JP5161127B2 - 開閉体の開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉体の開閉装置に関し、より詳細には、車両および建築物のドア等に適用されるものである。
従来、車両のサイドドアの基端部にドアチェッカを設け、ドアを所定の開度位置に保持できるようにしたものがある。このようなドアチェッカには、ドアの開閉フィーリングを滑らかにする目的や、ドアの取付部に加わる荷重を低減させる目的から、エアシリンダ等のピストンダンパを備えたものがある(例えば、特許文献1および特許文献2)。また、ダンパに磁気粘性流体ダンパを使用し、ドア位置およびドア速度に応じて減衰力を変化させるようにしたものがある(例えば、特許文献3)。
特開2006−274668号公報 特開2005−88714号公報 特許3330680号公報
しかしながら、従来のドアチェッカやダンパは、ドアの開閉範囲の全範囲において緩衝作用を作用させるものであり、ドアが乗降口(開口部)に嵌り込む際の衝撃の緩和や、ドアと乗降口との間への物体の挟み込みを防止することを目的としていない。特許文献3に記載の発明ではダンパの減衰力を適宜変更して目的を達成し得る可能性があるとしても、特殊なダンパを使用するため装置構成の複雑化や製造コストの増大を招くという問題がある。
本発明は以上の問題等を鑑みてなされたものであって、閉作動時に開閉体が開口部に与える衝撃を低減することができる開閉体の開閉装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の発明は、開口部(乗降口101)に設けられた開閉体(サイドドア102)の開作動の補助および閉作動の緩衝の少なくとも一方を行う開閉体の開閉装置(1)であって、前記開口部の周縁部および前記開閉体の一方に設けられるとともに、前記開閉体が全閉位置近傍にあるときに前記開口部の周縁部および前記開閉体の他方に当接する突出位置と、前記開閉体が全閉位置にあるときに前記開口部の周縁部および前記開閉体の他方と干渉しない没入位置との間で変位可能な当接部材(アーム11)と、前記当接部材を前記突出位置に変位させる駆動機構(モータ12および伝達機構13)と、前記開閉体の前記開口部に対する開閉位置を検出する開閉***置検出手段(ドア位置検出器3)と、前記開閉***置検出手段が検出した前記開閉位置に基づき、前記駆動機構を駆動制御する制御部(ECU4)とを有することを特徴とする。
第2の発明は第1の発明において、前記当接部材の変位を緩衝する緩衝手段(ダンパ14)を有することを特徴とする。
第3の発明は第1または第2の発明において、前記駆動機構は、モータ(12)またはソレノイドを有することを特徴とする。
第4の発明は第1〜第3のいずれかの発明において、前記制御部は、所定時間における前記開閉体の開閉位置変化量に基づき前記開閉体の前記開口部に対する変位速度を算出し、前記変位速度および前記開閉位置の少なくとも一方に基づいて前記駆動機構を駆動制御することを特徴とする。
第5の発明は第4の発明において、前記制御部は、前記変位速度に基づいて前記開閉体が閉作動していると判定し、かつ前記開閉位置に基づいて前記開閉体が前記開口部に所定値以下まで近接したと判定したときに、前記当接部材を突出させるべく前記駆動機構を駆動制御することを特徴とする。
第6の発明は第4または第5の発明において、前記制御部は、前記開閉位置に基づいて前記開閉体が全閉位置から開方向に変位したと判定したときに、前記当接部材を突出させるべく前記駆動機構を駆動制御する。
第7の発明は第4〜第6のいずれかの発明において、前記制御部は、前記変位速度に基づいて前記当接部材の突出量を決定し、前記当接部材が所定の突出量になるように前記駆動機構を駆動制御することを特徴とする。
第8の発明は第1〜第7のいずれかの発明において、前記当接部材の変位位置を検出する当接部材位置検出手段(アーム位置検出器15)を有し、前記制御部は、前記当接部材の変位位置に基づいて前記駆動機構を駆動制御することを特徴とする。
第9の発明は第1〜第8のいずれかの発明において、前記開口部と前記開閉体との間に存在する人を検知する人感センサ(315)を有し、前記制御部は、前記人感センサからの信号に基づいて前記駆動機構を駆動制御することを特徴とする。
第10の発明は第1〜第9のいずれかの発明において、前記当接部材は、前記開口部の周縁部および前記開閉体の一方に揺動可能に支持されていることを特徴とする。
第11の発明は第10の発明において、前記当接部材は、没入位置から突出位置まで変化するにつれて、前記開口部の周縁部および前記開閉体の他方との接触部分が、その揺動中心側から揺動端側へと変化するように、前記揺動中心と前記揺動端との中間部分が前記開口部の周縁部および前記開閉体の他方側に突出していることを特徴とする。
第12の発明は第1〜第11のいずれかの発明において、前記開閉体は、車体側部に基端において揺動可能に支持されたサイドドアであり、前記当接部材は前記サイドドアの自由端(後部側端面104b)に設けられていることを特徴とする。
第13の発明は第3〜第12のいずれかの発明において、前記緩衝手段は、前記モータの駆動力を利用することを特徴とする。
第14の発明は第3〜第13のいずれかの発明において、前記緩衝手段は、前記モータのコギングトルクを利用することを特徴とする。
第15の発明は第1〜第14のいずれかの発明において、前記開閉***置検出手段は、赤外線センサ(314)であることを特徴とする。
第16の発明は第15の発明において、前記当接部材および前記赤外線センサは、単一のケーシング(310)内に設けられていることを特徴とする。
第1の発明によれば、開閉体を閉じる際に、開口部の周縁部または開閉体の一方に設けられた当接部材が、開口部の周縁部または開閉体の他方と当接(衝突)することによって開閉体と開口部の周縁部との衝突を緩衝することができる。また、人が開閉体を開く際に、当接部材を突出させることによって、開閉体を開口部から押出し、開作動を補助(アシスト)することができる。第2の発明によれば、当接部材による緩衝作用を向上させることができる。第3の発明によれば、当接部材の駆動源に一般的な駆動力発生装置を適用することによって、装置構成の簡略化および製造コストの低減を図ることができる。第4の発明によれば、開閉体の開閉位置や開閉速度に応じて当接部材を突出させることができる。第5の発明によれば、開閉体の閉作動時において、当初は当接部材を没入位置に収納しておき、開閉体と開口の周縁部とが近接した場合に突出位置に突出させることができる。これにより、開閉体が開かれた状態において当接部材が人等に接触することが防止される。第6の発明によれば、人等が開閉体を全閉位置から開く際に、当接部材が突出して開閉体を開口から押し出し、開作動を補助することができる。第7の発明によれば、開閉体の閉速度に基づいて緩衝作用の程度を調整することできる。また、開閉体の閉速度が十分に小さくて、緩衝作用が必要ない場合には、当接部材を変位させないようにして緩衝作用を発生させないようにすることができる。第8の発明によれば、当接部材の変位量を正確に制御することができる。第9の発明によれば、人の挟み込みを防止することができる。第10の発明によれば、当接部材と開口部の周縁部または開閉体との当接方向の自由度を高めることができる。第11の発明によれば、当接部材は、没入位置から突出位置に変位する際に、変位の初期において開閉体または開口部の周縁部に与える力を、変位の終期において与える力よりも大きくすることができる。第12の発明によれば、てこの原理により当接部材に加わる力を小さくすることができるため、装置の小型化および低剛性化が可能となる。第13および第14の発明によれば、付加的な装置を用いることなく当接部材に緩衝作用を与えることができる。第15の発明によれば、装置の小型化が図れる。第16の発明によれば、開閉体の開閉装置を単一のモジュールとして構成することができ、部品点数の削減および取付の容易化が図れる。
第1実施形態に係る開閉装置が適用されたサイドドアを示す斜視図である。 図1のII−II線で切断した断面図である。 第1実施形態に係るダンパ装置を分解して示す分解斜視図である。 第1実施形態に係るダンパ装置を示す断面図である。 第1実施形態に係るダンパ装置を示す断面図である。 第1実施形態に係るドア位置検出装置を分解して示す分解斜視図である。 第1実施形態に係るECUの制御要領を示すフロー図である。 第1実施形態に係る開閉装置の作動を示す断面図である。 第1実施形態に係る開閉装置の作動を示す断面図である。 第1実施形態に係る開閉装置の作動を示す断面図である。 第1実施形態に係る開閉装置の作動を示す断面図である。 第2実施形態に係る開閉装置が適用されたスライドドアを示す斜視図である。 第2実施形態に係る開閉装置の作動を示す断面図である。 第3実施形態に係る開閉装置を適用した住居用ドア示す斜視図である。 第3実施形態に係る開閉装置を示す分解斜視図である。 第3実施形態に係るマイコンの制御要領を示すフロー図である。 第3実施形態に係る開閉装置の作動を示す断面図である。 第3実施形態に係る開閉装置の作動を示す断面図である。 第3実施形態に係る開閉装置の作動を示す断面図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明を自動車のサイドドアに適用した第1実施形態について詳細に説明する。
図1は、第1実施形態に係る開閉装置が適用されたサイドドアを示す斜視図である。図1に示すように、開閉装置(アクティブクッションユニット)1は、車体100の前部右側座席への乗降口(開口部)101に設けられたサイドドア(開閉体)102に設けられている。
サイドドア102は、サイドドア102の車体外側部を構成するアウタパネル103と、サイドドア102の骨格部を形成するインナパネル104と、サイドドア102の車室側壁を形成するドアライニング(ドアトリム)105を備えている。アウタパネル103とインナパネル104とは、外周縁部においてヘミング加工によって結合されている。
図2は、図1のII−II線で切断した断面図であって、ドアライニング105を省略して示す。図2に示すようにインナパネル104は、アウタパネル103との結合部より車室内側に張り出して、アウタパネル103との間に空間を形成するとともに、サイドドア102の前部側端面104aおよび後部側端面104bを形成している。後部側端面104bには、サイドドア102を閉位置にて係止するべくセンタピラー(Bピラー)107に設けられるストライカ(図示しない)が嵌入される孔108と、後述する開閉装置1のダンパ装置2が露出するための開口部109とが形成されている。
サイドドア102は、サイドドア102の前部側端面104aに設けられたドアヒンジ106(図2参照)を介して車体100のフロントピラー(Aピラー)110に揺動可能に取り付けられている。また、前部側端面104aとフロントピラー110との間にはドアチェッカ111が介装されている。ドアチェッカ111はサイドドア102を所定の開閉位置に保持するとともに、サイドドア102が全閉位置近傍にあるときにはサイドドア102を閉方向へと付勢する。
開閉装置1は、ダンパ装置2と、ドア位置検出器(開閉***置検出手段)3と、ダンパ装置2の制御に供されるECU(制御部)4とを主要構成要素として備えている。ダンパ装置2は、アウタパネル103とインナパネル104との間に介装されてインナパネル104に取り付けられている。ドア位置検出器3は、フロントピラー110に取り付けられている。ECU4は、マイクロコンピュータやROM、RAM、周辺回路、入出力インタフェース等から構成されており、インナパネル104とドアライニング105との間の空間に設けられている。なお、ECU4はワンチップマイコンであってもよい。ECU4は、ダンパ装置2およびドア位置検出器3と電気的に連結されている。
図3は、第1実施形態に係るダンパ装置2を分解して示す分解斜視図である。図3に示すように、ダンパ装置2は、ケーシング10と、アーム(当接部材)11と、駆動機構としてのモータ12および伝達機構13と、ダンパ(緩衝手段)14と、アーム位置検出器15とを備えている。
ケーシング10は、略矩形の底板21と、底板21の周縁部に立設された側壁22と、側壁22の上端部に設けられる蓋部材23とを備えている。蓋部材23はねじ等により側壁22に固定されている。ケーシング10の長手方向における一端に配置された側壁22aには、アーム11がケーシング10より突出するための開口部24が形成されている。また、底板21および側壁22には、ケーシング10をインナパネル104に固定するための孔25を備えたフランジ部26が設けられている。ケーシング10は、側壁22aがサイドドア102の後部側端面104bの開口部109より露出するようにインナパネル104の内面側に配置され、孔25にボルトを挿通させてインナパネル104に締結される。
アーム11はその基端部11aに揺動軸となるシャフト11dを有し、シャフト11dはケーシング10の開口部24の近傍において底板21に対してシャフト11dが垂直となるようにケーシング10の底板21および蓋部材23に軸支されている。アーム11は基端部11aから先端部11bへと延び、その中間部において回動方向に屈曲した略L字形を呈する。先端部11bは、二股に分岐されて2つの突部11cを形成し、2つの突部11c間にはシャフト11dと平行になるようにシャフト32が設けられ、シャフト32にはローラ33が回転自在に軸支されている。アーム11はシャフト11dを揺動中心として揺動し、ケーシング10の開口部24から先端部11bが突出した突出位置と、アーム11の大部分がケーシング10内に収容された没入位置との間で変位可能となっている。アーム11が没入位置にあるときは、サイドドア102の全閉状態において、アーム11がセンタピラー107と緩衝しないようになっている。また、アーム11の基端部11aの外面には、シャフト11dを中心軸とする2つのギヤ部11eおよび11fが形成されている。
モータ12は、永久磁石界磁型DCモータであり、ケーシング10の内部に支持されている。モータ12の出力軸にはウォーム34が固定されている。モータ12の回転力をアーム11に伝える伝達機構13は、第1ギヤ36、第2ギヤ37、ラック板42、第3ギヤ38、第4ギヤ39、第5ギヤ40、および第6ギヤ41を備えている。第1〜第6ギヤ36〜41は、それぞれ中心に回転軸となるシャフト36a〜41aを有し、各シャフト36a〜41aは底板21に対して垂直となるようにケーシング10の底板21および蓋部材23に軸支されている。
第1ギヤは、ウォーム34に噛合するウォームホイール36bと、平歯車36cとを同軸に互いに固定された状態で備えている。第2ギヤ37は、第1ギヤ36の平歯車36cに噛合する。
ラック板42は板状部材であり、ケーシング10の底板21に対して垂直かつケーシング10の長手方向に延在するように配置されている。ラック板42の下端部にはガイド部42aが設けられ、ケーシング10の底板21にはケーシング10の長手方向に沿って形成されたガイド溝27が設けられている。ガイド部42aがガイド溝27に摺動自在に係合することによって、ラック板42はケーシング10の長手方向に摺動自在にケーシング10に支持されている。
ラック板42の第2ギヤ37側を向く面には、ケーシング10の長手方向に延在する第1ラック部42bおよび第2ラック部42cの2つのラック部が平行に形成されている。第1ラック部42bは第2ギヤ37に噛合し、第2ギヤ37の回転によってラック板42はケーシング10の長手方向に移動する。
第3ギヤ38は、互いに基準円直径が異なるギヤ部である第3ギヤA部38bと、第3ギヤB部38cとを同軸かつ互いに固定された状態で備えている。第3ギヤA部38bは第2ラック部42cと噛合し、ラック板42のケーシング10の長手方向における移動によって回転される。
第4ギヤ39は、互いに基準円直径が異なるギヤ部である第4ギヤA部39bと、第4ギヤB部39cとを同軸かつ互いに固定された状態で備えている。第4ギヤA部39bは、第3ギヤB部38cと噛合する。
第5ギヤ40は、第4ギヤB部39cと噛合する。第6ギヤ41は、第5ギヤ40およびアーム11のギヤ部11eと噛合する。
以上のように伝達機構13を構成することにより、モータ12の回転駆動は伝達機構13を介してアーム11に伝達され、アーム11が変位する。逆に、アーム11が変位することによって、当該変位が伝達機構13を介してモータ12に伝達され、モータ12が回転される。
また、ケーシング10のガイド溝27内にはダンパ14が設けられている。ダンパ14は公知のエアダンパであってよく(例えば、特開2006−29406参照)、ガイド溝27内に固定された有底円筒形状のシリンダ51と、シリンダ51の内部に同軸かつ摺動自在に収容されるとともにオリフィスを備えたピストン52と、ピストン52に固定されるとともにシリンダ51の外方へとシリンダ51の軸線方向に沿って延びるピストンロッド53とを備えている。ピストンロッド53の先端はラック板42のガイド部42aに結合されている。なお、他の実施形態においては、ダンパ14はオイルダンパであってもよい。
これにより、ラック板42のケーシング10の長手方向への移動に伴いピストン52がシリンダ内を摺動する。ピストン52の移動は空気抵抗を受けて緩衝されるため、ラック板42の移動も緩衝される。ラック板42とアーム11とは、第3〜第6ギヤ38〜41を介して連結されているため、アーム11の変位も同様に緩衝される。
図4および図5は、第1実施形態に係るダンパ装置を示す断面図である。以上のようにダンパ装置2を構成することにより、アーム11はモータ12の回転駆動により変位される。ダンパ装置2は、図4に示すようにアーム11がモータ12の回転駆動を受けて突出位置にある突出状態と、図5に示すようにアーム11が没入位置にある没入状態との間で変化する。
図3に示すように、アーム位置検出器15は、センサギヤ55と、センサギヤ55と同軸に設けられた回転角センサ56とを有している。アーム位置検出器15は、ケーシング10の蓋部材23に凹設されたアーム位置検出器取付部23aに配置され、センサ蓋57により固定されている。
センサギヤ55は、アーム位置検出器取付部23aおよびセンサ蓋57に軸支され、アーム11の基端部11aに形成されたギヤ部11fと噛合し、アーム11の変位に応じて回転される。回転角センサ56は、ロータリポテンショメータであり、センサギヤ55と同軸に設けられている。回転角センサ56は、センサギヤ55の回転角に応じて抵抗値を変化させ、センサギヤ55の回転角、すなわちアーム11の変位位置に応じた電圧を出力する。アーム位置検出器15は、回転角センサ56より出力される電圧値をアーム位置検出器信号としてECU4に出力する。
図6は、第ドア位置検出装置を分解して示す分解斜視図である。図6に示すように、ドア位置検出器3は、蓋体61と本体62とから形成された開口を有する箱状体のケーシング63と、ケーシング63の内部に基端部64aが軸支され、先端部64bがケーシング63の開口より突出可能に支持されたセンサアーム64と、センサアーム64とケーシング63との間に設けられたトーションスプリング65と、センサアーム64と同軸に設けられた回転角センサ66とを有する。
ドア位置検出器3のケーシング63は、センサアーム64の回転軸がドアヒンジ106の回転軸と概ね平行となるように、かつケーシング63の開口がサイドドア102の前部側端面104aと対向するようにフロントピラー110に固定されている。センサアーム64は、ケーシング63に対して揺動可能とされており、トーションスプリング65によって先端部64bがケーシング63の開口より突出する方向に付勢されている。これにより、センサアーム64の先端部64bは、サイドドア102の前部側端面104aに設けられた受板112に当接し、サイドドア102の開閉に追従して受板112との当接状態を維持する。
回転角センサ66は、ロータリポテンショメータであり、センサアーム64の回転角に応じて抵抗値を変化させ、センサアーム64の回転角すなわちサイドドア102の開閉位置に応じた電圧値を出力する。ドア位置検出器3は、回転角センサ66より出力される電圧値をドア位置検出器信号としてECU4に出力する。
ECU4は、ドア位置検出器3から受け取るドア位置検出器信号に基づいてサイドドアの開閉位置であるドア位置(Pd)を検出し、ドア位置(Pd)の変化量を微分することによりサイドドアの開閉速度であるドア速度(Vd)を算出し、アーム位置検出器15から受け取るアーム位置検出器信号に基づいてアーム11の変位位置であるアーム位置(Pa)を検出する。ドア位置(Pd)およびアーム位置(Pa)は、全閉位置を0とし、全開位置を100とする。なお、ドア位置(Pd)およびアーム位置(Pa)は全閉位置を0°とする角度により表してもよい。ドア速度(Vd)は、閉作動方向の速度が負の値となり、開作動方向の速度が正の値となる。ECU4は、ドア位置(Pd)、ドア速度(Vd)、およびアーム位置(Pa)に基づいてモータ12を駆動制御する。
次に、ECU4によるモータ12の制御要領について説明する。図7は、第1実施形態に係るECUの制御要領を示すフロー図である。ステップS1では、サイドドア102のドア位置(Pd)が所定のドア位置(P1)にあるか否かを判定する。判定がYesの場合はステップS2に進み、判定がNoの場合にはリターンに進む。
ステップS2では、ドア速度(Vd)が所定のドア速度(V)以下であるか否か、すなわちドアの閉速度が所定の閉速度以上であるか否かを判定する。判定がYesの場合はステップS3に進み、判定がNoの場合にはリターンに進む。
ステップS3では、ドア速度(Vd)に基づいてアーム11の目標位置(PT)を決定する。ドア速度(Vd)とアーム目標位置(PT)との関係は予めマップとしてECU4のメモリに記憶されており、ドア速度(Vd)に基づいてマップを参照しアーム目標位置(PT)を決定する。アーム目標位置(PT)は、例えばドア速度(Vd)の絶対値に比例して増加するように、すなわちアーム11の突出量が大きくなるように設定されている。処理が完了した後はステップS4に進む。
ステップS4では、ECU4はアーム11を突出状態に変位させるべく、モータ12に通電して駆動を開始する。続いて、ステップS5に進む。
ステップS5では、ECU4はアーム位置(Pa)がアーム目標位置(PT)に到達したか否かを判定する。判定がYesの場合はステップS6に進み、判定がNoの場合にはステップS5を繰り返す。
ステップS6では、ECU4はモータ12への通電を禁止して駆動を停止させる。処理が完了したらリターンに進む。
次に、実施形態に係るサイドドアの開閉装置1の作用について説明する。図8〜図11は、第1実施形態に係るサイドドアの開閉装置の作動を示す断面図であって、ドア閉作動を行う際の開閉装置による緩衝作動を示す。図8〜図11の各図の(b)は(a)のダンパ装置2部分を拡大して示す図である。
図8(a)および(b)は、サイドドア102が全閉位置にある状態を示す図である。図8(b)に示すように、サイドドア102が全閉位置にある場合には、ダンパ装置2のアーム11はセンタピラー107の壁部107aに先端部11bのローラ33を介して押圧され、シャフト11d回りに回動して没入位置に配置されている。
図9(a)および(b)は、サイドドア102を全閉位置から任意量開いた状態を示す図である。図9(b)に示すように、サイドドア102を全閉状態から任意量開いた状態では、アーム11はサイドドア102が全閉位置にあるときと同様に、没入位置に配置された状態を維持する。サイドドア102を全閉状態から任意量開いた状態にするまでに、ドア位置(Pd)が所定のドア位置(P1)を通過しても、ドア速度(Vd)は正の値であるため、負の値に設定された所定のドア速度(V)以下とはならず、アーム11が変位してケーシング10より突出することはない。
このとき、図9(a)に示すように、ドア位置検出器3のセンサアーム64はサイドドア102の前部側端面104aに設けられた受板112との当接状態を維持し、ドア位置検出器3はセンサアーム64の回転角に応じたドア位置検出器信号をECU4に出力する。
図9に示すサイドドア102を任意量開いた状態から、サイドドア102の閉作動を行うと、サイドドア102のドア位置(Pd)が所定のドア位置(P1)に達したときに、閉方向の速度を負の値とするドア速度(Vd)が所定のドア速度(V)以下であるか、すなわちドア閉速度が所定の閉速度以上であるか否かを判定し、ドア速度(Vd)に応じてアーム11を変位させてケーシング10より突出させる。図10(a)および(b)は、アーム11をケーシング10より突出させた状態を示す図である。仮に、ドア位置(P1)におけるドア速度(Vd)が、所定のドア速度(V)より大きい場合、すなわちドア閉速度が所定の閉速度より遅い場合にはアーム11はケーシング10より突出されない。
図11(a)および(b)は、アーム11がセンタピラー107の段部107bに当接した状態を示す図である。図10に示すアーム11をケーシング10より突出させた状態のまま、サイドドア102が全閉状態近傍の状態へと移行すると、アーム11は先端部11bのローラ33を介してセンタピラー107の段部107bに当接する。サイドドア102は段部107bに当接するアーム11の抵抗力を受けて閉速度が低下される。このとき、アーム11はローラ33を介して段部107bに押圧され、シャフト11d回りに回動して突出状態から没入位置へと変位する。その際、ダンパ14の抵抗力およびモータ12のコギングトルクによる抵抗力が伝達機構13を介してアーム11に加わるため、アーム11の変位は緩衝される。これにより、サイドドア102は、閉速度を減速しつつ全閉位置へと移動する。
アーム11が変位する際に、アーム11の先端部11bはローラ33を介して段部107bに接触しているため、アーム11の変位に追従して段部107b上を滑らかに移動する。サイドドア102が概ね全閉状態となり、アーム11が没入位置近傍まで変位すると、アーム11のローラ33は段部107bより離脱する。サイドドア102の閉作動に対する抵抗力は消滅し、サイドドア102は図8に示すような全閉状態となる。
以上のようにして、サイドドアの開閉装置1はサイドドア102の閉作動における閉速度を減速させることができる。これにより、サイドドア102とセンタピラー107との間に物体を挟み込んだ際に、物体に加わる衝撃を低減することができる。また、サイドドア102を閉めた際にサイドドア102は全閉位置近傍においてゆっくりと閉まるため高級感を演出することができる。また、サイドドア102を閉めた際のサイドドア102と車体100との衝突音を低減することができる。
また、サイドドアの開閉装置1は、サイドドア102の閉作動時において閉速度が速い場合にのみアーム11を突出させてサイドドア102の制動を行うため、サイドドア102をゆっくりと閉める場合等のサイドドア102の減速が必要でない場合の制動を省略することができる。これによりサイドドア102の閉作動を行う者に違和感や煩わしさを与えることを防止することができる。また、アーム11はサイドドア102が全閉位置近傍に近づくまで突出されないため、サイドドア102の開閉を行う者の衣類等に引っ掛かることが防止される。その他、突出物がないため意匠性が良いという効果が得られる。
第1実施形態に係るサイドドアの開閉装置1は、サイドドア102の自由端、すなわち後部側端面104bに設けられているため、前部側端面104aに設けた場合に比べて小さな抵抗力でサイドドア102の閉作動を制動することができる。すなわち緩衝手段としてのダンパ14に要求される緩衝能力が低減される。これによりダンパ14を小型化することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明を自動車のスライドドアに適用した第2実施形態について詳細に説明する。図12は、第2実施形態に係る開閉装置が適用されたスライドドアを示す斜視図である。第2実施形態は第1実施形態の構成と大部分において同一であるため、第1実施形態の構成と異なる点について説明し、第1実施形態と同様の構成は同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態における開閉装置1は、第1実施形態と同様に、ダンパ装置2と、ドア位置検出器6と、制御部としてのECU4とから構成されている。ダンパ装置2は、車体200の側部に設けられた乗降口201を開閉するスライドドア202に設けられている。スライドドア202はアウタパネル203とインナパネル204とから形成され、インナパネル204が車室側へと張り出すことによってスライドドア202の前部側端面204aが形成されている。ダンパ装置2は、スライドドア202の前部側端面204aに形成された開口部209よりアーム11が露出するように、インナパネル204に取り付けられている。スライドドア202は、スライダ205を介して車体200にスライド移動可能に設けられている。
ドア位置検出器6はリニアポテンショメータであり、車体200に設けられてスライダ205と連結されている。ドア位置検出器6はスライダ205の位置に応じて抵抗値を変化させ、スライダ205の位置に応じた電圧をドア位置検出信号としてECU4に出力する。なお、ドア位置検出器6にはロータリポテンショメータを用いてもよい。例えば、ロータリポテンショメータと同軸にドラムを配置し、スライドドア202またはスライダ205とドラムとをワイヤにより連結し、スライドドア202またはスライダ205の移動に応じてワイヤを巻き取り、そのときのドラムの回転量に応じたロータリポテンショメータの電圧変化を検出してスライドドア202の位置を検出するようにしてもよい。
第2実施形態に係る開閉装置1は、スライドドア202のドア位置およびドア速度に基づいて、第1実施形態と同様にアーム11の突出作動を制御する。図13は、第2実施形態に係る開閉装置の作動を示す断面図である。図13に示すように、アーム11が突出された状態において、アーム11の最大突出位置は、センタピラー107の壁部107cにより先端部11bのローラ33が押圧された際に没入位置へと変位可能なように、制限されている。
スライドドア202が全閉位置近傍に接近したときに、アーム11はセンタピラー107の壁部107cとローラ33を介して当接し、壁部107cに押圧されてシャフト11d回りに回動する。このとき、ローラ33は回転して壁部107c上を滑らかに移動する。アーム11の変位は、第1実施形態と同様にダンパ14およびモータ12により抵抗を受けて緩衝されるため、スライドドア202の移動が抵抗を受け閉速度が緩和される。
<第3実施形態>
次に、本発明を住居用のドアに適用した第3実施形態について詳細に説明する。図14は、第3実施形態に係る開閉装置を適用した住居用ドアを示す斜視図であり、住居用ドアの上部を切り欠いて示す。住居用ドア301は、その一側辺が、住居の壁に設けられた戸枠302に図示しないヒンジを介して固定されることにより、揺動自在に取り付けられている。開閉装置303は、戸枠302の上辺部材302aの下面に、タッピングねじ304によって締結されている。
図15は、第3実施形態に係る開閉装置303を示す分解斜視図である。開閉装置303は、ケーシング310と、アーム(当接部材)311と、駆動機構としてのモータ312および伝達機構313と、赤外線距離センサ(開閉***置検出手段)314と、人感センサ315と、アーム位置検出器(当接部材位置検出手段)316と、マイコン(制御部)317とを備えている。
ケーシング310は、略矩形の底板321と、底板321の周縁部に立設された側壁322と、ねじ等により側壁322の上端部に固定される蓋部材323とを備えている。ケーシング310のドア301側の側壁322aには、2つの開口部324,325が形成されている。開口部324からはアーム311が突出し、開口部325は赤外線距離センサ314からの赤外線の光路を形成する。
蓋部材323には、モータ312を収容するためモータ収容部323aが上方に向けて突設されている。戸枠302の上辺部材302aには、モータ収容部323aが遊嵌する孔が穿設されている。なお、上辺部材302aに孔を設けない場合には、蓋部材323と上辺部材302aとの間にスペーサを介装して開閉装置303を上辺部材302aに固定してもよい。
アーム311は、その基端部311aに揺動中心となるシャフト311dを有し、シャフト311dは開口部324の近傍において、底板321および蓋部材323に軸支されている。アーム311は、その基端部311aから先端部311bにかけて、その中間部分311cがケーシング310の外方側に向けて凸となる滑らかな曲線状に形成されている。先端部311bには、ローラ333が軸支されている。また、アーム311の基端部311aにおけるケーシング310の内方側の外面には、シャフト311dを中心軸とする扇形のギヤ部311eが形成されている。アーム311の基端部311aには、先端部311bが突出する方向と概ね相反する方向にストッパ311fが突出している。
アーム311はシャフト311dを揺動中心として揺動し、ケーシング310の開口部24から先端部311bが突出した突出位置(図19参照)と、アーム311の大部分がケーシング310内に収容された没入位置(図17参照)との間で変位可能となっている。アーム311は、没入位置においてギヤ部311eの端部がケーシング310の側壁322に突設された突部322bに当接する一方、突出位置においてストッパ311fが突部322bに当接し、回り止めがなされている。
アーム311のギヤ部311eは、第1ギヤ336、第2ギヤ337、第3ギヤ338を介してモータ312の回転軸と連結されており、アーム311はモータ312の回転駆動を受けて没入位置から突出位置に変位する。モータ312は、マイコン317によって赤外線距離センサ314、人感センサ315、アーム位置検出器316からの信号に基づいて駆動制御されている。
赤外線距離センサ314は、赤外線を放射するダイオードと、放射された赤外線のドア301による反射成分を検知するフォトトランジスタとを有し、ドア301との距離を測定し、測定結果を距離信号としてマイコン317に入力する。
人感センサ315は、人等から放射される赤外線を検知して人の存在を検知する。人感センサ315は、ケーシング310の底板321に形成された孔に対応するように設けられ、開閉装置303の下方、すなわち戸枠302付近に存在する人を検出する。人感センサ315は人を検知した場合に、人検知信号をマイコン317に入力する。
アーム位置検出器316は、第1実施形態と同様に、センサギヤおよび回転角センサから構成され、センサギヤはギヤ等を介してアーム311ともに回転するようになっている。アーム位置検出器316は、回転角センサ56より出力される電圧値をアーム位置信号としてマイコン317に入力する。
マイコン317は、赤外線距離センサ314から受け取る距離信号に基づいてドア301の開閉位置であるドア位置(Pd)を検出し、ドア位置(Pd)の変化量を微分することによりドア301の開閉速度であるドア速度(Vd)を算出する。また、アーム位置検出器316から受け取るアーム位置信号に基づいてアーム311の変位位置であるアーム位置(Pa)を検出する。ドア位置(Pd)は、全閉位置を0とし、全開位置を100とする。また、アーム位置(Pa)は没入位置を0とし、突出位置を100(Pa,max)とする。ドア速度(Vd)は、閉作動方向の速度が負の値となり、開作動方向の速度が正の値となる。マイコン317は、ドア位置(Pd)、ドア速度(Vd)、アーム位置(Pa)、および人感センサ315から入力される人検知信号に基づいてモータ12を駆動制御する。
次に、第3実施形態に係る開閉装置303の作用について説明する。図16は、第3実施形態に係るマイコンの制御要領を示すフロー図である。最初に、ステップS11で、マイコン317は、ドア位置(Pd)が所定のドア位置(P2)以下であるか否かを判定する。ドア位置(P2)は、全閉位置に近い値が設定され、本実施形態では0(全閉位置)が設定されている。
ステップS11での判定がYesの場合には、ステップS12でドア速度(Vd)が所定のドア速度(V2)以上であるか否かを判定する。所定のドア速度(V2)は、0以上の値が設定され、ドア301が開作動方向に変位しているか否かを判定する。本実施形態では、所定のドア速度(V2)は0に設定されている。なお、ドア301の振動等による誤作動を防止するべく、所定のドア速度(V2)に0以上の値を設定してもよい。
ステップS12での判定がYesの場合には、マイコン317はモータ312に電流を供給してモータ312を駆動し(ステップS13)、アーム位置(Pa)が突出位置(Pa,max)となるまでモータ312を駆動し続ける(ステップS14およびステップS15)。なお、ステップS12での判定がNoである場合には、マイコン317によるモータ312の駆動制御は行わずにリターンに進む。
以上のステップS11からS15の制御によって、ドア301が全閉位置または全閉位置に近い位置にあり、かつ開方向に開かれた場合に、開閉装置303のアーム311が突出してドア301を開方向に押し出す。すなわち、開閉装置303はドア301の開作動をアシストする。
図17〜19は、第3実施形態に係る開閉装置の作動を示す断面図である。図17はドア301が全閉位置に静止している状態を示し、図18はドア301が全閉位置から少し開かれ、開閉装置303によるアシスト作動が開始した状態を示し、図19はアーム311が突出位置に到達し、開閉装置303によるアシスト作動が終了した状態を示している。
図17に示す状態では、ドア301は全閉位置にあり(Pd=0)、ステップS11の条件を満たしている。このとき、アーム311は没入位置に配置されている。図17に示す状態からドア301を開方向に開くと、ドア速度が0以上となりステップS12の条件が満たされ、アーム311が突出位置(Pa,max)へと駆動される。
図18に示すように、アーム311が突出位置(Pa,max)へと駆動されると、アーム311は最初に中間部分311cにおいてドア301と当接し、ドア301を開方向に押圧する。このときの、アーム311の揺動中心となるシャフト311dと、ドア301との接触部分との距離はr1となっている。図18に示す状態から、アーム311の最大突出位置(Pa,max)へと駆動がさらに進むと、ドア301との接触部分は先端311部b(揺動端)側へと少しずつ移動し、アーム311が突出位置(Pa,max)に到達した場合に、シャフト311dと、ドア301との接触部分との距離はr2になる。
ドア301の開作動の初期においては、ドア301の慣性力によりアシスト力には比較的大きな力が要求される。そこで、以上のように、アシストの初期においてシャフト311dと、ドア301との接触部分との距離を短くすることによって、開閉装置303によるアシスト力を大きくすることができる。また、ドア301がある程度の開方向速度を伴って変位するようになると、要求されるアシスト力は初期に比べて小さくなるため、シャフト311dと、ドア301との接触部分との距離を長くし、ドア301の押圧が可能なストロークを長くすることができる。
ステップS11での判定がNoである場合、すなわちドア301が全閉位置近傍に存在しない場合には、ステップS16に進み、挟み込み防止(軽減)制御が行われる。ステップS16では、マイコン317は、ドア速度(Vd)が所定の速度(V3)以下であるか否かを判定する。所定の速度(V3)は、0以下の値が設定されており、ドア301が閉方向に変位しているか否かを判定する。ステップS16での判定がYesである場合には、ステップS17において、マイコン317は人感センサ315より人検知信号が入力されているか否かを判定する。ステップS17での判定がYesである場合には、ステップS13に進み、ステップS14、S15を経てアーム311を突出位置(Pa,max)まで突出させる。なお、ステップS16およびステップS17での判定がNoである場合には、リターンに進む。
以上のステップS16,S17,S13〜S15の制御によって、ドア301が閉方向に変位しており、かつ戸枠302付近に人が存在すると判定された場合には、開閉装置303のアーム311が突出し、アーム311がドア301に衝当してドア301の閉速度を緩衝する。アーム311は、第1〜第3ギヤ336〜338を介してモータ312に連結されているため、モータ312のコギングトルクを受けて、その変位が緩衝されている。このようにしてドア301の閉作動が緩衝されるため、戸枠付近に存在する人はドア301によって挟み込まれる位置から離脱することができる。また、挟み込まれる位置から離脱することができない場合においても、ドア301の閉作動は緩衝されているため、人がドア301から受ける衝撃を低減させることができる。
上述した第3実施形態は開き戸に適用した例であるが、第3実施形態に係る開閉装置303を引き戸に適用することも可能である。引き戸に適用する場合には、スライドする戸に当接する戸枠の側部に、開口324部および開口部325が配置された側の側壁322が露出するように、開閉装置303を戸枠に埋設する。また、人感センサ315を開口部324等が配置された側の側壁322に配置する。アルミサッシ等の引き戸においては、戸と戸枠との当接部にパッキン等のシール部材が設けられることがあり、そのシール部材が戸または戸枠に吸着することによって戸の開作動に要する力が増大する場合がある。また、複層ガラス用サッシ等の重量が重いサッシにおいては、慣性力から開作動の開始に要する力が増大する。そのため、第3実施形態に係る開閉装置303のアシスト作用は、戸の開作動に要する力を低減することができ、有効である。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。以下変形例を示す。
第1および第2実施形態では開閉体としてのサイドドア102またはスライドドア202にダンパ装置2を設けたが、開口部側であるセンタピラー107に設けてもよい。この場合には、サイドドア102またはスライドドア202の重量を低減することができる。
第1および第2実施形態では緩衝手段としてダンパ14を使用したが、ロータリダンパを使用することもできる。例えば、ロータリダンパをアーム11と同軸に設けてアーム11の変位を直接的に緩衝するようにしてもよい。この場合には、ラック板42および第1〜第6ギヤ36〜41を省略することが可能であり、ダンパ装置2を小型化することが可能である。その他、公知の様々な緩衝装置を適用することができる。
第1および第2実施形態では動力発生源にモータを使用したがソレノイドを使用してもよい。ソレノイドの通電により可動されるプランジャ(鉄心)によってアーム11を押圧して、アーム11を突出位置に変位させるようにしてもよい。
第1および第2実施形態で示したアーム位置検出器15およびドア位置検出器3の構成は例示であり、他の公知の位置検出手段を適用することができる。
実施形態では、アーム11,311の変位を緩衝するためにダンパ14の抵抗力およびモータ12,312のコギングトルクを用いたが、アーム11,311が突出する方向にモータ12を回転駆動させアーム11の変位に対して抵抗力を加えるようにしてもよい。この場合には、モータ12,312の回転制御により緩衝作用の調整が可能となる。
また、第1および第2実施形態において、サイドドア102の後部側端面104bとセンタピラー107の壁部107aとの間に距離があり、開閉体が閉位置にある状態においてもアーム11がケーシング10より一部突出するような場合には、モータ12の回転駆動によりアーム11を没入位置に到達させるようにしてもよい。
第1〜第3実施形態では車両のドアや住宅等の建築物に適用した例を示したが、その他家具や収納装置(例えば、冷蔵庫等)の扉等に適用することが可能である。
また、第1および第2実施形態に係るサイドドアまたはスライドドアの開閉装置は、半ドア状態から全閉状態へと自動的にドアを引き込むイージークローザーと併用することができる。以上のように、本発明に係る開閉体の制御装置の構成は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1,303 開閉装置
2 ダンパ装置
3,6,314 ドア位置検出器
4,317 ECU(マイコン)
10,310 ケーシング
11,311 アーム
12,312 モータ
13,313 伝達機構
14 ダンパ
15,316 アーム位置検出器
27 ガイド溝
33 ローラ
34 ウォーム
36〜41 第1ギヤ〜第6ギヤ
36b ウォームホイール
42 ラック板
42b,42c 第1ラック部,第2ラック部
102 サイドドア

Claims (16)

  1. 開口部に設けられた開閉体の開作動の補助および閉作動の緩衝の少なくとも一方を行う開閉体の開閉装置であって、
    前記開口部の周縁部および前記開閉体の一方に設けられるとともに、前記開閉体が全閉位置近傍にあるときに前記開口部の周縁部および前記開閉体の他方に当接する突出位置と、前記開閉体が全閉位置にあるときに前記開口部の周縁部および前記開閉体の他方と干渉しない没入位置との間で変位可能な当接部材と、
    前記当接部材を前記突出位置に変位させる駆動機構と、
    前記開閉体の前記開口部に対する開閉位置を検出する開閉***置検出手段と、
    前記開閉***置検出手段が検出した前記開閉位置に基づき、前記駆動機構を駆動制御する制御部と
    を有することを特徴とする開閉体の開閉装置。
  2. 前記当接部材の変位を緩衝する緩衝手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の開閉体の開閉装置。
  3. 前記駆動機構は、モータまたはソレノイドを有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の開閉体の開閉装置。
  4. 前記制御部は、所定時間における前記開閉体の開閉位置変化量に基づき前記開閉体の前記開口部に対する変位速度を算出し、前記変位速度および前記開閉位置の少なくとも一方に基づいて前記駆動機構を駆動制御することを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかの項に記載の開閉体の開閉装置。
  5. 前記制御部は、前記変位速度に基づいて前記開閉体が閉作動していると判定し、かつ前記開閉位置に基づいて前記開閉体が前記開口部に所定値以下まで近接したと判定したときに、前記当接部材を突出させるべく前記駆動機構を駆動制御することを特徴とする、請求項4に記載の開閉体の開閉装置。
  6. 前記制御部は、前記開閉位置に基づいて前記開閉体が全閉位置から開方向に変位したと判定したときに、前記当接部材を突出させるべく前記駆動機構を駆動制御することを特徴とする、請求項4または請求項5に記載の開閉体の開閉装置。
  7. 前記制御部は、前記変位速度に基づいて前記当接部材の突出量を決定し、前記当接部材が所定の突出量になるように前記駆動機構を駆動制御することを特徴とする、請求項4〜請求項6のいずれかの項に記載の開閉体の開閉装置。
  8. 前記当接部材の変位位置を検出する当接部材位置検出手段を有し、
    前記制御部は、前記当接部材の変位位置に基づいて前記駆動機構を駆動制御することを特徴とする、請求項1〜請求項7のいずれかの項に記載の開閉体の開閉装置。
  9. 前記開口部と前記開閉体との間に存在する人を検知する人感センサを有し、
    前記制御部は、前記人感センサからの信号に基づいて前記駆動機構を駆動制御することを特徴とする、請求項1〜請求項8のいずれかの項に記載の開閉体の開閉装置。
  10. 前記当接部材は、前記開口部の周縁部および前記開閉体の一方に揺動可能に支持されていることを特徴とする、請求項1〜請求項9のいずれかの項に記載の開閉体の開閉装置。
  11. 前記当接部材は、没入位置から突出位置まで変化するにつれて、前記開口部の周縁部および前記開閉体の他方との接触部分が、その揺動中心側から揺動端側へと変化するように、前記揺動中心と前記揺動端との中間部分が前記開口部の周縁部および前記開閉体の他方側に突出していることを特徴とする、請求項10に記載の開閉体の開閉装置。
  12. 前記開閉体は、車体側部に基端において揺動可能に支持されたサイドドアであり、
    前記当接部材は前記サイドドアの自由端に設けられていることを特徴とする、請求項1〜請求項11のいずれかの項に記載の開閉体の開閉装置。
  13. 前記緩衝手段は、前記モータの駆動力を利用することを特徴とする、請求項3〜請求項12のいずれかの項に記載の開閉体の開閉装置。
  14. 前記緩衝手段は、前記モータのコギングトルクを利用することを特徴とする、請求項3〜請求項13のいずれかの項に記載の開閉体の開閉装置。
  15. 前記開閉***置検出手段は、赤外線センサであることを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかの項に記載の開閉体の開閉装置。
  16. 前記当接部材および前記赤外線センサは、単一のケーシング内に設けられていることを特徴とする、請求項15に記載の開閉体の開閉装置。
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