JP5145176B2 - シリコン単結晶引上げ装置及びシリコン単結晶引上げ方法 - Google Patents

シリコン単結晶引上げ装置及びシリコン単結晶引上げ方法 Download PDF

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Description

本発明はシリコン単結晶引上げ装置及びシリコン単結晶引上げ方法に関し、特に、シリコン単結晶の酸素濃度が高く、かつ、面内の酸素濃度分布が均一化されたシリコン単結晶引上げ装置及びシリコン単結晶引上げ方法に関するものである。
近年デバイス形成プロセスの変化に伴い、デバイス形成時のストレス増加による転位発生や反りを防ぐ為、酸素濃度の高い規格のシリコンウェーハが求められるようになってきた。シリコンの強度は酸素が混入することで上がることが一般的に知られている。
CZ(チョクラルスキー)法による結晶育成では、結晶後半で石英ルツボとシリコン融液との接触面積が減るにつれて石英ルツボからの酸素の溶け込み量が減り、結晶後半になるにつれて酸素濃度が下がってしまう現象が一般的に知られている。そのため結晶後半で酸素濃度の規格外れが生じ、歩留まりが低下してしまう不具合があった。
そこで、特許文献1では、横(水平)磁場を印加して、従来のCZ法と同様に石英ルツボの回転数を上げて高酸素化を図ろうとする技術が開示されている。しかし、特許文献1において、石英ルツボの回転数を上げるとシリコン単結晶の変形や多結晶化の不具合が生じてしまう(特許文献1参照)。
また、特許文献2では、横磁場印加CZ法(Horizontal Magnetic Field Applied Czochralski、以下、「HMCZ法」という場合がある。)において、磁場位置を下げることにより石英ルツボ底からの流れを活性化し、高酸素濃度の結晶が得やすくする方法が開示されている。しかし、この磁場位置を下げる方法では、石英ルツボ底からの流れが活性化され、高酸素濃度の結晶が得やすくなる一方、面内の酸素濃度分布が著しく悪化するという問題があった。面内の酸素濃度分布の悪化により規格に入らないという事態を招き、歩留まりを低下させてしまう。
そこで、上記の方法において、歩留まりの低下を改善する方法として磁場強度を結晶後半に向けて上げ、シリコン融液の粘性を高めることでシリコン融液と石英ルツボとの摩擦を増やし、酸素の溶け込み量を増加させる方法が考えられる。しかし、この磁場強度を結晶後半で上げる方法では、一定以上の強磁場で磁場強度を上げても磁場による粘性の増加が頭打ちになってしまい酸素濃度が上がらなくなる事態が生じ、所望の酸素濃度のシリコン結晶が得られなくなってしまう。
上述したように、磁場位置の変化では面内の酸素濃度分布が悪化してしまう。一方、磁場強度を上げる方法によっては、磁場による粘性の増加が頭打ちになってしまい所望の酸素濃度が得られない。したがって、結晶後半で酸素濃度を高くして、高酸素濃度のシリコン結晶を得るためには、磁場位置を下げつつ面内の酸素濃度分布を均一にすることが必要となる。
そこで、本発明者らは、磁場位置を下げた場合に面内の酸素濃度が不均一となる理由について考察した。そして、磁場位置を下げた場合、上述したように石英ルツボ底からの流れが活性化されることで、石英ルツボ底の酸素の溶け込みの不均一がシリコン結晶に影響すると思料した。すなわち、シリコン融液の流れが石英ルツボ底の酸素の溶け込みの不均一を取り込み、高酸素濃度領域を含むシリコン融液の流れと低酸素濃度領域とを含むシリコン融液の流れが代わる代わる結晶直下に流れ込み、結晶長方向に不均一になると思料した。
そこで、石英ルツボ底の酸素の溶け込みの不均一を改善することで、面内の酸素濃度分布が均一でかつ高酸素濃度のシリコン単結晶を得ることができると思料した。
特開2004−189557号公報 特開2004−182560号公報
本発明は、横磁場印加CZ法の結晶後半において、磁場中心位置とヒータ位置とを同時にシリコン融液の表面より下げることで、シリコン単結晶の酸素濃度を高く維持しつつ、面内の酸素濃度を均一化できるシリコン単結晶引上げ装置及びシリコン単結晶引上げ方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施の形態によると、シリコンを溶融してシリコン融液とする石英ルツボ及び黒鉛ルツボからなるルツボと、前記ルツボを回転させながら昇降させるルツボ回転駆動部と、前記シリコンを溶融するための熱発生源であるヒータと、前記ヒータを昇降させるヒータ駆動部と、前記シリコン融液に対して磁場を印加する磁場印加部と、前記磁場印加部を昇降させる磁場駆動部と、前記ルツボ回転駆動部、前記ヒータ駆動部及び前記磁場駆動部に接続され、前記ルツボ回転駆動部、前記ヒータ駆動部及び前記磁場駆動部の駆動を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記ルツボ回転駆動部による前記ルツボの昇降に同期させて、前記シリコン融液の深さをBとし、前記石英ルツボ内の前記シリコン融液の下面(最低面)の垂直方向の位置をLとし、このLを基準とし種結晶側を+とした場合、前記磁場印加部の磁場中心位置が+1/2B+L〜+1/3B+Lに位置するように前記磁場駆動部の駆動を制御して前記磁場印加部を昇降させ、同時に、前記シリコン融液の温度が常に均一になるように予め前記シリコン融液の表面及び前記石英ルツボ壁の伝熱解析によって得られたデータに基づいて前記ヒータ駆動部の駆動を制御して前記ヒータを昇降させ前記ヒータの上端及び前記黒鉛ルツボの上端を一致させた位置を基準として、前記ヒータの上端よりも前記黒鉛ルツボの上端が上側の位置にある場合を+側とした場合に、前記黒鉛ルツボの上端が+20mm以上+100mm以下となるように追従させることを特徴とするシリコン単結晶引上げ装置が提供される。
本発明の一実施の形態によると、磁場印加部によって横磁場を印加しながら石英ルツボ内のシリコン融液からシリコン単結晶を引き上げるシリコン単結晶引上げ方法において、シリコン単結晶の引上げに伴って前記石英ルツボを回転させながら昇降させると共に前記シリコン融液の深さをBとし、前記石英ルツボ内の前記シリコン融液の下面(最低面)の垂直方向の位置をLとし、このLを基準とし種結晶側を+とした場合、前記磁場印加部の磁場中心位置が+1/2B+L〜+1/3B+Lに位置するように前記磁場印加部を昇降し、前記石英ルツボ及び前記磁場印加部の昇降と同期させて、前記シリコン融液の温度を均一に保持するように予め前記シリコン融液の表面及び前記石英ルツボ壁の伝熱解析によって得られたデータに基づいて前記石英ルツボ内のシリコン融液を加熱するヒータを昇降させ前記ヒータの上端及び前記黒鉛ルツボの上端を一致させた位置を基準として、前記ヒータの上端よりも前記黒鉛ルツボの上端が上側の位置にある場合を+側とした場合に、前記黒鉛ルツボの上端が+20mm以上+100mm以下となるように追従させることを特徴とするシリコン単結晶の引上げ方法が提供される。
本発明によれば、横磁場印加CZ法の結晶後半において、磁場中心位置とヒータ位置とを同時にシリコン融液の表面より下げることで、シリコン単結晶の酸素濃度を高く維持しつつ、面内の酸素濃度を均一化できるシリコン単結晶引上げ装置及びシリコン単結晶引上げ方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるわけではない。また、各実施の形態において、同様の構成については同じ符号を付し、改めて説明しない場合がある。
本発明の実施の形態において、石英ルツボ底からの酸素の溶け込みの不均一は石英ルツボ底の温度やシリコン融液と石英ルツボ底との摩擦の変化によって決まると思料して、石英ルツボ内の温度分布に着目し、シリコン融液及び石英ルツボ壁の温度の伝熱解析を行った。その結果、石英ルツボとシリコン融液との接触面の温度差が均一であるほど面内の酸素濃度分布が良化するという知見を得、本発明を創作するに至った。以下、図面を基に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の引上げ装置100を示す概略断面図である。図1に示すように、本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の引上げ装置100は、円筒形状のメインチャンバ121の上にプルチャンバ122を重ねて形成された炉体120と、炉体120内に設けられたルツボ130と、ルツボ130に装填されたシリコン融液116の温度を保持するヒータ142とを有している。ヒータ142の周囲には、ヒータ142の熱を効果的にルツボ130に与えるために、メインチャンバ121の内壁に沿って第1の保温部材145、第2の保温部材146及び第3の保温部材147が設けられている。なお、ルツボ130は二重構造であり、内側が石英ルツボ131、外側が黒鉛ルツボ132で構成されている。
炉体120の上方には、シリコン単結晶115を巻き上げる巻上げ機構110が設けられている。この巻上げ機構110は、シリコン単結晶115を巻き上げるワイヤ113を巻取る巻取り部111と、内部にモータを有し、巻取り部111に対してワイヤ113の巻取りの駆動力を与えるワイヤ回転駆動部112と、この巻取り部111に巻き上げられる引上げワイヤ113とにより構成される。そして、ワイヤ113の先端に種結晶114が取り付けられ、シリコン単結晶115を育成しながら引上げるように配置されている。
メインチャンバ121内において、ルツボ130の上方且つ近傍には、上部と下部が開口形成され、育成中のシリコン単結晶115にヒータ142からの余計な輻射熱を与えないようにするための輻射シールド144が設けられている。
輻射シールド144は、図示しないが昇降駆動部(昇降手段)によって、ワイヤ113(昇降手段)の巻き上げ巻き戻しに伴い上下移動可能に構成されている。即ち、シリコンの溶融時において、輻射シールド144は、ルツボ130の上方に配置され、シリコン単結晶115の引上げ時に伴い、その下端がルツボ130内に位置するよう引下げられる。なお、輻射シールド144は、第1の保温部材145の上に設けられた第2の保温部材146(支持手段)と、第2の保温部材146上に設けられた第3の保温部材147とが載置され支持される。ここで、輻射シールド144の下端とシリコン融液116の表面の距離はシリコンの結晶の特性にとって重要なパラメータであるため、シリコン融液116の減少に伴って輻射シールド144の下端とシリコン融液116の表面との距離を一定にするように、輻射シールド144及びルツボ130は昇降可能に配置される。
さらに、本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の引上げ装置100は磁場印加部140を有する。磁場印加部140は磁場駆動部141に接続され、磁場駆動部141が制御部160に接続される。そして、磁場駆動部141は、制御部160の制御により磁場印加部140の磁場中心位置がシリコン融液116の表面より下に位置するように磁場印加部140を昇降する。このように、磁場印加部140の磁場中心位置をシリコン融液116の表面より下に位置させることで石英ルツボ130底からの流れを活性化し、高酸素濃度の結晶が得やすくなる。
さらに、本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の引上げ装置100はヒータ142を有する。ヒータ142は、ヒータ駆動部143に接続され、ヒータ駆動部143が制御部160に接続される。そして、ヒータ142は、制御部160によって制御されたヒータ駆動部143によりシリコン単結晶115の育成段階に合わせて昇降可能とされている。ヒータ142は、石英ルツボ131内のシリコン融液116の温度を均一化するために配置されている。シリコン融液116の温度を均一化することで、面内の酸素濃度分布を均一化することができるからである。
さらに、本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の引上げ装置100はルツボ回転駆動部150を有する。ルツボ回転駆動部150はテーブル117及び回転軸118を備えている。ルツボ回転駆動部150はルツボ130を回転軸118の所定方向に回転及び昇降させるための駆動部である。
さらに、本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の引上げ装置100は制御部160を有する。制御部160は、上述した磁場駆動部141、ヒータ駆動部143及びルツボ回転駆動部150の昇降動作を制御する。そこで、制御部160による磁場駆動部141、ヒータ駆動部143及びルツボ回転駆動部150の昇降動作を適切に制御のために、石英ルツボ131内の温度分布に着目して、シリコン融液116及び石英ルツボ131壁の温度の伝熱解析を行った。本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の引上げ装置100においては、前述の伝熱解析の結果を制御部160に記憶させ、ルツボ回転駆動部150によるルツボ130の昇降に同期させて、磁場印加部140の磁場中心位置がシリコン融液116の表面から常に所定の位置に位置するように磁場駆動部141の駆動を制御して磁場印加部140を昇降させている。また同時に、シリコン融液116の温度が常に均一になるように伝熱解析によって得られたデータに基づいてヒータ駆動部143の駆動を制御してヒータ142を昇降させている。
磁場の印加においては、磁場印加部140の磁場中心位置をはじめに設定して、磁場中心位置を移動させないこともできるが、シリコン融液116の量が減少するに従ってルツボ130は相対的に上方に移動するため、磁場印加部140の磁場中心位置をシリコン融液116の表面の移動に追従してシリコン融液116の表面より下側の最適位置に移動させることが好適である。
以上が、本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の引上げ装置100の構成である。以上説明したように、本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の引上げ装置100は、石英ルツボ131壁及びシリコン融液116の伝熱解析を行い、ヒータ142の位置を調整することによりシリコン融液116の温度を均一にして、横磁場をシリコン融液116に印加する際に生じる石英ルツボ131底の酸素の溶け込みの不均一を防止している。従って、シリコン単結晶115の酸素濃度を高く維持しつつ面内の酸素濃度分布を均一にできる。以上の効果は制御部160によって、磁場駆動部141、ヒータ駆動部143及びルツボ回転駆動部150の昇降を同期させて制御することで達成される。
次に、シリコン単結晶の引き上げ方法について図2を参照して説明する。図2は、図1に示したメインチャンバ121の拡大図である。図2において、磁場印加部140の破線は、結晶後半においてシリコン融液116の表面が減少した場合に、追従して磁場印加部140を引き下げた状態を示している。なお、図1と同様の構成については改めて説明しない場合がある。
本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の引き上げ方法においては、上述したように横磁場をかけつつルツボの回転を早くすると変形や多結晶化が起こるという不具合があるため、ルツボの回転はCZ法に比べて遅くしている。シリコン単結晶116の変形や多結晶化は、摩擦による酸素濃度の不均一に起因し、横磁場をかけると流体の粘性が増し、ルツボの回転を早くすると流体の動きが非定常的になり、流体中に不均一に分布していた酸素が結晶中に取り込まれることにより発生する。そこで本実施の形態ではルツボの回転を遅くしているので、回転(摩擦による不均一)の影響が比較的少ないものと考えられる。したがって、シリコン融液116の温度を均一化することで、面内の酸素濃度分布の均一化を図ることができる。そこで、シリコン融液116の温度が均一になるように計算された条件及びシリコン単結晶116の育成の段階に合わせてヒータ142を昇降させる。
本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の引き上げ方法について説明する。まず、石英ルツボ内に充填されたシリコンを溶融してシリコン融液とする。次に、シリコン融液に磁場印加部140により横磁場を印加しながらシリコン単結晶115を引上げる。このとき、ルツボ回転駆動部150によりルツボ130を回転及び昇降させる。ルツボ130の回転及び昇降に同期させて、磁場駆動部141により磁場印加部140の磁場中心位置がシリコン融液116の表面から常に所定の位置に位置するように、磁場印加部140を昇降させる。ここで、磁場印加部140の磁場中心位置の所定の位置は、シリコン融液116の深さをBとし、石英ルツボ131内のシリコン融液116の下面(最低面)の垂直方向の位置をLとし、このLを基準とし種結晶側を+とした場合、磁場中心位置が+1/2B+L〜+1/3B+Lとしている。これによって、常に、磁場中心位置がシリコン融液116の深さBの中心またはシリコン融液116の深さBの1/3の位置を追従している。さらに、ルツボ130の回転及び昇降並びに磁場印加部140の昇降に同期させて、シリコン融液116の温度を均一に保持するように、予め伝熱解析を行って得たデータに基づいて、シリコン融液116を加熱するヒータ142の位置を昇降させる。ここで、伝熱解析によって得られたデータに基づくヒータ142の位置の調整は、ヒータ142の上端及び黒鉛ルツボ131の上端を一致させた位置を基準として、ヒータ142の上端よりも黒鉛ルツボ131の上端が上側の位置にある場合を+側とした場合に、黒鉛ルツボ131の上端が常に+20mm以上+100mm以下となるように追従させる。より好ましくは、ヒータ142の位置を、黒鉛ルツボ131の上端が常に+45mmとなるように追従させることである。なお、黒鉛ルツボ131の上端が+20mm未満だと、効果が得にくく、+100mmを超えると、シリコン単結晶がフリーズしてしまう可能性があるからである。このように、本発明の実施の形態においては、ルツボ130の位置、磁場印加部140の位置、ヒータ142の位置は同期して変動させている。
以上の本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶引上げ方法をまとめると、シリコン単結晶116の引上げ時の石英ルツボ131の昇降に同期させて、磁場印加部140の磁場中心位置がシリコン融液116の表面から常に所定の位置に位置するように、磁場印加部140を昇降する。そしてさらに、石英ルツボ131及び磁場印加部140の昇降と同期させて、シリコン融液116の温度を均一に保持するように伝熱解析を行ったデータに基づいて、シリコン融液116を加熱するヒータを昇降する方法である。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の引上げ方法は、石英ルツボ131壁及びシリコン融液116の伝熱解析を行い、ヒータ142の位置を調整することによりシリコン融液116の温度を均一にして、横磁場をシリコン融液116に印加する際に生じる石英ルツボ131底の酸素の溶け込みの不均一を防止している。従って、育成するシリコン単結晶115の酸素濃度を高く維持しつつ面内の酸素濃度分布を均一にできる。以上の効果は制御部160によって、磁場駆動部141、ヒータ駆動部143及びルツボ回転駆動部150の昇降を同期させて制御することで達成される。
さらに、より好ましくは、不活性ガスの比流速を落として実施することである。周知のとおりシリコン融液116の表面から酸素が常に蒸発しており、シリコン融液116の表面付近に低酸素濃度領域が形成される。この低酸素濃度領域も、ごく小さな影響ながらシリコン融液116の流れに取り込まれ、酸素濃度の面内分布を悪化させる一つの要因となっている。そのため、比流速を落とし、蒸発を抑制した条件がより望ましい。比流速を落とした場合、高酸素化も同時に達成できる。
次に、本発明の実施の形態に係る実施例及び比較例について説明する。
本実施例は、HMCZ法によりシリコン単結晶を引上げる方法において、シリコン単結晶115の径を200mmとして育成するために、石英ルツボ131を22インチ(558.8mm)として、チャージ量を100kgとした例である。本実施例においては、シリコン単結晶115の径を200mmとして育成したが、本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の引上げ方法はこれに限定されず、例えばシリコン単結晶115の径を300mm以上の大口径として育成することもできる。
本実施例においては、磁場中心位置を常にシリコン融液の表面から−100mmの位置で、FEMAG(総合伝熱解析ソフト)により伝熱解析を行い、この伝熱解析結果に基づいて石英ルツボ131内の温度が均一になるようヒータ142の位置を調整した。ここで、伝熱解析に基づくヒータ142の位置の調整は、ヒータ142の上端及び黒鉛ルツボ131の上端を一致させた位置を基準として、ヒータ142の上端よりも黒鉛ルツボ131の上端が上側の位置にある場合を+側とした場合に、黒鉛ルツボ131の上端が+45mmとなるように追従させる。
本実施例により育成したシリコン単結晶の面内の酸素濃度分布及び結晶長での酸素濃度(1979年ASTM)を測定した結果を図3の201、図4(a)及び図5に示す。図3は結晶長(mmL)における酸素濃度(E18atoms/cm)を示す図であり、横軸に結晶長(mmL)を示し、縦軸に酸素濃度(E18atoms/cm)を示す。図4(a)はシリコン単結晶の面内の酸素濃度分布を示す図であり、横軸に酸素濃度(E18atoms/cm)を示し、縦軸に試験片上の距離(mm)を示す。ここで、試験片上の距離とは成長したシリコン単結晶の成長方向の距離に相当する。また、試験片とは結晶直胴70cm〜75cm部分を縦切りし、結晶軸中心部から、厚さ0.775mm、幅10mmとして切り出したものをいう。図5は結晶長(mmL)における面内の酸素濃度を示す図であり、横軸に結晶長(mmL)を示し、縦軸にΔ[Oi](%)を示す。ここで、Δ[Oi](%)とは面内の酸素濃度の((MAX−MIN)/MIN×100)である。
図3から把握されるように、本実施例において、シリコン単結晶の酸素濃度は、酸素濃度の狙い値である1.2(E18atoms/cm)〜1.4(E18atoms/cm)の間にあり、かつ変動幅が小さく安定した酸素濃度である。
図4(a)から把握されるように、本実施例において、面内の酸素濃度分布がほぼ均一である。
また、図5から把握されるように、本実施例において、面内の酸素濃度の変動幅が小さくかつ酸素濃度が安定している。
[比較例1]
上述した実施例の効果を検証するために、以下に説明する比較例1及び2について測定した。
比較例1及び比較例2は、HMCZ法によりシリコン単結晶を引上げる方法において、シリコン単結晶115の径を200mmとして育成するために、石英ルツボ131を22インチ(558.8mm)として、チャージ量を100kgとした例である。
比較例1は、磁場中心位置をシリコン融液の表面から±0の位置で、かつ、ヒータ位置の調整を行ないでシリコン単結晶の育成を行った例である。
育成したシリコン単結晶における結晶長での酸素濃度を測定した結果を図3の202に示す。図3から把握されるように、シリコン単結晶の酸素濃度は、シリコン単結晶の育成初期段階から育成中期段階にかけては酸素濃度の狙い値である1.2(E18atoms/cm)〜1.4(E18atoms/cm)の間にあるが、結晶後半にかけて低い酸素濃度になって狙い値をはずれ、また、変動幅が大きくかつ酸素濃度が不安定である。
次に、比較例2として、磁場中心位置を昇降させ、一方ヒータの調整は行わない例について説明する。
比較例2は、磁場中心位置を常にシリコン融液の表面から−100mmの位置で、シリコン単結晶の育成を行った。
育成したシリコン単結晶の面内の酸素濃度分布及び結晶長での酸素濃度を測定した結果を図3の203、図4(b)及び図5に示す。なお、図3、図4(b)及び図5の縦軸及び横軸の単位は上述した実施例と同様であるため説明は省略する。
図3から把握されるように、比較例2は、シリコン単結晶の酸素濃度は、酸素濃度の狙い値である1.2(E18atoms/cm)〜1.4(E18atoms/cm)の間にあり、比較例1よりは改善はされているものの、変動幅が実施例より大きくかつ酸素濃度が不安定であることが把握される。
また、図4(b)から把握されるように、比較例2においては、面内の酸素濃度分布が不均一である。
さらに、図5から把握されるように、比較例2において、面内の酸素濃度の変動幅が実施例より大きく、酸素濃度が不安定である。
以上説明したように、実施例と比較例1及び比較例2とを比較すると、磁場中心位置を下げ、シリコン融液の表面及び石英ルツボ壁の温度分布を調整した本実施例がシリコン単結晶を高酸素濃度に維持しつつ、面内の酸素濃度分布の均一化が達成されていることが理解される。一方、比較例1の磁場中心位置を下げず、かつ、温度分布未調整の場合では、結晶長における酸素濃度が結晶後半にかけて低い酸素濃度になり、変動幅が大きくかつ酸素濃度が不安定であることがわかる。したがって、均一した高酸素濃度のシリコン単結晶が得られない。また、比較例2の磁場中心位置を下げ、温度分布未調整の場合では、比較例1よりは改善されているものの面内の酸素濃度分布が不均一であることがわかる。したがって、面内の酸素濃度分布が均一であるシリコン単結晶が得られない。
なお、本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の引上げ装置100は、上述した例に限定されず変形実施例が可能である。例えば、第1の変形例としては、シリコン単結晶の引上げ装置100のヒータの形状を変更してもよい。一例としてルツボの形状と同様の形状である。ただし、ヒータはシリコン融液及び石英ルツボ壁の温度を均一にすることができればその形状は特に限定されない。
第2の変形例としては、シリコン単結晶の引上げ装置100のルツボの下部にボトムヒータを設けてもよい。ボトムヒータは石英ルツボ下部の温度を均一に保つために用いることができる。さらに、ボトムヒータをルツボ下部に設けることにより、シリコン単結晶の酸素濃度をさらに、高くすることができる。また、シリコン融液の減少に伴い昇降するルツボに合わせてボトムヒータを追従させてもよい。
本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の引上げ装置を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態に係る図1に示すシリコン単結晶の引上げ装置のメインチャンバを示す概略拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の結晶全長の酸素濃度を示す図である。 (a)は、本発明の実施例に係るシリコン単結晶の面内の酸素濃度分布を示す図であり、(b)は比較例に係るシリコン単結晶の面内の酸素濃度分布を示す図である。 本発明の実施の形態に係るシリコン単結晶の面内の酸素濃度を示す図である。
符号の説明
100:シリコン単結晶の引上げ装置、110:巻き上げ機構、111:巻取り部、112:ワイヤ回転駆動部、113:ワイヤ、114:種結晶、115:シリコン単結晶、116:シリコン融液、117:テーブル、118:回転軸、120:炉体、121:メインチャンバ、122:プルチャンバ、130:ルツボ、131:石英ルツボ、132:黒鉛ルツボ、140:磁場印加部、141:磁場駆動部、142:ヒータ、143:ヒータ駆動部、144:輻射シールド、145:第1の保温部材、146:第2の保温部材、147:第3の保温部材、150:ルツボ回転駆動部、160:制御部

Claims (2)

  1. シリコンを溶融してシリコン融液とする石英ルツボ及び黒鉛ルツボからなるルツボと、
    前記ルツボを回転させながら昇降させるルツボ回転駆動部と、
    前記シリコンを溶融するための熱発生源であるヒータと、
    前記ヒータを昇降させるヒータ駆動部と、
    前記シリコン融液に対して磁場を印加する磁場印加部と、
    前記磁場印加部を昇降させる磁場駆動部と、
    前記ルツボ回転駆動部、前記ヒータ駆動部及び前記磁場駆動部に接続され、前記ルツボ回転駆動部、前記ヒータ駆動部及び前記磁場駆動部の駆動を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記ルツボ回転駆動部による前記ルツボの昇降に同期させて、前記シリコン融液の深さをBとし、前記石英ルツボ内の前記シリコン融液の下面(最低面)の垂直方向の位置をLとし、このLを基準とし種結晶側を+とした場合、前記磁場印加部の磁場中心位置が+1/2B+L〜+1/3B+Lに位置するように前記磁場駆動部の駆動を制御して前記磁場印加部を昇降させ、同時に、前記シリコン融液の温度が常に均一になるように記ヒータ駆動部の駆動を制御して前記ヒータを昇降させ前記ヒータの上端及び前記黒鉛ルツボの上端を一致させた位置を基準として、前記ヒータの上端よりも前記黒鉛ルツボの上端が上側の位置にある場合を+側とした場合に、前記黒鉛ルツボの上端が+20mm以上+100mm以下となるように追従させることを特徴とするシリコン単結晶引上げ装置。
  2. 磁場印加部によって横磁場を印加しながら石英ルツボ内のシリコン融液からシリコン単結晶を引き上げるシリコン単結晶引上げ方法において、
    シリコン単結晶の引上げに伴って前記石英ルツボを回転させながら昇降させると共に前記シリコン融液の深さをBとし、前記石英ルツボ内の前記シリコン融液の下面(最低面)の垂直方向の位置をLとし、このLを基準とし種結晶側を+とした場合、前記磁場印加部の磁場中心位置が+1/2B+L〜+1/3B+Lに位置するように前記磁場印加部を昇降し、
    前記石英ルツボ及び前記磁場印加部の昇降と同期させて、前記シリコン融液の温度を均一に保持するように前記石英ルツボ内のシリコン融液を加熱するヒータを昇降させ前記ヒータの上端及び前記黒鉛ルツボの上端を一致させた位置を基準として、前記ヒータの上端よりも前記黒鉛ルツボの上端が上側の位置にある場合を+側とした場合に、前記黒鉛ルツボの上端が+20mm以上+100mm以下となるように追従させることを特徴とするシリコン単結晶の引上げ方法。
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