JP5155218B2 - 電子部品装着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品を部品供給装置より吸着ノズルにより吸着して取出し、位置決めされた基板上に装着する電子部品装着装置に関する。特に、電子部品を供給する部品供給装置と、駆動源により一方向に移動可能な一対のビームと、それぞれ吸着ノズルを備えて前記各ビームに沿った方向に駆動源により移動可能な装着ヘッドとを備えた電子部品装着装置に関する。
この種の電子部品装着装置は、例えば、特許文献1などに開示されている。一般に、電子部品を供給する部品供給装置は基板を搬送する搬送装置の両外方にそれぞれ設けられ、装着ヘッドを備えたビームは前記各部品供給装置に対応して一対設けられる。即ち、各ビームと各部品供給装置は対応しており、一方のビームの装着ヘッドは対応する部品供給装置のみから電子部品を取出して基板上に装着するのが一般的である。
特開2006−286707号公報
しかし、双方の装着ヘッドが電子部品を吸着保持して、基板の装着位置に移動するとき、一方の装着ヘッドの軌道が他方の装着ヘッドの軌道と干渉するために、干渉を回避するために、例えば一方の装着ヘッドをY軸方向に退避させてからX軸方向に移動させたときには、この退避動作のために、一方の装着ヘッドの経路が長くなり、時間のロスが発生して装着時間も長くなり、この結果、生産効率が悪いものとなっていた。
そこで、本発明は、一方の装着ヘッドと他方の装着ヘッドとの干渉を回避しつつ、生産効率を極力向上することを目的とする。
このため第1の発明は、電子部品を供給する複数の部品供給ユニットを設けた部品供給装置と、駆動源により一方の軸方向に移動可能な一対のビームと、それぞれ吸着ノズルを備えて前記各ビームに沿った他方の軸方向に各駆動源により移動可能な一方の装着ヘッドと他方の装着ヘッドを備え、前記各駆動源を駆動して前記一方の装着ヘッドと前記他方の装着ヘッドとを基板と前記部品供給装置との間で移動させて、前記一方の装着ヘッドと前記他方の装着ヘッドに設けられた吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記基板上に装着する電子部品装着装置において、前記一方の装着ヘッドが移動するとき他方の装着ヘッドについて設定され、前記一方の装着ヘッドが侵入してはいけない干渉回避領域を算出し、移動を開始する何れか一方の装着ヘッドの目的位置への移動方向が前記一方の軸方向において前記干渉回避領域に近づくときには前記他方の軸の方向をトリガ軸とし、移動を開始する何れか一方の装着ヘッドの目的位置への移動方向が前記一方の軸方向において前記干渉回避領域から離れるときには前記一方の軸の方向をトリガ軸とし、前記干渉回避領域を避けるように前記装着ヘッドの前記トリガ軸の目的位置方向への移動を開始させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
第2の発明は、請求項1に記載の電子部品装着装置において、前記制御手段は、前記トリガ軸の方向への移動を開始した前記装着ヘッドが前記トリガ軸とは異なる軸方向への移動を開始する起動位置を前記装着ヘッドのトリガ軸方向の位置が前記干渉回避領域の前記トリガ軸方向の範囲から外れた位置に決定することを特徴とする。
本発明は、本発明は一方の装着ヘッドと他方の装着ヘッドとの干渉を回避しつつ、装着ヘッドを移動させ、生産効率を極力向上することができる。
実施の形態の電子部品装着装置の概略平面図である。 制御ブロック図である。 装着ヘッドが移動するときの制御を示すフローチャートである。 干渉を回避しつつ装着ヘッドが移動する経路の説明図である。 干渉を回避しつつ装着ヘッドが移動する他の経路の説明図である。 他の実施の形態の電子部品装着装置の概略平面図である。
以下図1乃至図5に基づいて、基板である例えばプリント基板上に電子部品を装着する電子部品装着装置について、第1の実施の形態を説明する。電子部品装着装置1には、プリント基板PをX方行に搬送する搬送装置2と、この搬送装置2の一方の側、即ち奥側(設置した装置では後側であり、図1においては上)に設けられ電子部品を供給する例えば複数の部品供給ユニット13を着脱自在に並べたカートなどの部品供給装置5と、搬送装置2の他方の側、即ち手前側(設置した装置では前側であり、図1においては下)に設けられ電子部品を供給する例えば複数の部品供給ユニット13を着脱自在に並べたカートなどの部品供給装置3と、駆動源により一方向に移動可能な一対のビーム7、8と、それぞれ吸着ノズルを備えて前記各ビーム7、8に沿った方向に各駆動源により移動可能な装着ヘッド10、11とが設けられている。
前記搬送装置2は電子部品装着装置1の中間部に配設され、上流側装置からプリント基板Pを受け継ぐ基板供給部と、前記各装着ヘッド10、11の各吸着ノズル101、111に吸着保持された電子部品を装着するために基板供給部から供給されたプリント基板Pを位置決め固定する位置決め部と、この位置決め部で電子部品が装着されたプリント基板Pを受け継いで下流側装置に搬送する排出部とから構成される。
又、前記部品供給装置3、5はフィーダベース12を備え、それぞれのフィーダベース12の各レーンには複数の部品供給ユニット13が着脱自在に並べられており、種々の電子部品を夫々その部品取出し部(部品吸着位置)に1個ずつ供給する。
X方向に長い前後一対の一方の側(トレイフィーダ7側)のビーム7と、他方の側(部品供給装置3側)のビーム8は、各Y方向リニアモータ9の駆動により左右一対の前後に延びたガイドに沿って前記各ビームに固定されたスライダが摺動して個別にY方向に移動する。前記Y方向リニアモータは、左右一対の基体1A、1Bに沿って固定された上下一対の固定子と、前記ビーム7、8の両端部に設けられた取付板の下部に固定された可動子9aとから構成される。
又、前記ビーム7、8にはその長手方向(X方向)にX方向リニアモータ23(図2参照)によりガイドに沿って移動する装着ヘッド10、11が夫々内側に設けられており、前記X方向リニアモータは各ビーム7、8に固定された前後一対の固定子と、各固定子の間に位置して前記装着ヘッド10、11に設けられた可動子とから構成される。
従って、各装着ヘッド10、11は向き合うように各ビーム7、8の内側に設けられ、前記搬送装置2の位置決め部上のプリント基板Pや部品供給装置3、5の部品供給ユニット13の部品取出し位置上方を移動する。
そして、各装着ヘッド10、11には例えば4本の各バネにより下方へ付勢されている吸着ノズル101、111が円周上に所定間隔を存して配設されており、各装着ヘッド10、11の3時と9時の位置に位置する吸着ノズルにより並設された複数の部品供給ユニット13から電子部品を同時に取出しすることも可能である。この吸着ノズルは上下軸モータ25(図2参照)により昇降可能であり、又θ軸モータ26(図2参照)により装着ヘッド10、11を鉛直軸周りに回転させることにより、結果として各装着ヘッド10、11の各吸着ノズル5はX方向及びY方向に移動可能であり、垂直線回りに回転可能で、且つ上下動可能となっている。
又、各装着ヘッド10、11には基板認識カメラ14、14が設けられ、位置決めされているプリント基板Pに付された位置決めマークを撮像する。又、部品認識カメラ15で、各吸着ノズルに吸着保持された電子部品を一括して撮像する。
図2は電子部品装着装置1の電子部品装着に係る制御のための制御ブロックであり、以下説明する。電子部品装着装置1の各要素は制御装置であるCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)16が統括制御しており、この制御に係るプログラムを格納するROM(リ−ド・オンリー・メモリ)36及び各種データを格納するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)17がバスライン18を介して接続されている。又、CPU16には操作画面等を表示するモニタ20及びこのモニタ20の表示画面に形成された入力手段としてのタッチパネルスイッチ21がインターフェース22を介して接続されている。又、前記Y方向リニアモータ9等が駆動回路24、インターフェース22を介して前記CPU16に接続されている。
前記RAM17には、生産するプリント基板Pの種類(基板種)毎にNCデータが格納されているが、このNCデータはオペレーションデータ、段取りデータ、装着データ等から構成される。前記オペーレーションデータはNCデータ名であるコメント、プリント基板のX方向及びY方向のサイズ、プリント基板の厚み、先付部品の有無、先付部品の高さ、基板仕上げモードから構成される。又、RAM17には、生産する異なる複数の基板種のプリント基板に電子部品を供給する部品供給ユニット13を極力載置し、生産する基板種が変った場合でも、部品供給装置3、5の部品供給ユニット13の交換作業を極力回避するように予め設定した部品配置データが格納されている。
又、前記RAM17には、形状データ・認識データ・制御データ・部品供給データから構成して各電子部品の特徴を表す部品ライブラリデータ等も格納されている。
更に、例えば、前記装着データには、装着ヘッド11が移動を開始するときの装着ヘッド10について、目的位置がRAM17に格納されている。又、装着ヘッド11についても目的位置がRAM17に格納されている。
27はインターフェース17を介して前記CPU16に接続される認識処理装置で、前記基板認識カメラ14や部品認識カメラ15により撮像して取込まれた画像の認識処理が認識処理装置27にて行われ、CPU16に処理結果が送出される。即ち、CPU16は基板認識カメラ14や部品認識カメラ15により撮像された画像を認識処理(位置ずれ量の算出など)するように指示を認識処理装置27に出力すると共に、認識処理結果を認識処理装置27から受取るものである。
以上の構成により、以下動作について説明する。
先ず、作業者はモニタ20に表示されたタッチパネルスイッチ21を押圧操作し、これから生産するプリント基板Pの種類を指定し、運転スイッチを押圧することにより、電子部品装着装置1は生産運転を開始させる。
そして、矢印33に示したように、プリント基板Pが上流側装置(図示せず)より受継がれて搬送装置2の供給部上に存在すると、供給部上のプリント基板Pを位置決め部へ移動させ、このプリント基板Pの平面方向及び上下方向における位置決めがなされて固定する。
そして、プリント基板Pの位置決めがされると、手前側のビーム8がY軸方向リニアモータの駆動により前後に延びたガイドに沿ってY軸方向に移動すると共にX軸方向リニアモータにより装着ヘッド11がX軸方向に移動し、部品供給ユニット13の部品取出し位置上方まで移動して上下軸モータの駆動により吸着ノズル111を下降させて部品供給ユニット13から電子部品を取り出す。この場合、装着ヘッド10をX軸方向に移動させると共に回転させ、更に吸着ノズル111を昇降させることにより、複数の吸着ノズル111が部品供給ユニット13から電子部品を取り出すことができる。又、手前側のビーム8と同様に、奥側のビーム7がY軸方向リニアモータ9の駆動により前後に延びたガイドに沿ってスライダが摺動してY軸方向に移動すると共にX軸方向リニアモータ23により装着ヘッド10がX軸方向に移動し、部品供給ユニット13の部品取出し位置上方まで移動して上下軸モータの駆動により吸着ノズル101を下降させて部品供給ユニット13から電子部品を取り出す。この場合、装着ヘッド11をX軸方向に移動させると共に回転させ、更に吸着ノズル101を昇降させることにより、複数の吸着ノズル101が部品供給ユニット13から電子部品を取り出すことができる。
即ち、初めに、装着データの例えばステップに従って、部品供給装置5の部品供給ユニット13から手前側のビーム8に設けられた装着ヘッド11により4個の電子部品が順に取出され、又、部品供給装置3の部品供給ユニット13から奥側のビーム7に設けられた装着ヘッド10により4個の電子部品が順に取出される。即ち、奥側のビーム7に設けられた装着ヘッド10の4本の吸着ノズル101が部品供給ユニット13から電子部品を順番に取り出すと同時に、手前側のビーム8に設けられた装着ヘッド11の4本の吸着ノズル111が部品供給ユニット13から電子部品を取り出すというように、それぞれの装着ヘッド10、11が対応するステップに従って4個の電子部品を吸着して取り出す。このとき、手前側の対向ヘッド10による部品吸着の開始と奥側の装着ヘッド10による部品吸着の開始とが、又手前側の装着ヘッド11による全ての部品の吸着の終了と奥側の装着ヘッド10による全ての部品の吸着の終了とがずれるときもある。
又、この取出した後は、両装着ヘッド10、11の吸着ノズル101、111を上昇させて、装着ヘッド10、11を部品認識カメラ15上方を通過させ、この移動中に両装着ヘッド10、11の4本の吸着ノズル101、111に吸着保持されたそれぞれ4個の電子部品を一括して撮像して、この撮像された画像を認識処理装置27が認識処理して各吸着ノズル101、111に対する電子部品の位置ズレを把握する。
その後、両ビーム7、8の各装着ヘッド10、11に設けられた基板認識カメラ8を各プリント基板P上方へ移動させて、搬送装置2上で位置決めされているプリント基板Pに付された位置決めマークを撮像し、この撮像された画像を認識処理装置27が認識処理して各プリント基板Pの位置を把握する。そして、装着データの装着座標にそれぞれのプリント基板Pの位置認識結果及び各部品認識処理結果を加味して、各吸着ノズル101、111が位置ずれを補正しつつ、それぞれ電子部品を各プリント基板P上に装着する。
即ち、手前側のビーム8に設けられた装着ヘッド11の吸着ノズル111は部品供給装置3から供給されて吸着保持した電子部品をプリント基板P上に補正しつつ順次装着すると共に、奥側のビーム7に設けられた装着ヘッド10の吸着ノズル101は部品供給装置5から供給され吸着保持した電子部品をプリント基板P上に補正しつつ順次装着する。この場合、両ビーム7、8の装着ヘッド10と装着ヘッド11とが衝突、即ち、干渉しないように対応するY軸方向リニアモータ9及びX軸方向リニアモータ23がCPU16により制御される。このとき、手前側の装着ヘッド11による部品装着の開始と奥側の装着ヘッド11による部品装着の開始とが、又手前側の対向ヘッド10による全ての部品の装着の終了と奥側の自ヘッド11による全ての部品の装着の終了とがずれるときもある。
以下、奥側の装着ヘッド10と手前側の装着ヘッド11とが移動するときの各装着ヘッド間の干渉を回避する動作について説明する。
例えば、前記装着データに基づいて先行装着ヘッドである装着ヘッド(以下、対向ヘッドという)10が先行して移動を開始した後に後発装着ヘッドである装着ヘッド(以下、自ヘッドという)11が移動を開始する場合について説明する。
まず、対向ヘッド10が電子部品をプリント基板Pに装着するために、移動を開始するとき、即ち、CPU16が動作命令を出力すると、CPU16は駆動回路24を介して対向ヘッド10に係るX軸方向リニアモータ23及びY軸方向リニアモータ9へ運転信号を出力し、各リニアモータは動作してXY軸は起動し、対向ヘッド10は直ちに移動を開始する。そして、対向ヘッド10が目的位置に到達し、位置決め完了するまで対向ヘッド10は移動する。
この対向ヘッド10の移動途中、対向ヘッド10について、CPU16はRAM17に格納されている目的位置(後述するように、装着ヘッド11についても自ヘッドとして移動開始時に目的位置が保存される。)を取得する。又、CPU16は対向ヘッド10の現在位置をX方向及びY方向についてリニアモータ9、23に備えられた現在位置を検出するエンコーダ等の検出器の情報を読み取り取得する。そして、取得した目的位置と現在位置とに基づいて干渉を回避するための動作領域(以下、干渉回避領域という。)がCPU16により算出され、一旦、RAM17に格納される。例えば図4に示したように、干渉回避領域72は現時点での対向ヘッド10の位置である移動開始前の現在位置70と移動目的位置である例えばプリント基板の装着位置(以下、目的位置という。)71とを結ぶ軌跡を対角線とした矩形のロックエリア(点線73で示した区域内)の周囲に更に、他のヘッド、即ち、自ヘッド11との干渉を確実に回避するためにヘッドの寸法、ヘッドの移動速度等を考慮して予め設定された安全領域を追加した領域である。この矩形の干渉回避領域72の各辺は、X軸方向とY軸方向に平行に設定する。
なお、干渉回避領域の設定方法は上述した方法に限定されるものではなく、自ヘッド(一方の装着ヘッド)11又は対向ヘッド(他方の装着ヘッド)10が移動するときの両ヘッドの干渉を回避するための領域として設定すればよい。
又、自ヘッド11の目的位置がRAM17に格納されており、対向ヘッド10の移動開始後に、停止している状態から移動を開始する側の自ヘッド11について、CPU16はRAM17に格納されている目的位置を取得し、更に、自ヘッド11の現在位置を取得する。
次に、自ヘッド11が移動するときの干渉回避制御について、図3に示したフローチャート及び図4に示した経路の説明図に基づいて詳細に説明する。
まず、CPU16はRAM17から干渉回避領域の情報を取得する(ステップ1)。そして、自ヘッド11が移動するときの干渉回避領域72のデータと移動を開始する自ヘッド11の移動方向とに基づいてトリガ軸を決定する(ステップ2)。
このトリガ軸の決定時には、移動を開始する自ヘッド11の目的位置への移動方向が、ビーム8の移動方向である一方の軸の方向、即ち、Y軸方向において、干渉回避領域72に近づく方向のときには、他方の軸、即ち、X軸の方向がトリガ軸と決定される。又、自ヘッド11の目的位置への移動方向が、Y軸方向において、干渉回避領域72から離れる方向のときには、Y軸(一方の軸)方向がトリガ軸と決定される。
即ち、図4に実線矢印75にて示し自ヘッド11の現在位置76から目的位置77への移動方向でのY軸方向が、干渉回避領域72に近づく方向のときには、矢印78に示したように、X軸の方向がトリガ軸と決定される。以下、矢印78をトリガ軸78とする。
又、CPU16は、トリガ軸78の方向への移動を開始した自ヘッド11がトリガ軸78とは異なる軸方向、即ち、Y軸方向へ移動を開始する位置である起動位置を干渉回避領域72のデータに基づいて求める(ステップ3)。
起動位置は、自ヘッド11のトリガ軸78方向の位置が干渉回避領域72のトリガ軸78方向の範囲(図4に示した範囲80)から外れた位置に決定される。起動位置81は、図4に示したように、範囲80から更にX軸方向に予め設定された寸法82外側に離れた位置であり、このように起動位置81が決定されるので、自ヘッド11の移動中に対向ヘッド10と干渉することを確実に回避することができる。
なお、例えば、自ヘッド11と干渉回避領域72とのY軸方向の間隔に応じて、即ち、間隔が大きいほど起動位置を現在位置76に近づけてよく、干渉回避領域72のトリガ軸78方向の範囲(図4に示した範囲80)内に位置させてもよい。このようにすることによって、自ヘッド11が目的位置に到達するまでの経路を極力短くすることができ、この結果、生産効率を極力向上することができる。
そして、CPU16からの信号に基づいてX方向駆動モータ23が駆動し、トリガ軸が起動する(ステップ4)。自ヘッド11が、まずビーム8に沿い、干渉回避領域72との間に間隔を維持しながら移動し、この結果、自ヘッド11は対向ヘッド10との干渉を回避しながらトリガ軸78方向へ移動することができる。
このトリガ軸78の移動中、CPU16は、自ヘッド11のトリガ軸方向の現在位置をX方向についてリニアモータ23に備えられたエンコーダ等の検出器の情報を読み取り取得する(ステップ5)。そして、自ヘッド11がトリガ軸78方向への移動を開始した後、CPU16は、トリガ軸78方向の自ヘッド11の現在位置がY軸方向への移動を開始する起動位置、即ち、もう1軸方向への起動位置81に到達したか否かを判断する(ステップ6)。
自ヘッド11が移動して、トリガ軸方向の現在位置が起動位置81に到達したとCPU16が判断したときには、CPU16は信号を出力し、この信号に基づいてY方向駆動モータ9が駆動し、もう1軸が起動する(ステップ7)。この結果、図4に破線矢印83で示したように、自ヘッド11は対向ヘッド10との干渉を回避しながらトリガ軸78方向に併せて、トリガ軸78方向と異なるY軸方向への移動を開始する。この結果、自ヘッド11のトリガ軸78方向への移動中、対向ヘッド10との干渉を回避しつつ、極力早くY軸方向への移動を開始させることができ、生産効率を極力向上することができる。
その後も、CPU16は、自ヘッド11の現在位置をX方向(トリガ軸方向)及びY方向についてリニアモータ9、23に備えられたエンコーダ等の検出器の情報を読み取り取得し、自ヘッド11が目的位置77に到達したか否か、即ち、位置決めが完了したか判断し、完了を待つ(ステップ8)。
そして、自ヘッド11が目的位置77に到達して位置決めが完了すると、リニアモータ9、23は目的位置で同時に停止する。
なお、上述した例では、自ヘッド11は目的位置77には、■方向及びY軸方
向同時に到達したが、自ヘッド11が対向ヘッド10との干渉を回避しつつ移動すればよく、何れか一方の軸方向が先に目的位置(座標)に到達してもよく、例えば自ヘッド11がX方向(トリガ軸方向)とY方向との何れかの方向について他の方向より早く目的位置に到達したときには、到達した方向への移動は先に停止し、未到達の方向のみへ自ヘッド11は移動する。
以下、自ヘッド11が移動するときの他の干渉回避制御について、図3に示したフローチャート及び図5に示した経路の説明図に基づいて説明する。なお、図4と同様の構成等については、同じ符号を付しその詳細な説明は省略する。
まず、CPU16は図4に示した例と同様に、RAM17から干渉回避領域の情報を取得する(ステップ1)。そして、自ヘッド11が移動するときの干渉回避領域72のデータと移動を開始する自ヘッド11の移動方向とに基づいてトリガ軸を決定する(ステップ2)。
即ち、図5に実線矢印95にて示し自ヘッド11の現在位置96から目的位置97への移動方向でのY軸方向が、干渉回避領域72に近づく方向のときには、破線の矢印98に示したように、Y軸の方向がトリガ軸と決定される。以下、矢印98をトリガ軸98とする。
又、CPU16は、トリガ軸98の方向への移動を開始した自ヘッド11がトリガ軸98とは異なる軸方向、即ち、X軸方向へ移動を開始する位置である起動位置を干渉回避領域72のデータに基づいて求める(ステップ3)。
起動位置は、自ヘッド11のトリガ軸98方向の位置が干渉回避領域72のトリガ軸98方向の範囲(図5に示した範囲90)から外れた位置に決定される。起動位置91は、図5に示したように、範囲90から更にY軸方向に予め設定された寸法92外側に離れた位置であり、このように起動位置91が決定されるので、自ヘッド11の移動中に対向ヘッド10と干渉することを確実に回避することができる。
なお、例えば、自ヘッド11と干渉回避領域72とのX軸方向の間隔に応じて、即ち、間隔が大きいほど起動位置を現在位置96に近づけてよく、干渉回避領域72のトリガ軸98方向の範囲(図5に示した範囲90)内に位置させてもよい。このようにすることによって、自ヘッド11が目的位置に到達するまでの経路を極力短くすることができる。
そして、CPU16からの信号に基づいてY方向駆動モータ9が駆動し、トリガ軸が起動する(ステップ4)。まずビーム8が移動し、自ヘッド11が干渉回避領域72との間に間隔を維持しながら移動し、この結果、自ヘッド11は対向ヘッド10との干渉を回避しながらトリガ軸98方向へ移動することができる。
このトリガ軸98の移動中、CPU16は、自ヘッド11のトリガ軸方向の現在位置をY方向についてリニアモータ9に備えられたエンコーダ等の検出器の情報を読み取り取得する(ステップ5)。そして、自ヘッド11がトリガ軸98方向への移動を開始した後、CPU16は、トリガ軸98方向の自ヘッド11の現在位置がX軸方向への移動を開始する起動位置、即ち、もう1軸方向への起動位置91に到達したか否かを判断する(ステップ6)。
自ヘッド11が移動して、トリガ軸方向の現在位置が起動位置91に到達したとCPU16が判断したときには、CPU16は信号を出力し、この信号に基づいてX方向駆動モータ23が駆動し、もう1軸が起動する(ステップ7)。この結果、図5に破線矢印93で示したように、自ヘッド11は対向ヘッド10との干渉を回避しながらトリガ軸98方向に併せて、トリガ軸98方向と異なるX軸方向への移動を開始する。
その後も、CPU16は、自ヘッド11の現在位置をX方向(トリガ軸方向)及びY方向についてリニアモータ9、23に備えられたエンコーダ等の検出器の情報を読み取り取得し、自ヘッド11が目的位置97に到達したか否か、即ち、位置決めが完了したか判断し、完了を待つ(ステップ8)。
そして、自ヘッド11が目的位置97に到達して位置決めが完了すると、リニアモータ9、23は停止する。
なお、この例においても、自ヘッド11の移動時、自ヘッド11がX方向(トリガ軸方向)とY方向との何れかの一方の方向についての目的位置に他方より早く到達したときには、到達した方向への移動は先に停止し、未到達の方向のみへ自ヘッド11は移動する。
なお、上述した実施の形態において、自ヘッド11が対向ヘッド10との干渉を回避しつつ移動する例を説明したが、自ヘッド10が対向ヘッドではなく、他の構造物、例えば、部品供給ユニット13の代わりに設けられ、電子部品を供給するトレイを積層したトレイユニットの場合に、トレイユニットとの干渉を回避するために、上述した図3のフローチャートに示したようにトリガ軸及び起動位置を決定し、自ヘッド11を移動させてもよい。
又、自ヘッド11が対向したビーム7と干渉する虞があり、ビーム7との干渉を確実に回避しつつ移動するときにも、上述した図3のフローチャートに示したようにトリガ軸及び起動位置を決定し、自ヘッド11を移動させてもよい。
更に、例えば吸着ミスした電子部品を廃棄するために自ヘッド11が移動するとき、電子部品の落下を極力回避する必要があるフラックスが付いたプリント基板の上方を自ヘッド11が避けて移動するときにも、プリント基板を干渉回避領域とし、図3のフローチャートに示したようにトリガ軸及び起動位置を決定し、自ヘッド11を移動させてもよい。
又、図6に示したように自ヘッド11と対向ヘッド10との双方が例えば部品供給装置5の上方へ乗り入れし、電子部品を取り出すときの各装着ヘッドの干渉を回避するときの自ヘッド11と対向ヘッド10との移動時においても、上述したように図3に示したフローチャートに沿って制御することにより、各ヘッドの干渉を回避することができる。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
1 電子部品装着装置
2 搬送装置
3 部品供給装置
5 部品供給装置
7、8 ビーム
10 装着ヘッド(対向ヘッド)
11 装着ヘッド(自ヘッド)
13 部品供給ユニット
16 CPU(制御装置)
17 RAM(記憶装置
72 干渉回避領域
78、98 トリガ軸
81、91 起動位置
101、111 吸着ノズル
P プリント基板

Claims (2)

  1. 電子部品を供給する複数の部品供給ユニットを設けた部品供給装置と、駆動源により一方の軸方向に移動可能な一対のビームと、それぞれ吸着ノズルを備えて前記各ビームに沿った他方の軸方向に各駆動源により移動可能な一方の装着ヘッドと他方の装着ヘッドを備え、前記各駆動源を駆動して前記一方の装着ヘッドと前記他方の装着ヘッドとを基板と前記部品供給装置との間で移動させて、前記一方の装着ヘッドと前記他方の装着ヘッドに設けられた吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記基板上に装着する電子部品装着装置において、
    前記一方の装着ヘッドが移動するとき他方の装着ヘッドについて設定され、前記一方の装着ヘッドが侵入してはいけない干渉回避領域を算出し、移動を開始する何れか一方の装着ヘッドの目的位置への移動方向が前記一方の軸方向において前記干渉回避領域に近づくときには前記他方の軸の方向をトリガ軸とし、移動を開始する何れか一方の装着ヘッドの目的位置への移動方向が前記一方の軸方向において前記干渉回避領域から離れるときには前記一方の軸の方向をトリガ軸とし、前記干渉回避領域を避けるように前記装着ヘッドの前記トリガ軸の目的位置方向への移動を開始させる制御手段とを備えたことを特徴とする電子部品装着装置。
  2. 前記制御手段は、前記トリガ軸の方向への移動を開始した前記装着ヘッドが前記トリガ軸とは異なる軸方向への移動を開始する起動位置を前記装着ヘッドのトリガ軸方向の位置が前記干渉回避領域の前記トリガ軸方向の範囲から外れた位置に決定することを特徴とする請求項1に記載の電子部品装着装置。
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