JP5129799B2 - 需要予測装置及び需要予測方法 - Google Patents

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Description

本発明は、サービスの利用を望む利用者の需要件数を予測する需要予測装置と、当該需要予測装置が行なう需要予測方法とに関する。
従来、タクシー等の車両の配車サービスの需要件数を予測するシステムが各種提案されている。例えば特許文献1には、予め定められた場合分けごとに決定された需要実績データと変動要因実績データとの関係を用いて配車の需要予測を行う車両需要予測システムが開示されている。
特開2001−84240号公報
特許文献1に記載の車両需要予測システムが需要予測を行う際に用いるのは、車両の空車、賃走、迎車、休憩の四状態の各状態間で車両状態が遷移した時刻を示す需要実績データであって、タクシー等の車両を必要とする人の数が多いと推測される場所を示す地理データでないため、この地理データに基づいて需要予測を行なうことに関してはなんら考慮されていない。これにより、需要予測における予測精度が悪くなるおそれがあるという問題がある。
そこで本発明は、上記の問題点を解消する為になされたものであり、より精度良く需要予測を行なうことが可能な需要予測装置及び需要予測方法を提供することを目的とする。
本発明に係る需要予測装置は、サービスの利用を望む利用者の需要件数を予測する需要予測装置であって、所定エリアにおいて推定される人口を示す推定人口情報を取得する推定取得手段と、所定エリアに含まれる予測基準エリアの位置と、当該予測基準エリアを基準とした需要件数の予測対象となる予測対象エリアの位置との距離を示す相対距離情報を取得する距離取得手段と、推定取得手段によって取得された推定人口情報と、距離取得手段によって取得された相対距離情報に基づく残差とを用いて回帰分析することによって、予測対象エリアにおける需要件数を予測する予測手段と、を備え、予測手段は、相対距離情報が示す距離が短いほど残差が小さくなるように重み付けして需要件数を予測することを特徴とする。
本発明に係る需要予測装置では、まず、所定エリアにおいて推定される人口を示す推定人口情報を取得し、所定エリアに含まれる予測基準エリアの位置と、当該予測基準エリアを基準とした需要件数の予測対象となる予測対象エリアの位置との距離を示す相対距離情報を取得する。そして、推定人口情報と、相対距離情報に基づく残差とを用いて回帰分析することによって、予測対象エリアにおける需要件数を予測する。なお、相対距離情報が示す距離が短いほど残差が小さくなるように重み付けする。ここで、取得された推定人口情報によって示される人口が多くなるほど、サービスの提供を必要としていると推測される人数も多くなるという相関関係がある。本発明に係る需要予測装置では、サービスの提供を必要としていると推測される人数と相関関係を有する上記の推定人口情報を考慮に入れているだけでなく、予測基準エリアの位置と予測対象エリアの位置との距離が短いほど、需要件数を予測する際の差異となる残差が小さくなる条件を地理的なデータとして考慮に入れて回帰分析することによって需要件数を予測するため、より精度良く需要予測を行なうことが可能になる。
また、本発明に係る需要予測装置は、サービスの利用を望む利用者の需要件数を予測する需要予測装置であって、所定エリアにおいて推定される人口を示す推定人口情報を取得する推定取得手段と、所定エリアにおけるイベントに関する規模情報及びイベント位置情報を取得するイベント取得手段と、イベント取得手段によって取得されたイベント位置情報が示すイベントの位置と、需要件数の予測対象となる予測基準エリアの位置との距離を示す基準距離情報を取得する距離取得手段と、推定取得手段によって取得された推定人口情報と、イベント取得手段によって取得されたイベントの規模情報及び距離取得手段によって取得された基準距離情報に基づく説明変数とを用いて回帰分析することによって、予測基準エリアにおける需要件数を予測する予測手段と、を備え、予測手段は、基準距離情報が示す距離が短いほど説明変数が大きくなるように重み付けして需要件数を予測することを特徴とする。
本発明に係る需要予測装置では、まず、推定人口情報と規模情報及びイベント位置情報とを取得し、イベント位置情報が示すイベントの位置と、予測基準エリアの位置との距離を示す基準距離情報を取得する。そして、推定人口情報と、規模情報及び基準距離情報に基づく説明変数とを用いて回帰分析することによって、予測基準エリアにおける需要件数を予測する。なお、基準距離情報が示す距離が短いほど規模情報及び基準距離情報に基づく説明変数が大きくなるように重み付けする。ここで、取得された推定人口情報によって示される人口が多くなるほど、サービスの提供を必要としていると推測される人数も多くなるという相関関係がある。本発明に係る需要予測装置では、サービスの提供を必要としていると推測される人数と相関関係を有する上記の推定人口情報を考慮に入れているだけでなく、イベントの位置と予測基準エリアの位置との距離が短いほど、上記の説明変数が大きくなる条件を地理的なデータとして考慮に入れて回帰分析することによって需要件数を予測するため、より精度良く需要予測を行なうことが可能になる。
また、距離取得手段は、所定エリアに含まれる予測基準エリアの位置と、当該予測基準エリアと同一の道路上に位置するとともに需要件数の予測対象となる予測対象エリアの位置との距離を示す相対距離情報を取得し、予測手段は、距離取得手段によって取得された相対距離情報が示す距離が短いほど小さくなる、当該相対距離情報に基づく残差を用いて回帰分析することによって、予測対象エリアにおける需要件数を予測するのも好ましい。予測基準エリアの位置と予測対象エリアの位置との距離が短いほど、需要件数を予測する際の差異となる残差が小さくなる条件を地理的なデータとして考慮に入れて回帰分析することによって需要件数を予測するため、より精度良く需要予測を行なうことが可能になる。
また、推定取得手段は、所定エリアにおいて所定時間内に携帯端末による位置登録処理が行われた処理件数に関する件数情報を推定人口情報として取得するのも好ましい。ここで、推定取得手段によって取得された件数情報によって示される位置登録処理が行われた処理件数が多くなるほど、携帯端末の保有者が多いと推測されるため、サービスの提供を必要としていると推測される人数も多くなるという相関関係がある。このため、この構成により、人口の動的な変化を推定することができるようになるため、より精度良く需要予測を行なうことが可能になる。
また、推定取得手段は、所定エリアにおける天候に関する天候情報を取得するとともに当該天候情報に基づく推定人口情報を取得するのも好ましい。この構成により、所定エリアにおける天候に関する天候情報が考慮に入れられて需要件数が予測されるため、より精度良く需要予測を行なうことが可能になる。
また、距離取得手段は、予測基準エリアが含まれる領域の属性に関する領域属性情報を取得し、予測手段は、距離取得手段によって取得された領域属性情報が示す属性に基づいた説明変数の係数を算出して需要件数を予測するのも好ましい。この構成により、予測基準エリアが含まれる領域の属性に基づいて、需要件数を予測することが可能になる。
本発明に係る需要予測方法は、サービスの利用を望む利用者の需要件数を予測する需要予測装置が行う需要予測方法であって、所定エリアにおいて推定される人口を示す推定人口情報を需要予測装置が取得する推定取得ステップと、所定エリアに含まれる予測基準エリアの位置と、当該予測対象エリアを基準とした需要件数の予測対象となる予測対象エリアの位置との距離を示す相対距離情報を需要予測装置が取得する距離取得ステップと、推定取得ステップで取得された推定人口情報と、距離取得ステップで取得された相対距離情報に基づく残差とを用いて需要予測装置が回帰分析することによって、予測対象エリアにおける需要件数を需要予測装置が予測する予測ステップと、を有し、予測ステップでは、相対距離情報が示す距離が短いほど残差が小さくなるように重み付けして需要件数を需要予測装置が予測することを特徴とする。
本発明に係る需要予測方法では、まず、所定エリアにおいて推定される人口を示す推定人口情報を取得し、所定エリアに含まれる予測基準エリアの位置と、当該予測基準エリアを基準とした需要件数の予測対象となる予測対象エリアの位置との距離を示す相対距離情報を取得する。そして、推定人口情報と、相対距離情報に基づく残差とを用いて回帰分析することによって、予測対象エリアにおける需要件数を予測する。なお、相対距離情報が示す距離が短いほど残差が小さくなるように重み付けする。ここで、取得された推定人口情報によって示される人口が多くなるほど、サービスの提供を必要としていると推測される人数も多くなるという相関関係がある。本発明に係る需要予測装置では、サービスの提供を必要としていると推測される人数と相関関係を有する上記の推定人口情報を考慮に入れているだけでなく、予測基準エリアの位置と予測対象エリアの位置との距離が短いほど、需要件数を予測する際の差異となる残差が小さくなる条件を地理的なデータとして考慮に入れて回帰分析することによって需要件数を予測するため、より精度良く需要予測を行なうことが可能になる。
また、本発明に係る需要予測方法は、サービスの利用を望む利用者の需要件数を予測する需要予測装置が行う需要予測方法であって、所定エリアにおいて推定される人口を示す推定人口情報を需要予測装置が取得する推定取得ステップと、所定エリアにおけるイベントに関する規模情報及びイベント位置情報を需要予測装置が取得するイベント取得ステップと、イベント取得ステップで取得されたイベント位置情報が示すイベントの位置と、需要件数の予測対象となる予測対象エリアの位置との距離を示す基準距離情報を需要予測装置が取得する距離取得ステップと、推定取得ステップで取得された推定人口情報と、イベント取得ステップで取得されたイベントの規模情報及び距離取得ステップで取得された基準距離情報に基づく説明変数とを用いて需要予測装置が回帰分析することによって、予測対象エリアにおける需要件数を需要予測装置が予測する予測ステップと、を有し、予測ステップでは、基準距離情報が示す距離が短いほど説明変数が大きくなるように重み付けして需要件数を需要予測装置が予測することを特徴とする。
本発明に係る需要予測装置では、まず、推定人口情報と規模情報及びイベント位置情報とを取得し、イベント位置情報が示すイベントの位置と、予測基準エリアの位置との距離を示す基準距離情報を取得する。そして、推定人口情報と、規模情報及び基準距離情報に基づく説明変数とを用いて回帰分析することによって、予測基準エリアにおける需要件数を予測する。なお、基準距離情報が示す距離が短いほど規模情報及び基準距離情報に基づく説明変数が大きくなるように重み付けする。ここで、取得された推定人口情報によって示される人口が多くなるほど、サービスの提供を必要としていると推測される人数も多くなるという相関関係がある。本発明に係る需要予測装置では、サービスの提供を必要としていると推測される人数と相関関係を有する上記の推定人口情報を考慮に入れているだけでなく、イベントの位置と予測基準エリアの位置との距離が短いほど、上記の説明変数が大きくなる条件を地理的なデータとして考慮に入れて回帰分析することによって需要件数を予測するため、より精度良く需要予測を行なうことが可能になる。
本発明によれば、より精度良く需要予測を行なうことが可能な需要予測装置及び需要予測方法を提供することができる。
需要予測サーバの機能を説明するための機能説明図である。 需要予測における各データの重ねあわせを説明するためのイメージ図である。 需要予測サーバの機能を説明するための機能説明図である。 需要予測サーバの機能別モジュール構成の概略を説明するための機能構成図である。 需要予測サーバの物理構成の概略を説明するための物理構成図である。 エリアIDと推定人口情報との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。 エリアIDと降水量との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。 エリアIDと気温との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。 イベント情報の記憶形式の一例を説明するDB構成図である。 道路IDと道路ラインとの記憶形式の一例を説明するDB構成図である。 施設IDと影響力との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。 実際の乗車地点ポイントと乗車日時との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。 乗車日時に対応する曜日と、その日は平日であるか休日であるかとの記憶形式の一例を説明するDB構成図 エリアIDと中心点ポイントとの記憶形式の一例を説明するDB構成図である。 エリアIDと回帰式との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。 エリアIDと予想乗車数との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。 エリアIDと回帰式との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。 エリアIDと予想乗車数との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。 道路と重なる所定エリアを抽出するエリア抽出処理の流れを示すフローチャートである。 回帰式を算出する回帰式算出処理の流れを示すフローチャートである。 予測結果データを生成するデータ生成処理の流れを示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(1)需要予測サーバの機能
まず、本実施形態に係る需要予測装置としての需要予測サーバについて、図1〜図3を用いて説明する。図1及び図3は、この需要予測サーバの機能を説明するための機能説明図であり、図2は、需要予測における各データの重ねあわせを説明するためのイメージ図である。需要予測サーバは、例えば、タクシー会社に配備され、タクシーの配車サービスの利用を望む利用客からの需要としての呼び出しコールの数や、所定エリア毎の乗車数を需要件数として予測する装置である。このように呼び出しコールの数や乗車数を予測することにより、コール対応に必要な数のオペレータの配備等の対策を行なうことが可能になり、タクシーの配車の手配を円滑に行なうことができるようになる。
需要予測サーバでは、まず、図1に示されるように、メッシュ状に区切られた所定エリアM1〜M9の中から、イベントEの開催によってタクシーの配車サービスの提供が最も必要とされる一部エリアM3を選択し、このエリアM3内のイベントEの位置と、需要を予測する際の基準となる予測基準エリアA1の位置との距離を示す基準距離情報を取得する。
そして、需要予測サーバでは、予測基準エリアA1が含まれるエリアM9における推定人口情報と、イベントEの規模情報及び上記の基準距離情報に基づく説明変数とを用いて回帰分析することによって、予測基準エリアA1における需要件数を予測する。なお、上記の基準距離情報が示す距離が短いほど、上記の説明変数(即ち、イベントEによるタクシー需要に対するインパクト)が大きくなるように重み付けされている。
ここで、推定人口情報によって示される人口が多くなるほど、タクシーの配車サービスの提供を必要としていると推測される人数も多くなるという相関関係がある。需要予測サーバでは、タクシーの配車サービスの提供を必要としていると推測される人数と相関関係を有する上記の推定人口情報を考慮に入れているだけでなく、上記の基準距離情報が短いほど、イベントインパクトに関する説明変数が大きくなる条件を地理的なデータとして考慮に入れて回帰分析することによって需要件数を予測するため、より精度良く需要予測を行なうことが可能になる。
また、需要予測サーバでは、予測基準エリアA1に関して需要を予測するための回帰式を求めると同時に、予測基準エリアA1と同様に同一の道路R上に位置するエリアグループG内の予測対象エリアA2〜A4のそれぞれに関して需要を予測するための回帰式を求める。そして、予測基準エリアA1に関する需要が予測された後、予測対象エリアA2に関する需要が予測される。更に、予測対象エリアA2に関する需要が予測された後、予測対象エリアA3に関する需要が予測され、予測対象エリアA3に関する需要が予測された後、予測対象エリアA4に関する需要が予測される。通常の回帰分析では、各回帰式の残差の二乗和が最小になるようにするが、ここでは、地理的に近いところほど回帰式が似ていると考えられることが考慮され、残差の二乗和が算出される際に、地理的に近いところを重要視するために加重がかけられる。例えば、予測対象エリアA2〜A4の中で予測基準エリアA1に最も近い予測対象エリアA2と予測基準エリアA1とでは回帰式が最も似ていると考えられるとともに、予測基準エリアA1に最も遠い予測対象エリアA4と予測基準エリアA1とでは回帰式が最も似ていないと考えられることが考慮される。
なお、需要予測サーバでは、図2に示されるように、例えば予測基準エリアA1等に関する需要予測を行って予測結果データD18を算出するための回帰分析を行なう際に、まず、予測基準エリアA1と重なるエリアに関する後述の推定人口情報D05や、予測基準エリアA1と重なるエリアに関する後述の天気や気温に関する天候情報D06や、予測基準エリアA1と重なるエリアにおけるイベントEやその開催時間帯に関するイベント情報等を数値化して線形化し、重ね合わせる。このように、各データを重ね合わせることによって、人口や天候やイベントE等の各要素を考慮して需要件数を予測することが可能になる。
推定人口情報は、例えば1時間毎のメッシュ人口密度図等で示された情報であり、天候情報は、例えば1時間毎の一辺10〜500m程度の矩形エリアに関する情報や1日毎のエリアM1〜M9全域に関する情報である。また、イベント情報は、例えば1日毎の上記の矩形エリアよりも細分化されたエリアに関する情報である。
例えば、推定人口情報によって示される人口は、値変換のない線形化処理が行なわれて線形化人口分布データとなる。また、天候情報に含まれる降水量は、1mm未満であれば「0」とするとともに、1mm以上であれば「1」とする線形化処理が行なわれて線形化天気データとなる。なお、天候情報に含まれる降水量は、1mm未満であれば「0」とし、5mm未満であれば「1」とし、10mm以下であれば「2」とし、20mm以上であれば「3」とする線形化処理が行なわれて線形化天気データとなってもよい。
また、天候情報に含まれる気温(例えば最高気温)は、10〜20℃であれば不快指数として最低の「1」とし、10℃未満又は30℃以上であれば不快指数として「2」とし、35℃以上であれば不快指数として最高の「3」とする線形化処理が行なわれて線形化天気データとなってもよい。
また、イベント情報に含まれるイベントのカテゴリは、「スポーツ」であればイベント規模として最低の「1」とし、「展示会」であればイベント規模として「2」とし、「祭り・花火」であればイベント規模として最高の「3」とする線形化処理が行なわれて線形化イベントデータとなる。
また、イベント情報に含まれるイベントの開催時間帯は、「平日1時」であれば利用度として最低の「1」とし、「平日15時」であれば利用度として「2」とし、「休日17時」であれば利用度として最高の「3」とする線形化処理が行なわれて線形化イベントデータとなる。なお、上記の線形化処理の方法は一例であって、散布図等を作成して傾向を見ながら線形化処理を行なうのが好ましい。
そして、需要予測サーバでは、図3に示されるように、空間加重(地理的加重)処理が行われる。この処理では、予測基準エリアA1と、この予測基準エリアA1と同一の道路R上の予測対象エリアとの間の距離が短いほど、需要予測のための回帰式における残差を重要視して加重をかける空間回帰分析が行われる。これにより、エリア間の距離が近いほど、需要件数の予測に用いられる回帰式における説明変数の係数が近い値になる(即ち、回帰式が似てくる)。
ここで、利用者によって利用される駅及びバス停周辺や病院周辺や交通空白地帯周辺等の、タクシー需要に影響を与える施設の領域内に、予測基準エリアA1や予測対象エリアが含まれる場合、このような領域の属性を示す施設情報にも基づいて、予測基準エリアA1や予測対象エリアに関する需要件数の予測に用いられる回帰式における説明変数の係数が算出される。需要予測サーバでは、実際の乗車数を用いて回帰分析を行なって、決定された適用範囲に関して予測される需要件数YやYを目的変数とした回帰式を求めて、この回帰式を用いて需要件数を求める。需要件数は、例えば1時間毎の上記の矩形エリアよりも細分化されたエリアに関する情報である。
(2)需要予測サーバの構成
引き続き、需要予測サーバの構成について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、この需要予測サーバ10の機能別モジュール構成の概略を説明するための機能構成図であり、図5は、この需要予測サーバ10の物理構成の概略を説明するための物理構成図である。
需要予測サーバ10は、図5に示されるように、物理的な構成要素としてCPU101、RAM102、ROM103、通信モジュール104、及び補助記憶装置105等のハードウェアにより構成されている。これらの構成要素が動作することにより、以下に説明する各機能が発揮される。
需要予測サーバ10は、図4に示されるように、機能的な構成要素として、データ取得部1(推定取得手段)、線形化実行部2(イベント取得手段)、空間加重部3(距離取得手段)、回帰分析部4(予測手段)、及び需要予測部5(予測手段)を備えている。
データ取得部1は、上記の所定エリアM1〜M9において推定される人口や人口分布を示す推定人口情報を取得する部分である。推定人口情報は、上記の所定エリアM1〜M9を特定するための識別用のエリアIDと、このエリアの形状を示すエリアポリゴンと、この推定人口情報が有効な時間帯を示す時間とともにデータ取得部1によって後述する記憶形式で記憶される。
ここで、データ取得部1は、この所定エリアM1〜M9において所定時間内(例えば1時間以内)に、携帯電話端末といった携帯端末による通信事業者への位置登録処理が行われた処理件数に関する件数情報を推定人口情報として取得してもよく、静的な測位によるデータに基づく件数情報を推定人口情報として取得してもよく、昼夜別の統計に基づく人口に関する人口情報を推定人口情報として取得してもよい。データ取得部1は、所定時間経過後毎(例えば1時間毎)に、推定人口情報を取得する。データ取得部1は、この件数情報を例えば通信事業者から受信することによって取得する。
また、データ取得部1は、上記の所定エリアM1〜M9における天候に関する天候情報を取得するとともに、この天候情報に基づく推定人口情報を取得することも可能である。更に、データ取得部1は、上記の所定エリアM1〜M9において行われるイベントEに関するイベント情報を取得するとともに、このイベント情報に基づく推定人口情報を取得することも可能である。
線形化実行部2は、所定エリアM1〜M9におけるイベントEに関する規模情報及びイベント位置情報を取得する部分である。規模情報は、イベントEが集客する集客数といった人口を示す情報であり、イベント位置情報は、イベントEの開催によってタクシーの配車サービスの提供が比較的強く必要とされる場所を示す情報である。
そして、線形化実行部2は、需要件数の予測対象となる予測基準エリアA1と重なるエリアに関する後述の推定人口情報D05や、予測基準エリアA1と重なるエリアに関する後述の天気や気温に関する天候情報D06や、予測基準エリアA1と重なるエリアにおけるイベントEやその開催時間帯に関するイベント情報等を数値化して、線形回帰のための線形化を行なう。上記したように、予測基準エリアA1と重なるエリアに関する情報が必要となるため、推定人口情報D05や天候情報D06等の各情報が有するメッシュ形状は互いに異なっていてもよい。線形化を行なう際に用いる関数は、目的変数(タクシー需要件数)と各説明変数との散布図(例えば、比例の関係か二次関数の関係かを示す図)等を参照することにより設定される。
なお、予測基準エリアA1は道路Rの一部をカバーしており、この道路Rは道路ラインとして識別用の道路IDとともに線形化実行部2によって後述する記憶形式で記憶される。
空間加重部3は、線形化実行部2によって取得されたイベント位置情報が示すイベントEの位置と、需要件数の予測対象となる予測基準エリアA1の位置との距離を示す基準距離情報を取得する部分である。また、空間加重部3は、予測基準エリアA1の位置と、予測基準エリアA1と同一の道路R上に位置する予測対象エリアA2〜A4のそれぞれの位置との距離を示す相対距離情報を取得する。更に、空間加重部3は、予測基準エリアA1及び予測対象エリアA2〜A4のそれぞれが含まれる領域の施設(例えば、駅及びバス停周辺や病院周辺や交通空白地帯周辺等の施設)の属性に関する施設情報(領域属性情報)を取得する。
そして、空間加重部3は、取得した相対距離情報を用いて、回帰分析における空間加重(地理的加重)処理を回帰分析部4とともに行なう。通常の回帰分析では、各回帰式の残差の二乗和が最小になるようにするが、空間加重部3は、地理的に近いところほど回帰式が似ている(即ち、説明変数の係数が近い)ことを考慮している。言い換えれば、空間加重部3は、残差の二乗和を算出する際に、地理的に近いところを重要視するために加重をかける。例えば、予測基準エリアA1と、この予測基準エリアA1と同一の道路R上の予測対象エリアとの間の距離が短いほど、回帰式が似てくることが考慮されている。
なお、上記の施設情報としての、施設を特定するための識別用の施設IDと、この施設の形状を示すポリゴンと、この施設が与える人口変化に関する影響力とは、空間加重部3によって後述する記憶形式で記憶される。
回帰分析部4は、データ取得部1によって取得された推定人口情報と、線形化実行部2によって取得された規模情報及び空間加重部3によって取得された基準距離情報に基づく説明変数とを用いて回帰分析することによって、予測基準エリアA1における需要件数を予測する際に用いられる説明変数を含む回帰式といった予測用データを、算出して生成する部分である。
また、回帰分析部4は、空間加重部3により取得された基準距離情報が示す距離が短いほど、上記の説明変数が大きくなるように重み付けを行なう。更に、回帰分析部4は、残差が小さくなるように重み付けして回帰分析を行なうことによって、回帰式における説明変数の係数を算出して、予測対象エリアA2〜A4における需要件数を予測する。回帰式における説明変数の係数に関しては、空間加重部3によって取得された相対距離情報が示す距離(例えば後述のdij)が短いほど、説明変数の係数が近い値になる(即ち、回帰式が似てくる)。なお、回帰分析部4は、空間加重部3によって取得された施設情報が示す属性にも基づいて、需要件数の予測に用いられる回帰式における説明変数の係数を算出することもできる。これによって例えば、駅周辺といったような比較的広い場所に対してタクシーの配車が行われる場合、タクシー需要に関して広い範囲に影響を与えるエリアであるため、需要件数の予測に用いられる回帰式における説明変数の係数が近い値になる。上記の説明変数を算出するために用いる実際に利用客によるタクシーへの乗車が行なわれた地点を示すポイントと、乗車が行なわれた日時を示す時間とは、回帰分析部4によって後述する記憶形式で記憶される。
ここで、回帰分析部4によって算出される回帰式について説明する。回帰分析部4は、予測基準エリアA1の位置iにおける需要件数を示す目的変数Kを求めるための下記の数式(1)〜(3)に関して、最も当てはまりがよくなる位置iにおける最適な説明変数の係数(例えばβin(nは0,…,n))を求め、位置iにおける需要件数を求めるための回帰式として確定させる。なお、xni(nは0,…,n)は、地点iにおける人口や降水量や気温が線形化された数値であり、εは、回帰式を用いて予測した需要件数と実際の乗車数とのズレを示す残差である。ここで、ε、ε、ε、…が用いられた下記の数式(4)の値が最小となるようなβin(nは0,…,n)が求められる。なお、dijは、地点iと地点jの二地点間の距離を示し、bは位置iに応じて変更される値(より詳しくは、施設情報が示す属性値)である。
Figure 0005129799

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次に、回帰分析部4は、エリアA2を予測基準エリアとして、需要件数を求めるための回帰式を確定するために、上記の数式(1)〜数式(4)における添字「i」に「j」を当てはめて、位置jにおける需要件数を求めるための回帰式として確定させる。このように、エリアA1に関する処理の終了後は、エリアA2、エリアA3といったように他のエリアを予測基準エリアに変更し、それぞれのエリアに関する処理を同様に行う。
また、回帰分析部4は、空間加重部3に記憶される施設情報が示す属性にも基づいた説明変数の係数βを算出して需要件数を予測する。より詳しくは、施設情報が示す属性に基づいて空間回帰分析における残差の重みが考慮されて、説明変数の係数βが算出される。例えば、駅周辺といったような比較的広い場所に対してタクシーの配車が行われる場合、タクシー需要に関して広い範囲に影響を与えるエリア(即ち、後述の影響力としての上記bが比較的大きいエリア)であるため、需要件数の予測に用いられる回帰式における説明変数の係数βが近い値になる(即ち、回帰式が似ている範囲が比較的広くなる)。一方、病院周辺(特に患者専用出入口等の局所的な場所)といったような比較的狭い場所に対してタクシーの配車が行われる場合、タクシー需要に関して狭い範囲に影響を与えるエリア(即ち、後述の影響力としての上記bが比較的小さいエリア)であるため、需要件数の予測に用いられる回帰式における説明変数の係数βが離れた値になる(即ち、回帰式が似ている範囲が比較的狭くなる)。
需要予測部5は、回帰分析部4によって生成された予測用データを用いて、予測基準エリアA1や予測対象エリアA2〜A4のそれぞれにおける需要件数を予測する部分である。需要予測部5は、予測結果としての需要件数の多少に応じて地図上に色分けして表示することにより可視化することができる。予測基準エリアA1や予測対象エリアA2〜A4のそれぞれにおける需要件数を予測する際に用いられる説明変数を含む回帰式と、この回帰式を用いて得られる予測される需要件数とは、需要予測部5によって後述する記憶形式で記憶される。
(3)エリアIDと推定人口情報との記憶形式の一例
引き続き、データ取得部1によって記憶されるエリアIDと推定人口情報との記憶形式の一例について、図6を用いて説明する。図6は、エリアIDと推定人口情報との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。
図6に示されるように、データ取得部1においては、所定エリアを特定するための識別用のエリアIDと、このエリアの形状を示すエリアポリゴンと、この推定人口情報が有効な時間帯を示す時間と、このエリアにおける推定人口情報とが関連付けて記憶されている。
(4)エリアIDと降水量との記憶形式の一例
引き続き、データ取得部1によって記憶されるエリアIDと天候情報である降水量との記憶形式の一例について、図7を用いて説明する。図7は、エリアIDと降水量との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。
図7に示されるように、データ取得部1においては、所定エリアを特定するための識別用のエリアIDと、このエリアの形状を示すエリアポリゴンと、この降水量に関する情報が有効な時間帯を示す時間と、降水量とが関連付けて記憶されている。
(5)エリアIDと気温との記憶形式の一例
引き続き、データ取得部1によって記憶されるエリアIDと天候情報である気温との記憶形式の一例について、図8を用いて説明する。図8は、エリアIDと気温との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。
図8に示されるように、データ取得部1においては、所定エリアを特定するための識別用のエリアIDと、このエリアの形状を示すエリアポリゴンと、この気温に関する情報が有効な時間帯を示す時間と、気温とが関連付けて記憶されている。
(6)イベント情報の記憶形式の一例
引き続き、データ取得部1によって記憶されるイベント情報の記憶形式の一例について、図9を用いて説明する。図9は、イベント情報の記憶形式の一例を説明するDB構成図である。
図9に示されるように、データ取得部1においては、イベント開催エリアの中心位置をxy座標(即ち緯度経度)で示すポイントと、このイベントの開催時間帯を示す時間と、このイベントの動員数や集客数や来場者数を示すイベント規模とが関連付けて記憶されている。
(7)道路IDと道路ラインとの記憶形式の一例
引き続き、線形化実行部2によって記憶される道路IDと道路ラインとの記憶形式の一例について、図10を用いて説明する。図10は、道路IDと道路ラインとの記憶形式の一例を説明するDB構成図である。
図10に示されるように、線形化実行部2においては、道路ラインと、道路ラインそれぞれに対して一意に割り振られた識別用の道路IDとが関連付けて記憶されている。
(8)施設IDと影響力との記憶形式の一例
引き続き、空間加重部3によって記憶される施設情報である施設IDと影響力との記憶形式の一例について、図11を用いて説明する。図11は、施設IDと影響力との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。
図11に示されるように、空間加重部3においては、駅及びバス停周辺や病院周辺や交通空白地帯周辺等の施設それぞれに対して一意に割り振られた識別用の施設IDと、この施設のポリゴンと、この施設による影響力とが関連付けて記憶されている。この影響力としては、デフォルト値b(nはj,…,k)が初期設定されており、上記のように、駅周辺といったような比較的広い場所に対してタクシーの配車が行われる場合、タクシー需要に関して広い範囲に影響を与える予測適用エリアであるため、このデフォルト値bよりも大きい値が地理的加重値として設定される。同様に、病院周辺(特に患者専用出入口等の局所的な場所)といったような比較的狭い場所に対してタクシーの配車が行われる場合、タクシー需要に関して狭い範囲に影響を与える予測適用エリアであるため、このデフォルト値bよりも小さい値が地理的加重値として設定される。
(9)乗車が行なわれた地点と日時との記憶形式の一例
引き続き、回帰分析部4によって記憶される、乗車が行なわれた地点と日時との記憶形式の一例について、図12及び図13を用いて説明する。図12は、実際に利用客によるタクシーへの乗車が行なわれた地点をxy座標(即ち緯度経度)で示すポイントと、乗車が行なわれた日時を示す時間との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。また、図13は、乗車が行なわれた日時を示す時間に対応する曜日と、その日は平日であるか休日であるかとの記憶形式の一例を説明するDB構成図である。
図12に示されるように、回帰分析部4においては、ポイントと、時間とが関連付けて記憶されている。また、図13に示されるように、カレンダー情報として、乗車が行なわれた日時を示す時間に対応する曜日と、その日は平日であるか休日であるかが関連付けて記憶されている。
(10)エリアIDと対応付けて記憶される情報の記憶形式の一例
引き続き、需要予測部5によって記憶される、エリアIDと対応付けて記憶される情報の記憶形式の一例について、図14〜図18を用いて説明する。図14は、エリアIDと中心点ポイントとの記憶形式の一例を説明するDB構成図であり、図15は、エリアIDと、後述の回帰式データD11としての回帰式との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。また、図16は、エリアIDと、予測された需要件数としてみなすことができる予想される乗車数との記憶形式の一例を説明するDB構成図であり、図17は、エリアIDと、後述の予測用データD17としての回帰式との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。更に、図18は、エリアIDと、過去の実績データとしての各種情報との記憶形式の一例を説明するDB構成図である。
図14に示されるように、需要予測部5においては、所定エリアを特定するための識別用のエリアIDと、このエリアの形状を示すエリアポリゴンと、このエリアの重心点といった中心点の位置をxy座標(即ち緯度経度)で示す中心点ポイントとが関連付けて記憶されている。
また、図15に示されるように、需要予測部5においては、後述の回帰式データD11としての、エリアIDと、エリアポリゴンと、中心点ポイントと、対応する所定エリアに関する需要件数の予測に用いられる回帰式とが関連付けて記憶されている。
更に、図16に示されるように、需要予測部5においては、予測結果としての、エリアIDと、エリアポリゴンと、中心点ポイントと、対応する回帰式を用いて得られる予測される乗車数とが関連付けて記憶されている。
また、図17に示されるように、需要予測部5においては、後述の予測用データD17としての、エリアIDと、エリアポリゴンと、中心点ポイントと、回帰式と、降水量及び気温に関する情報が有効な時間帯を示す時間と、イベントが催されない通常時の人口と、降水量と、気温と、イベントが催された場合の動員数や集客数や来場者数を示すイベントインパクトと、上記の地理的加重値とが関連付けて記憶されている。
更に、図18に示されるように、需要予測部5においては、過去の実績データとしての、エリアIDと、エリアポリゴンと、中心点ポイントと、降水量及び気温に関する情報が有効な時間帯を示す時間と、利用客によって実際に乗車が行なわれた乗車数と、イベントが催されない通常時の人口と、降水量と、気温と、上記のイベントインパクトと、上記の地理的加重値とが関連付けて記憶されている。
(11)道路と重なる所定エリアを抽出するエリア抽出処理の流れ
引き続き、データ取得部1によって行なわれる、道路と重なる所定エリアを抽出するエリア抽出処理の流れについて、図19を用いて説明する。図19は、道路と重なる所定エリアを抽出するエリア抽出処理の流れを示すフローチャートである。
まず、データ取得部1が、一辺10〜500m程度の任意のサイズの矩形のメッシュ状に区切られた所定エリアを規定するための境界情報を含む詳細メッシュ情報を決定して生成する(ステップS01)。この所定エリア全体は、例えば縦及び横のそれぞれが数km〜数十kmの略矩形状である。なお、上記の所定エリアの形状は、メッシュ状に限られない。
次に、データ取得部1が、道路Rの領域を示す道路データD01を用いて、上記のメッシュ状の所定エリアと道路Rとの重なりを調べて、道路Rと重なる所定エリアを、予測基準エリアA1として抽出し、この所定エリアにおいて推定される人口を示す推定人口情報を取得することによって、結果表示エリアデータD02を生成する(ステップS02、推定取得ステップ)。そして、一連のエリア抽出処理が終了する。
(12)回帰式を算出する回帰式算出処理の流れ
引き続き、線形化実行部2、空間加重部3、及び回帰分析部4によって行なわれる、回帰式を算出する回帰式算出処理の流れについて、図20を用いて説明する。図20は、回帰式を算出する回帰式算出処理の流れを示すフローチャートである。
まず、データ取得部1によって生成された結果表示エリアデータD02の他に、回帰分析部4によって記憶される乗車地点ポイントと乗車日時とを示す乗車データD03(図12参照)や、線形化実行部2によって取得されたイベントEに関する規模情報及びイベント位置情報を含む線形化イベントデータD08や、空間加重部3によって記憶される施設IDとポリゴンと影響力とを示す施設データD04(図11参照)や、線形化実行部2によって線形化された線形化人口分布データD05や線形化天気データD06や線形化気温データD07や線形化時間帯データD09が、生成される(イベント取得ステップ)。
そして、空間加重部3が、これらのデータを取得して、イベントEの位置と予測基準エリアA1との距離を示す基準距離情報を取得するとともに、予測基準エリアA1と予測対象エリア(ここでは予測対象エリアA2とする)との距離を示す相対距離情報を取得し(距離取得ステップ)、回帰分析部4とともに分析処理を行なうことによって、分析データD10を生成する(ステップS03)。ここでは、より詳しくは、第一の処理としての乗車データD03の結合と、第二の処理としての線形化人口分布データD05の結合と、第三の処理としての線形化天気データD06の結合と、第四の処理としての線形化気温データD07の結合と、第五の処理としての線形化イベントデータD08の結合と、第六の処理としての施設データD04の結合と、第七の処理としての線形化時間帯データD09の結合とが行なわれる。
第一の処理としての乗車データD03の結合では、各エリアポリゴンに含まれる各指定時間幅(例えば1時台、2時台等)の乗車ポイント数をカウントし、「乗車数」に追加する処理が行われる。
第二の処理としての線形化人口分布データD05の結合では、中心点ポイントと重なる線形化人口分布データD05の対象エリアに対応する時間の人口値を「人口」に追加する処理が行われる。
第三の処理としての線形化天気データD06の結合では、中心点ポイントと重なる線形化天気データD06の対象エリアに対応する時間の降水量値を「降水量」に追加する処理が行われる。
第四の処理としての線形化気温データD07の結合では、中心点ポイントと重なる線形化気温データD07の対象エリアに対応する時間の気温値を「気温」に追加する処理が行われる。
第五の処理としての線形化イベントデータD08の結合では、中心点ポイントからイベントデータの各ポイントまでの距離を計算し、イベント規模に距離による減衰関数を掛け合わせて、全てのイベントに関して足し合わせた値を「イベントインパクト」に追加する処理が行われる。
第六の処理としての施設データD04の結合では、中心点ポイントと重なる施設データD04の各ポリゴンの影響力を「地理的加重値」に追加する処理が行われる。なお、重なるポリゴンがない場合は、定数がデフォルト値b(nはj,…,k)として初期設定される。
第七の処理としての線形化時間帯データD09の結合では、対応する時間帯の値を追加する処理が行われる。
次に、回帰分析部4が、生成された分析データD10を用いて、空間回帰分析の実行がされていない地点やエリア(例えば位置iとする)に関して空間回帰分析を実行する(ステップS04、予測ステップ)。ここで、残差ε、ε、ε、…が求められる。そして、回帰分析部4が、需要件数の予測対象となる全ての地点やエリアに関して空間回帰分析の実行が終了したか否かを判定する(ステップS05、予測ステップ)。空間回帰分析の実行がされていない地点やエリアがある場合は(例えば位置jとする)、上記のステップS04に戻って移行し、(ここでは位置jに関して)空間回帰分析が実行される。より詳しくは、例えば、上記の数式(1)〜数式(4)における添字「i」に「j」を当てはめて、同様に残差ε、ε、ε、…が求められる。一方、需要件数の予測対象となる全ての地点やエリアに関して空間回帰分析の実行が終了した場合は、回帰分析部4が、空間回帰分析の実行結果に基づいて、需要件数を予測する際に用いられる説明変数を含む回帰式といった予測用回帰式データD11を、算出して生成する。そして、一連の回帰式算出処理が終了する。
(13)予測結果データを生成するデータ生成処理の流れ
引き続き、需要予測部5によって行なわれる、回帰式に各説明変数の予測値を代入することによって予測結果データを生成するデータ生成処理の流れについて、図21を用いて説明する。図21は、予測結果データを生成するデータ生成処理の流れを示すフローチャートである。
まず、回帰分析部4によって生成された予測用回帰式データD11の他に、施設データD04(図11参照)や、線形化人口分布データD05や線形化天気データD06や線形化気温データD07や線形化イベントデータD08や線形化時間帯データD09を用いて、需要予測部5が、需要件数の予測対象となるエリア及び日時と予測用回帰式データD11とが対応付けされた予測用データD17を生成する(ステップS06、予測ステップ)。ここでは、より詳しくは、第一の処理としての線形化人口分布データD05の結合と、第二の処理としての線形化天気データD06の結合と、第三の処理としての線形化気温データD07の結合と、第四の処理としての線形化イベントデータD08の結合と、第五の処理としての施設データD04の結合と、第六の処理としての線形化時間帯データの結合とが行なわれる。
第一の処理としての線形化人口分布データD05の結合では、中心点ポイントと重なる線形化人口分布データD05の対象エリアに対応する時間の人口値を「人口」に追加する処理が行われる。
第二の処理としての線形化天気データD06の結合では、中心点ポイントと重なる線形化天気データD06(予測値)の対象エリアに対応する時間の降水量値を「降水量」に追加する処理が行われる。
第三の処理としての線形化気温データD07(予測値)の結合では、中心点ポイントと重なる線形化気温データD07の対象エリアに対応する時間の気温値を「気温」に追加する処理が行われる。
第四の処理としての線形化イベントデータD08(予測値)の結合では、中心点ポイントからイベントデータの各ポイントまでの距離を計算し、イベント規模に距離による減衰関数を掛け合わせて、全てのイベントに関して足し合わせた値を「イベントインパクト」に追加する処理が行われる。
第五の処理としての施設データD04の結合では、中心点ポイントと重なる施設データD04の各ポリゴンの影響力を「地理的加重値」に追加する処理が行われる。なお、重なるポリゴンがない場合は、定数がデフォルト値b(nはj,…,k)として初期設定される。
第六の処理としての線形化時間帯データの結合では、対応する時間帯の値を追加する処理が行われる。
なお、線形化人口分布データD05の予測値は、例えば、対象の日の属性(例えば曜日、時間、休日か平日か)における平均的な値が用いられる。また、線形化天気データD06、線形化気温データD07の予測値は、例えば、天気予報データが用いられる。更に、線形化イベントデータD08の予測値は、例えば、イベント集約サイトに掲載された情報や、イベント発見アルゴリズムによる検出結果が用いられる。
そして、需要予測部5が、生成された予測用データD17を用いて、予測基準エリアA1や予測対象エリアA2〜A4における需要件数を予測し(ステップS07、予測ステップ)、予測結果を示す予測結果データD18(図15参照)を算出して生成する。そして、一連のデータ生成処理が終了する。
(14)本発明による作用及び効果
需要予測サーバ10では、まず、所定エリアにおいて推定される人口を示す推定人口情報を取得し、所定エリアに含まれる予測基準エリアの位置と、予測基準エリアを基準とした需要件数の予測対象となる予測対象エリアの位置との距離を示す相対距離情報を取得する。そして、推定人口情報と、相対距離情報に基づく残差とを用いて回帰分析することによって、予測対象エリアにおける需要件数を予測する。なお、相対距離情報が示す距離が短いほど残差が小さくなるように重み付けする。
ここで、取得された推定人口情報によって示される人口が多くなるほど、サービスの提供を必要としていると推測される人数も多くなるという相関関係がある。需要予測サーバ10では、サービスの提供を必要としていると推測される人数と相関関係を有する上記の推定人口情報を考慮に入れているだけでなく、予測基準エリアの位置と予測対象エリアの位置との距離が短いほど、需要件数を予測する際の差異となる残差が小さくなる条件を地理的なデータとして考慮に入れて回帰分析することによって需要件数を予測するため、より精度良く需要予測を行なうことが可能になる。
また、需要予測サーバ10では、まず、推定人口情報と規模情報及びイベント位置情報とを取得し、イベント位置情報が示すイベントの位置と、予測基準エリアの位置との距離を示す基準距離情報を取得する。そして、推定人口情報と、規模情報及び基準距離情報に基づく残差とを用いて回帰分析することによって、予測基準エリアにおける需要件数を予測する。なお、基準距離情報が示す距離が短いほど、規模情報及び基準距離情報に基づく説明変数が大きくなるように重み付けする。
ここで、取得された推定人口情報によって示される人口が多くなるほど、サービスの提供を必要としていると推測される人数も多くなるという相関関係がある。需要予測サーバ10では、サービスの提供を必要としていると推測される人数と相関関係を有する上記の推定人口情報を考慮に入れているだけでなく、イベントの位置と予測基準エリアの位置との距離が短いほど、上記の説明変数が大きくなる条件を地理的なデータとして考慮に入れて回帰分析することによって需要件数を予測するため、より精度良く需要予測を行なうことが可能になる。
また、件数情報によって示される位置登録処理が行われた処理件数が多くなるほど、携帯端末の保有者が多いと推測されるため、サービスの提供を必要としていると推測される人数も多くなるという相関関係がある。このため、この構成により、人口の動的な変化を推定することができるようになるため、より精度良く需要予測を行なうことが可能になる。
また、所定エリアにおける天候に関する天候情報が考慮に入れられて需要件数が予測されるため、より精度良く需要予測を行なうことが可能になる。
また、予測基準エリアや予測対象エリアが含まれる領域の属性に基づいて、より精度良く需要予測を行なうことが可能になる。
(15)変形例
上記の実施例では、需要予測サーバ10は、タクシー会社に配備され、タクシー配車サービスの利用を望む利用客の需要を予測する装置として説明したが、サービスの内容は特に限定されず、例えば、電車やバスや新交通システム等他の公共交通機関による輸送サービスにおける目的変数としての乗車数の予測であってもよく、物品販売サービスにおける目的変数としての売り上げの予測(商圏分析)であってもよい。
本発明によれば、より精度良く需要予測を行なうことができる。
1…データ取得部、2…線形化実行部、3…空間加重部、4…回帰分析部、5…需要予測部、10…需要予測サーバ、101…CPU、102…RAM、103…ROM、104…通信モジュール、105…補助記憶装置、A1…予測基準エリア、A2〜A4…予測対象エリア、D01…道路データ、D02…結果表示エリアデータ、D03…乗車データ、D04…施設データ、D05…線形化人口分布データ、D06…線形化天気データ、D07…線形化気温データ、D08…線形化イベントデータ、D09…線形化時間帯データ、D10…分析データ、D11…予測用回帰式データ、D17…予測用データ、D18…予測結果データ、E…イベント、G…エリアグループ、M1〜M9…エリア、R…道路。

Claims (8)

  1. サービスの利用を望む利用者の需要件数を予測する需要予測装置であって、
    所定エリアにおいて推定される人口を示す推定人口情報を取得する推定取得手段と、
    前記所定エリアに含まれる予測基準エリアの位置と、当該予測基準エリアを基準とした需要件数の予測対象となる予測対象エリアの位置との距離を示す相対距離情報を取得する距離取得手段と、
    前記推定取得手段によって取得された前記推定人口情報と、前記距離取得手段によって取得された前記相対距離情報に基づく残差とを用いて回帰分析することによって、前記予測対象エリアにおける需要件数を予測する予測手段と、
    を備え、
    前記予測手段は、前記相対距離情報が示す距離が短いほど前記残差が小さくなるように重み付けして前記需要件数を予測することを特徴とする需要予測装置。
  2. サービスの利用を望む利用者の需要件数を予測する需要予測装置であって、
    所定エリアにおいて推定される人口を示す推定人口情報を取得する推定取得手段と、
    前記所定エリアにおけるイベントに関する規模情報及びイベント位置情報を取得するイベント取得手段と、
    前記イベント取得手段によって取得された前記イベント位置情報が示す前記イベントの位置と、需要件数の予測対象となる予測基準エリアの位置との距離を示す基準距離情報を取得する距離取得手段と、
    前記推定取得手段によって取得された前記推定人口情報と、前記イベント取得手段によって取得された前記イベントの規模情報及び前記距離取得手段によって取得された前記基準距離情報に基づく説明変数とを用いて回帰分析することによって、前記予測基準エリアにおける需要件数を予測する予測手段と、
    を備え、
    前記予測手段は、前記基準距離情報が示す距離が短いほど前記説明変数が大きくなるように重み付けして前記需要件数を予測することを特徴とする需要予測装置。
  3. 前記距離取得手段は、前記所定エリアに含まれる予測基準エリアの位置と、当該予測基準エリアと同一の道路上に位置するとともに需要件数の予測対象となる予測対象エリアの位置との距離を示す相対距離情報を取得し、
    前記予測手段は、前記距離取得手段によって取得された前記相対距離情報が示す距離が短いほど小さくなる、当該相対距離情報に基づく残差を用いて回帰分析することによって、前記予測対象エリアにおける需要件数を予測することを特徴とする請求項2に記載の需要予測装置。
  4. 前記推定取得手段は、前記所定エリアにおいて所定時間内に携帯端末による位置登録処理が行われた処理件数に関する件数情報を前記推定人口情報として取得することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の需要予測装置。
  5. 前記推定取得手段は、前記所定エリアにおける天候に関する天候情報を取得するとともに当該天候情報に基づく前記推定人口情報を取得することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の需要予測装置。
  6. 前記距離取得手段は、前記予測基準エリアが含まれる領域の属性に関する領域属性情報を取得し、
    前記予測手段は、前記距離取得手段によって取得された前記領域属性情報が示す前記属性に基づいた説明変数の係数を算出して需要件数を予測することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の需要予測装置。
  7. サービスの利用を望む利用者の需要件数を予測する需要予測装置が行う需要予測方法であって、
    所定エリアにおいて推定される人口を示す推定人口情報を前記需要予測装置が取得する推定取得ステップと、
    前記所定エリアに含まれる予測基準エリアの位置と、当該予測対象エリアを基準とした需要件数の予測対象となる比較対象エリアの位置との距離を示す相対距離情報を前記需要予測装置が取得する距離取得ステップと、
    前記推定取得ステップで取得された前記推定人口情報と、前記距離取得ステップで取得された前記相対距離情報に基づく残差とを用いて前記需要予測装置が回帰分析することによって、前記予測対象エリアにおける需要件数を前記需要予測装置が予測する予測ステップと、
    を有し、
    前記予測ステップでは、前記相対距離情報が示す距離が短いほど前記残差が小さくなるように重み付けして前記需要件数を前記需要予測装置が予測することを特徴とする需要予測方法。
  8. サービスの利用を望む利用者の需要件数を予測する需要予測装置が行う需要予測方法であって、
    所定エリアにおいて推定される人口を示す推定人口情報を前記需要予測装置が取得する推定取得ステップと、
    前記所定エリアにおけるイベントに関する規模情報及びイベント位置情報を前記需要予測装置が取得するイベント取得ステップと、
    前記イベント取得ステップで取得された前記イベント位置情報が示す前記イベントの位置と、需要件数の予測対象となる予測対象エリアの位置との距離を示す基準距離情報を前記需要予測装置が取得する距離取得ステップと、
    前記推定取得ステップで取得された前記推定人口情報と、前記イベント取得ステップで取得された前記イベントの規模情報及び前記距離取得ステップで取得された前記基準距離情報に基づく説明変数とを用いて前記需要予測装置が回帰分析することによって、前記予測対象エリアにおける需要件数を前記需要予測装置が予測する予測ステップと、
    を有し、
    前記予測ステップでは、前記基準距離情報が示す距離が短いほど前記説明変数が大きくなるように重み付けして前記需要件数を前記需要予測装置が予測することを特徴とする需要予測方法。
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