JP5125759B2 - 設備制御装置、設備制御方法および制御システム - Google Patents

設備制御装置、設備制御方法および制御システム Download PDF

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Description

設備の運転を制御する設備制御に関し、具体的には、設備運転中の外乱に対応して設備の運転を制御する設備制御に関する。
製造現場において設備の安全を確保することは、最も重要な問題のひとつである。近年では、1つのラインで多種少量の製品が製造されることから、設備の変更が頻繁に行われている。設備の変更に対応して安全確保の手段を変更する必要がある。また、自動運転や手動運転などの複数の運転モードを有している設備も多い。
ところで、例えば設備駆動源の変動、外気温の変動などの複数の外乱により設備が危険な状態となり運転の継続ができなくなる可能性があるため、その外乱に対応して設備を停止させるように制御している場合、設備の変更あるいは運転モードの変更に対応して制御を変更することは容易ではなかった。
なお、従来では、設備が変更されるたびに、毎回リスクアセスメントを実施して、危険源を抽出して安全対策を講じて、生産設備の運転を制御する制御フローを作成することが提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−263212号公報
本発明は、上記の問題に鑑み、設備運転中に外乱が生じた際に、設備運転モードに応じて設備機器の制御ができ、種々の変更も容易な運転制御方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の設備制御装置は、設備に含まれる複数の機器の動作を複数の設備運転モードに対応して制御する設備制御装置であって、前記複数の機器の動作を少なくとも1つの外乱に対して制御するために、前記複数の機器毎に前記外乱の条件をチェックするか否かが設定された第1の設定テーブル(51)と、前記複数の設備運転モード毎に前記複数の機器の前記外乱条件チェックを有効とするか無効とするかが設定された第2の設定テーブル(52)と、前記第1の設定テーブルと前記第2の設定テーブルとに基づいて作成され、前記設備運転モード毎に前記少なくとも1つの外乱の条件に対応して前記複数の機器の動作が規定されたコントロールテーブル(53〜55)と、を備える。
本設備制御装置によれば、設備運転中に外乱が生じた際に、設備運転モードに応じて設備機器の制御ができる。外乱、機器、運転モードが変更された場合も、対応する第1の設定テーブルと第2の設定テーブルを変更することにより、容易に対処することができる。
請求項2に記載の設備制御装置の前記コントロールテーブルで規定される動作は、前記機器の運転あるいは停止である。本設備制御装置によれば、設備運転中に外乱が生じた際に、設備運転モードに応じて設備機器を停止することができ、設備の安全に寄与することができる。
請求項3に記載の設備制御装置の前記外乱の条件は、前記外乱の変動が所定範囲内に入っていることを含む。本設備制御装置によれば、外乱の変動の大きさに応じて設備機器を制御するので、設備の安全に寄与することができる。
請求項4に記載の設備運転制御方法は、設備に含まれる複数の機器の動作を複数の設備運転モードに対応して制御する設備制御方法であって、前記複数の機器の動作を少なくとも1つの外乱に対して制御するために、前記複数の機器毎に前記外乱の条件をチェックするか否かを設定して第1の設定テーブル(51)を作成し、前記複数の設備運転モード毎に前記複数の機器の前記チェックを有効とするか無効とするかを設定して第2の設定テーブル(52)を作成し、前記第1の設定テーブルと前記第2の設定テーブルとに基づいて、各設備運転モード毎に前記少なくとも1つの外乱の条件に対応して前記複数の機器の動作を規定するコントロールテーブル(53〜55)を作成し、前記少なくとも1つの外乱が発生した際には、前記コントロールテーブルに従って前記機器の動作を制御する。
本設備制御方法によれば、設備運転中に外乱が生じた際に、設備運転モードに応じて設備機器の制御ができる。外乱、機器、運転モードが変更された場合も、対応する第1の設定テーブルと第2の設定テーブルを変更することにより、容易に対処することができる。
請求項5に記載の設備制御方法の前記コントロールテーブルで規定される動作は、前記機器の運転あるいは停止である。本設備制御方法によれば、設備運転中に外乱が生じた際に、設備運転モードに応じて設備機器を停止することができ、設備の安全に寄与することができる。
請求項6に記載の設備制御方法の前記外乱の条件は、前記外乱の変動が所定範囲内に入っていることを含む。本設備制御方法によれば、外乱の変動の大きさに応じて設備機器を制御するので、設備の安全に寄与することができる。
請求項7に記載の制御システムは、制御装置の記憶部に格納されるコントロールテーブルであって、複数の機器の動作を少なくとも1つの外乱に対して制御するために、複数の機器毎に前記外乱の条件をチェックするか否かが設定された第1の設定テーブルと、前記複数の運転モード毎に前記複数の機器の前記チェックを有効とするか無効とするかが設定された第2の設定テーブルと、に基づいて生成され、制御装置の運転モード毎に前記少なくとも1つの外乱の条件に対応して前記複数の機器の動作を規定するコントロールテーブルを有する。
本制御システムによれば、設備運転中に外乱が生じた際に、設備運転モードに応じて設備機器の制御ができる。外乱、機器、運転モードが変更された場合も、対応する第1の設定テーブルと第2の設定テーブルを変更することにより、容易にコントロールテーブルを変更することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施形態が適用されるワーク加工用の設備の概要を示す図である。設備1は、加工対象であるワーク15を投入する投入ステーション10と、ワーク15を加工する加工室20と、加工されたワーク15を取り出す取出ステーション30とを備えている。また設備1は、制御装置40により制御される。
ワーク15は、投入ステーション10で、ベルトコンベヤのようなコンベヤ12に載置され、加工室20に搬送され、コンベヤ12に載置された状態で加工された後、コンベヤ12により取出ステーション30に搬送される。
投入ステーション10には、ライトカーテン11が配置されている。ライトカーテン11は、対向して配置された一対の投光部11aと受光部11bとからなり、投光部11aから出た光線が受光部11bに入射するようになっている。例えば、作業者がワーク15をコンベヤ12に置くために、ライトカーテン11の光線を遮っている場合には、コンベヤ12を停止することができる。なお、投入ステーション10と加工室20との間のコンベヤが通過する空間は、仕切り壁13によって作業者あるいは他の物体が侵入できないようになっている。
加工室20には、ワークを加工するためのロボット21が配置され、コンベヤ12により搬送されるワーク15を加工する。また、端材を粉砕する粉砕ユニット23が配置され、加工に際して不要な端材があれば、ロボット21が端材を検出して粉砕ユニット23に投入する。粉砕ユニット23に投入された端材は、粉砕されて処分される。
加工室20には、表示部28を有する入力装置22が配置されている。作業者は、テンキー等を用いて、これから実行する作業内容を入力する。さらに、本人を識別する識別番号、例えば社員番号およびパスワードなどを入力装置22に入力することによって、作業者の種別を入力する。これにより、作業内容とその作業を行う作業者に適合するように、各種機器を安全に動作させることができる。表示部28は、入力内容の確認に使用することができる。また、作業の注意事項などを表示するようにもできる。
加工室20には、一般作業用ドア25と保守点検用ドア27とが設けられている。一般作業用ドア25は、通常の加工作業を担当する作業者のためのもので、粉砕ユニット23周辺のごみなどの清掃のためにも使用される。保守点検用ドア27は、ロボットの保守点検作業あるいはロボットが実行する動作を教示するティーチング作業などのために熟練した保全員が入る場合に使用される。
ワーク15の加工作業は、制御装置40により制御されて実行される。制御装置40は、プログラマブルロジックコントローラで構成することができる。制御装置40は、マイクロコンピュータ(CPU)41と記憶部42を備えている。
加工されたワーク15は、コンベヤ12により搬送され、取出しステーション30で取り出される。他の実施形態では、引き続きコンベヤによりワーク15を次ぎの設備に搬送するように構成してもよい。
図2は、機器の運転に影響を与える外乱と、外乱に対応して運転の停止が行われる制御対象機器とを対応させて作成された外乱チェックテーブルを示す図である。
本実施形態では、外乱は3種類あり、外乱1は機器を駆動するエアー圧力の変動であり、外乱2は電源電圧の変動であり、外乱3は外気温の変動である。そして、エアー圧力が所定範囲内にあることを外乱条件1が満たされるという。また、電源電圧の変動が所定範囲内にあることを外乱条件2が満たされるという。さらに、外気温の変動が所定範囲内にあることを外乱条件3が満たされるという。図2の外乱チェックテーブル51では、外乱条件1〜3は、列見出しとして設定されている。
外乱が生じたときに制御される対象となる機器は、コンベヤ12、ロボット21、粉砕ユニット23である。コンベヤ12、ロボット21、粉砕ユニット23は、図2の外乱チェックテーブル51では、行見出しとして設定されている。なお、制御対象機器であるコンベヤ12、ロボット21、粉砕ユニット23は、制御信号が出力される機器であるので、出力1〜3として表現されている。行見出しと列見出しとは、入れ替えることができる。
列見出しと行見出しとの交点のセルには、行見出しで規定される機器について、列見出しで規定される外乱条件をチェックすべきか否かが設定される。
なお、外乱の数は限定されるものではなく、制御対象機器の数も限定されない。また、外乱条件も、変動が所定範囲内に入るか否かに限定されるものではない。閾値を超えるか超えないかなど各種の条件により任意に設定できる。さらに、本実施形態では、制御対象機器は、運転か停止かが選択されるが、機器の制御方法は限定がなく、外乱条件によっては、通常より遅く運転するという制御を行うこともできる。
出力1(コンベヤ12)については、外乱条件1(エアー圧範囲内)と外乱条件2(電圧範囲内)を満足しているか否かがチェックされる。コンベヤ12は、加工対象を搬入するものであるから、コンベヤ12の動作に関係する外乱2(電源電圧変動)のみならず、その後の機器の動作に関連する外乱1(エアー圧変動)についても考慮する。したがって、外乱条件1(エアー圧範囲内)と外乱条件2(電圧範囲内)を満足しているか否かがチェックされる。しかし、外乱条件3(外気温範囲内)についてはチェックしない。
出力2(ロボット21)は、電源により動作するので、外乱条件2(電圧範囲内)を満足しているか否かがチェックされる。しかし、外乱条件1(エアー圧範囲内)と外乱条件3(外気温範囲内)についてはチェックしない。
出力3(粉砕ユニット23)は、空気圧で動作するので、外乱条件1(エアー圧範囲内)を満足しているか否かがチェックされる。外乱条件2(電圧範囲内)と外乱条件3(外気温範囲内)についてはチェックしない。
外乱チェックテーブル51のセルのチェック有無の設定は、管理者あるいはオペレータにより、製品、作業者、環境などを考慮して行われる。したがって、図2の設定は単なる一例である。チェックしないとした外乱についても、危険性が高いと判断すれば、チェックするに変更することができる。具体的には、テーブル51のチェックの有無の欄を変更すればよい。
図3は、図2で設定された制御対象機器の外乱条件チェックを運転モードに応じて有効にするか無効にするかが設定される外乱チェック有効無効テーブルを示す図である。
本実施形態では、運転モードとして、手動運転モード1と、全自動サイクルタイム延長運転モード2と、全自動通常運転モード3とを有する。手動運転モード1は、作業者が手動で機器を運転するものである。全自動サイクルタイム延長運転モード2は、全自動運転を行うが、サイクルタイムを延長して通常よりゆっくり運転させるモードである。全自動通常運転モード3は、通常のサイクルタイムで全自動運転を行うモードである。
図3に示す運転モード−出力対応テーブル52は、列見出しに運転モードが設定され、行見出しに制御対象機器である出力が設定されている。行見出しと列見出しの交点のセルには、外乱条件のチェックを有効にするか無効にするかが設定される。換言すれば、運転モードと制御対象機器との組み合わせについて、危険度が高いか否かを考慮して、外乱条件のチェックを有効にするか無効にするかを設定する。
手動運転モード1では、作業者が手動で機器を動作させるので、危険度が高い。したがって、出力1〜3(コンベヤ12、ロボット21、粉砕ユニット23)のすべてに対して外乱チェックは有効と設定して、外乱条件が満足されているか否かチェックされる。
全自動サイクルタイム延長運転モード2では、粉砕ユニット23の危険度が低いと判断して、出力3粉砕ユニット23の外乱チェックを無効に設定する。すなわち、運転モード2では、粉砕ユニット23に関しては外乱チェックを実行しない。
全自動通常運転モード3では、コンベヤ12の危険度は高いが、ロボット21、粉砕ユニット23の危険度は低いと考えられるので、出力2(ロボット)および出力3(粉砕ユニット)の外乱チェックを無効に設定する。すなわち、運転モード3では、ロボットと粉砕ユニットに関しては外乱チェックを実行しない。
以上のように、運転モード1〜3で動作する機器に関して、管理者あるいはオペレータが、外乱による危険度を考慮して外乱チェックを行うか否かを判断して、外乱チェック有効無効テーブル52が作成される。外乱チェック有効無効テーブル52は、図2で設定された外乱チェックを運転モードによっては省略することが規定される。テーブル52は単なる一例であって、外乱による危険度の評価が変われば、外乱チェック無効とされている個所も、外乱チェック有効とすることができる。さらに、外乱による危険度が低いと判断されると、テーブル52に外乱チェック有効とされている個所も、外乱チェック無効とすることもできる。
図4、5は、外乱に対応して機器の動作を制御する設備動作制御テーブルを示す図である。設備動作制御テーブル70は、外乱チェック有効無効テーブル52とともに、外乱チェック有効無効テーブル52と外乱チェックテーブル51とに基づいて作成される各運転モードに対応するコントロールテーブル53〜55(図5)を有している。
設備動作制御テーブル70には、図2の外乱チェックテーブル51から得られる外乱チェック情報72と、運転モード情報73とが入力する。外乱チェック情報72と運転モード情報73とは、外乱チェック有効無効テーブル52の情報と組み合わされて、コントロールテーブル53〜55を生成する。
運転モード情報73には、手動運転モード1の情報M1と、全自動サイクルタイム延長運転モード2の情報M2と、全自動通常運転モード3の情報M3とがある。図5のコントロールテーブル53は、手動運転モード1の情報M1によって規定される手動運転モード1のコントロールテーブルである。コントロールテーブル54は、全自動サイクルタイム延長モード2の情報M2によって規定される全自動サイクルタイム延長モード2のコントロールテーブルである。コントロールテーブル55は、全自動通常モード3の情報M3によって規定される全自動通常モード3のコントロールテーブルである。
本実施形態では、外乱1〜3について、外乱条件のチェック結果は所定範囲内(正常)であるか、あるいは所定範囲外(異常)であるかのいずれかである。したがって、外乱条件の組み合わせ(外乱条件1、外乱条件2、外乱条件3)は、外乱条件1の正常をON、異常をOFFとして、(ON、ON、ON)から(OFF、OFF、OFF)まで、8通りである。図5に示すコントロールテーブル53〜55の列見出しには、8つの組み合わせが設定されている。コントロールテーブル53〜55の行見出しには、制御対象機器である出力が設定されている。行見出しと列見出しの交点のセルには、出力1〜3を動作させるか停止させるかが規定されている。本実施形態では、「1」の場合は機器を動作させ、「0」の場合は機器の動作を停止させる。
コントロールテーブル53〜55の「1」、「0」は、以下に説明するように、運転モードが設定されると、外乱チェックテーブル51と外乱チェック有効無効テーブル52の情報に基づいて自動的に生成される。
運転モード情報73として手動運転モード情報M1が入力すると、外乱チェック有効無効テーブル52の手動運転モード1の設定が選択される。手動運転モード1の設定と、外乱チェック情報として入力される外乱チェックテーブル51の設定とに従って、コントロールテーブル53が生成される。
外乱チェック有効無効テーブル52によると、手動運転モード1では、出力1〜3について外乱チェック有効となっている。外乱チェックテーブル51によると、出力1については、外乱条件1、2が満足していると、外乱条件3には関わらず、出力1が動作可能と設定されている。したがって、出力1については、外乱条件1がONかつ外乱条件2がONの場合のみ、出力1は「1」となる。その他の場合では「0」である。
出力2については、外乱チェックテーブル51によると、外乱条件2が満足していると、外乱条件1、3には関わらず、出力2が動作可能と設定されている。したがって、外乱条件2がONの場合のみ、出力2は「1」となる。その他の場合は「0」である。
出力3については、外乱チェックテーブル51によると、外乱条件1が満足していると、外乱条件2、3には関わらず、出力3が動作可能と設定されています。したがって、外乱条件1がONの場合のみ、出力3は「1」となる。その他の場合は「0」である。
以上のように、コントロールテーブル53が生成される。コントロールテーブル53により、手動運転モード1で運転されているときに外乱が発生した場合の機器の制御が適切に実行される。
コントロールテーブル53に従うと、コンベヤ(出力1)は、エアー圧が所定範囲内(外乱条件1を満たす)で電源電圧が所定範囲内(外乱条件2を満たす)の場合のみ運転される。その他の場合、例えばエアー圧が所定範囲外(外乱条件2を満たさない)となると運転は停止される。ロボット(出力2)は、電源電圧が所定範囲内(外乱条件2を満たす)であれば、その他の条件に関わらず運転される。粉砕ユニット(出力3)は、駆動エアー圧が所定範囲内(外乱条件を満たす)であれば、その他の条件に関わらず運転される。
自動運転サイクルタイム延長モード情報M2が入力されると、外乱チェック有効無効テーブル52の自動運転サイクルタイム延長モード2の設定が選択される。自動運転サイクルタイム延長モード2の設定と、外乱チェック情報72として入力される外乱チェックテーブル51の設定とに従って、コントロールテーブル54が生成される。
外乱チェック有効無効テーブル52によると、出力3について外乱チェック無効となっているので、出力3については、外乱チェックすることなくすべての場合で動作させることになる。出力1、2について外乱チェック有効となっているので、外乱条件に応じて出力1、2の動作を決定する必要がある。
そこで、外乱チェックテーブル51を参照すると、出力1については、外乱条件1および外乱条件2が満足していると、外乱条件3には関わらず、出力1が動作可能と設定されている。したがって、出力1については、手動運転モードと同様に、外乱条件1がONかつ外乱条件2ONの場合のみ、出力1は「1」となる。その他の場合では「0」である。
出力2については、外乱チェックテーブル51を参照すると、外乱条件2が満足していると、外乱条件1、3には関わらず、出力2が動作可能と設定されている。したがって、手動運転モードと同様に、外乱条件2がONの場合のみ、出力2は「1」となる。その他の場合は「0」である。
出力3については、外乱チェック無効とされているので、外乱チェックすることなくすべての場合で動作するように、すべて「1」となる。
運転モード情報73として自動運転通常モード情報M3が入力されると、外乱チェック有効無効テーブル52の自動運転通常モード3の設定と外乱チェック情報73として入力する外乱チェックテーブル51の設定とから、コントロールテーブル55が生成される。
外乱チェック有効無効テーブル52によると、出力2、3について外乱チェック無効となっているので、出力2、3については、外乱チェックすることなくすべての場合で動作させる。出力1について外乱チェック有効となっているので、外乱条件に応じて出力1の動作を決定する必要がある。
そこで、外乱チェックテーブル51を参照すると、出力1については、外乱条件1、2が満足していると、外乱条件3には関わらず、出力1が動作可能と設定されている。したがって、出力1については、他の運転モードと同様に、外乱条件1がONかつ外乱条件2ONの場合のみ、出力1は「1」となる。その他の場合では「0」である。
出力2、3については、外乱チェック有効無効テーブル52で外乱チェック無効とされているので、外乱チェックすることなくすべての場合で動作するように、すべて「1」となる。
以上のように、外乱チェックテーブル51と、外乱チェック有効無効テーブル52と作成すれば、運転モードに対応するコントロールテーブルが自動的に作成できる。生成されたコントロールテーブルによると、外乱のすべての組み合わせに対して、制御対象機器の動作が一義的に決定されるので確実な制御を行うことができる。外乱チェックテーブル51と、外乱チェック有効無効テーブル52の項目の追加・削除も容易であり、テーブルのセルの内容を変更することも容易であるので、外乱条件、運転モードの変更、あるいは運転制御の変更が容易に行うことができる。
図4、5を参照して、本実施形態の動作を説明する。設備動作制御テーブル70は、制御部40の記憶部42に格納されている。起動操作が入力されることにより、記憶部42に格納された設備動作制御テーブル70が参照可能となる。図2の外乱チェックテーブル51も記憶部41に格納され、外乱チェックテーブル51の設定は、外乱チェック情報72として設備動作制御テーブル70に入力する。
制御開始の前に、外乱チェックテーブル51の見出しの追加・削除あるいは設定の変更が行われると、これらの情報が外乱チェック情報として入力されて、コントロールテーブル53〜55が変更される。
制御開始に際しては、オペレータによって運転モード情報73が入力される。選択される運転モードは、1種類であるので、入力された運転モードに対応するコントロールテーブルが決定される。
外乱1〜3の値d1〜d3は、駆動エアーの圧力を検出する圧力センサ、電源電圧を検出する電圧センサ、外気温を検出する温度センサなど適宜の検出手段(図示せず)により検出されて、コントロールテーブル53〜55に入力する。外乱の値d1〜d3は、運転モードに対応するコントロールテーブル53〜55に並列に入力する。運転モードは1つが選択されて決定されているので、コントロールテーブル53〜55のうちの1つに従って、入力される外乱1〜3の値d1〜d3は、外乱条件1〜3を満足するか否か(所定範囲内にあるか否か)が判定される。その結果、出力1〜3がコンベヤ12、ロボット21、粉砕ユニット23の制御情報として出力され、運転継続あるいは運転停止が行われる。
以上のように、運転モードと外乱とに対応して、各機器の動作を適切に制御することができる。運転中は、コントロールパネル53〜55のうちの1つにより外乱に対応する制御が行われるので、作成されたコントロールテーブル53〜55のみが、制御部40の記憶部42に格納されていてもよい。すなわち、外乱チェックテーブル51と外乱チェック有効無効テーブル52は、上位システムあるいは管理者のパーソナルコンピュータに格納され、コントロールテーブル53〜55が作成されるときだけ、参照されるようにしてもよい。
図5および図6は、図4および図5に示す実施形態の変形例(その1)を示す図である。
図6は、図4と比較すると、外乱チェック有効無効テーブル52内の全自動サイクルタイム延長運転モード2の出力3(粉砕ユニット)の外乱チェックが有効とされている点のみが相違する。図6のコントロールテーブル52では、全自動サイクルタイム延長運転モード2であっても、危険性を考慮して、出力3(粉砕ユニット)について外乱条件を満たしているか否かのチェックを行う。
この変更によって、図7の全自動サイクルタイム延長運転モード2のコントロールテーブル54の出力3が変更される。図7では、図2の外乱チェックテーブル51で規定された条件で外乱チェックが行われる。図2の外乱チェックテーブル51では、出力3(粉砕ユニット)は、外乱条件1がチェックあり、外乱条件2、3はチェックなしとなっている。したがって、外乱条件1(エアー圧が所定範囲内にある)が満足されていれば、動作させる。換言すると、外乱条件1(エアー圧が所定範囲内にある)が満足されなければ、動作させない。図7のコントロールテーブル54では、粉砕ユニット23は、外乱条件1がONの場合動作可能で、外乱条件1がOFFの場合動作停止するように、出力3が変更される。図7に示すように、モード2のコントロールテーブル54の出力3は、外乱条件1がONで「1」、外乱条件1がOFFで「0」となっている。
以上のように、運転モードにおける危険性の評価が変更される場合でも、外乱チェック有効無効テーブルを変更するだけで、機器の制御を容易に変更することができる。
図8〜10は、本実施形態の変形例(その2)である。変形例(その2)では、図8に示すように、図2の外乱チェック情報を記載した外乱チェックテーブル51を変更する。図2と比較すると、図8のテーブル51では、出力3(粉砕ユニット)が、外乱条件3(外気温が所定範囲内にある)についてチェックするように変更されている。その他の点では、図8のテーブル51は図2のものと同じである。また、外乱チェック有効無効テーブル52は、図4に示すものを用いる。
図9の外乱チェック有効無効テーブル52によると、出力3(粉砕ユニット)の外乱チェックが有効となっているのは、手動運転モード1の場合のみである。したがって、手動運転モード1のコントロールテーブル53が変更される。
図10に、変更された手動モード1のコントロールテーブル53を示す。その他のコントロールテーブル54、55は、図5と同一である。図8を参照すると、出力3は、外乱条件1(エアー圧範囲内)と外乱条件3(外気温範囲内)とがチェックされる。すなわち、外乱条件1と外乱条件3ともに満たしたときに運転し、その他の場合は停止する。したがって、図10の手動運転モード1の出力3は、外乱条件1と外乱条件3がともにONの場合に「1」とする。
以上のように、外乱に対応して制御する機器に変更があっても、外乱チェック情報を記載した外乱チェックテーブル51の値を変更するのみで、制御テーブルの変更が行える。
さらに、外乱条件および制御対象機器(出力)を追加するのも、外乱チェックテーブル51、外乱チェック有効無効テーブル52の対応する行や列を追加することで対応することができる。運転モードを追加する場合は、外乱チェック有効無効テーブル52の列を追加すればよい。外乱条件、制御対象機器(出力)、運転モードを削除する場合も対応する列あるいは行を削除することで対応できる。
本実施形態が適用される設備の一例を示す図である。 本実施形態の外乱チェックテーブルの一例を示す図である。 本実施形態の外乱チェック有効無効テーブルの一例を示す図である。 本実施形態の設備動作制御テーブル(前半)の一例を示す図である。 本実施形態の設備動作制御テーブル(後半)の一例を示す図である。 本実施形態の設備動作制御テーブルの変形例(前半)の一例を示す図である。
本実施形態の設備動作制御テーブルの変形例(後半)の一例を示す図である。 本実施形態の外乱チェックテーブルの他の例を示す図である。 図8の外乱チェックテーブルに従う本実施形態の設備動作制御テーブル(前半)の一例を示す図である。 図8の外乱チェックテーブルに従う本実施形態の設備動作制御テーブル(後半)の一例を示す図である。
符号の説明
1 設備
10 投入ステーション
11 ライトカーテン
11a 投光部
11b 受光部
12 コンベヤ
15 ワーク
20 加工室
21 ロボット
22 入力装置
23 粉砕ユニット
25 一般作業用ドア
27 保守点検用ドア
28 表示部
30 取出ステーション
40 制御装置
41 CPU
42 記憶部
51 外乱チェックテーブル
52 外乱チェック有効無効テーブル
53 運転モード1のコントロールテーブル
54 運転モード2のコントロールテーブル
55 運転モード3のコントロールテーブル
70 設備動作制御テーブル

Claims (7)

  1. 設備に含まれる複数の機器の動作を複数の設備運転モードに対応して制御する設備制御装置であって、
    前記複数の機器の動作を少なくとも1つの外乱に対して制御するために、前記複数の機器毎に前記外乱の条件をチェックするか否かが設定された第1の設定テーブル(51)と、
    前記複数の設備運転モード毎に前記複数の機器の前記外乱条件チェックを有効とするか無効とするかが設定された第2の設定テーブル(52)と、
    前記第1の設定テーブルと前記第2の設定テーブルとに基づいて作成され、前記設備運転モード毎に前記少なくとも1つの外乱の条件に対応して前記複数の機器の動作が規定されたコントロールテーブル(53〜55)と、
    を備える設備制御装置。
  2. 前記コントロールテーブルで規定される動作は、前記機器の運転あるいは停止である請求項1に記載の設備制御装置。
  3. 前記外乱の条件は、前記外乱の変動が所定範囲内に入っていることを含む請求項1または2に記載の設備制御装置。
  4. 設備に含まれる複数の機器の動作を複数の設備運転モードに対応して制御する設備制御方法であって、
    前記複数の機器の動作を少なくとも1つの外乱に対して制御するために、前記複数の機器毎に前記外乱の条件をチェックするか否かを設定して第1の設定テーブル(51)を作成し、
    前記複数の設備運転モード毎に前記複数の機器の前記チェックを有効とするか無効とするかを設定して第2の設定テーブル(52)を作成し、
    前記第1の設定テーブルと前記第2の設定テーブルとに基づいて、各設備運転モード毎に前記少なくとも1つの外乱の条件に対応して前記複数の機器の動作を規定するコントロールテーブル(53〜55)を作成し、
    前記少なくとも1つの外乱が発生した際には、前記コントロールテーブル(53〜55)に従って前記機器の動作を制御する設備制御方法。
  5. 前記機器の制御は、前記機器の運転あるいは停止である請求項4に記載の設備制御方法
  6. 前記外乱の条件は、前記外乱の変動が所定範囲内に入っていることを含む請求項または5に記載の設備制御方法
  7. 制御装置の記憶部に格納されるコントロールテーブルであって、
    数の機器の動作を少なくとも1つの外乱に対して制御するために、前記複数の機器毎に前記外乱の条件をチェックするか否かが設定された第1の設定テーブル(51)と、複数の運転モード毎に前記複数の機器の前記チェックを有効とするか無効とするかが設定された第2の設定テーブル(52)と、に基づいて生成され、制御装置の運転モード毎に前記少なくとも1つの外乱の条件に対応して前記複数の機器の動作を規定するコントロールテーブル(53〜55)を有する制御システム。
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