JP5154092B2 - シートバック - Google Patents
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Description
当該シートバックは、リクライニング機構部を介してシート座部に連結されるものであり、
乗員の背中を後方から支持するシートバック本体と、
前記シートバック本体を支持する支持部材と、
前記シートバック本体及び前記支持部材を連結するとともに、前記シートバック本体に対して後向きに所定の大きさ以上の荷重が加えられたときに当該荷重によるエネルギーを吸収しつつ前記シートバック本体を後方に傾斜させる緩衝連結部と、
を備え、
前記シートバック本体は、左右方向に離間して配設され、上下方向に延在する2本のサイドフレームを有し、
前記支持部材は、2本の前記サイドフレームを連結し、
前記緩衝連結部の少なくとも一部は、
前記サイドフレームに対する前記支持部材の連結部分と同じ高さに位置し、
前記支持部材は、
前記リクライニング機構部による前記シートバックの回転軸よりも上方に配設され、
前記緩衝連結部は、ロータリーダンパーであり、前記シートバック本体の外側に配設されるとともに、当該シートバック本体における前記サイドフレームと、前記支持部材とのそれぞれに対し、当該シートバックの前後方向において2箇所以上で固定され、
前記ロータリーダンパーは、
ダンパー本体と、当該ダンパー本体を前記サイドフレームに固定するための固定部と、当該ダンパー本体を前記支持部材に固定するための固定部とを有しており、
これら2つの固定部は、
上下方向において前記ダンパー本体を間に挟むよう、前記シートバック本体及び前記支持部材に固定され、
前記ダンパー本体は、
回転軸方向に対向して配設されるとともに、互いに相対回転する2つの回動部材を有することを特徴とする。
前記ロータリーダンパーにおける前記2つの固定部のうち、当該車両用シートの幅方向において内側に位置する一方の固定部は、
前記ダンパー本体における前記2つの回動部材のうち、当該車両用シートの幅方向において内側に位置する一方の回動部材から、当該ダンパー本体の径方向に突出して設けられ、
前記ロータリーダンパーにおける前記2つの固定部のうち、他方の固定部は、
前記ダンパー本体における前記2つの回動部材のうち、他方の回動部材から、当該ダンパー本体の径方向で、かつ前記一方の固定部とは異なる方向に突出して設けられ、
前記他方の回動部材は、
前記他方の固定部とは反対側の側周面が円筒状に形成されていることを特徴とする。
この図に示すように、車両用シート1は、車両(図示せず)のフロアに対して連結されたベースフレーム10上に、シート座部2を備えている。
リクライニング機構部6は、シート座部2に固定され、乗員の操作に基づいてシートバック3を後方へ傾斜させるようになっている。なお、このリクライニング機構部6には、シートバック3の角度調整を行うためのハンドル(図示せず)が設けられている。このようなリクライニング機構部6としては、例えば特開平10−276850号公報や、特開平8−253063号公報、WO2004/017797A1号公報に開示のものなど、従来より公知のものを用いることができる。
この下部フレーム33は、左右方向に延在する板状の部材であり、2本のサイドフレーム31の下端部を連結している。
これら回動部材50a,50bは、回転軸Jを中心とする周方向に沿って互いに逆向きに所定の大きさ以上のモーメント荷重(本実施の形態においては、1500N・m以上の荷重)を受けたときに、当該荷重を吸収しつつ相対的に5〜20°回動するようになっている。
なお、以上のようなロータリーダンパー5としては、従来より公知のものを用いることができる。
まず、図4(a)に示す状態から車両が後突し、乗員からシートバック本体30に対して1500N・m以上のモーメント荷重が加えられたときは、シートバック本体30のサイドフレーム31からロータリーダンパー5の回動部材50aの順に当該荷重が伝わる。
2 シート座部
3 シートバック
5 ロータリーダンパー(緩衝連結部)
30 シートバック本体
31 サイドフレーム
33 下部フレーム(支持部材)
Claims (2)
- 車両用シートのシートバックにおいて、
当該シートバックは、リクライニング機構部を介してシート座部に連結されるものであり、
乗員の背中を後方から支持するシートバック本体と、
前記シートバック本体を支持する支持部材と、
前記シートバック本体及び前記支持部材を連結するとともに、前記シートバック本体に対して後向きに所定の大きさ以上の荷重が加えられたときに当該荷重によるエネルギーを吸収しつつ前記シートバック本体を後方に傾斜させる緩衝連結部と、
を備え、
前記シートバック本体は、左右方向に離間して配設され、上下方向に延在する2本のサイドフレームを有し、
前記支持部材は、2本の前記サイドフレームを連結し、
前記緩衝連結部の少なくとも一部は、
前記サイドフレームに対する前記支持部材の連結部分と同じ高さに位置し、
前記支持部材は、
前記リクライニング機構部による前記シートバックの回転軸よりも上方に配設され、
前記緩衝連結部は、ロータリーダンパーであり、前記シートバック本体の外側に配設されるとともに、当該シートバック本体における前記サイドフレームと、前記支持部材とのそれぞれに対し、当該シートバックの前後方向において2箇所以上で固定され、
前記ロータリーダンパーは、
ダンパー本体と、当該ダンパー本体を前記サイドフレームに固定するための固定部と、当該ダンパー本体を前記支持部材に固定するための固定部とを有しており、
これら2つの固定部は、
上下方向において前記ダンパー本体を間に挟むよう、前記シートバック本体及び前記支持部材に固定され、
前記ダンパー本体は、
回転軸方向に対向して配設されるとともに、互いに相対回転する2つの回動部材を有することを特徴とするシートバック。 - 請求項1に記載のシートバックにおいて、
前記ロータリーダンパーにおける前記2つの固定部のうち、当該車両用シートの幅方向において内側に位置する一方の固定部は、
前記ダンパー本体における前記2つの回動部材のうち、当該車両用シートの幅方向において内側に位置する一方の回動部材から、当該ダンパー本体の径方向に突出して設けられ、
前記ロータリーダンパーにおける前記2つの固定部のうち、他方の固定部は、
前記ダンパー本体における前記2つの回動部材のうち、他方の回動部材から、当該ダンパー本体の径方向で、かつ前記一方の固定部とは異なる方向に突出して設けられ、
前記他方の回動部材は、
前記他方の固定部とは反対側の側周面が円筒状に形成されていることを特徴とするシートバック。
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