JP5116660B2 - Hivインテグラーゼ阻害剤 - Google Patents

Hivインテグラーゼ阻害剤 Download PDF

Info

Publication number
JP5116660B2
JP5116660B2 JP2008503572A JP2008503572A JP5116660B2 JP 5116660 B2 JP5116660 B2 JP 5116660B2 JP 2008503572 A JP2008503572 A JP 2008503572A JP 2008503572 A JP2008503572 A JP 2008503572A JP 5116660 B2 JP5116660 B2 JP 5116660B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxo
hydroxy
fluorobenzyl
methyl
carboxamide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008503572A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008534561A (ja
JP2008534561A5 (ja
Inventor
チエチエーレ,ジユゼツペ
フエレイラ,マリア・デル・ロザリオ・リコ
ジヨーンズ,フイリツプ
パチエ,パオラ
ペトロツキ,アレツシア
スンマ,ビンセンツオ
Original Assignee
イステイチユート・デイ・リチエルケ・デイ・ビオロジア・モレコラーレ・ピ・アンジエレツテイ・エツセ・エルレ・エルレ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イステイチユート・デイ・リチエルケ・デイ・ビオロジア・モレコラーレ・ピ・アンジエレツテイ・エツセ・エルレ・エルレ filed Critical イステイチユート・デイ・リチエルケ・デイ・ビオロジア・モレコラーレ・ピ・アンジエレツテイ・エツセ・エルレ・エルレ
Publication of JP2008534561A publication Critical patent/JP2008534561A/ja
Publication of JP2008534561A5 publication Critical patent/JP2008534561A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5116660B2 publication Critical patent/JP5116660B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • A61P31/14Antivirals for RNA viruses
    • A61P31/18Antivirals for RNA viruses for HIV
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/12Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains three hetero rings
    • C07D487/14Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D513/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00
    • C07D513/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D513/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D513/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00
    • C07D513/12Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00 in which the condensed system contains three hetero rings
    • C07D513/14Ortho-condensed systems

Description

参照により全体をここにその開示を組み込む2005年3月31日に出願された米国特許仮出願第60/666897号の利益を請求する。
本発明は、テトラヒドロピラジノピリミジンカルボキシアミドおよび関連化合物およびこれらの医薬として許容される塩、これらの合成法並びにHIVインテグラーゼ酵素の阻害剤としてのこれらの使用を対象とする。本発明の化合物およびこれらの医薬として許容される塩は、HIV感染の予防または治療、AIDSの予防、治療または発症遅延に有用である。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)と称されるレトロウイルス、特にHIV−1型(HIV−1)ウイルスおよび2型(HIV−2)ウイルスとして知られている株は、免疫系の進行性破壊(後天的免疫不全症候群、AIDS)および中枢および末梢神経系の変性を含む複雑な疾患の病原体である。このウイルスは、LAV、HTLV−IIIまたはARVとして以前に知られていた。レトロウイルス複製の一般的な特徴は、ヒトTリンパ球および単球様細胞におけるHIV複製に必要な段階ウイルスによってコードされたインテグラーゼによる宿主細胞ゲノムへの+プロウイルスDNAの挿入である。組み込みはインテグラーゼにより3段階にて、すなわち、ウイルスDNA配列との安定な核タンパク質複合体の組立て、線状プロウイルスDNAの3′末端からの2個のヌクレオチドの切断、宿主標的部位で生じる互い違い切断でのプロウイルスDNAの凹状3′OH末端の共有結合的結合にて、媒介されると考えられている。このプロセスの4つめの段階は、生じたギャップの修復合成で、細胞酵素によって遂行され得る。
HIVのヌクレオチド配列決定は、読み取り枠中のpol遺伝子の存在を示している(Ratner,L他、Nature、313、277(1985))。アミノ酸配列の相同性からは、このpol配列は逆転写酵素、インテグラーゼおよびHIVプロテアーゼをコードしているという証拠が提供されている(Toh,H.他、EMBO J.4、1267(1985);Power,M.D.他、Science、231、1567(1986);Pearl,L.H.他、Nature、329、351(1987))。3種の酵素全てが、HIVの複製に必須であることが示されている。
HIV複製阻害剤として作用する抗ウイルス化合物のいくつかが、AIDSおよび同様の疾患の治療において有効な薬剤であることが知られており、これら化合物には、アジドチミジン(AZT)およびエファビレンツなどの逆転写酵素阻害剤ならびにインジナビルおよびネルフィナビルなどのプロテアーゼ阻害剤が含まれる。本発明の化合物は、HIVインテグラーゼの阻害剤およびHIV複製の阻害剤である。インビトロでのインテグラーゼおよび細胞でのHIV複製の阻害は、HIV感染細胞におけるインビトロでの組換えインテグラーゼによって触媒される鎖転移反応を直接的に阻害することである。本発明の特に有利な点は、HIVインテグラーゼおよびHIV複製の非常に特異的な阻害である。
以下の参考文献は、背景技術として関心を呼ぶ。
米国特許第6380249号、第6306891号および第6262055号は、HIVインテグラーゼ阻害剤として有用な2,4−ジオキソ酪酸および酸エステルを開示している。
米国特許出願公開第2003/0229079号(国際公開第01/00578号に対応)は、HIVインテグラーゼ阻害剤として有用な1−(芳香族またはヘテロ芳香族置換)−3−(ヘテロ芳香族置換)−1,3−プロパンジオンを開示している。
米国特許出願公開第2003/0055071号(国際公開第02/30930号に対応)、米国特許出願公開第2004/0034221号(国際公開第02/30426号に対応)および米国特許出願公開第2004/0044207号(国際公開第02/55079号に対応)はそれぞれ、HIVインテグラーゼ阻害剤としてのある種の8−ヒドロキシ−1,6−ナフチリジン−7−カルボキシアミドを開示している。
米国特許出願公開第2005/010048号(国際公開第02/036734号に対応)は、HIVインテグラーゼ阻害剤である種のアザおよびポリアザナフタレニルケトンを開示している。
米国特許出願公開第2004/229909号(国際公開第2003/016275号に対応)は、インテグラーゼ阻害活性を有するある種の化合物を開示している。
国際公開第03/35076号は、HIVインテグラーゼ阻害剤としてのある種の5,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミドを開示しており、米国特許出願公開第2005/025774号(国際公開第03/35077号に対応)は、HIVインテグラーゼ阻害剤としてのある種のN−置換5−ヒドロキシ−6−オキソ−1,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミドを開示している。
国際公開第03/062204号は、HIVインテグラーゼ阻害剤として有用なある種のヒドロキシナフチリジノンカルボキシアミドを開示している。
米国特許出願公開第2004/204498号(国際公開第2004/062613号に対応)および米国特許出願公開第2004/229892号(国際公開第2004/096128号に対応)は、HIVインテグラーゼ阻害剤として有用なある種のピリミジンカルボキシアミドを開示している。
国際公開第2005/016927号は、HIVインテグラーゼ阻害剤である、ある種の窒素縮合環化合物を開示している。
国際公開第2005/061490号は、HIVインテグラーゼ阻害剤活性を有するある種のヒドロキシピリミジノン誘導体を開示している。HIVインテグラーゼ阻害剤として有用な様々なピリミジノン化合物はまた、国際公開第2005/0115398号、国際公開第2005/118589号、国際公開第2005/118590号、国際公開第2005/118593号および米国特許出願公開第2005/0256109号に開示されている。
本発明は、テトラヒドロピラジノピリミジンカルボキシアミドおよび関連化合物を対象とする。これらの化合物は、他のHIV抗ウイルス剤、抗感染剤、免疫調節剤、抗生物質またはワクチンと併用してもしなくとも、化合物またはこの医薬として許容される塩もしくは水和物(適切であれば)として、または医薬組成物成分として、HIVインテグラーゼの阻害、HIV感染の予防または治療、AIDSおよび/またはARCの予防、治療または発症遅延に有用である。より具体的には、本発明は式Iの化合物およびこの医薬として許容される塩を含む。
Figure 0005116660
(式中、Xは、N(R)、O、S、S(O)、S(O)
Figure 0005116660
または
Figure 0005116660
であり、*はそれぞれ分子の残部に結合する点を示し、
は、
(1)H、
(2)C1〜6アルキル、
(3)Tで置換されたC1〜6アルキル(Tは、CO、CN、SO、N(R)R、C(O)N(R)R、N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、N(R)−C(O)R、N(R)−SO、N(R)−SON(R)RまたはN(R)−COである。)、
(4)C1〜6ハロアルキル、
(5)C(O)R
(6)C(O)−C1〜6ハロアルキル、
(7)CO
(8)C(O)−U、
(9)C(O)−C1〜6アルキレン−U、
(10)C(O)N(R)R
(11)C(O)−C1〜6アルキレン−N(R)R
(12)C(O)C(O)−U、
(13)C(O)C(O)−C1〜6アルキレン−U、
(14)C(O)C(O)−N(R)R
(15)C(O)C(O)−C1〜6アルキレン−N(R)R
(16)SO
(17)SO−U、
(18)SO−C1〜6アルキレン−U、
(19)SON(R)R
(20)CycB、
(21)Uで置換されたC1〜6アルキル、または
(22)C(O)N(R)−C1〜6アルキレン−Uで置換されたC1〜6アルキル(UはCycB、AryBまたはHetBである。)であり、
mおよびnはそれぞれ独立して0、1または2に等しい整数であり、ただし、m+nはゼロ、1または2であり、
は、
(1)H、
(2)C1〜6アルキル、
(3)C1〜6ハロアルキル、
(4)Vで置換されたC1〜6アルキル(VはOH、O−C1〜6アルキル、O−C1〜6ハロアルキル、SR、S(O)R、SO、N(R)R、C(O)N(R)R、N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、N(R)−C(O)R、N(R)−SO、N(R)−C1〜6アルキレン−SO、N(R)C(O)−C1〜6アルキレン−SO、N(R)−SON(R)R、N(R)−COまたはN(R)−C(O)N(R)Rである。)、
(5)Wで置換されたC1〜6アルキル(Wは、CycA、AryA、HetA、O−C1〜6アルキレン−CycA、O−C1〜6アルキレン−AryA、O−C1〜6アルキレン−HetA、S(O)−C1〜6アルキレン−CycA、S(O)−C1〜6アルキレン−AryA、S(O)−C1〜6アルキレン−HetA、N(R)−C(O)−AryAまたはN(R)−C(O)−HetAである。)、
(6)N(R)−SO
(7)N(R)−SON(R)R
(8)N(R)−CO
(9)N(R)R
(10)N(R)R
(11)N(R)−C(O)R
(12)N(R)−C(O)R
(13)S(O)
(14)OR
(16)CycA、
(17)AryA、
(18)HetA、 (19)N(R)−C(O)−CycA、
(20)N(R)−C(O)−AryA、
(21)N(R)−C(O)−HetA、
(22)N(R)−C(O)−N(R)R
(23)N(R)−C(O)−CycA、
(24)N(R)−C(O)−AryA、
(25)N(R)−C(O)−HetA、
(26)N(R)−C(O)−N(R)R
(27)N(R)−C(O)C(O)−CycA、
(28)N(R)−C(O)C(O)−AryA、
(29)N(R)−C(O)C(O)−HetA、 (30)N(R)−C(O)C(O)−N(R)R
(31)N(R)−C(O)C(O)−CycA、
(32)N(R)−C(O)C(O)−AiyA、
(33)N(R)−C(O)C(O)−HetA、または
(34)N(R)−C(O)C(O)−N(R)Rであり、
jはそれぞれ独立して0、1または2と等しい整数であり、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、あるいは、RおよびRはこれら両方が結合している環炭素原子と一緒になって(i)3〜7員飽和炭素環または(ii)N、OおよびSから独立して選択された1個または2個のヘテロ原子を含有する4〜7員飽和複素環(Nはそれぞれ独立して、場合によってC1〜6アルキルで置換されており、Sはそれぞれ場合によってS(O)またはS(O)に酸化されている(注意、RおよびRの結合によって形成された環はスピロ環系を形成する)を形成し、
はそれぞれ独立して、HまたはC1〜6アルキルであり、Rはそれぞれ独立してHまたはC1〜6アルキルであり、あるいは、同一炭素原子に結合したRおよびRは一緒にオキソまたはチオキソを形成し、
はそれぞれ独立して、HまたはC1〜6アルキルであり、Rはそれぞれ独立してHまたはC1〜6アルキルであり、あるいは、同一炭素原子に結合しているRおよびRは一緒にオキソまたはチオキソを形成し、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、あるいは、RおよびRは一緒にオキソまたはチオキソを形成し、
は、HまたはC1〜6アルキルであり、
10は、CycC、AryCまたはHetCで置換されたC1〜6アルキルであり、
は、それぞれ独立してHまたはC1〜6アルキルであり、
は、それぞれ独立してHまたはC1〜6アルキルであり、
は、CycA、AryAまたはHetAで置換されたC1〜6アルキルであり、あるいは、XがN(R)でありおよびRがN(R)部分を含むとき、RおよびRは(i)Rが結合しているN原子と、(ii)Rが結合しているN原子と、(iii)Rが結合している環炭素とおよび(iv)XとRが結合している環炭素との間の0、1または2個の環炭素と、一緒になって5〜7員ジアザシクロアルキル融合環を形成し、RおよびRから得られた融合環の一部はオキソまたはC1〜6アルキルで場合によって置換された1〜4個のメチレン鎖であり、
およびRはそれぞれ独立して、HまたはC1〜6アルキルであり、またはこれら両方が結合している窒素と一緒になって、RおよびRが結合している窒素に加えてN、OおよびSから選択されたヘテロ原子(Sは場合によってS(O)またはS(O)に酸化されている。)を場合によって含有する4〜7員飽和複素環を形成し、前記飽和複素環は、それぞれ独立してC1〜6アルキルまたはS(O)−C1〜6アルキルである1個または2個の置換基で場合によって置換されており、
は、C1〜6アルキルであり、あるいは、XがN(R)でありおよびRがSRまたはORであるとき、RおよびRは(i)Rが結合しているN原子と、(ii)Rが結合しておりSまたはO原子と、(iii)Rが結合した環炭素とおよび(iv)XとRが結合している環炭素との間の0、1または2個の環炭素と、一緒になって5〜7員オキシアザシクロアルキル融合環またはチオアザシクロアルキル融合環を形成し、RおよびRから得られた融合環の一部は1〜4個のメチレン鎖であり、
CycAはそれぞれ独立して、全部で1個から6個の置換基で場合によって置換されたC3〜8シクロアルキルであり、
(i)0個から6個の置換基はそれぞれ独立して、
(1)ハロゲン、
(2)CN、
(3)C1〜6アルキル、
(4)OH、
(5)O−C1〜6アルキル、
(6)C1〜6ハロアルキル、または
(7)O−C1〜6ハロアルキルであり、
(ii)0個から2個の置換基はそれぞれ独立して、
(1)CycD、
(2)AryD、
(3)HetD、または
(4)CycD、AryDもしくはHetDで置換されたC1〜6アルキルであり、
CycBおよびCycCはそれぞれ独立してCycAと同じ定義を有しており、
AryAはそれぞれ独立して、全部で1個から5個の置換基で場合によって置換されたアリールであり、
(i)0個から5個の置換基はそれぞれ独立して、
(1)C1〜6アルキル、
(2)OH、O−C1〜6アルキル、O−C1〜6ハロアルキル、CN、NO、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、S(O)、S(O)N(R)R、N(R)C(O)R、N(R)CO、N(R)S(O)、N(R)S(O)N(R)R、OC(O)N(R)R、N(R)C(O)N(R)RまたはN(R)C(O)C(O)N(R)Rで置換されたC1〜6アルキル、
(3)O−C1〜6アルキル、
(4)C1〜6ハロアルキル、
(5)O−C1〜6ハロアルキル、
(6)OH、
(7)ハロゲン、
(8)CN、
(9)NO
(10)N(R)R
(11)C(O)N(R)R
(12)C(O)R
(13)C(O)−C1〜6ハロアルキル、
(14)C(O)OR
(15)OC(O)N(R)R
(16)SR
(17)S(O)R
(18)S(O)
(19)S(O)N(R)R
(20)N(R)S(O)
(21)N(R)S(O)N(R)R
(22)N(R)C(O)R
(23)N(R)C(O)N(R)R
(24)N(R)C(O)−C(O)N(R)R、または
(25)N(R)COであり、
(ii)0個から2個の置換基はそれぞれ独立して、
(1)CycD、
(2)AryD、
(3)HetD、または
(4)CycD、AryDもしくはHetDで置換されたC1〜6アルキルであり、
AryBおよびAryCはそれぞれ独立して、AryAと同一の定義を有し、
HetAはそれぞれ独立して、全部で1個から5個の置換基で場合によって置換されたヘテロアリールであり、
(i)0個から5個の置換基はそれぞれ独立して、
(1)C1〜6アルキル、
(2)OH、O−C1〜6アルキル、O−C1〜6ハロアルキル、CN、NO、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、S(O)、S(O)N(R)R、N(R)C(O)R、N(R)CO、N(R)S(O)、N(R)S(O)N(R)R、OC(O)N(R)R、N(R)C(O)N(R)RまたはN(R)C(O)C(O)N(R)Rで置換されたC1〜6アルキル、
(3)O−C1〜6アルキル、
(4)C1〜6ハロアルキル、
(5)O−C1〜6ハロアルキル、
(6)OH、
(7)オキソ、
(8)ハロゲン、
(9)CN、
(10)NO
(11)N(R)R
(12)C(O)N(R)R
(13)C(O)R
(14)C(O)−C1〜6ハロアルキル、
(15)C(O)OR
(16)OC(O)N(R)R
(17)SR
(18)S(O)R
(19)S(O)
(20)S(O)N(R)R
(21)N(R)S(O)
(22)N(R)S(O)N(R)R
(23)N(R)C(O)R
(24)N(R)C(O)N(R)R
(25)N(R)C(O)−C(O)N(R)R、または
(26)N(R)COであり、
(ii)0個から2個の置換基はそれぞれ独立して、
(1)CycD、
(2)AryD、
(3)HetD、または
(4)CycD、AryDもしくはHetDで置換されたC1〜6アルキルであり、
HetBおよびHetDはそれぞれ独立して、HetAと同一の定義を有し、
CycDはそれぞれ独立して、それぞれが独立してハロゲン、C1〜6アルキル、OH、O−C1〜6アルキルまたはC1〜6ハロアルキルである1個から4個の置換基で場合によって置換されているC3〜8シクロアルキルであり、
AryDはそれぞれ独立してフェニルまたはナフチルであり、前記フェニルまたはナフチルは、それぞれが独立してaryAの定義の(i)部で前述した置換基(1)から(25)のいずれか1つである1個から5個の置換基で場合によって置換されており、
HetDはそれぞれ独立して、N、OおよびSから独立して選択された1個から4個のヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロ芳香族環であり、前記ヘテロ芳香族環は、それぞれが独立してハロゲン、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、O−C1〜6アルキル、O−C1〜6ハロアルキルまたはヒドロキシである1個から4個の置換基で場合によって置換されており、
アリールはそれぞれ独立して、(i)フェニル、(ii)少なくとも1個の環が芳香族である9または10員2環の融合炭素環系または(iii)少なくとも1個の環が芳香族である11から14員3環の融合炭素環系であり、
ヘテロアリールはそれぞれ独立して、(i)N、OおよびSから独立して選択された1個から4個のヘテロ原子(Nはそれぞれ、場合によってオキシドの形態である。)を含有する5または6員ヘテロ芳香族環、または(ii)N、OおよびSから独立して選択された1個から4個のヘテロ原子を含有する9または10員2環の融合環系(1個または両方の環が1個または複数のヘテロ原子を含有し、少なくとも1個の環が芳香族であり、Nはそれぞれ場合によってオキシドの形態であり、芳香族ではない環のSはそれぞれ場合によってS(O)またはS(O)である。)である。)
本発明はまた、式Iの化合物またはそれらの医薬として許容される塩を含有する医薬組成物を含む。本発明はさらに、AIDSの治療、AIDS発症の遅延、AIDSの予防、HIV感染の予防、およびHIV感染の治療の方法を含む。
本発明のその他の実施形態、態様および特徴は、以下の説明、実施例および添付の特許請求の範囲にさらに記載されており、またはそれらから明らかになる。
本発明には、前記の式Iの化合物およびこの医薬として許容される塩が含まれる。これらの化合物およびそれらの医薬として許容される塩は、HIVインテグラーゼ阻害剤(例えば、HIV−1インテグラーゼ阻害剤)である。
本発明の第1の実施形態(実施形態E1)は、全ての可変要素は最初に定義された通りであり(すなわち、発明の開示の式Iで定義した通り)、ただし、
(A)mが0であり、XがOであるとき、RはHではなくまたはC1〜6アルキルではなく、
(B)mが0であり、XがOでありおよび−X[−C(RC(R)]−部分が−OCH−または−OCHCH−または−OCHCHCH−であるとき、RおよびRは一緒になって環を形成せず、
(C)XがN(R)でありおよびR
(1)H、
(2)C1〜6アルキル、
(3)Tで置換されたC1〜6アルキル(TはCO、CN、SO、N(R)R、C(O)N(R)RまたはN(R)−C(O)Rである。)、
(4)C1〜6ハロアルキル、
(5)C(O)R
(6)C(O)−C1〜6ハロアルキル、
(8)C(O)−U(UはAryBまたはHetBである。)、
(9) C(O)−C1〜6アルキレン−U、
(10) C(O)N(R)R
(11) C(O)−C1〜6アルキレン−N(R)R
(14) C(O)C(O)−N(R)R(RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって飽和複素環を形成しているときを除く。)、
(16)SORA、
(18)SO−C1〜6アルキレン−U、または
(21)Uで置換されたC1〜6アルキル(Uで置換されたC1〜6アルキルがCH−HetBであり、HetBが1個から4個のN原子、0個または1個のO原子、0個または1個のS原子から独立して選択された2個から4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環である(前記ヘテロ芳香族環は環炭素原子を介して−CH−部分に結合し、メチル基で場合によって置換されており、mは0であり、−C(RC(R)−部分は−CHCH−である。)ときを除く。)であるとき、
は、
(4)Vで置換されたC1〜6アルキル(Vは、S(O)R、N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、N(R)−SO、N(R)−C1〜6アルキレン−SO、N(R)C(O)−C1〜6アルキレン−SO、N(R)−SON(R)R、N(R)−COまたはN(R)−C(O)N(R)R(N(R)−C(O)N(R)RがNH−C(O)NHであるときを除く。)である。)、
(5)Wで置換されたC1〜6アルキル(Wは、O−C1〜6アルキレン−CycA、O−C1〜6アルキレン−AryA、O−C1〜6アルキレン−HetA、S(O)−C1〜6アルキレン−CycA、S(O)−C1〜6アルキレン−AryA、S(O)−C1〜6アルキレン−HetA、N(R)−C(O)−AryAまたはN(R)−C(O)−HetAである。)、
(7)RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって場合によって置換された飽和複素環を形成するとき、N(R)−SON(R)R
(10)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)R
(12)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)R
(13)RおよびRが融合チオアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、S(O)
(14)RおよびRが融合オキシアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、OR
(16)CycA、
(21)N(R)−C(O)−HetA、
(22)RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって場合によって置換された飽和複素環を形成するとき、N(R)−C(O)−N(R)R
(23)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)−CycA、
(24)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)−AryA、
(25)N(R)−C(O)−HetA、
(26)(i)RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって場合によって置換された飽和複素環を形成しているとき、または(ii)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)−N(R)R
(27)N(R)−C(O)C(O)−CycA、
(28)N(R)−C(O)C(O)−AryA、
(29)N(R)−C(O)C(O)−HetA、
(30)N(R)−C(O)C(O)−N(R)R
(31)N(R)−C(O)C(O)−CycA、
(32)N(R)−C(O)C(O)−AryA、
(33)N(R)−C(O)C(O)−HetA、または
(34)N(R)−C(O)C(O)−N(R)Rであり、または
(D)mが0であり、−C(RC(R)−部分が−CHCH−であり、XがN(R)であり、RがCH−HetBであり、HetBが1個から4個のN原子、0個または1個のO原子および0個または1個のS原子から独立して選択された2個から4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環である(前記ヘテロ芳香族環は環炭素原子を介して−CH−部分に結合しておりおよびメチル基で場合によって置換されている。)とき、
(d1)Rは条件Cで定義された通りであり、または
(d2)RおよびRはいずれもメチルであり、RはHであり、R10は4−フルオロベンジルである、
式Iの化合物またはそれらの医薬として許容される塩である。
本発明の第2の実施形態(実施形態E2)は、全ての可変要素は最初に定義された通りであり、ただし、
(A)mが0でありおよび、XがOであるとき、RはHではなくおよびC1〜6アルキルではなく、
(B)mが0であり、XがOでありおよび−X[−C(RC(R)]−部分が−OCH−または−OCHCH−または−OCHCHCH−であるとき、RおよびRは一緒になって環を形成せず、
(C)XがN(R)でありおよびR
(1)H、
(2)C1〜6アルキル、
(3)Tで置換されたC1〜6アルキル(TはCO、CN、SO、N(R)R、C(O)N(R)Rである。)、
(4)C1〜6ハロアルキル、
(5)C(O)RA
(6)C(O)−C1〜6ハロアルキル、
(8)C(O)−U(UはAryBまたはHetBである。)、
(9) C(O)−C1〜6アルキレン−U、
(10) C(O)N(R)R
(11) C(O)−C1〜6アルキレン−N(R)R
(14) C(O)C(O)−N(R)R(RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって飽和複素環を形成しているときを除く。)、
(16)SO
(18)SO−C1〜6アルキレン−U、または
(21)Uで置換されたC1〜6アルキルであるとき、
は、
(4)Vで置換されたC1〜6アルキル(Vは、S(O)R、N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、N(R)−C1〜6アルキレン−SO、N(R)C(O)−C1〜6アルキレン−SO、N(R)−SON(R)R、N(R)−CO、またはN(R)−C(O)N(R)R(N(R)−C(O)N(R)RがNH−C(O)NH以外のとき)でありる。)
(5)Wで置換されたC1〜6アルキル(Wは、O−C1〜6アルキレン−CycA、O−C1〜6アルキレン−AryA、O−C1〜6アルキレン−HetA、S(O)−C1〜6アルキレン−CycA、S(O)−C1〜6アルキレン−AryA、S(O)−C1〜6アルキレン−HetA、N(R)−C(O)−AryAまたはN(R)−C(O)−HetAである。)、
(7)RおよびRが、これら両方が結合しているたNと一緒になって場合によって置換された飽和複素環を形成するとき、N(R)−SON(R)R
(10)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)R
(12)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)R
(13)RおよびRが融合チオアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、S(O)
(14)RおよびRが融合オキシアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、OR
(16)CycA、
(21)N(R)−C(O)−HetA、
(22)RおよびRが、これら両方が結合したNと一緒になって場合によって置換された飽和複素環を形成するとき、N(R)−C(O)−N(R)R
(23)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)−CycA、
(24)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)−AryA、
(25)N(R)−C(O)−HetA、
(26)(i)RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって場合によって置換された飽和複素環を形成しているとき、または(ii)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)−N(R)R
(27)N(R)−C(O)C(O)−CycA、
(28)N(R)−C(O)C(O)−AryA、
(29)N(R)−C(O)C(O)−HetA、
(30)N(R)−C(O)C(O)−N(R)R
(31)N(R)−C(O)C(O)−CycA、
(32)N(R)−C(O)C(O)−AryA、
(33)N(R)−C(O)C(O)−HetA、または
(34)N(R)−C(O)C(O)−N(R)Rである、
式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩である。
本発明の第3の実施形態(実施形態E3)は、、全ての可変要素は最初に定義された通りであり、ただし、
(A)XがOであるとき、RはHではなくおよびC1〜6アルキルではなく、
(B)XがOでありおよび−X[−C(RC(R)]−部分が−OCH−または−OCHCH−または−OCHCHCH−であるとき、RおよびRは一緒になって環を形成せず、または、
(C)XがN(R)であるとき、Rは、
(27)N(R)−C(O)C(O)−CycA、
(28)N(R)−C(O)C(O)−AryA、
(29)N(R)−C(O)C(O)−HetA、
(30)N(R)−C(O)C(O)−N(R)R
(31)N(R)−C(O)C(O)−CycA、
(32)N(R)−C(O)C(O)−AryA、
(33)N(R)−C(O)C(O)−HetA、または
(34)N(R)−C(O)C(O)−N(R)Rである、
式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩である。
本発明の第4の実施形態(実施形態E4)は、、整数mが1に等しく、整数nが1に等しく、またはmが0でありhが2であり、またはmが0でありnが1であり、またはmが1でありnが0であり、またはmが0でありnが0であり、他の全ての可変要素は最初に定義した通りであり(すなわち、発明の開示の式Iで定義した通りである。)、または前記実施形態のいずれかで定義した通りである、式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩である。この実施形態の一つの側面において、m=n=1である。この実施形態の他の側面いおいては、m=0およびn=2である。他の側面においては、m=0およびn=1である。他の側面においては、m=1およびn=0である。他の側面いおいては、m=n=0である、
m=0がであるとき、RおよびRで置換された環炭素は、1重結合によってXに直接結合し、n=0がであるとき、RおよびRで置換された環炭素は1重結合によってXに直接結合する。したがって、実施形態E4に記載されたmおよびnの値によって表される化合物は、式I−Aの化合物(すなわち、m=n=0)、I−B(m=1;n=0)、I−C(m=0;n=1)、I−D(m=n=1)またはI−E(m=0;n=2)である。
Figure 0005116660
本発明の第5の実施形態(実施形態E5)は、XがN(R)またはOであり、他の全ての可変要素は最初に定義した通りであり、または前記実施形態のいずれかで定義した通りである、式Iの化合物またはこの医薬として許容されるである。この実施形態の一つの側面において、XはN(R)である。
本発明の第6の実施形態(実施例形態6)は、RがHまたはC1〜4アルキルであり、R10は、
(1)CH−フェニルまたはCH−HetCであり、前記フェニルは全部で1個から3個の置換基で場合によって置換されており、(i)0個から3個の置換基はそれぞれ独立して、ブロモ、クロロ、フルオロ、C1〜4アルキル、CF、C(O)NH、C(O)NH(C1〜4アルキル)、C(O)N(C1〜4アルキル)、S−C1〜4アルキル、SO−C1〜4アルキルまたはSON(C1〜4アルキル)であり、(ii)0個から1個の置換基は、イミダゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、ピロリルおよびピラゾリルからなる群から選択されたヘテロ芳香族であり、このヘテロ芳香族環は、それぞれが独立してCl、Br、F、C1〜4アルキル、CF、O−C1〜4アルキル、OCFまたはOHである1個または2個の置換基で場合によって置換されており、
(2)CH−HetCであり、HetCは、(i)1個から4個のN原子、0個から1個のO原子および0個から1個のS原子から独立して選択された全部で1個から4個のヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロ芳香族環であり、または(ii)1個の環がベンゼン環であり、もう1個の環が0個から3個のN原子、0個から1個のO原子および0個から1個のS原子から独立して選択された1個から3個のヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロ芳香族環である9または10員2環の融合環系であるヘテロアリールであり、前記ヘテロアリールはそれぞれ独立してCl、Br、FまたはC1〜4アルキルである1個から3個の置換基で場合によって置換されており、
他の全ての可変要素は最初に定義した通りであり、または前記実施形態のいずれか1つで定義した通りである、式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩である。この実施形態の一つの側面において、RがHであり、R10の定義は変わりない。
本発明の第7の実施形態(実施態様E7)は、RがHまたはC1〜4アルキルであり、R10が、
(1)CH−フェニルであり、前記フェニルは全部で1個から2個の置換基で場合によって置換されており、(i)0個から2個の置換基はそれぞれ独立して、ブロモ、クロロ、フルオロ、CH、CF、C(O)NH、C(O)NH(CH)、C(O)N(CH、SCH、SOCHまたはSON(CHであり、(ii)0個から1個の置換基は、CHで場合によって置換されたオキサジアゾリルであり、または
(2)CH−HetCであり、HetCは、キノリニル、インダゾリル、ベンズオキサゾリル、イソキノリニル、シンノリニル、キナゾリニル、ベンゾピラニルであるヘテロアリールであり、このヘテロアリールはそれぞれが独立してCl、Br、FまたはC1〜4アルキルである1個から3個の置換基で場合によって置換されており、
他の全ての可変要素は最初に定義した通りであり、または前記実施形態のいずれか1つで定義した通りである、式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩である。この実施形態の一つの側面において、RがHであり、R10の定義は変わりない。
本発明の第8の実施形態(実施態様E8)は、RがHであり、R10が4−フルオロベンジル、3−クロロ−4−フルオロベンジル、3−クロロ−4−メチルベンジル、4−フルオロ−3−メチルベンジル、3−クロロベンジル、4−フルオロ−2−メチルスルホニルベンジル、3−ブロモ−4−フロロベンジル、4−フルオロ−2−[(メチルアミノ)カルボニル]ベンジル、2−メチルチオベンジル、4−フルオロ−2−[(3−メチル)−1,2,4−オキサジアゾリル−5−イル]ベンジル、または[(5−フルオロ)キノリン−8−イル]メチルであり、他の全ての可変要素は最初に定義した通りであり、または前記実施形態のいずれか1つで定義した通りである、
式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩である。
本発明の第9の実施形態(実施形態E9)は、RがHであり、R10が4−フルオロベンジルであり、他の全ての可変要素は最初に定義した通りであり、または前記実施形態のいずれか1つで定義した通りである、
式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩である。
本発明の第10の実施形態(実施形態E10)は、
XがN(R)またはOであり、
が、
(1)H、
(2)C1〜4アルキル、
(3)Tで置換されたはC1〜4アルキル(TはCO、CN、N(R)RまたはC(O)N(R)Rである。)、
(4)C(O)R
(5)C(O)−C1〜4フルオロアルキル、
(6)CO
(7)SORA、
(8)SO−AryB、
(9)SON(R)R
(10)C(O)N(R)R
(11)C(O)C(O)−N(R)R
(12)C(O)−C1〜4アルキレン−N(R)R
(13)CycB、
(14)Uで置換されたはC1〜4アルキル(UはCycB、AryBまたはHetBである。)、あるいは、
(15)C(O)N(R)−C1〜4アルキレン−HetBで置換されたC1〜4アルキルであり、
が、
(1)H、
(2)C1〜4アルキル、
(3)Vで置換されたはC1〜4アルキル(VはOH、O−C1〜4アルキル、SR、S(O)R、SO、N(R)R、C(O)N(R)R、N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、N(R)−C(O)R、N(R)−SO、N(R)−C1〜4アルキレン−SO、N(R)C(O)−C1〜4アルキレン−SO、N(R)−SON(R)RまたはN(R)−COである。)、
(4)Wで置換されたはC1〜4アルキル(Wは、CycA、AryA、HetA、O−C1〜4アルキレン−AryA、O−C1〜4アルキレン−HetAまたはN(R)−C(O)−HetAである。)、
(5)N(R)−SO
(6)N(R)−SON(R)R
(7)N(R)−CO
(8)N(R)R
(9)N(R)R
(10)N(R)−C(O)R
(11)N(R)−C(O)R
(12)SR、S(O)RまたはS(O)
(13)N(R)−C(O)−HetA、
(14)N(R)−C(O)−N(R)R、または
(15)N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、または
(16)N(R)−C(O)C(O)−N(R)Rであり、
が、HまたはC1〜4アルキルであり、あるいは、RおよびRがこれら両方が結合している環炭素原子と一緒になって(i)3から6員飽和炭素環または(ii)N、OおよびSから選択された(NはC1〜4アルキルで場合によって置換されており、Sは場合によってS(O)またはS(O)に酸化されている。)1個のヘテロ原子を含有する6員飽和複素環を形成し、
がそれぞれ独立して、HまたはC1〜4アルキルであり、Rはそれぞれ独立してHまたはC1〜4アルキルであり、あるいは、同一炭素原子に結合しているRおよびRは一緒になってオキソを形成し、
がそれぞれ独立して、HまたはC1〜4アルキルであり、Rはそれぞれ独立してHまたはC1〜4アルキルであり、あるいは、同一炭素原子に結合しているRおよびRは一緒になってオキソを形成し、
が、HまたはC1〜4アルキルであり、
が、HまたはC1〜4アルキルであり、あるいは、RおよびRは一緒になってオキソを形成し、
が、HまたはC1〜4アルキルであり、
10が、CycC、AryCまたはHetCで置換されたC1〜4アルキルであり、
が、それぞれ独立してHまたはC1〜4アルキルであり、
が、それぞれ独立してHまたはC1〜4アルキルであり、
が、CycA、AryAまたはHetAで置換されたC1〜4アルキルであり、あるいは、XがN(R)であり、RがN(R)部分を含むとき、RおよびRが(i)Rが結合しているN原子と、(ii)Rが結合しているN原子と、(iii)Rが結合している環炭素とおよび(iv)XとRが結合している環炭素との間の0、1または2個の環炭素と、一緒になって5もしくは6員ジアザシクロアルキル融合環を形成し、RおよびRから得られた融合環の一部はオキソまたはC1〜4アルキルで場合によって置換された1〜3個のメチレン鎖であり、
およびRがそれぞれ独立して、HまたはC1〜4アルキルであり、またはこれら両方が結合している窒素と一緒になって、RおよびRが結合している窒素に加えてN、OおよびSから選択されたヘテロ原子(前記Sは場合によってS(O)またはS(O)に酸化されている。)を場合によって含有する5もしくは6員飽和複素環を形成し、前記飽和複素環は、それぞれ独立してC1〜4アルキルまたはS(O)−C1〜4アルキルである1個または2個の置換基で場合によって置換されており、
が、C1〜4アルキルであり、あるいは、XがN(R)でありおよびRがSRであるとき、RおよびRは(i)Rが結合しているN原子と、(ii)Rが結合しているS原子と、(iii)Rが結合している環炭素と、および(iv)XとRが結合している環炭素との間の0、1または2個の環炭素と、一緒になって5または6員融合チオアザシクロアルキル環を形成し、RおよびRから得られた前記融合環の一部は1〜3個のメチレン鎖であり、
CycAがそれぞれ独立してそれぞれが独立してC1〜4アルキル、OHまたはO−C1〜4アルキルである1個または2個の置換基で場合によって置換されたC3〜6シクロアルキルであり、
CycBがそれぞれが独立してC1〜4アルキル、OHまたはO−C1〜4アルキルである1個または2個の置換基で場合によって置換されたC3〜6シクロアルキルであり、
CycCがそれぞれが独立して、C1〜4アルキル、OHまたはO−C1〜4アルキルである1個または2個の置換基で場合によって置換されたC3〜6シクロアルキルであり、
AryAがそれぞれ独立して、フェニルまたはナフチルであり、前記フェニルまたはナフチルは、それぞれが独立して、
(1)OH、O−C1〜4アルキル、O−C1〜4ハロアルキル、CN、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、SOまたはS(O)N(R)Rで場合によって置換されたC1〜4アルキル、
(2)O−C1〜4アルキル、
(3)C1〜4ハロアルキル、
(4)O−C1〜4ハロアルキル、
(5)OH、
(6)ハロゲン、
(7)CN、
(8)NO
(9)N(R)R
(10)C(O)N(R)R
(11)C(O)R
(12)C(O)−C1〜4ハロアルキル、
(13)CO
(14)SR
(15)S(O)R
(16)SO、または
(17)SON(R)Rである1個から3個の置換基で場合によって置換されており、
AryBが独立して、AryAと同一の定義を有し、
AryCがフェニルまたはナフチルであり、前記フェニルまたはナフチルは、
(i)それぞれが独立して、AryAの定義で前述した置換基(1)から(17)のいずれか1個である1個から3個の置換基で場合によって置換されており、
(ii)(1)AryD、
(2)HetD、
(3)CycDまたは
(4)CycD、AryDもしくはHetDで置換されたC1〜4アルキルで場合によって置換されており、
HetAがそれぞれ独立して、0個から4個のN原子、0個または1個のO原子および0個または1個のS原子から独立して選択された1個から4個のヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロ芳香族環であり、Nはそれぞれ場合によってオキシドの形態であり、前記ヘテロ芳香族環は、それぞれが独立して、ハロゲン、C1〜4アルキルまたはOHである1個から3個の置換基で場合によって置換されており、
HetBが、0個から4個のN原子、0個または1個のO原子および0個または1個のS原子から独立して選択された1個から4個のヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロ芳香族環であり、前記ヘテロ芳香族環は、それぞれが独立して、ハロゲン、C1〜4アルキルまたはOHである1個から3個の置換基で場合によって置換されており、
HetCが、0個から4個のN原子、0個または1個のO原子および0個または1個のS原子から独立して選択された1個から4個のヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロ芳香族環であり、Nはそれぞれ場合によってオキシドの形態であり、前記ヘテロ芳香族環は、
(i)それぞれが独立して、ハロゲン、C1〜4アルキルまたはOHである1個から3個の置換基で場合によって置換されており、
(ii)AryD、HetD、CycDまたはAryD、HetDもしくはCycDで置換されたC1〜4アルキルで場合によって置換されており、
CycDがそれぞれ独立して、それぞれが独立してC1〜4アルキル、OHまたはO−C1〜4アルキルである1個または2個の置換基で場合によって置換されているC3〜6シクロアルキルであり、
AryDがそれぞれ独立して、フェニルまたはナフチルであり、前記フェニルまたはナフチルは、それぞれが独立して、AryAの定義で前述した置換基(1)から(17)のいずれか1個である1個から3個の置換基で場合によって置換されており、
HetDがそれぞれ独立して、0個から4個のN原子、0個または1個のO原子および0個または1個のS原子から選択された1個から4個のヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロ芳香族環であり、前記ヘテロ芳香族環は、それぞれが独立して、ハロゲン、C1〜4アルキルまたはOHである1個から3個の置換基で場合によって置換されている、
式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩である。
本発明の第11の実施形態(実施形態E11)は、可変要素は実施形態E10で定義した通りであり、ただし、
(A)mが0でありおよびXがOであるとき、RはHではなくおよびC1〜4アルキルではなく、
(B)mが0でありおよびXがOでありおよび−X[−C(RC(R)]−部分が−OCH−または−OCHCH−または−OCHCHCH−であるとき、RおよびRは一緒になって環を形成せず、
(C)XがN(R)でありおよびR
(1)H、
(2)C1〜4アルキル、
(3)Tで置換されたC1〜4アルキル(TはCO、CN、N(R)RまたはC(O)N(R)Rである。)、
(4)C(O)R
(5)C(O)−C1〜4フルオロアルキル、
(7)SO
(10)C(O)N(R)R
(11)C(O)C(O)−N(R)R(RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって飽和複素環を形成しているときを除く。)、
(12)C(O)−C1〜4アルキレン−N(R)R、または
(14)Uで置換されたC1〜4アルキル(Uで置換されたC1〜4アルキルがCH−HetBであり、HetBが1個から4個のN原子、0個または1個のO原子、0個または1個のS原子から独立して選択された2個から4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環であり、前記ヘテロ芳香族環が環炭素原子を介して−CH−部分に結合しており、メチル基で場合によって置換されており、mが0であり、−C(RC(R)−部分が−CHCH−であるときを除く。)であるとき、
は、
(3)Vで置換されたC1〜4アルキル(Vは、S(O)R、N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、N(R)−SO、N(R)−C1〜4アルキレン−SO、N(R)C(O)−C1〜4アルキレン−SO、N(R)−SON(R)RまたはN(R)−COである。)、
(4)Wで置換されたC1〜4アルキル(Wは、O−C1〜4アルキレン−AryA、O−C1〜4アルキレン−HetAまたはN(R)−C(O)−HetAある。)、
(6)RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって場合によって置換された飽和複素環を形成するとき、N(R)−SON(R)R
(9)RおよびRが、場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)R
(11)RおよびRが、場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)R
(12)RおよびRが、融合チオアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、SR、S(O)RまたはS(O)
(13)N(R)−C(O)−HetA、
(14)(i)RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって場合によって置換された飽和複素環を形成しているとき、または(ii)RおよびRが、場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)−N(R)R
(15)N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、または
(16)N(R)−C(O)C(O)−N(R)Rであり、あるいは
(D)mが0であり、−C(R)nC(R)部分が−CHCH−であり、XがN(R)であり、RがCH−HetBでありおよびHetBが1個から4個のN原子、0個または1個のO原子、0個または1個のS原子から独立して選択された2個から4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環であり、前記ヘテロ芳香族環は環炭素原子を介して−CH−部分に結合しており、メチル基で場合によって置換されているとき、
(d1)Rは条件Cで定義された通りであり、または
(d2)RおよびRはいずれもメチルであり、RはHであり、R10は4−フルオロベンジルである、
式Iの化合物である。
本発明の第12の実施形態(実施形態E12)は、全ての可変要素は実施形態E10で定義した通りであり、ただし、
(A)mが0であり、XがOであるとき、RはHではなくおよびC1〜4アルキルではなく、
(B)mが0であり、XがOであり、−X[−C(RC(R)]−部分が−OCH−または−OCHCH−または−OCHCHCH−であるとき、RおよびRは一緒になって環を形成せず、
(C)XがN(R)でありおよびR
(1)H、
(2)C1〜4アルキル、
(3)Tで置換されたC1〜4アルキル(TはCO、CN、N(R)RまたはC(O)N(R)Rである。)、
(4)C(O)R
(5)C(O)−C1〜4フルオロアルキル、
(7)SO
(10) C(O)N(R)R
(11) C(O)C(O)−N(R)R(RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって飽和複素環を形成しているときを除く。)、
(12)C(O)−C1〜4アルキレン−N(R)R、または
(14)Uで置換されたC1〜4アルキルであるとき、
は、
(3)Vで置換されたC1〜4アルキル(Vは、S(O)R、N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、N(R)−SO、N(R)−C1〜4アルキレン−SO、N(R)C(O)−C1〜4アルキレン−SO、N(R)−SON(R)RまたはN(R)−COである。)、
(4)Wで置換されたC1〜4アルキル(Wは、O−C1〜4アルキレン−AryA、O−C1〜4アルキレン−HetAまたはN(R)−C(O)−HetAある。)、
(6)RおよびRがこれら両方が結合しているNと一緒になって場合によって置換された飽和複素環を形成しているとき、N(R)−SON(R)R
(9)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)R
(11)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)R
(12)RおよびRが融合チオアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、S(O)
(13)N(R)−C(O)−HetA、
(14)(i)RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって場合によって置換された飽和複素環を形成しているとき、または(ii)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)−N(R)R
(15)N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、または
(16)N(R)−C(O)C(O)−N(R)Rである、
式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩である。
本発明の第13の実施形態(実施形態E13)は、全ての可変要素は実施形態E10に定義された通りであり、ただし、
(A)XがOであるとき、RはHおよびC1〜6アルキルではなく、
(B)XがOであり、−X[−C(RC(R)]−部分が−OCH−または−OCHCH−または−OCHCHCH−であるとき、RおよびRは一緒になって環を形成せず、あるいは、
(C)XがN(R)であるとき、Rは、
(15)N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、または
(16)N(R)−C(O)C(O)−N(R)Rである、
式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩である。
本発明の第14の実施形態(実施形態E14)は、他の全ての可変要素は実施形態E10、E11、E12およびE13のいずれか1つで定義した通りである、式II、III、IV、V、VIまたはVIIの化合物である式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩である。
Figure 0005116660
本発明の第15の実施形態(実施形態E15)は、RおよびRがいずれもメチルであり(RおよびRがいずれもHである式IVを除く。)、R、R、RおよびRがいずれもHであり、R10が4−フルオロベンジルであり、RがCH−HetBであり、HetBが1個から4個のN原子、0個または1個のO原子および0個または1個のS原子から独立して選択された2個から4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環であり、前記ヘテロ芳香族環は環炭素原子を介して−CH−部分に結合しており、メチル基で場合によって置換されている、式II、III、IV、VおよびVIのいずれか1つの化合物またはこの医薬として許容される塩である。この実施形態の他の側面において、この化合物は、式IIの化合物またはそれらの医薬として許容される塩である。この実施形態の他の側面において、この化合物は、式IIIの化合物またはその医薬として許容される塩である。この実施形態の他の側面において、この化合物は、式IVの化合物またはそれらの医薬として許容される塩である。この実施形態の他の態様では、この化合物は、式Vの化合物またはこの医薬として許容される塩である。この実施形態の他の側面いおいて、この化合物は、式VIの化合物またはこの医薬として許容される塩である。
本発明の第16の実施形態(実施形態E16)は、RがN(R)−C(O)C(O)−N(R)RまたはN(R)−C(O)C(O)−N(R)Rであり、RがHであり、他の全ての可変要素は実施形態E10で定義された通りである、式II、III、V、VIおよびVIIのいずれか1つの化合物またはこの医薬として許容される塩である。この実施形態の他の側面において、この化合物は、式IIの化合物またはこの医薬として許容される塩である。この実施形態の他の側面において、この化合物は、式IIIの化合物またはそれらの医薬として許容される塩である。この実施形態の他の側面において、この化合物は、式Vの化合物またはこの医薬として許容される塩である。この実施形態の他の態様では、この化合物は、式VIの化合物またはそれらの医薬として許容される塩である。この実施形態の他の側面において、この化合物は、式VIIの化合物またはこの医薬として許容される塩である。
本発明の第17の実施形態(実施形態E17)は、
XがN(R)またはOであり、

(1)H、
(2)C1〜4アルキル、
(3)(CH1〜2−T(TはCO、CN、N(R)RまたはC(O)N(R)Rである。)、
(4)C(O)R
(5)C(O)−(CH0〜2−CF
(6)CO
(7)SORA、
(8)SO−AryB、
(9)SON(R)R
(10)C(O)N(R)R
(11)C(O)C(O)−N(R)R
(12)C(O)−(CH1〜2−N(R)R
(13)CycB、
(14)Uで置換されたはC1〜2アルキル(UはCycB、AryBまたはHetBである。)、あるいは、
(15)(CHl〜2C(O)N(R)−(CHl〜2−HetBであり、
が、
(1)H、
(2)C1〜4アルキル、
(3)(CH1〜2−V(Vは、OH、O−C1〜4アルキル、SR、S(O)R、SO、N(R)R、C(O)N(R)R、N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、N(R)−C(O)R、N(R)−SO、N(R)−C1〜4アルキレン−SO、N(R)C(O)−C1〜4アルキレン−SO、N(R)−SON(R)RまたはN(R)−COである。)、
(4)Wで置換されたは(CH1〜2−W(Wは、CycA、AryA、HetA、O−(CH1〜2−AryA、O−(CH1〜2−HetAまたはN(R)−C(O)−HetAである。)、
(5)N(R)−SO
(6)N(R)−SON(R)R
(7)N(R)−CO
(8)N(R)R
(9)N(R)R
(10)N(R)−C(O)R
(11)N(R)−C(O)R
(12)SR
(13)N(R)−C(O)−HetA、
(14)N(R)−C(O)−N(R)R
(15)N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、または
(16)N(R)−C(O)C(O)−N(R)Rであり、
がHまたはC1〜4アルキルであり、あるいは、RおよびRがこれらが結合している環炭素原子と一緒になってシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはオキサシクロヘキシル(あるいは、テトラヒドロピラニルとして当業界で知られている。)を形成し、
がそれぞれHであり、RがそれぞれHであり、または、同一炭素原子に結合したRおよびRがオキソを形成し、
がそれぞれHであり、RがそれぞれHであり、または、同一炭素原子に結合しているRおよびRがオキソを形成し、
がHであり、
がHであり、あるいは、RおよびRは一緒にオキソを形成し、
がHであり、
10がCH−CycC、CH−AryCまたはCH−HetCあり、
がそれぞれ独立して、HまたはC1〜4アルキルであり、
がそれぞれ独立して、HまたはC1〜4アルキルであり、
が、(CH1〜2−CycA、(CH1〜2−AryAまたは(CH1〜2−HetAであり、あるいは、XがN(R)のとき、RおよびRは(i)Rが結合しているN原子と、(ii)Rが結合しているN原子と、(iii)Rが結合している環炭素とおよび(iv)XとRが結合している環炭素との間の0、1または2個の環炭素と、一緒になって5もしくは6員融合ジアザシクロアルキル環を形成し、RおよびRから得られた融合環の一部はオキソで場合によって置換された1〜3個のメチレン鎖であり、
およびRがそれぞれ独立して、HまたはC1〜4アルキルでありまたはこれら両方が結合している窒素と一緒になって、
Figure 0005116660
からなる群から選択された5または6員飽和複素環を形成し(式中、*は分子の残部に結合する点を表す。)、
は、C1〜4アルキルであり、あるいは、XがN(R)でありおよびRがSRであるとき、RおよびRは(i)Rが結合しているN原子と、(ii)Rが結合しているS原子と、(iii)Rが結合している環炭素とおよび(iv)XとRが結合している環炭素との間の0、1または2個の環炭素と、一緒になって5または6員融合チオアザシクロアルキル環を形成し、RおよびRから得られた融合環の部分が1〜3個のメチレン鎖であり、
CycAがそれぞれ独立して、C3〜6シクロアルキルであり、
CycBがC3〜6シクロアルキルであり、
CycCがC3〜6シクロアルキルであり、
AryA、AryBおよびAryCがそれぞれ独立して、それぞれが独立してブロモ、クロロ、フルオロ、C1〜4アルキル、CF、C(O)NH、C(O)NH(C1〜4アルキル)、C(O)N(C1〜4アルキル)、S−C1〜4アルキル、SO−C1〜4アルキルまたはSON(C1〜4アルキル)である1個または2個の置換基で場合によって置換されたフェニルであり、
HetA、HetBおよびHetCがそれぞれ独立して、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、フラニル、チエニル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピリジニルN−オキシド、ピリミジニル、ピリダジニルおよびピラジニルからなる群から選択された5または6員ヘテロ芳香族環であり、前記ヘテロ芳香族環は、それぞれが独立してC1〜4アルキルである1個または2個の置換基で場合によって置換されており、
整数mおよびnは最初に定義した通りでありまたは実施形態E4で定義した通りである、式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩である。この実施例の一側面において、XがN(R)である。
本発明の第18の実施形態(実施形態E18)は、実施形態E17で定義した通りの式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩であり、ただし、実施形態E11で説明した通りのA、B、CおよびDを適用する。この実施例の一側面において、XがN(R)である。
本発明の第19の実施形態(実施形態E19)は、実施形態E17で定義した通りの式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩であり、ただし、実施形態E12で説明した通りのA、B、CおよびDを適用する。この実施例の一側面において、XはN(R)である。
本発明の第20の実施形態(実施形態E20)は、実施形態E17で定義した通りの式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩であり、ただし、実施形態E13で説明した通りのA、B、CおよびDを適用する。この実施例の一側面において、XはN(R)である。
実施形態E11、E12およびE13で説明した条件における可変要素の定義は、それらの定義が実施形態E17の可変要素の定義に合致するように(すなわち、矛盾しないように)、実施形態E18、E19およびE20の条件において合わせることができることを理解されたい。例えば、実施形態E17のRの定義の部分(3)は、「(CH1〜2−T」を意味する。したがって、実施形態E11の条件CのRの定義の部分(3)の「Tで置換されたC1〜4」は、ここでは「(CH1〜2−T」を意味するように書き直すことができる。
本発明の第21の実施形態(実施形態E21)は、
XがN(R)またはOであり、
が、
(1)H、
(2)C1〜4アルキル、
(3)Tで置換されたはC1〜4アルキル(TはCOH、COCH、COCHCH、CN、N(CH、N(CHCH、C(O)NH、C(O)NH(CH)、C(O)N(CH、C(O)NH(CHCH)、C(O)N(CHCH
Figure 0005116660
である。)、
(4)C(O)CH
(5)C(O)CF
(6)COCH
(7)SOCH
(8)SO−フェニル(前記フェニルはメチルで場合によって置換されている。)、
(9)SON(CH
(10)C(O)NH(CH)、C(O)NH(CHCH)、C(O)N(CH、C(O)N(CHCH
Figure 0005116660
Figure 0005116660
(11)C(O)C(O)−N(CH
Figure 0005116660
(12)C(O)−は(CH1〜2−N(CH
(13)シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル、
(14)(CH1〜2−U(Uはシクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニルまたはピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、ピリジニルおよびピラジニルからなる群から選択されたヘテロ芳香族環であり、前記ヘテロ芳香族環はメチルで場合によって置換されている。)、
(15)(CH1〜2C(O)N(H)−(CH1〜2−ピリジニル、
(16)(CH1〜2C(O)N(H)−(CH1〜2−ピリミジニル、
(17)(CH1〜2C(O)N(H)−(CH1〜2−ピラジニル、
(18)(CH1〜2C(O)N(H)−(CH1〜2−ピリジニル、
(19)(CH1〜2C(O)N(H)−(CH1〜2−ピリミジニル、または
(20)(CH1〜2C(O)N(H)−(CH1〜2−ピラジニルであり、
が、
(1)H、
(2)C1〜4アルキル、
(3)(CH1〜2−V(VはOH、OCH、SCH、SOCH、SOCH、N(CH、C(O)NH、C(O)NH(CH)、C(O)N(CH、C(O)NH(CHCH)、C(O)N(CHCH
Figure 0005116660
N(CH)−C(O)C(O)−N(CH、N(CH)−C(O)CH、N(CH)−SOCH、N(CH)CHSOCH、N(CH)C(O)CHSOCH、N(CH)−SON(CHまたはN(CH)−COCHである。)、
(4)(CH1〜2−W(Wは、OCH−フェニルまたはN(CH)−C(O)−HetAである。)、
(5)N(H)−SOCH
(6)N(CH)−SOCH
(7)N(CH)−SON(CH
(8)
Figure 0005116660
(9)N(CH3)−COCH
(10)NH(CHCH(CH)、
(11)NH(CH)、
(12)NH(CHCH)、
(13)N(CH
(14)N(CHCH
(15)N(R)CH
(16)N(R)、
(17)NH−C(O)CH
(18)N(CH)−C(O)CH
(19)N(CHCH)−C(O)CH
(20)N(CHCH(CH)−C(O)CH
(21)N(R)−C(O)CH
(22)SR、S(O)RまたはS(O)
(23)N(CH)−C(O)−HetA、
(24)N(R)−C(O)−HetA、
(25)N(H)−C(O)C(O)−N(CH
(26)N(CH)−C(O)C(O)−N(CH
(27)N(CHCH)−C(O)C(O)−N(CH
(28)N[CH(CH]−C(O)C(O)−N(CH
(29)N[CHCH(CH]C(O)C(O)−N(CH
(30)
Figure 0005116660
(31)N(R)−C(O)C(O)−N(CHであり、
が、HまたはC1〜4アルキルであり、あるいは、RおよびRがこれらが結合している環炭素原子と一緒になってシクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはテトラヒドロピラン−4−イルを形成し、
がそれぞれ独立してHであり、Rがそれぞれ独立してHであり、あるいは、同一炭素原子に結合したRおよびRが一緒になってオキソを形成し、
がそれぞれ独立してHであり、Rがそれぞれ独立してHであり、あるいは、同一炭素原子に結合したRおよびRが一緒になってオキソを形成し、
がHであり、
がHであり、あるいはRおよびRが一緒になってオキソを形成し、
がHであり、
10がCH−フェニルであり、前記フェニルはそれぞれが独立してブロモ、クロロ、フルオロ、CH、CF、C(O)NH、C(O)NH(CH)、C(O)N(CH、SCH、SOCHまたはSON(CHである1個または2個の置換基で場合によって置換されており、
がCH−シクロヘキシルまたはCH−フェニルであり、前記フェニルはそれぞれが独立してブロモ、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、CF、C(O)NH、C(O)NH(CH)、C(O)NH(CHCH)、C(O)N(CH、SCH、SOCHまたはSON(CHである1個または2個の置換基で場合によって置換されており、あるいは、
(a)XがN(R)であり、RがN(R)−C(O)C(O)−N(CHでありおよびm=n=1であるとき、RおよびRは、(i)Rが結合しているN原子と、(ii)Rが結合しているN原子と、(iii)Rが結合している環炭素とおよび(iv)XとRが結合している環炭素との間の環炭素と、一緒になって6員融合ジアザシクロアルキル環を形成し、RおよびRから得られた融合環の一部は−CHCH−であり、
(b)XがN(R)であり、RがN(R)−C(O)CHであり、m=0でありおよびn=1であるとき、RおよびRは、(i)Rが結合しているN原子と、(ii)Rが結合しているN原子と、(iii)Rが結合している環炭素と、一緒になって5員融合ジアザシクロアルキル環を形成し、RおよびRから得られた融合環の一部は−C(O)CH−または−CHC(O)−であり、
(c)XがN(R)であり、RがN(R)CHでありおよびm=n=1であるとき、RおよびRは、(i)Rが結合しているN原子と、(ii)Rが結合しておりN原子と、(iii)Rが結合している環炭素とおよび(iv)XとRが結合している環炭素との間の環炭素と、一緒になって6員融合ジアザシクロアルキル環を形成し、RおよびRから得られた融合環の一部は−C(O)CH−または−CHC(O)−であり、
がCHであり、あるいは、XがN(R)であり、RがSRでありおよびm=n=0であるとき、RおよびRは、(i)Rが結合しているN原子と、(ii)Rが結合しているS原子と、(iii)Rが結合した環炭素と、一緒になって5員融合チオアザシクロアルキル環を形成し、RおよびRから得られた融合環の一部は−CHCH−であり、
HetAがピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピリジニルN−オキシドおよびピラジニルからなる群から選択されたヘテロ芳香族環であり、前記ヘテロ芳香族環はメチルで場合によって置換されており、
整数mおよびnが最初に定義された通りであり、または実施形態E4で定義された通りである、式Iの化合物またはそれらの医薬として許容される塩である。この実施形態の一側面において、XがN(R)である。
本発明の第22の実施形態(実施形態E22)は、実施形態E21で定義した通りの式Iの化合物またはそれらの医薬として許容される塩であり、ただし、実施形態E11で説明した通りのA、B、CおよびDを適用するこの実施形態の一側面において、XがN(R)である。
本発明の第23の実施形態(実施形態E23)は、実施形態E21で定義した通りの式Iの化合物またはそれらの医薬として許容される塩であり、ただし、実施形態E12で説明した通りのA、B、CおよびDを適用する。この実施形態の一側面において、XがN(R)である。
本発明の第24の実施形態(実施形態E24)は、実施形態E21で定義した通りの式Iの化合物またはそれらの医薬として許容される塩であり、ただし、実施形態E13で説明した通りのA、B、CおよびDを適用する。この実施形態の一側面において、XがN(R)である。
実施形態E11、E12およびE13で説明した条件における可変要素の定義は、これらの定義が実施形態E21の可変要素の定義に合致するように(すなわち、矛盾しないように)、実施形態E22、E23およびE24の条件において合わせることができることを理解されたい。
本発明の第1の種類は、式VIIIの化合物およびこれらの医薬として許容される塩を含む。
Figure 0005116660
式中、Rは、
(1)H、
(2)メチル、
(3)エチル、
(4)イソプロピル、
(5)C(O)CH
(6)SOCH
(7)C(O)C(O)−N(CH
(8)シクロプロピル、
(9)シクロペンチル、
(10)CH−シクロプロピル、
(11)CH−フェニル、または
(12)CHCH−フェニルであり、
は、
(1)H、
(2)メチル、
(3)エチル、
(4)イソプロピル、
(5)N(H)−SOCH
(6)N(CH)−SOCH
(7)N(CH)−SON(CH
(8)N(CH)−COCH
(9)NH(CHCH(CH)、
(10)NH(CH)、
(11)NH(CHCH)、
(12)N(CH
(13)N(CHCH
(14)N(H)R
(15)N(R)CH
(16)NH−C(O)CH
(17)N(CH)−C(O)CH
(18)N(CHCH)−C(O)CH
(19)N(CHCH(CH)−C(O)CH
(20)N(R)−C(O)CH
(21)
Figure 0005116660
(22)N(H)−C(O)C(O)−N(CH
(23)N(CH)−C(O)C(O)−N(CH
(24)N(CHCH)−C(O)C(O)−N(CH
(25)N[CHCH(CH]−C(O)C(O)−N(CH
Figure 0005116660
(36)N(R)−C(O)C(O)−N(CHであり、
は、CH−シクロヘキシル、CH−フェニルまたはフェニルがフルオロでパラ置換されているCH−フェニルであり、
およびYはそれぞれ独立して、H、Br、Cl、F、CH、C(O)NH(CH、SCH、SOCHまたはSON(CHである。
第1の種類の亜種は、第1種類において定義された通りの化合物およびこの医薬として許容される塩を含み、実施形態E11で説明した通りの条件Cを適用する。第1の種類の他の亜種は、第1種類において定義された通りの化合物およびこの医薬として許容される塩を含み、実施形態E12で説明した通りの条件Cを適用する。第1の種類の他の亜種は、第1種類において定義された通りの化合物およびこの医薬として許容される塩を含み、実施形態E13で説明した通りの条件Cを適用する。実施形態E11、E12およびE13で説明した条件Cにおける可変要素の定義は、これらの定義が第1の種類の定義に合致するように、これらの亜種に含まれる条件に合わせることができることに理解されたい。
本発明の第2の種類は、式IXの化合物およびこれらの医薬として許容される塩である。
Figure 0005116660
式中、RはHまたはC1〜3アルキル、CH−フェニルまたはCH−ピリジルであり、
およびYはそれぞれ独立してH、Br、Cl、F、CH、C(O)NH(CH)、C(O)N(CH、SCH、SOCHまたはSON(CHである。
第2の種類の亜種は、RはHまたはC1〜3アルキルであり、他の全ての可変要素は第2の種類で最初に定義した通りである、式IXの化合物およびこれらの医薬として許容される塩である。
第2の種類の他の亜種は、RはC1〜3アルキル、CH−フェニルまたはCH−ピリジニルであり、他の全ての可変要素は第2の種類で最初に定義した通りである、式IXの化合物およびこれらの医薬として許容される塩である。
本発明の第3の種類は、式Xの化合物およびこれらの医薬として許容される塩を含む。
Figure 0005116660
式中、Rは、
(1)H、
(2)N(CH)−SON(CH
(3)NH(CH)、
(4)NH(CHCH)、
(5)NH(CHCH(CH)、
(6)N(CH
(7)N(CHCH
(8)N(CH)−C(O)CH
(9)N(CHCH)−C(O)CH
(10)N(CHCH(CH)−C(O)CH
(11)
Figure 0005116660
(12)N(H)−C(O)C(O)−N(CH
(13)N(CH)−C(O)C(O)−N(CH
(14)N(CHCH)−C(O)C(O)−N(CH
(15)N(CH(CH)−C(O)C(O)−N(CH
Figure 0005116660
であり、
およびYはそれぞれ独立して、H、Br、Cl、F、CH、C(O)NH(CH)、C(O)N(CH、SCH、SOCHまたはSON(CHである。
第3の種類の亜種は、RがH以外であり、すなわち、Rが第3の種類で最初に定義した群(2)から(25)のいずれか1つであり、他の全ての可変要素が第3の種類で最初に定義した通りである、式Xの化合物およびこれらの医薬として許容される塩を含む。
本発明の第4の種類は、
Figure 0005116660
式中、
は、
(1)H、
(2)メチル、
(3)エチル、
(4)イソプロピル、
(5)CHCOH、
(6)CHCN、
(7)CHCHNH(CH)、CHCHNH(CHCH)、CHCHN(CHまたはCHCHN(CHCH
(8)CHC(O)NH
(9)CHC(O)NH(CH)、
(10)CHC(O)N(CH
(11)
Figure 0005116660
(12)C(O)CH
(13)C(O)CF
(14)COCH
(15)SOCH
(16)
Figure 0005116660
(17)SON(CH
(18)C(O)NH(CH)、C(O)NH(CHCH)、C(O)N(CHまたはC(O)N(CHCH
(19)
Figure 0005116660
(20)C(O)C(O)−N(CH
(21)C(O)CHN(CH
(22)CH−フェニル、
(23)CH−ピリジニル、
(24)CHCH−ピリジニル、
Figure 0005116660
(25)CHC(O)N(H)CH−ピリジニル、または
(26)CHC(O)N(CH)CH−ピリジニルであり、
は、
(1)H、
(2)メチル、
(3)CHOH、
(4)CHN(CH
(5)CHN(CH)−C(O)C(O)−N(CH
(6)CHN(CH)−SOCH
(7)CHN(CH)C(O)CH−SOCH
(8)CHN(CH)−SON(CH
(9)CHSCH
(10)CHSOCH
(11)CHOCH−フェニル、
Figure 0005116660
であり、
はHまたはメチルであり、あるいは、RおよびRはこれら両方が結合している環炭素原子と一緒になってシクロプロピルまたはテトラヒドロピラン−4−イルを形成し、
およびYはそれぞれ独立して、H、Br、Cl、F、CH、C(O)NH(CH)、C(O)N(CH、SCH、SOCHまたはSON(CHである、式XIの化合物およびこれらの医薬として許容される塩を含む。
第4の種類の亜種は、実施形態E11で説明した通りの条件CおよびDを適用する、第4種類において定義された通りの化合物およびこれらの医薬として許容される塩を含む。第4の種類の他の亜種は、実施形態E12で説明した通りの条件Cを適用する、第4の種類において定義された通りの化合物およびこれらの医薬として許容される塩を含む。第4の種類の他の亜種は、実施形態E13で説明した通りの条件Cを適用する、第4種類において定義された通りの化合物およびこれらの医薬として許容される塩を含む。実施形態E11、E12およびE13で説明した条件CおよびDにおける可変要素の定義は、これらの定義が第4の種類で説明した定義に合致するように、これらの亜種に含まれる条件において合わせることができることを理解されたい。
本発明の第5の種類は、式XIIの化合物およびこれらの医薬として許容される塩である。
Figure 0005116660
式中、RはC1〜3アルキル、CH−フェニル、CH−ピリジニルまたは(CO)CHであり、
およびYはそれぞれ独立してH、Br、Cl、F、CH、C(O)NH(CH)、C(O)N(CH、SCH、SOCHまたはSON(CHである。
本発明の第6の種類は、式XIII、XIVおよびXVの化合物およびこれらの医薬として許容される塩である。
Figure 0005116660
式中、RはC1〜3アルキル、CH−フェニルまたはCH−ピリジニルであり、
およびYはそれぞれ独立してH、Br、Cl、F、CH、C(O)NH(CH)、C(O)N(CH、SCH、SOCHまたはSON(CHである。第6の種類の亜種には、式XVの化合物およびこれらの医薬として許容される塩が含まれる。
本発明の他の実施形態は、以下の表Iで説明した化合物からなる群から選択された化合物またはこれらの医薬として許容される塩である。
本発明の他の実施形態は、化合物1〜4、6、7、9〜39および41〜185からなる群から選択された化合物またはこれらの医薬として許容される塩である。
本発明の他の実施形態は、化合物60、61、63、64、69、71、72、75、76、82、84、85、86、87、89、91、92、110、113〜136、138、142〜150、153〜157、180および181からなる群から選択された化合物またはこれらの医薬として許容される塩である。
本発明の他の実施形態は、化合物87、116〜119、121、123〜136、142〜150、154〜157、180および181からなる群から選択された化合物またはこれらの医薬として許容される塩である。本発明の他の実施形態は、化合物116〜119、121、123〜136、142〜150、154〜157、180および181からなる群から選択された化合物またはこれらの医薬として許容される塩である。これら2種類の実施形態における化合物は、インテグラーゼ測定(実施例3)および拡散測定(実施例33)において優れた能力を示した。これらの化合物は、承認されたHIV逆転写酵素阻害剤およびプロテアーゼ阻害剤で生じた臨床的変異体に対して活性を有すると考えられる。
本発明の他の実施形態は、最初に定義された通りの、または前記の実施形態、種類、または亜種のいずれかで定義された通りの式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩であり、この化合物またはその塩は実質的に純粋な形態である。ここにおいて、「実質的に純粋」とは、化合物式Iまたはその塩(例えば、化合物または塩を生成できる反応混合物から単離された生成物)を含有する生成物の、適切には少なくとも約60重量%、一般的には少なくとも約70重量%、好ましくは少なくとも約80重量%、より好ましくは少なくとも約90重量%(例えば、約90重量%から約99重量%)、さらにより好ましくは少なくとも約95重量%(例えば、約95重量%から約99重量%、または約98重量%から100重量%)、最も好ましくは少なくとも約99重量%(例えば、100重量%)がこの化合物または塩を構成することを意味する。この化合物および塩の純度のレベルは、薄層クロマトグラフィー、ゲル電気泳動、高速液体クロマトグラフィーおよび/または質量分析などの標準的分析方法を使用して測定することができる。純度100%の化合物または塩とは、1種または複数の標準的分析方法によって測定したとき、検出可能な不純物が含まれない化合物または塩である。1種または複数の不斉中心を有し、立体異性体の混合物として生じることができる本発明の化合物に関しては、実質的に純粋な化合物は、立体異性体の実質的に純粋な混合物または実質的に純粋な個々のジアステレオマーもしくはエナンチオマーのいずれかであることができる。
本発明の他の実施形態には、以下が含まれる。
(a)式Iの化合物の有効量および医薬として許容される担体を含む医薬組成物。
(b)式Iの化合物の有効量および医薬として許容される担体を一緒にする(例えば混合する)ことによって調製された生成物を含む医薬組成物。
(c)HIV抗ウイルス剤、免疫調節剤および抗感染剤からなる群から選択された抗HIV剤の有効量をさらに含む(a)または(b)の医薬組成物。
(d)抗HIV剤がHIVプロテアーゼ阻害剤、非ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤およびヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤からなる群から選択された抗ウイルス剤である(c)の医薬組成物。
(e)式Iの化合物および抗HIV剤がそれぞれ、組み合わせがHIVインテグラーゼの阻害に有効であるようにする量で、HIV感染の治療若しくは予防またはAIDSの治療、予防若しくは発症遅延のために使用される、(i)式Iの化合物および(ii)HIV抗ウイルス剤、免疫調節剤および抗感染剤からなる群から選択された抗HIV剤である医薬品の組み合わせ。
(f)抗HIV剤がHIVプロテアーゼ阻害剤、非ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤およびヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤からなる群から選択された抗ウイルス剤である(e)の組み合わせ。
(g)式Iの化合物の有効量を対象に投与することを含む、HIVインテグラーゼの阻害を必要とする対象におけるHIVインテグラーゼの阻害方法。
(h)式Iの化合物の有効量を対象に投与することを含む、HIV感染の治療または予防を必要とする対象におけるHIV感染の治療または予防のための方法。
(i)HIVプロテアーゼ阻害剤、非ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤およびヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤からなる群から選択された少なくとも1種の抗ウイルス剤の有効量と組み合わせて式Iの化合物を投与する(h)の方法。
(j)式Iの化合物の有効量を対象に投与することを含む、AIDSの治療、予防または発症遅延を必要とする対象におけるAIDSの治療、予防または発症の遅延のための方法。
(k)HIVプロテアーゼ阻害剤、非ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤およびヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤からなる群から選択された少なくとも1種の抗ウイルス剤の有効量と組み合わせて化合物を投与する(j)の方法。
(l)(a)、(b)、(c)または(d)の医薬組成物または(e)もしくは(f)の組み合わせを対象に投与することを含む、HIVインテグラーゼの阻害を必要とする対象におけるHIVインテグラーゼの阻害のための方法。
(m)(a)、(b)、(c)または(d)の医薬組成物または(e)もしくは(f)の組み合わせを対象に投与することを含む、HIV感染の治療または予防を必要とする対象におけるHIV感染の治療または予防のための方法。
(n)(a)、(b)、(c)または(d)の医薬組成物または(e)もしくは(f)の組み合わせを対象に投与することを含む、AIDSの治療、予防または発症遅延を必要とする対象におけるAIDSの治療、予防または発症の遅延のための方法。
本発明はまた、(a)HIVインテグラーゼの阻害、(b)HIV感染の治療若しくは予防または(c)AIDSの治療、予防または発症の遅延において(i)使用するための、(ii)薬剤として使用するためのまたは(iii)薬剤の調製で使用するための本発明の化合物を含む。これらの使用において、本発明の化合物は、場合によって、HIV抗ウイルス剤、抗感染剤および免疫調節剤から選択された1種または複数の抗HIV剤と組み合わせて使用することができる。
本発明の他の実施形態には、前記の(a)〜(n)に記載された医薬組成物、組み合わせおよび方法ならびに前段落で説明した使用が含まれ、これらにおいて使用される本発明の化合物は、前述した化合物の実施形態、態様、種類、亜種または特性の1つの化合物である。これの実施形態全てにおいて、この化合物は、医薬として許容される塩の形態で場合によって使用され得る。
本発明はまた、式Iの化合物のプロドラッグを含む。「プロドラッグ」という用語は、インビボにおいて化合物Iに変換される、式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩を意味する。式Iの化合物のプロドラッグは、化合物自体と比較して高い溶解性、吸収性および/または親油性を示し、それによって高い生物学的利用性および効率を生じることができる。プロドラッグのインビボにおける変換は、酵素触媒化学反応、代謝的化学反応および/または自然発生的化学反応(例えば、加溶媒分解)の結果であり得る。プロドラッグは、例えば、エステル(−OC(O)R)、炭酸エステル(−OC(O)OR)、リン酸エステル(−O−P(=O)(OH))またはエーテル(−OR)などの水酸基の誘導体であることができる。
他の例には、以下のものが含まれる。式Iの化合物がカルボン酸基を含有するとき、プロドラッグはエステルまたはアミドであることができ、式Iの化合物が1級アミノ基を含有するとき、プロドラッグはアミド、カルバマート、イミンまたはマンニッヒ塩基であることができる。化合物Iの1個または複数の官能基は、これらのプロドラッグをもたらすために誘導体化することができる。適切なプロドラッグ誘導体を選択および調製するための従来の方法は、例えば、「Design of Prodrugs」H.Bundgaard,Elsevier、1985編;C.S.Larsen and J.Ostergaard、「Design and application of prodrugs」in:Textbook of Drug Design and Discovery、3版、C.S.Larsen編、2002、pp.410〜458;およびBeaumont他、「Current Drug Metabolism」2003、vol.4、pp.461〜458に記載されており、これらそれぞれの開示は参照により全体を本明細書に組み込む。式Iの化合物のプロドラッグはまた、いずれも参照により全体を本明細書に組み込んだWO2005/070901号およびWO2005/117904号の記載を適用することによって選択し、調製することができる。
本明細書では、「アルキル」という用語は、特定の範囲の炭素原子の数を有する任意の直鎖または枝分かれ鎖アルキル基を意味する。したがって、例えば、「C1〜6アルキル」(または「C〜Cアルキル」)は、ヘキシルアルキルおよびペンチルアルキル異性体の全て、ならびにn−、iso−、sec−およびt−ブチル、n−およびイソプロピル、エチルおよびメチルを意味する。他の例として、「C1〜4アルキル」は、n−、iso−、sec−およびt−ブチル、n−およびイソプロピル、エチルおよびメチルを意味する。
「アルキレン」という用語は、特定の範囲の炭素原子の数を有する任意の2価の直鎖または枝分かれ鎖脂肪族炭水化物遊離基(あるいは、「アルカンジイル」)を意味する。したがって、例えば、「−C1〜6アルキレン−」は、CからCの直鎖または枝分かれ鎖アルキレンのいずれかを意味する。本発明に関して特に関心のあるアルキレンの種類は、−(CH1〜6−であり、特に関心のある亜種には、−(CH1〜4−、−(CH1〜3−、−(CH1〜2−および−CH−が含まれる。アルキレン−CH(CH)−もまた、関心がもたれる。
「シクロアルキル」という用語は、特定の範囲の炭素原子の数を有するアルカンの任意の環を意味する。したがって、例えば、「C3〜8シクロアルキル」(または「C〜Cシクロアルキル」)は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルを意味する。
「ハロゲン(または「ハロ」)という用語は、フッ素、塩素、臭素およびヨウを素意味する(あるいは、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを意味する)。
「ハロアルキル」という用語は、1個または複数の水素原子がハロゲン(すなわち、F、Cl、Brおよび/またはI)で置換された、前記で定義したようなアルキル基を意味する。したがって、例えば、「C1〜6ハロアルキル(または、「C〜Cハロアルキル」)とは、1個または複数のハロゲン置換基を有する、前記で定義したようなC1からC直鎖または枝分かれ鎖アルキル基を意味する。「フルオロアルキル」という用語は、ハロゲン置換基がフルオロに限定されたこと以外は類似の意味を有する。適切なフルオロアルキルには、一連の(CH0〜4CF(すなわち、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロ−n−プロピルなど)が含まれる。
「ジアザシクロアルキル」という用語は、2個の窒素および1個または複数の炭素原子からなる飽和環(例えば、イミダゾリジニル、ピラゾリジニルまたはピペラジニル)を意味する。
「オキシアザシクロアルキル」という用語は、酸素原子、窒素原子および1個または複数の炭素原子からなる飽和環を意味する。
「チオアザシクロアルキル」という用語は、硫黄原子、窒素原子および1個または複数の炭素原子からなる飽和環を意味する。
「1から4個のメチレン鎖」という用語は、式−(CH1〜4−の2価の基を意味する。
反する記載が無い限り、本明細書で引用した範囲の全てが包含される。例えば、「1から4個のヘテロ原子」を含有することが記載された複素環は、その環が1、2、3または4個のヘテロ原子を含有することを意味する。本明細書で引用した範囲のいずれも、その範囲内に、その範囲の下位範囲全てを含むことも理解されたい。したがって、例えば、「1から4個のヘテロ原子」を含有するように記載された複素環は、それらの態様として、2個から4個のヘテロ原子、3個または4個のヘテロ原子、1個から3個のヘテロ原子、2個または3個のヘテロ原子、1個または2個のヘテロ原子、1個のへテロ原子、2個のヘテロ原子などを含有する複素環を含むものとする。
いずれかの可変要素(例えば、R、RまたはAryD)が、本発明の化合物を表現し記述するいずれかの構成要素または式Iまたは他の式のいずれかにおいて複数回出現するとき、各出現に対する定義は、他の出現全てにおける定義とは独立している。また、置換基および/または可変要素の組み合わせは、このような組み合わせが安定な化合物を生じる場合にのみ許容される。
「置換された」(例えば、「1個から5個の置換基で場合によって置換された」におけるように)という用語には、このような1個の置換および(同一部位に複数の置換を含む。)複数の置換が化学的に許容される範囲まで、指定された置換基による単置換および多置換が含まれる。反する記載がない限り、指定された置換基による置換は、そのような環置換が化学的に許容され、安定な化合物が生じるならば、環(例えば、アリール、ヘテロ芳香族環、または飽和複素環)のいずれの原子にも可能である。
様々な炭素環および複素環および本明細書で定義された環系のいずれも、安定な化合物が生じるならば、任意の環原子(すなわち、任意の炭素原子または任意のヘテロ原子)において化合物の残部に結合することができる。適切なアリールには、フェニル、9および10員2環融合炭素環系および11から14員3環融合炭素環系が含まれ、この融合炭素環系では少なくとも1個の環が芳香族である。適切なアリールには、例えば、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル(テトラリニル)、インデニル、アントラセニルおよびフルオレニルが含まれる。適切なヘテロアリールには、5および6員ヘテロ芳香族ならびに9および10員2環融合環系が含まれ、このヘテロ芳香族環または2環融合環系はN、OおよびSから選択された1個から4個のヘテロ原子を含有する。適切な5または6員ヘテロ芳香族環には、例えば、ピリジル、ピロリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアジニル、チエニル、フラニル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサトリアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリルおよびチアジアゾリルが含まれる。適切なヘテロ2環融合環系には、例えば、ベンゾフラニル、インドリル、インダゾリル、ナフチリジニル、イソベンゾフラニル、ベンゾピペリジニル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、クロメニル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニルおよびキナゾリニルが含まれる。適切な飽和複素環には、N、OおよびSから選択された1個または2個ヘテロ原子を含有する4から7員飽和複環が含まれる。適切な4から7員飽和複素環には、例えば、アゼチジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ピラゾリジニル、ヘキサヒドロピリミジニル、チアジナニル、チアゼパニル、アゼパニル、ジアゼパニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニルおよびジオキサニルが含まれる。前記は、RおよびRが、これら両方が結合している環炭素と一緒に結合することによって形成され得る飽和複素環を表す。RおよびRが、これら両方が結合している窒素と一緒に結合することによって形成され得る飽和複素環には、例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、アゼパニル、ジアゼパニルおよびチアジナニルが含まれる。
「安定な」化合物とは、調製単離することができ、本明細書で説明した目的(例えば、対象に治療的または予防的に投与する。)のために、その化合物の使用を可能にするのに十分な時間、その構造および特性が本質的に変化しないか、または変化しないようにされることができる化合物である。
置換基および置換基パターンの選択の結果として、本発明のある種の化合物は不斉中心を有することができ、立体異性体の混合物または個々のジアステレオマーもしくはエナンチオマーとして生じることができる。これらの化合物の異性体型は全て、単離されていようと混合物であろうと本発明の範囲内にある。
当業者によって認識されるように、本発明のある種の化合物は互変異性体として存在することができる。これらの化合物の互変異性体型は全て、単離されていようと混合物であろうと本発明の範囲内にある。
ヒドロキシ(−OH)置換基(一個または複数個)がヘテロ芳香族環に許容され、ケト−エノール互変異性が可能な場合、ヒドロキシピリジニル置換基について本明細書で例示したように、この置換基は実際に、完全に、または部分的に、ケト型で存在することができるものと考えられる。
Figure 0005116660
ヘテロ芳香族環の炭素原子にヒドロキシ置換基を有する本発明の化合物には、ヒドロキシのみが存在する化合物、互変異性体ケト型(すなわち、オキソ置換基)のみが存在する化合物ならびにケトおよびエノール型の両方が存在する化合物が含まれるものと理解される。
本発明の化合物は、HIVインテグラーゼ(例えば、HIV−1インテグラーゼ)の阻害、HIV感染の予防または治療、およびAIDSなどの結果的に生じる病理状態のの予防、治療または発症の遅延に有用である。AIDSの予防、AIDSの治療、AIDS発症の遅延、HIV感染の予防、またはHIV感染の治療は、限定はしなく、HIV感染の様々な範囲の状態、いずれも症候性および無症候性のAIDS、ARC(AID関連症候群)、およびHIVに対する急性または潜在的暴露の治療を含むものとして定義される。例えば、本発明の化合物は、輸血、体液交換、咬傷、偶発的針刺または手術中の患者血液に対する暴露といった手段によってHIVに過去に暴露したことが疑われた後で、HIVによる感染を治療するのに有用である。
本発明の化合物は、抗ウイルス化合物のスクリーニング測定の準備および実行に有用である。例えば、本発明の化合物は、より強力な抗ウイルス化合物の優れたスクリーニング手段である酵素変異体を単離するために有用である。さらに、本発明の化合物は、競合阻害によって、HIVインテグラーゼに対するその他の抗ウイルス剤の結合部位の確立または決定するのに有用である。したがって、本発明の化合物は、これらの目的のために販売される市販製品となることができる。
本発明の化合物を医薬として許容される塩の形態で投与することができる。「医薬として許容される塩」という用語は、親化合物の効果を有し、生物学的に、またはその他の点で望ましくないことがない(例えば、それらの受容体に対して毒性がなく、それ以外の有害性もない)塩のことである。適切な塩には、例えば、本発明の化合物の溶液と塩酸、硫酸、酢酸、トリフルオロ酢酸または安息香酸などの医薬として許容される酸の溶液とを混合することによって形成することができる酸添加塩が含まれる。本発明のある種の化合物は、酸部分を有しており、その場合、それらの適切な医薬として許容される塩には、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウムまたはカリウム塩)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウムまたはマグネシウム塩)、および4級アンモニウム塩などの適切な有機リガンドで形成された塩を含めることができる。また、酸(−COOH)またはアルコール基が存在する場合、化合物の溶解性または加水分解特性を変更するために医薬として許容されるエステルを使用することができる。
本発明の化合物に関して「投与」という用語およびその変種(例えば、「投与された」または「投与する」)は、治療または予防を必要とする個体にこの化合物またはこの化合物のプロドラッグを提供することを意味する。本発明の化合物またはそれらのプロドラッグを1種または複数のその他の活性剤(例えば、HIV感染またはAIDSの予防または治療に有用な抗ウイルス剤)と組み合わせて提供するとき、「投与」およびその変種にはそれぞれ、化合物またはプロドラッグおよびその他の薬剤と同時に、または別々のときに供給することが含まれるものと考えられる。組み合わせの薬剤が同時に投与されるとき、単一の組成物で一緒に投与されることができるか、または別々に投与されることができる。
本明細書では、「組成物」という用語は、特定の成分を含む生成物、ならびに特定の成分を一緒にすることから直接または間接的に生じる任意の生成物を包含するものとする。
「医薬として許容される」とは、医薬組成物の成分が互いに適合しなければならず、それらの受容体に対して有害性があってはならないことを意味する。
本明細書では、「対象」(あるいは、「患者」)という用語は、治療、観察または実験の対象である動物、好ましくはほ乳類、最も好ましくはヒトのことである。
本明細書では、「有効量」という用語は、研究者、獣医、医師またはその他の臨床医によって求められている組織、系、動物またはヒトにおける生物学的または医学的応答を惹起する活性化合物または医薬品の量を意味する。一実施形態では、有効量とは、治療する疾患または状態の症状の緩和のための「治療有効量」のことである。他の実施形態では、有効量とは、予防する疾患または状態の症状の予防のための「予防有効量」のことである。この用語はまた、本明細書では、HIVインテグラーゼを阻害し、それによって求められる応答を惹起するのに十分な活性化合物の量(すなわち、「阻害有効量」)を含む。活性化合物(すなわち、活性成分)を塩として投与するとき、活性成分の量は、化合物の遊離酸または遊離塩基型を参考にする。
HIVインテグラーゼの阻害、HIV感染の予防または治療、またはAIDSの予防もしくは治療もしくは発症遅延の目的のために、場合によって塩の形態の本発明の化合物を、活性薬剤と薬剤の作用部位との接触をおこさせる任意の手段によって投与することができる。本発明の化合物を、個々の治療薬として、または治療薬の組み合わせで、医薬品と併用して使用するために有用な任意の従来の手段によって投与することができる。本発明の化合物は単独で投与することができるが、一般に、選択された投与経路および標準的薬剤業務に基づいて選択された医薬担体と共に投与される。本発明の化合物は、例えば、経口的に、(皮下注射、静脈、筋肉、胸骨内注射または注入技術を含めて)非経口的に、吸入スプレーによってまたは直腸内によって、化合物の有効量および従来の非毒性の医薬として許容される担体、補助剤および賦形剤を含有する医薬組成物の単位投与形態で投与することができる。経口投与に適した液体製剤(例えば、懸濁液、シロップ、エリキシールなど)は、当業界で公知の技術によって調製することができ、水、グリコール、油、アルコールなどの通常の媒体のいずれかを使用することができる。経口投与に適した固形製剤(例えば、粉末、丸剤、カプセルおよび錠剤)は、当業界で公知の技術によって調製することができ、デンプン、糖、カオリン、光沢剤、結合剤、崩壊剤などの固形賦形剤を使用することができる。非経口用組成物は、当業界で公知の技術によって調製することができ、一般に、担体として滅菌水および場合によって溶解補助剤などのその他の成分を使用することができる。注射溶液は、当業界で公知の方法によって調製することができ、その担体は、生理食塩水溶液、グルコース溶液または生理食塩水およびグルコースの混合物を含有する溶液を含む。本発明の医薬品組成物の調製での使用に適した方法および前記組成物での使用に適した成分の記載はさらに、「Remington′s Pharmaceutical Sciences」18版、A.R.Gennaro編、Mack Publishing Co.、1990および「Remington−The Science and Practice of Pharmacy」21版、Lippincott Williams & Wilkins、2005にある。
本発明の化合物は、1日当たり約0.001から約1000mg/kgほ乳類(例えば、ヒト)体重の投与範囲で、単回投与または分割投与で経口的に投与することができる。好ましい1投与範囲は、経口的に単回投与または分割投与で、1日当たり約0.01から約500mg/kg体重である。他の好ましい投与範囲は、経口的に単回投与または分割投与で、1日当たり約0.1から約100mg/kg体重である。経口投与では、この組成物は、治療する患者に対する投与量を症状によって調節するために、活性成分約1.0から約500ミリグラム、特に活性成分1、5、10、15、20、25、50、75、100、150、200、250、300、400および500ミリグラムを含有する錠剤またはカプセルの形態で形成することができる。任意の特定の患者のための特定の用量レベルおよび投与頻度は、変更可能で、使用する特定の化合物の活性、代謝安定性およびその化合物の作用時間、年齢、体重、一般的健康状態、性別、食事、投与形態および投与時間、***率、併用薬剤、特定の状態の重症度および宿主が受けている治療を含む様々な要因に左右される。
前述のように、本発明はまた、本発明のHIVインテグラーゼ阻害剤化合物とHIV感染またはAIDSの治療に有用な1種または複数の抗HIV剤の使用を対象とする。「抗HIV剤」とは、HIVインテグラーゼまたはHIV複製もしくは感染に必要な他の酵素の阻害、HIV感染の治療または予防、および/またはAIDSの治療、予防または発症遅延に、直接的または間接的に有効な任意の薬剤である。抗HIV剤は、HIV感染またはAIDSおよび/またはそれらから、もしくはそれらと関連して生じる疾患または状態の治療、予防または発症遅延に有効であると理解される。例えば、本発明の化合物は、暴露前および/または暴露後の期間に、国際公開第01/38332号の表1もしくは国際公開第02/30930号の表に開示されたものなどのHIV感染もしくはAIDSの治療に有用な1種または複数のHIV抗ウイルス剤、免疫調節剤、抗感染剤またはワクチンの有効量と組み合わせて効果的に投与することができる。本発明の化合物と組み合わせて使用するために適切なHIV抗ウイルス剤には、例えば、HIVプロテアーゼ阻害剤(例えば、インジナビル、アタザナビル、場合によってリトナビルと共にロピナビル、サキナビルまたはネルフィナビル)、ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤(例えば、アバカビル、ラミブジン(3TC)、ジドブジン(AZT)またはテノホビル)および非ヌクレオシドHIV逆転写酵素阻害剤(例えば、エファビレンツまたはネビラピン)が含まれる。本発明の化合物とHIV抗ウイルス剤、免疫調節剤、抗感染剤またはワクチンの組み合わせの範囲は、前記の物質または前記で参照した国際公開第01/38332号および国際公開第02/30930号の表の一覧に限定されず、HIV感染またはAIDSの治療に有用な任意の医薬組成物との任意の組み合わせを原則として含むと考えられる。このHIV抗ウイルス剤およびその他の薬剤は一般的に、これらの組み合わせにおいて、従来の投与量範囲および、例えば、「Physician’s Desk Reference」57版、Thomson PDR、2003、またはその5版、2005に記載された投与量を含む当業界で報告されている投与計画で使用される。これらの組み合わせにおける本発明の化合物の投与量範囲は、前記と同じである。本発明の化合物の医薬として許容される塩および/またはその他の薬剤(例えば、インジナビル硫酸塩)もまた使用できることも理解される。
本明細書で使用した略語を以下に示す。AcOH=酢酸、Bn=ベンジル、BOCまたはBoc=t−ブトキシカルボニル、Bz=ベンゾイル、CBZ=カルボベンゾキシ(あるいは、ベンジルオキシカルボニル)、CDI=カルボニルジイミダゾール、DCM=ジクロロメタン、DDQ=2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−l,4−ベンゾキノン、DEAD=ジエチルアゾジカルボキシラート、DMAD=ジメチルアセチレンカルボキシラート、DMF=N,N−ジメチルホルムアミド、EDC=l−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、ES MS=エレクトロスプレー質量分析、Et=エチル、EtOAc=酢酸エチル、EtOH=エタノール、HMDO=ヘキサメチルジシロキサン、HOBTまたはHOBt=1−ヒドロキシベンゾトリアゾールハイドレート、Me=メチル、MeOH=メタノール、MsCl=メタンスルホニルクロリド、NMP=N−メチルピロリジノン、NMR=各磁気共鳴、Ph=フェニル、Py=ピリジン、RP HPLC=逆相高速液体クロマトグラフィー、t−Bu=tert−ブチル、SFC=超臨界流体クロマトグラフィー、TBAF=テトラブチルアンモニウムフルオリド、TFA=トリフルオロ酢酸、THF=テトラヒドロフラン、TsOH=トルエンスルホン酸。
本発明の化合物は、以下の反応スキームおよび実施例、またはこれらの変法によって、容易に使用できる開始物質、試薬および従来の合成方法を使用して、容易に調製することができる。これらの反応では、それ自体当業者に公知であるが、さらに詳細には記載されていない変種を使用することも可能である。さらに、本発明の化合物のその他の調製方法は、以下の反応スキームおよび実施例を考慮すれば当業者には容易に理解されるであろう。特に記載しなければ、全ての可変要素は前記で定義した通りである。
スキームAは、3−ヒドロキシ−8,9,9−置換−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミドの合成を示す。標準的化学的反応を使用したアミノ誘導体1−1のクロロアセトアルデヒドによる還元的アルキル化(例えば、Jerry March、「Advanced Organic Chemistry.」3版、John Wiley & Sons、1985、pp.798〜800に記載されている。)によって、2−置換−5,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミド1−2を得ることができる。1−2の炭酸セシウムによる分子内アルキル化によって、テトラヒドロピラジノピリミジンカルボキシアミド1−3がもたらされる。1−3の8位の窒素のアシル化またはスルホニル化(例えば、Jerry March、「Advanced Organic Chemistry.」3版、John Wiley & Sons、1985、pp.370〜371(アシル化)およびp.445(スルホニル化)参照)およびその後の加水分解(例えば、NaOHなどの塩基による)によって、所望する化合物1−4がもたらされる。あるいは、3−ヒドロキシを適切な保護基(例えば、塩化ベンジルまたは臭化ベンジル、適切な保護基についての詳細な記述は、T.W.Greene & P.G.M.Wuts、「Protective Groups in Organic Synthesis.」3版、John Wiley & Sons、1999、pp.249〜287にある。)による保護、およびその後の窒素のアルキル化(例えば、Jerry March、「Advanced Organic Chemistry.」3版、John Wiley & Sons、1985、pp.377〜379参照)によって、所望する1−4がもたらされる。他の代替方法は、標準的化学的反応を使用した還元的アミノ化による1−3から1−4aへのアルキル化である。
Figure 0005116660
スキームBは、3−ヒドロキシ−7,8,8−置換−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシアミドの合成を示す。2−置換−5,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミド1−1は、化合物1−5を得るためにオルトギ酸トリメチルおよびアルデヒドまたはケトンで処理することができる。基質1−1は、別法では、RおよびRが一緒になってオキソを形成している化合物1−5をもたらすために、オルトギ酸トリメチルおよびホスゲンで処理することができる。スキームAで説明した方法を使用して、1−5の7位の窒素をアシル化、スルホニル化またはアルキル化することによって、所望する化合物1−6を得ることができる。あるいは、1−5の所望する1−6aへの窒素アルキル化は、還元的アミノ化によって実現することができる。
Figure 0005116660
スキームCは、3−ヒドロキシ−9,10,10−置換−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−a][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミドの合成を示す。2−置換−5,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミド1−7は、アミノ誘導体1−1のベンジル保護ヒドロキシアルキルアルデヒドによる還元的アルキル化(3−(ベンジルオキシ)プロパナールでスキームCに例示)およびその後の、例えば、水素化分解によるベンジル保護基の除去によって得ることができる。光延条件下で分子内環化する(例えば、PPhの存在下でDEAD処理する)ことによって、3−ヒドロキシ−10,10−置換−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−α][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド1−8をもたらす。1−8の9位の窒素をアシル化、スルホニル化またはアルキル化することによって、所望する化合物1−9を得ることができる。あるいは、還元的アミノ化によって所望する化合物1−9aを形成することができる。
Figure 0005116660
スキームDは、10−置換−3−ヒドロキシ−8−置換−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミドの合成を示す。アミド1−10は、国際公開第2001/090082号に従って調製することができる。アミドキシム1−11は、アミド1−10のP10によるチオアミド化に次いでヒドロキシルアミンで処理することによって得ることができる。アミドキシム1−11のジメチルアセチレンジカルボキシラートによる反応、その後の適切な溶媒(例えば、トルエン、キシレン(個々に、または混合物で)、クロロベンゼン、またはMeOHなどのアルキルアルコール)中における高温での環化によってメチルエステル1−12を形成することができる。メチルエステル1−12は、その後DDQで処理して、次いで、化合物1−13を得るためにベンジルアミンまたはN−ベンジル−N−アルキルアミンで処理することができる。1−13のベンジル基は、水素化分解によって除去することができ、その後このメチルエステルは適切なアミンで処理することによってアミド1−14に変換することができる。1−14の10位の2級アミンを標準的化学反応でアシル化、スルホニル化または還元的アミノ化することによって、化合物1−15を形成することができる。1−15からBoc保護基を除去し(例えば、TFAなどの酸で処理することによって)、その後アシル化またはスルホニル化し、次いで加水分解(例えば、NaOHで)することによって所望する1−16を形成することができる。あるいは、1−15からBoc保護基を除去し、その後の還元的アミノ化することによって所望する1−16aを形成することができる。
Figure 0005116660
スキームEは、化合物1−16を調製するためのスキームDの別法を示す。中間体化合物1−13を最初に脱保護し、その後、1−17を得るために標準的化学反応を使用してアシル化、スルホニル化または還元的アミノ化する。1−17の水素化分解、その後の標準的化学反応を使用したアシル化、スルホニル化または還元的アミノ化によって化合物1−18がもたらされ、その後の1−18と適切なアミンとの結合によって、所望する化合物1−16または1−16aが得られる。
Figure 0005116660
スキームEの最初の2段階は、スキームFで示したように、中間体化合物1−13を最初に水素化分解して、次に化合物1−19を得るために適切なアミンと結合させることによってメチルエステルを所望するアミドに変換する逆の順番で実施することができる。標準的反応を使用したアシル化、スルホニル化または還元的アミノ化、その後のBoc脱保護段階によって1−20が得られる。
Figure 0005116660
スキームGは、10−置換−3−ヒドロキシ−8−置換−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミドの合成を示す。(Eur.J.Org.Chem.1999、9:2127〜2135に記載された方法で調製した)ニトリル1−21を、アミドキシム1−22を得るためにヒドロキシルアミンで処理し、次いでジメチルアセチレンジカルボキシラートで処理し、その後の適切な溶媒(例えば、トルエン、キシレン(個々に、または混合物で)、クロロベンゼン、またはMeOHなどのアルキルアルコール)中において高温で環化することによってピリミジンメチルエステルを得る。ピリミジンメチルエステル中間体の5−ヒドロキシは、次に、例えば、無水安息香酸を使用して保護し、メチルエステル1−23を得る。エステル1−23は、適切なアミンと結合させることによってアミドに変換し、その後適切な酸(例えば、TFA)でBoc脱保護し、遊離アミノ化合物1−24を生じることができる。アミン1−24をクロロアセトアルデヒドで還元的アミノ化し、次いでKO−t−Buで閉環すると、環式化合物1−25を形成することができる。1−25の8位の窒素をBoc保護し、水素化分解によってベンジル基を除去してアルコール1−26を生成し、これをMsClで活性化し(室温で、TFAおよびCHClなどの適切な溶媒の存在下)、次いで適切なベンジルアミンで置換し(例えば、アセトニトリルなどの適切な溶媒中で、高温でアミンと結合させ、次に反応が完了するまで反応混合物を熟成させる)、アミン化合物1−27を得ることができる。(例えば、TEAで)Bocを除去し、次いで2環系の8位の2級アミンをスルホニル化、アシル化または還元的アミノ化し、その後水素化分解によってベンジル基を除去して、アミノ化合物1−28を得る。2級アミンのスルホニル化、アシル化または還元的アミノ化によって、所望する化合物1−29を得ることができる。あるいは、MsClで活性化した後、アルコール1−26をナトリウムチオメトキシドと置換して、Boc脱保護後に化合物1−27aを得ることができる。2環系の8位の2級アミンを還元的アミノ化し、チオエーテルを酸化して、化合物1−28を得る。
Figure 0005116660
Figure 0005116660
スキームHは、8−置換−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミドの合成を示す。(例えば、TFAなどの酸で処理することによって)中間体化合物1−12を最初に脱保護し、その後、1−30を得るために標準的化学反応を使用してアシル化、スルホニル化または還元的アミノ化する。適切なアミンと結合することによって、化合物1−31を生成する。
Figure 0005116660
スキームIは、10−置換−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−2−カルボキシアミドの合成を示す。4−オキサカプロラクタム1−32をP10でチオアミド化し、その後ヒドロキシルアミンで処理することによって、アミドキシム1−33を得る。アミドキシム1−33とジメチルアセチレンジカルボキシラートとを反応させ、その後高温で適切な溶媒中で環化することによって、メチルエステル1−34を形成し、ベンゾイル化し、次いで(例えば、N−ブロモスクシニミドで)臭素化して、化合物1−35を得る。このブロモ誘導体を次にベンジルアミンまたは適切なN−ベンジル−N−アルキルアミンで処理し、ベンジル基を水素化分解によって除去した後に化合物1−36を得ることができる。1−36の10位の2級アミンを標準的化学反応でアシル化、スルホニル化または還元的アミノ化することによって、化合物1−37を形成することができる。1−37に適切なアミンを結合することによって、化合物1−38を生成する。
Figure 0005116660
スキームJは、3−ヒドロキシ−4,7−ジオキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミドおよび3−ヒドロキシ−4,7,7−トリオキソ−8,9−ジヒドロ−4H−ピリミド[2,1−d][1,2,5]チアジアジン−2−カルボキシアミドの調製方法を示す。ピリミジンカルボキシアミド1−1の2位のアミノ基は、ハロメチルスルホニルハライド/ハロアセチルハライドでスルホニル化/アセチル化してスルホニル化/アシル化中間体1−40を形成し、その後、炭酸セシウムで処理して内部アルキル化を行い、2環1−41を得ることができる。
Figure 0005116660
スキームKは、3−ヒドロキシ−4,6−ジオキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,6−a]ピリミジン−2−カルボキシアミドの調製を示す。対応するアミドキシムを得るために、Boc保護アミノニトリル1−42(公知の化学反応を使用して市販の開始物質から調製することができる)をまずヒドロキシルアミンで処理して、次にDMADと反応させ、得られた付加物を高温で適切な溶媒中でジヒドロキシピリミジンメチルエステルに環化させる。次に、ピリミジン環の3−ヒドロキシ基は、1−43を得るために、無水安息香酸で処理することによって保護することができる。Bzの除去と同時に1−43を適切なアミンと結合させ、次いでBoc保護基を除去するために酸処理して1−44を形成し、所望する1−45を形成するために(i)(7−ベンジル誘導体を得るために)CDIでアシル化するか、または(ii)適切なアルデヒドで還元的アミノ化し、ベンジル基を除去するために水素化分解し、次いでアシル化してCDIで環化することによって環化することができる。
Figure 0005116660
スキームLは、3−ヒドロキシ−8,9,9−置換−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2ーa]ピリミジン−2−カルボキシアミドを調製するための他の合成法を示す。コアヒドロキシル基は、例えば、ベンジル保護基を使用して容易に保護することができ、次いで窒素をブロモアセトニトリルでアルキル化し、必要なニトリル1−46を得る。次に、ニトリル1−46に[3+2]シクロ添加し、通常、同時にヒドロキシル基を脱保護して、触媒的トリエチルアミン塩酸塩の存在下で、NMPなどの高沸点溶媒中でアジ化ナトリウムを使用してテトラゾール1−47を形成する。フェノール性ヒドロキシル基を一時的に保護した後、このテトラゾールをアルキル化し、その後ヒドロキシル基を脱保護して、異性体テトラゾール1−48および1−49を形成することができる。あるいは、ニトリル1−46をヒドロキシルアミンと反応させ、アミドオキシムを生成し、次いで様々な無水物と反応させて、次いで脱保護し、1,2,4−オキサジアゾール1−50を形成することができる。
Figure 0005116660
スキームMは、3−ヒドロキシ−8,9,9−置換−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2ーa]ピリミジン−2−カルボキシアミドの他の調製経路を示す。コアヒドロキシル基を保護した後、基質1−3をプロパルギルブロミドでアルキル化し、アルキン1−51を得る。その後、アルキン1−51には、イソシアネートおよび塩基の存在下でin situでニトロ化合物から生じたニトリルオキシドによって[3+2]シクロ添加を行い、ヒドロキシル基を脱保護した後イソオキサゾール1−52を生成することができる。あるいは、この[3+2]−シクロ添加をトリメチルシリルジアゾメタンで実施して、TBAFなどの試薬を使用してシリコン基を除去した後、異性体[1,2,3]−トリアゾール1−52および1−53を得ることができる。
Figure 0005116660
3−ヒドロキシ−8,9,9−置換−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミドの他の調製方法をスキームNに示す。ヒドロキシル基を保護した後、アルキルブロモアセテートでアルキル化して中間体1−54を生成し、対応する1,2,4−オキサジアゾール1−55を得るためにアミドオキシムで反応させるか、あるいは対応するカルボン酸に加水分解して、様々なアミンと結合させ、ヒドロキシル基を脱保護した後1−56などのアミドを生成する。後者の具体的な例は、化合物1−57を生じるプロパギルアミンへの結合である。この場合、さらなる反応は、酢酸中で、100℃で、酢酸水銀などの第2水銀塩で処理することによって可能で、保護基除去後オキサゾール誘導体1−58を形成する。あるいは、エステル中間体1−54はヒドラジン水和物と反応させ、その後様々なオルトエステルで環化して、脱保護後1−59などの1,3,4−オキサジアゾールを得ることができる。
Figure 0005116660
前記スキームで説明した本発明の化合物の調製方法においては、様々な部分および置換基の官能基が(前記スキームで既に明示した官能基に加えて)、使用した反応条件下および/または使用した試薬の存在下で、感受性であるか、または反応性である可能性がある。このような感受性/反応性は、所望する生成物の収率を減少させるために所望する反応の進行を妨害するか、その形成を不可能にしてしまう可能性もある。したがって、関与する分子のいずれかの感受性基または反応性基を保護することが必要であり、または望ましい。この保護は、例えば、「Protective Groups in Organic Chemistry」J.F.W.McOmie編、Plenum Press、1973およびT.W.Greene & P.G.M.Wuts、「Protective Groups in Organic Synthesis」John Wiley & Sons、3版、1999および2版、1991に記載されたものなどの従来の保護基によって実施することができる。この保護基は、当業界で公知の方法を使用して都合のよいその後の段階で除去することができる。あるいは、関与する反応段階の後で分子に干渉基を導入することができる。
以下の実施例は本発明およびその実施を単に例示する。この実施例は、本発明の範囲または精神を限定するものではない。
(実施例1)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第41項)
ステップ1:2−{1−[(2−クロロエチル)アミノ]−1−メチルエチル}−N−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミド
2−(1−アミノ−1−メチルエチル)−N−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミド塩酸塩(国際公開第2003035076号A1に記載されたように調製)のメタノール溶液に、EtN(1当量)、クロロアセトアルデヒド(2当量)、AcOH(約1.5当量)、その後NaBHCN(1.5当量)を添加した。この反応混合物を室温で一晩攪拌した。反応を完了させるために、TFAを数滴添加し、さらに1.5時間攪拌を延長した。MeOHを減圧下で除去して、表題アミンを粗生成物として得た。MS(ES)C1720CIFN 計算値383、実測値384(M+H)。
ステップ2:N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド
2−{1−[(2−クロロエチル)アミノ]−1−メチルエチル}−N−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミド(1当量)を1,4−ジオキサンに溶解し、CsCO(1当量)を添加した。この反応混合物を100℃で一晩攪拌して、その後室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去した。得られた褐色の油状物をMeOHに懸濁し、濾過して、濾液を留去して残渣を得て、陽イオン交換樹脂(Varian Mega Bond Elute SCX)で精製した。MeOHで洗浄後、MeOHに溶かした2N NH溶液で溶出してこの生成物を収集した。所望する物質を含有する画分を減圧下で濃縮して、EtOで磨砕後に黄色固形物として表題化合物を得た。この粗生成物の小部分をRP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製して、TFA塩として純粋な生成物を得た。H NMR(400MHz、d−DMSO)δ9.41(bs、1H)、7.37(dd、J=8.6Hz、J=5.7Hz、2H)、7.17(t、J=8.6Hz、2H)、4.48(d、J=6.4Hz、2H)、3.74(t、J=5.5Hz、2H)、3.06(t、J=5.5Hz、2H)、1.46(s、6H);MS(ES)C1719FN計算値:346実測値:347(M+H)。
(実施例2)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第61項)
MeOHおよびAcOH(5当量)中のN−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(実施例1、ステップ1−2で説明したように調製)の溶液に、1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボアルデヒド(2当量)、次いでNaBHCN(1.5当量)を添加した。この混合物を48時間室温で攪拌して、その間にアルデヒド(1.5当量)をさらに添加して反応を完了させることが必要であった。減圧下で濃縮後、粗残渣をRP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製して、TFA塩として表題生成物を得た。H−NMR(300MHz、d−DMSO)δ12.32(bs、1H)、9.51(t、J=6.3Hz、1H)、7.74(d、J=1.5Hz、1H)、7.38(dd、J=8.6Hz、J=5.7Hz、2H)、7.18(t、J=8.6Hz、2H)、6.36(d、J=1.5Hz、1H)、4.49(d、J=6.3Hz、2H)、4.14(br.S、2H)、3.86(m、5H)、3.37(bs、2H)、1.77(s、6H);MS(ES)C2225FN計算値440、実測値:441(M+H)。
(実施例3)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第67項)
ステップ1:3−(ベンジルオキシ)−N−(4−フルオロベンジル)−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド
DMF中のN−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミドの攪拌溶液(実施例1)に、KCO(2当量)次いでBnCl(1.1当量)を添加した。この混合物を65℃で一晩攪拌して、その後さらにBnCl(3.5等量)を添加し、この混合物をさらに6時間放置した。溶媒を減圧下で除去し、褐色油状物をEtOAcに溶解して、1N HClおよび食塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、減圧下で留去した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、2%MeOH/DCMで溶出し、表題生成物を得た。H NMR(300MHz、d−DMSO)δ8.88(t、J=6.2Hz、1H)、7.30〜7.44(m、7H)、7.06(t、J=8.8Hz、2H)、5.05(s、2H)、4.41(d、J=6.2Hz、2H)、3.80(t、J=5.4Hz、2H)、3.09(br.s、2H)、1.44(s、6H);MS(ES)C2425FN計算値436、測定値:437(M+H)。
ステップ2:N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド
2−ブタノール/アセトンの混合物中の3−(ベンジルオキシ)−N−(4−フルオロベンジル)−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(実施例3、ステップ1で説明した通りに調製)の攪拌溶液(1当量)に、KCO(3.5当量)次いで3−(クロロメチル)−5−メチルイソオキサゾール(2.5当量)を添加した。この混合物を75℃で15日間攪拌し、その間、さらに塩化物(20当量)を添加した。揮発物を減圧下で除去し、残渣をEtOAcに溶解して、食塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、減圧下で濃縮した。MS(ES)C2930FN計算値531、測定値:532(M+H)。得られた組成生物を直接MeOHに溶解し、H雰囲気下で、10%Pd/Cの存在下で一晩攪拌した。次に触媒をセライトによって濾過して、濾液を減圧下で濃縮し、RP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製して、TFA塩として表題生成物を得た。H NMR(300MHz、d−DMSO)δ12.22(br.S、1H)、9.45(br.S、1H)、7.38(m、2H)、7.17(t、J=8.7Hz、2H)、6.23(s、1H)、4.49(d、J=6.0Hz、2H)、3.8〜3.65(m、4H)、2.90(br.S、2H)、2.39(s、3H)、1.58(s、6H);MS(ES)C2224FN計算値441、測定値:442(M+H)。
(実施例4および5)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−(2H−テトラゾール−5−イルメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第74項)
ステップ1:3−(ベンジルオキシ)−8−(シアノメチル)−N−(4−フルオロベンジル)−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド
DMF中の3−(ベンジルオキシ)−N−(4−フルオロベンジル)−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(実施例3、ステップ1参照)、KCO(2当量)およびブロモアセトニトリル(2当量)の混合物を70℃で一晩加熱し、その後室温まで冷却した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をEtOAcに溶解して、食塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮して、粗ニトリルを得て、さらに精製せずに次のステップで使用した。H NMR(300MHz、d−DMSO)δ8.9(t、J=6.2Hz、1H)、7.26〜7.41(m、7H)、7.06(t、J=8.8Hz、2H)、5.06(s、2H)、4.41(d、J=6.2Hz、2H)、3.96(s、2H)、3.89(t、J=5.2Hz、2H)、3.15(t、J=5.2Hz、2H)、1.53(s、6H);MS(ES)C2626FN計算値475m、測定値:476(MH+H)。
ステップ2:N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−(2H−テトラゾール−5−イルメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド
前記で得られた粗有機生成物(1当量)、EtNHCl(1.5当量)およびNaN(3当量)をNMPに溶解し、この反応混合物を環流しながらN下で一晩加熱した。次に、この混合物を室温まで冷却し、得られた混合物をRP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製して、TFA塩として表題テトラゾールを得た。H NMR(300MHz、d−DMSO)δ12.18(br.s、1H)、9.44(br.s、1H)、7.37(dd、J=8.6Hz、J=5.5Hz、2H)、7.17(t、J=8.6Hz、2H)、4.48(d、J=6.4Hz、2H)、4.11(s、2H)、3.78(br.s、2H)、2.92(br.s、2H)、1.56(s、6H);MS(ES)C1921FN 計算値428、測定値:429(MH+H)。
8−(シアノメチル)−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第73項)も得て、RP HPLCによって精製した。H NMR(300MHz、d−DMSO)δ12.2(br.s、1H)、9.43(br.s、1H)、7.37(dd、J=8.5Hz、
J=5.6Hz、2H)、7.16(t、J=8.5Hz、2H)、4.47(d、J=6.4Hz、2H)、3.93(s、2H)、3.83(t、J=5.3Hz、2H)、3.11(t、J=5.3Hz、2H)、1.54(s、6H);MS(ES)C1920FN 計算値385、測定値:386(M+H)。
(実施例6および7)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第87項)およびN−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第86項)
ステップ1:2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−(1H−テトラゾール−5−イルメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−3−イルベンゾエート
THF中のN−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−(2H−テトラゾール−5−イルメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(実施例4、ステップ1〜2)および無水安息香酸(0.9当量)の溶液に、トリエチルアミン(1.1当量)およびジエチルアミノピリジン(3mol%)を添加した。この混合物を室温で一晩攪拌して、その後減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶解し、食塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、減圧下で濃縮してベンゾイル化物質を生成した。MS(ES)C2625FN 計算値532、測定値:533(M+H)。
ステップ2:N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド;N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド
MeCN中の前記で得られた粗有機生成物(1当量)の溶液をKCO(3当量)およびMeI(3当量)で処理し、この反応物を45℃で一晩攪拌した。揮発物を減圧下で除去し、MeCN、次いで1N NaOH(4当量)を添加した。この混合物を30℃で一晩攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をRP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製して、TFA塩として約1:1比で表題異性体テトラゾールを得た。
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミドは、以下を示す。H NMR(600MHz、d−DMSO)δ12.18(br.s、1H)、9.46(t、J=6.4Hz、1H)、7.37(dd、J=8.6Hz、J=5.7Hz、2H)、7.17(t、J=8.6Hz、2H)、4.47(d、J=6.4Hz、2H)、4.13(s、2H)、4.07(s、3H)、3.70(t、J=5.3Hz、2H)、2.80(t、J=5.3Hz、2H)、1.61(s、6H);MS(ES)C2023FN 計算値442、測定値:443(M+H)。
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミドは以下を示す。H NMR(600MHz、d−DMSO)δ12.18(br.s、1H)、9.45(t、J=6.4Hz、1H)、7.37(dd、J=8.5Hz、J=5.8Hz、2H)、7.17(t、J=8.5Hz、2H)、4.48(d、J=6.4Hz、2H)、4.35(s、3H)、4.07(s、2H)、3.70(t、J=5.4Hz、2H)、3.03(t、J=5.4Hz、2H)、1.59(s、6H);MS(ES)C2023FN 計算値442、測定値:443(M+H)。
(実施例8)
N−[4−フルオロ−2−(メチルスルホニル)ベンジル]−3−ヒドロキシ−7,8,8−トリメチル−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第2項)
2−(1−アミノ−1−メチルエチル)−N−[4−フルオロ−2−(メチルスルホニル)ベンジル]−5,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミド(国際公開第2003035076号A1に記載された通りに調製)をオルトギ酸トリメチルに溶解し、ホルムアルデヒド1.1当量で処理した。この混合物を室温で1時間熟成し、その後ホルムアルデヒドをさらに1当量、次いでシアノ水素化ホウ素ナトリウム1.5当量および酢酸数滴を添加した。攪拌を1時間以上継続し、この混合物をRP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製して、表題化合物を白色固形物として得た。
H−NMR(400MHz、DMSO−d)δ12.2(bs、1H)、9.32(t、J=6.4Hz、1H)、7.72(d、J=7.54Hz、1H)、7.62〜7.58(m、2H)、4.87(d、J=6.5Hz、2H)、4.68(s、3H)、3.43(s、3H)、2.38(s、3H)、1.31(s、3H)、MS(ES)C1821FNS 計算値424、測定値:425(M+H)。
(実施例9)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−10,10−ジメチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−a][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド(表1の第175項)
ステップ1:N−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジヒドロキシ−2−{1−(3−ヒドロキシプロピル)アミノ]−1−メチルエチル}ピリミジン−4−カルボキシアミド
2−(1−アミノ−1−メチルエチル)−N−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミド(国際公開第2003035076号A1に記載された通りに調製)のメタノール溶液を、3−(ベンジルオキシ)プロパノール(1.5当量)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(1.5当量)で処理した。この混合物を室温で一晩攪拌して、溶液を陽イオン交換樹脂に添加した。樹脂をメタノールで洗浄して、所望する生成物をメタノールに溶かした2Nアンモニウム溶液で溶出した。適切な画分を留去後、EtOで磨砕して、中間体2−(1−{[3−(ベンジルオキシ)プロピル]アミノ}−1−メチルエチル)−N−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミドを得た。MS(ES)C2529FN 計算値468、測定値:469(M+H)。粗有機生成物をメタノールに溶解し、6N HCl1当量で処理し、水素雰囲気下で、10%パラジウム炭素の触媒量の存在下で攪拌した。一晩攪拌した後、混合物をセライトで濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、陽イオン交換樹脂で精製した。樹脂をメタノールで洗浄して、所望する生成物をメタノールに溶かした2Nアンモニウム溶液で溶出した。適切な画分を留去し、次いでEtOで磨砕して、表題化合物をピンク色の固形物として得た。MS(ES)C1823FN 計算値378、測定値:379(M+H)。
ステップ2:N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−10,10−ジメチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−a][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド
ステップ1で記載した通りに調製した粗N−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジヒドロキシ−2−{1−(3−ヒドロキシプロピル)アミノ]−1−メチルエチル}ピリミジン−4−カルボキシアミドをTHFに溶解し、トリフェニルホスフィン(1.5当量)およびDEAD(1.5当量)で処理した。混合物を窒素化で攪拌して、14時間後、反応を完了するするために、さらに試薬(2当量)を必要とした。溶媒を真空下で留去して、残渣を陽イオン交換樹脂に添加した。樹脂をメタノールで洗浄して、所望する生成物をメタノールに溶かした2Nアンモニウム溶液で溶出した。適切な画分を留去し、残渣をRP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によってさらに精製して、凍結乾燥後、表題化合物を白色固形物として得た。
H NMR(300MHz、330K、d−DMSO)δ12.38(1H、bs)、9.2(1H、bs)、9.05(1H、t、J=5.8Hz)、7.38(2H、dd、J=8.2Hz、J=5.6Hz)、7.16(2H、t、J=8.8Hz)、4.52(2H、d、J=6.6Hz)、4.52〜4.42(2H、m)、3.40〜3.33(2H、m)、2.05〜1.95(2H、m)、1.80(6H、s);MS(ES)C1821FN 計算値360、測定値:361(M+H)。
(実施例10)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,10,10−トリメチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−a][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド(表1の第176項)
2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−10,10−ジメチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサピリミド[1,2−a][1,4]ジアゼピン−9−イウムトリフルオロアセテート(実施例9、ステップ1〜2で記載した通りに調製)のメタノール溶液を、ホルムアルデヒド(1.5当量)およびトリフルオロ酢酸(1.2当量)で処理した。この混合物を室温で3時間攪拌し、その後RP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって直接精製して、適切な画分を凍結乾燥した後、表題生成物をTFA塩として得た。H NMR(300MHz、330K、d−DMSO+TFA)δ8.95(1H、t、J=5.8Hz)、7.38(2H、dd、J=8.2Hz、J=5.6Hz)、7.16(2H、t、J=8.8Hz)、5.32〜5.18(2H、m)、4.52(2H、d、J=6.6Hz)、3.97〜3.80(2H、m)、2.21〜2.05(2H、m)、2.8(3H、s)、1.9(3H、s)、1.85(3H、s);MS(ES)C1923FN 計算値 374、測定値:375(M+H)。
(実施例11)
N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドおよび対応する(+)および(−)エナンチオマー(表1の第156項および第157項)
ステップ1:tert−ブチル5−チオキソ−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
tert−ブチル5−オキソ−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート、P10(0.2当量)、HMDO(2当量)およびジクロロメタンを一緒にして、室温で1時間磁石によって攪拌した。次に、この反応混合物を0℃まで冷却して、KCO水溶液(5.3M/mmol P10の1.26mLを取り出す)を添加した。反応溶媒の半分に等しい量のアセトンを添加して、攪拌可能な混合物にして、この反応混合物を0℃で30分間激しく攪拌した。揮発物を留去して、水および酢酸エチルを添加して、層を分離し、有機相を水および食塩水で洗浄した。有機抽出物をNaSOで乾燥し、留去して、表題化合物を得た。H NMR(300MHz、CDCl)δ8.7(bs、1H)、3.68〜3.60(m、4H)、3.42〜3.38(m、2H)、3.15〜3.09(m、2H)、1.43(s、9H);MS(ES)C1018S 計算値230、測定値:231(M+H)。
ステップ2:tert−ブチル5−(ヒドロキシイミノ)−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート
メタノール中のヒドロキシルアミン塩酸塩(2当量)の溶液を等モルの水酸化カリウムのメタノール溶液に添加した。塩化カリウムを濾過して、濾液をメタノールに溶かした前記tert−ブチル5−チオキソ−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート(1当量)の溶液に添加した。この混合物を55℃で一晩攪拌して、その後室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をクロロホルムに溶解し、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、減圧下で濃縮して、酢酸エチルで磨砕後、表題アミドキシムを得た。H NMR(300MHz、CDCl)δ6.4〜6.1(bs、1H)、5.8(広い3重線、1H)、3.6〜3.5(m、4H)、3.35〜3.22(m、2H)、2.5〜2.4(m、2H)、1.45(s、9H);MS(ES)C1019 計算値229、測定値:230(M+H)。
ステップ3:8−tert−ブチル−2−メチル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2,8(4H)−ジカルボキシラート
アセトニトリル(1当量)中の前ステップで調製したtert−ブチル5−チオキソ−1,4−ジアゼパン−1−カルボキシラート(1当量)の懸濁物に、ジメチルアセチレンジカルボキシラート(1当量)を1回で添加し、この混合物を室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、油状残渣をキシレンに溶解し、145℃で一晩攪拌した。室温まで冷却後、溶媒を減圧下で留去し、残渣を酢酸エチルに溶解し、NaHCOの飽和溶液で処理した。水相を分離し、さらに酢酸エチルで洗浄し、次に2N HClで注意深く酸性化した。生成物をクロロホルムで抽出し、有機性溶液をNaSOで乾燥し、減圧下で濃縮して、表題化合物を褐色の固形物として得た。H NMR(300MHz、d−DMSO)δ10.43(s、1H)、4.58〜4.50(m、2H)、4.03(s、3H)、3.88〜3.78(m、4H)3.26〜3.18(m、2H)1.50(s、9H);MS(ES)C1521 計算値339、測定値:340(M+H)。
ステップ4:8−tert−ブチル2−メチル−10[ベンジル(メチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2,8(4H)−ジカルボキシラート
乾燥ジオキサン中の8−tert−ブチル2−メチル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2,8(4H)−ジカルボキシラートの溶液に、DDQ(2.2当量)を添加し、この混合物を105℃で2日間熟成した。室温まで冷却後、N−ベンジルメチルアミン(7当量)を添加し、混合物を65℃で6時間熟成した。この反応混合物を真空下で濃縮し、得られた残渣を最小量のMeOHに溶解し、氷酢酸で注意深く酸性化した。この溶液を陽イオン交換樹脂のカートリッジに添加し、最初にMeOHで、次にメタノールに溶かした1Mアンモニウムで溶出した。この溶出液を減圧下で濃縮し、油状残渣を得て、これを酢酸エチルに溶解し、NaHCOの飽和溶液で3回洗浄した。有機層を濃縮して、粗生成物を褐色の油状物として得て、さらに精製することなく使用した。MS(ES)C2330 計算値458、測定値:459 (M+H)。
ステップ5:tert−ブチル2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−10−(メチルアミノ)−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−8(4H)−カルボキシラート
ステップ4で説明した通りに調製した8−tert−ブチル2−メチル−10[ベンジル(メチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2,8(4H)−ジカルボキシラートをMeOHに溶解し、1N HCl(1当量)で処理し、H雰囲気下で、10%Pd/Cの存在下で一晩攪拌した。触媒をセライトで濾過して、濾液を減圧下で濃縮した。MS(ES)C1624 計算値368、測定値:369(M+H)。粗有機生成物をメタノールに溶解し、4−フルオロ−3−メチルベンジルアミン1.2当量で処理し、得られた混合物を一晩環流した。室温まで冷却後、揮発物を減圧下で冷却し、表題生成物を生成し、直接次ステップに用いた。MS(ES)C2330FN 計算値475、測定値:476(M+H)。
ステップ6:tert−ブチル10−[[(ジメチルアミノ)(オキソ)アセチル](メチル)アミノ]−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−8(4H)−カルボキシラート
tert−ブチル2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−10−(メチルアミノ)−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−8(4H)−カルボキシラートの懸濁液に、トリエチルアミン(2.5当量)およびメチルクロロ(オキソ)アセテート(2当量)を添加し、得られた混合物を室温で1時間攪拌した。揮発物を減圧下で留去し、残渣をメタノールに溶解し、過剰なジメチルアミン(メタノールに溶かした2M溶液)で処理した。この反応混合物を室温で一晩攪拌し、揮発物を留去した後、表題化合物を得て、次ステップでさらに反応させた。MS(ES)C2735FN 計算値574、測定値:575(M+H)。
ステップ7:N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド
ステップ6の化合物をジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(8/2 v/v)中で1時間攪拌して、次に減圧下で濃縮し、RP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製して、所望する化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(300MHz、CDCN)δ12.68(bs、1H)、9.96(bs、1H)、7.50(d、J=7.51Hz、1H)、7.45〜7.41(m、1H)、7.21(t、J=8.62Hz、1H)、5.55〜5.46(m、2H)、4.75(dd、J=14.6Hz、J=6.8Hz、1H)、4.67(dd、J=14.6Hz、J=6.3Hz、1H)、4.24〜4.05(m、3H)、3.96〜3.92(m、1H)、3.39〜3.36(m、1H)、3.24(s、3H)、3.19(s、3H)、3.18(s、3H)、2.46(s、3H);MS(ES)C2227FN 計算値474、測定値:475(M+H)。
N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドを半調製用キラルSFCによって以下の条件を使用してエナンチオマーに分離した。溶媒:CO、調節剤、MeOH30%、TFA0.2%。カラム:Chiracel OD−H 250×10mm、9.99mL/分、P=100バール、T=35℃。
第1溶出物は、(+)エナンチオマー(EtOH、c=0.5、25℃)[α]=(+)5.3
第2溶出物は、(−)エナンチオマー(EtOH、c=0.5、25℃)[α]=(−)5.0。
(実施例12)
N−(8−シアノプロピル)−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドおよび対応する(+)および(−)エナンチオマー(表1の第127項および第128項)
N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド(実施例11、ステップ1〜7で説明した通りに調製)をメタノールに溶解し、トリエチルアミン(2当量)、[(1−エトキシシクロプロピル)オキシ](トリメチル)シランおよび酢酸pH=5.5で処理した。次に、この混合物にNaCNBH(4当量)を添加し、反応を一晩環流させた。室温まで冷却後、混合物を減圧下で濃縮し、調製用RP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製して、所望する化合物を白色固形物として得た。H NMR(300MHz、CDCN)δ12.67(bs、1H)、10.01(bs、1H)、7.49(d、J=7.52Hz、1H)、7.45〜7.40(m、1H)、7.21(t、J=8.62Hz、1H)、5.51〜5.41(m、2H)、4.76(dd、J=14.6Hz、J=6.86Hz、1H)、4.66(dd、J=14.6Hz、J=6.41Hz、1H)、4.27〜4.00(m、4H)、3.51〜3.36(m、2H)、3.27(s、3H)、3.19(s、3H)、3.17(s、3H)、2.46(s、3H)、1.37〜1.31(m、2H)、1.19〜1.10(m、2H);MS(ES) C2531FN 計算値514、測定値:515(M+H)。
N−(8−シクロプロピル−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドを半調製用キラルSFCによって以下の条件を使用してエナンチオマーに分離した。溶媒:CO、調節剤、MeOH30%、TFA0.2%、カラム:Chiracel OD−H 250×10mm、9.99mL/分、P=100バール、T=35℃。
第1溶出物は、(+)エナンチオマー(EtOH、c=0.7、25℃)[α]=(+)32.9
第2溶出物は、(−)エナンチオマー(EtOH、c=0.7、25℃)[α]=(−)32.5。
(実施例13)
N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドおよび対応する(+)および(−)エナンチオマー(表1の第144項および第145項)
ステップ1:tert−ブチル2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−10−(メチルアミノ)−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−8(4H)−ジカルボキシラート
8−tert−ブチル2−メチル10[ベンジル(メチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2,8(4H)−ジカルボキシラート(実施例11、ステップ1〜4参照)をMeOHに溶解し、1N HCl(1当量)で処理し、H雰囲気下で、10%Pd/Cの存在下で一晩攪拌した。その後、触媒をセライトで濾過して、濾液を減圧下で濃縮した。MS(ES)C1624 計算値368、測定値:369(M+H)。粗有機生成物をメタノールに溶解し、3−クロロ−4−メチル−ベンジルアミン1.2当量で処理し、得られた混合物を一晩環流した。室温まで冷却後、揮発物を減圧下で冷却し、表題生成物を生成し、直接次ステップに用いた。MS(ES)C2330ClN 計算値491、測定値:492(M+H)。
ステップ2:tert−ブチル2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−10−[[(ジメチルアミノ)(オキソ)アセチル](メチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−8(4H)−カルボキシラート
前記で調製したtert−ブチル2−{[(3−クロロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−10−(メチルアミノ)−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−8(4H)−カルボキシラートの懸濁液に、トリエチルアミン(2.5当量)およびメチルクロロ(オキソ)アセテート(2当量)を添加し、得られた混合物を室温で1時間攪拌した。揮発物を減圧下で留去し、残渣をメタノールに溶解し、過剰なジメチルアミン(メタノールに溶かした2M溶液)で処理した。この反応混合物を室温で一晩攪拌し、揮発物を留去後、粗生成物を得て、次ステップでさらに反応させた。MS(ES)C2735ClN 計算値590、測定値:591(M+H)。
ステップ3:N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−8−シクロプロピル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド。
ステップ2の化合物をジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(8/2 v/v)中で1時間攪拌して、次に減圧下で濃縮し、ジエチルエーテルで磨砕した。この物質の一部をRP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製して、表題化合物を白色固形物として得た。H NMR(400MHz、CDCN)δ12.40(bs、1H)、9.78(bs、1H)、7.43(s、1H)、7.28〜7.21(m、2H)、5.37〜5.29(m、2H)、4.58(dd、J=14.6Hz、J=6.86Hz、1H)、4.47(dd、J=14.6Hz、J=6.41Hz、1H)、4.01〜3.3.92(m、3H)、3.78〜3.69(m、1H)、3.22〜3.12(m、1H)、3.08(s、3H)、2.93(s、3H)、2.91(s、3H)、2.28(s、3H);MS(ES)C2227ClN 計算値490、測定値:491(M+H)。
N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドを半調製用キラルSFCによって以下の条件を使用してエナンチオマーに分離した。溶媒:CO、調節剤、MeOH30%、TFA0.2%、カラム:Chiracel OD−H 250×10mm、10mL/分、P=100バール、T=35℃。
第1溶出物は、(+)エナンチオマー(EtOH、c=0.2、25℃)[α]=(+)5.2
第2溶出物は、(−)エナンチオマー(EtOH、c=0.2、25℃)[α]=(−)5.3。
(実施例14)
N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−8−シクロプロピル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドおよび対応する(+)および(−)エナンチオマー(表1の第115項および第116項)
実施例13、ステップ1〜3で説明した通りに調製した粗有機生成物をメタノールに溶解し、トリエチルアミン(2当量)、pH=5.5になるまで酢酸、および[(1−エトキシシクロプロピル)オキシ]−(トリメチル)シランで処理した。次に、この混合物にNaCNBH(4当量)を添加し、反応を一晩環流させた。室温まで冷却後、混合物を減圧下で濃縮し、調製用RP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製して、所望する化合物を白色固形物として得た。H NMR(300MHz、CDCN)δ12.54(bs、1H)、9.98(bs、1H)、7.63(s、1H)、7.49〜7.42(m、2H)、5.49〜5.40(m、2H)、4.76(dd、J=14.6Hz、J=6.86Hz、1H)、4.67(dd、J=14.6Hz、J=6.41Hz、1H)、4.12〜3.92(m、4H)、3.26(s、3H)、3.19(s、3H)、3.16(s、3H)、2.70〜2.52(m、2H)、1.92(s、3H)1.25〜1.01(m、4H);MS(ES) C2531ClN 計算値530、測定値:531(M+H)。
N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−8−シクロプロピル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドを半調製用キラルHPLCによって以下の条件を使用してそのエナンチオマーに分離した。溶媒:ヘキサンに溶かした0.2%TFA:EtOH 35:65の混合物。カラム:Chiralpack ADカラム、250×46mm、10.0mL/分、300nmの吸収で検出。
第1溶出物は、(+)エナンチオマー(EtOH、c=0.7、25℃)[α]=(+)22.1
第2溶出物は、(−)エナンチオマー(EtOH、c=0.7、25℃)[α]=(−)21.8。
(実施例15)
N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドおよび対応する(+)および(−)エナンチオマー(表1の第154項および第155項)
ステップ1:メチル10−[ベンジル(メチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシラート
8−tert−ブチル2−メチル10[ベンジル(メチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2,8(4H)−ジカルボキシラート(実施例11、ステップ1〜4で説明した通りに調製)をCHCl/TFA(8/2 v/v)に溶解し、室温で1時間攪拌した。揮発物を留去し、残渣をジエチルエーテルで磨砕した。MS(ES)C1822 計算値358、測定値:359(M+H)。粗有機生成物をMeOHに溶解し、ホルムアルデヒド(3当量)およびトリエチルアミン(3当量)で処理した。pH=5.5になるまで酢酸、次いでNaCNBH(2当量)を添加し、得られた混合物を室温で一晩攪拌した。この反応混合物を残渣まで濃縮して、陽イオン交換樹脂(Varian Mega Bond Elute SCX)で精製した。MeOHで洗浄後、MeOHに溶かした2N NH溶液で溶出してこの生成物を収集した。所望する物質を含有する画分を減圧下で濃縮して、表題化合物を黄色油状物として得た。MS(ES)C1924 計算値372、測定値:373(M+H)。
ステップ2:メチル10−[[(ジメチルアミノ)(オキソ)アセチル](メチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシラート
ステップ1の化合物をMeOHおよび6N HCl(2.5当量)に溶解し、H雰囲気下で、10%Pd/Cの存在下で一晩攪拌した。その後、触媒をセライトで濾過して、濾液を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテルで磨砕して、メチル−3−ヒドロキシ−8−メチル−10−(メチルアミノ)−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシラートを黄色固形物として得た。MS(ES)C1218 計算値282、測定値:283(M+H)。粗生成物をジクロロメタンに溶解し、トリエチルアミン(2.5当量)およびメチルクロロ(オキソ)アセテート(1.2当量)で処理した。室温で1時間攪拌した後、溶媒を減圧下で除去し、残渣をメタノールに溶解し、過剰なジメチルアミン(メタノールに溶かした2M溶液)で室温で一晩処理した。揮発物を減圧下で留去し、表題化合物を得た。MS(ES)C1623 計算値381、測定値:382(M+H)。
ステップ3:N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド
ステップ2で説明した通りに調製したメチル10−[[(ジメチルアミノ)(オキソ)アセチル](メチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシラートをMeOHに溶解し、トリエチルアミン1.2当量および4−フルオロベンジルアミン1.2当量で処理した。この反応混合物を一晩環流し、次に室温まで冷却して、RP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製して、所望する化合物(トリフルオロ酢酸塩)を白色固形物として得た。H NMR(300MHz、CDCN)δ12.4(bs、1H)、10.01(bs、1H)、7.63(dd、J=8.6Hz、J=5.7Hz、2H)、7.29(t、J=8.6Hz、2H)、5.53〜5.30(m、2H)、4.82〜4.68(m、2H)、4.25〜4.13(m、3H)、3.95(bs、1H)、3.48〜3.42(m、1H)、3.25(s、3H)、3.20(s、3H)、3.19(s、3H)、3.13(s、3H);MS(ES)C2227FN 計算値474、測定値:475(M+H)。
N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドを半調製用キラルSFCによって以下の条件を使用してそのエナンチオマーに分離した。溶媒:CO、調節剤、MeOH:EtOH30% 1:1、TFA0.2%。カラム:Chiracel OD−H 250×10mm、9.99mL/分、P=100バール、T=35℃。
第1溶出物は、(+)エナンチオマー(EtOH、c=0.7、25℃)[α]=(+)18.0
第2溶出物は、(−)エナンチオマー(EtOH、c=0.7、25℃)[α]=(−)18.0。
(実施例16)
N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドおよび対応する(+)および(−)エナンチオマー(表1の第146項および147項)
表題生成物は、実施例15、ステップ3で説明した方法で、4−フルオロベンジルアミンの代わりに3−メチル−4−フロロベンジルアミンを使用して調製した。H NMR(300MHz、CDCN)δ12.76(bs、1H)、9.75(bs、1H)、7.27(d、J=7.52Hz、1H)、7.23〜7.18(m、1H)、6.98(t、J=8.6Hz、1H)、5.4〜5.25(m、2H)、4.57〜4.41(m、2H)、4.10〜3.97(m、3H)、3.76〜3.72(m、1H)、3.19〜3.11(m、1H)、3.03(s、3H)、2.97(s、3H)、2.96(s、3H)、2.87(s、3H)、2.23(s、3H);MS(ES)C2329FN 計算値488、測定値:489(M+H)。
N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドを半調製用キラルHPLCによって以下の条件を使用してそのエナンチオマーに分離した。溶媒:ヘキサンに溶かした0.2%TFA:EtOH 35:65の混合物。カラム:Chiralpack ADカラム、250×46mm、10.0mL/分、300nmの吸収で検出。
第1溶出物は、(+)エナンチオマー(EtOH、c=0.5、25℃)[α]=(+)16.0
第2溶出物は、(−)エナンチオマー(EtOH、c=0.5、25℃)[α]=(−)16.0。
(実施例17)
N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドおよび対応する(+)および(−)エナンチオマー(表1の第130項および第131項) 表題生成物は、実施例15、ステップ3で説明した方法で、4−フルオロベンジルアミンの代わりに3−クロロ−4−メチルベンジルアミンを使用して調製した。H NMR(300MHz、CDCN)δ12.38(bs、1H)、9.78(bs、1H)、7.40(s、1H)、7.26〜7.20(m、2H)、5.40〜5.25(m、2H)、4.55(dd、J=14.8Hz、J=6.7Hz、1H)、4.46(dd、J=14.8Hz、J=6.2Hz、1H)、4.10〜3.97(m、3H)、3.20〜3.11(m、1H)、3.03(s、3H)、2.97(s、3H)、2.96(s、3H)、2.87(s、3H)、2.33(s、3H);MS(ES)C2329ClN 計算値504、測定値:504(M+H)。
N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドを半調製用キラルSFCによって以下の条件を使用してエナンチオマーに分離した。溶媒:CO、調節剤、MeOH:EtOH30% 1:1、TFA0.2%。カラム:Chiracel OD−H 250×10mm、9.99mL/分、P=100バール、T=35℃。
第1溶出物は、(+)エナンチオマー(EtOH、c=0.3、25℃)[α]=(+)6.8
第2溶出物は、(−)エナンチオマー(EtOH、c=0.3、25℃)[α]=(−)7.0。
(実施例18)
N−(8−エチル−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドおよび対応する(+)および(−)エナンチオマー(表1の第132項および第133項)
ステップ1:メチル10−[ベンジル(メチル)アミノ]−8−エチル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−ジカルボキシラート。
8−tert−ブチル2−メチル10−[ベンジル(メチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2,8(4H)−ジカルボキシラート(実施例11、ステップ1〜4で説明した通りに調製)をCHCl/TFA(8/2 v/v)に溶解し、室温で1時間攪拌した。揮発物を留去し、残渣をジエチルエーテルで磨砕した。MS(ES)C1822 計算値358、測定値:359(M+H)。粗有機生成物をMeOHに溶解し、アセトアルデヒド(3当量)およびトリエチルアミン(3当量)で処理した。pH=5.5になるまで酢酸、次いでNaCNBH(2当量)を添加し、得られた混合物を室温で一晩攪拌した。この反応混合物を残渣まで濃縮して、陽イオン交換樹脂(Varian Mega Bond Elute SCX)で精製した。MeOHで洗浄後、MeOHに溶かした2N NH溶液で溶出してこの生成物を収集した。所望する物質を含有する画分を減圧下で濃縮して、表題化合物を褐色油状物として得た。MS(ES)C2026 計算値386、測定値:387(M+H)。
ステップ2:メチル10−[[(ジメチルアミノ)(オキソ)アセチル](メチル)アミノ]−8−エチル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシラート。
ステップ1の化合物をMeOHおよび6N HCl(2.5当量)に溶解し、H雰囲気下で、10%Pd/Cの存在下で一晩攪拌した。次に触媒をセライトによって濾過して、濾液を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテルで磨砕して、8−エチル−3−ヒドロキシ−10−(メチルアミノ)−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシラートを得た。MS(ES)C1320 計算値296、測定値:297(M+H)。後者の化合物をジクロロメタンに溶解し、トリエチルアミン(2.5当量)およびメチルクロロ(オキソ)アセテート(1.2当量)で処理した。室温で1時間攪拌後、溶媒を減圧下で除去し、残渣をメタノールに溶解し、過剰なジメチルアミン(メタノールに溶かした2M溶液)で室温で一晩処理した。揮発物を減圧下で留去し、表題化合物を得て、精製せずに次ステップで使用した。MS(ES)C1725 計算値395、測定値:396(M+H)。
ステップ3:N−(8−エチル−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド
粗メチル10−[[(ジメチルアミノ)(オキソ)アセチル](メチル)アミノ]−8−エチル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシラートをMeOHに溶解し、トリエチルアミン1.2当量および4−フルオロ−3−メチルベンジルアミン1.2当量で処理した。この反応混合物を一晩環流し、次に室温まで冷却して、RP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製して、所望する化合物を白色固形物として得た。H NMR(300MHz、CDCN)δ12.4(bs、1H)、9.74(bs、1H)、7.26〜7.16(m、2H)、6.96(t、J=8.62Hz、1H)、5.40〜5.22(m、2H)、4.51(dd、J=14.6Hz、J=6.86Hz、1H)、4.42(dd、J=14.6Hz、J=6.41Hz、1H)、4.18〜3.92(m、3H)、3.78〜3.73(ms、1H)、3.28〜3.18(m、3H)、3.01(s、3H)、2.95(s、3H)、2.93(s、3H)、2.21(s、3H)、1.30(t、J=5.97Hz、3H) MS(ES)C2431FN 計算値502、測定値:503(M+H)。
N−(8−エチル−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドを半調製用キラルSFCによって以下の条件を使用してそのエナンチオマーに分離した。溶媒:CO、調節剤、MeOH30%、ジエチルアミン0.2%。カラム:Chiracel OD−H 250×10mm、9.99mL/分、P=100バール、T=35℃。
第1溶出物は、(+)エナンチオマー(EtOH、c=0.3、25℃)[α]=(+)16.0
第2溶出物は、(−)エナンチオマー(EtOH、c=0.3、25℃)[α]=(−)16.0。
(実施例19)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−9−{[メチル(メチルスルホニル)アミノ]メチル}−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第21項)
ステップ1:tert−ブチル[(2E)−2−アミノ−1−[(ベンジルオキシ)メチル]−2−(ヒドロキシイミノ)エチル]カルバマート。
メタノールに溶かしたヒドロキシルアミン塩酸塩を等モルの水酸化カリウムのメタノール溶液に攪拌しながら添加した。この混合物を15分間攪拌して、沈殿した塩化カリウムを濾過によって除去した。濾液を等モル量のtert−ブチル[2−(ベンジルオキシ)−1−シアノエチル]カルバマートに添加し、この溶液を45℃で5時間および室温で12時間攪拌した。この反応混合物を濃縮して、溶媒をCHClに交換した。不溶性物質を濾過して、濾液を留去して、表題生成物を白色固形物として得た。
H−NMR(400MHz、CDCl)δ7.27〜7.38(bs、5H)、5.48(d、J=7.3Hz、1H)、5.26(bs、2H)、4.54(s、2H)、4.38(bs、1H)、3.76(dd、J=9.5Hz、J=3.8Hz、1H)、3.68(dd、J=9.5Hz、J=5.3Hz、1H)、1.43(s、9H)。MS(ES)C1523 計算値309、測定値:310(M+H)。
ステップ2:メチル5−(ベンゾイルオキシ)−2−{2−(ベンジルオキシ)−1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−6−ヒドロキシピリミジン−4−カルボキシラート。
ステップ1で説明した通りに調製したtert−ブチル[(2E)−2−アミノ−1−[(ベンジルオキシ)メチル]−2−(ヒドロキシイミノ)エチル]カルバマートをクロロホルムに溶解して、ジメチルアセチレンジカルボキシラート1.2当量で処理し、この反応物を2.5時間環流した。室温で冷却後、この反応混合物を濃縮して、溶媒をキシレンに交換した。この混合物を145℃で24時間加熱した。室温まで冷却後、固形物を濾過して、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を乾燥CHClに溶解して、その後乾燥ピリジンを添加し、最後に無水安息香酸(1.1当量)を添加した。この混合物を室温で一晩攪拌し、その後溶媒をロータリーエバポレーターで除去して、酢酸エチルに溶解した残渣を1N HCl、飽和NaHCOおよび食塩水で洗浄した。有機層を分離して、乾燥して(NaSO)、濾過して濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル60/40v/vで溶出)によって精製し、適切な画分を収集し、留去して表題生成物を得た。
H−NMR(400MHz、CDCl)δ11.05(bs、1H)、8.21(d、J=7.9Hz、2H)、7.67(t、J=7.2Hz、1H)、7.52(t、J=7.7Hz、2H)、7.23〜7.38(m、5H)、5.64(d、J=6.6Hz、2H)、4.84(bs、1H)、4.56(s、2H)、3.99(m、1H)、3.84(s、3H)、3.77(dd、J=9.7Hz、J=5.3Hz、1H)、1.46(s、9H);MS(ES)C2729 計算値523、測定値:524(M+H)。
ステップ3:2−[1−アミノ−2−(ベンジルオキシ)エチル]−N−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミド
ステップ2で説明した通りに調製したメチル5−(ベンゾイルオキシ)−2−{2−(ベンジルオキシ)−1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−6−ヒドロキシピリミジン−4−カルボキシラートのメタノール溶液に、4−フルオロベンジルアミン(2.15当量)を添加した。得られた溶液を24時間環流した(LC−MSによって100%変換確認)。室温まで冷却後、この粗反応物を減圧下で濃縮して、溶媒をCHClに交換した。この溶液に、トリフルオロ酢酸を添加し、この混合物を室温で1.5時間攪拌した。この反応混合物を濃縮して、ジエチルエーテル(100mL)を添加した。得られたスラリーを室温で1時間攪拌して、生成物を濾過によって収集した。ケークを冷却ジエチルエーテルで洗浄し、減圧下で濃縮して、表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。MS(ES) C2121FN 計算値412、測定値:413。
ステップ4:2−{2−(ベンジルオキシ)−1−[(2−クロロエチル)アミノ]エチル}−N−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミド
乾燥オルトギ酸トリメチルに溶かしたステップ3の化合物の攪拌懸濁液に、トリエチルアミン(1.3当量)およびα−クロロアセトアルデヒド(1.1当量)1.1当量を添加した。得られた溶液を室温で2時間熟成し、溶媒をロータリーエバポレーターで除去して残渣を得て、これをMeOHに溶解し、酢酸(pH=5)およびNaBHCN(1.1当量)で処理した。この混合物を室温で一晩攪拌し、その後溶媒をロータリーエバポレーターで除去して、得られた残渣を乾燥トルエンに溶解し、濃縮した。この物質を精製せずに次ステップに使用した。MS(ES) C2324ClFN 計算値474、測定値:475。
ステップ5:9−[(ベンジルオキシ)メチル]−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−イウムトリフルオロ酢酸
乾燥1.4−ジオキサンに溶かした2−{2−(ベンジルオキシ)−1−[(2−クロロエチル)アミノ]エチル}−N−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミドに窒素雰囲気下でカリウムtert−ブトキシド(3当量)を1回で添加した。得られた懸濁液を120℃で2時間熟成させた。この反応混合物を約15℃まで冷却して、その後トリフルオロ酢酸でpH=3〜4まで酸性化した。この溶媒を減圧下で除去して、残渣を最小量MeOHに溶解し、陽イオン交換樹脂カートリッジ(Varian MEGA BOND ELUTE SCX)に添加し、このカートリッジをMeOHで洗浄して、粗生成物をメタノールに溶かした1M アンモニアで溶出した。収集した溶出液を減圧下で乾燥するまで濃縮し、9−[(ベンジルオキシ)メチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミドを褐色油状物として得た(収率85%)。この粗生成物をRP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製して、適切な画分を凍結乾燥した後、生成物を得た。H−NMR(400MHz、DMSO−d)δ12.51(bs、1H)、9.46(t、J=6.5Hz、1H)、7.42〜7.32(m、7H)、7.07(t、J=8.7Hz、2H)、4.76(bs、1H)、4.70(d、J=12.1Hz、1H)、4.59(d、J=12.1Hz、1H)、4.58〜4.54(m、1H)、4.50(dd、J=15.0Hz、J=6.3Hz、1H)、4.39(dd、J=10.6Hz、J=3.4Hz、1H)、4.23〜4.17(m、2H)、4.01(m、1H)、3.68(m、1H)、3.54(m、1H);
MS(ES) C2323FN 計算値438、測定値:439(M+H)。
ステップ6:tert−ブチル2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−9−(ヒドロキシメチル)−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−カルボキシラート
MeOHに溶かした9−[(ベンジルオキシ)メチル]−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−イウムトリフルオロ酢酸の溶液に、BocO(1.2当量)を添加し、この混合物を室温で一晩熟成させた。活性炭を添加して、この混合物を室温で30分間攪拌し、その後セライトで濾過して、減圧下で濃縮した。必要なtert−ブチル9−[(ベンジルオキシ)メチル]−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−カルボキシラートは、酢酸エチルで磨砕した後得られ、さらに反応させた。MS(ES) C2831FN 計算値538、測定値:539(M+H)。粗有機生成物をメタノールに溶解し、1N HCl1.2当量で処理し、この溶液を水素雰囲気下で、触媒10%パラジウム炭素の存在下で一晩攪拌した。その後、触媒をセライトで濾過して、濾液をNaHCOで中和し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をCHClに溶解して、不溶性物質を濾過して、濾液を留去して、表題化合物を少し着色した固形物として得た。MS(ES) C2125FN 計算値448、測定値:449(M+H)。
ステップ7:tert−ブチル9−{[ベンジル(メチル)アミノ]メチル}−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−カルボキシラート
乾燥CHClに溶かしたtert−ブチル2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−9−(ヒドロキシメチル)−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−カルボキシラートの溶液に、トリエチルアミン(2当量)を添加し、混合物を室温で10分間攪拌した。メタンスルホニルクロリド(1.5当量)ゆっくり添加し、得られた混合物を室温で1.5時間熟成し、tert−ブチル2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−9−{[(メチルスルホニル)オキシ]メチル}−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−カルボキシラートを主生成物として得た(LC−MSでモニターした)。MS(ES)C2227FNS 計算値526、測定値:527(M+H)。この反応混合物を真空下で30℃で濃縮して、溶媒を乾燥アセトニトリルに交換した。不溶性物質を濾過して、濾液を留去して、濾液にN−ベンジルメチルアミン5当量を添加した。この混合物を110℃で30分間マイクロ波照射して加熱し、その後室温でさらに36時間攪拌した。この混合物をロータリーエバポレーターで濃縮し、得られた残渣を最小量のMeOHに溶解し、氷酢酸数滴で注意深く酸性化し、陽イオン交換樹脂に添加した。樹脂をMeOHで洗浄して、粗生成物をメタノールに溶かした1Mアンモニアで溶出した。収集した溶出液を減圧下で乾燥するまで濃縮し、tert−ブチル9−{[ベンジル(メチル)アミノ]メチル}−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−カルボキシラートを褐色油状物として得た。MS(ES) C2934FN 計算値551、測定値:552(M+H)。
ステップ8:N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9−[(メチルアミノ)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド
乾燥CHCl/トリフルオロ酢酸(8/2 v/v)に溶かしたステップ7の化合物の溶液を室温で1.5時間攪拌し、次に減圧下で留去した。MS(ES) C2426FN 計算値451、測定値:452(M+H)。残渣をメタノールに溶解し、この溶液をトリエチルアミン3当量で処理し、10分間攪拌した。この混合物を酢酸数滴で酸性化し(pH=5)、次にホルムアルデヒド(3当量)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウムで処理した。室温で一晩攪拌後、揮発物をロータリーエバポレーターで除去し、得られた残渣を最小量のMeOHに溶解し、陽イオン交換樹脂に添加した。樹脂をMeOHで洗浄して、生成物をメタノールに溶かした1Mアンモニアで溶出した。収集した画分を減圧下で乾燥するまで濃縮し、9−{[ベンジル(メチル)アミノ]メチル}−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミドを褐色油状物として得た。MS(ES) C2528FN 計算値465、測定値:466(M+H)。粗化合物をメタノールに溶解し、1N HCl2.5当量で処理し、この溶液を水素雰囲気下で、触媒10%Pd/Cの存在下で一晩攪拌した。その後、触媒をセライトで濾過して、濾液を減圧下で濃縮し、表題化合物を塩酸塩として得た。MS(ES) C1822FN 計算値375、測定値:476(M+H)。
ステップ9:N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−9−{[メチル(メチルスルホニル)アミノ]メチル}−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9−[(メチルアミノ)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミドを乾燥CHClおよびトリエチルアミン(2.5当量)に懸濁し、メタンスルホニルクロリド(1.3当量)を窒素雰囲気下でゆっくり添加し、この反応混合物を室温で一晩攪拌した。揮発物を減圧下で除去後、表題生成物をRP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製した。適切な画分を凍結乾燥して、表題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H−NMR(300MHz、CDCN)δ8.52(bs、1H)、7.43〜7.38(m、2H)、7.12(t、J=8.8Hz、2H)、4.67〜4.51(m、3H)、4.30〜4.13(m、2H)、4.05(dd、J=15.7Hz、J=7.7Hz、1H)、3.96〜3.68(m、3H)、3.10(s、3H)、2.94(s、3H)、2.89(s、3H);MS(ES) C1924FNS 計算値453、測定値:454(M+H)。
(実施例20)
8−アセチル−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド(表1の第174項)
ステップ1:メチル−8−アセチル−3−(アセトキシ)−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシラートおよびメチル8−アセチル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシラート
ジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(8/2 v/v)に溶かした8−tert−ブチル−2−メチル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2,8(4H)−ジカルボキシラート(実施例11、ステップ1〜3で説明した通りに調製)の溶液を室温で2時間攪拌した。揮発物を減圧下で留去し、残渣をジエチルエーテルで磨砕後、ジクロロメタンに溶解し、トリエチルアミン2.5当量および無水酢酸2当量で処理した。得られた混合物を室温で一晩攪拌した。揮発物を留去し、モノおよびジアシル化化合物を約1:1比で含有する(LC/MS分析によって評価)残渣を次ステップで使用した。MS(ES) C1417 計算値323、測定値:324(M+H);MS(ES) C1215 計算値281、測定値:282(M+H)。
ステップ2:8−アセチル−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド
ステップ1で得られた生成物の混合物をメタノールに溶解し、p−フルオロベンジルアミン2.5当量で処理した。得られた混合物を24時間環流して、その後室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。粗物質をRP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製した。適切な画分を凍結乾燥して、表題化合物を白色固形物として得た。H−NMR(300MHz、CDCN)δ12.19(bs、1H)、8.56(bs、1H)、7.47〜7.42(m、2H)、7.17(t、J=5.75Hz、2H)、4.60(bd、J=5.53、2H)、4.46〜4.37(m、2H)、3.86〜3.75(m、4H)、3.7〜3.05(m、2H)、2.17(s、1.5H)、2.14(s、1.5H);MS(ES)C1819FN 計算値374、測定値:375(M+H)。
(実施例21)
N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドおよび対応する(+)および(−)エナンチオマー(表1の第180項および181項)
ステップ1:1,4−オキサゼピン−5−チオン
1,4−オキサゼパン−5−チオン、P10(0.2当量)、HMDO(2当量)およびジクロロメタンを一緒にして、室温で1時間磁石によって攪拌した。次に、この反応混合物を0℃まで冷却して、KCO水溶液(5.3M/mmol P10の1.26mLを取り出す)を添加した。反応溶媒の半分に等しい量のアセトンを添加して、攪拌可能な混合物を得て、この反応混合物を0℃で30分間激しく攪拌した。揮発物を留去して、水および酢酸エチルを添加して、層を分離し、有機層を水および食塩水で洗浄した。有機抽出物をNaSOで乾燥し、留去して、粗生成物を定量的収率で得た。H NMR(300MHz、CDCl)δ8.96(bs、1H)、3.84〜3.77(m、4H)、3.57〜3.54(m、2H)、3.28〜3.26(m、2H)。
ステップ2:1,4−オキサゼパン−5−オンオキシム
メタノール中のNHOH HCl(2当量)の溶液を等モルのKOHのメタノール溶液に添加した。KClを濾過して、濾液をメタノールに溶かした1,4−オキサゼパン−5−チオン(1当量)の溶液に添加した。この混合物を55℃で一晩攪拌して、その後室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をクロロホルムに溶解し、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、減圧下で濃縮して、酢酸エチルで磨砕後、表題化合物を得た。H NMR(300MHz、CDCl)δ8.9(bs、1H)、6.15(bs、1H)、3.68〜3.51(m、4H)、3.21〜3.19(m、2H)、2.38〜2.31(m、2H);MS(ES)C10 計算値130、測定値:131(M+H)。
ステップ3:メチル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−2−カルボキシラート
アセトニトリル中の1,4−オキサゼパン−5−オンオキシムの懸濁物に攪拌しながら、ジメチルアセチレンジカルボキシラート(1当量)を1回で添加し、この混合物を室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、油状残渣をキシレンに溶解し、145℃で一晩攪拌した。室温まで冷却後、溶媒を減圧下で留去し、残渣を酢酸エチルに溶解し、NaHCOの飽和溶液で処理した。水相を分離し、さらに酢酸エチルで洗浄し、2N HClで注意深く酸性化した。生成物をクロロホルムで抽出し、有機溶液をNaSOで乾燥し、減圧下で濃縮して、表題化合物を褐色の固形物として得た。H NMR(300MHz、d−DMSO)δ10.58(bs、1H)、4.57〜4.52(m、2H)、4.06(s、3H)、3.91〜3.82(m、4H)、3.26〜3.18(m、2H);MS(ES) C1012 計算値240、測定値:241(M+H)。
ステップ4:メチル10−[ベンジル(メチル)アミノ]−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−2−カルボキシラート
メチル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−2−カルボキシラートをクロロホルムに溶解し、ピリジン(3当量)および無水安息香酸(1.2当量)で処理した。この混合物を室温で一晩攪拌し、その後クロロホルムに注ぎ、1N HClおよび食塩水で洗浄した。有機相を乾燥し(NaSO)、濾過して、固形残渣まで減圧下で濃縮した。MS(ES) C1716 計算値344、測定値:345(M+H)。この残渣をN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、ベンゾイルペルオキシド0.5当量およびN−ブロモスクシニミド5当量で処理した。この混合物を100℃で1時間攪拌した。反応をさらに進行させるために、両試薬さらに添加し、攪拌をさらに1時間継続した。室温まで冷却後、混合物をEtOAcに注ぎ、食塩水で洗浄して、乾燥し(NaSO)、濾過して、油状残渣まで減圧下で濃縮した。この残渣をTHFに溶かした過剰なメチルベンジルアミンで室温で1時間処理した。この混合物を陽イオン交換樹脂に添加し、この樹脂をメタノールで徹底的に洗浄し、一方、表題化合物はメタノールに溶かしたアンモニア1N溶液で溶出した。収集画分を乾燥するまで留去した。MS(ES) C1821 計算値359、測定値:360(M+H)。
ステップ5:N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−10−(メチルアミノ)−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−2−カルボキシアミド
ステップ4で説明した通りに調製した粗有機生成物をメタノールに溶解し、p−フルオロベンジルアミン(2当量)と80℃で2時間反応させた。揮発物を留去し、残渣をジエチルエーテルで磨砕することによって洗浄した。MS(ES) C2425FN 計算値452、測定値:453(M+H)。メタノールに溶かしたこの粗物質の溶液および1N HClを水素バルーン下で、10%Pd/C存在下で攪拌した。一晩攪拌した後、この混合物をセライトで濾過し、減圧下で濃縮した。MS(ES) C1719FN 計算値362、測定値:363(M+H)。
ステップ6:N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド。
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−10−(メチルアミノ)−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4H−ピリジミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−2−カルボキシアミドの懸濁液に、トリエチルアミン(2.5当量)およびメチルクロロ(オキソ)アセテート(2当量)を添加し、得られた混合物を室温で1時間攪拌した。揮発物を減圧下で留去し、残渣をメタノールに溶解し、過剰なジメチルアミン(メタノールに溶かした2M溶液)で処理した。この反応混合物を室温で一晩攪拌し、減圧下で濃縮し、RP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製した。適切な画分を凍結乾燥して、表題化合物を白色固形物として得た。H NMR(300MHz、CDCN)δ12.2(bs、1H)、9.78(bs、1H)、7.48〜7.39(m、2H)、7.07(t、J=8.7Hz、2H)、5.20〜5.12(m、1H)、5.1、4.9(bs、1H)、4.61〜4.50(m、2H)、4.30〜4.22(m、1H)、4.19〜4.08(m、2H)、3.80〜3.70(m、1H)、3.60〜3.49(m、1H)、3.06(s、3H)、2.98(s、3H)、2.92(s、3H);MS(ES) C2124FN 計算値461、測定値:462(M+H)。
N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミドを半調製用キラルSFCによって以下の条件を使用してエナンチオマーに分離した。溶媒:ヘキサンに溶かした0.2%TFA:EtOHに溶かした0.2%TFA+3%MeOH 40:60の混合物。カラム:Chiralpack AD、250×46mm、10mL/分、300nmの吸収で検出。
第1溶出物は、(+)エナンチオマー(EtOH、c=0.1、25℃)[α]=(+)12.3
第2溶出物は、(−)エナンチオマー(EtOH、c=0.1、25℃)[α]=(−)12.0。
(実施例22)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−8,9−ジヒドロ−4H−ピリミド[2,1−d][1,2,5]チアジアジン−2−カルボキシアミド7,7−ジオキシド(表1の第105項)
ステップ1:2−(1−{[(クロロメチル)スルホニル]アミノ}−1−メチルエチル)−4−(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−6−ヒドロキシピリミジン−5−イルクロロメタンスルホネート
ジクロロメタン中の2−(1−アミノ−1−メチルエチル)−N−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミド塩酸塩(国際公開第2003035076号A1に記載された通りに調製)の溶液に、トリエチルアミン(4等量)を添加し、この混合物を氷/塩浴で冷却した。ジクロロメタンに溶かしたクロロメタンスルホニルクロリドの溶液をこの混合物に滴下した。2時間後、さらにトリエチルアミン(1当量)およびクロロメタンスルホニルクロリド(1当量)を0℃で添加し、この反応混合物を室温で一晩熟成させた。開始物質が完全に消費させ、さらにEtN(0.5当量)およびクロロメタンスルホニルクロリド(0.5当量)を0℃で添加した。1時間後、この混合物をジクロロメタンに注ぎ、1N HClおよび食塩水で洗浄して、NaSOで乾燥し、濾過して、減圧下で濃縮して表題化合物を黄色油状物として得た。H NMR(300MHz、d−DMSO)δ13.32(bs、1H)、9.19(t、J=6.0Hz、1H)、8.03(s、1H)、7.37(dd、J=8.4Hz、J=5.7Hz、2H)、7.15(t、J=8.5Hz、2H)、5.59(s、2H)、4.86(s、2H)、4.45(d、J=6.2Hz、2H)、1.64(s、6H);MS(ES) C1719ClFN 計算値545、測定値:546(M+H)。
ステップ2:N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−8,9−ジヒドロ−4H−ピリミド[2,1−d][1,2,5]チアジアジン−2−カルボキシアミド、7,7−ジオキシド
ステップ1の粗塩化物を1,4−ジオキサンに溶解し、CsCO(2当量)を添加した。この反応混合物を100℃で一晩攪拌し、その後室温まで冷却して、EtOAcに溶解して食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒を減圧下で除去後、得られた褐色油状物をRP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製した。適切な画分を凍結乾燥して、表題化合物を白色固形物として得た。H NMR(300MHz、d−DMSO)δ12.47(bs、1H)、9.47(t、J=6.2Hz、1H)、8.24(s、1H)、7.38(dd、J=8.5Hz、J=5.6Hz、2H)、7.17(t、J=8.9Hz、2H)、5.28(s、2H)、4.49(d、J=6.4Hz、2H)、1.69(s、6H);MS(ES) C1617FNS 計算値396、測定値:397(M+H)。
(実施例23)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−7−メチル−4,6−ジオキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,6−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第104項)
ステップ1:tert−ブチル[3−アミノ−3−(ヒドロキシイミノ)プロピル]ベンジルカルバマート
メタノール中のヒドロキシルアミン塩酸塩を等モルの水酸化カリウムのメタノール溶液に攪拌しながら添加した。この混合物を15分間攪拌して、沈殿した塩化カリウムを濾過によって除去した。濾液を等モル量のtert−ブチルベンジル(2−シアノエチル)カルバマートに添加し、この溶液を60℃で2時間攪拌した。この反応混合物を濃縮して、溶媒をCHClに交換した。不溶性物質を濾過して、濾液を留去して、表題生成物を白色固形物として得た。MS(ES) C1523 計算値293、測定値:294(M+H)。
ステップ2:メチル2−{2−[ベンジル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5,6−ヒドロキシピリミジン−4−カルボキシラート
クロロホルム中のtert−ブチル[3−アミノ−3−[(ヒドロキシイミノ)プロピル]ベンジルカルバマート(ステップ1で説明した通りに調製)の溶液をジメチルアセチレンジカルボキシラート(1当量)で処理し、この混合物を60℃で2時間攪拌した。揮発物を減圧下で留去し、残渣をキシレンに溶解し、150℃で2日間攪拌した。室温まで冷却後、キシレンで沈殿した褐色固形物を濾過して、ジエチルエーテルで洗浄して、粗表題化合物を得た。MS(ES) C2025 計算値403、測定値:404(M+H)。
ステップ3:tert−ブチルベンジル[2−(4−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−5,6−ヒドロキシピリミジン−2−イル)エチル]カルバマート
粗メチル2−{2−[ベンジル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5,6−ヒドロキシピリミジン−4−カルボキシラート(ステップ2で説明した通りに調製)をメタノールに溶解し、p−フルオロベンジルアミン(2.5当量)で80℃で12時間処理した。次いで、この混合物を室温まで冷却し、揮発物を留去し、残渣をEtOAcに注ぎ、0.5N HClおよび食塩水で洗浄した。有機相を乾燥し(NaSO)、濾過して、褐色固形残渣まで濃縮した。MS(ES) C2629FN 計算値496、測定値:497(M+H)。
ステップ4:2−{2−[ベンジル(メチル)アミノ]エチル}−N−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミド
粗tert−ブチルベンジル[2−(4−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−5,6−ヒドロキシピリミジン−2−イル)エチル]カルバマート(ステップ3で説明した通りに調製)をジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(8/2 v/v)に溶解し、この混合物を室温で1時間攪拌した。揮発物を留去後、粗有機生成物をメタノールに溶解し、トリエチルアミン(1当量)、ホルムアルデヒド(2当量)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(1.2当量)および酢酸(pH=5.5)で処理した。この混合物を室温で1時間攪拌した。揮発物を留去し、生成物をRP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製した。
適切な画分を凍結乾燥して、表題化合物(TFA塩)を白色固形物として得た。H NMR(400MHz、d−DMSO)δ12.78(bs、1H)、12.32(bs、1H)、9.5〜9.4(m、2H)、7.48(s、5H)、7.42〜7.32(m、2H)、7.12(t、J=8.7Hz、2H)、4.59〜4.45(m、3H)、4.23(bs、1H)、3.75(bs、1H)、3.52(bs、1H)、3.08〜3.00(m、2H)、2.72(s、3H);MS(ES) C2223FN 計算値410、測定値:411(M+H)。
ステップ5:N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−7−メチル−4,6−ジオキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,6−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド
ステップ4で説明した通りに調製した2−{2−[ベンジル(メチル)アミノ]エチル}−N−(4−フルオロベンジル)−5,6−ジヒドロキシピリミジン−4−カルボキシアミドのメタノール溶液をH雰囲気下で、触媒10%Pd/Cの存在下で2時間攪拌した。触媒を除去するためにこの反応混合物をセライトで濾過して、その後減圧下で濃縮した。MS(ES) C1717FN 計算値320、測定値:321(M+H)。粗有機生成物をカルボニルジイミダゾール(1.5当量)およびカリウムtert−ブトキシドで環流しているジオキサン中において1時間処理した。表題化合物をRP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製した。適切な画分を凍結乾燥して、表題化合物を白色固形物として得た。
HNMR(400MHz、d−DMSO)δ12.43(bs、1H)、9.41(t、J=6.3Hz、1H)、7.38(m、2H)、7.17(t、J=8.7Hz、2H)、4.45(d、J=6.3Hz、2H)、3.61(m、2H)、3.14(s、3H)、3.01(m、2H);MS(ES) C1615FN計算値346、測定値:347(M+H)。
(実施例24)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第71項)
ステップ1:3−(ベンジルオキシ)−N−(4−フルオロベンジル)−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−プロプ−2−イン−1−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド
DMF中の3−(ベンジルオキシ)−N−(4−フルオロベンジル)−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(実施例3、ステップ1で説明した通りに調製)(1当量)、KCO(2当量)、プロパギルブロミド(2.5当量)の混合物を45℃で一晩加熱し、その後室温まで冷却した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をEtOAcに溶解して、食塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し減圧下で濃縮して表題アセチレンを得た。MS(ES) C2727FN 計算値474、測定値:475(M+H)。
ステップ2:N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド
トルエン中のEtNO(6.5当量)およびEtN(触媒量)の溶液を、トルエンに溶かしたPhNCO(11当量)および3−(ベンジルオキシ)−N−(4−フルオロベンジル)−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−プロプ−2−イン−1−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(1当量)の溶液に滴下した。この反応混合物を室温で1時間攪拌し、次いで一晩環流しながら加熱した。沈殿物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、その後MeOHに直接溶解した。この混合物を、H雰囲気下で、10%Pd/Cの存在下で1時間攪拌した。次に触媒をセライトで濾過して、濾液を減圧下で濃縮し、RP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製して、所望する画分を凍結乾燥した後、所望するイソオキサゾールをTFA塩としてを得た。H−NMR(600MHz、d−DMSO)δ12.18(br.s、1H)、9.44(t、J=6.2Hz、1H)、7.37(dd、J=7.9Hz、J=5.9Hz、2H)、7.17(t、J=8.8Hz、2H)、6.32(s、1H)、4.47(d、J=6.2Hz、2H)、3.87(s、2H)、3.77(t、J=5.2Hz、2H)、2.95(t、J=5.2Hz、2H)、2.21(s、3H)、1.55(s、6H);MS(ES) C2224FN 計算値441、測定値:442(M+H)。
(実施例25)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第72項)
ステップ1:tert−ブチル(3−ベンジルオキシ)−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−9,9−ジメチル−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)アセテート
DMF中の3−(ベンジルオキシ)−N−(4−フルオロベンジル)−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(実施例3、ステップ1で説明した通りに調製)(1当量)、KCO(2当量)およびtert−ブロモアセテート(3当量)の混合物を45℃で24時間加熱し、その後室温まで冷却した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をEtOAcに溶解して、食塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し減圧下で濃縮してエステルを得た。MS(ES) C3035FN 計算値550、測定値:551(M+H)。
ステップ2:N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド
EtOH中のtert−ブチル(3−ベンジルオキシ)−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−9,9−ジメチル−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)アセテート(1当量)、アセタミドオキシム(6当量)およびNaOEt(6当量)の混合物を一晩環流し、粗生成物を形成し、RP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって直接精製して、所望する画分を凍結乾燥した後、所望するオキサジアゾールをTFA塩として得た。H−NMR(400MHz、d−DMSO)δ12.20(br.s、1H)、9.44(t、J=6.3Hz、1H)、7.38(dd、J=8.4Hz、J=5.8Hz、2H)、7.18(t、J=8.8Hz、2H)、4.49(d、J=6.3Hz、2H)、4.09(s、2H)、3.77(t、J=5.3Hz、2H)、3.07(t、J=5.3Hz、2H)、2.35(s、3H)、1.55(s、6H);MS(ES) C2123FN 計算値442、測定値:443(M+H)。
(実施例26)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イルメチル)−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第82項)
ステップ1:メチル(3−ベンジルオキシ)−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−9,9−ジメチル−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)アセテート
DMF中の3−(ベンジルオキシ)−N−(4−フルオロベンジル)−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(実施例3、ステップ1で説明した通りに調製)(1当量)、KCO(2当量)およびメチルブロモアセテート(2当量)の混合物を65℃で24時間加熱し、その後室温まで冷却した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をEtOAcに溶解して、食塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濾過し減圧下で濃縮して所望するエステルを褐色油状物として得た。MS(ES) C2729FN 計算値508、測定値:509(M+H)。
ステップ2:N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イルメチル)−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド
MeOH中のメチル(3−(ベンジルオキシ)−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−9,9−ジメチル−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)アセテート(1当量)、NHNH.HO(10当量)の混合物を一晩環流した。揮発物を減圧下で留去し、残渣をトルエンに溶解した。TsOH(0.2当量)およびオルトギ酸トリメチル(約10当量)をこの混合物に添加し、この混合物を110℃で1時間加熱して、その後室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカのフラッシュカラムクロマトグラフィーで溶出液として1%MeOH/DCMを用いて精製した。残渣をMeOHに溶解し、この混合物をH雰囲気下で、10%Pd/Cの存在下で1時間攪拌した。その後、セライトを使用して触媒を濾過して、濾液を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテルで磨砕して、所望するオキサジアゾールを得た。H−NMR(300MHz、d−DMSO)δ12.17(br.s、1H)、9.21(s、1H)、7.35(dd、J=8.2Hz、J=5.8Hz、2H)、7.16(t、J=8.7Hz、2H)、4.46(d、J=6.0Hz、2H)、4.05(s、2H)、3.75〜3.66(m、2H)、3.04〜2.94(m、2H)、1.53(s、6H);MS(ES) C2021FN 計算値428、測定値:429(M+H)。
(実施例27)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第85項)
MeOH中のメチル(3−(ベンジルオキシ)−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−9,9−ジメチル−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)アセテート(実施例26、ステップ1で説明した通りに調製)(1当量)、NHNH.HO(10当量)の混合物を一晩環流し、その後揮発物を減圧下で留去した。残渣をトルエンに溶解し、TsOH(0.2当量)およびオルトギ酸トリメチル(約10当量)を添加し、この混合物を100℃で3時間加熱して、その後さらにトルエンで希釈し、さらにTsOH(0.2当量)を添加した。100℃で一晩攪拌後、得られた残渣を室温まで冷却し、減圧下で濃縮し、MeOHに溶解した。この混合物を、H雰囲気下で、10%Pd/Cの存在下で1時間攪拌した。次に触媒をセライトによって濾過して、濾液を減圧下で濃縮し、RP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製して、所望する画分を凍結乾燥した後、所望するオキジアゾールをTFA塩としてを得た。H−NMR(300MHz、d−DMSO)δ12.17(br.s、1H)、9.43(t、J=6.2Hz、1H)、7.37(dd、J=8.0Hz、J=5.8Hz、2H)、7.17(t、J=8.7Hz、2H)、4.48(d、J=6.2Hz、2H)、3.97(s、2H)、3.75〜3.66(m、2H)、3.06〜2.93(m、2H)、2.50(s、3H)、1.55(s、6H);MS(ES) C2123FN 計算値442、測定値:443(M+H)。
(実施例28)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第89項)
MeOH中のKOH(2.2当量)の溶液をMeOHに溶かしたNHOH.HCl(2.2当量)の溶液に添加し、この混合物を30分間攪拌して、その後3−(ベンジルオキシ)−8−(シアノメチル)−N−(4−フルオロベンジル)−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(実施例4、ステップ1に記載した通りに調製)(1当量)に濾過した。この溶液を60℃で一晩攪拌して、その後室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去した。AcO(3当量)をトルエンに溶かしたこの残渣の溶液に添加し、この混合物を65℃で30分間、次いで110℃で48時間加熱した。揮発物を減圧下で除去し、粗生成物をMeOHに溶解した。この混合物を、H雰囲気下で、10%Pd/Cの存在下で1時間攪拌した。次に触媒をセライトによって濾過して、濾液を減圧下で濃縮し、RP HPLC(C18、5μM、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって精製して、所望する画分を凍結乾燥した後、オキジアゾールをTFA塩としてを得た。H−NMR(300MHz、d−DMSO)δ12.17(br.s、1H)、9.43(t、J=6.0Hz、1H)、7.37(dd、J=8.4Hz、J=5.7Hz、2H)、7.17(t、J=8.8Hz、2H)、4.48(d、J=6.2Hz、2H)、3.81(s、2H)、3.72(t、J=4.7Hz、2H)、3.01(t、J=5.0Hz、2H)、2.58(s、3H)、1.56(s、6H);MS(ES) C2123FN 計算値442、測定値:443(M+H)。
(実施例29)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第75項)およびN−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第76項)
トルエン中の3−(ベンジルオキシ)−N−(4−フルオロベンジル)−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−プロプ−2−イン−1−イル−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(実施例24、ステップ1で説明した通りに調製)の溶液に、MeSiCHN(3当量)を添加し、110℃で一晩加熱した。さらにMeSiCH(約20当量)を添加し、確実に完了するためにこの混合物をさらに加熱した。溶媒を減圧下で留去して、残渣をTHFに溶かしたTBAF(0.6当量)の1M溶液で−78℃で処理し、この混合物を室温まで暖めた。揮発物を減圧下で留去した後、2種類の異性体が認められ、RP HPLC(C18、5μm、溶出液はTFA1%を含むHO/MeCN)によって直接分離して、所望する画分を凍結乾燥した後、異性体トリアゾールをTFA塩としてを得た。
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(極性が高い)H−NMR(300MHz、d−DMSO)δ12.19(br.s、1H)、9.45(t、J=5.8Hz、1H)、8.00(s、1H)、7.37(dd、J=8.3Hz、J=5.8Hz、2H)、7.17(t、J=8.8Hz、2H)、4.48(d、J=6.2Hz、2H)、4.02(s、2H)、3.87(br.s、3H)、3.79〜3.71(m、2H)、3.06〜2.95(m、2H)、1.61(s、6H);MS(ES)C21FN 計算値441、測定値:442(M+H)。
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(極性が低い)H−NMR(300MHz、d−DMSO)δ12.17(br.s、1H)、9.45(t、J=5.8Hz、1H)、7.67(s、1H)、7.37(dd、J=8.3Hz、J=5.8Hz、2H)、7.17(t、J=8.8Hz、2H)、4.49(d、J=6.2Hz、2H)、4.00(s、2H)、3.86(br.s、3H)、3.77〜3.67(m、2H)、2.81〜2.73(m、2H)、1.61(s、6H);MS(ES) C2124FN 計算値441、測定値:442(M+H)。
(実施例30)
N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(5−メチル−1,3−オキサゾール−2−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド(表1の第91項)
ステップ1:リチウム(3−ベンジルオキシ)−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−9,9−ジメチル−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)アセテート
THF:HO(1:1)中のメチル(3−(ベンジルオキシ)−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−9,9−ジメチル−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)アセテート(実施例26、ステップ1で説明した通りに調製)(1当量)の溶液にLiOH(1当量)を添加し、その混合物を室温で2時間攪拌した。得られた溶液を直接凍結乾燥して、所望するリチウム塩を得た。MS(ES) C2627FN 計算値494、測定値:495(M+H)。
ステップ2:N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(5−メチル−1,3−オキサゾール−2−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド
CHCl中のリチウム(3−(ベンジルオキシ)−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−9,9−ジメチル−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)アセテート(1当量)の溶液に、プロパギルアミン(1.1)、EDC(2当量)およびHOBt(2当量)を添加し、この混合物を室温で3時間攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をEtOAcに溶解して、食塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、減圧下で濃縮した。得られた粗生成物を直接酢酸に溶解し、Hg(OAc)(0.1当量)を添加した。この混合物を100℃で一晩加熱して、その後減圧下で濃縮した。残渣を直接RP−HPLCによって精製して、所望する画分を凍結乾燥した後、O−ベンジル保護物質をMeOHに溶解し、H雰囲気下で10%Pd/Cの存在下で1時間攪拌した。次に触媒をセライトによって濾過して、濾液を減圧下で濃縮し、次いで残渣をMeCNおよびHOに溶解し、凍結乾燥して表題オキサゾールを得た。H−NMR(400MHz、d−DMSO)δ12.17(br.s、1H)、9.43(t、J=6.2Hz、1H)、7.37(dd、J=8.1Hz、J=5.7Hz、2H)、7.17(t、J=8.9Hz、2H)、6.77(s、1H)、4.47(d、J=6.2Hz、2H)、3.80(s、2H)、3.71(t、J=5.0Hz、2H)、3.00(t、J=5.1Hz、2H)、2.27(s、3H)、1.53(s、6H);MS(ES) C2224FN 計算値441、測定値:442(M+H)。
以下の表1は、調製した本発明の化合物を示したものである。この表には、各化合物の構造および名称ならびにES−MSで測定したその分子イオンの質量プラス1(M+1)が示されている。化合物を塩として調製したとき、塩として遊離塩基の化合物名の後の括弧内に含める。化合物を調製するために使用した合成スキームは、化合物名の後の括弧内に示す。
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
Figure 0005116660
(実施例31)
経口用組成物
本発明の化合物の経口用組成物の具体的な実施形態として、実施例1の化合物50mgを超微粒子状ラクトースとともに製剤化し、硬ゼラチンカプセル0サイズ充填用に全量580から590mgを形成した。表1の化合物のいずれか1種を含有するカプセル化経口用組成物を同様に調製することができる。
(実施例32)
HIVインテグラーゼ測定法:組換えインテグラーゼによって触媒されたストランドトランスファー
インテグラーゼのストランドトランスファー活性の測定は、組換えインテグラーゼに関する国際公開第02/30930号にしたがって実施した。本発明の代表的化合物は、この測定法でストランドトランスファー活性の阻害を示す。例えば、表1の化合物をインテグラーゼ測定法で試験し、IC50値が約10マイクロモル未満であることを見いだした。
会合前複合体を使用したこの測定法の実施についての詳述は、Wolfe,A.L.他、、J.Virol.1996、70:1424〜1432、Hazuda他、J.Virol.1997、71:7005〜7011;Hazuda他、Drug Design and Discovery 1997、15:17〜24およびHazuda他、Science 2000、287:646〜650に見いだされる。
(実施例33)
HIV複製阻害の測定
Tリンパ細胞の急性HIV感染阻害の測定(あるいは、本明細書では「拡散測定」と称する。)は、Vacca,J.P.他、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 1994、91:4096にしたがって実施した。本発明の代表的化合物は、この測定法でHIV複製の阻害を示す。例えば、表1の化合物1、2、5、6、9、27、29、30、32、35〜39、42〜63、65〜92、106〜157、160、161、163、166、170、175、176および179〜185のCIC95値は1マイクロモル未満で、化合物11、12、15〜19、21〜23、28、64、105、159、169のCIC95値は1から10マイクロモルの範囲内であることがわかった。表1のその他の化合物を拡散測定法で試験すると1マイクロモルまでであったが、具体的なIC95値は得られず、すなわち、IC95値は1マイクロモルを上回った。しかし、これらの化合物のIC95は、約50マイクロモル未満であると考えられる。
(実施例34)
細胞毒性
細胞毒性は、拡散測定法の各ウェルの細胞を顕微鏡観察することによって、訓練を受けた分析者が各培養物の以下の形態学的変化、pH不均衡、細胞異常、細胞増殖抑制、細胞変性または結晶化(すなわち、この化合物は不溶性であるか、ウェル中で結晶を形成する。)のいずれかを対照培養物と比較して分析し決定した。所与の化合物に割り当てられた毒性値は、前記の変化の1つが認められた化合物の最低濃度である。拡散測定(実施例33参照)で試験した本発明の代表的化合物について細胞毒性を試験した。例えば、表1の化合物11、12、15〜19、21〜23、28、64、105、159、169は、10マイクロモルまで試験し、毒性を示さず、表1のその他の化合物は、1マイクロモルまで試験し、毒性を示さなかった。
前記の明細書は、例示のために提供された実施例によって本発明の原理を教示するが、本発明の実施は以下の特許請求の範囲内にある通常の変更、適応および/または改変を全て包含する。

Claims (12)

  1. 式Iの化合物またはこの医薬として許容される塩。
    Figure 0005116660
    (式中、Xは、N(R)又はOであり、
    は、
    (1)H、
    (2)C1〜6アルキル、
    (3)Tで置換されたC1〜6アルキル(Tは、CO、CN、SO、N(R)R、C(O)N(R)R、N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、N(R)−C(O)R、N(R)−SO、N(R)−SON(R)RまたはN(R)−COである。)、
    (4)C1〜6ハロアルキル、
    (5)C(O)R
    (6)C(O)−C1〜6ハロアルキル、
    (7)CO
    (8)C(O)−U、
    (9)C(O)−C1〜6アルキレン−U、
    (10)C(O)N(R)R
    (11)C(O)−C1〜6アルキレン−N(R)R
    (12)C(O)C(O)−U、
    (13)C(O)C(O)−C1〜6アルキレン−U、
    (14)C(O)C(O)−N(R)R
    (15)C(O)C(O)−C1〜6アルキレン−N(R)R
    (16)SO
    (17)SO−U、
    (18)SO−C1〜6アルキレン−U、
    (19)SON(R)R
    (20)CycB、
    (21)Uで置換されたC1〜6アルキル、または
    (22)C(O)N(R)−C1〜6アルキレン−Uで置換されたC1〜6アルキル(UはCycB、AryBまたはHetBである。)であり、
    mおよびnはそれぞれ独立して0、1または2に等しい整数であり、ただし、m+nはゼロ、1または2であり、
    は、
    (1)H、
    (2)C1〜6アルキル、
    (3)C1〜6ハロアルキル、
    (4)Vで置換されたC1〜6アルキル(VはOH、O−C1〜6アルキル、O−C1〜6ハロアルキル、SR、S(O)R、SO、N(R)R、C(O)N(R)R、N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、N(R)−C(O)R、N(R)−SO、N(R)−C1〜6アルキレン−SO、N(R)C(O)−C1〜6アルキレン−SO、N(R)−SON(R)R、N(R)−COまたはN(R)−C(O)N(R)Rである。)、
    (5)Wで置換されたC1〜6アルキル(Wは、CycA、AryA、HetA、O−C1〜6アルキレン−CycA、O−C1〜6アルキレン−AryA、O−C1〜6アルキレン−HetA、S(O)−C1〜6アルキレン−CycA、S(O)−C1〜6アルキレン−AryA、S(O)−C1〜6アルキレン−HetA、N(R)−C(O)−AryAまたはN(R)−C(O)−HetAである。)、
    (6)N(R)−SO
    (7)N(R)−SON(R)R
    (8)N(R)−CO
    (9)N(R)R
    (10)N(R)R
    (11)N(R)−C(O)R
    (12)N(R)−C(O)R
    (13)S(O)
    (14)OR
    (16)CycA、
    (17)AryA、
    (18)HetA、
    (19)N(R)−C(O)−CycA、
    (20)N(R)−C(O)−AryA、
    (21)N(R)−C(O)−HetA、
    (22)N(R)−C(O)−N(R)R
    (23)N(R)−C(O)−CycA、
    (24)N(R)−C(O)−AryA、
    (25)N(R)−C(O)−HetA、
    (26)N(R)−C(O)−N(R)R
    (27)N(R)−C(O)C(O)−CycA、
    (28)N(R)−C(O)C(O)−AryA、
    (29)N(R)−C(O)C(O)−HetA、
    (30)N(R)−C(O)C(O)−N(R)R
    (31)N(R)−C(O)C(O)−CycA、
    (32)N(R)−C(O)C(O)−AiyA、
    (33)N(R)−C(O)C(O)−HetA、または
    (34)N(R)−C(O)C(O)−N(R)Rであり、
    jはそれぞれ独立して0、1または2と等しい整数であり、
    は、HまたはC1〜6アルキルであり、あるいは、RおよびRはこれら両方が結合している環炭素原子と一緒になって(i)3〜7員飽和炭素環または(ii)N、OおよびSから独立して選択された1個または2個のヘテロ原子を含有する4〜7員飽和複素環(Nはそれぞれ独立して、場合によってC1〜6アルキルで置換されており、Sはそれぞれ場合によってS(O)またはS(O)に酸化されている。)を形成し、
    はそれぞれ独立して、HまたはC1〜6アルキルであり、Rはそれぞれ独立してHまたはC1〜6アルキルであり、あるいは、同一炭素原子に結合したRおよびRは一緒にオキソまたはチオキソを形成し、
    はそれぞれ独立して、HまたはC1〜6アルキルであり、Rはそれぞれ独立してHまたはC1〜6アルキルであり、あるいは、同一炭素原子に結合しているRおよびRは一緒にオキソまたはチオキソを形成し、
    は、HまたはC1〜6アルキルであり、
    は、HまたはC1〜6アルキルであり、あるいは、RおよびRは一緒にオキソまたはチオキソを形成し、
    は、HまたはC1〜6アルキルであり、
    10は、CycC、AryCまたはHetCで置換されたC1〜6アルキルであり、
    は、それぞれ独立してHまたはC1〜6アルキルであり、
    は、それぞれ独立してHまたはC1〜6アルキルであり、
    は、CycA、AryAまたはHetAで置換されたC1〜6アルキルであり、あるいは、XがN(R)でありおよびRがN(R)部分を含むとき、RおよびRは、(i)Rが結合しているN原子と、(ii)Rが結合しているN原子と、(iii)Rが結合している環炭素と、および(iv)XとRが結合している環炭素との間の0、1または2個の環炭素と、一緒になって5〜7員ジアザシクロアルキル融合環を形成し、RおよびRから得られた融合環の一部はオキソまたはC1〜6アルキルで場合によって置換された1〜4個のメチレン鎖であり、
    およびRはそれぞれ独立して、HまたはC1〜6アルキルであり、またはこれら両方が結合している窒素と一緒になって、RおよびRが結合している窒素に加えてN、OおよびSから選択されたヘテロ原子(Sは場合によってS(O)またはS(O)に酸化されている。)を場合によって含有する4〜7員飽和複素環を形成し、前記飽和複素環は、それぞれ独立してC1〜6アルキルまたはS(O)−C1〜6アルキルである1個または2個の置換基で場合によって置換されており、
    は、C1〜6アルキルであり、あるいは、XがN(R)でありおよびRがSRまたはORであるとき、RおよびRは(i)Rが結合しているN原子と、(ii)Rが結合しているSまたはO原子と、(iii)Rが結合した環炭素と、および(iv)XとRが結合している環炭素との間の0、1または2個の環炭素と、一緒になって5〜7員オキシアザシクロアルキル融合環またはチオアザシクロアルキル融合環を形成し、RおよびRから得られた融合環の一部は1〜4個のメチレン鎖であり、
    CycAはそれぞれ独立して、全部で1個から6個の置換基で場合によって置換されたC3〜8シクロアルキルであり、
    (i)0個から6個の置換基はそれぞれ独立して、
    (1)ハロゲン、
    (2)CN、
    (3)C1〜6アルキル、
    (4)OH、
    (5)O−C1〜6アルキル、
    (6)C1〜6ハロアルキル、または
    (7)O−C1〜6ハロアルキルであり、
    (ii)0個から2個の置換基はそれぞれ独立して、
    (1)CycD、
    (2)AryD、
    (3)HetD、または
    (4)CycD、AryDもしくはHetDで置換されたC1〜6アルキルであり、
    CycBおよびCycCはそれぞれ独立してCycAと同じ定義を有しており、
    AryAはそれぞれ独立して、全部で1個から5個の置換基で場合によって置換されたアリールであり、
    (i)0個から5個の置換基はそれぞれ独立して、
    (1)C1〜6アルキル、
    (2)OH、O−C1〜6アルキル、O−C1〜6ハロアルキル、CN、NO、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、S(O)、S(O)N(R)R、N(R)C(O)R、N(R)CO、N(R)S(O)、N(R)S(O)N(R)R、OC(O)N(R)R、N(R)C(O)N(R)RまたはN(R)C(O)C(O)N(R)Rで置換されたC1〜6アルキル、
    (3)O−C1〜6アルキル、
    (4)C1〜6ハロアルキル、
    (5)O−C1〜6ハロアルキル、
    (6)OH、
    (7)ハロゲン、
    (8)CN、
    (9)NO
    (10)N(R)R
    (11)C(O)N(R)R
    (12)C(O)R
    (13)C(O)−C1〜6ハロアルキル、
    (14)C(O)OR
    (15)OC(O)N(R)R
    (16)SR
    (17)S(O)R
    (18)S(O)
    (19)S(O)N(R)R
    (20)N(R)S(O)
    (21)N(R)S(O)N(R)R
    (22)N(R)C(O)R
    (23)N(R)C(O)N(R)R
    (24)N(R)C(O)−C(O)N(R)R、または
    (25)N(R)COであり、
    (ii)0個から2個の置換基はそれぞれ独立して、
    (1)CycD、
    (2)AryD、
    (3)HetD、または
    (4)CycD、AryDもしくはHetDで置換されたC1〜6アルキルであり、
    AryBおよびAryCはそれぞれ独立して、AryAと同一の定義を有し、
    HetAはそれぞれ独立して、全部で1個から5個の置換基で場合によって置換されたヘテロアリールであり、
    (i)0個から5個の置換基はそれぞれ独立して、
    (1)C1〜6アルキル、
    (2)OH、O−C1〜6アルキル、O−C1〜6ハロアルキル、CN、NO、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、S(O)、S(O)N(R)R、N(R)C(O)R、N(R)CO、N(R)S(O)2R、N(R)S(O)N(R)R、OC(O)N(R)R、N(R)C(O)N(R)RまたはN(R)C(O)C(O)N(R)Rで置換されたC1〜6アルキル、
    (3)O−C1〜6アルキル、
    (4)C1〜6ハロアルキル、
    (5)O−C1〜6ハロアルキル、
    (6)OH、
    (7)オキソ、
    (8)ハロゲン、
    (9)CN、
    (10)NO
    (11)N(R)R
    (12)C(O)N(R)R
    (13)C(O)R
    (14)C(O)−C1〜6ハロアルキル、
    (15)C(O)OR
    (16)OC(O)N(R)R
    (17)SR
    (18)S(O)R
    (19)S(O)
    (20)S(O)N(R)R
    (21)N(R)S(O)
    (22)N(R)S(O)N(R)R
    (23)N(R)C(O)R
    (24)N(R)C(O)N(R)R
    (25)N(R)C(O)−C(O)N(R)R、または
    (26)N(R)COであり、
    (ii)0個から2個の置換基はそれぞれ独立して、
    (1)CycD、
    (2)AryD、
    (3)HetD、または
    (4)CycD、AryDもしくはHetDで置換されたC1〜6アルキルであり、
    HetBおよびHetCはそれぞれ独立して、HetAと同一の定義を有し、
    CycDはそれぞれ独立して、それぞれが独立してハロゲン、C1〜6アルキル、OH、O−C1〜6アルキルまたはC1〜6ハロアルキルである1個から4個の置換基で場合によって置換されているC3〜8シクロアルキルであり、
    AryDはそれぞれ独立してフェニルまたはナフチルであり、前記フェニルまたはナフチルは、それぞれが独立してAryAの定義の(i)部で前述した置換基(1)から(25)のいずれか1つである1個から5個の置換基で場合によって置換されており、
    HetDはそれぞれ独立して、N、OおよびSから独立して選択された1個から4個のヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロ芳香族環であり、前記ヘテロ芳香族環は、それぞれが独立してハロゲン、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、O−C1〜6アルキル、O−C1〜6ハロアルキルまたはヒドロキシである1個から4個の置換基で場合によって置換されており、
    アリールはそれぞれ独立して、(i)フェニル、(ii)少なくとも1個の環が芳香族である9または10員2環の融合炭素環系、または(iii)少なくとも1個の環が芳香族である11から14員3環の融合炭素環系であり、
    ヘテロアリールはそれぞれ独立して、(i)N、OおよびSから独立して選択された1個から4個のヘテロ原子(Nはそれぞれ、場合によってオキシドの形態である。)を含有する5または6員ヘテロ芳香族環、または(ii)N、OおよびSから独立して選択された1個から4個のヘテロ原子を含有する9または10員2環の融合環系(1個または両方の環が1個または複数のヘテロ原子を含有し、少なくとも1個の環が芳香族であり、Nはそれぞれ場合によってオキシドの形態であり、芳香族ではない環のSはそれぞれ場合によってS(O)またはS(O)である。)であり、
    ただし、
    (A)mが0であり、XがOであるとき、RはHではなくおよびC1〜6アルキルではなく、
    (B)mが0であり、XがOでありおよび−X[−C(RC(R)]−部分が−OCH−または−OCHCH−または−OCHCHCH−であるとき、RおよびRは一緒になって環を形成せず、
    (C)XがN(R)でありおよびR
    (1)H、
    (2)C1〜6アルキル、
    (3)Tで置換されたC1〜6アルキル(TはCO、CN、SO、N(R)R、C(O)N(R)RまたはN(R)−C(O)Rである。)、
    (4)C1〜6ハロアルキル、
    (5)C(O)R
    (6)C(O)−C1〜6ハロアルキル、
    (8)C(O)−U(UはAryBまたはHetBである。)、
    (9) C(O)−C1〜6アルキレン−U、
    (10) C(O)N(R)R
    (11) C(O)−C1〜6アルキレン−N(R)R
    (14) C(O)C(O)−N(R)R(RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって飽和複素環を形成しているときを除く)、
    (16)SORA、
    (18)SO−C1〜6アルキレン−U、または
    (21)Uで置換されたC1〜6アルキル(Uで置換されたC1〜6アルキルがCH−HetBであり、HetBが1個から4個のN原子、0個または1個のO原子、0個または1個のS原子から独立して選択された2個から4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環である(前記ヘテロ芳香族環は環炭素原子を介して−CH−部分に結合し、メチル基で場合によって置換されており、mは0であり、−C(RC(R)−部分は−CHCH−である。)ときを除く。)であるとき、
    は、
    (4)Vで置換されたC1〜6アルキル(Vは、S(O)R、N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、N(R)−SO、N(R)−C1〜6アルキレン−SO、N(R)C(O)−C1〜6アルキレン−SO、N(R)−SON(R)R、N(R)−COまたはN(R)−C(O)N(R)R(N(R)−C(O)N(R)RがNH−C(O)NH以外のとき)である。)、
    (5)Wで置換されたC1〜6アルキル(Wは、O−C1〜6アルキレン−CycA、O−C1〜6アルキレン−AryA、O−C1〜6アルキレン−HetA、S(O)−C1〜6アルキレン−CycA、S(O)−C1〜6アルキレン−AryA、S(O)−C1〜6アルキレン−HetA、N(R)−C(O)−AryAまたはN(R)−C(O)−HetAである。)、
    (7)RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって場合によって置換された飽和複素環を形成するとき、N(R)−SON(R)R
    (10)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)R
    (12)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)R
    (13)RおよびRが融合チオアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、S(O)
    (14)RおよびRが融合オキシアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、OR
    (16)CycA、
    (21)N(R)−C(O)−HetA、
    (22)RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって場合によって置換された飽和複素環を形成するとき、N(R)−C(O)−N(R)R
    (23)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)−CycA、
    (24)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)−AryA、
    (25)N(R)−C(O)−HetA、
    (26)(i)RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって場合によって置換された飽和複素環を形成しまたは(ii)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)−N(R)R
    (27)N(R)−C(O)C(O)−CycA、
    (28)N(R)−C(O)C(O)−AryA、
    (29)N(R)−C(O)C(O)−HetA、
    (30)N(R)−C(O)C(O)−N(R)R
    (31)N(R)−C(O)C(O)−CycA、
    (32)N(R)−C(O)C(O)−AryA、
    (33)N(R)−C(O)C(O)−HetA、または
    (34)N(R)−C(O)C(O)−N(R)Rであり、または
    (D)mが0であり、−C(RC(R)−部分が−CHCH−であり、XがN(R)であり、RがCH−HetBであり、HetBが1個から4個のN原子、0個または1個のO原子および0個または1個のS原子から独立して選択された2個から4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環である(前記ヘテロ芳香族環は環炭素原子を介して−CH−部分に結合しておりおよびメチル基で場合によって置換されている。)とき、
    (d1)Rは条件Cで定義された通りであり、または
    (d2)RおよびRはいずれもメチルであり、RはHであり、R10は4−フルオロベンジルである。)
  2. 下式の化合物である、請求項1に記載の化合物またはこの医薬として許容される塩。
    Figure 0005116660
  3. がHであり、
    10が、
    (1)CH−フェニルまたはCH−HetC(前記フェニルは全部で1個から3個の置換基で場合によって置換されており、(i)0個から3個の置換基はそれぞれ独立して、ブロモ、クロロ、フルオロ、C1〜4アルキル、CF、C(O)NH、C(O)NH(C1〜4アルキル)、C(O)N(C1〜4アルキル)、S−C1〜4アルキル、SO−C1〜4アルキルまたはSON(C1〜4アルキル)であり、(ii)0から1個の置換基は、イミダゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、ピロリルおよびピラゾリルからなる群から選択されたヘテロ芳香族であり、前記ヘテロ芳香族環は、それぞれが独立してCl、Br、F、C1〜4アルキル、CF、O−C1〜4アルキル、OCFまたはOHである1個または2個の置換基で場合によって置換されている。)、
    (2)CH−HetC(HetCは、(i)1個から4個のN原子、0個から1個のO原子および0個から1個のS原子から独立して選択された全部で1個から4個のヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロ芳香族環または(ii)9または10員の2環の融合環系であるヘテロアリール(1個の環はベンゼン環であり、もう1個の環は0個から3個のN原子、0個から1個のO原子および0個から1個のS原子から独立して選択された1個から3個のヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロ芳香族環であり、前記ヘテロアリールはそれぞれ独立してCl、Br、FまたはC1〜4アルキルである1個から3個の置換基で場合によって置換されている。)である、請求項1に記載の化合物またはこの医薬として許容される塩。
  4. が、
    (1)H、
    (2)C1〜4アルキル、
    (3)Tで置換されたC1〜4アルキル(TはCO、CN、N(R)RまたはC(O)N(R)Rである。)、
    (4)C(O)R
    (5)C(O)−C1〜4フルオロアルキル、
    (6)CO
    (7)SORA、
    (8)SO−AryB、
    (9)SON(R)R
    (10)C(O)N(R)R
    (11)C(O)C(O)−N(R)R
    (12)C(O)−C1〜4アルキレン−N(R)R
    (13)CycB、
    (14)Uで置換されたC1〜4アルキル(UはCycB、AryBまたはHetBである。)、または、
    (15)C(O)N(R)−C1〜4アルキレン−HetBで置換されたはC1〜4アルキルであり、
    が、
    (1)H、
    (2)C1〜4アルキル、
    (3)Vで置換されたC1〜4アルキル(VはOH、O−C1〜4アルキル、SR、S(O)R、SO、N(R)R、C(O)N(R)R、N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、N(R)−C(O)R、N(R)−SO、N(R)−C1〜4アルキレン−SO、N(R)C(O)−C1〜4アルキレン−SO、N(R)−SON(R)RまたはN(R)−COである。)、
    (4)Wで置換されたC1〜4アルキル(Wは、CycA、AryA、HetA、O−C1〜4アルキレン−AryA、O−C1〜4アルキレン−HetAまたはN(R)−C(O)−HetAである。)、
    (5)N(R)−SO
    (6)N(R)−SON(R)R
    (7)N(R)−CO
    (8)N(R)R
    (9)N(R)R
    (10)N(R)−C(O)R
    (11)N(R)−C(O)R
    (12)SR、S(O)RまたはS(O)
    (13)N(R)−C(O)−HetA、
    (14)N(R)−C(O)−N(R)R
    (15)N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、または
    (16)N(R)−C(O)C(O)−N(R)Rであり、
    がHまたはC1〜4アルキルであり、または、RおよびRがこれら両方が結合している環炭素原子と一緒になって(i)3から6員飽和炭素環または(ii)N、OおよびSから選択された(前記NはC1〜4アルキルで場合によって置換されており、前記Sは場合によってS(O)またはS(O)に酸化されている。)1個のヘテロ原子を含有する6員飽和複素環を形成し、
    がそれぞれ独立して、HまたはC1〜4アルキルであり、Rがそれぞれ独立してHまたはC1〜4アルキルであり、または、同一炭素原子に結合しているRおよびRが一緒になってオキソを形成し、
    がそれぞれ独立してHまたはC1〜4アルキルであり、Rがそれぞれ独立してHまたはC1〜4アルキルであり、または、同一炭素原子に結合しているRおよびRが一緒になってオキソを形成し、
    が、HまたはC1〜4アルキルであり、
    が、HまたはC1〜4アルキルであり、または、RおよびRが一緒になってオキソを形成し、
    が、HまたはC1〜4アルキルであり、
    10が、CycC、AryCまたはHetCで置換されたC1〜4アルキルであり、
    が、それぞれ独立してHまたはC1〜4アルキルであり、
    が、それぞれ独立してHまたはC1〜4アルキルであり、
    が、CycA、AryAまたはHetAで置換されたC1〜4アルキルであり、または、XがN(R)でありおよびRがN(R)部分を含むとき、RおよびRは(i)Rが結合しているN原子と、(ii)Rが結合しているN原子と、(iii)Rが結合している環炭素とおよび(iv)XとRが結合した環炭素との間の0、1または2個の環炭素と、一緒になって5もしくは6員ジアザシクロアルキル融合環を形成し、RおよびRから得られた融合環の一部はオキソまたはC1〜4アルキルで場合によって置換された1〜3個のメチレン鎖であり、
    およびRがそれぞれ独立して、HまたはC1〜4アルキルであり、またはこれら両方が結合している窒素と一緒になって、RおよびRが結合している窒素に加えてN、OおよびSから選択されたヘテロ原子(前記Sは場合によってS(O)またはS(O)に酸化されている。)を場合によって含有する5もしくは6員飽和複素環を形成し、前記飽和複素環は、それぞれ独立してC1〜4アルキルまたはS(O)−C1〜4アルキルである1個または2個の置換基で場合によって置換されており、
    がC1〜4アルキルであり、あるいは、XがN(R)でありおよびRがSRであるとき、RおよびRは(i)Rが結合しているN原子と、(ii)Rが結合しているS原子と、(iii)Rが結合している環炭素とおよび(iv)XとRが結合している環炭素との間の0、1または2個の環炭素と、一緒になって5または6員融合チオアザシクロアルキル環を形成し、RおよびRから得られた前記融合環の一部は1〜3個のメチレン鎖であり、
    CycAがそれぞれ独立して、それぞれが独立してC1〜4アルキル、OHまたはO−C1〜4アルキルである1個または2個の置換基で場合によって置換されたC3〜6シクロアルキルであり、
    CycBがそれぞれ独立して、C1〜4アルキル、OHまたはO−C1〜4アルキルである1個または2個の置換基で場合によって置換されたC3〜6シクロアルキルであり、
    CycCがそれぞれ独立して、C1〜4アルキル、OHまたはO−C1〜4アルキルである1個または2個の置換基で場合によって置換されたC3〜6シクロアルキルであり、
    AryAがそれぞれ独立して、フェニルまたはナフチルであり、前記フェニルまたはナフチルは、それぞれが独立して、
    (1)OH、O−C1〜4アルキル、O−C1〜4ハロアルキル、CN、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、SOまたはS(O)N(R)Rで場合によって置換されたC1〜4アルキル、
    (2)O−C1〜4アルキル、
    (3)C1〜4ハロアルキル、
    (4)O−C1〜4ハロアルキル、
    (5)OH、
    (6)ハロゲン、
    (7)CN、
    (8)NO
    (9)N(R)R
    (10)C(O)N(R)R
    (11)C(O)R
    (12)C(O)−C1〜4ハロアルキル、
    (13)CO
    (14)SR
    (15)S(O)R
    (16)SO、または
    (17)SON(R)Rである1個から3個の置換基で場合によって置換されており、
    AryBが独立して、AryAと同一の定義を有し、
    AryCがフェニルまたはナフチルであり、前記フェニルまたはナフチルは、
    (i)それぞれが独立して、AryAの定義で前述した置換基(1)から(17)のいずれか1個である1個から3個の置換基で場合によって置換されており、
    (ii)(1)AryD、
    (2)HetD、
    (3)CycDまたは
    (4)CycD、AryDもしくはHetDで置換されたC1〜4アルキルで場合によって置換されており、
    HetAがそれぞれ独立して、0個から4個のN原子、0個または1個のO原子、および0個または1個のS原子から独立して選択された1個から4個のヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロ芳香族環であり、Nはそれぞれ場合によってオキシドの形態であり、前記ヘテロ芳香族環は、それぞれが独立して、ハロゲン、C1〜4アルキルまたはOHである1個から3個の置換基で場合によって置換されており、
    HetBが、0個から4個のN原子、0個または1個のO原子および0個または1個のS原子から独立して選択された1個から4個のヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロ芳香族環であり、前記ヘテロ芳香族環は、それぞれが独立して、ハロゲン、C1〜4アルキルまたはOHである1個から3個の置換基で場合によって置換されており、
    HetCが、0個から4個のN原子、0個または1個のO原子および0個または1個のS原子から独立して選択された1個から4個のヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロ芳香族環であり、Nはそれぞれ場合によってオキシドの形態であり、前記ヘテロ芳香族環は、
    (i)それぞれが独立して、ハロゲン、C1〜4アルキルまたはOHである1個から3個の置換基で場合によって置換されており、
    (ii)AryD、HetD、CycDまたはAryD、HetDもしくはCycDで置換されたC1〜4アルキルで場合によって置換されており、
    CycDがそれぞれ独立して、それぞれが独立してC1〜4アルキル、OHまたはO−C1〜4アルキルである1個または2個の置換基で場合によって置換されているC3〜6シクロアルキルであり、
    AryDがそれぞれ独立してフェニルまたはナフチルであり、前記フェニルまたはナフチルは、それぞれが独立して、AryAの定義で前述した置換基(1)から(17)のいずれか1個である1個から3個の置換基で場合によって置換されており、
    HetDはそれぞれ独立して、0個から4個のN原子、0個または1個のO原子および0個または1個のS原子から選択された1個から4個のヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロ芳香族環であり、前記ヘテロ芳香族環は、それぞれが独立して、ハロゲン、C1〜4アルキルまたはOHである1個から3個の置換基で場合によって置換されており、
    ただし、
    (A)mが0であり、XがOであるとき、RはHではなくおよびC1〜4アルキルではなく、
    (B)mが0であり、XがOでありおよび−X[−C(RC(R)]−部分が−OCH−または−OCHCH−または−OCHCHCH−であるとき、RおよびRは一緒になって環を形成せず、
    (C)XがN(R)でありおよびR
    (1)H、
    (2)C1〜4アルキル、
    (3)Tで置換されたC1〜4アルキル(TはCO、CN、N(R)RまたはC(O)N(R)Rである。)、
    (4)C(O)R
    (5)C(O)−C1〜4フルオロアルキル、
    (7)SO
    (10)C(O)N(R)R
    (11)C(O)C(O)−N(R)R(RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって飽和複素環を形成しているときを除く。)、
    (12)C(O)−C1〜4アルキレン−N(R)R、または
    (14)Uで置換されたC1〜4アルキル(Uで置換されたC1〜4アルキルがCH−HetBであり、HetBが1個から4個のN原子、0個または1個のO原子および0個または1個のS原子から独立して選択された2個から4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環である(前記ヘテロ芳香族環は環炭素原子を介して−CH−部分に結合しており、メチル基で場合によって置換されており、mは0でありおよび−C(RC(R)−部分は−CHCH−である。)ときを除く。)であるとき、
    は、
    (3)Vで置換されたC1〜4アルキル(Vは、S(O)R、N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、N(R)−SO、N(R)−C1〜4アルキレン−SO、N(R)C(O)−C1〜4アルキレン−SO、N(R)−SON(R)RまたはN(R)−COである。)、
    (4)Wで置換されたC1〜4アルキル(Wは、O−C1〜4アルキレン−AryA、O−C1〜4アルキレン−HetAまたはN(R)−C(O)−HetAある。)、
    (6)RおよびRが、これら両方が結合しているNと一緒になって場合によって置換された飽和複素環を形成しているとき、N(R)−SON(R)R
    (9)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)R
    (11)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)R
    (12)RおよびRが融合チオアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、SR、S(O)RまたはS(O)
    (13)N(R)−C(O)−HetA、
    (14)(i)RおよびRがこれら両方が結合しているNと一緒になって場合によって置換された飽和複素環を形成しているときまたは(ii)RおよびRが場合によって置換された融合ジアザシクロアルキル環の形成に関与しているとき、N(R)−C(O)−N(R)R
    (15)N(R)−C(O)C(O)−N(R)R、または
    (16)N(R)−C(O)C(O)−N(R)R
    であり、または
    (D)mが0であり、−C(R)nC(R)部分が−CHCH−であり、XがN(R)であり、RがCH−HetBであり、HetBが1個から4個のN原子、0個または1個のO原子および0個または1個のS原子から独立して選択された2個から4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環である(前記ヘテロ芳香族環は環炭素原子を介して−CH−部分に結合しており、メチル基で場合によって置換されている。)とき、
    (d1)Rは条件Cで定義された通りであり、または
    (d2)RおよびRはいずれもメチルであり、RはHであり、R10は4−フルオロベンジルである
    請求項1に記載の化合物またはこれらの医薬として許容される塩。
  5. 下式の化合物である、請求項4に記載の化合物またはこの医薬として許容される塩。
    Figure 0005116660
  6. およびRがいずれもメチルであり、
    、R、RおよびRがいずれもHであり、
    10が4−フルオロベンジルであり、
    がCH−HetBであり、
    HetBが1個から4個のN原子、0個または1個のO原子および0個または1個のS原子から独立して選択された2個から4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環であり、前記ヘテロ芳香族環は、環炭素原子を介して−CH−部分に結合しており、メチル基で場合によって置換されている、式IIIである、請求項5に記載の化合物またはこの医薬として許容される塩。
  7. がN(R)−C(O)C(O)−N(CR)REまたはN(R)−C(O)C(O)−N(R)Rであり、
    がHである、式II、III、V、VIまたはVIIの化合物である、請求項5に記載の化合物またはそれらの医薬として許容される塩。
  8. N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−7’−メチル−4’−オキソ−6’,7’−ジヒドロ−4’H−スピロ[シクロヘキサン−1,8’−イミダゾ[1,5−a]ピリミジン]−2’−カルボキシアミド、
    N−[4−フルオロ−2−(メチルスルホニル)ベンジル]−3−ヒドロキシ−7,8,8−トリメチル−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−8−ヒドロキシ−7−オキソ−2,3,7,10b−テトラヒドロ[1,3]チアゾロ[3’,2’:3,4]イミダゾ[1,5−a]ピリミジン−9−カルボキシアミド、
    3−ヒドロキシ−7,8,8−トリメチル−N−[2−(メチルチオ)ベンジル]−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8,8−ジメチル−4−オキソ−7−(ピリジン−3−イルメチル)−4,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8,8−ジメチル−4,6−ジオキソ−4,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    9−[(ベンジルオキシ)メチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    8−アセチル−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9−(ヒドロキシメチル)−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    9−[(ベンジルオキシ)メチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    8−アセチル−9−[(ベンジルオキシ)メチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    9−[(ジメチルアミノ)メチル]−8−[(ジメチルアミノ)(オキソ)アセチル]N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    8−アセチル−9−[(ジメチルアミノ)メチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    9−[(ジメチルアミノ)メチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−(1,3−オキサゾール−4−イルメチル)−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    9−[(ジメチルアミノ)メチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    9−[(ジメチルアミノ)メチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−[(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−9−イル)メチル]−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    9−{[[(ジメチルアミノ)スルホニル](メチル)アミノ]メチル}−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−9−({メチル[(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}メチル)−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−9−{[メチル(メチルスルホニル)アミノ]メチル}−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−9−{[メチル(ピリジン−2−イルカルボニル)アミノ]メチル}−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−9−({メチル[(1−オキシドピリジン−2−イル)カルボニル]アミノ}メチル)−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    メチル9−[(ジメチルアミノ)メチル]−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−カルボキシラート
    9−[(ジメチルアミノ)メチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−(メチルスルホニル)−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    9−[(ジメチルアミノ)メチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9−[(メチルチオ)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−9−[(メチルスルホニル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3’−ヒドロキシ−4′−オキソ−2,3,5,6,7’,8’−ヘキサヒドロ−4’H,6’H−スピロ[ピラン−4,9’−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン]−2’−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3′−ヒドロキシ−8’−メチル−4’−オキソ−2,3,5,6,7’,8’−ヘキサヒドロ−4’H,6’H−スピロ[ピラン−4,9’−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン]−2’−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9−メチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    8−アセチル−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9−メチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    8−[(ジメチルアミノ)(オキソ)アセチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9−メチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9−メチル−8−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9−メチル−8−(1,3−オキサゾール−4−イルメチル)−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3’−ヒドロキシ−8’−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル]−4’−オキソ−2,3,5,6,7’,8’−ヘキサヒドロ−4’H,6’H−スピロ[ピラン−4,9’−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン]−2’−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3’−ヒドロキシ−8’−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル]−4’−オキソ−7’,8’−ジヒドロ−4’H,6’H−スピロ[シクロプロパン−1,9’−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン]−2’−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3’−ヒドロキシ−8’−(1,3−オキサゾール−4−イルメチル)−4’−オキソ−7’,8’−ジヒドロ−4’H,6’H−スピロ[シクロプロパン−1,9’−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン]−2’−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8,9,9−トリメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    8−[(ジメチルアミノ)(オキソ)アセチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    8−アセチル−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−(メチルスルホニル)−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8,9,9−トリメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−[4−フルオロ−2−(メチルスルホニル)ベンジル]−3−ヒドロキシ−8,9,9−トリメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(3−ブロモ−4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8,9,9−トリメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−{4−フルオロ−2−(メチルアミノ)カルボニル]ベンジル}−3−ヒドロキシ−8,9,9−トリメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−(1H−ピラゾール−5−イルメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−(ピラジン−2−イルメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−(1,3−オキサゾール−4−イルメチル)−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−(1,3−オキサゾール−5−イルメチル)−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−(2−モルホリン−4−イルメチル)−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−(1H−1,2,3−トリアゾール−5−イルメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N8−エチル−N2−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2,8−ジカルボキシアミド、
    8−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−(ピリジン−2−イルメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−(2−ピリジン−2−イルメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−(1H−ピラゾール−5−イルメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−(1,3−チアゾール−5−イルメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    8−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    8−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    8−[2−(ジメチルアミノ)−1−オキソエチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    8−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(2−メチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(3−メチルイソキサゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    8−(シアノメチル)−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−(1H−テトラゾール−5−イルメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−(2−モルホリン−4−イル−2−オキソエチル)−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−(2−オキソ−ピロリジン−1−イルエチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[2−(メチルアミノ)−2−オキソエチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    (2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)酢酸、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イルメチル)−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−8−{2−オキソ−2−[(ピリジン−4−イルメチル)アミノ]エチル}−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−(1,3−オキサゾール−2−イルメチル)−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(2−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    8−ベンジル−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    8−(2−アミノ−2−オキソエチル)−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(5−メチル−1,3−オキサゾール−2−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−[(4−メチル−1,3−オキサゾール−2−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    (2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−8−イル)酢酸、
    8−ベンジル−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−8−(1H−1,2,3−トリアゾール−5−イルメチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    8−[(ジメチルアミノ)(オキソ)アセチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    8−アセチル−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−8−(トリフルオロアセチル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4,7−ジオキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    7−ベンジル−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4,6−ジオキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,6−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−7−メチル−4,6−ジオキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,6−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−4−オキソ−8,9−ジヒドロ−4H−ピリミド[2,1−d][1,2,5]チアジアジン−2−カルボキシアミド7,7−ジオキシド、
    (+)N−[2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−8−(2−フェニルエチル)−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル]−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−[2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−8−(2−フェニルエチル)−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル]−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    N−(8−(ジメチルアミノ)(オキソ)アセチル]−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    N−(シクロヘキシルメチル)−N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N′,N′−ジメチルエタンジアミド、
    N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N−ベンジル−N′,N′−ジメチルエタンジアミド、
    N−(8−ベンジル−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    N−[2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−(メチルスルホニル)−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル]−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(2−{[(3−クロロ−4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−8−シクロプロピル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(3−クロロ−4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−8−シクロプロピル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−8−シクロプロピル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−8−シクロプロピル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(8−シクロプロピルメチル)−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(8−シクロプロピルメチル)−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(8−シクロペンチル−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(8−シクロペンチル−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N−イソブチル−N′,N′−ジメチルエタンジアミド、
    (+)N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−イソプロピル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−イソプロピル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−10−{メチル[モルホリン−4−イル(オキソ)アセチル]アミノ}−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド、
    (+)N−(8−シクロプロピルメチル)−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(8−シクロプロピルメチル)−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(8−シクロプロピル−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(8−シクロプロピル−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(8−エチル−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(8−エチル−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    N−エチル−N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N′,N′−ジメチルエタンジアミド、
    (+)N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−イソプロピル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−イソプロピル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    N−(8−アセチル−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−10−{メチル[オキソ(ピロリドン−1−イル)アセチル]アミノ}−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド、
    10−[アセチル(シクロヘキシルメチル)アミノ]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−ジカルボキアミド、
    10−[アセチル(ベンジル)アミノ]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−ジカルボキアミド、
    8−アセチル−10−[ベンジル(メチル)アミノ]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−ジカルボキアミド、
    (+)N−(2−{[(3−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(3−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(3−クロロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(8−エチル−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(8−エチル−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    N−エチル−N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N’,N’−ジメチルエタンジアミド、
    (−)N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−10−{メチル[(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)カルボニル]アミノ}−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド、
    (+)N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−10−{メチル[(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)カルボニル]アミノ}−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド、
    10−[[(ジメチルアミノ)スルホニル(メチル)アミノ]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−ジカルボキアミド、
    (+)N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    11−[(ジメチルアミノ)(オキソ)アセチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10,11,12−ヘキサヒドロ−4H−8,12−メタノピリミド[1,2−a]トリアゾニン−2−カルボキシアミド、
    10−[ベンジル(メチル)アミノ]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−ジカルボキアミド、
    N’−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N−ジメチルエタンジアミド、
    10−[(アセチル(イソブチル)アミノ]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−ジカルボキアミド、
    10−[(シクロヘキシルメチル)アミノ]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−ジカルボキアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−10−[メチル(メチルスルホニル)アミノ]−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド、
    10−(ベンジルアミノ)−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−ジカルボキアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−10−[(メチルスルホニル)アミノ]−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド、
    メチル−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)メチルカルバマート、
    8−[(ジメチルアミノ)(オキソ)アセチル]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキアミド、
    8−ベンジル−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−10−(イソブチルアミノ)−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド、
    10−[アセチル(メチル)アミノ]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−ジカルボキアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−(メチルスルホニル)−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド、
    10−(アセチルアミノ)−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリジミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−ジカルボキアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−11−メチル−4,10−ジオキソ−6,7,9,10,11,12−ヘキサヒドロ−4H−8,12−メタノピリミド[1,2−d][1,4,7]トリアゾニン−2−カルボキシアミド、
    8−アセチル−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−10,10−ジメチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−a][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,10,10−トリメチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−a][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−2−カルボキシアミド、
    10−(ジメチルアミノ)−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−2−カルボキシアミド、
    10−[アセチル(メチル)アミノ]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−2−カルボキシアミド、
    (+)N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4h−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4h−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    10−[[(ジメチルアミノ)スルホニル](メチル)アミノ]−N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4h−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−10−{メチル[(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)カルボニル]アミノ}−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4h−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−2−カルボキシアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−10−{メチル[(4−メチルピペラジン−1−イル)(オキソ)アセチル]アミノ}−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−2−カルボキシアミド、および
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−10−{メチル[(4−メチルピペラジン−1−イル)スルホニル]アミノ}−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4H−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−2−カルボキシアミドからなる群から選択された化合物である化合物またはこの医薬として許容される塩。
  9. N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−9,9−ジメチル−8−(2−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル]−4−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピラジノ[1,2−a]ピリミジン−2−カルボキシアミド、
    (−)N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−8−シクロプロピル−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(8−シクロプロピルメチル)−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(8−シクロプロピルメチル)−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(8−シクロペンチル−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N−イソブチル−N’,N’−ジメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−イソプロピル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    N−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシ−8−メチル−10−{メチル[モルホリン−4−イル(オキソ)アセチル]アミノ}−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−2−カルボキシアミド、
    (+)N−(8−シクロプロピルメチル)−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(8−シクロプロピルメチル)−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N′,N′−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(8−シクロプロピル−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(8−シクロプロピル−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    N−(2−{[(3−クロロ−4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(8−エチル−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(8−エチル−2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    N−エチル−N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N’,N’−ジメチルエタンジアミド(塩酸塩)、
    (+)N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−イソプロピル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−イソプロピル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(2−{[(3−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’′−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(3−クロロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(3−クロロ−4−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(8−エチル−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(8−エチル−2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    N−エチル−N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N’,N’−ジメチルエタンジアミド、
    (+)N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−8−メチル−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (−)N−(2−{[(4−フルオロ−3−メチルベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピリミド[1,2−d][1,4]ジアゼピン−10−イル)−N,N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、
    (+)N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4h−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミド、および
    (−)N−(2−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}−3−ヒドロキシ−4−オキソ−6,7,9,10−テトラヒドロ−4h−ピリミド[1,2−d][1,4]オキサゼピン−10−イル)−N,N’,N’−トリメチルエタンジアミドからなる群から選択された化合物である請求項8に記載の化合物またはこの医薬として許容される塩。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物またはこの医薬として許容される塩の有効量および医薬として許容される担体を含む医薬組成物。
  11. HIVインテグラーゼの阻害を必要とする対象におけるHIVインテグラーゼの阻害のための薬剤の調製で使用するための、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物またはこの医薬として許容される塩。
  12. HIV感染の治療若しくは予防またはAIDSの治療、予防または発症遅延を必要とする対象におけるHIV感染の治療若しくは予防またはAIDSの治療、予防もしくは発症遅延のための薬剤の調製に使用するための請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物またはそれらの医薬として許容される塩。
JP2008503572A 2005-03-31 2006-03-22 Hivインテグラーゼ阻害剤 Expired - Fee Related JP5116660B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US66689705P 2005-03-31 2005-03-31
US60/666,897 2005-03-31
PCT/GB2006/001062 WO2006103399A1 (en) 2005-03-31 2006-03-22 Hiv integrase inhibitors

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008534561A JP2008534561A (ja) 2008-08-28
JP2008534561A5 JP2008534561A5 (ja) 2008-12-11
JP5116660B2 true JP5116660B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=36648790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008503572A Expired - Fee Related JP5116660B2 (ja) 2005-03-31 2006-03-22 Hivインテグラーゼ阻害剤

Country Status (7)

Country Link
US (2) US7981879B2 (ja)
EP (1) EP1866313A1 (ja)
JP (1) JP5116660B2 (ja)
CN (1) CN101146811B (ja)
AU (1) AU2006228278C1 (ja)
CA (1) CA2600832C (ja)
WO (1) WO2006103399A1 (ja)

Families Citing this family (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7273859B2 (en) * 2004-05-12 2007-09-25 Bristol-Myers Squibb Company HIV integrase inhibitors: cyclic pyrimidinone compounds
US7491819B1 (en) 2004-05-28 2009-02-17 Bristol-Myers Squibb Company N-[4-Fluorophenyl)methyl]-4,6,7,9-tetrahydro-3-hydroxy-9,9-dimethyl-4-oxo-pyrimido[2,1-c][1,4]oxazine-2-carboxamide as an HIV integrase inhibitor
US7192948B2 (en) * 2004-05-28 2007-03-20 Bristol-Myers Squibb Company Bicyclic heterocycles as HIV integrase inhibitors
US7176196B2 (en) 2004-05-28 2007-02-13 Bristol-Myers Squibb Company Bicyclic heterocycles as HIV integrase inhibitors
KR101848819B1 (ko) 2005-04-28 2018-04-16 비이브 헬쓰케어 컴퍼니 Hiv 통합효소 억제 활성을 가지는 다환식 카르바모일피리돈 유도체
US7494984B2 (en) 2005-08-31 2009-02-24 Bristol-Myers Squibb Company Substituted imidazo[1,2-a]pyrimidines as HIV viral DNA integrase inhibitors
WO2007059125A2 (en) 2005-11-15 2007-05-24 Bristol-Myers Squibb Company Hiv integrase inhibitors
US7902182B2 (en) 2005-11-16 2011-03-08 Bristol-Myers Squibb Company HIV integrase inhibitors
US8039458B2 (en) * 2005-11-17 2011-10-18 Bristol-Myers Squibb Company HIV integrase inhibitors
WO2007143446A1 (en) 2006-05-30 2007-12-13 Bristol-Myers Squibb Company Spiro-condensed heterotricyclic compounds as hiv integrase inhibitors
US7893055B2 (en) 2006-06-28 2011-02-22 Bristol-Myers Squibb Company HIV integrase inhibitors
JP5208962B2 (ja) 2006-12-22 2013-06-12 アベキサ・リミテッド 二環式ピリミジノンおよびその使用
US7763630B2 (en) 2007-06-06 2010-07-27 Bristol-Myers Squibb Company HIV integrase inhibitors
CA2705318C (en) 2007-11-15 2013-12-31 Boehringer Ingelheim International Gmbh Inhibitors of human immunodeficiency virus replication
MX2010005292A (es) 2007-11-15 2010-07-05 Boehringer Ingelheim Int Inhibidores de la replicacion del virus de la inmunodeficiencia humana.
NZ585226A (en) 2007-11-16 2012-08-31 Gilead Sciences Inc Inhibitors of human immunodeficiency virus replication
US8129398B2 (en) * 2008-03-19 2012-03-06 Bristol-Myers Squibb Company HIV integrase inhibitors
JP5592360B2 (ja) 2008-07-02 2014-09-17 アベキサ・リミテッド イミダゾピリミジノンおよびその使用
CN102239172A (zh) * 2008-10-06 2011-11-09 默沙东公司 Hiv整合酶抑制剂
CA2750045A1 (en) * 2009-01-28 2010-08-05 Merck Sharp & Dohme Corp. Bridged compounds as hiv integrase inhibitors
US8143244B2 (en) 2009-02-26 2012-03-27 Bristol-Myers Squibb Company Cyclopropyl fused indolobenzazepine HCV NS5B inhibitors
US20120220571A1 (en) * 2009-08-26 2012-08-30 Wai John S Hiv integrase inhibitors
US8383639B2 (en) 2009-10-15 2013-02-26 Bristol-Myers Squibb Company HIV integrase inhibitors
US8283366B2 (en) 2010-01-22 2012-10-09 Ambrilia Biopharma, Inc. Derivatives of pyridoxine for inhibiting HIV integrase
CN102336751A (zh) * 2010-07-16 2012-02-01 爱维艾珂瑟有限公司 新型抗病毒剂
US9107922B2 (en) 2010-07-16 2015-08-18 Concert Pharmaceuticals, Inc. Pyrimidinecarboxamide derivatives
US9013997B2 (en) * 2012-06-01 2015-04-21 Broadcom Corporation System for performing distributed data cut-through
WO2014008636A1 (en) * 2012-07-11 2014-01-16 Merck Sharp & Dohme Corp. Macrocyclic compounds as hiv integrase inhibitors
WO2014099586A1 (en) 2012-12-17 2014-06-26 Merck Sharp & Dohme Corp. 4-pyridinonetriazine derivatives as hiv integrase inhibitors
US9493479B2 (en) 2013-04-16 2016-11-15 Merck Sharp & Dohme Corp. Substituted pyrido[1,2-a]pyrazines as HIV integrase inhibitors
SI2997033T1 (en) 2013-05-17 2018-04-30 Merck Sharp & Dohme Corp. FUZYCLE TRICYCLE HETEROCYCLIC COMPOUNDS AS HIV INTEGRATED INHIBITORS
US9951079B2 (en) 2013-06-13 2018-04-24 Merck Sharp & Dohme Corp. Fused tricyclic heterocyclic compounds as HIV integrase inhibitors
JP6081662B2 (ja) 2013-09-27 2017-02-15 メルク・シャープ・アンド・ドーム・コーポレーションMerck Sharp & Dohme Corp. Hivインテグラーゼ阻害薬として有用な置換されたキノリジン誘導体
GB201322334D0 (en) 2013-12-17 2014-01-29 Agency Science Tech & Res Maleimide derivatives as modulators of WNT pathway
WO2015089847A1 (en) 2013-12-20 2015-06-25 Merck Sharp & Dohme Corp. Spirocyclic heterocycle compounds useful as hiv integrase inhibitors
WO2016187788A1 (en) 2015-05-25 2016-12-01 Merck Sharp & Dohme Corp. Fused tricyclic heterocyclic compounds useful for treating hiv infection
EP3377066B1 (en) 2015-11-17 2021-04-07 Merck Sharp & Dohme Corp. Amido-substituted pyridotriazine derivatives useful as hiv integrase inhibitors
US10544155B2 (en) 2015-12-15 2020-01-28 Merck Sharp & Dohme Corp. Spirocyclic quinolizine derivatives useful as HIV integrase inhibitors
CN105523998B (zh) * 2015-12-16 2019-12-17 杨冰 一种甲巯咪唑的制备工艺
WO2017113288A1 (en) 2015-12-31 2017-07-06 Merck Sharp & Dohme Corp. Fused tricyclic heterocyclic compounds as hiv integrase inhibitors
CN110062627A (zh) 2016-12-02 2019-07-26 默沙东公司 可用作hiv整合酶抑制剂的三环杂环化合物
JOP20190130A1 (ar) 2016-12-02 2019-06-02 Merck Sharp & Dohme مركبات حلقية غير متجانسة رباعية الحلقات مفيدة كمثبطات إنزيم مدمج لفيروس نقص المناعة البشرية (hiv)
US10786488B2 (en) 2017-01-26 2020-09-29 Merck Sharp & Dohme Corp. Substituted quinolizine derivatives useful as HIV integrase inhibitors
MX2021011394A (es) * 2019-03-22 2021-10-13 Gilead Sciences Inc Compuestos de carbamoilpiridona triciclica puenteada y su uso farmaceutico.

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6380249B1 (en) * 1998-06-03 2002-04-30 Merck & Co., Inc. HIV integrase inhibitors
US6306891B1 (en) * 1998-06-03 2001-10-23 Merck & Co., Inc. HIV integrase inhibitors
US6262055B1 (en) * 1998-06-03 2001-07-17 Merck & Co., Inc. HIV integrase inhibitors
EP1196384A4 (en) * 1999-06-25 2002-10-23 Merck & Co Inc 1- (AROMATIC OR HETEROAROMATICALLY SUBSTITUTED) -3- (HETEROAROMATICALLY SUBSTITUTED) -1,3-PROPANDIONS AND THEIR APPLICATIONS
JP4287649B2 (ja) * 2000-10-12 2009-07-01 メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド Hivインテグラーゼ阻害薬として有用なアザ−およびポリアザ−ナフタレニルカルボキサミド類
WO2002036734A2 (en) * 2000-10-12 2002-05-10 Merck & Co., Inc. Aza-and polyaza-naphthalenyl ketones useful as hiv integrase inhibitors
US6841558B2 (en) * 2000-10-12 2005-01-11 Merck & Co., Inc. Aza-and polyaza-naphthalenyl carboxamides useful as HIV intergrase inhibitors
NZ525088A (en) * 2000-10-12 2004-11-26 Merck & Co Inc Aza- and polyaza-naphthalenyl carboxamides useful as HIV integrase inhibitors
EP3042894A1 (en) 2001-08-10 2016-07-13 Shionogi & Co., Ltd. Antiviral agent
DE60218511T2 (de) * 2001-10-26 2007-10-25 Istituto Di Richerche Di Biologia Molecolare P. Angeletti S.P.A. Dihydroxypyrimidin-carbonsäueramid-hemmer der hiv-integrase
DK1441735T3 (da) * 2001-10-26 2006-06-12 Angeletti P Ist Richerche Bio N-substituerede hydroxypyrimidinon-carboxamid-inhibitorer af HIV-integrase
EP1467970B1 (en) * 2002-01-17 2007-08-22 Merck & Co., Inc. Hydroxynaphthyridinone carboxamides useful as hiv integrase inhibitors
AU2003292437A1 (en) * 2002-12-27 2004-07-22 Istituto Di Ricerche Di Biologia Molecolare P. Angeletti Spa Tetrahydro-4h-pyrido(1,2-a)pyrimidines and related compounds useful as hiv integrase inhibitors
WO2004062613A2 (en) * 2003-01-13 2004-07-29 Bristol-Myers Squibb Company Hiv integrase inhibitors
US7037908B2 (en) * 2003-04-24 2006-05-02 Bristol-Myers Squibb Company HIV integrase inhibitors
US20040229982A1 (en) * 2003-05-14 2004-11-18 Goossens Danielle F. Stabilized flame retardant additives and their use
TW200510425A (en) * 2003-08-13 2005-03-16 Japan Tobacco Inc Nitrogen-containing fused ring compound and use thereof as HIV integrase inhibitor
TW200526635A (en) 2003-12-22 2005-08-16 Shionogi & Co Hydroxypyrimidinone derivative having HIV integrase inhibitory activity
US7273859B2 (en) * 2004-05-12 2007-09-25 Bristol-Myers Squibb Company HIV integrase inhibitors: cyclic pyrimidinone compounds
US7115601B2 (en) * 2004-05-18 2006-10-03 Bristol-Myers Squibb Company HIV integrase inhibitors
US7173022B2 (en) * 2004-05-28 2007-02-06 Bristol-Myers Squibb Company Bicyclic heterocycles as HIV integrase inhibitors
US7192948B2 (en) * 2004-05-28 2007-03-20 Bristol-Myers Squibb Company Bicyclic heterocycles as HIV integrase inhibitors
US7491819B1 (en) * 2004-05-28 2009-02-17 Bristol-Myers Squibb Company N-[4-Fluorophenyl)methyl]-4,6,7,9-tetrahydro-3-hydroxy-9,9-dimethyl-4-oxo-pyrimido[2,1-c][1,4]oxazine-2-carboxamide as an HIV integrase inhibitor
US7157447B2 (en) * 2004-05-28 2007-01-02 Bristol-Myers Squibb Company Bicyclic heterocycles as HIV integrase inhibitors
US7176196B2 (en) * 2004-05-28 2007-02-13 Bristol-Myers Squibb Company Bicyclic heterocycles as HIV integrase inhibitors
WO2007064316A1 (en) 2005-11-30 2007-06-07 Bristol-Myers Squibb Company Bicyclic heterocycles as hiv integrase inhibitors

Also Published As

Publication number Publication date
CA2600832A1 (en) 2006-10-05
WO2006103399A1 (en) 2006-10-05
CN101146811A (zh) 2008-03-19
AU2006228278B2 (en) 2010-07-22
CA2600832C (en) 2011-12-13
WO2006103399A8 (en) 2007-11-01
AU2006228278A1 (en) 2006-10-05
EP1866313A1 (en) 2007-12-19
JP2008534561A (ja) 2008-08-28
US20090253681A1 (en) 2009-10-08
US20110257162A1 (en) 2011-10-20
AU2006228278C1 (en) 2011-06-23
US7981879B2 (en) 2011-07-19
CN101146811B (zh) 2012-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5116660B2 (ja) Hivインテグラーゼ阻害剤
AU2003267098B2 (en) Dihydroxypyridopyrazine-1,6-dione compounds useful as HIV integrase inhibitors
EP2456774B1 (en) Fused aminodihydro-oxazine derivatives
US7968553B2 (en) Tetrahydro-4H-pyrido[1,2-a] pyrimidines useful as HIV integrase inhibitors
EP1910360B1 (en) Hiv reverse transcriptase inhibitors
US20060046983A1 (en) Inhibitors of HCV replication
PT2989106T (pt) Compostos heterocíclicos fundidos como inibidores da proteína quinase
EP1458392A2 (en) Acridone inhibitors of impdh enzyme
WO2005087767A1 (en) Hiv integrase inhibitors
WO2013085802A1 (en) Pyrrolopyrimidines as janus kinase inhibitors
AU2005211349A1 (en) N-benzyl-3,4-dihyroxypyridine-2-carboxamide and N-benzyl-2,3-dihydroxypyridine-4-carboxamide compounds useful as HIV integrase inhibitors
WO2008076223A1 (en) Non-nucleoside reverse transcriptase inhibitors
PT1910348T (pt) Compostos de benzotiazol e azabenzotiazol úteis como inibidores de quinases
JP2004511483A (ja) Hivインテグラーゼ阻害薬として有用なアザ−およびポリアザ−ナフタレニルカルボキサミド類
JP2009515865A (ja) 抗ウイルス薬としての四環式インドール誘導体
WO2016100166A1 (en) SUBSTITUTED DIHYDRO-1H-PYRROLO[3,2-c]PYRIDIN-4(5H)-ONES AS RIPK3 INHIBITORS
EP3558305A1 (en) Heterocyclic compounds as hiv protease inhibitors
JP2009513640A (ja) Hivインテグラーゼインヒビター
JP2024510274A (ja) アミノヘテロアリール化合物および組成物
CA2542047A1 (en) Hydroxy pyridopyrrolopyrazine dione compounds useful as hiv integrase inhibitors
CA3056027A1 (en) Cyclic substituted imidazo[4,5-c]quinoline derivatives
CA3138938A1 (en) Tricyclic compounds
EP4072670B1 (en) Quinazoline derivatives as lpa receptor 2 inhibitors
CN115403581B (zh) 作为irak4抑制剂的杂环化合物
EP2017277A1 (en) Thiophene-imidazopyridines

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081021

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110810

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111104

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120531

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120611

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121009

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees