JP5134064B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機に係り、特に、ステータの軸方向両側に突出するコイルエンド部をカバー部材で覆って内部に冷却液を収容する冷却液室が設けられた回転電機に関する。
従来、円筒状のステータコアの内周部に複数のステータコイルを周方向に配列して設けたステータを備える回転電機が知られている。上記ステータコイルは、ステータコアの内周部に径方向内側に向かって突設された1つまたは複数のティース部に周囲に巻装されており、ステータの軸方向の両端においてはコイルの両端部が外側にそれぞれ突出してコイルエンド部を構成している。
上記コイルはリード線が接続されており、このリード線を介して外部から電圧が印加されることによりコイルに電流が流れる。このとき、コイルを構成する例えば絶縁被覆された銅線等のコイル素線の内部において電気抵抗による銅損が生じ、これによりコイルが発熱する。この発熱によってコイル温度が上昇すると、コイルの絶縁性能が低下する。回転電機が多相交流モータである場合には、特に、電位差が大きくなる異相コイルのコイルエンド部間において放電が発生しやすくなる。このような放電を防止するために、上記コイルのコイルエンド部を例えば冷却油等の冷却液によって冷却することが行われている。
これに関連する先行技術文献として特開2006−271150号公報(以下、特許文献1という)がある。特許文献1には、モータジェネレータの冷却構造が開示されている。この冷却構造では、ステータコアの軸方向端面において外側へ略環状に突出しているコイルエンド部を冷却ジャケットによって液密的に覆い、ジャケット内部に冷却用オイルを充満させるように供給し、これによりコイルエンド部を円周方向の全体において冷却用オイルに接触させることでコイルを冷却することが記載されている。そして、この冷却構造では、コイルを巻装した後にステータコアの内周に開口するスロット開口部にアダプタを装着して、ジャケット内からスロット内に流れ込んだ冷却用オイルがステータとロータとの間のギャップに漏れ出ないようにシールしている。
また、特開2005−323416号公報(以下、特許文献2という)には、ステータコアのスロットにコイルを収容し、ステータコアの内周面に開口するスロットの開口部を閉塞してスロット内部を冷媒通路に形成し、前記ステータコアの前端及び後端に夫々の端部から突出したコイルエンドを囲繞して液密的な環状空間を形成する冷却ジャケットを備え、前記ステータコアの前端及び後端に夫々設けた冷却ジャケットの下方に冷媒の入口を夫々形成すると共に夫々の冷却ジャケットの上方に冷媒の出口を形成し、冷媒を夫々の冷却ジャケットにおいて下方から上方へ流動させるようにした、モータジェネレータの冷却構造が開示されている。
また、特開2009−177864号公報(以下、特許文献3という)には、ステータコアと、ステータコアに巻回したコイルと、を備え、コイルのうち、ステータコアの軸方向端面から軸方向に突出した部分であるコイルエンドを樹脂にモールドすることにより樹脂モールドコイルエンドを設けている樹脂モールドコイルエンド付ステータであって、ステータコアの内部に設けられた、軽量化のための肉抜き用空洞部を備えることを特徴とする樹脂モールドコイルエンド付ステータが開示されている。そして、コイルエンドを樹脂モールドする際に上記肉抜き用空洞部内に樹脂が入り込まないように、ステータコアの軸方向両端面に一対のシール用鋼板で肉抜き用空洞部の開口穴を完全に塞ぐことが記載されている。
特開2006−271150号公報 特開2005−323416号公報 特開2009−177864号公報
上記特許文献1および2のいずれにおいても、ステータコアの両端面から軸方向両側に突出するコイルエンド部はステータコアの内周と外周との間の幅内に収まっている形状であり、コ字状断面を有する冷却ジャケットでコイルエンド部を覆うことによって液密状の冷媒流路が形成されている。
しかしながら、ステータコイルでは、少なくとも一方のコイルエンド部である例えば反リード側コイルエンド部が径方向に大きく形成されて、ステータコアの端面から径方向内側へせり出して又は膨出して形成されることがある。このような場合、ジャケット内周縁部とステータコアの内周縁部との間に隙間または開口が形成されることになり、単にコ字状断面の冷却ジャケットで覆うだけでは液密状の冷媒室を形成することができない。したがって、このような形状のステータコイルを有する回転電機においてコイルエンド部の周囲に液密状の冷媒室を形成するには上記ジャケット内周縁部とステータコアの内周縁部との間に隙間または開口を如何にして塞ぐかが問題となる。この点に関しては上記特許文献3においても何ら解決策を与えていない。
本発明の目的は、径方向内側にせり出した形状のコイルエンド部を覆って液密状の冷却液室を形成することができる回転電機を提供することにある。
本発明に係る回転電機は、内周部に複数のティースが周方向に並んで突設されている筒状のステータコアと前記ステータコアのティース間に形成されるスロットに挿入されて1つ又は複数のティースの周囲に巻装されるステータコイルとを含むステータと、
前記ステータ内に回転可能に設けられるロータと、
前記ステータコイルの一部であって前記ステータコアの軸方向両端面から外側にそれぞれ突出するコイルエンド部を覆って、内部にコイルエンド部冷却用冷却液を液密状に収容する冷却液室を形成するカバー部材と、を備える回転電機であって、
前記ステータコイルは、所定のコイル形状に巻回された状態でステータコアの径方向内側から前記スロットに挿入されて前記ティースに巻装されるカセット式のコイルであり、
前記ステータコイルのコイルエンド部は、給電ラインが接続される軸方向一方側のリード側エンド部と軸方向他方側の反リード側コイルエンド部とを含み、前記反リード側コイルエンド部はステータコアの内周面よりもロータ回転軸に近い位置にせり出した形状に形成されており、
反リード側の冷却液室は、前記反リード側コイルエンド部を覆うカバー部材と、前記カバー部材の内周縁部と前記ステータコアの内周縁部との間に形成される開口部を塞ぐように前記ステータコアの径方向内側から又は径方向内側に差し込まれるシール部材とによって液密状に形成されている。
本発明に係る回転電機において、前記シール部材は、径方向内側から前記カバー部材と前記ステータコアの反リード側端面との間に差し込まれる楔状の複数のシールプレートで構成され、前記シールプレートの径方向内側の拡幅部分が前記ステータコアの端面上における前記スロットの径方向開口部を塞いでもよい。
また、本発明に係る回転電機において、前記シール部材は、前記スロットの径方向開口部に嵌合する凸部と、前記ティースの径方向先端部が嵌合する凹部とを外周部に有する歯車形状のシールプレートであり、このシールプレートは、リード側から前記ステータコアの内部に挿入されて、反リード側において周方向にずらして前記凸部をティース先端の軸方向端面と係合させることによって固定されてもよい。
また、本発明に係る回転電機において、前記シール部材は、前記ステータコアの内側にリード側から軸方向に挿入されるときは前記ステータコアの内径よりも小径であって、前記反リード側においてつぶされることによって拡径する皿ばね形状であるか、または、周方向に広げられることによって拡径するCリング状のシールプレートであり、前記反リード側において拡径することによって前記反リード側コイルエンド部のせり出した部分と前記ステータコアの軸方向端面との間に挿入されてもよい。この場合、前記ステータコアの内周面を覆って前記スロットの径方向開口部を軸方向全長にわたって塞ぐ円筒状のシール部材が設けられていてもよく、前記円筒状のシール部材が前記リード側のカバー部材の内周部に一体形成されていてもよい。
さらに、本発明に係る回転電機において、前記シール部材は、前記反リード側において前記カバー部材の内周縁部と前記ステータコアの内周縁部との間の開口部を塞ぐフランジ部と、前記ステータコアの内周面を覆って前記スロットの径方向開口部を軸方向全長にわたって塞ぐ円筒部とを有するものでもよい。
本発明に係る回転電機によれば、カバー部材の内周縁部とステータコアの内周縁部との間に形成される開口部を塞ぐようにシール部材をステータコアの径方向内側から又は径方向内側に差し込む構成としたことで、径方向内方へせり出した形状の反リード側コイルエンド部の周囲に形成される冷却液室についてシール性が向上する。これにより、冷却液室からの冷却液漏れを抑制しつつ、ステータコイルの冷却性能の向上および絶縁性の確保を図れる。
本実施形態の回転電機の軸方向断面図である。 ステータコアのスロットに収容されたステータコイルの様子を示す拡大図である。 図1に示すステータ断面の径方向上側半分を示す拡大断面図である。 第1実施形態の回転電機においてシールプレートが反リード側に組付けられる様子を示す図である。 第1実施形態の回転電機においてシールプレートがリード側に組付けられる様子を示す図である。 第2実施形態の回転電機においてシールプレートが組み込まれている状態を示す図3と同様の拡大断面図である。 第2実施形態のシールプレートの平面図である。 第2実施形態のシールプレートがリード側から軸方向に装着される様子を示す図である。 第2実施形態のシールプレートが反リード側で周方向にずらされることにより固定される様子を示す部分拡大図である。 第3実施形態の回転電機においてシールプレートが装着される様子を示す図である。 (a)は第3実施形態のシールプレートの斜視図、(b)はこのシールプレートがつぶされた状態を示す斜視図である。 (a)は第4実施形態の回転電機におけるシールプレートの形状を示す平面図、(b)はCリング状のシールプレートが拡径する様子を示す図である。 第5実施形態のシール部材を第4実施形態のシールプレートと共に示す図3と同様の拡大断面図である。 第6実施形態のシール部材を示す図3と同様の拡大断面図である。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。
以下の説明では、本実施形態である回転電機で用いられる冷却液は、冷却油または冷却オイルであるものとして説明するが、本発明における冷却構造の冷却液がこれに限定されるものではなく、冷却水(たとえばLLC)等の他の冷却液が用いられてもよい。
また、本願の説明においては、ロータの回転軸方向および円筒状のステータの中心軸方向を単に軸方向といい、この軸方向に直交する方向を径方向、上記回転軸上にある点を中心にその直交平面上に描かれる円の円周に沿う方向を周方向という。
図1は、本実施形態の回転電機10の軸方向断面を示す。回転電機10は、例えば三相交流モータであり、以下においては適宜にモータ10ということとする。モータ10は、ロータ12とステータ14とを備える。
ロータ12は、円柱状をなすロータコア16と、ロータコア16の中心に貫通して固定されるロータシャフト18を含む。ロータコア16の外周部近傍の内部には、複数の永久磁石(図示せず)が周方向に均等間隔で埋設さている。ロータシャフト18の両端は、図示しないモータケースに取り付けたベアリング等の軸受部材によって回転可能に支持されている。また、ロータコア16は、シャフト挿通穴および磁石挿通穴等が形成された略円板状の電磁鋼板を軸方向に多数積層して構成されている。
上記ステータ14は、ステータコア20とステータコイル22とカバー部材24a,24bとを含む。ステータコア20は、円筒状をなしており、例えば電磁鋼板をリング状に打ち抜き加工されたものを複数枚積層してかしめ、溶接、接着、挟持等の手法で一体に連結して構成されている。ステータ14の内側に設けられたロータ12のロータコア外周面とステータコア20の内周面との間には、ギャップgが径方向に均等幅で周方向全周にわたって形成されている。このギャップgは、モータ効率を高めるためにできるだけ狭く形成されるのが好ましいが、ロータ回転時にロータコア16がステータコア20の内周に干渉しない等を考慮して設計されている。
ステータコア20の内周部には、複数のティース26が形成されている。ティース26は、径方向に所定間隔で配列されるとともに径方向内側へ向かって突設され、ステータコア20と同じ軸方向長さを有して軸方向に延伸して形成されている。そして、径方向に隣接するティース26間には、ティース26と同数のスロット28(図2参照)が形成されている。
ステータコイル22は、1つ又は複数のティース26の周囲に巻回されて設けられている。ステータコイル22は、例えば絶縁被覆された銅線によって形成される。本実施形態では、ステータコイル22は、巻き型等を用いて所定のコイル形状に予め巻回されたコイルがステータコア20の径方向内側からスロット28に挿入されることによって装着されるカセット式コイルである。また、ステータコイル22は、軸方向に沿った部分が複数のティース26を跨いで周方向に所定間隔だけ離れた2つのスロット28に挿入されて分布巻きで配置されている。
図2に、スロット28内に配置されたステータコイル22の断面を示す。本実施形態のステータコア20は、扁平矩形断面の平角線であるコイル素線21で形成されている。本実施形態では、1つのスロット28に6本のコイル素線21が径方向に密着して配列されている。スロット28の内壁面とコイル素線21との間には、絶縁紙を介在させるか又は樹脂を充填することによってステータコア20とステータコイル22との絶縁性を高めてもよい。また、スロット28内のコイル素線21間に隙間が形成される場合には、この隙間に樹脂を充填してコイル素線21をスロット28で固定してもよい。また、このようにコイル素線21間の隙間に樹脂を充填することにより、後述する冷却油室からスロット28内への冷却油の流れ込みが阻止され、その結果、冷却油がスロット28の径方向内側開口部29からギャップgへと流れ出てロータ14に対する回転抵抗が生じるのを防止することができる。
図1を再び参照すると、ステータコイル22は、ステータコア20の軸方向の端面から外側にそれぞれ突出するコイルエンド部23a,23bを有する。各コイルエンド部23a,23bは、軸方向から見るとステータコア20の端面と同様に円環状に連なった形状をなしている。
図1中の右側に示すコイルエンド部23aには、回転電機の外部から電力を供給するための図示しないリード線(給電ライン)が接続されている。三相交流モータ10はU相、V相、W相の各相コイルのために3本のリード線が接続される。以後、リード線が接続される方のコイルエンド部をリード側コイルエンド部といい、軸方向に関してリード側コイルエンド部と反対側に位置するコイルエンド部を反リード側コイルエンド部という。また、軸方向に沿った方向のうち一方側(図1中右側)をリード側、他方側(図1中左側)を反リード側ということがある。
リード側コイルエンド部23aは、ステータコア20の端面から軸方向には突出するものの、径方向に関してはステータコア20の径方向幅内に収まっている。これに対し、反リード側コイルエンド部23bは、ステータコア20の軸方向端面に沿って径方向内側へ延伸してステータコア20の内周面、すなわちティース26の径方向内側の先端面27(図2参照)よりもロータ回転軸に近い位置まで膨出またはせり出した形状に形成されている。
なお、本実施形態では、反リード側コイルエンド部23bを矩形状に膨出した形状に示すが、この形状に特に限定されるものではなく、例えば径方向内方の外形線がU字状の湾曲面をなす等の他の形状で膨出またはせり出していていもよい。
ステータコア20の外周部には、ボルト挿通部30が径方向外側に膨出して形成されている。ボルト挿通部30は周方向に均等配置で複数(例えば3つ)形成されており、内部にボルト挿通穴が軸方向に貫通して形成されている。このボルト挿通穴に軸方向一方側からボルト32が挿通され、軸方向他方側においてボルト先端33にナット34を螺合して締め付けることによりステータコア20とカバー部材24a,24bとが締結されている。
なお、ボルト32の先端33をモータケースに形成した雌ねじ穴に螺合させて締め付けることにより、ボルト32をステータ14の固定手段として用いてもよい。
カバー部材24a,24bは、コイルエンド部23a,23bを覆ってステータコア20に固定される。本実施形態のモータ10では、リード側コイルエンド部23aと反リード側コイルエンド部23bとが形状および大きさにおいて異なっているため、これに応じて2つのカバー部材24a,24bもまたその形状、大きさおよびシール構造を異ならせてある。
具体的には、リード側カバー部材24aは、断面がコ字状(またはブラケット状)をなす部材であって、全周にわたってコイルエンド部23aを覆うように環状に形成されている。また、カバー部材24aは、たとえば絶縁性および非磁性の特性を有する樹脂材料によって好適に形成される。さらに、カバー部材24aには外周部に上記ステータコア20のボルト挿通部30に対応する形状のタブ36が形成されており、このタブ36に形成されている貫通穴に挿通された上記ボルト32によってステータコア20のリード側端面の上に固定されている。
一方、反リード側カバー部材24bは、断面がコ字状(またはブラケット状)をなす部材であって、全周にわたってコイルエンド部23bを覆うように環状に形成されている点では上記リード側カバー部材24aと共通するが、反リード側コイルエンド部23bが径方向内側にせり出して大きく形成されていることから、反リード側カバー部材24bも径方向内側へ更にせり出して反リード側コイルエンド部23bを覆うことができるような径方向幅に形成されている。
リード側カバー部材24aの内部であってリード側コイルエンド部23aの周囲には、リード側冷却油室38aが形成されている。リード側冷却油室38aには、図示しない冷却油供給口から供給される冷却油が収容されている。ステータコア20のリード側端面において開口するスロット28の径方向開口部29はシールプレート(シール部材)40aによってシールされている。これにより、冷却油室38aの液密状態が確保される。
一方、反リード側カバー部材24bの内部であって反リード側コイルエンド部23bの周囲には、反リード側冷却油室38bが形成されている。反リード側冷却油室38bには、図示しない冷却油供給口から供給される冷却油が収容されている。ステータコア20の反リード側端面上で開口するスロット28の径方向開口部および、カバー部材24bの径方向内周縁部とステータコア20の内周縁部との間に形成される円環状の開口部39がシールプレート(シール部材)40bによって塞がれてシールされている。これにより反リード側冷却油室38bの液密状態が確保されている。
このように冷却油室38a,38b内に収容された冷却油が各コイルエンド部23a,23bに対して軸方向および径方向から接触することによってコイルエンド部23a,23bひいてはステータコイル22全体を効率的に冷却することができる。その結果、ステータコイル22の絶縁性能の維持および向上を図れるとともに、ステータコイル22に流すモータ電流の電流密度を高くしてモータ出力を有効に増加させることができる。
ここで、冷却油室38a,38bに冷却油を供給するための冷却油供給口は、軸方向両側のカバー部材24a,24bにそれぞれ形成されてもよいし、又は、軸方向両側の2つの冷却油室38a,38bを図示しない連通路で連通させ、1つの冷却油供給口から一方の冷却油室に供給された冷却油が上記連通路を介して他方の冷却室に供給されるように構成されてもよい。
なお、ステータコイル22の冷却によって昇温した冷却油は、図示しない冷却油排出口を介して外部に排出され、オイルクーラ等で放熱して降温した後にオイルポンプ等によって再び冷却油室に循環供給されるようになっている。
<第1の実施形態>
次に、図3〜5を参照して第1実施形態のモータ10における冷却油室のシール構造について説明する。図3は、図1に示すモータ10のステータ断面の径方向上側半分を示す拡大断面図である。図4は、モータ10においてシールプレート40bが反リード側に装着される様子を示す図である。図5は、モータ10においてシールプレート40aがリード側に装着される様子を示す図である。
図3に示すように、反リード側冷却油室38bは、反リード側カバー部材24bとシールプレート40bによって形成されている。シールプレート40bは、カバー部材24bの内周縁部25とステータコア20の内周縁部20aとの間に形成される円環状の開口部39を塞いでいる。シールプレート40bは、ステータコア20の磁気特性に影響しない非磁性材料、例えば樹脂によって好適に形成される。
図4に示すように、シールプレート40bは、ティース26と同じ数分だけ周方向に分割された複数の楔状部材であり、径方向内側の拡幅部分41bとテーパ状の延伸部42とにより略T字状に形成されている。そして、シールプレート40bは、ボルト32およびナット34によってカバー部材24a,24bがステータコア20に対して緩く仮止めされた状態で、径方向内側からカバー部材24bとステータコア20の反リード側端面との間に差し込まれる。つまり、シールプレート40bは、軸方向と直交する方向から挿入されて固定される。そして、全周にわたって全てのシールプレート40bが挿入された後にボルト32を完全に締め付けることによって、カバー部材24bとシールプレート40bとの接触部が圧接されてシールされる。この圧接部にパッキン、Oリング、塗付シール剤、接着剤等の別のシール要素を用いてシール性能をより確実にしてもよい。
シールプレート40bの拡幅部分41bが周方向に密着して配列されることで、カバー部材24bの内周縁部25とステータコア20の内周縁部20aとの間に形成される円環状の開口部39を塞ぐことができる。また、シールプレート40bの拡幅部分41bの径方向外側に位置する角部41cは、隣り合うシールプレート40bの拡幅部分41bと共に、ステータコア20の反リード側端面上に開口するスロット28の径方向開口部29を塞いでいる。これにより、反リード側冷却油室38bが液密状態にシールされる。なお、シールプレート40bの延伸部42の先端は、カバー部材24bに形成された凹部に嵌り込んだ状態でカバー部材24bとステータコア20との間にしっかりと挟持固定される。
リード側冷却油室38aのシール構造も上記とほぼ同様である。すなわち、リード側冷却油室38aは、複数のシールプレート40aが径方向から差し込まれてカバー部材24aとステータコア20のリード側端面とによって挟持固定されている。シールプレート40aの拡幅部分41bは、ステータコア20の端面上に開口するスロット28の径方向開口部29だけを塞げば足りるので、その長さL2が反リード側のシールプレート40bの拡幅部分41bの径方向長さL1よりも短く形成されている。この点だけが上記シールプレート40bと異なる。
このように第1実施形態のモータ10では、反リード側カバー部材24bの内周縁部25とステータコア20の内周縁部20aとの間の開口部39を塞ぐようにシールプレート40bをステータコア20の径方向内側から差し込む構成としたことで、径方向内方へせり出した形状の反リード側コイルエンド部23bの周囲に形成される冷却油室38bについてシール性を確保することができる。これにより、冷却油室38bからの冷却油の漏出を防止しつつ、ステータコイル22の冷却性能の向上および絶縁性の確保を図れる。
なお、スロット28内のコイル素線21間の隙間および/またはスロット内壁面とコイル素線21との間の隙間は樹脂等が充填されていることで、冷却油がステータ端面からスロット28内に一旦流入してからステータコア20の内周に漏れ出ることはない。
<第2実施形態>
次に、図6〜9を参照して、第2実施形態のモータ10における冷却油室のシール構造について説明する。図6は、第2実施形態のモータ10においてシールプレート44が組み込まれている状態を示す図3と同様の拡大断面図である。図7はシールプレート44の平面図である。図8は、リード側からステータコア内に挿入された2枚のシールプレート44が反リード側に移動する様子を示す図である。図9は、シールプレート44が、反リード側で周方向にずらされることにより固定される様子を示す部分拡大図である。
反リード側冷却油室38bを液密状にシールするシールプレート(シール部材)44は、カバー部材24bの内周縁部25とステータコア20の内周縁部20aとの間の開口部39、および、ステータコア20の反リード側端面上に開口するスロット28の径方向開口部29を液密状に塞いでいる。本実施形態では、2枚のシールプレート44が重ねられて用いられている。
シールプレート44は、図7に示すように、スロット28の径方向開口部29に嵌合する凸部45と、ティース26の径方向先端部27が嵌合する凹部46とを外周部に交互に有する歯車形状の部材あり、中心にはロータシャフト18を通すためのシャフト穴47が形成されている。シールプレート44もまた、ステータコア20の磁気特性に影響しない非磁性材料、例えば樹脂によって好適に形成される。
シールプレート44は、次のようにして装着される。まず、ステータコイル22が巻装されたステータコア20内に2枚のシールプレート44がリード側から挿入される。その後、ボルト32およびナット34によってカバー部材24a,24bがステータコア20に対して緩く仮止めされる。
2枚のシールプレート44は、図8に示すように、外周部の凸部45および凹部46がスロット28の径方向開口部29およびティース26の径方向先端部27とほぼ隙間なく嵌合した状態で反リード側へ押し込まれる。そして、カバー部材24bに当接する位置まで移動したとき、図9に示すように、実線で示す一方のシールプレート44を周方向一方側(例えば時計周り方向)に少し回転させて、その凸部45の一部をティース26の径方向先端部27の軸方向端面上に係合させる一方、一点鎖線で示す他方のシールプレート44を周方向他方側(例えば反時計周り方向)に少し回転させて、その凸部45の一部を隣のティース26の径方向先端部27の軸方向端面上に係合させる。このとき、軸方向外側にあるシールプレート44は、コイルエンド部23bの径方向にせり出した部分に密着した状態になっている。この状態でボルト32を締め付けることによりカバー部材24bの内周縁部25がシールプレート44に液密状に圧接される。
このように第2実施形態では、ステータコア20の径方向内側から装着される2枚のシールプレート44によって、カバー部材24bの内周縁部25とステータコア20の内周縁部20aとの間の開口部39、および、ステータコア20の反リード側端面上に開口するスロット28の径方向開口部29が液密状に塞がれる。これにより、径方向内方へせり出した形状の反リード側コイルエンド部23bの周囲に形成される冷却油室38bについてシール性を確保することができる。その結果、冷却油室38bからの冷却油の漏出を防止しつつ、ステータコイル22の冷却性能の向上および絶縁性の確保を図れる。
なお、本実施形態では、リード側冷却油室38aのシール構造については特に説明しないが、上記シールプレート44を用いてシールしてもよいし、上記第1実施形態と同様にシールプレート40aを用いてシールしてもよいし、あるいは、ステータコア20のリード側端面上において開口するスロット28の径方向開口部29の部分だけをシールするためにパッキン、Oリング、塗付シール剤、接着剤等のシール要素を設けてもよい。このことは、後述する第4および第5実施形態についても同様である。
<第3実施形態>
次に、図10および図11を参照して、第3実施形態のモータ10について説明する。図10は、第3実施形態のモータ10においてシールプレート46が装着される様子を示す図である。図11の(a)はシールプレート46の斜視図であり、図11の(b)はこのシールプレート46がつぶされた状態を示す斜視図である。
図10に示すように、シールプレート46は、ボルト32およびナット34によってカバー部材24a,24bがステータコア20に対して緩く仮止めされた状態で、リード側からステータコア20内に挿入されて矢印48方向に押し込まれる。シールプレート46は、図11(a)に示すように、当初はステータコア20の内径よりも小径の皿ばね形状に形成されている。詳細には、シールプレート46は、円環状部材であって、内周縁部と外周縁部との間が軸方向一方側に凹んで円環状の溝を有する形状に形成されている。これにより、シールプレート46は、図11(b)に示すように、押しつぶされることによって拡径するように構成されている。本実施形態においてもシールプレート46は、ステータコア20の磁気特性に影響しない非磁性材料、例えば樹脂によって好適に形成される。
リード側から挿入されたシールプレート46を反リード側まで移動させた後、例えば円柱状の工具等をリード側から挿入して押しつぶすことにより、図10に示すように、拡径したシールプレート46の外周部分が反リード側コイルエンド部23bのせり出した部分とステータコア20の内周縁部端面との間に挿入される。そして、この状態でボルト32を締め付けるとカバー部材24bの内周縁部25がシールプレート46に液密状に圧接される。
このように第3実施形態では、ステータコア20の径方向内側から装着されるシールプレート46によって、カバー部材24bの内周縁部25とステータコア20の内周縁部20aとの間の開口部39、および、ステータコア20の反リード側端面上に開口するスロット28の径方向開口部29が液密状に塞がれる。これにより、径方向内方へせり出した形状の反リード側コイルエンド部23bの周囲に形成される冷却油室38bについてシール性を確保することができる。その結果、冷却油室38bからの冷却油の漏出を防止しつつ、ステータコイル22の冷却性能の向上および絶縁性の確保を図れる。
<第4実施形態>
次に、図12を参照して第4実施形態のモータ10におけるシール構造について説明する。図12において(a)は第4実施形態で用いるシールプレート50の形状を示す平面図であり、(b)はCリング状のシールプレート50が拡径する様子を示す図である。
図12(a)に示すように、シールプレート50は、当初は周方向の両端部51a,51bが重なった状態のCリング状に形成されており、この状態ではステータコア20の内径よりも小径になっている。したがって、上記第3実施形態の場合と同様にしてシールプレート50をリード側からステータコア20内に挿入して反リード側へと移動させることができる。
そして、図12(b)に示すように、反リード側においてシールプレート50の両端部51a,51bを周方向に広げて互いに突き合わせることによって、シールプレート50は拡径した状態に保持されることになる。このようなCリング状のシールプレート50によっても、上記第3実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
<第5実施形態>
次に、図13を参照して、第5実施形態のモータ10におけるシール構造について説明する。図13は、第5実施形態のモータ10で用いられるシール部材を上記第4実施形態のシールプレート50と共に示す図3と同様の拡大断面図である。
本実施形態では、ステータコア20の内周面を覆ってスロット28の径方向開口部29を軸方向全長にわたって塞ぐ円筒状のシール部材52が設けられている。このシール部材52は、リード側カバー部材24aの内周部に一体形成されているのが好ましいが、カバー部材24aとは別部材として形成されてもよい。
上記円筒状シール部材52は、第4実施形態のシールプレート46が反リード側に装着された後、ステータコア20の内周にリード側から圧入される等の方法で装着される。円筒状シール部材52とシールプレート46との圧接部には、パッキン、Oリング、塗付シール剤、接着剤等のシール要素を設けてもよい。
このような円筒状シール部材52をステータコア20の径方向内側に設けてスロット28の径方向開口部29を軸方向全長にわたって塞ぐことによって、軸方向両側の冷却油室38a,38bからスロット28を介してギャップgに冷却油が漏れ出るのをより確実に防止することができる。なお、シールプレート46によるシール効果は上述したとおりである。
<第6実施形態>
次に、図14を参照して、第6実施形態のモータ10におけるシール構造について説明する。図14は、第6実施形態のシール部材54を示す図3と同様の拡大断面図である。
シール部材54は、反リード側においてカバー部材24bの内周縁部25とステータコア20の内周縁部20aとの間の開口部39を塞ぐフランジ部56と、ステータコア20の内周面を覆ってスロット28の径方向開口部29を軸方向全長にわたって塞ぐ円筒部58とを有する。そして、円筒部58のリード側部分は冷却油室38aの内周壁面を構成している。
シール部材54の装着の仕方は、上記第5実施形態の円筒状シール部材52の場合と同様である。ただし、本実施形態のシール部材54は、反リード側冷却油室38bの開口部39をシールするシールプレート、すなわちフランジ部56も備えている。そのため、本実施形態によれば、上記各実施形態と同様の作用効果を奏するのに加えて、軸方向両側の冷却油室38a,38bのシール構造をより簡易なものにできるという利点がある。
なお、上記第1〜第6実施形態においてモータ10の冷却油室のシール構造をそれぞれ説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、種々の変更や改良が可能である。
例えば、上記第1〜第6実施形態で用いるシールプレートおよびシール部材を適宜に組み合わせて使用してもよい。
また、上記においてはカセット式コイルであるステータコイル22がステータコア20に対して分布巻きで巻装されているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、各ティースの周囲にカセット式コイルがそれぞれ巻装された集中巻きのステータコイルを有する回転電機であってもよい。
10 回転電機またはモータ、12 ロータ、14 ステータ、16 ロータコア、18 ロータシャフト、20 ステータコア、20a ステータコアの内周縁部、21 コイル素線、22 ステータコイル、23a リード側コイルエンド部、23b 反リード側コイルエンド部、24a リード側カバー部材、24b 反リード側カバー部材、25 カバー部材の内周縁部、26 ティース、27 先端面または径方向先端部、28 スロット、29 径方向開口部、30 ボルト挿通部、32 ボルト、33 ボルト先端、34 ナット、36 タブ、38a リード側冷却油室、38b 反リード側冷却油室、39 開口部、40a,40b シールプレート、41b 拡幅部分、41c 角部、42 延伸部、44,46,50 シールプレート、45 凸部、46 凹部、47 シャフト穴、51a,51b 端部、52 円筒状シール部材、54 シール部材、56 フランジ部、58 円筒部、g ギャップ。

Claims (7)

  1. 内周部に複数のティースが周方向に並んで突設されている筒状のステータコアと前記ステータコアのティース間に形成されるスロットに挿入されて1つ又は複数のティースの周囲に巻装されるステータコイルとを含むステータと、
    前記ステータ内に回転可能に設けられるロータと、
    前記ステータコイルの一部であって前記ステータコアの軸方向両端面から外側にそれぞれ突出するコイルエンド部を覆って、内部にコイルエンド部冷却用冷却液を液密状に収容する冷却液室を形成するカバー部材と、を備える回転電機であって、
    前記ステータコイルは、所定のコイル形状に巻回された状態でステータコアの径方向内側から前記スロットに挿入されて前記ティースに巻装されるカセット式のコイルであり、
    前記ステータコイルのコイルエンド部は、給電ラインが接続される軸方向一方側のリード側エンド部と軸方向他方側の反リード側コイルエンド部とを含み、前記反リード側コイルエンド部はステータコアの内周面よりもロータ回転軸に近い位置にせり出した形状に形成されており、
    反リード側の冷却液室は、前記反リード側コイルエンド部を覆うカバー部材と、前記カバー部材の内周縁部と前記ステータコアの内周縁部との間に形成される開口部を塞ぐように前記ステータコアの径方向内側から又は径方向内側に装着されるシール部材とによって液密状に形成されている、
    回転電機
  2. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記シール部材は、径方向内側から前記カバー部材と前記ステータコアの反リード側端面との間に差し込まれる楔状の複数のシールプレートで構成され、前記シールプレートの径方向内側の拡幅部分が前記ステータコアの端面上における前記スロットの径方向開口部を塞いでいることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記シール部材は、前記スロットの径方向開口部に嵌合する凸部と、前記ティースの径方向先端部が嵌合する凹部とを外周部に有する歯車形状のシールプレートであり、このシールプレートは、リード側から前記ステータコアの内部に挿入されて、反リード側において周方向にずらして前記凸部を前記ティース先端の軸方向端面と係合させることによって固定されることを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記シール部材は、前記ステータコアの内側にリード側から軸方向に挿入されるときは前記ステータコアの内径よりも小径であって、前記反リード側においてつぶされることによって拡径する皿ばね形状であるか、または、周方向に広げられることによって拡径するCリング状のシールプレートであり、前記反リード側において拡径することによって前記反リード側コイルエンド部のせり出した部分と前記ステータコアの軸方向端面との間に挿入されることを特徴する回転電機。
  5. 請求項4に記載の回転電機において、
    前記ステータコアの内周面を覆って前記スロットの径方向開口部を軸方向全長にわたって塞ぐ円筒状のシール部材が設けられていることを特徴とする回転電機。
  6. 請求項5に記載の回転電機において、
    前記円筒状のシール部材が前記リード側のカバー部材の内周部に一体形成されていることを特徴とする回転電機。
  7. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記シール部材は、前記反リード側において前記カバー部材の内周縁部と前記ステータコアの内周縁部との間の開口部を塞ぐフランジ部と、前記ステータコアの内周面を覆って前記スロットの径方向開口部を軸方向全長にわたって塞ぐ円筒部とを有することを特徴とする回転電機。
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