JP2002033942A - 画像信号の雑音抑制方法及びこの雑音抑制方法を用いた画像信号処理装置 - Google Patents

画像信号の雑音抑制方法及びこの雑音抑制方法を用いた画像信号処理装置

Info

Publication number
JP2002033942A
JP2002033942A JP2000216507A JP2000216507A JP2002033942A JP 2002033942 A JP2002033942 A JP 2002033942A JP 2000216507 A JP2000216507 A JP 2000216507A JP 2000216507 A JP2000216507 A JP 2000216507A JP 2002033942 A JP2002033942 A JP 2002033942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image signal
circuit
frame
gain
difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000216507A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Yoshiyama
雅彦 吉山
Akihiro Maenaka
章弘 前中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2000216507A priority Critical patent/JP2002033942A/ja
Priority to EP01117220A priority patent/EP1175089A3/en
Priority to US09/906,150 priority patent/US20020080281A1/en
Publication of JP2002033942A publication Critical patent/JP2002033942A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、フレーム間に動きが検出されるとき
においても、雑音成分を低減させることができる雑音抑
制方法及びこの雑音抑制方法を用いた画像信号処理装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】フレームメモリ1より与えられる前フレー
ムの画像信号と現フレームの画像信号との差分の絶対値
が減算回路4及び絶対値演算回路6で求められるととも
に、フレームメモリ2より与えられる前々フレームの画
像信号と前フレームの画像信号との差分の絶対値が減算
回路5及び絶対値演算回路7で求められる。これらの画
像信号の差分の絶対値が加算回路8で加算されて求めら
れた動きの度合いより、ゲイン設定回路9でゲインが設
定される。この設定されたゲインを減算回路4からの出
力に乗算して雑音成分とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号から雑音
成分を低減させるための雑音抑制方法に関するもので、
特に、入力信号となる画像信号から雑音成分を低減させ
るための雑音抑制方法及びこの雑音抑制方法を用いた画
像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入力される画像信号より雑音成分
を低減させるため、現在入力されているフレームの画像
信号(以下、「現フレームの画像信号」と呼ぶ)と現フ
レームの1フレーム前の画像信号(以下、「前フレーム
の画像信号」と呼ぶ)とのデータ量の差分にコアリング
処理を施すことによって、雑音成分を擬似的に生成し
て、この雑音成分を現フレームの画像信号から除去して
いた。このようなコアリング処理を用いた雑音成分を低
減させる雑音抑制方法による画像信号処理装置を、図5
に示す。
【0003】図5の画像信号処理装置は、前フレームの
画像信号が格納されるフレームメモリ51と、入力端子
INに入力される現フレームの画像信号が送出される減
算回路52,53と、減算回路53より与えられる信号
にコアリング処理を施すコアリング処理回路54とを備
える。このように構成される画像信号処理装置では、減
算回路52で処理された前フレームの画像信号がフレー
ムメモリ51に格納されている。そして、入力端子IN
より入力される現フレームにおける各画素の画像信号と
前フレームにおける同一の画素の画像信号とが、減算回
路53で減算されるようにフレームメモリ51から減算
回路53に前フレームの画像信号が送出される。
【0004】このようにして、減算回路53において、
各画素毎に、現フレームの画像信号と前フレームの画像
信号の差が求められると、後述する図4のような特性を
有するコアリング処理が、この画像信号の差に施され、
擬似的に各画素の画像信号に発生しているであろう雑音
成分が求められる。そして、減算回路52において、各
画素毎に、コアリング処理回路54において擬似的に求
められた雑音成分を、入力端子INより入力される現フ
レームの画像信号から減算することで、雑音成分が低減
された画像信号が出力端子OUTより出力される。
【0005】このような画像信号処理装置において、コ
アリング処理回路54におけるコアリング処理の図4の
特性は、以下の式で表される。尚、d:前フレームと現
フレームの同一画素における画像信号の差、n:雑音成
分のレベル、k1,k2,n1,dTH1,dTH2;定
数、であり、又、dTH1<dTH2である。更に、k1×
dTH1=k2×(dTH2−dTH1)となる。 n=−k2×(dTH2+d) (−dTH2≦d≦−dTH1のとき) n=k1×d (−dTH1≦d≦dTH1のとき) n=k2×(dTH2−d) (dTH1≦d≦dTH2のとき) n=0 (d<−dTH2,dTH2<dのとき)
【0006】よって、このような特性のコアリング処理
がコアリング処理回路54で施されるため、前フレーム
と現フレームの同一画素における画像信号の差dが、d
<−dTH1,dTH1<dとなるとき、前フレームと現フ
レームとの間に動きが発生するものと見なされる。そし
て、フレーム間の画像信号の差dが大きくなるほど、フ
レーム間の画像信号の差dに対する動き成分の占める量
が雑音成分に比べて大きくなるため、減算回路52に与
える雑音の量が小さくなり、d<−dTH2,dTH2<d
となるとき、雑音がないものとされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この図4のような特性
のコアリング処理を施したとき、閾値となるdTH1,d
TH2を大きくした場合、前フレームと現フレームの同一
画素における画像信号の差dが、d<−dTH1,dTH1
<dとなるフレーム間の動きを検出する範囲が狭くな
る。よって、フレーム間の動きの検出精度が劣化する。
又、逆に、閾値となるdTH1,dTH2を小さくした場
合、前フレームと現フレームの同一画素における画像信
号の差dが、d<−dTH1,dTH1<dとなるフレーム
間の動きを検出する範囲が広くなる。よって、フレーム
間の動きの検出精度が向上するが、このような動きが発
生しているときの雑音成分の検出精度が劣化する。
【0008】このような問題を鑑みて、本発明は、フレ
ーム間に動きが検出されるときにおいても、雑音成分を
低減させることができる画像信号の雑音抑制方法及びこ
の雑音抑制方法を用いた画像信号処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の画像信号の雑音抑制方法は、入力
される画像信号毎に、前記画像信号が出力される画素か
ら出力された複数フレーム間における画像信号の変化量
を、前記画素における動きの度合いとして検出し、前記
動きの度合いが大きくなるにつれて、入力される前記画
像信号から除去する雑音成分を小さくするとともに、前
記動きの度合いが所定値より大きくなったとき、入力さ
れる前記画像信号から除去する雑音成分がないものとす
ることを特徴とする。
【0010】このような画像信号の雑音抑制方法におい
て、請求項2に記載するように、前記動きの度合いが、
前記複数フレームにおける連続する2フレームによる同
一画素の画像信号の差分の絶対値が加算されることで検
出されるようにしても構わない。
【0011】よって、例えば、3フレーム間で前記動き
の度合いが検出されるとき、現在入力される画像信号の
フレームを現フレーム、現フレームから1フレーム前の
フレームを前フレーム、現フレームから2フレーム前の
フレームを前々フレームとすると、現フレーム及び前フ
レーム間の画像信号の差分の絶対値と、前フレーム及び
前々フレーム間の画像信号の差分の絶対値とを加算した
値を、前記動きの度合いとする。
【0012】又、請求項3に記載するように、前記動き
の度合いが大きくなるにつれて小さくなるとともに、前
記動きの度合いが所定値より大きくなったとき0となる
ゲインが求められ、現在入力される画像信号と該画像信
号のフレームの1フレーム前に入力された同一画素の画
像信号との差分に前記ゲインが乗算された値が前記雑音
成分とされるようにしても構わない。
【0013】このような画像信号の雑音抑制方法におい
て、ゲインをG、動きの度合いをmとしたとき、次式で
表されるような処理を行うことによって、このゲインが
乗算されて求められる雑音成分を、画像信号の動き成分
に応じた適切な値とすることができる。 G=k×(mTH−m) (m<mTHのとき) G=0 (m≧mTHのとき) 尚、mTH及びkは、k×mTH≦1となる正の定数であ
る。
【0014】又、請求項4に記載するように、前記動き
の度合いが大きくなるにつれて小さくなるとともに、前
記動きの度合いが所定値より大きくなったとき0となる
ゲインが求められ、現在入力される現フレームの画像信
号と前記現フレームの1フレーム前に入力された同一画
素の前フレームの画像信号との差分に対して、前記現フ
レーム及び前記前フレームの画像信号の差分が所定の閾
値より大きいとき0とするコアリング処理が施され、該
コアリング処理が施された前記現フレーム及び前記前フ
レームの画像信号の差分に前記ゲインが乗算された値が
前記雑音成分とされるようにしても構わない。
【0015】このような画像信号の雑音抑制方法におい
て、ゲインをG、動きの度合いをmとしたとき、次式で
表されるような処理を行うことによって、このゲインが
乗算されて求められる雑音成分を、画像信号の動き成分
に応じた適切な値とすることができる。 G=k×(mTH−m) (m<mTHのとき) G=0 (m≧mTHのとき) 尚、mTH及びkは、k×mTH≦1となる正の定数であ
る。
【0016】請求項4に記載の画像信号の雑音抑制方法
において、更に、請求項5に記載するように、前記現フ
レーム及び前記前フレームの画像信号の差分をd、前記
コアリング処理が施された後の値をn、前記所定の閾値
をdTH2としたとき、前記コアリング処理が次式で表さ
れる特性の処理としても構わない。 n=−k2×(dTH2+d) (−dTH2≦d≦−dTH1のとき) n=k1×d (−dTH1≦d≦dTH1のとき) n=k2×(dTH2−d) (dTH1≦d≦dTH2のとき) n=0 (d<−dTH2,dTH2<dのとき) (但しk1,k2:正の定数、dTH1:0<dTH1<dTH2で、k1×dTH1 =k2×(dTH2−dTH1)となる。)
【0017】請求項6に記載の画像信号の雑音抑制方法
は、請求項3〜請求項5のいずれかに記載の画像信号の
雑音抑制方法において、前記ゲインをGとしたとき、0
≦G≦1であることを特徴とする。
【0018】請求項7に記載の画像信号処理装置は、入
力される画像信号毎に、前記画像信号が出力される画素
から出力された複数フレーム間における画像信号の変化
量を、前記画素における動きの度合いとする動き検出部
と、前記動きの度合いが大きくなるにつれて、入力され
る前記画像信号から除去する雑音成分を小さくするとと
もに、前記動きの度合いが所定値より大きくなったと
き、入力される前記画像信号から除去する雑音成分を0
とする雑音成分演算部と、入力される前記画像信号より
前記雑音成分演算部で生成された雑音成分を除去する雑
音抑制部と、を有することを特徴とする。
【0019】このような画像信号処理装置において、請
求項8に記載するように、前記動き検出部が、前記複数
フレームにおける連続する2フレームによる同一画素の
画像信号の差分の絶対値を求める複数の差分演算部と、
該複数の差分演算部より出力される前記画像信号の差分
の絶対値が加算される加算部と、を備えるようにしても
構わない。
【0020】よって、例えば、現フレーム及び前フレー
ム及び前々フレームの3フレーム間で前記動きの度合い
が検出されるとき、現フレーム及び前フレーム間の画像
信号の差分の絶対値と、前フレーム及び前々フレーム間
の画像信号の差分の絶対値とが、まず、2つの差分演算
部で求められる。そして、これら2つの差分演算部の演
算結果が加算部で加算されて、前記動きの度合いが求め
られる。
【0021】又、請求項9に記載するように、前記雑音
成分演算部が、前記動きの度合いが大きくなるにつれて
小さくなり、そして、前記動きの度合いが所定値より大
きくなったとき0となるように、ゲインが設定されるゲ
イン設定部と、現在入力される現フレームの画像信号と
前記現フレームの1フレーム前に入力された同一画素の
前フレームの画像信号との差分を求める減算部と、前記
減算部で求めた前記現フレーム及び前記前フレームの画
像信号の差分に、前記ゲイン設定部から送出される前記
ゲインが乗算される乗算部と、を備えるようにしても構
わない。
【0022】このような画像信号処理装置において、ゲ
インをG、動きの度合いをmとしたとき、次式で表され
るような処理をゲイン設定部が行うことによって、この
ゲインが乗算部で乗算されて求められる雑音成分を、画
像信号の動き成分に応じた適切な値とすることができ
る。 G=k×(mTH−m) (m<mTHのとき) G=0 (m≧mTHのとき) 尚、mTH及びkは、k×mTH≦1となる正の定数であ
る。
【0023】又、請求項10に記載するようには、前記
雑音成分演算部が、前記動きの度合いが大きくなるにつ
れて小さくなるとともに、前記動きの度合いが所定値よ
り大きくなったとき0となるように、ゲインが設定され
るゲイン設定部と、現在入力される現フレームの画像信
号と前記現フレームの1フレーム前に入力された同一画
素の前フレームの画像信号との差分を求める減算部と、
前記減算部で求めた前記現フレーム及び前記前フレーム
の画像信号の差分に対して、前記現フレーム及び前記前
フレームの画像信号の差分が所定の閾値より大きいとき
0とするコアリング処理を施すコアリング処理部と、前
記コアリング処理部で処理された前記現フレーム及び前
記前フレームの画像信号の差分に、前記ゲイン設定部か
ら送出される前記ゲインが乗算される乗算部と、を備え
るようにしても構わない。
【0024】このような画像信号処理装置において、ゲ
インをG、動きの度合いをmとしたとき、次式で表され
るような処理をゲイン設定部が行うことによって、この
ゲインが乗算部で乗算されて求められる雑音成分を、画
像信号の動き成分に応じた適切な値とすることができ
る。 G=k×(mTH−m) (m<mTHのとき) G=0 (m≧mTHのとき) 尚、mTH及びkは、k×mTH≦1となる正の定数であ
る。
【0025】請求項10に記載の画像信号処理装置にお
いて、更に、請求項11に記載するように、前記現フレ
ーム及び前記前フレームの画像信号の差分をd、前記コ
アリング処理が施された後の値をn、前記所定の閾値を
dTH2としたとき、前記コアリング処理回路で施される
前記コアリング処理が次式で表される特性の処理として
も構わない。 n=−k2×(dTH2+d) (−dTH2≦d≦−dTH1のとき) n=k1×d (−dTH1≦d≦dTH1のとき) n=k2×(dTH2−d) (dTH1≦d≦dTH2のとき) n=0 (d<−dTH2,dTH2<dのとき) (但しk1,k2:正の定数、dTH1:0<dTH1<dTH2で、k1×dTH1 =k2×(dTH2−dTH1)となる。)
【0026】請求項12に記載の画像信号処理装置は、
請求項9〜請求項11のいずれかに記載の画像信号処理
装置において、前記ゲインをGとしたとき、0≦G≦1
であることを特徴とする。
【0027】請求項13に記載の画像信号処理装置は、
現在入力される画像信号と同一の画素から出力される1
フレーム前の画像信号から、現在入力される前記画像信
号を減算する第1減算回路と、現在入力される画像信号
と同一の画素から出力される2フレーム前の画像信号か
ら、前記1フレーム前の画像信号を減算する第2減算回
路と、前記第1及び第2減算回路それぞれの出力の絶対
値を求める第1及び第2絶対値演算回路と、前記第1及
び第2絶対値演算回路からの出力を加算する第1加算回
路と、前記第1加算回路からの出力が大きくなるにつれ
て小さくなり、そして、前記第1加算回路からの出力が
所定値より大きくなったとき0となるように、ゲインを
設定するゲイン設定回路と、前記第1減算回路からの出
力に前記ゲイン設定回路から出力されるゲインを乗算す
る乗算回路と、現在入力される前記画像信号に前記乗算
回路からの出力を加算して、雑音成分を除去する第2加
算回路と、を有することを特徴とする。
【0028】請求項14に記載の画像信号処理装置は、
請求項13に記載の画像信号処理装置において、前記第
1減算回路からの出力に対して、前記第1減算回路から
の出力が所定の閾値より大きいとき0とするコアリング
処理を施すコアリング処理回路を有し、前記乗算回路
が、前記コアリング処理回路からの出力に前記乗算回路
からの出力を乗算して、前記第2加算回路に出力するこ
とを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>本発明の第1
の実施形態について、図面を参照して説明する。図1
は、本実施形態の画像信号処理装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【0030】図1に示す画像信号処理装置は、1フレー
ム分の画像信号を格納するフレームメモリ1,2と、入
力端子INより入力される現フレームの画像信号が与え
られる加算回路3及び減算回路4と、フレームメモリ1
から前フレームの画像信号が与えられる減算回路5と、
減算回路4,5それぞれからの出力の絶対値を求める絶
対値演算回路6,7と、絶対値演算回路6,7からの出
力を加算する加算回路8と、加算回路8からの出力に応
じてゲインを設定するゲイン設定回路9と、ゲイン設定
回路で設定されたゲインを減算回路4からの出力に乗算
する乗算回路10とを備える。
【0031】又、この画像信号処理装置は、フレームメ
モリ1より前フレームの画像信号が、減算回路4及びフ
レームメモリ2に与えられるとともに、フレームメモリ
2より現フレームの2フレーム前の画像信号(以下、
「前々フレームの画像信号」と呼ぶ)が減算回路5に与
えられる。更に、乗算回路10からの出力が加算回路3
に与えられ、加算回路3からの出力が出力端子OUTよ
り出力されるとともに、フレームメモリ1に与えられ
る。
【0032】このような構成の画像信号処理装置の動作
について、以下に説明する。入力端子INに現フレーム
の画像信号が入力されるとき、フレームメモリ1には前
フレームの画像信号が、フレームメモリ2には前々フレ
ームの画像信号が、それぞれ格納されている。そして、
入力端子INに入力される画像信号の画素と同一の画素
における前フレーム及び前々フレームの画像信号が、そ
れぞれ、フレームメモリ1,2より出力される。
【0033】このように前フレーム及び前々フレームの
画像信号が出力されると、減算回路4では現フレームと
前フレームの画像信号の差が、減算回路5では前フレー
ムと前々フレームの画像信号の差が、それぞれ求められ
る。そして、絶対値演算回路6では減算回路4で求めら
れた現フレームと前フレームの画像信号の差の絶対値
が、絶対値演算回路7では減算回路5で求められた前フ
レームと前々フレームの画像信号の差の絶対値が、それ
ぞれ求められる。
【0034】この絶対値演算回路6で求められた現フレ
ームと前フレームの画像信号の差の絶対値及び絶対値演
算回路7で求められた前フレームと前々フレームの画像
信号の差の絶対値が、加算回路8で加算されて、現在入
力される画像信号の画素におけるフレーム間の動きの度
合いが求められる。このフレーム間の動きの度合いが求
められると、図2のような特性を有するゲイン設定回路
9によって、動きの度合いに応じたゲインが設定され
る。尚、このゲイン設定回路9の特性について、以下に
説明する。
【0035】動きの度合いをm、ゲイン設定回路9で設
定されるゲインをGとすると、図2における動きの度合
いmとゲインGの関係は、次式のようになる。尚、mTH
及びkは、k×mTH≦1となる正の定数である。 G=k×(mTH−m) (m<mTHのとき) G=0 (m≧mTHのとき)
【0036】よって、m≧mTHのとき、即ち、3フレー
ム間における動きの度合いが十分大きいとき、現フレー
ム及び前フレームの画像信号の差において、動き成分の
占める割合が十分大きく、ゲインGを0とすることで、
乗算回路10より出力される雑音成分がないものとする
ことができる。又、m<mTHでは、動きの度合いが大き
くなるにつれて、現フレーム及び前フレームの画像信号
の差において、動き成分の占める割合が大きくなるた
め、動きの度合いが大きくなるにつれてゲインGの値を
小さくなるように変化させることで、動き成分を考慮し
た雑音成分を乗算回路10より得ることができる。
【0037】乗算回路10では、減算回路4で前フレー
ムの画像信号から現フレームの画像信号が減算された差
にゲイン設定回路9より与えられるゲインGが乗算され
て、雑音成分が求められる。そして、乗算回路10の出
力が入力端子INより入力される現フレームの画像信号
と加算されることによって、乗算回路10で求められた
雑音成分が除去された現フレームの画像信号が出力端子
OUTより出力されるとともに、フレームメモリ1に送
出される。
【0038】今、n個の画素G1〜Gnから出力される
画像信号によって1フレームの画像信号が得られるもの
とする。そして、画素Gxより出力された画像信号が入
力端子INに入力されたときの動作を例にして、上述の
動作を説明する。このとき、画素G1〜Gnから出力さ
れる画像信号において、現フレームの画像信号をda1〜
dan、前フレームの画像信号をdb1〜dbn、前々フレー
ムの画像信号をdc1〜dcnとする。又、以下、本明細書
において、da1〜dan、db1〜dbn、dc1〜dcnは、各
画像信号のデータ量を表すものとする。
【0039】画素Gxからの現フレームの画像信号dax
が入力端子INに入力されると、画素Gxの前フレーム
の画像信号dbxがフレームメモリ1から減算回路4及び
フレームメモリ2に出力されるとともに、画素Gxの前
々フレームの画像信号dcxがフレームメモリ2から減算
回路5に出力される。よって、減算回路4から現フレー
ム及び前フレームの画像信号の差dbx−daxが、減算回
路5から前フレーム及び前々フレームの画像信号の差d
cx−dbxが、それぞれ、絶対値演算回路6,7に出力さ
れる。そして、絶対値演算回路6,7で、現フレーム及
び前フレームの画像信号の差及び前フレーム及び前々フ
レームの画像信号の差の絶対値|dbx−dax|,|dcx−
dbx|が求められる。
【0040】そして、絶対値演算回路6,7で求められ
た値が加算回路8で加算されることによって、動きの度
合いmが、m=|dbx−dax|+|dcx−dbx|として求め
られる。ところで、画像信号の差の絶対値|dbx−dax
|,|dcx−dbx|は、それぞれ、現フレーム及び前フレ
ーム間の動きの度合い、前フレーム及び前々フレーム間
の動きの度合いを示すため、加算回路8で求められた動
きの度合いmは、画素Gxにおける3フレーム間の動き
の度合いを示すことになる。
【0041】そして、ゲイン設定回路9では、上述した
ように、図2の特性に基づいて、加算回路8で求められ
た動きの度合いmに応じたゲインGが求められる。この
とき、ゲインGは0≦G≦1となる。このゲインGがゲ
イン設定回路9より乗算回路10に出力されると、乗算
回路10では、減算回路4より出力される現フレーム及
び前フレームの画像信号の差dbx−daxにゲインGを乗
算することによって、雑音成分を、G×(dbx−dax)と
して求める。このとき、求められた雑音成分は、その値
が入力端子INより入力される現フレームの画像信号d
axと逆の極性となる。即ち、従来の画像信号処理装置
(図5)にコアリング処理回路54で求められた雑音成
分nと逆の極性になる。
【0042】そして、このようにして求められた雑音成
分nが加算回路3に出力されると、加算回路では、画素
Gxの現フレームの画像信号daxに雑音成分G×(dbx
−dax)を加算することによって、雑音成分を除去した
dax−G×(dax−dbx)となる画像信号が出力端子OU
Tより出力される。又、同時に、この雑音成分が除去さ
れた画素Gxの画像信号がフレームメモリ1に与えら
れ、次フレームにおいて、画素Gxの画像信号が処理さ
れる際の前フレームの画像信号として格納される。尚、
フレームメモリ1からフレームメモリ2に出力された画
素Gxの前フレームの画像信号は、次フレームにおい
て、画素Gxの画像信号が処理される際の前々フレーム
の画像信号として格納される。このようにして、画素G
xの画像信号における雑音成分の除去が施されると、同
様に、画素G(x+1)の画像信号における雑音成分の除
去が施される。
【0043】<第2の実施形態>本発明の第2の実施形
態について、図面を参照して説明する。図3は、本実施
形態の画像信号処理装置の内部構成を示すブロック図で
ある。尚、図3の画像信号処理装置において、図1の画
像信号処理装置と同一の目的で使用する部分について
は、図1の画像信号処理装置と同一の符号を付して、そ
の詳細な説明を省略する。
【0044】図3の画像信号処理装置は、第1の実施形
態(図1)の画像信号処理装置に、コアリング処理回路
11を設けた構成の画像信号処理装置である。即ち、減
算回路4からの出力がコアリング処理回路11に入力さ
れるとともに、コアリング処理回路11からの出力が乗
算回路10に入力される。このコアリング処理回路11
は、従来の画像信号処理装置(図5)におけるコアリン
グ処理回路54と同様、図4のような特性を示す。
【0045】このような構成の画像信号処理装置は、基
本的には、第1の実施形態の画像信号処理装置と同様の
動作を行う。即ち、減算回路4において、入力端子IN
に入力される現フレームの画像信号とフレームメモリ1
より出力される前フレームの画像信号の差が求められた
後、この現フレーム及び前フレームの画像信号の差の絶
対値が絶対値演算回路6で求められる。又、減算回路5
において、フレームメモリ1より出力される前フレーム
の画像信号とフレームメモリ2より出力される前々フレ
ームの画像信号の差が求められた後、この前フレーム及
び前々フレームの画像信号の差の絶対値が絶対値演算回
路7で求められる。
【0046】そして、この現フレームと前フレームの画
像信号の差の絶対値及び前フレームと前々フレームの画
像信号の差の絶対値が、加算回路8で加算されて、現在
入力される画像信号の画素におけるフレーム間の動きの
度合いが求められる。このフレーム間の動きの度合いが
求められると、ゲイン設定回路9において、図2の特性
に基づいて、加算回路8より出力される動きの度合いに
応じたゲインが設定され、乗算回路10に出力される。
【0047】又、このとき、コアリング処理回路11に
おいて、図4の特性に基づいて、減算回路4の出力であ
る現フレーム及び前フレームの画像信号の差をコアリン
グ処理する。即ち、現フレーム及び前フレームの画像信
号の差dによって、乗算回路10に出力する雑音成分n
が、次式によって求められる。尚、k1,k2,n1,
dTH1,dTH2;定数、であり、又、dTH1<dTH2で
ある。更に、k1×dTH1=k2×(dTH2−dTH1)と
なる。 n=−k2×(dTH2+d) (−dTH2≦d≦−dTH1のとき) n=k1×d (−dTH1≦d≦dTH1のとき) n=k2×(dTH2−d) (dTH1≦d≦dTH2のとき) n=0 (d<−dTH2,dTH2<dのとき)
【0048】このようにしてコアリング処理回路11に
おいてコアリング処理されて求められた雑音成分nに、
ゲイン設定回路9より与えられたGが、乗算回路10に
おいて、乗算されたG×nを、新たに雑音成分として加
算回路3に出力する。そして、乗算回路10の出力が入
力端子INより入力される現フレームの画像信号と加算
されることによって、乗算回路10で求められた雑音成
分が除去された現フレームの画像信号が出力端子OUT
より出力されるとともに、フレームメモリ1に送出され
る。
【0049】第1の実施形態と同様、今、n個の画素G
1〜Gnから出力される画像信号によって1フレームの
画像信号が得られるものとする。そして、画素Gxより
出力された画像信号が入力端子INに入力されたときの
動作を例にして、上述の動作を説明する。このとき、第
1の実施形態と同様、画素G1〜Gnから出力される画
像信号において、現フレームの画像信号をda1〜dan、
前フレームの画像信号をdb1〜dbn、前々フレームの画
像信号をdc1〜dcnとする。
【0050】まず、減算回路4から現フレーム及び前フ
レームの画像信号の差dbx−daxが、減算回路5から前
フレーム及び前々フレームの画像信号の差dcx−dbx
が、それぞれ出力される。そして、絶対値演算回路6,
7で、現フレーム及び前フレームの画像信号の差及び前
フレーム及び前々フレームの画像信号の差の絶対値|db
x−dax|,|dcx−dbx|が求められる。
【0051】次に、加算回路8において、動きの度合い
mが、m=|dbx−dax|+|dcx−dbx|として求めら
れ、ゲイン設定回路9において、図2の特性に基づい
て、加算回路8で求められた動きの度合いmに応じたゲ
インGが求められる。又、このとき、コアリング処理回
路11において、図4の特性に基づいて、減算回路4で
求められた画像信号の差dbx−daxに応じた雑音成分n
が求められる。尚、この雑音成分nは、従来の画像信号
処理装置(図5)のコアリング処理回路54で求められ
る雑音成分と逆極性となる。
【0052】そして、ゲイン設定回路9で設定されたゲ
インGとコアリング処理回路11から出力される雑音成
分nが、乗算回路10で乗算されて、新たに雑音成分G
×nが生成される。このようにして求められた雑音成分
G×nが加算回路3に出力されると、加算回路では、画
素Gxの現フレームの画像信号daxに雑音成分G×nを
加算することによって、雑音成分を除去した画像信号が
出力端子OUTより出力される。
【0053】又、同時に、この雑音成分が除去された画
素Gxの画像信号がフレームメモリ1に与えられ、次フ
レームにおいて、画素Gxの画像信号が処理される際の
前フレームの画像信号として格納される。尚、フレーム
メモリ1からフレームメモリ2に出力された画素Gxの
前フレームの画像信号は、次フレームにおいて、画素G
xの画像信号が処理される際の前々フレームの画像信号
として格納される。このようにして、画素Gxの画像信
号における雑音成分の除去が施されると、同様に、画素
G(x+1)の画像信号における雑音成分の除去が施され
る。
【0054】尚、第1及び第2の実施形態において、フ
レームメモリを2つ備え、連続する3フレームそれぞれ
の画像信号の差を求めることによって、各画素における
動きの判定を行うようにしたが、フレームメモリの数を
増加して、更に多くのフレームにおける画像信号の差を
求めることによって、各画素における動きの判定を行う
ようにしても構わない。このように、参照するフレーム
の数量を増やすことによって、各画素の動きの判定の精
度が高くなり、信頼性が高まる。よって、より確実に雑
音成分が除去された画像信号を出力することができる。
【0055】又、ゲイン設定回路の特性を、図2のよう
な特性に限定するのではなく、例えば、動きの度合いm
がmTHより小さい所定の値より小さいとき、ゲインGが
k×mTHで一定であり、動きの度合いmがこの所定の値
よりも大きくmTHより小さいとき動きの度合いmが大き
くなるにつれてゲインGが小さくなり、動きの度合いm
がmTH以上のときゲインGが0となるようにしても構わ
ない。又、コアリング処理回路の特性についても、図4
の特性に限定されるものでなく、現フレームと前フレー
ムとの画像信号の差が、所定の値より小さく又は大きく
なったとき0となるような特性を有するものであればよ
い。
【0056】
【発明の効果】本発明によると、複数のフレーム間の画
像信号の変化量から動きの度合いを検出する。よって、
動き検出が、2フレーム間でコアリング処理を行う従来
のものに比べ、高精度のものとなる。又、本発明による
と、動きの度合いを検出し、この動きの度合いが大きく
なったとき、雑音成分が小さいものと見なす。よって、
雑音成分が除去された1フレーム前の画像信号との差分
における動き成分と雑音成分との割合を適当なものとす
ることができる。よって、従来のようにコアリング処理
を行うことによって、動き成分と雑音成分を判別してい
たものに比べ、動き成分がある場合にも発生する雑音成
分を除去することができるので、より高精度な画像信号
の処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の画像信号処理装置の内部構成
を示すブロック図。
【図2】ゲイン設定回路の特性を示す図。
【図3】第2の実施形態の画像信号処理装置の内部構成
を示すブロック図。
【図4】コアリング回路の特性を示す図。
【図5】従来の画像信号処理装置の内部構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1,2 フレームメモリ 3 加算回路 4,5 減算回路 6,7 絶対値演算回路 8 加算回路 9 ゲイン設定回路 10 乗算回路 11 コアリング処理回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5C021 PA17 PA57 PA66 PA67 PA79 RA01 RB07 SA24 5J064 AA01 BA01 BB01 BB07 BC00 BC01 BC08 BC09

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される画像信号毎に、前記画像信号
    が出力される画素から出力された複数フレーム間におけ
    る画像信号の変化量を、前記画素における動きの度合い
    として検出し、 前記動きの度合いが大きくなるにつれて、入力される前
    記画像信号から除去する雑音成分を小さくするととも
    に、前記動きの度合いが所定値より大きくなったとき、
    入力される前記画像信号から除去する雑音成分がないも
    のとすることを特徴とする画像信号の雑音抑制方法。
  2. 【請求項2】 前記動きの度合いが、前記複数フレーム
    における連続する2フレームによる同一画素の画像信号
    の差分の絶対値が加算されることで検出されることを特
    徴とする請求項1に記載の画像信号の雑音抑制方法。
  3. 【請求項3】 前記動きの度合いが大きくなるにつれて
    小さくなるとともに、前記動きの度合いが所定値より大
    きくなったとき0となるゲインが求められ、 現在入力される画像信号と該画像信号のフレームの1フ
    レーム前に入力された同一画素の画像信号との差分に前
    記ゲインが乗算された値が前記雑音成分とされることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像信号の雑
    音抑制方法。
  4. 【請求項4】 前記動きの度合いが大きくなるにつれて
    小さくなるとともに、前記動きの度合いが所定値より大
    きくなったとき0となるゲインが求められ、 現在入力される現フレームの画像信号と前記現フレーム
    の1フレーム前に入力された同一画素の前フレームの画
    像信号との差分に対して、前記現フレーム及び前記前フ
    レームの画像信号の差分が所定の閾値より大きいとき0
    とするコアリング処理が施され、 該コアリング処理が施された前記現フレーム及び前記前
    フレームの画像信号の差分に前記ゲインが乗算された値
    が前記雑音成分とされることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の画像信号の雑音抑制方法。
  5. 【請求項5】 前記現フレーム及び前記前フレームの画
    像信号の差分をd、前記コアリング処理が施された後の
    値をn、前記所定の閾値をdTH2としたとき、前記コア
    リング処理が次式で表される特性の処理であることを特
    徴とする請求項4に記載の画像信号の雑音抑制方法。 n=−k2×(dTH2+d) (−dTH2≦d≦−dTH1のとき) n=k1×d (−dTH1≦d≦dTH1のとき) n=k2×(dTH2−d) (dTH1≦d≦dTH2のとき) n=0 (d<−dTH2,dTH2<dのとき) (但しk1,k2:正の定数、dTH1:0<dTH1<dTH2で、k1×dTH1 =k2×(dTH2−dTH1)となる。)
  6. 【請求項6】 前記ゲインをGとしたとき、0≦G≦1
    であることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか
    に記載の画像信号の雑音抑制方法。
  7. 【請求項7】 入力される画像信号毎に、前記画像信号
    が出力される画素から出力された複数フレーム間におけ
    る画像信号の変化量を、前記画素における動きの度合い
    とする動き検出部と、 前記動きの度合いが大きくなるにつれて、入力される前
    記画像信号から除去する雑音成分を小さくするととも
    に、前記動きの度合いが所定値より大きくなったとき、
    入力される前記画像信号から除去する雑音成分を0とす
    る雑音成分演算部と、 入力される前記画像信号より前記雑音成分演算部で生成
    された雑音成分を除去する雑音抑制部と、 を有することを特徴とする画像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 前記動き検出部が、 前記複数フレームにおける連続する2フレームによる同
    一画素の画像信号の差分の絶対値を求める複数の差分演
    算部と、 該複数の差分演算部より出力される前記画像信号の差分
    の絶対値が加算される加算部と、 を有することを特徴とする請求項7に記載の画像信号処
    理装置。
  9. 【請求項9】 前記雑音成分演算部が、 前記動きの度合いが大きくなるにつれて小さくなり、そ
    して、前記動きの度合いが所定値より大きくなったとき
    0となるように、ゲインが設定されるゲイン設定部と、 現在入力される現フレームの画像信号と前記現フレーム
    の1フレーム前に入力された同一画素の前フレームの画
    像信号との差分を求める減算部と、 前記減算部で求めた前記現フレーム及び前記前フレーム
    の画像信号の差分に、前記ゲイン設定部から送出される
    前記ゲインが乗算される乗算部と、 有することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の
    画像信号処理装置。
  10. 【請求項10】 前記雑音成分演算部が、 前記動きの度合いが大きくなるにつれて小さくなるとと
    もに、前記動きの度合いが所定値より大きくなったとき
    0となるように、ゲインが設定されるゲイン設定部と、 現在入力される現フレームの画像信号と前記現フレーム
    の1フレーム前に入力された同一画素の前フレームの画
    像信号との差分を求める減算部と、 前記減算部で求めた前記現フレーム及び前記前フレーム
    の画像信号の差分に対して、前記現フレーム及び前記前
    フレームの画像信号の差分が所定の閾値より大きいとき
    0とするコアリング処理を施すコアリング処理部と、 前記コアリング処理部で処理された前記現フレーム及び
    前記前フレームの画像信号の差分に、前記ゲイン設定部
    から送出される前記ゲインが乗算される乗算部と、 有することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の
    画像信号処理装置。
  11. 【請求項11】 前記現フレーム及び前記前フレームの
    画像信号の差分をd、前記コアリング処理が施された後
    の値をn、前記所定の閾値をdTH2としたとき、前記コ
    アリング処理回路で施される前記コアリング処理が次式
    で表される特性の処理であることを特徴とする請求項1
    0に記載の画像信号処理装置。 n=−k2×(dTH2+d) (−dTH2≦d≦−dTH1のとき) n=k1×d (−dTH1≦d≦dTH1のとき) n=k2×(dTH2−d) (dTH1≦d≦dTH2のとき) n=0 (d<−dTH2,dTH2<dのとき) (但しk1,k2:正の定数、dTH1:0<dTH1<dTH2で、k1×dTH1 =k2×(dTH2−dTH1)となる。)
  12. 【請求項12】 前記ゲインをGとしたとき、0≦G≦
    1であることを特徴とする請求項9〜請求項11のいず
    れかに記載の画像信号処理装置。
  13. 【請求項13】 現在入力される画像信号と同一の画素
    から出力される1フレーム前の画像信号から、現在入力
    される前記画像信号を減算する第1減算回路と、 現在入力される画像信号と同一の画素から出力される2
    フレーム前の画像信号から、前記1フレーム前の画像信
    号を減算する第2減算回路と、 前記第1及び第2減算回路それぞれの出力の絶対値を求
    める第1及び第2絶対値演算回路と、 前記第1及び第2絶対値演算回路からの出力を加算する
    第1加算回路と、 前記第1加算回路からの出力が大きくなるにつれて小さ
    くなり、そして、前記第1加算回路からの出力が所定値
    より大きくなったとき0となるように、ゲインを設定す
    るゲイン設定回路と、 前記第1減算回路からの出力に前記ゲイン設定回路から
    出力されるゲインを乗算する乗算回路と、 現在入力される前記画像信号に前記乗算回路からの出力
    を加算して、雑音成分を除去する第2加算回路と、 を有することを特徴とする画像信号処理装置。
  14. 【請求項14】 前記第1減算回路からの出力に対し
    て、前記第1減算回路からの出力が所定の閾値より大き
    いとき0とするコアリング処理を施すコアリング処理回
    路を有し、 前記乗算回路が、前記コアリング処理回路からの出力に
    前記乗算回路からの出力を乗算して、前記第2加算回路
    に出力することを特徴とする請求項13に記載の画像信
    号処理装置。
JP2000216507A 2000-07-17 2000-07-17 画像信号の雑音抑制方法及びこの雑音抑制方法を用いた画像信号処理装置 Pending JP2002033942A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000216507A JP2002033942A (ja) 2000-07-17 2000-07-17 画像信号の雑音抑制方法及びこの雑音抑制方法を用いた画像信号処理装置
EP01117220A EP1175089A3 (en) 2000-07-17 2001-07-16 A method for suppressing noise in image signals and an image signal processing device adopting the same
US09/906,150 US20020080281A1 (en) 2000-07-17 2001-07-17 Method for suppressing noise in image signals and an image signal processing device adopting such a noise suppression method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000216507A JP2002033942A (ja) 2000-07-17 2000-07-17 画像信号の雑音抑制方法及びこの雑音抑制方法を用いた画像信号処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002033942A true JP2002033942A (ja) 2002-01-31

Family

ID=18711766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000216507A Pending JP2002033942A (ja) 2000-07-17 2000-07-17 画像信号の雑音抑制方法及びこの雑音抑制方法を用いた画像信号処理装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20020080281A1 (ja)
EP (1) EP1175089A3 (ja)
JP (1) JP2002033942A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100739753B1 (ko) 2005-04-19 2007-07-13 삼성전자주식회사 양방향 시간적 잡음 제거 방법 및 장치
WO2009118978A1 (ja) * 2008-03-24 2009-10-01 パナソニック株式会社 ノイズ検出方法及びそのノイズ検出方法を用いた映像処理方法
JP2010011482A (ja) * 2009-10-01 2010-01-14 Mitsubishi Electric Corp ノイズ除去装置、ノイズ除去方法、および映像信号表示装置
US8170345B2 (en) 2008-06-26 2012-05-01 Olympus Corporation Imaging system, image processing method, and image processing program
US8218083B2 (en) 2006-03-30 2012-07-10 Mitsubishi Electric Corporation Noise reducer, noise reducing method, and video signal display apparatus that distinguishes between motion and noise

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6559886B1 (en) * 1997-12-04 2003-05-06 Victor Company Of Japan, Limited Video signal processing method and device
JP3960258B2 (ja) * 2003-04-28 2007-08-15 ソニー株式会社 信号処理装置および信号処理方法
JP4280614B2 (ja) * 2003-12-09 2009-06-17 Okiセミコンダクタ株式会社 ノイズ低減回路及び方法
JP4693546B2 (ja) * 2005-08-19 2011-06-01 株式会社東芝 デジタルノイズ低減装置及び方法及び映像信号処理装置
WO2007136099A1 (ja) * 2006-05-23 2007-11-29 Panasonic Corporation 画像表示装置、画像表示方法、プラズマディスプレイパネル装置、プログラム、集積回路、及び、記録媒体
KR101315413B1 (ko) * 2007-08-27 2013-10-07 삼성전자주식회사 신호처리장치 및 그 제어방법
US9558131B1 (en) * 2011-06-20 2017-01-31 Altera Corporation Integrated circuit with bonding circuits for bonding memory controllers
CN105191277B (zh) * 2013-03-22 2019-03-08 新思公司 基于引导式滤波器的细节增强

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2033190B (en) * 1978-09-21 1983-02-09 Sony Corp Video noise reduction system
US5025312A (en) * 1990-03-30 1991-06-18 Faroudja Y C Motion-adaptive video noise reduction system using recirculation and coring
JPH0411466A (ja) * 1990-04-28 1992-01-16 Sony Corp ノイズリデューサ
US5185664A (en) * 1991-10-31 1993-02-09 North American Philips Corporation Method and apparatus for combining field and frame recursive noise reduction for video signals
US5412436A (en) * 1993-04-22 1995-05-02 Thomson Consumer Electronics, Inc. Motion adaptive video processing system
US5519454A (en) * 1995-04-21 1996-05-21 Thomson Consumer Electronics, Inc. Luma/chroma separation filter with common delay element for comb filter separation and recursive noise reduction of composite video input signal
DE69614243T2 (de) * 1996-03-12 2001-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Schaltung zur Rauschverminderung für einen Fernsehempfänger
JP3240936B2 (ja) * 1996-09-30 2001-12-25 日本電気株式会社 動き処理回路

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100739753B1 (ko) 2005-04-19 2007-07-13 삼성전자주식회사 양방향 시간적 잡음 제거 방법 및 장치
US8218083B2 (en) 2006-03-30 2012-07-10 Mitsubishi Electric Corporation Noise reducer, noise reducing method, and video signal display apparatus that distinguishes between motion and noise
WO2009118978A1 (ja) * 2008-03-24 2009-10-01 パナソニック株式会社 ノイズ検出方法及びそのノイズ検出方法を用いた映像処理方法
US8170345B2 (en) 2008-06-26 2012-05-01 Olympus Corporation Imaging system, image processing method, and image processing program
JP2010011482A (ja) * 2009-10-01 2010-01-14 Mitsubishi Electric Corp ノイズ除去装置、ノイズ除去方法、および映像信号表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1175089A3 (en) 2004-08-04
EP1175089A2 (en) 2002-01-23
US20020080281A1 (en) 2002-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1924082B1 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP2002033942A (ja) 画像信号の雑音抑制方法及びこの雑音抑制方法を用いた画像信号処理装置
JP2000341559A (ja) 画像処理装置および画像処理方法、並びにノイズ量推定装置およびノイズ量推定方法
JPH07193467A (ja) アダプティブフィルタ修正係数演算回路
JPH02241188A (ja) 相関演算装置
US8750635B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, program, and recording medium
US8055093B2 (en) Method and system for noise level detection in image data
JP3240371B2 (ja) 映像信号処理装置
US20120288187A1 (en) Addition ratio learning apparatus and method, image processing apparatus and method, program, and recording medium
WO2003088648A1 (fr) Detecteur de mouvement, systeme de traitement d'image, procede de detection de mouvement, programme, support d'enregistrement
US8315435B2 (en) Image processing apparatus and method
US8090215B2 (en) Method and system for noise level detection in image data
JPH0651009A (ja) ノイズ測定方法および装置
JP2000232384A (ja) データ処理装置およびデータ処理方法
JP2007163318A (ja) レーダ信号処理装置とその一定誤警報確率検出方法
US20090257674A1 (en) Method and system for noise level detection in image data
JP2006287634A (ja) 信号処理装置、信号処理方法およびノイズ低減装置
JPH09200805A (ja) ディジタル画像品質評価装置
KR100712867B1 (ko) 데이터 처리 방법 및 장치
JPH08317389A (ja) ブロック歪除去装置
JP2005229166A (ja) 映像信号のノイズ量測定装置および測定方法
JPH10257106A (ja) 信号検出器
JP2003274404A (ja) ブロックノイズ除去装置
JP3773903B2 (ja) ブロックノイズ除去装置
JPH06181424A (ja) ディジタルフィルタシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040415

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041130