JP5121386B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5121386B2
JP5121386B2 JP2007267378A JP2007267378A JP5121386B2 JP 5121386 B2 JP5121386 B2 JP 5121386B2 JP 2007267378 A JP2007267378 A JP 2007267378A JP 2007267378 A JP2007267378 A JP 2007267378A JP 5121386 B2 JP5121386 B2 JP 5121386B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal cell
pixel electrode
blue
green
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007267378A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009098234A (ja
Inventor
康幸 寺西
Original Assignee
株式会社ジャパンディスプレイウェスト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ジャパンディスプレイウェスト filed Critical 株式会社ジャパンディスプレイウェスト
Priority to JP2007267378A priority Critical patent/JP5121386B2/ja
Priority to US12/286,918 priority patent/US7940343B2/en
Priority to TW097138474A priority patent/TWI399604B/zh
Priority to KR1020080100514A priority patent/KR101476449B1/ko
Priority to CN 200810209892 priority patent/CN101470310B/zh
Publication of JP2009098234A publication Critical patent/JP2009098234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5121386B2 publication Critical patent/JP5121386B2/ja
Priority to KR1020140112607A priority patent/KR101549348B1/ko
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特にいわゆる画素内セレクタ方式による液晶表示装置に適用することができる。本発明は、画素内セレクタ方式により1つのセレクタに割り当てられる複数の液晶セルにおいて、後で画素電極電位を設定する液晶セル程、画素電極と対応するゲート信号の走査線との間の容量が増大するように設定することにより、1つのセレクタに割り当てられた複数の液晶セル間で、液晶への直流電界の印加を防止する。
従来、液晶表示装置は、マトリックス状に画素を配置して表示部が形成され、この表示部の周囲に垂直駆動部及び水平駆動部が設けられる。液晶表示装置は、走査線を介した垂直駆動部による制御により各画素を順次信号線に接続し、各画素の階調を水平駆動部により設定し、これにより表示部で所望の画像を表示する。
この種の液晶表示装置は、いわゆる画素内セレクタ方式により、各画素の階調を設定する方式も提供されている。ここで画素内セレクタ方式は、複数画素単位で、表示部にセレクタを設け、このセレクタによりこれら複数画素を構成する複数の液晶セルの階調を順次設定する方式である。
ここで図18は、この画素内セレクタ方式による液晶表示装置の基本ユニットを示す接続図である。基本ユニット1は、画素内セレクタ方式による表示部の構成単位であり、液晶表示装置は、この基本ユニット1がマトリックス状に配置されて表示部が形成される。この図18の例において、基本ユニット1は、赤色、緑色、青色の液晶セル2R、2G、2Bによる3つのサブ画素に1つのセレクタ3が設けられる。この基本ユニット1において、赤色、緑色、青色の液晶セル2R、2G、2Bは、共通電極が共通に信号線に接続され、この信号線が図示しない共通電極用の駆動電源に接続される。なおCsR、CsG、CsBは、保持容量であり、一端がそれぞれ液晶セル2R、2G、2Bの画素電極に接続され、他端にプリチャージ用の駆動信号CSが供給される。赤色、緑色、青色の液晶セル2R、2G、2Bは、画素電極がそれぞれゲート信号GATER、GATEG、GATEBによりオンオフ動作するNMOSトランジスタQ1R、Q1G、Q1Bを介してNMOSトランジスタQ2に接続され、このトランジスタQ2は、青色用のゲート信号GATEBによりオンオフ動作して、トランジスタQ1R、Q1G、Q1Bを信号線SIGに接続する。
基本ユニット1は、図19に示すように、水平駆動部により、時分割で、赤色、緑色、青色の液晶セル2R、2G、2Bの階調に対応する電圧に信号線SIGの電圧が設定される(図19(A))。なおこの図19では、各液晶セル2R、2G、2Bの階調に対応する電圧を符号R、G、Bにより示す。また基本ユニット1は、この信号線SIGの電圧の設定に連動して、ゲート信号GATER、GATEG、GATEBによりトランジスタQ1R、Q1G、Q1B、Q2がオン状態に設定された後、順次、オフ状態に設定される(図19(B1)、(B2)、(B3))。すなわち信号線SIGの電圧が赤色液晶セル2Rの階調に対応する電圧Rに設定されている期間で、トランジスタQ1R、Q1G、Q1B、Q2をオン状態に立ち上げた後、赤色液晶セル2Rに接続されたトランジスタQ1Rをオフ状態に切り換え、これにより赤色液晶セル2Rの画素電極の電圧VRを信号線SIGの電圧Rに設定する(図19(C1))。また続いて信号線SIGの電圧が緑色液晶セル2Gの階調に対応する電圧Gに設定されている期間で、緑色液晶セル2Gに接続されたトランジスタQ1Gをオフ状態に切り換え、これにより緑色液晶セル2Gの画素電極の電圧VGを信号線SIGの電圧Gに設定する(図19(C2))。また続いて信号線SIGの電圧が青色液晶セル2Bの階調に対応する電圧Bに設定されている期間で、青色液晶セル2Bに接続されたトランジスタQ1BをトランジスタQ2と共にオフ状態に切り換え、これにより青色液晶セル2Bの画素電極の電圧VBを信号線SIGの電圧Bに設定する(図19(C3))。
このような液晶表示装置に関して、特開平9−243995号公報には、各画素にそれぞれメモリを設け、このメモリの記録に従って各画素を駆動する構成が開示されている。以下、この方式をメモリ方式と呼ぶ。このメモリ方式によれば、一旦、各画素の階調を設定すれば、各画素に対する階調設定処理を省略することができることから、消費電力を低減することができる。
ところで図19に示す画素内セレクタ方式の基本ユニット1では、図20に示すように、各ゲート信号GATER、GATEG、GATEBの走査線と各液晶セル2R、2G、2Bの画素電極との間に容量Cgが発生する。なおここでCgRR、CgRG、CgRBは、それぞれ赤色液晶セル2Rの画素電極と各ゲート信号GATER、GATEG、GATEBの走査線との間の容量である。またCgGR、CgGG、CgGBは、それぞれ緑色液晶セル2Gの画素電極と各ゲート信号GATER、GATEG、GATEBの走査線との間の容量である。またCgBR、CgBG、CgBBは、それぞれ青色液晶セル2Bの画素電極と各ゲート信号GATER、GATEG、GATEBの走査線との間の容量である。
その結果、基本ユニット1では、これら容量Cgによるゲートカップリングにより、ゲート信号GATER、GATEG、GATEBの信号レベルが変化すると、各液晶セル2R、2G、2Bに設定された画素電極の電位VR、VG、VBが変化する。
基本ユニット1では、図19との対比により図21に示すように、始めに赤色用のゲート信号GATERによりトランジスタQ1Rをオフ動作させて赤色液晶セル2Rの階調を設定した後、順次、緑色用及び青色用のゲート信号GATEG、GATEBによりトランジスタQ1G、Q1Bをオフ動作させて緑色液晶セル2G、青色液晶セル2Bの階調を設定していることにより、赤色液晶セル2Rでは、これら赤色用、緑色用、青色用のゲート信号GATER、GATEG、GATEBの信号レベルが立ち下がる毎に、画素電極の電位VRが立ち下がることになる。また緑色液晶セル2Gでは、緑色用、青色用のゲート信号GATEG、GATEBの信号レベルの立ち下がりにより、画素電極の電位VGが順次立ち下がることになる。また青色液晶セル2Bでは、青色用のゲート信号GATEBの信号レベルの立ち下がりにより、画素電極の電位VBが立ち下がることになる。
その結果、基本ユニット1では、信号線SIGを介して画素電極に設定された電位VR、電位VG、電位VBが変化し、その変化量ΔVR、ΔVG、ΔVBが赤色液晶セル2R、緑色液晶セル2G、青色液晶セル2Bの順に小さくなる。この画素電極の電位VR、電位VG、電位VBの変化量ΔVR、ΔVG、ΔVBは、ゲート信号GATER、GATEG、GATEBによる駆動により発生するものであることから、フィールド反転、フレーム反転、ライン反転等による各信号線SIGの駆動を切り換える場合であっても、ほぼ一定値に保持される。
これにより画素内セレクタ方式では、1つのセレクタが割り当てられた複数液晶セル間で液晶に直流電界が印加される問題があった。なおこのように液晶に直流電界が印加され続けると、液晶表示装置では、液晶が劣化することになる。
特開平9−243995号公報
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、画素内セレクタ方式により各液晶セルを駆動する場合に、液晶への直流電界の印加を防止することができる液晶表示装置を提案しようとするものである。
上記の課題を解決するため請求項1の発明は、基本ユニットを順次配置して形成された表示部により所望の画像を表示する液晶表示装置に適用する。基本ユニットは、1画素を構成する色ごとに設けられ、共通電極と画素電極とを備えて液晶に電界を印加する複数の液晶セルと、複数の液晶セルそれぞれに対応して設けられ、対応する液晶セルの画素電極に接続される保持容量と、基本ユニットごとに、1画素を構成する色ごとの色別階調値を時分割で出力する階調信号を供給する信号線と、複数の液晶セルそれぞれに対応し、平面視で当該液晶セルの画素電極と隣接する液晶セルの画素電極との間に形成される走査線と、基本ユニットごとに設けられ、一端が信号線に接続され、当該基本ユニットに対する階調信号の出力期間に当該基本ユニットと信号線とを接続する第1トランジスタと、複数の液晶セルそれぞれに対応して液晶セルの画素電極と第1トランジスタとの間に設けられ、液晶セルに対応する走査線からの入力信号によりオンオフ動作し、階調信号の出力期間の開始とともに一斉に液晶セルの画素電極を信号線に接続するとともに、対応する液晶セルに応じた色別階調値の出力期間の終了時に当該液晶セルと信号線との接続を解除し、当該液晶セルの階調を設定する第2トランジスタと、を有し、階調信号に基づき、複数の液晶セルのうちで、階調信号内の順番が後の色別階調値によって階調を設定する液晶セル程、当該液晶セルの画素電極と対応する走査線との間の容量が増大するように設定される。
請求項1に係る発明の構成によれば、階調信号内の順番が後の色別階調値によって階調を設定して、ゲートカップリングによる画素電極電圧の変化の小さい液晶セル程、画素電極と対応するゲート信号の走査線との間の容量の増大により、ゲートカップリングによる画素電極電圧の変化を大きくすることができる。従って1つのセレクタに割り当てられた複数の液晶セルにおいて、画素電極の電圧変化の相違を小さくすることができ、これら複数の液晶セルにおける液晶への直流電界の印加を防止することができる。
本発明によれば、画素内セレクタ方式により各液晶セルを駆動する場合に、液晶への直流電界の印加を防止することができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
(1)実施例1の構成
図2は、本発明の実施例1の液晶表示装置を示すブロック図である。この液晶表示装置11は、画素内セレクタ方式による液晶表示装置であり、液晶セルによる画素をマトリックス状に配置して表示部12が形成され、水平駆動部13及び垂直駆動部14により駆動してこの表示部12で所望の画像を表示する。表示部12は、所定の基本ユニットがマトリックス状に配置されて形成されることにより、液晶セルによる画素がマトリックス状に配置される。
ここで図1は、図18との対比によりこの表示部12を形成する基本ユニットを示す接続図である。この図1において、図18と同一構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。この基本ユニット16では、図21について上述した画素電極の電位VR、電位VG、電位VBの変化量ΔVR、ΔVG、ΔVBが最も大きな赤色液晶セル2Rを除いて、それぞれ画素電極とゲート信号GATEG、GATEBの走査線との間に画素電極電位補正用容量CG、CBが設けられる。この基本ユニット16は、この画素電極電位補正用容量CG、CBに関する構成が異なる点を除いて、図18の基本ユニット1と同一に構成される。従ってこの基本ユニット16は、図19で説明したと同一に順次各液晶セル2R、2G、2Bの階調が設定される。
ここで図1に示す構成において、赤色液晶セル2Rのゲート信号GATERの立ち下がりによる赤色液晶セル2Rの画素電極の電位VRの立ち下がり電圧ΔVRは、液晶セル2Rの画素電極の対アース間の容量と、画素電極及びゲート信号GATERの走査線間の容量CgRRとによりゲート信号GATERの電圧変化を分圧した電圧により表すことができる。従ってこの電圧変化量ΔVRRは、次式により表すことができる。なおここでCtotalRは、赤色液晶セル2Rの画素電極と他の全ての部位との間の容量の合算の容量である。またΔVgは、ゲート信号GATER、GATEG、GATEBの電圧変化量である。
Figure 0005121386
またこの赤色液晶セル2Rにおいて、緑色液晶セル2Gのゲート信号GATEGの立ち下がりによる画素電極の電位VRの立ち下がり量ΔVRGは、同様に液晶セル2Rの画素電極の対アース間の容量と、画素電極及びゲート信号GATEGの走査線間の容量CgRGとによりそれぞれゲート信号GATEGの電圧変化を分圧した電圧により表すことができる。またこの赤色液晶セル2Rにおいて、青色液晶セル2Bのゲート信号GATEBの立ち下がりによる画素電極の電位VRの立ち下がり量ΔVRBについても、同様に液晶セル2Rの画素電極の対アース間の容量と、画素電極及びゲート信号GATEBの走査線間の容量CgRBとによりそれぞれゲート信号GATEBの電圧変化を分圧した電圧により表すことができる。従ってこれらの電圧変化量ΔVRG、ΔVRBは、次式により表すことができる。なおここでCtotalGは、緑色液晶セル2Gの画素電極と他の全ての部位との間の容量の合算の容量であり、またCtotalBは、青色液晶セル2Bの画素電極と他の全ての部位との間の容量の合算の容量である。
Figure 0005121386
Figure 0005121386
従って図21について上述した赤色液晶セル2Rにおける画素電極電位VRの電圧降下量ΔVRは、次式により表すことができる。
Figure 0005121386
同様にして、緑色液晶セル2G及び青色液晶セル2Bにおける画素電極電位VG、VBの変化量ΔVG、ΔVBは、それぞれ次式により表すことができる。
Figure 0005121386
Figure 0005121386
ここで画素電極電位補正用容量CG、CBを除いた場合、各液晶セル2R、2G、2Bの画素電極と対応するゲート信号GATER、GATEG、GATEBの走査線との間の容量CgRR、CgGG、CgBBは、これら液晶セル2R、2G、2B間でトランジスタQ1R、Q1G、Q1B等のレイアウトを同一とすることにより、ほぼ等しくすることができる。従ってこの等しい容量をCEとおくと、容量CgRR、CgGG、CgBBは、それぞれCE、CE+CG、CE+CBで表すことができる。
ここで(4)式及び(5)式のCgRR、CgGGをそれぞれCE、CE+CGとおいて、ΔVR=ΔVGとすると、次式の関係式を得ることができる。
Figure 0005121386
ここでCtotalR≒CtotalGであることから、この(7)式を整理すれば、次式の関係式を得ることができる。
Figure 0005121386
画素電極電位補正用容量CGは、この(8)式の関係式を満足するように、赤色液晶セル2Rの画素電極と緑色用ゲート信号GATEGとの間の容量CgRG、赤色液晶セル2Rの画素電極と青色用ゲート信号GATEBとの間の容量CgRBの合成容量から緑色液晶セル2Gの画素電極と青色用ゲート信号GATEBとの間の容量CgGBを減算した容量に設定される。
また同様にして(4)式及び(6)式のCgRR、CgGBをそれぞれCE、CE+CBとおいて、ΔVR=ΔVBとすると、次式の関係式を得ることができる。
Figure 0005121386
CtotalG≒CtotalBとおいてこの(9)式を整理すれば、次式の関係式を得ることができる。
Figure 0005121386
画素電極電位補正用容量CBは、この(10)式の関係式を満足するように、赤色液晶セル2Rの画素電極と緑色用ゲート信号GATEGとの間の容量CgRG、赤色液晶セル2Rの画素電極と青色用ゲート信号GATEBとの間の容量CgRBの合成容量に設定される。
これら(8)式及び(10)式の関係式を満足するように、画素電極電位補正用容量CG、CBが設定されて、図21との対比により図3に示すように、この基本ユニット16は、赤色液晶セル2R、緑色液晶セル2G、青色液晶セル2Bでゲートカップリングによる画素電極電位VR、VG、VBの電圧降下ΔVR、ΔVG、ΔVBがほぼ等しくなるように設定され、これによりこれら隣接する赤色、緑色、青色の液晶セル2R、2G、2Bにおける液晶への直流電界の印加を防止することができる。
図4は、この基本ユニット16のレイアウトを示す平面図である。表示部12は、一定のピッチT1によりゲート信号GATER、GATEG、GATEBの走査線が順次設けられる。基本ユニット16は、隣接する走査線の間に、順次、赤色、緑色、青色による画素電極17R、17G、17Bが設けられ、また対応する保持容量CsR、CsG、CsB等が設けられる。基本ユニット16は、緑色液晶セル2G及び青色液晶セル2Bの画素電極17G、17Bがそれぞれ緑色用及び青色用ゲート信号GATEG、GATEBの走査線と所定量TG、TBだけオーバーラップするように、赤色液晶セル2Rの画素電極17Rに比して緑色液晶セル2Gの画素電極17G、青色液晶セル2Bの画素電極17Bが信号線SIGに沿った方向に大型に形成され、これによりこのオーバーラップした部位で画素電極電位補正用容量CG、CBが作成される。各液晶セル2R、2G、2Bは、この画素電極17R、17G、17B、トランジスタQ2に係るレイアウト以外、同一のレイアウトにより作成される。
(2)実施例1の動作
以上の構成において、この液晶表示装置11(図2)では、水平駆動部13及び垂直駆動部14による表示部12の駆動により、この表示部12に設けられた液晶セルにより各画素の階調が設定され、これによりこの表示部12で所望の画像を表示することができる。
また表示部12においては(図1)、トランジスタQ1R、Q1G、Q1B、Q2によるセレクタを介して、隣接する赤色、緑色、青色の液晶セル2R、2G、2Bの画素電極電位VR、VG、VBが信号線SIGの電圧に順次設定され、これにより画素内セレクタ方式により各画素の階調が設定されて所望の画像を表示する。
しかしながら画素内セレクタ方式では、赤色用ゲート信号GATAR、緑色用ゲート信号GATEG、青色用ゲート信号GATEBの信号レベルを切り換えてトランジスタQ1R、Q1G、Q1B、Q2を順次オンオフ制御し、順次、1つのセレクタに割り当てられた液晶セル2R、2G、2Bの画素電極を信号線SIGに接続してこれら複数液晶セル2R、2G、2Bの階調を設定していることにより、画素電極の電位VR、VG、VGがゲートカップリングにより低下することになる(図20)。またこの画素電極の電位VR、VG、VGの低下は、これら1つのセレクタに割り当てられた液晶セル2R、2G、2Bのうちで、最初に画素電極の電位VR、VG、VGを設定した液晶セル程大きくなり(図21)、その結果、何ら工夫を施さなければ、これら1つのセレクタに割り当てられた複数の液晶セル2R、2G、2B間で、画素電極に直流の電位差が発生し、液晶に直流電界を印加することになる。
そこでこの実施例の液晶表示装置11において、基本ユニット16は、後で画素電極電位を設定する液晶セル2G、2B程、液晶セル2G、2Bの画素電極と対応するゲート信号GATEG、GATEBの走査線との間の容量CgGG、CgBBが増大するように、画素電極電位補正用容量CG、CBが設けられる。これにより各基本ユニット16では、後で画素電極電位を設定する液晶セル2G、2B程、ゲートカップリングにより大きく画素電極の電位を大きく立ち下げ(図3)、1つのセレクタに割り当てられた液晶セル2R、2G、2B間で、画素電極に直流の電位差が発生しないようにし、液晶への直流電界の印加を防止する。
この液晶表示装置11では、これら画素電極電位補正用容量CG、CBが、対応する画素電極と走査線とのオーバーラップにより作成され(図4)、これにより単なる製造用のマスクの改良により液晶への直流電界の印加を防止することができる。
(3)実施例1の効果
以上の構成によれば、画素内セレクタ方式により1つのセレクタに割り当てられる複数の液晶セルにおいて、後で画素電極電位を設定する液晶セル程、画素電極と対応するゲート信号の走査線との間の容量が増大するように設定することにより、1つのセレクタに割り当てられた複数の液晶セル間で、液晶への直流電界の印加を防止することができる。従って従来に比して液晶表示装置の信頼性を向上することができる。
またこの画素電極と対応するゲート信号の走査線との間の容量の増大を、対応する画素電極と走査線とのオーバーラップにより作成することにより、簡易な構成で、液晶への直流電界の印加を防止することができる。
図5は、本発明の実施例2の液晶表示装置における基本ユニットのレイアウトを示す平面図である。この実施例の液晶表示装置は、図4のレイアウトによる基本ユニット16に代えてこの図5のレイアウトによる基本ユニット26が適用される点を除いて、実施例1の液晶表示装置と同一に構成される。またこの基本ユニット26では、各液晶セル2R、2G、2Gの画素電極17R、17G、17Bに代えて、各トランジスタQ1R、Q1G、Q1Bを画素電極17R、17G、17Bに接続する配線パターン27R、27G、27Bを対応する走査線とオーバーラップさせて、画素電極電位補正用容量が作成される。
従ってこの図5において、赤色液晶セル2Rでは、トランジスタQ1Rを画素電極17Rに接続する配線パターン27Rが、対応する走査線と何らオーバーラップすることなく作成される。これに対して緑色液晶セル2Gでは、トランジスタQ1Gを画素電極17Gに接続する配線パターン27Gが、対応する走査線と一定面積だけオーバーラップするように作成されて、緑色液晶セル2Gの画素電極電位補正用容量CGが作成される。またさらに青色液晶セル2Bでは、トランジスタQ1Bを画素電極17Bに接続する配線パターン27Bが、対応する走査線とさらに大面積でオーバーラップするように作成されて、青色液晶セル2Bの画素電極電位補正用容量CBが作成される。
この実施例のように、セレクタを構成する各トランジスタを画素電極に接続する配線パターンを対応する走査線とオーバーラップさせて画素電極電位補正用容量を作成しても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
図6は、本発明の実施例3の液晶表示装置における基本ユニットのレイアウトを示す平面図である。この実施例の液晶表示装置は、図5のレイアウトによる基本ユニット26に代えてこの図6のレイアウトによる基本ユニット36が適用される点を除いて、実施例2の液晶表示装置と同一に構成される。
この実施例の基本ユニット36では、カラーフィルタの透過率を考慮して赤色液晶セル2R、緑色液晶セル2G、青色液晶セル2Bの開口率が設定され、この開口率を確保するために赤色液晶セル2R、緑色液晶セル2G、青色液晶セル2Bの画素電極17R、17G、17Bの面積が設定される。より具体的には、赤色液晶セル2R、青色液晶セル2Bの開口率が等しい値に設定され、この赤色液晶セル2R、青色液晶セル2Bの開口率に比して緑色液晶セル2Gの開口率が大きな値に設定される。これによりこの基本ユニット36では、赤色液晶セル2R、青色液晶セル2Bにおける画素電極17R、17Bは等しい面積に設定されるのに対し、緑色液晶セル2Gの画素電極17Gが、これら赤色液晶セル2R、青色液晶セル2Bの画素電極に17R、17Bに比して大きな面積に設定される。
またこの開口率の設定に対応して、緑色液晶セル2G、赤色液晶セル2R、青色液晶セル2Bの順序で、各液晶セル2G、2R、2Bが配置され、これにより表示画面における白色度、白輝度が最適化される。
これに対してこの基本ユニット36による表示部を駆動する水平駆動部及び垂直駆動部は、汎用の集積部が適用されて、上述の実施例1、2と同一の順序で各液晶セル2G、2R、2Bの階調を設定する。なお配線パターン27G、27Bと走査線とのオーバーラップに代えて、実施例1について上述したように、画素電極17G、17Bと走査線とのオーバーラップにより、画素電極電位補正用容量を作成してもよい。
この実施例のように液晶セルの配置順序と階調設定順序とを異ならせても、上述の実施例と同様の効果を得ることができる。
ところで画素電極の電位の変動は、画素電極を配置する基板のレイアウト、ゲート信号GATER、GATEG、GATEBの小振幅化等により、隣々接液晶セルによるゲートカップリングによる影響を無視できる場合もある。
この場合に、基本ユニットの配置の順序で各液晶セルの階調を設定する場合は、図21との対比により図7に示すように、赤色及び緑色の液晶セル2R及び2Gにおける画素電極の電圧降下ΔVR、ΔVGがほぼ等しくなる。これに対して実施例3の構成に係る液晶セルの配列、階調設定順序による場合、図8に示すように、両端に配置される液晶セル2G、2Bにおける画素電極の電圧降下ΔVG、ΔVBがほぼ等しくなる。なお図20との対比により、上述の実施例3の構成に係る液晶セルの配列、階調設定順序による場合の、画素電極電位の変動に影響を与える寄生容量を図9に示す。
そこでこの実施例では、上述の実施例1〜3の構成において、隣々接液晶セルによるゲートカップリングによる影響を無視して画素電極電位補正用容量を配置する。ここで隣々接液晶セルによるゲートカップリングを無視すると、(7)式は次式により表すことができる。
Figure 0005121386
従ってCtotalR≒CtotalGであることから、この(11)式を整理すれば、次式の関係式を得ることができる。
Figure 0005121386
ここで各液晶セルにおける配線パターンを同一にレイアウトする場合には、CgRG≒CgGBの関係式が成立し、これにより(12)式による画素電極電位補正用容量CGは、値0となる。また同様にしてここで隣々接液晶セルによるゲートカップリングを無視すると、(9)式は次式により表すことができる。
Figure 0005121386
CtotalG≒CtotalBとおいてこの(13)式を整理すれば、次式の関係式を得ることができる。
Figure 0005121386
これにより上述の実施例1又は2の構成において、隣々接液晶セルによるゲートカップリングによる影響を無視して画素電極電位補正用容量を配置する場合には、最後に画素電極電位を設定する液晶セル2Bにのみ画素電極電位補正用容量CBを設ければよいことが判る。これによりこの場合は、表示パネルの構成を簡略化することができる。
これに対して上述の実施例3に係る液晶セルの配列、階調設定順序による構成において、隣々接液晶セルによるゲートカップリングによる影響を無視して画素電極電位補正用容量を配置する場合には、同様の画素電極電位の変動の解析により、両端に配置する緑色液晶セル2G及び青色液晶セル2Bにほぼ同一容量の画素電極電位補正用容量CG、CBを配置すればよいことが求められる。
この実施例によれば、隣々接液晶セルによるゲートカップリングによる影響を無視できる場合にも、上述の各実施例と同様の効果を得ることができる。
図10は、本発明の実施例5に係る液晶表示装置を示すブロック図である。この液晶表示装置41は、例えば図示しないチューナー部、外部機器等から出力されるビデオデータによる動画像、静止画像をアナログ駆動方式により表示部42で表示し、また各種メニュー画像等をメモリ方式により表示部42で表示する。なおここで、アナログ駆動方式は、各液晶セルの画素電極信号線に接続して画素電極電位を信号線の電位に設定する方式であり、上述の実施例1〜4の駆動方式である。
この液晶表示装置41において、インターフェース(I/F)43は、各画素の階調を順次示すシリアルデータによる画像データSDI、この画像データSDIに同期した各種タイミング信号を入力する。なおここでこの画像データSDIは、アナログ駆動方式により表示部42で表示する画像データである。またインターフェース43は、コントローラ44から、メモリ方式により表示部42で表示する2値の画像データDVを入力し、これら入力した画像データSDI、DV、各種タイミング信号をコントローラ44の制御に従って各部に出力する。
タイミングジェネレータ(TG)45は、コントローラ44の制御により、メモリ方式、アナログ駆動方式で必要な各種のタイミング信号を生成して水平駆動部46、垂直駆動部47に出力する。また液晶セルの共通電極用の駆動電源VCOMを生成して表示部42に出力する。なおこの実施例において表示部42は、反射型、透過型、反射型と透過型との併用型の何れをも適用することができる。
水平駆動部46は、コントローラ44の制御によりアナログ駆動方式とメモリ方式とで動作を切り換え、アナログ駆動方式では、インターフェース43から入力される画像データSDIを順次各信号線SIGに振り分けてディジタルアナログ変換処理し、フィールド反転、フレーム反転、ライン反転等による各信号線SIGの駆動信号Ssigを生成する。水平駆動部46は、アナログ駆動方式では、この駆動信号Ssigを表示部42の各信号線SIGに出力する。
また水平駆動部46は、メモリ方式では、コントローラ44から出力される2値の画像データDVの論理値に対応する駆動信号Sdvを対応する信号線SIGに出力した後、所定の駆動信号XCSを信号線に出力する。
垂直駆動部47は、コントローラ44の制御によりアナログ駆動方式とメモリ方式とで動作を切り換え、表示部42の走査線に所定の駆動信号を出力する。
表示部42は、水平駆動部46、垂直駆動部47から出力される各種の信号により動作し、画像データSDI又はDVによる画像を表示する。ここで図11は、表示部42の基本ユニットを示す接続図である。この図11の基本ユニット51において、実施例1の基本ユニット16と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。
ここで基本ユニット51は、アナログ駆動方式では、セレクタ3及びNMOSトランジスタQ3を介して、各液晶セル2R、2G、2Bを信号線SIGに接続し、各液晶セル2R、2G、2Bの階調を順次設定する。またメモリ方式では、メモリ部52に信号線SIGの設定を記録した後、セレクタ3及びNMOSトランジスタQ3、Q4により、このメモリ部52に記録された信号線SIGの設定を液晶セル2R、2G、2Bに順次設定して、これら液晶セル2R、2G、2Bの階調を順次設定する。
基本ユニット51は、セレクタ3によるこれら液晶セル2R、2G、2Bの階調の設定が、実施例1、2について上述したと同一の順序で実行され、これにより緑色及び青色の液晶セル2G及び2Bに、画素電極電位補正用容量CG、CBが設けられる。なおこの画素電極電位補正用容量CG、CBは、実施例1、2について上述したと同一に設定される。なお実施例3等について上述した順序により液晶セル2R、2G、2Bの階調を設定するようにして、上述の実施例3等の手法を適用して画素電極電位補正用容量を設けるようにしてもよい。
すなわち表示部42は、赤色、緑色、青色の液晶セル2R、2G、2Bが順次循環的に連続するように、この図11に示す基本ユニットがマトリックス状に配置されて、これら液晶セル2R、2G、2Bがマトリックス状に配置される。
この基本ユニット51において、これら赤色、緑色、青色の液晶セル2R、2G、2Bの保持容量CsR、CsG、CsBは、一端にプリチャージの処理に係る駆動信号CSが供給され、他端がそれぞれ対応する液晶セル2R、2G、2Bの画素電極に接続される。また液晶セル2R、2G、2Bは、駆動信号CSに連動して信号レベルが切り換わる駆動電源VCOMが共通電極に供給される。
基本ユニット51において、メモリ部52は、ゲート及びドレインがそれぞれ共通に接続されたNMOSトランジスタQ5及びPMOSトランジスタQ6からなるCMOSインバーターと、同様のNMOSトランジスタQ7及びPMOSトランジスタQ8からなるCMOSインバーターとによるSRAM(Static Random Access Memory)であり、信号線SIGの論理レベルに対応する出力RAMと、この出力RAMと逆の論理レベルによる反転出力とをそれぞれトランジスタQ3及びQ4に出力し、これらトランジスタQ3及びQ4を相補的にオンオフ制御する。メモリ部52は、ゲート信号GATEDによりオン動作するNMOSトランジスタQ11を介して信号線SIGに接続される。
基本ユニット51は、図12及び図13に示すように、アナログ駆動方式による場合には、水平駆動部46及び垂直駆動部47により、トランジスタQ3をオン状態に設定するようにメモリ部52が事前に設定された後(図12(D)〜(E))、ゲート信号GATER、GATEG、GATEBの設定が順次切り換えられることにより(図12(B1)〜(B3))、図13に示すように、液晶セル2R、2G、2Bが順次信号線SIGに接続される。なおここで図13は、この信号線SIGと液晶セル2R、2G、2Bとの接続の説明のために、図11との対比により基本ユニット51の構成を簡略化して示す図である。
また基本ユニット51は、アナログ駆動方式による場合には、水平駆動部46により、液晶セル2R、2G、2Bの階調をそれぞれ示す階調電圧R、G、Bに信号線SIGの駆動信号Ssigが順次設定され(図12(A))、この信号線SIGの設定に対応するようにゲート信号GATER、GATEG、GATEBの設定が順次切り換えられる(図12(B1)〜(B3))。これにより基本ユニット51は、液晶セル2R、2G、2Bの画素電極電位VR、VG、VBが駆動信号Ssigによる階調電圧R、G、Bに設定される。これにより基本ユニット51は、アナログ駆動方式によりこれら液晶セル2R、2G、2Bの階調が設定される。
これに対してアナログ駆動方式におけるメモリ部52の事前の設定、メモリ方式による書込み時、基本ユニット51は、図14及び図15に示すように、ゲート信号GATER、GATEG、GATEBによりトランジスタQ1R、Q1G、Q1B、Q2がオフ状態に設定され(図14(B1)〜(B3)及び(C1)〜(C3))、メモリ部52の電源電圧VRAMが信号線SIGのHレベルに対応する電圧VDDに一時的に立ち下げられると共に(図14(A)及び(D))、ゲート信号GATEDによりトランジスタQ11がオン状態に設定されて信号線SIGにメモリ部52が接続される(図14(E))。これにより基本ユニット51は、信号線SIGに出力される駆動信号Sdvの論理レベルがメモリ部52に設定される(図14(F))。またその後、基本ユニット51は、電源電圧VRAMが液晶セル2R、2G、2Bの駆動電圧に対応する電圧VDD2に立ち上げられて(図14(D)及び(F))、トランジスタQ3、Q4をオンオフ制御可能に設定される。なおここで図15は、このメモリ部52の動作の説明のために、図11に示す基本ユニット51の構成を簡略化して示す図である。
基本ユニット51は、アナログ駆動方式におけるメモリ部52の事前の設定時、水平駆動部46により信号線SIGがHレベルに設定されてこれら一連の動作が実行され、これによりトランジスタQ3をオン状態に設定するように設定される。これに対してメモリ方式による書込み時、水平駆動部46により信号線SIGが画像データDVの論理値に設定され、これにより画像データDVの論理値がメモリ部52に設定される。またこの論理値がHレベルの場合、トランジスタQ3をオン状態に設定するようにメモリ部52が設定されるのに対し、この論理値がLレベルの場合、トランジスタQ4をオン状態に設定するようにメモリ部52が設定される。
ここでメモリ方式による表示時、基本ユニット51は、図16及び図17に示すように、水平駆動部46から、駆動信号CSに対して相補的に信号レベルが切り換わる駆動信号CSの反転信号XCSが信号線SIGに供給される(図16(A)及び(B))。また水平駆動部46から、トランジスタQ1R、Q1G、Q1B、Q2を全てオン動作させるようにゲート信号GATER、GATEG、GATEBが供給される(図16(C1)〜(C3))。基本ユニット51は、メモリ部52に設定された論理値に応じてトランジスタQ3又はQ4が選択的にオン状態に設定され、これにより反転信号XCS又は駆動信号CSが選択的に液晶セル2R、2G、2Bの画素電極に供給される(図16(D1)〜(D3))。これにより液晶セル2R、2G、2Bは、メモリ部52に設定された画像データDVの論理値に対応して黒階調又は白階調に設定される。なおここで図17は、このメモリ方式による表示の説明のために、図11に示す基本ユニット51の構成を簡略化して示す図である。
この実施例によれば、メモリ方式による場合、さらにはメモリ方式とアナログ駆動方式とを切り換える場合でも、上述の実施例と同様の効果を得ることができる。
なお上述の実施例においては、画素電極の大きさを変化させて、又は画素電極への配線パターンの形状を異ならせて画素電極電位補正用容量を作成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば走査線の位置をずらして画素電極とのオーバーラップ量を設定して画素電極電位補正用容量を作成する場合、さらには別途、対向電極を作成して画素電極電位補正用容量を作成する場合等、画素電極電位補正用容量の作成手法は種々の方法を広く適用することができる。
また上述の実施例においては、1つのセレクタに赤色、緑色、青色による3つの液晶セルを割り当てる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば連続する2つの液晶セルを1つのセレクタに割り当てる場合、さらには4つ以上の液晶セルを1つのセレクタに割り当てる場合等にも広く適用することができる。
本発明は、いわゆる画素内セレクタ方式による液晶表示装置に適用することができる。
本発明の実施例1の液晶表示装置の基本ユニットを示す接続図である。 本発明の実施例1の液晶表示装置を示すブロック図である。 図1の基本ユニットの動作の説明に供するタイムチャートである。 図1の基本ユニットのレイアウトを示す平面図である。 本発明の実施例2の液晶表示装置の基本ユニットのレイアウトを示す平面図である。 本発明の実施例3の液晶表示装置の基本ユニットのレイアウトを示す平面図である。 本発明の実施例4の液晶表示装置におけるゲートカップリングの影響の説明に供するタイムチャートである。 図7とは異なる例によるゲートカップリングの影響の説明に供するタイムチャートである。 本発明の実施例4の液晶表示装置におけるゲートカップリングの影響の説明に供する接続図ある。 本発明の実施例5の液晶表示装置を示すブロック図である。 本発明の実施例5の液晶表示装置における基本ユニットを示す接続図である。 図11の基本ユニットのアナログ駆動方式における動作の説明に供するタイムチャートである。 図11の基本ユニットのアナログ駆動方式における動作の説明に供する接続図である。 図11の基本ユニットのメモリ部の設定時における動作の説明に供するタイムチャートである。 図11の基本ユニットのメモリ部の設定時における動作の説明に供する接続図である。 図11の基本ユニットのメモリ方式による動作の説明に供するタイムチャートである。 図11の基本ユニットのメモリ方式による動作の説明に供する接続図である。 画素内セレクタ方式による液晶表示装置の基本ユニットを示す接続図である。 図18の基本ユニットの動作の説明に供するタイムチャートである。 図18の基本ユニットにおける寄生容量の説明に供する接続図である。 図18の基本ユニットにおけるゲートカップリングの説明に供するタイムチャートである。
符号の説明
1、16、26、36、51……基本ユニット、2R、2G、2B……液晶セル、3……セレクタ、11、41……液晶表示装置、12、42……表示部、17R、17G、17B……画素電極、52……メモリ方式、CB、CG……画素電極電位補正用容量、Q1〜Q11……トランジスタ

Claims (6)

  1. 基本ユニットを順次配置して形成された表示部により所望の画像を表示する液晶表示装置において、
    前記基本ユニットは、
    1画素を構成する色ごとに設けられ、共通電極と画素電極とを備えて液晶に電界を印加する複数の液晶セルと、
    前記複数の液晶セルそれぞれに対応して設けられ、対応する前記液晶セルの画素電極に接続される保持容量と、
    前記基本ユニットごとに、前記1画素を構成する色ごとの色別階調値を時分割で出力する階調信号を供給する信号線と、
    前記複数の液晶セルそれぞれに対応し、平面視で当該液晶セルの画素電極と隣接する前記液晶セルの画素電極との間に形成される走査線と、
    前記基本ユニットごとに設けられ、一端が前記信号線に接続され、当該基本ユニットに対する前記階調信号の出力期間に当該基本ユニットと前記信号線とを接続する第1トランジスタと、
    前記複数の液晶セルそれぞれに対応して前記液晶セルの画素電極と前記第1トランジスタとの間に設けられ、前記液晶セルに対応する走査線からの入力信号によりオンオフ動作し、前記階調信号の出力期間の開始とともに一斉に前記液晶セルの画素電極を前記信号線に接続するとともに、対応する前記液晶セルに応じた前記色別階調値の出力期間の終了時に当該液晶セルと前記信号線との接続を解除し、当該液晶セルの階調を設定する第2トランジスタと、
    を有し、
    前記階調信号に基づき、前記複数の液晶セルのうちで、前記階調信号内の順番が後の前記色別階調値によって階調を設定する前記液晶セル程、当該液晶セルの画素電極と対応する前記走査線との間の容量が増大するように設定された
    液晶表示装置。
  2. 前記容量の増大が、前記画素電極と前記走査線とのオーバーラップにより形成される、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記容量の増大が、前記画素電極への配線パターンと前記走査線とのオーバーラップにより形成される、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記基本ユニットには、配線パターンが同一にレイアウトされる前記液晶セルが、赤色に対応する赤色液晶セル、緑色に対応する緑色液晶セル及び青色に対応する青色液晶セルとして配置され、
    前記容量の増大は、前記階調信号の前記色別階調値の出力順が最初の前記液晶セルの画素電極電位の電圧降下量に応じて、前記色別階調値の出力順が最初の前記液晶セルを除く他の前記液晶セルの画素電極と当該液晶セルに対応する走査線との間に補正用容量を設けて行う、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 前記階調信号が赤色、緑色、青色の順に前記色別階調値を出力するとき、
    前記緑色液晶セルの画素電極と前記緑色液晶セルに対応する走査線との間の前記補正用容量は、前記補正用容量を設定する前の状態における前記赤色液晶セルの画素電極と前記緑色液晶セルに対応する走査線との間の容量と、前記赤色液晶セルの画素電極と前記青色液晶セルに対応する走査線との間の容量との合成容量から、前記緑色液晶セルの画素電極と前記青色液晶セルに対応する走査線との間の容量を減算した容量に設定され、
    前記青色液晶セルの画素電極と前記青色液晶セルに対応する走査線との間の前記補正用容量は、前記補正用容量を設定する前の状態における前記赤色液晶セルの画素電極と前記緑色液晶セルに対応する走査線との間の容量と、前記赤色液晶セルの画素電極と前記青色液晶セルに対応する走査線との間の容量との合成容量に設定される、
    請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 前記階調信号が赤色、緑色、青色の順に前記色別階調値を出力し、前記赤色液晶セル、前記緑色液晶セル及び前記青色液晶セルがこの順に配置され、隣接しない前記液晶セルによる影響を考慮しないときは、
    前記容量の増大は、前記青色液晶セルの画素電極と前記青色液晶セルに対応する走査線との間に、前記補正用容量を設定する前の状態における前記赤色液晶セルの画素電極と前記緑色液晶セルに対応する走査線との間の容量を前記補正用容量として設定して行う、
    請求項4に記載の液晶表示装置。
JP2007267378A 2007-10-15 2007-10-15 液晶表示装置 Active JP5121386B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007267378A JP5121386B2 (ja) 2007-10-15 2007-10-15 液晶表示装置
US12/286,918 US7940343B2 (en) 2007-10-15 2008-10-03 Liquid crystal display device and image displaying method of liquid crystal display device
TW097138474A TWI399604B (zh) 2007-10-15 2008-10-06 液晶顯示裝置及液晶顯示裝置之影像顯示方法
KR1020080100514A KR101476449B1 (ko) 2007-10-15 2008-10-14 액정 표시 장치 및 액정 표시 장치의 화상 표시 방법
CN 200810209892 CN101470310B (zh) 2007-10-15 2008-10-15 液晶显示设备以及液晶显示设备的图像显示方法
KR1020140112607A KR101549348B1 (ko) 2007-10-15 2014-08-27 액정 표시 장치 및 액정 표시 장치의 화상 표시 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007267378A JP5121386B2 (ja) 2007-10-15 2007-10-15 液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009098234A JP2009098234A (ja) 2009-05-07
JP5121386B2 true JP5121386B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=40701340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007267378A Active JP5121386B2 (ja) 2007-10-15 2007-10-15 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5121386B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5338606B2 (ja) * 2009-10-06 2013-11-13 三菱電機株式会社 表示装置
US8411003B2 (en) * 2010-02-11 2013-04-02 Au Optronics Corporation Liquid crystal display and methods of driving same
TWI444981B (zh) 2010-06-24 2014-07-11 Japan Display West Inc 顯示器件,驅動顯示器件之方法及電子裝置
JP5386441B2 (ja) 2010-06-24 2014-01-15 株式会社ジャパンディスプレイ 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、及び、電子機器
JP5189147B2 (ja) * 2010-09-02 2013-04-24 奇美電子股▲ふん▼有限公司 ディスプレイ装置及びこれを有する電子機器
JP5730002B2 (ja) 2010-12-20 2015-06-03 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置、表示装置の制御方法、及び、電子機器
JP5733154B2 (ja) 2011-10-27 2015-06-10 株式会社Jvcケンウッド 液晶表示装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4630410B2 (ja) * 1999-03-19 2011-02-09 シャープ株式会社 液晶表示装置
JP4943177B2 (ja) * 2000-08-08 2012-05-30 株式会社半導体エネルギー研究所 液晶表示装置、電子装置
JP2002333870A (ja) * 2000-10-31 2002-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶表示装置、el表示装置及びその駆動方法、並びに副画素の表示パターン評価方法
JP2003255903A (ja) * 2002-02-28 2003-09-10 Toshiba Corp 表示装置
JP2006251322A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Sharp Corp 液晶表示装置および電子情報機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009098234A (ja) 2009-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10699627B2 (en) Driving method of display panel, display panel and display device
KR101549348B1 (ko) 액정 표시 장치 및 액정 표시 장치의 화상 표시 방법
JP5085268B2 (ja) 液晶表示装置とその駆動方法
JP5121386B2 (ja) 液晶表示装置
JP5865134B2 (ja) 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、及び、電子機器
US8416175B2 (en) Liquid crystal display device and method for driving the same
JP2004309669A (ja) アクティブマトリクス型表示装置とその駆動方法
JP2009139774A (ja) 表示装置
JP2008225142A (ja) 電気光学装置、駆動回路および電子機器
JP4270310B2 (ja) アクティブマトリックス型表示装置の駆動回路、駆動方法及びアクティブマトリックス型表示装置
US20100109990A1 (en) Liquid crystal display device
CN103869517A (zh) 电光装置、电光装置的驱动方法、电子设备
CN101770762A (zh) 有源矩阵型显示装置
JP2012068599A (ja) 液晶表示装置
KR101095718B1 (ko) 표시장치
CN101625494B (zh) 显示装置以及显示装置的驱动方法
JP5115001B2 (ja) 表示パネル及びそれを用いたマトリックス表示装置
JP5699456B2 (ja) 表示装置
CN109658893B (zh) 显示面板的驱动方法、驱动装置及显示设备
JP5106977B2 (ja) 液晶表示装置
JP4826675B2 (ja) 表示装置
WO2018150490A1 (ja) 液晶表示装置
JP4457646B2 (ja) 表示装置
US20110221732A1 (en) Electro-optical device, method of driving electro-optical device, control circuit of electro-optical device, and electronic apparatus
JP4506152B2 (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090326

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090326

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090403

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100309

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20120330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121023

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5121386

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250