JP5157254B2 - 車載カメラシステム - Google Patents

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Description

本発明は、車載カメラシステムに関し、特に、自車両に属する監視対象を含む監視範囲を運転者が適時に視認できるようにする車載カメラシステムに関する。
従来、ドライバーに違和感を与えることなく、ドライバーが必要とする情報を必要なときに的確に提供できる運転支援装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この運転支援装置は、車両に設置された複数のカメラから画像データを取得し、状況に応じてディスプレイに表示させる画像を切り替えるようにする。
例えば、この運転支援装置は、イグニッションスイッチがオンされた場合には、全周囲死角のない車両周辺の合成画像をディスプレイに表示させ、シフト位置が前進ギアにセットされた場合には、車両前方の様子が確認できる画像をディスプレイに表示させ、或いは、シフト位置が後退ギアにセットされた場合には、車両後方の様子が確認できる画像をディスプレイに表示させるようにする。
特開2002−109697号公報
しかしながら、特許文献1に記載の運転支援装置は、状況に応じて変化する車両周辺の所定の推奨監視範囲(運転者による視認が推奨される車両周辺の範囲であって予め登録された範囲である。)を運転者が視認できるよう、ディスプレイに表示させる画像を自動的に切り替えるようにするが、あくまで車両周辺の監視に限られ、搭乗者や積載物のような自車両に属する対象を監視するためのものではない。
上述の点に鑑み、本発明は、自車両に属する監視対象を含む監視範囲を運転者が適時に視認できるようにする車載カメラシステムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の第一の実施例に係る車載カメラシステムは、自車両に属する監視対象を含む監視範囲を撮像する撮像手段と、車両状態、時刻、車両位置、道路状態、又は、気象状態に基づいて、予め登録された、運転状況を特定するための指標としての運転シーンの中から現状に対応する運転シーンを決定する運転シーン決定手段と、前記撮像手段が撮像した監視範囲を表示部に表示させたときの運転シーンを監視範囲に関連付けて記録する運転シーン記録手段と、前記運転シーン記録手段が記録した運転シーンと現在の運転シーンとに基づいて前記表示部に表示させる監視範囲を選択する監視範囲選択手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の第二の実施例は、第一の実施例に係る車載カメラシステムであって、運転者を識別する運転者識別手段を更に備え、前記運転シーン記録手段は、前記運転者識別手段が識別した運転者毎に運転シーンを記録することを特徴とする。
また、本発明の第三の実施例は、第一又は第二の実施例に係る車載カメラシステムであって、前記撮像手段が撮像した監視範囲を表示部に表示させたときの撮像条件を監視範囲に関連付けて記録する撮像条件記録手段を更に備えることを特徴とする。
また、本発明の第四の実施例は、第一乃至第三の何れかの実施例に係る車載カメラシステムであって、前記監視対象は、自車両に搭載される荷物、又は、運転者以外の搭乗者であることを特徴とする。また、本発明の第五の実施例は、第一乃至第四の何れかの実施例に係る車載カメラシステムであって、前記運転シーンは、車速がゼロとなった場合に採用される運転シーンであることを特徴とする。
上述の手段により、本発明は、自車両に属する監視対象を含む監視範囲を運転者が適時に視認できるようにする車載カメラシステムを提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明に係る車載カメラシステムの構成例を示す図であり、車載カメラシステム100は、荷台若しくはトランクにある荷物、又は、後部座席にいる乳幼児若しくはペット等の監視対象をカメラで撮影しながら運転席付近に設置されたディスプレイ8に適時に撮影した画像を表示させるシステムであって、制御部1、周辺監視カメラ2、自己監視カメラ3、車両状態検出装置4、入力装置5、個人認証装置6、記憶装置7、表示装置8及び音声出力装置9から構成される。
制御部1は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えたコンピュータであって、例えば、運転シーン決定手段10、運転シーン記録手段11、撮像条件記録手段12及び監視範囲選択手段13のそれぞれに対応するプログラムをROMに記憶しながら、各手段に対応する処理をCPUに実行させる。
「運転シーン」とは、運転状況を特定するための指標であり、例えば、車両状態(車速、加速度、操舵角等)、時刻(曜日、昼夜の区別等)、車両位置(緯度、経度、高度等)、搭乗者の着座状態(着座の有無、着座位置等)、積載物の積載状態(積載の有無、積載位置等)、道路状態(舗装路、未舗装路の区別等)、又は、気象状態(降雨、積雪、濃霧発生の有無等)等に基づいて定義される。
「運転シーン」の分類には、例えば、「信号待ち」(交差点から所定範囲の位置で車速がゼロとなった場合に採用される。)、「段差通過」(閾値以上の上下加速度を検出した場合に採用される。)、「急停車」(閾値以上の減速度を検出した場合に採用される。)、「狭路における擦れ違い」(狭路区間で対向車を検出した場合に採用される。)、又は、「ブラインドコーナー」(見通しのきかないカーブに接近した場合に採用される。)等がある。
また、「運転シーン」の分類は、予め登録されたものであってもよく、操作者が新たに生成するものであってもよい。
「監視範囲」とは、自車両に属する所定領域を監視するために予め区分された範囲であり、例えば、右側後部座席、左側後部座席、トランク内部、荷台、ルーフトップ、又は、トレーラ内部等がある。
周辺監視カメラ2は、自車両周辺を監視するための装置であり、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を備えたカメラであって、フロントグリルや後部ナンバープレート付近に取り付けられ、自車両の周辺の画像を取得する。
自己監視カメラ3は、自車両に属する監視対象を監視するための装置であり、例えば、周辺監視カメラ2と同様、CMOSやCCD等の撮像素子を備えたカメラであって、車室内の天井、トランク内部、又は、トラックの荷台等に取り付けられ、後部座席の乳幼児やペット、トランクに収納された荷物、又は、トラックの荷台やルーフキャリアに積載された荷物等の画像を取得する。
なお、周辺監視カメラ2及び自己監視カメラ3(以下、「監視カメラ群」とする。)は、それぞれ、1台であっても複数台であってもよく、トランク内等の暗部を監視する場合には暗視撮影が可能な赤外線カメラであってもよい。また、監視カメラ群によって撮像される画像は、静止画像、動画像の何れであってもよく、また、カラー画像、白黒画像の何れであってもよい。
車両状態検出装置4は、車両の状態を検出するための装置であり、例えば、車速センサ、操舵角センサ若しくは加速度センサ等の車両の挙動を検知するためのセンサ、又は、マイク、超音波レーダ、着座センサ、画像センサ、サーモグラフィ等の搭乗者や荷物の状態を検知するためのセンサがある。
また、車両状態検出装置4は、ナビゲーション装置を含み、自車両の位置情報、又は、ルート情報等を取得して制御部1に出力するようにしてもよい。運転シーンの決定に利用するためである。
入力装置5は、各種情報を車載カメラシステム100に入力するための装置であり、例えば、エスカッションスイッチ、タッチパネル、ジョイスティック、リモートコントローラ等であって、表示装置8に表示される監視画像(ビュー)を手動で切り替えたり、周辺監視カメラ2又は自己監視カメラ3の撮像条件(例えば、カメラアングル、ズーム倍率、絞り、シャッタースピード等がある。)を手動で調整したりするために利用される。
また、入力装置5は、上述のような手入力操作のための装置の他、音声入力操作のための装置(例えば、マイクである。)であってもよい。
個人認証装置6は、個人を認証するための装置であり、例えば、指紋認証装置、虹彩認証装置、顔認証装置、静脈認証装置等であって、運転者を識別するために利用される。
また、個人認証装置6は、個人の生体情報を読み取ることで個人を認証する上述のような装置の他、パスワードの入力を求め、入力されたパスワードから個人を識別する装置であってもよく、スマートキーやICカード等の所有物と通信を行いながら個人を識別する装置であってもよい。
記憶装置7は、各種情報を記憶するための装置であり、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の記憶媒体であって、監視範囲データベース(以下、「監視範囲DB」とする。)70を格納する。なお、記憶装置7は、車両に据え付けられる装置であってもよく、各運転者が持ち運べるようにした携帯型の着脱可能な装置であってもよい。
監視範囲DB70は、監視範囲を運転シーンに関連付けて記憶するデータベースであり、車載カメラシステム100が運転シーンに対応する監視範囲を学習し、運転シーンに応じて監視範囲を自動的に選択できるようにする。
また、監視範囲DB70は、運転シーンに加え、監視画像の撮像条件を監視範囲に関連付けて記憶するようにしてもよい。運転シーンに応じて監視範囲の撮像条件を再現できるようにするためである。
図2は、監視範囲DB70の構成例を示す図であり、監視範囲DB70は、「運転者ID」欄、「運転シーンID」欄、「監視範囲ID」欄、「撮像条件」欄及び「諾否」欄から構成される。
「運転者ID」欄は、個人認証装置6が認証した運転者の識別番号を記憶するフィールドを示し、「運転シーンID」欄は、表示装置8や監視カメラ群が入力装置5を介して操作された時に後述の運転シーン決定手段10によって決定される運転シーンの識別番号を記憶するフィールドを示す。
また、「監視範囲ID」欄は、監視範囲の識別番号を記憶するためのフィールドを示し、基本的には、所定の監視範囲を撮像するカメラの識別番号が割り当てられる。なお、1台のカメラが複数の監視範囲を担当する場合には、カメラの識別番号に加え、そのカメラのアングルやズーム倍率等によって特定される監視範囲IDが割り当てられる。
また、「撮像条件」欄は、監視範囲を撮像するカメラのアングルやズーム倍率等を記憶するフィールドを示し、「諾否」欄は、監視範囲の利用状況(後述の監視範囲選択手段13により選択され、車載カメラシステム100により提示される監視範囲が運転者によって受け入れられたか、或いは、拒絶されたかを集計する。)を記憶するフィールドを示す。
なお、車載カメラシステム100は、監視範囲DB70に「運転者ID」欄を用意しながら複数の運転者に関する情報を一括管理するが、運転者毎にデータベースを構築するようにし、それら運転者毎のデータベースを異なる記憶媒体(例えば、各運転者が携帯するフラッシュメモリ等である。)又は記憶領域に格納するようにしてもよい。
表示装置8は、各種情報を表示するための装置であり、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等であって、インストルメントパネル付近、ダッシュボード上部、センターコンソール付近等、運転者が進行方向から視線を大きく逸らすことなく容易に視認できる位置に取り付けられ、周辺監視カメラ2又は自己監視カメラ3が取得した画像を表示させる。
音声出力装置9は、各種情報を音声出力するための装置であり、例えば、車載スピーカであって、監視範囲の選択に関する質問、案内、注意若しくは警告等を音声出力する。
次に、制御部1が有する各種手段について説明する。
運転シーン決定手段10は、運転シーンを決定するための手段であり、例えば、車両状態検出装置4からの出力に基づいて運転シーンを周期的(例えば、1秒間隔)に更新する。
運転シーン決定手段10は、車両状態検出装置4からの出力を継続的に監視しながら、それら出力値と既登録の各運転シーンに対応する条件(例えば、車速、車両位置等から構成される。)とを照合し、合致する運転シーンが存在する場合に、その運転シーンを現在の運転シーンとして決定する。
また、運転シーン決定手段10は、この照合処理において条件が完全に満たされる運転シーンを現在の運転シーンとして決定するが、条件が完全に満たされる運転シーンが存在しない場合には、所定の適合率(条件が満たされる度合いを示す。例えば、速度に関する条件を満たすが、車両位置に関する条件を満たさない場合等がある。)を上回る運転シーンを現在の運転シーンとして決定するようにしてもよい。何れかの運転シーンが常に割り当てられるようにするためである。
また、運転シーン決定手段10は、運転者が入力装置5を介して監視カメラ群を操作した場合に、その時点における車両状態検出装置4の出力に基づいて、新たな運転シーンを自動的に登録(条件を新たに設定することを意味する。)するようにしてもよく、手動で新たな運転シーンを登録させるようにしてもよい。
運転シーン記録手段11は、運転シーンを記録するための手段であり、例えば、入力装置5を介して監視カメラ群が操作されたことを検知した場合に、その時点における運転シーンを監視範囲に関連付けて監視範囲DB70に記録する。
図2を参照すると、運転シーン記録手段11は、運転者が右側後部座席(監視範囲ID=1に相当する。)の状態を視認すべく表示装置8の表示画像を切り替えた場合に、その時点の運転シーン「信号待ち」(運転シーンID=1)を取得し、新規のレコードに運転シーンIDと監視範囲IDとを関連付けて記録する。
撮像条件記録手段12は、撮像条件を記録するための手段であり、例えば、運転シーン記録手段11と同様、入力装置5を介して監視カメラ群が操作されたことを検知した場合に、その時点における撮像条件を監視範囲に関連付けて監視範囲DB70に記録する。
図2を参照すると、撮像条件記録手段12は、運転者が右側後部座席(監視範囲ID=1に相当する。)の状態を視認すべく表示装置8の表示画像を切り替えた場合に、その時点の撮像条件(カメラアングル=45度、ズーム倍率2倍)を取得し、運転シーン記録手段11が生成したレコードの「撮像条件」欄に撮像条件の値を記録する。
監視範囲選択手段13は、監視範囲を自動的に選択するための手段であり、例えば、監視範囲DB70を参照して、運転シーン決定手段10が決定した現在の運転シーンに対応する監視範囲を抽出して選択する。
また、監視範囲選択手段13は、着座センサ又は画像センサ等の出力に基づいて監視対象となる搭乗者又は荷物等の存在を確認した上で監視範囲を選択するようにしてもよく、例えば、監視範囲DB70から抽出した監視範囲に監視対象が存在しない場合にはその監視範囲を選択しないようにしてもよい。
制御部1は、監視範囲選択手段13が選択した監視範囲を表示装置8に自動的に表示させることで、運転者による監視範囲の選択を待たずに、所望の監視範囲を運転者が適時かつ迅速に視認できるようにする。
また、制御部1は、監視範囲選択手段13が選択した監視範囲を表示装置8に表示させるか否かを確認させる画面を表示させ、入力装置5を介した運転者による受諾又は拒絶を求めるようにしてもよく、この場合、運転者による受諾が得られた場合に限り、その監視範囲を表示装置8に表示させるようにする。なお、制御部1は、運転者による明示的な拒絶(例えば、タッチパネル上の拒否ボタンの押下がある。)が確認されなかった場合に、その監視範囲を表示装置8に表示させるようにしてもよい。
更に、制御部1は、監視範囲選択手段13が選択した監視範囲を表示装置8に表示させるか否かを確認させる音声案内を音声出力装置9から出力させ、音声入力装置を介した運転者による回答を求めるようにしてもよい。表示装置8の視認とタッチパネル等を介した手入力操作とを省略し、運転者による受諾又は拒絶のための操作を迅速かつ簡単にするためである。
なお、制御部1は、運転者による受諾又は拒絶の結果をそれぞれの累積回数として監視範囲DB70の「諾否」欄に記録し、拒絶回数が所定数を上回った場合に、対応するレコードを削除したり、一つの運転シーンにおける受諾回数と拒絶回数とがそれぞれ所定数を上回った場合に、その運転シーンを複数の下位運転シーンに分離したりして、事後、不適切な音声案内(例えば、拒絶回数が多い監視範囲表示の諾否を求める案内である。)を出力させないようにする。
これにより、車載カメラシステム100は、各運転シーンで運転者が求める監視範囲を運転者毎に学習し、運転シーンに応じた最適な監視範囲を自動的に表示装置8に表示させるようにすることができる。
次に、図3を参照しながら、車載カメラシステム100が運転シーンに対応する監視範囲を表示装置8に表示させる処理(以下、「監視範囲表示処理」とする。)について説明する。なお、図3は、監視範囲表示処理の流れを示すフローチャートであり、車載カメラシステム100は、自車両のドアロックが解除されたり、着座センサが運転席の運転者を検知したり、或いは、エンジンが始動したりしたことを検知した場合に、個人認証装置6によって運転者を識別し、監視対象DB70からその運転者に関するレコードのみを抽出しているものとし、その上で、この監視範囲表示処理を所定周期(例えば、1秒間隔)で繰り返し実行するものとする。
最初に、車載カメラシステム100の制御部1は、運転シーン決定手段10により、車両状態検出装置4の出力に基づいて現在の運転シーンを決定する(ステップS1)。
その後、制御部1は、監視範囲選択手段13により、監視範囲DB70を参照し、現在の運転シーンに対応する既登録のレコード(以下、「対応レコード」とする。)が存在するか否かを検索し(ステップS2)、対応レコードが存在しない場合(ステップS2のNO)、監視範囲表示処理を終了させる。
過去の監視状況に鑑み、現時点において運転者が視認を希望する監視範囲が存在しないと判定できるからである。
対応レコードが存在する場合(ステップS2のYES)、制御部1は、監視範囲選択手段13により、対応レコードが記憶する監視範囲を、表示装置8に表示すべき監視範囲として選択し、その監視範囲を実際に表示装置8に表示させるべきか否かを運転者に確認させるために、その旨を問うテキスト情報(例えば、「右側後部座席周辺を表示しますか?」である。)と運転者の諾否を受け付けるためのソフトウェアボタン画像(例えば、「YES」ボタン及び「NO」ボタンである。)とを表示装置8に表示させる(ステップS3)。
その後、制御部1は、受諾又は拒絶に対応するソフトウェアボタンが押下されるまで待機し(ステップS4)、タッチパネルを介して「YES(受諾を意味する。)」ボタンが押下された場合(ステップS4のYES)、対応レコードにある受諾回数の値を1だけ加算し(ステップS5)、かつ、その監視範囲を表示装置8に表示させた上で(ステップS6)、監視範囲表示処理を終了させる。
一方、タッチパネルを介して「NO(拒絶を意味する。)」ボタンが押下された場合(ステップS4のNO)、制御部1は、対応レコードにある拒絶回数の値を1だけ加算し(ステップS7)、監視範囲表示処理を終了させる。
なお、車載カメラシステム100は、上述のようにして開始させた監視範囲の表示を所定時間(例えば、3分間)にわたって継続させるようにしてもよく、所定の車両状態(例えば、所定加速度、所定速度、所定操舵角、所定地点の通過等がある。)が車両状態検出手段4により検出されるまでその表示を継続させるようにしてもよい。
次に、図4を参照しながら、車載カメラシステム100が運転者の監視特性を学習する処理(以下、「監視特性学習処理」とする。)について説明する。なお、図4は、監視特性学習処理の流れを示すフローチャートであり、車載カメラシステム100は、運転者が表示装置8又は監視カメラ群を操作する度にこの監視特性学習処理を実行するものとする。
最初に、車載カメラシステム100の制御部1は、運転シーン決定手段10により、車両状態検出装置4の出力に基づいて現在の運転シーンを決定する(ステップS11)。
その後、制御部1は、監視範囲選択手段13により、監視範囲DB70を参照し、現在の運転シーンに対応する対応レコードが存在するか否かを検索する(ステップS12)。
対応レコードが存在する場合(ステップS12のYES)、制御部1は、運転シーン記録手段11により、対応レコードが記憶する監視範囲を、運転者が新たに手動で選択した監視範囲に書き換えるようにする(ステップS13)。
なお、運転シーン記録手段11は、一つの運転シーンに複数の監視範囲が対応するよう監視範囲DB70を更新するようにしてもよい。この場合、監視範囲選択手段13は、受諾回数が最も多い監視範囲を第一候補、その次に受諾回数が多い監視範囲を第二候補とし、運転者による入力に応じ、或いは、所定間隔(例えば、5秒間隔)でそれら監視範囲の表示を順次切り替えながら、それら監視範囲を表示装置8に表示させるようにする。
また、制御部1は、撮像条件記録手段12により、監視範囲を更新するのと同様に、撮像条件を更新するようにしてもよい。監視対象をより的確に監視できるようにするためである。
一方、対応レコードが存在しない場合(ステップS12のNO)、制御部1は、監視範囲DB70に新たなレコードを追加し(ステップS14)、事後、同じ運転シーンに遭遇したときに運転者の希望に添う監視範囲を自動的に表示させることができるようにする。
以上の構成により、車載カメラシステム100は、所望の監視範囲を視認するために表示装置8に表示される画像を手動で切り替えたり、監視対象をより詳細に監視するためにカメラアングルやズーム倍率を手動で調整したりといった操作を繰り返し運転者に強いることなく、所望の監視範囲を適時に表示装置8に表示させることができ、運転者の特性に応じた適切な運転支援を行うことができる。
また、車載カメラシステム100は、運転者毎に監視範囲と運転シーンとを関連付けながら記録するので、運転者毎に異なる所望の監視範囲を効率的に学習し、各運転者の特性に応じた適切な監視範囲を適時に表示装置8に表示させることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例において、車載カメラシステム100は、自車両に属する監視対象の監視に特化するが、自車両に属する監視対象の監視と自車両周辺の監視とを組み合わせるようにしてもよい。
例えば、車載カメラシステム100は、方向指示器が操作された場合に車両側方の様子が確認できる画像を表示装置8に表示させたり、或いは、自宅の車庫から自車両を出庫させる場合に死角領域の状況を確認できる画像をブラインドコーナーカメラで取得して表示装置8に表示させたりする機能(周辺監視機能)と、段差を通過した後に荷台に積載した荷物を確認できる画像を表示装置8に表示させる機能(自車両監視機能)とを併せ持つようにしてもよい。
本発明に係る車載カメラシステムの構成例を示す図である。 監視範囲データベースの構成例を示す図である。 監視範囲表示処理の流れを示すフローチャートである。 監視特性学習処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 制御部
2 周辺監視カメラ
3 自己監視カメラ
4 車両状態検出装置
5 入力装置
6 個人認証装置
7 記憶装置
8 表示装置
9 音声出力装置
10 運転シーン決定手段
11 運転シーン記録手段
12 撮像条件記録手段
13 監視範囲選択手段
70 監視範囲データベース
100 車載カメラシステム

Claims (5)

  1. 自車両に属する監視対象を含む監視範囲を撮像する撮像手段と、
    車両状態、時刻、車両位置、道路状態、又は、気象状態に基づいて、予め登録された、運転状況を特定するための指標としての運転シーンの中から現状に対応する運転シーンを決定する運転シーン決定手段と、
    前記撮像手段が撮像した監視範囲を表示部に表示させたときの運転シーンを監視範囲に関連付けて記録する運転シーン記録手段と、
    前記運転シーン記録手段が記録した運転シーンと現在の運転シーンとに基づいて前記表示部に表示させる監視範囲を選択する監視範囲選択手段と、
    を備えることを特徴とする車載カメラシステム。
  2. 運転者を識別する運転者識別手段を更に備え、
    前記運転シーン記録手段は、前記運転者識別手段が識別した運転者毎に運転シーンを記録する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載カメラシステム。
  3. 前記撮像手段が撮像した監視範囲を表示部に表示させたときの撮像条件を監視範囲に関連付けて記録する撮像条件記録手段、
    を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の車載カメラシステム。
  4. 前記監視対象は、自車両に搭載される荷物、又は、運転者以外の搭乗者である、
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の車載カメラシステム。
  5. 前記運転シーンは、車速がゼロとなった場合に採用される運転シーンである、
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の車載カメラシステム。
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