JP5118304B2 - 飲料自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、コーヒー豆等の原料から飲料を抽出し、カップに注入して販売する飲料自動販売機に関するものである。
従来、この種の飲料自動販売機としては、コーヒー豆をミルで粉砕した原料を抽出機に投入するとともに、ボイラで生成した湯を抽出機に供給することにより、抽出機からコーヒー飲料を抽出するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−348255号公報
ところで、前記飲料自動販売機では、抽出シリンダに挿入した各ピストンによって抽出シリンダ内を密閉し、抽出シリンダ内に所定圧力で湯を供給することより飲料を抽出するようにしているため、抽出シリンダへの湯の供給圧力によってコーヒー飲料の濃度や泡立ち具合が異なる。即ち、レギュラーコーヒーの抽出よりも供給圧力を高くすると、エスプレッソコーヒーのように泡が多く濃いコーヒー飲料を抽出することができる。しかしながら、従来の飲料自動販売機では、ポンプの吐出圧力は所定の圧力に固定されているため、飲料の種類に応じて供給圧力を変えることができず、エスプレッソコーヒーとレギュラーコーヒーの両方を一台の抽出機で抽出することはできなかった。また、ポンプの出力を制御することにより、供給圧力を変えることは可能であるが、この場合は供給圧力を検知してポンプの出力をフィードバック制御するなど、複雑な制御が必要になるという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ポンプの吐出圧力を変化させずに、高い圧力で抽出した泡の多い濃い飲料と、低い圧力で抽出した泡の少ない薄い飲料とを一台の抽出機で抽出することのできる飲料自動販売機を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、原料が供給された抽出機にポンプによって飲料水を供給することにより、抽出機から飲料を抽出するようにした飲料自動販売機において、前記ポンプから抽出機側に給送される飲料水の供給圧力を所定の第1の圧力になるように制御する第1の圧力制御弁と、ポンプから抽出機側に給送される飲料水の供給圧力を第1の圧力よりも低い所定の第2の圧力になるように制御する第2の圧力制御弁と、抽出機側への供給圧力が第1の圧力制御弁による第1の圧力と第2の圧力制御弁による第2の圧力の何れか一方になるように切換える切換手段とを備え、ポンプから抽出機側に給送される飲料水の一部を第1の圧力制御弁によってポンプの吸入側に戻すことにより抽出機側への供給圧力が第1の圧力になるように構成している。
また、本発明は前記目的を達成するために、原料が供給された抽出機にポンプによって飲料水を供給することにより、抽出機から飲料を抽出するようにした飲料自動販売機において、前記ポンプから抽出機側に給送される飲料水の供給圧力を所定の第1の圧力になるように制御する第1の圧力制御弁と、ポンプから抽出機側に給送される飲料水の供給圧力を第1の圧力よりも低い所定の第2の圧力になるように制御する第2の圧力制御弁と、抽出機側への供給圧力が第1の圧力制御弁による第1の圧力と第2の圧力制御弁による第2の圧力の何れか一方になるように切換える切換手段とを備え、ポンプから抽出機側に給送される飲料水の一部を第2の圧力制御弁によってポンプの吸入側に戻すことにより抽出機側への供給圧力が第2の圧力になるように構成している。
また、本発明は前記目的を達成するために、原料が供給された抽出機にポンプによって飲料水を供給することにより、抽出機から飲料を抽出するようにした飲料自動販売機において、前記ポンプから抽出機側に給送される飲料水の供給圧力を所定の第1の圧力になるように制御する第1の圧力制御弁と、ポンプから抽出機側に給送される飲料水の供給圧力を第1の圧力よりも低い所定の第2の圧力になるように制御する第2の圧力制御弁と、抽出機側への供給圧力が第1の圧力制御弁による第1の圧力と第2の圧力制御弁による第2の圧力の何れか一方になるように切換える切換手段とを備え、ポンプから抽出機側に給送される飲料水の一部を第1の圧力制御弁によってポンプの吸入側に戻すことにより抽出機側への供給圧力が第1の圧力になるように構成し、ポンプから抽出機側に給送される飲料水の一部を第2の圧力制御弁によってポンプの吸入側に戻すことにより抽出機側への供給圧力が第2の圧力になるように構成している。
これにより、抽出機への供給圧力を第1の圧力制御弁による第1の圧力と第2の圧力制御弁による第2の圧力の何れか一方に切換えることにより、ポンプの吐出圧力を変えずに抽出機への供給圧力が高圧及び低圧の何れかに切換えられる。
本発明によれば、ポンプの吐出圧力を変えずに抽出機への供給圧力を高圧及び低圧の何れかに切換えることができるので、高圧による泡の多い濃いコーヒー飲料(エスプレッソコーヒー)と、低圧による泡の少ない薄いコーヒー飲料(レギュラーコーヒー)とを一台の抽出機によって抽出することができ、多種類のコーヒー飲料を販売する場合に極めて有利である。また、抽出機への供給圧力が圧力制御弁によって制御されるので、供給圧力の制御を簡素なシステムにより高精度に行うことができる。
図1乃至図3は本発明の第1の実施形態を示すもので、図1は飲料自動販売機の正面図、図2はその構成を示す概略図、図3はその要部及び飲料抽出動作を示す概略図である。
この飲料自動販売機は、自動販売機本体1と、飲料水を加熱するボイラ2と、飲料水を貯蔵する給水タンク3と、粉末原料を収納する複数の粉末原料容器4と、各粉末原料容器4から搬出された原料を湯と混合する複数のミキシングボール5と、各ミキシングボール5を換気する換気ファン6と、コーヒー豆を原料として収納するコーヒー原料容器7と、コーヒー飲料を抽出する抽出機8と、カップAを搬出するカップ搬出機9と、カップ搬出機9から搬出されたカップAを商品取出口1gに移動させるカップ移動機構10と、不要な排出液を収容する排水容器11と、ボイラ2を介して飲料水を抽出機8に供給するポンプ12とを備えている。
自動販売機本体1の前面には、複数の商品選択スイッチ1aと、各商品選択スイッチ1aに付設された販売ランプ1bと、砂糖入り,ミルク入り,ブラック等の味付けを選択する補助選択スイッチ1cが設けられ、コーヒー飲料としては、エスプレッソコーヒーとレギュラーコーヒーの二種類が選択できるようになっている。また、自動販売機本体1の前面には、硬貨投入口1d、硬貨返却口1e、金額表示部1f及び商品取出口1gが設けられ、硬貨投入口1dに投入された硬貨は図示しない硬貨処理装置によって処理されるようになっている。
ボイラ2は、図示しない内部のヒータによって100℃前後の湯を生成する周知の瞬間式小型ボイラからなり、容量が400cc程度のタンク2aを有している。タンク2aには給水口2b及び排水口2cが設けられるとともに、湯を吐出する複数の吐出口2dが設けられ、排水口2cは電磁弁2eによって開閉するようになっている。
給水タンク3は、給水ポンプ3a、シスターン3b、フィルタ3c及び流量計3dを介してポンプ12側に接続され、内部に貯蔵した飲料水を給水ポンプ3aによってシスターン3bに供給するようになっている。この給水タンク3は自動販売機本体1内の下部に設置されており、例えば外部から飲料水が直接補給されるものであったり、或いは予め飲料水を貯蔵した新たな給水タンク3と交換されるものであってもよい。
各粉末原料容器4は、粉末原料としての紅茶(または日本茶)、クリーム、ココア及び砂糖をそれぞれ収容しており、所定量の原料をそれぞれ搬出するようになっている。
各ミキシングボール5は、各粉末原料容器4の下方に配置され、粉末原料容器4から搬出された原料を受容するようになっている。即ち、ミキシングボール5にはボイラ2から湯が供給され、ミキシングボール5内で粉末原料と湯が混合されて商品取出口1gのカップAに注入されるようになっている。また、一部のミキシングボール5には攪拌機5aが設けられている。
換気ファン6は、各ミキシングボール5の上方に配置されたダクト6aに接続され、ミキシングボール5内の湯気をダクト6aを介して外部に排出するようになっている。
コーヒー原料容器7はコーヒー豆を挽くミル7aを有し、計量器7bで計量した所定量の原料(挽き豆)を抽出機8に搬出するようになっている。
抽出機8は、ボイラ2の吐出口2dから給送された湯を用いて原料(挽き豆)からコーヒー飲料を抽出する周知の構成からなり、抽出した飲料は商品取出口1gのカップAに注入され、抽出後の原料滓は滓容器8aに排出されるようになっている。
カップ搬出機9は飲料販売用のカップAを収容する周知の構成からなり、カップAを一つずつカップ移動機構10側に落下搬出するようになっている。
カップ移動機構10は、一端にカップAを受容可能なアーム10aと、アーム10aを回動させるモータ10bとから構成されている。このカップ移動機構10は、カップ搬出機9から搬出されたカップAをアーム10aによって受け取り、アーム10aをモータ10bによって回動させることにより、カップAを商品取出口1gに移動させるようになっている。
排水容器11は自動販売機本体1内の下部に設置され、ボイラ2の排水口2c及び商品取出口1gから排出される不要液を収容するようになっている。
ポンプ12は周知の電磁ポンプからなり、シスターン3b内の飲料水を吸入してボイラ2側に吐出するようになっている。ポンプ12の下流側には第1の圧力制御弁12aが設けられ、第1の圧力制御弁12aはポンプ12から吐出される飲料水の圧力に応じて飲料水の一部をポンプ12の吸入側に戻すことにより、抽出機8への供給圧力を所定の第1の圧力にするようになっている。また、第1の圧力制御弁12aの下流側には第2の圧力制御弁12bが設けられ、第2の圧力制御弁12bは第1の圧力制御弁12aから流出する飲料水の圧力に応じて飲料水の一部をポンプ12の吸入側に戻すことにより、抽出機8への供給圧力を第1の圧力よりも低い所定の第2の圧力にするようになっている。この場合、ポンプ12の吐出圧力は第1の圧力よりも高い圧力に設定されている。ポンプ12の吐出側流路12cは第1の圧力制御弁12aの流入側に接続され、第1の圧力制御弁12aの流出側流路12dは第2の圧力制御弁12bの流入側に接続されている。また、ポンプ12の吸入側流路12eには、第1の圧力制御弁12aから飲料水の一部をポンプ12の吸入側に戻す第1の戻し流路12fと、第2の圧力制御弁12bから飲料水の一部をポンプ12の吸入側に戻す第2の戻し流路12gがそれぞれ接続され、第2の戻し流路12gには電磁弁12hが設けられている。尚、第1の圧力制御弁12aは、例えばボールからなる弁体をスプリングで閉鎖方向に押圧し、第1の圧力よりも大きくなると開放する周知のリリーフ弁機構12a′を有し、リリーフ弁機構12a′をT字型の管継手の第1の戻し流路12f側に配置することによって構成されている。また、第2の圧力制御弁12bは第2の圧力よりも大きくなると開放するリリーフ弁機構12b′を有し、リリーフ弁機構12b′をT字型の管継手の第2の戻し流路12g側に配置することによって構成されている。
以上のように構成された飲料自動販売機においては、利用者によって金銭が投入され、商品選択スイッチ1aによって任意の商品が選択されると、所定の販売動作を開始する。即ち、カップ搬出機9からカップAが搬出されるとともに、カップ移動機構10によってカップAが商品取出口1gに移動され、任意の飲料がカップAに注入される。例えば、商品選択スイッチ1aによってコーヒーが選択され、これと共に補助選択スイッチ1cによってクリーム及び砂糖が選択された場合には、ボイラ2の湯が抽出機8に供給されてコーヒー飲料が抽出されるとともに、粉末原料容器4からクリーム及び砂糖が搬出される。この場合、粉末原料容器4から搬出された粉末原料はミキシングボール5によってボイラ2から供給される湯と混合されてカップAに注入される。
前記飲料抽出動作において、コーヒー飲料としてエスプレッソコーヒーが選択されていた場合は、電磁弁12hが閉鎖される。これにより、図3(a) に示すようにポンプ12から吐出された飲料水が第1の圧力制御弁12aの流出側流路12dを介して第2の圧力制御弁12bに流入するとともに、第1の圧力制御弁12aに流入した飲料水の一部が第1の戻し流路12fを介してポンプ12の吸入側流路12eに流入し、第1の圧力制御弁12aから流出する飲料水の圧力が第1の圧力に保たれる。その際、第2の戻し流路12gは電磁弁12hによって閉鎖されているため、第1の圧力制御弁12aから流出した飲料水は第2の戻し流路12gに流入することなく第1の圧力のまま第2の圧力制御弁12b通過し、ボイラ2で加熱された後、抽出機8に供給される。これにより、高い圧力(第1の圧力)によって泡の多い濃いコーヒー飲料(エスプレッソコーヒー)が抽出される。
また、前記コーヒー飲料としてレギュラーコーヒーが選択されている場合は、電磁弁12hが開放される。これにより、図3(b) に示すようにポンプ12から吐出された飲料水が第1の圧力制御弁12aの流出側流路12dを介して第2の圧力制御弁12bに流入するとともに、第2の戻し流路12gは電磁弁12hが開放されているため、第2の圧力制御弁12bに流入した飲料水の一部が第2の戻し流路12gを介してポンプ12の吸入側流路12eに流入し、第2の圧力制御弁12bから流出する飲料水の圧力が第2の圧力に保たれる。そして、第2の圧力制御弁12bから流出した飲料水はボイラ2で加熱された後、抽出機8に供給される。これにより、低い圧力(第2の圧力)によって泡の少ない薄いコーヒー飲料(レギュラーコーヒー)が抽出される。
このように、本実施形態の飲料自動販売機によれば、ポンプ12から吐出される飲料水の抽出機8側への供給圧力を第1の圧力になるように制御する第1の圧力制御弁12aと、ポンプ12から吐出される飲料水の抽出機8側への供給圧力を第1の圧力よりも低い所定の第2の圧力になるように制御する第2の圧力制御弁12bとを備え、抽出機8への供給圧力を第1の圧力制御弁12aによる第1の圧力と第2の圧力制御弁12bによる第2の圧力の何れか一方に切換えるようにしたので、ポンプ12の吐出圧力を変えずに抽出機8への供給圧力を高圧及び低圧の何れかに切換えることができ、高圧による泡の多い濃いコーヒー飲料(エスプレッソコーヒー)と、低圧による泡の少ない薄いコーヒー飲料(レギュラーコーヒー)とを一台の抽出機8によって抽出することができる。この場合、抽出機8への供給圧力が各圧力制御弁12a,12bによって制御されるので、供給圧力の制御を簡素なシステムにより高精度に行うことができる。
また、ポンプ12の下流側に第1の圧力制御弁12aを設け、第1の圧力制御弁12aの下流側に第2の圧力制御弁12bを設けたので、第1の圧力制御弁12aと第2の圧力制御弁12bとを直列に配置することができ、流路の簡素化を図ることができる。
また、ポンプ12から抽出機8側に給送される飲料水の一部を第1の圧力制御弁12aによってポンプ12の吸入側に戻すことにより抽出機8側への供給圧力が第1の圧力になるように構成し、ポンプ12から抽出機8側に給送される飲料水の一部を第2の圧力制御弁12bによってポンプ12の吸入側に戻すことにより抽出機8側への供給圧力が第2の圧力になるように構成したので、抽出機8への供給圧力を周知のリリーフ弁からなる圧力制御弁12a,12bを用いて容易に制御することができ、供給圧力の制御を簡素なシステムにより高精度に行うことができる。
この場合、第2の圧力制御弁12bから飲料水の一部をポンプ12の吸入側に戻す第2の戻し流路12gを電磁弁12hによって開閉することにより、抽出機8への供給圧力を切換えるようにしたので、電磁弁12hの開閉動作のみで供給圧力を切換えることができ、構造の簡素化を図ることができる。
尚、前記実施形態では、ポンプ12から吐出した飲料水をボイラ2で加熱した後、抽出機8に供給するようにしたものを示したが、例えば給湯タンクに貯溜しておいた高温の飲料水をポンプから抽出機に供給するようにしたものであってもよい。
図4は前記第1の実施形態の変形例を示すもので、第2の戻し流路12gにオリフィス等からなる絞り機構12iを設けたものである。これにより、第1の圧力制御弁12aの流出側流路12dから第2の戻し流路12gへの流量や給水圧力を調整することができ、飲料の味や、製品ごとに存在し得る飲料供給量のバラツキを少なくすることができる。
図5は前記第1の実施形態の他の変形例を示すもので、管継手とは別体のリリーフ弁を第1の圧力制御弁12j及び第2の圧力制御弁12kとしてそれぞれ戻し流路12f,12gに設けたものである。この場合、第1の圧力制御弁12jは第1の圧力よりも大きくなると開放するリリーフ弁機構12j′を有し、第2の圧力制御弁12jは第2の圧力よりも大きくなると開放するリリーフ弁機構12k′を有している。また、本変形例では、第2の圧力制御弁12jを電磁弁12hの上流側に設けたものを示したが、電磁弁12hの下流側に設けるようにしてもよい。
図6は本発明の第2の実施形態を示すもので、飲料自動販売機の要部及び飲料抽出動作を示す概略図である。尚、前記実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付して示す。
本実施形態では、ポンプ13の下流側に第1の圧力制御弁13aが設けられ、第1の圧力制御弁13aはポンプ13から吐出される飲料水の圧力に応じて飲料水の一部をポンプ13の吸入側に戻すことにより、抽出機8への供給圧力を所定の第1の圧力にするようになっている。この場合、ポンプ13の吐出圧力は第1の圧力よりも高い圧力に設定されている。ポンプ13の吐出側流路13bは第1の圧力制御弁13aの流入側に接続され、第1の圧力制御弁13aの流出側流路13cはボイラ2に接続されている。ポンプ13の吸入側流路13dには、第1の圧力制御弁13aから飲料水の一部をポンプ13の吸入側に戻す第1の戻し流路13eが接続されている。また、吸入側流路13dには、第1の圧力制御弁13aの流出側流路13cから分岐して飲料水の一部をポンプ13の吸入側に戻す第2の戻し流路13fが接続され、第2の戻し流路13fには電磁弁13gが設けられている。また、第2の戻し流路13fの電磁弁13gの下流側には第2の圧力制御弁13hが設けられ、第2の圧力制御弁13hは第2の戻し流路13fを流通する飲料水の圧力に応じて飲料水の一部をポンプ13の吸入側に戻すことにより、抽出機8への供給圧力を第1の圧力よりも低い所定の第2の圧力にするようになっている。尚、第1の圧力制御弁13aは、前記実施形態と同様、第1の圧力よりも大きくなると開放するリリーフ弁機構13a′を有し、リリーフ弁機構13a′をT字型の管継手の第1の戻し流路13e側に配置することによって構成されている。また、第2の圧力制御弁13hは第2の圧力よりも大きくなると開放するリリーフ弁機構13h′を有し、リリーフ弁機構13h′をL字型の管継手の第2の戻し流路13f側に配置することによって構成されている。
以上の構成において、コーヒー飲料としてエスプレッソコーヒーが選択されていた場合は、電磁弁13gが閉鎖される。これにより、図6(a) に示すようにポンプ13から吐出された飲料水が第1の圧力制御弁13aを介して流出側流路13cを流通するとともに、流出側流路13cの飲料水の圧力が第1の圧力制御弁13aによって第1の圧力に保たれる。その際、第2の戻し流路13fは電磁弁13gによって閉鎖されているため、第1の圧力制御弁13aから流出した飲料水は第2の戻し流路13fに流入することなくボイラ2に供給され、ボイラ2で加熱された後、抽出機8に供給される。これにより、高い圧力(第1の圧力)によって泡の多い濃いコーヒー飲料(エスプレッソコーヒー)が抽出される。
また、前記コーヒー飲料としてレギュラーコーヒーが選択されている場合は、電磁弁13gが開放される。これにより、図6(b) に示すようにポンプ13から吐出された飲料水が第1の圧力制御弁13aを介して流出側流路13cを流通するとともに、流出側流路13cの飲料水の圧力が第2の圧力制御弁13hによって第2の圧力に保たれる。そして、流出側流路13cを流通する飲料水はボイラ2で加熱された後、抽出機8に供給される。これにより、低い圧力(第2の圧力)によって泡の少ない薄いコーヒー飲料(レギュラーコーヒー)が抽出される。
このように、本実施形態の飲料自動販売機によれば、ポンプ13から吐出される飲料水の抽出機8側への供給圧力が第1の圧力になるように制御する第1の圧力制御弁13aと、ポンプ13から吐出される飲料水の抽出機8側への供給圧力が第1の圧力よりも低い所定の第2の圧力になるように制御する第2の圧力制御弁13hとを備え、抽出機8への供給圧力を第1の圧力制御弁13aによる第1の圧力と第2の圧力制御弁13hによる第2の圧力の何れか一方に切換えるようにしたので、前記実施形態と同様、ポンプ13の吐出圧力を変えずに抽出機8への供給圧力を高圧及び低圧の何れかに切換えることができ、高圧による泡の多いコーヒー飲料(エスプレッソコーヒー)と、低圧による泡の少ないコーヒー飲料(レギュラーコーヒー)とを一台の抽出機8によって抽出することができる。
尚、前記第2の実施形態においても、第1の実施形態の変形例と同様、第2の戻し流路13fにオリフィス等からなる絞り機構を設けるようにしてもよい。
また、前記第2の実施形態では、第1及び第2の圧力制御弁13a,13hとして、それぞれリリーフ弁機構13a′,13h′を管継手と一体に形成したものを用いているが、第1の実施形態の他の変形例と同様、管継手とは別体のリリーフ弁を第1及び第2の圧力制御弁としてそれぞれ戻し流路13e,13fに設けるようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態を示す飲料自動販売機の正面図 飲料自動販売機の構成を示す概略図 飲料自動販売機の要部及び飲料抽出動作を示す概略図 第1の実施形態の変形例を示す概略図 第1の実施形態の他の変形例を示す概略図 本発明の第2の実施形態に係る飲料自動販売機の要部及び飲料抽出動作を示す概略図
2…ボイラ、8…抽出機、12…ポンプ、12a…第1の圧力制御弁、12b…第2の圧力制御弁、12f…第1の戻し流路、12g…第2の戻し流路、12h…電磁弁、12i…絞り機構、12j…第1の圧力制御弁、12k…第2の圧力制御弁、13…ポンプ、13a…第1の圧力制御弁、13e…第1の戻し流路、13f…第2の戻し流路、13g…電磁弁、13h…第2の圧力制御弁。

Claims (5)

  1. 原料が供給された抽出機にポンプによって飲料水を供給することにより、抽出機から飲料を抽出するようにした飲料自動販売機において、
    前記ポンプから抽出機側に給送される飲料水の供給圧力を所定の第1の圧力になるように制御する第1の圧力制御弁と、
    ポンプから抽出機側に給送される飲料水の供給圧力を第1の圧力よりも低い所定の第2の圧力になるように制御する第2の圧力制御弁と、
    抽出機側への供給圧力が第1の圧力制御弁による第1の圧力と第2の圧力制御弁による第2の圧力の何れか一方になるように切換える切換手段とを備え、
    ポンプから抽出機側に給送される飲料水の一部を第1の圧力制御弁によってポンプの吸入側に戻すことにより抽出機側への供給圧力が第1の圧力になるように構成した
    ことを特徴とする飲料自動販売機。
  2. 原料が供給された抽出機にポンプによって飲料水を供給することにより、抽出機から飲料を抽出するようにした飲料自動販売機において、
    前記ポンプから抽出機側に給送される飲料水の供給圧力を所定の第1の圧力になるように制御する第1の圧力制御弁と、
    ポンプから抽出機側に給送される飲料水の供給圧力を第1の圧力よりも低い所定の第2の圧力になるように制御する第2の圧力制御弁と、
    抽出機側への供給圧力が第1の圧力制御弁による第1の圧力と第2の圧力制御弁による第2の圧力の何れか一方になるように切換える切換手段とを備え、
    ポンプから抽出機側に給送される飲料水の一部を第2の圧力制御弁によってポンプの吸入側に戻すことにより抽出機側への供給圧力が第2の圧力になるように構成した
    ことを特徴とする飲料自動販売機。
  3. 原料が供給された抽出機にポンプによって飲料水を供給することにより、抽出機から飲料を抽出するようにした飲料自動販売機において、
    前記ポンプから抽出機側に給送される飲料水の供給圧力を所定の第1の圧力になるように制御する第1の圧力制御弁と、
    ポンプから抽出機側に給送される飲料水の供給圧力を第1の圧力よりも低い所定の第2の圧力になるように制御する第2の圧力制御弁と、
    抽出機側への供給圧力が第1の圧力制御弁による第1の圧力と第2の圧力制御弁による第2の圧力の何れか一方になるように切換える切換手段とを備え、
    ポンプから抽出機側に給送される飲料水の一部を第1の圧力制御弁によってポンプの吸入側に戻すことにより抽出機側への供給圧力が第1の圧力になるように構成し、
    ポンプから抽出機側に給送される飲料水の一部を第2の圧力制御弁によってポンプの吸入側に戻すことにより抽出機側への供給圧力が第2の圧力になるように構成した
    ことを特徴とする飲料自動販売機。
  4. 前記切換手段を、第2の圧力調整弁から飲料水の一部をポンプの吸入側に戻す流路を開閉する電磁弁によって構成した
    ことを特徴とする請求項または記載の飲料自動販売機。
  5. 前記第2の圧力制御弁を介して飲料水の一部をポンプの吸入側に戻す流路に絞り機構を設けた
    ことを特徴とする請求項または記載の飲料自動販売機。
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