JP5123188B2 - 道路用標示体及び自発光式道路標識柱 - Google Patents

道路用標示体及び自発光式道路標識柱 Download PDF

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Description

本発明は、車線のセンターライン標示、車線誘導標示、交通規制誘導標示、又は、例えば進入禁止などの注意喚起等を目的として、舗装路面に固定し配列した状態で用いられると共に、発光により夜間における視認性を高めた道路用標示体及び自発光式道路標識柱に関するものである。
発光により夜間における視認性を高めた自発光式道路標識柱としては、例えば台座に立設された本体が半透明性のゴム状弾性体で形成され、下部に多数個の光通過孔を有し、更に本体の軸線に対し垂直方向に離れた位置から光通過孔を通して見通せる本体内部の位置に、照明光ランプが設けられた道路標識柱が開示されている(例えば特許文献1)。
また、着色成形又は表面着色された筒状の内部柱本体を基端で台座に取り付け、透明な筒状の外部柱本体を基端で台座に取り付けて内部柱本体を二重構造で収容し、内部柱本体の内部を光が基端側から先端側へ通過可能な光源を台座に設置して、外部柱本体の先端開口端をキャップで閉塞すると共に、キャップの内側に円錐状又は角錐状に反射鏡を設けて光源に向けた道路標識柱が開示されている(例えば特許文献2)。
日本国特開平11−36240号公報 日本国特開平5−222709号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような従来の自発光式道路標識柱では、発光体からの光を所望の方向に放射させるのに、光通過孔に各々発光体を取り付ける必要があり、形成に係わる作業が繁雑なものとなっていた。
また特許文献2のような従来の自発光式道路標識柱では、車両の衝突により容易に反射鏡がずれたり、破損したりする等して、夜間における視認性自体が早期に損なわれる恐れがあった。
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、長期に亘って夜間における視認性を維持できると共に、発光体の光を所望の方向に発せさせる構成を容易に形成することができる道路用標示体及び自発光式道路標識柱を提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係わる道路用標示体は、路面に固着されるベース部と、前記ベース部と別体で該ベース部に収容可能に構成され、複数の発光体を収納する発光部材とを備え、前記ベース部は、長手方向が幅方向よりも長く構成され、幅方向両端部が直線状に形成され、長手方向両端部のうちの少なくとも一方が長手方向外方へ凸となるように湾曲したR部として形成されており、上面及び該上面の外周縁から延設される側面を備え、前記側面は、幅方向両端部を形成する一対の幅方向側面と、前記少なくとも一方の長手方向端部を形成する長手方向側面とを備え、前記幅方向側面および前記長手方向側面は、下方に向かって拡径するように上面に対して傾斜しており、前記長手方向側面には、R部の湾曲形状に沿った発光窓部が形成されており、前記発光部材は、前記少なくとも一方の長手方向端部に対応して設けられており、前記発光体を収納する発光体収納部を備え、該発光体収納部は、前記発光部材を前記ベース部に収納した状態において、前記発光窓部に対応する位置に配置されるように構成されていることを特徴とするものである。
また、本発明に係わる道路用標示体は、路面に固着されるベース部と、前記ベース部と別体で該ベース部に収容可能に構成され、複数の発光体を収納する発光部材とを備え、前記ベース部は、長手方向が幅方向よりも長く構成され、幅方向両端部が直線状に形成され、長手方向両端部が長手方向外方へ凸となるように湾曲したR部として形成されており、上面及び該上面の外周縁から延設される側面を備え、前記側面は、幅方向両端部を形成する一対の幅方向側面と、長手方向両端部を形成する一対の長手方向側面とを備え、前記幅方向側面および前記長手方向側面は、下方に向かって拡径するように上面に対して傾斜しており、前記長手方向両端部のうちの少なくとも一方の長手方向端部における長手方向側面には、R部の湾曲形状に沿った発光窓部が形成されており、前記発光部材は、前記発光窓部が形成された前記少なくとも一方の長手方向端部に対応して設けられており、前記複数の発光体を収納する発光体収納部を備え、該発光体収納部は、前記発光部材を前記ベース部に収納した状態において、前記発光窓部に対応する位置に配置されるように構成されていることを特徴とするものである。
また前記複数の発光体は、第一の発光体と、該第一の発光体と光軸の角度が異ならされた第二の発光体を含んでいれば、発光体の視野角に限定されず広範囲に渡って夜間における視認性を得ることができ好ましい。
また前記発光部材は、上面の高さが前記ベース部の外面より低くなされていれば、車両に踏み付けられた際に発光部材に直接加えられる外力が軽減され、発光部材の破損の恐れを小さくするようにでき好ましい。
また前記発光体は、砲弾型の発光ダイオードであって、該砲弾型の発光ダイオードの側面が視認可能に発光部材が取り付けられていれば、発光体の光軸の方向のみならず、側方からの視認性も得るようにでき好ましい。
また、本発明に係わる自発光式道路標識柱は、請求項1〜5のいずれかに記載の道路用標示体に、ポール部を更に備えてなることを特徴とするものである。
また、本発明に係わる自発光式道路標識柱は、路面に固着されるベース部と、前記ベース部から上方に立設されたポール部とを備え、前記ベース部に前記ベース部と別体である発光部材が取り付けられ、該発光部材に複数の発光体が備えられ、前記発光部材は前記ベース部の下面に設けられた凹状部に下方から内嵌されて収納され、前記ポール部は、下端から下方にボルト部が突設されており、前記ベース部には、上方に開口し底部を有する大口径孔及び該底部中央を貫通する小口径孔が設けられており、前記ボルト部が前記小口径孔に挿通され、前記路面に埋設されボルト部が螺着可能なアンカーナット部に、前記小口径孔に挿通されたボルト部が螺着されることによって、該ポール部と路面との間に前記底部が挟まれてベース部が路面に固着され、該ベース部からポール部が立設されており、前記ボルト部を緩めることにより、前記ポール部とベース部とを分離して、該ベース部を路面から取り外すと共に、該ベース部から前記発光部材を取り外すことにより、該発光部材の取替えを可能としたことを特徴とするものである。
また前記複数の発光体は、第一の発光体と、該第一の発光体と光軸の角度が異ならされた第二の発光体を含んでいれば、発光体の視野角に限定されず広範囲に渡って夜間における視認性を得ることができ好ましい。
また前記発光部材は、上面の高さが前記ベース部の外面より低くなされていれば、車両に踏み付けられた際に発光部材に直接加えられる外力が軽減され、発光部材の破損の恐れを小さくするようにでき好ましい。
また前記発光体は、砲弾型の発光ダイオードであって、該砲弾型の発光ダイオードの側面が視認可能に発光部材が取り付けられていれば、発光体の光軸の方向のみならず、側方からの視認性も得るようにでき好ましい。
更に、本発明に係わる自発光式道路標識柱は、路面に固着されるベース部と、前記ベース部から上方に立設されたポール部とを備え、前記ベース部に前記ベース部と別体である発光部材が取り付けられ、該発光部材に複数の発光体が備えられ、前記ポール部は、下端から筒状部が下方に突設されていると共に該筒状部の下端から下方にボルト部が突設されており、前記ベース部には、上方に開口し底部を有する大口径孔及び該底部中央を貫通する小口径孔が設けられており、ベース部を路面に固着し、該ベース部からポール部を立設すべく、前記筒状部及び前記ボルト部が前記小口径孔に挿通され、前記路面に埋設されボルト部が螺着可能なアンカーナット部に、前記小口径孔に挿通されたボルト部が螺着されることによって、該ポール部と路面との間に前記底部が挟まれ、しかも、前記筒状部の外面が外側に向かって弾性拡張して前記小口径孔の内面を押圧するように構成されていることを特徴とするものである
また、前記ポール部は、上下方向の途中に上方が縮径された段差部が設けられ、該段差部の上面に複数の治具孔が開口され、ベース部を路面に固着すると共に該ベース部からポール部を立設するに際し、前記ポール部が挿通可能な貫通孔が設けられた本体と、該本体の貫通孔周囲から下方に突設された複数の嵌着部と、前記本体と一体に設けられた把手部とを備えた取付用治具を、前記貫通孔に前記ポール部を挿通し且つ前記嵌着部を前記治具孔に嵌着した状態で回転させることによって、前記小口径孔に挿通されたボルト部を前記アンカーナット部に螺着させ、前記ポール部と路面との間に前記底部が挟まれ、しかも、前記筒状部の外面が外側に向かって弾性拡張して前記小口径孔の内面を押圧するように構成されていることが好ましい。
本発明に係わる道路用標示体及び自発光式道路標識柱によれば、発光部材に発光体が備えられ、且つ発光部材がベース部に設けられていることで、車両の衝突等によって発光体が破損する恐れが小さくなされ、また発光部材に複数の発光体が備えられていることで、一体の発光体が発光しなくなっても他の発光体により夜間における発光が維持でき、長期に亘り夜間における視認性を維持できる。また発光部材をベース部に取り付けるのみで、発光体の光を所望の方向に発せさせる構成を容易に形成することができる。
本発明に係わる自発光式道路標識柱の、実施の一形態を示す断面図である。 本発明に係わる自発光式道路標識柱の、実施の一形態を示す説明図である。 本発明に係わる自発光式道路標識柱から光が発せられる状態を示す説明図である。 本発明に係わる自発光式道路標識柱から光が発せられる状態の、変形の一例を示す平面図である。 本発明に係わる自発光式道路標識柱から光が発せられる状態の、更に変形した一例を示す平面図である。 本発明に係わる自発光式道路標識柱から光が発せられる状態の、更に変形した例を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係る自発光式道路標識柱を示す正面図。 第2実施形態に係る道路標示体のベース部を示す平面図。 図8のA−A線断面図。 図8のB−B線断面図。 第2実施形態に係る道路標示体の発光部材を示す平面図。 図11のC−C線断面図。 図11のD−D線断面図。 図11の底面図。 第2実施形態においてベース部に発光部材を嵌め込んだ状態を示す平面図。 第2実施形態に係る自発光式道路標識柱から光が発せられる状態を示す平面図。 図16の側面図。 第2実施形態に係る自発光式道路標識柱から光が発せられる状態の、変形の一例を示す平面図。 第2実施形態に係る自発光式道路標識柱から光が発せられる状態の、更に変形した一例を示す平面図。 第2実施形態に係る自発光式道路標識柱から光が発せられる状態の、更に変形した例を示す平面図。 第2実施形態に係る自発光式道路標識柱から光が発せられる状態の、更に変形した例を示す側面図。 第2実施形態に係る自発光式道路標識柱から光が発せられる状態の、更に変形した例を示す側面図。 ポール部を用いてベース部を固定する様子を示す断面図であり、(a)は締め付ける途中の状態を示し、(b)は締め付けた状態を示す。 本発明に係る道路用標示体を路面に取付ける際に用いられる取付用治具を示す斜視図。 図11の取付用治具を用いて、本発明に係る道路用標示体を路面に取付ける様子を示す断面図であり、(a)は締め付ける途中の状態を示し、(b)は締め付けた状態を示す。
符号の説明
1…ポール部、2…ベース部、2a…ベース部の下面、2b…ベース部の上面、2c…ベース部の幅方向両側面、2d…ベース部の長手方向両側面、3…発光部材、4…アンカーナット部、5…取付用治具、7…発泡ゴムシート、10…自発光式道路標識柱、11…本体部、12…筒状部、13…ボルト部、14…台座部、15…筒状補強部、16…治具孔、21…大口径孔、22…小口径孔、23…底部、24…凹状部、25…発光窓部、26…入光窓部、27…座繰り部、28…固定用孔、29…R部(ベース部の長手方向の端部)、30…係合凹部、31(31a〜31h)…発光体、32…発光部材の本体、33…底板、34…太陽電池、35…電子基板、36…ビス、37…リブ、38…蓄電池、39…固定部材、41…アンカーナット部の上面、42…空間部、51…本体、52…貫通孔、53…嵌着部、53…嵌着部、54…把手部、121…筒上部の外面、141…台座部の上面、221…小口径孔の内面、291…頂部、311…台、321…収納部、322…発光突出部、323…空隙部、324…本体の上面、325…入光突出部、326…入光窓部の上面、327…係合凸部、351…電子基板の幅方向端部、381…ニッケル水素電池、382…コンデンサー、3211…太陽電池収納部、3212…発光体収納部、A…アンカーボルト、G…路面、L(L1,L2)…光、X…切欠き部、X1…前面、X2…後面、X3…上面、R2…再帰反射体、R21…基部、R22…反射素子、θ…視野角
本発明に係わる最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
図1は、本発明に係わる自発光式道路標識柱の一実施形態(第1実施形態)を示すもので、形成に係わる一例を示す断面図である。自発光式道路標識柱を形成する路面G付近は、路面Gから立設され道路標識柱としての存在を示すポール部1と、ポール部1の路面G付近の周囲に設けられるベース部2と、ベース部2に取り付けられる発光部材3とから形成される。まずポール部1は、円筒状の本体部11の下端に同じく円筒状の台座部14が取り付けられ、台座部14の下面から筒状部12が下方に突出されて設けられ、その筒状部12の下端から更に下方にボルト部13が突設されて形成されている。本体部11は車両の衝突等の強い外力がかかった場合に折れ曲がり、且つ復元するようにポリウレタン系合成樹脂等の弾性に富む合成樹脂材料から形成されており、ポール部1を形成している台座部14についても、本体部11と同じ材料であるポリウレタン系合成樹脂から形成されており、成形時に筒状部12、ボルト部13を含めたアンカーボルトA、及び本体部11の過剰な折れ曲がりを防止する筒状補強部15が一度に且つ一体に形成されている。
路面Gには予め内面にボルト部13が螺着可能なねじ山が螺刻されたアンカーナット部4が埋設されている。ベース部2は、上方に開口し底部23を有する大口径孔21と、底部23中央を貫通する小口径孔22が設けられたものである。ポール部1を路面Gに取り付ける際に、筒状部12及びボルト部13を、ベース部2の上方から大口径孔21と小口径孔22とに挿通させ、ボルト部13をアンカーナット部4に螺着させる。ボルト部13がアンカーナット部4に螺着されて且つ締め込まれることで、ポール部1下端に設けられた台座部14と路面Gとの間にベース部2の底部23が挟着される。また台座部14の外径は、大口径孔21の内径より小さく、且つ小口径孔22の内径より大きくなされていることで、ボルト部13を螺着するのみで底部23を容易に挟着させることができる。
その、ボルト部13をアンカーナット部4に螺着する前に、ベース部2に発光部材3が取り付けられる。発光部材3は、下方が開口し透明な合成樹脂成形体である本体32と、本体32下面を塞ぐ底板33とにより形成された空間に、複数の発光体31に加え、太陽電池34及び電子基板35が収納されて形成されたものである。発光部材3は、ベース部2を下方から凹ませて設けた凹状部24の内面に嵌着可能な外形となされ、発光部材3が下方から凹状部24に嵌着された状態でベース部2が路面に固着されると、ベース部2と路面Gとの間に発光部材3が挟着されるようになされている。凹状部24には、発光部材3が通過不可能な大きさとなされ、且つ発光体31から発せられる光Lを透過させる発光窓部25と、太陽電池34への太陽光の入射を図る入光窓部26とが穿設されている。発光窓部25及び入光窓部26は透光性であればよく、本実施形態の如き貫通孔状のものでもよく、透明性の高い板状体を設けたものであってもよい。
また上記の発光窓部25及び入光窓部26において、発光部材3がベース部2に取り付けられた状態で、ベース部2の上面はベース部2の外面より内側となされておりベース部2に車両が乗り上げた際に、車両のタイヤはまずベース部2上に当たり、直接発光部材3に当たらないようになされて、車両の乗り上げ時における発光部材3への衝撃が軽減されて発光部材3の破損の恐れが小さくなるようになされている。
図2は、本発明に係わる自発光式道路標識柱の、第1実施形態を示すもので、(a)は図1に示した自発光式道路標識柱が路面に設置された状態における正面図、(b)は平面図、(c)は底面図である。まず(a)において、自発光式道路標識柱10は、ポール部1の下端から両側に張り出すようにベース部2が設けられて形成されており、ベース部2には発光体31を備えた発光部材3が設けられ、ベース部2に設けられた発光窓部25から発光体31により発せられた点灯又は点滅する光が出射されることで、夜間において自発光式道路標識柱10の存在を喚起するようにしている。かかる発光体31による発光に係わる電力は、同じくベース部2に取り付けられた発光部材3内に設けられた太陽電池34に、ベース部2に設けられた入光窓部26から太陽光が入射されることで発電された電力が用いられる。またベース部2の側面は、全体が下方に向かって拡径する傾斜面となされており、車両の乗り上げ時において衝撃が低減されるようになされている。
次に(b)において、ベース部2はポール部1から一直線上の二方向に馬蹄状に張り出されることで楕円形に形成され、ベース部2の上面には太陽電池34が配置されている。ここでベース部2の幅Wは道路標示用のラインと同じ150mm、又はそれ以下の幅となされることで、道路標示用のライン上に自発光式道路標識柱10を設置した場合に、ベース部2がはみ出すことをなくして小径台座のポールコーンを適用する場合の利点を損なわれにくくしている。ベース部2の長さLは道路標示用のラインの延設方向に沿うものであり適宜の長さとしてよいが、幅Wの2倍以下としておくことでポール部1との接続部分で幅狭となっている部分への過度のストレスを防ぐことができ好ましい。
ここで、発光窓部25は、ベース部2両端部の馬蹄状の形状に沿って半円状に設けられると共に、(a)に示す如く傾斜面となされていることで、発光窓部25を用いて長さ方向αに対して水平に近い角度のみならず、幅方向βや上下方向に対してもある程度の出射角度にて発光体31からの光を出射できるようになされている。更にまた、発光部材3には、合成樹脂製の基体にガラスビーズを埋設して形成した再帰反射体R2が併せて設けられ、例えば発光体31が何らかの理由により発光しなくなった場合でも、再帰反射体R2による再帰反射性により夜間における視認性が保持されるようになされている。
また(c)において、ベース部2の下面から発光部材3が嵌着されて取り付けられており、嵌着された発光部材3は、底板33がベース部2にビス36を用いて締結されることで取り付けられている。ビス36はベース部2の裏面に締結されていることで、車両の乗り上げ時にタイヤを傷つける等の恐れがなく、また発光部材3が破損した場合には、路面Gからポール部1及びベース部2を取り外し、ビス36を外して破損した発光部材3をベース部2から取り外し、新しい発光部材3に交換することで容易に発光機能を保持させることができる。
またベース部2は、ベース部2単独で自発光道路鋲として用いることも可能である。その場合、路面Gへの取り付けは自発光式道路標識柱10として用いる場合の如く、ベース部2中央付近のボルト部13が挿通される小口径孔22を用いてもよいが、図2(b)及び(c)に示すように、ベース部2の側面付近に四箇所の座繰り部27を設け、それぞれの座繰り部27の底面に上下方向に貫通された固定用孔28を設け、その固定用孔28に取付用のボルトを挿通させて、路面Gに予め埋設したアンカーナットに螺着させることが可能となされている。かかるベース部2の側面付近において取付用のボルトにより路面Gに固定することで、ベース部2が底部23の広い面積を用いて固定されていない場合であっても、ベース部2周囲からの捲り上がりが防がれて、長期に亘りベース部2を確実に固定することができる。かかる自発光道路鋲として用いる場合には、大口径孔21をキャップ等で閉塞しておくのが好ましい。
図3は、本発明に係わる自発光式道路標識柱10から光Lが発せられる状態を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。尚、図3(a)において、発光体31はベース部2に隠されているが便宜上見えるように記載している。ポール部1周囲に設けられたベース部2に取り付けられた発光部材3に設けられた複数の発光体31a及び31bは砲弾型の発光ダイオードであり、本実施形態においては光軸が同一方向となされるように設けられており、発光窓部25から外部に向かって発せられるそれぞれの光L1及びL2は長さ方向αに向かって平行となるようになされている。次に図3(b)において、発光窓部25が側面にまで延設されると共に、発光体31に砲弾型の発光ダイオードが用いられていることで、発光体31の側面から光量が少ないながらも漏洩した光Lが側方からも視認されるようになり、例えば暗闇において自発光式道路標識柱10が視認可能となる範囲を拡大することができる。また路面Gと光L1及びL2の光軸とがなす角度は適宜のもののとしてもよいが、0.6゜程度としておけば100m離れた乗用車の運転者の目線(高さ約1.2m)と一致され、また1.2゜としておけば100m離れたトラックの運転者の目線(高さ約2.2m)と一致されて視認性を高めるようにでき好ましい。
ここで、発光体31の発光の方式としては、図中左右に設けられた発光部材3による発光を同時に行ったり、交互に点滅させたり、又は発光体31を高速点滅させて常時点灯しているように視認させるようにして、長さ方向αの両側に光L1及びL2を発せさせて道路線形を判りやすく案内させるようにしてもよい。また、図中左右いずれか一方の発光部材3のみをベース部2に取り付けて前方のみに光Lを発せさせるようにして、存在喚起又は注意喚起が強く必要とされる一方向のみに向けて発光するようにしてもよい。
図4は、本発明に係わる自発光式道路標識柱10から光が発せられる状態の、変形の一例を示す平面図である。発光部材3に設けられた複数の発光体31a及び31bは、第一の発光体31aは光L1の光軸が長さ方向αと15゜程度の角度となるように設けられており、第二の発光体31bは光L2の光軸が長さ方向αに平行となるように設けられていることで、光L1の光軸と光L2の光軸との角度が異ならされるようになされている。かかる構成により、自発光式道路標識柱10を直線部分に設けた場合には第二の発光体31bから発せされる光L2が走行車両からよく視認されるようになり、カーブ部分に設置された場合には第一の発光体31aから発せられる光L1がよく視認されるようにでき、種々の設置状況において夜間における高い視認性を確保できる。また発光体31が発光部材3に設けられていることで、上記の15゜といった厳密な光軸の角度の調整を予め厳密に行うことができ、設置現場において発光体31を取り付ける場合などと較べはるかに品質の安定性を高めることができる。
図5は、本発明に係わる自発光式道路標識柱10から光が発せられる状態の、更に変形した一例を示す平面図である。まず(a)において、ベース部2の図中左側に取り付けられた発光部材3には、長さ方向αに光を発する第一の発光体31b及び31cの二体と、幅方向βに各々正反対方向に光を発する第二の発光体31a及び31dの二体とが設けられ、合計四体の発光体31が設けられている。ベース部2の図中右側に取り付けられた発光部材3にも同様に、第一の発光体31f及び31gと、第二の発光体31e及び31hが設けられることで、自発光式道路標識柱10は四方に向かって光を発することができるようになされている。
ここで、発光体31の発光の方式としては、まず図中左側の発光部材3において説明すると、長さ方向αに向けられた発光体31b及び31cを点滅発光させ、幅方向βに向けられた発光体31a及び31dを高速点滅させて常時点灯して視認されるようにして、方向による発光モードを異ならせていずれの方向から視認しているのかが判別できるようにしてもよい。また点滅発光と常時点灯とは、長さ方向α及び幅方向βの発光体31に適宜割り当てるようにしてもよく、また常時点灯は点滅発光より輝度を小さくしておいて、電力の消費量を抑えておくのが好ましい。当然かかる発光の方式は図中右側の発光部材3に設けられた発光体31e〜31hにおいて行うようにしてもよい。
また発光窓部25内にフォトセンサ(図示せず)を設けて、車両の前照灯等からの光が照射された場合に発光の方式を変更するようにしてもよい。その場合の発光の方式の変更としては、例えば発光体31が点滅発光するものである場合、フォトセンサが感知した際に点滅の間隔を短くして車両の接近時において視認性を高めるものである。またフォトセンサが感知した際に、発せられる光の色調を変更することもできる。かかる色調の変更において好ましい実施例としては、例えば図中右側の発光窓部25内のフォトセンサが車両の前照灯からの光を感知した場合に、図中左側の発光体31a〜31dから発せられる光(特に光L2及びL3)の色調を赤色に変更することで、対向車の接近警告を喚起するようにするものである。色調の変更は、別色の発光体を別途設けてもよく、色調を変更可能な発光ダイオード等を用いて行うようにしてよい。
また他の発光の方式として、発光体31a〜31hをベース部2の周辺に沿って順次点滅させてもよい。具体的には、例えば発光体31a点灯→発光体31a消灯と同時に発光体31b点灯→発光体31b消灯と同時に発光体31c点灯→…と順次隣接する発光体31の消灯と点灯とを同時に近いタイミングで行い、その点灯及び消灯の順序をベース部2周辺において一方向とすることで発光体31が回転して発光しているように視認できるようになる。かかる回転発光により、単なる点滅より強い注意喚起がなされるようにできる。
また図5は、発光窓部25上方から発光体31が視認できるように砲弾型の発光ダイオードである発光体31を配置したものである。かかる発光体31の配置により、砲弾型の発光ダイオードの側面から漏洩した光が上方からも視認されるようになり、車両の運転者に対してのみならず、上方や斜め上方から視認する場合の多い歩行者に対しても夜間において視認させることができる。
図6は、本発明に係わる自発光式道路標識柱10から光が発せられる状態の、更に変形した例を示す側面図である。まず(a)において、発光部材3には上下方向に光L1及びL2の光軸が異ならされて第一の発光体31a及び第二の発光体31bが設けられている。上述の通り、路面Gと光L1又はL2の光軸とがなす角度が0.6゜であれば100m離れた乗用車の運転者の目線(高さ約1.2m)と一致され、1.2゜としておけば100m離れたトラックの運転者の目線(高さ約2.2m)と一致されるが、第一の発光体31aの光L1の光軸と路面Gとがなす角度を0.6゜がなされ、第二の発光体31bの光L2と路面Gとがなす角度を1.2゜としていることで、乗用車及びトラックの運転者に対する高い視認性を一体の発光部材3により得ることができるようになされている。
また(b)においては、視野角θの砲弾型発光ダイオードである発光体31a及び31bが上下方向に配置され、第一の発光体31aの光L1の光軸と、第二の発光体31bの光L2の光軸とが視野角θだけ異ならされている。かかる構成により、第一の発光体31aの視野角の端縁と、第二の発光体31bの視野角の端縁とがほぼ接するようになされ、且つ各々の視野角が重複しないように設けられるようになり、発光体31a及び31bにより得られる視野角が2θとなって、発光体発光体31a及び31bにより得られる視野角を最大限に活用して広範囲に亘る視野角を得ることができるようになされている。当然のことながら、かかる構成は上下方向においてのみに限定されるものではなく、2つの光軸が路面Gと平行な方向に適用するようにしてもよい。
次に、本発明に係る自発光式道路標識柱10の他の実施形態(第2実施形態)について説明する。尚、前記第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付すものとし、その説明を割愛する。図7に、第2実施形態における自発光式道路標識柱10が示されている。該自発光式道路標識柱10は、ポール部1の下端から両側に張り出すようにベース部2が設けられて構成されており、ベース部2には、発光体31を備えた発光部材3がその長手方向の少なくとも一方の端部29に着脱可能に設けられている。尚、発光体31が長手方向の両端部にそれぞれ備えられている場合であってもよい。
この自発光式道路標識柱10は、ポール部1とベース部2とが分離されて構成され、ポール部1に設けられたボルト部13を用いて路面Gに固定されるものであり、例えば、道路の車線間に設けられるセンターライン等のライン上に、該ラインの延設方向にベース部2の長手方向を沿わせて固定、配列され、発光体31が点灯又は点滅することで夜間における自発光式道路標識柱10の存在を喚起することで、車線のセンターライン表示、車線誘導標示、交通規制誘導標示、又は、例えば進入禁止などの注意喚起等に用いられる。尚、ポール部1は、第1実施形態におけるポール部1と同様の構成であるので、その説明を割愛する。
ベース部2は、ポール部1から一直線上の二方向に両端部29,29がそれぞれ馬蹄状に張り出されることで楕円形に形成されている。具体的には、図8乃至10に示すように、ベース部2は、その長手方向の少なくとも一方の端部29、第2実施形態では両端部29,29が外方へ凸となる円弧状に湾曲したR部29として形成されており、その幅方向両端部が平行な直線状に形成されている。尚、長手方向両端部29,29の円弧形状は、幅方向両端部の直線形状に接するような形状となっている。
ベース部2の幅方向の寸法Wは、例えばセンターライン等の道路標示用のラインと同じ150mm、又はそれ以下の寸法となっている。これにより、例えばセンターライン等の道路標示用のライン上に自発光式道路標識柱10を設置した場合に、ベース部2が当該ラインからはみ出すことがなく、よって小径台座のポールコーンを適用する場合の利点が損なわれにくくなる。
尚、ベース部2の長手方向は、路面Gへの設置状態において道路標示用のラインの延設方向に沿う方向となるものであり、その寸法Lは、適宜の長さとすることができるが、前記幅方向の寸法Wの概ね2倍以下としておくことが好ましく、ポール部1との接続部分で幅狭となっている部分への過度のストレスを防ぐことができる。
ベース部2は、その楕円形状の中心部(長手方向及び幅方向の中心)から外方へ向けて、その厚みが徐々に薄くなるように構成されている。つまり、ベース部2の厚みは、その中心部が厚く、該中心部よりも長手方向端部側ほど、或いは、幅方向端部側ほど薄くなっている。具体的には、ベース部2は、その下面2aが平坦な面である一方で、その上面2bが前記中心部から長手方向且つ幅方向に向けて下方へ傾斜した傾斜面となっている。
また、前記上面の外周縁から延設されるベース部2の側面2c,2dは、全体が下方に向かって拡径する傾斜面となっている。具体的には、ベース部2の幅方向両側面2c及び長手方向両側面2dの双方は、それぞれ外方へ向けて下方へ傾斜した傾斜面となっている。尚、上面2bの傾斜角度よりも幅方向両側面2c及び長手方向両側面2dの傾斜角度の方が大きくなっている。このように、ベース部2の側面2c,2dを傾斜面とすることにより、車両の乗り上げ時の衝撃が低減される。
ベース部2の上部には、外部からの光(外部光)の入射を図る入光窓部26が形成されている。具体的には、入光窓部26は、ベース部2の上部に穿設することによって形成される開口部であり、ベース部2の上面2bの傾斜に沿って形成されている。従って、入光窓部26の開口方向は、長手方向の一方の端部側へ若干傾いた斜め上方となっている。尚、第2実施形態では、入光窓部26は、前記上面2bの長手方向の端部のうち一方の端部29側にのみ設けられている。
ベース部2の長手方向の少なくとも一方の端部29(第2実施形態では、一方の端部のみ)には、ベース部2に設けられた発光体31から発せられる光Lを外部へ透過させるための発光窓部25が形成されている。この発光窓部25は、前記一方の端部29のR形状に沿って形成されている。つまり、発光窓部25は、外方へ凸となる円弧状に形成されている。
発光窓部25は、前記R部29に穿設することによって形成されている。つまり、発光窓部25は、R部29の形状に沿って形成される開口部であり、第2実施形態では、ベース部2の長手方向の側面2dに形成されている。従って、発光窓部25の開口方向は、長手方向の一方の端部29側へ傾いた斜め上方となっており、前記入光窓部26の開口方向よりも更に長手方向に傾いた方向となっている。
また、発光窓部25は、前記R部29の頂部291を介して一対形成されている。具体的には、発光窓部25は、前記R部29の一方の端部から頂部291の手前までの領域と、前記R部29の他方の端部から頂部291の手前までの領域とを、それぞれくり抜いて一対形成されており、従って、前記R部29の頂部291には、発光窓部25は形成されていない。
尚、発光窓部25及び入光窓部26は透光性であればよく、第2実施形態の如き貫通孔状のものでもよく、透明性の高い板状体を設けたものであってもよい。
ベース部2の下面2a側には、発光体31を備える発光部材3を収容するための凹状部24が形成されている。具体的には、凹状部24は、ベース部2の少なくとも一方の端部29(第2実施形態では、一方の端部のみ)の下面2a側全域に形成されており、前記発光窓部25及び入光窓部26と連通している。尚、凹状部24には、前記入光窓部26の幅方向両側に係合凹部30が形成されている。
また、ベース部2には、第1実施形態と同様の構成である底部23を有する大口径孔21と底部23中央を貫通する小口径孔22とが形成されている。ベース部2は、ポール部1の筒状部12及びボルト部13を、ベース部2の上方から大口径孔21と小口径孔22とに挿通させ、ボルト部13をアンカーナット部4に螺着させ且つ締め込まれることで、ポール部1下端に設けられた台座部14と路面Gとの間にベース部2の底部23が挟着され、これによって路面Gに取り付けられる。尚、図7に示すように、ベース部2の下側に、該ベース部2の下面略全域を覆うように発泡ゴムシート7を設けることにより、より一層ベース部2が回転する恐れを小さくすることができる。
発光部材3は、図11乃至14に示すように、砲弾型の発光ダイオードである発光体31を備えており、ベース部2に発光体31を配備すべく、ベース部2の凹状部24に着脱可能に嵌め込むことができるように構成されている。尚、砲弾型の発光ダイオードを発光体31として用いることで、少ないエネルギーでも遠方にて光Lを視認させるようにできる。
発光部材3は、下方に開口した収納部321を有する本体32と、該本体32の収納部321に収納される発光体31と、該発光体31が接続される電子基板35と、該電子基板35に接続され電子基板35を介して前記発光体31に電力を供給する太陽電池34と、外部からの光を反射するための再帰反射体R2と、前記本体32の下面を閉塞するための底板33とを備える。尚、発光部材3は、前記発光体31と電子基板35と太陽電池34と再帰反射体R2とがその収納部321に収納され、底板33にて該収納部321を閉塞することによって一体となる構成であり、ベース部2とは別個の部材となる。
本体32は、その外形形状が前記凹状部24の内形状に対応した形状となっており、ベース部2の凹状部24に着脱可能に内嵌することができるようになっている。第2実施形態では、本体32は透明な合成樹脂成形体である。
この本体32には、その下面側全域に亘って下方に開口した収納部321が形成されている。つまり、本体32は、下方へ開口した容器形状であり、その内部に上記発光体31等を収納することができるようになっている。具体的には、収納部321は、本体32の幅方向中央部に形成される太陽電池収納部3211と、該太陽電池収納部3211の幅方向両側に一対形成される発光体収納部3212とを備えてなる。
また、太陽電池収納部3211と発光体収納部3212との境界には、本体32の強度を高くするためのリブ37が形成されている。このリブ37は、前後方向に沿って形成されており、その前後方向途中部分には、太陽電池収納部3211と発光体収納部3212とを幅方向に連通する切欠き部Xが形成されている。該切欠き部Xは、前後方向に長い略長方形状の開口部であり、その前面X1及び後面X2が上下方向に沿って形成されており、上面X3が前面X1及び後面X2に略直交するように前後方向に沿って形成されている。
また、本体32には、前方から側方にかけて外方へ突出した発光突出部322が形成されている。この発光突出部322は、左右一対形成されており、両発光突出部322の前方側の間には、空隙部323が形成されている。尚、発光突出部322は、その外周面が円弧状に湾曲しており、更に、その上部の一部が切り欠かれて傾斜面となっている。該傾斜面の傾斜は、前記ベース部2の長手方向の側面の傾斜とほぼ同じ傾斜になっている。また、前記一対の発光体収納部3212は、各々の発光突出部322に対応してそれぞれ形成されている。
更に、本体32の上面324には、上方へ突出した入光突出部325が形成されている。この入光突出部325の上面326は、前方且つ側方へ向けて下方に傾斜した傾斜面となっており、該傾斜面の傾斜は、前記ベース部2の上面2bの傾斜とほぼ同じ傾斜となっている。尚、前記太陽電池収納部3211は、入光突出部325に対応して形成されている。つまり、入光突出部325は、本体32の幅方向中央部に形成されており、その幅方向両端側に発光突出部322が一対形成されている。
尚、本体32の上面324には、前記入光突出部325の側方で且つ発光突出部の後方に係合凸部327が設けられており、該係合凸部327は、本体32の上面324から上方へ突設されており、本実施形態では、前記入光突出部325の両側に一対設けられている。
電子基板35は、図14に示すように、幅方向に長い横長形状であり、一方の発光体収納部3212から他方の発光体収納部3212にまで対応するように形成されている。即ち、電子基板35は、収納部321に収納された状態で、一方の発光体収納部3212から太陽電池収納部3211を横切って他方の発光体収納部3212にまで亘るように、横長状に形成されている。従って、電子基板35は、収納部321に収納された状態において、その一方の幅方向端部351が一方の発光体収納部3212に、他方の幅方向端部351が他方の発光体収納部3212に各々対応した配置となる。尚、電子基板35の前後方向の寸法は、前記リブ37の切欠き部X前後方向の長さ、即ち、切欠き部Xの前面X1と後面X2との離間距離よりも若干短くなっている。
発光体31は、砲弾型の発光ダイオードである。第2実施形態では、発光体31は、前記電子基板35上に立設されており、具体的には、前記電子基板35の一方の幅方向端部に2つ、他方の幅方向端部に2つ、それぞれ設けられている。尚、発光体31は、例えばポリエチレン等からなる台311を介して電子基板35上に立設されている。
また、電子基板35には、前記発光体31に電力を供給するための太陽電池34が接続されている。この太陽電池34は、光を受けて電力を蓄えることができるように構成されており、前記太陽電池収納部3211に収納できるように構成されている。具体的には、電子基板35には、該太陽電池34にて生成される電力を蓄えることができる、例えばニッケル水素電池381やコンデンサー382などの蓄電池38が接続されている。
再帰反射体R2は、横長の基部R21の前面に、光を反射させるための例えばガラス球等の反射素子R22が、その一部が突出するように埋設されて構成されている。
かかる発光体31と電子基板35と太陽電池34と再帰反射体R2とは、本体32の収納部321に収納されることによって、発光体31は、前記発光突出部322に対応する位置に、太陽電池34は、前記入光突出部325に対応した位置になるように収納されている。具体的には、太陽電池34が太陽電池収納部3211に収納され、電子基板35が前記リブ37の切欠き部Xに嵌め込まれて収納部321に収納されている。より詳細には、電子基板35は、両切欠き部X間に掛渡すようにして各々の切欠き部Xに嵌め込まれており、切欠き部Xを介して、一方の発光体収納部3212から太陽電池収納部3211を横切って他方の発光体収納部3212にまで亘るように収納部321に収納されている。従って、電子基板35の幅方向両端部にそれぞれ配置されている発光体31は、各発光体収納部3212にそれぞれ収納されることとなる。尚、電子基板35は、両面テープ等の固定部材39を介して切欠き部Xの上面X3に固定されている。このように、電子基板35は、収納部321への収納に際して切欠き部Xに嵌め込まれるので、当該切欠き部Xの前面X1及び後面X2にて、その前後の位置及び前後の向きが正確に位置決めされると共に上面X3にてその上下の位置及び上下の向きが正確に位置決めされ、その結果、発光体31の位置及び向きが正確に位置決めされることとなる。
尚、前記発光突出部322は、本体32の収納部321に収納される発光体31の位置に対応する位置に形成されており、当該発光体31の前方から側方にかけて外方へ突出して形成さている。また、前記入光突出部325は、本体32の収納部321に収納される太陽電池34の位置に対応する位置に形成されており、当該太陽電池34全体を覆うように形成されている。
尚、蓄電池38としてニッケル水素電池381を用いる場合には、図12に示すように、該ニッケル水素電池381を電子基板35と太陽電池34との間に設け、その電極部を例えば両面テープ等によって覆う。一方、蓄電池38としてコンデンサー382を用いる場合には、図13に示すように、該コンデンサー382を前記係合凸部327の内面側に、例えば両面テープ等を介して貼り付けて該係合凸部327に収納する。
また、再帰反射体R2は、入光突出部325内の任意の位置に配置することが可能であるが、太陽電池34への外部光の照射を妨げないよう入光突出部325(太陽電池収納部3211)の後方端部に配置するのが好ましく、前記反射素子R22が前方へ突出するように配備される。尚、再帰反射体R2は、太陽電池34よりも上側に位置している。
また、底板33は、収納部321全体(本実施形態では、本体32の下面全域)を閉塞することができるように構成されている。更に、この底板33は、前記ベース部2の凹状部24全体を閉塞することができるように構成されている。
この底板33は、ベース部2にビスを用いて締結することができるように構成されている。ビスは、ベース部2の下面2a(裏面)に締結されていることで、車両の乗り上げ時にタイヤを傷つける等の恐れがなく、また発光部材3が破損した場合には、路面Gからポール部1及びベース部2を取り外し、ビスを外して破損した発光部材3をベース部2から取り外し、新しい発光部材3に交換することで容易に発光機能を保持させることができる。
かかる構成の発光部材3が前記凹状部24に嵌め込まれることによって、図15に示すように、ベース部2の一方の端部29に発光体31が設けられる。具体的には、各発光突出部322,322が各発光窓部25,25にそれぞれ嵌め込まれ、両発光突出部322,322の間の前記空隙部323に前記頂部291が嵌め込まれる。そして、入光突出部325が入光窓部26に嵌め込まれ、更に係合凸部327が前記凹状部24の係合凹部30に係合する。そして、発光部材3が嵌め込まれた凹状部24を、前記底板33にて閉塞する。
かかる状態で、発光体31からの光は、発光体31からベース部2の外側に直接発する、即ち、発光窓部25を透過してベース部2の外部へと照射される。また、外部からの光は、入光窓部26を透過して太陽電池34に照射されると共に再帰反射体R2によって外部へ反射される。
ここで、発光体31から照射される光の照射方向(光軸)について、図16乃至22を参酌して説明する。尚、発光体31の発光の方式については、第一実施形態での発光の方式と同様の方式である。図16は、本発明に係わる自発光式道路標識柱10から光が発せられる状態を示すものであり、図17は図16の側面図である。尚、図16では、発光体31はベース部2に隠されているが、便宜上見えるように記載している。
図16及び図17においては、複数の発光体31a,31bは、それぞれの光軸が同一方向となされるように設けられており、発光窓部25から外部に向かって発せられるそれぞれの光L1及びL2は長さ方向αに向かって平行となるようになされている。また、発光窓部25が側面にまで延設されると共に、発光体31に砲弾型の発光ダイオードが用いられていることで、発光体31の側面から光量が少ないながらも漏洩した光が側方からも視認されるようになり、例えば暗闇において自発光式道路標識柱10が視認可能となる範囲を拡大することができる。また路面Gと光L1,L2の光軸とがなす角度は、適宜のものとしてもよいが、0.6゜程度としておけば100m離れた乗用車の運転者の目線(高さ約1.2m)と一致され、また1.2゜としておけば100m離れたトラックの運転者の目線(高さ約2.2m)と一致されて視認性を高めるようにでき好ましい。
図18は、本発明に係わる自発光式道路標識柱10から光が発せられる状態の変形例を示す平面図である。発光部材3に設けられた複数の発光体31a,31bは、第一の発光体31aが光L1の光軸が長さ方向αと15゜程度の角度となるように設けられており、第二の発光体31bが光L2の光軸が長さ方向αに平行となるように、それぞれ設けられている。即ち、光L1の光軸と光L2の光軸との角度が異ならされるようになされている。かかる構成により、自発光式道路標識柱10を直線部分に設けた場合には、第二の発光体31bから発せされる光L2が走行車両からよく視認されるようになり、カーブ部分に設置された場合には、第一の発光体31aから発せられる光L1がよく視認されるようにでき、種々の設置状況において夜間における高い視認性を確保できる。また発光体31が発光部材3に設けられていることで、上記の15゜といった厳密な光軸の角度の調整を予め厳密に行うことができ、設置現場において発光体31を取り付ける場合などと較べ、はるかに品質の安定性を高めることができる。
図19及び20は、本発明に係わる自発光式道路標識柱10から光が発せられる状態の、更なる変形例を示す平面図である。まず、図19において、ベース部2に取り付けられた発光部材3には、長さ方向αに光を発する第一の発光体31b,31cと、幅方向βに各々正反対方向に光を発する第二の発光体31a,31dとが設けられており、合計四体の発光体31が設けられている。尚、ベース部2の長さ方向両端部にかかる発光部材3を設けた場合には、自発光式道路標識柱10は四方に向かって光を発することができるようになる。
また、図20は、発光窓部25上方から発光体31が視認できるように発光体31を配置したものである。かかる発光体31の配置により、発光体31の側面から漏洩した光が上方からも視認されるようになり、車両の運転者に対してのみならず、上方や斜め上方から視認する場合の多い歩行者に対しても夜間において視認させることができる。
図21及び22は、本発明に係わる自発光式道路標識柱10から光が発せられる状態の、更なる変形例を示す側面図である。まず、図21において、発光部材3には上下方向に光L1,L2の光軸が異ならされて第一の発光体31a及び第二の発光体31bが設けられている。上述の通り、路面Gと光L1又はL2の光軸とがなす角度が0.6゜であれば100m離れた乗用車の運転者の目線(高さ約1.2m)と一致され、1.2゜としておけば100m離れたトラックの運転者の目線(高さ約2.2m)と一致されるが、第一の発光体31aの光L1の光軸と路面Gとがなす角度を0.6゜がなされ、第二の発光体31bの光L2と路面Gとがなす角度を1.2゜としていることで、乗用車及びトラックの運転者に対する高い視認性を一体の発光部材3により得ることができるようになされている。
また、図22においては、視野角θである発光体31a,31bが上下方向に配置され、第一の発光体31aの光L1の光軸と、第二の発光体31bの光L2の光軸とが視野角θだけ異ならされている。かかる構成により、第一の発光体31aの視野角の端縁と、第二の発光体31bの視野角の端縁とがほぼ接するようになされ、且つ各々の視野角が重複しないように設けられるようになり、発光体31a及び31bにより得られる視野角が2θとなって、発光体発光体31a及び31bにより得られる視野角を最大限に活用して広範囲に亘る視野角を得ることができ、広範囲に注意喚起をすることができる。当然のことながら、かかる構成は上下方向においてのみに限定されるものではなく、路面Gと平行な方向において、第一の発光体31aの視野角の端縁と、第二の発光体31bの視野角の端縁とがほぼ接するようになされ、且つ各々の視野角が重複しないようにすることもできる。
尚、ベース部2を路面Gに固着し、該ベース部2からポール部1を立設するに際しては、ポール部1の前記筒状部12及び前記ボルト部13がベース部2の前記小口径孔22に挿通され、前記路面Gに埋設されボルト部13が螺着可能なアンカーナット部4に、前記小口径孔22に挿通されたボルト部13が螺着されることによって、該ポール部1と路面Gとの間に前記底部23が挟まれ、しかも、前記筒状部12の外面121が外側に向かって弾性拡張して前記小口径孔22の内面221を押圧するように構成するのが好ましい。
このような構成とすることにより、弾性拡張した筒状部12の外面121が小口径孔22の内面221を押圧するので、筒状部12の外面121と小口径孔22の内面221との間に強い摩擦力が生じ、ポール部1とベース部2とが分離されて設けられていても、ベース部2が回転する恐れを小さくすることができる。従って、所定の方向に対して発光体31の光軸を維持して設置当初に得られていた効果を持続させることができる。
かかる取付構造を詳細に説明すると、図23(a)及び(b)には、ボルト部13のアンカーナット部4への螺着時におけるボルト部13付近の縦断面図が示されている。図23(a)において、ポール部1を形成している台座部14は、本体部11と同じ材料であるポリウレタン系合成樹脂から形成されており、成形時に筒状部12、ボルト部13を含めたアンカーボルトA、及び本体部11の過剰な折れ曲がりを防止する筒状補強部15が一度に且つ一体に形成されている。アンカーナット部4にボルト部13がそれ程締め込まれていない状態(図23(a)の状態)においては、筒状部12の外径は小口径孔22の内径より小さくなされているため、筒状部12は円滑に小口径孔22に挿通させることができる。また、アンカーナット部4は、接着剤等を用いて路面Gに固着されて埋設されているが、アンカーナット部4の上面41は路面Gより低くなされ、上面41と路面G高さとの間には筒状部12が遊嵌可能で、内面が小口径孔22の内径より大きくなされた空間部42が設けられている。
次に図23(b)において、ボルト部13を更に締め込んで行くと、筒状部12がアンカーナット部4の上面41に突き当たり、更に締め込むと、弾性材料であるポリウレタン系合成樹脂である筒状部12は、空間部42内で外側に向かって弾性拡張する。そうすると、弾性拡張した筒状部12の外面121は、空間部42の内面が小口径孔22の内径より大きくなされているので、小口径孔22の内面221に当たって当該その内面221を押圧するようになる。そうすると、筒状部12の外面121と小口径孔22の内面221との間に強い摩擦力が生じ、ポール部1とベース部2とが分離されて設けられていても、ベース部2が回転する恐れを小さくすることができる。従って、所定の方向に対して発光体31の光軸を維持して設置当初に得られていた効果を持続させることができる。
また、ベース部2を路面Gに固着すると共に該ベース部2からポール部1を立設するに際しては、前記ポール部1の前記台座部14の上面141に複数の治具孔16が略等間隔に開口され、前記ポール部1が挿通可能な貫通孔52が設けられた本体51と、該本体51の貫通孔52周囲から下方に突設された複数の嵌着部53と、前記本体51と一体に設けられた把手部54とを備えた取付用治具5を、前記貫通孔52に前記ポール部1を挿通し且つ前記嵌着部53を前記治具孔16に嵌着した状態で回転させることにより、前記小口径孔22に挿通されたボルト部13を前記アンカーナット部4に螺着させ、前記ポール部1と路面Gとの間に前記底部23が挟まれ、しかも、前記筒状部12の外面121が外側に向かって弾性拡張して前記小口径孔22の内面221を押圧するように構成されていることが好ましい。
かかる構成とすることにより、前記貫通孔52に前記ポール部1を挿通し且つ前記嵌着部53を前記治具孔16に嵌着した状態で、把持部を把持して取付用治具5を回転させ、その回転力によってボルト部13を前記アンカーナット部4に強固に締め付けることができ、筒状部12の弾性拡張をより確実に行わせることができるという利点がある。
図24及び25を用いてより詳細に説明すると、図24は、自発光式道路標識柱10を路面Gに取付ける際に用いられる取付用治具5を示す斜視図である。該取付用治具5は、自発光式道路標識柱10のポール部1が挿通可能な貫通孔52と、貫通孔52周囲の三箇所に下方に突出された嵌着部53とが設けられた板状のリング体である本体51に、同じく板状の把手部54が備えられて金属材料により一体に形成されている。尚、嵌着部53は、三箇所に限らず、例えば四箇所や五箇所等であってもよい。
図25(a)及び(b)は、図24に示した取付用治具5を用いて自発光式道路標識柱10を路面Gに取付ける方法の、実施の一形態を示す断面図である。ポール部1には、台座部14の平坦な上面141に治具孔16が略等間隔に開口されている。取付用治具5の貫通孔52に本体部11が挿通されて本体51が台座部14上方に位置されると共に、本体51下面に設けられた嵌着部53が治具孔16に嵌着される。
ここで嵌着部53と治具孔16とは、設けられた位置及び数が一致しており、それぞれの治具孔16に各嵌着部53をそれぞれ嵌着可能となされている。全ての治具孔16に嵌着部53が嵌着された状態で、前記把手部54を把持して取付用治具5を回転させてポール部1を回転させ、ボルト部13をアンカーナット部4に螺着することにより、取付用治具5を用いずにポール部1を把持して螺着させる場合に比して、締め付け力をはるかに強いものとして、筒状部12の弾性拡張を確実に行わせることができる。また、ポール部1をベース部2に取り付けた状態で、ベース部2の上面2bより台座部14の上面141の方が低い場合であっても、軟弱なポール部1の本体部11を用いることなく、比較的堅牢な台座部14を用いて締付けを行うことができ、迅速且つ強力な締付けを行うことができるという利点がある。

Claims (12)

  1. 路面に固着されるベース部と、前記ベース部と別体で該ベース部に収容可能に構成され、複数の発光体を収納する発光部材とを備え、
    前記ベース部は、長手方向が幅方向よりも長く構成され、幅方向両端部が直線状に形成され、長手方向両端部のうちの少なくとも一方が長手方向外方へ凸となるように湾曲したR部として形成されており、上面及び該上面の外周縁から延設される側面を備え、
    前記側面は、幅方向両端部を形成する一対の幅方向側面と、前記少なくとも一方の長手方向端部を形成する長手方向側面とを備え、
    前記幅方向側面および前記長手方向側面は、下方に向かって拡径するように上面に対して傾斜しており、
    前記長手方向側面には、R部の湾曲形状に沿った発光窓部が形成されており、
    前記発光部材は、前記少なくとも一方の長手方向端部に対応して設けられており、前記発光体を収納する発光体収納部を備え、
    該発光体収納部は、前記発光部材を前記ベース部に収納した状態において、前記発光窓部に対応する位置に配置されるように構成されていることを特徴とする道路用標示体
  2. 路面に固着されるベース部と、前記ベース部と別体で該ベース部に収容可能に構成され、複数の発光体を収納する発光部材とを備え、
    前記ベース部は、長手方向が幅方向よりも長く構成され、幅方向両端部が直線状に形成され、長手方向両端部が長手方向外方へ凸となるように湾曲したR部として形成されており、上面及び該上面の外周縁から延設される側面を備え、
    前記側面は、幅方向両端部を形成する一対の幅方向側面と、長手方向両端部を形成する一対の長手方向側面とを備え、
    前記幅方向側面および前記長手方向側面は、下方に向かって拡径するように上面に対して傾斜しており、
    前記長手方向両端部のうちの少なくとも一方の長手方向端部における長手方向側面には、R部の湾曲形状に沿った発光窓部が形成されており、
    前記発光部材は、前記発光窓部が形成された前記少なくとも一方の長手方向端部に対応して設けられており、前記複数の発光体を収納する発光体収納部を備え、
    該発光体収納部は、前記発光部材を前記ベース部に収納した状態において、前記発光窓部に対応する位置に配置されるように構成されていることを特徴とする道路用標示体。
  3. 前記複数の発光体は、第一の発光体と、該第一の発光体と光軸の角度が異ならされた第二の発光体を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の道路用標示体
  4. 前記発光部材は、上面の高さが前記ベース部の外面より低くなされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の道路用標示体
  5. 前記発光体は、砲弾型の発光ダイオードであって、該砲弾型の発光ダイオードの側面が視認可能に発光部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の道路用標示体
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の道路用標示体に、ポール部を更に備えてなる自発光式道路標識柱。
  7. 路面に固着されるベース部と、前記ベース部から上方に立設されたポール部とを備え、前記ベース部に前記ベース部と別体である発光部材が取り付けられ、該発光部材に複数の発光体が備えられ、
    前記発光部材は前記ベース部の下面に設けられた凹状部に下方から内嵌されて収納され、
    前記ポール部は、下端から下方にボルト部が突設されており、前記ベース部には、上方に開口し底部を有する大口径孔及び該底部中央を貫通する小口径孔が設けられており、
    前記ボルト部が前記小口径孔に挿通され、前記路面に埋設されボルト部が螺着可能なアンカーナット部に、前記小口径孔に挿通されたボルト部が螺着されることによって、該ポール部と路面との間に前記底部が挟まれてベース部が路面に固着され、該ベース部からポール部が立設されており、
    前記ボルト部を緩めることにより、前記ポール部とベース部とを分離して、該ベース部を路面から取り外すと共に、該ベース部から前記発光部材を取り外すことにより、該発光部材の取替えを可能としたことを特徴とする自発光式道路標識柱。
  8. 前記複数の発光体は、第一の発光体と、該第一の発光体と光軸の角度が異ならされた第二の発光体を含むことを特徴とする請求項に記載の自発光式道路標識柱。
  9. 前記発光部材は、上面の高さが前記ベース部の外面より低くなされていることを特徴とする請求項7又は8に記載の自発光式道路標識柱
  10. 前記発光体は、砲弾型の発光ダイオードであって、該砲弾型の発光ダイオードの側面が視認可能に発光部材が取り付けられていることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の自発光式道路標識柱。
  11. 路面に固着されるベース部と、前記ベース部から上方に立設されたポール部とを備え、前記ベース部に前記ベース部と別体である発光部材が取り付けられ、該発光部材に複数の発光体が備えられ、
    前記ポール部は、下端から筒状部が下方に突設されていると共に該筒状部の下端から下方にボルト部が突設されており、前記ベース部には、上方に開口し底部を有する大口径孔及び該底部中央を貫通する小口径孔が設けられており、
    ベース部を路面に固着し、該ベース部からポール部を立設すべく、前記筒状部及び前記ボルト部が前記小口径孔に挿通され、前記路面に埋設されボルト部が螺着可能なアンカーナット部に、前記小口径孔に挿通されたボルト部が螺着されることによって、該ポール部と路面との間に前記底部が挟まれ、しかも、前記筒状部の外面が外側に向かって弾性拡張して前記小口径孔の内面を押圧するように構成されていることを特徴とする自発光式道路標識柱。
  12. 前記ポール部は、上下方向の途中に上方が縮径された段差部が設けられ、該段差部の上面に複数の治具孔が開口され、ベース部を路面に固着すると共に該ベース部からポール部を立設するに際し、前記ポール部が挿通可能な貫通孔が設けられた本体と、該本体の貫通孔周囲から下方に突設された複数の嵌着部と、前記本体と一体に設けられた把手部とを備えた取付用治具を、前記貫通孔に前記ポール部を挿通し且つ前記嵌着部を前記治具孔に嵌着した状態で回転させることにより、前記小口径孔に挿通されたボルト部を前記アンカーナット部に螺着させ、前記ポール部と路面との間に前記底部が挟まれ、しかも、前記筒状部の外面が外側に向かって弾性拡張して前記小口径孔の内面を押圧するように構成されていることを特徴とする請求項11に記載の自発光式道路標識柱。
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