JP5141610B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
従来から、EGRクーラやDPF(Diesel Particulate Filter)の詰まりを検出する内燃機関の排気浄化装置が知られている。例えば、特許文献1には、エンジン停止時にEGR弁を開いて吸気通路上の電動過給機を駆動し、電動過給機の通気抵抗と、DPFの通気抵抗とに基づいてEGRクーラの詰まりを検出する技術が開示されている。また、特許文献2には、DPFの詰まりをDPF上下流の差圧と排気流量とに基づき検出する技術が開示されている。
特開2008−064046号公報 特開2007−247596号公報
一般に、低圧EGR通路及びDPFを備える内燃機関の排気浄化装置の場合、低圧EGR通路上に設置されたEGRクーラ及びFODトラッパと、排気通路上に設置されたDPFとの詰まり判定をするには、最低2つの差圧センサが必要となる。しかし、この場合、差圧センサを2つ設置するスペースの確保が必要となり、また、コストが増大するという問題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、差圧センサが1つであっても適切にEGRクーラ、FODトラッパ、及びDPFの詰まり判定を実行することが可能な内燃機関の排気浄化装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの観点では、内燃機関の排気浄化装置は、ターボ過給機と、排気通路上に設けられた粒子状物質を捕集するフィルタと、前記ターボ過給機の上流側の吸気通路と前記フィルタの下流側の排気通路とに連通する低圧EGR通路と、前記低圧EGR通路上に設けられ、EGRガスを冷却するEGRクーラと、前記EGRクーラ上流側の前記低圧EGR通路上に設けられ、EGRガス中の異物を捕集する異物トラッパと、前記低圧EGR通路上に設けられ、開閉によりEGRガスの流量を調整するEGR弁と、前記低圧EGR通路と前記排気通路との連通部分を通過した排気ガスが通る排気通路上に設置され、開閉により排気ガスの流れを調整するEGR量調整弁と、前記フィルタの上流側の排気通路と、前記EGRクーラの下流側の前記低圧EGR通路とを連通する差圧パイプと、前記差圧パイプ上に設けられた差圧センサと、前記フィルタの再生後に前記EGR量調整弁を開弁かつ前記EGR弁を全閉にした状態で取得した前記差圧センサの出力値に基づき前記フィルタの詰まり判定を行う第1の詰まり判定手段と、前記第1の詰まり判定手段実行後、前記EGR量調整弁を全閉かつEGR弁を開弁した状態で取得した前記差圧センサの出力値から、前記第1の詰まり判定手段により取得した前記差圧センサの出力値を減じた値に基づき、前記EGRクーラ及び前記異物トラッパの詰まり判定を行う第2の詰まり判定手段と、を備える。
上記の内燃機関の排気浄化装置は、ディーゼル車両などに搭載され、フィルタと、低圧EGR通路と、EGRクーラと、異物トラッパと、EGR弁と、EGR量調整弁と、差圧パイプと、差圧センサと、第1及び第2の詰まり判定手段と、を備える。第1の詰まり判定手段は、例えばECU(Electronic Control Unit)であり、フィルタの再生後にEGR量調整弁を開弁かつEGR弁を全閉にした状態で取得した差圧センサの出力値に基づきフィルタの詰まり判定を行う。また、第2の詰まり判定手段は、例えばECUであり、第1の詰まり判定手段実行後、EGR量調整弁を全閉かつEGR弁を開弁した状態で取得した差圧センサの出力値から、第1の詰まり判定手段により取得した差圧センサの出力値を減じた値に基づき、EGRクーラ及び異物トラッパの詰まり判定を行う。このようにすることで、内燃機関の排気浄化装置は、差圧センサの出力値に基づき、フィルタ、EGRクーラ、及び異物トラッパの詰まり判定を適切に実行することができる。
本発明の各実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置の概略構成図を示す。 第1実施形態の詰まり判定時における内燃機関の排気浄化装置の状態を示す図である。 比較例に係る内燃機関の排気浄化装置の概略構成図を示す。 変形例の詰まり判定時における内燃機関の排気浄化装置の状態を示す図である。 FODトラッパ用検出値Sfの時間変化のグラフである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[全体構成]
図1は、本実施形態における内燃機関の排気浄化装置100の概略構成図を示す。なお、図中の破線矢印は、信号の入出力を示している。
内燃機関の排気浄化装置100は、主に、エンジン(内燃機関)1と、吸気通路2と、排気通路3と、エアフロメータ4と、スロットルバルブ5と、インタークーラ6と、ターボ過給機7と、DPF(Diesel Particulate Filter)8と、LPL−EGR(Low Pressure Loop−EGR)通路10と、LPL−EGR弁11と、LPL−EGRクーラ12と、FOD(Foreign Object Damege)トラッパ13と、LPL−EGR量調整弁14と、差圧パイプ15と、差圧センサ16と、ECU22と、を有する。
エンジン1は、例えば直列4気筒のディーゼルエンジンとして構成され、車両における走行用動力源を出力する。エンジン1は、吸気通路2より吸気ガスが供給されると共に、図示しない燃料噴射弁によって燃料が噴射される。供給された吸気ガスと燃料との混合気は、エンジン1の燃焼室内において燃焼される。エンジン1内の燃焼によって発生した排気ガスは、排気通路3に排出される。
吸気通路2上には、エンジン1への吸入空気量(以後、「空気量Ga」と呼ぶ。)を検出するエアフロメータ4と、吸気を過給するターボ過給機5と、吸気を冷却するインタークーラ6と、空気量Gaを調整するスロットルバルブ7が設けられている。エアフロメータ4は、検出した空気量Gaに相当する信号S4をECU22へ供給する。また、スロットルバルブ7は、ECU22から供給される制御信号S7に基づきその開度が調整される。
また、排気通路3上には、DPF8と、LPL−EGR量調整弁14と、が設けられている。DPF8は、排気ガス中の粒子状物質(PM:Particulate Matter)を捕集するための装置(フィルタ)である。また、DPF8は、所定の条件下でPMを再生する。LPL−EGR量調整弁14は排気通路3上に設けられ、開閉により排気ガスの流れを調整する。LPL−EGR量調整弁14は、ECU22からの制御信号S14に基づきその開閉が制御される。
LPL−EGR通路10は、ターボ過給機5の上流側の吸気通路2とDPF8の下流側かつLPL−EGR量調整弁14の上流側の排気通路3とに連通し、排気ガスの一部を吸気ガス(EGRガス)として還流させる。LPL−EGR通路10は、通路上に、LPL−EGR弁11と、LPL−EGRクーラ12と、FODトラッパ13とを備える。LPL−EGR弁11は、開閉によりLPL−EGR通路10を通過するEGRガスの流量(EGR量)を調整する。LPL−EGR弁11は、ECU22から供給される制御信号S11によりその開閉が制御される。LPL−EGRクーラ12は、EGRガスを冷却する。FODトラッパ13は、EGRガス中の異物を捕集するフィルタ等である。また、FODトラッパ13は、所定の条件下で、捕集した異物のうち有機物を燃焼(再生)させる。
差圧パイプ15は、DPF8の上流側の排気通路3と、LPL−EGR弁11の上流側かつLPL−EGRクーラ12の下流側のLPL−EGR通路10と、に連通するパイプである。差圧パイプ15上には、差圧センサ16が設けられている。差圧センサ16は、DPF8の上流側の排気通路3の圧力と、LPL−EGRクーラ12の下流側のLPL−EGR通路10の圧力との差(以後、「差圧ΔP」と呼ぶ。)を検出する。差圧センサ16は、差圧ΔPに関する信号S16をECU22に供給する。なお、以後では、差圧ΔPは、DPF8の上流側の排気通路3の圧力の方が大きい場合を正とする。
ECU22は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、内燃機関の排気浄化装置100内の各構成要素に対して種々の制御を行う。また、ECU22は、後述するように、DPF8、LPL−EGRクーラ12、及びFODトラッパ13が詰まっている状態、即ち、これらに再生等を実行してもPMその他の異物が除去できない状態にあるか否かの判定(以後、「詰まり判定」と呼ぶ。)を行う。このようにECU22は、本発明における第1の詰まり判定手段及び第2の詰まり判定手段として機能する。
[第1実施形態]
次に、第1実施形態においてECU22が実行する処理について説明する。ECU22は、LPL−EGR通路10の流速をゼロ、即ちEGR量をゼロにした状態から差圧ΔPに基づきDPF8の詰まり判定を行う。また、ECU22は、排気ガスを全てLPL−EGR通路10を介して還流させた状態から差圧ΔPに基づきLPL−EGRクーラ12及びFODトラッパ13の詰まり判定を行う。これにより、ECU22は、DPF8、LPL−EGRクーラ12、及びFODトラッパ13の詰まり判定を適切に実行する。
まず、DPF8の詰まり判定について図2(a)を用いて具体的に説明する。図2(a)は、DPF8の詰まり判定時での内燃機関の排気浄化装置100の状態を示す。図2(a)中の矢印は、ガスの流れを示している。
ECU22は、DPF8のPM再生の終了後、LPL−EGR量調整弁14を全開にすると共に、LPL−EGR弁11を全閉にする。これにより、図2(a)に示すように、ガスは、吸気通路2を通過後、DPF8を通過してLPL−EGR量調整弁14を通過する。
次に、ECU22は、図2(a)の状態から取得した差圧ΔP(以後、「差圧ΔP1」と呼ぶ。)が所定の閾値(以後、「閾値THp1」と呼ぶ。)よりも大きいか否か判定する。これによりECU22は、DPF8の詰まり判定を行う。即ち、ECU22は、以下の式(1)が満たされた場合、DPF8にPMが堆積していると判断する。
ΔP1>THp1 式(1)
ここで、閾値THp1は、実験等に基づき適切な値に設定される。例えば、閾値THp1は、DPF8にPMの詰まりが生じていない場合にとり得る差圧ΔP1の上限値に設定される。
これについて補足説明する。LPL−EGR通路10では、ガスの流速が0であるため、圧力損失(圧損)が発生しない。従って、ECU22は、差圧ΔP1を、DPF8に生じた圧損とみなす。そして、ECU22は、差圧ΔP1が閾値THp1より大きい場合には、DPF8にPMが堆積していると判断する。以後では、差圧ΔP1を、「第1の圧損学習値L1」とも呼ぶ。即ち、第1の圧損学習値L1は、DPF8に生じた圧損の学習値(推定値)である。
そして、ECU22は、第1の圧損学習値L1をメモリ等に保存する。そして、ECU22は、後述するLPL−EGRクーラ12及びFODトラッパ13の詰まり判定に第1の圧損学習値L1を用いる。
次に、LPL−EGRクーラ12及びFODトラッパ13の詰まり判定について図2(b)を用いて具体的に説明する。図2(b)は、LPL−EGRクーラ12及びFODトラッパ13の詰まり判定時での内燃機関の排気浄化装置100の状態を示す。図2(b)中の矢印は、ガスの流れを示している。
ECU22は、DPF8の詰まり判定の終了後、LPL−EGR量調整弁14を全閉にすると共に、LPL−EGR弁11を全開にする。これにより、図2(b)に示すように、DPF8を流れた排気ガスは、LPL−EGR通路10に全て供給される。
次に、ECU22は、図2(b)の状態から取得した差圧ΔP(以後、「差圧ΔP2」と呼ぶ。)から第1の圧損学習値L1を減じた値(以後、「第2の圧損学習値L2」と呼ぶ。)が、所定の閾値(以後、「閾値THp2」と呼ぶ。)より大きいか否かを判定する。これにより、ECU22は、LPL−EGRクーラ12及びFODトラッパ13の詰まり判定を行う。即ち、ECU22は、第2の圧損学習値L2が以下の式(2)を満たした場合、LPL−EGRクーラ12またはFODトラッパ13が詰まり状態にあると判断する。
L2>THp2 式(2)
ここで、閾値THp2は、実験等に基づき適切な値に設定される。例えば、閾値THp2は、LPL−EGRクーラ12及びFODトラッパ13が詰まり状態になっていない場合にとり得る第2の圧損学習値L2の範囲の上限値に実験等に基づき設定される。なお、第2の圧損学習値L2は、上述した定義により以下の式(3)を満たす。
L2=ΔP2−ΔP1=ΔP2−L1 式(3)
この判定方法について補足説明する。図2(b)の状態で取得した差圧ΔP2は、DPF8による圧損とLPL−EGRクーラ12及びFODトラッパ13による圧損との合計に相当する。これは、LPL−EGR量調整弁14が全閉であることに起因する。また、上述したように、第1の圧損学習値L1(差圧ΔP1)は、DPF8の圧損に相当する。従って、差圧ΔP2から差圧ΔP1を減じた値、即ち第2の圧損学習値L2は、LPL−EGRクーラ12による圧損とFODトラッパ13による圧損との合計値に相当する。以上を考慮し、ECU22は、第2の圧損学習値L2と閾値THp2とに基づきLPL−EGRクーラ12またはFODトラッパ13が詰まり状態にあるか否か適切に判定することができる。
次に、第1実施形態による効果について図3を用いて補足説明する。図3は、差圧センサを2つ有する場合(以後、「比較例」と呼ぶ。)の内燃機関の排気浄化装置100aの概略構成図を示す。
図3に示すように、内燃機関の排気浄化装置100aは、FODトラッパ13の上流側のLPL−EGR通路10とLPL−EGRクーラ12の下流側のLPL−EGR通路10とに連通する差圧パイプ15xと、DPF8の前後の排気通路3を連通する差圧パイプ15yと、を備える。また、差圧パイプ15x上には差圧センサ16x、差圧パイプ15y上には差圧センサ16yがそれぞれ設けられている。ECU22は、差圧センサ16xから供給される検出信号S16xと、差圧センサ16yから供給される検出信号S16yをそれぞれ受信する。
図3に示す比較例では、ECU22は、検出信号S16x及び検出信号S16yに基づき、第1実施形態と同様、DPF8の圧力損失及びLPL−EGRクーラ12及びFODトラッパ13の圧力損失を推定し、DPF8、LPL−EGRクーラ12、及びFODトラッパ13の詰まり判定をすることが可能である。しかし、比較例では、内燃機関の排気浄化装置100aは、差圧センサを1つ多く有する分、第1実施形態の内燃機関の排気浄化装置100に比べ、コストが掛かると共に、その設置スペースが大きくなる。以上を考慮し、第1実施形態では、1つの差圧センサのみでDPF8、LPL−EGRクーラ12、及びFODトラッパ13の詰まり判定をする。これにより、内燃機関の排気浄化装置100のコストの抑制及び小スペース化を実現することができる。
(変形例)
上述の説明では、LPL−EGR量調整弁14は、排気通路3上に設置されていた。しかし、本発明が適用可能な内燃機関の排気浄化装置100の構成はこれに限定されない。これに代えて、内燃機関の排気浄化装置100は、吸気通路2上にLPL−EGR量調整弁14を備えてもよい。これについて図4を用いて説明する。
図4(a)は、変形例でのDPF8の詰まり判定時での内燃機関の排気浄化装置100の状態を示す。図4(a)に示すように、LPL−EGR量調整弁14は、LPL−EGR通路10の上流側かつエアフロメータ4の下流側の吸気通路2上に設置されている。そして、ECU22は、DPF8の詰まり判定時では、図2(a)の場合と同様に、LPL−EGR量調整弁14を全開、かつ、LPL−EGR弁11を全閉にした状態で、差圧ΔP1(即ち第1の圧損学習値L1)を取得する。そして、ECU22は、式(1)に基づき、DPF8の詰まり判定を実行する。
図4(b)は、LPL−EGRクーラ12及びFODトラッパ13の詰まり判定時での内燃機関の排気浄化装置100の状態を示す。図4(b)に示すように、ECU22は、LPL−EGRクーラ12及びFODトラッパ13の詰まり判定時では、図2(b)の場合と同様に、LPL−EGR量調整弁14を全閉、かつ、LPL−EGR弁11を全開にした状態で、第2の圧損学習値L2を取得する。そして、ECU22は、式(2)に基づき、LPL−EGRクーラ12及びFODトラッパ13の詰まり判定を実行する。
なお、この変形例は、後述する第2実施形態にも同様に適用可能である。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態でECU22が実行する制御について説明する。第2実施形態では、ECU22は、第1実施形態の制御に加えて、またはこれに代えて、第2の圧損学習値を空気量Gaで除した値(以後、「FODトラッパ用検出値Sf」と呼ぶ。)に基づきFODトラッパ13の詰まりまたは破損を適切に検出する。
これについて図5を用いて具体的に説明する。図5は、FODトラッパ用検出値Sfの時間変化のグラフである。
具体的には、図5では、時刻Ta乃至Tgは、それぞれFODトラッパ13の再生があった直後の時刻を示す。黒点70a乃至70gは、時刻Ta乃至Tgで検出されたFODトラッパ用検出値Sfの実測値を示す。また、破線で示される直線トレンドLpは、黒点70a乃至70dのFODトラッパ用検出値Sfに基づき推定されたFODトラッパ用検出値Sfの推移を示す。そして、白点71e乃至71gは、直線トレンドLpに基づき推定された時刻Te乃至TgでのFODトラッパ用検出値Sfの推定値を示す。また、折れ線Lrは、FODトラッパ13に詰まり又は破損がない場合のFODトラッパ用検出値Sfの推移を示す。また、閾値TH3は、FODトラッパ13に詰まりが生じているか否かをFODトラッパ用検出値Sfに基づき判定するための閾値である。さらに、閾値TH4は、FODトラッパ13に破損が生じているか否かFODトラッパ用検出値Sfに基づき判定するための閾値である。なお、時刻Ta乃至Tdの各時刻では、FODトラッパ13は詰まり等が生じておらず正常に機能しているものとする。
まず、ECU22は、時刻Ta乃至Tdの各時刻で黒点70a乃至70dに相当するFODトラッパ用検出値Sfを取得する。なお、上述したように、FODトラッパ用検出値Sfは以下の式(4)を満たす。
Sf=L2/Ga 式(4)
また、折れ線Lrに示すように、時刻Ta乃至Tdの各時刻では、FODトラッパ13中の有機物が燃焼されることに起因して第2の圧損学習値L2が低下し、結果としてFODトラッパ用検出値Sfが一時的に低下する。
次に、ECU22は、時刻Teでは、黒点70eに相当するFODトラッパ用検出値Sfを算出すると共に、白点71eに相当する時刻TeでのFODトラッパ用検出値Sfの推定値を算出する。具体的には、ECU22は、白点71eに相当するFODトラッパ用検出値Sfを決定するため、まず、黒点70a乃至70dに基づき直線トレンドLpを作成する。そして、ECU22は、時刻Teでの直線トレンドLpの値を、白点71eに相当するFODトラッパ用検出値Sfの推定値として定める。
ここで、図5に示すように、黒点70eに相当するFODトラッパ用検出値Sfは、詰まり判定用の閾値TH3よりも大きい。閾値TH3は、白点71eに相当するFODトラッパ用検出値Sfの推定値に基づき相対的に定められた閾値である。そして、この場合、ECU22は、FODトラッパ13に詰まりが生じていると判断する。即ち、この場合、ECU22は、LPL−EGRクーラ12及びFODトラッパ13部分での圧損が空気量Gaとの関係で異常に大きいと判断し、FODトラッパ13に詰まりが生じていると判断する。
次に、時刻Tfでは、ECU22は、時刻Teと同様に、黒点70fに相当するFODトラッパ用検出値Sfを取得すると共に、白点71eに相当する時刻TeでのFODトラッパ用検出値Sfの推定値を算出する。ここで、黒点70fに相当するFODトラッパ用検出値Sfと白点71eに相当する時刻TeでのFODトラッパ用検出値Sfの推定値とはほぼ同一である。従って、ECU22は、FODトラッパ13には詰まり等が生じていないと判断する。
次に、時刻Tgでは、ECU22は、時刻Te、Tfと同様に、黒点70gに相当するFODトラッパ用検出値Sfを取得すると共に、白点71gに相当するFODトラッパ用検出値Sfの推定値を直線トレンドLpにより算出する。
ここで、黒点70gに相当するFODトラッパ用検出値Sfは、閾値TH4よりも小さい。閾値TH4は、白点71gに相当するFODトラッパ用検出値Sfの推定値に基づき相対的に定められた閾値である。そして、この場合、ECU22は、FODトラッパ13に破損が生じていると判断する。即ち、この場合、ECU22は、LPL−EGRクーラ12及びFODトラッパ13部分での圧損が空気量Gaとの関係で異常に小さいと判断し、FODトラッパ13に破損が生じていると判断する。
以上のように、ECU22は、FODトラッパ用検出値Sfと前回取得したFODトラッパ用検出値Sfに基づき算出したFODトラッパ用検出値Sfの推定値とに基づき、適切にFODトラッパ13の詰まり及び破損を検出することができる。
1 エンジン(内燃機関)
2 吸気通路
3 排気通路
4 エアフロメータ
5 ターボ過給機
6 インタークーラ
7 スロットルバルブ
8 DPF
10 LPL−EGR通路
11 LPL−EGR弁
12 LPL−EGRクーラ
13 FODトラッパ
14 LPL−EGR量調整弁
15 差圧パイプ
16 差圧センサ
22 ECU
100、100a 内燃機関の排気浄化装置

Claims (1)

  1. ターボ過給機と、
    排気通路上に設けられた粒子状物質を捕集するフィルタと、
    前記ターボ過給機の上流側の吸気通路と前記フィルタの下流側の排気通路とに連通する低圧EGR通路と、
    前記低圧EGR通路上に設けられ、EGRガスを冷却するEGRクーラと、
    前記EGRクーラ上流側の前記低圧EGR通路上に設けられ、EGRガス中の異物を捕集する異物トラッパと、
    前記低圧EGR通路上に設けられ、開閉によりEGRガスの流量を調整するEGR弁と、
    前記低圧EGR通路と前記排気通路との連通部分を通過した排気ガスが通る排気通路上に設置され、開閉により排気ガスの流れを調整するEGR量調整弁と、
    前記フィルタの上流側の排気通路と、前記EGRクーラの下流側の前記低圧EGR通路とを連通する差圧パイプと、
    前記差圧パイプ上に設けられた差圧センサと、
    前記フィルタの再生後に前記EGR量調整弁を開弁かつ前記EGR弁を全閉にした状態で取得した前記差圧センサの出力値に基づき前記フィルタの詰まり判定を行う第1の詰まり判定手段と、
    前記第1の詰まり判定手段実行後、前記EGR量調整弁を全閉かつEGR弁を開弁した状態で取得した前記差圧センサの出力値から、前記第1の詰まり判定手段により取得した前記差圧センサの出力値を減じた値に基づき、前記EGRクーラ及び前記異物トラッパの詰まり判定を行う第2の詰まり判定手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
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