JP5123756B2 - 撮像システム、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

撮像システム、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、時系列に取り込まれた画像信号に対してノイズ成分を低減する撮像システム、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
撮像素子とそれに付随するアナログ回路およびA/Dコンバータから得られるデジタル化された画像信号中には、一般にノイズ成分が含まれている。この画像信号に含まれるノイズ成分を低減し高画質な画像を得るために、ノイズ低減処理があり、例えば、動画像を時間的に連続する画像フレームとして捉え、時間的に相関性のないノイズ成分を低減する3次元ノイズ低減処理が数多く提案されている。
例えば、3次元ノイズ低減処理は、現在の画像信号と過去の画像信号とを減算して差分信号を取り、このフレーム間の差分にある一定の係数を乗算したものを現在の画像信号に加減算することにより、ノイズ低減処理を行うものである。このような3次元ノイズ低減処理では、ノイズ低減効果が得られる一方で、画像中の動きのある部分においては、差分信号にノイズ成分だけでなく動き成分も含まれることから、残像や尾引き(以下、残像成分と表記)などの画像の劣化が生じる場合がある。
この場合には、差分信号等から得られる動き情報を用いて前記係数を算出し、動きのある部分では係数を小さくすることでノイズ低減の効果を弱くし、残像成分の低減が図られている。
このようなノイズ低減処理には、例えば、特許文献1に示されるように、時間方向、空間方向に入力画素データと相関をもつデータを探してノイズを低減する例が開示されている。この特許文献1においては、入力画素データに近い値を持つ画素には大きい荷重を、入力画素データから遠い値を持つ画素には小さな過重を付けて平均化する非線形フィルタが用いられている。これにより被写体の動きに応じたノイズ低減処理を行っている。
また、他の例として、例えば、特許文献2に示されるように、1フレーム前の信号との間の差分データに対し、所定期間の差分データの最大値と平均値を検出し、検出した最大値と平均値から、補正データ生成時の設定情報とノイズ低減処理のオン/オフを制御する制御信号を生成して精度よくノイズ量を検出し、ノイズ低減する例や、特許文献3に示されるように、複数フレーム間における画素信号の差分を動きの度合いとして検出し、これにより巡回するノイズのゲインを設定して、ノイズ低減を行う例が開示されている。
また、他の例として、特許文献4に示されるように、フレーム差分からの動き検出結果と画像信号のレベルによりノイズの巡回係数を制御することで、画像の明るさに応じたノイズ低減処理を行う装置の例もある。
また、他の例として、特許文献5に示されるに、フレーム間の差分から動き比較を行い、この比較結果を多数決処理回路においてチェックし、比較結果のバラツキを補正し、これを動き信号としてノイズの巡回係数を決定することで、良好に動き検出を行い、ノイズ低減を行う装置の例もある。
特開平6−62283号公報 特開2003−219208号公報 特開2002−33942号公報 特開2005−347821号公報 特開平9−81754号公報
上述したように、従来の3次元ノイズ低減処理においては、現在の画像信号との差分値により、ノイズに対する巡回係数を制御し、画像中に動き成分がある場合の、残像成分を低減していた。
しかしながら、一方では、差分信号には画像間の動き成分による差分と、画像信号に含まれるノイズ成分による差分が含まれている。そのため、動き成分の検出感度を上げると、ノイズ成分による差分の検出感度が下がり、ノイズ成分による差分を動き成分と誤検出して、良好なノイズ低減効果が得られない。一方、動き検出の感度を下げると、動き成分をノイズ成分と誤検出して、本来の動き部分に残像成分が生じるという不都合がある。
さらに、例えば、入力画像信号レベルのゲインがアップした場合のようなノイズ成分の値が大きな画像信号が入力されると、ノイズ成分による差分を動き成分と誤検出してしまい、ノイズ低減効果が得られず、良好なノイズ低減を行うことができないという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、撮影状況に最適化され、残像成分の発生を抑制した良好なノイズ低減処理を可能とする撮像システム、画像処理方法および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明のある態様は、撮像系を介して時系列に取り込まれた画像信号に対しノイズ低減処理を行う撮像システムであって、処理対象の画像信号から注目画素を包含する局所領域を抽出する第1の抽出部と、前記処理対象の画像信号に対して異なる時刻に取得された他の画像信号から前記局所領域と略同位置の局所領域を抽出する第2の抽出部と、前記第1の抽出部により抽出された局所領域に対し、前記第2の抽出部により抽出された局所領域を用いてノイズ低減処理を行う第1のノイズ低減部と、該第1のノイズ低減部によりノイズ低減処理を施された局所領域に基づき前記注目画素に含まれるノイズ量を推定するノイズ推定部と、該ノイズ推定部により推定されたノイズ量に基づき前記第1のノイズ低減部から出力されたノイズ低減処理を施された局所領域に含まれる残像成分を検出する残像検出部と、該残像検出部により検出された残像成分に基づき前記注目画素のノイズ低減処理を行う第2のノイズ低減部とを有する撮像システムを提供する。
この態様によれば、記憶部に記憶された異なる時刻に取得された画像信号に基づいて、例えば、信号レベル、ゲインなどの撮影時に動的に変化する要因に対応した輝度信号および色差信号のノイズ量のモデル化が行われ、該モデルに基づきノイズ量が推定される。そして、推定されたノイズ量に基づき、第1のノイズ低減部によりノイズ低減処理を施された局所領域に含まれる残像成分が検出され、該残像成分を低減する第2のノイズ低減処理が施される。これにより、残像成分を抑制したノイズ低減処理を行うことが可能となり、高品位な画像信号が得られる。
また、本発明の他の態様は、撮像系から時系列に取り込まれた画像信号に対しノイズ低減処理を行う画像処理において、処理対象の画像信号から注目画素を包含する局所領域を抽出する第1のステップと、画像信号を所定量記憶する第2のステップと、前記処理対象の画像信号に対して異なる時刻に取得された他の画像信号から前記局所領域と略同位置の局所領域を抽出する第3のステップと、前記第1のステップにより抽出された局所領域に対し、前記第3のステップにより抽出された局所領域を用いてノイズ低減処理を行う第4のステップと、該第4のステップによりノイズ低減処理を施された局所領域に基づき前記注目画素に含まれるノイズ量を推定する第5のステップと、該第5のステップにより推定されたノイズ量に基づき前記第4のステップによりノイズ低減処理を施された局所領域に含まれる残像成分を検出する第6のステップと、該第6のステップにより検出された残像成分に基づき前記注目画素のノイズ低減処理を行う第7のステップとを含む画像処理方法を提供する。
また、本発明の他の態様は、撮像系から時系列に取り込まれた画像信号に対しノイズ低減処理をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムにおいて、処理対象の画像信号から注目画素を包含する局所領域を抽出する第1の処理と、画像信号を所定量記憶する第2の処理と、前記処理対象の画像信号に対して異なる時刻に取得された他の画像信号から前記局所領域と略同位置の局所領域を抽出する第3の処理と、前記第1の処理により抽出された局所領域に対し、前記第3の処理により抽出された局所領域を用いてノイズ低減処理を行う第4の処理と、該第4の処理によりノイズ低減処理を施された局所領域に基づき前記注目画素に含まれるノイズ量を推定する第5の処理と、該第5の処理により推定されたノイズ量に基づき前記第4の処理によりノイズ低減処理を施された局所領域に含まれる残像成分を検出する第6の処理と、該第6の処理により検出された残像成分に基づき前記注目画素のノイズ低減処理を行う第7の処理とをコンピュータに実行させる画像処理プログラムを提供する。
本発明によれば、撮影状況に最適化され、残像成分の発生を抑制した、良好なノイズ低減処理を行うことができるという効果を奏する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る撮像システムについて、図1〜図8を参照して以下に説明する。
図1は本実施形態に係る撮像システムの全体構成を示す概略構成図、図2は色差線順次補色フィルタの配列と局所領域抽出に関する説明図、図3は図1の撮像システムのノイズ低減部のブロック構成図、図4は信号レベルに対するノイズ量の関係、図5は図1の撮像システムの残像検出部のブロック構成図、図6は図1の撮像システムの第2のノイズ低減部のブロック構成図、図7は図1の撮像システムの処理全体の流れを示すフローチャート、図8は図1の撮像システムのノイズ低減処理の流れを示すフローチャートをそれぞれ示している。
本実施形態に係る撮像システムは、図1に示されるように、撮像素子(撮像系)101、A/D変換部102、Y/C分離部103、ノイズ低減部104、信号処理部105、出力部106、制御部107および外部I/F部108を備えている。
撮像素子101は、結像される光学像を光電変換して、アナログの画像信号として出力するための素子である。なお、本実施形態においては、撮像素子101として、図2に示すような色差線順次型の補色カラーフィルタが前面に配置された単板撮像素子を想定している。なお、これに限らず、撮像素子101として、ベイヤー(Bayer)型の原色カラーフィルタが前面に配置された単板撮像素子等を用いても構わない。
図2(a)は、色差線順次型の補色フィルタの構成を示している。この色差線順次方式の補色フィルタは、2×2画素を基本単位とし、シアン(Cy)、マゼンタ(Mg)、イエロー(Ye)、緑(G)が1画素ずつ配置されている。ただし、MgとGの位置はライン毎に反転するように構成されている。
撮像素子101からの画像信号は、図2に示されるように上下が加算され、偶数ラインと奇数ラインに分離した2つのフィールド信号から構成される。偶数および奇数フィールド信号を合成することで1枚の画像信号が得られる。以後、連続的に出力される複数の画像信号を映像信号、1枚の画像信号を単に画像信号と表記する。
A/D変換部102は、制御部107の制御に基づき、撮像素子101から出力されたアナログの画像信号を、デジタルの画像信号に変換するものである。撮像素子101を介して撮影された映像信号はアナログ信号として所定時間間隔で連続的に出力される。前記アナログ信号は、A/D変換部102にてデジタル信号へ変換されてY/C分離部103へ転送される。
Y/C分離部103は、制御部107の制御に基づき、偶数および奇数フィールド信号から輝度信号Yと色差信号Cb、Crを次の数1に示すように算出するものである。
Figure 0005123756
ノイズ低減部104は、制御部107の制御に基づき、Y/C分離部103からの画像信号を用いてノイズ低減処理を行う。ノイズ低減後の画像信号は信号処理部105へ転送される。
ノイズ低減部104は、例えば、図3に示されるように、第1の領域抽出部(第1の抽出部)201と、第2の領域抽出部(第2の抽出部)202と、第1のノイズ低減部203と、ノイズ推定部204と、残像検出部205と、第2のノイズ低減部206と、フレームメモリ(記憶部)207とを有している。
図3は図1の撮像システムのノイズ低減部のブロック構成図である。
また、Y/C分離部103は、第1の領域抽出部201と、第1のノイズ低減部203と、第2のノイズ低減部206とを介して、信号処理部105に接続されている。第1の領域抽出部201は、残像検出部205および第2のノイズ低減部206にも接続されている。
第1のノイズ低減部203は、ノイズ推定部204および残像検出部205にも接続されている。ノイズ推定部204は、残像検出部205に接続されている。残像検出部205は、第2のノイズ低減部206に接続されている。第2のノイズ低減部206は、フレームメモリ207にも接続されている。フレームメモリ207は、第2の領域抽出部202を介して、第1のノイズ低減部203に接続されている。
信号処理部105は、制御部107の制御に基づき、ノイズ低減部104からノイズ低減処理後の画像信号を読み出し、公知の補間処理、強調処理、圧縮処理などを行い、処理後の信号を出力部106へ転送するものである。
出力部106は、信号処理部105から出力される映像信号を、例えば、メモリーカードなどの記録媒体へ記録して保存するものである。
制御部107は、例えば、マイクロコンピュータなどにより構成されていて、A/D変換部102、Y/C分離部103、ノイズ低減部104、信号処理部105、出力部106および外部I/F部108と双方向に接続されており、これらを含むこの画像処理装置全体を制御するようになっている。
また、制御部107は、第1の領域抽出部201、第2の領域抽出部202、第1のノイズ低減部203、ノイズ推定部204、残像検出部205および第2のノイズ低減部206と双方向に接続されていて、これらを制御するようになっている。
外部I/F部108は、画像処理システムが適用されたこの画像処理装置に対するユーザからの入力等を行うためのインタフェースであり、電源のオン/オフを行うための電源スイッチ、撮影操作を開始するためのシャッタボタン、撮影モードやその他各種のモードを切り換えるためのモード切換ボタンなどを含んで構成されている。また、ユーザは、この外部I/F部108を介して、ゲインの設定などを行うことができるようになっている。そして、この外部I/F部108は、入力された情報を、制御部107へ出力するようになっている。
第1の領域抽出部201は、制御部107の制御に基づき、ノイズ低減処理の対象となる画像信号中の注目画素および該注目画素の近傍に位置する近傍画素からなる局所領域を順次抽出して、第1のノイズ低減部203、残像検出部205および第2のノイズ低減部206に出力するようになっている。
本実施形態では、局所領域として図2に示すような5×5画素を想定している。他の例として、これに限らず、局所領域として、任意の範囲の画素を想定してもよい。例えば、局所領域として、3×3画素からなる正方形領域を想定してもよいし、あるいは、7×5画素からなる長方形領域を想定してもよい。
また、他の例として、局所領域として、4×4画素からなる正方形領域や、4×6の長方形領域を想定してもよい。この場合、正方形領域の中心部分は一つの画素ではなく、複数の画素で構成されるため、そのうちのいずれか一つが注目画素となる。
また、この局所領域の範囲は、ユーザの指示に応じてあらかじめ設定されてもよい。輝度信号は、偶数フィールドにおいては図2(b)に示すように、奇数フィールドにおいては図2(c)に示すように、5×5画素の全てに存在する。これに対して、色差信号は5×5画素の全てには存在しない。すなわち、色差信号Crは、偶数フィールドにおいては図2(b)に示すように5×3画素となり、奇数フィールドにおいては図2(c)に示すように5×2画素となる。また、色差信号Cbは、偶数フィールドにおいては図2(b)に示すように5×2画素となり、奇数フィールドにおいては図2(c)に示すように5×3画素となる。
このような局所領域の構成においては、ノイズ低減処理の対象となる注目画素(例えば、局所領域の中心に位置する画素)は、輝度信号Yおよび色差信号Cr(色差信号Cbは処理対象外)の場合、または、輝度信号Yおよび色差信号Cb(色差信号Crは処理対象外)の場合の何れかである。図2に示す例においては、偶数フィールドにおいて前者の場合、奇数フィールドにおいて後者の場合となっているが、注目画素の位置が異なれば、これと逆に、偶数フィールドにおいて後者の場合、奇数フィールドにおいて前者の場合となることもある。
第2の領域抽出部202は、制御部107の制御に基づき、フレームメモリ207に記憶されているノイズ低減処理がなされた過去の画像信号から、上述した注目画素と同一空間位置の画素と該画素の近傍に位置する近傍画素とからなる局所領域を順次抽出して、第1のノイズ低減部203へ出力する。なお、注目画素と同一空間位置の画素のみを抽出してもよく、注目画素と同一空間位置近傍の画素のみを抽出してもよい。
上述した構成において、ノイズ低減部104により時刻Tに取得された画像信号のノイズ低減処理が行われている時点では、第1の領域抽出部201により抽出される局所領域は時刻Tの画像信号に係るものであり、第2の領域抽出部202により抽出される局所領域は時刻Tよりも過去の画像信号に係るものである。
なお、時刻Tに取得された画像信号を記憶しておき、その後の異なる時刻に取得された他の画像信号に基づいて、記憶されている時刻Tに取得された画像信号にノイズ低減処理を施してもよい。
第1のノイズ低減部203は、制御部107の制御により、第1の領域抽出部201から転送されてきた時刻Tの局所領域と、第2の領域抽出部202から転送されてきたノイズ低減処理後の時刻Tよりも過去の局所領域とに基づき、3次元ノイズ低減処理を行う。本実施形態においては、注目画素と、時刻Tの近傍画素と、時刻Tよりも過去の近傍画素(注目画素と同一空間位置の画素を含む)とに対して、注目画素に近い値を持つ近傍画素には大きな荷重を付け、注目画素から遠い値を持つ近傍画素には小さな荷重をつけて重み付け加算するような非線形フィルタを想定している。第1のノイズ低減部203は、3次元ノイズ低減処理を行った後の注目画素の輝度信号NRyおよび色差信号NRcb,NRcrをノイズ推定部204へ出力する。
ノイズ推定部204は、制御部107の制御に基づき、第1のノイズ低減部203から転送されてきた3次元ノイズ低減処理後の注目画素の信号値NRs(s=y,cb,cr)を用いて注目画素のノイズ量Ns(s=y,cb,cr)を推定する。
ここで、図4を参照して、ノイズ量の推定について説明する。この図4は、信号レベルLに対するノイズ量Ns(s=y,cb,cr)の関係をプロットしたものである。図示のように、ノイズ量Nsは、信号レベルLに対して2次曲線的に増加するものとなっている。そこで、信号レベルLをノイズ低減処理済みの信号値NRs(s=y,cb,cr)とした場合、このようなノイズモデルを2次関数を用いて具体的にモデル化すると、数2が得られる。
Figure 0005123756
ここで、αs、βs、γsは定数項である。ノイズ推定部204は、この数2に示すようなモデルを用いて、3次元ノイズ低減処理後の注目画素の信号値NRs(s=y,cb,cr)からノイズ量Nsを推定する。輝度ノイズ量Nyおよび、色差ノイズ量Ncb,Ncrは残像検出部205へ出力される。
残像検出部205は、制御部107の制御により、ノイズ推定量Ns(s=y,cb,cr)に基づき3次元ノイズ低減処理済みの信号値NRs(s=y,cb,cr)に含まれる残像成分を検出する。注目画素に残像成分が含まれるか否かの判定結果Ts(s=y,cb,cr)は第2のノイズ低減部206に出力される。判定結果Tsは「残像成分が含まれる」、「残像成分が含まれない」の2通りである。
第2のノイズ低減部206は、制御部107の制御に基づき、注目画素の輝度信号Yおよび色差信号Cb,Crに、ノイズ低減済み信号NRsおよび残像検出部からの信号Tsを用いてノイズ低減処理を行う。第2のノイズ低減部206は、ノイズ低減処理を行った後の注目画素の輝度信号および色差信号を信号処理部105とフレームメモリ207とへ出力する。
こうして、フレームメモリ207には、ノイズ低減処理がなされた画像信号が記録されることになり、このノイズ低減処理後の画像信号が、次の画像信号の処理に用いられることになる。
次に、残像検出部205の詳細な構成について図5を参照して説明する。
演算部301は、制御部107の制御に基づき、第1の領域抽出部201から転送されてきた局所領域中の注目画素の輝度信号値Yおよび色差信号値Cb,Crと第1のノイズ低減処理を行った輝度信号値NRyおよび色差信号値NRcb,NRcrのそれぞれの絶対差分値信号Ss(s=y,cb,cr)を求め、判定部303に出力する。絶対差分値信号Ssは、注目画素信号値のノイズ成分または、ノイズ低減処理信号値の残像成分を含んだ信号である。
調整部302は、制御部107の制御に基づき、ノイズ推定部204から出力されるノイズ推定量Nsを調整し、調整後ノイズ推定量CNs(s=y,cb,cr)を判定部303に出力する。ここで、調整部302は、判定結果記憶部304から注目画素の近傍に位置する画素の判定結果を読み込む。ここで、近傍画素とは隣接する1画素を想定している。他の例として、これに限らず近傍画素として、4近傍画素を想定してもよいし、8近傍画素を想定してもよい。近傍画素の判定結果Tsが「残像成分が含まれる」である場合には、ノイズ推定量Nsを小さくなるよう調整する。
判定部303は、制御部107の制御に基づき、演算部301から出力された絶対差分信号値Ssと、調整部302から出力された調整後ノイズ量CNsを比較することにより、輝度ノイズ低減済み信号NRyおよび色差ノイズ低減済み信号NRcb,NRcrに残像成分が含まれるか否かを判定する。
ここで、絶対差分信号値Ssが調整後ノイズ推定量CNsより大きい場合には、第1のノイズ低減処理を行った信号NRsには残像成分が含まれると判定し、注目画素に残像成分が含まれるか否かの判定信号Tsを「残像成分が含まれる」とする。逆に、絶対差分信号値Ssが調整後ノイズ推定量CNsより小さい場合には、第1のノイズ低減処理を行った信号NRsには残像成分が含まれないと判定し、判定信号Tsを「残像成分が含まれない」とする。判定信号Tsは第2のノイズ低減部206と判定結果記憶部304とへ出力される。
次に、第2のノイズ低減部206の詳細な構成について図6を参照して説明する。
切り替え部401は、制御部107の制御に基づき、第1の領域抽出部201から転送されてきた注目画素の輝度信号Yおよび色差信号Cb,Crを、第1のノイズ低減部204から転送されてきた注目画素の3次元ノイズ低減後の信号値NRsに切り替える処理を行う。
すなわち、切り替え部401は、残像検出部205による判定結果Tsが「残像成分が含まれない」である場合には、注目画素の輝度信号値Yおよび色差信号値Cb,Crに、注目画素の3次元ノイズ低減後の信号値NRsを次の数3に示すように代入する処理を行う。
Figure 0005123756
また、切り替え部401は、残像検出部205による判定結果Tsが「残像成分を含む」である場合には、注目画素の信号値Y,Cb,Crの代入処理を行わない。その後、切り替え部401は、注目画素の輝度信号値Yおよび色差信号値Cb,Crを、2次元ノイズ低減部402へ出力する。
2次元ノイズ低減部402は、制御部107の制御に基づき、切り替え部401から転送された注目画素の画素値と、2次元ノイズ低減部402内に含まれる図示しないラインメモリに蓄えられた注目画素近傍の画素値と、残像検出部からの判定結果Tsとに基づき、2次元ノイズ低減処理を行う。本実施形態においては、注目画素と、近傍画素とに対して、注目画素に空間的に近い近傍画素に対しては大きな荷重を付け、注目画素から空間的に遠い近傍画素に対しては小さな荷重を付けて重み付け加算し、さらに、注目画素に近い値を持つ近傍画素には大きな荷重を付け、注目画素から遠い値を持つ近傍画素には小さな荷重をつけて重み付け加算するような非線形フィルタを想定している。
ここで、注目画素における判定結果Tsが「残像成分が含まれる」である場合は、近傍画素の重み荷重を大きく重み付け加算する。2次元ノイズ低減部402は、2次元ノイズ低減処理を行った後の注目画素の輝度信号NR2yおよび色差信号NR2cb,NR2crを、信号処理部105とフレームメモリ207とへ出力する。
なお、上述においては、映像信号処理装置として、撮像素子101、A/D変換部102等の撮像部が一体化された撮像装置を例に挙げて説明したが、このような構成に限定される必要はない。例えば、別体の撮像部により撮像された映像信号を未処理の生(Raw)データの形式でメモリーカードなどの記録媒体に記録しておくとともに、さらに撮像条件や撮像時に得られたデータなどの付随情報もヘッダ情報として記録媒体に記録しておき、この記録媒体に記憶された情報を読み出して、映像信号処理装置により処理することも可能である。
ここに、撮像部が別体となっている映像信号処理装置への情報の伝達は、記録媒体を介して行うに限るものではなく、有線あるいは無線の通信回線等を介して行うようにしても構わないことはもちろんである。
さらに、上述ではハードウェアによる処理を前提としていたが、このような構成に限定されるものでもない。例えば、撮像素子101からの信号を未処理のままの生(Raw)データとして、制御部107からの撮影時の撮影モード、ゲイン、輝度レベルの変化量などのヘッダ情報と共に出力し、コンピュータにおいて、別途のソフトウェアである映像信号処理プログラムにより処理するように構成することも可能である。
図7を参照して、コンピュータに映像信号処理プログラムを実行させたときの処理の流れを説明する。
この処理を開始すると、まず、映像信号と、ゲインなどのヘッダ情報とが読み込まれる(Step1)。
次に、読み込まれた映像信号が、画像信号毎に、数1に示したように、輝度信号と色差信号とに分離される(Step2)。
続いて、後で図8を参照して詳細に説明するように、輝度信号および色差信号にノイズ低減処理が行われる(Step3)。
さらに、ノイズ低減処理が行われた画像信号が出力される(Step4)。
そして、ノイズ低減処理後の画像信号に、公知の階調変換処理、強調処理、圧縮処理などの信号処理が行われる(Step5)。
次に、信号処理が行われた画像信号が出力される(Step6)。
その後、映像信号に含まれる全画像信号の処理が完了したか否かが判定され(Step7)、完了していないと判定された場合にはStep2へ戻って次の画像信号について上述したような処理が繰り返して行われる。
一方、全画像信号の処理が完了していると判定された場合には、この処理が終了される。
次に、図8を参照して、図7のStep3におけるノイズ低減処理の詳細について説明する。
この処理を開始すると、ノイズ低減処理の対象となる画像信号中の、注目画素を含む局所領域が、図2に示したように抽出される(Step11)。
続いて、ノイズ低減処理がなされた過去の画像信号が入力される(Step12)。
さらに、過去の画像信号から、注目画素と同一空間位置の画素を含む局所領域が抽出される(Step13)。
次に、注目画素を含む局所領域と過去の局所領域とに基づいて、3次元ノイズ低減処理が行われる(Step14)。
続いて、3次元ノイズ低減処理後の注目画素の信号値に基づいてノイズ量が数2に示したように推定される(Step15)。
さらに、注目画素の近傍に位置する近傍画素の判定結果が読み込まれる(Step16)。
その後、近傍画素の判定結果に基づいて、ノイズ量の補正が行われる(Step17)。
次に、Step2において分離された注目画素の信号値と、Step14で算出された3次元ノイズ低減済み画像信号の差分絶対値が算出される(Step18)。
ここで、注目画素の差分絶対値がノイズ推定量より小さいか否かが判定される(Step19)。
一方、Step19において、注目画素の差分絶対値がノイズ推定量より小さいと判定された場合には、注目画素の信号値に3次元ノイズ低減済み画像信号値が代入される(Step20)。
次に、注目画素を含む局所領域に基づいて、2次元ノイズ低減処理が行われる(Step21)。
その後、画像信号から抽出し得る全ての局所領域について処理が終了したか否かが判定され(Step22)、完了していないと判定された場合はStep11へ戻って次の局所領域を抽出して上述したような処理が行われる。
一方、Step22において、画像信号から抽出し得る全ての局所領域について処理が終了したと判定された場合には、図7に示した処理にリターンされる。
なお、上述では、ノイズ低減処理に用いる過去の画像信号の数について特に限定はしていないが、処理対象となっている画像信号の1つ前の画像信号のみを用いても構わないし、処理対象となっている画像信号よりも過去の複数の画像信号を用いるようにしてもよい。ただし、後者の場合には、フレームメモリ207として複数フレームの信号を記憶可能な記憶容量を確保する必要があり、第2の領域抽出部202は処理対象のフレーム数分の処理を行うことになり、第1のノイズ低減部203は複数フレームに対応した処理を行うことになる。
また、上述では、数2における各係数αs、βs、γs(s=y,cb,cr)を単に定数項としたが、画像信号を撮像したときの撮像素子101の温度やゲインなどに依存する定数項とすれば、これらの要因にも対応することが可能となる。
このような実施形態によれば、被写体の動きや信号レベル、輝度レベルなどの撮影時に動的に変化する要因に対応してノイズ量を高精度に推定しているために、画面全体における最適なノイズ低減を行うことが可能となる。これにより、高品位な映像信号を得ることができる。
このとき、処理対象の画像信号のノイズ量を、ノイズ成分が除去された過去の画像信号に基づいて推定するようにしているために、ノイズ量の推定精度を向上することができる。
さらに、輝度ノイズ量と色差ノイズ量とを独立に推定するようにしたために、各々の推定精度を向上することができる。
また、ノイズ量に基づいてノイズ範囲を設定しノイズ低減処理を行うようにしたために、原信号と全く異なる信号値になってしまうことはなく、原信号の保存性に優れるという利点がある。このとき、ノイズ範囲に属すると判定された注目画素については3次元ノイズ低減処理後の画素値を適用し、ノイズ範囲に属さないと判定された注目画素についてはノイズ量に基づく補正処理を行うようにしたために、ノイズ低減処理に伴う不連続性の発生を防止して高品位な信号を得ることができる。
そして、ノイズ低減処理後の信号を本来の信号として出力して、その後に各種の信号処理等を行うようにしたために、従来の処理系との互換性が維持され、多様なシステムとの組み合わせが可能となる利点がある。
また、色差線順次型の色フィルタ配置に合わせて輝度信号と色差信号とを求めるようにしたために、高速な処理が可能となる。
さらに、近傍画素の残像判定結果に基づき、ノイズ推定量Nsを補正するようにしている。つまり、空間的に相関のある残像成分に対して、近傍画素に残像成分が含まれる場合には、ノイズ範囲を狭めて、つまり3次元ノイズ低減処理(数3参照。)を適用する範囲を狭めるようにしたために、3次元ノイズ低減済み画像から高精度に残像成分を除くことが可能となる。一方、近傍画素に残像成分が含まれない場合には、ノイズ範囲は変わらず、動きのない被写体に対しては効果的な3次元ノイズ低減処理を施せるため、高品位な信号を得ることが可能となる。
また、注目画素の3次元ノイズ低減処理済み画像に残像成分が含まれると判定された場合は、2次元ノイズ低減処理の重み荷重を大きくするように調整することにより、ノイズ低減処理に伴う不連続性の発生を防止し、高品位な信号を得ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このように、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る撮像システムついて、図9〜図14を参照して以下に説明する。
この第2の実施形態において、上述の第1の実施形態と同様である部分については同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
図9は第2の実施形態に係る撮像システムの全体構成を示す概略構成図、図10は図9の撮像システムノイズ低減部のブロック構成図、図11はRGBフィルタの配列と局所領域抽出に関する説明図、図12は図9の撮像システムの残像検出部のブロック構成図、図13は図9の撮像システムの第2のノイズ低減部のブロック構成図、図14は残像検出部の算出値に対する重み係数の関係を示している。
まず、図9に示したような本実施形態に係る撮像システムの信号の流れを説明する。
この図9に示す撮像システムは、図1に示された第1の実施形態に係る撮像システムを一部変更したものとなっている。
すなわち、この撮像システムは、図1に示した撮像素子101をR撮像素子501、G撮像素子502およびB撮像素子503に、ノイズ低減部104をノイズ低減部504に、それぞれ置換し、Y/C分離部103を除いた構成になっている。また、R撮像素子501、G撮像素子502およびB撮像素子503には、入射した光束をRGBの3色成分に分離するためのダイクロイックプリズムが設けられている。その他の基本的な構成は第1の実施形態と同様であって、同一の構成には同一の名称と符号を付している。
以下、主として異なる部分のみを説明する。R撮像素子501、G撮像素子502およびB撮像素子503は、ダイクロイックプリズムによりRGBの3色に分離されたR成分の光がR撮像素子501へ、G成分の光がG撮像素子502へ、B成分の光がB撮像素子503へそれぞれ導かれることによって、光電変換してアナログの画像信号として出力するようになっている。ここで、R撮像素子501、G撮像素子502およびB撮像素子503は、A/D変換部102にそれぞれ接続されている。
次に図10を参照してノイズ低減部504の構成の一例について説明する。
この図10に示すノイズ低減部504は、上述した第1の実施形態の図3に示したノイズ低減部104を一部変更したものとなっている。すなわち、このノイズ低減部504は、図3に示したY/C分離部103をA/D変換部102に、図3に示した第1の領域抽出部201を第1の領域抽出部601に、図3に示した第2の領域抽出部202を第2の領域抽出部602に、図3に示した残像検出部205を残像検出部605に、図3に示した第2のノイズ低減部206を第2のノイズ低減部606に、それぞれ置換した構成になっている。その他の基本的な構成は第1の実施形態と同様であって、同一の構成には同一の名称と符号を付している。
A/D変換部102は、第1の領域抽出部601と、第1のノイズ低減部203と、第2のノイズ低減部606を介して、信号処理部105に接続されている。第1の領域抽出部601は、残像検出部605および第2のノイズ低減部606にも接続されている。第1のノイズ低減部203は、ノイズ推定部204および残像検出部605にも接続されている。
ノイズ推定部204は、残像検出部605に接続されている。残像検出部605は、第2のノイズ低減部606に接続されている。第2のノイズ低減部606は、フレームメモリ207にも接続されている。フレームメモリ207は、第2の領域抽出部602を介して、第1のノイズ低減部203に接続されている。
また、制御部107は、第1の領域抽出部601、第2の領域抽出部602、第1のノイズ低減部203、ノイズ推定部204、残像検出部605、第2のノイズ低減部606と双方向に接続されていて、これらを制御するようになっている。
第1の領域抽出部601は、制御部107の制御に基づき、ノイズ低減処理の対象となる画像信号中の注目画素および該注目画素の近傍に位置する近傍画素からなる局所領域を順次抽出して、第1のノイズ低減部203と残像検出部605と第2のノイズ低減部606とへ出力する。
本実施形態では、局所領域として図11に示すような5×5画素を想定している。他の例として、これに限らず、局所領域として、任意の範囲の画素を想定してもよい。例えば、局所領域として、3×3画素からなる正方形領域を想定してもよいし、あるいは、7×5画素からなる長方形領域を想定してもよい。
また、他の例として、局所領域として、4×4画素からなる正方形領域や、4×6の長方形領域を想定してもよい。この場合、正方形領域の中心部分は一つの画素ではなく、複数の画素で構成されるため、そのうちのいずれか一つが注目画素となる。また、この局所領域の範囲は、ユーザの指示に応じてあらかじめ設定されてもよい。
第2の領域抽出部202は、制御部107の制御に基づき、フレームメモリ207に記憶されているノイズ低減処理がなされた過去の画像信号から、図11に示した注目画素と同一空間位置の画素と該画素の近傍に位置する近傍画素とからなる局所領域を順次抽出して、第1のノイズ低減部203へ出力する。
第2のノイズ低減部606は、制御部107の制御に基づき、第1の領域抽出部601から出力される注目画素のRGB信号値と、第1のノイズ低減部203から出力される注目画素のノイズ低減済みRGB信号と、残像検出部605から出力される算出値とを用いてノイズ低減処理を行う。第2のノイズ低減部606は、ノイズ低減処理を行った後の注目画素のRGB信号値を信号処理部105とフレームメモリ207とへ出力する。
次に、残像検出部605の詳細な構成について図12を参照して説明する。
この図12に示す残像検出部605は、上述した第1の実施形態の図5に示した残像検出部205を一部変更したものとなっている。すなわち、この残像検出部605は、図5に示した判定部303を判定部703に置換した構成になっている。その他の基本的な構成は第1の実施形態と同様であって、同一の構成には同一の名称と符号を付している。
判定部703は、制御部107の制御に基づき、演算部301から出力された絶対差分信号値と、調整部302から出力された調整後ノイズ量を比較することにより、ノイズ低減済みRGB信号に残像成分が含まれるか否かを判定する。ここで、絶対差分信号値と調整後ノイズ推定量の差分値を算出する。絶対差分信号値が調整後ノイズ推定量より大きい場合には、算出値は正の値、絶対差分信号値が調整後ノイズ推定量より小さい場合には、算出値は負の値をとるものとする。
算出値が正の値の場合には、第1のノイズ低減処理を行った信号には残像成分が含まれると判定し、注目画素に残像成分が含まれるか否かの判定信号を「残像成分が含まれる」とする。逆に、算出値が負の値の場合には、第1のノイズ低減処理を行った信号には残像成分が含まれないと判定し、判定信号を「残像成分が含まれない」とする。算出値は第2のノイズ低減部606へ出力される。判定信号は判定結果記憶部304へ出力される。
次に、第2のノイズ低減部606の詳細な構成について図13を参照して説明する。
2次元ノイズ低減部801は、制御部107の制御に基づき、第1の領域抽出部601から転送された注目画素を含む局所領域に基づき、2次元ノイズ低減処理を行う。
本実施形態においては、注目画素と、近傍画素とに対して、注目画素に空間的に近い近傍画素に対しては大きな荷重を付け、注目画素から空間的に遠い近傍画素に対しては小さな荷重を付けて重み付け加算し、さらに、注目画素に近い値を持つ近傍画素には大きな荷重を付け、注目画素から遠い値を持つ近傍画素には小さな荷重をつけて重み付け加算するような非線形フィルタを想定している。2次元ノイズ低減部801は、2次元ノイズ低減処理を行った後の注目画素のRGB信号NR2s(s=r,g,b)を合成部803に出力する。
係数算出部802は、制御部107の制御に基づき、残像検出部605から転送されてきた算出値に基づき、RGB信号の重み付け係数Ks(s=r,g,b)を設定する。
ここで、注目画素の算出値が正の値の場合は、重み係数Ksを大きく設定する。一方、注目画素の算出値が負の値の場合は、重み係数Ksを小さく設定する。算出値と重み係数Ksとの関係を表す例を図14(a)〜(c)に示す。
合成部803は、制御部107の制御に基づき、2次元ノイズ低減部801から転送されてきた注目画素のRGB信号と、第1のノイズ低減部203から転送されてきた注目画素のRGB信号値NRs(s=r,g,b)を、係数算出部802から出力される重み係数Ks(s=r,g,b)に基づき合成処理を行う。出力信号値NR3s(s=r,g,b)は次の数4で表わされる。
Figure 0005123756
なお、上述においては、映像信号処理装置として、R撮像素子501、G撮像素子502、B撮像素子503、A/D変換部102等の撮像部が一体化された撮像装置を例に挙げて説明したが、このような構成に限定される必要はない。例えば、別体の撮像部により撮像された映像信号を未処理の生(Raw)データの形式でメモリーカードなどの記録媒体に記録しておくとともに、さらに撮像条件や撮像時に得られたデータなどの付随情報もヘッダ情報として記録媒体に記録しておき、この記録媒体に記憶された情報を読み出して、映像信号処理装置により処理することも可能である。
ここに、撮像部が別体となっている映像信号処理装置への情報の伝達は、記録媒体を介して行うに限るものではなく、有線あるいは無線の通信回線等を介して行うようにしても構わないことはもちろんである。
さらに、上述ではハードウェアによる処理を前提としていたが、このような構成に限定されるものでもない。例えば、撮像素子101からの信号を未処理のままの生(Raw)データとして、制御部107からの撮影時の撮影モード、ゲイン、輝度レベルの変化量などのヘッダ情報と共に出力し、コンピュータにおいて、別途のソフトウェアである映像信号処理プログラムにより処理するように構成することも可能である。
このような実施形態によれば、注目画素の3次元ノイズ低減処理済み画像に残像成分が含まれると判定された場合は、係数算出部で2次元ノイズ低減処理の重み荷重を大きくするように設定することにより、残像成分を抑制した、ノイズ低減処理に伴う不連続性の発生を防止した高品位な信号を得ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る撮像システムの全体構成を示す概略構成図である。 図1の撮像システムの色差線順次補色フィルタの配列と局所領域抽出に関する説明図である。 図1の撮像システムのノイズ低減部を示すブロック構成図である。 図1の撮像システムの信号レベルに対するノイズ推定量の関係を示すグラフである。 図1の撮像システムの残像検出部を示すブロック構成図である。 図1の撮像システムの第2のノイズ低減部を示すブロック構成図である。 図1の撮像システムの処理全体の流れを示すフローチャートである。 図1の撮像システムのノイズ低減処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る撮像システムの全体構成を示す概略構成図である。 図9の撮像システムのノイズ低減部を示すブロック構成図である。 図9の撮像システムのRGBフィルタの配列と局所領域抽出の関係を説明する説明図である。 図9の撮像システムの残像検出部を示すブロック構成図である。 図9の撮像システムの第2のノイズ低減部を示すブロック構成図である。 図9の撮像システムの残像検出部の算出値に対する重み係数の関係を示すグラフである。
符号の説明
101 撮像素子(撮像系)
201 第1の領域抽出部(第1の抽出部)
202,602 第2の領域抽出部(第2の抽出部)
203 第1のノイズ低減部
204 ノイズ推定部
205,605 残像検出部
206,606 第2のノイズ低減部
207 フレームメモリ(記憶部)
301 演算部
302 調整部
303,703 判定部
304 判定結果記憶部
401 切り替え部(置き換え部)
402,801 2次元ノイズ低減部
802 係数算出部
803 合成部

Claims (8)

  1. 撮像系を介して時系列に取り込まれた画像信号に対しノイズ低減処理を行う撮像システムであって、
    処理対象の画像信号から注目画素を包含する局所領域を抽出する第1の抽出部と、
    前記処理対象の画像信号に対して異なる時刻に取得された他の画像信号から前記局所領域と略同位置の局所領域を抽出する第2の抽出部と、
    前記第1の抽出部により抽出された局所領域に対し、前記第2の抽出部により抽出された局所領域を用いてノイズ低減処理を行う第1のノイズ低減部と、
    該第1のノイズ低減部によりノイズ低減処理を施された局所領域に基づき前記注目画素に含まれるノイズ量を推定するノイズ推定部と、
    該ノイズ推定部により推定されたノイズ量に基づき前記第1のノイズ低減部から出力されたノイズ低減処理を施された局所領域に含まれる残像成分を検出する残像検出部と、
    該残像検出部により検出された残像成分に基づき前記注目画素のノイズ低減処理を行う第2のノイズ低減部とを有することを特徴とする撮像システム。
  2. 前記残像検出部は、前記注目画素と前記第1のノイズ低減部によりノイズ低減処理を施された局所領域との差分の絶対値を算出する演算部と、該演算部により算出された差分の絶対値と前記ノイズ推定部により推定されたノイズ量とを比較し、前記注目画素に残像成分が含まれるか否かを判定する判定部とを有することを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  3. 前記残像検出部は、前記注目画素近傍の判定結果に基づき前記ノイズ量を調整する調整部を有することを特徴とする請求項2に記載の撮像システム。
  4. 前記調整部は、前記注目画素近傍に残像成分が含まれる場合には、前記推定されたノイズ量が小さくなるように調整することを特徴とする請求項3に記載の撮像システム。
  5. 前記第2のノイズ低減部は、前記残像検出部による検出結果に基づき前記処理対象の画像信号の注目画素を前記第1のノイズ低減部から出力される局所領域に置き換える置き換え部と、該置き換え部により置き換えられた画像信号に対して、前記判定部の判定結果に基づき、注目画素を含む局所領域内でノイズ低減処理を行う2次元ノイズ低減部とを有することを特徴とする請求項2に記載の撮像システム。
  6. 前記第2のノイズ低減部は、前記第1の抽出部により抽出された局所領域に対して、注目画素を含む局所領域内でノイズ低減処理を行う2次元ノイズ低減部と、前記残像検出部により検出された残像成分に基づき前記処理対象の画像信号および前記第1のノイズ低減部によりノイズ低減処理を施された局所領域の重み係数を算出する係数算出部と、該係数算出部により算出された係数を前記2次元ノイズ低減部によりノイズ低減処理を施された局所領域と前記第1のノイズ低減部によりノイズ低減処理を施された局所領域にそれぞれ乗算して合成する合成部とを有することを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  7. 撮像系から時系列に取り込まれた画像信号に対しノイズ低減処理を行う画像処理において、
    処理対象の画像信号から注目画素を包含する局所領域を抽出する第1のステップと、
    画像信号を所定量記憶する第2のステップと、
    前記処理対象の画像信号に対して異なる時刻に取得された他の画像信号から前記局所領域と略同位置の局所領域を抽出する第3のステップと、
    前記第1のステップにより抽出された局所領域に対し、前記第3のステップにより抽出された局所領域を用いてノイズ低減処理を行う第4のステップと、
    該第4のステップによりノイズ低減処理を施された局所領域に基づき前記注目画素に含まれるノイズ量を推定する第5のステップと、
    該第5のステップにより推定されたノイズ量に基づき前記第4のステップによりノイズ低減処理を施された局所領域に含まれる残像成分を検出する第6のステップと、
    該第6のステップにより検出された残像成分に基づき前記注目画素のノイズ低減処理を行う第7のステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  8. 撮像系から時系列に取り込まれた画像信号に対しノイズ低減処理をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムにおいて、
    処理対象の画像信号から注目画素を包含する局所領域を抽出する第1の処理と、
    画像信号を所定量記憶する第2の処理と、
    前記処理対象の画像信号に対して異なる時刻に取得された他の画像信号から前記局所領域と略同位置の局所領域を抽出する第3の処理と、
    前記第1の処理により抽出された局所領域に対し、前記第3の処理により抽出された局所領域を用いてノイズ低減処理を行う第4の処理と、
    該第4の処理によりノイズ低減処理を施された局所領域に基づき前記注目画素に含まれるノイズ量を推定する第5の処理と、
    該第5の処理により推定されたノイズ量に基づき前記第4の処理によりノイズ低減処理を施された局所領域に含まれる残像成分を検出する第6の処理と、
    該第6の処理により検出された残像成分に基づき前記注目画素のノイズ低減処理を行う第7の処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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