JP5146525B2 - ヒートポンプ式熱源機ユニット - Google Patents

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Description

この発明は、ヒートポンプ式熱源機ユニットの圧縮機の断熱及び遮音に関するものである。
従来のヒートポンプ給湯機の熱源機では、圧縮機本体はベースに固定されたピンに圧縮機脚部が防振ゴム等を介して固定されている。圧縮機本体は吸入マフラ、吐出管、吸入管、及びターミナルカバー、リード線が接続されている。圧縮機本体及び吸入マフラの外周には断熱材が配置され、圧縮機本体及び吸入マフラの上部にも断熱材が配置されている。
しかしながら、従来のヒートポンプ給湯機の圧縮機断熱の構成によると、室外機のベースが強度確保やドレン排水のため絞り加工されており凸部あるいは凹部が複数形成された凸凹形状となっているため、ベースの上に設けられる圧縮機本体及び吸入マフラの外周に断熱材を配置する際、圧縮機本体とベースとの間に隙間ができてしまう構成であった。また、圧縮機本体の上部には吐出管、吸入管、ターミナルカバーやリード線が配置されているため、上部断熱材と圧縮機本体及び吸入マフラの外周に配置された断熱材との間も隙間ができ易い構成であった。
その他、特許文献1、2には圧縮機の断熱に関する構成が提案されている。特許文献1は圧縮機シェル内のシリンダブロックと吸入マフラとの間に断熱材を挟むものが示されている。
特許文献2には、2重シェル構造とし密閉容器下部に弾性マウンティングを備え振動、騒音を抑制するものが示されている。
特開2000−291556(図1) 特開2004−237906(図1)
従来のヒートポンプ給湯機の圧縮機断熱の構成の場合、上記の通り隙間が出来やすい構成であり、このような隙間ができると自然対流が発生し易くなり断熱効果が低減してしまうという問題点があった。また隙間により圧縮機からの放射音に対する遮音効果も低減してしまうという問題点があった。
さらに、圧縮機本体及び吸入マフラの外周に配置された断熱材は遮音効果を上げるためにフェルトにゴムを張り合わせた構造のものが用いられるが、ゴムがベースに接触しているため、圧縮機本体の振動が圧縮機本体及び吸入マフラの外周に配置された断熱材を介してベースに伝わってしまい、パネル等からの騒音が大きくなるという問題点があった。
また、運転時高温部の圧縮機本体と低温部の吸入マフラが近傍に位置しているため圧縮機本体から吸入マフラへの熱移動により、本来給湯に使用すべきエネルギーを低温の吸入マフラへ漏洩しロスとなってしまうという問題点があった。
この発明は、これらの問題点を解決するためになされたもので、圧縮機本体からの熱ロスを低減し効率を向上させると共に、圧縮機本体及び吸入マフラからの騒音の遮音効果を改善し低騒音化ができるヒートポンプ式熱源機ユニットを提供することを目的とする。
この発明のヒートポンプ式熱源機ユニットは、機械室に圧縮機が設けられたヒートポンプ式熱源機ユニットにおいて、前記圧縮機が設けられた凸部および凹部を有するベースと、前記圧縮機周囲の前記ベース上面を覆うように配置された第1の断熱材と、前記第1の断熱材の上に配置され、前記圧縮機本体周囲に巻き付けられた第2の断熱材と、を備え、前記第1の断熱材は、前記ベース上面と接する下層部に前記ベース上面の前記凸部または凹部と密着できる柔軟構造の第1の構成部材を用い、上層部に前記第1の構成部材より剛性の高い第2の構成部材を用いたものである。
この発明のヒートポンプ式熱源機ユニットは、機械室に圧縮機が設けられたヒートポンプ式熱源機ユニットにおいて、前記圧縮機が設けられた凸部および凹部を有するベースと、前記圧縮機周囲の前記ベース上面を覆うように配置された第1の断熱材と、前記第1の断熱材の上に配置され、前記圧縮機本体周囲に巻き付けられた第2の断熱材と、を備え、前記第1の断熱材は、前記ベース上面と接する下層部に前記ベース上面の前記凸部または凹部と密着できる柔軟構造の第1の構成部材を用い、上層部に前記第1の構成部材より剛性の高い第2の構成部材を用いたので、圧縮機周囲に密閉空間を形成できるため、圧縮機本体からの放熱ロスを大幅に低減できるとともに、圧縮機本体からの騒音を遮音し低騒音化が実現できる効果がある。

この発明の実施の形態1における冷媒回路、給湯回路を示す配管系統図である。 この発明の実施の形態1における熱源機ユニットの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるヒートポンプ給湯機の圧縮機の断熱構成を示す図である。 この発明の実施の形態2におけるヒートポンプ給湯機の圧縮機の断熱構成を示す図である。 この発明の実施の形態3におけるヒートポンプ給湯機の圧縮機の断熱構成を示す図である。 この発明の実施の形態4におけるヒートポンプ給湯機の圧縮機の断熱構成を示す図である。 この発明の実施の形態4におけるベース上に配置する断熱材と圧縮機の位置関係を示す模式図である。 従来のヒートポンプ給湯機の圧縮機の断熱構成を示す図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における冷凍サイクル回路と給湯回路を示す配管系統図である。図2はこの発明の実施の形態1における熱源機ユニット12の構成を示す図である。図1において、圧縮機2により高温、高圧になった加熱ガス冷媒は、給湯用熱交換器3に流入する。給湯回路8側のポンプ9により熱源機内部に取り入れられた水は、給湯用水熱交換器3を通過する際に熱交換され加熱される。一方、水へ熱を伝えた冷媒は絞り弁4a、4bにより減圧され蒸発器5に流入し、送風機7により送風された大気から吸熱し、蒸発ガス化され内部熱交換器6で再加熱され、圧縮機2へ戻る。内部熱交換器6では蒸発器5出口から圧縮機2へと流れる冷媒と、給湯用熱交換器3出口から蒸発器5へ流れる冷媒とが熱交換する。また、給湯用熱交換器3出口から内部熱交換器6へ流れ込む高圧冷媒の流量は流量調整弁4a及び4bで調整している。冷凍サイクルの冷媒には、例えば、二酸化炭素が使用される。
図2において、給湯熱源機12には最下段に給湯用熱交換器3(図示せず)を収納する収納室13が設けられ、収納室13の上部にファン7が設けられた送風機室15と、この送風機室15に隣接し、仕切板16で区切られた機械室14で構成されている。機械室14には圧縮機2とともに圧縮機の吸入側に設けられた吸入マフラが設けられ、また、機械室14の上部には電気品17が配置されている。18は圧縮機本体が固定されるベースであり強度確保やドレン排水のため絞り加工されており、1cm程度の高低差を有する凸部あるいは凹部が複数形成された凸凹形状を有している。19はフロントパネル、20はバックパネル、21はトップパネル、22はサービスパネル、23は吹き出しグリルである。送風機室15には吹出しグリル23と隣接する面から反対側の面に渡って蒸発器5が設けられ、ファン7の送風により冷媒と空気との熱交換を行う。
一方、図8は従来のヒートポンプ給湯機の圧縮機の断熱構成を示すものである。室外機のベース18が強度確保やドレン排水のため絞り加工されており凸凹形状となっている。また、断熱材36は遮音効果を向上させるために、フェルト等の柔軟な断熱部材にシート状のゴム等の遮音効果の高い遮音部材を張り合わせた構造のものが用いられる。
ベース18の上に設けられる圧縮機2本体及び吸入マフラ31の外周に断熱材36を配置する際、圧縮機2本体とベース18との間に隙間Aができてしまう構成であった。また、圧縮機2本体の上部には吐出管32、吸入管33、ターミナルカバー34やリード線35が配置されているため、上部断熱材37と圧縮機2本体及び吸入マフラ31の外周に配置された断熱材36との間も隙間Aができ易い構成であった。
従来のヒートポンプ給湯機の圧縮機断熱の構成の場合、上記の通り隙間Aが出来やすい構成であった。圧縮機2は運転中に回転体のトルク変動、回転体のアンバランス、内部で発生する冷媒圧力脈動により振動が発生し、また、冷媒として二酸化炭素を使用すると、高圧で、温度上昇が大きくなりやすいが、上記のような隙間Aができると自然対流が発生し易くなり断熱効果が低減してしまうという問題点があった。また隙間Aにより圧縮機2からの放射音に対する遮音効果も低減してしまう。
一方、隙間がないように断熱材36の下端部をベース面形状に合わせて加工することも考えられるが、組み立て時に作業が煩雑となり、また圧縮機運転時の振動により断熱材36の位置が圧縮機の周方向に変位して、結局は隙間ができてしまう可能性があり、採用できない。
さらに、剛性の高い遮音部材36bがベース18に接触していると(図8のB)、圧縮機2本体の振動が圧縮機2本体及び吸入マフラ31の外周に配置された部材36bを介してベース18に伝わってしまい、逆にパネル等からの騒音が大きくなる。
図3はこの発明の実施の形態1におけるヒートポンプ給湯機の圧縮機の断熱構成を示すものである。圧縮機2本体はベース18に固定されたピン38に圧縮機脚部39が防振ゴム(図示せず)等を介して固定されている。圧縮機周囲のベース18上面に柔軟構造の断熱材41を配置し、上記断熱材41の上に圧縮機本体2及び吸入マフラ31外周に巻き付けられた断熱材36を配置してある。断熱材36はフェルト等の柔軟な断熱部材36aと剛性の高いゴム等の遮音部材36bの2層構造となっており、遮音部材36bが外周側となるように圧縮機本体2及び吸入マフラ31外周に巻きつけられている。剛性の高い遮音部材36bが直接圧縮機本体2及び吸入マフラ31に当たると給湯機運転時に逆に騒音が発生するためであり、柔軟な断熱部材36aは圧縮機の振動を遮音部材36bに伝えない柔軟性を有しているものであればよい。そして、柔軟構造の断熱材41はスポンジ状の構造を有する軟質ウレタンフォーム等の柔軟性の高い部材であり、ベース18の凹凸に密着し、段差を吸収して、圧縮機本体2及び吸入マフラ31外周に巻き付けられた断熱材36との隙間を防止している。また、圧縮機本体2及び吸入マフラ31上部の断熱材37は圧縮機本体2及び吸入マフラ31外周に巻き付けられた断熱材36の内側に嵌め込むように配置している。
また、柔軟構造の断熱材41は圧縮機本体2及び吸入マフラ31外周に巻き付けられた断熱材36の遮音部材36bが直接ベース18に接触するのを防止し、遮音部材36bが圧縮機2の振動をベース18に伝えるのをその柔軟性により防止している。さらに、圧縮機本体2と吸入マフラ31間に断熱材42を配置してある。
そのため、このように、柔軟構造の断熱材41を圧縮機周囲のベース18上面に配置することにより、断熱材の隙間をなくし、密閉構造が形成されるので自然対流発生を防止できるので断熱効果が大きく、ヒートポンプ式給湯機の効率を向上させることができる。また、遮音効果も改善できる。また、柔軟構造の断熱材41は圧縮機の振動が剛性の高い遮音部材36bを介してベース18に伝達するのを防止できるので、低騒音化を測ることができる。さらに、圧縮機本体2と吸入マフラ31間の断熱材42により、圧縮機本体2から吸入マフラ31への熱移動を低減できるので効率が向上する効果がある。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2におけるヒートポンプ給湯機の圧縮機の断熱構成を示すものである。圧縮機本体2及び吸入マフラ31外周に巻き付けられた断熱材36と圧縮機本体2と吸入マフラ31間の断熱材42を一体化したものである。断熱材42を圧縮機本体2と吸入マフラ31間に差し込み、圧縮機本体2及び吸入マフラ31外周に巻き付けて、面ファスナー43で固定している。
圧縮機本体2及び吸入マフラ31外周に巻き付けられた断熱材36と圧縮機本体2と吸入マフラ31間の断熱材42を一体化したのでコストが低減できると共に組立性が改善できる効果がある。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3におけるヒートポンプ給湯機の圧縮機の断熱構成を示すものである。発明の実施の形態1に加えて、圧縮機2本体及び吸入マフラ31の断熱材37を圧縮機2本体及び吸入マフラ31外周に巻き付けられた断熱材36の内側と外側の2重に配置したものである。内側の断熱材37は圧縮機2本体及び吸入マフラ31外周に巻き付けられた断熱材36の内周よりも短い外周を有し、高さにおいて断熱材36の上端部よりも低い位置に配置される。また、外側の断熱材37は、内側の断熱材37よりも上部に位置し、断熱材36の外周より長いかまたは同等の外周を有し、断熱材36の上端部と接するように配置する。
このような構成とすることにより、圧縮機本体2の上部に配置されている吐出管32、吸入管33やリード線35を通すための隙間を小さくすることができるので、より密閉性が向上し断熱効果が大きくなると共に遮音効果も改善できる効果がある。
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4におけるヒートポンプ給湯器の圧縮機の断熱構成を示すものである。実施の形態1と同じ構成要素には同じ符号を付す。また、圧縮機の断熱構造以外の冷凍回路構成等は実施の形態1と同じである。
圧縮機2本体はベース18に固定されたピン38に圧縮機脚部39が防振ゴム(図示せず)等を介して固定されている。圧縮機周囲のベース18上面に断熱材41aを配置するが、本実施の形態4では断熱材41aは上側に剛性の比較的高い構成部材41bを用い、ベース18と接する下側にはスポンジ状の構造を有する軟質ウレタンフォーム等の構成部材41cを用いる。構成部材41cはベース18上の凹凸を吸収できる柔軟性を有し、少なくとも構成部材41bよりも柔軟性に富んでいる。構成部材41bは後述するように、組立時にベース18上で断熱材41aの位置決めを容易にするために設けられたものであり、下側の構成部材41cより剛性は高いが、組み立て時に構成部材41cがよれる等してベース上の位置が変位しないで位置決めが出来る程度の剛性があれば充分である。構成部材41bも軟質ウレタンフォーム等の素材を用いることができる。
上記断熱材41aの上、即ち、上側の剛性の高い構成部材41bの上に圧縮機本体2及び吸入マフラ31外周に巻き付けられた断熱材36cを配置してある。断熱材36cは剛性の高いゴム等の遮音部材36dの両側をフェルトなどの柔軟な断熱部材36e、36fで挟んだサンドイッチ状の構成を有している。ただし、下部の断熱材41aと接触する部分は遮音部材36dが存在せず、柔軟な断熱部材36e、36fのみとなっている。
柔軟構造の断熱材41aはベース18の凹凸を吸収し、圧縮機本体2及び吸入マフラ31外周に巻き付けられた断熱材36cとの隙間を防止している。また、圧縮機本体2及び吸入マフラ31上部の断熱材37は圧縮機本体2及び吸入マフラ31外周に巻き付けられた断熱材36cの内側に嵌め込むように配置している。
また、柔軟構造の断熱材41aは圧縮機本体2及び吸入マフラ31外周に巻き付けられた断熱材36cの遮音部材36dが直接ベース18に接触するのを防止している。また、断熱材36cが断熱材41aと接触する部分は剛性の高い遮音部材36dが存在せず、柔軟性の高い断熱部材36e、36fのみが接触するため、剛性の高い遮音部材36dと部材41bとが直接接触して音が伝わることがないため、遮音効果をより高めることができる。断熱部材36e、36fは柔軟性を有しており、この柔軟性により圧縮機2の振動を接触している他の部材へ伝達するのを防ぐことができる。
なお、この構成に限らず、実施の形態1のように断熱材36が柔軟な断熱部材36aと剛性の高い遮音部材36bの2層構造であっても、断熱材下部において剛性の高い遮音部材36bが存在せず、柔軟な断熱部材36aの方が長く構成し、断熱材41aと接触させる際、柔軟な断熱部材36aが外側に曲がるように配置することで剛性の高い遮音部材36bが直接断熱材41aと接触しない構成とすることもできる。
またなお、断熱材41aを剛性の高い構成部材41bと柔軟性のある構成部材41cとの2層構造にしたのは、ベース18上での断熱材41aの位置決めを容易にするためである。図7は、機械室14のベース18上における断熱材41aと圧縮機2の位置関係を上から見た模式図である。図に示したように、圧縮機2はベース18上において略三角形の脚部39を有し、ベース18に固定されたピン38に防振ゴムを介して固定されている。断熱材41aはこのピン38の周囲を囲むような形にくりぬかれた穴部を有しており、圧縮機2を取り付ける前に、穴部によってピン38が囲まれるように断熱材41aをベース18上に被せ、それから圧縮機2を取り付ける。なお、断熱材41aは、図7ではベース18の外周2辺全長と接し、またこの2辺とそれぞれ相対する2辺と一部分で接するような形状であるが、このような形状に限らず、ベース18の外周と少なくとも離間した3箇所で接するような形に成形し、組立時の位置決めが容易な形状であればよい。また、上述のように構成部材41bは比較的剛性の高い素材からなるため、下側の構成部材41cがよれてベース18から一部がはみ出してしまい組み立てに不都合であるといった状況を避けることができる。
このように、柔軟構造の断熱材41を圧縮機周囲のベース18上面に配置することにより、断熱材の隙間をなくし、密閉構造が形成されるので自然対流発生を防止できるので断熱効果が大きくなると共に遮音効果も改善できる。また、圧縮機の振動が剛性の高いゴム等の遮音部材36bを介してベース18に伝達するのを断熱部材36e、36fと断熱材41によって防止できるので、低騒音化を測ることができる。さらに、圧縮機本体2と吸入マフラ31間の断熱材42により、圧縮機本体2から吸入マフラ31への熱移動を低減できるので効率が向上する効果がある。
なお、上記いずれの実施の形態でも吸入マフラを備える圧縮機についての例を述べたが、実施の形態1、3および4に係る圧縮機の断熱構造は吸入マフラを備えない圧縮機についても適用することができるのはいうまでもない。
また、上記いずれの実施の形態でも冷媒として二酸化炭素を用いた冷凍サイクルに用いた場合、圧縮機が高圧で、温度の上昇が大きく、圧縮機下部に隙間があった場合、自然対流が起きやすい。そのため、本発明のように圧縮機下部に断熱材を配置し、圧縮機側部に巻きつけて配置した断熱材との隙間を無くすことで、自然対流が発生するのを防止することができ、ヒートポンプ式給湯機にとってもっとも高温の熱源からの熱を廃棄することを防止することができるので、効率をさらに向上させることができる。
1冷媒回路、 2圧縮機本体、 3給湯用熱交換器 絞り
5蒸発器 6内部熱交換器 7送風機 8水回路
9ポンプ 10 三方弁 11 タンク
12熱源機ユニット 13 給湯用熱交換器収納室 14 機械室 15 送風機室16 仕切板、 17 電気品 18 ベース 19 フロントパネル、
20 バックパネル 21 トップパネル、 22 サービスパネル、
23 吹き出しグリル、 31 吸入マフラ、 32 吐出管、 33 吸入管、34 ターミナルカバー、 35 リード線、
36a 断熱材の部材(フェルト)、36b 断熱材の部材(ゴム)、
36c 断熱材、 36d 断熱材の部材(ゴム)、
36e、36f 断熱材の部材(フェルト) 37 上部断熱材、
38 ベースに固定されたピン、39 圧縮機脚部、 41 断熱材、
41a 断熱材、 41b 剛性の高い構成部材、 41c 柔軟性の高い構成部材、
42 圧縮機本体2と吸入マフラ31間の断熱材、 43 面ファスナー

Claims (8)

  1. 機械室に圧縮機が設けられたヒートポンプ式熱源機ユニットにおいて、
    前記圧縮機が設けられた凸部および凹部を有するベースと、
    前記圧縮機周囲の前記ベース上面を覆うように配置された第1の断熱材と、前記第1の断熱材の上に配置され、前記圧縮機本体周囲に巻き付けられた第2の断熱材と、を備え、前記第1の断熱材は、前記ベース上面と接する下層部に前記ベース上面の前記凸部または凹部と密着できる柔軟構造の第1の構成部材を用い、上層部に前記第1の構成部材より剛性の高い第2の構成部材を用いたことを特徴とするヒートポンプ式熱源機ユニット。
  2. 前記第2の断熱材は、圧縮機の周囲に巻きつけが可能な柔軟性を有するシート状の遮音部材と、前記遮音部材を前記圧縮機に巻きつけた際、前記遮音部材の前記圧縮機と相対する面側に設けられ、前記圧縮機の振動が前記遮音部材に伝達されるのを防止する柔軟性を有する断熱部材からなる2層を有していることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ式熱源機ユニット。
  3. 前記第2の断熱材は、前記第1の断熱材と接触する部分において、前記遮音部材が存在せず、前記断熱部材のみであることを特徴とする請求項に記載のヒートポンプ式熱源機ユニット。
  4. 前記圧縮機は吸入マフラを有し、前記圧縮機本体及び前記吸入マフラとの間に断熱材を配置することを特徴とした請求項1乃至のいずれか一項に記載のヒートポンプ式熱源機ユニット。
  5. 前記圧縮機本体と前記吸入マフラ間の断熱材と、前記圧縮機本体に巻き付けられた第2の断熱材とを一体化したことを特徴とする請求項に記載のヒートポンプ式熱源機ユニット。
  6. 前記第の断熱材と接触を保ちながら前記圧縮機本体と吸入マフラ上部に設けられた第3の断熱材を有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載のヒートポンプ式熱源機ユニット。
  7. 前記第3の断熱材を2重に配置することを特徴とした請求項に記載のヒートポンプ式熱源機ユニット。
  8. 冷媒配管を流れる冷媒は二酸化炭素冷媒であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載のヒートポンプ式熱源機ユニット。
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