JP5128244B2 - 測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、測定値を電気信号として検出し表示する測定装置に関する。詳しくは、測定に加え、その測定によって検出された測定値が予め設定した公差範囲内に属するか否かをもって合否判定できるようにした測定装置に関する。例えば、ノギス、ダイヤルゲージなどに利用できる。
例えば、ダイヤルゲージの形式として、スピンドルの直線変位を運動変換機構や拡大機構などを介して指針の回転運動に変換し、その指針の対応する目盛から測定値を読み取るアナログ表示式ダイヤルゲージと、スピンドルの直線変位を電気信号として検出するエンコーダを内蔵し、このエンコーダによって検出された測定値をデジタル表示器にデジタル表示させるデジタル表示式ダイヤルゲージとが知られている。
一般的に、経済的負担は大きいが、高分解能および高精度かつ読み取り容易性からはデジタル表示式ダイヤルゲージが採用され、一方、高精度が要求されない用途などにはアナログ表示式ダイヤルゲージが採用される場合が多い。また、測定値が公差などの一定範囲内に属するか否かをもって合否判定するような場合にも、後者が採用される場合が多い。
しかし、測定の実際において、測定対象物、測定態様、あるいは、熟練や慣習などからいずれか一方に限定することができず、結局、両方を備えなければならない実情がある。
例えば、測定値がある公差範囲内に属すれば合格と判断するためにアナログ表示式ダイヤルゲージを使用しているが、不合格となったものについては数値的にどれくらいの偏差があるのかを知りたい場合、あるいは、時々刻々変化するデジタル表示数値を常時読み取る必要はなく、その途中は傾向が判断できればよいという使用態様の場合などである。
ここに、両者を組み合わせたものとして、特許文献1に記載された、いわゆる、デジアナ表示式ノギスと呼ばれる測定装置が知られている。
このデジアナ表示式ノギスは、スライダの表示面中央位置に測定データを数値として表示する5桁のデジタル表示部を配置するとともに、その周囲にデジタル表示部に表示される値の下2桁の値をアナログ表示するアナログ表示部を配置した構成である。なお、アナログ表示部は、デジタル表示部を内側に包む円周上に所定の幅、長さの100本の表示セグメントが等ピッチ間隔で配置された構成で、測定値と対応する単一の表示セグメントへの点灯制御により下2桁の値が表示される。
特開平6−288701号公報
特許文献1に記載の測定装置では、エンコーダによって検出された測定値が、デジタル表示部に数値でデジタル表示され、かつ、その数値のうち下2桁の値がアナログ表示部にポイント表示される。つまり、下2桁の値に対応する表示セグメントと、その前後2本の表示セグメントとの計3本の表示セグメントが同時に点灯される。
従って、スライダが静止した状態においては、測定値の下2桁に対応する表示セグメントを含む連続した3本の表示セグメント群が同時に点灯されるから、点灯している表示セグメントを視認しやすい利点がある。
しかし、スライダが移動している過程では、測定値の下2桁が時々刻々変化しているため、点灯する表示セグメントがアナログ表示部を高速で点滅しながら回転している様相を呈するため、アナログ表示部のちらつきにより視認しずらく、しかも、消費電力がかかるという課題がある。
本発明の目的は、デジタル表示部とアナログ表示部とを備えた構成において、アナログ表示部における視認性を向上させることが可能で、しかも、消費電力を低減できる測定装置を提供することにある。
本発明の測定装置は、測定値を電気信号として出力する検出手段と、デジタル表示手段と、環状帯領域に複数本の表示セグメントを等間隔に配置したアナログ表示手段と、前記検出手段で検出された測定値を前記デジタル表示手段および前記アナログ表示手段に表示する表示制御手段とを備えた測定装置において、前記表示制御手段は、設定値に対して予め設定された公差範囲に対応する表示セグメントを点灯または点滅させる公差範囲表示手段と、前記設定値に対する現在測定値の差を求め、その差が前記公差範囲よりも広い範囲のアナログ表示範囲内にあるか否かを判定する第1判定手段と、この第1判定手段によって前記差が前記アナログ表示範囲内にあると判定されたときに前記現在測定値の下1桁または下2桁の値に対応する表示セグメントを点灯させる差表示手段と、前記差が前記公差範囲内にあるか否かを判定する第2判定手段と、この第2判定手段の判定結果を表示する合否表示手段とを含んで構成され、前記アナログ表示範囲は、前記アナログ表示手段を数周する範囲に設定され、前記デジタル表示手段は、前記測定値を数値で表示する第1デジタル表示部と、前記設定値に対する現在測定値の差を数値で表示する第2デジタル表示部とを含んで構成されている、ことを特徴とする。
この構成によれば、公差判定にあたって、公差範囲表示手段によって、設定値に対して予め設定された公差範囲に対応する表示セグメントが点灯または点滅されるとともに、設定値に対する現在測定値の差が求められ、その差が公差範囲よりも広い範囲のアナログ表示範囲内にあるか否かが判定され、差がアナログ表示範囲内にあるとき、現在測定値の下1桁または下2桁の値に対応する表示セグメントが点灯される。
従って、設定値に対する現在測定値の差がアナログ表示範囲内に入れば、現在測定値の下1桁または下2桁の値に対応する表示セグメントが点灯されるから、このアナログ表示部の表示セグメントによって、現在測定値が公差範囲に対してどの位置にあるかを把握できる。また、設定値に対する現在測定値の差がアナログ表示範囲内に入るまでは、アナログ表示部の表示セグメントが点灯されないから、アナログ表示部における視認性を向上させるこが可能で、しかも、消費電力も低減できる。
その後、設定値に対する現在測定値の差が公差範囲内にあるか否かが判定され、その判定結果が表示されるから、現在測定値が公差内にあるか否かを判定できる。
また、アナログ表示範囲が、アナログ表示手段を数周する範囲に設定されているから、つまり、設定値に対する現在測定値の差が設定値近傍になるまで、アナログ表示手段の表示セグメントが点灯されないから、アナログ表示部における視認性を向上させるこが可能で、しかも、消費電力を低減できる。
更に、前記デジタル表示手段は、測定値を数値で表示する第1デジタル表示部のほかに、設定値に対する現在測定値の差を数値で表示する第2デジタル表示部が設けられているから、設定値に対する現在測定値の差を数値として把握できる。
本発明の測定装置において、前記アナログ表示手段は、前記測定値の小数点2桁を表示できるように、1周に100本の表示セグメントが等間隔に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、例えば、アナログ表示手段が1周で1mmとすると、測定値を1/100mm単位で表示できる。しかも、現在測定値が設定値に対して1mmまたは数mm前後の時点からアナログ表示部の表示セグメントが点灯されるから、最適な状態で表示できる。
以下、本発明の測定装置をノギスに適用した実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本実施形態のノギスの正面を示している。同図において、11は固定部材としての本尺、21は本尺11の長手方向へ移動可能に装着された可動部材としてのスライダである。
本尺11には、その長手方向の一端側に内側ジョー12および外側ジョー13がそれぞれ一体的に設けられている。
スライダ21には、その一端側に本尺11の内側ジョー12とともに被測定物の内側に当接される内側ジョー22および外側ジョー13とともに被測定物の外側に当接される外側ジョー23がそれぞれ一体的に設けられている。また、スライダ21の下側縁には指かけ24および送りローラ25がそれぞれ設けられているとともに、正面部には円形状の表示器26やモードスイッチ27、セットスイッチ28などが設けられている。
図2は、表示器26を示している。表示器26の正面内部には、中央位置に測定値(現在測定値)を数値として表示する5桁の第1デジタル表示部31、設定値に対する現在測定値の差を数値として表示する5桁の第2デジタル表示部32が配置されているとともに、これらのデジタル表示部31,32を内側に包む環状帯領域に100本の棒状表示セグメント33〜3399を等間隔に配置したアナログ表示手段としてのアナログ表示部33が設けられている。つまり、アナログ表示部33は、現在測定値の小数点2桁を表示できるように、1周に100本の表示セグメント33〜3399が等間隔に配置されている。なお、第1デジタル表示部31および第2デジタル表示部32から、デジタル表示手段が構成されている。
第1デジタル表示部31とアナログ表示部33との間には、アナログ表示部33の1目盛の分解能を示すアナログバー分解能表示部34、表示単位がインチとミリとのいずれであるかを表示する表示単位表示部35、公差判定結果を表示する公差判定結果表示部36などがそれぞれ設けられている。
公差判定結果表示部36は、測定値が公差範囲内のときに点滅または点灯される合格表示セグメント37と、測定値が公差範囲の下限値未満および上限値を超えたときにそれぞれ点滅または点灯される不合格表示セグメント38,39とを含んで構成されている。
図3は制御回路を示すブロック図である。同図において、41は表示制御手段で、CPUと、処理プログラムなどを記憶したROM(図示省略)などで構成されている。
表示制御手段41には、スイッチ27,28と、表示器26を構成する各種表示部31,32,33,34,35,36,37,38,39と、本尺11に対するスライダ21の移動変位量に基づく測定値を電気的信号として検出する検出手段としてのエンコーダ42と、測定値や公差範囲を決める設定値、上下限値などを記憶するメモリ43とがそれぞれ接続されている。
表示制御手段41は、エンコーダ42によって検出された現在測定値を第1デジタル表示部31に数値でデジタル表示し、かつ、その数値のうち下2桁の値をアナログ表示部33にポイント表示する現在値表示手段と、設定値に対して予め設定された公差範囲に対応する表示セグメントを点灯または点滅させる公差範囲表示手段と、設定値に対する現在測定値の差を求め、その差が公差範囲よりも広い範囲のアナログ表示範囲内にあるか否かを判定する第1判定手段と、この第1判定手段によって前記差がアナログ表示範囲内にあると判定されたときに前記現在測定値の下1桁または下2桁の値に対応する表示セグメントを点灯させる差表示手段と、前記差が前記公差範囲内にあるか否かを判定する第2判定手段と、この第2判定手段の判定結果を表示する合否表示手段とを含んで構成されている。
ここで、アナログ表示範囲は、アナログ表示部33を2周する範囲、つまり,設定値を基準に前後1周の合計2周に設定されている。
エンコーダ42は、本尺11の長手方向に沿って受信電極および結合電極を有する受信電極基板44と、この受信電極基板44に一定間隔を保ってスライダ21に設けられそのスライダ21の移動方向に沿って複数の送信電極および出力電極を有する送信電極基板45と、各送信電極に位相の異なる交流電圧を印加するとともに、受信電極に誘起される静電容量信号を結合電極および出力電極を通じて取り込みスライダ21の移動変位量を求める信号検出処理回路46とを含み構成されている。
メモリ43には、測定値を記憶する測定値記憶エリア43Aのほかに、後述する公差設定モードにおいて入力される設定値、上限値、下限値を記憶するための設定値記憶エリア43B、上限値記憶エリア43C、下限値記憶エリア43D、アナログ表示範囲の上限値および下限値を記憶するアナログ表示範囲上下限値記憶エリア43Eなどが設けられている。
次に、本実施例の作用を、図4〜図6のフローチャートおよび図7〜図13の表示例を参照しながら説明する。まず、電源が投入されると、現在値表示モードに設定され、この現在値表示モードにおいて、モードスイッチ27が押されると、公差設定モード、公差範囲判定モードに切り換えられる。
<現在値表示モード>
現在値表示モードでは、図4のフローチャートに従って処理が実行される。表示制御手段41は、ステップ(以下、STと略す。)1において、エンコーダ42によって検出された測定値(現在測定値)を第1デジタル表示部31に数値でデジタル表示し、かつ、その数値のうち下2桁の値をアナログ表示部33にポイント表示する。例えば、図7に示す如く、第1デジタル表示部31に表示された現在測定値の下2桁の値に対応する表示セグメント3320を点灯させる。なお、このとき、表示単位表示部35のインチ「in」またはミリ「mm」を点灯させる。
こののち、ST2,ST3,ST4において、所定時間内にモードスイッチ27が何回押されたかをチェックしながらST1へ戻る処理を繰り返す。ST2〜ST3において、モードスイッチ27が1回押されたことが認識されると、ST5へ進み、公差設定モードを実行する。ST2〜ST4において、モードスイッチ27が2回押されたことが認識されると、ST6へ進み、公差判定モードを実行する。従って、モードスイッチ27が押されない限り現在値表示モードが継続される。
<公差設定モード>
公差設定モードでは、図5のフローチャートに従って処理が実行される。表示制御手段41は、ST11でST1と同様な処理を行ったのち、ST12へ進み、セットスイッチ28がオンされたか否かをチェックする。セットスイッチ28がオンされていなければ、ST11へ戻る処理を行う。
セットスイッチ28がオンされていれば、ST13,ST14,ST15において、設定値入力であるか、上限値入力であるか、下限値入力であるかを判断する。つまり、メモリ43に設けられた設定値記憶エリア43B、上限値記憶エリア43C、下限値記憶エリア43Dにデータが記憶されているか否かをもってこれらの判断を行う。
設定値入力、つまり、いずれの記憶エリア43B,43C,43Dにも値が記憶されていなければ、ST16へ進み、設定値を設定値記憶エリア43Bに記憶させる。上限値入力、つまり、設定値記憶エリア43Bのみ設定値が記憶されていれば、ST17へ進み、上限値を上限値記憶エリア43Cに記憶させる。下限値入力、つまり、設定値記憶エリア43Bおよび上限値記憶エリア43Cに設定値および上限値が記憶されていれば、ST18へ進み、下限値を下限値記憶エリア43Dに記憶させる。全ての値がセットされたのちは、ST119において、モードスイッチ26が押されたことを条件に、公差判定モードへ進む。
従って、本尺11に対してスライダ21を移動させ、第1デジタル表示部31およびアナログ表示部33に任意の設定値を表示させた状態(例えば、図8参照)において、セットスイッチ28が押されると、表示値「10.00」が設定値記憶エリア43Bに記憶される。
また、第1デジタル表示部31およびアナログ表示部33に、任意の上限値を表示させた状態(例えば、図9参照)において、セットスイッチ28が押されると、表示値「10.30」が上限値記憶エリア43Cに記憶される。このとき、アナログ表示部33の対応する表示セグメント3330は点滅される。
また、第1デジタル表示部31およびアナログ表示部33に、任意の下限値を表示させた状態(図10参照)において、セットスイッチ28が押されると、表示値「9.70」が下限値記憶エリア43Dに記憶される。このとき、アナログ表示部33の対応する表示セグメント3370は点滅される。
このようにして、設定値記憶エリア43Bに設定値が、上限値記憶エリア43Cに上限値が、下限値記憶エリア43Dに下限値が記憶されたのち、公差判定モードへ進む。
なお、設定値記憶エリア43B,上限値記憶エリア43C,下限値記憶エリア43Dに新たな設定値、上限値、下限値を記憶するには、図示しないスイッチなどによって、これらの記憶エリアの内容をクリアしたのち、上述した操作を行う。
<公差判定モード>
公差判定モードでは、図6のフローチャートに従って処理が実行される。表示制御手段41は、ST21で公差範囲を示す表示セグメント、つまり、上限値および下限値に対応する2つの表示セグメントを点滅させる。
続いて、ST22へ進み、現在測定値Xを第1デジタル表示部31に数値表示させたのち、ST23において、設定値Yに対する現在測定値Xの差、つまり、S=Y−Xを求め、この差Sを第2デジタル表示部32に数値表示させる。
次に、ST24において、差Sが公差範囲(下限値から上限値の範囲)よりも広い範囲のアナログ表示範囲内にあるか否かを判定する。つまり差Sが、下限値よりも小さい値から、上限値よりも大きい値の範囲内にあるか否かを判定する。本実施形態の場合、設定値から上下限値までの差が1mm未満であるとして、例えば、設定値Yより1mm小さい値から設定値Yよりも1mm大きい値の範囲内にあるか否かを判定、つまり、−1<S<+1を判定する。
その結果、差Sがアナログ表示範囲内にあれば、ST25において、現在測定値Xの下2桁をアナログ表示部33にポイント表示し、差Sがアナログ表示範囲内になければ、ST25の処理を行うことなく、ST26の公差判定に進む。従って、差Sがアナログ表示範囲内になければ、図11に示すように、差Sの下2桁がアナログ表示部33に表示されないため、表示の点滅により視認性が低下することがなく、また、節電効果も期待できる。差Sがアナログ表示範囲内に入ると、図12に示すように、現在測定値Xの下2桁がアナログ表示部33にポイント表示(表示セグメント3310が点灯)される。
ST26において、公差判定を行う。つまり、差Sが公差範囲内であるか否かを判定する。差Sが公差範囲内であれば、ST27へ進み、合格表示セグメント37を点滅させる。つまり、図13に示す如く、合格表示セグメント37を点滅させる。
差Sが公差範囲内でなければ、ST28へ進み、差Sが下限値未満であるかをチェックし、下限値未満であればST29へ進み、不合格セグメント38を、下限値未満でなければ、ST30へ進み、不合格表示セグメント39を、それぞれ点灯させる。
<実施形態の効果>
本実施例によれば、測定値をデジタル表示部31およびアナログ表示部33にそれぞれ表示する現在値表示モード、設定値、公差の上限値および下限値を任意に設定記憶する公差設定モード、測定値が公差の上限値および下限値内にあるか否かを判定しその判定結果を表示する公差判定モードとを有するので、各モードへ切替えてそれぞれの処理を実行させることができる。
現在値表示モードでは、測定値をデジタル表示部31に数値として表示するとともに、その下2桁の値をアナログ表示部33に表示するようにしたので、つまり、表示が変動しやすい下2桁の値をアナログ表示部33にアナログ表示するようにしたので、測定値を読み取りやすい。
公差設定モードでは、セットスイッチ28が押されると、測定値を設定値、上限値、下限値としてそれぞれ取り込み、これらを設定値、公差の上下限値として設定するようにしたので、公差範囲を任意に設定することができる。この際、設定値、上下限値の設定は、本尺11に対してスライダ21を移動させ、表示部31,33に任意の設定値、上下限値を表示させた状態において、セットスイッチ28を押すだけでよいから、設定値、上下限値入力用のスイッチを特別に設けることなく、設定値、上下限値の設定を迅速にかつ容易に行うことができる。
また、公差判定モードでは、公差範囲を示す上下限値に対応する表示セグメントを点滅させるようにしたので、測定値のポイント表示とは区別できる表示状態で公差範囲を表示させることができる。
また、設定値Yに対する現在測定値Xの差Sを求め、その差Sが公差範囲よりも広い範囲のアナログ表示範囲内にあるか否かを判定し、差Sがアナログ表示範囲内にあるとき、現在測定値の下2桁の値に対応する表示セグメントを点灯させる。従って、設定値に対する現在測定値の差がアナログ表示範囲内に入れば、現在測定値の下2桁の値に対応する表示セグメントが点灯されるから、このアナログ表示部33の表示セグメントによって、現在測定値が公差範囲に対してどの位置にあるかを把握できる。また、設定値に対する現在測定値の差がアナログ表示範囲内に入るまでは、アナログ表示部33の表示セグメントが点灯されないから、アナログ表示部33における視認性を向上させるこが可能で、しかも、消費電力も低減できる。
最後に、測定値が公差範囲内にあるか否かをチェックし、測定値が公差範囲内にあれば合格表示セグメント37を、測定値が公差範囲内になければ不合格表示セグメント38,39を、それぞれ点滅させるようにしたので、これらの点滅する表示セグメントを見れば良否の判別ができる。
<変形例>
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明したが、本発明は上記実施例の構成に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計変更ができる。
たとえば、上記実施形態では、公差範囲を表示する際、表示セグメントを点滅させたが、これに限らず、点灯であってもよい。
上記実施形態では、アナログ表示部33は、1周で1mmを表示するように構成されていたが、この例に限られない。例えば、現在測定値が、公差範囲(下限値から上限値の範囲)よりも広い範囲にある場合には、アナログ表示部33の表示レンジを1周で1mmとし、それより狭い範囲にある場合には、1周で0.5mmに自動的に切り替わるように構成してもよく、あるいは、設定値や上下限値(公差範囲)によって自動的に切り替わるように構成してもよい。または、ユーザがレンジを任意に設定できるように構成してもよい。
また、公差判定モードにおいて、測定値が公差範囲内にあるとき、アナログ表示部33の下限値と対応する表示セグメントから測定値と対応する表示セグメントまでの連続する表示セグメント群を全て点灯させるようにしてもよく、あるいは、これとは逆に、アナログ表示部33の上限値と対応する表示セグメントから測定値と対応する表示セグメントまでの連続する表示セグメント群を全て点灯させるようにしてもよい。このようにすれば、合格表示が見やすい。
また、検出手段を構成するエンコーダ42の形式としては、上記実施例で述べた静電容量式に限らず、光電式、電磁式など、固定部材に対する可動部材の移動変位量を電気信号として検出できるものであれば形式を問わない。
本発明は、ノギスのほか、ダイヤルゲージやマイクロメータなどにも利用でき、更に、温度計、圧力計、電流指示計など測定情報を電気信号として検出し、それをアナログ表示する測定装置一般に利用できる。
本実施形態のノギスを示す正面図。 同上実施形態の表示器を示す正面図。 同上実施形態の制御回路を示すブロック図。 同上実施形態において、現在値表示モードの処理を示すフローチャート。 同上実施形態において、公差設定モードの処理を示すフローチャート。 同上実施形態において、公差判定モードの処理を示すフローチャート。 同上実施形態の現在値表示モードにおいて、現在測定値を表示した図。 同上実施形態の公差設定モードにおいて、設定値設定表示状態を示す図。 同上実施形態の公差設定モードにおいて、上限値設定表示状態を示す図。 同上実施形態の公差設定モードにおいて、下限値設定表示状態を示す図。 同上実施形態の公差判定モードにおいて、現在測定値がアナログ表示範囲未満の表示状態を示す図。 同上実施形態の公差判定モードにおいて、現在測定値がアナログ表示範囲内の表示状態を示す図。 同上実施形態の公差判定モードにおいて、現在測定値が公差内に入った表示状態を示す図。
符号の説明
31…第1デジタル表示部(デジタル表示手段)、
32…第2デジタル表示部(デジタル表示手段)、
33…アナログ表示部(アナログ表示手段)、
41…表示制御手段(公差範囲表示手段、第1判定手段、差表示手段、
第2判定手段、合否表示手段)、
42…エンコーダ(検出手段)、
43…メモリ。

Claims (2)

  1. 測定値を電気信号として出力する検出手段と、デジタル表示手段と、環状帯領域に複数本の表示セグメントを等間隔に配置したアナログ表示手段と、前記検出手段で検出された測定値を前記デジタル表示手段および前記アナログ表示手段に表示する表示制御手段とを備えた測定装置において、
    前記表示制御手段は、設定値に対して予め設定された公差範囲に対応する表示セグメントを点灯または点滅させる公差範囲表示手段と、前記設定値に対する現在測定値の差を求め、その差が前記公差範囲よりも広い範囲のアナログ表示範囲内にあるか否かを判定する第1判定手段と、この第1判定手段によって前記差が前記アナログ表示範囲内にあると判定されたときに前記現在測定値の下1桁または下2桁の値に対応する表示セグメントを点灯させる差表示手段と、前記差が前記公差範囲内にあるか否かを判定する第2判定手段と、この第2判定手段の判定結果を表示する合否表示手段とを含んで構成され
    前記アナログ表示範囲は、前記アナログ表示手段を数周する範囲に設定され、
    前記デジタル表示手段は、前記測定値を数値で表示する第1デジタル表示部と、前記設定値に対する現在測定値の差を数値で表示する第2デジタル表示部とを含んで構成されている、ことを特徴とする測定装置。
  2. 請求項1に記載の測定装置において、
    前記アナログ表示手段は、前記測定値の小数点2桁を表示できるように、1周に100本の表示セグメントが等間隔に配置されていることを特徴とする測定装置。
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