JP5161514B2 - デジタル放送受信装置、および、デジタル放送受信方法 - Google Patents

デジタル放送受信装置、および、デジタル放送受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、デジタル放送受信装置に係り、特に階層伝送された放送を受信し、各々の階層を切り換えて視聴する用途に用いて好適なデジタル放送受信装置に関する。
日本の地上デジタル放送では、一つのチャンネル内で複数の番組を伝送する階層伝送が利用できる。階層伝送では、一つ以上のセグメントで構成された階層を最大3階層まで同時に伝送することが可能であり、伝送路符号化方法の違いによる所要CN比の小さい順に、強階層/中階層/弱階層と呼ばれる。弱階層は、強階層に比べて高品質な映像・音声を伝送できるが受信安定性が低く、対照的に、強階層は、弱階層に比べて高品質な映像・音声を伝送できないが受信安定性が高いという特性がある。階層伝送された放送を受信するデジタル放送受信装置では、放送信号の受信レベルが低下すると弱階層から強階層の映像・音声に切換えて出力するなど、放送信号の受信状況に応じて弱階層と強階層の映像・音声を切換えて出力することができる。
この機能を利用し、弱階層と強階層で同一内容の番組を送信することにより、放送信号の受信レベルが高い地域では、弱階層の高品質な映像・音声を受信し、放送信号の受信レベルが低い地域では、受信安定性が高い強階層の映像・音声を受信することができる。
階層を切換えて出力する装置については、例えば、以下の特許文献1などに述べられている。
特開2003−274302号公報
弱階層と強階層で伝送される映像・音声は、放送信号の送出時点で符号化処理などの違いにより、階層間で最大数秒程度の放送時間のずれが発生する。このため、受信機側においてそのまま弱階層と強階層の映像・音声を切換えて出力すると、切換え前に比べて数秒ずれた映像・音声が出力され、番組を視聴しているユーザに違和感を与えてしまうという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、各階層の映像・音声の遅延時間を求めて、それらの出力タイミングを調整することにより、ユーザが階層を切り換えて視聴するときに、映像・音声の途切れなく視聴できるデジタル放送受信装置を提供することにある。
本発明のデジタル放送受信装置は、実時間の時刻を提供するリアルタイムクロックと、複数の映像・音声が多重化され変調されて階層伝送された信号を受信し、復調する受信部と、受信部で復調された信号から必要な信号を分離するパケット分離部と、パケット分離部で分離された各階層の信号を一時的に保存する各階層ごとのバッファ部と、各階層ごとのバッファ部に一時的に保存された信号を復号する各階層ごとの階層復号部と、各階層ごとの階層復号部で復号された各階層の映像・音声のうち、いずれか一つの階層の映像・音声を選択する出力選択部と、各階層ごとの階層復号部で復号された各階層の映像・音声を監視し、各階層のシーン変化のタイミングを検出する階層シーン検出部と、出力選択部の選択を切り換える出力制御部を設ける。
そして、出力制御部は、階層シーン検出部から出力される各階層のシーン検出信号と前記リアルタイムクロックから取得したシーン検出時の時刻情報とに基づき、各階層の映像・音声の出力タイミングの他の階層に対する遅延時間を算出し、遅延していない階層のバッファ部に対して、算出した遅延時間に相当するバッファ量を増加させるように設定する。
このとき、出力制御部は、階層シーン検出部から出力されるシーン検出信号のシーン検出時刻を各階層ごとに保持しており、ある階層の一つのシーン検出時刻の時間間隔と、他の階層のシーン検出時刻の時間間隔とでパターンマッチング比較をおこない、一致したパターンとの時間間隔をシーン検出時刻のシフト時間として求める。
そして、複数のシフト時間を求めて、ある階層に対して、シーン検出時刻をそのシフト時間分シフトさせた時刻と、他の階層のシーン検出時刻とでパターンマッチング比較をおこない、一致した時刻の個数を最大とするシフト時間を、ある階層と他の階層の階層の映像・音声の出力タイミングの遅延時間とする。
本発明によれば、各階層の映像・音声の遅延時間を求めて、それらの出力タイミングを調整することにより、ユーザが階層を切り換えて視聴するときに、映像・音声の途切れなくスムーズに視聴できるデジタル放送受信装置を提供することができる。
以下、本発明に係る一実施形態を、図1ないし図9を用いて説明する。
先ず、図1を用いて本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成図である。
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信装置100は、入力端子101、受信部102、パケット分離部103、強階層バッファ部104、強階層復号部105、弱階層バッファ部106、弱階層復号部107、強階層シーン検出部108、弱階層シーン検出部109、映像出力選択部110、映像出力端子111、音声出力選択部112、音声出力端子113、出力制御部114、リアルタイムクロック115からなる。
入力端子101からは、複数の映像・音声・データが多重化され変調されて階層伝送された信号が入力される。
受信部102は、入力端子101から入力された信号を復調したり、伝送時に発生した誤りを訂正する。
パケット分離部103は、多重化された信号から所望の映像・音声・データを選択抽出する。
強階層バッファ部104は、強階層の信号をバッファリングする部分であり、強階層復号部105は、強階層の信号を復号する。
また、弱階層バッファ部106は、弱階層の信号をバッファリングする部分であり、弱階層復号部107は、弱階層の信号を復号する。
強階層シーン検出部108は、強階層復号部で復号された映像信号から、シーンの変化を検出し、一方、弱階層シーン検出部109は、弱階層復号部で復号された映像信号から、シーンの変化を検出する。
映像出力選択部110は、これらの強階層復号部105と弱階層復号部107で復号された映像信号のいずれか一方の映像信号を選択する。
映像出力端子111は、映像出力選択部110で選択された映像信号を出力する端子である。
音声出力選択部112は、これらの強階層復号部105と弱階層復号部107で復号された音声信号のいずれか一方の音声信号を選択する。
音声出力端子113は、音声出力選択部112で選択された音声信号を出力する端子である。
出力制御部114は、上記の強階層シーン検出部108と弱階層シーン検出部109から供給されるシーン変化検出信号に基づいて、強階層バッファ部104と弱階層バッファ部106のバッファ量を調節すると共に、映像出力選択部110と音声出力選択部112の選択を制御する。
リアルタイムクロック115は、受信機が利用できる実時刻情報を提供する。
次に、図2を用いて強階層と弱階層の映像・音声の出力タイミングを合わせる動作例について説明する。
図2は、強階層の信号が弱階層と比較して遅延があるときに、弱階層のバッファ量を調節する様子を説明する図である。
複数の映像・音声・データが多重化され変調されて階層伝送された信号が入力端子101に入力され、受信部102で復調処理や誤り訂正処理がおこなわれる。
そして、パケット分離部103は、強階層の信号を抽出して強階層バッファ部104に供給し、一方で、弱階層の信号を抽出して弱階層バッファ部106に供給する。
強階層バッファ部104は、バッファがフルになると、強階層の信号を強階層復号部105に供給する。強階層復号部105は、供給された強階層の信号を復号し、強階層の映像・音声を出力する。同様に、弱階層バッファ部106は、バッファがフルになると、弱階層の信号を弱階層復号部107に供給する。弱階層復号部107は、供給された弱階層の信号を復号し、弱階層の映像・音声を出力する。
ここで、出力制御部114は、強階層と弱階層の映像・音声の出力タイミングの時間ずれを解消するために、例えば、弱階層の映像・音声が、強階層の映像・音声よりも遅延している場合は、強階層バッファ部104のバッファ量を弱階層バッファ部106のバッファ量よりも遅延時間分だけ多く挿入する。逆に、強階層の映像・音声が、弱階層の映像・音声よりも遅延している場合は、弱階層バッファ部106のバッファ量を強階層バッファ部104のバッファ量よりも遅延時間分だけ多く挿入する。
例えば、図2に示されるように、放送局からシーンS、シーンS、シーンS、…と放送された信号を受信するときに、シーンSの先頭部分において、図2(a)の強階層の信号は、図2(b)の弱階層の信号と比べて5秒間遅れているものとする。弱階層バッファ部106のバッファ量がデータを3秒分の蓄える大きさがあるとすると、これに遅延分の5秒分の大きさを足して、弱階層バッファ部106のバッファ量が、8秒分の大きさを持つように調節する。これにより、弱階層バッファ部106から、弱階層の信号が出力されるのが遅くなり、強階層の信号と弱階層の信号の出力タイミングのずれが調節される。
出力選択部110は、強階層復号部105と弱階層復号部107で復号された映像信号のいずれか一方の映像信号を選択し、映像出力端子111に出力する。また、音声出力選択部112は、強階層復号部105と弱階層復号部107で復号された音声信号のいずれか一方の音声信号を選択し、音声出力端子113に出力する。
映像出力選択部110と音声出力選択部112において、強階層と弱階層のいずれを選択するかは、ユーザの設定、あるいは、電波の受信状況に基づいて、出力制御部114より制御される。
このようにして、強階層バッファ部104、または弱階層バッファ部106のバッファ量を調節することにより、強階層と弱階層の映像・音声の出力タイミングを合わせることができる。これにより、強階層と弱階層の映像・音声を違和感なくスムーズに切換えることができる。
強階層と弱階層の映像・音声の出力タイミングの時間ずれは、出力制御部114において、強階層シーン検出部108と弱階層シーン検出部109から供給されるシーン変化検出信号を常に監視し、シーン変化検出信号を受け取ったタイミング情報をもとに、強階層と弱階層の出力タイミングの時間ずれを求める。
階層間でどのぐらいの出力タイミングのずれが発生しているかは、放送局や番組内容によっても異なることが想定され、また、階層間の出力タイミングのずれがどの程度発生しているかを知る手段も放送信号に含まれていないため、従来の受信機側では知ることが難しいという問題点があった。
本実施形態では、各階層でのシーン検出部でシーン検出をおこない、各々の階層で比較することにより、階層間の映像・音声の出力タイミングのずれを求めようとするものである。
そして、時間ずれに相当するバッファ量を、強階層バッファ部104、または弱階層バッファ部106に設定することで、自動的に強階層と弱階層の映像・音声の出力タイミングを合わせることができる。
次に、図3ないし図9を用いて強階層と弱階層の映像・音声の出力タイミングの時間ずれを検出し、各々のバッファ部のバッファ容量を調節する処理について説明する。
図3は、表示メモリ200に格納されるデータ構成を示した図である。
図4は、表示メモリ200の格納内容と輝度値テーブルの関係を説明する図である。
図5は、強階層シーン検出部108および弱階層シーン検出部109が、シーン変化検出信号を供給する処理を示す図である。
図6は、シーン検出テーブル600を説明する図である。
図7は、出力制御部114の処理を示す図である。
図8は、強階層同期処理800の詳細を示すフローチャートである。
図9は、強階層の信号が弱階層の信号より遅延しているときに、強階層同期処理800を説明する図である。
図1には示さなかったが、デジタル放送受信装置100は、強階層復号部105および弱階層復号部107で復号した映像信号を格納する表示メモリ200を有する。
表示メモリ200は、図3に示されるように、縦方向と横方向の画素数分の画素情報201を格納する。画素情報201は、表示画面の該当画素に対する色情報を保持する。色情報は、本実施形態では、Yという輝度信号情報と、Cb、Crという色差信号情報であるものとし、各画素の色情報を映像出力端子111に出力する。
本実施形態では、強階層シーン検出部108および弱階層シーン検出部109がシーンの変化を検出するための輝度値テーブル401を有する。
強階層シーン検出部108および弱階層シーン検出部109は、図4(a)に示されるように、表示メモリ200が表す画面上の領域を、4×4個のブロック領域301に分割して、各ブロック領域301に含まれる画素の輝度信号情報Yの平均値を求め、図4(b)に示される輝度値テーブル401の該当位置に格納する。
なお、本実施形態では、表示メモリ200が表す画面上の領域を4×4個のブロック領域に分割する例を示したが、領域の分割数については、処理負荷と検出精度のバランスで適宜変更できるものである。一般的に、領域の分割数を増やすことでシーン変化の検出精度を高めることができるが、その分必要となるメモリリソース、および、演算処理の負荷が大きくなる。これは、デジタル放送受信装置の性能やコストに関する実装の問題として、適切な分割数を定めるようにすればよい。
また、本実施形態では、各ブロック領域301に含まれる画素の輝度信号情報Yの平均値を輝度値テーブル401の該当位置に格納する例を示したが、輝度値テーブル401に格納する情報は、これに限るものではなく、各ブロック領域301に含まれる画素の色差信号情報Cb、Crを利用してもよい。
シーン変化信号を検出するために、強階層シーン検出部108および弱階層シーン検出部109は、図5のフローチャートに示すように、輝度値テーブル401を、強階層復号部105、弱階層復号部107のそれぞれから出力される映像信号のフレーム毎に逐次求める(501)。
次に、求めた輝度値テーブル401の値を、1フレーム前の輝度値テーブル401の該当位置の値と比較し、その差分値がシステムで定めた閾値を超えているブロック領域をチェックし、その数を算出する(502)。
この結果として求まった、閾値を超えているブロック領域の数が、システムで定めた個数よりも多いか少ないかをチェックし(503)、システムで定めた個数よりも多い場合は、映像のシーンが変化したものと判断し、出力制御部114に対して、シーン変化検出信号を供給する(504)。
以上の処理を映像のフレーム毎におこなうことにより、出力制御部114は、強階層と弱階層のそれぞれについて、シーン変化が発生したタイミングを逐次知ることができる。
次に、図6および図7を用いてシーン変化検出信号を受け取った出力制御部114の処理を具体的に説明する。
出力制御部114は、図6に示されるシーン検出テーブル600を、強階層と弱階層のそれぞれについて保持している。そして、強階層シーン検出部108および弱階層シーン検出部109のそれぞれについて、シーン変化検出信号を受け取った時点で、その時刻をリアルタイムクロック115から取得し、シーン検出時刻601の#1に格納する。
また、1つ前のシーン変化検出信号を受け取った時のシーン検出時刻#2との時間差分を求め、シーン間隔時間602の#1に格納する。図6に示す例では、シーン検出時刻#2は、“00:25”であり、シーン検出時刻#1は、“00:10”であるため、シーン間隔時間#1は、“15”が格納される。
これらの値は、FIFO(First In First Out)方式で格納され、新しいシーン変化検出信号を受け取り#1に格納すると、それ以前の値は、一つ後ろのインデックスに移動され、テーブルの中で最も古い#N番目の値は廃棄される。
出力制御部114が、強階層または弱階層からのシーン変化検出信号を受け取ると、以下の図7に示す処理700が実行される。
出力制御部114は、先ず、リアルタイムクロック115から、シーン変化検出信号を受け取った時刻を取得する(701)。
次に、受け取ったシーン変化検出信号が、強階層のシーン変化検出信号であるか、弱階層のシーン変化検出信号であるか否かを判定する(702)。
受け取ったシーン変化検出信号が強階層のシーン変化検出信号の場合には、強階層のシーン検出テーブル600から一つ前のシーン検出時刻を参照し、今回のシーン検出時刻との差分の時間を求め(703)、図6により説明したように、FIFO方式で、シーン検出テーブル600の#1に格納し、最も古い#N番目の値を破棄する(704)。
また、受け取ったシーン変化検出信号が弱階層のシーン変化検出信号の場合は、同様に、弱階層のシーン検出テーブル600から一つ前のシーン検出時刻を参照し、今回のシーン検出時刻との差分の時間を求め(705)、図6により説明したように、FIFO方式で、シーン検出テーブル600の#1に格納し、最も古い#N番目の値を破棄する(706)。
その後、更新されたシーン検出テーブル600をもとに、状況に従って、強階層同期処理800あるいは弱階層同期処理900をおこなう。
次に、図8および図9を用いて強階層同期処理800の具体的な処理を説明する。
なお、弱階層同期処理900の処理については、強階層同期処理800の処理の説明中に出てくる“強階層”を“弱階層”と読み替えればよい。
先ず、強階層のシーン検出テーブル600におけるシーン間隔時間602の#1(以下、これを単に、シーン間隔時間#1とも書く。シーン検出時刻についても同様)と、弱階層のシーン検出テーブル600のシーン間隔時間602の全てのエントリについて、パターンマッチング比較をおこなう(801)。
そして、一致する弱階層のシーン間隔時間602がない場合には、遅延時間が検出できないと判断し、何もせずに終了する(802)。
一致する弱階層のシーン間隔時間602が存在する場合は、検出したシーン間隔時間602の対応する(同じ#番号に属する)シーン検出時刻601を取得し、強階層のシーン検出時刻601の#1との時間差分を求め、遅延時間のベース値とする(803)。
図9に示す例では、強階層のシーン検出テーブル600のシーン間隔時間#1と、弱階層のシーン検出テーブル600のシーン間隔時間#2が、マッチしたとすると、弱階層のシーン検出テーブル600のシーン間隔時間#2に対応するシーン検出時刻601の#2を求める。そして、遅延時間のベース値は、強階層のシーン検出時刻#1−弱階層のシーン検出時刻#2とする。遅延時間のベース値は、ある階層の信号が、他の階層の信号に比べて遅延されたと推定される値であり、この式では、遅延時間のベース値が正のときには、強階層の信号が遅延し、負のときには、弱階層の信号が遅延していることになる。
そして、弱階層のシーン検出時刻601に遅延時間のベース値を加えて、強階層のシーン検出時刻601とのパターンマッチング比較をおこない、一致するシーン検出時刻601の数を求め、これをMとする(804)。
手順801において、他にも一致する弱階層のシーン時間間隔601が存在する場合には(805)、手順803、804を繰返し実行し、各々の一致するシーン検出時刻601の数を、一時的なメモリに格納しておく。その後、他に一致する弱階層のシーン時間間隔601がなくなったら、手順804において、Mの個数が最も多い遅延時間のベース値を検出した遅延時間とする(806)。
なお、シーン検出時刻601の値は誤差を含んでいるため、手順801、804のパターンマッチングをおこなう場合、誤差を見込んだ閾値をシステムで設定し、値の比較をおこなう場合、値の誤差が閾値内に収まっていることをもって、値が一致するとみなしてもよい。
そして、手順806で求まった遅延時間と、過去の強階層同期処理800や弱階層同期処理801で求めた遅延時間との差が、システムで定めた閾値より大きいか小さいかをチェックする(807)。差が閾値より小さい場合は、過去に求めた遅延時間からの変動はないものと判断し、何もせずに終了する。差が閾値より大きい場合は、過去に求めた遅延時間から変動があったと判断し、強階層と弱階層の映像・音声の出力タイミングの補正をおこなう。
このため、先ず、遅延していない階層の復号部のデコード処理を、いったん停止する(808)。
そして、遅延時間のベース値の正、負にしたがって、遅延していない階層のバッファ部の方に、遅延分の時間に相当するバッファ容量を、増やすように設定する(809)。そして、手順808で停止した復号部のデコード処理を再開する(810)。
図9に示す例では、強階層の信号が遅延しているので、弱階層バッファ部106に相当分のバッファ容量が増やされるように設定される。
このような処理を実行することにより、常に強階層と弱階層の映像・音声の出力タイミングを一致させることができる。
また、より高精度な遅延時間の検出をおこなうために、例えば、先ず、手順805で求まった遅延時間をメモリに確保しておき、強階層と弱階層の映像・音声の出力タイミングの補正をおこなわずに処理を終了する。これをシーン変化検出信号を受け取るたびに繰り返し実行し、遅延時間の値を複数収集する。収集した複数の遅延時間のうち、同じ遅延時間となる数が最も多い遅延時間を最終的な遅延時間としてもよい。あるいは、収集した複数の遅延時間の平均値を最終的な遅延時間としてもよい。
なお、強階層または弱階層のデコード処理をいったん停止し、バッファメモリを設定して、デコード処理を再開するまでの間、ユーザはテレビ番組を一時視聴不可となる。これを回避するためには、例えば、強階層の遅延時間を補正する場合、この時間は、強制的に弱階層に切換えて受信する。逆に、弱階層の遅延時間を補正する場合、この時間は、強制的に強階層に切換えて受信することにより、ユーザがテレビ番組を一時視聴不可となる事態を回避できる。
この場合の選局直後の映像出力選択部110と音声出力選択部112の動作を説明すると以下のようになる。例えば、強階層が弱階層よりも遅延している場合、弱階層の映像・音声のバッファ量を増やすと、それだけバッファがフルになるまで時間がかかるために、選局してから弱階層の映像・音声の出力が開始するまでに時間がかかるという問題が生じる。そのため、選局直後は強階層の映像・音声を強制的に出力し、弱階層の映像・音声を出力できるようになった時点で、始めて弱階層の映像・音声に切換えて出力する。先ず、選局直後は、出力制御部114は、強階層の映像・音声を出力するように映像出力選択部110と音声出力選択部112を制御する。その後、出力制御部114は、弱階層バッファ部106のバッファがフルになったことを検知した時点で、弱階層の映像・音声を出力するように映像出力選択部110と音声出力選択部112を制御する。このようにして、選局直後は強階層の映像・音声を出力しておき、強階層と弱階層の出力タイミングが合った時点で、弱階層の映像・音声に出力を切換えることができる。
この様に、強階層と弱階層の映像・音声のバッファ量を調節することにより、強階層と弱階層の出力タイミングを合わせることができ、強階層と弱階層の切換え時に、映像・音声の出力をスムーズに切換えることができる。また、選局直後には、強階層の映像・音声を出力しておくことで、映像・音声の出力開始が遅れることなく提示できる。
すなわち、本来なら品質のよい弱階層の信号による映像をみたい視聴者であっても、一時的に映像品質の悪い強階層の信号による映像を視聴させて、映像が途切れる代わりに、暫定的な映像を提供することができる。
また、本実施形態では、強階層と弱階層の2階層の間で、出力タイミングの同期化をおこなっているが、階層が3階層以上の複数存在する場合においても、階層ごとにシーン検出部を設けることで、出力タイミングの同期化をおこなうことができる。
さらに、本実施形態では、映像・音声を階層と呼ぶ概念で同一内容の番組が送出された放送の受信を例にして説明したが、階層という概念に該当しなくても、同一内容の番組が並行して複数のチャンネルで送出されるのであれば、それら複数のチャンネルの間で出力タイミングの同期化をおこなう実施形態も考えられる。
また、本実施形態では、フレームごとに強階層と弱階層の映像・音声の出力タイミングの時間ずれを検出する例を示したが、映像信号がフィールド単位で構成されている場合は、この時間ずれの検出処理をフィールドごとに実施してもよい。
さらに、本実施形態では、図7の手順702において、シーン変化検出信号が強階層であるか弱階層であるかによって処理手順をそれぞれ示したが、あらかじめ、放送局から送出される強階層と弱階層の出力タイミングについて、いずれかが遅延しているかが既知であるならば、一方の処理手順のみを実行すればよい。例えば、強階層に比べて弱階層が遅延していることが既知である場合は、シーン変化検出信号が弱階層の場合には、出力制御部114は、上記の実施形態の処理を実行し、シーン変化検出信号が強階層の場合には、何もしないで終了する。
また、逆に、弱階層に比べて強階層が遅延していることが既知である場合は、シーン変化検出信号が強階層の場合には、出力制御部114は、上記の実施形態の処理を実行し、シーン変化検出信号が弱階層の場合には、何もしないで終了する。
本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成図である。 強階層の信号が弱階層と比較して遅延があるときに、弱階層のバッファ量を調節する様子を説明する図である。 表示メモリ200に格納されるデータ構成を示した図である。 表示メモリ200の格納内容と輝度値テーブルの関係を説明する図である。 強階層シーン検出部108および弱階層シーン検出部109が、シーン変化検出信号を供給する処理を示す図である。 シーン検出テーブル600を説明する図である。 出力制御部114の処理を示す図である。 強階層同期処理800の詳細を示すフローチャートである。 強階層の信号が弱階層の信号より遅延しているときに、強階層同期処理800を説明する図である。
符号の説明
100…デジタル放送受信装置
101…入力部
102…受信部
103…パケット分離部
104…強階層バッファ部
105…強階層復号部
106…弱階層バッファ部
107…弱階層復号部
108…強階層シーン検出部
109…弱階層シーン検出部
110…映像出力選択部
111…映像出力端子
112…音声出力選択部
113…音声出力端子
114…出力制御部
115…リアルタイムクロック
200…表示メモリ
201…画素情報
301…ブロック領域
401…輝度値テーブル
500…シーン検出処理
600…シーン検出テーブル
700…出力制御部処理
800…強階層同期処理
900…弱階層同期処理。

Claims (7)

  1. 実時間の時刻を提供するリアルタイムクロックと、
    複数の映像・音声が多重化され変調されて階層伝送された信号を受信し、復調する受信部と、
    前記受信部で復調された信号から必要な信号を分離するパケット分離部と、
    前記パケット分離部で分離された各階層の信号を一時的に保存する各階層ごとのバッファ部と、
    前記各階層ごとのバッファ部に一時的に保存された信号を復号する各階層ごとの階層復号部と、
    前記各階層ごとの階層復号部で復号された各階層の映像・音声のうち、いずれか一つの階層の映像・音声を選択する出力選択部と、
    前記各階層ごとの階層復号部で復号された各階層の映像・音声を監視し、各階層のシーン変化のタイミングを検出する階層シーン検出部と、
    前記出力選択部の選択を切り換える出力制御部とを備え
    前記出力制御部は、
    前記階層シーン検出部から出力されるシーン検出信号のシーン検出時刻を各階層ごとに保持し、
    前記シーン検出時刻のシフト時間を求めて、
    ある階層に対して、前記シーン検出時刻を前記シフト時間分シフトさせた時刻と、他の階層のシーン検出時刻とでパターンマッチング比較をおこない、
    一致した時刻の個数から、ある階層と他の階層の映像・音声の出力タイミングの遅延時間を求め、
    前記出力制御部は、前記階層シーン検出部から出力される各階層のシーン検出信号と前記リアルタイムクロックから取得したシーン検出時の時刻情報とに基づき、各階層の映像・音声の出力タイミングの他の階層に対する遅延時間を算出し、遅延していない階層のバッファ部に対して、算出した遅延時間に相当するバッファ量を増加させるように設定することを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 複数の前記シフト時間について、ある階層に対して、前記シーン検出時刻を前記シフト時間分シフトさせた時刻と、他の階層のシーン検出時刻とでパターンマッチング比較をおこない、
    一致した時刻の個数を最大とするシフト時間を、ある階層と他の階層の映像・音声の出力タイミングの遅延時間とすることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  3. ある階層の一つのシーン検出時刻の時間間隔と、他の階層のシーン検出時刻の時間間隔との全てについてパターンマッチング比較をおこない、
    一致したパターンとの時間間隔を前記シーン検出時刻のシフト時間とすることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記シーン検出時刻と前記シーン検出時刻を前記シフト時間分シフトさせた時刻とでパターンマッチング比較をおこなう際に、または、前記シーン検出時刻の時間間隔同士でパターンマッチング比較をおこなう際に、
    互いに比較する値が所定の閾値内に収まっているときに、値が一致したとすることを特徴とする請求項1ないし請求項3記載のいずれかのデジタル放送受信装置。
  5. 前記出力制御部は、
    各階層の映像・音声の出力タイミングの他の階層に対する遅延時間を複数回算出し
    算出された複数の遅延時間のうちで、最も多い遅延時間を、各階層の他の階層からの映像・音声の出力タイミングの遅延時間とすることを特徴とする請求項1ないし請求項4記載のデジタル放送受信装置。
  6. 前記出力制御部は、
    各階層の映像・音声の出力タイミングの他の階層に対する遅延時間を複数回算出し
    算出された複数の遅延時間の平均値を各階層の他の階層からの映像・音声の出力タイミングの遅延時間とすることを特徴とする請求項1ないし請求項4記載のデジタル放送受信装置。
  7. 実時間の時刻を提供するリアルタイムクロックと、
    複数の映像・音声が多重化され変調されて階層伝送された信号を受信し、復調する受信部と、
    前記受信部で復調された信号から必要な信号を分離するパケット分離部と、
    前記パケット分離部で分離された各階層の信号を一時的に保存する各階層ごとのバッファ部と、
    前記各階層ごとのバッファ部に一時的に保存された信号を復号する各階層ごとの階層復号部と、
    前記各階層ごとの階層復号部で復号された各階層の映像・音声のうち、いずれか一つの階層の映像・音声を選択する出力選択部と、
    前記各階層ごとの階層復号部で復号された各階層の映像・音声を監視し、各階層のシーン変化のタイミングを検出する階層シーン検出部と、
    前記出力選択部の選択を切り換える出力制御部とを備えるデジタル受信装置のデジタル受信方法において、
    前記出力制御部が、前記階層シーン検出部から出力されるシーン検出信号のシーン検出時刻を各階層ごとに保持するステップと、
    前記出力制御部が、前記シーン検出時刻のシフト時間を求めるステップと、
    前記出力制御部が、ある階層に対して、前記シーン検出時刻を前記シフト時間分シフトさせた時刻と、他の階層のシーン検出時刻とでパターンマッチング比較をおこなうステップと、
    前記出力制御部が、一致した時刻の個数から、ある階層と他の階層の映像・音声の出力タイミングの遅延時間を求めるステップと、
    前記出力制御部が、前記階層シーン検出部から出力される各階層のシーン検出信号と前記リアルタイムクロックから取得したシーン検出時の時刻情報とに基づき、各階層の映像・音声の出力タイミングの他の階層に対する遅延時間を算出するステップと、
    前記出力制御部が、遅延していない階層のバッファ部に対して、算出した遅延時間に相当するバッファ量を増加させるように設定するステップとを有することを特徴とするデジタル放送受信方法。
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