JP5156191B2 - アクティブヘッドレストシステムを備えた車両シート - Google Patents

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Description

本発明は、広くは車両シートに関し、より詳しくは、アクティブヘッドレストシステム(active head restraint system)を備えた車両シートに関する。
当該技術分野においてよく見られる形式の従来の車両シート設計は、一般に、背もたれ組立体と、下方シート組立体と、リクライナ機構と、背もたれ組立体または下方シート組立体のいずれをも多数の位置に調節する手動または動力調節機構と、車両に乗る人(occupant:以下、「乗員」という)を拘束するシートベルト等の拘束装置を含む多数の安全装置とを有している。背もたれ組立体はまた、一般に背もたれの頂部すなわち上端部に取付けられる頭部拘束具すなわちヘッドレストを有している。
車両シートの設計に関連して、追突された場合の車両乗員の安全性を改善する努力がなされている。より詳しくは、乗員の首領域が負傷する機会を低減させる安全機構を提供する努力が継続してなされている。追突の場合には、乗員はシートに押付けられて、大きいエネルギパルスを受ける。このような状況では、乗員の骨盤、腰椎および肩または胸部領域が背もたれに押付けられ、しばしば、乗員の首と、頭部領域と、ヘッドレストとの間に間隔が形成される。この間隔は、「むち打ち症」として一般的に知られている場合には、追突時の力に基いて、乗員の上胴部、首および頭部の運動により急激にかつ激しく閉じられる。従って、車両シートの安全性に関連して、この問題に対処する努力が引き続きなされている。
従来、ヘッドレストは一般に上下に移動できるか、或いは僅かに傾動できる比較的静的な用具であるが、通常は、普通の運転状態でシートに座る不特定乗員の快適性のために調節が行われる。しかしながら、追突時に遭遇する問題に対処するため、動的すなわちアクティブなヘッドレスト機構が従来技術において提案されている。
例えば本件出願人の所有する下記特許文献1には、追突時に乗員とヘッドレストとの間の間隔を低減するように設計された車両の動的なヘッドレスト組立体が開示されている。このヘッドレスト組立体は、乗員の胸部領域または肩に一致する広い領域内で背もたれフレームにより支持される衝撃プレートまたはターゲットプレートを有している。衝撃プレートは、ヘッドレストに連結されたリンケージに枢着されている。追突の場合には、ターゲットプレートに作用する乗員の力は、リンケージに作用してヘッドレストを乗員の頭部の方向に移動させ、これにより、乗員と背もたれとの間の間隔を小さくする。
当業界で知られている形式の動的ヘッドレストシステムは、従来知られている静的なヘッドレストに比べて改善されているが、追突の場合に、背もたれ、特に、ヘッドレストから大きく隔てた骨盤および腰椎領域に作用する力により発生されるエネルギをより良く吸収しかつ消散させることが当業界で要望されている。
本件出願人の所有する下記特許文献2には、この問題に対処するように設計されたアクティブヘッドレストを備えた車両シートが開示されている。より詳しくは、シートは、追突の場合にヘッドレストが乗員の方向に移動するように背もたれフレームに連結されかつヘッドレストに対し作動可能に連結された枢着型支持組立体を有している。この枢着型支持組立体は、骨盤領域および腰椎領域に配置された下方衝撃ターゲットを有し、該衝撃ターゲットは、この領域において背もたれに最初に伝達される力を消失させる。下方ターゲットは、背もたれに枢着されたリアクションプレートに対して作動可能に連結され、次に、ヘッドレストがリアクションプレートに取付けられる。
Schubring等の米国特許第5,938,279号明細書 米国特許第6,565,150号明細書
当業界で知られている動的ヘッドレストシステムは、該システムの意図する目的をほぼ達成するように作動しかつ安全性も改善されているが、当業界では、衝突時に、力を乗員からヘッドレストシステムへと、より効率的かつ迅速に伝達して、ヘッドレストを乗員の方向に有効に作動させることができる車両シート組立体が依然として要望されている。また、当業界では、安価かつ軽量で、組立てが容易なアクティブヘッドレストシステムを備えた車両シート組立体が要望されている。
従来技術の欠点は、背もたれフレームと、該背もたれフレームにより作動可能に支持された本発明のアクティブヘッドレストシステムとを有する車両シート組立体により解決される。本発明のアクティブヘッドレストシステムは、背もたれフレームに対して移動可能に取付けられた上方アーマチャと、該上方アーマチャに取付けられたヘッドレストとを有している。アクティブヘッドレストシステムはまた、上方アーマチャに対して作動可能に取付けられた下方アーマチャを有している。下方アーマチャは、該下方アーマチャに加えられる所定の力に応答して上方アーマチャの方向に移動させかつ上方アーマチャに作用してヘッドレストを乗員の方向に移動させるように作動できる。
このように、本発明の車両シート組立体は、乗員により背もたれに伝達される力に対する応答性に優れたアクティブヘッドレストシステムを提供する。本発明の車両シート組立体は、力を、乗員からヘッドレストへとより効率的かつより迅速に伝達して、ヘッドレストを乗員の方向により有効に作動させ、これにより、追突時に乗員をより良く支持する。最後に、本発明の車両シート組立体は、比較的効率が高く、軽量かつ頑丈で、コスト有効性に優れたシステムにより上記特定問題に対処することができる。
本発明の他の長所は、添付図面に関連して述べる以下の詳細な説明により、容易に理解されるであろう。
ここで図面を参照すると、図面全体を通して同様な構造には同じ参照番号が使用されており、本発明の車両シート組立体は、その全体が図1において参照番号10で示されている。車両シート組立体10は、全体を参照番号12で示す背もたれと、全体を参照番号14で示す下方シート組立体とを有し、該下方シート組立体14は、当業界で一般的に知られている態様でシートトラック機構16上に支持されている。背もたれ12は、シートトラック機構16の一部を形成する枢着点20を介して、ブラケット18により下方シート組立体14に枢着されている。このようにして、車両シート組立体10は、当業界で一般的に知られた多くの態様でリクライニングまたは調節を行うことができる。これらの一般的な要素以外に、本発明のシート組立体10には、シートベルト等の種々のコントロールシステムおよび拘束システム(これらは図示しないが、当業界で良く知られたものである)を設けることができる。
全体を参照番号24で示す乗員は、車両シート組立体10上に座っているところが仮想線で示されている。乗員24は、下方シート組立体14および背もたれ12の下端部の両方に近接する骨盤領域26を有している。乗員24はまた、骨盤領域26の上方に支持された腰椎領域28と、該腰椎領域28の上方に支持された肩または胸部領域30とを有している。更に乗員24は、胸部領域30の上方に支持された頭部および首領域32を有している。
車両シート組立体10はまた、背もたれ12により作動可能に支持された、全体を参照番号34で示すアクティブヘッドレストシステムを有している。アクティブヘッドレストシステム34は、乗員24の頭部および首領域32に近接するヘッドレスト36を有している。ヘッドレスト36は、直立位置(図1に実線で示す)と、ヘッドレスト36が乗員24の頭部および首領域32に向かって前方かつ上方に枢動された作動位置(図1に仮想線で示す)とに位置決めされる。追突の場合には、乗員24は、一般に、生じた力によって背もたれ12に向かって後方に押しやられる。より詳細に後述するように、背もたれ12に作用する乗員24からの力は、アクティブヘッドレストシステム34を介して伝達され、最終的に、ヘッドレスト36をその直立位置から、乗員24の頭部および首領域32に向かって作動位置に移動させる。ヘッドレスト36のこの移動により、追突時に乗員24の頭部および首領域32がより良く支持され、むち打ち症の傾向が低減される。
図2〜図5を参照すると、車両シート組立体10の背もたれ12がより詳細に示されている。車両シート組立体10は、全体を参照番号38で示す背もたれフレームを有している。背もたれフレーム38は1対の側方フレーム部材40を有し、該側方フレーム部材40は、ほぼ垂直方向に配置されかつ互いに水平方向に間隔を隔てている。背もたれフレーム38はまた、1対の側方フレーム部材40間で水平方向に延びている上下のクロスメンバ42、44を有している。このようにして、背もたれフレーム38は、背もたれ12の前側46および後側48を形成している。背もたれフレーム38は、側方部材40並びに上下のクロスメンバ42、44が一体成形された「単体」構造にすることができる。また、背もたれフレーム38は、側方フレーム部材40および上下のクロスメンバ42、44を形成する別体コンポーネンツから組立てて、次に、これらを溶接するか、互いに永久的に固定することもできる。これらの説明および以下の説明から、当業者ならば、本発明の範囲を逸脱することなく、背もたれフレーム38のコンポーネンツを作動可能に相互連結する多くの異なる手段を用いることができることは明らかであろう。
図2〜図5に示すように、アクティブヘッドレストシステム34は、概略的に、全体を参照番号50で示す上方アーマチャ(an upper armature)と、全体を参照番号52で示す下方アーマチャ(a lower armature)とを有している。上方アーマチャ50は、背もたれフレーム38の上方クロスメンバ42に近接して配置されるように、背もたれフレーム38に対して移動可能に取付けられる。ヘッドレスト36は、乗員の頭部および首領域32に近接して配置されるように、上方アーマチャ50に取付けられる。また、下方アーマチャ52は下方に配置され、かつ乗員24の骨盤領域26、腰椎領域28および胸部領域30に近接して配置されるように、上方アーマチャ50に対して作動可能に取付けられる。より詳細に後述するように、下方アーマチャ52は、該下方アーマチャ52に加えられる所定の力に応答して上方アーマチャ50の方向に移動しかつ該上方アーマチャ50に作用すべく作動して、ヘッドレスト36を乗員24の方向に移動させる。また下方アーマチャ52は、該下方アーマチャ52に加えられる所定の力に応答して背もたれ12の後側48の方向に移動しかつ該上方アーマチャ50に作用すべく作動して、ヘッドレスト36を乗員24の方向に移動させる。
図2に示すように、下方アーマチャ52は、乗員24の骨盤領域26に近接して配置される骨盤支持機構54と、乗員24の腰椎領域28に近接して配置される腰椎支持機構56と、乗員24の胸部領域30に近接して配置される胸部支持機構58とを有している。追突の場合には、乗員24の力が下方アーマチャ52に加えられる。これらの力が所定レベルを超えると、下方アーマチャ52は上方アーマチャ50を枢動させる力を伝達し、これにより、ヘッドレスト36を乗員24の頭部および首領域32の方向に移動させる。より詳しくは、乗員24の骨盤領域26からの力が骨盤支持機構54に伝達され、乗員24の腰椎領域28からの力が腰椎支持機構56に伝達され、かつ乗員24の胸部領域30からの力が胸部支持機構58に伝達される。より詳細に後述するように、骨盤支持機構54、腰椎支持機構および胸部支持機構58が協働して、上方アーマチャ50を枢動させる力を伝達し、これにより、ヘッドレスト36を乗員24の頭部および首領域32に向かって移動させる。これにより、追突時に、乗員24の頭部および首領域32が良好に支持される。
図2〜図4には、上方アーマチャ50の一実施形態が示されている。上方アーマチャ50は、クロスバー60と、複数の支柱62とを有している。クロスバー60は水平に配置され、支柱62は、クロスバー60上で間隔を隔てて配置されかつクロスバー60から垂直方向に延びている。ヘッドレスト36は各支柱62の上端部に取付けられ、これにより、クロスバー60が移動すると、支柱62およびヘッドレスト36が同時的に移動される。ヘッドレスト36は支柱62の上端部に固定的に取付けることができ、或いは、本発明の範囲を逸脱することなく、支柱62に対して傾動、上昇および/または下降できるように既知の態様で支柱62に対して移動可能に取付けることができる。
上方アーマチャ50はまた、少なくとも1つの、好ましくは複数のリンケージ64(図2および図4)を有している。図示の実施形態では、リンケージ64は、クロスバー60の両端部に固定的に取付けられている。リンケージ64は、溶接、ねじ等の任意の適当な方法でクロスバー60に固定的に取付けられる。各リンケージ64はまた、枢着点65において背もたれフレーム38に枢着される。例えば図示の実施形態では、背もたれフレーム38は複数のL型ブラケット66を有する。各L型ブラケット66は1つの側方フレーム部材40に固定的に取付けられ、各リンケージは1つのL型ブラケット66に枢着されている。リンケージ64は、ねじ、ベアリング等によりL型ブラケット66に取付けることができる。各リンケージ64はまた、後述の方法で下方アーマチャ52取付けられ、この取付けにより、下方アーマチャ52からの力が上方アーマチャ50に伝達されて、ヘッドレスト36を乗員24の頭部および首領域32に向けて移動させることができる。
車両シート組立体10は更に、少なくとも1つの、好ましくは複数の付勢部材68(図2および図4)を有している。各付勢部材68は、一方のリンケージ64および背もたれフレーム38に作動可能に取付けられている。付勢部材68は、図示の実施形態ではコイル状テンションスプリングであるが、本発明の範囲を逸脱することなく、トーションスプリング等の他の任意の適当な部材にすることができる。図示の実施形態では、各リンケージ64はL型ブラケット70を有している。付勢部材68の一端は孔72を通してブラケット70に取付けられ、他端は側方フレーム部材40に取付けられている。付勢部材68は、上方アーマチャ50を直立位置に向けて付勢する。かくして、付勢部材68は、上方アーマチャ50が背もたれフレーム38に対して枢動することに抵抗する。より詳細に後述するように、下方アーマチャ52が、ヘッドレスト36を、直立位置から、乗員24の頭部および首領域32に向かって作動位置に移動させると、付勢部材68は、ヘッドレスト36を直立位置に戻す。
特に図2および図3には、下方アーマチャ52の一実施形態が示されている。下方アーマチャ52は、全体を参照番号74で示す衝撃ボディを有している。衝撃ボディ74は全体として平らであるが、本発明の範囲から逸脱することなく任意の適当な形状にすることができる。衝撃ボディ74は、背もたれ12の前側に配置されかつほぼ垂直に配向されている。衝撃ボディ74は任意の適当な材料で作られ、好ましい一実施形態では、乗員24が快適に座ることができる可撓性材料で作られる。図示の実施形態では、衝撃ボディ74は、乗員24の腰椎領域28に近接して配置された上端部76と、骨盤領域26に近接して配置された下端部78とを有している。衝撃ボディ74は背もたれフレーム38に対して移動できる。より詳細に後述するように、追突時に発生される乗員24からの力は、衝撃ボディ74を介して上方アーマチャ50に伝達される。
前述のように、下方アーマチャ52は、乗員24の腰椎領域28からの力を上方アーマチャ50に伝達すべく作用する腰椎支持機構56を有している。図示の実施形態では、腰椎支持機構56は、図3に示すリンケージ80を有している。リンケージ80は、乗員24からの力がリンケージ80に伝達されるように、衝撃ボディ74に対して作動可能に取付けられている。このため、腰椎支持機構56は更に、図3に全体を参照番号82で示す取付けブラケットを有している。取付けブラケット82は衝撃ボディ74に対して作動可能に取付けられ、リンケージ80は取付けブラケット82に対して作動可能に取付けられている。より詳しくは、リンケージ80は、衝撃ボディ74の後方に配置された湾曲剛性ロッドである。取付けブラケット82は、リンケージ80と衝撃ボディ74との間に配置された湾曲細長シートである。リンケージ80は、真直でかつ各側方フレーム部材40に対してほぼ垂直に延びている中央セクション84と、2つの端セクション86とを有し、各端セクション86は、中央セクション84から車両シート組立体10の前側46向かって延びている。取付けブラケット82は、真直でかつ各側方フレーム部材40に対してほぼ垂直に延びている中央セクション88と、2つの端セクション90とを有し、各端セクション90はほぼU型である。取付けブラケット82はまた複数のアタッチメント部材92を有し、各アタッチメント部材92は、それぞれの端セクション90から延びかつ図3に示すようにリンケージ80の中央セクション84の周囲を包み込む。アタッチメント部材92は、リンケージ80を取付けブラケット82に枢着するのが好ましい。更に、取付けブラケット82は、乗員24からの力が、衝撃ボディ74、取付けブラケット82およびリンケージ80を介して上方アーマチャ50に伝達され、これによりヘッドレスト36を乗員24の頭部および首領域32に向けて移動させるように、後述の方法で衝撃ボディ74に対して作動可能に取付けられている。
一実施形態では、車両シート組立体10は、取付けブラケット82に取付けられた複数のモータ94(仮想線で示す)を有している。モータ94は、車両シート組立体10の快適性を増大させるべく、衝撃ボディ74の高さおよび曲率を調節できる。しかしながら、当業者ならば、本発明の範囲から逸脱することなく、衝撃ボディ74を調節不可能な懸架システムとして構成できることは理解されよう。
また、前述のように、下方アーマチャ52は、乗員24の胸部領域30からの力を上方アーマチャ50に伝達するための胸部支持機構58を有している。図2、図3および図4に示す実施形態では、胸部支持機構58は、全体を参照番号96で示すクロスバーを有している。クロスバー96は、両側方フレーム部材40の間で水平に延びており、中央セクション98と2つの端セクション100とを有している。クロスバー96の中央セクション98は背もたれ12の後側48に近接して配置され、端セクション100は中央セクション98から、車両シート組立体10の前側46に向かって、側方フレーム部材40に近接するように延びている。クロスバー96は、細長プレートで作ることができる。
図示の実施形態では、胸部支持機構58はまた、少なくとも1つの、好ましくは多数の拡大部分102を有している。各拡大部分102は全体として平らでかつ矩形であり、かつ溶接その他の適当な方法でクロスバー96の一方の端セクション100に取付けられている。乗員24からの力、特に乗員24の胸部領域30からの力は、より詳細に後述するように、クロスバー96および上方アーマチャ50に伝達される。拡大部分102は、特に乗員24の肩部近くに大きい衝撃領域を形成すべく、大きい表面領域を有している。
下方アーマチャ52はまた、図2、図3および図4に全体を参照番号104で示す少なくとも1つの、好ましくは複数のカプラを有している。各カプラ104は、上方アーマチャ50に対して作動可能に取付けられている。少なくとも1つのカプラ104は、腰椎支持機構56と上方アーマチャ50とを相互連結して、腰椎機構56からの力を上方アーマチャ50に伝達する。同様に、少なくとも1つのカプラ104は、胸部支持機構58と上方アーマチャ50とを相互連結して、胸部支持機構58からの力を上方アーマチャ50に伝達する。図示の実施形態では、カプラ104は腰椎支持機構56および胸部支持機構58の両方に連結されていて、同一カプラ104が両支持機構56、58を上方アーマチャ50に相互連結するように構成されている。しかしながら、より詳細に後述するように、カプラ104は、衝撃ボディ74および/またはクロスバー96に加えられる力に応答して背もたれ12の後側48に向かって移動するように作動し、これによりカプラ104は上方アーマチャ50に作用して、ヘッドレスト36を乗員24の方向に移動させる。
図示の実施形態では、各カプラ104は、それぞれの側方フレーム部材40に対して隣接しかつほぼ平行に配置されている。各カプラ104は、平らでかつ細長い上方部材106および下方部材108を有している。下方部材108は、枢着点110(図2)で側方フレーム部材40に枢着されている。上方部材106は、図4に示すように、連結点114で上方アーマチャ50のリンケージ64に枢着されている。枢着点110、112および連結点114の枢動は、ねじ、ベアリングまたは他の適当な手段を介して達成される。
胸部支持機構58のクロスバー96および拡大部分102の各端部は、溶接または他の適当な手段を介して、それぞれのカプラ104の上方部材106の1つに取付けられている。同様に、腰椎支持機構56のリンケージ80の端セクション90は、図3に示すように、それぞれのカプラ104の上方部材106の対応孔116内に取付けられている。このようにして、力は、腰椎支持機構56および胸部支持機構58から伝達されて、カプラ104を作動させ、これにより、より詳細に後述するように上方アーマチャ50を枢動させる。
前述のように、下方アーマチャ52は、乗員24の骨盤領域26からの力を上方アーマチャ50に伝達する骨盤支持機構54を有している。図示の実施形態では、骨盤支持機構54は、図2〜図5において全体を参照番号118で示す少なくとも1つの伝達ロッドを有している。伝達ロッド118は、下方クロスバー120と、少なくとも1つの、好ましくは複数のリンキングロッド122とを有している。下方クロスバー120は水平に配置されかつ両側方フレーム部材40間に延びている.リンキングロッド122は、溶接または他の適当な方法によりクロスバー120に取付けられ、かつここから上方アーマチャ50へと垂直に延びている。リンキングロッド122は、互いに水平方向に間隔を隔てている。図3に示すように、取付けブラケット82は複数の取付け部材123を有し、該取付け部材123は取付けブラケット32の中央セクション84から延びており、かつ1つのリンキングロッド122の周囲を包囲してこれを固定的に取付けている。伝達ロッド118も、衝撃ボディ74に対して作動可能に取付けられている。例えば図示の実施形態では、衝撃ボディ74は、伝達ロッド118のリンキングロッド122が通される複数の孔124を有している。衝撃ボディ74の下端部78には、図5に示すように1組の孔124が設けられ、上端部76には、図2および図4に示すように他の組の孔124が設けられている。伝達ロッド118も上方アーマチャ50に対して作動可能に取付けられている。より詳しくは、図示の実施形態では、上方アーマチャ50は複数のタブ126を有している。タブ126は上方アーマチャ50のクロスバー60に取付けられかつ車両シート組立体の前側46に向かって延びている。各タブ126は孔128を有し、各リンキングロッド122が1つの孔128に通されている。図示の実施形態では、タブ126はブシュ129を有し、リンキングロッド122が孔128内で一層容易に移動できるようになっている。また、各リンキングロッド122は、図4に示すように、対応タブ126の下で該タブ126に近接して配置されるベンド130を有している。ベンド130は、伝達ロッド118が上方に移動するとき、対応タブ126に当接する。後述するように、伝達ロッド118は、衝撃ボディ74に加えられる所定の力に応答して上方アーマチャ50の方向に移動しかつ該上方アーマチャ50に作用して、ヘッドレスト36を乗員24の方向に移動させるように作動できる。
図5に示すように、車両シート組立体10は更に、少なくとも1つの、好ましくは複数のランプ(ramps)132を有している。各ランプ132は、衝撃ボディ74の下端部78の後方で、背もたれフレーム38の下方クロスメンバに取付けられている。各ランプ132はまた、上方アーマチャ50に向かってほぼ上方に延びている少なくとも1つのカム面134を有している。図示の実施形態では、各ランプ132は第一カム面134aを有し、該第一カム面134aは第二カム面134bに連通している。第一カム面134aは、第二カム面134bよりも下方クロスメンバ44の近くに配置されている。第一カム面134aは、背もたれ12の前側46から後側48に向かってかつ下方クロスメンバ44から上方アーマチャ50に向かって延びており、第二カム面88bは、側方フレーム部材40に対してほぼ平行でかつ上方アーマチャ50に向かって上方に延びている。当業者ならば、本発明の範囲から逸脱することなく、ランプ132に、上方アーマチャ50に向かって配向された任意数のカム面を任意の態様で設けることができることは理解されよう。伝達ロッド118の下方クロスバー120の両端部は、ランプ132内に摺動可能に支持され、カム面134a、134b上で上方および後方に移動するように案内される。このようにして、伝達ロッド118の下方クロスバー120は、衝撃ボディ74に加えられる所定の力に応答して、カム面134a、134b上で上方アーマチャに向かって移動する。図5に示す好ましい実施形態では、カム面134a、134bは、対応するランプ132により形成され、下方クロスバー120をランプ132内に保持する。伝達ロッド118には、下方クロスバー120をランプ132内に更に保持すべくランプ132に当接する、下方クロスバー120に固定されたワッシャのようなリテーナ(図示せず)を設けることができる。
骨盤支持機構54の作動において、追突により、乗員24が衝撃ボディ74に力を加え、衝撃ボディ74は同時的に背もたれ12の後側48に向かって移動する。この移動により、衝撃ボディ74は、特に、リンキングロッド122が衝撃ボディ74に取付けられた、衝撃ボディ74の下端部78で、伝達ロッド118に当接される。この当接により、ランプ132内の伝達ロッド118の下方クロスバー120は、カム面134a、134b上で移動され、伝達ロッド118が上方アーマチャ50に向かって上方移動するように案内される。より詳しくは、下方クロスバー120が、最初に、第一カム面134a上で上方かつ後方に移動し、衝撃が充分に大きい場合には、次に、下方クロスバー120が第二カム面134b上で上方に移動する。この移動により、リンキングロッド122のベンド130が上方アーマチャ50のタブ126に当接し、これにより、上方アーマチャ50が枢動され、最終的にヘッドレスト36が乗員24の頭部および首領域32の方向に移動される。当業者ならば、ランプ132および衝撃ボディ74が背もたれ12内のいずれかの場所に配置されていて、腰椎領域28および胸部領域30を含む乗員24のいずれかの領域からの入力により、下方アーマチャ52が上方に向かって移動されかつ上方アーマチャ50に作用することによりヘッドレスト36が乗員24に向かって移動されることは理解されよう。
衝撃ボディ74の移動により、腰椎支持機構56も作動される。より詳しくは、衝撃ボディ74の移動により、取付けブラケット82およびリンケージ80が背もたれ12の後側48に向かって移動され、これにより、カプラ104が背もたれ12の後側48に向かって引張られる。カプラ104は、次に、上方アーマチャ50のリンケージ64を引張り、上方アーマチャ50を枢着点65の回りで枢動させる。これにより、上方アーマチャ50が枢動され、最終的に、ヘッドレスト36が乗員24の頭部および首領域32に向かって移動される。
また、乗員24からの力により胸部支持機構58が作動される。より詳しくは、乗員24からクロスバー96および拡大部分102に加えられた力により、カプラ104が背もたれ12の後側48の方向に移動される。これにより上方アーマチャ50が枢動され、最終的にヘッドレスト36が乗員24の頭部および首領域32に向かって移動される。
付勢部材68は、上方支持アーマチャ50を直立位置に戻す。付勢部材68はまた、例えば乗員が車両シート組立体10内で姿勢を後方に傾ける場合のように、乗員から加えられる力のレベルが小さいときは、上方アーマチャ50が不必要に移動することを防止する。付勢部材68のばね強度は、所定レベルを超える力によってのみ、下方アーマチャ52が上方アーマチャ50を作動させるように調節されるのが好ましい。所定レベルの力は、平均的な追突時の力に基いて選択されるのが好ましい。
骨盤支持機構54、腰椎支持機構56および胸部支持機構58は、協働して上方アーマチャ50を枢動させ、これにより、ヘッドレスト36を乗員24の頭部および首領域32に向けて移動させ、追突時の乗員24の頭部および首領域32の支持を改善する。当業者ならば、車両シート組立体10の機構学的構造が、骨盤支持機構54、腰椎支持機構56および胸部支持機構58を協働させることができることは理解されよう。例えば、連結点114が枢着点65に対し、特に、下方および後方に配置されているため、カプラ104が全体的に後方に移動することにより上方アーマチャ50が回転される。同様に、上方アーマチャ50のタブ126がクロスバー60の前方かつ枢着点65の後方に配置されており、伝達ロッド118の全体的な上方移動により上方アーマチャ50が回転される。また当業者ならば、本発明の範囲を逸脱することなく、車両シート組立体10には、骨盤支持機構54、腰椎支持機構56および胸部支持機構58のうちの1つまたは2つのみを組込むことができることは理解されよう。
要約するならば、本発明の車両シート組立体10は、乗員24により背もたれ12に伝達される力に対する応答性が優れたアクティブヘッドレストシステム34を提供する。車両シート組立体10は、乗員24からの力を、より効率的かつ迅速にヘッドレスト36に伝達して、ヘッドレスト36を乗員24に向けてより有効に作動させ、これにより、追突時に乗員24を首尾良く支持できる。最後に、本発明の車両シート組立体10は、比較的効率的で、軽量かつ頑丈で、コスト有効性に優れたシステムのこれらの特定問題に対処できるものである。
以上、本発明を図示により説明した。本明細書において使用した用語は説明用語の本質を意味するものであって、限定的なものではないことを理解されたい。上記開示から、本発明に多くの変更を施すことができる。従って、本発明は、特許請求の範囲内で、特に説明したもの以外の実施を行うことができる。
概略的に示す車両シート組立体の乗員に関連して示された本発明の車両シート組立体の側面図である。 アクティブヘッドレストシステムを備えた本発明の車両シート組立体の一実施形態を前方から見た斜視図である。 図2に示した車両シート組立体を後方から見た斜視図である。 図2に示した車両シート組立体の上端部を側方から見た斜視図である。 図2に示した車両シート組立体の下端部を側方から見た斜視図である。
符号の説明
10 車両シート組立体
12 背もたれ
34 アクティブヘッドレストシステム
36 ヘッドレスト
50 上方アーマチャ
52 下方アーマチャ
54 骨盤支持機構
56 腰椎支持機構
58 胸部支持機構
64 リンケージ
68 付勢部材
74 衝撃ボディ

Claims (6)

  1. 後方側を有する背もたれフレームと、
    該背もたれフレームにより作動可能に支持されたアクティブヘッドレストシステムと、を有し、
    該アクティブヘッドレストシステムは、背もたれフレームに対して移動可能に取付けられた上方アーマチャと、該上方アーマチャに取付けられたヘッドレストと、上方アーマチャに対して作動可能に取付けられた下方アーマチャとを有し、該下方アーマチャは、衝撃ボディと、少なくとも1つのカプラと、衝撃ボディおよび上方アーマチャに対して作動可能に取付けられた少なくとも1つの伝達ロッドとを有し、前記カプラは、上方アーマチャに枢着された上方部材と背もたれフレームに枢着された下方部材とを備え、上方部材は下方部材に枢着されており、前記下方アーマチャは、前記下方アーマチャに加えられた所定の力に応答して前記後方側に向かって移動するべく作動でき、前記伝達ロッドは、前記衝撃ボディに加えられる所定の力に応答して上方アーマチャの方向に移動しかつ上方アーマチャに作用してヘッドレストを乗員の方向に移動させるべく作動でき、前記下方アーマチャは、さらに、前記少なくとも1つのカプラに設けられたクロスバーを有し、前記クロスバーに所定の力が加わると、前記少なくとも1つのカプラが前記背もたれフレームの後方側に向かって移動することを特徴とする車両シート組立体。
  2. 前記下方アーマチャは少なくとも1つのランプを更に有し、該ランプは、ほぼ上方アーマチャの方向に延びている少なくとも1つのカム面を備え、伝達ロッドは、衝撃ボディに加えられる所定の力に応答して上方アーマチャの方向にカム面上で移動できるようにカム面上に支持されていることを特徴とする請求項1記載の車両シート組立体。
  3. 前記下方アーマチャは更に、
    衝撃ボディおよびカプラに対して作動可能に取付けられたリンケージを有し、カプラは、衝撃ボディに加えられる所定の力に応答して前記後側に向かって移動するように作動できることを特徴とする請求項1記載の車両シート組立体。
  4. 前記上方アーマチャは背もたれフレームに枢着されていることを特徴とする請求項1記載の車両シート組立体。
  5. 上方アーマチャはクロスバーおよび少なくとも1つのリンケージを有し、該リンケージは、前記上方アーマチャのクロスバーに対して固定的に取付けられ、カプラに枢着されかつ背もたれフレームに枢着されていることを特徴とする請求項1記載の車両シート組立体。
  6. 前記リンケージおよび背もたれフレームに対して作動可能に取付けられた少なくとも1つの付勢部材を更に有し、該付勢部材は、ヘッドレストを直立位置に向けて付勢すべく作動できることを特徴とする請求項5記載の車両シート組立体。
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