JP5147488B2 - 作業工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ハンマやハンマドリル等のように工具ビットを直線状に駆動する作業工具の防振技術に関する。
ハンマやハンマドリルのような打撃工具においては、ハンマビットによるハンマ作業あるいはハンマドリル作業時に、ハンマビットが被加工材から反作用(以下、反力という)を受ける。そのときの反力によるハンマビットの動きは、ハンマビット長軸方向(前後方向)のみならず当該軸方向とそれぞれ交差する上下方向及び左右方向にも生じ、当該ハンマビットを保持するツールホルダを経て工具本体に伝達する。以下、本明細書では、このような被加工材から反力を受けたハンマビットの不規則な動きをハンマビットの暴れという。一般に、加工作業時に振動を伴う作業工具の場合、作業者が受ける振動を軽減するための工夫がなされている。例えば作業者が握るハンドグリップを工具本体に対して弾性体を介して連結することで、工具本体に生じた振動がハンドグリップに伝達することを低減あるいは防止するという対策が施されている。このような例としては、例えば、特公昭58−34271号公報(特許文献1)がある。
しかしながら、上記の公報記載の振動対策は、作業者が握るハンドグリップへの振動の伝達を抑える構成であり、ハンマビットの暴れによる外力が工具本体に伝達することを抑えるものではない。
特公昭58−34271号公報
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、作業工具において、工具ビットの暴れによる外力が工具本体に伝達するのを低減する上で有効な技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明に係る作業工具の好ましい形態は、工具ビットが長軸方向に直線動作することにより所定の加工作業を遂行する作業工具において、工具本体と、先端領域において工具ビットを保持するとともに、当該工具ビット長軸方向に延在するツールホルダと、弾性体とを有する。なお、本発明における「加工作業」とは、工具ビットが長軸方向の打撃動作のみを行うハンマ作業のみならず、長軸方向の打撃動作と長軸方向回りの回転動作とを行うハンマドリル作業を好適に包含する。また、本発明における「工具本体」とは、作業工具の外郭の一部を構成する筒状ハウジング部、換言すれば、工具ビットに打撃力を加える打撃要素等を収容するべく工具ビット長軸方向に延在するバレル部がこれに該当する。
本発明の作業工具におけるツールホルダは、先端領域と反対側である後側が工具本体内に延在されるとともに、当該延在領域において、工具本体に対し、工具ビット長軸線で定義されるZ軸上の回動点を中心として、当該Z軸とそれぞれ交差するY軸、X軸の各軸方向に回動自在に連結されている。そして弾性体は、ツールホルダを工具本体に対し予め定めた回動位置、すなわち初期位置に保持するように付勢力を作用する構成とした。なお、本発明における「Z軸上の回動点」とは、Z軸上に回動点を構成する構造物が在るということではなく、Z軸上に想定された仮想の回動点をいう。なお、本発明における「回動点を中心とする回動」とは、例えば、ハンマビットの長軸方向が水平方向に延在する場合であれば、ツールホルダが工具ビット長軸方向とそれぞれ交差する水平方向、及び垂直方向に工具ビット長軸線上の回動点を中心として回動する態様がこれに該当する。また、本発明における「弾性体」は、典型的には、コイルバネがこれに該当するが、ゴムを好適に包含する。
本発明によれば、工具ビットを保持するツールホルダを、工具本体に対し工具ビット長軸方向のZ軸上の回動点を中心として当該Z軸にそれぞれ交差するY軸及びX軸の各軸方向に回動自在とするとともに、弾性体によってツールホルダを初期位置に保持する構成としている。このため、加工作業時において、被加工材からの反力で工具ビットが暴れ、当該工具ビットを保持するツールホルダに工具ビットの長軸方向と交差するY軸方向あるいはX軸方向の動きとして伝達されると、当該ツールホルダは工具ビット長軸線上の回動点を中心として回動する。このツールホルダの回動動作は、弾性体が弾性変形することで吸収する。よって、加工作業時に被加工材から反力を受けた工具ビットの暴れによる外力が工具本体に伝わり難くなり、工具本体の振動を低減することができる。
また、本発明によれば、ツールホルダは、Z軸上の回動点を中心とする凸状の球面と当該凸状の球面に対応する凹状の球面によって構成される球状連結部を介して工具本体に連結される構成であり、そして凸状の球面がツールホルダに形成され、凹状の球面が工具本体に形成されている。このような構成とすることで、Z軸上の回動点を中心とするツールホルダの円滑な回動動作を得ることができ、工具ビットの暴れによる外力の工具本体への伝達を効果的に低減することができる。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、工具ビットは、被加工材に対し直線状の打撃力を作用させてハンマ作業を行なうハンマビットとして構成される。またモータと、当該モータによってハンマビットの長軸方向に直線状に駆動される打撃子と、ツールホルダ内にハンマビット長軸方向に摺動自在に収容され、打撃子の直線運動をハンマビットに伝達する中間子を有する。そしてツールホルダは、工具本体に対しZ軸上の回動点を中心として回動自在に連結される。更に工具本体と中間子の間には、当該中間子を初期位置に保持するように付勢力を作用する第2の弾性体を有する構成とした。
本発明によれば、ハンマビットが直線状に打撃動作する作業工具において、ハンマビットの暴れによる外力がツールホルダ及び中間子を経て工具本体に伝達し難くなり、工具本体の振動を低減できる。また、ハンマビットによる被加工材の打撃動作時に、ハンマビットが被加工材から受ける長軸方向の反力は、中間子を経て第2の弾性体に作用する。すなわち、第2の弾性体は、中間子から受ける長軸方向の反力で弾性変形し、当該長軸方向の反力を吸収する。これにより、工具本体の振動を低減できる。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、ツールホルダと中間子は、Z軸上の回動点を中心とする凸状の球面と当該凸状の球面に対応する凹状の球面によって構成される第2球状連結部を介して工具本体に連結されている。このように構成することで、ツールホルダ及び中間子の回動点を中心とする円滑な回動動作を得ることが可能となり、工具ビットの暴れによる外力の工具本体への伝達を効果的に低減できる。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、工具本体は、当該工具本体内へと延在されたツールホルダの延在領域を収容する円筒状のツールホルダ収容部を有する。また、ツールホルダ収容部の外側に配置されて工具ビット長軸方向に移動可能とされたスライド部材と、ツールホルダ収容部の周方向に所定間隔で設けられ、径方向に貫通する複数のボール保持孔と、ボール保持孔に遊嵌状に挿入されてスライド部材とツールホルダの間に介在されるボールと、を更に有する。そして弾性体は、工具本体とスライド部材の間に配置されるとともに、当該弾性体の付勢力がスライド部材からボールを介してツールホルダに伝達される構成とした。このように工具ビット長軸方向に移動するスライド部材とボールを介して弾性体の付勢力をツールホルダに伝える構成とすることで、弾性体の弾性変形方向を、工具ビット長軸方向と並行するように定めることが可能となり、これにより工具本体の径方向のコンパクト化を図ることができる。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、工具本体とツールホルダの間に、工具本体の内部空間に封入される潤滑油の漏出を抑えるシール用の弾性体が介在されており、当該弾性体の付勢力がツールホルダを初期位置に保持するように作用する構成とした。本発明によれば、シール用の弾性体に、ツールホルダを初期位置に戻す機能を付加したことにより、当該シール用の弾性体を振動吸収部材として有効に活用できる。
本発明に係る作業工具の他の形態によれば、工具ビットが被加工材に対し長軸方向の直線状の打撃力と、長軸方向回りの回転力を作用させてハンマドリル作業を行なう作業工具において、工具本体と、モータと、先端領域において工具ビットを保持するとともに、当該工具ビット長軸方向に延在するツールホルダと、弾性体と、モータによって直線状に駆動され、工具ビットを直線状に打撃動作させる打撃子と、工具本体にハンマビット長軸線回りに回転自在に装着され、モータによって回転駆動される筒状回転部材と、を有する。なお、本発明における「工具本体」とは、作業工具の外郭の一部を構成する筒状ハウジング部、換言すれば、工具ビットに打撃力を加える打撃要素等を収容するべく工具ビット長軸方向に延在するバレル部がこれに該当する。
本発明の作業工具におけるツールホルダは、先端領域と反対側である後側が筒状回転部材内へと延在されるとともに、当該延在領域において、筒状回転部材に対し、当該筒状回転部材と共にハンマビット長軸線回りに回転しつつ当該工具ビット長軸線で定義されるZ軸上の回動点を中心として、当該Z軸とそれぞれ交差するY軸、X軸の各軸方向に回動自在に連結されている。そして、弾性体は、ツールホルダを工具本体に対し予め定めた位置、すなわち初期位置に保持するように付勢力を作用する構成とした。また、ツールホルダは、Z軸上の回動点を中心とする凸状の球面と当該凸状の球面に対応する凹状の球面によって構成される球状連結部を介して筒状回転部材に連結される構成であり、凸状の球面がツールホルダに形成され、凹状の球面が筒状回転部材に形成されている。なお、本発明における「回動点を中心とする回動」とは、例えば、ハンマビットの長軸方向が水平方向に延在する場合であれば、ツールホルダが工具ビット長軸方向とそれぞれ交差する水平方向、及び垂直方向に工具ビット長軸線上の回動点を中心として回動する態様がこれに該当する。また、本発明における「弾性体」は、典型的には、コイルバネがこれに該当するが、ゴムを好適に包含する。
本発明によれば、ハンマビットが直線状の打撃動作と周方向の回転動作を行うハンマドリルにおいて、工具ビットの暴れによる外力がツールホルダを経て工具本体に伝達し難くなり、工具本体の振動を低減できる。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、筒状回転部材は、当該筒状回転部材内へと延在されたツールホルダの延在領域を収容する円筒状のツールホルダ収容部を有する。また、ツールホルダ収容部の外側に配置されて工具ビット長軸方向に移動可能とされたスライド部材と、ツールホルダ収容部の周方向に所定間隔で設けられ、径方向に貫通する複数のボール保持孔と、ボール保持孔に遊嵌状に挿入されてスライド部材とツールホルダの間に介在されるボールと、を更に有する。そしてボールは、ツールホルダに対し当該ツールホルダが初期位置に保持されるように弾性体の付勢力を伝達する付勢力伝達部材としての機能と、筒状回転部材の回転力をツールホルダに伝達するトルク伝達部材としての機能を併有する構成とした。このような構成を採用することにより、合理的な動力伝達構造を構築することができる。
本発明によれば、作業工具において、工具ビットの暴れによる外力が工具本体に伝達するのを低減する上で有効な技術が提供されることとなった。
(本発明の第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態につき、図1〜図5を参照しつつ説明する。本実施の形態は、作業工具の一例として電動ハンマを用いて説明する。図1は電動ハンマ101の全体構成を示す側断面図である。図2〜図4は電動ハンマ101の主要部の構成を示す断面図であり、図2は打撃前の無負荷状態(及び打撃終了直後の空打ち状態)を示し、図3は打撃時を示し、図4及び図5はそれぞれ打撃後を示す。また、図6は第1の防振機構部151の更なる拡大図である。
本実施の形態に係る電動ハンマ101は、図1に示すように、概括的に見て、電動ハンマ101の外郭を形成する本体部103、当該本体部103の長軸方向における先端領域(図示左側)に接続されたツールホルダ137、当該ツールホルダ137に着脱自在に取付けられたハンマビット119、本体部103の長軸方向における他端部(図示右側)に連接された作業者が握るハンドグリップ109を主体として構成される。本体部103は、本発明における「工具本体」に対応し、ハンマビット119は、本発明における「工具ビット」に対応する。ハンマビット119は、ツールホルダ137に対し、その長軸方向(本体部103の長軸方向)への相対的な往復動が可能に、かつその周方向への相対的な回動が規制された状態で保持される。なお説明の便宜上、ハンマビット119側を前、ハンドグリップ109側を後という。
本体部103は、駆動モータ111を収容したモータハウジング105と、運動変換機構113を収容したギアハウジング107と、打撃要素115を収容したバレル部106とを主体として構成されている。筒状ハウジングとしてのバレル部106は、ギアハウジング107の前端部に接合されてハンマビット119の長軸方向前方に延在される。駆動モータ111の回転出力は、運動変換機構113によって直線運動に適宜変換された上で打撃要素115に伝達され、当該打撃要素115を介してハンマビット119の長軸方向(図1における左右方向)への衝撃力を発生する。駆動モータ111は、モータ軸の軸線がハンマビット119の長軸線に対し交差状に配置されている。運動変換機構113及び打撃要素115によってハンマビット119の駆動機構が構成される。
運動変換機構113は、駆動モータ111の回転運動を直線運動に変換して打撃要素115に伝達するものであり、駆動モータ111により複数のギアを介して回転駆動されるクランク軸121、当該クランク軸121の回転中心からシフトした位置で偏心ピンを介して連接されるクランクアーム123、及びクランクアーム123によって直線往復動されるピストン125等からなるクランク機構によって構成される。駆動子としてのピストン125は、打撃要素115を駆動するものであり、バレル部106内に収容されたシリンダ141内をハンマビット119の長軸方向と同方向に摺動可能とされる。
打撃要素115は、シリンダ141のボア内壁に摺動自在に配置された打撃子としてのストライカ143と、ツールホルダ137に摺動自在に配置されるとともに、ストライカ143の運動エネルギーをハンマビット119に伝達する中間子としてのインパクトボルト145とを主体として構成される。シリンダ141内には、ピストン125とストライカ143との間に空気室141aが形成される。ストライカ143は、ピストン125の摺動動作に伴うシリンダ141の空気室141aの空気バネを介して駆動され、ツールホルダ137に摺動自在に配置されたインパクトボルト145に衝突(打撃)し、当該インパクトボルト145を介してハンマビット119に打撃力を伝達する。
上記のように構成される電動ハンマ101は、作業者が本体部103に前方への押圧力を加えてハンマビット119を被加工材に押し付けた負荷状態で駆動モータ111を通電駆動すると、クランク機構を主体として構成される運動変換機構113を介してピストン125がシリンダ141に沿って直線状に摺動動作する。ピストン125が摺動動作すると、シリンダ141の空気室141aの空気バネの作用により、ストライカ143がシリンダ141内を前方へと移動し、インパクトボルト145に衝突することで、その運動エネルギーをハンマビット119に伝達する。かくして、ハンマビット119が被加工材(コンクリート)にハンマ作業を遂行する。
ツールホルダ137は、バレル部106に対しハンマビット長軸方向回りの相対回動が可能に装着される。ハンマビット119は、ツールホルダ137の前方からツールホルダ137のビット保持孔138内に挿入され、ツールホルダ137の前部外周に設けられたビット保持装置135によって保持される。ビット保持装置135は、周方向に係止部材としての複数の係止爪136を有し、当該係止爪136によってハンマビット119を抜き取りが規制された状態に保持する。ハンマビット119は、外面に長軸方向の溝119aを有し、当該溝119aがビット保持孔138の内周面に形成された径方向に突出する複数の突起と係合することで周方向の相対回動が規制される。すなわち、ハンマビット119は、ツールホルダ137に対して抜け止めされ、かつ周方向への相対的な回動が規制された状態で保持される。なお、ビット保持装置135は、本発明とは特に関係しないため、具体的な構成の説明については省略する。
上記のハンマ作業時において、ハンマビット119は被加工材から反作用(以下、反力という)を受ける。そのときの反力によるハンマビット119の動きは、ハンマビット長軸方向のみならず長軸方向と交差する方向にも生ずる。すなわち、ハンマビット119が暴れ、この暴れによる外力が当該ハンマビット119を保持するツールホルダ137を経てバレル部106に伝達すると、当該バレル部106を含む本体部103の全体が振動することになる。なお、以下の説明では、必要に応じてハンマビット119の長軸方向、すなわち前後方向をZ軸、当該Z軸と直交する垂直方向、すなわち上下方向をY軸、Z軸と直交する水平方向、すなわち左右方向をX軸ともいう。
本実施の形態に係る電動ハンマ101は、ハンマビット119の暴れによる外力がバレル部106に伝達することを低減あるいは防止するべく第1及び第2の防振機構151,171を備えている。まず、本実施の形態に係る第1の防振機構151につき、図2〜図6を参照して説明する。第1の防振機構151は、ツールホルダ137をハンマビット長軸線(バレル部106の長軸線)上、すなわちZ軸上に想定した仮想の回動点P(以下、仮想点Pという)を中心としてバレル部106に対し回動自在に連結する第1球状連結部153と、ツールホルダ137を常時に初期位置に保持する(戻す)ように付勢力を作用する第1コイルバネ155と、第1コイルバネ155の付勢力をツールホルダ137に伝達する第1スライドスリーブ159及びボール157を主体として構成される。なお、ここで初期位置とは、バレル部106の長軸線(中心線)とツールホルダ137の長軸線(中心線)が同軸上、すなわちZ軸上に置かれる(一致する)位置(図2及び図3に示す状態)をいう。第1コイルバネ155は、本発明における「弾性体」に対応し、第1スライドスリーブ159は、本発明における「スライド部材」に対応する。
概ね円筒形をなすツールホルダ137は、ハンマビット119を保持する前部領域の反対側、すなわち後部が、バレル部106の前部領域に形成された概ね円筒状のツールホルダ収容部106a内に遊嵌状に嵌入されている。ツールホルダ収容部106aの長軸方向前端面には、仮想点Pを中心とする凹状の球面153a(図6参照)が形成され、これに対応してツールホルダ137の外周面には、仮想点Pを中心とする凸状の球面153b(図6参照)が形成され、これら凹状の球面153aと凸状の球面153bにより第1球状連結部153が構成されている。ツールホルダ137は、凸状の球面153bが凹状の球面153aに面接触することによって後方への移動が規制されている。
図6の拡大図に示すように、第1球状連結部153の近傍において、ツールホルダ収容部106aには径方向に貫通する複数の円形のボール保持孔156が周方向に所定間隔で設けられ、各ボール保持孔156にはそれぞれボール(鋼球)157が挿入され、ハンマビット長軸方向と交差する方向への移動が許容されている。ツールホルダ137の外周面には、周方向に連続する溝137aが形成され、この溝137aにボール157が嵌り込んでいる。一方、ボール157は、第1コイルバネ155の付勢力により第1スライドスリーブ159を介してハンマビット長軸方向前方に付勢されており、第1スライドスリーブ159に形成されたテーパ部159aとボール保持孔156の前壁にそれぞれ当接されつつツールホルダ137の溝137aに径方向の外側から押し付けられている。
なお、第1スライドスリーブ159は、バレル部106のツールホルダ収容部106aの外側にハンマビット長軸方向に摺動自在に嵌合され、その外側に第1コイルバネ155が配置されている。また、第1コイルバネ155は、一端がバレル部106に形成された径方向の係止端面106b(ツールホルダ収容部106aと当該ツールホルダ収容部106aよりも大径のシリンダ収容部との間の段差端面)に当接され、他端が第1スライドスリーブ159のテーパ部159aの背面(後面)に当接されており、これにより当該第1スライドスリーブ159を前方に付勢する。
ツールホルダ137の溝137aは、後側がテーパ部137bとされている。このテーパ部137bにボール157が当接することでツールホルダ137は、前方への移動が規制される。かくして、ツールホルダ137は、第1球状連結部153による後方への移動規制及びボール157による前方への移動規制によってハンマビット長軸方向への移動が規制され、その状態でハンマビット長軸方向と交差する水平方向(左右方向)、すなわちX軸方向及び垂直方向(上下方向)、すなわちY軸方向には、それぞれハンマビット長軸線上の仮想点Pを中心とした回動が許容された状態で連結されるとともに、第1コイルバネ155の付勢力によって初期位置に戻るように調心される。
なお、バレル部106の内部空間には、潤滑剤(グリス)が封入されている。この内部空間内の潤滑剤がツールホルダ137の外面とバレル部106のツールホルダ収容部106aの内面間の隙間を通じて外部に漏れ出ることを防止するべく、当該外面と内面間にはシール用のOリング161が介在されており、このOリング161によってもツールホルダ137の調心作用が行われる。Oリング161は、本発明における「シール用の弾性体」に対応する。
本実施の形態に係る第1の防振機構151は、上記のように構成されている。図3にはストライカ143の打撃動作時、すなわちストライカ143の打撃力がインパクトボルト145を介してハンマビット119に加えられ、当該ハンマビット119によって被加工材に打撃を加えた状態が示される。図4にはハンマビット119が被加工材から長軸方向と交差する方向に外力を受けた状態が示される。
図4に示すように、ハンマビット119が長軸方向と交差する方向の外力を受けると、第1球状連結部153を介してバレル部106に連結されているツールホルダ137は、ハンマビット119と共に仮想点Pを中心として回動する。このとき、複数のボール157のうち、当該回動方向(図4における上側)に対応する幾つか(1〜2個)が溝137aのテーパ部137bに押されて径方向外側に移動し、第1スライドスリーブ159のテーパ部159aを押す。これにより第1スライドスリーブ159が後方へと移動し、第1コイルバネ155を弾性変形させる。すなわち、仮想点Pを中心としたツールホルダ137の回動動作は、第1コイルバネ155によって弾性的に規制されることになる。よって、ハンマビット119に作用する長軸方向と交差する方向の外力は、第1コイルバネ155によって弾性変形によって吸収され、バレル部106に伝わり難くなる。つまり、ハンマビット119の暴れによる外力がバレル部106を含む本体部103に伝わり難く、本体部103の振動が低減される。
このように、本実施の形態に係る第1の防振機構151によれば、ハンマビット119を保持するツールホルダ137につき、バレル部106に対しハンマビット長軸線(バレル部106の長軸線)上の仮想点Pを中心として回動自在とするとともに、第1コイルバネ155の付勢力によってツールホルダ137を初期位置に保持する(戻す)構成としている。特に凹状の球面153aと凸状の球面153bによって構成される第1球状連結体153を介して回動する構成のため、ツールホルダ137の円滑な回動動作を得ることが可能となり、ハンマビット119の暴れによるバレル部106の振動を効果的に低減することができる。
次に第2の防振機構171につき説明する。第2の防振機構171は、ハンマビット119の暴れが、長軸方向と交差する方向のみならず、長軸方向にもバレル部106に伝わり難くするものであり、空打ち時の衝撃緩衝用としてツールホルダ137の後方に配置される緩衝構造体173を利用して構成されている。図2〜図5に示すように、第2の防振機構171は、インパクトボルト145を、緩衝構造体173を介してハンマビット長軸線(バレル部106の長軸線)上の仮想点Pを中心としてバレル部106に回動自在に連結する第2球状連結体177と、振動吸収用としての第2コイルバネ179と、ハンマビット119の暴れに基づくインパクトボルト145の長軸方向(Z軸方向)及び当該長軸方向とそれぞれ交差する左右方向(X軸方向)、上下方向(Y軸方向)の動きを第2コイルバネ179に伝える第2スライドスリーブ178を主体として構成される。
緩衝構造体173は、ツールホルダ137の後方に配置される円環状の前ワッシャー174、前ワッシャー174の後面に当接状態で配置される円環状のゴムクッション175及びゴムクッション175の後面に当接状態で配置される円環状の後ワッシャー176によって構成される。そして、後ワッシャー176の後面がZ軸上の仮想点Pを中心とする凸状の球面177aとされ、これに対向する第2スライドスリーブ178の前面が仮想点Pを中心とする凹状の球面177bとされ、これら凸状の球面177aと凹状の球面177bにより第2球状連結体177が構成されている。
第2コイルバネ179は、シリンダ141の前側外周面とバレル部106の内周面間の空間に配置されている。第2コイルバネ179の長軸方向の一端は、シリンダ141に取付けられた後バネ受リング179aによって受けられ、他端が前バネ受リング179bを介して第2スライドスリーブ178の後面に当接されており、これにより第2スライドスリーブ178に前方への付勢力を作用している。なお、前バネ受けリング179bは、バレル部106に形成された段差状の係止面106cに当接することによって前方の最大移動位置が規制されている。すなわち、第2コイルバネ179の付勢力が係止面106cにて規制される最大移動位置を超えてまで第2スライドスリーブ178に作用しない構成とされている。これにより、第2コイルバネ179には予め所定の荷重を付与した状態としつつ、第2スライドスリーブ178に第2コイルバネ179の付勢力が作用しない状態とし、これによりツールホルダ137には不用な第2コイルバネ179の付勢力が作用しない状態を得ること可能となる。
ツールホルダ137の筒孔後部側には、インパクトボルト145が長軸方向に摺動自在に収容されている。インパクトボルト145の後端部は、ツールホルダ137の筒孔から後方に突出しており、当該突出部分が前ワッシャー174、ゴムクッション175、後ワッシャー176及び第2スライドスリーブ178を貫通して後方へ延在するとともに、ストライカ143と対向している。また、前ワッシャー174及び後ワッシャー176の内周面がインパクトボルト145の外周面に面接触されている。つまり、ツールホルダ137、インパクトボルト145及び前後のワッシャー174,176は、径方向に関しては相対移動が規制されている。一方、第2スライドスリーブ178は、シリンダ141及びバレル部106と径方向に関しては相対移動が規制されている。
第2の防振機構171は上記のように構成されている。従って、ハンマビット119が被加工材に打撃を加えたとき、図5に示すように、被加工材から受ける反力でハンマビット119と共にインパクトボルト145が後方へ移動すると、当該インパクトボルト145の後肩部145aと当接している緩衝構造体173が後方へ移動し、それに伴い第2スライドスリーブ178も後方へ移動される。この第2スライドスリーブ178の後方への移動により第2コイルバネ179が弾性変形する。すなわち、インパクトボルト145の後方への移動は、第2コイルバネ179によって弾性的に規制される。よって、ハンマビット119に作用する長軸方向(Z軸方向)の外力は、第2コイルバネ179によって吸収され、バレル部106に伝わり難くなる。つまり、ハンマビット119の暴れによる外力がバレル部106を含む本体部103に伝わり難く、本体部103の振動が低減される。
なお、ハンマビット119による被加工材の打撃時において、ハンマビット119がZ軸方向のみならず、前述したように、Z軸方向と交差するX軸、Y軸方向にも外力を受け、それに伴いツールホルダ137が仮想点Pを中心に回動したときは、インパクトボルト145は仮想点Pを中心とする第2球状連結部177を介して相対回動する。すなわち、後ワッシャー176の凸状の球面177aと、第2スライドスリーブ178の凹状の球面177bによって構成される第2球状連結部177の相対回動を介してツールホルダ137と共に回動する。このため、ハンマビット119の暴れによる外力がツールホルダ137及びインパクトボルト145に対しZ軸方向及びそれに交差するX軸、Y軸方向に同時に作用したとしても、それら外力のバレル部106への伝達を第1及び第2の防振機構により抑え、バレル部106の振動を低減することができる。
ところで、電動ハンマ101では、ハンマ作業を終了するべく被加工材に対するハンマビット119の押し付けを解除した瞬間、ストライカ143は、インパクトボルト145を、少なくとも1回は空打ちする。本実施の形態に係る第1の防振機構151によれば、かかる空打ちに対する緩衝効果を発揮する。
すなわち、ストライカ143がインパクトボルト145を空打ちすると、ツールホルダ137はインパクトボルト145を介して前方への打撃力を受ける。このとき、ツールホルダ137の溝137aに形成されたテーパ部137bにより全てのボール157が径方向外側へと押し出される。これにより、第1スライドスリーブ159は、ボール157によりテーパ部159aを押されて後方へと移動し、第1コイルバネ155を弾性変形させる。結局、ストライカ143の空打ちは、第1コイルバネ155により緩衝されることになり、当該空打ちに関係する部材の耐久性の向上につながる。
また、本実施の形態では、ボール157を介して第1コイルバネ155の付勢力をツールホルダ137に伝える構成であり、このため、伝達動作の円滑化が図れるとともに、伝達方向(運動方向)の変換が容易なことから、第1コイルバネ155の作用方向をハンマビット長軸方向に設定できる。これにより径方向の縮小化が実現される。
(本発明の第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態につき、図7〜図9を参照しつつ説明する。本実施の形態は、作業工具の例としてハンマドリル201に適用した場合であり、前述した第1の実施の形態と相違する点を重点的に説明し、同一の構成部分については、第1の実施形態で用いた符号と同一の符号を付して説明を省略あるいは簡略する。
本実施の形態に係るハンマドリル201においては、ツールホルダ137及び当該ツールホルダ137に保持されるハンマビット119が動力伝達機構117を介して駆動モータ111から減速して回転される構成とされる。動力伝達機構117は、駆動モータ111から複数のギアを介して駆動される動力伝達軸127と、当該動力伝達軸127と共に回転する小ベベルギア129と、当該小ベベルギア129と噛み合い係合し、ハンマビット119の長軸回りに回転する大ベベルギア131と、当該大ベベルギア131と一体となってハンマビット119の長軸回りに回転される回転スリーブ133を主体として構成される。回転スリーブ133は、本発明の請求項7における「筒状回転部材」に対応する。回転スリーブ133は、シリンダ141とバレル部106の間の空間に配置される長尺状部材として構成され、長軸方向に複数の軸受132を介してバレル部106に回転可能に支持されている。
回転スリーブ133は、その前部がツールホルダ137の後部に被さるように前方に延在されてツールホルダ収容部133aを形成している。ツールホルダ収容部133aと、当該ツールホルダ収容部133a内に収容されるツールホルダ137の後部に関して、第1の実施形態で説明した第1の防振機構151が設定されている。すなわち、第1の実施形態におけるバレル部106のツールホルダ収容部106aが、回転スリーブ133のツールホルダ収容部133aとして置換された構成とされる。第1の防振機構151は、ツールホルダ137をハンマビット長軸線(回転スリーブ133の長軸線)上の仮想点Pを中心として回転スリーブ133に対し回動自在に連結する第1球状連結部153と、ツールホルダ137を常時に初期位置に保持する(戻す)ように付勢力を作用する第1コイルバネ155と、第1コイルバネ155の付勢力をツールホルダ137に伝達する第1スライドスリーブ159及びボール157を主体として構成される。
第1球状連結部153は、回転スリーブ133のツールホルダ収容部133aの長軸方向前端面に形成された、Z軸上の仮想点Pを中心とする凹状の球面153aと、これに対応してツールホルダ137の外周面に形成された、仮想点Pを中心とする凸状の球面153bによって構成される。また、ボール(鋼球)157は、回転スリーブ133のツールホルダ収容部133aに形成された径方向に貫通する複数の円形のボール保持孔156に挿入され、ハンマビット長軸方向と交差する方向への移動が許容されている。第1スライドスリーブ159は、回転スリーブ133のツールホルダ収容部133aの外側にハンマビット119の長軸方向に摺動自在に嵌合され、当該第1スライドスリーブ159の外側に第1コイルバネ155が配置される。
ツールホルダ137の外周面には、各ボール157に対応して複数の凹部137cが周方向に所定の間隔で形成されている。すなわち、本実施の形態では、ボール157毎に凹部137cが設定されている。そして各凹部137cは、周方向にはボール157と係合されており、これにより回転スリーブ133とツールホルダ137の周方向の相対移動が規制されている。つまり、本実施の形態におけるボール157は、第1コイルバネ155の付勢力をツールホルダ137に伝達する部材としての機能に加え、回転スリーブ133の回転力をツールホルダ137に伝達するトルク伝達部材としての機能を備えた構成とされる。
なお、第1の防振機構151において、図9に示すように、凹部137cの後側にテーパ部137bが形成され、このテーパ部137bにボール157が当接することでツールホルダ137の前方への移動が規制されること、またツールホルダ137が球状連結部153により後方への移動が規制されること、等については、前述した第1の実施形態と同様である。
一方、第2の防振機構171については、第2スライドスリーブ178がシリンダ141と回転スリーブ133との間に配置されており、この点以外の構成については、前述した第1の実施形態と同様である。
本実施の形態に係るハンマドリル201は、上記のように構成されている。従って、作業者が本体部103に前方への押圧力を加えてハンマビット119を被加工材に押し付けた負荷状態で駆動モータ111を通電駆動すると、運動変換機構113及び打撃要素115を介してハンマビット119に長軸方向の打撃力が加えられ、一方、駆動モータ111の回転出力によって動力伝達機構117が駆動され、当該動力伝達機構117における回転スリーブ133の回転力がボール157を介してツールホルダ137及び当該ツールホルダ137にて保持されるハンマビット119に伝達される。すなわち、ハンマビット119が長軸方向に打撃動作するとともに周方向に回転動作することにより、被加工材に対してハンマドリル作業を行う。
本実施の形態によれば、回転スリーブ133とツールホルダ137の間に第1の防振機構151を設け、また回転スリーブ133とインパクトボルト145の間に第2の防振機構171を設けたことにより、ハンマドリル作業時において、ハンマビット119の暴れによるZ軸方向の外力、あるいはZ軸方向とそれぞれ交差するX軸方向、Y軸方向の外力がバレル部106に伝達することを抑えることが可能となり、これにより本体部103の振動を低減することができる。
特に本実施の形態では、第1の防振機構151の構成部材である、ボール157に第1コイルバネ155の付勢力をツールホルダ137に伝達する機能に加え、回転スリーブ133の回転力をツールホルダ137に伝達するトルク伝達部材として機能するように構成したことにより、合理的な動力伝達構造を構築することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電動ハンマの全体構成を示す断面図である。 電動ハンマの主要部の構成を示す断面図であり、打撃前の無負荷状態(及び打撃終了直後の空打ち状態)を示す。 電動ハンマの主要部の構成を示す断面図であり、打撃時を示す。 電動ハンマの主要部の構成を示す断面図であり、打撃後を示す。 電動ハンマの主要部の構成を示す断面図であり、打撃後を示す。 第1の防振機構を示す拡大図である。 本発明の第2の実施形態に係るハンマドリルの全体構成を示す断面図である。 ハンマドリルの主要部の構成を示す断面図である。 第1及び第2の防振機構の構成を示す断面図である。
101 電動ハンマ(作業工具)
103 本体部(工具本体)
105 モータハウジング
106 バレル
106a ツールホルダ収容部
106b 係止端面
106c 係止面
106d 当接面
107 ギアハウジング
109 ハンドグリップ
111 駆動モータ
113 運動変換機構
115 打撃要素
117 動力伝達機構
119 ハンマビット(工具ビット)
119a 溝
121 クランク軸
123 クランクアーム
125 ピストン
127 動力伝達軸
129 小ベベルギア
131 大ベベルギア
132 軸受
133 回転スリーブ(筒状回転部材)
135 ビット保持装置
137 ツールホルダ
137a 溝
137b テーパ部
137c 凹部
141 シリンダ
141a 空気室
143 ストライカ
145 インパクトボルト
145a 後肩部
151 第1の防振機構
153 第1球状連結部
153a 凹状の球面
153b 凸状の球面
155 第1コイルバネ(弾性要素)
156 ボール保持孔
157 ボール
159 第1スライドスリーブ
159a テーパ部
161 Oリング(シール用の弾性体)
171 第2の防振機構
173 緩衝構造体
174 前ワッシャー
175 ゴムクッション
176 後ワッシャー
177 第2球状連結体
177a 凸状の球面
177b 凹状の球面
178 第2スライドスリーブ
179 第2コイルバネ
179a 後バネ受リング
179b 前バネ受リング

Claims (7)

  1. 工具ビットが長軸方向に直線動作することにより所定の加工作業を遂行する作業工具であって、
    工具本体と、
    先端領域において前記工具ビットを保持するとともに、当該工具ビット長軸方向に延在するツールホルダと、
    弾性体と、を有し、
    前記ツールホルダは、前記先端領域と反対側である後側が前記工具本体内へと延在されるとともに、当該延在領域において、前記工具本体に対し、前記工具ビット長軸線で定義されるZ軸上の回動点を中心として、前記Z軸とそれぞれ交差するY軸、X軸の各軸方向に回動自在に連結されており、
    前記弾性体は、前記ツールホルダを前記工具本体に対し予め定めた位置、すなわち初期位置に保持するように付勢力を作用する構成であり、
    前記ツールホルダは、前記Z軸上の回動点を中心とする凸状の球面と当該凸状の球面に対応する凹状の球面によって構成される球状連結部を介して前記工具本体に連結される構成であり、
    前記凸状の球面が前記ツールホルダに形成され、前記凹状の球面が前記工具本体に形成されていることを特徴とする作業工具。
  2. 請求項1に記載の作業工具であって、
    前記工具ビットは、被加工材に対し直線状の打撃力を作用させてハンマ作業を行なうハンマビットとして構成され、
    モータと、
    前記モータによって前記ハンマビットの長軸方向に直線状に駆動される打撃子と、
    前記ツールホルダ内に前記ハンマビット長軸方向に摺動自在に収容され、前記打撃子の直線運動を前記ハンマビットに伝達する中間子と、を有し、
    前記中間子は、前記工具本体に対し前記Z軸上の回動点を中心として回動自在に連結され、
    更に前記工具本体と前記中間子の間には、当該中間子を初期位置に保持するように付勢力を作用する第2の弾性体を有することを特徴とする作業工具。
  3. 請求項に記載の作業工具であって
    前記中間子は、前記Z軸上の回動点を中心とする凸状の球面と当該凸状の球面に対応する凹状の球面によって構成される第2の球状連結部を介して前記工具本体に連結されていることを特徴とする作業工具。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載の作業工具であって、
    前記工具本体は、当該工具本体内へと延在された前記ツールホルダの延在領域を収容する円筒状のツールホルダ収容部を有し、
    前記ツールホルダ収容部の外側に配置されて工具ビット長軸方向に移動可能とされたスライド部材と、
    前記ツールホルダ収容部の周方向に所定間隔で設けられ、径方向に貫通する複数のボール保持孔と、
    前記ボール保持孔に遊嵌状に挿入されて前記スライド部材と前記ツールホルダの間に介在されるボールと、を更に有し、
    前記弾性体は、前記工具本体と前記スライド部材の間に配置されるとともに、当該弾性体の付勢力が前記スライド部材から前記ボールを介して前記ツールホルダに伝達される構成としたことを特徴とする作業工具。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の作業工具であって、
    前記工具本体と前記ツールホルダの間に、前記工具本体の内部空間に封入される潤滑油の漏出を抑えるシール用の弾性体が介在されており、当該弾性体の付勢力が前記ツールホルダを前記初期位置に保持するように作用することを特徴とする作業工具。
  6. 工具ビットが被加工材に対し長軸方向の直線状の打撃力と、長軸方向回りの回転力を作用させてハンマドリル作業を行なう作業工具であって、
    工具本体と、
    モータと、
    先端領域において前記工具ビットを保持するとともに、当該工具ビット長軸方向に延在するツールホルダと、
    弾性体と、
    前記モータによって直線状に駆動され、前記工具ビットを直線状に打撃動作させる打撃子と、
    前記工具本体に前記ハンマビット長軸線回りに回転自在に装着され、前記モータによって回転駆動される筒状回転部材と、を有し、
    前記ツールホルダは、前記先端領域と反対側である後側が前記筒状回転部材内へと延在されるとともに、当該延在領域において、前記筒状回転部材に対し、当該筒状回転部材と共にハンマビット長軸線回りに回転しつつ前記工具ビット長軸線で定義されるZ軸上の回動点を中心として、前記Z軸とそれぞれ交差するY軸、X軸の各軸方向に回動自在に連結されており、
    前記弾性体は、前記ツールホルダを前記工具本体に対し予め定めた位置、すなわち初期位置に保持するように付勢力を作用する構成であり、
    前記ツールホルダは、前記Z軸上の回動点を中心とする凸状の球面と当該凸状の球面に対応する凹状の球面によって構成される球状連結部を介して前記筒状回転部材に連結される構成であり、
    前記凸状の球面が前記ツールホルダに形成され、前記凹状の球面が前記筒状回転部材に形成されていることを特徴とする作業工具。
  7. 請求項に記載の作業工具であって、
    前記筒状回転部材は、当該筒状回転部材内へと延在された前記ツールホルダの延在領域を収容する円筒状のツールホルダ収容部を有し、
    前記ツールホルダ収容部の外側に配置されて工具ビット長軸方向に移動可能とされたスライド部材と、
    前記ツールホルダ収容部の周方向に所定間隔で設けられ、径方向に貫通する複数のボール保持孔と、
    前記ボール保持孔に遊嵌状に挿入されて前記スライド部材と前記ツールホルダの間に介在されるボールと、を更に有し、
    前記ボールは、前記ツールホルダに対し当該ツールホルダが前記初期位置に保持されるように前記弾性体の付勢力を伝達する付勢力伝達部材としての機能と、前記筒状回転部材の回転力を前記ツールホルダに伝達するトルク伝達部材としての機能を併有することを特徴とする作業工具。
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