JP5143714B2 - ポジションセンサ素子およびポジション検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、指示された2次元およびこれに直交する3方向のポジションを検出するポジションセンサ素子およびポジション検出装置に関する。
従来の技術として、シフトレバーの変位に連動して変位するマグネット板と、対面して配置された板状の磁性体である一対の磁性板を有する第1のヨーク及び第2のヨークと、マグネット板の磁石から生じる磁束密度の変化を計測するための磁気検出素子とを備えた位置センサが知られている(例えば、特許文献1)。
このマグネット板は、非磁性体である非磁性部分と、磁性体である磁石体とが、周方向に交互に配置された略扇状の板状部材からなっている。また、第1及び第2のヨークは、所定の間隙である第1及び第2の隙間を設けた状態で一対の磁性板を保持する第1及び第2のブリッジ部を備えている。
この位置センサによると、シフトレバーの変位によってマグネット板が変位し、第1又は第2のヨークに収容される磁石体の数に応じて磁気検出素子で検出される磁束密度が段階的に変化するので、検出された磁束密度に基づいたシフトレバーのシフトポジションを検出することが可能になる。
特開2007−40722号公報
しかし、従来の位置センサによると、磁気検出素子で検出される磁束密度の変化の幅が小さく、外部磁場の影響によって誤作動する可能性があり、また、シフトレバーの変位によって指示された2次元方向しかポジションを検出できない。
従って本発明の目的は、非接触によって、安定して2次元のポジションを検出でき、かつ、この2次元のポジションに略直交する方向の合計3方向のポジションを検出できるポジションセンサ素子およびポジション検出装置を提供することにある。
[1]本発明は上記目的を達成するため、傾倒操作を行うことによって2次元のポジション、および、前記2次元のポジションに略直交する軸方向の3方向のポジションを指示する操作部と、前記操作部に設けられ、前記傾倒操作を行う方向に対して垂直方向に磁化されたカウンター磁石と、感磁方向が直交する第1及び第2の磁気抵抗素子からなるハーフブリッジ回路と前記ハーフブリッジを45°回転させたハーフブリッジを用いて形成したフルブリッジ回路を十字の各頂点に第1〜第4のフルブリッジとしてそれぞれ配置し、前記傾倒操作に基づく前記磁界の方向の変化に基づいて、対向する前記第1及び第2のフルブリッジから第1の出力電圧、及び対向する前記第3及び第4のフルブリッジから第2の出力電圧を出力する第1の磁気センサと、前記十字に配置されたフルブリッジ回路の略中心に配置され、前記軸方向の操作に基づく前記磁界の磁束密度の変化に基づいて、第3の出力電圧を出力する第2の磁気センサと、を有し、前記第1及び第2の出力電圧に基づいて前記傾倒操作によって指示された前記2次元のポジション、及び、第3の出力電圧に基づいて前記軸方向の操作によって指示された前記軸方向のポジションを検出することを特徴とするポジション検出装置を提供する。
[2]前記第1の磁気センサはMRセンサ、前記第2の磁気センサはホールセンサであることを特徴とする上記[1]に記載のポジション検出装置であってもよい。
[3]また、前記カウンター磁石は、前記第1の磁気センサの前記第1乃至第4のフルブリッジをすべて覆う着磁面を有することを特徴とする上記[1]または[2]に記載のポジション検出装置であってもよい。
[4]本発明は上記目的を達成するため、感磁方向が直交する第1及び第2の磁気抵抗素子からなるハーフブリッジ回路と前記ハーフブリッジを45°回転させたハーフブリッジを用いて形成したフルブリッジ回路を十字の各頂点に第1〜第4のフルブリッジとしてそれぞれ配置し、2次元のポジションを指示する傾倒操作に基づく前記磁界の方向の変化に基づいて、対向する前記第1及び第2のフルブリッジから第1の出力電圧、及び対向する前記第3及び第4のフルブリッジから第2の出力電圧を出力するMRセンサと、前記十字に配置されたフルブリッジ回路の略中心に配置され、前記軸方向の操作に基づく前記磁界の磁束密度の変化に基づいて、第3の出力電圧を出力するホールセンサと、を有し、前記4つのMRセンサと前記ホールセンサが一体的にモールドされ、ワンパッケージにより形成されていることを特徴とするポジションセンサ素子を提供する。
[5]前記4つのMRセンサが基板上に半導体プロセスにより形成され、前記基板上に前記ホールセンサがスタックされて一体的にモールドされ、ワンパッケージにより形成されていることを特徴とする上記[4]に記載のポジションセンサ素子であってもよい。
[6]また、前記第1の磁気センサおよび前記第2の磁気センサが、請求項4または5のポジションセンサ素子で構成されていることを特徴とする上記[1]に記載のポジション検出装置であってもよい。
このような構成によれば、非接触によって、安定して2次元のポジションを検出でき、かつ、この2次元のポジションに略直交する方向の合計3方向のポジションを検出できるポジションセンサ素子およびポジション検出装置を提供することができる。
(本発明の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るポジション検出装置1の操作部10(ジョイスティック)の概略図である。図2は、MRセンサ30(第1の磁気センサ)とホールセンサ40(第2の磁気センサ)をワンパッケージにしたポジションセンサ素子50の外観斜視図である。図3は、本発明の実施の形態に係るポジション検出装置またはポジションセンサ素子を構成するMRセンサ30の等価回路図である。
本発明の実施の形態に係るポジション検出装置1は、傾倒操作を行うことによって2次元(X、Y)のポジション、および、この2次元のポジションに直交するZ軸方向の3方向のポジションを指示する操作部10と、操作部10に設けられ、傾倒操作を行う方向に対して垂直方向(Z方向)に磁化されたカウンター磁石20と、感磁方向が直交する第1及び第2の磁気抵抗素子からなるハーフブリッジ回路とこのハーフブリッジを45°回転させたハーフブリッジを用いて形成したフルブリッジ回路を十字の各頂点に第1〜第4のフルブリッジとしてそれぞれ配置し、傾倒操作に基づく磁界の方向の変化に基づいて、対向する第1及び第3のフルブリッジから第1の出力電圧、及び対向する第2及び第4のフルブリッジから第2の出力電圧を出力する第1の磁気センサとしてのMRセンサ30と、十字に配置されたフルブリッジ回路の略中心に配置され、軸方向(Z方向)の操作に基づく磁界の磁束密度の変化に基づいて、第3の出力電圧を出力する第2の磁気センサとしてのホールセンサ40と、を有し、第1及び第2の出力電圧に基づいて傾倒操作によって指示された2次元のポジション、及び、第3の出力電圧に基づいて軸方向の操作によって指示された軸方向のポジションを検出する構成とされている。尚、図1では、MRセンサ30とホールセンサ40が一体にパッケージ化されたポジションセンサ素子50が基板60上に実装されたものとして図示しているが、それぞれが基板60上にディスクリート部品として実装されていてもよい。
操作部10(ジョイスティック)は、台座18の上面から垂直方向に立ち上って対向する1組の凸部18aを有している。凸部18aに設けられた開口に挿入された第2のピン17は、ロ形状(矩形環状)を有する第2の支持部16の対応する2辺中央に設けられた開口にも挿入され、第2の支持部16は、第2のピン17を回転軸(Y)として回転自在に台座18に設けられている。
また、第2の支持部16は、他の2辺中央に開口を有し、コ字形状を有する第1の支持部14の対応する両端に設けられた開口に第1のピン15を挿入することで、第1の支持部14を第1のピン15を回転軸(X)として回転可能に設けられている。
また、レバー12は、第1の支持部14に固定された円筒状のスライド受け部13の軸方向にスライド可能に支持され、上部の一端にはノブ11が設けられると共に、他端部にはカウンター磁石20が設けられている。レバー12は、図示しないバネ等により中立位置(Z=0mm)に支持され、ノブ11を上下に移動させることで、例えば、Z方向に3mm移動できる構成とされている。
また、レバー12は第1のピン15を回転軸(X)としてX軸回りに傾倒操作(Y方向の回転)することができ、例えば、―5.5°〜5.5°まで傾倒させてカウンター磁石20をMRセンサ30およびホールセンサ40に対して移動させ、また、第2のピン17を回転軸(Y)としてY軸回りに傾倒操作(X方向の回転)することができ、例えば、―10°〜10°まで傾倒させてカウンター磁石20をMRセンサ30およびホールセンサ40に対して移動させ、2次元(X、Y)のポジションを指示することができる。
(カウンター磁石20)
カウンター磁石20は、傾倒操作を行う2次元方向に対して垂直方向に磁化されており、一例として、矩形状であって、フェライト磁石、ネオジウム磁石、希土類磁石、アルニコ磁石等の永久磁石で形成されている。また、カウンター磁石20は、例えば、N極側がMRセンサ30およびホールセンサ40に対向して配置されている。なお、カウンター磁石20の形状は、これに限定されず、例えば、円柱形状等であっても良い。また、カウンター磁石20のN極とS極を入れ替えた構成としても良い。
(MRセンサ30)
図3は、本発明の実施の形態に係るポジション検出装置またはポジションセンサ素子を構成するMRセンサ30の等価回路図である。
MRセンサ30は、NiFeパーマロイ、NiCo及びFeCo合金等の強磁性金属を主成分とした薄膜で作成された磁気抵抗素子である第1のMR素子31a及びこの感磁方向に直交して形成される第2のMR素子31bからなる第1のハーフブリッジ回路32aと、この第1のハーフブリッジ回路32aを45°回転させた第2のハーフブリッジ回路32bを用いて第1のフルブリッジ回路32が形成されている。ハーフブリッジ回路の一端は電源電圧Vccに接続され、他端はグランド(GND)に接続される。
同様にして、第1のMR素子31a及びこれに直交して形成される第2のMR素子31bからなる第3のハーフブリッジ回路33aと、この第3のハーフブリッジ回路33aを45°回転させた第4のハーフブリッジ回路33bを用いて第2のフルブリッジ回路33が形成されている。また、同様にして、第1のMR素子31a及びこれに直交して形成される第2のMR素子31bからなる第5のハーフブリッジ回路34aと、この第5のハーフブリッジ回路34aを45°回転させた第6のハーフブリッジ回路34bを用いて第3のフルブリッジ回路34が形成されている。また、同様にして、第1のMR素子31a及びこれに直交して形成される第2のMR素子31bからなる第7のハーフブリッジ回路35aと、この第7のハーフブリッジ回路35aを45°回転させた第8のハーフブリッジ回路35bを用いて第4のフルブリッジ回路35が形成されている。
これらの第1〜第4のフルブリッジ回路32、33、34、35は、図2,3に示すように、十字の各頂点にそれぞれ配置されている。そしてこれらのフルブリッジ回路を構成する第1〜第8のハーフブリッジ32a、32b、33a、33b、34a、34b、35a、35bから出力電圧V1〜V8が出力される。
(MRセンサ30の動作)
操作部10のレバー12をX方向に操作してカウンター磁石20がX方向に移動されると、第5のハーフブリッジ34aの出力V5とこれに対向する第7のハーフブリッジ35aの出力V7の出力差X1はsin波形となり、また、第6のハーフブリッジ34bの出力V6とこれに対向する第8のハーフブリッジ35bの出力V8の出力差X2はcos波形となる。従って、X1及びX2に基づいて、一例として、角度変換としてArctan(X1/X2)を算出し、X軸方向の角度を算出することができる。尚、上記のsin波形、cos波形は、Y軸方向の動きに対してほとんど影響を受けない。
また、操作部10のレバー12をY方向に操作してカウンター磁石20がY方向に移動されると、第1のハーフブリッジ32aの出力V1とこれに対向する第3のハーフブリッジ33aの出力V3の出力差Y1はsin波形となり、また、第2のハーフブリッジ32bの出力V2とこれに対向する第4のハーフブリッジ33bの出力V4の出力差Y2はcos波形となる。従って、Y1及びY2に基づいて、一例として、角度変換としてArctan(Y1/Y2)を算出し、Y軸方向の角度を算出することができる。尚、上記のsin波形、cos波形は、X軸方向の動きに対してほとんど影響を受けない。
(ホールセンサ40)
ホールセンサ40は、図2,3に示すように十字の各頂点に配置された第1〜第4のフルブリッジ回路32、33、34、35、すなわち、MRセンサ30の中心部に配置されている。また、操作部10のXY方向の中立位置で、カウンター磁石20の中心位置の真下に配置されている。ホール素子はインジウム・アンチモン(InSb)あるいはガリウム・砒素(GaAs)等の半導体で作られ、ホール効果(Hall Effect)により磁束密度に比例した電圧を得ることができる良好な直線性を持った小型半導体磁気センサである。
(ホールセンサ40の動作)
操作部10のノブ11をZ方向に操作してカウンター磁石20がZ方向に移動されると、ホールセンサ40を透過する磁束密度が変化し、この磁束密度に比例した電圧が出力される。ここで、カウンター磁石20の着磁面の面積を大きく設定することによりカウンター磁石20のXまたはY方向への傾倒操作の影響をほとんど受けずにZ方向の検出をリニアに行なうことができる。
(ポジションセンサ素子50)
上記説明したMRセンサ30およびホールセンサ40は、図2に示したように、一体にモールドされてパッケージ化されたものが好ましい。MRセンサ30は、例えば、シリコン基板上に、公知の半導体プロセス技術により、図3に示すような等価回路をNiCo等の強磁性金属を主成分とした薄膜として形成される。このMRセンサ30上に、ホールセンサ40のベアチップをスタックし、MRセンサ30およびホールセンサ40をワイヤボンディングにより各端子(出力、Vcc、GND等)に接続した後、樹脂またはセラミックで一体にモールドすることにより、パッケージ化される。これにより、体格の低減や、組み付け工数を減少でき、コストダウンが可能となる。
(実施例)
図4(a)は、図1においてZ軸方向から見たカウンター磁石20とポジションセンサ素子50の配置寸法の一例を示す図であり、図4(b)は図1においてY軸方向から見たカウンター磁石20とポジションセンサ素子50の配置寸法の一例を示す図である。基板60上にポジションセンサ素子50を実装し、XYの中立位置の真上にカウンター磁石20が配置される。一例として、基板60からカウンター磁石20の回転中心までの寸法を約9mmに設定し、カウンター磁石20の厚み(Z)方向の中心は下方1mmにある。また、X方向の回転(Y軸回りの回転)は、−10°〜+10°、Y方向の回転(X軸回りの回転)は、−5.5°〜+5.5°、Z方向は、図4(b)で下方へ3mmまで移動可能である。また、カウンター磁石20は、約7mm×7mmであり、MRセンサ30の第1〜第4のフルブリッジ回路32、33、34、35をすべて覆う着磁面を有するように構成されている。すなわち、レバー12の傾倒操作によってもカウンター磁石20の磁界がすべてのフルブリッジ回路を覆う程度にカウンター磁石20の大きさが設定されている。
上記のような設定で、レバー12をY軸回りに傾倒操作したときのX方向のカウンター磁石角度とMRセンサ30による検出角度の関係を図5に示す。図5は、Y方向の回転を−5.5°、0、+5.5°の3段階に変化させ、それぞれについて、Zを0mm、1mm、2mm、3mmの4段階に変化させ、合計12の条件でプロットした図である。図5によれば、各条件のプロット直線はほぼ重なっており、X方向のカウンター磁石角度とMRセンサ30による検出角度はリニアな関係であり、Y方向の回転およびZ方向の移動によらずほぼ一定の検出が可能であることを示している。
同様に、レバー12をX軸回りに傾倒操作したときのY方向のカウンター磁石角度とMRセンサ30による検出角度の関係を図6に示す。図6は、X方向の回転を−10°、0、+10°の3段階に変化させ、それぞれについて、Zを0mm、1mm、2mm、3mmの4段階に変化させ、合計12の条件でプロットした図である。図6によれば、各条件のプロット直線はほぼ重なっており、Y方向のカウンター磁石角度とMRセンサ30による検出角度はリニアな関係であり、X方向の回転およびZ方向の移動によらずほぼ一定の検出が可能であることを示している。
(本発明の実施の形態の効果)
本発明の実施の形態によれば、以下のような効果を有する。
(1)操作部10は、X軸方向及びY軸方向のカウンター磁石20の移動をMRセンサ30によりクロストークの少ない状態で検出することができるので、2次元のポジションを安定して検出することができる。また、Z軸方向のカウンター磁石20の移動をホールセンサ40で検出するので、合計3方向のポジションを検出することが可能となる。
(2)MRセンサ30およびホールセンサ40を使用するので、非接触でポジション検出でき、耐久性の高いポジション検出装置が可能となる。
(3)MRセンサ30およびホールセンサ40を一体にモールドしてパッケージ化することにより、体格の低減や、組み付け工数を減少でき、コストダウンが可能となる。
(4)操作部10として、例えば、車両のウインカレバー操作をX軸、ハイビームあるいはパッシング操作をY軸、ライト操作をZ軸に割り当てることで、車両のレバーコンビネーションスイッチ(レバコン)に適用することができる。特に、振動等の影響が大きい車両の操作系に適用できるので、耐久性および信頼性の向上を図ることが可能となる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形が可能である。
図1は、本発明の実施の形態に係るポジション検出装置1の操作部10(ジョイスティック)の概略図である。 図2は、MRセンサ30(第1の磁気センサ)とホールセンサ40(第2の磁気センサ)をワンパッケージにしたポジションセンサ素子50の外観斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態に係るポジション検出装置またはポジションセンサ素子を構成するMRセンサ30の等価回路図である。 図4(a)は、図1においてZ軸方向から見たカウンター磁石20とポジションセンサ素子50の配置寸法の一例を示す図であり、図4(b)は図1においてY軸方向から見たカウンター磁石20とポジションセンサ素子50の配置寸法の一例を示す図である。 図5は、Y方向の回転を−5.5°、0、+5.5°の3段階に変化させ、それぞれについて、Zを0mm、1mm、2mm、3mmの4段階に変化させ、合計12の条件でプロットした図である。 図6は、X方向の回転を−10°、0、+10°の3段階に変化させ、それぞれについて、Zを0mm、1mm、2mm、3mmの4段階に変化させ、合計12の条件でプロットした図である。に係るx方向のレバーの角度と角度変換した角度との関係を表した図である。
符号の説明
1…ポジション検出装置、10…操作部、11…ノブ、12…レバー、13…スライド受け部、14…第1の支持部、15…第1のピン、16…第2の支持部、17…第2のピン、18a…凸部、18…台座、20…カウンター磁石、30…MRセンサ、31a…第1のMR素子、31b…第2のMR素子、32a…第1のハーフブリッジ回路、32b…第2のハーフブリッジ回路、32…第1のフルブリッジ回路、33a…第3のハーフブリッジ回路、33b…第4のハーフブリッジ回路、33…第2のフルブリッジ回路、34a…第5のハーフブリッジ回路、34b…第6のハーフブリッジ回路、34…第3のフルブリッジ回路、35a…第7のハーフブリッジ回路、35b…第8のハーフブリッジ回路、35…第4のフルブリッジ回路、40…ホールセンサ、50…ポジションセンサ素子、60…基板

Claims (6)

  1. 傾倒操作を行うことによって2次元のポジション、および、前記2次元のポジションに略直交する軸方向の3方向のポジションを指示する操作部と、
    前記操作部に設けられ、前記傾倒操作を行う方向に対して垂直方向に磁化されたカウンター磁石と、
    感磁方向が直交する第1及び第2の磁気抵抗素子からなるハーフブリッジ回路と前記ハーフブリッジを45°回転させたハーフブリッジを用いて形成したフルブリッジ回路を十字の各頂点に第1〜第4のフルブリッジとしてそれぞれ配置し、前記傾倒操作に基づく前記磁界の方向の変化に基づいて、対向する前記第1及び第2のフルブリッジから第1の出力電圧、及び対向する前記第3及び第4のフルブリッジから第2の出力電圧を出力する第1の磁気センサと、
    前記十字に配置されたフルブリッジ回路の略中心に配置され、前記軸方向の操作に基づく前記磁界の磁束密度の変化に基づいて、第3の出力電圧を出力する第2の磁気センサと、を有し、
    前記第1及び第2の出力電圧に基づいて前記傾倒操作によって指示された前記2次元のポジション、及び、第3の出力電圧に基づいて前記軸方向の操作によって指示された前記軸方向のポジションを検出することを特徴とするポジション検出装置。
  2. 前記第1の磁気センサはMRセンサ、前記第2の磁気センサはホールセンサであることを特徴とする請求項1に記載のポジション検出装置。
  3. 前記カウンター磁石は、前記第1の磁気センサの前記第1乃至第4のフルブリッジをすべて覆う着磁面を有することを特徴とする請求項1または2に記載のポジション検出装置。
  4. 感磁方向が直交する第1及び第2の磁気抵抗素子からなるハーフブリッジ回路と前記ハーフブリッジを45°回転させたハーフブリッジを用いて形成したフルブリッジ回路を十字の各頂点に第1〜第4のフルブリッジとしてそれぞれ配置し、2次元のポジションを指示する傾倒操作に基づく前記磁界の方向の変化に基づいて、対向する前記第1及び第2のフルブリッジから第1の出力電圧、及び対向する前記第3及び第4のフルブリッジから第2の出力電圧を出力するMRセンサと、
    前記十字に配置されたフルブリッジ回路の略中心に配置され、前記軸方向の操作に基づく前記磁界の磁束密度の変化に基づいて、第3の出力電圧を出力するホールセンサと、を有し、
    前記4つのMRセンサと前記ホールセンサが一体的にモールドされ、ワンパッケージにより形成されていることを特徴とするポジションセンサ素子。
  5. 前記4つのMRセンサが基板上に半導体プロセスにより形成され、前記基板上に前記ホールセンサがスタックされて一体的にモールドされ、ワンパッケージにより形成されていることを特徴とする請求項4に記載のポジションセンサ素子。
  6. 前記第1の磁気センサおよび前記第2の磁気センサが、請求項4または5のポジションセンサ素子で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のポジション検出装置。
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