JP5122544B2 - 数値入力装置及び該数値入力装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

数値入力装置及び該数値入力装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、数値入力装置及び該数値入力装置を備えた画像形成装置に関し、詳しくは、操作キーの長押しによって連続的に加減する単位数の桁が一桁繰り上がっても、ユーザが表示されている現在の数値に単位数を加減し過ぎることなく、自己の意図する数値を迅速に入力することが可能な数値入力装置及び該数値入力装置を備えた画像形成装置に関する。
電子複写機、複合機等の画像形成装置では、ユーザが、複数の操作キーが設けられた操作部(数値入力装置)を用いて、自己が希望する数値、例えば、印刷枚数、印刷倍率等を入力し、様々な条件で画像形成を実行させる。このようにして、ユーザは、自己の意図に沿った条件で画像形成装置に画像形成処理を実行させる。
ところで、前記操作部には、操作キーとして、例えば、押下毎に現在の数値に単位数ずつ加算するためのアップキー、押下毎に現在の数値に単位数ずつ減算するためのダウンキー等が予め備えられており、ユーザが操作部を介して数値を入力する場合、当該アップキー又はダウンキー等を適宜押下することによって数値を自己の意図する数値に調整し、当該数値を画像形成装置に入力することになる。
アップキー又はダウンキーには、従来からユーザの操作性を向上させることを目的として、数値入力を容易とする長押し機能が存在する。前記長押し機能では、操作部が、ユーザによるアップキー又はダウンキーの長押しを検知(判定)すると、長押しされたアップキー又はダウンキーに対応して現在の数値に単位数を連続的に加減する。そして、現在の数値に単位数を連続的に加減した回数が所定の閾値を超過すると、操作部が、単位数の桁を一桁繰り上げた後に、当該一桁繰り上げた単位数を現在の数値に更に連続的に加減する。当該構成により、ユーザがアップキー又はダウンキーを長押しし続けると、現在の数値に加減される単位数の桁が一桁繰り上がるため、非常に大きな単位数を現在の数値に容易に加減することが可能となる。そのため、ユーザが比較的大きな数値を簡単に入力することが可能となり、操作キーを操作するための手間を解消し、数値入力の時間を飛躍的に短縮することが可能となるとしている。このような長押し機能は、数値入力だけでなく、例えば、文字入力にも応用されてきている。
しかしながら、前記長押し機能による数値入力や文字入力は、未だ効率的な方法や構成が確立出来ておらず、当該長押し機能と、通常の数値入力機能又は文字入力機能(短押し機能)との組み合わせにより、操作キーの操作が繁雑となり、逆に数値や文字の入力に手間が掛かるという問題がある。
このような問題を解決する技術として、例えば、特開2008−234666号公報(特許文献1)には、少なくても0から9までの全数字の入力が可能な番号キーを含む13個以内の文字入力キーをT秒未満で毎回押下することによって文字が入れ替わるトグル方式のアルファベットモードを有する通信機器において、指定する文字の担当キーをT秒未満で毎回押下して、指定する文字を該当回数分押下した後に、再度同一キーをT秒以上1回長押しすることによって、指定する文字の入力を確定する文字入力機能及び文字入力ナビゲート装置を備えた通信機器が開示されている。当該構成により、いちいち決定キーや移動キーを使用しなくて済み、指の移動が少なくて済むので文字入力が速やかに行えるとしている。
又、特開2009−15799号公報(特許文献2)には、文字入力キーを含む14個前後の少数キーを有し、文字入力設定時に少数キーの短押しと長押しとに応じて入力機能が異なる仕組みを有する通信機器において、長押し設定時間の経過に伴い、表示部の入力箇所に色彩表示が表れる入力箇所色彩表示装置を備えた通信機器が開示されている。当該構成により、機能等が切り替わったことを的確に知ることができ、押下されたキーを素早く放すことができるとしている。更に、前記長押し設定時間よりも0.2秒前に色彩表示を行う入力箇所色彩表示装置が開示されている。当該構成により、長押し設定時間の経過を示す色彩表示、その後の表示となる短押しとは異なる機能のモードの形式表示は、その実行までに多少のタイムラグが生じるため、長押し設定時間よりも0.2秒前に色彩表示を出すことで、無駄のない時間表示を行うことができるとしている。
特開2008−234666号公報 特開2009−15799号公報
しかしながら、特許文献1乃至特許文献2に記載の技術では、長押し機能を制御する場合に、長押し設定時間(長押し判定時間)を採用しているが、当該長押し判定時間は、長押しを実行しているユーザにとって感知し難く、精度高く操作できるものではない。そのため、長押ししているユーザが長押し判定時間を感知し損ねて、長押しし過ぎてしまうという問題がある。
例えば、ユーザが、上述したアップキーを長押しし過ぎてしまうと、数値に非常に大きな単位数が加減されることによってユーザが意図しない数値となり、ユーザは頻繁に操作キーを操作しなければならず、当該数値を修正するのに非常に手間が掛かるという問題がある。このような問題は、数値に加減するためのアップキー又はダウンキーについて特に顕著に現れる。
又、長押し機能は、通常、数値入力に対して頻繁に採用されているため、特許文献1乃至特許文献2に記載の技術のように、文字入力に対する長押し機能の技術を、数値入力にそのまま採用しても、顕著な効果を得ることが出来ない場合があり、未だに技術の改良の余地を残している。
そこで、本発明は、前記問題を解決するためになされたものであり、操作キーの長押しによって連続的に加減する単位数の桁が一桁繰り上がっても、ユーザが数値に単位数を加減し過ぎることなく、自己の意図する数値を迅速に入力することが可能な数値入力装置及び該数値入力装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る数値入力装置は、押下毎に所定の数値に所定の単位数ずつ加減するための操作キーの長押しによって、前記数値に前記単位数を連続的に加減した回数が予め設定された所定の閾値になると、当該単位数の桁を少なくとも一桁繰り上げて加減する数値入力装置を前提とする。
当該数値入力装置において、前記回数が前記閾値よりも小さい所定の数値になったか否かを判定する背景色判定手段と、前記背景色判定手段が、前記回数が前記数値になったと判定すると、長押しされている操作キーの背景色を他の背景色に変更する背景色変更手段とを備える。
当該構成により、単位数の桁が繰り上がる前に、長押しされている操作キーの背景色が変更されるため、長押ししているユーザは、連続して加減される単位数の桁が繰り上がることを事前に知ることが可能となる。そのため、ユーザが、加減されている数値を見ながら、操作キーの長押しを継続すべきか否かを判断することが可能となり、長押しし過ぎるという事態を回避することが可能となる。その結果、ユーザは頻繁に操作キーを操作することなく、自己の意図する数値を容易に入力することが可能となり、無駄な操作キーの操作の手間を解消し、数値入力の時間を飛躍的に短縮することが可能となる。
前記背景色変更手段が変更する他の背景色は、長押しされている操作キーの背景色以外の背景色であれば、どのような背景色でも構わない。例えば、前記背景色変更手段が、長押しされている操作キーの背景色を赤色に変更する構成を採用すると好ましい。当該構成とすると、赤色は、本来注意喚起、警告を示す色であるため、長押ししているユーザに、連続的に加算される単位数の桁が繰り上がることを印象強く知らせることが可能となり、ユーザが長押しし過ぎる事態を出来るだけ防止することが可能となる。
又、前記数値が、前記閾値の70%乃至90%の範囲内の所定の数値であるよう構成することができる。
当該構成により、単位数の桁が繰り上がる時点近傍で、ユーザに単位数の桁が繰り上がることを知らせることが可能となり、長押ししているユーザは、現時点の数値を自己の希望する数値に出来るだけ近接させてから当該長押しを解除することが可能となる。そのため、長押しし過ぎることがないとともに、数値を効率的に自己の希望する数値に近づけることが可能となる。
又、前記背景色変更手段が、長押しされている操作キーの背景色を他の背景色に変更した後に、前記回数が前記閾値になると、当該背景色変更手段が、他の背景色を変更前の背景色に戻すよう構成することができる。
当該構成により、長押しにより連続して加減される単位数の桁が繰り上がる毎に、長押しされた操作キーの背景色が変更前の背景色に戻るため、ユーザが長押しを継続して、単位数の桁が複数回繰り上がったとしても、当該ユーザは単位数の桁の繰り上がりを当該繰り上がり毎に知ることが可能となる。そのため、ユーザが継続して長押ししたとしても、長押しし過ぎて数値に単位数を加減し過ぎることはない。
前記数値入力装置は、数値入力が必要な装置、例えば、画像形成装置、通信装置、測定装置、制御装置等に採用することが可能である。
本発明の数値入力装置及び該数値入力装置を備えた画像形成装置によれば、長押しによって連続的に加減される単位数の桁が一桁繰り上がる前に、長押しされている操作キーの背景色が他の背景色に変更されるため、当該単位数の桁が繰り上がることをユーザは事前に知ることが可能となる。そのため、長押ししているユーザは、数値を見ながら、単位数の桁が繰り上がる前に、このまま長押しを継続してもよいか否かの判断をすることが可能となり、適切なタイミングで長押しを解除することが可能となる。その結果、ユーザは長押しし過ぎることなく、自己の意図する数値を容易に入力することが可能となり、数値入力の時間を飛躍的に短縮することが可能となる。
本発明に係る複合機の内部の全体構成を示す概念図である。 本発明に係る画像読取部の拡大図である。 本発明に係る操作部の外観の一例を示す概念図である。 本発明に係る複合機の制御系ハードウェアの構成を示す図である。 本発明の実施形態における複合機の機能ブロック図である。 本発明の実施形態の実行手順を示すためのフローチャートである。 本発明の実施形態のタッチパネル上に表示された画面の一例を示す第一の図である。 本発明の実施形態のタッチパネル上に表示された画面の一例を示す第二の図である。 本発明の実施形態のタッチパネル上に表示された画面の一例を示す第三の図である。 本発明の実施形態のタッチパネル上に表示された画面の一例を示す第四の図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明の数値入力装置及び該数値入力装置を備えた画像形成装置の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。又、フローチャートにおける数字の前に付されたアルファベット「S」はステップを意味する。
<数値入力装置を備えた画像形成装置>
以下に、本発明に係る数値入力装置は、一例として画像形成装置(例えば、複合機)に組み込まれた操作部である。前記画像形成装置は、例えば、プリンタ、スキャナ単体、或いはプリンタ、コピー、スキャナ、ファックス等を備えた複合機等が該当する。
図1は、本発明に係る複合機100の内部の全体構成を示す概念図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。尚、一例として複合機100を利用して原稿のコピー機能を提供する際の複合機100の動作を簡単に説明する。
ユーザが複合機100を利用して例えば原稿Pの印刷を行う場合、原稿Pを図1に示す原稿台101、或いは載置台102に配置し、原稿台101近傍に供えられた操作部103に対して印刷の指示を行う。前記操作部103は、ユーザの操作キーの操作により数値を入力する数値入力装置を兼ね備えており、ユーザは操作部103を介して、例えば、印刷枚数、印刷倍率等の印刷に関する数値を複合機100に入力する。前記操作部103を介して当該数値とともに印刷の指示が受け付けられることによって、以下に示す各部(駆動部)が動作し、印刷が行われる。
即ち、図1に示すように、本実施の形態の複合機100は、本体104と、本体104の上方に取り付けられたプラテンカバー105を備える。本体104の上面は原稿台101が設けられており、原稿台101は、プラテンカバー105によって開閉されるようになっている。プラテンカバー105は、自動原稿給紙装置106と載置台102と排紙台107が設けられている。
自動原稿給紙装置106は、プラテンカバー105の内部に形成された原稿搬送路108と、プラテンカバー105の内部に備えられたピックアップローラ109や搬送ローラ110A、110B等で構成される。原稿搬送路108は、載置台102から、本体104に設けられた画像読取部111にて読み取りが行なわれる読取位置Xを経由して、排紙台107に通じる原稿の搬送路である。
自動原稿給紙装置106は、載置台102に載置された複数の原稿から1枚ずつ原稿をピックアップローラ109で搬送路内108に引き出し、搬送ローラ等によって引き出した原稿を、読取位置Xを通過させて、搬送ローラ110Bにより排紙台107に排紙する。読取位置Xを通過する時に原稿は画像読取部111にて読み取られる。
前記画像読取部111は、原稿台101の下方に設けられており、図2にその詳細が示されている。画像読取部111は、原稿台102を照射する走査方向に長い光源112と、原稿台からの光を選択的に通過させるスリット113と、原稿台からの光を導くミラー114とを備える第一の移動キャリッジ115や、第一の移動キャリッジ115からの反射光を再度反射するミラー116A、116Bを備える第二の移動キャリッジ117、更にミラーで導かれた光を光学的に補正するレンズ群118、当該レンズ群118より補正された光を受光する撮像素子119、撮像素子119にて受光した光を電気信号に変換し、必要に応じて補正処理・画質処理・圧縮処理などを行う画像データ生成部120とで構成されている。
自動原稿給紙装置106上の原稿を読み取る場合には、光源112は、読取位置Xを照射できる位置に移動して発光する。光源112からの光は、原稿台101を透過して読取位置Xを通過する原稿にて反射し、スリット113、ミラー114、116A、116B、レンズ群118によって撮像素子119に導かれる。撮像素子119は、受光した光を電気信号に変換して画像データ生成部120に送信する。画像データ生成部120には、前記撮像素子119にて受光された光がR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のアナログ電気信号として入力され、ここでアナログ−デジタル変換され、即ちデジタル化される。さらに、画像データ生成部120では、順次変換されたデジタル信号を単位データとし、これら単位データを補正処理、画質処理、圧縮処理等することで複数の単位データからなる画像データを生成する。
又、画像読取部111は、自動原稿給紙装置106で搬送される原稿だけでなく、原稿台101に載置された原稿も読み取ることが可能となっている。原稿台101に載置された原稿を読み取る場合は、第一のキャリッジ114は、光源112を発光しながら副走査方向に移動し、光源112から撮像素子119までの光路長を一定にするために、第二の移動キャリッジ117は第一の移動キャリッジ115の1/2の速度で撮像素子119方向に移動する。
撮像素子119は、自動原稿給紙装置106に搬送された原稿のときと同様に、ミラー114、116A、116Bに導かれた光に基づいて原稿台101に載置された原稿からの光を電気信号に変換し、これに基づいて画像データ生成部120が画像データを生成し、記憶部120Bに記憶する。
本体104の画像読取部111の下方には、画像データを印刷する画像形成部121を備えている。画像形成部121が印刷できる画像データは、前記のように画像データ生成部120にて生成されたものや、その他画像形成装置100とLAN等のネットワークに接続されたパーソナルコンピューター等の端末から、ネットワークインターフェイスを介して受信したものである。
画像形成部121が行う印刷方式には、電子写真方式が用いられている。即ち、感光ドラム122を帯電器123で一様に帯電させ、その後レーザ124で感光ドラム122を照射して感光ドラム122に潜像を形成し、現像器125で潜像にトナーを付着させて可視像を形成し、転写ローラにて可視像を転写媒体に転写する方式である。
尚、フルカラー画像に対応した画像形成装置では、前記現像器(ロータリー現像器)125が、図1の紙面に対して垂直方向に構成される回転軸を中心として周方向に回転させられ、対応する色のトナーが格納された現像ユニットが感光ドラム122の対向位置に配置される。この状態で、感光ドラム122上の潜像が、現像器125が格納するトナーにより現像され、中間転写ベルト126Aに転写される。尚、現像器125は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各トナーをそれぞれ格納する4つの現像ユニット125(Y)、(C)、(M)、(K)を有している。前記中間転写ベルト126Aへの転写を前記各色毎に繰り返すことにより、当該中間転写ベルト126A上にフルカラー画像が形成される。
可視像が印刷される転写媒体、即ち用紙は、給紙カセット132、133、134などの給紙トレイに載置されたものである。
画像形成部121が印刷を行う際には、何れか1つの給紙トレイから転写媒体1枚を、ピックアップローラ135を用いて引き出し、引き出した転写媒体を搬送ローラ136やレジストローラ137で中間転写ベルト126Aと転写ローラ126Bの間に送り込む。画像形成部121は、中間転写ベルト126Aと転写ローラ126Bの間に送り込んだ転写媒体に、前記中間転写ベルト126A上の可視像を転写すると、可視像を定着させるために、搬送ベルト127で定着部128(定着装置)に転写媒体を送る。定着部128は、ヒータが内蔵された加熱ローラ129と、所定の圧力で加熱ローラ129に押し当てられた加圧ローラ130とで構成されている。加熱ローラ129と加圧ローラ130の間を転写媒体が通過すると、熱と転写媒体への押圧力によって可視像が転写媒体に定着する。定着が行われた転写媒体は排紙トレイ131に排紙される。
前記手順により、複合機100はコピー機能の処理をユーザに提供する。尚、原稿Pに光源112を照射してからその原稿Pの画像を画像データとして読み取りを実行する手段を画像読取手段、画像を記憶する手段を画像記憶手段、ユーザにより入力された数値等と前記画像に基づいて、シートに画像形成処理を施す手段を画像形成手段とする。
図3は、本発明に係る操作部103の外観の一例を示す概念図である。ユーザは、前記操作部103を用いて、上述のような画像形成についての設定条件、印刷に関する数値等を入力したり、入力された設定条件、数値を確認したりする。前記設定条件、数値が入力される場合、前記操作部103に備えられたタッチパネル301、タッチペン302、操作キー303が用いられる。
前記タッチパネル301には、設定条件・数値を入力する機能と当該設定条件・数値を表示する機能が兼ね備えられている。即ち、タッチパネル301上に表示された操作画面内の項目キーが押下されることによって、項目に関連付けられた設定条件が複合機100に入力される。又、操作画面内の操作キー、例えば、所定の欄に表示されている数値に単位数を加算するアップキー又は所定の欄に表示されている数値に単位数を減算するダウンキーが押下されることによって、現時点で表示されている数値又は予め設定されている数値(デフォルト値)がユーザの意図する数値に調整され、当該調整された数値が複合機100に入力される。押下された項目キー等の背景色は、当該押下に連動して白色から黄色(又は灰色)へ変更されるため、項目キー等の背景色によって、項目キー等が押下されている状態であるか否かが視認される。尚、タッチパネル301上に表示されるアップキー等は、ソフトキーに対応する。
タッチパネル301の近傍には、タッチペン302が備えられており、ユーザがそのタッチペン302の先をタッチパネル301に接触させると、タッチパネル下に設けられたセンサーが接触先を検知する。タッチペンの先は、ほぼ点に近いため、前記センサーは、例えば、接触先をドット単位(最小単位)で検知することとなる。従って、例えばタッチパネル301内の位置を指で指定する場合と比較すると、タッチペン302で位置指定する方がより細かい位置を正確に指定することができる。ユーザは、タッチパネル301上に表示された項目キー、アップキー、ダウンキー等を選択・押下することが可能である。
更に、タッチパネル301近傍には、所定数の操作ハードキー303が設けられ、例えば、テンキー304、スタートキー305、クリアキー306、ストップキー307、リセットキー308、電源キー309、アップハードキー310、ダウンハードキー311が備えられている。
尚、前記テンキー306は、部数や倍率を設定する際に具体的な数字の入力に用いられる。又、前記アップハードキー310は、ソフトキーのアップキーに相当し、現時点で表示されている数値に単位数を加算する際に用いられる。前記ダウンハードキー311は、ソフトキーのダウンキーに相当し、現時点で表示されている数値に単位数を減算する際に用いられる。前記アップハードキー310と前記ダウンハードキー311とは、半透明性の材料で構成されているとともに、前記アップハードキー310の背面と前記ダウンハードキー311の背面には、赤色に点灯可能な光源がそれぞれ設置されている。アップハードキー310又はダウンハードキー311が長押しされて所定の条件が満たされると当該光源が点灯するように構成されている。
次に、図4を用いて、複合機100の制御系ハードウェアの構成を説明する。図4は、本発明に係る複合機100の制御系ハードウェアの構成を示す図である。但し、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
複合機100の制御回路は、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403、HDD(Hard Disk Drive)404、各駆動部に対応するドライバ405を内部バス406によって接続している。前記CPU401は、例えば、RAM403を作業領域として利用し、前記ROM402、HDD404等に記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいて前記ドライバ405と図示しない操作部103からのデータや指示を授受し、前記図1に示した各駆動部の動作を制御する。また、前記駆動部以外の後述する各手段(図5に示す)についても、前記CPU401がプログラムを実行することで当該各手段を実現する。前記ROM402、HDD404等には、以下に説明する各手段を実現するプログラムやデータが記憶されている。
<本発明の実施形態>
次に図5乃至図6を参照しながら、本発明の複合機100に係る操作部103(数値入力装置)が、操作キーの長押しによって連続的に加減する単位数の桁が一桁繰り上がっても、ユーザが表示されている現在の数値に単位数を加減し過ぎることなく、自己の意図する数値を迅速に入力する手順について説明する。図5は、本発明の複合機100の機能ブロック図である。図6は、本発明の実行手順を示すためのフローチャートである。
まず、ユーザが、原稿Pを原稿台101に載置して、複合機100の電源を投入すると、操作部103の表示受付手段501が、タッチパネル301上に初期画面(ここでは、図7Aに示すコピー設定画面)を表示する。
初期画面700には、図7Aに示すように、コピーサービスの設定を行なうための通常の項目キー、例えば、印刷用紙を決定するための用紙選択キー、印字濃度を設定するための濃度設定キー、モノクロ/グレースケール/カラーを決定するためのモノクロ/カラー決定キー、印刷される画像の印刷倍率を設定するための倍率設定キー701等が表示されている。最初に初期画面700に表示される用紙選択キー、濃度設定キー、モノクロ/カラー決定キー、倍率設定キー701はそれぞれ予め設定された初期条件に従って表示される。尚、倍率設定キー701の上方近傍には、倍率表示欄702が設けられており、当該倍率表示欄702には、現時点で初期設定された印刷倍率の数値「100%」が表示されている。
そこで、ユーザが、印刷倍率の数値「100%」を「200%」と入力するために、倍率設定キー701を押下(選択)すると、表示受付手段501が倍率設定に関する数値入力画面を初期画面上に表示する。
数値入力画面703には、図7Bに示すように、倍率設定の入力を示すメッセージ「倍率設定入力」704と、入力された現在の数値を表示する数値欄705と、押下毎に数値欄705に表示されている現在の数値に印刷倍率の最小単位数「1%」を加算するためのアップキー706と、押下毎に現在の数値に「1%」を減算するためのダウンキー707と、前記数値欄705に表示されている現在の数値の入力を確定するための「OK」キー708と、数値入力画面703を消去するための「CANCEL」キー709とが表示されている。前記数値入力画面703が最初に表示される場合、前記数値欄705には予め初期設定された数値「100%」が表示される。又、前記アップキー706の背景色と、前記ダウンキー707の背景色とは「白色」で表示される。
数値入力画面703の数値欄705の「100%」を見ながら、ユーザはアップキー706を押下すると、押下検知手段502がアップキー706の押下を検知し(図6:S101)、アップキー706の押下検知の旨を数値増減手段503に通知する。当該通知を受けた数値増減手段503は、現在の数値「100%」に「1%」を加算して「101%」とし、当該「101%」を表示受付手段501に通知する。
又、押下検知手段502は、前記アップキー706の押下の検知を表示受付手段501に通知する。表示受付手段501は、数値増減手段503から受けた通知と、押下検知手段502から受けた通知とに基づいて、数値「101%」を数値入力画面703の数値欄705に表示するとともに、アップキー706の背景色を「白色」からアップキー706が押下されていることを示す「黄色」に変更する(図6:S102)。
アップキー706の背景色が変更された後の数値入力画面800には、図8Cに示すように、入力された現在の数値「101%」を表示する数値欄801と、背景色が「黄色」802に表示されたアップキー706とが表示されている。当該構成により、ユーザにアップキー706が押下されていることを知らしめることが可能となる。
ここで、押下検知手段502がアップキー706の押下を検知した際に、押下検知手段502を監視していた長押し判定手段504は、当該長押し判定手段504に予め備えられているタイマーを起動し、アップキー706の押下が予め設定された時間(長押し判定時間)を越えて継続されている時に(タイマーにより計時された経過時間である長押し時間が長押し判定時間を超過した時に)、長押しと判定する(図6:S103)。当該判定があった時に、長押し判定手段504は、長押しの判定の旨を数値増減手段503とカウント手段505とに通知する(図6:S103YES)。長押し判定時間は、例えば、100msと設定される。
当該通知を受けた数値増減手段503は、現在の数値「101%」に「1%」を更に加算して「102%」とし、表示受付手段501は、当該数値「102%」を数値欄705に表示する(図6:S105)。
前記カウント手段505は、長押し判定手段504から長押しの通知を受けた回数N、言い換えると、ユーザがアップキー706の長押しを継続することによって数値増減手段503が現在の数値に単位数を加算した回数Nをカウントする(図6:S106)。
例えば、長押し判定手段504による長押しの通知を受けた数値増減手段503が数値「101%」に「1%」を加算して「102%」とすると、同様の通知を受けたカウント手段505が、予め初期値が「0回」として設定されている回数Nに「1回」を加算して回数「1回」とカウントする。
カウント手段505が前記回数Nをカウントすると、カウント手段505を監視していた桁繰り上げ手段506は、所定の第一の閾値(例えば、「9回」)と、前記カウント手段505がカウントした回数Nとを比較して、回数Nが第一の閾値になったか否か(回数Nが第一の閾値と同値になったか否か)の判定をする(図6:S107)。
ここで、前記所定の第一の閾値になっていない時には、背景色判定手段507が起動し(図6:S107NO)、前記カウント手段505がカウントした回数Nと所定の第二の閾値(前記第一の閾値よりも小さい所定の数値、例えば、「7回」)とを比較し、当該回数Nが第二の閾値になったか否か(回数Nが第二の閾値と同値になったか否か)の判定を実行する(図6:S108)。
前記回数Nが第二の閾値になっていない時には、前記長押し判定手段504を再び起動するようになっている(図6:S108NO→S109→S103)。
即ち、長押し判定手段504は、前記タイマーにより計時していた長押し時間を一旦消去(クリア)して(S109)、再度、新たな長押し時間の計時を開始し、新たに計時される長押し時間と長押し判定時間とを比較して、長押し時間が長押し判定時間を超過したか否かの判定をする(S103)。
ユーザがアップキー706の長押しを継続することによって、上述した長押しか否かを判定する手順(図6:S103)から第二の閾値になったか否かを判定する手順(図6:S108)までの手順を繰り返し、カウント手段505によるカウント回数Nが第二の閾値になった時、当該背景色判定手段507は、アップキー706の背景色を前記「黄色」から他の色、例えば、「赤色」に変更する(図6:S108YES→S110)。
この場合は、例えば、前記S103乃至S108の手順が7回繰り返されること(ユーザがアップキー706の長押しを継続すること)によって、数値増減手段503が数値「107%」に単位数「1%」を加算して数値「108%」とし、カウント手段505が回数「6回」に「1回」を加算して回数「7回」とした場合である。
アップキー706の背景色が「赤色」に変更された後の数値入力画面803には、図8Dに示すように、入力された現在の数値「108%」を表示する数値欄804と、背景色が「赤色」805に表示されたアップキー706とが表示される。当該構成により、単位数の桁が繰り上がる前の段階で、アップキー706の長押しをしているユーザは、数値増減手段503による増減の桁上げが近いことを認識することができる。
又、前記のように、アップキー706の背景色を赤色に変更した状態で、更に、前記S103からS108までの手順を繰り返し、カウント手段505によるカウント回数Nが第一の閾値になった時(図6:S107YES)、桁繰り上げ手段506が作動し、数値増減手段503に加算する桁を一桁繰り上げて単位数「10%」とするよう数値増減手段503に指示する。前記指示を受けた数値増減手段503は、今まで加算していた単位数「1%」の桁を一桁繰り上げて、次に加算する単位数を「10%」と設定する(図6:S110)。
この場合は、例えば、前記S103乃至S108の手順が9回繰り返されることによって、数値増減手段503が数値「109%」に単位数「1%」を加算して数値「110%」とし、カウント手段505が回数「8回」に「1回」を加算して回数「9回」とした場合である。
これにより、次に、数値増減手段503が、長押し判定手段504による長押しの通知を受けた場合、現在の数値「110%」に、一桁繰り上がった単位数「10%」を加算することになる。
桁繰り上げ手段506が単位数の桁の繰り上げをすると、カウント手段505に、当該カウント手段505がカウントしていた回数「9回」を消去(クリア)して初期値である「0回」に戻すよう指示する。当該指示を受けたカウント手段505は、回数「9回」を「0回」に戻す(図6:S111)。
これにより、初期値に戻った回数N(図6:S111)を用いて、上述した前記S103乃至S108の手順、(桁繰り上げ手段506の判定処理、背景色判定手段507の判定処理)を、単位数を繰り上げる前に実行させた手順と同様に実行させることが可能となり、制御が簡単となる。
更に、前記桁繰り上げ手段506は、背景色変更手段508に、単位数の桁の繰り上げを通知する。当該通知を受けた背景色変更手段508は、表示受付手段501と通信し、長押しされているアップキー706の背景色を「赤色」から「黄色」へ戻すことになる(図6:S112)。
アップキー706の背景色が変更された後の数値入力画面900には、図9Eに示すように、入力された現在の数値「110%」を表示する数値欄901と、背景色が「黄色」902に表示されたアップキー706とが表示される。これにより、長押しにより連続して加減される単位数の桁が繰り上がる毎に、長押しされたアップキー又はダウンキーの背景色が元の背景色に戻るため、ユーザが長押しを長時間継続して、単位数の桁が複数回繰り上がったとしても、当該ユーザは単位数の桁の繰り上がりを当該繰り上がり毎に知ることが可能となる。
背景色変更手段508が、アップキー706の背景色「赤色」を「黄色」に変更すると(図6:S112)、再度、S103に戻り、ユーザがアップキー706から指を離す(キーオフともいう)まで、前記S103乃至S108の手順が、再度繰り返される。そして、カウント手段507が第二の閾値をカウントした時点(数値表示欄の表示は180%)で、再び、アップキーの背景色を「赤色」に変更する。
この場合は、例えば、前記S103乃至S108の手順が16回繰り返されて、数値増減手段503が数値「170%」に単位数「10%」を加算して数値「180%」とし、カウント手段505は回数「6回」に「1回」を加算して回数「7回」とした場合である。
図9Fに示すように、前記表示欄の表示が倍率180%になった時点で、キーオフしないで、アップキーを押し続けると、桁繰り上げ手段506は、次の加算値「10%」を「100%」に桁上げすることになるが、ここでは、ユーザは、倍率が200%になるように操作しているのであるから、アップキーの背景色が再び赤色になった時点(表示欄の表示は倍率180%)で、アップキー706から手を離すことになる。すると、押下検知手段502がアップキー706の押下解除を検知し、長押し判定手段504が、長押しが終了したと判定し(図6:S103NO)、桁繰り上げ手段506に、長押し終了の旨を通知する。当該通知を受けた数値増減手段503は、現在の数値に加算していた単位数「10%」を初期の単位数「1%」に戻す(図6:S113)。
更に、長押し判定手段504は、アップキー706の押下解除を表示受付手段501に通知し、当該通知を受けた表示受付手段501は、アップキー706の背景色を「黄色」から「白色」に戻す(図6:S114)。
ここで、ユーザがアップキー706を短時間1回押すと、数値増減手段503は単位数「1%」を現在の数値「180%」に加算し、表示受付手段501が当該数値を表示欄に表示することになり、この場合は、アップキー706を20回押すことによって、目的とする200%の倍率(図10G)を得ることになる(図6:S101→S102→S103NO→S113→S114)。
このように、ユーザは、アップキー706の背景色が黄色から赤色に変化することにより現在の数値「180%」を基にして、アップキーをさらに操作して、自己の意図する印刷倍率の数値「200%」に近接させることが可能となる。そのため、桁繰り上げ手段506による単位数「10%」の桁の繰り上げ処理を更に実行させることを防止し、ユーザがアップキー706を長押しし過ぎることにより非常に大きな単位数(例えば、「100%」)が現在の数値に加算されてしまうという事態を回避することが可能となる。
この後、ユーザは、数値入力画面の「OK」キー708を押下すると、現在の数値「200%」が数値入力画面1000を介して入力される。そして、ユーザは、初期画面の倍率表示欄702の現在の数値「200%」を見ながら(図10H)、スタートキー305を押下すると、表示受付手段501が印刷倍率「200%」と印刷の開始とを受け付け、画像読取手段509に原稿の画像の読取を開始させる。当該画像読取手段509は原稿台101に載置された原稿の画像の読取を開始する。
前記画像読取手段509が原稿の画像の読取を完了し、当該原稿の画像を画像記憶手段510に記憶すると、画像記憶手段510を監視していた画像形成手段511が、画像記憶手段510に記憶された原稿の画像と、印刷倍率「200%」の条件とに基づいて画像形成を実行する。このようにして、ユーザが意図する画像形成処理がなされる。
このように、本発明の実施形態に係る操作部103において、前記回数が第一の閾値よりも小さい数値(第二の閾値)になったか否かを判定する背景色判定手段507と、前記背景色判定手段507が、前記回数が第二の閾値になったと判定すると、長押しされている操作キー(例えば、アップキー706)の背景色を他の背景色に変更する背景色変更手段508とを備える。
当該構成により、単位数の桁が繰り上がる前に、長押しされているアップキー706の背景色が赤色に変更されるため、長押ししているユーザは、連続して加算される単位数の桁が繰り上がることを事前に知ることが可能となる。そのため、ユーザが、加算されている数値を見ながら、アップキー706の長押しを継続すべきか否かを判断することが可能となり、長押しし過ぎるという事態を回避することが可能となる。その結果、ユーザは頻繁に操作キーを操作することなく、自己の意図する数値を容易に入力することが可能となり、無駄な操作キーの操作の手間を解消し、数値入力の時間を飛躍的に短縮することが可能となる。
尚、本発明の実施形態では、アップキー706が長押しされた場合について説明したが、押下毎に数値に単位数を減算させるためのダウンキー707が長押しされた場合であっても、同様の作用効果を奏する。
又、上述した操作部103を画像形成装置に採用すると好ましい。例えば、A4の原稿を、B4に拡大させて画像形成を実行させたい場合、ユーザは、A4からA3へ画像を拡大させるために印刷倍率を「100%」から「122%」へ設定する必要がある。又、例えば、A4の原稿を、B5に縮小させて画像形成を実行させたい場合、ユーザは、A4からB5へ画像を縮小させるために印刷倍率を「100%」から「84%」へ設定する必要がある。当該印刷倍率の設定変更は、ユーザがアップキー706又はダウンキー707を複数押下することによって印刷倍率に関する数値を細かく加減する必要があるため、ユーザがアップキー706又はダウンキー707を長押しし過ぎてしまうことが多発し易い。このような場合に、上述した操作部103をユーザが利用すると、意図する数値を円滑に入力することが可能となる。
又、本発明の実施形態では、ユーザが入力する数値として印刷倍率を採用したが、入力対象が数値であれば、他の設定条件、例えば、印刷枚数、用紙の寸法等に採用しても、同様の作用効果を奏する。
又、本発明の実施形態に係る第一の閾値を「9回」と設定したが、第一の閾値は、長押し判定時間の長さ、アップキー706又はダウンキー707の押下により増減する単位数の大きさ(絶対値)、連続的に増減される数値の単位(例えば、印刷倍率であれば、「%」)等に応じて随時設計変更される。当該第一の閾値が、数値増減手段503が連続的に増減した際に、増減した数値の桁が丁度一桁繰り上がった回数に相当する値に設計されると好ましい。
又、本発明の実施形態に係る第二の閾値を第一の閾値「9回」よりも小さい所定の数値「7回」(9回に対して78%の数値)に設定したが、当該第二の閾値は第一の閾値の70%乃至90%の範囲内の所定の数値であることが好ましい。当該構成により、単位数の桁が繰り上がる時点近傍で、ユーザに単位数の桁が繰り上がることを知らせることが可能となり、長押ししているユーザは、現時点の数値を自己の希望する数値に出来るだけ近接させた後に、当該長押しを解除することが可能となる。尚、第二の閾値が、第一の閾値の70%未満の所定の数値であると、ユーザに単位数の桁が繰り上がることを知らせる時点が早まってしまい、第一の閾値の90%を越える所定の数値であると、ユーザに単位数の桁が繰り上がることを知らせる時点が遅くなってしまい、結果として、ユーザに単位数の桁の繰り上がり時点を効率的に知らせることが出来ない場合がある。
又、本発明の実施形態では、タッチパネル301上の操作キー(アップキー706又はダウンキー707)が長押しされると、押下検知手段502が、当該操作キーの押下を検知し、長押し判定手段504、カウント手段505、桁繰り上げ手段506、背景色判定手段507が前記S102乃至S114を実行するよう構成したが、他の構成でも構わない。例えば、図3に示す操作部103に予め設けられたハードキー(アップハードキー310又はダウンハードキー311)が長押しされると、押下検知手段502が、当該ハードキーの押下を検知して、長押し判定手段504、カウント手段505、桁繰り上げ手段506、背景色判定手段507が前記S102乃至S114を実行するよう構成しても構わない。尚、当該構成を採用して、背景色変更手段508がアップハードキー310又はダウンハードキー311の背景色を他の背景色に変更する場合は、当該アップハードキー310又はダウンハードキー311にそれぞれ備えられた光源と点灯する等の処理を実行することによってハードキーの背景色を他の背景色に変更すればよい。
又、本発明の実施形態では、背景色判定手段507が、カウント手段505がカウントした回数が第二の閾値になったと判定すると、背景色変更手段508が長押しされている操作キー(アップキー706又はダウンキー707)の背景色を他の背景色に変更するよう構成したが、更に、他の構成を追加しても構わない。例えば、背景色変更手段508が、操作キーの背景色を変更する際に、警告音を発生したり、「このまま長押しを継続すると、加算(減算)される単位数の桁が繰り上がります」等の注意を喚起する音声メッセージを発生したりしても構わない。又、例えば、背景色変更手段508が、背景色を変更する際に、長押しされたアップキー706又はダウンキー707の近傍に「このまま長押しを継続すると、加算(減算)される単位数の桁が繰り上がります」等の注意を喚起する表示メッセージを表示させても構わない。
又、本発明の実施形態における数値は、入力対象に入力される数値であれば、どのような数値でも構わないが、例えば、画像形成装置に備えられた数値入力装置では、印刷枚数、印刷倍率、用紙の寸法等が該当する。
又、本発明の実施形態における単位数は、数値の最小単位数であれば、どのような単位数でも構わないが、例えば、数値が印刷倍率であれば単位数は1%であり、数値が印刷枚数であれば単位数は1枚である。
又、本発明の実施形態に係る桁繰り上げ手段は、前記単位数の桁を繰り上げる場合、一桁繰り上げる構成を採用したが、数値入力装置が備えられる装置(画像形成装置、通信装置、測定装置等)に応じて、一桁以上繰り上げる構成を採用しても構わない。
又、本発明の実施形態では、複合機100及び操作部103が各手段を備えるよう構成したが、当該各手段を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。当該構成では、前記プログラムを画像形成装置に読み出させ、その画像形成装置が前記各手段を実現する。その場合、前記記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。さらに、各手段が実行するステップをハードディスクに記憶させる記憶方法として提供することも可能である。
以上のように、本発明に係る数値入力装置は、画像形成装置はもちろん、通信装置、測定装置等に有用であり、操作キーの長押しによって連続的に加減する単位数の桁が一桁繰り上がっても、ユーザが表示されている現在の数値に単位数を加減し過ぎることなく、自己の意図する数値を迅速に入力することが可能な数値入力装置として有効である。更に、当該数値入力装置を備えた画像形成装置としても有効である。
100 複合機
103 操作部
501 表示受付手段
502 押下検知手段
503 数値増減手段
504 長押し判定手段
505 カウント手段
506 桁繰り上げ手段
507 背景色判定手段
508 背景色変更手段
509 画像読取手段
510 画像記憶手段
511 画像形成手段

Claims (4)

  1. 押下毎に所定の数値に所定の単位数ずつ加減するための操作キーの長押しによって、前記数値に前記単位数を連続的に加減した回数が予め設定された所定の閾値になると、当該単位数の桁を少なくとも一桁繰り上げて加減する数値入力装置において、
    前記回数が前記閾値よりも小さい所定の数値になったか否かを判定する背景色判定手段と、
    前記背景色判定手段が、前記回数が前記数値になったと判定すると、長押しされている操作キーの背景色を他の背景色に変更する背景色変更手段と、
    を備えることを特徴とする数値入力装置。
  2. 前記数値が、前記閾値の70%乃至90%の範囲内の所定の数値であることを特徴とする請求項1に記載の数値入力装置。
  3. 前記背景色変更手段が、長押しされている操作キーの背景色を他の背景色に変更した後に、前記回数が前記閾値になると、当該背景色変更手段が、他の背景色を変更前の背景色に戻すことを特徴とする請求項1又は2に記載の数値入力装置。
  4. 前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の数値入力装置を備えた画像形成装置。
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