JP5128024B1 - ガス遮断器 - Google Patents

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Abstract

ピストンロッド10は、可動接触子側に形成される大径部10bと、大径部10bよりも絶縁操作ロッド18側に形成され絶縁筒状部材26の内周面26bの内径より小さい外径に形成された小径部10aとを有し、絶縁筒状部材26は、小径部10aの外周面と絶縁操作ロッド18の内周面との間に介在する円筒部26eと、小径部10aの先端と対向して配置される底部26cと、ピストンロッド10および絶縁操作ロッド18に挿通される連結ピン23の貫通孔10a1と、を有する。
【選択図】図2

Description

この発明は、発電・変電等の電力系統に適用され消弧特性の良いフッ化硫黄(SF6)などの絶縁ガスを用いて電流を遮断するガス遮断器に関するものである。
一般的なガス遮断器において、パッファ遮断部を支持または駆動するための絶縁操作ロッドには、電気絶縁性と機械的強度の両方に優れた材料を使用する必要がある。絶縁材料として良好な電気絶縁性を有する樹脂材料は、単独では必要な機械的強度が得られにくいため、絶縁操作ロッド用の材料としては、繊維を樹脂で含浸した繊維強化プラスチック(FRP)を使用するのが一般的である。特に、各種の繊維強化プラスチックの中でも製造性や加工性が良好であることなどから、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)が絶縁操作ロッドに使用される場合が多い。
ただし、電流遮断時に発生するアークによってSF6ガスが分解されたとき活性なSF4ガスが発生し、このSF4ガスは、密閉タンク内の水分と反応してSOF4ガスやHFガスに加水分解される。GFRP製の絶縁操作ロッドのガラス繊維は、このHFガスなどの分解生成ガスにより損傷を受け、或いはこの絶縁操作ロッドのガラス繊維の機械強度が低下する虞がある。また、ガラス繊維と分解生成ガスとの反応により発生する導電性物質の影響により、絶縁操作ロッドの表面抵抗が低下し、最終的には絶縁操作ロッドの沿面破壊に至ることが知られている。
このような課題を解決する手段として下記特許文献1に示される従来技術では、分解生成ガスに対する耐性の優れた塗料(耐分解ガス性塗料)でGFRPの表面を被覆することにより、ガラス繊維の機械的強度および電気絶縁性の低下を防止している。
特開2006−333567号公報
しかしながら上記特許文献1に代表される従来技術では以下の課題があった。従来技術では絶縁操作ロッドの表面を耐分解ガス性塗料で被覆することによりガラス繊維の損傷を防止していたが、絶縁操作ロッドがパイプ状に成形されている場合、その絶縁操作ロッドは内径が小径であると共に長手方向の長さが長尺であるため、絶縁操作ロッドの内周面に耐分解ガス性塗料を塗布することが困難である。特に、所定の絶縁性能を満たすためには耐分解ガス性塗料を内周面にむら無く塗布する必要があり、例えば二重塗装などが必要である。所定の絶縁性能を満たすように所望の膜厚の耐分解ガス性塗料を絶縁操作ロッドの内径部に塗布する作業には多大な手間を要するため、従来技術では製造コストが割高になるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、所定の絶縁性能を満たしながらコスト低減を図ることが可能なガス遮断器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、絶縁ガスが充填された密閉タンクと、この密閉タンク内に相対向して配設された可動接触子と固定接触子とで構成されている遮断部と、一端に前記可動接触子が設けられ、この可動接触子を動かす第1の操作ロッドと、円筒状を成し、前記第1の操作ロッドの他端に連結され、前記第1の操作ロッドを前記密閉タンクから電気的に絶縁して動かす絶縁操作ロッドと、前記絶縁操作ロッドの他端に連結され、前記絶縁操作ロッドを動かす第2の操作ロッドと、有底円筒状を成し、前記絶縁操作ロッドの内径部に設けられる絶縁筒状部材と、を備え、前記第1の操作ロッドは、前記可動接触子側に形成される大径部と、前記大径部よりも前記絶縁操作ロッド側に形成され前記絶縁筒状部材の内周面の内径より小さい外径に形成された小径部とを有し、前記絶縁筒状部材は、前記小径部の外周面と前記絶縁操作ロッドの内周面との間に介在する円筒部と、前記小径部の先端と対向して配置される底部と、前記第1の操作ロッドおよび前記絶縁操作ロッドに挿通される連結ピンの貫通孔と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、絶縁操作ロッドの内周部を気密に保つように絶縁操作ロッドの端部にガス閉塞部材を設けるようにしたので、所定の絶縁性能を満たしながらコスト低減を図ることができるという効果を奏する。
図1は、ガス遮断器の構成を示す縦断面図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかるガス閉塞部材を表す図である。 図3は、本発明の実施の形態2にかかるガス閉塞部材を表す図である。 図4は、本発明の実施の形態3にかかるガス閉塞部材を表す図である。 図5は、本発明の実施の形態4にかかるガス閉塞部材を表す図である。 図6は、本発明の実施の形態5にかかるガス閉塞部材を表す図である。
以下に、本発明にかかるガス遮断器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、ガス遮断器の構成を示す縦断面図であり、図1には、本発明の実施の形態1〜5にかかるガス閉塞部材を適用可能なガス遮断器の一例が示されている。図2は、本発明の実施の形態1にかかるガス閉塞部材を表す図である。図1に示される密閉タンク1にはSF6などの絶縁消弧性ガス2が充填され、電流を遮断するためのパッファ遮断部7は、固定側フレーム5と電気的に接続された固定接触子8と、固定接触子8と同一軸線上に相対向する可動接触子11と、パッファシリンダ9と、パッファシリンダ9に固定された絶縁物ノズル12と、可動側フレーム4に固定されたピストン13とを有して構成されている。
可動側フレーム4は、密閉タンク1の内部に設けられた絶縁支持筒3に支持され、固定側フレーム5は、この極間絶縁物6を介して可動側フレーム4に支持されている。可動接触子11は、パッファシリンダ9を介して可動側フレーム4および可動側円筒導体22と電気的に接続される。固定接触子8は固定側フレーム5と電気的に接続される。
密閉タンク1の側面には、操作ロッド(シールロッド17)を貫通させる孔が設けられ、この孔には密閉タンク1内を気密に保つためガスケット21が設けられている。シールロッド17は、このガスケット21を介して密閉タンク1の側面に貫設され、その一端が駆動装置16に接続され、その他端が絶縁操作ロッド18に連結されている。以下の説明では絶縁操作ロッド18を単に「ロッド18」と称する。なお、ロッド18はピストンロッド10やシールロッド17などの金属製の部材に比べて製作誤差が大きく、ロッド18を密閉タンク1に貫設した場合、密閉タンク1の気密性を確保することが難しい。そのため、密閉タンク1には、ロッド18よりも製作誤差が小さいシールロッド17が貫設されている。
ロッド18は、例えばGFRPで製作された円筒状を成し、ガラス繊維の機械的強度および電気絶縁性の低下を防止するため、その外周面18a(図2参照)には耐分解ガス性塗料が塗布されている。なお、ロッド18の軸方向端面18c(図2参照)には、外周面18aと同様に耐分解ガス性塗料を塗布することが望ましい。
可動側フレーム4にはブッシング中心導体14が接続され、固定側フレーム5にはブッシング中心導体15が接続されており、パッファ遮断部7にはこれらのブッシング中心導体14、15を通して通電される。パッファ遮断部7は絶縁支持筒3により密閉タンク1と電気的に絶縁されている。可動接触子11は、ピストンロッド10、ロッド18、およびシールロッド17の動作に連動して軸線方向に往復移動するように構成されている。具体的に説明すると、可動接触子11は一端が固定接触子8と接離し他端がピストンロッド10に接続され、ピストンロッド10は一端が可動接触子11に接続され他端が連結ピン23によってロッド18に連結され、ロッド18は一端がピストンロッド10に連結され他端が連結ピン23によってシールロッド17に連結されている。
電流遮断時の動作を説明する。密閉タンク1の外部に配置された駆動装置16によりシールロッド17に加えられる駆動力がロッド18を介してパッファ遮断部7に伝達される。ピストンロッド10とシールロッド17との間にはロッド18が介在するため、パッファ遮断部7が駆動装置16側に移動した際、ロッド18によってシールロッド17が密閉タンク1から電気的に絶縁される。パッファ遮断部7が駆動装置16側に移動した際、可動接触子11と固定接触子8との開離に伴うアーク19が発生するが、このパッファ遮断部7の動作に伴いパッファシリンダ9とピストン13との間の空間に存在する絶縁消弧性ガス2が圧縮され、圧縮された絶縁消弧性ガス2が絶縁物ノズル12を介してアーク19に吹付けられ、アークが消弧されて電流が遮断される。
図2を用いて本発明の実施の形態1にかかるガス閉塞部材を説明する。図2には、ロッド18とピストンロッド10との接続部の断面が示されている。ピストンロッド10は、例えば円柱状の金属から成り、可動接触子11側に配置される大径部10bと、ロッド18側に配置され大径部10bの外径より小さい径の小径部10aとから成る。
小径部10aは、後述する絶縁筒状部材26の内周部へ挿入可能な大きさに形成されている。以下の説明では絶縁筒状部材26を単に「筒状部材26」と称する。例えば、小径部10aの外径は、筒状部材26の内周面26bの内径以下の大きさに形成されている。また、小径部10aの軸方向長さは、小径部10aおよびロッド18が連結ピン23によって一体的に接続された際に、小径部10aの先端が筒状部材26の底部26cと接触しない程度の長さに形成されている。大径部10bと小径部10aとの間には、ロッド18の軸方向端面18cと対向する軸方向端面10cが設けられている。なお、図2では、小径部10aの外径が筒状部材26の内径より小さくなるように形成されているが、これに限定されるものではなく、小径部10aの外径は筒状部材26の内径と略同じ大きさとなるように形成してもよい。
小径部10aには、軸方向端面10cからロッド18側への所定位置に貫通孔10a1が形成されている。この貫通孔10a1は、連結ピン23を通すための穴であり、小径部10aの軸線と直交する方向に設けられている。また、ロッド18には、軸方向端面18cからロッド18の軸方向中心側への所定位置に貫通孔(図示せず)が形成されている。この貫通孔は、貫通孔10a1と同様に連結ピン23を通すための穴であり、小径部10aの軸線と直交する方向に設けられている。なお、これらの貫通孔の位置は図2に示される位置に限定されるものではない。
ロッド18には筒状部材26が設けられ、この筒状部材26は、有底円筒状を成し、例えばフッ素樹脂(PTFE)やエポキシなどの絶縁物で製作されている。筒状部材26は、円筒部26eの外周面26aがロッド18の内周面18bと接触するように形成されており、例えば、外周面26aの外径D2が内周面18bの内径D1と略同じ径に形成されている。また、筒状部材26には、円筒部26eの一端を閉塞する底部26cが設けられている。筒状部材26は、ピストンロッド10がロッド18に挿入される前に軸方向端面18cから挿入される。その後、ピストンロッド10の小径部10aが筒状部材26の開口端から挿入される。
円筒部26eには、ロッド18と同様に連結ピン23を通すための貫通孔(図示せず)が形成されている。この貫通孔は、例えば開口端側端面26dからロッド18の軸方向中心側への所定位置に形成されている。連結ピン23が、貫通孔10a1とロッド18の貫通孔(図示せず)と筒状部材26の貫通孔(図示せず)とに挿入されることによって、ロッド18とピストンロッド10とが連結されると共に、例えば小径部10aの先端が底部26cと接触しない位置で筒状部材26が保持される。
なお、ロッド18は、ピストンロッド10などに比べてその製作誤差が大きいため、この製作誤差を考慮せずに筒状部材26を製作した場合、ロッド18に筒状部材26を組み入れたとき、各貫通孔が同軸上に位置する前に軸方向端面18cが軸方向端面10cに当たってしまい、連結ピン23を通すことができない可能性がある。このような問題を防ぐ観点から、ロッド18およびピストンロッド10の貫通孔は、軸方向端面18cとピストンロッド10の軸方向端面10cとの間に数ミリ程度の隙間Wが生じるように設けられている。
また、ロッド18の製作誤差を考慮せずに筒状部材26を製作した場合、ロッド18に筒状部材26を組み入れたときに、軸方向端面18cが開口端側端面26dより軸方向端面10c側に突き出た形となる可能性がある。その場合、軸方向端面18cの突き出た部分の内周面18bが分解生成ガスによって損傷を受ける可能性がある。このような損傷を防ぐ観点から、図2に示される筒状部材26は、例えば、開口端側端面26dが軸方向端面18cよりも軸方向端面10c側に突き出るように形成されている。
このように、実施の形態1にかかるガス遮断器では、ロッド18の内径部を閉塞する筒状部材26が設けられている。そのため、ロッド18の軸方向端面18cの開口部からロッド18の内部に浸入した分解生成ガスは、筒状部材26の内周面26bには触れるものの、ロッド18の内周面18bには触れることがない。従って、内周面18bが分解生成ガスによって損傷を受ける可能性を低減できる。従来技術では、所定の絶縁性能を満たすため、内周面18bに耐分解ガス性塗料をむら無く塗布する必要があり、その作業コストが割高になるという問題があった。実施の形態1のガス遮断器によれば、耐分解ガス性塗料を内周面18bに塗布する量を減らし、或いはこの作業を省略した場合でも、耐分解ガス性能に優れ、かつ、電気的絶縁性能の高いロッド18を実現可能である。その結果、所定の絶縁性能を満たしながらコスト低減を図ることができると共に、高電圧および大容量の信頼性の高いガス遮断器を得ることができる。
また、筒状部材26には底部26cが設けられているため、小径部10aの先端とロッド18との間に絶縁物が介在することとなる。従って、例えば密閉タンク1内で閃絡が発生した場合でも、小径部10aの先端とロッド18との間における放電が抑制され、耐電圧性能の向上を図ることが可能である。
以上に説明したように実施の形態1にかかるガス遮断器は、絶縁消弧性ガス2が充填された密閉タンク1と、密閉タンク1内に相対向して配設された可動接触子11と固定接触子8とで構成されているパッファ遮断部7と、一端に可動接触子11が設けられ可動接触子11を動かす第1の操作ロッド(ピストンロッド10)と、円筒状を成し第1の操作ロッドの他端に連結され、第1の操作ロッドを密閉タンク1から電気的に絶縁して動かすロッド18と、ロッド18の他端に連結されロッド18を動かす第2の操作ロッド(シールロッド17)と、有底円筒状を成しロッド18の内径部に設けられる筒状部材26と、を備え、ピストンロッド10は、可動接触子11側に形成される大径部10bと、大径部10bよりもロッド18側に形成され筒状部材26の内周面26bの内径より小さい外径に形成された小径部10aとを有し、筒状部材26は、小径部10aの外周面とロッド18の内周面との間に介在する円筒部26eと、小径部10aの先端と対向して配置される底部26cと、ピストンロッド10およびロッド18に挿通される連結ピン23の貫通孔と、を有するようにしたので、耐分解ガス性塗料を内周面18bに塗布する量を減らし、或いはこの作業を省略した場合でも、耐分解ガス性能に優れ、かつ、電気的絶縁性能の高いロッド18を実現可能である。その結果、所定の絶縁性能を満たしながらコスト低減を図ることができると共に、高電圧および大容量の信頼性の高いガス遮断器を得ることができる。また、筒状部材26には底部26cが設けられているため、閃絡が発生した場合でも小径部10aの先端とロッド18との間における放電が抑制され、耐電圧性能の向上を図ることが可能である。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2にかかるガス閉塞部材を表す図である。実施の形態1との相違点は、開口端側端面26dと軸方向端面10cとの間に円環部材24が設けられている点である。以下、実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
円環部材24は、円環板状を成し、内周面24aの内径が小径部10aの直径より大きく、かつ、ロッド18の内径D1より小さい寸法に形成されている。円環部材24の外周面24bの外径は、例えば、ロッド18の外径D3より大きい寸法に形成されている。円環部材24の厚みT1は、隙間Wの寸法より小さい寸法に形成されている。円環部材24は、例えば筒状部材26と同様の絶縁物で製作してもよいし金属で製作してもよく、例えばロッド18側から高速で流出してくる高温の分解生成ガスが直接軸方向端面18cなどに当たることを防ぐ目的で設けられている。
なお、円環部材24の形状はこれに限定されるものではなく、例えば、その外径をロッド18の外径D3と同じ程度の寸法に形成してもよい。このように形成された円環部材24を用いた場合でも、分解生成ガスが軸方向端面18cに勢いよく当たることがなくなるため、実施の形態1よりも、ロッド18の耐分解ガス性能および電気的絶縁性能を高めることが可能である。
以上に説明したように実施の形態2にかかるガス遮断器は、大径部10bの軸方向端面10cとロッド18の軸方向端面18cとの隙間Wに、内周面24aが小径部10aの外径以上の内径に形成された円環部材24が設けられているので、分解生成ガスが直接軸方向端面18cなどに当たることを防止でき、ロッド18の耐分解ガス性能および電気的絶縁性能を一層高めることが可能である。
実施の形態3.
図4は、本発明の実施の形態3にかかるガス閉塞部材を表す図である。実施の形態2との相違点は、筒状部材26および円環部材24の代わりに円環部材24−1が設けられている点である。以下、実施の形態2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
円環部材24−1は、例えばロッド18より弾性率の低い弾性材(フッ素樹脂など)で製作され、内周面24a−1の内径が小径部10aの外周面10a2の直径と略同じ寸法に形成されている。また、円環部材24−1は、外周面24b−1の外径がロッド18の外径D3より大きい寸法に形成されている。また、円環部材24−1は、厚みT2が隙間Wの寸法より大きい寸法に形成されている。
図4に示されるように小径部10aがロッド18に連結されたとき、軸方向端面18cと対応する円環部材24−1の軸方向端面24c−1は、軸方向端面18cに押しつぶされ、軸方向端面10c側に突の凹状に変形する。従って、軸方向端面24c−1と軸方向端面18cとの境界部は、ロッド18の内径部に分解生成ガスが浸入することを抑制可能なラビリンス状に変形する。従って、分解生成ガスの浸入経路は、軸方向端面24c−1が押しつぶされる前の状態よりも長くなり、軸方向端面18cと軸方向端面24c−1との間の気密性が高まる。
また、小径部10aがロッド18に連結されたとき、円環部材24−1は、軸方向端面18cに押しつぶされ、僅かながら径方向にも広がる。そのため、内周面24a−1の内径が小さくなり、外周面10a2と内周面24a−1との間の気密性が高まる。また、小径部10aがロッド18に連結されたとき、軸方向端面18cからの軸方向の押圧力によって、円環部材24−1の軸方向端面24d−1が軸方向端面10cに押圧される。そのため、円環部材24−1の軸方向端面24d−1と軸方向端面10cとの間の気密性が高まる。
このように円環部材24−1を設けることによって、ロッド18側から高速で流出してくる高温の分解生成ガスがロッド18の内径部に浸入することを抑制することができ、ロッド18の耐分解ガス性能および電気的絶縁性能をより高めることが可能である。
なお、円環部材24−1は、図4に示される形状に限定されるものではなく、少なくとも、ロッド18より弾性率の低い弾性材で製作され、かつ、厚みT2が隙間Wの寸法より大きく形成されていればよい。このように構成すれば、分解生成ガスがロッド18の内径部に浸入することを抑制でき、かつ、円環部材24−1の製造コストを抑制することができる。
なお、図4に示される小径部10aは、基部側の外径寸法と先端側の外径寸法とが異なるように形成されている。基部側の外径は、円環部材24−1の内周面24a−1と外周面10a2との間の気密性を高めるために、内周面24a−1の内径と略同じ寸法になるように精度よく機械加工することが望ましい。先端側の外径は、基部側ほどの気密性が要求されないため、粗めに機械加工されてもよいためである。円環部材24−1を用いることによって、外周面10a2の一部だけ精度よく機械加工すればよいため、ピストンロッド10の製造コストを低減することが可能である。
なお、円環部材24−1は、筒状部材26と組み合わせて用いることも可能であり、この場合、ロッド18の内径部へ分解生成ガスが浸入する可能性を一層軽減でき、実施の形態1、2よりもロッド18の耐分解ガス性能および電気的絶縁性能を高めることが可能である。
以上に説明したように実施の形態3にかかるガス遮断器は、大径部10bの軸方向端面10cとロッド18の軸方向端面18cとの隙間Wに、ロッド18より弾性率の低い弾性材で製作され、かつ、厚みT2が隙間Wの寸法より大きく形成された円環部材24−1が設けられているので、分解生成ガスがロッド18の内径部に浸入することを抑制することができ、ロッド18の耐分解ガス性能および電気的絶縁性能をより高めることが可能である。
実施の形態4.
図5は、本発明の実施の形態4にかかるガス閉塞部材を表す図である。実施の形態3との相違点は、円環部材24−1に代えて円環部材24−2が用いられている点である。以下、実施の形態3と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
円環部材24−2は、例えば縁操作ロッド18より弾性率の低い弾性材(フッ素樹脂など)で製作され、軸方向端面18cと対向する面がピストンロッド10側に向けて突の有底凹状に形成されている。また、円環部材24−2は、内周側底部24gの厚みT3が隙間Wの寸法より大きい寸法に形成されている。円環部材24−2の外周側には、ロッド18の外周面18aを取り囲むと共に、ロッド18側に突の外周縁24eが形成されている。軸方向端面24d−1から外周縁24eの軸方向端面24fまでの厚みT4は、厚みT3より大きい寸法に形成されている。
小径部10aがロッド18に連結されたとき、内周側底部24gは、軸方向端面18cに押しつぶされ、軸方向端面10c側に突の凹状に変形する。また、ロッド18の外周面18aが外周縁24eで覆われているため、分解生成ガスの浸入経路が、図4に示される円環部材24−1よりも長くなる。従って、実施の形態3よりも、軸方向端面18cと円環部材24−2との間の気密性を高めることができ、ロッド18の耐分解ガス性能および電気的絶縁性能を一層高めることが可能である。
なお、円環部材24−2は、筒状部材26と組み合わせて用いることも可能であり、この場合、ロッド18の内径部へ分解生成ガスが浸入する可能性を一層軽減でき、実施の形態1〜3よりもロッド18の耐分解ガス性能および電気的絶縁性能を高めることが可能である。
以上に説明したように実施の形態4にかかるガス遮断器は、円環部材24−2の外周面24b−1がロッド18の外径D3より大きい外径に形成され、円環部材24−2には、ロッド18側に延設され、かつ、ロッド18の外周面18aを取り囲む外周縁24eが設けられているので、分解生成ガスの浸入経路が実施の形態3よりも長くなり、軸方向端面18cと円環部材24−2との間の気密性を高めることができ、ロッド18の耐分解ガス性能および電気的絶縁性能を一層高めることが可能である。
実施の形態5.
図6は、本発明の実施の形態5にかかるガス閉塞部材を表す図である。実施の形態3との相違点は、円環部材24−1に代えて円環部材24−3が用いられている点である。以下、実施の形態3と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
円環部材24−3は、例えば縁操作ロッド18より弾性率の低い弾性材(フッ素樹脂など)で製作され、軸方向端面18cと対向する面がピストンロッド10側に向けて突の有底凹状に形成されている。また、円環部材24−3は、外周側底部24kの厚みT4が隙間Wの寸法より大きい寸法に形成されている。円環部材24−3の内周側には、ロッド18の内周面18bと小径部10aの外周面10a2との間に介在すると共に、ロッド18側に突の内周縁24hが形成されている。軸方向端面24d−1から内周縁24hの軸方向端面24jまでの厚みT3は、厚みT4より大きい寸法に形成されている。
小径部10aがロッド18に連結されたとき、外周側底部24kは、軸方向端面18cに押しつぶされ、軸方向端面10c側に突の凹状に変形する。また、内周面18bと外周面10a2との間に内周縁24hが介在するため、分解生成ガスの浸入経路が、図4に示される円環部材24−1よりも長くなる。従って、実施の形態3よりも、軸方向端面18cと円環部材24−3との間の気密性をより高めることができ、ロッド18の耐分解ガス性能および電気的絶縁性能をより高めることが可能である。
なお、円環部材24−3は、筒状部材26と組み合わせて用いることも可能であり、この場合、ロッド18の内径部へ分解生成ガスが浸入する可能性を一層軽減でき、実施の形態1〜3よりもロッド18の耐分解ガス性能および電気的絶縁性能を高めることが可能である。
以上に説明したように実施の形態5にかかるガス遮断器は、円環部材24−3の内周面24a−1がロッド18の内径D1より小さい内径に形成され、円環部材24−3には、ロッド18側に延設され、かつ、小径部10aの外周面とロッド18の内周面18bとの間に介在する内周縁24hが設けられているので、分解生成ガスの浸入経路が実施の形態3よりも長くなり、軸方向端面18cと円環部材24−3との間の気密性を高めることができ、ロッド18の耐分解ガス性能および電気的絶縁性能を一層高めることが可能である。
なお、実施の形態1〜5では、図1に示されるロッド18側から高速で流出してくる高温の分解生成ガスがロッド18の内径部に浸入することを阻止する目的で、筒状部材26をロッド18のピストンロッド10側に設けた構成例を説明した。ただし、筒状部材26の位置はこれに限定されるものではなく、ロッド18のシールロッド17側の内径部にも設けてもよい。すなわち、実施の形態1〜5のガス遮断器は、シールロッド17が、ロッド18側とは反対側に形成される大径部(大径部10bに相当)と、この大径部よりもロッド18側に形成され筒状部材26の内周面26bの内径より小さい外径に形成された小径部(大径部10bに相当)とを有し、筒状部材26は、この小径部の外周面とロッド18の内周面との間に介在する円筒部(円筒部26eに相当)と、この小径部の先端と対向して配置される底部(底部26cに相当)と、シールロッド17およびロッド18に挿通される連結ピン23の貫通孔と、を有するようにしたので、ロッド18のピストンロッド10側のみに筒状部材26を設けた場合に比べて、ロッド18の耐分解ガス性能および電気的絶縁性能をより高めることが可能である。
また、円環部材24−1は、筒状部材26と組み合わせずに用いることも可能である。すなわち、本実施の形態にかかるガス遮断器は、ピストンロッド10が大径部10bと小径部10aとを有し、隙間Wには、ロッド18より弾性率の低い弾性材で製作され、かつ、厚みT2が隙間Wの寸法より大きく形成された円環部材24−1が設けられているので、実施の形態1と同様にロッド18の内径部へ分解生成ガスが浸入する可能性を軽減でき、ロッド18の耐分解ガス性能および電気的絶縁性能を高めることが可能である。円環部材24−2、円環部材24−3に関しても同様である。
また、円環部材24−1は、ロッド18のシールロッド17側にも設けてもよい。すなわち、本実施の形態にかかるガス遮断器は、シールロッド17が、ロッド18側とは反対側に形成される大径部(大径部10bに相当)と、この大径部よりもロッド18側に形成されロッド18の内周面18bの内径より小さい外径に形成された小径部(小径部10aに相当)とを有し、シールロッド17の大径部の軸方向端面とロッド18の軸方向端面との隙間には、ロッド18より弾性率の低い弾性材で製作され、かつ、厚みがこの隙間の寸法より大きく形成された円環部材(円環部材24−1に相当)が設けられているので、ロッド18のピストンロッド10側のみに円環部材24−1を設けた場合に比べて、ロッド18の耐分解ガス性能および電気的絶縁性能をより高めることが可能である。円環部材24−2、円環部材24−3に関しても同様である。
なお、本発明の実施の形態にかかるガス遮断器は、本発明の内容の一例を示すものであり、更なる別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略するなど、変更して構成することも可能であることは無論である。
以上のように、本発明は、ガス遮断器に適用可能であり、特に、所定の絶縁性能を満たしながらコスト低減を図ることができる発明として有用である。
1 密閉タンク
2 絶縁消弧性ガス(絶縁ガス)
3 絶縁支持筒
4 可動側フレーム
5 固定側フレーム
6 極間絶縁物
7 パッファ遮断部(遮断部)
8 固定接触子
9 パッファシリンダ
10 ピストンロッド(第1の操作ロッド)
10a 小径部
10a1 貫通孔
10a2、18a、24b、24b−1、26a 外周面
10b 大径部
10c、18c、24c−1、24d−1、24f、24j 軸方向端面
11 可動接触子
12 絶縁物ノズル
13 ピストン
14、15 ブッシング中心導体
16 駆動装置
17 シールロッド(第2の操作ロッド)
18 絶縁操作ロッド
18b、24a、24a−1、26b 内周面
19 アーク
21 ガスケット
23 連結ピン
24、24−1、24−2、24−3 円環部材
24e 外周縁
24g 内周側底部
24h 内周縁
24k 外周側底部
26 絶縁筒状部材
26c 底部
26d 開口端側端面
26e 円筒部

Claims (10)

  1. 絶縁ガスが充填された密閉タンクと、
    この密閉タンク内に相対向して配設された可動接触子と固定接触子とで構成されている遮断部と、
    一端に前記可動接触子が設けられ、この可動接触子を動かす第1の操作ロッドと、
    円筒状を成し、前記第1の操作ロッドの他端に連結され、前記第1の操作ロッドを前記密閉タンクから電気的に絶縁して動かす絶縁操作ロッドと、
    前記絶縁操作ロッドの他端に連結され、前記絶縁操作ロッドを動かす第2の操作ロッドと、
    有底円筒状を成し、前記絶縁操作ロッドの内径部に設けられる絶縁筒状部材と、
    を備え、
    前記第1の操作ロッドは、前記可動接触子側に形成される大径部と、前記大径部よりも前記絶縁操作ロッド側に形成され前記絶縁筒状部材の内周面の内径より小さい外径に形成された小径部とを有し、
    前記絶縁筒状部材は、前記小径部の外周面と前記絶縁操作ロッドの内周面との間に介在する円筒部と、前記小径部の先端と対向して配置される底部と、前記第1の操作ロッドおよび前記絶縁操作ロッドに挿通される連結ピンの貫通孔と、を有することを特徴とするガス遮断器。
  2. 前記大径部の軸方向端面と前記絶縁操作ロッドの軸方向端面との隙間には、内周面が前記小径部の外径以上の内径に形成された円環部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のガス遮断器。
  3. 前記大径部の軸方向端面と前記絶縁操作ロッドの軸方向端面との隙間には、前記絶縁操作ロッドより弾性率の低い弾性材で製作され、かつ、厚みが前記隙間の寸法より大きく形成された円環部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のガス遮断器。
  4. 前記円環部材は、外周面が前記絶縁操作ロッドの外径より大きい外径に形成され、
    この円環部材には、前記絶縁操作ロッド側に延設され、かつ、前記絶縁操作ロッドの外周面を取り囲む外周縁が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のガス遮断器。
  5. 前記円環部材は、内周面が前記絶縁操作ロッドの内径より小さい内径に形成され、
    この円環部材には、前記絶縁操作ロッド側に延設され、かつ、前記小径部の外周面と前記絶縁操作ロッドの内周面との間に介在する内周縁が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のガス遮断器。
  6. 前記第2の操作ロッドは、前記絶縁操作ロッド側とは反対側に形成される大径部と、この大径部よりも前記絶縁操作ロッド側に形成され前記絶縁筒状部材の内周面の内径より小さい外径に形成された小径部とを有し、
    前記絶縁筒状部材は、この小径部の外周面と前記絶縁操作ロッドの内周面との間に介在する円筒部と、この小径部の先端と対向して配置される底部と、前記第2の操作ロッドおよび前記絶縁操作ロッドに挿通される連結ピンの貫通孔と、を有することを特徴とする請求項1に記載のガス遮断器。
  7. 絶縁ガスが充填された密閉タンクと、
    この密閉タンク内に相対向して配設された可動接触子と固定接触子とで構成されている遮断部と、
    一端に前記可動接触子が設けられ、この可動接触子を動かす第1の操作ロッドと、
    円筒状を成し、前記第1の操作ロッドの他端に連結され、前記第1の操作ロッドを前記密閉タンクから電気的に絶縁して動かす絶縁操作ロッドと、
    前記絶縁操作ロッドの他端に連結され、前記絶縁操作ロッドを動かす第2の操作ロッドと、
    を備え、
    前記第1の操作ロッドは、前記可動接触子側に形成される大径部と、前記大径部よりも前記絶縁操作ロッド側に形成され前記絶縁操作ロッドの内周面の内径より小さい外径に形成された小径部とを有し、
    前記大径部の軸方向端面と前記絶縁操作ロッドの軸方向端面との隙間には、前記絶縁操作ロッドより弾性率の低い弾性材で製作され、かつ、厚みが前記隙間の寸法より大きく形成された円環部材が設けられていることを特徴とするガス遮断器。
  8. 前記円環部材は、外周面が前記絶縁操作ロッドの外径より大きい外径に形成され、
    この円環部材には、前記絶縁操作ロッド側に延設され、かつ、前記絶縁操作ロッドの外周面を取り囲む外周縁が設けられていることを特徴とする請求項7に記載のガス遮断器。
  9. 前記円環部材は、内周面が前記絶縁操作ロッドの内径より小さい内径に形成され、
    この円環部材には、前記絶縁操作ロッド側に延設され、かつ、前記小径部の外周面と前記絶縁操作ロッドの内周面との間に介在する内周縁が設けられていることを特徴とする請求項7に記載のガス遮断器。
  10. 前記第2の操作ロッドは、前記絶縁操作ロッド側とは反対側に形成される大径部と、この大径部よりも前記絶縁操作ロッド側に形成され前記絶縁操作ロッドの内周面の内径より小さい外径に形成された小径部とを有し、
    前記第2の操作ロッドの大径部の軸方向端面と前記絶縁操作ロッドの軸方向端面との隙間には、前記絶縁操作ロッドより弾性率の低い弾性材で製作され、かつ、厚みがこの隙間の寸法より大きく形成された円環部材が設けられていることを特徴とする請求項7に記載のガス遮断器。
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