JP5150852B2 - 角形電池用極板群の製造方法および装置 - Google Patents

角形電池用極板群の製造方法および装置 Download PDF

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Description

この発明は、車両、電気機器等に用いられる角形電池の極板群を製造する方法および装置に関するものである。
リチウムイオン二次電池等の電池における極板群は、正負の極板間に絶縁体からなるセパレータが介在するように、正極板と負極板を交互に重ね合わせることによって形成されている。この極板群の代表的な製法には、以下のものがある。
(1)それぞれシート状に形成したセパレータ、正極板および負極板を正極板と負極板との間にセパレータが介在するように交互に積み重ねる積み重ね方式(例えば、特許文献5参照)。
(2)それぞれ連続状に形成したセパレータ、正極板および負極板を正極板と負極板との間にセパレータが介在するように重ねて渦巻状に巻回する巻回方式(例えば、特許文献5、6、7参照)。
(3)セパレータの連続体またはセパレータの連続体と負極板の連続体との重畳体をジグザグ折りし、その各谷溝内にシート状の正極板と負極板の双方または正極板を挿入し、扁平に押し潰すジグザグスタック方式(例えば、特許文献1、2、3、4参照)がある。
特開2004−22449号公報 特開平1−122572号公報 特開平1−100871号公報 特開2006−190531号公報 特開2002−329530号公報(図4、図5) 特開2000−223109号公報 特開平7−6783号公報
上記(1)の積み重ね方式は、正負の極板およびセパレータの位置精度を確保するのが難しく、位置がずれると正負の電極間で短絡する恐れがある。短絡を防ぐために精密に位置決めを行うようにすると、それがタクトタイム(極板群1個当りの生産速度)を遅くする原因となり、極板群ひいては電池の生産性が低下するという問題がある。
また、上記(2)の巻回方式は、極板群の巻回数が多いと極板群と電池ケース内の角部との空間がデットスペースとなり、電気容量が少なくなるという問題がある。
上記(3)のジグザグスタック方式は、上記(1)の積み重ね方式に比べ正負の極板およびセパレータの位置精度を高めることができ、タクトタイムも短縮することができ、上記(2)の巻回方式に比べデッドスペースを低減し、電気容量を増大させることができるという利点がある。
しかし、従来のジグザグスタック方式は、特許文献1に記載のものにあっては、連続状のセパレータを一対のローラで挟み、この一対のローラを水平方向に往復移動させることによりセパレータをジグザグ折りし、一対のローラが一往復する都度正負の極板を交互にセパレータ上に乗せるものであるから、タクトタイムが遅く、生産性を高めることが難しい。また、特許文献2に記載のものにあっては、一定間隔で夫々保持された硬い正極板と負極板とで連続状のセパレータをジグザク状に挟みこんで極板群を形成しようというものであるから、セパレータに大きなテンション(負荷)が作用してセパレータが破断しやすいという問題がある。特許文献3に記載のものにあっては、鋸歯状の雌型に連続状のセパレータを乗せ、雌型の各溝に向かって一つの溝に合致する形を有した雄型を順に挿入することによってジグザグ状のセパレータを形成し、次にセパレータの各谷溝に正極板と負極板を交互に挿入し、最後にセパレータを正負の極板ごと押圧して扁平にすることにより極板群を製造しようというものであるから、タクトタイムが長く、生産性を高めることが難しい。特許文献4に記載のものにあっては、連続状のセパレータを連続状の正極板と負極板とで挟んだものを鋸歯状の雌雄型でジグザグ状にプレスし、このジグザグ状の重畳体をプレスすることにより極板群を製造しようというものであるから、極板群のジグザグ折りが細かくなり、電気容量が小さくなるという問題がある。また、正極板同士、負極板同士が接触する箇所が生じするので、正極板と負極板に発電に関与しない無駄な部分が生じるという問題もある。
従って、この発明は、セパレータに大きなテンションが作用しないので、セパレータが破断しにくく、また、角形電池に適した電気容量の大きい極板群を短いタクトタイムで製造することができる方法および装置を提供することを目的とする。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、下記を特徴とするものである。
請求項1に記載の発明は、正負の極板間にセパレータが介在するように、前記正極板と前記負極板とを交互に重ね合わせて極板群を製造する、角形電池用極板群の製造方法において、複数枚の水平なセパレータ折曲板を鉛直方向にジグザグ状に配列し、前記セパレータ折曲板の一方の列と他方の列との間に前記セパレータの連続体を挿入し、前記一方の列のセパレータ折曲板上に前記正極板を乗せると共に、前記他方のセパレータ折曲板上に前記負極板を乗せ、前記セパレータ折曲板を前記極板と共に列同士間で水平方向に交差させると共に下降させて前記連続体をジグザグ状に折り曲げ、かくして、ジグザグ折りされた前記連続体の谷溝内に前記正極板と前記負極板とを交互に挿入し、次いで、前記セパレータ折曲板を前記連続体の谷溝内から抜き取り、そして、前記連続体をジグザグ方向に押圧して扁平にすることに特徴を有するものである。
請求項2に記載の発明は、正負の極板間にセパレータが介在するように、前記正極板と前記負極板とを交互に重ね合わせて極板群を製造する、角形電池用極板群の製造方法において、複数枚の水平なセパレータ折曲板を鉛直方向にジグザグ状に配列し、前記セパレータ折曲板の一方の列と他方の列との間に、前記負極板の連続体を2枚の前記セパレータの連続体により挟んだ重畳体を挿入し、前記一方の列のセパレータ折曲板上および前記他方のセパレータ折曲板上にそれぞれ前記正極板を乗せ、前記セパレータ折曲板を前記正極板と共に列同士間で水平方向に交差させると共に下降させて前記重畳体をジグザグ状に折り曲げ、かくして、ジグザグ折りされた前記重畳体の谷溝内に前記正極板を挿入し、次いで、前記セパレータ折曲板を前記重畳体の谷溝内から抜き取り、そして、前記重畳体をジグザグ方向に押圧して扁平にすることに特徴を有するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記セパレータ折曲板を前記セパレータの連続体または前記重畳体の谷溝内から抜き取る際に、前記セパレータ折曲板の抜き取り方向下流側の前記極板の側面に極板残存用ストッパを当接させて、前記極板を前記連続体または前記重畳体の谷溝内に残存させることに特徴を有するものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1つに記載の発明において、前記セパレータ折曲板を前記セパレータの連続体または前記重畳体の谷溝内から抜き取る際に、前記セパレータ折曲板の抜き取り方向と直交する、前記極板の側面に極板位置決め用ストッパを当接させて、前記極板の位置決めを行うことに特徴を有するものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか1つに記載の発明において、前記セパレータ折曲板をセパレータ折曲板移動手段により前記極板と共に列同士間で水平方向に交差させると共に下降させ、前記セパレータ折曲板移動手段は、前記セパレータ折曲板の一方の列と他方の列との間に挿入された前記セパレータの連続体または前記重畳体の両側に配されたリンク機構からなり、前記リンク機構は、等長の2本のアームをX字状に軸着したリンク部材を複数個、前記アームの端部同士を互いに軸着して連結したものから構成され、前記セパレータ折曲板は、前記アームの一方の端部軸着部に取り付けられていることに特徴を有するものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5の何れか1つに記載の発明において、前記セパレータ折曲板を前記極板と共に列同士間で水平方向に交差させると共に下降させる際に、前記セパレータの連続体または前記重畳体の谷溝内に入り込んだ前記セパレータ折曲板と前記極板とを把持手段により前記セパレータの連続体または前記重畳体を介して把持することに特徴を有するものである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記把持手段は、前記一方の端部軸着部と水平方向において相対する他方の端部軸着部に取り付けられたシリンダと前記シリンダに取り付けられたクランパとからなり、前記把持手段は、前記セパレータ折曲板の前進に伴って後退し、前記クランパは、前記セパレータ折曲板の前進による前記セパレータの連続体または前記重畳体の折り曲げ開始時に、前記シリンダにより前進して、前記セパレータ折曲板と前記極板とを前記セパレータの連続体または前記重畳体を介して把持することに特徴を有するものである。
請求項8に記載の発明は、正負の極板間にセパレータが介在するように、前記正極板と前記負極板とを交互に重ね合わせて極板群を製造する、角形電池用極板群の製造装置において、鉛直方向にジグザグ状に配列された複数枚の水平なセパレータ折曲板と、前記セパレータ折曲板の一方の列と他方の列との間に前記セパレータの連続体が挿入されると、前記正極板が乗せられた前記一方の列のセパレータ折曲板と前記負極板が乗せられた前記他方の列のセパレータ折曲板とを列同士間で水平方向に交差させると共に下降させて前記連続体をジグザグ状に折り曲げるセパレータ折曲板移動手段と、前記連続体の谷溝内に前記正極板と前記負極板とが交互に挿入された前記連続体を、前記セパレータ折曲板の抜き取り後、ジグザグ方向に押圧して扁平にするプレス手段とを備えたことに特徴を有するものである。
請求項9に記載の発明は、正負の極板間にセパレータが介在するように、前記正極板と前記負極板とを交互に重ね合わせて極板群を製造する、角形電池用極板群の製造装置において、鉛直方向にジグザグ状に配列された複数枚の水平なセパレータ折曲板と、前記セパレータ折曲板の一方の列と他方の列との間に、前記負極板の連続体を2枚の前記セパレータの連続体により挟んだ重畳体が挿入されると、それぞれ前記正極板が乗せられた前記一方の列のセパレータ折曲板と前記他方の列のセパレータ折曲板とを列同士間で水平方向に交差させると共に下降させて前記重畳体をジグザグ状に折り曲げるセパレータ折曲板移動手段と、前記重畳体の谷溝内に前記正極板が挿入された前記重畳体を、前記セパレータ折曲板の抜き取り後、ジグザグ方向に押圧して扁平にするプレス手段とを備えたことに特徴を有するものである。
請求項10に記載の発明は、請求項8または9に記載の発明において、前記セパレータ折曲板を前記セパレータの連続体または前記重畳体の谷溝内から抜き取る際に、前記セパレータ折曲板の抜き取り方向上流側の側面に当接させて、前記極板のみを前記セパレータの連続体または前記重畳体の谷溝内に残存させる極板残存用ストッパを備えたことに特徴を有するものである。
請求項11に記載の発明は、請求項8から10の何れか1つに記載の発明において、前記セパレータ折曲板を前記セパレータの連続体または前記重畳体の谷溝内から抜き取る際に、前記セパレータ折曲板の抜き取り方向と直交する、前記極板の側面に当接させて前記極板の位置決めを行う極板位置決め用ストッパを備えたことに特徴を有するものである。
請求項12に記載の発明は、請求項8から11の何れか1つに記載の発明において、前記セパレータ折曲板移動手段は、前記セパレータ折曲板の一方の列と他方の列との間に挿入された前記セパレータの連続体または前記重畳体の両側に配されたリンク機構からなり、前記リンク機構は、等長の2本のアームをX字状に軸着したリンク部材を複数個、前記アームの端部同士を互いに軸着して連結したものから構成され、前記セパレータ折曲板は、前記アームの一方の端部軸着部に取り付けられていることに特徴を有するものである。
請求項13に記載の発明は、請求項8から12の何れか1つに記載の発明において、前記セパレータ折曲板を前記極板と共に列同士間で水平方向に交差させると共に下降させる際に、前記セパレータの連続体または前記重畳体の谷溝内に入り込んだ前記セパレータ折曲板と前記極板とを前記セパレータの連続体または前記重畳体を介して把持する把持手段を備えたことに特徴を有するものである。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の発明において、前記把持手段は、前記一方の端部軸着部と水平方向において相対する他方の端部軸着部に取り付けられたシリンダと前記シリンダに取り付けられたクランパとからなり、前記把持手段は、前記セパレータ折曲板の前進に伴って後退し、前記クランパは、前記セパレータ折曲板の前進による前記セパレータの連続体または前記重畳体の折り曲げ開始時に、前記シリンダにより前進して、前記セパレータ折曲板と前記極板とを前記セパレータを介して把持することに特徴を有するものである。
次に、この発明の角形電池用極板群の製造装置の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の角形電池用極板群の製造装置により製造した極板群を収容した角形電池を示す部分切欠斜視図、図2は、この発明の角形電池用極板群の製造装置により製造した極板群を示す斜視図である。
図1において、1は、リチウムイオン二次電池の角形ケースであり、2は、この角形ケース1内に収納された極板群である。角形ケース1の所定箇所には、図示しない正極端子と負極端子が設けられている。また、角形ケース1内には、有機溶媒にリチウム塩を配合したものからなる電解液が充填されている。
図2に示すように、極板群2は、ジグザグ折りされた、絶縁体からなるセパレータの連続体3の各谷溝3a内に正極板4と負極板5とが交互に挿入された積層体として構成される。正極板4と負極板5とは、各々の間にセパレータの連続体3が介在するように交互に重ね合わせられ、セパレータの連続体3と共に扁平に畳まれている。正極板4と負極板5とには、セパレータの連続体3から互いに反対側に突出するリード部4a、5aが設けられ、各極のリード部4a、5aは、それぞれ集合して電気的に接続され、図示しない正極端子と負極端子とにそれぞれ接続される。
正極板4は、アルミニウム箔等のシート状金属箔の両面にリチウム遷移金属複合酸化物等の正極活物質を塗布することにより形成されている。負極板5は、銅箔等のシート状金属箔の両面に炭素材料等の負極活物質を塗布することにより形成されている。セパレータの連続体3は、ポリオレフィン系樹脂等の合成樹脂からなる微細な孔が形成された多孔膜により作られている。
次に、上記極板群を製造する、この発明の角形電池用極板群の製造装置を、図面を参照しながら説明する。
図3は、この発明の角形電池用極板群の製造装置を示す概略部分正面図、図4は、この発明の角形電池用極板群の製造装置によるセパレータの折り曲げ前の状態を示す概略部分斜視図、図5は、この発明の角形電池用極板群の製造装置によるセパレータの折り曲げ開始状態を示す概略部分斜視図、図6は、この発明の角形電池用極板群の製造装置のストッパがセットされた状態を示す概略部分斜視図、図7は、この発明の角形電池用極板群の製造装置のセパレータ折曲板の抜き取り時の状態を示す概略部分斜視図、図8は、この発明の角形電池用極板群の製造装置のプレス手段によるセパレータの押圧状態を示す概略部分斜視図、図9は、この発明の角形電池用極板群の製造装置のセパレータ折曲板移動手段の駆動機構を示す部分正面図、図10は、この発明の角形電池用極板群の他の製造装置を示す概略部分正面図である。
図3から図9において、6は、鉛直方向にジグザグ状に配列された複数枚の水平なセパレータ折曲板である。セパレータ折曲板6は、セパレータの連続体3を中心として、その一方側(図3中、左側)に配された一方のセパレータ折曲板6aと、セパレータの連続体3を中心として、その他方側(図3中、右側)に配された他方のセパレータ折曲板6bとからなっている。この両セパレータ折曲板6a、6bが上述したようにセパレータの連続体3を挟んで鉛直方向にジグザグ状に配列されている。セパレータ折曲板6の幅(L1)は、セパレータの連続体3の幅(L2)と等しい(図4参照)。
セパレータの連続体3は、一方のセパレータ折曲板6aからなる一方の列(A列)と他方のセパレータ折曲板6Bからなる他方の列(B列)との間に垂直に挿入される。セパレータの連続体3は、後述するセパレータ折曲板移動手段7の上方に設置されたロール(図示せず)に巻かれ、1つの極板群を製造する毎に、順次、繰り出される。セパレータの連続体3の下端は、基台(図示せず)に固定され、セパレータ折曲板6によりジグザグ状に折り曲げられた後、所定長さのところで切断される。切断されたセパレータの連続体3の下端は、再度、前記基台に固定され、次ぎの折り曲げに備える。
一方のセパレータ折曲板6aは、必要とされる例えば正極板4と同数もしくはそれ以上の枚数設けられ、他方のセパレータ折曲板6bは、必要とされる例えば負極板5と同数もしくはそれ以上の枚数設けられている。セパレータ折曲板6の幅(L1)は、極板4、5の幅(L3)より短くなっている(図4参照)。これは、後述する極板残存用ストッパ13a、13bを極板4、5の側面(S1)、(S2)に当接させて、ジグザグ状に折り曲げられたセパレータの連続体3の谷溝3a内からのセパレータ折曲板6の抜き取りを可能にするためである(図6、図7参照)。
7は、セパレータ折曲板移動手段であり、セパレータ折曲板6のA列とB列との間に垂直に挿入されるセパレータの連続体3をジグザグ状に折り曲げる。セパレータ折曲板移動手段7は、一方のセパレータ折曲板6aをセパレータの連続体3方向に移動させる一方のリンク機構8と、他方のセパレータ折曲板6bを、一方のセパレータ折曲板6aと逆方向に移動させる他方のリンク機構9とから構成されている。一方のリンク機構8は、等長の2本のアーム8a、8bをX字状に軸着したリンク部材を複数個、アーム8a、8bの端部同士を互いに軸着して連結したものから構成されている。他方のリンク機構9も同様に、アーム8a、8bと同一長さの2本のアーム9a、9bをX字状に軸着したリンク部材を複数個、アーム9a、9bの端部同士を互いに軸着して連結したものから構成されている。一方のリンク機構8と他方のリンク機構9とは上下方向に互いに半ピッチずれて配されている。一方のセパレータ折曲板6aは、アーム8a、8bの一方の端部軸着部(O1)に水平に軸着され、他方のセパレータ折曲板6bは、アーム9a、9bの一方の端部軸着部(O2)に水平に軸着されている。これにより、両セパレータ折曲板6a、6bが上述したようにセパレータの連続体3を挟んで鉛直方向にジグザグ状に配列される。一方のリンク機構8を縮一方のリンク機構8を縮めると、一方のセパレータ折曲板6aが下降しながらセパレータの連続体3方向に向かって前進し、これと同時に他方のリンク機構9を縮めると、一方のセパレータ折曲板6aと同期して他方のセパレータ折曲板6bが下降しながらセパレータの連続体3方向に向かって前進する。リンク機構8の伸縮は、例えば、図9に示すように、リンク部材を構成するアーム8a、8bの軸着部をガイド部材16に摺動自在に取り付け、最下部のリンク部材の軸着部は、ガイド部材16に固定し、回転駆動アーム17とガイド部材16の上端とを連結アーム18により連結し、回転駆動アーム17を図中、矢印方向に回転させて、ガイド16を押し下げることによって行える。一方および他方のリンク機構8、9は、セパレータ折曲板6a、6bをセパレータの連続体3の谷溝3a内から抜き取るために、互いに、離間する方向に移動可能である。
10a、10bは、把持手段であり、セパレータ折曲板移動手段7により、セパレータ折曲板6を極板4、5と共にA列、B列同士間で水平方向に交差させると共に下降させる際に、セパレータの連続体3の谷溝3a内に入り込んだセパレータ折曲板6と極板4、5とをセパレータの連続体3を介して把持する。一方の把持手段10aは、一方のリンク機構8の一方の端部軸着部(O1)と水平方向において相対する他方の端部軸着部(P1)に取り付けられたシリンダ11とシリンダ11に取り付けられたクランパ12とからなっている。他方の把持手段10bは、他方のリンク機構9の一方の端部軸着部(O2)と水平方向において相対する他方の端部軸着部(P2)に取り付けられたシリンダ11とシリンダ11に取り付けられたクランパ12とからなっている。一方の把持手段10aは、一方のリンク機構8を縮めると、一方のセパレータ折曲板6aと同期して下降するが、水平方向の動きは全く逆になる。すなわち、一方のセパレータ折曲板6aが前進すると一方の把持手段10aは同じ距離、後退する。他方の把持手段10bも同様に、他方のリンク機構9を縮めると、他方のセパレータ折曲板6bと同期して下降するが、水平方向の動きは全く逆になる。すなわち、他方のセパレータ折曲板6bが前進すると他方の把持手段10bは同じ距離、後退する。両把持手段10a、10bは、セパレータ折曲板6によるセパレータの連続体3のジグザグ折り時にセパレータ折曲板6上の極板4、5のずれを無くすと共に、セパレータの連続体3の折り目の位置ずれを解消することができる。シリンダ11は、セパレータの連続体3のジグザグ折り時にクランパ12の後退に抗してクランパ12を前進させて、セパレータの連続体3の把持を可能にする。
13a、13bは、極板残存用ストッパである。極板残存用ストッパ13a、13bは、セパレータ折曲板移動手段7のリンク機構8、9をセパレータの連続体3を挟んで互いに水平方向に離間させて、セパレータ折曲板6をセパレータの連続体3の谷溝3a内から抜き取る際に、極板4、5方向に移動して、セパレータ折曲板6の抜き取り方向上流側の極板4、5の側面(S1)、(S2)に当接し、これにより、極板4、5のみをセパレータの連続体3の谷溝3a内に残存させる(図6、図7参照)。すなわち、一方の極板残存用ストッパ13aは、セパレータ折曲板6を抜き取る際に、正極板4の側面(S1)にのみに当接して、正極板4をセパレータの連続体3の谷溝3a内に残存させる。他方の極板残存用ストッパ13bは、セパレータ折曲板6を抜き取る際に、負極板5の側面(S2)にのみに当接して、負極板5をセパレータの連続体3の谷溝3a内に残存させる。なお、セパレータ折曲板6が抜き取られた後、極板残存用ストッパ13a、13bをセパレータ折曲板6の抜き取り方向と逆方向に移動させて、極板4、5を押し込めば、ジグザグ折りされたセパレータの連続体3の谷溝3a内に極板4、5を隙間をあけることなく奥まで確実に押し込むことができる。
14a、14bは、極板位置決め用ストッパであり、セパレータ折曲板3をセパレータの連続体3の谷溝3a内から抜き取る際に、極板4、5方向に移動して、セパレータ折曲板6の抜き取り方向と直交する、極板4、5の側面(S3)、(S4)に当接し、これにより、極板4、5の位置決めを行う(図6、図7参照)。すなわち、図2に示すように、極板4、5のリード部4a、5aは、セパレータの連続体3から互いに反対側に突出しているので、一方の極板位置決め用ストッパ14aは、正極板4の側面(S3)に当接して、正極板4の位置決めを行う。他方の極板位置決め用ストッパ14bは、負極板5の反対側の側面(S4)に当接して、負極板5の位置決めを行う。
15は、プレス手段としてのプッシャであり、ジグザグ折りされたセパレータの連続体3を、セパレータ折曲板6の抜き取り後、ジグザグ方向に押圧して扁平にする。この際、極板残存用ストッパ13aを正極板4の側面(S1)に当接させ、極板位置決め用ストッパ14a、14bをガイドにしてプッシャ15を下降させれば、セパレータの連続体3にずれやしわを生じさせることなくセパレータの連続体3を押圧することができる。この場合、極板残存用ストッパ13bを負極板5の側面(S2)に当接させても良い。これにより、セパレータの連続体3は、正極板4と負極板5とを挟んだ状態で、図2に示すような極板群2の厚さまで確実に偏平にされる。
上述した、この発明の角形電池用極板群の製造装置によって、極板群は、以下の工程(1)から(6)に従って製造される。
(1)図3および図4に示すように、セパレータ折曲板移動手段7に取り付けられたセパレータ折曲板6のA列とB列との間にセパレータの連続体3が垂直に挿入され、このセパレータの連続体3の下端が基台(図示せず)に固定される。セパレータの連続体3は、セパレータ折曲板移動手段7の上方に設置されたロール(図示せず)から繰り出され、小さい張力で、前記ロールと前記基台との間に垂直に張られる。
(2)図5に示すように、セパレータ折曲板移動手段7のリンク機構8、9が同時に縮む。これにより、正負の極板4、5が乗せられ、ジグザグ状に配列されたセパレータ折曲板6a、6bがセパレータの連続体3を挟んで水平方向に交差しながら下降する。なお、セパレータ折曲板6a、6b上への極板4、5の載置は、手動によってあるいは極板自動供給手段により行うことができる。極板4、5をセパレータ折曲板6a、6bに乗せる際には、リード部4a、5aとなる端部を反対側の端部より長く突出させる。このように、セパレータ折曲板移動手段7により、一つの極板群2に必要な数の谷溝3a内に、極板4、5が乗せられたセパレータ折曲板6a、6bが挿入された状態でセパレータの連続体3がジグザグ折りされる。リンク機構8、9が縮むと、セパレータ折曲板6の前進に伴って把持手段10a、10bは後退するが、これに抗してシリンダ11によりクランパ12が前進し、セパレータの連続体3の谷溝3a内に入り込んだセパレータ折曲板6と極板4、5とをセパレータの連続体3を介して把持する。このように、セパレータの連続体3のジグザグ折りとセパレータの連続体3の谷溝3a内への極板4、5の挿入が同時に行えるので、極板群2の製造に必要なタクトタイムが大幅に短縮される。しかも、把持手段10a、10bがセパレータ折曲板6と極板4、5とをセパレータの連続体3を介して把持するので、セパレータ折曲板6によるセパレータの連続体3のジグザグ折り時におけるセパレータ折曲板6上の極板4、5のずれが無くなると共に、セパレータの連続体3の折り目の位置ずれを解消することができる。また、セパレータの連続体3は、極板4、5が乗せられたセパレータ折曲板6の前進によりジグザグ折りされるので、極板4、5を谷溝3aの奥まで挿入することができ、それだけ大きい正極板4と負極板5の挿入が可能になり、電気容量の大きい極板群2の製造が可能になる。
(3)図6に示すように、リンク機構8、9がさらに縮んで、セパレータの連続体3がさらに深くジグザグ折りされると、極板残存用ストッパ13a、13bが極板4、5方向にそれぞれ移動し、極板残存用ストッパ13aは、正極板4の側面(S1)に当接し、極板残存用ストッパ13bは、負極板5の側面(S2)に当接する。また、極板位置決め用ストッパ14a、14bが極板4、5方向にそれぞれ移動し、極板位置決め用ストッパ14aは、正極板4の側面(S3)に当接し、極板位置決め用ストッパ14bは、負極板5の側面(S4)に当接して、極板4、5が位置決めされる。
(4)極板残存用ストッパ13a、13bおよび極板位置決め用ストッパ14a、14bが極板4、5の側面(S1)、(S2)および(S3)、(S4)にそれぞれ当接したら、図7に示すように、リンク機構8、9が互いにセパレータの連続体3から離反する。これにより、セパレータ折曲板6は、セパレータの連続体3の谷溝3a内から抜き出され、極板残存用ストッパ13a、13bに当接している極板4、5は、セパレータの連続体3の谷溝3a内に残存する。セパレータ折曲板6の抜き取りにより生じた極板4、5の位置ずれは、極板残存用ストッパ13a、13bを若干前進させることにより解消される。
(5)図8に示すように、プッシャ15がジグザグ折りされたセパレータの連続体3を強くジグザグ方向に押圧する。これにより、セパレータの連続体3は、その折り目がさらに鋭角になって偏平になり、この扁平なセパレータの連続体3と正負の極板4、5とが交互に重なった扁平な積層体が形成される。このとき、極板残存用ストッパ13aまたは13bを極板4、5の側面(S1)または(S2)に当接させ、極板位置決め用ストッパ14a、14bをガイドにしてプッシャ15を下降させれば、セパレータの連続体3にずれやしわを生じさせることなくセパレータの連続体3を押圧することができる。
(6)セパレータの連続体3の下端が基台から外され、上端が切断されることにより、図2に示す極板群2が完成する。この極板群2は、図1に示すように、電池のケース1内に収納される。
以上は、一枚のセパレータの連続体3をジグザグ折りする場合であるが、図10に示すように、連続体3を、負極板5の連続体を2枚のセパレータの連続体3により挟んだ重畳体3Aとしても良い。なお、図10において、図3と同じ番号は同じものを示す。このように、セパレータの連続体3を複層にすることによって、セパレータの連続体3が単層からなるものと同じジグザグ折り回数とした場合には、倍の電気容量の極板群を製造することができる。この場合、一方および他方のセパレータ折曲板6a、6b上には、何れも、正極板4を乗せる。
この発明の角形電池用極板群の製造装置により製造した極板群を収容した角形電池を示す部分切欠斜視図である。 この発明の角形電池用極板群の製造装置により製造した極板群を示す斜視図である。 この発明の角形電池用極板群の製造装置を示す概略部分正面図である。 この発明の角形電池用極板群の製造装置によるセパレータの折り曲げ前の状態を示す概略部分斜視図である。 この発明の角形電池用極板群の製造装置によるセパレータの折り曲げ開始状態を示す概略部分斜視図である。 この発明の角形電池用極板群の製造装置のストッパがセットされた状態を示す概略部分斜視図である。 この発明の角形電池用極板群の製造装置のセパレータ折曲板の抜き取り時の状態を示す概略部分斜視図である。 この発明の角形電池用極板群の製造装置のプレス手段によるセパレータの押圧状態を示す概略部分斜視図である。 この発明の角形電池用極板群の製造装置のセパレータ折曲板移動手段の駆動機構を示す部分正面図である。 この発明の角形電池用極板群の他の製造装置を示す概略部分正面図である。
符号の説明
1:角形ケース
2:極板群
3:セパレータの連続体
3A:重畳体
4:正極板
4a:リード部
5:負極板
5a:リード部
6:セパレータ折曲板
6a:一方のセパレータ折曲板
6b:他方のセパレータ折曲板
7:セパレータ折曲板移動手段
8:一方のリンク機構
8a:一方のアーム
8b:他方のアーム
9:他方のリンク機構
9a:一方のアーム
9b:他方のアーム
10a:一方の把持手段
10b:他方の把持手段
11:シリンダ
12:クランパ
13a:一方の極板残存用ストッパ
13b:他方の極板残存用ストッパ
14:極板位置決め用ストッパ
15:プッシャ
16:ガイド部材
17:回転駆動アーム
18:連結アーム

Claims (14)

  1. 正負の極板間にセパレータが介在するように、前記正極板と前記負極板とを交互に重ね合わせて極板群を製造する、角形電池用極板群の製造方法において、
    複数枚の水平なセパレータ折曲板を鉛直方向にジグザグ状に配列し、前記セパレータ折曲板の一方の列と他方の列との間に前記セパレータの連続体を挿入し、前記一方の列のセパレータ折曲板上に前記正極板を乗せると共に、前記他方のセパレータ折曲板上に前記負極板を乗せ、前記セパレータ折曲板を前記極板と共に列同士間で水平方向に交差させると共に下降させて前記連続体をジグザグ状に折り曲げ、かくして、ジグザグ折りされた前記連続体の谷溝内に前記正極板と前記負極板とを交互に挿入し、次いで、前記セパレータ折曲板を前記連続体の谷溝内から抜き取り、そして、前記連続体をジグザグ方向に押圧して扁平にすることを特徴とする、角形電池用極板群の製造方法。
  2. 正負の極板間にセパレータが介在するように、前記正極板と前記負極板とを交互に重ね合わせて極板群を製造する、角形電池用極板群の製造方法において、
    複数枚の水平なセパレータ折曲板を鉛直方向にジグザグ状に配列し、前記セパレータ折曲板の一方の列と他方の列との間に、前記負極板の連続体を2枚の前記セパレータの連続体により挟んだ重畳体を挿入し、前記一方の列のセパレータ折曲板上および前記他方のセパレータ折曲板上にそれぞれ前記正極板を乗せ、前記セパレータ折曲板を前記正極板と共に列同士間で水平方向に交差させると共に下降させて前記重畳体をジグザグ状に折り曲げ、かくして、ジグザグ折りされた前記重畳体の谷溝内に前記正極板を挿入し、次いで、前記セパレータ折曲板を前記重畳体の谷溝内から抜き取り、そして、前記重畳体をジグザグ方向に押圧して扁平にすることを特徴とする、角形電池用極板群の製造方法。
  3. 前記セパレータ折曲板を前記セパレータの連続体または前記重畳体の谷溝内から抜き取る際に、前記セパレータ折曲板の抜き取り方向下流側の前記極板の側面に極板残存用ストッパを当接させて、前記極板を前記連続体または前記重畳体の谷溝内に残存させることを特徴とする、請求項1または2に記載の、角形電池用極板群の製造方法。
  4. 前記セパレータ折曲板を前記セパレータの連続体または前記重畳体の谷溝内から抜き取る際に、前記セパレータ折曲板の抜き取り方向と直交する、前記極板の側面に極板位置決め用ストッパを当接させて、前記極板の位置決めを行うことを特徴とする、請求項1から3の何れか1つに記載の、角形電池用極板群の製造方法。
  5. 前記セパレータ折曲板をセパレータ折曲板移動手段により前記極板と共に列同士間で水平方向に交差させると共に下降させ、前記セパレータ折曲板移動手段は、前記セパレータ折曲板の一方の列と他方の列との間に挿入された前記セパレータの連続体または前記重畳体の両側に配されたリンク機構からなり、前記リンク機構は、等長の2本のアームをX字状に軸着したリンク部材を複数個、前記アームの端部同士を互いに軸着して連結したものから構成され、前記セパレータ折曲板は、前記アームの一方の端部軸着部に取り付けられていることを特徴とする、請求項1から4の何れか1つに記載の、角形電池用極板群の製造方法。
  6. 前記セパレータ折曲板を前記極板と共に列同士間で水平方向に交差させると共に下降させる際に、前記セパレータの連続体または前記重畳体の谷溝内に入り込んだ前記セパレータ折曲板と前記極板とを把持手段により前記セパレータの連続体または前記重畳体を介して把持することを特徴とする、請求項1から5の何れか1つに記載の、角形電池用極板群の製造方法。
  7. 前記把持手段は、前記一方の端部軸着部と水平方向において相対する他方の端部軸着部に取り付けられたシリンダと前記シリンダに取り付けられたクランパとからなり、前記把持手段は、前記セパレータ折曲板の前進に伴って後退し、前記クランパは、前記セパレータ折曲板の前進による前記セパレータの連続体または前記重畳体の折り曲げ開始時に、前記シリンダにより前進して、前記セパレータ折曲板と前記極板とを前記セパレータの連続体または前記重畳体を介して把持することを特徴とする、請求項6に記載の、角形電池用極板群の製造方法。
  8. 正負の極板間にセパレータが介在するように、前記正極板と前記負極板とを交互に重ね合わせて極板群を製造する、角形電池用極板群の製造装置において、
    鉛直方向にジグザグ状に配列された複数枚の水平なセパレータ折曲板と、前記セパレータ折曲板の一方の列と他方の列との間に前記セパレータの連続体が挿入されると、前記正極板が乗せられた前記一方の列のセパレータ折曲板と前記負極板が乗せられた前記他方の列のセパレータ折曲板とを列同士間で水平方向に交差させると共に下降させて前記連続体をジグザグ状に折り曲げるセパレータ折曲板移動手段と、前記連続体の谷溝内に前記正極板と前記負極板とが交互に挿入された前記連続体を、前記セパレータ折曲板の抜き取り後、ジグザグ方向に押圧して扁平にするプレス手段とを備えたことを特徴とする、角形電池用極板群の製造装置。
  9. 正負の極板間にセパレータが介在するように、前記正極板と前記負極板とを交互に重ね合わせて極板群を製造する、角形電池用極板群の製造装置において、
    鉛直方向にジグザグ状に配列された複数枚の水平なセパレータ折曲板と、前記セパレータ折曲板の一方の列と他方の列との間に、前記負極板の連続体を2枚の前記セパレータの連続体により挟んだ重畳体が挿入されると、それぞれ前記正極板が乗せられた前記一方の列のセパレータ折曲板と前記他方の列のセパレータ折曲板とを列同士間で水平方向に交差させると共に下降させて前記重畳体をジグザグ状に折り曲げるセパレータ折曲板移動手段と、前記重畳体の谷溝内に前記正極板が挿入された前記重畳体を、前記セパレータ折曲板の抜き取り後、ジグザグ方向に押圧して扁平にするプレス手段とを備えたことを特徴とする、角形電池用極板群の製造装置。
  10. 前記セパレータ折曲板を前記セパレータの連続体または前記重畳体の谷溝内から抜き取る際に、前記セパレータ折曲板の抜き取り方向上流側の側面に当接させて、前記極板のみを前記セパレータの連続体または前記重畳体の谷溝内に残存させる極板残存用ストッパを備えたことを特徴とする、請求項8または9に記載の、角形電池用極板群の製造装置。
  11. 前記セパレータ折曲板を前記セパレータの連続体または前記重畳体の谷溝内から抜き取る際に、前記セパレータ折曲板の抜き取り方向と直交する、前記極板の側面に当接させて前記極板の位置決めを行う極板位置決め用ストッパを備えたことを特徴とする、請求項8から10の何れか1つに記載の、角形電池用極板群の製造装置。
  12. 前記セパレータ折曲板移動手段は、前記セパレータ折曲板の一方の列と他方の列との間に挿入された前記セパレータの連続体または前記重畳体の両側に配されたリンク機構からなり、前記リンク機構は、等長の2本のアームをX字状に軸着したリンク部材を複数個、前記アームの端部同士を互いに軸着して連結したものから構成され、前記セパレータ折曲板は、前記アームの一方の端部軸着部に取り付けられていることを特徴とする、請求項8から11の何れか1つに記載の、角形電池用極板群の製造装置。
  13. 前記セパレータ折曲板を前記極板と共に列同士間で水平方向に交差させると共に下降させる際に、前記セパレータの連続体または前記重畳体の谷溝内に入り込んだ前記セパレータ折曲板と前記極板とを前記セパレータの連続体または前記重畳体を介して把持する把持手段を備えたことを特徴とする、請求項8から12の何れか1つに記載の、角形電池用極板群の製造装置。
  14. 前記把持手段は、前記一方の端部軸着部と水平方向において相対する他方の端部軸着部に取り付けられたシリンダと前記シリンダに取り付けられたクランパとからなり、前記把持手段は、前記セパレータ折曲板の前進に伴って後退し、前記クランパは、前記セパレータ折曲板の前進による前記セパレータの連続体または前記重畳体の折り曲げ開始時に、前記シリンダにより前進して、前記セパレータ折曲板と前記極板とを前記セパレータを介して把持することを特徴とする、請求項13に記載の、角形電池用極板群の製造装置。
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