JP5124537B2 - 接合部材の製造方法及び接合部材製造装置 - Google Patents

接合部材の製造方法及び接合部材製造装置 Download PDF

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本発明は接合部材の製造方法及び接合部材製造装置に関し、特に気体の混入を回避しつつ液状樹脂を部材に過不足なく行き渡らせた接合部材の製造方法及び接合部材製造装置に関する。
携帯電話のディスプレイ等に見られるように、液晶や有機発光素子が実装された素子基板と、素子基板を保護する封止基板とを、接着層を介して全面にわたって貼り合わせられて構成された表示装置(接合部材)がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−247239号公報(図1等)
上述のような表示装置においては、素子基板から発せられる光の意図しない屈折を回避するため、接着層内に気体が存在しないことが好ましい。しかしながら、上述のような表示装置は一般に素子基板及び封止基板が矩形であるため、接着層内に気体を混入させずに基板全面に、特に矩形基板の角部分に接着層を形成することが難しかった。つまり、基板に接着剤を塗布した後に2枚の基板を接着層の仕上げの厚さに近づける際に、基板の外周に沿って接着剤を塗布しつつその内部にも適量の接着剤を塗布して展延させることとすると接着層内に気体が封入されやすくなる反面、気体の封入を回避すべく基板の中央付近のみに接着剤を塗布すると角部分まで行き渡らず、他方、基板の中央付近に加えて角部分付近にも接着剤を塗布すると接着剤が基板からはみ出してしまっていた。
本発明は上述の課題に鑑み、気体の混入を回避しつつ液状樹脂を部材に過不足なく行き渡らせた接合部材の製造方法及び接合部材製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る接合部材の製造方法は、例えば図1及び図4を参照して示すと、平面形状が多角形に形成された板状の第1の部材Dと、板状の第2の部材Pとが、所定の増粘処理により粘度が増加する液状の合成樹脂である液状樹脂Gが硬化して形成された所定の厚さの合成樹脂層GL(例えば図2参照)を介して接合された接合部材C(例えば図2参照)を製造する方法であって;合成樹脂層GL(例えば図2参照)の体積に相当する量の液状樹脂Gを第1の部材Dの塗布面Dfに塗布する塗布工程であって、第1の部材Dの平面形状の図心Dcを実質的に覆って塗布された主要部Gmと、主要部Gmと第1の部材Dの角Deとを結ぶ仮想の誘導線Lb上に第1の部材Dの角Deの近傍まで塗布された誘導部Gbと、を形成するように液状樹脂Gを塗布する塗布工程と;塗布面Dfと第2の部材Pの接合面Pfとを対向させる位置合わせ工程(例えば図4(b)参照)と;塗布面Dfと接合面Pfとを所定の厚さに相当する距離に接近させる接近工程(例えば図4(c)参照)と;誘導部Gbの、第1の部材Dの角De側の先端部分の液状樹脂Gに増粘処理を施す増粘工程(例えば図4(d)参照)とを備える。
このように構成すると、第1の部材の角の近傍まで液状樹脂を塗布するので第1の部材及び第2の部材を接近させたときに当該角まで液状樹脂を到達させることができ、当該角の液状樹脂に増粘処理を施すので増粘処理を施した部分の展延を抑制することができて液状樹脂のはみ出しを防ぐことができる。
また、本発明の第2の態様に係る接合部材の製造方法は、例えば図5(b)に示すように、上記本発明の第1の態様に係る接合部材の製造方法において、塗布工程における誘導部Gbが、直線状に形成され、かつ、第1の部材Dの角De側の先端が先細りに形成され(Gb2)、先細り部分Gb2の長さが、直線Gb1の幅Gbwの1.2倍以上3.8倍以下に形成されている。
このように構成すると、接近工程を行ったときに液状樹脂が第1の部材の角まで確実に到達する位置まで、塗布工程において液状樹脂を塗布することができる。
また、本発明の第3の態様に係る接合部材の製造方法は、例えば図6を参照して示すと、上記本発明の第1の態様又は第2の態様に係る接合部材の製造方法において、増粘工程(例えば図4(d)参照)を、液状樹脂Gの誘導部Gbが第1の部材Dの1つの辺Dsに達したときに開始する。
このように構成すると、液状樹脂の角への充填とはみ出しの抑制とのバランスを取りやすくなる。
また、本発明の第4の態様に係る接合部材の製造方法は、例えば図3に示すように、上記本発明の第1の態様乃至第3の態様のいずれか1つの態様に係る接合部材の製造方法において、液状樹脂Gが、所定の波長の電磁波が照射されることにより粘度が増加するものであり;増粘工程(例えば図4(d)参照)が、所定の波長の電磁波を、第1の部材Dの外縁を鉛直方向に延長して形成される仮想空間の外側から誘導部Gbの先端の液状樹脂Gが接している接合面Pf又は塗布面Dfに向けて、接合面Pf及び塗布面Dfのうち所定の波長の電磁波が向けられた方の面の垂線Lvに対して所定の角度θ傾いた照射線Lsに沿って照射することにより行われる。
このように構成すると、誘導部の先端の液状樹脂の外側ほど粘度が高くなって、液状樹脂がよりはみ出しにくくなる。
上記目的を達成するために、本発明の第5の態様に係る接合部材製造装置は、例えば図1に示すように、平面形状が多角形に形成された板状の第1の部材Dと、板状の第2の部材Pとが、所定の増粘処理により粘度が増加する液状の合成樹脂である液状樹脂Gが硬化して形成された所定の厚さの合成樹脂層GL(例えば図2参照)を介して接合された接合部材C(例えば図2参照)を製造する装置1であって;第1の部材Dの塗布面Dfに、液状樹脂Gを塗布する液状樹脂塗布装置21と;第1の部材Dの平面形状の図心Dcを実質的に覆って液状樹脂Gが塗布された主要部Gmと、主要部Gmと第1の部材Dの角Deとを結ぶ仮想の誘導線Lb上に第1の部材Dの角Deの近傍まで液状樹脂Gが塗布された誘導部Gbと、が形成された状態に液状樹脂Gを塗布するように液状樹脂塗布装置21を制御する制御装置60と;塗布面Dfと第2の部材Pの接合面Pfとを対向させる位置合わせ装置13と;塗布面Dfと接合面Pfとを所定の厚さに相当する距離に接近させる接近装置14と;塗布面Dfに塗布された液状樹脂Gの、誘導部Gbの第1の部材Dの角De側の先端部分の粘度を増加させる増粘処理を施す増粘手段41とを備える。
このように構成すると、第1の部材の角の近傍まで液状樹脂が塗布された誘導部が形成された状態に液状樹脂を塗布するように液状樹脂塗布装置を制御するので、第1の部材及び第2の部材を接近させたときに当該角まで液状樹脂を到達させることができる。また、誘導部の第1の部材の角側の先端部分の粘度を増加させる増粘処理を施す増粘手段を備えるので、接近装置が塗布面と接合面とを接近させることにより液状樹脂が第1の部材及び/又は第2の部材からはみ出しそうになった際に、当該部分の液状樹脂の粘度を増加させて液状樹脂のはみ出しを防ぐことが可能になる。
また、本発明の第6の態様に係る接合部材製造装置は、上記本発明の第5の態様に係る接合部材製造装置1(例えば図1参照)において、制御装置60(例えば図1参照)が、上記本発明の第1の態様乃至第4の態様のいずれか1つの態様に係る接合部材の製造方法を実行する。
このように構成すると、第1の部材及び第2の部材を接近させたときに当該角まで液状樹脂を到達させることができ、増粘処理を施した当該角の部分の液状樹脂の展延を抑制することができて液状樹脂のはみ出しを防ぐことができる。
本発明によれば、第1の部材及び第2の部材を接近させたときに当該角まで液状樹脂を到達させることができ、増粘処理を施した当該角の部分の液状樹脂の展延を抑制することができて液状樹脂のはみ出しを防ぐことができるので、気体の混入を回避しつつ液状樹脂を部材に過不足なく行き渡らせることができる。
本発明の実施の形態に係る接合部材製造装置の概略を示す斜視図である。 接合部材の構成を例示する図である。(a)は平面図、(b)は正面図である。 紫外線の照射状況を説明する部分拡大図である。 接合部材の製造過程における接合部材製造装置の状態を説明する図である。 液状樹脂が塗布された第1の部材を示す図である。(a)は平面図、(b)は第1の部材の角部の部分拡大図である。 液状樹脂の展延状態に対する増粘処理の時機を説明する部分平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
まず図1を参照して、本発明の実施の形態に係る接合部材製造装置1を説明する。図1は、接合部材製造装置1の概略構成を示す斜視図である。接合部材製造装置1は、第1の部材Dの塗布面Dfに液状樹脂としての接着剤Gを塗布する液状樹脂塗布装置としてのノズル21と、第1の部材Dと第2の部材Pとを貼り合わせる反転ユニット10と、接着剤Gの外周部分の粘度を増加させる増粘手段としてのUV照射器41と、接合部材製造装置1の動作を制御する制御装置60とを備えている。ここで、接合部材製造装置1の詳細な説明に先立って、接合部材製造装置1で製造される接合部材の構成を例示する。
図2は、接合部材Cの構成を例示する図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。接合部材Cは、第1の部材としての画像表示装置の一種である液晶パネルDと、第2の部材としての保護板として機能する保護ガラスPとが、接着剤層GLを挟んで構成された部品である。接着剤層GLは、接着剤G(図1参照)が展延されて形成された合成樹脂層としての中間層として機能する層である。本実施の形態で製造される接合部材Cは、典型的には携帯電話のディスプレイに用いられる部品である。以降、本実施の形態では、第1の部材が液晶パネルDであり、第2の部材が保護ガラスPであるとして説明する。
液晶パネルDは、携帯電話のディスプレイに適した大きさで、矩形板状に形成されている。保護ガラスPは、液晶パネルDよりも一回り大きな矩形板状に形成されている。接着剤層GLを形成する接着剤Gは、合成樹脂を含み、紫外線が照射されることで粘度が増加するように構成されている。また、接着剤Gは、冷却することによっても粘度が増加するようになっている。後述する増粘処理を行う前の接着剤Gの粘度は、100〜5000mPa・sであることが好ましく、1000〜5000mPa・sであることがより好ましい。接着剤層GLは、液晶パネルDと保護ガラスPとを貼り付けると共に、硬化した際には液晶パネルDと保護ガラスPとの間隔を所定の間隔(所定の厚さに相当する距離)に保持する中間層の役割をするものである。接合部材C中における接着剤Gの量は、液晶パネルDと保護ガラスPとの間隔を所定の間隔とするために介在させるべき中間層の厚さとなる量になっている。
上述のように、本実施の形態では、第1の部材が矩形板状の液晶パネルDであり、第2の部材が矩形板状の保護ガラスPであるとして説明するが、第1の部材及び第2の部材としてこれら以外のものに適用することも可能である。第1の部材及び第2の部材は、別体であり、典型的には材質が異なるものであるが、同じ材質であってもよい。第1の部材は、平面形状が矩形以外の多角形であってもよいが、典型的には、概ね三角形〜六角形(内角の和が180°〜720°)の多角形のものが用いられる。仮に、第1の部材の平面形状が円形である場合は、その中心部に接着剤Gを塗布してスピンさせることにより接着剤Gを展延させて第1の部材の平面全体に行き渡らせることが可能である。しかし、第1の部材の平面形状が多角形(典型的には矩形)の場合は、円形のものと同様のスピンさせる手法で接着剤Gを平面全体に展延させるのが難しく、特に角部に接着剤Gを行き渡らせるのが難しい。本実施の形態は、平面形状が多角形に形成された第1の部材の角部を含む平面全体に接着剤Gを行き渡らせることができる装置及び方法を説明するものである。第2の部材は、平面形状が矩形以外の形状(例えば円形や楕円形)であってもよい。
再び図1に戻って接合部材製造装置1の説明を続ける。反転ユニット10は、液晶パネルDが載置される載置台11と、載置台11を反転させるドライバ14と、載置台11を鉛直方向に移動させるための垂直レール15とを有している。載置台11は、厚みのある板状で、その平面形状が、液晶パネルDと略同じ大きさの矩形を基本形状として、四隅が切り落とされた形状になっている(図4(b)も参照)。載置台11の切り落とされる四隅の面積は、UV照射器41で紫外線を当てたい面積とするとよい。載置台11は、典型的には、液晶パネルDと接する面に真空ポンプ(不図示)に連通する複数の通気孔が形成されており、真空ポンプ(不図示)の作動により液晶パネルDを真空吸着できるように構成されている。
ドライバ14は、直方体の筐体14aの中にモータ(不図示)が収容されて構成されている。モータの回転軸(不図示)は筐体14aの面の1つから外部に突き出ており、その突き出た回転軸(不図示)に円柱状の反転軸13が取り付けられている。反転軸13は、回転軸(不図示)に対して両者の軸線が一致するように、かつ水平に延びるように取り付けられている。反転軸13の円柱状の側面と載置台11の厚み部分とは、反転アーム12を介して連結されている。反転アーム12に対する載置台11の取り付け態様は、載置台11の天板(上面)が水平になる位置をホームポジションとすることができる向きとなっている。ドライバ14は、反転軸13を軸回りに回転させることにより、反転軸13の軸線から載置台11までの距離を半径とする仮想円の円周に沿って載置台11を反転させることができるように構成されている。載置台11がこの仮想円の円周にそってホームポジションの反対側(以下「反転位置」という。)に来たときの載置台11に向かい合う位置には、保護ガラスPが載置される載置台31が設けられている。載置台31の天板(上面)は、水平になっている。本実施の形態では、載置台31は鉛直方向に対しては固定されている。
ドライバ14は、また、ギヤ(不図示)と、ギヤ(不図示)を回転させるモータ(不図示)とが筐体14a内に収容されている。ギヤ(不図示)を回転させるモータ(不図示)は、典型的には、反転軸13を回転させるのとは別のものである。ギヤ(不図示)は、鉛直方向に延びるように設置された垂直レール15に係合しており、ギヤ(不図示)が回転させられることによって筐体14aが垂直レール15に沿って上下に移動することができ、これに伴って筐体14aに間接的に接続されている載置台11も鉛直方向に上下動をすることができるように構成されている。
反転ユニット10は、上述のように、載置台11を反転させることで載置台11に載置された液晶パネルDの塗布面Dfと載置台31に載置された保護ガラスPの接合面Pfとを対向させることができるため位置合わせ装置としての機能を有すると共に、載置台11を鉛直方向に移動させることによって塗布面Dfと接合面Pfとを接近させることができるため接近装置としての機能をも有する。
ノズル21は、ホームポジションにある載置台11に載置されている液晶パネルDの塗布面Dfに、接着剤Gを供給することができる位置に設けられている。ノズル21にはバルブ22が設けられており、バルブ22の開閉動作によりノズル21からの接着剤Gの吐出の有無をコントロールすることができるように構成されている。また、ノズル21は、ホームポジションにある液晶パネルDの上方を任意に移動することができる移動部材23に取り付けられており、移動部材23を介して液晶パネルDの上方を任意に移動することができるように構成されている。
UV照射器41は、接着剤Gの粘度を増加させるために紫外線を照射する機器である。UV照射器41は、反転位置にある載置台11に吸着保持された液晶パネルDの4つの角のそれぞれに紫外線を照射することができるように、4台が、反転位置にある液晶パネルDの4つの角の上方にそれぞれ設置されている(図4(d)も参照)。
図3の部分拡大図に示すように、本実施の形態では、液晶パネルDの鉛直上方の領域(仮想空間)よりも外側から液晶パネルDの角に向かって紫外線が照射される向きに、UV照射器41が設けられている。より具体的には、反転位置にある液晶パネルDの塗布面Dfの角の部分に対向する接合面Pfの垂線Lvに対して、接合面Pfの外側の方向(上記仮想空間の外側の空間)に所定の角度θ傾いている照射線Ls(仮想線)に沿って紫外線が照射されるように、UV照射器41が設けられている。照射線Lsは、塗布面Dfに対して垂線Lvが交わる点とその点に最も近い塗布面Dfの角の頂点とを結ぶ水平線Lhと、垂線Lvとを含む仮想平面上に位置していることが好ましい。このように構成されていると、液晶パネルDの角部付近に存在する接着剤Gに対して外側に行くほど粘度を高くすることができ、液晶パネルDからの接着剤Gのはみ出しを抑制することができる。
制御装置60は、反転ユニット10(その中でも特にドライバ14の2つのモータ)と信号ケーブルで接続されており、反転軸13を正逆方向に軸回りに回転させることができると共にドライバ14を鉛直上下に移動させることができるように構成されている。また制御装置60は、バルブ22及び移動部材23と信号ケーブルで接続されており、バルブ22の開閉及びノズル21の移動を制御することができるように構成されている。また制御装置60は、UV照射器41と信号ケーブルで接続されており、紫外線の照射の有無を制御することができるように構成されている。制御装置60は、バルブ22及び移動部材23を制御する第1の制御装置と、反転ユニット10を制御する第2の制御装置と、UV照射器41を制御する第3の制御装置とを、それぞれ別体として構成することもできるが、本実施の形態では、概念上の区別を可能にしつつも物理的には一体に構成されており、以下では特に区別することなく一体の制御装置60であるとして説明する。
引き続き図4を参照して、接合部材製造装置1の作用を説明する。図4は、接合部材Cの製造過程における接合部材製造装置1の状態を説明する図である。接合部材製造装置1によって接合部材Cが製造される過程は、接合部材の製造方法が具現された本発明の1つの実施の形態である。以下の説明において、接合部材製造装置1の構成あるいは接合部材Cの構造について言及しているときは、適宜図1乃至図3を参照することとする。接合部材Cを製造するに際し、まず、前工程で準備された液晶パネルDが収容されている液晶トレー(不図示)内の1つの液晶パネルDをロボット(不図示)がつかみ、塗布面Dfを上方に向けて載置台11に載置する。他方、前工程で準備された保護ガラスPが収容されているガラストレー(不図示)内の1つの保護ガラスPをロボット(不図示)がつかみ、接合面Pfを上方に向けて載置台31に載置する。液晶パネルD及び保護ガラスPがそれぞれ載置台11、31に載置されたら、ノズル21を適宜移動させながらノズル21から接着剤Gを吐出して、液晶パネルDの塗布面Dfに接着剤Gを塗布する(塗布工程、図4(a)参照)。接着剤Gが塗布される際、液晶パネルDが載置された載置台11はホームポジションにある。
ここで図5を併せて参照して、接着剤Gの塗布状態について説明する。図5は接着剤Gが塗布された液晶パネルDを示す図であり、(a)は平面図、(b)は液晶パネルDの角部の部分拡大図である。ノズル21は、制御装置60からの信号によりバルブ22の開閉を制御しながら塗布面Df上を移動して、主要部Gmと誘導部Gbとが形成されるように塗布面Dfに接着剤Gを塗布する。形成された主要部Gmは、液晶パネルDの平面形状(塗布面Df)の図心Dcを実質的に覆っている。ここでいう「実質的に覆う」とは、図心Dcを覆っている場合はもちろんのこと、図心Dc上に隙間があったとしても全体として見れば覆っていると理解できる程度に覆っている状態、例えば接着剤Gが展延されることにより図心Dcを覆うこととなる場合も含んでいる。このように、主要部Gmは、形式的に図心Dcの上方が空いていてもよいが、接合部材Cとなったときに接着剤層GLに気泡が混入するのを回避する観点から、接着剤Gが塗布される形状が決定されることが好ましい。本実施の形態では、主要部Gmが、塗布面Dfに対し、図心Dcを基準として縮小された略相似形に形成されている。「略相似形」とは、接着剤Gが展延されたときに塗布面Dfの外周に行き渡る程度の形である。主要部Gmは、ノズル21が直線的に往復し、かつ、折り返す末端で直線の幅分だけ当該直線に対して直角に移動することにより、形成される。あるいは、図心Dcを通るように矩形の塗布面Dfの長手方向にノズル21を移動させながら、誘導部Gbを形成する場合よりも、接着剤Gの単位時間当たりの吐出量を多くするかノズル21の移動速度を遅くすることによって形成してもよい。
誘導部Gbは、主要部Gmと液晶パネルDの角Deとを結ぶ仮想の誘導線Lb上に線状に形成されている。誘導線Lbは、図心Dcを通過するかは不問であって、典型的には角Deから主要部Gmまでの距離が最短となる点を通過する線あるいは角Deを2等分する線として規定されるが、接着剤Gが展延されたときに塗布面Dfに隙間なく行き渡るようにする観点から適宜決定するとよい。誘導部Gbは、液晶パネルDが有する角Deの数(本実施の形態では4つ)だけ形成され、各誘導部Gbは、主要部Gm側の端部は主要部Gmに接し、角De側の端部はその角Deの近傍で止められている。ここで角Deの近傍とは、当該角Deに接することなく、かつ液晶パネルD及び保護ガラスPが仕上げの距離(接着剤層GLの厚さに相当する距離)まで接近する前に接着剤Gが角De付近の辺Dsに達する程度の近さである。このようにすることで、接着剤Gが展延されたときに角De付近からはみ出ることを抑制することができる。さらに、誘導部Gbの角De側の先端を先細りに形成することで、接着剤Gが展延されたときに角Deまで到達させつつはみ出しを抑制する効果を向上させることができる。
図5(b)の部分拡大図に、誘導部Gbの先細りの状態を示している。誘導部Gbは、典型的には、主要部Gm側から角De側にノズル21が移動しながら接着剤Gを吐出することにより形成される。ノズル21は、主要部Gmから誘導線Lb上の境界点Lbsまでは定流量の接着剤Gを吐出しながら一定速度で移動することで、略等しい幅Gbwを持つ直線部Gb1を形成し、境界点Lbsを過ぎた後は液晶パネルDに吐出される流量を減少させることで先細り部Gb2を形成する。先細り部Gb2を形成するには、例えば、一定速度で移動するノズル21が境界点Lbsに達するまではバルブ22を開き、境界点Lbsに達したところでバルブ22を閉じて、境界点Lbs以降はノズル21内に残存する接着剤Gを塗布することよってノズル21から吐出される接着剤Gの流量を減少させることで、実現することができる。あるいは、このバルブ22の開閉制御と共に又はバルブ22の開閉制御に代えて、境界点Lbs以降にノズル21の移動速度を上げることで塗布面Dfに供給される接着剤Gの誘導線Lb方向単位長さ当たりの流量を減少させることにより、先細り部Gb2を形成してもよい。このとき、先細り部Gb2の長さ(誘導線Lbに沿った距離)が、直線部Gb1の幅Gbwの1.2倍以上3.8倍以下となるように、先細り部Gb2を形成するとよい。あるいは、境界点Lbsを通る幅Gbwを底辺とし、先細り部Gb2の先端を頂点とする三角形に近似した場合に、底辺に対向する頂点の角度が15〜45°となるように、先細り部Gb2を形成するとよい。このようにすると、後に塗布面Dfと接合面Pfとを接近させて接着剤Gが展延されたときに、接着剤Gが角Deまで確実に到達する位置まで接着剤Gを塗布することができる。なお、主要部Gm及び各誘導部Gbを合わせた接着剤Gの塗布面Dfへの塗布量は、所定の厚さの接着剤層GLを持つ接合部材Cが製造されたときの、接着剤層GLの体積に相当する量である。以下、再び図4に戻って接合部材製造装置1の作用の説明を続ける。
接着剤Gの塗布が完了したら、制御装置60は、反転軸13を回転させて、ホームポジションにある液晶パネルDを反転位置まで反転させ、塗布面Dfを接合面Pfに対向させる(位置合わせ工程、図4(b)参照)。このとき、塗布面Dfと接合面Pfとの距離は、接合部材Cとなったときの接着剤層GLの厚さよりも大きく、さらに、典型的には塗布面Dfに塗布されている展延される前の接着剤Gが接合面Pfに接触しない位置(高さ)に、ドライバ14が存在するようになっている。
塗布面Dfを接合面Pfに対向させたら、制御装置60はドライバ14を垂直レール15に沿って下方に移動させ、塗布面Dfと接合面Pfとの距離が、接着剤層GLの所定の厚さに相当する距離になるまで接近させる(接近工程、図4(c)〜(d)参照)。接近工程において、比較的周囲に接着剤Gが多く存在する図心Dc付近の接着剤Gが他の部分よりも垂れ下がっており、まずこの部分の接着剤Gが接合面Pfに接し、ここから放射状に広がるように接着剤Gが接合面Pfに接して行く。なお、前述の位置合わせ工程において、接着剤Gが塗布された液晶パネルDの方を反転させて保護ガラスPの鉛直上方に位置させることとしたので、塗布された接着剤Gの一部を垂れ下がらせることができ、これにより接着剤Gを比較的小さな面積で保護ガラスPに接触させ始めることができて、液晶パネルDと保護ガラスPとの間の接着剤Gへの気泡の混入を抑制することができる。塗布面Dfと接合面Pfとがさらに接近すると、塗布面Dfと接合面Pfとに挟まれた接着剤Gは展延し、液晶パネルDの外周に向かって徐々に広がって行く。このときには、主要部Gmの図心Dc付近から始まった接着剤Gの接合面Pfへの接触が、誘導部Gbまで達している。誘導部Gbの先端まで接合面Pfに接し、さらに塗布面Dfと接合面Pfとが接近すると、誘導部Gbの先端も液晶パネルDの角Deに向かって展延して行く。
接近工程の最中に、誘導部Gbの先端が角De付近に達したら、制御装置60はUV照射器41を作動させ、角De付近の誘導部Gbに紫外線を照射して、紫外線が照射された部分の接着剤Gの粘度を増加させる増粘処理を行う(増粘工程、図4(d)〜(e)参照)。このとき、載置台11の四隅が切り落とされているので、確実に角De付近の接着剤Gに紫外線を照射することができる。増粘処理を行うことで、粘度が増加した部分の接着剤Gの展延する速度が遅くなり、当該部分の接着剤Gの展延が抑制されて、液晶パネルDからの接着剤Gのはみ出しが抑制される。
図6の部分平面図に示すように、紫外線の照射(増粘処理)を開始するタイミングは、接近工程において誘導部Gbが展延しているときの、接着剤Gが液晶パネルDの1つの辺Dsに達したときとするとよい。このようにすると、さらに続く接近工程において接着剤Gの角Deへの充填とはみ出しの抑制とのバランスを取りやすくなり、過不足のない接着剤層GLの形成が可能になる。特に、誘導部Gbの先端が先細りとなるように接着剤Gが塗布されているので(図5(b)参照)、角Deまで接着剤Gを展延しやすくなる。接着剤Gが辺Dsに達したか否かの判断は、例えば制御装置60に信号ケーブルで接続されたカメラ(不図示)を設置しておき、カメラ(不図示)が接着剤Gの辺Dsへの到達を検知したら、UV照射器41を作動させることができる。
増粘処理が開始された後も、塗布面Dfと接合面Pfとの距離が接着剤層GLの所定の厚さに相当する距離になるまで接近工程は継続される。接近工程が継続されつつ増粘処理が行われることで、粘度が増加した部分の接着剤Gの展延が抑制される。そして、接着剤Gは、増粘処理が施されていない部分が比較的粘度が小さい液状であるので、接触している塗布面Df及び接合面Pfに沿って拡散しやすい。つまり、辺Dsに達する接着剤Gの部分が徐々に増えても、許容範囲内では辺Dsから外側に飛び出すよりも、塗布面Df及び接合面Pfを伝わって両者間の空間に充填されて行く傾向にある。これは、接着剤Gの表面張力によるものと考えられる。すなわち、接近工程において、接着剤Gが辺Ds全体に達する速さが多少ずれても、その差が小さければ、先に辺Dsに到達した接着剤Gは表面張力により液晶パネルDからはみ出すよりも塗布面Dfと接合面Pfとの間の空間に拡散されて行く。このようにして、塗布面Dfと接合面Pfとの距離が接着剤層GLの所定の厚さに相当する距離になる頃には、接着剤Gがはみ出すことなく塗布面Df全体にわたって充填されることとなる。
接近工程が完了したら、塗布面Dfと接合面Pfとの間に充填された接着剤Gを流動しないように硬化させて、接着剤層GLを形成する(仕上工程)。接着剤Gは、照射された紫外線の積算量に応じて粘度が増加するように変性するため、UV照射器41から照射される紫外線の積算量を増加させることで接着剤Gを硬化させることができる。接着剤Gの硬化は、典型的には照射する紫外線を接着剤G全体に広げることで行われる。このとき、載置台11の吸着保持を解除して載置台11をホームポジションに戻すこととしてもよい。仕上工程は、典型的には、UV照射器41とは別の、照射した紫外線で液晶パネルDの全体をカバーできる照射器(不図示)で行われる。
以上のように、本実施の形態に係る接合部材製造装置1及び接合部材Cの製造方法は、塗布面Dfの角Deの近傍まで接着剤Gが塗布されて誘導部Gbが形成されるので、液晶パネルD及び保護ガラスPを接近させたときに角Deまで接着剤Gを到達させることができる。また、角De近傍の辺Dsに接着剤Gが達したときに紫外線を照射して増粘処理を施すので、増粘処理を施した角Deの部分の接着剤Gの展延を抑制することができて接着剤Gのはみ出しを防ぐことができる。これらにより、気体の混入を回避しつつ接着剤Gを液晶パネルDの塗布面Dfに過不足なく行き渡らせることが可能となる。
以上の説明では、液状樹脂が、所定の波長の電磁波としての紫外線の照射により粘度が増加する接着剤Gであるとしたが、紫外線以外の所定の波長の電磁波を照射することにより粘度が増加する性質のものでもよく、あるいは所定の波長の電磁波を照射する以外の例えば加熱することにより粘度が増加する性質のものでもよい。なお、紫外線以外の所定の波長の電磁波として、電波、赤外線、可視光線、X線、ガンマ線といった区別で規定することができるほか、特定の波長(ナノメートル)の範囲を持って規定することもできる。そして、増粘処理は、用いられる液状樹脂の特性に依存することとなる。換言すれば、用いられる液状樹脂の特性に応じて、粘度を増加させることができる手段(所定の波長の電磁波の照射器、加熱器、冷却器等)を適宜採用することとなる。
以上の説明では、載置台11の平面形状が、液晶パネルD(第1の部材)の角が現れるように形成されているとしたが、角の部分に増粘処理を施すことができれば角が現れるように形成されていなくてもよい。例えば、載置台11が紫外線を透過させる材質で形成されている場合は載置台11の角が切り落とされていなくてもよく、あるいは加熱により増粘する液状樹脂が用いられる場合は載置台11の角が切り落とされずに当該載置台11の角にヒータ等の加熱手段を設けて増粘を可能とする構成としてもよい。
以上の説明では、UV照射器41が、液晶パネルDの外縁を鉛直上方に延長して形成される仮想空間の外側に設けられている、換言すれば液晶パネルDの側に設けられているとしたが、接着剤Gに紫外線を照射することができれば保護ガラスP(本実施の形態では紫外線を透過する材質である)の側に設けられていてもよい。つまり、液晶パネルDの外縁を鉛直下方に延長して形成される仮想空間の外側に設けられていてもよい。あるいは、UV照射器41が、液晶パネルDと同一水平面上に(所定の角度θが90°となる位置)設けられていてもよい。このように、UV照射器41が、液晶パネルDの外縁を鉛直方向(上下の適切な方向)に延長して形成される仮想空間の外側に設けられていると、誘導部Gbの先端の接着剤Gの外側ほど粘度が高くなって、接着剤Gがよりはみ出しにくくなるので好ましい。しかしながら、誘導部Gbの先端の接着剤Gの外側ほど粘度が高くならなくてもよい場合は、UV照射器41が液晶パネルDの外縁を鉛直方向に延長して形成される仮想空間内に設けられていてもよい。
以上の説明では、位置合わせ工程において、液晶パネルD(第1の部材)を反転させて塗布面Dfと接合面Pfとを対向させることとしたが、保護ガラスP(第2の部材)を反転させることとしてもよく、あるいは両者を互いに移動させることとしてもよい。また、接近工程においても液晶パネルD(第1の部材)を鉛直方向に移動させることしたが、保護ガラスP(第2の部材)を鉛直方向に移動させることとしてもよく、あるいは両者を互いに接近させることとしてもよい。
1 接合部材製造装置
10 反転ユニット
13 反転軸
14 ドライバ
21 ノズル
41 UV照射器
60 制御装置
C 接合部材
D 液晶パネル(第1の部材)
Df 塗布面
Dc 図心
Ds 辺
De 角
P 保護ガラス(第2の部材)
Pf 接合面
G 接着剤(液状樹脂)
Gm 主要部
Gb 誘導部
Gb1 直線部
Gb2 先細り部
Gbw 幅
GL 接着剤層
Lb 誘導線
Ls 照射線
Lv 垂線

Claims (6)

  1. 平面形状が多角形に形成された板状の第1の部材と、板状の第2の部材とが、所定の増粘処理により粘度が増加する液状の合成樹脂である液状樹脂が硬化して形成された所定の厚さの合成樹脂層を介して接合された接合部材を製造する方法であって;
    前記合成樹脂層の体積に相当する量の前記液状樹脂を前記第1の部材の塗布面に塗布する塗布工程であって、前記第1の部材の平面形状の図心を実質的に覆って塗布された主要部と、前記主要部と前記第1の部材の角とを結ぶ仮想の誘導線上に当該第1の部材の角の近傍まで塗布された誘導部と、を形成するように前記液状樹脂を塗布する塗布工程と;
    前記塗布面と前記第2の部材の接合面とを対向させる位置合わせ工程と;
    前記塗布面と前記接合面とを前記所定の厚さに相当する距離に接近させる接近工程と;
    前記誘導部の、前記第1の部材の角側の先端部分の前記液状樹脂に前記増粘処理を施す増粘工程とを備える;
    接合部材の製造方法。
  2. 前記塗布工程における前記誘導部が、直線状に形成され、かつ、前記第1の部材の角側の先端が先細りに形成され、前記先細り部分の長さが、前記直線の幅の1.2倍以上3.8倍以下に形成された;
    請求項1に記載の接合部材の製造方法。
  3. 前記増粘工程を、前記液状樹脂の前記誘導部が前記第1の部材の1つの辺に達したときに開始する;
    請求項1又は請求項2に記載の接合部材の製造方法。
  4. 前記液状樹脂が、所定の波長の電磁波が照射されることにより粘度が増加するものであり;
    前記増粘工程が、前記所定の波長の電磁波を、前記第1の部材の外縁を鉛直方向に延長して形成される仮想空間の外側から前記誘導部の先端の前記液状樹脂が接している前記接合面又は前記塗布面に向けて、前記接合面及び前記塗布面のうち前記所定の波長の電磁波が向けられた方の面の垂線に対して所定の角度傾いた照射線に沿って照射することにより行われる;
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の接合部材の製造方法。
  5. 平面形状が多角形に形成された板状の第1の部材と、板状の第2の部材とが、所定の増粘処理により粘度が増加する液状の合成樹脂である液状樹脂が硬化して形成された所定の厚さの合成樹脂層を介して接合された接合部材を製造する装置であって;
    前記第1の部材の塗布面に、前記液状樹脂を塗布する液状樹脂塗布装置と;
    前記第1の部材の平面形状の図心を実質的に覆って前記液状樹脂が塗布された主要部と、前記主要部と前記第1の部材の角とを結ぶ仮想の誘導線上に当該第1の部材の角の近傍まで前記液状樹脂が塗布された誘導部と、が形成された状態に前記液状樹脂を塗布するように前記液状樹脂塗布装置を制御する制御装置と;
    前記塗布面と前記第2の部材の接合面とを対向させる位置合わせ装置と;
    前記塗布面と前記接合面とを前記所定の厚さに相当する距離に接近させる接近装置と;
    前記塗布面に塗布された前記液状樹脂の、前記誘導部の前記第1の部材の角側の先端部分の粘度を増加させる前記増粘処理を施す増粘手段とを備える;
    接合部材製造装置。
  6. 前記制御装置が、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の接合部材の製造方法を実行する;
    請求項5に記載の接合部材製造装置。
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