JP5122103B2 - 浴槽用の仕切台板 - Google Patents

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Description

本発明は、浴槽用の仕切台板に関する。すなわち、浴槽内に付設され、入浴者の腰掛用や、足突っ張り姿勢のための足当用として使用される、浴槽用の仕切台板に関する。
《従来技術》
通常の一般的な浴槽は、汎用性に鑑み、一定の前後寸法,左右寸法,深さ寸法等を備えている。すなわち、例えば家庭用,個人用の浴槽は(特殊な専用施設,浴場用の浴槽とは異なり)、一般的,標準的な入浴者の体格,身体状況,能力,入浴スタイル等を目安に、汎用的にその寸法,大きさ,形状等が設計されている。
これに対し、入浴者の体格,身体状況,能力,入浴スタイルは、様々である。例えば、大柄な人・小柄な人,大人・年少者,若者壮年者・高齢者,健常者・身障者等により様々であり、入浴スタイルも、全身浴もあれば半身浴もある。
ところで、このような従来例については、次の問題が指摘されていた。図5は、この種従来例の説明に供し、各入浴例の側断面説明図であり、(1)図は第1例を、(2)図は第2例を、(3)図は第3例を、(4)図は第4例を示す。
《第1の問題点》
第1に、特に入浴者Aが小柄な人,年少者,高齢者,身障者等の場合、リラックス感が得られず、滑って溺れる危険さえあった。
すなわち、小柄な人,その他の上述した入浴者Aが全身浴する場合、浴槽1の前後寸法が長過ぎて、足突っ張り姿勢を保ちにくかった。図5の(1)図に示したように、浴槽1の前後壁2に足Bが届かず、前後壁2を、身体を支える受け用,足当用として使用することが困難であり、姿勢保持が容易でなかった。
もって、上述した入浴者Aにとっては、体力的にきついケースが多く、体力負担が大きく、不安感もある等、リラックスして入浴できない、という問題が指摘されていた。更に、図5の(2)図に示したように、足突っ張り姿勢を保てない上述した入浴者Aが、平滑な浴槽1内壁面で滑って、溺れる危険もある等、安全面にも問題が指摘されていた。
《第2の問題点》
第2に、入浴者Aが半身浴をする場合、椅子3を用意したり、お湯Cの量を調節する必要があった。
すなわち、前述した小柄な人等に限らず一般的に、入浴者Aが浴槽1内で半身浴をしたい場合は、図5の(3)図に示したように、半身浴用の椅子3を別途準備しておいて、浴槽1内に持ち込んだり、又は、図5の(4)図に示したように、お湯Cの量をわざわざその為だけに少なく調整する必要があり、面倒で煩わしく手間がかかる、という問題が指摘されていた。
《本発明について》
本発明の浴槽用の仕切台板は、このような実情に鑑み、上記従来例の課題を解決すべくなされたものである。
そして本発明は、第1に、入浴者が安定的に姿勢保持可能であると共に、第2に、半身浴も容易に可能であり、第3に、しかもこれらが、1台でそのまま兼用使用可能である、浴槽用の仕切台板を提案することを、目的とする。
《請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、次の請求項1のとおりである。
すなわち、請求項1の浴槽用の仕切台板は、浴槽1内に必要に応じ付設され、もって入浴者Aの腰掛用や、足突っ張り姿勢のための足当用として使用される。そして、腰掛部7,足当部8,前部足9,後部足10を、備えている。
該腰掛部7は、横に略フラットな座板11を備え、浴槽1の左右壁5間に配され、該座面11は、その左右横幅が、浴槽1の左右壁5間の距離より僅かに小さい寸法よりなる。
該足当部8は、縦に略フラットな当板12を備えており、該当板12は、該腰掛部7の座板11の前部から垂下設され、該当板12の左右端部13が、浴槽1の左右壁5に対向設された縦溝14にそれぞれ嵌入,係止可能となっている。該当板12の左右横幅は、左右端部13の分だけ該腰掛部7の座板11より大きく設定されている。
該前部足9は、該足当部8の当板12の左右端部13の下部が、それぞれ兼用されており、もって該前部足9は、浴槽1の左右壁5の該縦溝14の底面17上に載置,保持される。
該浴槽1の縦溝14は、該浴槽1の左右壁5について複数本ずつ形成されると共に、該縦溝14の底面17が、浴槽1の底壁6面より若干上位に位置している。
該足当部8の当板12の左右端部13は、該縦溝14の下部に嵌入,係止可能な高さ寸法よりなり、該縦溝14の選択されたいずれか1本の下部に対し、それぞれ嵌入,係止される。
該後部足10は、該腰掛部7の座板11下に配設されており、もって浴槽1の底壁6上に載置,保持されるので、該前部足9は、該後部足10より若干高位に位置していること、を特徴とする。
《作用等について》
本発明は、このような手段よりなるので、次のようになる。
(1)この仕切台板は、腰掛部,足当部,前部足,後部足等を備えている。
(2)そして必要に応じ、浴槽内にセットされる。すなわち、入浴者の足当用や腰掛け用として使用される場合に、浴槽内に付設される。
(3)仕切台板の浴槽内へのセットは、足当部の当板の左右端部を、浴槽左右壁の縦溝間に嵌入,係止すること、により行われる。
(4)さて、この仕切台板は、第1に、小柄な人,年少者,高齢者,身障者等が入浴する場合、その姿勢保持用に使用される。これらの入浴者は、仕切台板の足当部の当板に、足を当てることにより、安定的に姿勢保持可能となる。
(5)この場合の仕切台板は、その足当部の当板が、浴槽前後壁に足が届かない入浴者の足突っ張り姿勢用の足当として、機能する。
(6)これらに対し、入浴者が大柄な人,その他の一般人の場合は、仕切台板は、取外し除去される。この入浴者は、浴槽前後壁に足を当てることにより、姿勢保持する。
(7)この仕切台板は、第2に、入浴者の半身浴用の腰掛として、使用される。
(8)この場合の仕切台板は、前部足と後部足が、浴槽の底壁上や左右壁の縦溝底面上に載置,保持されているので、腰掛部の座板が、入浴者の腰掛用として機能する。
(9)この仕切台板は、第3に、1台で、上記第1の足当用として、かつ上記第2の腰掛用として、使用可能である。しかも、このような兼用使用の為に何らの操作を要することなく、そのままの状態で、いずれかの用途に使用可能である。
(10)さてそこで、本発明の浴槽用の仕切台板は、次の効果を発揮する。
《第1の効果》
第1に、入浴者が安定的に姿勢保持可能となる。すなわち、この仕切台板は、例えば小柄な人,年少者,高齢者,身障者等が入浴する場合は、足当部の当板に足を当てることにより、容易に姿勢保持可能となる。
前述したこの種従来例のように、前後壁に足が届かず、身体を支える受けや足当に難儀する事態は解消され、容易に足突っ張り姿勢を保つことができるようになる。
もって、上記入浴者は、この仕切台板により、体力的負担が軽減され、不安感もなく楽な姿勢を取ることができる等、リラックスして入浴できるようになる。更に、足突っ張り姿勢を保持できるので、入浴者が、平滑な浴槽内壁面で滑ったり溺れる危険も解消される等、安全面にも優れている。
《第2の効果》
第2に、半身浴も容易に可能となる。すなわち、この仕切台板は、浴槽の底壁上や左右壁の縦溝底面上に載置,保持されており、入浴者は、その腰掛部の座板に腰掛けることにより、容易に半身浴をすることができるようになる。
前述したこの種従来例のように、半身浴用に専用椅子を別途準備したり、わざわざ半身浴のためにお湯の量を少なく調整したりする必要もなく、面倒さ,煩わしさ,手間が解消され、簡単容易に半身浴を楽しむことができる。
《第3の効果》
第3に、しかもこれらは、1台でそのまま兼用使用可能である。すなわち、この仕切台板は、1台で、足突っ張り姿勢のための足当用と、半身浴のための腰掛け用とに、兼用使用することができる。
しかも、何らの操作を要することなく、そのままの状態で、いずれかの用途に供することができる等、利便性に優れている。
このように、この種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
《図面について》
以下、本発明の浴槽用の仕切台板を、図面に示した発明を実施するための最良の形態に基づいて、詳細に説明する。
図1,図2,図3は、本発明を実施するための最良の形態の説明に供する。そして、図1の(1)図は、足当用としての使用例の説明に供する側断面図、(2)図は、腰掛用としての使用例の説明に供する側断面図である。
図2の(1)図は、全体の斜視図であり、(2)図は、要部の側断面図である。図3の(1)図は、浴槽の斜視図、(2)図は、浴槽要部の斜視図であり、(3)図は、仕切台板の上方視斜視図、(4)図は、仕切台板の下方視斜視図である。
図4は、本発明には属さない参考例の仕切台板の下方視斜視図である。
《仕切台板4の概要について》
まず、仕切台板4の概要について説明する。この仕切台板4は、浴槽1内に必要に応じ付設され、もって入浴者Aの腰掛用や、入浴者Aの足突っ張り姿勢のための足当用として使用される。
まず、この仕切台板4の使用対象となる浴槽1は、通常の一般的,汎用的なものであり、例えば家庭用,個人用として、その前後長さ寸法,左右幅寸法,上下深さ寸法等が設定されている。
つまり、一般的,標準的な体格,身体状況,能力の入浴者Aを目安に、仰向けの仰臥姿勢で、肩まで十分にお湯Cに浸かって入浴できる、寸法,大きさ,形状等に設定されている。具体的には、例えば図3の(1)図等に示したように、大柄な人,大人,若者壮年者,健常者等が全身浴するに適した長方形の略箱状をなし、前後壁2,左右壁5,底壁6等を備えている。
仕切台板4は、このような浴槽1内に着脱自在となっており、必要に応じ浴槽1内に付設されるが、不必要時は取外し,除去される。もって不使用時に、邪魔となったり,目障りとなったり、違和感を感じたりすることはない。
そして仕切台板4は、例えば樹脂製よりなり、図1や図2の(1)図に示したように、浴槽1内の前部や後部に付設される。そして、図3の(3)図,(4)図等に示したように、上部の腰掛部7と、前部の足当部8と、前部下の前部足9と、後部下の後部足10とを、備えている。
以下、これらについて更に詳述する。
《腰掛部7について》
まず、この仕切台板4の腰掛部7について説明する。腰掛部7は、横に略フラットな座板11を備えており、浴槽1の左右壁5間に配される。
このような腰掛部7について、更に詳述する。腰掛部7の座板11としては、図3の(3)図,(4)図等に示したように、ムクの一枚板状のものの外、メッシュ状のもの、横桟状のもの、縦桟状のもの、中央穴が存するもの、その他各種形状のものが使用される。このような座板11が、水平又は若干の水落ち用傾斜を伴いつつ、横に略フラットに配されている。
座板11の広さは、入浴者Aが腰掛けるに足るスペースよりなる。具体的には、左右横幅が、浴槽1の左右壁5間の距離寸法より僅かに小さく、前後長さが、浴槽1の前部や後部に納まる寸法よりなる。
腰掛部7は、このようになっている。
《足当部8について》
次に、この仕切台板4の足当部8について説明する。足当部8は、縦に略フラットな当板12を備え、腰掛部7の前部から垂下設されており、その左右端部13が、浴槽1の左右壁5に対向設された縦溝14にそれぞれ嵌入,係止される。
このような足当部8について、更に詳述する。足当部8の当板12は、図3の(3)図,(4)図等に示した例では腰掛部7の座板11と一体形成されており、座板11の前部縁から垂下設されている。勿論これによらず、座板11に対し取付け固定される構成としてもよく、又、若干の傾斜を伴って垂下設されてもよい。図示15は取手穴、16は補強リブである。
さて、足当部8の左右端部13、つまり当板12の左右端部13は、浴槽1の左右壁5の縦溝14に嵌入,係止可能となっている。そこで当板12は、左右横幅が左右端部13の分だけ、前述した腰掛部7の座板11より大きく設定されている。
そして、図3の(1)図,(2)図,図2の(1)図等に示したように、浴槽1の左右壁5には、それぞれ左右対向位置して、縦溝14が形成されている。
そして、図示例の縦溝14は、3本1セットで上下平行に前後方向に向け列設形成されると共に、左右壁5の前端部と後端部について、それぞれ1セットずつの2セット形成されている。しかし、このような図示例によらず、1本又はその他の複数本を、1セットとして形成してもよく、又、左右壁5の前端部又は後端部のいずれかのみに、1セット形成するようにしてもよい。
又、この縦溝14は、左右壁5の上端より若干下位から、左右壁5の下端より若干上位迄の間に形成されている。もって縦溝14の底面17は、浴槽1の底壁6面より若干上位に位置している。
そして、図2の(1)図,(2)図に示したように、このような左右壁5の縦溝14に対し、図示例では左右それぞれ3本の縦溝14のいずれか各1本に対し、足当部8の左右端部13が、それぞれ上方から嵌入されて、前後方向に係止される。つまり左右端部13は、縦溝14に見合った断面形状よりなると共に、縦溝14の下部に嵌入,係止可能な高さ寸法よりなる。
なお、図示例の左右端部13は、当板12の左右に一体設されると共に、当板12より肉厚が厚く形成されているが、勿論、同じ肉厚であってもよい。
足当部8は、このようになっている。
《前部足9について》
次に、この仕切台板4の前部足9について、説明する。図1〜図3に示した例において、前部足9は、足当部8の左右端部13の下部が、それぞれ兼用使用されており、もって浴槽1の左右壁5の縦溝14の底面17上に、載置,保持される。
すなわち、この前部足9は、左右2個用いられると共に、前述した足当部8の左右端部13の下部が兼用されており、この左右端部13の下部は、図示例ではゴム製部材付として構成されている。なお、このような図示例によらず、ゴム製部材を用いることなく、左右端部13の下部を、そのまま直接、前部足9として構成してもよい。
そして、このような前部足9が、左右壁5の縦溝14の底面17上に、載置されて保持されている。もって、この例の前部足9は、後部足10より若干高位に位置している。
ここで、図4に示した本発明には属さない参考例について述べておく。上述したように本発明において、図1〜図3中に示した前部足9は、足当部8の左右端部13の下部がそれぞれ兼用されていた。これに対し、図4中に示した参考例において、前部足9は、足当部8の左右端部13より内側に付設され、もって浴槽1の底壁6上に載置,保持されるようになっている。
すなわち、この参考例の前部足9は、左右2個用いられると共に、足当部8の当板12の左右端部13に隣接した内側下に付設されており、縦溝14に嵌入される当板12の左右端部13とは異なり、浴槽1の底壁6上に載置されて保持されるようになっている。
前部足9は、このようになっている。
《後部足10について》
次に、この仕切台板4の後部足10について、説明する。後部足10は、腰掛部7下に配設されており、もって浴槽1の底壁6上に載置,保持される。
このような後部足10について、更に詳述する。図3の(3)図,(4)図等に示したように、後部足10は、腰掛部7の座板11の後部下に配設され、もって、浴槽1の底壁6上に載置されて保持される。図示例の後部足10は、左右2個用いられると共に、ブラケット18を介して、座板11下に取付け固定されたゴム製部材にて構成されている。
ところで、このようにゴム製部材を使用した場合は、その弾力性により平滑な浴槽1底壁6等の損傷が防止されると共に、その摩擦力により仕切台板4の滑りが防止される(この点については、前述した前部足9についてゴム製部材を採用した場合についても、同様)。
なお、後部足10の位置,個数,その他の構成は、図示例に限定されるものではなく、その他各種の例が可能である。例えば、前部足9との兼合いもあるが、中央1個の例や、中央と左右で計3個の例も考えられる。
後部足10は、このようになっている。
《作用等》
本発明の浴槽1用の仕切台板4は、以上説明したように構成されている。そこで、以下のようになる。
(1)この仕切台板4は、上部の座板11付の腰掛部7と、前部の当板12付の足当部8と、前部下の前部足9と、後部下の後部足10と、から構成されている(図3の(3)図,(4)図等を参照)。
(2)そして仕切台板4は、必要に応じ浴槽1内にセットされる。すなわち、入浴者Aの足突っ張り姿勢のための足当用として使用される場合や、入浴者Aの半身浴のための腰掛け用として使用される場合に、浴槽1内の前部や後部に付設される(図2の(1)図を参照)。
(3)このような仕切台板4の浴槽1内への付設,セットは、足当部8の当板12の左右端部13を、浴槽1の左右壁5の縦溝14間に、嵌入,係止することにより行われる。すなわち、左右にそれぞれ列設された縦溝14のいずれか間に、嵌入,係止することにより行われる(図2の(1)図,(2)図を参照)。
(4)さてそこで、この仕切台板4は、まず第1に、例えば小柄な人,年少者,高齢者,身障者等が入浴する場合、その姿勢保持用に使用される(図1の(1)図を参照)。
すなわち、これらの入浴者Aは、浴槽1内での仰臥姿勢での全身浴に際し、浴槽1内にセットされた仕切台板4の足当部8の当板12に、足Bを当てることにより、つまり足Bの指先や足裏を当てて突っ張ることにより、容易に身体を支えることができる。安定的に姿勢を保持することができる。
(5)この場合、左右端部13が浴槽1の左右壁5の縦溝14に係止されている仕切台板4は、その足当部8の当板12が、浴槽1の前後壁2に足が届かない入浴者Aにとって、足突っ張り姿勢受けのための足当用として、機能する。
つまり、入浴者Aの足B側から作用する前後荷重は、当板12を介して分力化されると共に、当板12の左右端部13を通じて浴槽1側の縦溝14における反力にて支えられる。
(6)そして、複数本の縦溝14が、浴槽1の左右壁5に列設されている(図3の(1)図,(2)図を参照)。
そこで、入浴者Aである小柄な人,年少者,高齢者,身障者等について、個々の具体的な体格,身体状況,能力等を勘案し、各縦溝14の中から適切な1本を選択して、そこに仕切台板4の当板12の左右端部13を、嵌入,係止するようにする(図2の(1)図,(2)図を参照)。
このように、足Bを突っ張る当板12の前後位置を可変としたことにより、その入浴者Aに最も適した足突っ張り姿勢(例えば、足Bの長さ程度,短さ程度に対応した足突っ張り姿勢)を、提供可能となる。
ところで、これらに対し入浴者Aが、大柄な人,大人,若者壮年者,健常者等の一般人の場合は、その好みや必要に応じ、仕切台板4は、取外し除去されるか最初から使用されない(図3の(1)図を参照)。この場合の入浴者Aは、浴槽1の前後壁2に足Bを当てることにより、安定的に姿勢保持することになる。
(7)次に第2に、この仕切台板4は、入浴者Aの半身浴のための腰掛用として、使用可能である(図1の(2)図を参照)。
前述したように入浴者Aの足突っ張り姿勢のための足当用として使用される仕切台板4は、更に、半身浴用としても使用される。この場合の入浴者Aは、前述した小柄な人,年少者,その他に限定されるものではなく、大柄な人,大人,その他の一般人も勿論、その対象となる。
(8)この場合、仕切台板4は、その前部足9と後部足10が、浴槽1の底壁6上や左右壁5の縦溝14の底面17上に、載置,保持されているので、腰掛部7の座板11が、入浴者Aの腰掛用として機能する。
入浴者Aは、このような仕切台板4の腰掛部7の座板11に腰掛けることにより、容易に半身浴可能となる。入浴者Aからの上下荷重は、座板11を介し、浴槽1側の底壁6や底面17にて保持される。
(9)第3に、このようにこの仕切台板4は、1台で、前述した第1の入浴者Aの足突っ張り姿勢のための足当用として使用可能であると共に、前述した第2の入浴者Aの半身浴のための腰掛用として、使用可能である。
しかも、この仕切台板4は、このような兼用使用の為に何らかの操作を要することなく、セットされたそのままの状態で、入浴者Aの選択に従い、遂次いずれかの用途に使用可能である。
本発明に係る浴槽用の仕切台板について、発明を実施するための最良の形態の説明に供し、(1)図は、足当用としての使用例の説明に供する側断面図であり、(2)図は、腰掛用としての使用例の説明に供する側断面図である。 同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、(1)図は、全体の斜視図であり、(2)図は、要部の側断面図である。 同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、(1)図は、浴槽の斜視図、(2)図は、浴槽要部の斜視図であり、(3)図は、仕切台板の上方視斜視図、(4)図は、仕切台板の下方視斜視図である。 本発明には属さない参考例の説明に供し、仕切台板の下方視斜視図である。 この種従来例の説明に供し、各入浴例の側断面説明図である。そして(1)図は、第1例を、(2)図は、第2例を、(3)図は、第3例を、(4)図は、第4例を示す。
1 浴槽
2 前後壁
3 椅子
4 仕切台板
5 左右壁
6 底壁
7 腰掛部
8 足当部
9 前部足
10 後部足
11 座板
12 当板
13 左右端部
14 縦溝
15 取手穴
16 補強リブ
17 底面
18 ブラケット
A 入浴者
B 足
C お湯

Claims (1)

  1. 浴槽1内に必要に応じ付設され、もって入浴者Aの腰掛用や、足突っ張り姿勢のための足当用として使用される、仕切台板4であって、腰掛部7,足当部8,前部足9,後部足10を、備えており、
    該腰掛部7は、横に略フラットな座板11を備え、浴槽1の左右壁5間に配され、該座板11は、その左右横幅が、浴槽1の左右壁5間の距離より僅かに小さい寸法よりなり、
    該足当部8は、縦に略フラットな当板12を備えており、該当板12は、該腰掛部7の座板11の前部から垂下設され、該当板12の左右端部13が、浴槽1の左右壁5に対向設された縦溝14にそれぞれ嵌入,係止可能となっており、該当板12の左右横幅は、左右端部13の分だけ該腰掛部7の座板11より大きく設定されており、
    該前部足9は、該足当部8の当板12の左右端部13の下部が、それぞれ兼用されており、もって該前部足9は、浴槽1の左右壁5の該縦溝14の底面17上に載置,保持され、
    該浴槽1の縦溝14は、該浴槽1の左右壁5について複数本ずつ形成されると共に、該縦溝14の底面17が、浴槽1の底壁6面より若干上位に位置しており、
    該足当部8の当板12の左右端部13は、該縦溝14の下部に嵌入,係止可能な高さ寸法よりなり、該縦溝14の選択されたいずれか1本の下部に対し、それぞれ嵌入,係止され、
    該後部足10は、該腰掛部7の座板11下に配設されており、もって浴槽1の底壁6上に載置,保持されるので、該前部足9は、該後部足10より若干高位に位置していること、を特徴とする浴槽用の仕切台板。
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