JP5118160B2 - 管端防食構造 - Google Patents

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Description

本発明は、金属管の端部の防食、特に上水道布設工事等に使用される金属管を工事現場で切断した際の管端切断面の防食のために管端部に付設される管端防食構造に関する。
上水道等の布設工事において既設の金属管(主にダクタイル鋳鉄管)の布設替えを行う場合、既設管を工事現場で所定の長さに切断して新設管とつなぎ合わせる工程が必要となることがある。このように既設管を切断したときは、通常、管端切断面の発錆防止のために管端部に防食塗装が施される。しかし、既設管切断部の上流側のバルブが経年劣化して十分に止水できない場合や、工事時間の制約から既設管切断部とその上流側のバルブとの間の管内水の排水中に工事を行わざるをえない場合には、既設管の管端切断面の一部が管内水で濡れて塗装が困難になる。
このため、防食塗装以外の管端防食対策として、図5に示すように、金属管51の端部に環状凹部52aを有する防食ゴム(環状のゴム製シール部材)52を嵌め込んだ後、防食ゴム52の内周に金属製の固定リング53を挿入し、この固定リング53を拡径させて防食ゴム52を管51端部に固定する方法が実施されている。
また、上記の防食方法をとる場合に、その防食機能を長く維持するために、図6に示すような固定リング53を用いることが提案されている(特許文献1参照。)。この固定リング53による防食ゴム固定方法は、まず、図7に示す帯状の状態の固定リング53をその両端が重なるように撓ませ、一端の係合部54を他端側の開口部55に差し込むとともに、他端側に形成されたストッパ56を一端側の開口部57の一つに差し込んで環状とする(図6に示した状態)。そして、環状とした固定リング53を図5に示したように防食ゴム52内周に挿入した後、固定リング53を治具で拡径させて防食ゴム52の環状凹部52aの内周側内壁面を管51端部の内周面に押し付けたうえで、固定リング53の縮径が生じないようにストッパ56の先端部を折り返す。これにより、長期間にわたって防食ゴム52を管51端部の内周面に密着させて防食機能の低下を防止することができる。
特開2001−141175号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された固定リングを用いた管端防食構造では、防食ゴム内周に挿入した固定リングを治具で十分に拡径させた状態でそのストッパを折り返す必要があり、この防食ゴム固定作業が煩雑であるという難点がある。
そこで、本発明の課題は、金属管の端部に簡単に付設することができ、かつ防食機能を長期間にわたって維持できる管端防食構造を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の管端防食構造は、弾性体で形成され、金属管の端部と嵌合する環状凹部を有する環状のシール部材と、前記シール部材よりも高剛性の素材で形成され、シール部材が圧入される環状凹部を有する環状のカバーとからなり、前記カバーはその環状凹部の底面に空気抜き孔を有し、前記金属管の端部に嵌め込まれたシール部材に前記カバーを嵌め込んでいく際に、前記カバーの環状凹部内の空気が前記空気抜き孔から抜ける構成とした。
すなわち、金属管の端部に嵌め込んだシール部材にこのシール部材を固定するカバーを嵌め込んでいく際に、カバーの環状凹部内の空気が環状凹部底面の空気抜き孔から抜けるようにすることにより、カバーのシール部材への嵌め込みがスムーズに行え、シール部材を管端部に簡単かつ強固に固定できるようにしたのである。
上記の構成においては、前記カバーの環状凹部の外周側内壁面と内周側内壁面の少なくとも一方に突起を設けることが望ましい。このようにすれば、防食対象となる金属管の内径や外径の寸法精度がある程度低くても、防食機能を長く維持することができる。すなわち、管厚が設計値より薄い場合でも、カバーの環状凹部内の突起がシール部材に食い込むことによりシール部材を管端部に強固に固定できる。また、管厚が設計値よりも厚い場合は、シール部材の管端部への固定が強固になることはもちろんであるが、カバー嵌め込み時にはその突起で押さえられるシール部材の一部が突起間の隙間へ逃げるように変形するので、シール部材の固定作業にかかる手間は突起を設けない場合とほとんど変わらない。
本発明の管端防食構造は、上述したように、金属管の端部に嵌め込んだシール部材にこのシール部材を固定するカバーを嵌め込んでいく際に、カバーの環状凹部内の空気が環状凹部底面の空気抜き孔から抜けるようにしたものであるから、カバーのシール部材への嵌め込みがスムーズに行え、シール部材を管端部に簡単かつ強固に固定できる。従って、金属管の端部に簡単に付設でき、かつ防食機能を長期間にわたって維持することができる。
実施形態の管端防食構造の分解斜視図 aは図1の防食ゴムの正面図、bはaのII−II線に沿った拡大断面図 aは図1のカバーの正面図、bはaのIII−III線に沿った拡大断面図 図1の管端防食構造を付設した金属管と管継手との継合の一例を示す断面図 従来の管端防食構造の断面図 図5の管端防食構造に用いられる固定リングの一例を示す斜視図 図6の固定リングの展開平面図
以下、図1乃至図4に基づき、本発明の実施形態を説明する。この管端防食構造は、図1に示すように、金属管1の端部に嵌め込まれる防食ゴム(環状のゴム製シール部材)2と、この防食ゴム2と嵌合する環状のカバー3とからなり、切断された既設の金属管1の端面(切断面)1aの発錆防止のために管1端部に付設されるものである。
前記防食ゴム2は、図1および図2に示すように、その軸方向の一側に開口し、金属管1の端部が軸方向から嵌まり込む環状凹部2aを有している。また、軸方向他端部の外周側にはテーパ面2bが形成されている。
前記カバー3は、ステンレス鋼製で、図1および図3に示すように、その軸方向の一側に開口し、防食ゴム2が軸方向から圧入される環状凹部3aを有している。この環状凹部3aの底側の内面には、防食ゴム2のテーパ面2b形状と合致するテーパ面3bが形成され、このテーパ面3bの外側(軸方向他端部の外周側)にも同じ傾きのテーパ面3cが形成されている。また、環状凹部3aの底面には周方向に等間隔で4つの空気抜き孔4があけられ、環状凹部3aの外周側内壁面および内周側内壁面には、それぞれ軸方向に延びる突条5、6が周方向に30°間隔で設けられている。そして、各突条5、6の一端部には、防食ゴム2への嵌め込みがスムーズに行えるように15〜30°のテーパ面5a、6aが形成されている。
この管端防食構造を金属管1の端部に付設する作業の手順は、まず防食ゴム2のみを管1端部に嵌め込み、その後カバー3を防食ゴム2と嵌合するようにプラスチックハンマー等で打ち込んで防食ゴム2を固定するだけでよい。その防食ゴム2固定作業の際には、カバー3の環状凹部3a内の空気がカバー3の空気抜き孔4から抜けるので、カバー3をスムーズに防食ゴム2に嵌め込むことができ、防食ゴム2を管1端部に簡単かつ強固に固定できる。
ここで、カバー3の環状凹部3aの外周側内壁面および内周側内壁面には突条5、6が設けられているので、金属管1の厚みが設計値より薄い場合でも、カバー3の突条5、6が防食ゴム2に食い込んで防食ゴム2を管1端部に強固に固定することができる。
従って、この管端防食構造は、金属管1の端部に簡単に付設することができ、かつ管端面1aに対する防食機能を長期間にわたって維持することができる。
また、カバー3の軸方向他端部の外周側にテーパ面3cが形成されているので、図4に示すように、先端部の内周面にシール用のゴム輪7が装着されたプッシュオンタイプの管継手8との継合も容易に行うことができる。
なお、上述した実施形態では、金属管の端部に嵌め込まれるシール部材として防食ゴムを用いたが、シール部材の素材はゴムに限らず、シール性を有する弾性体であればよい。また、カバーの素材も、実施形態のようなステンレス鋼に限らず、シール部材よりも高剛性のものであればよく、例えばナイロン6等の合成樹脂を用いることもできる。
さらに、カバーの突条の本数や空気抜き孔の個数は、実施形態のものに限定されず、任意に設定することができる。また、実施形態のカバーに設けた突条は、任意の形状の突起に変更することもできる。
1 金属管
1a 端面(切断面)
2 防食ゴム
2a 環状凹部
2b テーパ面
3 カバー
3a 環状凹部
3b、3c テーパ面
4 空気抜き孔
5、6 突条
5a、6a テーパ面
7 ゴム輪
8 管継手

Claims (2)

  1. 弾性体で形成され、金属管の端部と嵌合する環状凹部を有する環状のシール部材と、前記シール部材よりも高剛性の素材で形成され、シール部材が軸方向から圧入される環状凹部を有する環状のカバーとからなり、前記カバーはその環状凹部の底面に空気抜き孔を有し、前記金属管の端部に嵌め込まれたシール部材に前記カバーを嵌め込んでいく際に、前記カバーの環状凹部内の空気が前記空気抜き孔から抜けるようにした管端防食構造。
  2. 前記カバーの環状凹部の外周側内壁面と内周側内壁面の少なくとも一方に突起が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の管端防食構造。
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