JP5130768B2 - 光学部材用保護フィルム、光学部材用保護フィルムの製造方法、および光学部材用保護フィルム原反 - Google Patents
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Description
また、上記転移部が、上記粘着剤層上に形成されていることにより、粘着性が適度に調整されることから、上記光学部材用保護フィルムをロール状に巻いた状態から巻き出す際のスティックスリップ性を良好なものとすることができる。
また、上記転移部が、上記粘着剤層上に形成されるものであるため、粘着性が適度に調整されることから、本発明の製造方法によって製造される光学部材用保護フィルムを、ロール状に巻いた状態から巻き出す際にスティックスリップが発生することを抑制することができ、スティックスリップ性が良好なものとすることができる。すなわち、上記巻出し工程において、スティックスリップが生じることを抑制することができ、横筋等がない光学部材用保護フィルムを製造することができる。
まず、本発明の光学部材用保護フィルムについて説明する。本発明の光学部材用保護フィルムは、透明基材と、上記透明基材の一方の表面上に形成され、粘着剤、エポキシ系架橋剤またはイソシアネート系架橋剤の架橋剤、および金属キレート剤を有する粘着剤層形成材料を含む粘着剤層と、上記粘着剤層上に形成され、帯電防止剤を含む帯電防止剤層形成材料からなる転移部と、上記透明基材の上記粘着剤層が形成されていない他方の表面上に形成され、上記帯電防止剤形成材料からなる表面層とを有することを特徴とするものである。
また、従来であれば、光学部材用保護フィルムをロール状に巻いた状態から、巻き出す際に、引っかかりが生じ、連続的に巻き出せない現象であるスティックスリップが発生するといった問題があった。このようなスティックスリップが発生すると、上記光学部材用保護フィルムに、巻出し方向に対して垂直方向の横筋が形成されてしまい、上記光学部材用保護フィルムを貼り合わせた状態で、光学部材の表面の光学的検査が困難となる等の問題があった。一方、本発明の光学部材用保護フィルムは、上記光学部材用保護フィルムをロール状に巻いた状態から巻き出す際にスティックスリップが発生することを抑制することができ、スティックスリップ性が良好なものとすることができる。このようにスティックスリップ性が良好になる理由については明らかではないが、上記転移部が、上記粘着剤層上に、上記帯電防止剤層形成材料が部分的に存在するように形成されており、粘着性が適度に調整されているためであると推測される。
本発明に用いられる転移部は、後述する粘着剤層上に形成され、帯電防止剤層形成材料からなるものである。
本発明に用いられる帯電防止剤層形成材料としては、帯電防止剤を含み、所望の帯電防止性を発揮することができるものであり、さらに透明性を有するものであれば特に限定されるものではない。
このような帯電防止剤層形成材料としては、帯電防止剤およびバインダを含むものを用いることができる。
また、アンチモンドープのインジウム・ティンオキサンド(ATO)やインジウム・ティンオキサンド(ITO)、金及び/又はニッケルで表面処理した有機化合物微粒子等を用いることができる。さらに、ポリアセチレン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリフェニレンビニレン、ポリアセン、またはその各誘導体等の導電性ポリマーも用いることができる。
なお、上記重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定した際の、ポリスチレン換算の値である。
なお、上記重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定した際の、ポリスチレン換算の値である。
本発明に用いられる転移部は、上記帯電防止剤層形成材料からなるものであり、かつ、本発明の光学部材用保護フィルムが粘着性を発揮するように後述する粘着剤層上に形成されたものである。
このような転移部としては、例えば、既に説明した図1に示すように、上記粘着剤層2上に上記帯電防止剤層形成材料が部分的に存在するものを挙げることができる。
本発明に用いられる粘着剤層は、後述する透明基材上に形成され、粘着剤層形成材料を含むものであり、所望の粘着性を有するものである。
本発明に用いられる粘着剤層形成材料は、少なくとも粘着剤、架橋剤および金属キレート剤を含むものである。
本発明に用いられる粘着剤としては、所望の粘着性を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ウレタン系、ゴム系、シリコン系、アクリル系粘着剤を挙げることができる。本発明においては、なかでもアクリル系粘着剤が好ましい。透明性、耐久性に優れ、光学部材用途として好ましく、また耐熱性が高く、さらに低コストであるからである。
また、上記アクリル酸アルキルエステルは、単独で用いられてもよく、また、複数が混合されて用いられてもよい。
また、上記他の単量体は、単独で用いられてもよく、また、複数が混合されて用いられてもよい。
なお、上記重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定した際の、ポリスチレン換算の値である。
本発明に用いられる架橋剤は、エポキシ系架橋剤またはイソシアネート系架橋剤であり、上記粘着剤および上記帯電防止剤層形成材料に含まれる帯電防止剤等と架橋することができるものである。
本発明に用いられる金属キレート剤は、金属元素と、塩形成部位とを有するものであり、上記粘着剤と共に用いた場合、上記金属元素と、粘着剤が有するカルボキシル基等とがキレート結合をすることにより、架橋することができるものである。
このような金属キレートの具体例としては、アルミニウムイソプレピレート、アルミニウムブチレート、アルミニウムエチレート、アルミニウムエチルアセトアセテート、アルミニウムアセチルアセトネート、アルミニウムアセチルアセトネートビス、エチルアセトアセネート、アルミニウムアルキルアセトアセネートなどのアルミニウムキレート化合物やジプロポキシ−ビス(アセチルアセトナト)チタン、ジブトキシチタン−ビス(オクチレングリコレート)、ジプロポキシチタン−ビス(エチルアセトアセテート)、ジプロポキシチタン−ビス(ラクテート)、ジプロポキシチタン−ビス(トリエタノールアミナート)、ジ−n−ブトキシチタン−ビス(トリエタノールアミナート)、トリ−n−ブトキシチタンモノステアレート、ブチルチタネートダイマー、ポリ(チタンアセチルアセトナート)等のチタンキレート化合物やジルコニウムテトラアセチルアセトナート、ジルコニウムモノアセチルアセトナート、ジルコニウムビスアセチルアセトナート、ジルコニウムアセチルアセトナートビスエチルアセトアセテート、ジルコニウムアセテートなどのジルコニウムキレート化合物、オクチル酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、オクチル酸錫等の有機カルボン酸金属塩、アセチルアセトン亜鉛キレート、ベンゾイルアセトン亜鉛キレート、ジベンゾイルメタン亜鉛キレート、アセト酢酸エチル亜鉛キレート等の亜鉛キレート化合物が挙げられる。なかでも本発明においては、アルミニウムイソプレピレート、アルミニウムブチレート、アルミニウムエチレート、アルミニウムエチルアセトアセテート、アルミニウムアセチルアセトネート、アルミニウムアセチルアセトネートビス、エチルアセトアセネート、アルミニウムアルキルアセトアセネートなどのアルミニウムキレート化合物を好ましく用いることができる。上記粘着剤を架橋する架橋速度の調整が容易であるからである。
また、上記範囲より多い場合であっても、効果が変わらず、材料費がコストアップとなるからである。
また、本発明に用いられる粘着剤層形成材料は、上記粘着剤、エポキシ系架橋剤またはイソシアネート系架橋剤の架橋剤、および金属キレート剤を有するものであれば特に限定されるものではなく、他の添加剤を含むものであってもよい。
このような他の添加剤としては、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤等を挙げることができる。また、上記粘着剤が、アクリル系粘着剤を構成する上記アクリル酸エステルおよび他の単量体のような、光照射により硬化する感光性モノマー成分を重合させてなる感光性粘着剤であって、上記粘着剤層を、上記感光性モノマー成分を含む粘着剤層形成材料を塗工した後、紫外線や可視光線の照射により重合させ、硬化させることにより形成する場合においては、上記粘着剤層形成材料に光重合開始剤が添加される。
本発明に用いられる粘着剤層は、後述する透明基材上に形成され、上記粘着剤層形成材料を含むものであり、粘着性を有するものである。
本発明に用いられる表面層は、後述する透明基材上に形成され、上記帯電防止剤層形成材料からなるものである。このような表面層としては、図2に例示するように、表面層4が、上記透明基材1の表面を被覆するように積層された態様、および図3に例示するように、表面層4が、上記透明基材1を完全に被覆することなく、透明基材1の表面に、部分的に付着することにより形成された態様のいずれであってもよい。
ここで、十分な帯電防止性を発揮するために必要となる厚みとしては、上記透明基材表面を完全に被覆した態様、および上記透明基材表面に部分的に付着した態様であるかによっても異なるが、0.05μm〜5.0μmの範囲内であることが好ましい。
本発明に用いられる透明基材としては、透明性、可撓性を有し、保護対象である光学部材に傷が付かないように、十分な強度を有するものであれば特に限定されるものではない。
このような透明基材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール若しくはエチレン−ビニルアルコール共重合体等のオレフィン系樹脂、ポリフッ化エチレン、ポリフッ化ビニリデン若しくはテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体等のフッ素系樹脂、ポリ塩化ビニル若しくはポリ塩化ビニリデン等の塩化ビニル系樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリエーテルスルホン等のスルホン系樹脂、ポリエーテルエーテルケトン等のケトン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等の熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、又は、ポリアミド系樹脂等を挙げることができる。本発明においては、なかでも、ポリエチレンテレフタレートを好ましく用いることができる。透明性に優れ、光学部材用途に適しているからである。
本発明の光学部材用保護フィルムの粘着力としては、保護対象である光学部材と密着することができるものであれば特に限定されるものではなく、0.01N/25mm〜0.49N/25mmの範囲内であることが好ましく、なかでも、0.03N/25mm〜0.29N/25mmの範囲内であることが好ましく、特に0.05N/25mm〜0.20N/25mmの範囲内であることが好ましい。上記範囲であることにより、上記光学部材用保護フィルムをロール状に巻いた状態から巻き出す際のスティックスリップ性をより良好なものとすることができる。また、保護対象である光学部材に十分な強度で密着することができ、且つ不要となった際に光学部材から剥し易いからである。
なお、上記粘着力の測定方法は、本発明の光学部材用保護フィルムから、巾25mm×長さ150mmの大きさの短冊状の試験片をカットした後、JIS Z0237の規格に準拠した条件でSUS304からなるSUS板にラミネートする。
そして、試験片のフィルムを剥離角180°、剥離速度300mm/分、室温下の条件で、長さ方向に剥がした時の剥離強度を、粘着力として測定する。また、このような180°剥離強度測定には、例えば、インストロン社製の万能試験機5565を用いることができる。
なお、上記光学部材用保護フィルムの粘着力とは、本発明の光学部材用保護フィルムのうち、粘着剤層および転移部が形成された側の表面における粘着力を指すものである。
なお、上記表面固有抵抗値の測定方法としては、上記光学部材用保護フィルムの転移部が形成された側の表面を、JIS K7194に準拠して、デジタル絶縁計(三菱化学(株)製:ロレスターGP MCP−T610)を用いて測定する。
このような他の層としては、例えば、保護フィルムを油脂や転着した粘着剤等による汚染から防止する目的で表面層上に形成される防汚層、紫外線による保護フィルムの劣化防止を目的として表面層上に形成される紫外線吸収層、保護フィルムへの傷付き防止の目的で表面層上に形成されるハードコート層を挙げることができる。
本発明においては、全光線透過率が、85%〜99%の範囲内であることが好ましく、なかでも、90%〜99%の範囲内であることが好ましい。
また、ヘイズとしては、0.5%〜4.5%の範囲内であることが好ましく、なかでも、0.5%〜3.0%の範囲内であることが好ましい。全光線透過率およびヘイズが、上記範囲であることにより、本発明の光学部材用保護フィルムを光学部材に貼り付けた状態で、光学的品質検査をすることを容易なものとすることができるからである。
なお、上記全光線透過率測定方法としては、JIS K−7361に準じ、積分球式濁度計(日本電色工業株式会社製、NDH2000)により測定する。また、上記ヘイズの測定方法としては、JIS K−7136に準じ、積分球式濁度計(日本電色工業株式会社製、NDH2000)により測定する。
本発明の光学部材用保護フィルムの用途としては、例えば、液晶表示装置等のディスプレイを構成する光学部材や、電子基板材料等の種々の部材の表面に貼り合わせて用いることができるが、なかでも、近年、急速に大画面化および高精細化が進められている液晶表示装置等のディスプレイを構成する部材の保護に好適に用いることができる。大画面化により、ホコリ等の付着する可能性が高くなり、また、高精細化により、ホコリ等の付着による歩留まりの低下によるコストへの悪影響がより大きなものとなる場合があるからである。
次に、本発明の光学部材用保護フィルムの製造方法について説明する。本発明の光学部材用保護フィルムの製造方法は、透明基材と、上記透明基材の一方の表面上に形成された粘着剤層と、上記粘着剤層上に形成された転移部と、上記透明基材の上記粘着剤層が形成されていない他方の表面上に形成された表面層と、を有する光学部材用保護フィルムの製造方法であって、上記透明基材の一方の表面上に、帯電防止剤を含む帯電防止剤層形成材料を塗工することにより、帯電防止剤層を形成する、帯電防止剤層形成工程と、上記透明基材の、上記帯電防止剤層が形成されていない他方の表面上に、粘着剤、エポキシ系架橋剤またはイソシアネート系架橋剤の架橋剤、および金属キレート剤を有する粘着剤層形成材料を塗工することにより、粘着剤層を形成し、一方の表面に上記帯電防止剤層が形成され、他方の表面に上記粘着剤層が形成された光学部材用保護フィルム用積層体を形成する粘着剤層形成工程と、上記光学部材用保護フィルム用積層体をロール状に巻き取ることにより、上記帯電防止剤層の一部を上記粘着剤層上に転移させる転移工程と、上記ロール状に巻き取られた光学部材用保護フィルム用積層体を巻きだすことにより上記粘着剤層上に、上記帯電防止剤層形成材料からなる転移部を形成し、上記透明基材表面に、帯電防止剤層形成材料からなる表面層を形成する巻出し工程とを少なくとも有することを特徴とするものである。
その後、上記光学部材用保護フィルム原反30から上記光学部材用保護フィルム用積層体を巻き出すことにより上記粘着剤層上に、上記帯電防止剤層形成材料からなる、転移部が形成され、上記透明基材表面に、上記帯電防止剤層形成材料からなる上記表面層が形成された上記光学部材用保護フィルム10を製造するものである(図5)。
ここで、図4(a)が帯電防止剤層形成工程であり、図4(b)が、粘着剤層形成工程である。また、図4(c)〜(d)が、転移工程であり、図5が巻出し工程である。
また、上記転移部が、上記粘着剤層上に形成されるものであるため、粘着性が適度に調整されることから、本発明の製造方法によって製造される光学部材用保護フィルムを、ロール状に巻いた状態から巻き出す際にスティックスリップが発生することを抑制することができ、スティックスリップ性が良好なものとすることができる。すなわち、上記巻出し工程において、スティックスリップが生じることを抑制することができ、横筋等がない光学部材用保護フィルムを製造することができる。
この場合、本発明の製造方法で製造される光学部材用保護フィルムに含まれる転移部は、上記粘着剤層と強い力で密着した帯電防止剤層形成材料が、上記巻出し工程において、上記帯電防止剤層から剥離し、既に説明した図1に例示するように、粘着剤層2上に、上記帯電防止剤層形成材料が部分的に存在する態様になると考えられる。
また、その結果、上記転移部が、上記粘着剤層の表面に部分的に形成されるため、本発明の製造方法によって製造される光学部材用保護フィルムの粘着性が適度に調整され、上述したスティックスリップ性を良好なものとすることができると考えられる。
本発明に用いられる帯電防止剤層形成工程は、上記透明基材の一方の表面上に、帯電防止剤を含む帯電防止剤層形成材料を塗工することにより、帯電防止剤層を、均一な膜厚で形成するものである。
本発明に用いられる粘着剤層形成工程は、上記透明基材の、上記帯電防止剤層が形成されていない他方の表面上に、粘着剤、エポキシ系架橋剤またはイソシアネート系架橋剤の架橋剤、および金属キレート剤を有する粘着剤層形成材料を塗工することにより、粘着剤層を形成し、一方の表面に上記帯電防止剤層が形成され、他方の表面に上記粘着剤層が形成された光学部材用保護フィルム用積層体を形成する工程である。
本発明に用いられる転移工程は、上記光学部材用保護フィルム用積層体をロール状に巻き取ることにより、光学部材用保護フィルム原反を形成し、帯電防止剤層の一部を上記粘着剤層上に転移させる工程である。
ここで、上記転移工程において、上記光学部材用保護フィルム用積層体をロール状に巻き取ることにより、上記帯電防止剤層の一部を上記粘着剤層上に転移させる機構としては、上記帯電防止剤層形成材料の一部と上記粘着剤層とが、上記帯電防止剤層形成材料同士よりも強い力で密着する機構が考えられる。
本発明に用いられる巻出し工程は、上記ロール状に巻き取られた上記光学部材用保護フィルム用積層体を巻き出すことにより、粘着剤層上に、帯電防止剤層形成材料からなる、転移部を形成し、透明基材表面に、転移部に含まれる帯電防止剤層形成材料と同一の材料からなる表面層を形成する工程である。ここで、上記表面層とは、本工程において、粘着剤層側へ転移せず帯電防止剤層側に残留した帯電防止剤形成材料からなる層をいうものである。
なお、上記巻出し強度の測定方法としては、上記光学部材用保護フィルム原反から巾25mm×長さ150mmの大きさの短冊状の試験片を、光学部材用保護フィルム用積層体が2層重なった状態(帯電防止剤層/透明基材/粘着剤層/帯電防止剤層/透明基材/粘着剤層の層構成で重なった状態)のままで切り出す。
そして、試験片の光学部材用保護フィルム用積層体を、もう一方の光学部材用保護フィルム用積層体から剥離角180°、剥離速度300mm/分、室温下の条件で、長さ方向に剥がした時の剥離強度を、巻出し強度として測定する。また、このような180°剥離強度測定には、例えば、インストロン社製の万能試験機5565を用いることができる。
本発明の光学部材用保護フィルムの製造方法は、帯電防止剤層形成工程、粘着剤層形成工程、転移工程、および巻出し工程を有するものであれば特に限定されるものではなく、他の工程を有するものであっても良い。
上記エイジング工程における保持期間としては、所望量の上記帯電防止剤層を転移させ、上記転移部を形成することができるものであれば特に限定されるものではなく、本発明の製造方法によって製造される光学部材用保護フィルムの用途等に応じて設定されるものである。
次に、本発明の光学部材用保護フィルム原反について説明する。本発明の光学部材用保護フィルム原反は、ロール状に巻かれた光学部材用保護フィルム原反であって、巻出し後の光学部材用保護フィルムが上述した光学部材用保護フィルムであることを特徴とするものである。
また、通常、上記光学部材用保護フィルムの粘着剤層が形成された表面に密着されるセパレータが不要となり、上記光学部材用保護フィルムの低コスト化を図ることができる。
さらにロール状に巻かれた光学部材用保護フィルム原反から巻出したフィルムが、上述した光学部材用保護フィルムであることにより、フィルムを巻出す際にスティックスリップの発生が少ないものとすることができる。このため、上記光学部材用保護フィルム原反から巻出した光学部材用保護フィルムを横筋等のないものとすることができる。
なお、上記巻出し強度の測定方法としては、上記「B.光学部材用保護フィルムの製造方法」の項に記載したものと同様の方法とすることができる。
例えば、上記光学部材用保護フィルム原反は、図9に例示するように、図6のBで示す光学部材用保護フィルムが積層した箇所を拡大した箇所が、上記光学部材用保護フィルム10が積層した形態を有するものであってもよい。
1.帯電防止剤層の形成
厚さが38μmの片面コロナ処理PET(東レ社製S105)を透明基材として用意し、片面コロナ処理PETのコロナ処理面に、下記配合例の帯電防止剤溶液を50℃、30秒の乾燥条件にて、乾燥後膜厚が1μmとなるようにグラビア印刷法にて塗工し、帯電防止剤層を有する帯電防止機能付与PETを得た。
4級アンモニウム塩+バインダ(コルコート製NR−121X) 100重量部
イソプロピルアルコール 2000重量部
上記帯電防止機能付与PETの未処理面(帯電防止剤を塗工していない面)に下記配合の粘着剤溶液を100℃、1分の乾燥条件にて、乾燥後膜厚が15μmとなるようにダイコート法で塗工して粘着剤層を形成し、光学部材用保護フィルム用積層体を得た。
アクリル酸エステル系粘着剤(サイデン化学製ATR340) 100重量部
イソシアネート系架橋剤(サイデン化学製K200) 4.75重量部
金属キレート剤(サイデン化学製M2) 0.12重量部
トルエン 10重量部
次いで、上記光学部材用保護フィルム用積層体を、上記粘着剤層と上記帯電防止剤層とが接するようにテープ状に巻き取った後、40℃、72時間のエイジング処理を行った。
テープ状に巻き取った上記光学部材用保護フィルム用積層体を巻き出すことにより、上記粘着剤層上に転移部が形成され、透明基材であるPETのコロナ処理面に表面層が形成された光学部材用保護フィルムを得た。
粘着剤溶液の配合を下記の通りに変更した以外は、実施例1と同様の作製方法にて光学部材用保護フィルムを得た。
アクリル酸エステル系粘着剤(サイデン化学製ATR340) 100重量部
イソシアネート系架橋剤(サイデン化学製K200) 0.030重量部
金属キレート剤(サイデン化学製M2) 0重量部
トルエン 10重量部
粘着剤溶液の配合を下記の通りに変更した以外は、実施例1と同様に光学部材用保護フィルムを作製した。
アクリル酸エステル系粘着剤(綜研化学製SK1439U) 100重量部
エポキシ系架橋剤(綜研化学製E−50C) 10重量部
金属キレート剤(綜研化学製M5A) 0.33重量部
トルエン 10重量部
粘着剤溶液の配合を下記の通りに変更した以外は実施例1と同様の作製方法にて、光学部材用保護フィルムを得た。
アクリル酸エステル系粘着剤(綜研化学製SK1439U) 100重量部
エポキシ系架橋剤(綜研化学製E−50C) 1.8重量部
金属キレート剤(綜研化学製M5A) 0重量部
トルエン 10重量部
実施例1〜2および比較例1〜2について、巻き出し強度、光学部材用保護フィルムの粘着力、光学部材用保護フィルムの転移部側および表面層側の表面固有抵抗値について測定し、結果を表1に示す。
なお測定方法については、上述した方法を用いた。
2 … 粘着剤層
3 … 転移部
4 … 表面層
5 … 帯電防止剤層
10 … 光学部材用保護フィルム
20 … 光学部材用保護フィルム用積層体
30 … 光学部材用保護フィルム原反
Claims (6)
- 透明基材と、
前記透明基材の一方の表面上に形成され、粘着剤、エポキシ系架橋剤またはイソシアネート系架橋剤の架橋剤、および金属キレート剤を有する粘着剤層形成材料を含む粘着剤層と、
前記粘着剤層上に形成され、帯電防止剤を含む帯電防止剤層形成材料からなる転移部と、
前記透明基材の前記粘着剤層が形成されていない他方の表面上に形成され、前記帯電防止剤形成材料からなる表面層と、を有し、
前記架橋剤および金属キレート剤の含有量が、前記粘着剤100重量部に対して、それぞれ、3.5重量部〜10.0重量部の範囲内および0.06重量部〜0.5重量部の範囲内であり、
前記転移部は、前記粘着剤層上に帯電防止剤層形成材料が部分的に存在するものであることを特徴とする光学部材用保護フィルム。 - 前記光学部材用保護フィルムの粘着力が、0.01N/25mm〜0.49N/25mmであることを特徴とする請求項1に記載の光学部材用保護フィルム。
- 前記粘着剤が、アクリル系粘着剤であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学部材用保護フィルム。
- 透明基材と、
前記透明基材の一方の表面上に形成された粘着剤層と、
前記粘着剤層上に形成された転移部と、
前記透明基材の前記粘着剤層が形成されていない他方の表面上に形成された表面層と、
を有する光学部材用保護フィルムの製造方法であって、
前記透明基材の他方の表面上に、帯電防止剤を含む帯電防止剤層形成材料を塗工することにより、帯電防止剤層を形成する、帯電防止剤層形成工程と、
前記透明基材の、前記帯電防止剤層が形成されていない一方の表面上に、粘着剤、エポキシ系架橋剤またはイソシアネート系架橋剤の架橋剤、および金属キレート剤を有する粘着剤層形成材料を塗工することにより、粘着剤層を形成し、他方の表面に前記帯電防止剤層が形成され、一方の表面に前記粘着剤層が形成された光学部材用保護フィルム用積層体を形成する粘着剤層形成工程と、
前記光学部材用保護フィルム用積層体をロール状に巻き取ることにより、前記帯電防止剤層の一部を前記粘着剤層上に転移させる転移工程と、
前記ロール状に巻き取られた光学部材用保護フィルム用積層体を巻きだすことにより前記粘着剤層上に、前記帯電防止剤層形成材料からなる転移部を形成し、前記透明基材表面に、前記帯電防止剤層形成材料からなる表面層を形成する巻出し工程と、を少なくとも有し、
前記架橋剤および金属キレート剤の含有量が、前記粘着剤100重量部に対して、それぞれ、3.5重量部〜10.0重量部の範囲内および0.06重量部〜0.5重量部の範囲内であることを特徴とする光学部材用保護フィルムの製造方法。 - ロール状に巻かれた光学部材用保護フィルム原反であって、巻出し後の光学部材用保護フィルムが請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の光学部材用保護フィルムであることを特徴とする光学部材用保護フィルム原反。
- 巻出し強度が0.29N/25mm以下であることを特徴とする請求項5に記載の光学部材用保護フィルム原反。
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