JP5111623B2 - 接触子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、接触子を介して一対の接離可能な導体を接触させることで導体間を通電することが可能な接触子装置に関するものである。
例えばガス絶縁開閉装置における従来の接触子装置として、同軸上に配置された一対の導体を軸方向に移動して端部で嵌合させ、嵌合面で上記一対の導体を導電性の接触子を介して通電する装置が知られている。このとき、接触子は、上記一対の導体のいずれか一方の嵌合面に設けられており、嵌合時に他方の導体の嵌合面と摺動接触する。また、嵌合面に設けられる接触子の個数は大電流用の場合など一般に複数であり、これらの接触子は軸方向に所定の距離を隔てて設けられ、導体間の通電容量を確保する。
また、特許文献1では、上記接触子装置と異なる構成の母線接続装置が開示されている。この母線接続装置は一対の絶縁母線を接続する接続導体部材を有し、この接続導体部材の内部には貫通穴が形成され、各絶縁母線の先端にねじ込みにより結合された挿入導体がこの貫通穴に挿入される。ここで、各挿入導体の外径は、上記ねじ込み側に形成される大径部分と、先端側に形成される小径部分とからなる。また、各挿入導体の大径部分の外周には、貫通穴の内面に接触する接触子が設けられている。さらに、貫通穴のほぼ中央にはばね接触子が装着され、このばね接触子の各一端部は各挿入導体の小径部分の外周に接触し、かつ、このばね接触子の中央部分は貫通穴の内面に接触している。この構成により、組立上の誤差および母線の伸縮が十分吸収され、接触部の確実な接触が確保されるとともに、母線接続の作業性も良好になるとしている。
特開昭58−119710号公報
しかしながら、上記従来の接触子装置では、接触子は一対の導体のいずれか一方の嵌合面にのみ設けられ、さらに接触子は導体間の通電容量を確保するために複数個設けられることが一般的であり、その結果、嵌合時に複数個の接触子が他方の嵌合面の同一の接触箇所を順に摺動接触して移動することとなり、他方の嵌合面の損傷が大きくなるという問題点があった。
また、特許文献1では、大径部分と小径部分とでそれぞれ異なる接触子を用い、これらの異なる接触子の接触部分が分離されているが、この母線接続装置は絶縁母線の母線間接続の構造に関するものであり、接触子を摺動接触させて開閉部の開閉を行うものとはそもそも構造が異なるため、上記従来の接触子装置の問題点を解消するものではない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、接触子の摺動による嵌合面の損傷を軽減することが可能な接触子装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る接触子装置は、第1の導体と、この第1の導体と同軸上に配置され、この第1の導体が挿入可能な嵌合穴が形成された第2の導体と、を備え、前記第1および第2の導体の少なくとも一方を軸方向に移動して嵌合させ、接触子を介して前記第1および第2の導体間を通電させることが可能な接触子装置において、前記第1の導体の外周面に周方向に沿って設けられ、前記嵌合穴の内周面と接触可能な導電性の第1の接触子と、前記嵌合穴の内周面に周方向に沿って設けられ、前記第1の導体の外周面と接触可能な導電性の第2の接触子と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、一対の導体にそれぞれ接触子を設けるようにしたので、嵌合時に、第1の接触子は嵌合穴の内周面を摺動し、第2の接触子は第1の導体の外周面を摺動することになり、接触子の摺動による嵌合面の損傷が上記内周面と上記外周面とに分けられたため、いずれか一方の導体に第1および第2の接触子をともに設ける従来の構成に比べて、接触子の摺動による嵌合面の損傷が軽減されるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る接触子装置の縦断面図である。 図2は、従来の接触子装置の縦断面図である。 図3は、実施の形態2に係る接触子装置の縦断面図である。 図4は、実施の形態3に係る接触子装置の縦断面図である。
符号の説明
1,2,5 導体
3,4,7,8 嵌合溝
6 突起部
10〜12,30 接触子装置
15,20,45 嵌合穴
16,17 領域
18 端部
19 基部
A1,B1 コイルばね接触子
Z 軸線
以下に、本発明に係る接触子装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る接触子装置10の縦断面図である。接触子装置10は、例えばガス絶縁開閉装置内の開閉部で用いられる接触子装置であり、図1(a)は開放状態を、図1(b)は投入途中状態を、図1(c)は完全投入状態を示している。
図1(a)に示すように、接触子装置10は、主たる構成要素として、通電経路を形成することが可能な一対の導体である導体1(第2の導体)および導体2(第1の導体)と、導体1の内周面に周方向に沿って環状に形成された嵌合溝3(第2の嵌合溝)に嵌め込まれた導電性のコイルばねA1(第2のコイルばね接触子)と、導体2の外周面に周方向に沿って環状に形成された嵌合溝4(第1の嵌合溝)に嵌め込まれた導電性のコイルばねB1(第2のコイルばね接触子)と、を備える。
導体1は、その端部に例えば円筒状の嵌合穴15が設けられた中空構造の導電性部材からなる。導体2は、例えば円柱状の導電性部材からなる。嵌合穴15の内径は、導体2の外径に比べてわずかに大きく、導体2が嵌合穴15と嵌合できるように構成されている。導体1,2は、それぞれ中心軸線を一致させ、同一の軸線Z上に互いに対向して配置されている。なお、導体1,2はともに接触部を拡大して示したものであり、ガス絶縁開閉装置の場合、それぞれ高電圧が印加される中心導体(図示せず)に接続される。また、本実施の形態では、例えば、導体1は固定され、導体2は可動であり、導体2は図示しない駆動装置により軸線Zに沿って往復動可能とする。
コイルばねA1は、導体1に設けられる接触子の一例であり、導電性のばね材からなる素線をその巻回軸に対して傾斜させて螺旋状に巻回し両端部を接合して形成される。嵌合溝3は、導体1の内周面に沿って環状に形成され、また、その断面は例えば底部ほど幅が狭く形成される。嵌合溝3に嵌め込まれたコイルばねA1の断面は楕円形状であり、その頂部は嵌合溝3から突出し、嵌合溝3の側面に接触して係止されている。このように、コイルばねA1は、導体1と二点で接触させるようにしてその接触電気抵抗を低減させている。なお、嵌合溝4とコイルばねB1についても同様である。
次に、本実施の形態の動作について図1(a)〜図1(c)を参照して説明する。なお、以下では投入動作について説明するが、遮断動作についても順序を逆にたどることで同様に説明することができる。
まず、図1(a)では、接触子装置10は開放状態にあり、導体1と導体2とは電気的に接触しておらず、離隔された状態である。なお、導体1の開口端とコイルばねA1の断面中心との間の軸方向距離をL5とする。その他の構成等については上述のとおりである。
続いて、図1(b)では、接触子装置10は投入途中状態にある。すなわち、導体2は図1(a)の状態から駆動装置によって軸方向に直線動してその一部が嵌合穴15内に挿入された状態にある。ただし、コイルばねA1は導体2と接触しておらず、また、コイルばねB1も導体1と接触していないため、導体1,2間は通電されていない。なお、導体1の開口端と導体2の挿入方向先端との間の軸方向距離をL1とする。
次に、図1(c)では、接触子装置10は、導体1が移動を完了して嵌合した完全投入状態にあり、導体1,2間は通電状態にある。すなわち、導体2が図1(b)の状態からさらに駆動されると、コイルばねB1は導体1の開口端まで達しこれ以降嵌合穴15の内周面とコイルばねB1との間で摺動接触がなされ、また、導体2の挿入方向先端はコイルばねA1の配置箇所まで達しこれ以降導体2の外周面とコイルばねA1との間で摺動接触がなされる。なお、コイルばねB1と導体1との摺動接触と、コイルばねA1と導体2との摺動接触のいずれが先に開始されるかは、導体2の挿入方向先端からコイルばねB1の断面中心までの軸方向距離とL5との大小関係により決まる。
導体2が駆動されている間は、コイルばねB1は、嵌合穴15の内周面との間で接圧力を保持しながら摺動し、また、コイルばねA1は、導体2の外周面との間で接圧力を保持しながら摺動する。そして、導体2が所定の位置まで挿入されると、図1(c)に示すように、コイルばねA1とコイルばねB1との間に所定の距離を保持した状態で、駆動が停止される。図1(c)では、コイルばねA1は、嵌合溝3の側面と導体2の外周面とに接触して導体1と導体2間を導通させ、また、コイルばねB1は、嵌合溝4の側面と嵌合穴15の内周面とに接触して導体1と導体2間を導通させる。なお、導体1の開口端と導体2の挿入方向先端との間の軸方向距離をL2、コイルばねB1の断面中心と導体1の開口端との間の軸方向距離をL3、導体2の挿入方向先端とコイルばねA1の断面中心との間の軸方向距離をL4とする。
さらに、接触子装置10は、L4<L5となるように構成することが好ましい。すなわち、コイルばねA1の断面中心から導体1の開口端までの軸方向距離(L5)が、コイルばねA1の断面中心から導体2の挿入方向先端までの軸方向距離(L4)よりも長くなるようにする。このような構成が好ましい理由を、以下、接触子装置10と図2の従来の接触子装置30とを対比して説明する。図2は、従来の接触子装置30の縦断面図である。
図2(a)に示すように、従来の接触子装置30は、通電経路を形成することが可能な一対の導体である導体21,22と、導体22の外周面に周方向に沿って環状に形成された嵌合溝23に嵌め込まれた導電性のコイルばねA2と、同じく導体22の外周面に周方向に沿って環状に形成された嵌合溝24に嵌め込まれた導電性のコイルばねB2と、を備える。
導体21は、その端部に例えば円筒状の嵌合穴25が設けられた中空構造の導電性部材からなる。導体22は、例えば円柱状の導電性部材からなる。嵌合穴25の内径は、導体22の外径に比べてわずかに大きく、導体22が嵌合穴25と嵌合できるように構成されている。導体21,22は、それぞれ中心軸線を一致させ、同一の軸線Z上に互いに対向して配置されている。なお、導体21,22はともに接触部を拡大して示したものであり、ガス絶縁開閉装置の場合、それぞれ高電圧が印加される中心導体(図示せず)に接続される。また、導体21は固定され、導体22は可動であり、導体22は図示しない駆動装置により軸線Zに沿って往復動可能とする。
このように、従来の接触子装置30では、コイルばねA2,B2はともに可動側の導体22に設けられている。その他は、図1(a)と同様である。
次に、従来の接触子装置30の投入動作について図2(a)〜図2(c)を参照して説明する。まず、図2(a)では、接触子装置30は開放状態にあり、導体21と導体22とは電気的に接触しておらず、離隔された状態である。
続いて、図2(b)では、接触子装置30は投入途中状態にある。すなわち、導体22はその一部が嵌合穴25内に挿入され、コイルばねA2のみが導体21と接触面で摺動している。このように従来技術では、投入途中でコイルばねA2の摺動が始まっているのに対して、本実施の形態では、コイルばねA1,B1の両接触子とも摺動が始まっていない(図1(b))。したがって、本実施の形態では、この間の摺動による操作エネルギーは生じないことになる。なお、図2(b)におけるL1は図1と同様である。
次に、図2(c)では、接触子装置30は完全投入状態にあり、導体21,22間は通電状態にある。すなわち、導体22が図2(b)の状態からさらに駆動されると、コイルばねA2に続いてコイルばねB2も嵌合穴25の内周面と摺動し、導体22が嵌合穴25内に所定距離挿入された後、図2(c)の状態に至る。なお、図2(c)におけるL2,L3,L5は図1と同様である。
図2(c)に示すように、従来の接触子装置30では、開放状態から完全投入状態に至るまでに、コイルばねA2の摺動距離はL5、コイルばねB2の摺動距離はL3であり、総摺動距離は(L3+L5)である。一方、図1(c)に示すように、本実施の形態に係る接触子装置10では、開放状態から完全投入状態に至るまでに、コイルばねA1の摺動距離はL4、コイルばねB1の摺動距離はL3であり、総摺動距離は(L3+L4)である。なお、完全投入状態における接触子の配置は、本実施の形態と従来技術の双方に対して同じになるようにしている。したがって、本実施の形態においてL4<L5となるように接触子装置10を構成することで、(L3+L4)<(L3+L5)となり、本実施の形態における接触子の摺動距離は、従来に比べて減少することになる。例えば、L3=L4とし、L5=2×L3とすると、本実施の形態における接触子摺動距離は2×L3、従来技術における接触子摺動距離は3×L3となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、接触子としてのコイルばねA1,B1をそれぞれ導体1,2に設けるようにしたので、導体1,2の嵌合時に、コイルばねA1は導体2の外周面を摺動し、コイルばねB1は導体1の内周面を摺動することになり、摺動による嵌合面の損傷が上記内周面と上記外周面とに分けられるため、図2のように導体22にコイルばねA2,B2をともに設ける従来の構成に比べて、摺動による嵌合面(図2との比較では内周面)の損傷が軽減されるという効果を奏する。
これに対して、従来の接触子装置30では、導体21,22の嵌合時に、コイルばねA2が嵌合穴25の内周面を摺動した後、続いて同一の接触箇所をコイルばねB2が摺動することになるので、内周面の損傷が二重となり大きくなってしまう。なお、コイルばねA2,B2がともに固定側の導体21に設けられる場合についても同様であり、この場合は、摺動により外周面の損傷が大きくなってしまう。
また、本実施の形態では、接触子装置10をL4<L5となるように構成したので、従来の接触子装置30に比べて接触子の摺動距離が短くなり、接触子の損傷を軽減できるとともに駆動装置のエネルギーを軽減することができる。
また、接触子としてコイルばねA1,B1を用いることで、導体1,2との間の接触抵抗を低減することができる。その結果、発熱が抑制されて、接触子装置10を大型化することなく、大電流を流すことが可能となる。
なお、本実施の形態では、一例としてコイルばねA1とコイルばねB1をそれぞれ一つずつ設ける構成としたが、これに限定されず、電流容量に応じて、コイルばねA1もしくはコイルばねB1の一方を複数、またはコイルばねA1およびコイルばねB1の双方を複数とすることができる。例えば、導体1に2個のコイルばねA1を設ける場合には、これらのコイルばねA1を軸方向に所定の距離を隔てて嵌合穴15の内周面に設ける。なお、導体1に複数個のコイルばねA1を設ける場合には、上記のL4<L5の条件は、各コイルばねA1について成り立つようにする。すなわち、各コイルばねA1について、コイルばねA1の断面中心から導体1の開口端までの軸方向距離が、コイルばねA1の断面中心から導体2の挿入方向先端までの軸方向距離よりも長くなるように構成することで、同数の接触子を有する従来の接触子装置に比べて、接触子の摺動距離が低減されるという効果がある。
なお、本実施の形態では、導体1を固定とし導体2を可動としたが、導体1を可動とし導体2を固定とした場合、または、双方を可動とした場合についても同様であり、上記と同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図3は、本実施の形態に係る接触子装置11の縦断面図であり、(a)は開放状態を、(b)は投入途中状態を、(c)は完全投入状態を示している。実施の形態1では、接触子としてコイルばねA1,B1を用いる例を示したが、本実施の形態では、固定側の導体に用いる接触子をコイルばねA1の代わりにその内面に設けられた突起部6とする。なお、図3において、図1と同一の要素には同一の符号を付している。
図3において、複数個の導体5が相互に平行にそれぞれ軸線Z方向に延伸して設けられており、これらの導体5は軸線Zを中心とする円周上に互いに離隔して配置されている。各導体5はその一端部の内面に設けられた突起部51が、軸線Z上に配置された円柱状の導体50の一端部の外周面に接触している。すなわち、これらの導体5は導体50と接触するようにして周方向に所定間隔で配置され、これにより、可動側の導体2が嵌合可能な嵌合穴45が形成されている。また、各導体5の内面にはそれぞれ突起部6が設けられており、各突起部6は軸線Zを中心とする同一円周上に配置される構成である。さらにまた、複数個の導体5は、軸線Zを中心として環状に配置された例えば3つのばねC1〜C3により外周から押さえられている。これらのばねC1〜C3により、突起部51と導体50間の接圧力が確保されるとともに、嵌合穴45の径が縮小されるように付勢される。また、図3(c)では、ばねC1〜C3に付勢されて、突起部6は導体2の外周面との間で接圧力を保持しながら接触している。本実施の形態では、第2の導体は複数個の導体5および導体50により構成される。なお、導体2,50はともに接触部を拡大して示したものであり、ガス絶縁開閉装置の場合、それぞれ高電圧が印加される中心導体(図示せず)に接続される。
本実施の形態は、コイルばねA1を突起部6に代えたことを除けば実施の形態1と同様の構成であり、同様の動作に従い、よって実施の形態1と同様の効果を奏する。例えば、実施の形態1と同様に、L4<L5とすることで、従来の接触子装置30に比べて摺動距離を短くすることができる。
なお、本実施の形態において、コイルばねB1の代わりに導体2の外周面に突起部を設けて接触子として用いる形態、または突起部6の代わりにコイルばねA1を用いるとともにコイルばねB1の代わりに突起部を用いる形態も可能である。
実施の形態3.
図4は、本実施の形態に係る接触子装置12の縦断面図であり、完全投入状態を示す図である。図4において、例えば可動側である導体36は、挿入方向先端部である端部18と、この端部18の径よりも大径の基部19とを有する。また、固定側である導体35は、導体36が嵌合可能な嵌合穴20を有し、この嵌合穴20の形状は導体36の形状に合わせて、その底部付近の底側内径がその開口端付近の開口側内径よりも小さくなっている。したがって、嵌合穴20の内周面は、底側内径の領域16と、開口側内径の領域17とからなる。
端部18の外径は嵌合穴20の底側内径よりもわずかに小さい。領域16には周方向に沿って環状に嵌合溝7が形成され、この嵌合溝7には導体35側接触子としてコイルばねA1が嵌め込まれている。コイルばねA1は嵌合溝7の側面と端部18の外周面とに接触して導体35,36間を導通させる。また、基部19の外径は嵌合穴20の開口側内径よりもわずかに小さい。基部19の外周面には周方向に沿って環状に嵌合溝8が形成され、この嵌合溝8には導体36側接触子としてコイルばねB1が嵌め込まれている。コイルばねB1は嵌合溝8の側面と領域17とに接触して導体35,36間を導通させる。
また、本実施の形態では、コイルばねA1の断面中心から軸線Zまでの距離と、コイルばねB1の断面中心から軸線Zまでの距離とが等しくなるように構成されている。一方、実施の形態1では、コイルばねA1の断面中心から軸線Zまでの距離は、コイルばねB1の断面中心から軸線Zまでの距離よりも大きい。したがって、実施の形態1では接触子装置10の径方向の大きさが大きくなってしまう。これに対して、本実施の形態では、上記の理由から、径方向の大きさをより小さくすることができる。なお、本実施の形態のその他の構成、動作は実施の形態1と同様である。また、本実施の形態を、実施の形態2と組み合わせることも容易である。
本実施の形態では、実施の形態1と比べて、導体36および嵌合穴20の形状が異なるものの、コイルばねA1を導体35に設けるとともにコイルばねB1を導体36に設けるようにして、接触子を一対の導体にそれぞれ設ける構成は実施の形態1と同じであり、したがって、実施の形態1と同様の効果を奏する。
また、本実施の形態によれば、コイルばねA1の断面中心から軸線Zまでの距離と、コイルばねB1の断面中心から軸線Zまでの距離とが等しくなるようにしたので、実施の形態1に比べて、接触子装置12の径方向の大きさを縮小することができる。したがって、ガス絶縁開閉装置においては、接触子装置12を収納する金属容器との絶縁距離が縮小され、金属容器の細径化が可能となる。そのため、ガス絶縁開閉装置の設置スペースをより縮小化することができる。
なお、従来の接触子装置30においても、コイルばねA2の断面中心から軸線Zまでの距離と、コイルばねB2の断面中心から軸線Zまでの距離とが等しくなっている。したがって、本実施の形態によれば、接触子装置12は、接触子装置30と同じ径方向の大きさで、同様の通電性能を保持することができる。
本発明は、ガス絶縁開閉装置内の開閉部に適用される接触子装置として有用である。

Claims (5)

  1. 第1の導体と、この第1の導体と同軸上に配置されこの第1の導体が挿入可能な嵌合穴が形成された第2の導体と、を備え、前記第1および第2の導体の少なくとも一方を軸方向に移動して嵌合させ、接触子を介して前記第1および第2の導体間を通電させることが可能な接触子装置において、
    前記第1の導体の外周面に周方向に沿って設けられ、前記嵌合穴の内周面と接触可能な導電性の第1の接触子と、
    前記嵌合穴の内周面に周方向に沿って設けられ、前記第1の導体の外周面と接触可能な導電性の第2の接触子と、
    を備え
    前記第1および第2の導体が相対移動を終了して嵌合した状態において、前記第2の接触子の断面中心から前記第2の導体の開口端までの軸方向距離が、前記第2の接触子の断面中心から前記第1の導体の挿入方向先端までの軸方向距離よりも長いことを特徴とする接触子装置。
  2. 前記第1の接触子は、前記第1の導体の外周面に周方向に沿って環状に形成された第1の嵌合溝に嵌め込まれた第1のコイルばね接触子であり、前記第2の接触子は、前記嵌合穴の内周面に周方向に沿って環状に形成された第2の嵌合溝に嵌め込まれた第2のコイルばね接触子であることを特徴とする請求項1に記載の接触子装置。
  3. 前記第1の導体は、基部とこの基部よりも外径の小さい端部とを有し、
    前記嵌合穴の内径は、前記端部の外径よりも大きい底側内径と、前記基部の外径よりも大きくかつ前記底側内径よりも大きい開口側内径とからなり、
    前記第1の接触子は、前記基部の外周面に設けられ、
    前記第2の接触子は、前記内周面上における前記底側内径の領域に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の接触子装置。
  4. 前記第1の接触子の断面中心から前記同軸までの距離と、前記第2の接触子の断面中心から前記同軸までの距離とが等しいことを特徴とする請求項に記載の接触子装置。
  5. ガス絶縁開閉装置の開閉部に用いられることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の接触子装置。
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