JP5115347B2 - Dc−dcコンバータの制御回路、dc−dcコンバータ、およびdc−dcコンバータの制御方法 - Google Patents

Dc−dcコンバータの制御回路、dc−dcコンバータ、およびdc−dcコンバータの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、DC−DCコンバータの制御回路、DC−DCコンバータ、およびDC−DCコンバータの制御方法に関し、特に、出力電圧を安定化することが可能なDC−DCコンバータ等に関するものである。
従来方式の電流モード降圧DC−DCコンバータでは、コイル電流を電流検出し電圧に変換したコイル電流波形と、誤差増幅器の出力信号とを比較することにより、DC−DCコンバータの動作周期内に対するメインスイッチング素子のオン期間の割合であるオンデューティを決めている。このような制御の場合、オンデューティ50%以上となる入出力関係では、低調波発振を防止するためのスロープ補償をコイル電流波形に対して行うことが一般的である。
尚、上記の関連技術として特許文献1が開示されている。
特開2004-173353号公報
オンデューティ50%以上となる入出力関係で入力電圧が変化した場合には、スロープ補償によりコイル電流波形が変調されるため、誤差増幅器の出力信号の値が変化する。そして誤差増幅器の出力信号が変化すると、DC−DCコンバータは誤差増幅器の出力信号を基準として出力電圧を制御するため、出力電圧が不安定になるため問題である。
本発明は前記背景技術の課題を解消するためになされたものであり、出力電圧を安定化することが可能なDC−DCコンバータ等を提供することを提案する。
前記目的を達成するために、開示のDC−DCコンバータの制御回路では、コイルを介して出力される出力電圧と基準電圧とに応じた誤差出力を出力する誤差増幅器と、誤差出力とコイルに流れるコイル電流とを比較して、コイル電流の電流経路に含まれるメインスイッチング素子の動作周期中のオン期間を決める第1制御回路と、オン期間が所定期間を超える範囲において、コイル電流の増加傾きにスロープ補償による増加傾きを加えるスロープ補償回路と、オン期間の所定期間からの超過時間に応じて小さくなるオフセットをコイル電流に付与するオフセット回路とを備えることを特徴とする。
また開示のDC−DCコンバータでは、コイルを介して出力される出力電圧と基準電圧とに応じた誤差出力を出力する誤差増幅器と、誤差出力とコイルに流れるコイル電流とを比較して、コイル電流の電流経路に含まれるメインスイッチング素子の動作周期中のオン期間を決める第1制御回路と、オン期間が所定期間を超える範囲において、コイル電流波形の増加傾きにスロープ補償による増加傾きを加えるスロープ補償回路と、オン期間の所定期間からの超過時間に応じて小さくなるオフセットをコイル電流波形に付与するオフセット回路とを備えることを特徴とする。
また開示のDC−DCコンバータの制御方法では、コイルを介して出力される出力電圧と基準電圧とに応じた誤差出力を出力し、誤差出力とコイルに流れるコイル電流とを比較して、コイル電流の電流経路に含まれるメインスイッチング素子の動作周期中のオン期間を決定し、オン期間が所定期間を超える範囲において、コイル電流波形の増加傾きにスロープ補償による増加傾きを加え、オン期間の所定期間からの超過時間に応じて小さくなるオフセットをコイル電流波形に付与することを特徴とする。
入力電圧の変化により、オン期間が所定期間を超えると、スロープ補償回路によりコイル電流波形の増加傾きにスロープ補償による増加傾きが加えられる。すると、オン期間が所定期間を超える範囲では、スロープ補償による増加傾きが加えられた分、誤差増幅器の誤差出力が収束するレベルが大きくなる。このスロープ補償によるコイル電流波形の増加量は、オン期間の所定期間からの超過時間が大きくなることに応じて、大きくなる。すると、電流波形の増加量が大きくなる事に応じて、誤差増幅器の誤差出力が収束するレベルも大きくなる。すなわち、オン期間が所定期間を超える場合においては、オン期間の所定期間からの超過時間に応じて、誤差増幅器の誤差出力の値が大きくなるように変化する。すると、DC−DCコンバータは誤差出力を基準として出力電圧を制御しているため、誤差出力のレベルが変化すると、出力電圧が不安定になる。
しかし、本制御回路等の一観点によれば、コイル電流波形にオフセットが付与される。そしてオフセットの値は、オン期間の所定期間からの超過時間が大きくなることに応じて小さくされる。これにより、オン期間が所定期間を超える範囲においては、スロープ補償によるコイル電流の電流増加の影響が、オフセットの減少により相殺される。よって、コイル電流の電流増加量が大きくなる事に応じて、コイル電流波形のピーク値が大きくなることが低減されるため、誤差増幅器の誤差出力の値の変化が小さくされる。これにより、誤差出力の値の変動を抑えることができるため、出力電圧を安定化することが可能となる。
開示のDC−DCコンバータの制御回路、DC−DCコンバータ、およびDC−DCコンバータの制御方法によれば、出力電圧を安定化することが可能なDC−DCコンバータ等を提供することが可能となる。
第1実施形態に係る電流モードの降圧DC−DCコンバータ1の回路図を、図1に示す。降圧DC−DCコンバータ1は、チョークコイルL1、スイッチSW1およびSW2、出力コンデンサC1、センス抵抗Rs1および制御回路11を備える。スイッチSW1の一端には、センス抵抗Rs1を介して入力端子Tinが接続される。センス抵抗Rs1の両端は、制御回路11の端子TS1およびTS2に接続される。入力端子Tinには、入力電圧Vinが入力される。スイッチSW1の他端は、チョークコイルL1の端子Tx、およびスイッチSW2の一端に接続される。スイッチSW2の他端は、基準電位に接続される。スイッチSW1、SW2のコントロール端子は、制御回路11の出力端子DH1、DL1に各々接続されている。
チョークコイルL1の端子Tyは、出力端子Toutに接続される。出力端子Toutからは、入力電圧Vinを降圧して得られた出力電圧Voutが出力される。出力端子Toutには、チョークコイルL1を介して供給される電力を蓄積しておくために、基準電位との間に出力コンデンサC1が接続されている。また出力端子Toutは、制御回路11の入力端子FBに接続されると共に、負荷5が接続される。負荷5には出力電流Ioが供給される。
制御回路11の構成を説明する。制御回路11は、電流−電圧変換部VIC、オフセット回路IF1、スロープ補償回路SC、誤差増幅器ERA、ゲート制御回路GC、発振器OSC、コンパレータCOMPおよびPCOMP、フリップフロップFF2、抵抗素子R1およびR2、ドライバDR1およびDR2を備える。
電流−電圧変換部VICは、電流センス部IS、抵抗素子Rs2、スイッチSWsを備える。センス抵抗Rs1の両端は、制御回路11の端子TS1およびTS2を介して、電流センス部ISに接続される。電流センス部ISの出力端子は、スイッチSWsを介してノードND3へ接続される。電流センス部ISからは、コイル電流Ilxを所定の減少比率で減少させたセンス電流Isenseが出力される。またノードND3は、抵抗素子Rs2を介して基準電位に接続される。ノードND3からは、コイル電流波形Vsenseが出力され、スロープ補償回路SCに入力される。
ここで電流−電圧変換部VICの有する抵抗値を抵抗Rsenseと定義する。抵抗Rsenseはコイル電流Ilxをコイル電流波形Vsenseに変換する抵抗であり、抵抗素子Rs2の抵抗値を電流センス部ISでの減少比率で減少させた抵抗値を有する。例えば、抵抗素子Rs2の抵抗値が1(kΩ)、減少比率が1/1000の場合には、抵抗Rsenseは1(Ω)となる。
入力端子FBは、抵抗素子R2を介して基準電位に接続されている抵抗素子R1の一端子に接続されている。誤差増幅器ERAの反転入力端子には、抵抗素子R1とR2との接続点が接続される。また誤差増幅器ERAの非反転入力端子には、基準電圧Vrefが印加される。誤差増幅器ERAからは出力信号err_outが出力される。また誤差増幅器ERAの出力端子と反転入力端子との間には、発振防止用のコンデンサC2が備えられる。コンパレータCOMPの非反転入力端子には、スロープ補償回路SCから出力される電流波形slp_outが入力される。またコンパレータCOMPの反転入力端子には、出力信号err_outが入力される。発振器OSCからは、クロック信号CLKが出力される。フリップフロップFF2のR端子にはコンパレータCOMPの出力端子が接続され、S端子には発振器OSCの出力端子が接続される。コンパレータPCOMPの非反転入力端子にはしきい値電圧Vthが入力され、反転入力端子には出力信号err_outが入力され、出力端子からは信号SS1が出力される。ゲート制御回路GCの入力端子には、フリップフロップFF2の出力端子およびコンパレータPCOMPの出力端子が接続される。
ゲート制御回路GCの出力端子Q1は、ドライバDR1を介して出力端子DH1に接続されると共に、スイッチSWsのコントロール端子に接続される。また出力端子*Q1は、ドライバDR2を介して出力端子DL1に接続される。出力端子Q1、*Q1からは、それぞれ、制御信号VQ1、*VQ1が出力される。そしてゲート制御回路GCは、信号SS1がハイレベルの期間では、制御信号VQ1をマスクする動作を行う。
図2に、オフセット回路IF1の回路図を示す。オフセット回路IF1は、差動増幅回路21、分圧回路22および23、減算部24を備える。分圧回路22は、出力電圧Voutと基準電位との間に直列接続された抵抗素子Ro1およびRo2を備える。また、分圧回路23は、入力電圧Vinと基準電位との間に直列接続された抵抗素子Ri1およびRi2を備える。差動増幅回路21のトランジスタMp1およびMp2のソース端子は、定電流源CC1の出力端子に共通接続される。定電流源CC1からは定電流I1が供給される。トランジスタMp1のゲート端子には、分圧回路22から入力電圧in1が入力される。同様に、トランジスタMp2のゲート端子には、分圧回路23から入力電圧in2が入力される。
トランジスタMn1のソース端子は基準電位に接続され、ドレイン端子はトランジスタMp1のドレイン端子およびトランジスタMn1のゲート端子に接続される。また、トランジスタMn2のソース端子は基準電位に接続される。トランジスタMn2のドレイン端子は、トランジスタMp2のドレイン端子およびトランジスタMn1、Mn3のゲート端子に接続される。減算部24のトランジスタMn3のソース端子は基準電位に接続され、ドレイン端子は定電流源CC2の出力端子に接続される。
トランジスタMn3には電流I2が流れる。また、定電流源CC2からは定電流I1が供給される。そして定電流I1と電流I2との差分がオフセット電流Ioffsetとされる。なお、分圧回路22、23の分圧比は、入力電圧Vinの値が出力電圧Voutと等しいとき(オンデューティが100%のとき)にトランジスタMp2側に定電流I1が全て流れ、入力電圧Vinの値が出力電圧Voutの2倍と等しいとき(オンデューティが50%のとき)にトランジスタMp1側に定電流I1が全て流れるように、適宜決められる。
降圧DC−DCコンバータ1の動作を説明する。誤差増幅器ERAからは出力信号err_outが出力される。コンパレータCOMPでは、出力信号err_outと電流波形slp_outとの比較結果に基づいて、出力信号Vcを出力する。フリップフロップFF2からは、制御信号VQ1が出力され、ゲート制御回路GCに入力される。
コンパレータPCOMPは、重負荷状態では、出力信号err_outがしきい値電圧Vthよりも大きくなるため、ローレベルの信号SS1を出力する。またコンパレータPCOMPは、軽負荷状態では、出力信号err_outがしきい値電圧Vthよりも小さくなるため、ハイレベルの信号SS1を出力する。ゲート制御回路GCは、信号SS1がローレベルの期間においては、互いに相補な制御信号VQ1および*VQ1を出力することで、降圧DC−DCコンバータ1は動作状態とされる。また信号SS1がハイレベルの期間においては、制御信号VQ1をマスクする動作を行うことで、降圧DC−DCコンバータ1は停止状態とされる。
次に、オフセット回路IF1の動作を説明する。オフセット回路IF1は、オンデューティに応じたオフセット電流Ioffsetを出力する回路である。図3は、降圧DC−DCコンバータにおける、入力電圧Vinとオフセット電流Ioffsetとの相関を示すグラフである。Vin>2Voutの範囲(図3、領域R1)は、オンデューティが50%より小さい範囲である。またVout<Vin<2Voutの範囲(図3、領域R2)は、オンデューティが50%より大きい範囲である。そしてVin=Voutのときに、オンデューティは100%となる。領域R1では、オフセット電流Ioffsetの値は定電流I1となる。また領域R2でのオフセット電流Ioffsetの値は、Vin=2Voutのときは定電流I1となり、Vin=Voutのときは0(A)となり、その間は線形に変化する。
ここで、オフセット電流Ioffsetは、下式(1)で表される。
Ioffset=I1−I2=(Vcon/Rs2)−{m2×(Vout/Vin−0.5)×T}/Rs2 …式(1)
ここでI1は定電流、I2はトランジスタMn3(図2)を流れる電流、Vconは最大オフセット電圧、m2はスロープ補償による増加傾き、Tは動作周期である。ここで、スロープ補償による増加傾きm2は、下式(2)で表される。
m2=Vout×Rsense/2L …式(2)
ここでLはチョークコイルL1のインダクタンス値、Rsenseは電流−電圧変換部VICの有する抵抗値である。また最大オフセット電圧Vconは、オンデューティが50%以下のときのオフセット電圧Voffsetの値であり、下式(3)で表される一定値となる。
Vcon=m2×0.5×T=T×Vout×Rsense/4L …式(3)
そしてオフセット電圧Voffsetは、オフセット回路IF1から出力されるオフセット電流Ioffsetが、抵抗素子Rs2によって電圧に変換されることで得られる。よって、下式(4)で表される。
Voffset=Ioffset×Rs2=Vcon−m2×(Vout/Vin−0.5)×T …式(4)
式(1)を実現するための、オフセット回路IF1の動作を、図2および図3を用いて説明する。オンデューティが50%より小さいのときは、図3の領域R1の範囲である。領域R1では、入力電圧in2が入力電圧in1よりも十分高くされることで、トランジスタMp2側には電流が流れない状態とされる。よって電流I2=0となるため、定電流I1がそのままオフセット電流Ioffsetとして出力される。これにより、オンデューティが50%より小さいときのオフセット電圧Voffsetは、一定値の最大オフセット電圧Vcon(=I1×Rs2)とされる。
一方、オンデューティが50より大きいときは、図3の領域R2の範囲である。
領域R2では、入力電圧in1が低くなってくるため、トランジスタMp2側に電流が流れる状態とされる。よって、定電流I1から電流I2が減じられた電流が、オフセット電流Ioffsetとして出力される。そしてオンデューティ100%(入力電圧Vin=出力電圧Vout)のときに、トランジスタMp2側に電流が全て流れる状態とされる。よって電流I2=定電流I1となるため、オフセット電流Ioffsetはゼロとなる。よってオフセット電流Ioffsetは、オンデューティが50%より小さいときには定電流I1とされる。またオフセット電流Ioffsetは、オンデューティが50%より大きくなることに従って、定電流I1から傾きg1でリニアに減少していく。
次に、電流波形slp_outの求め方を、図4(A)オンデューティ50%以下のときの波形図、図4(B)オンデューティ50%以上のときの波形図を用いて説明する。電流波形slp_outは、コイル電流波形Vsenseに、スロープ補償回路SCによるスロープ補償による電圧増加分と、オフセット回路IF1によるオフセット電圧Voffsetとを付与することで得られる。
まず、コイル電流波形Vsenseの求め方を説明する。制御信号VQ1がハイレベルのオン期間Tonにおいて、スイッチSW1がオン状態とされる。スイッチSW1がオン状態のときのコイル電流Ilxが、電流センス部ISで検出され、所定の減少比率(例えば1/1000)で低減されたセンス電流Isenseが出力される。センス電流Isenseが抵抗素子Rs2で電圧に変換されることで、コイル電流波形Vsenseが得られる。
電流モードのDC−DCコンバータでは、オン期間Tonでのコイル電流Ilxの増加傾きIm1は、Im1=(Vin−Vout)/Lで表される。よってコイル電流波形Vsenseの増加傾きm1は下式(5)で表される。
m1=Rsense×(Vin−Vout)/L …式(5)
式(5)より、オンデューティが大きくなるほど(すなわち出力電圧Voutが大きくなるほど)、増加傾きm1は小さくなることが分かる。これにより、オンデューティの増加の影響と、増加傾きm1の減少との影響とが相殺するため、図4(A)(B)に示すように、オンデューティが変化しても、コイル電流波形Vsenseのピーク値は一定値Vpcとなる。
次に、スロープ補償回路SCの動作を説明する。オンデューティ50%以下のとき(図4(A))では、スロープ補償回路SCではスロープ補償が行われない。これは、オンデューティ50%以下では低調波発振が発生しないためである。
一方、オンデューティが50%以上のとき(図4(B))では、低調波発振を防止するため、スロープ補償回路SCによって、スロープ補償が行われる。具体的には、図4(B)に示すように、オン期間Tonが動作周期Tの1/2を超える範囲において、コイル電流波形Vsenseの増加傾きm1に、増加傾きm2(式(2))を加えることで、増加傾きm3となる。よって、スロープ補償がない場合の電流波形slp_outのピーク値P1に比して、スロープ補償がある場合の電流波形slp_outのピーク値P2は、補償値CV1の分だけ大きくなる。ここで補償値CV1は下式(6)により求められる。
CV1=m2×(Vout/Vin−0.5)×T …式(6)
式(6)より、補償値CV1は、オン期間Tonの動作周期Tの1/2からの超過時間に応じてリニアに増加することが分かる。なおスロープ補償を行う方法については、一般的な方法でよいため、ここでは詳細な説明は省略する。
また、オフセット回路IF1の動作を説明する。オンデューティが50%以下のときは、図3の領域R1の範囲となり、オフセット電流Ioffsetは定電流I1とされる。よって図4(A)に示すように、電流波形slp_outには、一定値の最大オフセット電圧Vconが付与される。
一方、オンデューティが50%以上のときは、図3の領域R2の範囲となる。よって図4(B)に示すように、電流波形slp_outには、「オン期間Tonの動作周期Tの1/2からの超過時間に応じた減少量VDoff」を、「最大オフセット電圧Vcon」から減じて得られたオフセット電圧Voffsetが付与される。そして、減少量VDoffは、式(4)を用いて、下式(7)のように表される。
VDoff=Vcon−Voffset=m2×(Vout/Vin−0.5)×T …式(7)
以上より、オンデューティが50%以下のときは、コイル電流波形Vsenseに一定値の最大オフセット電圧Vconが付加される。また、オンデューティが50%以上のときは、スロープ補償回路SCによりコイル電流波形Vsenseのピーク値が補償値CV1(式(6))分増加されることに応じて、オフセット電圧Voffsetが減少量VDoff(式(7))分減少されるようにオフセット回路IF1により制御が行われる。そして式(6)および式(7)より、補償値CV1と減少量VDoffとが等しいことから、オンデューティが50%を超える場合には、補償値CV1の影響が減少量VDoffにより相殺される事が分かる。これにより、出力信号err_outの収束ポイントは、オンデューティの値に関わらず、一定値ER1に維持される。
第1実施形態に係る降圧DC−DCコンバータ1の効果を説明する。オフセット回路IF1によるオフセットをかけない場合には、オンデューティ50%以上の入出力関係においてはスロープ補償により電流波形slp_outのピーク値が変調されるため、出力信号err_outが収束するレベルが変わる。このため、オンデューティが50%をまたぐように変化する際には、出力信号err_outのレベルの変化に応じて出力電圧Voutにゆらぎが発生する問題がある。また、出力信号err_outのレベルが変化することにより、コンパレータPCOMPが降圧DC−DCコンバータ1を動作状態と停止状態とに切り換えるしきい値となる負荷レベルも変化してしまう問題がある。
しかし、第1実施形態に係る降圧DC−DCコンバータ1の一観点によれば、オフセット電圧Voffsetの値を、スロープ補償によるコイル電流波形の電流変化を補正するように制御することで、出力信号err_outのレベルをオンデューティに関わらず一定値ER1に維持することができる。これにより、出力電圧Voutにゆらぎが発生する事態や、降圧DC−DCコンバータ1を動作状態と停止状態とに切り換えるしきい値となる負荷レベルが変化する事態を防止することができる。
第2実施形態に係る昇圧DC−DCコンバータ1aの回路図を、図5に示す。チョークコイルL1の端子Txには、センス抵抗Rs1を介して入力電圧Vinが入力される。スイッチSW1の一端は基準電位に接続され、他端はチョークコイルL1の端子Tyに接続される。また、スイッチSW2の一端はチョークコイルL1の端子Tyに接続され、他端は出力端子Toutに接続される。なお、その他の構成は第1実施形態に係る降圧DC−DCコンバータ1と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
動作を説明する。まずオフセット回路IF1の動作を説明する。図6は、昇圧DC−DCコンバータにおける、入力電圧Vinとオフセット電流Ioffset2との相関を示すグラフである。Vin>Vout/2(図6、領域R1a)のときにオンデューティは50%より小さくなり、Vin<Vout/2(図6、領域R2a)のときにオンデューティは50%より大きくなる。そしてVin=0(V)のときに、オンデューティは100%となる。
ここで、オフセット電流Ioffset2は、下式(8)で表される。
Ioffset2=Ipeak+Islp …式(8)
オフセット電流Ioffset2は、オフセット電流Ipeakとオフセット電流Islpとを足し合わせたものとなる。ここでオフセット電流Ipeak(図6点線)は、コイル電流Ilxのピーク値の変動の影響を緩和するためのオフセット電流である。昇圧DC−DCコンバータは、原理上、オンデューティが大きくなるとコイル電流Ilxのピーク値Ipが高くなるように変化する。このピーク値の変動の影響が、オフセット電流Ipeakにより緩和される。
また、オフセット電流Islp(図6点線)は、スロープ補償によるコイル電流波形Vsenseの変動の影響を緩和するためのオフセット電流である。オンデューティが50%より大きいときにスロープ補償が行われることは、第1実施形態で説明した降圧DC−DCコンバータ1と同様である。オフセット電流Islpは、オンデューティが50%より小さい範囲では一定値となり、50%より大きい範囲では50%を超えたオンデューティの量に応じてリニアに減少する。
ここでオフセット電流Ipeakは、下式(9)で表される。
Ipeak=ΔIpeak×Rsense/Rs2 …式(9)
ここでピーク差ΔIpeakは、入力電圧が入力電圧Vin1からVin2へ変化したときのピーク電流の変化分である。入力電圧Vin1のときと入力電圧Vin2のときでのピーク差ΔIpeakは、下式(10)で表される。
ΔIpeak=Ipeak1−Ipeak2 …式(10)
ここでピーク値Ipeak1は、入力電圧Vin1のときのコイル電流Ilxのピーク値であり、下式(11)で表される。
Ipeak1=Io×Vout/Vin1+Vin1×T(Vout−Vin1)/(2L×Vout) …式(11)
同様に、ピーク値Ipeak2は、入力電圧Vin2のときのコイル電流Ilxのピーク値であり、下式(12)で表される。
Ipeak2=Io×Vout/Vin2+Vin2×T(Vout−Vin2)/(2L×Vout) …式(12)
また、オフセット電流Islpは、下式(13)で表される。
Islp=(T×Vout×Rsense/4L)/Rs2−m2×{0.5−(Vin/Vout))×T/Rs2 …式(13)
なお、式(8)を実現するためのオフセット回路IF1の具体的な回路については、第1実施形態と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
図5に示す昇圧DC−DCコンバータ1aの動作を説明する。まず、オンデューティが50%より小さいとき(図6、領域R1a)の動作を説明する。例として、図7(A)のオンデューティが25%のときの波形図と、図7(B)のオンデューティが50%のときの波形図とを用いて説明する。この領域では、スロープ補償は行われないため、オフセット電流Islpは定電流I1とされる。またこの領域では、オンデューティが大きくなることに従ってコイル電流波形Vsenseのピーク値が高くなるため、オフセット電流Ipeakは、オンデューティが大きくなることに従って、傾きg2でリニアに減少する。よってオフセット電流Ioffset2も、オンデューティが大きくなることに従って、傾きg2でリニアに減少する。
コイル電流波形Vsenseのピーク値変動を説明する。コイル電流Ilxのピーク値は、オンデューティが25%から50%へ上昇することに応じて、ピーク値Ipeak1からIpeak2へ上昇する。このピーク値の変動は、昇圧DC−DCコンバータの原理上、発生するものである。すなわち、昇圧DC−DCコンバータでは、オフ期間Toff時に斜線部の面積のエネルギーが出力端子Tout側へ放出される。そしてオンデューティが大きくなると、オフ期間Toffが小さくなるため、出力端子Tout側へ放出されるエネルギー量(斜線部の面積)を保つために、ピーク値が上昇する。
コイル電流Ilxのピーク値の変動に伴い、コイル電流波形Vsenseのピーク値も、ピーク値Vpeak1からVpeak2へ上昇する。ここでピーク差ΔVpeakは、下式(14)で表される。
ΔVpeak=|Vpeak2−Vpeak1| …式(14)
次に、オフセット電圧の制御を説明する。図6の領域R1aに示すように、オフセット電流Ioffset2は、オンデューティが大きくなるにつれてリニアに減少する。ここで、オンデューティが25%のときのオフセット電流およびオフセット電圧を、それぞれオフセット電流Ioffset21およびオフセット電圧Voffset21とする。また、オンデューティが50%のときのオフセット電流およびオフセット電圧を、それぞれオフセット電流Ioffset22、オフセット電圧Voffset22とする。すると、オンデューティが25%から50%へ上昇するときのオフセット電圧の減少量VDoff2(図7)は、式(8)を用いて、下式(15)のように表される。
VDoff2=Ioffset22×Rs2−Ioffset21×Rs2=Voffset22−Voffset21=Vpeak2−Vpeak1…式(15)
以上より、オンデューティが50%より小さいときは、コイル電流波形Vsenseのピーク値がピーク差ΔVpeak(式(14))分高くされることに応じて、オフセット電圧Voffset22の値が減少量VDoff2(式(15))分減少されるように、オフセット電圧の制御が行われる。そして式(14)および式(15)より、ピーク差ΔVpeakと減少量VDoff2とが等しいことから、ピーク差ΔVpeakの影響が減少量VDoff2により相殺される事が分かる。すなわち、オンデューティが50%より小さい範囲では、昇圧DC−DCコンバータの原理上発生するコイル電流波形の電流変化を補正するように、オフセット電圧の値を制御する。これにより、出力信号err_outの値を、一定値ER2に維持することができる。
なお、オンデューティが50%より大きい範囲(図6、領域R2a)では、スロープ補償が行われる。このため、コイル電流波形Vsenseのピーク値は、オンデューティの増加に伴い、昇圧DC−DCコンバータの原理に起因するピーク値上昇をすると共に、スロープ補償に起因するピーク値上昇をする。よってこの領域では、オフセット電流Ipeakのオンデューティ増加に対する減少傾きg2に、オフセット電流Islpのオンデューティ増加に対する減少傾きg3を加えて得られる傾きg4を、オフセット電流Ioffset2が有することになる。これにより、昇圧DC−DCコンバータの原理上発生するコイル電流波形の電流変化の補正に加えて、スロープ補償によるコイル電流波形の電流変化を補正するように、オフセット電圧Voffset2の値を制御することができる。なお、スロープ補償によるコイル電流波形の電流変化の補正については、第1実施形態と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
以上より、第2実施形態に係る昇圧DC−DCコンバータ1aでは、オフセット電圧Voffset2により、昇圧DC−DCコンバータの原理に起因するコイル電流波形のピーク値の変化、およびスロープ補償回路SCに起因するコイル電流波形のピーク値の変化の影響を緩和することができるため、出力信号err_outのレベルをオンデューティに関わらず一定値ER2に維持することができる。よって、出力電圧Voutにゆらぎが発生する事態や、昇圧DC−DCコンバータ1aを動作状態と停止状態とに切り換えるしきい値となる負荷レベルが変化する事態を防止することができる。
第3実施形態に係る昇降圧DC−DCコンバータ1bの回路図を、図8に示す。昇降圧DC−DCコンバータ1bは、いわゆるHブリッジ型スイッチングレギュレータの構成を有しており、チョークコイルL1、スイッチSW1ないしSW4、出力コンデンサC1、および制御回路11を備える。昇降圧DC−DCコンバータ1bは、第2実施形態に係る昇圧DC−DCコンバータ1aと同様に、オンデューティの変化に応じて原理的にピーク電流値が変化するDC−DCコンバータである。
スイッチSW4の一端は出力端子Toutに接続されている。また、スイッチSW4の他端は、チョークコイルL1の端子TyおよびスイッチSW3の一端に接続される。スイッチSW3の他端は、基準電位に接続される。スイッチSW3、SW4のコントロール端子は、制御回路11の出力端子DL2、DH2に各々接続されている。なお、その他の構成は第1実施形態に係る降圧DC−DCコンバータ1と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
動作を説明する。まずオフセット回路IF1の動作を説明する。図9は、昇降圧DC−DCコンバータ1bにおける、入力電圧Vinとオフセット電流Ioffset3との相関を示すグラフである。Vin>Vout(図9、領域R1b)のときにオンデューティは50%より小さくなり、Vin<Vout(図9、領域R2b)のときにオンデューティは50%より大きくなる。
ここで、オフセット電流Ioffset3は、下式(16)で表される。
Ioffset3=Ipeak+Islp2 …式(16)
オフセット電流Ioffset3は、オフセット電流Ipeak(図9点線)とオフセット電流Islp2(図9点線)とを足し合わせたものとなる。
ここでオフセット電流Ipeakは、前述の式(9)、式(10)で求められる。そして昇降圧DC−DCコンバータ1bでは、入力電圧Vin1のときのコイル電流Ilxのピーク値Ipeak1は、下式(17)で表される。
Ipeak1=Io×(Vout+Vin1)/Vin1+Vin1×Vout×T/{2L×(Vin1+Vout)} …式(17)
同様に、入力電圧Vin2のときのコイル電流Ilxのピーク値Ipeak2は、下式(18)で表される。
Ipeak2=Io×(Vout+Vin2)/Vin2+Vin2×Vout×T/{2L×(Vin2+Vout)} …式(18)
また、オフセット電流Islp2は、下式(19)で表される。
Islp2=(T×Vout×Rsense/4L)/Rs2−m2×{Vout/(Vin+Vout)−0.5)×T/Rs2 …式(19)
なお、その他の数式は第2実施形態に係る昇圧DC−DCコンバータ1aと同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
昇降圧DC−DCコンバータ1bの動作を説明する。制御信号VQ1がハイレベル、*VQ1がローレベルの期間では、スイッチSW1およびSW3が導通状態、スイッチSW2およびSW4が非導通状態とされる。また制御信号VQ1がローレベル、*VQ1がハイレベルの期間では、スイッチSW1およびSW3が非導通状態、スイッチSW2およびSW4が導通状態とされる。
オンデューティが50%より小さい範囲(図9、領域R1b)での昇降圧DC−DCコンバータ1bの動作を説明する。この領域では、スロープ補償は行われないため、オフセット電流Islp2は定電流I1とされる。そしてオフセット電圧Voffset3に対して、第2実施形態に係る昇圧DC−DCコンバータ1aの場合と同様の制御を行うことにより、昇降圧DC−DCコンバータの原理に起因するコイル電流波形Vsenseのピーク値の変動による影響を緩和することができる。
また、オンデューティが50%より大きい範囲(図9、領域R2b)では、スロープ補償が行われる。この場合、第2実施形態に係る昇圧DC−DCコンバータ1aと同様にして、昇降圧DC−DCコンバータの原理上発生するコイル電流波形の電流変化の補正に加えて、スロープ補償によるコイル電流波形の電流変化を補正するように、オフセット電圧Voffset3の値が制御される。なお、詳細な動作については第2実施形態に係る昇圧DC−DCコンバータ1aと同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
以上より、第3実施形態に係る昇降圧DC−DCコンバータ1bにおいても、オンデューティにかかわらず、出力信号err_outの値を一定値に維持することが可能とされる。よって、出力電圧Voutにゆらぎが発生する事態や、昇降圧DC−DCコンバータ1bを動作状態と停止状態とに切り換えるしきい値となる負荷レベルが変化する事態を防止することができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。本実施形態で説明したDC−DCコンバータは、様々なシステムに適用出来ることは言うまでもない。例えば、図10に示すように、ポータブル機器システム20に搭載されるとしても良い。ポータブル機器システム20の例としては、パソコン、携帯電話、ゲーム機器、デジカメ等が挙げられる。DC−DCコンバータ1には、ACアダプタ21や、リチウムイオン電池22から、入力電圧Vinが供給される。ここでACアダプタ21の例としては、ノートパソコン等で使用する変換器以降の電源(AC電源をDC変換および変圧した電源)が挙げられる。またリチウムイオン電池22の例としては、携帯電話等のモバイル機器の電池(直流電池、リチウム電池など)が挙げられる。そしてDC−DCコンバータ1からは、出力電圧Voutが負荷5に出力される。ここで負荷5の例としては、電子機器の内部回路(ASIC24、メモリ25、CPU26、液晶表示装置27など)が挙げられる。なお、DC−DCコンバータ1のみならず、昇圧DC−DCコンバータ1aおよび昇降圧DC−DCコンバータ1bを適用しても良いことは言うまでもない。
また本実施形態では、オンデューティ50%が、スロープ補償を行うか否かのしきい値とされる場合を説明したが、この形態に限られない。動作マージンの確保のため、50%以下のオンデューティをしきい値としてもよいことは言うまでもない。このとき、十分な出力電流を得るためには、好ましくはしきい値をオンデューティ40%以上の値とすることがよい。
また本実施形態では、補償値CV1と減少量VDoffとが等しい場合を説明したが、この形態に限られない。コイル電流の電流増加の影響と、オフセットの減少の影響とが相殺する関係にあればよいことは言うまでもない。これにより、出力信号err_outのレベル変動を緩和する効果が得られる。
また本実施形態の制御回路11は、単一または複数の半導体チップなどにより構成してもよい。またDC−DCコンバータ1を単一または複数の半導体チップにより構成してもよく、またモジュールとして構成してもよいことは言うまでもない。
また本実施形態では、同期整流素子としてスイッチSW2およびSW4を用いるとしたが、この形態に限られず、ダイオード素子を用いて整流する形態であってもよい。例えば、スイッチSW2およびSW4の少なくとも一方をダイオードに置き換えた構成や、スイッチSW2およびSW4の少なくとも一方に並列にダイオードを備える構成であってもよいことは言うまでもない。
なお、出力信号err_outは誤差出力の一例、スイッチSW1はメインスイッチング素子の一例、傾きg1は第1の減少傾きの一例、傾きg2は第2の減少傾きの一例、コンパレータCOMPは第1制御回路の一例、コンパレータPCOMPおよびゲート制御回路GCは第2制御回路のそれぞれ一例である。
以下に本発明の諸態様を付記としてまとめる。
(付記1)
DC−DCコンバータの制御回路であって、
コイルを介して出力される出力電圧と基準電圧とに応じた誤差出力を出力する誤差増幅器と、
前記誤差出力と前記コイルに流れるコイル電流とを比較して、前記コイル電流の電流経路に含まれるメインスイッチング素子の動作周期中のオン期間を決める第1制御回路と、
前記オン期間が所定期間を超える範囲において、前記コイル電流の増加傾きにスロープ補償による増加傾きを加えるスロープ補償回路と、
前記オン期間の前記所定期間からの超過時間に応じて小さくなるオフセットを前記コイル電流に付与するオフセット回路と
を備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御回路。
(付記2)
前記DC−DCコンバータは降圧DC−DCコンバータであり、
前記オフセット回路は、前記オン期間が前記所定期間を超えない範囲では、前記オフセットを、
(前記スロープ補償による増加傾き)×(前記動作周期/2)
の一定値にすることを特徴とする付記1に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記3)
前記DC−DCコンバータは降圧DC−DCコンバータであり、
前記オフセット回路は、前記オン期間が所定期間を超える範囲では、前記スロープ補償による増加傾きと絶対値が等しくされる第1の減少傾きで、前記オフセットを減少させることを特徴とする付記1に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記4)
前記DC−DCコンバータは昇圧DC−DCコンバータまたは昇降圧DC−DCコンバータであり、
前記オフセット回路は、前記オン期間が前記所定期間を超えない範囲では、前記オン期間の増加に対して第2の減少傾きで前記オフセットを減少させることを特徴とする付記1に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記5)
前記DC−DCコンバータは昇圧DC−DCコンバータまたは昇降圧DC−DCコンバータであり、
前記オフセット回路は、前記オン期間が所定期間を超える範囲では、前記第2の減少傾きに、前記スロープ補償による増加傾きと絶対値が等しくされる第1の減少傾きを加えた傾きを有して、前記オフセットを減少させることを特徴とする付記4に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記6)
前記誤差出力と予め定められたしきい値とが入力され、前記誤差出力が前記しきい値よりも小さい場合に、前記メインスイッチング素子の動作を停止する第2制御回路
をさらに備えることを特徴とする付記1に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
(付記7)
DC−DCコンバータであって、
コイルを介して出力される出力電圧と基準電圧とに応じた誤差出力を出力する誤差増幅器と、
前記誤差出力と前記コイルに流れるコイル電流とを比較して、前記コイル電流の電流経路に含まれるメインスイッチング素子の動作周期中のオン期間を決める第1制御回路と、
前記オン期間が所定期間を超える範囲において、前記コイル電流波形の増加傾きにスロープ補償による増加傾きを加えるスロープ補償回路と、
前記オン期間の前記所定期間からの超過時間に応じて小さくなるオフセットを前記コイル電流波形に付与するオフセット回路と
を備えることを特徴とするDC−DCコンバータ。
(付記8)
前記誤差出力と予め定められたしきい値とが入力され、前記誤差出力が前記しきい値よりも小さい場合に、前記メインスイッチング素子の動作を停止する第2制御回路
をさらに備えることを特徴とする付記7に記載のDC−DCコンバータ。
(付記9)
DC−DCコンバータの制御方法であって、
コイルを介して出力される出力電圧と基準電圧とに応じた誤差出力を出力し、前記誤差出力と前記コイルに流れるコイル電流とを比較して、前記コイル電流の電流経路に含まれるメインスイッチング素子の動作周期中のオン期間を決定し、
前記オン期間が所定期間を超える範囲において、前記コイル電流波形の増加傾きにスロープ補償による増加傾きを加え、
前記オン期間の前記所定期間からの超過時間に応じて小さくなるオフセットを前記コイル電流波形に付与することを特徴とするDC−DCコンバータの制御方法。
(付記10)
前記誤差出力と予め定められたしきい値とが入力され、前記誤差出力が前記しきい値よりも小さい場合に、前記メインスイッチング素子の動作を停止する動作
をさらに行うことを特徴とする付記9に記載のDC−DCコンバータの制御方法。
(付記11)
前記所定期間は、前記動作周期の40%以上の値であることを特徴とする付記1に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
第1実施形態における降圧DC−DCコンバータ1の回路図である。 オフセット回路IF1の一実施例における回路図である。 降圧DC−DCコンバータ1の一実施例におけるオフセット電流Ioffsetの特性グラフである。 降圧DC−DCコンバータ1の一実施例における波形図である。 第2実施形態における昇圧DC−DCコンバータ1aの回路図である。 昇圧DC−DCコンバータ1aの一実施例におけるオフセット電流Ioffset2の特性グラフである。 昇圧DC−DCコンバータ1aの一実施例における波形図である。 第3実施形態における昇降圧DC−DCコンバータ1bの回路図である。 昇降圧DC−DCコンバータ1bの一実施例におけるオフセット電流Ioffset3の特性グラフである。 本発明の一実施例におけるポータブル機器システム20である。
符号の説明
err_out 出力信号
Ilx コイル電流
SW1ないしSW4 スイッチ
T 動作周期
Ton オン期間
1 降圧DC−DCコンバータ
1a 昇圧DC−DCコンバータ
1b 昇降圧DC−DCコンバータ
Vsense コイル電流波形
m2 増加傾き
Voffset オフセット電圧
Ioffset オフセット電流
I1 定電流
SC スロープ補償回路
IF1 オフセット回路
g1ないしg4 傾き

Claims (10)

  1. DC−DCコンバータの制御回路であって、
    コイルを介して出力される出力電圧と基準電圧とに応じた誤差出力を出力する誤差増幅器と、
    前記誤差出力と前記コイルに流れるコイル電流とを比較して、前記コイル電流の電流経路に含まれるメインスイッチング素子の動作周期中のオン期間を決める第1制御回路と、
    前記オン期間が所定期間を超える範囲において、前記コイル電流の増加傾きにスロープ補償による増加傾きを加えるスロープ補償回路と、
    前記オン期間の前記所定期間からの超過時間に応じて小さくなるオフセットを前記コイル電流に付与するオフセット回路と
    を備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御回路。
  2. 前記DC−DCコンバータは降圧DC−DCコンバータであり、
    前記オフセット回路は、前記オン期間が前記所定期間を超えない範囲では、前記オフセットを、
    (前記スロープ補償による増加傾き)×(前記動作周期/2)
    の一定値にすることを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
  3. 前記DC−DCコンバータは降圧DC−DCコンバータであり、
    前記オフセット回路は、前記オン期間が所定期間を超える範囲では、前記スロープ補償による増加傾きと絶対値が等しくされる第1の減少傾きで、前記オフセットを減少させることを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
  4. 前記DC−DCコンバータは昇圧DC−DCコンバータまたは昇降圧DC−DCコンバータであり、
    前記オフセット回路は、前記オン期間が前記所定期間を超えない範囲では、前記オン期間の増加に対して第2の減少傾きで前記オフセットを減少させることを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
  5. 前記DC−DCコンバータは昇圧DC−DCコンバータまたは昇降圧DC−DCコンバータであり、
    前記オフセット回路は、前記オン期間が所定期間を超える範囲では、前記第2の減少傾きに、前記スロープ補償による増加傾きと絶対値が等しくされる第1の減少傾きを加えた傾きを有して、前記オフセットを減少させることを特徴とする請求項4に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
  6. 前記誤差出力と予め定められたしきい値とが入力され、前記誤差出力が前記しきい値よりも小さい場合に、前記メインスイッチング素子の動作を停止する第2制御回路
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータの制御回路。
  7. DC−DCコンバータであって、
    コイルを介して出力される出力電圧と基準電圧とに応じた誤差出力を出力する誤差増幅器と、
    前記誤差出力と前記コイルに流れるコイル電流とを比較して、前記コイル電流の電流経路に含まれるメインスイッチング素子の動作周期中のオン期間を決める第1制御回路と、
    前記オン期間が所定期間を超える範囲において、前記コイル電流波形の増加傾きにスロープ補償による増加傾きを加えるスロープ補償回路と、
    前記オン期間の前記所定期間からの超過時間に応じて小さくなるオフセットを前記コイル電流波形に付与するオフセット回路と
    を備えることを特徴とするDC−DCコンバータ。
  8. 前記誤差出力と予め定められたしきい値とが入力され、前記誤差出力が前記しきい値よりも小さい場合に、前記メインスイッチング素子の動作を停止する第2制御回路
    をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載のDC−DCコンバータ。
  9. DC−DCコンバータの制御方法であって、
    コイルを介して出力される出力電圧と基準電圧とに応じた誤差出力を出力し、
    前記誤差出力と前記コイルに流れるコイル電流とを比較して、前記コイル電流の電流経路に含まれるメインスイッチング素子の動作周期中のオン期間を決定し、
    前記オン期間が所定期間を超える範囲において、前記コイル電流波形の増加傾きにスロープ補償による増加傾きを加え、
    前記オン期間の前記所定期間からの超過時間に応じて小さくなるオフセットを前記コイル電流波形に付与することを特徴とするDC−DCコンバータの制御方法。
  10. 前記誤差出力と予め定められたしきい値とが入力され、前記誤差出力が前記しきい値よりも小さい場合に、前記メインスイッチング素子の動作を停止する動作
    をさらに行うことを特徴とする請求項9に記載のDC−DCコンバータの制御方法。
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