JP5159908B2 - 情報処理装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、制御方法、およびプログラムに関する。特に、画像形成装置の印刷ジョブに対する処理を切り替え可能な情報処理装置に関する。
一般に、ホストコンピュータに搭載されるオペレーティングシステム(OS)には、印刷要求を行うホストコンピュータにプリンタが接続された環境での印刷をサポートするための印刷システムが備えられている。このような印刷システムの一つとして、米国アップル社のMac OS(登録商標) Xで動作するCUPS(登録商標)(Common UNIX Printing System)印刷システムが知られている。CUPS印刷システムは、大きく分けてスケジューラ、フィルタ、バックエンドに分かれる。スケジューラは印刷ジョブの管理を主に行う。フィルタは、画像データをプリンタが解釈可能なデータに変換することを主に行う。また、プレフィルタと呼ばれる前処理部において、画像データの補正を行うことも可能である。具体的には、自動写真補正やデジタルカメラ画像のノイズ除去等の処理が考えられる。バックエンドは、プリンタが解釈可能なデータをプリンタに送ることを主に行う。
OSや印刷システムにおいて、ホストコンピュータにプリンタを接続して使用する場合、様々な接続インターフェース(接続I/F)での使用が可能となっている。例えば、USB(Universal Serial Bus)接続、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのネットワーク通信による接続(以下、ネットワーク接続)、Bluetooth(登録商標)接続等が挙げられる。また、ネットワーク接続を用いて印刷を行うための通信プロトコルとして、LPR(Line PRinter daemon protocol)、IPP(Internet Printing Protocol)等が広く使用され、様々なOSでサポートされている。さらに、プリンタベンダーの中には、ネットワーク接続による印刷をベンダー独自の通信プロトコルを用いて実現しているものも存在する。近年は、様々なホストからのネットワーク接続による印刷を可能とするために、これらの複数の通信プロトコルをサポートしているプリンタが多くなっている。
ホストコンピュータ上でプリンタを使用可能にするには、プリンタドライバをインストールし、ホストコンピュータにプリンタを登録するのが一般的である。プリンタを登録すると、ホストコンピュータ上にはプリンタドライバを使用して順次印刷ジョブを処理するプリントキューが生成される。プリントキューは、先に述べた接続I/Fや通信プロトコル毎に異なり、同一プリンタに対しても複数生成することが可能である。
ホストコンピュータから、プリンタに対しどの接続I/F及び通信プロトコルでの接続を確立するかという技術として例えば特許文献1が挙げられる。特許文献1では、ネットワークに接続された複数の通信インターフェース手段を有するネットワーク対応プリンタに対し、複数の通信経路が存在する場合、最も高速な接続I/F及び通信プロトコルを選択する処理を実行する。
特開2004−280572号公報
接続I/F及び通信プロトコルには、プリンタへのデータ書き込みに加え、プリンタから情報を取得可能な、いわゆる双方向通信をサポートしているものと、プリンタへのデータ書き込みのみ可能でプリンタからの情報を取得することが不可能なものが存在する。
プリンタが複数の接続I/Fや通信プロトコルをサポートしている場合、ホストコンピュータからはサポートしている全ての接続I/F及び通信プロトコルに対するプリンタが検出される。プリンタ登録の際、操作者は、表示されたプリンタ一覧の中からホストコンピュータに登録するプリンタを選択し、プリントキューを生成する。
例えば、プリンタがネットワークI/Fの通信プロトコルとしてOS標準の通信プロトコルA、プリンタベンダー独自の通信プロトコルBのどちらもサポートしている場合を考える。ネットワーク接続しているプリンタをホストコンピュータに登録しようとすると、プリンタの登録可能リストに通信プロトコルAのものと通信プロトコルBのものが両方表示されてしまう。この場合、操作者がどの通信プロトコルでプリントキューを作れば良いのか、分からない場合がある。また、OSがデフォルトで表示するプリンタの登録可能リストにOS標準の通信プロトコルAのもののみが表示され、プリンタベンダー独自の通信プロトコルBのものはデフォルトのリストには表示されない場合がある。その場合、プリンタベンダー独自の通信プロトコルを用いたプリントキューが生成されにくくなる。
その結果として、操作者の選択により双方向通信が不可能な通信プロトコルを用いるプリントキューが生成された場合、該プリントキューにおいては双方向通信を必要とするプリンタドライバの機能を提供することができないという問題がある。
例えば、プリンタ本体のインク残量情報をプリンタドライバ及び印刷システムが取得できないため、インク残量やインク切れが起きたという情報をホストコンピュータ上に表示して操作者に通知することができない。また、印刷中に用紙が無くなってしまった場合にも、用紙無しエラーをホストコンピュータに表示して操作者に通知することができない。
また、CDレーベル印刷等においては、適切なタイミングで操作者がCDトレイを挿入するなどの操作を行う必要があるため、プリンタドライバは双方向通信を用いてプリンタの状態の変化を監視しつつ、各状態に応じた操作指示をホストコンピュータ上に表示する。
しかしながら、双方向通信が不可能な場合、プリンタドライバはプリンタの状態の変化を検知することができないため、ホストコンピュータ上の表示部に現在のプリンタの情報に応じた操作指示が表示出来ない。そのため、操作者はいつCDを載せたトレイをセットしていいのか、適切なタイミングを知ることができない。このように、双方向通信が不可能なプリントキューにおいては、プリンタの状態を取得することができないことによる操作性の低下が起きるという問題がある。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、双方向通信が不可能なプリントキューにおいて印刷が実行された場合に、双方向通信が可能なプリントキューによる印刷を行うための手段を提供する。
上記の目的を達成するための本発明に係る情報処理装置は、ーザが選択する第1のプリントキューに対応する通信プロトコルにより画像形成装置の情報を取得可能か否か判定する判定手段と、前記判定手段が前記第1のプリントキューに対応する前記通信プロトコルが前記画像形成装置の前記情報を取得できないと判定した場合、前記第1のプリントキューを前記画像形成装置の情報を取得可能な通信プロトコルに対応するプリントキューであり、前記第1のプリントキューとは異なるプリントキューである第2のプリントキューに切り替える切替手段と、を備え、前記切替手段が切り替える前記第2のプリントキューを用いて刷ジョブを処理する。
本発明によれば、双方向通信が不可能なプリントキューによる印刷が指示された場合でも、操作者が負担を負うことなく双方向通信が可能なプリントキューにより印刷を実行することができる。これにより操作者は、プリンタの状態情報やそれに伴って変化する必要な操作を確認しながら印刷を実行することができる。
本実施形態に係る画像形成システムのハードウェア構成を表すブロック図。 第一実施形態に係るソフトウェア構成を表すブロック図。 第一実施形態に係るプリントデータ生成部のフローチャート。 第一実施形態に係る印刷設定情報を示す図。 第二実施形態に係るソフトウェア構成を表すブロック図。 第二実施形態に係るプリントデータ生成部及びデータ加工部のフローチャート。 第三実施形態に係るUI制御部のフローチャート。 第三実施形態に係るUI制御部が操作者に表示する通知を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また各実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<第一実施形態>
[システム構成]
本実施形態に係る画像形成システムのハードウェア構成について、図1のブロック図を参照して説明する。図1は、ホストコンピュータ11とEthernet(登録商標)やUSB等の通信バス121を介して、プリンタ12と通信可能な印刷システムの例である。ホストコンピュータ11は情報処理装置の一例である。本実施形態において、ホストコンピュータ11には、Mac OS Xと同等のOSがインストールされているものとし、印刷システムとしてはMac OS Xに導入されているCUPS印刷システム202を想定している。なお、図1では、プリンタは1つのみ図示しているが、通信バス121を介して任意の数のプリンタが接続可能である。
ホストコンピュータ11は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)であり、インターフェース(I/F)部107と、CPU101、ROM102、RAM103、表示部104、入力部105、外部記憶装置106を有する。そして、ホストコンピュータ11は、プリンタ12へ、プリンタ12を制御するための指示、プリントデータ及び設定コマンド等を送信する。
CPU101は、ホストコンピュータ11の各部を制御する中央演算装置であり、プリンタドライバなどの制御プログラムを実行する。ROM102は、OS等が記憶された読み出し専用メモリである。RAM103は、CPU101による作業領域が展開されるランダムアクセスメモリである。外部記憶装置106は、プリンタドライバなどの各種制御プログラムを格納している。入力部105は、ホストコンピュータ11を操作するためのキーボード及びマウス等から構成されている。表示部104は、入力部105から入力した情報を確認するための表示、或いは、プリンタドライバやアプリケーションのユーザインタフェース画面の表示やメッセージの表示などを行う。I/F部107は、プリンタ12とのデータの送受信を行う。
プリンタ12は、例えばインクジェットプリンタであり、I/F部115と、CPU111、ROM112、RAM113、プリントエンジン114を有する。CPU111は、プリンタ12が有する各部を制御する中央演算処理装置である。ROM112は、読み出し専用メモリであり、プリントエンジン114を制御するプログラム等を格納している。RAM113は随時書き込み読み出しメモリであり、プリントエンジン114の動作に必要なプログラム、ホストコンピュータ11から受信した設定値などを一時記憶する。
プリントエンジン114は、ホストコンピュータ11から送られたプリントデータに基づいて記録媒体にプリントする。I/F部115は、ホストコンピュータ11からプリントデータを受信する機能、プリンタ12からホストコンピュータ11にプリンタ12の現在のステータスを送信する機能などを有する。ここでの「ステータス」とは、I/F部115を介して接続されているホストコンピュータ11からの要求に応じて、プリンタ12が返却可能なプリンタ12の状態を表すステータスデータを意味する。ステータスデータとは、「印刷中」「待機状態」などのプリンタ12の処理状況や、「用紙切れ」「カバーが開いている」「インク残量無し」などのプリンタ12のエラー状況を知らせるための情報である。
[ソフトウェア構成]
図2は、本実施形態に係るソフトウェア構成を表すブロック図である。ホストコンピュータ11は、CUPS印刷システム202、プリンタドライバ203を備える。ホストコンピュータ11において、アプリケーション201の印刷データをCUPS印刷システム202及びプリンタドライバ203を通じてプリンタ12が解釈可能なデータ形式であるプリントデータに変換し、出力する。
アプリケーション201は、CUPS印刷システム202に対して印刷要求を行う。そして印刷要求が行われると、印刷設定情報と描画データとを含む印刷ジョブがCUPS印刷システム202に受け渡される。印刷設定情報には、用紙サイズや用紙種類、どのプリントキューにおいて印刷を行うか、などの情報が含まれる。ここでの「アプリケーション」とは、ホストコンピュータ11の基本ソフトウェアであるOS上で動作するソフトウェアである。アプリケーション201は生成したデータをプリントする機能を有し、例えば、文書作成用のワープロソフトや画像編集ソフト、年賀状作成ソフトなどが挙げられる。
CUPS印刷システム202は、アプリケーション201から送られた描画データ(画像データ)のスプール処理や、プリンタドライバ203のロード/実行などの様々な印刷制御を行う。この際、CUPS印刷システム202が生成するスプールファイルの形式は、OS標準のPDF(Portable Document Format)形式とし、以下スプールファイルをPDF印刷データと呼ぶ。また、CUPS印刷システム202はラスタデータ生成部211を備え、PDF印刷データを印刷設定情報に従ってラスタデータへ変換する機能を有する。また、CUPS印刷システム202はアプリケーション201から受け渡された印刷設定情報を後続の処理部へ受け渡す。
プリンタドライバ203は、ソフトウェアにより実現され、UI制御部222、プリントデータ生成部221、ステータス表示部223を有し、CUPS印刷システム202からラスタデータと印刷設定情報とを受け取り印刷動作に必要な処理を行う。なお、これらの各部による制御等は、CPU101がプリンタドライバ203を実行することにより実現される。
UI制御部222は、プリンタ12に対してプリントを実行させるために、プリンタドライバのユーザインタフェース画面(以下、ドライバUI)を表示させて、操作者がプリント実行に対して指示を行うことを可能にする。操作者はUI制御部222により表示部104に表示されるドライバUIを介して、プリント時の各種印刷設定(例えば、記録媒体である用紙の種類及びサイズ、給紙方法、どのプリントキューを使用するか等)を指定する。
プリントデータ生成部221は、CUPS印刷システム202で生成されたラスタデータを受け取り、CUPS印刷システム202から受け渡される印刷設定情報に基づいて解釈可能なデータ形式であるプリントデータを生成する。
ステータス表示部223は、プリンタ12から受信したステータスデータに基づき、プリンタの状態や必要な操作などの情報を表示部104に表示する。プリンタから受信されるステータスデータの具体例としては、プリンタのインク残量情報、プリンタに発生しているエラーの情報(例えば、紙無しエラーや紙詰まりエラー等)などが挙げられる。既に述べたように、これらのステータスデータはホストコンピュータの要求に応じてプリンタが返却するため、プリンタからのデータを取得することが可能な双方向通信を行うことで実現される。従って、双方向通信が不可能な接続I/Fや通信プロトコルを用いている場合には、ステータス情報の表示は行われない。双方向通信が可能かどうかは、接続I/F及び使用する接続I/Fの通信プロトコル等に依存する。例えば、接続I/Fがネットワーク接続で、使用する通信プロトコルがLPRであった場合、プリンタは双方向通信が不可能である。本実施形態においては、プリンタ12およびホストコンピュータ11は、ネットワーク印刷のプロトコルとして双方向通信が不可能なプロトコルAと双方向通信が可能なプロトコルBとを用いて印刷を行う機能を備えているものとする。
プリント通信部204は、プリントデータ生成部221が生成したプリントデータをプリンタ12に送信してプリント制御する。また、プリンタから送信されるステータスなどのデータ取得も行う。この際に使用されるプリント通信部は、印刷設定情報に含まれるプリントキュー情報に依存し、また任意の数のロードが可能である。プリントキュー情報はホストコンピュータ11とプリンタ12の接続I/F及び通信プロトコルにより異なるため、同一のプリンタであっても接続I/F及び通信プロトコルが異なれば使用されるプリント通信部も異なる。
例えば、双方向通信が可能なプロトコルAを使用するプリントキューであればプロトコルAに対応したプリント通信部A231がCUPS印刷システム202にロードされる。また、双方向通信が不可能なプロトコルBを使用するプリントキューであればプロトコルBに対応したプリント通信部B232がCUPS印刷システム202にロードされる。つまり、通信プロトコル及びその通信形態によりロードされる通信部が異なる。
[プリントデータ生成処理]
本実施形態における、プリントデータ生成部221の処理を説明するフローチャートを図3に示す。プリントデータ生成部221は、CUPS印刷システムによって出力されたラスタデータ及び印刷設定情報を取得する(S301)。次に、プリントデータ生成部221は、取得したラスタデータ及び印刷設定情報が、双方向通信が可能なプリントキューに対するデータか否かの判定を行う(S302)。つまり、印刷設定情報により選択されたプリントキューが双方向通信が可能なプリントキューであるかを判定する。ここで双方向通信が可能である場合とは、すなわち、ホストコンピュータ11にネットワークを介して接続されたプリンタ12から、各種情報を取得可能であることを意味する。
具体的には、プリントデータ生成部221は、まず印刷設定情報から現在のジョブで使用するプリントキュー名を取得する。続いて、プリントデータ生成部221は、取得したプリントキュー名をOSのAPIに渡し、device URIと呼ばれる情報を取得する。device URIには、そのプリントキューの接続I/Fやプロトコルの情報が含まれている。プリントデータ生成部221は、使用するプリントキューのdevice URIを参照し、そのプリントキューで使用する接続I/Fに関する情報を取得する。
図4は、印刷設定情報に含まれるデータの例を示したブロック図である。この例では、現在のジョブで使用するプリントキューのプリントキュー名は「プリンタ11−1」であり、印刷設定として用紙の種類は「普通紙」、用紙サイズは「A4」といった情報が含まれている。S302では、プリントデータ生成部221は、まず図4に示す印刷設定情報テーブルから現在のジョブのプリントキュー名が「プリンタ11−1」であることを取得し、この取得した情報をOSのAPIに渡す。この応答として、device URI「プリンタ11-ネットワーク−プロトコルB−1」が得られる。このdevice URIから、プリントキュー「プリンタ11−1」における接続I/Fが「ネットワーク」であり、使用するプロトコルが「プロトコルB」であるという情報を取得する。
そして、プリントデータ生成部221は、取得した情報から接続I/F及び通信プロトコルを特定し、双方向通信が可能な通信手段であるか否かを判定する。例えば、接続I/FがUSBやネットワーク通信プロトコルAである場合、双方向通信が可能であると判定する。一方、通信手段がLPRやネットワーク通信プロトコルBである場合は、双方向通信が不可能であると判定する。以上により、S301にて取得した情報に基づき、設定されているプリントキューが双方向通信可能であるか否かを判定することとなる。これにより、双方向通信可否判定手段を実現する。
双方向通信が可能の場合(S302でYES)、プリントデータ生成部221は、そのままラスタデータ及び印刷設定情報をプリントデータに変換する処理を行う(S307)。そして、プリントデータ生成部221は、変換したプリントデータをプリント通信部204へ出力する(S308)。この際、通信プロトコルに対応した通信部がロードされて実行される。例えば上に述べた双方向通信が可能な「通信プロトコルA」を用いるプリントキューであった場合には、通信プロトコルAに対応したプリント通信部A231がCUPS印刷システム202にロードされる。この場合、双方向通信を行うことで、プリンタ12の情報やそれに伴って変化する必要な操作をステータス表示部223に表示させつつ、印刷を実行する。
一方、双方向通信が不可と判定された場合(S302にてNO)、プリントデータ生成部221は、現在のジョブで使用するI/Fにおいて双方向通信を行うことができるプリントキューが他に存在しているかどうかを確認する(S303)。具体的には、CUPS印刷システム202にホストコンピュータ11上に現在生成されているプリントキュー名のリストを問い合わせ、そのリストの各プリントキュー名から各device URI情報を取得する。そして、プリントデータ生成部221は、取得した接続I/F及び通信プロトコルの情報に基づき、双方向通信が可能なプリントキューが存在するか否かを判定する。
双方向通信が可能な接続I/Fが存在しないと判定した場合(S303にてNO)、プリントデータ生成部221は、同一の通信I/Fにおいて、双方向通信が可能なプリントキューの生成を行う(S304)。ここでは、まず、同一の接続I/F(例えば同じネットワーク接続)において、現在のジョブで使用しているプリントキューの通信プロトコルとは別の通信プロトコルを使用したプリントキューを生成する。
具体的には、まずCUPS印刷システム202に対して、ホストコンピュータ11上に現在接続されているプリンタのリストを問い合わせる。このリストは、ホストコンピュータ11との通信に使用されるプロトコル毎に個別に取得される。すなわち、1つのプリンタであっても、複数のI/Fで接続されていたり、接続されているI/Fにおいて複数の通信プロトコルが有効となっていたりする場合には、それらは各々個別のデバイスと認識され、リスト上に存在する。
次に、上記リストから、現在選択しているプリンタ12と同一デバイスで、現在の双方向通信が不可能であるプリントキューと同一のI/Fを用い、かつ双方向通信が可能なプロトコルに対応するものが存在するかを調べる。上記条件にマッチするプリンタがリスト上に存在すれば、続いてその機種に対応するPPD(PostScript Printer Description)ファイルがホストコンピュータ11上に存在するかを調べる。PPDファイルには、CUPS印刷システム202にて使用される、プリンタ機種毎の設定情報が書かれている。選択しているプリンタがリスト上に存在し、かつ対応するPPDファイルがホストコンピュータ11上に存在する場合、CUPS印刷システム202に対し、プリントキューを作る命令を実行し、双方向通信が可能なプリントキューを生成する。その際、命令に用いる引数として、上記リスト上のプリンタ情報及びPPDファイルを使用する。これにより、双方向プリントキュー生成手段を実現する。
双方向通信が可能な他のプロトコルを使用するプリントキューの生成が成功した場合(S305にてYES)、S306の双方向通信可能なプリントキューの起動及びジョブの処理へと進む。双方向通信が可能な他のプロトコルを使用するプリントキュー生成が失敗した場合は(S305にてNO)、プリントデータ生成部221は、そのままラスタデータ及び印刷設定情報をプリントデータに変換する処理を行う(S307)。そして、プリントデータ生成部221は、プリントデータをプリント通信部204へ出力する(S308)。
プリントキュー生成が失敗する例としては、先に述べたホストコンピュータ11上に接続されているプリンタのリストに現在の双方向通信が不可能であるプリントキューと同一のI/Fを用い、かつ双方向通信が可能なプロトコルに対応するものが存在していない場合が挙げられる。また、該プリンタの機種に対応するPPDファイルがホストコンピュータ11上に存在しない場合も挙げられる。
S308では、続いて、通信プロトコルに対応した通信部がロードされて実行される。例えば上に述べた双方向通信が不可能なプロトコルBを用いるプリントキューであった場合、プロトコルBに対応したプリント通信部B232がCUPS印刷システム202にロードされる。この場合、プリント通信部B232は双方向通信を行うことができないため、プリンタ12の情報やそれに伴って変化する必要な操作をステータス表示部223に表示することは行わずに、印刷処理を行う。
一方、双方向通信可能なプロトコルを使用するプリントキューが既に存在すると判定した場合(S303にてYES)、S306の双方向通信が可能なプリントキューの起動及びジョブの処理へと進む。
S306にて、プリントデータ生成部221は、S305で生成したか又は既にホストコンピュータ11に存在する双方向通信が可能なプリントキューに対する、S301にて取得したデータに対応する新たなジョブの発行をCUPS印刷システム202に指示する。具体的には、まず、プリントデータ生成部221は、プリントキュー情報を双方向通信が可能なプリントキューに変更した印刷設定情報を生成する。そして、プリントデータ生成部221は、該印刷設定情報と、S301で取得したラスタデータとを入力データとして、CUPS印刷システム202に対して新たなジョブの発行を指示する。すると、双方向通信が可能なプリントキューに、先ほど発行された新たなジョブが追加される。なお、この時、CUPS印刷システム202がデフォルトのプリントキューとして記憶しておくデフォルトプリンタを、双方向通信が可能なプリントキューに書き換える処理も行ってもよい。S306の処理が終わると、プリントデータ生成部221は処理を終了する。このとき、既存の印刷ジョブに対するプリントデータの出力は行われないこととなる。
一方で、S306で指示され、新たに起動された双方向通信が可能なプリントキューに、CUPS印刷システム202により、前述の実行が指示された新たなジョブが入力され、該ジョブの処理が開始される。これにより、プリントデータ生成部221は、自身が起動した「双方向通信が可能なプリントキューに対するジョブ」に対する処理を図3のフローチャートの通りに再度実行することとなる。
まずS301にて、プリントデータ生成部221は、CUPS印刷システムによって出力されたラスタデータ及び印刷設定情報を取得する。そして、S302にて、プリントデータ生成部221は、選択プリントキューが双方向通信可能か否かの判定を行う。ここでは、プリントキューは双方向通信が可能なものを用いたジョブになっているため、S302の判定は“YES”となり、S307へ進む。そして、プリントデータ生成部221は、ラスタデータをプリントデータに変換し(S307)、プリント制御部へ出力する(S308)。この際、双方向通信が可能なプリントキューに対応したプリント通信部A231がCUPS印刷システム202にロードされる。この場合、双方向通信を行いながら、プリンタ12の情報やそれに伴って変化する必要な操作をステータス表示部223に表示させつつ、印刷を実行することができる。
以上説明してきたように、双方向通信が不可能なプリントキューによる印刷が指示された場合でも、双方向通信が可能なプリントキューに対する印刷ジョブとして新たに生成し、印刷を実行する。これにより、プリンタ12の状態やそれに伴う必要な操作を操作者に通知しながら印刷処理を実行することができる。
なお、印刷ジョブの印刷設定情報において、印刷ジョブが双方向通信を要求する処理を行い、かつ選択されたプリントキューが双方向通信が不可である場合にのみ、図3にて示した処理を行うようにしても構わない。つまり、双方向通信を要しない印刷ジョブであり、かつ、双方向通信が不可能なプリントキューが選択されている場合には、新たなプリントキューを生成する処理を省略する構成としても構わない。
また、新たに生成した双方向通信が可能なプリントキューは、印刷ジョブの処理が完了した後に削除しても構わないし、継続して保持する構成としても構わない。
<第二実施形態>
次に、第二実施形態について説明する。なお、以下の説明では第一実施形態と共通する図及びその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。第一実施形態では、プリントデータ生成部221が、双方向通信が可能なプリントキューを生成し、出力先プリンタを変更することで双方向通信が可能なプリントキューにプリントデータの出力を行った。第二実施形態では、プリンタドライバ203がPDF印刷データを処理するためのデータ加工部501をさらに備える構成とする。そして、プリントデータ生成部221は、データ加工部501が一次保存するPDF印刷データを用いて、双方向通信が可能なプリントキューへの印刷ジョブの生成を行う。以下、図面を参照して説明する。
図5は第二実施形態に係るソフトウェア構成を表すブロック図である。第一実施形態の構成と異なる点として、プリンタドライバ203がプリントデータ生成部221、UI制御部222、ステータス表示部223に加えて、データ加工部501を備える。データ加工部501以外は全て第一実施形態と同様の構成であるため、説明は省略する。
データ加工部501は、ラスタデータ生成部211に先だってPDF印刷データを受信し、受け取ったPDF印刷データに対して印刷処理に必要な前処理を行うことができる。本実施形態におけるデータ加工部501は、PDF印刷データを外部記憶装置106に保存する処理を行う。そして、データ加工部501で処理されたPDF印刷データは前述のCUPS印刷システム202のラスタデータ生成部211でラスタデータに変換され、当該ラスタデータはプリントデータ生成部221に渡される。
[データ加工処理]
図6(a)は本実施形態におけるデータ加工部501の処理を説明するフローチャートである。データ加工部501は、送られてくるPDF印刷データ及び印刷設定情報を取得する(S601)。次に、データ加工部501は、印刷設定情報内にて選択されているプリンタが、双方向通信が可能か否か判定する(S602)。ここで行う判定処理は、第一実施形態においてプリントデータ生成部221が行ったS302と同様の処理である。双方向通信が可能なプリントキューであると判定された場合は(S602にてYES)、S604へ進む。双方向通信が不可能なプリントキューであると判定された場合(S602にてNO)、データ加工部501は、S603にて、外部記憶装置106(保存領域)にPDF印刷データを保存する。そして、S604にて、PDF印刷データをCUPS印刷システム202に出力する。
CUPS印刷システム202は、受信したPDF印刷データと印刷設定情報とに基づいて、ラスタデータ生成部211にてラスタデータを出力する。出力されたラスタデータはプリントデータ生成部221が取得する。
[プリントデータ生成処理]
図6(b)は本実施形態におけるプリントデータ生成部221の処理を説明するフローチャートである。プリントデータ生成部221のS605からS609までの処理は第一実施形態と同様であり、それぞれS301からS305に対応する。
S609により双方向通信可能なプリントキューが生成された後、プリントデータ生成部221はS605にて取得したラスタデータを破棄する(S610)。次に、プリントデータ生成部221は、先ほどデータ加工部501が外部記憶装置106に保存したPDF印刷データを取得する(S611)。続いて、プリントデータ生成部221は、S612にて双方向通信が可能なプリントキューを起動させ、S611にて取得したPDF印刷データに対応する新たなジョブの実行をCUPS印刷システム202に指示する(S612)。
具体的には、まず、プリントデータ生成部221は、プリントキュー情報を双方向通信が可能なプリントキューに変更した印刷設定情報を生成する。そして、プリントデータ生成部221は、該印刷設定情報と、S611で取得したPDF印刷データとを入力データとして、CUPS印刷システム202に対して新たなジョブの発行を指示する。そして、プリントデータ生成部221は、双方向通信が可能なプリントキューを起動させ、発行された新たなジョブの実行指示を行う。これにより、双方向通信が可能なプリントキューに、CUPS印刷システム202により先ほど発行された新たなジョブが追加される。なお、この時、CUPS印刷システム202がデフォルトのプリントキューとして記憶しておくデフォルトプリンタを双方向通信が可能なプリントキューに書き換える処理も行ってもよい。第一実施形態と同様に、S613の処理が終わると、プリントデータ生成部221は処理を終了する。
一方で、S613で指示され、新たに起動された双方向通信が可能なプリントキューに、CUPS印刷システム202により新たに発行された印刷ジョブが入力され、該印刷ジョブの処理が開始される。本実施形態においては、新たなジョブの入力データをS611で取得したPDF印刷データとしているため、まず、データ加工部501が図6(a)に示す処理を行う。この場合、双方向通信が可能なプリントキューに対するジョブであるため、データ加工部501はS602にて“YES”と判定する。そして、データ加工部501は、S604にてPDF印刷データをCUPS印刷システム202に出力して処理を終了する。CUPS印刷システム202は受信したPDF印刷データをラスタデータ生成部211にてラスタデータに変換して出力する。そして、プリントデータ生成部221は、出力されたラスタデータを取得し、図6(b)に示す処理を再度行う。
プリントデータ生成部221も同様に、S606にて双方向通信が可能かどうかの判定を行う。ここでは、双方向通信が可能なプリントキューを用いたジョブになっているため“YES”と判定され、S614へ進む。
以降の処理は第一実施形態と同様で、プリントデータ生成部221は、ラスタデータからプリントデータを生成する(S614)。そして、プリントデータ生成部221は、生成したプリントデータをプリント通信部204へ出力する(S615)。プリント通信部204は、プリントデータ生成部221が生成したプリントデータをプリンタに送信してプリントを制御する。なお、プリント通信部204は第一実施形態と同様に、各プリントキューに対してロードされ、双方向通信が可能なプリントキューで使用されるプリント通信部A231がCUPS印刷システム202にロードされる。この時、プリンタから送信されるステータスデータをステータス表示部223に表示する。
以上により、双方向通信を行いながら、プリンタ12の情報やそれに伴って変化する必要な操作をステータス表示部223に表示させつつ、印刷を実行することができる。
<第三実施形態>
次に、第三実施形態について説明する。なお、以下の説明では前述の実施形態と共通する図及びその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。前述の実施形態では、プリンタドライバ203のプリントデータ生成部221において、双方向通信が不可能なプリントキューから双方向通信が可能なプリントキューへの切り替えを行っていた。本実施形態では、UI制御部222が表示するドライバUI上で、ユーザの指示に基づいてプリントキューの切り替えを行う。また、UI制御部222で双方向通信が可能なプリントキューを生成する点が前述の各実施形態と異なる。なお、第三実施形態のソフトウェア構成は第一実施形態にて示した図2と同様である。
図7は、第三実施形態におけるUI制御部222の処理を説明するフローチャートである。アプリケーション201から印刷要求を実行すると、プリンタドライバ203のUI制御部222が呼び出される。UI制御部222は、印刷されるPDF印刷データに対して、印刷設定情報を付与する(S701)。ここで付与される印刷設定情報には、どのプリントキューで印刷を行うか、という情報も含まれる。印刷設定後、操作者がドライバUI上のプリント実行ボタンを押下することで印刷要求が行われる(S702)。
印刷要求が行われるとUI制御部222は、現在の印刷設定におけるプリントキューが、双方向通信が可能かどうかを判定する(S703)。ここで行う判定処理は、第一実施形態のS302および第二実施形態のS606と同様である。双方向通信が可能なプリントキューであると判定された場合(S703にてYES)、UI制御部222は、PDF印刷データ及び印刷設定情報をプリントデータ生成部に221に出力する(S712)。一方、双方向通信が不可能であると判定された場合(S703にてNO)、UI制御部222は、現在のジョブで使用するI/Fにおいて双方向通信が可能なプリントキューが他に存在しているかどうかを判定する(S704)。S704で行う判定処理は、第一実施形態のS303および第二実施形態のS607と同様である。
双方向通信が可能なプリントキューが存在しなければ(S704にてNO)、双方向通信が可能なプリントキューを生成する処理を開始する。まず、操作者に双方向通信が可能なプリントキューを生成するかどうかを確認する通知を出力する(S705)。
図8(a)に、S705にて表示するダイアログの一例であるダイアログ801を示す。UI制御部222は、ダイアログ801におけるユーザの選択をS706にて判定する。ダイアログ801内の「はい」ボタン812が押下された場合、S707へ進む。ダイアログ801内の「いいえ」ボタン811が押下された場合、S712へ進む。そして、S712にて、UI制御部222は、現在のプリントキューを使用する印刷設定のまま、PDF印刷データを出力する。
S707における双方向通信が可能なプリントキュー生成処理は、第一実施形態のS304および第二実施形態のS608と同様である。S707において、該プリントキューの生成に成功した場合(S708にてYES)、UI制御部222は、新たな双方向通信が可能なプリントキューをドライバUI上に表示する(S709)。該プリントキューの生成に失敗した場合(S708にてNO)、S712へ進み、UI制御部222は、現在のプリントキューを使用する設定のまま、PDF印刷データを出力する。
図8(b)にS709にて表示するダイアログの一例であるダイアログ802を示す。UI制御部222は、ダイアログ802におけるユーザの選択をS710にて判定する。ダイアログ802内の「はい」ボタン822が押下された場合は、プリンタキューを切り替える選択がなされたこととなる。その場合(S710にてYES)、続いてCUPS印刷システム202のデフォルトプリントキューを切り替える処理を行う(S711)。この処理は第一実施形態のS306および第二実施形態のS613にて行う処理と同様である。続いて、現在の印刷ジョブはそのまま処理を終了する。
操作者が印刷設定のプリントキューを変更し、印刷要求を再度行うことで、UI制御部222からCUPS印刷システム202にPDF印刷データ及び印刷設定情報が出力される。そして、CUPS印刷システム202は、出力されたデータからラスタデータを生成し、プリントデータ生成部221へ渡すことができる。
ダイアログ802内の「いいえ」ボタン821が押下された場合は(S710にてNO)、S712へ進む。そしてUI制御部222は、現在のプリントキューを使用する設定のまま、PDF印刷データを出力する。
その後、PDF印刷データは、ラスタデータ生成部211、プリントデータ生成部221、プリント通信部204と送信され、プリントデータがプリンタ12へ出力される。この場合、双方向通信を行いながら、プリンタ12の情報やそれに伴って変化する必要な操作をステータス表示部223に表示しつつ、印刷を実行することができる。本実施形態においては、双方向通信が可能なプリントキューを生成し、生成したプリントキューにて印刷を行うか、変更を加えずに現在のプリントキューで印刷を続行するかをユーザが選択することが可能となる。
また、これまで述べた第一乃至第三実施形態を実施するに当たり、双方向通信が可能なプリントキューで印刷を行わないと、印刷が不可能な場合や、印刷がうまくいかない場合のみ実施する実施方法が考えられる。例えば、処理の経過の中で、ユーザに対して何らかの操作・指示を要求する場合が考えられる。一例として、本体の状態に応じた操作手順がガイドされるCD−R印刷が行われた場合のみ実施するといった実施方法が挙げられる。CD−R印刷が行われた場合のみ、双方向通信が可能なプリントキューを新たに生成し、双方向通信可能なプリントキューにて印刷を実行する。また、双方向通信が不可能なプリントキューであっても特に問題なく印刷が実行できるような印刷設定の場合は、双方向通信が不可能なプリントキューでそのまま印刷を実行する、といった実施方法である。つまり、目的とする印刷方式に応じて、双方向通信が可能なプリントキューを生成するか否かを区別し、実施させるようにしても構わない。
また、図8にユーザからの指示を受け付けるためのUI(受付手段)の例を示したが、構成はこれに限るものではない。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (13)

  1. ーザが選択する第1のプリントキューに対応する通信プロトコルにより画像形成装置の情報を取得可能か否か判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記第1のプリントキューに対応する前記通信プロトコルが前記画像形成装置の前記情報を取得できないと判定した場合、前記第1のプリントキューを前記画像形成装置の情報を取得可能な通信プロトコルに対応するプリントキューであり、前記第1のプリントキューとは異なるプリントキューである第2のプリントキューに切り替える切替手段と、を備え、
    前記切替手段が切り替える前記第2のプリントキューを用いて刷ジョブを処理するとを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記判定手段により前記第1のプリントキューに対応する前記通信プロトコルが前記画像形成装置の前記情報を取得できないと判定された場合、前記第2のプリントキューが当該情報処理装置に存在するか否かを判定する存在判定手段と、
    前記存在判定手段が前記第2のプリントキューが当該情報処理装置に存在しないと判定した場合に、前記第2のプリントキューを生成する生成手段とを更に備え、
    前記切替手段は、前記生成手段が前記第2のプリントキューを生成した場合は前記生成手段が生成した前記第2のプリントキューに切り替えて、前記存在判定手段が前記第2のプリントキューが当該情報処理装置に存在すると判定した場合は前記存在判定手段が存在すると判定した前記第2のプリントキューに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定手段は、当該情報処理装置が印刷ジョブの処理において前記画像形成装置の前記情報を要する場合に、前記第1のプリントキューに対応する前記通信プロトコルが前記画像形成装置の前記情報を取得可能か否か判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、当該情報処理装置が印刷ジョブの処理においてユーザに対して操作を要求する場合、前記第1のプリントキューに対応する前記通信プロトコルが前記画像形成装置の前記情報を取得可能か否か判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記判定手段により画像形成装置の情報が取得できないと判定された場合、刷ジョブに対応する画像データを保存領域に保存する保存手段と、
    前記保存手段が保存する前記画像データを取得し、前記画像データに対応する印刷ジョブを発行する発行手段と
    を更に備え、
    前記印刷ジョブの処理は、前記判定手段が判定する前記通信プロトコルに対応する前記第1のプリントキューの刷ジョブを破棄し、前記第2のプリントキューを用いて、前記発行手段が発行することで処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記生成手段に前記第2のプリントキューを生成させるか否かの指示をユーザから受け付ける第1の受付手段と
    記切替手段に前記第2のプリントキューに切り替えて刷ジョブに対する処理を実行させるか否かの指示をユーザから受け付ける第2の受付手段と、を更に備え、
    前記生成手段は、前記第1の受付手段にて前記生成させる指示を受け付けた場合に、前記第2のプリントキューを生成し、
    前記切替手段は、前記第2の受付手段にて前記第2のプリントキューに切り替えて刷ジョブに対する処理を実行させる指示を受け付けた場合に、前記第2のプリントキューに切り替えることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 判定手段が、ーザが選択する第1のプリントキューに対応する通信プロトコルにより画像形成装置の情報を取得可能か否か判定する判定工程と、
    切替手段が、前記判定工程にて前記第1のプリントキューに対応する前記通信プロトコルが前記画像形成装置の前記情報を取得できないと判定した場合、前記第1のプリントキューを前記画像形成装置の情報を取得可能な通信プロトコルに対応するプリントキューであり、前記第1のプリントキューとは異なるプリントキューである第2のプリントキューに切り替える切替工程と、を備え、
    前記切替工程にて切り替える前記第2のプリントキューを用いて刷ジョブを処理するとを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  8. コンピュータを、
    ーザが選択する第1のプリントキューに対応する通信プロトコルにより画像形成装置の情報を取得可能か否か判定する判定手段、
    前記判定手段が前記第1のプリントキューに対応する前記通信プロトコルが前記画像形成装置の前記情報を取得できないと判定した場合、前記第1のプリントキューを前記画像形成装置の情報を取得可能な通信プロトコルに対応するプリントキューであり、前記第1のプリントキューとは異なるプリントキューである第2のプリントキューに切り替える切替手段、として機能させ、
    前記切替手段が切り替える前記第2のプリントキューを用いて刷ジョブを処理することを特徴とするプログラム。
  9. 前記判定手段により前記第1のプリントキューに対応する前記通信プロトコルが前記画像形成装置の前記情報を取得できないと判定された場合、前記第2のプリントキューが当該コンピュータに存在するか否かを判定する存在判定手段、
    前記存在判定手段が前記第2のプリントキューが当該コンピュータに存在しないと判定した場合に、前記第2のプリントキューを生成する生成手段
    として更に機能させ、
    前記切替手段は、前記生成手段が前記第2のプリントキューを生成した場合は前記生成手段が生成した前記第2のプリントキューに切り替えて、前記存在判定手段が前記第2のプリントキューが当該コンピュータに存在すると判定した場合は前記存在判定手段が存在すると判定した前記第2のプリントキューに切り替えることを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記判定手段は、当該コンピュータが印刷ジョブの処理において前記画像形成装置の前記情報を要する場合に、前記第1のプリントキューに対応する前記通信プロトコルが前記画像形成装置の前記情報を取得可能か否か判定することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  11. 前記判定手段は、当該コンピュータが印刷ジョブの処理においてユーザに対して操作を要求する場合、前記第1のプリントキューに対応する前記通信プロトコルが前記画像形成装置の前記情報を取得可能か否か判定することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  12. 前記判定手段により画像形成装置の情報が取得できないと判定された場合、印刷ジョブに対応する画像データを保存領域に保存する保存手段、
    前記保存手段が保存する前記画像データを取得し、前記画像データに対応する印刷ジョブを発行する発行手段
    として更に機能させ、
    前記印刷ジョブの処理は、前記判定手段が判定する前記通信プロトコルに対応する前記第1のプリントキューの印刷ジョブを破棄し、前記第2のプリントキューを用いて、前記発行手段が発行することで処理を実行することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  13. 前記生成手段に前記第2のプリントキューを生成させるか否かの指示をユーザから受け付ける第1の受付手段、
    前記切替手段に前記第2のプリントキューに切り替えて印刷ジョブに対する処理を実行させるか否かの指示をユーザから受け付ける第2の受付手段
    として更に機能させ、
    前記生成手段は、前記第1の受付手段にて前記生成させる指示を受け付けた場合に、前記第2のプリントキューを生成し、
    前記切替手段は、前記第2の受付手段にて前記第2のプリントキューに切り替えて印刷ジョブに対する処理を実行させる指示を受け付けた場合に、前記第2のプリントキューに切り替えることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
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