JP5140762B2 - 噴射バルブを駆動制御するための回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のための少なくとも1つの噴射バルブ、特にソレノイドインジェクションバルブを駆動制御するための回路装置に関している。
最適な燃料噴射過程を得るためには、内燃機関のための噴射バルブ、いわゆるSDIバルブを所定の時点で正確かつ迅速に開放し、この開放状態を所定期間維持した後で再び遮断することが必要である。この正確でかつ迅速な開放の他にも、パルス毎の燃料の最小噴射量と最大噴射量、並びに最小噴射量と最大噴射量相互の間の比(いわゆる燃料の拡散)も重要である。さらに順次連続する後続パルスのもとでも噴射量を高精度に再現することが必要になってくる。
最小限の噴射量によって、燃料の静的な通流量と調整可能な燃圧範囲と共に、所定の最小量(例えばアイドリング時)のもとで生じ得る噴射量の拡散と最大出力または最大回転数が定められる。故に最小噴射量の低減は、特に点火時期近傍の燃料噴射を実現するような噴射ストラテジのもとでは多重噴射を可能にする。これにより有利には排気特性も良好に制御され、とくに中間出力と高出力のもとで黒煙(煤)の排出が回避される。また触媒の応答特性も触媒ヒータ用に最適化された噴射ストラテジによって改善が可能である。
噴射バルブの正確な駆動制御は、所定の電流プロファイルを利用して行われる。このプロファイルのもとで、噴射弁に割当てられたシリンダコイルに電流が供給される。バルブの開放に対しては、シリンダコイルに多くの電流が流されなければならない。さらにバルブの開放を維持しながら、電力の損失も最小に保つためには、比較的僅かな電流で開放状態を維持する必要がある。電流が遮断されることによってシリンダコイル内で電流が可及的に急速に減少した後では、バルブはバネの力によって閉じられる。このバネは静止状態でバルブを閉じ続けるものである。このバネ応力はバルブの構造形式に応じて燃圧にも支援される。
最小噴射量と最小噴射時間を低減するためには遮断過程をできるだけ迅速に実施する必要がある。開放過程の間は克服すべきバネ応力が高まらないようにする必要があるので、バルブをアクティブに遮断ないしは意図的に遮断する手段も公知である。これはいわゆるラピッドインジェクタクロージング"Rapid Injector Closing(RIC)"とも称されている。この手法によれば、短時間のバルブの遮断過程中にバルブの押し戻しのための逆電流がシリンダコイル内で形成される。
図1には、従来技術から公知の2つの噴射バルブを駆動制御するための回路装置が示されている。これらの2つの噴射バルブにはそれぞれ1つのシリンダコイルL1,L2が対応付けられている。これらのシリンダコイルL1,L2の第1のコイル端子SP1(L1)、SP2(L2)は相互に接続され、さらに制御可能な半導体スイッチング素子T2ないしT9を介してそれぞれ給電端子VP2ないしVP3に接続されている。給電端子VP2には、12Vの車両搭載電源から双方向で迅速な電流形成が可能な図には示されていないDC/DCコンバータを介して生成された70Vの給電電圧が印加されている。給電端子VP3には、車両搭載電源電圧(12V)が直接印加されている。シリンダコイルL1,L2の第2のコイル端子SP2(L1),SP2(L2)はそれぞれ制御可能な半導体スイッチング素子T1ないしT5を介して基準電位端子BPに接続されている。前記半導体スイッチング素子T1,T5のうちの一方の駆動制御によって、所定の時点で操作されるシリンダコイルと噴射素子が選択される。この選択は、半導体スイッチング素子T1,T5の相応する半導体スイッチング素子をターンオンさせ、それに対して他方をターンオフすることによって行われる。選択されたシリンダコイルL1,L2を流れる電流のレベルの設定は、半導体スイッチング素子T2,T9の1つを用いたパルス幅変調によって行われる。
噴射バルブの開放過程の間は、選択された噴射バルブの第1のコイル端子SP1(L1)またはSP1(L2)に、給電端子VP2に印加された70Vの作動電圧が印加される。噴射バルブの慣性とバルブ応力に短時間打ち勝つための十分な規模の電流と急峻な電流上昇の形成のために高い電圧は必要である。噴射バルブが完全に開いた後では、冒頭でも述べたように、僅かな電流しか必要ない。そのため相応する第1のコイル端子が給電端子VP3を介して車両搭載電源から給電される。
図1は、噴射バルブのアクティブな遮断を実現する構成例を示したものである。この目的のために第2のコイル端子SP2(L1),SP2(L2)がそれぞれ半導体スイッチング素子T3,T4を介して給電端子VP2に接続されている。その上さらに第1のコイル端子SP1(L1)、SP1(L2)はさらなる半導体スイッチング素子T8を介して基準電位端子BPに接続されている。
前記半導体スイッチング素子T3,T4,T8はダイオードによって置き換えられていてもよい。その場合には回路装置内部でアクティブな遮断は行われない。図1に示されている構成では、電界効果トランジスタとして構成されている半導体スイッチング素子T3,T4,T8のそれぞれのボディダイオードは、活動化されたシリンダコイルを流れる電流通流がパルス幅変調された半導体スイッチング素子T9を用いて中断された場合には、フリーホイーリングダイオードとしてのダイオード機能を担う。
活動化されたシリンダコイルL1,L2の第1のコイル端子SP1(L1)、SP1(L2)は、半導体スイッチング素子T8を介して基準電位に接続される。それと同時に、前記活動化されたシリンダコイルL1,L2の第2のコイル端子SP2(L1),SP2(L2)は、対応する半導体スイッチング素子T3またはT4を介して給電端子VP2(70V)に接続される。これにより、シリンダコイルL1,L2を通る所望の大規模な反転電流が生成される。
図1に示されている回路装置の欠点は、全ての半導体スイッチング素子(半導体スイッチング素子T9は除く)と、DC/DCコンバータと、それに含まれるコンデンサが70V用に設計されていなければならないことである。そのような構成部材はサイズが大きくなり、値段も高価でしかも1つの半導体チップに集積化することが難しく、相応のコストをかけなければ集積化は無理である。その上さらにパルス幅変調のためには図には示されていない分流器を用いて電流測定が行われなければならない。なぜなら必要な精度を備えた外部の高価なセンスFETを使ってしまえばさらにコストが増すからである。
それ故本発明の課題は、内燃機関のための少なくとも1つの噴射バルブ、特にソレノイドインジェクションバルブを駆動制御するための回路装置をできるだけ低コストで簡単に提供することができるように改善を行うことである。
前記課題は請求項1の特徴部分に記載された本発明による回路装置によって解決された。本発明の別の有利な実施例は従属請求項に記載されている。
本発明によれば、内燃機関の少なくとも1つの噴射バルブ、特にソレノイドインジェクションバルブを駆動制御するための回路装置において、
第1の電圧が取り出し可能な給電端子と、
基準電位端子と、
1つ又は複数のシリンダコイルとを含み、
前記シリンダコイルの第1のコイル端子には対応付けられた噴射バルブの操作のために電圧が印加可能であり、さらに、
制御可能な昇圧回路と、
駆動制御回路とを含み、
前記昇圧回路は、第1の電圧から該第1の電圧よりも高い第2の電圧を生成するように構成され、前記昇圧回路の第1の入力側は給電端子に接続され、前記昇圧回路の第1の出力側はそれぞれ第1の制御可能な半導体スイッチング素子を介してシリンダコイルに接続されており、
前記駆動制御回路は、駆動制御のために少なくともそれぞれ第1の半導体スイッチング素子と昇圧回路に接続され、さらに前記駆動制御回路は、噴射バルブの1つの操作状態に依存して、第1の電圧若しくは第2の電圧を、正確に1つのシリンダコイルの第1のコイル端子に印加するように構成されている。
本発明の回路装置によれば、従来技術から公知の回路装置に比べて小型で低コストな構成部材を利用することが可能になる。さらにこの回路装置は高い集積密度を備え、大半の部分を1つの回路支持体若しくは1つの集積化された半導体チップに設けることが可能である。あえて比較すれば、ごく僅かな別個の構成素子を必要とするぐらいである。このようなことは、給電端子に、従来技法の場合よりも僅かな給電電圧を印加することによって可能となる。このことによりDC/DCコンバータもより簡素で低コストな構成にすることが可能である。
従来技術から公知の2つの噴射バルブを駆動制御するための回路装置を示した図 2つの噴射バルブを駆動制御するための本発明による回路装置の様々な操作状態を示した図 2つの噴射バルブを駆動制御するための本発明による回路装置の様々な操作状態を示した図 2つの噴射バルブを駆動制御するための本発明による回路装置の様々な操作状態を示した図
発明を実施するための形態
本発明による回路装置の有利な構成例によれば、複数の噴射バルブにおいて所定の時点で正確に1つのシリンダコイルが、対応する第1のスイッチング素子の駆動制御を介して第1の電圧または第2の電圧を印加される。本発明による回路装置においては複数の噴射バルブが設けられている構成をバンクとも称する。従って1つのバンクとは複数のシリンダからなる1つのグループを表し、そのグループ内では所定の時点で唯1つの噴射バルブのみが開放を許容される。バンク毎の噴射バルブの数は実質的に内燃機関の設計構造に依存する。
本発明の別の有利な構成例によれば、昇圧回路は公知の倍電圧器として構成される。これにより、噴射バルブの駆動制御に必要な70Vの電圧が、給電端子に印加された35Vの電圧から得られるようになる。これによって既に冒頭でも述べたような利点が得られる。
さらに別の有利な構成例によれば、1つまたは複数のシリンダコイルの第2のコイル端子が第1の電流測定装置を介して基準電位と接続され、この接続径路は第1の電流測定装置とは異なる第4の半導体スイッチング素子またはセンスFETとして構成された第1の電流測定装置による制御によって分離可能である。従来技法の場合よりも低い供給電圧の設定によって、信頼性が高く低コストで集積化の可能なセンスFETを用いることが可能になる。
さらに有利には、各シリンダコイルの第1のコイル端子がそれぞれ第1の整流素子を介して昇圧回路の第2の出力側と次のように接続される。すなわちシリンダコイルを流れる電流が対応する第1の半導体スイッチング素子を用いて中断された場合に、第1の整流素子がシリンダコイルのフリーホイーリングを可能にするように接続される。最も簡単な実施例によれば、第1の整流素子はダイオードによって構成される。このダイオードがシリンダコイルのフリーホイーリングを可能にする。その際このダイオードのカソード端子は第1のコイル端子に接続される。
有利には前記第1の整流素子は、駆動制御回路によって制御可能な第2の半導体スイッチング素子、特に電界効果トランジスタ(MOSFET)によって形成される。この場合前記整流素子は第2の半導体スイッチング素子のボディダイオードである。制御可能な半導体スイッチング素子としての整流素子の構成は次のような利点を有している。すなわち、噴射バルブのアクティブな遮断(ラピッドインジェクタクロージング)が可能なる利点である。第1のコイル端子への第2の半導体スイッチング素子の接続は次のように行われる。すなわちボディダイオードのカソード端子がこれに接続されるように行われる。それによってフリーホイーリングダイオードの機能を備えることが可能になる。
有利な実施例によれば、第2のコイル端子が第2の整流素子を介して給電端子に接続される。この第2の整流素子も、前記第1の整流素子のように簡素なダイオードによって構成することが可能である。このダイオードは主にシリンダコイルを流れる電流が対応する第1の半導体スイッチング素子を用いて中断された場合に、前記シリンダコイルの1つのフリーホイーリング機能を可能にする目的で用いられる。この場合有利には、第2の整流素子は、駆動制御回路によって制御可能な第3の半導体スイッチング素子、特にセンスFETによって形成される。この整流素子は第3の半導体スイッチング素子のボディダイオードである。この第3の半導体スイッチング素子の構成、特にセンスFETとしての構成によれば、シリンダコイルのフリーホイーリング機能の他に、バルブの遮断期間中の電流測定を低コストで正確に行えるようになる。これによってシリンダコイルを流れる電流がさらに高精度に制御可能になる。
第1のセンスFETは、噴射バルブが開放されるか開放され続ける場合の電流測定の実施に用いられる。第2のセンスFETは、噴射バルブのアクティブな遮断期間中の電流測定の実施に用いられる。この場合の電流は第2の半導体スイッチング素子の相応のパルス幅変調によって行なわれる。
別の有利な実施例によれば、複数のシリンダコイルの第2のコイル端子が相互に接続されている。
さらに1つ又は複数のシリンダコイルとそれぞれの第1の半導体スイッチング素子並びに1つ又は複数の整流素子は別々の構成素子として構成され、第2の電圧に対する耐性を備えるように設計されている。それに対して昇圧回路の構成素子、第1の電流測定装置、該第1の電流測定装置の電流パス内に任意に設けられる第4の半導体スイッチング素子及び第2の整流素子は、第1の電圧に対する耐性を備えるように設計され、共通の1つの半導体チップに集積可能である。これにより、本発明による回路装置は従来の回路装置よりも少ないスペースとコストで実現可能である。特に噴射素子に直接対応付けられていない全ての構成素子は共通の半導体チップに集積される。なぜならこの半導体チップは比較的僅かな電圧で作動されるからである。
別の有利な構成例によれば、前記駆動制御回路は、パルス幅変調のための回路装置を有しており、該装置はそれぞれのシリンダコイルを通る電流の設定のために制御可能な半導体スイッチング素子のそれぞれの制御端子に接続されている。このパルス幅変調は有利には、センスFETによって測定される電流に依存して行われる。
さらに別の有利な構成例によれば、前記駆動制御回路は、第1の半導体スイッチング素子の導通切り替えと昇圧回路の第1の駆動制御によって、対応するシリンダコイルの第1のコイル端子に第2の電圧を印加し、さらに前記第1の半導体スイッチング素子のパルス幅変調によって、シリンダコイルを流れる電流を設定することによって、噴射バルブが開放されるように構成されており、この場合の電流測定は第1の電流測定装置によって行われている。いずれにせよここで明らかなことは、操作すべき噴射バルブの選択と、対応するシリンダコイルを流れる電流の設定のためのパルス幅変調が第1の半導体スイッチング素子によって同時に行われることである。
さらに別の有利な構成例によれば、前記駆動制御回路は、第1の半導体スイッチング素子の導通切り替えと昇圧回路の第2の駆動制御によって、対応するシリンダコイルの第1のコイル端子に第1の電圧を印加し、さらに第1の半導体スイッチング素子のパルス幅変調によってシリンダコイルを流れる電流を設定することによって、噴射バルブを開放維持するように構成されている。この場合の電流の測定も第1の電流測定装置によって行われている。
さらに別の有利な構成例によれば、前記駆動制御回路は、第1の半導体スイッチング素子の遮断と第2の半導体スイッチング素子の導通切り替え並びに昇圧回路の第2の駆動制御によって、対応するシリンダコイルの第1のコイル端子に基準電位端子に置かれている第3の電圧を印加し、さらに第2の半導体スイッチング素子のパルス幅変調によってシリンダコイルを流れる電流を設定することによって噴射バルブを遮断するように構成されている。この場合の電流の測定は第3の電流測定装置によって行われる。この駆動制御のもとでは選択された噴射バルブのアクティブな遮断が行われる。
実施例
以下の明細書では本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図2Aから図2Cには本発明による内燃機関のための1つ若しくは複数の噴射バルブ、特にソレノイドインジェクタバルブの駆動制御のための回路装置の実施例が示されている。本発明による回路装置はここでは例示的に2つの噴射バルブの駆動制御のための要素として示されている。これらの噴射バルブはいわゆる1つのバンクとして配置構成されており、つまり複数の噴射バルブに対応付けられた複数のシリンダコイルのコイル端子において共に駆動制御されている。このことは、所定の時点においてそれぞれ1つの噴射バルブのみが回路装置を用いて操作されること、すなわち開閉されることを意味している。
図2A〜図2Cにおける回路構造は同じである。以下では図2A〜図2Cに基づいて異なった操作状態ないし切り替え状態を説明する。
本発明による回路装置は、唯一の給電端子VP1によって特徴付けられる。この端子には例えば35Vの電圧が印加されている。この35Vの電圧は、DC/DCコンバータにを用いて12Vの車両搭載電源電圧から生成される。このDC/DCコンバータは図には示されていない。給電端子VP1は、昇圧回路VDの第1の入力側E1に接続されている。この昇圧回路VDの第2の入力側E2は基準電位端子BPに接続されている。ここでの基準電位端子BPはアース電位に接続されている。昇圧回路VDは給電端子BPから供給された第1の電圧を第2の電圧に生成するように構成されている。この第2の電圧は第1の電圧よりも高い。当該実施例では、昇圧回路VDは倍電圧器として構成されている。但しこのことは強制ではない。昇圧回路によって第1の出力側A1からは70Vの電圧が供給される。この70Vの電圧は、図示の図示の装置構成のもとでは、制御可能な半導体スイッチング素子の適切な駆動制御によって、35Vよりも低い電圧(すなわち達成すべき70Vの電圧の半分に満たない電圧)でも生成することが可能である
公知形式の倍電圧器には直列に接続された2つの半導体スイッチング素子T7,T8が含まれている。これらのスイッチング素子は給電端子VP1と基準電位端子BPの間に接続されている。半導体スイッチング素子T8,T9の制御端子は図には詳細には示されていない共通の駆動制御回路に接続されている。半導体スイッチング素子t8,T9の間のノード点KP1はノード点KP2に接続されており、このノード点KP2にはコンデンサC1,C2のそれぞれ第1のコンデンサ端子が接続している。コンデンサC1の別の端子は倍電圧器の第1の出力側A1とダイオードD1のカソード端子に接続されている。ダイオードD1のアノード端子は倍電圧器の第1の入力側E1に接続されている。コンデンサC2の別の端子はダイオードD2のアノード端子と倍電圧器の第2の出力側A2に接続されている。ダイオードD2のカソード端子は、第2の入力側E2並びに半導体スイッチング素子T7に接続されている。
噴射バルブの各々には、1つのシリンダコイルL1,L2が対応付けられている。それぞれの第1のコイル端子SP1(L1)、SP1(L2)は、制御可能な第1の半導体スイッチング素子T3,ないしT5を介して倍電圧器VDの第1の出力側A1に接続されている。それぞれの第2のコイル端子SP2(L1),SP2(L2)は、相互に接続され、さらに第1のセンスFETの構造の第1の電流測定装置T2を介して基準電位端子BPに接続されている。前記第1の半導体スイッチング素子T3,T5の駆動制御、並びにセンスFET(T2)の駆動制御は、図には示されていない共通の駆動制御回路によって行われる。
この駆動制御回路により、所定の時点で正確に1つのシリンダコイルL1ないしL2のみが対応する第1のスイッチング素子T3またはT5をの駆動制御を介して第1の出力側A1から供給される、噴射バルブの操作状態に応じて変化する電圧が印加される。
開放された噴射バルブのアクティブな遮断を可能にするために、それぞれの第1のコイル端子SP1(L1)、SP1(L2)がそれぞれ第2の半導体スイッチング素子T9,T10を介して倍電圧器の第2の出力側A2に接続される。それと同時に、シリンダコイルを流れる電流が対応する第1の半導体スイッチング素子によって中断された場合には、第2の半導体スイッチング素子T9,T10によって、アクティブなシリンダコイルのフリーホイーリングが可能になる。
アクティブな中断期間中に、該当するシリンダコイルL1,L2を流れる反転電流が測定できるようにするために、第2のコイル端子SP2(L1),SP2(L2)と給電端子VP1の間に第2のセンスFETT6が設けられる。電流を測定する手段の他に駆動制御のために用いることも可能である。第2のセンスFETT6は、その中に集積されたボディダイオードを介してシリンダコイルのフリーホイーリングを許容している。
開放された噴射バルブのアクティブな遮断が行われないケースにおいては、第2の半導体スイッチング素子T9,T10をダイオードの形態の整流素子GE1,GE2に置き換え、第2のセンスFETT6がさらに別の整流素子GE3(これも例えばダイオードの形態であってもよい)に置き換え可能である。整流素子GE1,GE2のカソード端子はこのケースの場合それぞれ第1のコイル端子SP1(L1)、SP2(L2)に接続される。前記整流素子GE1,GE2のアノード端子は相互に接続され、さらに倍電圧器の第2の出力側A2に接続される。整流器GE3のアノード端子は第2のコイル端子SP2(L1),SP2(L2)に接続されていてもよい。さらにこの整流器GE3のカソード端子は給電端子VP1に接続され得る。
既に前述したように図には示されていない駆動制御回路はさらにパルス幅変調PWMのための回路装置を有している。この回路装置は以下で詳細に説明する形式で第1ないし第2の半導体スイッチング素子ないしセンスFETを駆動制御し、それと共にアクティブな電流パスによる電流制御を可能にしている。
図2A〜図2Cでは作動特性を説明するために、それぞれ図示された半導体スイッチング素子自体の他に、それらのスイッチング素子のターンオン状態ないしターンオフ状態を噴射バルブの操作の枠内で示している。ここではまずシリンダコイルL1に割り当てられている噴射バルブが当該回路装置によって操作されることを前提とする。
図2Aでは、シリンダコイルL1に割り当てられている噴射バルブの開放のための電流供給に対する状況が描写されている。ここでは半導体スイッチング素子T2,T3,T8が導通状態に切り替えられている。その他の半導体スイッチング素子は遮断状態である。駆動制御回路によって(噴射バルブが完全に開放された後で)第1の半導体スイッチング素子T3のパルス幅変調が行われる。このパルス幅変調に影響する電流の測定は、第1のセンスFET T2を介して行われる。図2Aにおいて示されている切り替え位置のもとで生じている電流通流は、図中符号Aの付された矢印で示されている。
半導体スイッチング素子T8の導通切り替え(ターンオン)によってノード点KP2は給電端子VP1に相応する35Vの電位にもたらされる。それにより35Vの電位で充電されたコンデンサC1は第1の出力側A1から得られる電圧を70Vまで高める。それにより、導通状態に切り替えられた第1の半導体スイッチング素子T3のもとで急速に増加する電流がシリンダコイルL1を流れるようになる。噴射バルブがその慣性質量に打ち勝ちシリンダコイルL1によって生成された磁界に基づいて完全に開放されると、第1の半導体スイッチング素子T3のパルス幅変調が行われ、それによってほぼ一定の電流がシリンダコイルL1によって生成される。第1の半導体スイッチング素子T3の遮断期間中のシリンダコイルL1の自己誘導電圧によって流れる電流は、半導体スイッチング素子T9のボディダイオードとコンデンサC2を介して通流する。それにより次のような電流パス、すなわちT8−C2−T9−L1−T2で表される電流パスが生じる。
図2Bには、開放電流よりも少ない保持電流の供給のための半導体スイッチング素子の状態が示されている。ここでは噴射バルブのバネ応力に相応する応力がシリンダコイルL1によって構築されなければならない。これについては、第1のコイル端子SP1(L1)に、給電端子VP1から供給可能な35Vの電圧が印加されるだけで十分である。この操作状態の間は、半導体スイッチング素子T2,T3,T7がスイッチオンされる。他の半導体スイッチング素子T6,T8,T9はスイッチオフされる。ここでは第1の半導体スイッチング素子T3を介してパルス幅変調が行われる。電流測定はここでも半導体スイッチング素子T2を介して行われる。この操作状態の期間中に生じる電流通流は符号Bによって表されている。
図2Aでの状況よりも低い、第1のコイル端子SP1(L1)における35Vの高さの給電電圧と半導体スイッチング素子T2におけるパルス幅変調に基づいて、開放のときよりも少ない電流がシリンダコイルL1を流れる。センスFETT2のオン/オフによってシリンダコイルL1内で引き起こされる自己誘導電圧とそれによって強いられるコイル電流は、ダイオードD1、開かれた半導体スイッチング素子T6のボディダイオード、コイルL1、並びに導通状態に切り替えられた半導体スイッチング素子T3を介して流れる。それにより、次のような電流パス、すなわち、D1−T3−L1−T6で表される電流パスが生じる。センスFET T2はパルス幅変調の期間中は自身を流れる電流を測定できないので、その期間中センスFETはそのつどの所定の固定期間の間だけ遮断される。
図2Cには、シリンダコイルL1に割り当てられた噴射バルブのアクティブな中断期間中の状況が示されている。この場合は半導体スイッチング素子T6,T7及びT9が導通状態に切り替わっている。その他の半導体スイッチング素子T2,T3及びT8は遮断状態に切り替わっている。パルス幅変調はここでは第2の半導体スイッチング素子T9を介して行われている。電流測定が必要である場合には、これは第2のセンスFETT6を介して行われる。ここで生じているシリンダコイルL1を通る電流パスは符号Cで特徴付けられる。
半導体スイッチング素子T9並びに半導体スイッチング素子T7に基づいて第1のコイル端子SP1(L1)は基準電位に接続される。それに対して第2のコイル端子SP2(L1)には、センサFETT6を介して給電端子VP1の35Vが印加されている。これにより、シリンダコイルL1によって反転電流が生じ、これは噴射バルブの中断を加速する。シリンダコイルL1を通って流れる電流の遮断に対しては、半導体スイッチング素子T9がターンオフされる。シリンダコイルL1またはシリンダコイルL2の新たな開放を可能にするために、さらに半導体スイッチング素子T8が閉じられ、半導体スイッチング素子T7が開かれる。
シリンダコイルL1の中の電流のフリーホイーリングは半導体スイッチング素子T9のパルス幅変調に基づいて、電流パスT3−C1−T8−T6によって可能になる。
これまでの回路構成と機能説明の記述によっていずれにせよ明らかなことは、1つ又は複数の噴射バルブを駆動制御するための回路装置は、シリンダコイル毎に2つの70V級トランジスタ(T3及びT9ないしT5及びT10)のみを必要とするだけである。他の半導体スイッチング素子(T2,T6,T7,T8)は35V用の設計仕様でよく、それに伴って1つの共通の半導体チップに集積化可能となる。同様に70Vの電圧耐性を備えて設計されるのは半導体スイッチング素子T9とT10ないしは当該回路装置がアクティブな中断を目論んでいない場合には相応のダイオードでよい。
35V用にのみ設計仕様された半導体スイッチング素子T2,T6,T7及びT8は駆動制御回路によって共通の1つの半導体チップに集積される。特にコンデンサC1及びC2並びにDC/DCコンバータにおいて必要とされるコンデンサが35V用に設計仕様され、それによってDC/DCコンバータの構成部材も当該の半導体チップに集積化され得る。
電流測定の目的で集積化されたセンスFETT2,T6は35Vの電圧耐性のみに設計仕様されるだけでなく、電流測定を高い精度でかつ少ないコストで実施できることである。
当該回路装置においてはシリンダコイルの作動によって高い損失電力が生成される場合、パワー抵抗はノード点KP1とKP2の間に相応に設けられる。これにより、損失電力の主要な部分が半導体チップから取り除かれる。
本発明は簡単でかつ低コストな形式で噴射バルブにおけるバンクの駆動制御を可能にする。

Claims (12)

  1. 内燃機関の少なくとも1つの噴射バルブ駆動制御するための回路装置において、
    第1の電圧が取り出し可能な給電端子(VP1)と、基準電位端子(BP)と、1つ又は複数のシリンダコイル(L1,L2)と制御可能な倍電圧器(VD)と、駆動制御回路とを含み、
    前記シリンダコイル(L1,L2)の第1のコイル端子(SP1(L1),SP1(L2))に対応付けられた噴射バルブの操作のために電圧が印加可能であり、
    前記倍電圧器(VD)は第1の入力側(E1)において前記給電端子(VP1)に接続され、第2の入力側(E2)において前記基準電位端子(BP)に接続され、前記倍電圧器(VD)は、互いに直列な、前記給電端子(VP1)と前記基準電位端子(BP)との間に相互連結された2つの半導体スイッチング素子(T7,T8)を含み、前記半導体スイッチング素子(T7,T8)の制御端子は制御回路と接続されており、前記半導体スイッチング素子(T7,T8)間の第1のノード点(KP1)は第2のノード点(KP2)と接続されており、前記第2のノード点(KP2)は前記給電端子(VP1)と前記基準電位端子(BP)との間に相互接続された、第1のダイオード(D1)、第1のコンデンサ(C1)、第2のコンデンサ(C2)および第2のダイオード(D2)から直列回路の中間タップを形成し、前記第1のダイオード(D1)および前記第1のコンデンサ(C1)の結合点は第2のコンデンサ(C2)の第1の出力側(A1)を形成し、前記第2のコンデンサおよび前記第2のダイオード(D2)の結合点は前記倍電圧器(VD)の第2の出力側(A2)を形成し、前記倍電圧器(VD)は前記第1の出力側(A1)において第1の制御可能な半導体スイッチング素子(T3,T5)それぞれを介して前記シリンダコイル(L1,L2)に接続されており、
    前記1つまたは複数のシリンダコイル(L1,L2)の第2のコイル端子(SP2(L1),SP2(L2))が第1の電流測定装置(T2)を介して前記基準電位端子(BP)と接続され、この接続されたパスは前記第1の電流測定装置とは異なる第4の半導体スイッチング素子によってまたはセンスFETとして構成された前記第1の電流測定装置によって制御可能に分離可能であり、
    前記各シリンダコイル(L1,L2)の第1のコイル端子(SP1(L1),SP1(L2))がそれぞれ第1の整流素子(GE1,GE2)を介して前記倍電圧器(VD)の前記第2の出力側(A2)と接続され、これによって、前記シリンダコイル(L1,L2)を流れる電流が対応する前記第1の半導体スイッチング素子(T3,T5)によって遮断された場合に、前記第1の整流素子(GE1)が前記シリンダコイル(L1,L2)のフリーホイーリングを可能にし、
    前記駆動制御回路は、駆動制御のために少なくとも前記第1の半導体スイッチング素子(T3,T5)と前記倍電圧器(VD)の制御端子それぞれ接続され、さらに前記駆動制御回路は、前記噴射バルブの1つの操作状態に依存して、前記第1の電圧若しくは第2の電圧を、つのシリンダコイル(L1,L2)のみの第1のコイル端子に印加するように構成されている
    ことを特徴とする回路装置。
  2. 前記駆動制御回路は、複数の噴射バルブの1つにおいて所定の時点でつのシリンダコイルのみが、対応する前記第1の半導体スイッチング素子(T3,T5)の駆動制御によって前記第1の電圧または前記第2の電圧を印加されるように構成されている、請求項1記載の回路装置。
  3. 前記第1の整流素子(GE1,GE2)は、前記駆動制御回路によって制御可能な第2の半導体スイッチング素子(T9,T10)によって形成され、前記整流素子(GE1,GE2)前記第2の半導体スイッチング素子(T9,T10)のボディダイオードである、請求項1または2記載の回路装置。
  4. 前記第2のコイル端子(SP2(L1),SP2(L2))がの整流素子(GE3)を介して前記給電端子(VP1)に接続されている、請求項1からいずれか1項記載の回路装置。
  5. 前記の整流素子(GE3)は、前記駆動制御回路によって制御可能な第3の半導体スイッチング素子(T6)によって形成され、該整流素子は前記第3の半導体スイッチング素子(T6)のボディダイオードである、請求項記載の回路装置。
  6. 前記複数のシリンダコイル(L1,L2)の第2のコイル端子(SP2(L1),SP2(L2))同士が相互に接続されている、請求項1から5いずれか1項記載の回路装置。
  7. 前記1つ又は複数のシリンダコイル(L1,L2)とそれぞれの第1の半導体スイッチング素子(T3,T5)並びに1つ又は複数の整流素子(GE1,GE2)が別々の構成素子として構成され、前記第2の電圧に対する耐性を備えるように設計されている、請求項1からいずれか1項記載の回路装置。
  8. 前記倍電圧器(VD)の構成素子、前記第1の電流測定装置(T2)、該第1の電流測定装置の電流パス内に任意に設けられる前記第4の半導体スイッチング素子及び前記他の整流素子(GE3)は、第1の電圧に対する耐性を備えるように設計され、1つの共通の半導体チップに集積化可能である、請求項1からいずれか1項記載の回路装置。
  9. 前記駆動制御回路は、パルス幅変調(PWM)のための回路装置を有しており、該装置はそれぞれの前記シリンダコイル(L1,L2)を通る電流の設定のために、前記制御可能な半導体スイッチング素子(T3,T5)のそれぞれの制御端子に接続されている、請求項1からいずれか1項記載の回路装置。
  10. 前記駆動制御回路は、前記第1の半導体スイッチング素子(T3,T5)の導通切り替えと前記倍電圧器(VD)の第1の駆動制御によって、前記対応するシリンダコイル(L1,L2)の第1のコイル端子(SP1(L1),SP1(L2))に前記第2の電圧を印加し、さらに前記第1の半導体スイッチング素子(T3,T5)のパルス幅変調により、シリンダコイルを流れる電流を設定することによって、噴射バルブが開放されるように構成されており、電流の測定が前記第1の電流測定装置(T2)によって行われる、請求項1からいずれか1項記載の回路装置。
  11. 前記駆動制御回路は、前記第1の半導体スイッチング素子(T3,T5)の導通切り替えと前記倍電圧器(VD)の第2の駆動制御によって、前記対応するシリンダコイル(L1,L2)の第1のコイル端子(SP1(L1),SP1(L2))に前記第1の電圧を印加し、さらに前記第1の電流測定装置の電流パス内に設けられた前記第4の半導体スイッチング素子のパルス幅変調若しくはセンスFETとして構成された前記第1の電流測定装置(T2)のパルス幅変調により、シリンダコイルを流れる電流を設定することによって、噴射バルブの開放を維持するように構成されており、電流の測定が前記第1の電流測定装置(T2)によって行われている、請求項1から10いずれか1項記載の回路装置。
  12. 前記駆動制御回路は、前記第1の半導体スイッチング素子(T3,T5)の遮断と前記第2の半導体スイッチング素子(T9,T10)の導通切り替え並びに前記倍電圧器(VD)の第2の駆動制御によって、前記対応するシリンダコイル(L1,L2)の第1のコイル端子(SP1(L1),SP1(L2))に基準電位端子に印加されている第3の電圧を印加し、さらに前記第2の半導体スイッチング素子(T9,T10)のパルス幅変調により、前記シリンダコイルを流れる電流を設定することによって、噴射バルブを遮断するように構成されており、電流の測定が前記第3の半導体スイッチング素子(T6)によって行われる、請求項3を引用する請求項5から11いずれか1項記載の回路装置。
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