JP5150378B2 - 端子金具付き電線及び端子金具 - Google Patents

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Description

本発明は、端子金具付き電線及び端子金具に関する。
被覆電線に端子金具を取り付けるに際して被覆電線の芯線を端子金具に圧着接続することが行われる。
具体的には、例えば、端子金具をアンビル上に位置決めし、被覆電線の露出させた芯線を端子金具の底板部上に載置する。底板部の両側部からは、一対のバレル部が立ち上げられて形成されており、アンビルの上方に配されたクリンパを降下させると、バレル部の先端部がクリンパに押し下げられ当該先端部が芯線に食い込んでいく。これにより、芯線と端子金具とが圧着接続されるようになっている(特許文献1参照)。
特開2003−31274公報
ここで、露出した芯線の周囲には、酸化膜が形成されているが、導電性の向上のために酸化膜が破られることが望ましい。特に芯線をアルミ合金製とした電線では、芯線の表面に硬い絶縁膜として酸化膜が形成されるため、それを破って金属間相互の接続状態を得ることが望ましい。そのため、特許文献1のバレル部には、酸化膜を破るためのセレーションが凹設されている。
しかしながら、セレーションにより酸化膜を破る方法では、酸化膜の除去性能が充分でなく、導電性の改良の余地があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、簡易な構成で芯線の周囲に形成されている酸化膜の除去性を高めて導電性を改善できる端子金具付電線及び端子金具を提供することを目的とする。
本発明の端子金具付き電線は、被覆電線の露出された芯線が端子金具の底板部上に配され、前記底板部の両側部から延出された一対のバレル部が前記芯線を包み込むように前記芯線と前記端子金具とを塑性変形させながら圧着接続されている端子金具付き電線であって、前記端子金具の前記バレル部は、前記底板部の両側部から延出されている一対のバレル主体部と、前記各バレル主体部の延出端縁のうちの少なくとも前記芯線の先端側及びこれとは反対側のいずれか一方の延出端縁を残して段差状に延出して形成されたカシメ先行部を有し、前記カシメ先行部は、前記芯線の先端とは反対側の一辺が前記バレル主体部に対して直角に形成される一方、前記芯線の先端側がその先端側にゆくほど漸次芯線に近づく方向に傾斜する三角形状であり、前記端子金具の圧着に伴って前記カシメ先行部が前記バレル主体部に先行して前記芯線に食い込むことで前記カシメ先行部における前記傾斜部分が前記芯線に摺接した後に、前記バレル主体部が前記芯線に接するように構成されていることを特徴とする(手段1)。
このような構成とし、端子金具の圧着に伴ってカシメ先行部がバレル主体部に先行して芯線に食い込むことにより、カシメ先行部によって圧縮された芯線がバレル主体部の延出端縁に対して摺接しながら塑性変形するようにすればよい。
また、傾斜部分に芯線が摺接することにより、芯線周囲に形成された酸化膜が破られて、芯線と端子金具との導電性を向上させることができる。
本発明の端子金具は、被覆電線の露出された芯線が端子金具の底板部上に配され、前記底板部の両側部から延出された一対のバレル部が前記芯線を包み込むように前記芯線と前記端子金具とを塑性変形させながら圧着接続される端子金具であって、前記端子金具の前記バレル部は、前記底板部の両側部から延出されている一対のバレル主体部と、前記各バレル主体部の延出端縁のうちの少なくとも前記芯線の先端側及びこれとは反対側のいずれか一方の延出端縁を残して段差状に延出して形成されたカシメ先行部を有し、前記カシメ先行部は、前記芯線の先端とは反対側の一辺が前記バレル主体部に対して直角に形成される一方、前記芯線の先端側がその先端側にゆくほど漸次芯線に近づく方向に傾斜する三角形状であり、前記端子金具の圧着に伴って前記カシメ先行部が前記バレル主体部に先行して前記芯線に食い込むことで前記カシメ先行部における前記傾斜部分が前記芯線に摺接した後に、前記バレル主体部が前記芯線に接するように構成されていることを特徴とする(手段)。
このような構成とし、端子金具の圧着に伴ってカシメ先行部がバレル主体部に先行して芯線に食い込むことにより、カシメ先行部によって圧縮された芯線がバレル主体部の延出端縁に対して摺接しながら塑性変形するようにすればよい。
また、傾斜部分に芯線が摺接することにより、芯線周囲に形成された酸化膜が破られて、芯線と端子金具との導電性を向上させることができる。
手段1及び手段の構成によれば、バレル部の形状を変えるという簡易な構成で、芯線がバレル主体部の延出端縁に摺接する際に、芯線周囲に形成された酸化膜が破られるから、芯線の周囲に形成されている酸化膜の除去性を高めて芯線と端子金具との導電性を改善できる。
参考例1>
以下、本発明を具体化した参考例1の端子金具付き電線10について、図1〜図9を参照して説明する。
参考例の端子金具付き電線10は、図1に示すように、被覆電線20の端末部に端子金具30が圧着接続されてなり、例えば電気自動車において走行用の動力源を構成するバッテリ、インバータ、モータなどの装置(図示せず)の間に配索されるものである。
被覆電線20は、アルミニウム合金からなる金属素線21Aを螺旋状に撚り合わせてなる芯線21を樹脂製の絶縁被覆22(絶縁層)で被覆したものであり、その端末部においては、絶縁被覆22が剥き取られて芯線21が露出されている。なお、芯線21には、アルミニウム合金以外にも、他の種類の金属を用いてもよい。
端子金具30は、いわゆるオープンバレル型であって、箱型の端子部31と、端子部31と連続し被覆電線20が接続される電線接続部40とからなり、アルミ製よりも高い強度が得られる銅合金製とされている。
端子部31は、箱型の雌端子金具30であって、図示しない雄端子が挿入孔31Aに挿入されることにより、電気的接続が図られる。
電線接続部40は、被覆電線20を保持する電線支持部41と、芯線21と接続される芯線接続部45と、を有する。
電線支持部41は、芯線接続部45から連続した底板の左右両側縁から一対のカシメ片41A,41Aが立ち上げられてなり、これらの一対のカシメ片41A,41Aを芯線21側に湾曲させることにより、被覆電線20が離脱や位置ずれしないように保持されている。
芯線接続部45は、半円筒形状の底板部46と、底板部46の両側部から延出されてなる一対のバレル部50,50と、からなる。
バレル部50は、図3に示すように、底板部46から延出したバレル主体部51と、バレル主体部51に先行して芯線21をかしめるカシメ先行部55と、を有する。なお、図3は、電線接続部40の部分における金属板材の打ち抜き加工後の展開形状(端子金具原板)である。
バレル主体部51は、前後方向に長い長方形状をなし、底板部46の両側部からそれぞれ外方(幅方向)に延出されている。
カシメ先行部55は、バレル主体部51よりも小さい長方形状をなし、バレル主体部51から更に外方(幅方向)に延出されている。具体的には、カシメ先行部55は、前後方向及び幅方向の双方でバレル主体部51よりも短くされた長方形状となっており、バレル主体部51の延出端縁51A,51Aを前後共に等距離だけ残すように短くされた位置51B,51Bから段差状に外方に延出されている。このカシメ先行部55の延出端部55A(幅方向の端部)が、圧着の際に最初に芯線21に食い込む第1カシメ部55Aとなっており、バレル主体部51の延出端縁51A,51Aが第1カシメ部55Aに遅れて芯線21に食い込む第2カシメ部51A,51Aとされている
そして、芯線21がバレル部50に圧着された際には、このカシメ先行部55の全体及び第2カシメ部51A,51Aの部分が芯線21の内部に食い込むことになる。
(端子金具付き電線の圧着方法)
端子原板に圧着工程が行えるように曲げ加工を施す(図2参照)。
図2に示すように、被覆電線20の露出した芯線21を、曲げ加工を施した端子金具30の電線接続部40に載置した状態で、端子金具30をアンビル70上に位置決めし、アンビル70及び端子金具30の上方に配されたクリンパ71を下降させる。
すると、端子金具30のバレル部50,50が、クリンパ71の内面形状に応じて芯線21を包み込むような形状に変形していく。そして、図4に示すように、カシメ先行部55の第1カシメ部55Aが芯線21の上部周面に突き当てられて芯線21が変形する。このときの変形は、前後方向には、図5に示すように、カシメ先行部55に芯線21が圧縮されることにより、芯線21は、芯線21の圧縮されていない方向に逃げが生じ(図5の矢印方向)、このときの逃げにより第1カシメ部55Aと芯線21の間が擦れる。
そして、さらにクリンパ71を下降させると、図6に示すように、カシメ先行部55の全体が芯線21内部に食い込むとともに、バレル主体部51の先端の第2カシメ部51A,51Aが芯線21の周囲に当接し、芯線21が第2カシメ部51A,51Aによって押し付けられる。これにより、図7に示すように、カシメ先行部55によって圧縮された芯線21が第2カシメ部51A,51A側に逃げるとともに、この第2カシメ部51A,51Aにて芯線21が押し付けられるから、芯線21は、バレル主体部51の第2カシメ部51A,51A(延出端縁)に対して摺接しながら塑性変形して伸びが生じる。このときの摺接により、芯線21と第2カシメ部51A,51Aとの間が擦れ、芯線21の周囲に形成されている酸化膜が破られて導電性を向上させることができる。
なお、芯線21の伸びが生じた部分は、バレル部50,50により圧縮されているため、芯線21の伸びと一緒に当該部分の芯線21と接している第1カシメ部55A及び第2カシメ部51A,51A(延出端縁)の部分についてもやや伸びが生じるが、相対的な伸びの大きさが異なるため、芯線21と第2カシメ部51A,51Aとの間に擦れが生じて酸化膜が破られるようになっている。
そして、さらにクリンパ71を下降させると、図8に示すように、カシメ先行部55の全体に加えて第2カシメ部51A,51Aについても芯線21内部に食い込む。
このとき、図9に示すように、第2カシメ部51A,51Aに芯線21が圧縮されることにより、芯線21は、芯線21の圧縮されていない方向に逃げが生じ(図9の矢印方向)、このときの逃げにより第2カシメ部51A,51Aと芯線21の間が擦れる。
そして、これにより、端子金具付き電線の圧着が終了する。
なお、説明を省略したが、クリンパ71は、電線支持部41についてもかしめるようになっており、上記したクリンパ71の下降により、上記した圧着とほぼ同時に被覆電線20が電線支持部41にかしめられるようになっている。
このように、本参考例によれば、カシメ先行部55によって圧縮された芯線21がバレル主体部51の第2カシメ部51A,51A(延出端縁)に対して摺接しながら塑性変形するように構成されている。したがって、芯線21が第2カシメ部51A,51A(延出端縁)に摺接する際に、芯線21周囲に形成された酸化膜が破られて、芯線21と端子金具30との導電性を向上させることができる。
<実施形態
次に、本発明の実施形態を図10ないし図18を参照して説明する。
参考例1の端子金具30は、カシメ先行部55が長方形状であったが、実施形態の端子金具30は、カシメ先行部155が三角形状をなす構成である。なお、参考例1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
カシメ先行部155は、図10に示すように、直角三角形状をなし、電線支持部41側(芯線21の先端側とは反対側)の一辺155Bがバレル主体部151の段差部分である第2カシメ部151A(延出端縁)に対して直角に立ち上げられて形成される一方、端子部31側(芯線21の先端側)がその端子部31側にゆくほど漸次芯線21(図10では、底板部46側)に近づく方向に傾斜する傾斜部155Aとされている。
(端子金具付き電線の圧着方法)
被覆電線20の露出した芯線21を、曲げ加工を施した端子金具30の電線接続部40に載置した状態で、端子金具30をアンビル70上に位置決めし、アンビル70及び端子金具30の上方に配されたクリンパ71を下降させる(図2)。すると、端子金具30のバレル部150,150が、クリンパ71の内面形状に応じて芯線21を包み込むような形状に変形していく。そして、図11に示すように、カシメ先行部155の先端部のエッジ部分155Cが芯線21の上部周面に突き当てられて芯線21が変形する。このときの変形は、芯線21の前後方向には、図12に示すように、芯線21が圧縮されて芯線21とエッジ部分155Cとの間に擦れが生じ、芯線21の周囲の酸化膜が破られる。
さらにクリンパ71を下降させると、図13に示すように、カシメ先行部155の傾斜部155Aが芯線21内部に食い込んでいき、図14に示すように、傾斜部155Aに当接した芯線21が圧縮されることで、芯線21は、芯線21の前方(図14の矢印方向)に逃げが生じる。そして、この逃げにより、芯線21と傾斜部155Aとの間に擦れが生じる。この逃げは、クリンパ71が下降するにしたがって、傾斜部155Aの全体に亘って継続して生じるから、擦れも、傾斜部155Aの全体に亘って継続して生じる。したがって、傾斜部155Aの全体を使って芯線21周囲に形成された酸化膜を破ることができ、芯線21と端子金具30との導電性を向上させることができる。
また、傾斜部155Aによる芯線21の伸びは、前方に生じるようになっているから、電線支持部41で固定される後方の部分については、芯線21の伸びによる影響が生じないようになっている。
そして、図15に示すように、さらにクリンパ71を下降させると、図16に示すように、カシメ先行部155の全体が芯線21内部に食い込むとともに、バレル主体部151の第2カシメ部151A(延出端縁)が芯線21の周囲に当接し、芯線21を押し付ける。これにより、芯線21は、バレル主体部151の第2カシメ部151A(延出端縁)に対して摺接しながら塑性変形して伸びが生じる。このときの摺接により、芯線21と第2カシメ部151Aとの間が擦れ、芯線21の周囲に形成されている酸化膜が破られる。
そして、さらにクリンパ71を下降させると、図17,図18に示すように、カシメ先行部155の全体に加えて第2カシメ部151Aについても芯線21内部に食い込み、このときの芯線21の後方への逃げ(図18の矢印方向)により、第2カシメ部151Aと芯線21の間が擦れる。
そして、これにより、端子金具付き電線の圧着が終了する。
このように、本実施形態によれば、傾斜部155A(傾斜部分)に芯線21が摺接することにより、芯線21周囲に形成された酸化膜が破られて、芯線21と端子金具30との導電性を向上させることができる。
参考例2
本発明の参考例2を図19ないし図27を参照して説明する。
参考例2は、図19に示すように、バレル部250,250の延出端部の軸方向における前端から後端まで(延出端部のうち軸方向の前縁から後縁までの全ての部分)が、芯線21の先端側ほど底板部46に近づく傾斜部255Aが形成(傾斜状に形成)されている。
(端子金具付き電線の圧着方法)
被覆電線20の露出した芯線21を、曲げ加工を施した端子金具30の電線接続部40に載置した状態で、端子金具30をアンビル70上に位置決めし、アンビル70及び端子金具30の上方に配されたクリンパ71を下降させる。すると、端子金具30のバレル部250,250が、クリンパ71の内面形状に応じて芯線21を包み込むような形状に変形していく。そして、図20に示すように、バレル部250,250の先端部のエッジ部分が芯線21の上部周面に突き当てられて芯線21が変形する。このときの変形は、芯線21の前後方向には、図21に示すように、芯線21が圧縮されて芯線21とエッジ部分との間に擦れが生じ、酸化膜が破られる。
さらにクリンパ71を下降させると、図22に示すように、バレル部250,250の先端部が芯線21内部に食い込んでいき、図23に示すように、傾斜部255Aに当接した芯線21が圧縮されることで芯線21の前方に逃げが生じ、これにより、芯線21と傾斜部255Aとの間に擦れが生じる。この逃げは、クリンパ71が下降するにしたがって、傾斜部255Aの全体に亘って継続して生じるから、擦れも、傾斜部255Aの全体に亘って継続して生じる。したがって、傾斜部255Aの全体を使って芯線21周囲に形成された酸化膜を破ることができ、芯線21と端子金具30との導電性を向上させることができる。
そして、図24に示すように、さらにクリンパ71を下降させると、図25に示すように、傾斜部255Aの全体が芯線21内部に食い込む。
そして、さらにクリンパ71を下降させると、図26,図27に示すように、傾斜部255Aの全体が更に芯線21内部に食い込み、端子金具付き電線の圧着が終了する。
このように、本参考例によれば、傾斜部255A(傾斜部分)に芯線21が摺接することにより、芯線21周囲に形成された酸化膜が破られて、芯線21と端子金具30との導電性を向上させることができる。
また、傾斜部255Aによる芯線21の伸びは、前方に生じるようになっているから、電線支持部41で固定される後方の部分については、芯線21の伸びによる影響が生じないようになっている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではな
(1)参考例1の構成に代えて、外方(延出方向)ほど小さくなる長方形状のカシメ先行部を多段に構成するようにしてもよい。これにより、芯線21を摺接させる延出端縁が複数設けられるから、複数段の段差(延出端縁)に摺接させて芯線21の酸化膜を破る構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、電線支持部41の圧着は、芯線の圧着とほぼ同時にされることとしたが、これに限らず、例えば、芯線21の圧着に先立って電線支持部41の圧着を行っておいてもよい。この場合、実施形態参考例2のように、傾斜部155A,255Aにより、圧着の際に芯線21が芯線21の先端側に伸びるように構成すれば、後方で圧着された電線支持部41に与える影響を少なくすることが可能になる。
(3)参考例1では、バレル主体部51の前後両端側の延出端縁51A,51Aを残して段差状に延出して形成されたカシメ先行部55を有する構成としたが、バレル主体部51の延出端縁51A,51Aのうちの芯線の先端側又は反対側のいずれか一方の延出端縁のみを残して段差状に延出して形成されたカシメ先行部を有する構成としてもよい。
端子金具付き電線の斜視図 圧着の際のクリンパとアンビルを示す図 参考例1の端子金具について説明するための部分的な展開形状 第1カシメ部が芯線に食い込んだ状態の断面図 図4の側断面図 カシメ先行部の全体が芯線に食い込んだ状態の断面図 図6の側断面図 圧着後の断面図 図8の側断面図 実施形態の端子金具について説明するための部分的な展開形状 カシメ先行部の先端が芯線に食い込んだ状態の断面図 図11の側断面図 カシメ先行部の半分ほど芯線に食い込んだ状態の断面図 図13の側断面図 カシメ先行部の全体が芯線に食い込んだ状態の断面図 図15の側断面図 圧着後の断面図 図17の側断面図 参考例2の端子金具について説明するための部分的な展開形状 カシメ先行部の先端が芯線に食い込んだ状態の断面図 図20の側断面図 カシメ先行部の半分ほど芯線に食い込んだ状態の断面図 図22の側断面図 カシメ先行部の全体が芯線に食い込んだ状態の断面図 図24の側断面図 圧着後の断面図 図26の側断面図
符号の説明
10…端子金具付き電線
20…被覆電線
21…芯線
30…端子金具
40…電線接続部
41…電線支持部
46…底板部
50…バレル部
51,151…バレル主体部
55,155…カシメ先行部
70…アンビル
71…クリンパ
155A,255A…傾斜部

Claims (2)

  1. 被覆電線の露出された芯線が端子金具の底板部上に配され、前記底板部の両側部から延出された一対のバレル部が前記芯線を包み込むように前記芯線と前記端子金具とを塑性変形させながら圧着接続されている端子金具付き電線であって、
    前記端子金具の前記バレル部は、前記底板部の両側部から延出されている一対のバレル主体部と、前記各バレル主体部の延出端縁のうちの少なくとも前記芯線の先端側及びこれとは反対側のいずれか一方の延出端縁を残して段差状に延出して形成されたカシメ先行部を有し、
    前記カシメ先行部は、前記芯線の先端とは反対側の一辺が前記バレル主体部に対して直角に形成される一方、前記芯線の先端側がその先端側にゆくほど漸次芯線に近づく方向に傾斜する三角形状であり、
    前記端子金具の圧着に伴って前記カシメ先行部が前記バレル主体部に先行して前記芯線に食い込むことで前記カシメ先行部における前記傾斜部分が前記芯線に摺接した後に、前記バレル主体部が前記芯線に接するように構成されていることを特徴とする端子金具付き電線。
  2. 被覆電線の露出された芯線が端子金具の底板部上に配され、前記底板部の両側部から延出された一対のバレル部が前記芯線を包み込むように前記芯線と前記端子金具とを塑性変形させながら圧着接続される端子金具であって、
    前記端子金具の前記バレル部は、前記底板部の両側部から延出されている一対のバレル主体部と、前記各バレル主体部の延出端縁のうちの少なくとも前記芯線の先端側及びこれとは反対側のいずれか一方の延出端縁を残して段差状に延出して形成されたカシメ先行部を有し、
    前記カシメ先行部は、前記芯線の先端とは反対側の一辺が前記バレル主体部に対して直角に形成される一方、前記芯線の先端側がその先端側にゆくほど漸次芯線に近づく方向に傾斜する三角形状であり、
    前記端子金具の圧着に伴って前記カシメ先行部が前記バレル主体部に先行して前記芯線に食い込むことで前記カシメ先行部における前記傾斜部分が前記芯線に摺接した後に、前記バレル主体部が前記芯線に接するように構成されていることを特徴とする端子金具。
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