JP5146331B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

本発明は、食器等の被洗浄物に洗浄水を効率よく噴射洗浄する食器洗い機に関するものである。
従来の一般的な食器洗い機の構成は、図7および図8に示すような構成である。図7に示すように、食器洗い機本体101は、洗浄槽102を有し、この洗浄槽102内へ給水弁103により水もしくは湯を供給する。洗浄槽102の底部に排水口104を設け、この排水口104につながるとともにモータにより駆動される洗浄ポンプ105を取り付け、この洗浄ポンプ105により洗浄水を洗浄槽102の内部に供給し、循環するよう構成している。また、排水口104には残菜を捕集する残菜フィルタ106を有している。
洗浄槽102内に供給された洗浄水は、残菜フィルタ106を通過して洗浄ポンプ105に吸い込まれ、洗浄ポンプ105より洗浄槽102の底部に設けられた洗浄ノズル107に供給される。洗浄ノズル107から噴射された洗浄水は、食器類109を洗浄後、再び排水口104に戻るという経路で循環する。この際、食器類109から脱落した残菜等は、洗浄水と共に残菜フィルタ106に流入し、この残菜フィルタ106を通過しない大きさの残菜は残菜フィルタ106に捕集される。
食器類109を整然と配置でき、食器類109に対し洗浄水を効果的に噴射するように構成した食器かご110を設置している。排水ポンプ111は排水ホース112より洗浄水を機外へ出す。
しかしながら、このような従来の下方からのみの洗浄水噴射技術では、食器かご110上方にセットした食器類109や複雑な形状の食器類109を効率的に洗浄することが困難であった。
よって、図8に示すような、複数個の洗浄ノズル113a、113b、113c、113dを有した食器洗い機も提案されている。また、一度に複数個の洗浄ノズル113a、113b、113c、113dを全て同時に噴射する場合、必要となる水量が多くなり、結果としてコストの上昇や多量の水使用による振動や騒音の問題も発生するので、分水手段114を用いて、少量の水で洗浄を行う構成としている。洗浄槽102にそれぞれ設けられた洗浄ノズル113a、113b、113c、113dには、分水手段114を用いて洗浄水の供給を順次切り替え、それぞれの洗浄ノズルに一定時間洗浄水が供給されるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−218721号公報
しかしながら、この従来の構成では、複数の洗浄ノズルの内、使用されている洗浄ノズルを把握し、異なる場所に設置された食器類の量や汚れの程度の違いに合わせて、各洗浄ノズルの運転時間を調節することができなかった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、複数の洗浄ノズルの内、使用されている洗浄ノズルを容易に、かつ、確実に把握できるようにして、各洗浄ノズルに対応した食器の量や場所、汚れの程度の違いを考慮した洗浄ができる食器洗い機を実現するものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽に給水をするための給水弁と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に配設されるとともに洗浄水を前記被洗浄物に噴出する複数の洗浄ノズルと、前記洗浄ポンプから送られる洗浄水を前記複数の洗浄ノズルの少なくとも一つに順次切り替えて供給する分水手段と、前記洗浄ポンプを駆動するモータに流す電流値を検知する電流検知手段とを備え、洗浄開始時に、通常の量より少量の給水を前記洗浄槽に行うよう前記給水弁を制御することで、前記複数の洗浄ノズルのうち最も流量を必要とする洗浄ノズルに洗浄水を供給する場合に、前記洗浄ポンプに空気を巻き込みながら前記洗浄ポンプを動作させ、その際の前記電流検知手段が検知する電流値によって前記最も流量を必要とする洗浄ノズルに洗浄水が供給される位置を検知するようにし、その後、再び前記給水弁を制御して、通常の量の給水を前記洗浄槽に行い、前記複数の洗浄ノズルに応じて前記洗浄ポンプを動作させるよう構成したものである。
これにより、複数の洗浄ノズルの内、使用されている洗浄ノズルを容易に、かつ、確実に判別でき、各洗浄ノズルに対応した食器の量や場所、汚れの程度の違いを考慮した洗浄ができる。
本発明の食器洗い機は、複数の洗浄ノズルの内、使用されている洗浄ノズルを容易に、かつ、確実に判別でき、各洗浄ノズルに対応した食器の量や場所、汚れの程度の違いを考慮した効率の良い洗浄ができる。
第1の発明は、被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽に給水をするための給水弁と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に配設されるとともに洗浄水を前記被洗浄物に噴出する複数の洗浄ノズルと、前記洗浄ポンプから送られる洗浄水を前記複数の洗浄ノズルの少なくとも一つに順次切り替えて供給する分水手段と、前記洗浄ポンプを駆動するモータに流す電流値を検知する電流検知手段とを備え、洗浄開始時に、通常の量より少量の給水を前記洗浄槽に行うよう前記給水弁を制御することで、前記複数の洗浄ノズルのうち最も流量を必要とする洗浄ノズルに洗浄水を供給する場合に、前記洗浄ポンプに空気を巻き込みながら前記洗浄ポンプを動作させ、その際の前記電流検知手段が検知する電流値によって前記最も流量を必要とする洗浄ノズルに洗浄水が供給される位置を検知するようにし、その後、再び前記給水弁を制御して、通常の量の給水を前記洗浄槽に行い、前記複数の洗浄ノズルに応じて前記洗浄ポンプを動作させるよう構成したものである。この構成により、複数の洗浄ノズルの内、最も流量を必要とする洗浄ノズルを容易に、かつ、確実に判別でき、各洗浄ノズルに対応した食器の量や場所、汚れの程度の違いを考慮した効率の良い洗浄ができる。
また、洗浄開始時に、通常の量より少量の給水を洗浄槽に行うよう給水弁を制御することで、複数の洗浄ノズルのうち少なくとも一つの洗浄ノズルに洗浄水を供給する場合に、洗浄ポンプに空気を巻き込みながら動作させ、その後、再び前記給水弁を制御して、すべての洗浄ノズルに十分な流量の洗浄水が供給される通常の量の給水を前記洗浄槽に行うよう構成することにより、複数の洗浄ノズルの内、使用されている洗浄ノズルを容易に、かつ、確実に判別した後、いずれの洗浄ノズルからも十分な量の洗浄水を噴射することを、特別な構成部品を用いることなく実現することができる。
また、第の発明は、第の発明において、複数の洗浄ノズルは、洗浄ポンプに空気を巻き込まずに洗浄水を噴出するための必要水量がそれぞれ互いに異なるよう構成したもので、洗浄ポンプから洗浄ノズルに、空気を巻き込まずに洗浄水を供給するための水量が最も多い洗浄ノズルに、空気を巻き込ませて洗浄水を供給することで、噴射している洗浄ノズルを検知、特定することができる。
また、第の発明は、第の発明において、洗浄ポンプと複数の洗浄ノズルとを連通する経路の長さが、前記複数の洗浄ノズルのそれぞれで互いに異なるように構成したので、簡易な構成で異なった位置に設置された食器類を効率的に洗浄することができる。また、洗浄ポンプと各洗浄ノズルへの洗浄水経路を任意に配置できる。
また、第の発明は、第の発明において、洗浄ポンプと複数の洗浄ノズルとを連通する経路は、前記複数の洗浄ノズルのそれぞれで互いに断面積が異なるように構成したから、簡易な構成で洗浄ポンプから各洗浄ノズルの相対位置が同じ、もしくはほとんど同じ場合でも、各洗浄ノズルが対象とする被洗浄物の種類に応じて洗浄水の噴射能力を自在に設定できるので、効率的に洗浄することができる。
また、第の発明は、第1〜第の発明において、複数の洗浄ノズルに洗浄水を供給する時間を前記複数の洗浄ノズルのそれぞれで互いに異ならせたから、比較的汚れた被洗浄物に対して重点的に、長時間洗浄水を噴射することができる。
また、第の発明は、第1〜第の発明において、複数の洗浄ノズルから洗浄水が噴射される場合のモータの回転数を前記複数の洗浄ノズルのそれぞれで互いに異ならせたから、洗浄時間を延長することなく、比較的汚れた洗浄物を重点的に洗浄することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における食器洗い機の一部切断した正面図、図2は同食器洗い機の分水手段周辺の要部拡大断面図、図3は同食器洗い機の分水手段の閉塞部材の側面図および斜視図である。
図1において、食器洗い機の本体1内部には洗浄槽2が設けられており、洗浄槽2の内部には、食器類9などの被洗浄物を設置する食器かご10が洗浄槽2から出し入れ可能に収納されている。
洗浄ノズル13a、13b、13c、13dはそれぞれ複数の噴射口13eを有し、洗浄ポンプ5より洗浄ノズル13a、13b、13c、13dにそれぞれ連通する複数の洗浄水経路16を通り、各洗浄ノズルから洗浄水が噴射される。洗浄ノズル13a、13bは食器かご10の下方から、洗浄ノズル13c、13dは上方から洗浄水を噴射する。洗浄ノズルの中で、洗浄槽2内の右側上部に設けた洗浄ノズル13cが最も流量を必要とする洗浄水経路となっている。各洗浄ノズルは噴射時洗浄ノズル軸を中心に回転する。なお、回転せず固定された洗浄ノズルも構成可能である。
洗浄ポンプ5により洗浄槽2内から圧送されてきた洗浄水を洗浄ノズル13a、13b、13c、13dに順次切り替えて供給する切換弁の働きをする分水手段17は、図2に示すように構成しており、通水部18は、洗浄ポンプ5で加圧した水を導入する入口19と、導入した水を洗浄ノズル13a、13b、13c、13dにそれぞれ導出する出口20a〜20d(詳細は図4参照)とを連結している。通水部18の内部には、入口19と出口20a〜20dとの間をガイド軸33に案内されて上下に往復運動し、断続的に回転しながら出口20a〜20dを順次塞いでいく閉塞部材21を設けている。この閉塞部材21の往復運動に連動して、一方向に所定角度回転するよう作用するカム機構22、23を閉塞部材21の上面、下面にそれぞれ設けている。
閉塞部材21は、図3(a)〜(c)に示すように構成しており、主に切り欠き24と上面に平坦部25とを有する円盤26からなっている。摺動面27a、27bは、円盤26の上面に設けカム機構22を構成するもので、傾斜を有し、円盤26の略中心を軸とす
る同一円周上に連なっている。また、摺動面28は、円盤26の下面でカム機構23を構成するもので、傾斜を有し、円盤26の略中心を軸とする同一円周上に連なっている。この閉塞部材21がガイド軸33に案内されて上下に往復運動し、かつ断続的に回転する際のガイド穴29は、円盤26の略中央に設けている。
図4は、図2に指示した断面を示しており、図4(a)は図2のA−A線矢視断面、図4(b)は図2のB−B線矢視断面、図4(c)は図2のC−C線矢視断面、図4(d)は図2のD−D線矢視断面を示している。図4(a)のように、水を洗浄ノズル13a、13b、13c、13dに導出する出口は4個の出口20a〜20dで構成され、出口20aは左側下部の洗浄ノズル13aへ水を導出し、出口20cは右側上部の洗浄ノズル13cへ水を導出し、出口20dは側面の洗浄ノズル13dへ水を導出し、出口20bは右側下部の洗浄ノズル13bへ水を導出する。
出口20a〜20dは平坦な同一面上の開口面30を有しており、閉塞部材21上の平坦部25と対向し、開口面30の穴径D1は平坦部25の外径D2より小さく設定している。閉塞部材21は、入口19と出口20a〜20dとの間で開口面30に対し進退する方向に往復運動する際に平坦部25が開口面30に水密に当接し、閉塞部材21上の切り欠き24の位置と一致する出口20a〜20dのいずれか1つが洗浄ノズルへ水を導出する出口となり、出口20a〜20dのうち残りの3個は塞がれる。
図5は、閉塞部材21が上昇して平坦部25が開口面30に当接した状態を示す一例であるが、この場合であれば出口20a、20c、20dは塞がれ、出口20bのみが出口として開口し、水は洗浄ノズル13bへ導出されることになる。
閉塞部材21が上方へ移動する際の運動を往路とし、下方へ移動する際の運動を復路とすると、往路の終端においては閉塞部材21の平坦部25が開口面30に当接するが、復路の終端においては閉塞部材21の平坦部25が開口面30と所定の隙間を有する。往路と復路を1回ずつ移動すると往復運動を1回することになるが、この間、カム機構22、23によって、閉塞部材21はガイド穴29の中心軸31を中心に、出口20a〜20dの内、隣り合う2つの出口が作る角度だけ回転するよう設定されている。
したがって、図5の状態から閉塞部材21が下降して復路の終端へ移動し、つぎに閉塞部材21が上昇して往路の終端へ移動したときには、出口20bと出口20cが作る角度だけ閉塞部材21が回転し、出口20a、20b、20dは塞がれ、出口20cのみが出口として開口して水は右側上部の洗浄ノズル13cへ導出されることになる。
なお、閉塞部材21の往復運動は、主に洗浄ポンプ5によって加圧された水が持つ水力と、閉塞部材21そのものに作用する重力で行う。重力は常時閉塞部材21に作用しているが、洗浄ポンプ5で発生する水力は閉塞部材21に作用する重力よりはるかに大きいため、閉塞部材21が水力を受ける時間は重力による作用をほとんど無視することができる。したがって、洗浄ポンプ5の運転と停止を交互に行うことで閉塞部材21は往復運動する。
このように、閉塞部材21は入口19と出口20a〜20dとの間を上下に往復運動しながら、ガイド穴29の中心軸31を中心に所定角度回転するので、出口20a〜20dは同時に3個ずつ順次塞がれ、出口20a〜20dのうち1つが順次開口することになる。例えば、閉塞部材21の回転方向が図5に示すような向きである場合、20a→20b→20c→20d→20aの順に開口し、それに伴い、洗浄ノズル13a→洗浄ノズル13b→洗浄ノズル13c→洗浄ノズル13d→洗浄ノズル13aへと順次切り替えて水を導出する。
図6に示すように、分水手段17を介して、洗浄水は洗浄ポンプ5から洗浄ノズル13a、13b、13c、13dに順次切り替えて供給されるが、洗浄ポンプ5から洗浄ノズル13a、13b、13c、13dまでの洗浄水経路16における流路負荷もしくは洗浄ノズル噴射に対する負荷が異なる場合、洗浄ポンプ5を駆動するモータの電流値が変化を示す。
本発明は、その電流値の変化を、洗浄ポンプモータを起動させる電子基板上に設置された電流検知手段であるカレンストランスで読み取り、分水手段17の切り替え位置および洗浄水が供給されている洗浄ノズルの位置を検知して特定する構成としたものである。
このような構成により、例えば、分水手段17により洗浄ノズル13cより洗浄水が噴射されると、洗浄ポンプ5のモータに負荷がかかることで、洗浄ポンプモータに流れる電流値に違いが生じる。そして、洗浄ノズル13cに洗浄水が噴射されていることが検知され、ある既定の時間経過後に洗浄ノズル13cからの噴射を停止する。以降、分水手段17により再び洗浄水経路16を変え、他の洗浄ノズル噴射を開始するが、最も流量を必要とすることがあらかじめわかっている、この洗浄ノズル13cを基準に、各洗浄ノズルに適した、噴射時間、ポンプモータ回転数で洗浄を行う。
よって、乾燥したごはん粒のこびりつきを短時間で洗い流すことや食器かご10下側に配置された食器類9のみの洗浄等、庫内に配置された各食器類9の汚れの程度、位置関係に適した効率的な洗浄を実現できる。
また、洗浄水経路16に配置された洗浄水の汚れの程度を検知する濁度センサと組み合わせて使用することで、食器かご10下側に配置されたカレー汚れのひどい食器類9を自動的に検知し重点的に洗浄する等、食器かご10に任意に配置された食器類9の汚れの程度、食器類を考慮し、洗浄ノズル13a、13b、13c、13dの噴射時間やポンプモータ回転数を自動制御し、効率的な洗浄を行うことができる。
また、意図的に洗浄ポンプ5に空気を巻き込ませ、最も流量を必要とする洗浄ノズル13cの位置検知を行った後、再給水を行うことにより、各洗浄ノズルで十分な流量の元に、各洗浄ノズルに適した噴射時間、ポンプモータ回転数で洗浄することも可能である。この構成によれば、複数の洗浄ノズル13a、13b、13c、13dの内、使用されている洗浄ノズル、特に最も流量を必要とする洗浄ノズルを容易に、かつ、確実に判別した後、いずれの洗浄ノズルからも十分な量の洗浄水を噴射することを、特別な構成部品を用いることなく実現することができる。
すなわち、洗浄ポンプ5から各洗浄ノズル13a、13b、13c、13dまでの洗浄水経路16は長さや経路断面、相対的な高さが異なり、それぞれ洗浄ノズルの形状、洗浄ノズルの噴射口の形状、位置、数も異なるため、洗浄ポンプ5にかかる負荷も異なる。よって、洗浄ポンプ5から洗浄ノズルに至る洗浄水経路16の必要流量が一番大きい洗浄ノズル13cに対し、不足した流量の洗浄水を意図的に供給することで洗浄ポンプ5に空気を巻き込ませると、図6に示すように、他の洗浄ノズル13a、13b、13dの場合に比べて洗浄ポンプ5を駆動するモータの電流値が下がり、電流値の違いがより判別でき、その洗浄ノズル13cの位置を基準に、洗浄水が供給されている洗浄ノズルの位置を判別できる。
また、洗浄ポンプ5と各洗浄ノズル13a、13b、13c、13dまでの洗浄水経路16の長さや洗浄水経路16の断面積をそれぞれ異なるよう構成することで、食器かご10に任意に配置されたカレー鍋を重点的に長時間高圧洗浄し洗浄することができる等、食
器類9の配置位置や食器汚れの程度を考慮したノズル噴射時間、ポンプモータ回転数で洗浄を行うことができる。
例えば、流量が不足する洗浄ノズルの運転時間を短くし、流量が充足している各洗浄ノズルの運転時間を調節することで、食器類9の設置位置の違いにより、食器類9の洗浄を効率的に行うことができる。また、必要流量の少ない洗浄ノズルで洗浄可能な位置の食器類9を洗浄すれば、意図的に使用水量を少なくできる。また、位置検知を行い、洗浄ポンプ5を駆動するモータの回転数を各洗浄ノズルに対して制御することにより、各洗浄ノズルに適した回転数で洗浄ノズルから洗浄水を噴射することができ、適切な洗浄もできる。
また、洗浄ポンプモータ負荷に対し、洗浄水経路16の断面積、経路長さに大きな差異がない場合、各洗浄ノズル13a、13b、13c、13dの形状、洗浄ノズルの噴射口の形状、位置、数等を変更することで、洗浄ノズル13a、13b、13c、13dの位置を検知しながら洗浄を行うことができる。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、複数の洗浄ノズルの内、使用されている洗浄ノズルを判別できる。よって、洗浄時、各洗浄ノズルの噴射頻度や噴射時間、吐出圧を変えることができ、食器類の効率的な洗浄が望まれる食器洗い機等として有用である。
本発明の実施の形態1の食器洗い機の一部切断した正面図 同食器洗い機の分水手段周辺の要部拡大断面図 (a)同食器洗い機の分水手段の閉塞部材の側面図(b)同食器洗い機の分水手段の閉塞部材の上面斜視図(c)同食器洗い機の分水手段の閉塞部材の下面斜視図 (a)同食器洗い機の分水手段の図2におけるA−A線矢視断面図(b)同食器洗い機の分水手段の図2におけるB−B線矢視断面図(c)同食器洗い機の分水手段の図2におけるC−C線矢視断面図(d)同食器洗い機の分水手段の図2におけるD−D線矢視断面図 同食器洗い機の閉塞部材と開口面が当接した状態の平面図 同食器洗い機の各洗浄ノズルに対応する洗浄ポンプを駆動するモータに流れる電流値の挙動を説明する説明図 従来の食器洗い機の側断面図 従来の他の食器洗い機の一部切断した正面図
2 洗浄槽
5 洗浄ポンプ
9 食器類(被洗浄物)
13a、13b、13c、13d 洗浄ノズル
17 分水手段
18 通水部
19 入口
20a、20b、20c、20d 出口
21 閉塞部材
22、23 カム機構

Claims (6)

  1. 被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽に給水をするための給水弁と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に配設されるとともに洗浄水を前記被洗浄物に噴出する複数の洗浄ノズルと、前記洗浄ポンプから送られる洗浄水を前記複数の洗浄ノズルの少なくとも一つに順次切り替えて供給する分水手段と、前記洗浄ポンプを駆動するモータに流す電流値を検知する電流検知手段とを備え、洗浄開始時に、通常の量より少量の給水を前記洗浄槽に行うよう前記給水弁を制御することで、前記複数の洗浄ノズルのうち最も流量を必要とする洗浄ノズルに洗浄水を供給する場合に、前記洗浄ポンプに空気を巻き込みながら前記洗浄ポンプを動作させ、その際の前記電流検知手段が検知する電流値によって前記最も流量を必要とする洗浄ノズルに洗浄水が供給される位置を検知するようにし、その後、再び前記給水弁を制御して、通常の量の給水を前記洗浄槽に行い、前記複数の洗浄ノズルに応じて前記洗浄ポンプを動作させるよう構成した食器洗い機。
  2. 複数の洗浄ノズルは、洗浄ポンプに空気を巻き込まずに洗浄水を噴出するための必要水量がそれぞれ互いに異なるよう構成した請求項1記載の食器洗い機。
  3. 洗浄ポンプと複数の洗浄ノズルとを連通する経路の長さが、前記複数の洗浄ノズルのそれぞれで互いに異なる請求項2記載の食器洗い機。
  4. 洗浄ポンプと複数の洗浄ノズルとを連通する経路は、前記複数の洗浄ノズルのそれぞれで互いに断面積が異なる請求項2記載の食器洗い機。
  5. 複数の洗浄ノズルに洗浄水を供給する時間を前記複数の洗浄ノズルのそれぞれで互いに異ならせた請求項1〜4のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  6. 複数の洗浄ノズルから洗浄水が噴射される場合のモータの回転数を前記複数の洗浄ノズルのそれぞれで互いに異ならせた請求項1〜5のいずれか1項に記載の食器洗い機。
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