JP5158041B2 - 端末装置およびシステム - Google Patents

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Description

本発明は、端末装置およびシステムに関するものである。
特許文献1には、インターネットラジオ20に、無線LANアクセスポイントルータ30との無線通信を可能とする技術が記載されている。具体的には、PC10とインターネットラジオ20とをアドホックモードで直接的に接続する。そして、PC10が無線LANアクセスポイントルータ30との無線通信に使用しているSSIDおよびWEP鍵を、PC10からインターネットラジオ20に送信し、その送信されたSSIDおよびWEP鍵をインターネットラジオ20に設定する技術が記載されている。
特開2005−142792
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている技術は、既に、PC10が無線LANアクセスポイントルータ30と無線通信可能に設定されていることが前提となる技術である。よって、PC10と、インターネットラジオ20との各々に、無線LANアクセスポイントルータ30を介して無線通信可能なインフラストラクチャーモードの通信設定を行うことはできない。
また、上述した特許文献1は、PC10からインターネットラジオ20にSSIDおよびWEP鍵を送信した後は、インターネットラジオ20における通信設定が成功したか否かに拘らず、PC10は、当初設定されていたインフラストラクチャーモードに再設定される。よっって、インターネットラジオ20の設定が失敗した場合には、PC10とインターネットラジオ20との間で無線通信ができなくなるという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、2台の端末装置の各々について、インフラストラクチャーモードで無線通信可能な通信設定を確実に行うことができる端末装置およびシステムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明の端末装置は、所定の端末装置と直接無線通信可能なアドホックモードと、所定の端末装置とアクセスポイントを介して無線通信可能なインフラストラクチャーモードとの何れか一方の通信モードで、前記所定の端末装置と無線通信可能に接続されるものであって、所定の端末装置と前記インフラストラクチャーモードで通信を行うための通信設定の設定を開始する指示を入力する入力手段と、その入力手段を介して前記指示が入力された場合に、現在の通信設定を保存する保存手段と、その保存手段によって保存したことを条件に、自端末装置について、1のアクセスポイントを介する前記インフラストラクチャーモードでの通信を行うための設定変更を行う第1設定手段と、その第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了したかを判断する完了判断手段と、その完了判断手段により、前記第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了したと判断された場合、前記第1設定手段によって設定された通信設定から前記保存手段によって保存されている通信設定に変更する変更手段と、その変更手段によって変更された通信設定で前記設定変更を行うように要求する要求手段と、前記所定の端末装置を識別可能な識別情報を記憶する記憶手段と、前記完了判断手段により、前記第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了したと判断された場合、同一ネットワークに接続されている端末装置に対して、その端末装置を識別可能な識別情報を返信することを指示する返信指示手段と、その返信指示手段によって前記端末装置から返信される識別情報と、前記記憶手段に記憶されている識別情報とが一致するかを判断する第1判断手段と、その第1判断手段によって一致すると判断され、かつ、要求手段による要求に対する応答を受信したことを条件に、前記第1設定手段によって設定された通信設定の内容を前記所定の端末装置に送信する送信手段と、その送信手段による送信に対して、前記所定の端末装置において、前記1のアクセスポイントを介する前記インフラストラクチャーモードでの通信を行うための設定変更が完了したことを示す完了通知を、前記所定の端末装置から前記アドホックモードで受信する完了通知受信手段と、その完了通知受信手段によって前記完了通知を受信したことを条件に、前記第1設定手段によって設定された通信設定に再設定する再設定手段と、前記完了判断手段により、前記第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了しなかったと判断された場合、前記入力手段によって入力された指示に基づき開始された設定を終了する終了手段と、を備えている。
また、本発明のシステムは、第1の端末装置と、第2の端末装置とを含んで構成される通信システムであって、前記第1の端末と前記第2の端末とが直接無線通信可能なアドホックモードと、前記第1の端末と前記第2の端末とがアクセスポイントを介して無線通信可能なインフラストラクチャーモードとの何れか一方の通信モードで、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置とが無線通信可能に接続されるものであって、前記第1の端末装置は、所定の端末装置と前記インフラストラクチャーモードで通信を行うための通信設定の設定を開始する指示を入力する入力手段と、その入力手段を介して前記指示が入力された場合に、現在の通信設定を保存する第1保存手段と、その第1保存手段によって保存したことを条件に、自端末装置について、1のアクセスポイントを介する前記インフラストラクチャーモードでの通信を行うための設定変更を行う第1設定手段と、その第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了したかを判断する完了判断手段と、その完了判断手段により、前記第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了したと判断された場合、前記第1設定手段によって設定された通信設定から前記第1保存手段によって保存されている通信設定に変更する第1変更手段と、その第1変更手段によって変更された通信設定で前記設定変更を行うように要求する要求手段と、前記第2の端末装置を識別可能な識別情報を記憶する第1記憶手段と、前記完了判断手段により、前記第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了したと判断された場合、同一ネットワークに接続されている端末装置に対して、その端末装置を識別可能な識別情報を返信することを指示する返信指示手段と、その返信指示手段によって前記端末装置から返信される識別情報と、前記第1記憶手段に記憶されている識別情報とが一致するかを判断する判断手段と、その判断手段によって一致すると判断され、かつ、要求手段による要求に対する応答を受信したことを条件に、前記第1設定手段によって設定された通信設定の内容を前記第2の端末装置に送信する送信手段と、その送信手段による送信に対して、前記第2の端末装置において、前記1のアクセスポイントを介する前記インフラストラクチャーモードでの通信を行うための設定変更が完了したことを示す完了通知を、前記第2の端末装置から前記アドホックモードで受信する完了通知受信手段と、その完了通知受信手段によって前記完了通知を受信したことを条件に、前記第1設定手段によって設定された通信設定に再設定する第1再設定手段と、前記完了判断手段により、前記第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了しなかったと判断された場合、前記入力手段によって入力された指示に基づき開始された設定を終了する終了手段と、を備え、前記第2の端末装置は、前記第1の端末装置から、前記要求手段による要求を受信する要求受信手段と、その要求受信手段によって前記要求を受信した場合に、現在の通信設定を保存する第2保存手段と、前記要求受信手段によって前記要求を受信した場合に、当該要求に対する応答を前記第1の端末装置に送信する応答手段と、前記第1の端末装置から、前記送信手段により送信された前記通信設定の内容を受信する受信手段と、その受信手段によって受信した前記通信設定に基づき、自端末装置について、前記インフラストラクチャーモードで、前記1のアクセスポイントを介する通信を行うための設定変更を行う第2設定手段と、その第2設定手段によって設定された通信設定から前記第2保存手段によって保存されている通信設定に変更する第2変更手段と、その第2変更手段によって変更された通信設定で、前記完了通知を前記第1の端末装置に送信する完了通知送信手段と、その完了通知送信手段によって前記完了通知を送信したことを条件に、前記第2設定手段によって設定された通信設定に再設定する第2再設定手段と、自端末装置を識別可能な識別情報を記憶する第2記憶手段と、自端末装置の前記識別情報を返信させる指示を、前記第1の端末装置から受信した場合に、自端末装置の前記識別情報を、前記第1の端末装置に返信する返信手段と、を備えている。
請求項5記載の端末装置によれば、入力手段を介してインフラストラクチャーモードへの設定変更を行う指示が入力されると、現在の通信設定が保存され、指示された設定変更が行われる。そして、第1設定手段によって設定された通信設定から保存されている通信設定に変更され、その変更された通信設定で所定の端末装置に前記設定変更を行うように指示する要求がなされる。そして、その要求に対応する応答を条件に、第1設定手段によって設定された通信設定の内容が所定の端末装置に送信され、その送信に対して、アクセスポイントとの通信において、インフラストラクチャーモードへの設定変更が完了したことを示す完了通知を所定の端末装置からアドホックモードで受信したことを条件に、前記第1設定手段によって設定した通信設定に再設定される。よって、所定の端末装置において設定変更が完了せず、自装置における設定変更だけが完了し、所定の端末装置と無線通信ができなくなるのを防止することができる。従って、2台の端末装置について、インフラストラクチャーモードで無線通信可能な通信設定を確実に行うことができるという効果がある。
また、完了判断手段により、第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了したと判断された場合、同一ネットワークに接続されている端末装置に、その端末装置を識別可能な識別情報を返信することが指示される。そして、返信される識別情報と、記憶手段に記憶されている識別情報とが一致するかが判断され、一致すると判断された場合に前記要求がなされる。よって、前記要求をする所定の端末装置を、記憶手段に記憶されている識別情報によって特定される端末装置に特定することができる。従って、無線通信可能に接続されている必要がある端末装置を、所定の端末装置とし、その所定の端末装置の識別情報を記憶手段に記憶しておくことで、その所定の端末装置との間で、インフラストラクチャーモードで無線通信可能な通信設定を確実に行うことができるという効果がある。
請求項2記載の端末装置によれば、請求項1に記載の端末装置の奏する効果に加え、再設定手段によって通信設定の再設定が行われた場合、同一ネットワークに接続されている端末装置に、その端末装置を識別可能な識別情報を返信することが指示される。そして、返信される識別情報と、記憶手段に記憶されている識別情報とが一致するかが判断され、一致すると判断された場合には、インフラストラクチャーモードで、1のアクセスポイントを介して所定の端末装置と無線通信できることが、報知手段により報知される。一方、一致しないと判断された場合には、インフラストラクチャーモードで、1のアクセスポイントを介して所定の端末装置と無線通信できないことが、報知手段により報知される。よって、ユーザは、自端末装置と所定の端末装置との間でインフラストラクチャーモードで無線通信を行うことができるか否かを認識できる。
請求項記載の端末装置によれば、請求項1または2に記載の端末装置の奏する効果に加え、任意のアクセスポイントに対して行う操作内容が報知手段を介して報知される。そして、その報知された操作内容に対する操作が行われた場合に、第1設定手段によってインフラストラクチャーモードへの設定変更が行われる。よって、第1設定手段による設定変更を正確に行わせるのに必要な操作をユーザに報知でき、正確に第1設定手段による設定変更を行わせることができるという効果がある。
請求項記載のシステムによれば、請求項1が奏する効果を奏するとともに、第1の端末装置からインフラストラクチャーモードへの設定変更を行う要求を要求受信手段によって受信すると、現在の通信設定を保存し、要求受信手段による要求に対する応答を条件に、第1の端末装置によって設定された通信設定の内容が受信手段によって受信され、その受信した通信設定の内容により前記インフラストラクチャーモードへの設定変更が第2設定手段によって行われる。そして、第2設定手段により設定された通信設定から保存されている通信設定に変更され、その変更された通信設定で完了通知が第1の端末装置に送信され、その完了通知を送信したことを条件に、第2設定手段によって設定された通信設定に再設定される。よって、要求された設定変更が完了していないにも拘らず、所定の端末装置で設定変更がなされ、所定の端末装置と無線通信ができなくなるのを防止することができる。従って、2台の端末装置について、インフラストラクチャーモードで無線通信可能な通信設定を確実に行うことができるという効果がある。
(a)は、本発明の第1の実施形態におけるMFPと、BOXと、APとの外観構成を示した斜視図である。 MFPと、BOXと、APとの電気的構成を示すブロック図である。 MFPの無線LAN簡単設定処理を示すフローチャートである。 MFPの設定変更処理を示すフローチャートである。 BOXの要求実行処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるMFPの無線LAN簡単設定処理を示すフローチャートである。 MFPのMFP設定変更処理を示すフローチャートである。 MFPのBOX設定変更処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるBOXの要求実行処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい第1の実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、多機能周辺装置(以下「MFP」と称す)1と、回線制御装置(以下「BOX」と称す)31と、アクセスポイント(以下「AP」と称す)51とを示した外観斜視図である。
MFP1とBOX31とは、無線LAN方式の無線通信200によりデータ通信が可能に構成され、MFP1とBOX31との間で直接又はAP51を介してデータ通信が可能に構成されている。尚、無線LAN方式とは、例えばIEEE802.11a/b/gの規格で定められる通信方式等である。
無線LAN方式の無線通信200には、通信モードとして、アドホックモード(以下「Adモード」と称す)と、インフラストラクチャーモード(以下「Infモード」と称す)との2つのモードが設けられ、何れか一方のモードで通信が行われる。Adモードは、MFP1とBOX31との間で直接通信を行うモードであり、Infモードは、MFP1とBOX31とがAP51を介して通信を行うモードである。
MFP1とBOX31とは、自装置1,31とAP51との間で特別なデータ通信を実行し、InfモードでAP51と通信可能となるように、自装置1,31の無線LANに関する設定項目を自動的に設定する無線LAN簡単設定機能(図2参照)を有している。なお、無線LAN簡単設定機能とは、例えば、AirStation One−Touch Secure System(以下「AOSS(登録商標)」と称す)機能や、Wi−Fi Protected Setup(登録商標)(以下「WPS」と称す))機能等である。
AP51は、AP51に設けられているAP簡単設定ボタン51aが押下されると、MFP1またはBOX31との間で特別なデータ通信を開始する機能を有している。
第1の実施形態は、ユーザがMFP1だけを操作すれば、MFP1およびBOX31のそれぞれに、自装置1,31が有する無線LAN簡単設定機能を実行させることができるという形態である。その結果、MFP1およびBOX31を、同一のAP51を介して互いにデータ通信可能な状態にできる。
なお、MFP1およびBOX31が共にAdモードで互いにデータ通信可能な状態ならば、MFP1およびBOX31を同一のAP51に接続することができ、MFP1およびBOX31が共にInfモードでAP51を介して互いにデータ通信可能な状態ならば、MFP1およびBOX31の接続先となるAP51を変更できる(接続中のAP51とは別のAP51に接続できる)。
MFP1には、主に、下部にプリンタ19、上部にスキャナ20、正面上部に操作パネル6が設けられている。プリンタ19はインクジェット方式のプリンタ、スキャナ20はフラットベッドスキャナとして構成されている。
操作パネル6には、操作キー17、LCD18が主に設けられている。操作キー17には、MFP簡単設定ボタン17aが設けられており、MFP簡単設定ボタン17aが押下されると、後述する無線LAN簡単設定処理(図3参照)の実行が開始される。
BOX31は、主に、電話回線網100を使用する通信の制御を行うものであり、電話回線網100に接続されている。BOX31には、主に、操作キー38、LCD39が設けられている。AP51は、無線LAN方式の無線通信200によりデータ通信が可能に構成された既知の中継装置である。
図2は、MFP1と、BOX31と、AP51との電気的構成を示すブロック図である。MFP1は、CPU11、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14、無線LAN通信制御回路15、操作キー17、LCD18、プリンタ19、スキャナ20とを主に有している。
CPU11、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14は、バスライン21を介して互いに接続されている。また、無線LAN通信制御回路15、操作キー17、LCD18、プリンタ19、スキャナ20、バスライン21は、入出力ポート22を介して互いに接続されている。
CPU11は、ROM12等に記憶される固定値やプログラム或いは、無線LAN通信制御回路15を介して送受信される各種信号に従って、各機能の制御や、入出力ポート22と接続された各部を制御するものである。
ROM12は、MFP1で実行される制御プログラムなどを格納した書換不能なメモリであり、後述する図3に示す無線LAN簡単設定処理、図4に示す設定変更処理を実行する各プログラムが格納されている。RAM13は、書換可能な揮発性のメモリである。フラッシュメモリ14は、書換可能な不揮発性のメモリであり、識別情報メモリ14aと、旧ネットワーク設定メモリ14bと、新ネットワーク設定メモリ14cとが割当てられている。
この識別情報メモリ14aには、ネットワーク上においてBOX31を識別可能な識別情報が記憶されており、本実施形態では、MACアドレス(Media Access Control address)が格納されている。
旧ネットワーク設定メモリ14bは、無線LAN簡単設定機能を使用して、InfモードでAP51とデータ通信可能となるように、自装置(MFP1)の無線LANに関する設定項目を自動的に設定(変更)する場合に、設定変更前の無線LANに関する設定内容を記憶するためのメモリである。
新ネットワーク設定メモリ14cは、無線LAN簡単設定機能を使用して、自装置1の無線LANに関する設定項目を自動的に設定(変更)した場合に、設定変更後の新たな無線LANに関する設定内容を記憶するためのメモリである。
無線LAN通信制御回路15は、(無線LAN方式の)無線通信200によるデータ通信の各種制御を行うものであり、無線LAN簡単設定機能(例えば、AOSS(登録商標)機能やWPS機能など)15aと、無線LAN用アンテナ16とを有している。この無線LAN通信制御回路15は、他の通信装置(例えば、BOX31や、AP51など)との間で無線通信200を行いながら、各種のデータを構成するデジタル信号を送受信するものである。
BOX31は、CPU32、ROM33、RAM34、フラッシュメモリ35、無線LAN通信制御回路36、操作キー38、LCD39、モデム40、NCU41とを主に有している。CPU32、ROM33、RAM34、フラッシュメモリ35は、バスライン42を介して互いに接続されている。また、無線LAN通信制御回路36、操作キー38、LCD39、モデム40、NCU41、バスライン42は、入出力ポート43を介して互いに接続されている。
CPU32は、上述したMFP1のCPU11と同様に構成されているので、その説明を省略する。以下同様に、RAM34はRAM13と、操作キー38は操作キー17と、LCD39はLCD18と、各々同様に構成されているので、その説明を省略する。
ROM33は、BOX31で実行される制御プログラムなどを格納した書換不能なメモリであり、後述する図5の要求実行処理を実行するプログラムが格納されている。フラッシュメモリ35は、書換可能な不揮発性のメモリであり、旧ネットワーク設定メモリ35aと、新ネットワーク設定メモリ35bとが設けられている。
旧ネットワーク設定メモリ35aは、上述した旧ネットワーク設定メモリ14bと同様に構成されており、新ネットワーク設定メモリ35bは、上述した新ネットワーク設定メモリ14cと同様に構成されているので、各々の説明を省略する。
無線LAN通信制御回路36は、上述したMFP1の無線LAN通信制御回路15と同様に構成されている。モデム40は、ファクシミリ機能によって送信する原稿データを、電話回線網100に伝送可能な信号に変調してNCU41を介して送信したり、電話回線網100からNCU41を介して入力された信号を受信し、原稿データへ復調するものである。
次に、図3及び図4を参照して、MFP1のCPU11により実行される無線LAN簡単設定処理について説明する。なお、MFP1およびBOX31は共にAdモードで互いにデータ通信可能な状態であるものとして説明する。無線LAN簡単設定処理は、MFP1のMFP簡単設定ボタン17aが押下された場合に実行される処理である。図3に示すように、この無線LAN簡単設定処理では、まず、設定変更処理を実行する(S1)。
ここで、図4を参照して、MFP1のCPU11により実行される設定変更処理(S1)について説明する。図4に示すように、この設定変更処理では、まず、MFP1が接続されているネットワーク上において、BOX31の存在を確認すべく、SNMP(Simple Network Management Protocol)によるMACアドレスの取得を行う。具体的には、MACアドレスの通知を要求するSNMPパケットを生成し、そのSNMPパケットをネットワーク上に存在する端末装置に送信する(S21)。そして、SNMPパケットを受けた端末装置から取得したMACアドレスと、識別情報メモリ14aに記憶されているMACアドレスとが一致するかを判定する(S22)。
その結果、一致しないと判定した場合には(S22:No)、BOX31が存在しないとして、S29の処理へ移行する。一方、一致すると判定した場合には(S22:Yes)、BOX31が存在するとして、BOX31へ「無線LAN簡単設定機能の実行開始要求」を送信し(S23)、BOX31へ「無線LAN簡単設定機能の実行開始要求」を送信してから、既定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S24)。
既定時間が経過していない場合には(S24:No)、BOX31から送信されてくる「無線LAN簡単設定機能の実行開始要求を受信したことを示す実行開始要求の応答」を受信したかを判定する(S25)。一方、S24の処理において、既定時間(タイムアウト時間)が経過した場合には(S24:Yes)、S29の処理へ移行する。
S25の処理において、「実行開始要求の応答」を受信していない場合には(S25:No)、S24の処理に戻り、S24及びS25の処理を繰り返す。一方、S25の処理において、「実行開始要求の応答」を受信した場合には(S25:Yes)、例えば、LCD18に「BOXの設定を開始します。APの簡単設定ボタンを押して、しばらくお待ち下さい。」と表示する(S26)。
次に、BOX31から送信されてきた「実行開始要求の応答」を受信してから、既定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定し(S27)、既定時間が経過していない場合には(S27:No)、BOX31から送信されてくる「設定(変更)が完了したことを示す設定完了通知」を受信したかを判定する(S28)。一方、S27の処理において、既定時間(タイムアウト時間)が経過した場合には(S27:Yes)、S29の処理へ移行する。
S29の処理では、BOX31の無線LANに関する設定が正常終了しなかったことを報知するために、例えば、LCD18に「BOXの無線LAN簡単設定機能を使用できませんでした。」と表示し(S29)、S42の処理へ移行する。S28の処理において、「設定完了通知」を受信していない場合には(S28:No)、S27の処理に戻り、S27及びS28の各処理を繰り返す。
一方、S28の処理において、「設定完了通知」を受信した場合には(S28:Yes)、BOX31へ「設定完了通知を受信したことを示す設定完了通知の応答」を送信し(S30)、例えば、LCD18に「MFPの設定を開始します。もう一度、APの簡単設定ボタンを押して、しばらくお待ち下さい。」と表示し(S31)、現在の無線LANに関する各種設定内容を、フラッシュメモリ14の旧ネットワーク設定メモリ14bに記憶する(S32)。
次に、MFP1が有する無線LAN簡単設定機能を実行する(S33)。MFP1において、無線LAN簡単設定機能が実行開始されると、MFP1とAP51との間で特別なデータ通信が実行され、InfモードでAP51とデータ通信可能となるように、自装置1の無線LANに関する設定項目が自動的に設定(変更)される。
次に、MFP1の無線LAN簡単設定機能を実行してから、規定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定し(S34)、規定時間が経過した場合には(S34:Yes)、例えば、LCD18に「MFPの無線LAN簡単設定機能を使用できませんでした。」と表示して(S36)、S42の処理へ移行する。
一方、S34の処理において、規定時間が経過していない場合には(S34:No)、MFP1の無線LANの設定が終了したかを判定する(S35)。MFP1の無線LANの設定が終了していない場合には(S35:No)、S34の処理に戻り、S34及びS35の各処理を繰り返す。S35の処理において、MFP1の無線LANの設定が終了した場合には(S35:Yes)、設定された新たな無線LANに関する各種設定内容を、新ネットワーク設定メモリ14cに記憶して(S37)、MFP1の無線LANに関する各種設定内容を、一旦、旧ネットワーク設定メモリ14bの内容に戻す(S38)。
即ち、AdモードでBOX31と直接データ通信可能な状態に戻す。そして、BOX31へ「Infモードへの切替指示」を送信し(S39)、BOX31へ「Infモードへの切替指示」を送信してから、規定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S40)。
S40の処理において、既定時間を経過した場合には(S40:Yes)、S42の処理へ移行する。S42の処理では、例えば、LCD18に、「MFPおよびBOXの設定を中止します。」と表示して(S42)、この設定変更処理を終了する。一方、S40の処理において、既定時間を経過していない場合には(S40:No)、BOX31から送信されてくる「切替実行通知」を受信したかを判定し(S41)、「切替実行通知」を受信していない場合には(S41:No)、S40の処理に戻り、S40及びS41の各処理を繰り返す。
一方、S41の処理において、「切替実行通知」を受信した場合には(S41:Yes)、MFP1の無線LANに関する各種設定内容を、新ネットワーク設定メモリ14cの内容に戻す(S43)。即ち、InfモードでAP51とデータ通信可能な状態に戻す。そして、この設定変更処理を終了する。
以上の図4に示す設定変更処理により、MFP1とBOX31との両方が、InfモードでAP51とデータ通信可能であると確認できた場合に限り、MFP1とBOX31との通信設定を共に、AP51を介して互いにデータ通信可能な状態に変更できる。即ち、MFP1とBOX31との一方が、InfモードでAP51とデータ通信不可能な場合には、MFP1とBOX31との通信設定は共に変更されないので、MFP1とBOX31とがデータ通信不可能な状態になることを抑制できる。
ここで、図3の説明に戻る。設定変更処理(S1)が終了したら、次に、MFP1とBOX31との設定が共に正常に終了したかを判定する(S2)。MFP1とBOX31との一方の設定が正常に終了しなかった場合には(S2:No)、無線LAN簡単設定処理を終了する。一方、MFP1とBOX31との設定が共に正常に終了した場合には(S2:Yes)、MACアドレスの通知を要求するSNMPパケットを生成し、そのSNMPパケットをネットワーク上に存在する端末装置に送信する(S3)。
そして、SNMPパケットを受けた端末装置から取得したMACアドレスと、識別情報メモリ14aに記憶されているMACアドレスとが一致するかを判定し(S4)、一致すると判定した場合には(S4:Yes)、例えば、LCD18に「BOXと通信可能です。MFPおよびBOXの設定が正常に終了しました。」と表示して(S5)、無線LAN簡単設定処理を終了する。ユーザは、LCD18を確認することで、MFP1において無線LAN簡単設定処理が正常に実行されたかを確認することができる。
一方、S4の処理において、一致しないと判定した場合には(S4:No)、例えば、LCD18に「BOXと通信できません。MFPおよびBOXのネットワーク設定を確認して下さい。」と表示して(S6)、無線LAN簡単設定処理を終了する。
以上の図3に示す無線LAN簡単設定処理により、MFP1のMFP簡単設定ボタン17aが押下された場合に、MFP1とBOX31とに各々れ無線LAN簡単設定機能を実行させることができる。よって、ユーザは、MFP1とBOX31とを各々れ操作して、各装置1,31の無線LAN簡単設定機能を実行しなくても、MFP1を操作すれば、各装置1,31の無線LAN簡単設定機能を各々れ実行できるので、使い勝手が良い。また、MFP1とBOX31とが、InfモードでAP51を介して互いにデータ通信可能な状態に変更できたか否かの結果をLCD18に表示させることができる。
また、MFP1は多機能を有する装置であり、BOX31は、主に、電話回線網100を使用する通信の制御を行う装置であるので、BOX31よりもMFP1の方が筐体(図1参照)もLCDの表示領域も大きい構成となる。本実施形態では、ユーザは、MFP1のLCD18を見ながらBOX31を操作するという構成なので、BOX31のLCD39を見ながらBOX31を直接操作する場合よりも、より多くの情報を一度にLCD18に表示させることができる。よって、BOX31の設定状態や、設定の進行状況をより詳細に表示させることができ、ユーザの使い勝手を良くできる。
次に、図5を参照して、BOX31のCPU32により実行される要求実行処理について説明する。なお、MFP1およびBOX31は共にAdモードで互いにデータ通信可能な状態であるものとして説明する。要求実行処理は、BOX31の主電源が投入されてから主電源が遮断されるまで繰り返し実行される処理である。
図5に示すように、この要求実行処理では、まず、MFP1から送信されてくる「SNMPパケット」を受信したかを判定し(S51)、「SNMPパケット」を受信した場合には(S51:Yes)、MFP1へ「MACアドレス」を送信する(S52)。一方、「SNMPパケット」を受信していない場合には(S51:No)、S53の処理へ移行する。
次に、MFP1から送信されてくる「無線LAN簡単設定機能の実行開始要求」を受信したかを判定する(S53)。「無線LAN簡単設定機能の実行開始要求」を受信していない場合には(S53:No)、S51の処理に戻り、S51〜S53の各処理を繰り返す。
S53の処理において、「無線LAN簡単設定機能の実行開始要求」を受信した場合には(S53:Yes)、MFP1へ「実行開始要求の応答」を送信して(S54)、現在の無線LANに関する各種設定内容を、フラッシュメモリ35の旧ネットワーク設定メモリ35aに記憶する(S55)。次に、BOX31が有する無線LAN簡単設定機能を実行し(S56)、その無線LAN簡単設定機能を実行してから、規定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S57)。
BOX31において、無線LAN簡単設定機能が実行されると、AP51との間で特別なデータ通信が実行され、InfモードでAP51とデータ通信可能となるように、自装置31の無線LANに関する設定項目が自動的に設定(変更)される。なお、設定が完了した後は、BOX31はInfモードとなり、AP51とデータ通信可能な状態になる一方、MFP1とはデータ通信が不可能な状態になる。
S57の処理において、規定時間が経過した場合には(S57:Yes)、BOX31の無線LAN簡単設定機能が正常に実行されていない場合なので、S66の処理へ移行する。一方、S57の処理において、規定時間(タイムアウト時間)を経過していない場合には(S57:No)、BOX31の無線LANの設定が終了したかを判定する(S58)。BOX31の無線LANの設定が終了していない場合には(S58:No)、S57の処理に戻り、S57及びS58の各処理を繰り返す。
S58の処理において、BOX31の無線LANの設定が終了した場合には(S58:Yes)、設定された新たな無線LANに関する各種設定内容を、新ネットワーク設定メモリ35bに記憶する(S59)。
次に、MFP1に設定完了を通知するために、BOX31の無線LANに関する各種設定内容を、一旦、旧ネットワーク設定メモリ35aの内容に戻す(S60)。即ち、AdモードでMFP1と直接データ通信可能な状態に戻す。そして、MFP1へ「設定完了通知」を送信し(S61)、MFP1へ「設定完了通知」を送信してから、規定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S62)。
S62の処理において、既定時間を経過した場合には(S62:Yes)、S66の処理へ移行する。一方、既定時間を経過していない場合には(S62:No)、MFP1から送信されてくる「設定完了通知の応答」を受信したかを判定し(S63)、「設定完了通知の応答」を受信していない場合には(S63:No)、S62の処理に戻り、S62及びS63の各処理を繰り返す。
一方、S63の処理において、「設定完了通知の応答」を受信した場合には(S63:Yes)、MFP1からの「設定完了通知の応答」を受信してから、規定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S64)。既定時間を経過した場合には(S64:Yes)、S66の処理へ移行する。S66の処理では、BOX31の無線LANに関する各種設定内容を、旧ネットワーク設定メモリ35aの内容に戻す(S66)。その後、S51の処理に戻り、S51〜S66の各処理を繰り返す。
一方、S64の処理において、既定時間を経過していない場合には(S64:No)、MFP1から送信されてくる「Infモードへの切替指示」を受信したかを判定する(S65)。「Infモードへの切替指示」を受信していない場合には(S65:No)、S64の処理に戻り、S64及びS65の各処理を繰り返す。
一方、S65の処理において、「Infモードへの切替指示」を受信した場合には(S65:Yes)、MFP1へ「切替完了通知」を送信してから(S67)、BOX31の無線LANに関する各種設定内容を、新ネットワーク設定メモリ35bの内容に戻す(S68)。即ち、InfモードでAP51とデータ通信可能な状態に戻す。そして、S51の処理に戻り、S51〜S68の各処理を繰り返す。
以上の図5に示す要求実行処理により、MFP1から送信されてくる「無線LAN簡単設定機能の実行開始要求」を受信した場合に、BOX31が有する無線LAN簡単設定機能を実行開始して、BOX31の無線LANに関する各種設定内容を、AP51とデータ通信可能な状態に設定(変更)できる。
また、無線LAN簡単設定機能を実行し、正常に設定が変更された後(例えば、Infモードに変更後)に、一旦、変更前の設定(例えば、Adモード)に戻して、MFP1へ設定が完了したことを示す「設定完了通知」を送信できる。Infモードでデータ通信を行う場合には、MFP1とBOX31とは共に、AP51を介してデータ通信を行うので、AP51に不具合(通信障害など)が生じている場合などには、MFP1とBOX31との間で、データ通信が正常に行えないことがある。しかしながら、Adモードでデータ通信を行うので、AP51に不具合が生じていてもその影響を受けない。従って、MFP1は、BOX31の設定が正常に変更されたかを精度良く検出できる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。MFP1のROM12(不図示)には、後述する図6の無線LAN簡単設定処理、図7のMFP設定変更処理、図8のBOX設定変更処理を実行するプログラムが格納され、BOX31のROM33(不図示)には、後述する図9の要求実行処理を実行するプログラムが格納されている。
次に、図6〜図8を参照して、第2の実施形態におけるMFP1のCPU11により実行される無線LAN簡単設定処理について説明する。なお、MFP1およびBOX31は共にAdモードで互いにデータ通信可能な状態であるものとして説明する。
この処理は、MFP1のMFP簡単設定ボタン17aが押下された場合に実行される。なお、上述した第1の実施形態と同一の処理を実行するステップについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、この無線LAN簡単設定処理では、まず、MFP設定変更処理を実行する(S81)。ここで、図7を参照して、MFP1のCPU11により実行されるMFP設定変更処理(S81)について説明する。図7に示すように、このMFP設定変更処理では、まず、現在の無線LANに関する各種設定内容を、旧ネットワーク設定メモリ14bに記憶する(S91)。次に、例えば、LCD18に「MFPの設定を開始します。APの簡単設定ボタンを押して、しばらくお待ち下さい。」と表示し(S92)、MFP1が有する無線LAN簡単設定機能を実行する(S93)。
MFP1において、無線LAN簡単設定機能が実行開始されると、MFP1とAP51との間で特別なデータ通信が実行され、InfモードでAP51とデータ通信可能となるように、自装置の無線LANに関する設定項目が自動的に設定(変更)される。
次に、MFP1の無線LAN簡単設定機能を実行してから、規定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定し(S94)、規定時間が経過した場合には(S94:Yes)、例えば、LCD18に「MFPの無線LAN簡単設定機能を使用できませんでした。MFPおよびBOXの設定を中止します。」と表示して(S96)、S98の処理へ移行する。
一方、S94の処理において、規定時間が経過していない場合には(S94:No)、MFP1の無線LANの設定が終了したかを判定する(S95)。MFP1の無線LANの設定が終了していない場合には(S95:No)、S94の処理に戻り、S94及びS95の各処理を繰り返す。
S95の処理において、MFP1の無線LANの設定が終了した場合には(S95:Yes)、設定された新たな無線LANに関する各種設定内容を、新ネットワーク設定メモリ14cに記憶して(S97)、S98の処理へ移行する。S98の処理では、MFP1の無線LANに関する各種設定内容を、旧ネットワーク設定メモリ14bの内容に戻す(S98)。即ち、AdモードでBOX31と直接データ通信可能な状態に戻す。そして、このMFP設定変更処理を終了する。
ここで、図6の説明に戻る。MFP設定変更処理(S81)が終了したら、次に、MFP1の設定が正常に終了したかを判定する(S82)。MFP1の設定が正常に終了しなかった場合には(S82:No)、無線LAN簡単設定処理を終了する。
S82の処理において、MFP1の設定が正常に終了した場合には(S82:Yes)、BOX設定変更処理を実行する(S83)。ここで、図8を参照して、MFP1のCPU11により実行されるBOX設定変更処理(S83)について説明する。
図8に示すように、このBOX設定変更処理では、まず、S21およびS22の処理(図4参照)を実行する。S22の処理において、SNMPパケットを受けた端末装置から取得したMACアドレスと、識別情報メモリ14aに記憶されているMACアドレスとが一致しないと判定した場合には(S22:No)、BOX31が存在しないとして、S108の処理へ移行する。
一方、S22の処理において、一致すると判定した場合には(S22:Yes)、BOX31が存在するとして、例えば、LCD18に「BOXの設定を開始します。しばらくお待ち下さい。」と表示し(S101)、BOX31へ「通信設定の変更開始要求」を送信する(S102)。次に、BOX31へ「通信設定の変更開始要求」を送信してから、規定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S103)。S103の処理において、既定時間を経過した場合には(S103:Yes)、S108の処理へ移行する。一方、既定時間を経過していない場合には(S103:No)、BOX31から送信されてくる「通信設定の変更開始要求を受信したことを示す変更開始要求の応答」を受信したかを判定し(S104)、「変更開始要求の応答」を受信していない場合には(S104:No)、S103の処理に戻り、S103及びS104の各処理を繰り返す。
一方、S104の処理において、「変更開始要求の応答」を受信した場合には(S104:Yes)、新ネットワーク設定メモリ14cに記憶されている新たに設定(変更)された無線LANの各種設定内容のデータを、暗号化してBOX31へ送信する(S105)。
例えば、データを暗号化して送信しても良いし、暗号化方式の無線通信200を行っても良い。無線通信200の暗号化方式には、例えば、WEPや、TKIPや、AESなどがある。暗号化してデータを送信することで、AP51に対して不正なアクセスが行われたり、不正にデータが閲覧、操作(改ざん)が行われるのを防止できる。
また、暗号化してBOX31へ送信するデータには、例えば、MFP1がAP51との間でデータ通信するための設定内容と、MFP1がTCP/IPを使用するための設定内容とが含まれている。AP51との間でデータ通信するための設定内容としては、例えば、通信モード、認証タイプ、暗号化モード、暗号化キーの種別、パスワード(暗号化キー)の設定内容などが該当する。なお、これらの各設定項目の設定内容(パラメータ)は、上述したS93(図7参照)の処理によって、各設定項目ごとに一つずつパラメータが自動的に設定される。
より具体的には、通信モードは、Adモード、および、Infモードの一方がパラメータとして設定され、認証タイプは、Open Systemと、Shared Keyと、WPA−PSKと、WPA2−PSKとの中で、MFP1とBOX31とが使用可能な最もセキュリティレベルの高いものがパラメータとして設定される。
また、暗号化モードは、None(無し)と、WEPと、TKIPと、AESとの中で、認証タイプに応じたものがパラメータとして設定され、暗号化キーの種別は、無しと、WEP Keyと、一時キーとの中で、認証タイプに応じたものがパラメータとして設定される。そして、パスワード(暗号化キー)は、暗号化キーの種別が無しの場合には、何も設定されず、暗号化キーの種別がWEP Key、又は、一時キーの場合には、ユニークなパスワードが設定される。
一方、TCP/IPを使用するための設定内容としては、例えば、IPアドレス取得方法、デフォルトゲートウェイ、WINS設定、WINSサーバ、DNSサーバの設定内容などが該当する。なお、これらの各種設定項目の設定内容(パラメータ)は、上述したS93(図7参照)の処理によって、各設定項目ごとに一つずつパラメータが自動的に設定される場合や、予めユーザなどによって設定(変更)される場合などがある。
より具体的には、IPアドレス取得方法は、DHCP、および、AUTO(自動選択)の一方がパラメータとして設定され、デフォルトゲートウェイは、デフォルトゲートウェイとなる通信装置のIPアドレスが設定される。また、WINS設定は、IPアドレスの取得方法がDHCPの場合には、Autoが設定され、IPアドレスの取得方法がAUTOの場合には、Staticが設定される。
そして、WINSサーバは、WINSサーバのプライマリアドレスと、セカンダリアドレスとが設定され、DNSサーバは、DNSサーバのプライマリアドレスと、セカンダリアドレスとが設定される。
次に、BOX31へ暗号化したデータ(即ち、新たに設定(変更)された無線LANに関する設定項目のデータ)を送信してから、規定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S106)。既定時間を経過した場合には(S106:Yes)、S108の処理へ移行する。
一方、S106の処理において、既定時間を経過していない場合には(S106:No)、BOX31から暗号化され送信されてくる「無線LANに関する設定項目の設定が正常に完了したことを示す変更完了通知」を受信したかを判定し(S107)、「変更完了通知」を受信していない場合には(S107:No)、S106の処理に戻り、S106及びS107の各処理を繰り返す。
一方、S107の処理において、「変更完了通知」を受信した場合には(S107:Yes)、S39、S40、S41、及びS43の処理(図4参照)を実行して、このBOX設定変更処理を終了する。尚、S40の処理において、BOX31へ「Infモードへの切替指示」を送信してから、規定時間(タイムアウト時間)が経過した場合には(S40:Yes)、S108の処理へ移行する。S108の処理では、例えば、LCD18に、「BOXのネットワーク設定を変更できませんでした。MFPおよびBOXの設定を中止します。」と表示して(S108)、この設定変更処理を終了する。
以上の図8に示すBOX設定変更処理により、MFP1とBOX31との両方が、InfモードでAP51とデータ通信可能であると確認できた場合に限り、MFP1とBOX31との通信設定を共に、AP51を介して互いにデータ通信可能な状態に変更できる。よって、MFP1とBOX31とがデータ通信不可能な状態になることを抑制できる。
ここで、図6の説明に戻る。BOX設定変更処理(S83)が終了したら、次に、BOX31の設定が正常に終了したかを判定する(S84)。BOX31の設定が正常に終了しなかった場合には(S84:No)、無線LAN簡単設定処理を終了する。一方、S84の処理において、BOX31の設定が正常に終了した場合には(S84:Yes)、S3〜S6の処理(図3参照)を実行して、この無線LAN簡単設定処理を終了する。
次に、図9を参照して、BOX31のCPU32により実行される要求実行処理について説明する。なお、MFP1およびBOX31は共にAdモードで互いにデータ通信可能な状態であるものとして説明する。
この処理は、BOX31の主電源が投入されてから主電源が遮断されるまで繰り返し実行される処理である。なお、上述した第1の実施形態と同一の処理を実行するステップについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9に示すように、この処理では、まず、S51及びS52の処理を実行する。次に、MFP1から送信されてくる「通信設定の変更開始要求」を受信したかを判定する(S121)。「通信設定の変更開始要求」を受信していない場合には(S121:No)、S51の処理に戻り、S51〜S121の各処理を繰り返す。
S121の処理において、「通信設定の変更開始要求」を受信した場合には(S121:Yes)、MFP1へ「変更開始要求の応答」を送信して(S122)、現在の無線LANに関する各種設定内容を、旧ネットワーク設定メモリ35aに記憶する(S123)。次に、MFP1へ「変更開始要求の応答」を送信してから、既定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S124)。
規定時間が経過した場合には(S124:Yes)、S51の処理に戻り、S51〜S124の各処理を繰り返す。一方、S124の処理において、規定時間(タイムアウト時間)を経過していない場合には(S124:No)、MFP1から暗号化され送信されてくる「無線LANの各種設定内容のデータ」を受信したかを判定する(S125)。「無線LANの各種設定内容のデータ」を受信していない場合には(S125:No)、S124の処理に戻り、S124及びS125の各処理を繰り返す。
S125の処理において、「無線LANの各種設定内容のデータ」を受信した場合には(S125:Yes)、受信したデータを復号化して、その各種設定内容を新ネットワーク設定メモリ35bに記憶する(S126)。そして、BOX31の無線LANに関する各種設定内容を、新ネットワーク設定メモリ35bの内容に設定する(S127)。ここで、受信したデータに含まれている無線LANの各種設定内容が正しければ、S127の処理よって、BOX31は、InfモードでAP51とデータ通信可能な状態に設定(変更)される。
次に、AP51との間で無線通信200が可能かを判定し(S128)、AP51との間で無線通信200ができない場合には(S128:No)、BOX31の無線LANに関する各種設定内容を、旧ネットワーク設定メモリ35aの内容に戻す(S129)。即ち、AdモードでMFP1と直接データ通信可能な状態に戻す。そして、S51の処理に戻り、S51〜S129の各処理を繰り返す。
一方、S128の処理において、AP51との間で無線通信200が可能な場合には(S128:Yes)、MFP1に通信設定の変更完了を通知するために、BOX31の無線LANに関する各種設定内容を、一旦、旧ネットワーク設定メモリ35aの内容に戻す(S130)。即ち、AdモードでMFP1と直接データ通信可能な状態に戻す。
ここで、MFP1は暗号化によるデータ通信している状態なので、暗号化によるデータ通信によりMFP1へ「変更完了通知」を送信する(S131)。そして、MFP1へ「変更完了通知」を送信してから、規定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S132)。既定時間を経過した場合には(S132:Yes)、S51の処理に戻り、S51〜S132の各処理を繰り返す。
一方、S132の処理において、既定時間を経過していない場合には(S132:No)、S65の処理(図5参照)を実行する。S65の処理において、MFP1から送信されてくる「Infモードへの切替指示」を受信していない場合には(S65:No)、S132の処理に戻り、S132及びS65の各処理を繰り返す。一方、S65の処理において、「Infモードへの切替指示」を受信した場合には(S65:Yes)、S67及びS68の各処理を実行する。そして、S51の処理に戻り、S51〜S68の各処理を繰り返す。
以上の図9に示す要求実行処理により、MFP1から送信されてくる「無線LANの各種設定内容のデータ」を受信した場合に、その受信データに基づいて、BOX31の無線LANに関する各種設定を、AP51とデータ通信可能な状態に設定(変更)できる。
以上説明した通り、第2の実施形態では、MFP1だけに無線LAN簡単設定機能を実行させており、その実行によって得られた無線LANの各種設定項目に関するデータをMFP1からBOX31へ送信している。そして、BOX31では、その受信したデータに基づいて、BOX31の無線LANに関する各種設定項目を設定(変更)するので、ユーザは、AP51のAP簡単設定ボタン51aを1回押下するだけで、MFP1とBOX31との無線LANに関する各種設定項目を設定できる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、MFP1に新たな通信設定の指示があった場合に、MFP1は現在の通信設定を保存し、無線LAN簡単設定機能により新たな通信設定を行い、現在の通信設定でBOX31に新たな通信設定を行うことを指示する。一方、その指示を受けたBOX31は、現在の通信設定を保存し、無線LAN簡単設定機能により新たな通信設定を行い、現在の通信設定でMFP1に設定の完了を通知し、MFP1は、その完了通知を受けたことを条件に、設定が完了した新たな通信設定にし、BOX31は完了を通知したことを条件に、設定が完了した新たな通信設定にするように構成しても良い。この場合にも、第1実施形態の場合と同様にMFP1と、BOX31との各々に、インフラストラクチャーモードで無線通信可能な通信設定を行うことができる。
例えば、BOX31に無線LANに関する設定項目を自動的に設定させ、その後、MFP1に無線LANに関する設定項目を自動的に設定させるように構成しても良い。
また、MFP1の代わりに、BOX31を操作すれば、MFP1とBOX31との無線LANに関する設定項目を各々自動的に設定させることができるように構成しても良い。
また、BOX31の無線LAN簡単設定機能を実行させて、BOX31に無線LANに関する設定項目を自動的に設定させ、その設定項目のデータをBOX31からMFP1へ送信し、そのデータに基づいてMFP1に無線LANに関する設定項目を設定させるように構成しても良い。
また、MFP1とBOX31との一方が、無線LANに関する設定項目の設定(変更)を正常に終了できなかったら、MFP1とBOX31とを共に、無線LANに関する設定項目の設定を設定変更前の状態に戻すように構成しても良い。即ち、MFP1とBOX31とを共に、Adモードに戻して、互いに直接データ通信可能な状態にする。このように構成すれば、MFP1とBOX31とを常にデータ通信可能に維持できる。
また、無線LANに関する設定項目の設定(変更)が正常に終了するまで、無線LANに関する設定項目の設定(変更)を繰り返し試みる(実行する)ように構成しても良い。
また、通信方式を無線LAN方式に限定するものではなく、他の通信方式の無線通信によりデータ通信可能に構成しても良い。例えば、他の通信方式のとしては、赤外線通信(IrDAなど)や、Bluetoothや、ZigBeeや、UWBなどが該当する。
また、本実施形態のBOX31は、無線LAN方式の無線通信200によりデータ通信可能に構成されているが、更に、コードレス電話の親機の機能を設けても良い。
尚、7のS91が請求項の保存手段、図7のS93が請求項1,4の第1設定手段、図7のS98が請求項1,4の変更手段、図8のS102が請求項1,4の要求手段、図8のS105が請求項1,4の送信手段、図8のS107が請求項の完了通知受信手段、図8のS43が請求項1,4の再設定手段、図7のS92が請求項の報知制御手段、図8のS21が請求項1,4の返信指示手段、図8のS22が請求項1,4の判断手段、図9のS121が請求項の要求受信手段、図9のS123が請求項の保存手段、図9のS126が請求項の受信手段,図9のS127が請求項の第2設定手段、図9のS130が請求項の変更手段、図9のS131が請求項の完了通知送信手段、図9のS68が請求項の再設定手段の一例に相当する。
1 MFP(端末装置の一例)
14a 識別情報メモリ(記憶手段の一例)
17 操作キー(入力手段の一例)
18 LCD(報知手段の一例)
31 BOX(端末装置の一例)
51 AP(アクセスポイントの一例)

Claims (4)

  1. 所定の端末装置と直接無線通信可能なアドホックモードと、所定の端末装置とアクセスポイントを介して無線通信可能なインフラストラクチャーモードとの何れか一方の通信モードで、前記所定の端末装置と無線通信可能に接続される端末装置において、
    所定の端末装置と前記インフラストラクチャーモードで通信を行うための通信設定の設定を開始する指示を入力する入力手段と、
    その入力手段を介して前記指示が入力された場合に、現在の通信設定を保存する保存手段と、
    その保存手段によって保存したことを条件に、自端末装置について、1のアクセスポイントを介する前記インフラストラクチャーモードでの通信を行うための設定変更を行う第1設定手段と、
    その第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了したかを判断する完了判断手段と、
    その完了判断手段により、前記第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了したと判断された場合、前記第1設定手段によって設定された通信設定から前記保存手段によって保存されている通信設定に変更する変更手段と、
    その変更手段によって変更された通信設定で前記設定変更を行うように要求する要求手段と、
    前記所定の端末装置を識別可能な識別情報を記憶する記憶手段と、
    前記完了判断手段により、前記第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了したと判断された場合、同一ネットワークに接続されている端末装置に対して、その端末装置を識別可能な識別情報を返信することを指示する返信指示手段と、
    その返信指示手段によって前記端末装置から返信される識別情報と、前記記憶手段に記憶されている識別情報とが一致するかを判断する第1判断手段と、
    その第1判断手段によって一致すると判断され、かつ、要求手段による要求に対する応答を受信したことを条件に、前記第1設定手段によって設定された通信設定の内容を前記所定の端末装置に送信する送信手段と、
    その送信手段による送信に対して、前記所定の端末装置において、前記1のアクセスポイントを介する前記インフラストラクチャーモードでの通信を行うための設定変更が完了したことを示す完了通知を、前記所定の端末装置から前記アドホックモードで受信する完了通知受信手段と、
    その完了通知受信手段によって前記完了通知を受信したことを条件に、前記第1設定手段によって設定された通信設定に再設定する再設定手段と、
    前記完了判断手段により、前記第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了しなかったと判断された場合、前記入力手段によって入力された指示に基づき開始された設定を終了する終了手段と、
    を備えていることを特徴とする端末装置。
  2. 情報を報知する報知手段と、
    前記再設定手段によって通信設定の再設定が行われた場合、同一ネットワークに接続されている端末装置に対して、その端末装置を識別可能な識別情報を返信することを指示する第2返信指示手段と、
    その第2返信指示手段によって前記端末装置から返信される識別情報と、前記記憶手段に記憶されている識別情報とが一致するかを判断する第2判断手段と、
    前記第2判断手段よって一致すると判断された場合には、前記インフラストラクチャーモードで、前記1のアクセスポイントを介して所定の端末装置と無線通信できることを前記報知手段に報知させる一方で、前記第2判断手段よって一致しないと判断された場合には、前記インフラストラクチャーモードで、前記1のアクセスポイントを介して所定の端末装置と無線通信できないことを前記報知手段に報知させる結果報知制御手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  3. 情報を報知する報知手段と、
    任意のアクセスポイントに対して行う操作内容を前記報知手段により報知させる報知制御手段と、
    を備え、
    前記第1設定手段は、前記報知制御手段により報知された前記操作内容の報知に対する操作が行われた場合、前記設定変更を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 第1の端末装置と、第2の端末装置とを含んで構成される通信システムであって、前記第1の端末と前記第2の端末とが直接無線通信可能なアドホックモードと、前記第1の端末と前記第2の端末とがアクセスポイントを介して無線通信可能なインフラストラクチャーモードとの何れか一方の通信モードで、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置とが無線通信可能に接続されるシステムにおいて、
    前記第1の端末装置は、
    所定の端末装置と前記インフラストラクチャーモードで通信を行うための通信設定の設定を開始する指示を入力する入力手段と、
    その入力手段を介して前記指示が入力された場合に、現在の通信設定を保存する第1保存手段と、
    その第1保存手段によって保存したことを条件に、自端末装置について、1のアクセスポイントを介する前記インフラストラクチャーモードでの通信を行うための設定変更を行う第1設定手段と、
    その第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了したかを判断する完了判断手段と、
    その完了判断手段により、前記第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了したと判断された場合、前記第1設定手段によって設定された通信設定から前記第1保存手段によって保存されている通信設定に変更する第1変更手段と、
    その第1変更手段によって変更された通信設定で前記設定変更を行うように要求する要求手段と、
    前記第2の端末装置を識別可能な識別情報を記憶する第1記憶手段と、
    前記完了判断手段により、前記第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了したと判断された場合、同一ネットワークに接続されている端末装置に対して、その端末装置を識別可能な識別情報を返信することを指示する返信指示手段と、
    その返信指示手段によって前記端末装置から返信される識別情報と、前記第1記憶手段に記憶されている識別情報とが一致するかを判断する判断手段と、
    その判断手段によって一致すると判断され、かつ、要求手段による要求に対する応答を受信したことを条件に、前記第1設定手段によって設定された通信設定の内容を前記第2の端末装置に送信する送信手段と、
    その送信手段による送信に対して、前記第2の端末装置において、前記1のアクセスポイントを介する前記インフラストラクチャーモードでの通信を行うための設定変更が完了したことを示す完了通知を、前記第2の端末装置から前記アドホックモードで受信する完了通知受信手段と、
    その完了通知受信手段によって前記完了通知を受信したことを条件に、前記第1設定手段によって設定された通信設定に再設定する第1再設定手段と、
    前記完了判断手段により、前記第1設定手段による設定変更が所定時間内に完了しなかったと判断された場合、前記入力手段によって入力された指示に基づき開始された設定を終了する終了手段と、
    を備え、
    前記第2の端末装置は、
    前記第1の端末装置から、前記要求手段による要求を受信する要求受信手段と、
    その要求受信手段によって前記要求を受信した場合に、現在の通信設定を保存する第2保存手段と、
    前記要求受信手段によって前記要求を受信した場合に、当該要求に対する応答を前記第1の端末装置に送信する応答手段と、
    前記第1の端末装置から、前記送信手段により送信された前記通信設定の内容を受信する受信手段と、
    その受信手段によって受信した前記通信設定に基づき、自端末装置について、前記インフラストラクチャーモードで、前記1のアクセスポイントを介する通信を行うための設定変更を行う第2設定手段と、
    その第2設定手段によって設定された通信設定から前記第2保存手段によって保存されている通信設定に変更する第2変更手段と、
    その第2変更手段によって変更された通信設定で、前記完了通知を前記第1の端末装置に送信する完了通知送信手段と、
    その完了通知送信手段によって前記完了通知を送信したことを条件に、前記第2設定手段によって設定された通信設定に再設定する第2再設定手段と、
    自端末装置を識別可能な識別情報を記憶する第2記憶手段と、
    自端末装置の前記識別情報を返信させる指示を、前記第1の端末装置から受信した場合に、自端末装置の前記識別情報を、前記第1の端末装置に返信する返信手段と、
    を備えていることを特徴とするシステム。
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