スライダ22dおよびピン22eが図面上で左側に押し出される。すなわち、ピン22eが係合孔22g’から外れ、シートベルト7の張力により上方に移動する。これにより、緩和部30は、バックル部22の位置を変位することにより、シートベルト7による乗員の拘束を緩和する。
なお、上述の実施形態では、後突時に、後部シート2、3全体を車両前方側に移動させることにより、後部シート2、3に着座する乗員を前方変位させたが、本発明は、後部シート2、3の少なくともシートバック2b、3bを車両前方側に移動させればよい。例えば、図10で示すように、シートバック2b、3bのみを車両前方側に移動させる構成とすることができる。
図10は、第2の実施形態の変形例に係るシート移動部10の動作手順を示す図であり、(a)は後突前のシート移動部10の状態を示す図、(b)は後突後のシート移動部10の状態を示す図である。本変形例では、後部シート2、3がフロア6’上に固定されているため、レール部材11、固定部12、および解除部13は設けない点で相違する。また、伝達部16が緩衝部15により緩衝された後突荷重を後部シート2、3のシートバック2b、3bに伝達する点で相違する。これにより、通常時に乗員の着座姿勢に余裕を持たせるために後傾しているシートバック2b、3bを前傾させることにより、後部シート2、3に着座する乗員を前方待避させることができる。従って、簡易な構成で上述の実施形態の構成と同様の効果を得ることができる。
参考例1
上述の第1の実施形態では、アンカ部21の位置を変位することにより、シートベルト7による乗員の拘束を緩和したが、この参考例1では、リトラクタ部23のモータ23eを制御することにより、シートベルト7による乗員の拘束を緩和する点で異なる。なお、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図11は、参考例1に係る車両Aの乗員保護装置100の動作手順を示す図である。まず、ステップS201において、ECU4が各センサから種々の情報を取得する。次に、ステップS202において、後突予知部70が後突を予知したか否かを判定する。ステップS202で後突を予知したと判定された場合には、ステップS203でモータ23eを作動させ、シートベルト7を一定量だけ巻き取る(プリテンション処理)。この状態の筒体の角度を基準角度とする。一方、ステップS202で後突を予知しなかったと判定された場合には、ステップS204において、後突検出部60が後突を検出したか否かを判定する。
ステップS204で後突を検出したと判定された場合には、ステップS205において、角度検出部90で角度検出センサ23kから筒体23jの角度を読み込む。次に、ステップS206において、ステップS205で読み込まれた角度に基づいて算出される角度変化量が閾値以上であるか否かを判定する。すなわち、角度検出センサ23kは、筒体23jの角度を常時読み込んでおり、基準角度からの角度変化量が閾値以上であるか否かを判定する。
ステップS206で角度変化量が閾値以上であると判定された場合には、ステップS207において、ソレノイド23nに逆方向に電流を供給して、リトラクタ部23をロックする。一方、ステップS206で角度変化量が閾値未満であると判定された場合には、ステップS205に戻り、角度検出センサ23kによる角度検出処理を繰り返し行う。
一方、ステップS204で後突を検出しなかったと判定された場合には、一連の処理を終了する。
この参考例1によれば、緩和部30は、シートベルト7の送り出し方向に巻き取り部材23を回転させることにより、シートベルト7による乗員の拘束を緩和する。すなわち、リトラクタ部23のモータ23eおよびロック部23dのソレノイド23nを制御することにより、シートベルト7による乗員の拘束を緩和することができる。
参考例2
上述の第1の実施形態では、後突発生時にその衝撃を後部シート2、3に伝達することによって、後部シート2、3を前方移動させ、その作動力でシートベルト7を緩和するものであったが、この参考例2では、後突予知時にアクチュエータ17、21hに発火することによって、後部シート2、3を前方移動させ、また、シートベルト7を緩和するものである点で異なる。なお、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図12は、参考例2に係る車両Aの乗員保護装置100の機能的構成を示す図であり、図13は、参考例2に係るシート移動部10の構成および動作手順を示す図である。
シート移動部10は、この参考例2では、アクチュエータ17を備えている。アクチュエータ17は、アクチュエータ17本体をレール部材11に固定する固定部17aと、一方端部に開口部17b’を有し、この開口部17b’に固定部17aが接合されて塞がれる円筒状のシリンダ17bと、シリンダ17b内に挿入されたピストン17cと、一方端部がピストン17cに接合され、他方端部が固定部17aに設けられた孔部17dから突出するロッド17eと、シリンダ17b内に充填された火薬17fと、導線17gによってECU4と接続され、先端が火薬17f内に挿入された信管17hと、を有する。
また、シート移動部10は、後部シート2、3をレール部材11上に固定する固定部12と、アクチュエータの作動力により固定部12による固定を解除する解除部13と、を有している。
アクチュエータ17は、後部シート2、3を移動させる場合には、信管17hによって火薬17fに着火させて爆発させる。この爆発の圧力によって、ピストン17eが固定部17aに接近する方向に移動する。ここで、アクチュエータ17本体は、固定部17aによってレール部材11に固定されている。このため、後部シート2は、解除部13によって固定部12による固定を解除され、さらに解除部13に押し出されるように前方に移動する。同様にして、後部シート3も車両Aの前後方向前方に移動する。
図14は、参考例2に係るアンカ部21の構成および動作手順を示す図である。アンカ部21は、参考例2では、アクチュエータ21hを備える。なお、アクチュエータ21hの構成は、前述のアクチュエータ17の構成と同様であるため、同様の構成については、図示のみとして説明を省略する。
アクチュエータ21hは、アンカ部21を移動させる場合には、信管21nによって、火薬21mに着火させて爆発させる。この爆発の圧力によって、ピストン21kが固定部に接近する方向に移動する。ここで、アクチュエータ21h本体は、車両Aの側部5aに固定されている。このため、アンカ部21は、ロッド21lが引き込まれる動作に連動して、ピン44が下方に押し出される。このため、ピン21eが孔部21g’から引き出されるため、シートベルト7の張力および重力によって、ピン21eが孔部21g”まで移動することが可能となる。
図15は、参考例2に係る車両Aの乗員保護装置100の動作手順を示す図である。まず、ステップS301において、ECU4が各センサから種々の情報を取得する。次に、ステップS302において、後突予知部70が後突を予知したか否かを判定する。ステップS302で後突を予知したと判定された場合には、ステップS303でモータ23eを作動させ、シートベルト7を一定量だけ巻き取る(プリテンション処理)。この状態の筒体23jの回転角度を基準角度とする。一方、ステップS302で後突を予知しなかったと判定された場合には、ステップS304において、後突検出部60が後突を検出したか否かを判定する。
ステップS304で後突を検出したと判定された場合には、ステップS305において、ソレノイド23nに逆方向に電流を供給して、リトラクタ部23をロックする。一方、ステップS304で後突を検出しなかったと判定された場合には、一連の処理を終了する。
次に、ステップS306において、シート移動部10のアクチュエータ17の信管17hに着火信号を送信して、後部シート2、3を前方移動させる。次に、ステップS307において、アンカ部21のアクチュエータ21hの信管21nに着火信号を送信して、アンカ部21を一定量(例えば、10cm)だけ下方に移動させる。なお、この際に、緩和部30は、後部シート2、3の移動量よりもシートベルト7の緩和量が少ないように緩和する。例えば、後部シート2、3の移動量が10cmである場合には、シートベルトの緩和量が5cmとなるように緩和することができる。
すなわち、シートベルトの緩和量は、後部シート2、3の移動量よりも実質的に少なければよい。これにより、乗員保護の初期段階には、シートベルト7が緩和され、後部シート2、3に着座する乗員とシートバックとを軽負荷で前進させることができ、その後には、後部シート2、3の移動量とシートベルト7の緩和量の差分だけシートベルト7が引っ張られることになり、後部シート2、3に着座する乗員を後部シート2、3に確実に拘束することができる。
この参考例2によれば、後突予知時に後部シート2、3を、車両前方側に移動させるため、後突時に前記シートに着座する乗員に加わる衝撃を抑制することができる。
なお、後部シート2、3の移動量とシートベルト7の緩和量の差分により、シートベルト7を引っ張る際には、プリテンション時にも張力を調整可能であるロードリミッタを用いて、シートベルトを緩和させてもよい。このようなロードリミッタとしては、乗員保護初期段階の繰り出しが不要であるため、例えば、コンパクトであるねじりバネを用いることができる。
本発明の第1の実施形態に係る車両Aの乗員保護装置100の全体構成を示す平面図。 第1の実施形態に係る車両Aの乗員保護装置100の概略的な側面図。 図1のU−U線に沿った概略断面図であり、(a)は、後突前のシート移動部10を示す図、(b)は後突後のシート移動部10を示す図。 (a)はリトラクタ部23の概略的な断面図、(b)はF方向の矢視図。 第1の実施形態に係る車両Aの乗員保護装置100の機能的構成を示す図。 第1の実施形態に係る制御部80の動作手順を示す図。 (a)は第1の実施形態に係る緩和部30の構成及び動作手順を示す図、(b)は図7(a)のD方向の矢視図。 (a)は後突前の車両Aの状態を示す図、(b)は後突後の車両Aの状態を示す図。 (a)は第2の実施形態に係る緩和部30の動作手順を示す図、(b)は図9(a)のE方向の矢視図。 第2の実施形態の変形例に係るシート移動部10の動作手順を示す図であり、(a)は後突前のシート移動部10の状態を示す図、(b)は後突後のシート移動部10の状態を示す図。 参考例1に係る車両Aの乗員保護装置100の動作手順を示す図。 参考例2に係る車両Aの乗員保護装置100の機能的構成を示す図。 参考例2に係るシート移動部10の構成及び動作手順を示す図。 参考例2に係るアンカ部21の構成及び動作手順を示す図。 参考例2に係る車両Aの乗員保護装置100の動作手順を示す図。
A 車両
1 前部シート
2、3 後部シート
2b、3b シートバック
5a 側部
7 シートベルト
10 シート移動部(移動手段)
11 レール部材
12 固定部
13 解除部
20 支持部
21 アンカ部
21a プレート
21c アンカ
21d スライダ
21e ピン
21g ブラケット
21g’、21g’ ’ 係合孔
22 バックル部
22a プレート
22c バックル
22d スライダ
22e ピン
22g ブラケット
22g’、22g’ ’ 係合孔
30 緩和部
40 伝達部材
41 ダンパ
43 ワイヤ
44 ピン
44a 斜面部
100 乗員保護装置

Claims (3)

  1. 車両のシートに着座する乗員を該シートに拘束する、車体に支持されたシートベルトを備えた車両の乗員保護装置において、
    前記車両は、前部シートと、当該前部シートに対して車幅方向外方であって、前記車両の前後方向後方に配置された後部シートと、を備え、
    後突時に、前記後部シートを、車両前方側に移動させる移動手段と、
    前記シートベルトを車体に支持する支持部に設けられ、後突時に前記シートベルトによる前記乗員の拘束を緩和する緩和手段と、を備え
    前記移動手段は、前記後部シートを前記車両の前後方向にスライド可能に支持するレール部材と、
    前記後部シートを前記レール部材上に固定する固定部と、後突荷重により前記固定部による固定を解除する解除部と、からなり、
    前記緩和手段は、該緩和手段が前記移動手段の作動に連動して作動するよう、前記後部シートの脚部に固定されたダンパと該ダンパに接続されたワイヤと該ワイヤの他端の先端部に接続されたピンとを備え、前記後部シートの車両前方側への移動により前記ワイヤを引っ張って前記ピンを移動させる伝達部材を備え、
    前記シートベルトを車体に支持する支持部は、前記ピンの移動に起因して、一定距離だけ乗員の拘束を緩和する方向へのベルトの移動を許容したことを特徴とする
    車両の乗員保護装置。
  2. 前記支持部がアンカ部であり、
    該アンカ部は、プレートと、該プレートに固定されシートベルトを通過させる孔部を有するアンカと、プレートに固定されたピンと、側部に固定され係合孔と該係合孔よりも一定距離だけ下方に離間して配された係合孔とを有するブラケットと、を備え、
    前記アンカは、前記孔部を通過するシートベルトから負荷される荷重を支持し、
    前記伝達部材のピンは、下方かつ側部側に傾斜する斜面部を有しており、
    前記斜面部とピンとの間には、該斜面部に対応して、逆側に傾斜した斜面を有し、前記上側の係合孔内を摺動するスライダが設けられ、
    後突時に後部シートが前方に移動した時、前記ワイヤが引っ張られてピンが下方に移動し、ピンの斜面部によりスライダおよびピンが車室内側に押し出され、ピンが上側の係合孔から外れ、シートベルトの張力および重力により下方に移動した後、ピンが一定距離だけ離れて配された下側の係合孔に係合される
    請求項1に記載の車両の乗員保護装置。
  3. 前記支持部がバックル部であり、
    該バックル部は、プレートと、該プレートに固定されしシートベルトの先端を固定するバックルと、プレートに固定されピンと後部シートの脚部に固定され係合孔と該係合孔よりも一定距離だけ上方に離間して配された係合孔とを有するブラケットと、下側の係合孔内を摺動可能に配設されるスライダと、を備え、
    後突時に後部シートが前方に移動した時、前記ワイヤが引っ張られてピンが上方に移動し、ピンの斜面部によりスライダおよびピンが押し出され、ピンが下側の係合孔から外れ、シートベルトの張力により上方に移動する
    請求項1記載の車両の乗員保護装置。
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