JP5113474B2 - 電動車いす - Google Patents

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Description

本発明は、歩道を走行することが可能であり、高齢者等の移動手段として利用が可能な電動車いすに関するものである。
電動車いすの中には、車いすの側面の被視認性を確保するために、車いすの側面に方向指示器や反射板を取付けたものが知られている。
この種の電動車いすは、最高速度が6km/h(1.67m/sec)に制限されており、道路横断時に周辺車両が接近しても、自ら退避することは難しく、被視認性を向上させることは非常に重要である。
すなわち、電動車いすは、高齢者等が利用するものであり、特に、道路横断時の被視認性を向上することが望まれている。
このような電動車いすとして、視認性向上のためのポールを設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−190224公報
特許文献1の電動車いすは、車輪及びシートを取付けた車体フレームに電動モータ及びバッテリを搭載し、電動モータによって車輪を駆動するものであり、シートのシートバック背面に、キー操作又は手動スイッチの操作に連動させるとともに、上下方向又はシートバックと略平行に伸縮可能なポールユニットを設け、ポールユニットのポールの先端に発光手段を設けたものである。
発光手段は、断続発光する発光素子であり、ポールが伸長した状態でバッテリから給電される。また、ポールユニットは、シートバックの車幅方向左側に偏って配置されている。
しかし、上記の電動車いすでは、ポールユニットは、キー操作又は手動スイッチの操作に連動させたので、乗員が操作しなければならない。すなわち、操作の忘れ等により伸張せず、発光手段が断続発光しないことがある。例えば、進路変更や道路横断時に使用する方向指示器などにも同様な操作の忘れ等の問題が含まれる。
また、上記の電動車いすでは、ポールユニットが、シートバックの車幅方向左側に偏って配置されるので、ポールが配置される側とその反対側とでは視認性に違いが生ずる。
さらに、一般的に用いられる反射板は、周辺車両のヘッドライト等により照らされて反射するものであるため、距離が離れると見え難くなり、LED等の自発光体に比べると被視認性は劣る。
本発明は、進路変更や道路横断時に自動で表示され、一般歩行者や周辺車両に注意を促すことができるとともに、一般歩行者や周辺車両からの見やすさを向上させた注意表示機能を有する電動車いすを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、バッテリに蓄えられた電力を電動モータに供給し、この電動モータの駆動力を車輪に伝えて走行する電動車いすにおいて、この電動車いすは、ナビゲーションシステムで道路の状況を把握し、方位センサで道路に対する角度を検知して車いすの進路変更や横断状態を検知する横断状態検知手段と、乗員及び/又は周辺車両に進路変更や道路横断中であることを知らせる警告手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、警告手段が、車いすの灯火器類の点灯状態を変えるものであることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、バッテリに蓄えられた電力を電動モータに供給し、この電動モータの駆動力を車輪に伝えて走行する。電動車いすにナビゲーションシステムと方位センサとを備え、GPS(global positioning system)から得られる道路情報や位置情報と、車いすの進路情報(向き)とから、車いすの進路変更や横断状態を検知し、車いすが進路変更や横断状態であることを乗員及び/又は周辺車両に知らせる(警告する)ようにした。すなわち、電動車いすは、ナビゲーションシステムで道路の状況を把握し、方位センサで道路に対する角度を検知して車いすの進路変更や横断状態を検知する横断状態検知手段と、乗員及び/又は周辺車両に進路変更や道路横断中であることを知らせる警告手段とを備えることで、進路変更や道路横断時に自動で警告手段を稼働させ、電動車いすが進路変更や道路横断中であることを一般歩行者や周辺車両に知らせ、注意を促すことができる。なお、同時に乗員も知ることができる。
請求項2に係る発明では、警告手段が、車いすの灯火器類の点灯状態を変えるものであるので、例えば、周辺車両のヘッドライト等により照らされて反射する反射板などに比べ、灯火器類はLED等の自発光体にて構成されているため被視認性はよい。この結果、一般歩行者や周辺車両からの見やすさを向上させることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る電動車いすの側面図であり、図2は図1に示される電動車いすの平面図であり、図3は図1に示される電動車いすの正面図であり、図4は図1に示される電動車いすの背面図である。
電動車いす10は、乗員12が着座する座席(シート)13と、乗員12の足を載せるフロアステップ14と、乗員12が車いすを操舵するハンドル15と、車体前方を覆うフロントカウル16と、車体後方を覆うリヤカウル17と、座席13の側方下部に設けられ、座席13の下部を囲うサイドカウル(囲い)18,18(一方不図示)と、車体前面に設けられ、前方を照らす前照灯(ヘッドライト)21,21と、フロントカウル16上部に配置され、乗員12が後方確認する左右のバックミラー23,24と、フロアステップ14の下部に配置され、電力を蓄えるバッテリ25と、座席13の下部に配置され、バッテリ25から電力の供給を受ける電動モータ26と、車体の前方下部に回転自在且つ操舵自在に配置された前輪(車輪)27,27と、車体の後方下部に回転自在に配置され、電動モータ26で駆動される後輪(車輪)28,28と、上端にハンドル15が取付けられるとともに下端に前輪27,27が接続され、前輪27,27を操舵するためのステアリングシャフト29と、ハンドル15の中央に配置され、車いすの運転操作のための操作パネル31と、フロントカウル16内に配置され、GPS(global positioning system)による位置検出機能を利用したナビゲーションシステム32と、フロントカウル16の上部中央に設けられ、運転情報やナビゲーション情報が表示される表示装置(メータ)33とを主要構成とする車いすである。
さらに、電動車いす10は、最高速度が6km/h(1.67m/sec)に制限され、車体寸法が高さ109cm、巾70cm、全長120cm未満と規制された車いすであり、具体的には、高齢者等が移動手段として利用する電動車いすである。従って、道路横断時に別車両が接近しても、自ら退避することは難しく、被視認性を向上させることは非常に重要である。
座席(シート)13は、車体垂直軸廻りに回転可能に車体に取付けることで、乗降の利便性を高めた回転シートであり、乗員12の腰部を支持する座部(シートクッション)34と、乗員12の背中12aを支持する背当て部(シートバック)35とからなる。
背当て部35は、左右側方から前方に延出され乗員12の側方を支えるステー部36,36と、上端前方に設けられ、乗員12の背中(背面)12aを照らす照射手段(照明手段)37と、上端後方に設けられ、進路変更や道路横断中であるときに点灯状態を変える後部灯火器(高位置テールランプ)38と、背面に設けられ前照灯21,21のON時に同時点灯させるシート背面ランプ39と、側方に設けられた左右のシート側方向指示器41,42と、左右側方に設けられ、周辺車両等の光を受けて反射する側部反射板43,43(一方不図示)とを備える。
後部灯火器38は、一般歩行者や周辺車両に車いすが進路変更や道路横断中であることを知らせる警告手段である。
図2に示されるように、照射手段37は、複数の発光体37a〜37gにて構成され、発光体37a〜37gは、照射の向きを変えたものであり、乗員12の背中12aの全面を照らすように配置される。
前照灯21,21は、反射器付きの2灯ヘッドライトである。
フロアステップ14は、左右側方に設けられ、前照灯21,21のON時に同時点灯させるサイドランプ44,44(一方不図示)と、座席13の下部をサイドカウル18,18で囲われた手荷物スペース45を有する。
フロントカウル16は、前照灯21,21のON時に同時点灯させるフロントランプ47と、前方に駐車車両などの障害物があることを検知する前部のソナー48,48とを備える。前部のソナー48,48は、車いす前方で見えない部分の障害物を検知する障害物検知手段である。
リヤカウル17は、前照灯21,21のON時に同時点灯させるリヤランプ53と、後方の障害物の存在を検知する後部のソナー49,49と、後輪28,28の上部を覆うリヤフェンダ51,51と、これらのリヤフェンダ51,51の後方に取付けられ、周辺車両等の光を受けて反射する後部反射板52と、左右の後部方向指示器(後部ウインカ)57,58とを備える。後部のソナー49,49は、後方の障害物を検知する障害物検知手段である。
前輪27,27は、パンクレスタイヤを装備した車輪であり、一般歩行者や周辺車両に目立たせるための反射シール付きホイールキャップ54,54(一方の54は不図示)と、ハンドル15を操舵したときに前輪27,27に連れて回転可能な、独立したフロントフェンダ55,55とを備える。
フロントフェンダ55,55は、前輪27,27に連れて回転するので、乗員12は着座したままの姿勢で前輪27,27の切れ角度を確認することができる。これにより、後進時の車いすの動きが解り易くすることができる。
後輪28,28は、一般歩行者や周辺車両に目立たせるための反射シール付きホイールキャップ56,56を備え、リヤカウル17に一体的に形成されたリヤフェンダ51,51で上部が覆われる。なお、後輪28,28も、パンクレスタイヤを装備した車輪である。
ステアリングシャフト29は、ハンドル15側を車体の後方に傾斜させて回動自在に車体に取付けられる。すなわち、ステアリングシャフト29の中心線C1は、ハンドル15側(上端)を車体の後方に傾斜したものである。
図5は図1に示される電動車いすのハンドル及びバックミラーの平面図である。
ハンドル15は、略水平に形成されたバーハンドルであり、バー状のハンドル本体(不図示)と、このハンドル本体の左右に設けられ、乗員12が握る左右のハンドルグリップ63,64と、これらのハンドルグリップ63,64の端部に設けられ、進路変更や道路横断中であるときに点灯状態を変えるハンドル側灯火器65,66とから構成される。
ハンドル側灯火器65,66は、一般歩行者や周辺車両に車いすが進路変更や道路横断中であることを知らせる警告手段である。
左右のバックミラー23,24は、図3及び図5に示されたように、車体の正面視でハンドルグリップ63,64の全体を覆う位置に配置される。
さらに、左右のバックミラー23,24は、左右のミラーハウジング71,72と、左右のミラーハウジング71,72内方に設けられ、後方の状況を写し出す左右のミラー本体73,74と、左右のミラーハウジング71,72の内方下部に複数の発光体75a〜75f,76a〜76fが略水平方向に配置され、後方の障害物の位置を表示する左右の位置表示ランプ75,76と、左右のミラーハウジング71,72外方に形成された左右の前部方向指示器(前部ウインカ)77,78(図3参照)と、左右のミラーハウジング71,72外方に形成され、進路変更や道路横断中であるときに点灯状態を変える左右のミラー側灯火器81,82(図3参照)とからなる。
左右の位置表示ランプ75,76は、乗員12の可視可能範囲内に複数の発光体75a〜75f,76a〜76fが略水平方向に配置され、車いすの後進時に後部ソナー49,49が車いす後方に障害物を検知した際に、この障害物の位置に応じて発光体75a〜75f,76a〜76fの発光状態を変えるようにしたものである。
左右のミラー側灯火器81,82は、一般歩行者や周辺車両に車いすが進路変更や道路横断中であることを知らせる警告手段である。
操作パネル31は、ハンドルグリップ63,64の前方に設けられた左右の走行レバー85,86と、バッテリ25の電源をONにするメインスイッチ(スイッチボタン)87と、走行速度を設定する走行速度設定ノブ88と、前進/後進の切換操作をする前進ボタン91及び後進ボタン92と、左右の前部方向指示器77,78、左右のシート側方向指示器41,42及び左右の後部方向指示器57,58を点灯させる左右の方向指示器点灯ボタン93,94と、ナビゲーションシステム32の起動/解除するナビゲーションボタン95と、緊急時に介助を要請するときに使用する緊急時コールボタン101とからなる。
左右の走行レバー85,86は、どちらのレバーを操作しても同一機能の操作が可能なレバーであり、握り込み停止機能付きのレバーであり、強く握り締めるとブレーキがかかる。
走行速度設定ノブ88は、時速1〜6kmを無段階に設定できるノブであり、時速4km以上に設定された場合にはハンドル15を操作した(切った)ときに自動減速機能が働く。
表示装置33は、バッテリ25の残量を表示するバッテリ残量表示部96と、左右の前部方向指示器77,78、左右のシート側方向指示器41,42及び左右の後部方向指示器57,58の点灯(点滅)状態であることを表示する左右の方向指示器表示部97,98と、運転情報やナビゲーション情報が表示される液晶パネル99とからなる。
図6は図1に示される電動車いすのブロック図である。
図6に示されるように、電動車いす10(図1参照)では、先に説明したナビゲーションシステム32の情報と、車いすの向きを検出する方位センサ112の情報と、先に説明したメインスイッチ87の状態とがコントローラ114に入力される。
コントローラ114は、座席13(図1参照)の後部灯火器38、ハンドル15のハンドル側灯火器65,66、バックミラー23,24のミラー側灯火器81,82の点灯状態を制御する。
また、ナビゲーションシステム32には、地図情報116が入力される。
すなわち、コントローラ(制御手段)114は、ナビゲーションシステム32の情報、方位センサ112の情報、メインスイッチ87の情報が入力され、これらの情報から警告手段である後部灯火器38、ハンドル側灯火器65,66、ミラー側灯火器81,82の点滅状態を制御するものであり、車いすの横断状態を検知する横断状態検知手段(横断状態判断手段)115を備える。ここで、車いすの横断状態は、後述するように、車いすの進路変更及び交差点横断などの総称を意味する。
横断状態検知手段(横断状態判断手段)115は、ナビゲーションシステム32で道路の状況を把握し、方位センサ112で道路に対する角度(方位)を検知して、例えば、車いすが歩道のない道路で道路に対する車いすの角度は所定の角度を超えたか、車いすが歩道のある道路で道路に対する車いすの角度は所定の角度を超えたか、若しくは、車いすは交差点を走行中かどうか検知(判断)する手段である。
横断状態検知手段115が上記の判断を下したときに、コントローラ114で警告手段である後部灯火器38、ハンドル側灯火器65,66及びミラー側灯火器81,82の点滅状態を変化させる。
図7は図1に示される電動車いすのフロー図である。なお、ST××はステップ番号を示す(符号は図1〜図6参照)。
ST01:メインスイッチ87をONする。同時に夜間の場合は、前照灯21,21及び後部灯火器38のライト類のスイッチをONにする。
ST02:ナビゲーション情報を入力する。
ST03:車いす方位情報を入力する。
ST04:ナビゲーションシステム32で車いすが歩道のない道路を走行中であることを検知したか、且つ方位センサ112が道路に対して30°の角度を超える角度を検知したか判断する。YESの場合はST07の横断点灯モードに移行する。横断点灯モードとは、後部灯火器38、ハンドル側灯火器65,66、ミラー側灯火器81,82を後述するように速い点滅状態にすることをいう。NOの場合はST05に進む。
ST05:ナビゲーションシステム32で車いすが歩道のある道路を走行中であることを検知したか、且つ方位センサ112が道路に対して60°の角度を超える角度を検知したか判断する。YESの場合はST07の横断点灯モードに移行する。NOの場合はST06に進む。
ST06:ナビゲーションシステム32で車いすが交差点を走行中かどうかを検知したか判断する。YESの場合はST07の横断点灯モードに移行する。NOの場合はST02に戻る。
ST07:先に説明した横断点灯モードである。
図8(a),(b)は図1に示される電動車いすの点灯点滅状態の一例を示すグラフである。横軸は時間、縦軸は灯火器のON−OFFを示す。
(a)において、通常走行時の点灯状態を示し、日中の走行では、後部灯火器38は消灯状態のまま走行し、ハンドル側灯火器65,66及びミラー側灯火器81,82は、5sec毎に点灯/消灯を繰り返す点滅状態で走行する。詳細には、1sec毎に0.2secの点灯を繰り返す点滅状態である。
夜間の走行では、後部灯火器38は点灯状態のまま走行し、ハンドル側灯火器65,66及びミラー側灯火器81,82は、5sec毎に点灯/消灯を繰り返す点滅状態で走行する。詳細には、1sec毎に0.2secの点灯を繰り返す点滅状態である。
(b)において、横断点灯モードの点灯状態を示し、日中・夜間の走行とも、後部灯火器38、ハンドル側灯火器65,66及びミラー側灯火器81,82は、0.5sec毎に0.1secの点灯、0.1secの消灯、0.1secの点灯、0.2secの消灯を繰り返す点滅状態に移行し、一般歩行者や周辺車両に電動車いす10が走行中であることに注意を促す。
図9(a)〜(c)は図1に示される電動車いすの走行する道路による制御の違いを示す比較検討図である。
(a)において、電動車いす10が歩道のない道路121を走行中の場合を示し、歩道のない道路121では、電動車いす10がわずかに方向を変えただけでも一般歩行者や周辺車両との干渉が考えられる。従って、方位センサ112(図6参照)が道路に対して30°の角度を超える角度を検知した場合に、横断点灯モードに移行するようにした。
(b)において、電動車いす10が歩道のある道路122を走行中の場合を示し、電動車いす10が方向を変え歩道123から車道124に出てしまうまでは時間がある。従って、方位センサ112(図6参照)が道路に対して60°の角度を超える角度を検知した場合に、横断点灯モードに移行するようにした。
(c)において、電動車いす10が交差点125を走行中の場合にも、横断点灯モードに移行するようにした。これは、道路横断時に周辺車両が接近しても、自ら退避することは難しく、被視認性を向上させる必要があるためである。
図10(a),(b)は図1に示される電動車いすの点灯点滅状態を示す作用説明図である。
(a)において、通常走行時の灯火器の点灯状態を示し、日中の走行では、後部灯火器38は消灯状態のまま走行し、ハンドル側灯火器65,66(図3参照)及びミラー側灯火器81,82は、点滅状態で走行する。夜間の走行では、後部灯火器38は点灯状態のまま走行し、ハンドル側灯火器65,66及びミラー側灯火器81,82は、図8に示されたように、ゆっくりした点滅状態で走行する。
(b)において、横断点灯モードの点灯状態を示し、日中・夜間の走行とも、後部灯火器38、ハンドル側灯火器65,66(図3参照)及びミラー側灯火器81,82は、図8に示されたように、速い点滅状態に変化する。
図1に示されたように、電動車いす10は、バッテリ25に蓄えられた電力を電動モータ26に供給し、この電動モータ26の駆動力を車輪に伝えて走行する。例えば、電動車いす10にナビゲーションシステム32と方位センサ112とを備え、GPS(global positioning system)から得られる道路情報や位置情報と、車いすの進路情報(向き)とから、車いすの進路変更や横断状態を検知し、車いすに進路変更や道路横断中であることを乗員12及び/又は周辺車両に知らせる(警告する)ようにしたものである。なお、同時に乗員12も知ることができる。
すなわち、電動車いす10は、車いすの進路変更や横断状態を検知する横断状態検知手段と、乗員12及び/又は周辺車両に進路変更や道路横断中であることを知らせる警告手段38,65,66,81,82とを備えることで、進路変更や道路横断時に自動で警告手段38,65,66,81,82を稼働させ、電動車いす10が進路変更や道路横断中であることを一般歩行者や周辺車両に知らせ、注意を促すことができる。
なお、警告手段38,65,66,81,82は、乗員12が自らも進路変更や道路横断中であることを認識できる手段でもある。
警告手段である後部灯火器38、ハンドル側灯火器65,66及びミラー側灯火器81,82が、車いすの灯火器類の点灯状態を変えるものであるので、例えば、周辺車両のヘッドライト等により照らされて反射する反射板などに比べ、灯火器類はLED等の自発光体にて構成されているため被視認性はよい。この結果、一般歩行者や周辺車両からの見やすさを向上させることができる。
尚、本発明に係る電動車いす10は、図1に示すように、ナビゲーションシステム32は、フロントカウル16内に配置されたが、配置場所は任意である。また、ナビゲーションシステムは、携帯電話等のナビゲーション情報を利用するものであってもよい。さらに、地図情報(マッピング)は、電動車いすに単独で備えてもよい。
本発明に係る電動車いすは、図1に示すように、電動モータ26の駆動力を後輪28,28に伝えて走行する車いすであったが、前輪に伝え走行するようにしたものでもよい。
本発明に係る電動車いすは、高齢者等が利用する歩行補助具に好適である。
本発明に係る電動車いすの側面図である。 図1に示される電動車いすの平面図である。 図1に示される電動車いすの正面図である。 図1に示される電動車いすの背面図である。 図1に示される電動車いすのハンドル及びバックミラーの平面図である。 図1に示される電動車いすのブロック図である。 図1に示される電動車いすのフロー図である。 図1に示される電動車いすの点灯点滅状態の一例を示すグラフである。 図1に示される電動車いすの走行する道路による制御の違いを示す比較検討図である。 図1に示される電動車いすの点灯点滅状態を示す作用説明図である。
10…電動車いす、25…バッテリ、26…電動モータ、27,28…車輪(前輪/後輪)、38…警告手段(後部灯火器)、65,66…警告手段(左右のハンドル側灯火器)、81,82…警告手段(左右のミラー側灯火器)、115…横断状態検知手段。

Claims (2)

  1. バッテリに蓄えられた電力を電動モータに供給し、この電動モータの駆動力を車輪に伝えて走行する電動車いすにおいて、
    この電動車いすは、ナビゲーションシステムで道路の状況を把握し、方位センサで道路に対する角度を検知して車いすの進路変更や横断状態を検知する横断状態検知手段と、乗員及び/又は周辺車両に進路変更や道路横断中であることを知らせる警告手段とを備えたことを特徴とする電動車いす
  2. 前記警告手段は、前記車いすの灯火器類の点灯状態を変えるものであることを特徴とする請求項1記載の電動車いす
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