JP5154248B2 - 電子目次本機能を有するカラオケシステム - Google Patents
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Description
この特許文献1に記載されている技術は、所定の検索モードにおいてヒットした楽曲の中から、利用者が任意の楽曲を指定した状態で新譜データ抽出操作を行った場合、当該指定楽曲と同じアーティストに属する新譜データがあれば、これを表示させる機能を有している。
また、利用者が常に同じ楽曲ばかり歌唱していたのでは、レパートリーが増えず歌唱がマンネリ化してしまう。そこで、自らが歌い慣れていない楽曲にチャレンジして、レパートリーを増やしたいという要望がある。
すなわち、本発明の電子目次本機能を有するカラオケシステムは、任意のカラオケ演奏端末にシステムログインした利用者が所望する楽曲を検索して表示部に一覧表示し、一覧表示された検索結果の中から特定された楽曲を予約登録するための電子目次本機能を有するカラオケシステムに関するものである。
また、一覧表示制御手段は、電子目次本機能を用いて利用者が選曲を行う際に、当該利用者の利用者IDに基づいて利用者別持ち歌管理手段で管理されている楽曲を除外して一覧表示するための手段である。
したがって、選曲を行う利用者に馴染みがない楽曲をいち早く探し当てて、当該楽曲にチャレンジすることにより、レパートリーを増やすことができ、カラオケシステムを用いた歌唱の楽しさを増大させることができる。
本発明の実施形態に係るカラオケシステムは、利用者が所望する楽曲を検索して表示部に一覧表示し、一覧表示された検索結果の中から特定された楽曲を予約登録するための電子目次本機能を備えている。
図1は、本発明の実施形態に係る電子目次本機能を備えたカラオケシステムの概略構成を示すもので、図1(a)は通信ネットワークを用いてカラオケシステムを構成した場合の模式図、図1(b)はホスト装置の概略構成を示すブロック図である。
ホスト装置11は、図1(b)に示すように、送受信部21、制御手段22、データ処理手段23、顧客データベース24を備えている。
送受信部21は、各カラオケ演奏端末13との間でデータの送受信を行うための手段であり、通信ネットワーク12における通信方式の整合性を保つための通信回路やソフトウェアにより構成される。制御手段22は、ホスト装置11を統括的に制御するための手段であり、CPU及びその周辺機器を含んで構成され、CPU等がROM等に格納されたアプリケーションプログラムに従って動作することにより制御機能を発揮するようになっている。
データ処理手段23は、顧客データベース24にアクセスして、データの抽出、変更、追加を処理するためのプログラムからなる。顧客データベース24は、利用者毎に利用者情報が登録されたデータベースである。この顧客データベース24は、利用者毎に、利用者ID、氏名、セカンドネーム(例えば愛称)、住所、電話番号、生年月日、性別、職業等が関連付けて構成されている。
さらに、この顧客データベース24には、利用者別持ち歌管理テーブル25が含まれている。利用者別持ち歌管理テーブル25は、各利用者自らが歌唱を所望する楽曲(登録楽曲)を当該利用者の利用者IDに紐付けして管理すると共に、任意のカラオケ演奏端末13において各利用者がシステムログインする毎に、各々ログアウトするまでの間に、当該利用者の利用者IDに紐付けして選曲された楽曲を管理するためのテーブルである。すなわち、利用者別持ち歌管理テーブル25では、利用者毎に、歌唱経験がある楽曲と、歌唱経験はないが、自らの持ち歌として登録された楽曲が、当該利用者の利用者IDに紐付けされて管理されている。
本実施形態では、制御手段22、データ処理手段23、利用者別持ち歌管理テーブル25が利用者別持ち歌管理手段として機能する。
図3は、本発明の実施形態に係るカラオケ演奏端末の構成を示すブロック図である。
カラオケ演奏端末13は、図3に示すように、カラオケ本体31、遠隔入出力端末32、ミキシングアンプ35、スピーカ36、マイクロホン37、表示手段38を備えている。カラオケ本体31と表示手段38とは、有線方式又は無線方式により接続されている。また、ホスト装置11からカラオケ演奏端末13に対して、楽曲データ、更新楽曲データ、顧客データ、利用者別持ち歌データ等が送信される。
遠隔入出力端末32は、ユーザインタフェース機能を備えており、カラオケ本体31のローカル送受信手段47に対して有線方式又は無線方式によりデータの送受信を行うようになっており、データの送受信を行うための回路基板及びプログラムと、楽曲検索手段32aとして機能させるためのプログラムと、一覧表示制御手段32bとして機能させるためのプログラムと、楽曲索引データベース32cと、利用者別持ち歌リスト32dと、一時記憶領域であるフラッシュメモリ(図示せず)とを備えている。ここで利用される無線方式としては、例えば近接無線通信技術であるirDAやbluetooth(登録商標)等を挙げることができる。また、ユーザインタフェース機能として、例えば液晶ディスプレイとタッチセンサとを積層した入出力用表示部(図示せず)を備えており、入出力用表示部に表示されるアイコンや文字列にタッチすることにより、楽曲の選択やデータの入力を行うようになっている。
楽曲索引データベース32cは、カラオケ演奏端末13で演奏に供される楽曲についての属性情報を記述したデータベースであり、楽曲番号・曲名・歌手名・歌い出し部分の歌詞・流行時期・音楽ジャンル区分・デュエット曲か否かなど、種々の属性情報がこれに含まれている。なお、カラオケ演奏端末13がホスト装置11と通信を行う際に、適宜なタイミングで楽曲索引データベース32cの内容が最新のものに更新される。
利用者別持ち歌リスト32dは、ホスト装置11の利用者別持ち歌管理テーブル25に格納されたデータの中から、現に当該カラオケ演奏端末13にログインしている各利用者の利用者IDに基づいて、当該利用者の持ち歌データ(持ち歌である楽曲IDに関するデータ)を取得することにより作成されるリストである。各利用者の持ち歌データは、各利用者が当該カラオケ演奏端末13にログインした際に、他の利用者データと共に取得される。なお、各利用者の持ち歌データを取得するタイミングは、後に詳述するチャレンジ選曲が開始した時点であってもよい。
遠隔入出力端末32では、楽曲検索手段32aにより電子目次本機能が実現される。すなわち、楽曲検索手段32aにより実現される電子目次本機能を用いて、利用者が歌手名や楽曲名、リリース年、ジャンル等を入力すると、楽曲索引データベース32cを参照して、入出力用表示部に検索結果が一覧表示されるようになっている。そして、利用者は、一覧表示された検索結果の中から所望の楽曲を探し当てて選曲指定を行うことができる。
一覧表示制御手段32bは、電子目次本機能を用いて利用者が選曲を行う際に、当該利用者の利用者IDに基づいて、利用者別持ち歌リスト32dから当該利用者の持ち歌データを取得し、持ち歌である楽曲を除外して一覧表示したり、持ち歌である楽曲と持ち歌ではない楽曲とを識別可能に一覧表示したりするためのプログラムからなる。
この一覧表示制御手段32bは、利用者が歌い慣れていない楽曲をいち早く探し当てて、当該楽曲にチャレンジすることにより、レパートリーを増やそうとするようなチャレンジ選曲を行う場合に機能する手段である。
カラオケ本体31は、バス41、ネットワーク送受信手段42、中央制御手段43、ROM44、RAM45、HDD46、ローカル送受信手段47、予約管理手段48、音楽曲出力手段49、再生制御手段50、利用者ID取得手段33を備えている。なお、HDD46には、楽曲データベース46a、映像データベース46bが格納されている。
中央制御手段43は、カラオケ演奏端末13を総合的に制御するための手段であり、例えばCPU及びその周辺機器により構成されており、CPU等がROM44等に記憶されたアプリケーションプログラムに従って動作することにより、制御機能を発揮することができるようになっている。
ROM44は、カラオケ演奏端末13を構成する各機器を制御するためのアプリケーションプログラムデータや数値データを記憶するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。また、RAM45は、アプリケーションプログラムや種々のデータを一時的に読み込む一時記憶領域として機能するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。なお、物理的な半導体メモリによりRAM45を構成するのではなく、ハードディスク記憶装置等を用いて仮想的なRAM45を構成してもよい。本実施形態では、RAM45に、予約待ち行列45aが格納されている。
楽曲データベース46a及び映像データベース46bは、大容量記憶装置であるHDD46に格納されている。大容量記憶装置としては、HDD46の他に、データを書き替え可能なDVD等を用いることができる。
楽曲データベース46aは、演奏データ(MIDI(登録商標)データ)及び歌詞テロップデータが同期されて構成される楽曲データについて、楽曲IDと対応付けてそれぞれ格納したデータベースである。演奏データは各楽曲の演奏データをデジタル化したものであり、歌詞テロップデータは演奏データに同期された楽曲の歌詞文字データである。
映像データベース46bは、演奏される楽曲に対応した背景映像を、当該楽曲の楽曲IDに対応させた映像ファイルとして所定数格納したデータベースである。
音楽曲出力手段49は、楽曲IDに基づいて楽曲データベース46aから抽出された演奏データをデジタル再生すると共にアナログ変換してミキシングアンプ35に出力するための電子回路である。ミキシングアンプ35は、マイクロホン37から入力された歌唱者の歌唱音声と、音楽曲出力手段49から送出される演奏データとをミキシングすると共に、アンプ機能により増幅してスピーカ36より出力させるための装置である。なお、マイクロホン37の数は1本に限られず、2本以上であってもよい。
再生制御手段50は、カラオケ演奏中に、楽曲データベース46aから抽出された楽曲データのうちの歌詞テロップデータ(歌詞文字データ)を当該楽曲の演奏データに同期させて表示手段38に出力するための電子回路である。さらに、再生制御手段50は、遠隔入出力端末32を介した利用者からの操作指示による予約楽曲リストの表示等を表示手段38に表示させる機能も有している。
表示手段38は、カラオケ演奏時の映像、歌詞テロップ等を表示するための装置で、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等により構成される。
予約管理手段48は、利用者により遠隔入出力端末32における楽曲検索手段32aの機能を用いて選曲され、ローカル送受信手段47を介して送信された当該選曲者の利用者ID、及び選曲された楽曲IDを対応付けて予約待ち行列45aとしてRAM45に格納し、管理するためのプログラムである。なお、楽曲選択の表示や予約待ち行列45aの表示は、遠隔入出力端末32の入出力用表示部及び表示手段38のいずれか一方、あるいは双方で行うことができる。
ローカル送受信手段47は、遠隔入出力端末32との間でデータの送受信を行うための電子回路及びプログラムからなる。ネットワーク送受信手段42は、通信ネットワーク12を介してホスト装置11との間でデータの送受信を行う際に、通信ネットワーク12における通信方式の整合性を保つための電子回路及びプログラムからなる。
利用者ID取得手段33は、利用者がカラオケ演奏端末13にシステムログインする際に、利用者が所持するID媒体34から利用者IDを取得するための電子回路及びプログラムからなる。利用者ID取得手段33で取得した利用者IDは、RAM45に一時的に記憶される。ID媒体34は、例えば、非接触型のICカード、携帯電話、携帯情報端末等からなり、利用者IDを記憶して、利用者ID取得手段33との間でデータの送受信を行うことができるようになっている。
次に、本実施形態のカラオケシステムにおける一覧表示制御について説明する。図5は、一覧表示制御の手順を示すフローチャートである。
本実施形態に係る一覧表示制御では、遠隔入出力端末32の入出力用表示部に、選曲者である利用者の持ち歌を除外して一覧表示したり、持ち歌である楽曲と持ち歌ではない楽曲とを識別可能に一覧表示したりする(以下、チャレンジ選曲という)。すなわち、チャレンジ選曲とは、選曲を行う利用者に馴染みの薄い楽曲にチャレンジ可能な選曲態様である。
続いて、検索された楽曲が持ち歌か否かを判断する(S6)。ここで、検索された楽曲が持ち歌でなければ、当該楽曲を表示対象とし(S7)、検索された楽曲が持ち歌であれば、当該楽曲を表示対象から除外する(S8)。なお、検索された楽曲が持ち歌であった場合に、ステップS8において、当該楽曲を希薄表示の対象としてもよい。
利用者が遠隔入出力端末32の電子目次本機能を用いて選曲動作を行うと、楽曲索引データベース32cが参照され、検索結果として該当する楽曲が抽出される。例えば、歌手名をキーワードとして検索を行う場合には、図6に示す楽曲索引データベース32cを参照し、該当する歌手名コードに対応する楽曲IDを抽出する。
そこで、上段に示す例では、楽曲ID「***7」、「***8」、「**10」の楽曲が一覧表示の対象から除外されて、楽曲ID「**26」、「**42」、「*125」、「*213」、「*307」等の楽曲が一覧表示される。
また、下段に示す例では、楽曲ID「***7」、「***8」、「**10」の楽曲について希薄表示され、楽曲ID「**26」、「**42」、「*125」、「*213」、「*307」等の楽曲が通常の濃度で一覧表示される。
本発明の電子目次本機能を備えたカラオケシステム及びその周辺装置を構成する機器や手段は上述したものに限定されず、カラオケシステムの利用目的等に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。
12 通信ネットワーク
13 カラオケ演奏端末
21 送受信部
22 制御手段
23 データ処理手段
24 顧客データベース
25 利用者別持ち歌管理テーブル
31 カラオケ本体
32 遠隔入出力端末
32a 楽曲検索手段
32b 一覧表示制御手段
32c 楽曲索引データベース
32d 利用者別持ち歌リスト
33 利用者ID取得手段
34 ID媒体
35 ミキシングアンプ
36 スピーカ
37 マイクロホン
38 表示手段
41 バス
42 ネットワーク送受信手段
43 中央制御手段
44 ROM
45 RAM
45a 予約待ち行列
46 HDD
46a 楽曲データベース
46b 映像データベース
47 ローカル送受信手段
48 予約管理手段
49 音楽曲出力手段
50 再生制御手段
Claims (2)
- 任意のカラオケ演奏端末にシステムログインした利用者が所望する楽曲を検索して表示部に一覧表示し、一覧表示された検索結果の中から特定された楽曲を予約登録するための電子目次本機能を有するカラオケシステムであって、
利用者ID取得手段と、利用者別持ち歌管理手段と、一覧表示制御手段とを備え、
前記利用者ID取得手段は、任意のカラオケ演奏端末にシステムログインした利用者の利用者IDを取得し、
前記利用者別持ち歌管理手段は、利用者が自らの利用者IDに紐付けして登録した楽曲、及び任意のカラオケ演奏端末において各利用者がシステムログインする毎に、各々ログアウトするまでの間に、自らの利用者IDに紐付けして選曲された楽曲の両方を、当該利用者の持ち歌として管理し、
前記一覧表示制御手段は、電子目次本機能を用いて利用者が選曲を行う際に、当該利用者の利用者IDに基づいて前記利用者別持ち歌管理手段で管理されている楽曲を除外して一覧表示する、
ことを特徴とする電子目次本機能を有するカラオケシステム。 - 任意のカラオケ演奏端末にシステムログインした利用者が所望する楽曲を検索して表示部に一覧表示し、一覧表示された検索結果の中から特定された楽曲を予約登録するための電子目次本機能を有するカラオケシステムであって、
利用者ID取得手段と、利用者別持ち歌管理手段と、一覧表示制御手段とを備え、
前記利用者ID取得手段は、任意のカラオケ演奏端末にシステムログインした利用者の利用者IDを取得し、
前記利用者別持ち歌管理手段は、利用者が自らの利用者IDに紐付けして登録した楽曲、及び任意のカラオケ演奏端末において各利用者がシステムログインする毎に、各々ログアウトするまでの間に、自らの利用者IDに紐付けして選曲された楽曲の両方を、当該利用者の持ち歌として管理し、
前記一覧表示制御手段は、電子目次本機能を用いて利用者が選曲を行う際に、当該利用者の利用者IDに基づいて前記利用者別持ち歌管理手段で管理されている楽曲と管理されていない楽曲とを識別可能に一覧表示する、
ことを特徴とする電子目次本機能を有するカラオケシステム。
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