JP2014235954A - ガス絶縁開閉器 - Google Patents

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淳 額賀
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敏昭 六戸
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Masashi Kawamata
雅史 川又
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Abstract

【課題】ロウ付けと同等の電極の固定強度を担保すると共に、簡単な構成で、かつ、効率良くアークを回転運動させて低操作力、小形軽量化を図ったこと。【解決手段】本発明のガス絶縁開閉器は、上記課題を解決するために、可動子の固定アークコンタクトと対向する位置に配置され、かつ、前記可動子の移動に伴い前記固定アークコンタクトとの電気的な接離を行う可動アークコンタクトが、前記固定アークコンタクトとの対向側先端から順に配置された凸型の中空同軸円筒状の第1の電極と中空同軸円筒状の第1のスペーサ及び中空同軸円筒状の第2の電極から構成され、かつ、前記第1のスペーサを介して前記第1の電極と前記第2の電極が電気的に接続される通電手段を有していると共に、前記第1のスペーサを介して前記第1の電極と前記第2の電極が、前記第1の電極及び前記第2の電極よりも高い抵抗率を有する固定部材で固定されていることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明はガス絶縁開閉器に係り、特に、閉極時には互いに電気的に接触し、開極時にはアークを点弧させるアークコンタクトを持つものに好適なガス絶縁開閉器に関する。
一般に、ガス絶縁開閉器では、開極時に発生するアーク放電によって通電用の主接触子、若しくはシールドが損傷するのを抑制するためにアークコンタクトが配置されており、所定の対向距離を隔てて固定側の導体及び可動側の導体が配置されている。そして、固定側の導体にはアークコンタクトを、可動側の導体には可動子にアークコンタクトを各々配置し、更に、固定側或いは可動側のアークコンタクトの先端部に弾性接触部材を設け、この弾性接触部材によって、固定子と可動子のアークコンタクト間を電気的に接続する構造が知られている。
また、アーク放電を短時間で効率良く遮断させる方法として、磁場を用いた電磁力を利用することが知られており、例えば、永久磁石を利用した構造、アーク駆動用のコイルを利用した構造、或いはスパイラル電極を用いた構造が挙げられる。
特に、永久磁石を利用した構造の例では、アークコンタクト内の中心部に永久磁石を配置すると共に、アークコンタクトの先端部に、アークの回転を容易にする滑らかで連続した環状のアーク走行部を設け、開極時に発生するアークをアーク走行部に点弧させると共に、アークを永久磁石によって回転運動させて電流遮断性能を向上させた構成が、例えば、特許文献1に記載されている。
また、アーク駆動用のコイルを利用した構造の例では、アークコンタクトとエンドリング(導体)間に絶縁被覆したコイルを配置し、アークコンタクトとコイル及びエンドリングを直列に電気的に接続させ、更に、アークコンタクトの先端部に、環状のアーク走行部を設け、開極時に発生するアークをアーク走行部に点弧させると共に、コイルに流入するアーク電流によってアークに対する鎖交磁場を形成し、アークをアーク走行部に沿って回転運動させることで電流遮断性能を向上させた構成が、例えば、特許文献2に記載されている。
また、スパイラル電極を利用した構造の例では、固定側と可動側のアークコンタクト先端に、アーク走行部として略円盤状でスパイラル状に溝を切った電極(スパイラル電極)を配置し、アーク電流がスパイラル電極に沿って通電することによって、アークを回転運動させて電流遮断性能を向上させた構成が、例えば、特許文献3に記載されている。
これらのガス絶縁開閉器は、操作器の小型軽量化が図れ、また、操作器の操作力低減によって機器の信頼性にも優れている。
なお、通常、アークコンタクト部には所謂耐弧メタルが用いられ、アーク発生時の溶損を最小限に抑える構成であることが知られている。
特開2003−346611号公報 特開2011−142035号公報 特開2008−176942号公報
しかしながら、特許文献1乃至3に記載された従来の電磁力によるアーク駆動方式のガス絶縁開閉器にあっては、アークコンタクト先端部分に用いられる耐弧メタルとその他の構成部材の固定強度を担保しつつ結合する必要があるために、ロウ付け作業が必須であり、製作には熟練を要するという問題があった。
また、上述した従来の各々のアーク駆動方式のガス絶縁開閉器には、下記の問題を有していた。
例えば、永久磁石を利用した構造のアーク駆動方式の場合は、運転時に流れる電流によって変化する温度による永久磁石の経年劣化を考慮した設計が必要になったり、永久磁石の劣化程度の評価に多大な手間や時間がかかり、更には、交流電流を遮断する場合、アークは半サイクル毎に回転方向が反転するため、効率良くアークを回転駆動するには原理的に不向きであった。
また、アーク駆動用コイルを利用した構造のアーク駆動方式の場合は、アーク駆動用コイルをアーク発生部近傍に配置したり、定常運転状態ではアーク駆動コイルに電流を流さないような絶縁構造としなければならず、当該部の構造が複雑で外径も大きくなり、機器の小型化の妨げになっていた。
更に、スパイラル電極を使用した構造のアーク駆動方式の場合は、電極面に微小なスリット(スパイラル溝)が複数に亘り形成されるため、このスリット間にアークが転流することを防ぐための絶縁構造が必要となり、しかも、固定側と可動側に対向するアークコンタクト先端に当該スパイラル電極を配置するために、開極動作において、スパイラル電極が物理的に最後に解離するように、アークコンタクトにバネ等の送り機構を設けなければならず、当該部の構造が複雑で、かつ、製作工程の簡素化には不向きであった。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、ロウ付けと同等の電極の固定強度を担保すると共に、簡単な構成で、かつ、効率良くアークを回転運動させて低操作力、小形軽量化を図ったガス絶縁開閉器を提供することにある。
本発明のガス絶縁開閉器は、上記目的を達成するために、絶縁性ガスが封入され、支持碍子によりガス区画された密閉容器内に、前記支持碍子にそれぞれ支持されている固定子導体及び可動子導体と、前記固定子導体に固定された固定アークコンタクトと、前記固定子導体の内部に設置された固定側主接触子と、前記可動子導体の内部に設置された可動側主接触子と、該可動側主接触子及び前記固定側主接子と電気的に接続され、操作ロッドを介して軸線上を移動可能な可動子と、該可動子の前記固定アークコンタクトと対向する位置に配置され、かつ、前記可動子の移動に伴い前記固定アークコンタクトとの電気的な接離を行う可動アークコンタクトとを備え、前記可動アークコンタクトは、前記固定アークコンタクトとの対向側先端から順に配置された凸型の中空同軸円筒状の第1の電極と中空同軸円筒状の第1のスペーサ及び中空同軸円筒状の第2の電極から構成され、かつ、前記第1のスペーサを介して前記第1の電極と前記第2の電極が電気的に接続される通電手段を有していると共に、前記第1のスペーサを介して前記第1の電極と前記第2の電極が、前記第1の電極及び前記第2の電極よりも高い抵抗率を有する固定部材で固定されているか、
或いは前記可動アークコンタクトは、前記固定アークコンタクトとの対向側先端から順に配置された凸型の中空同軸円筒状の第1の電極と中空同軸円筒状の第2の電極から構成されると共に、前記第1の電極と第2の電極は固定部材で固定され、かつ、前記第1の電極の凸部先端に環状のアーク走行部を有し、該アーク走行部を起点として、前記第1の電極の前記アーク走行部から遠ざかる側に向かって周方向に傾斜する第4のスリットが形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ロウ付けと同等の電極の固定強度を担保すると共に、簡単な構成で、かつ、効率良くアークを回転運動させて低操作力、小形軽量化を図ったガス絶縁開閉器を実現できる。
本発明のガス絶縁開閉器の実施例1の全体構成を示す概略断面図である。 本発明のガス絶縁開閉器の実施例1における閉極状態を示す部分概略断面図である。 図2に示したガス絶縁開閉器の要部である可動アークコンタクトの詳細を示す斜視図である。 図3に示した可動アークコンタクトの固定の仕方を説明するための固定要部を拡大して示す断面図である。 図2に示したガス絶縁開閉器の開極途中状態を示す部分概略断面図である。 図2に示したガス絶縁開閉器の開極状態を示す部分概略断面図である。 本発明のガス絶縁開閉器の実施例2における可動アークコンタクトの固定の仕方を説明するための図4に相当する図である。 本発明のガス絶縁開閉器の実施例3における可動アークコンタクトの詳細を示す図3に相当する図である。 本発明のガス絶縁開閉器に実施例3における可動アークコンタクトの固定の仕方を説明するための図4に相当する図である。 本発明のガス絶縁開閉器の実施例4における可動アークコンタクトの詳細を示す図3に相当する図である。 本発明のガス絶縁開閉器の実施例5における可動アークコンタクトの詳細を示す図3に相当する図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明のガス絶縁開閉器を説明する。なお、各実施例において、同一構成部品には、同符号を使用する。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるガス絶縁開閉器の閉極状態を示す断面図である。
該図に示す如く、本実施例のガス絶縁開閉器は、密閉容器1内には支持碍子3によってガス区画が形成され、このガス区画内にはSFガスなどの負性ガス、乾燥空気、窒素、二酸化炭素、負性ガスを含んだSF/N混合ガス、負性ガスを含まないN/O混合ガス等が絶縁性ガスとして封入されている。
支持碍子3は周囲に絶縁物3a、中心部に埋め込み導体3bが配置されており、埋め込み導体3bには、密閉容器1から電気的に絶縁した状態で所定の絶縁距離を隔てて対向した固定子導体4及び可動子導体9がそれぞれ支持固定され、それら固定子導体4及び可動子導体9の対向部は、それぞれ湾曲形状に形成されており、湾曲形状に形成することで電界緩和シールド効果を有している。
また、可動子導体9側に配置された可動子6は、図示しない外部操作器によって絶縁操作ロッド13を介して、その軸線上を移動可能に構成されている。更に、可動子導体9の内部には、可動子導体通電部8及び可動側主接触子7が配置され、この可動側主接触子7によって、可動子6は、常時、可動子導体9と電気的な接続状態が保持されている。
一方、固定子導体4の内部には、固定側主接触子5が配置され、閉極時には、この固定側主接触子5が可動子6と接触し、また、これらを支持する埋め込み導体3bに接続配置された固定側導体2及び可動側導体10を介して、常時、固定側と可動側は電気的な接続状態が保持されている。
図2に、図1に示したガス絶縁開閉器の要部を拡大して示す。
該図に示す如く、可動側に対向する略中空円筒形状の固定子導体4の内部には、固定アークコンタクト11が配置されている。この固定アークコンタクト11は、先端に半球状の集電子を有した略中空円筒形状から成り、更に、軸線に対して複数のスリットを形成することによって径方向に対して弾性を有している。
この固定アークコンタクト11の弾性作用によって、閉極状態において、可動子6及び中空円筒形状の可動アークコンタクト12が固定子導体4に挿入された状態で、可動アークコンタクト12の内面と固定アークコンタクト11の半球状の集電子は、電気的な接続状態が保持されている。
可動アークコンタクト12は、詳細は後述するが、固定側対向先端に図示しないC字状を成すスリットを有する第1の電極である凸型電極12aと第1のスペーサであるスペーサ12bが積層配置され、この両者が第2の電極である円筒電極12cに固定部材16aにより支持固定されている。凸型電極12aの凸部以外で、凸部の径より大きい部分である大径部とスペーサ12bは、円筒電極12cと同径であり、かつ、凸型電極12aと円筒電極12cは、図示しない通電手段である通電部材によって電気的に接続されている。
ガス絶縁開閉器の閉極状態で、可動子6の対向側先端に配置された可動アークコンタクト12は、可動子6と共に固定子導体4に挿入配置され、この挿入配置状態で、固定子導体4−固定側主接触子5−可動子6−可動側主接触子7−可動子導体通電部8−可動側導体9という電流経路と、固定子導体4−固定アークコンタクト11−可動アークコンタクト12−可動子6−可動側主接触子7−可動子導体通電部8−可動側導体9という電流経路とが形成されている。
従って、固定アークコンタクト11及び可動アークコンタクト12を備えない場合よりも、接触抵抗による通電時の温度上昇を抑えることができるため、ガス絶縁開閉器自体の小型化に寄与できる。
次に、可動アークコンタクト12の具体的な構造について、図3を用いて説明する。図3は、可動アークコンタクト12の対向先端方向から見た斜視図である。
該図に示す如く、本実施例の可動アークコンタクト12は、固定側対向側先端から凸型の中空同軸円筒状の凸型電極12a、中空同軸円筒状のスペーサ12b、中空同軸円筒状の円筒電極12cの順に積層配置されて絶縁性の固定部材16aにより支持固定され、可動子6上に設置されている。凸型電極12aは、環状を成す電極の周方向の一部がスリット20によって寸断されている。一方、スペーサ12b及び円筒電極12cは、円筒リング状であり、周方向には寸断されていない。
また、凸型電極12aのスリット20近傍の端部と円筒電極12cは、凸型電極12aとスペーサ12bに設けられた貫通孔25を通って円筒電極12cに設けられた孔に至る通電部材14によって接続されており、この通電部材14を介して凸型電極12aと円筒電極12cは、電気的に導通されている。
図3には、ガス絶縁開閉器の開極時に生じるアーク15も併せて示しているが、図3に示すアーク15は、ガス絶縁開閉器の開極時には、図2に示す固定アークコンタクト11の先端部と可動アークコンタクト12間に形成されている。
このアーク15は、アーク走行部である凸型電極12aの凸部で、大径部より径の小さい小径部の周方向に回転駆動される。つまり、アーク15によって凸型電極12aの小径部を周方向に電流Iが流れ、電流Iによって磁場Bが形成されることにより、アーク15には、凸型電極12aの周方向に沿った電磁駆動力Fが生じ、この電磁駆動力Fによりアーク15が回転駆動される。
なお、電流Iは、凸型電極12aの小径部を周方向に流れた後に、通電部材14を介して円筒電極12cへと流れる経路をたどる。
また、本実施例でのスペーサ12bは、凸型電極12a及び円筒電極12cよりも導電率の低い(電気抵抗率の高い)非磁性材料が好適であり、例えば、PTFEのような絶縁材料やステンレスのような材料が望ましい。
これによって、電流Iが確実に凸型電極12aの小径部を周方向に流れると共に、通電部材14の一部がスペーサ12bによって覆われた状態であるため、アーク15が通電部材14の側面に生じることを防止でき、また、スペーサ12bによって、アーク15が回転駆動力を得るための磁場Bを変歪させることもない。
次に、本実施例における可動アークコンタクト12の製作方法の一例について説明する。可動アークコンタクト12を構成する凸型電極12aは、直接アーク15が走行する部分であるため、アーク15による溶損に対する耐性が高く、かつ、電気導電性の高い材料が好適であり、一般に耐弧メタルと呼ばれる銅−タングステンが望ましい。一方、円筒電極12cは、直接アーク15に曝されるわけではないので、電気導電性の高い材料が好適であり、銅やアルミニウム等が望ましい。
また、上述したように、中空円筒状に成形された円筒電極12c上には、スペーサ12b及び凸型電極12aが順に積層配置されるが、凸型電極12aとスペーサ12b及び円筒電極12cには、予め絶縁性(例えば、エポキシ、アルミナ等)の固定部材16aが貫くか或いは固定できる孔26が開いており、図4に示すように、凸型電極12aとスペーサ12b及び円筒電極12cを積層配置後に、前記孔26に絶縁性の固定部材16aを配置し、この絶縁性の固定部材16aによってかしめたり或いはネジ止めされることによって、凸型電極12aとスペーサ12b及び円筒電極12cは強固に固定される。
上述した構成の凸型電極12aを用いることにより、凸型電極12aの小径部はアーク15の走行部として、また、凸型電極12aの大径部は固定部として各々異なる役割を果たしている。
これにより、スペーサ12bがSUSのような金属の場合であっても、或いはPTFEのような絶縁材料の場合であっても、従来のロウ付け作業を必要とせず、絶縁性の固定部材16aによってかしめたり或いはネジ止めすることにより、電極が従来と同等の固定強度を簡易に得ることができる。また、絶縁性の固定部材16aがアークに曝されることはないため、絶縁性の固定部材16aのアーク15による溶損劣化の防止に大きく寄与する可動アークコンタクト12を構成することができる。
なお、通電部材14は耐弧メタル等の溶損耐性が高く、かつ、電気導電性の高い材料であることが望ましいが、アーク15の電流量が小なる場合は、銅などの導電性の高い材料であっても良い。
また、凸型電極12aの別の製作方法としては、スプレー、ディッピング或いは蒸着等の堆積方法を利用しても良い。例えば、スプレーについて示せば、金属或いは絶縁材料を吹き付け堆積させる方法がある。
即ち、凸型電極12aを、円筒電極12cと同様に銅をはじめとする電気導電性の高い材料で製作し、凸型電極12aの小径部先端部をターゲットとして、スプレーによりパウダー状の耐弧メタルを堆積させれば良い。また、凸型電極12aの他の部分は、予めマスクするなどし、堆積するに不要な部分は除去すれば良い。
次に、上述したガス絶縁開閉器の開極時における電流遮断動作について説明する。
図1に示す閉極状態から図示しない外部操作器によって絶縁操作ロッド13を時計方向に回転させて可動子6に開極操作力を与えると、可動子6は右方の開極方向に軸線上を移動することになる。可動子6が右方の開極方向に軸線上を移動すると、先ず、図2に示す固定側主接触子5から可動子6が開離して、固定側主接触子5を介して流れていた電流通路は遮断される。しかし、その状態では、固定アークコンタクト11と可動アークコンタクト12は接触状態にあるため、両者を経由する電流経路は確保されている。
その後、図5に示すように、可動アークコンタクト12が、更に右方へ移動して固定アークコンタクト11と開離すると、固定アークコンタクト11と可動アークコンタクト12の対向先端には、アーク15が発生する。
このアーク15は、可動アークコンタクト12の構成と遮断電流(アークの電流)とによって電磁駆動力Fを受け、凸型電極12aの小径部に設けたC字状のアーク走行部を回転すると共に、絶縁性ガスによって冷却作用を受けることにより、電流零点で消弧されて電流遮断が完了する。
開極動作完了状態で可動子6は、図6に示すように、対向先端に電界緩和シールド作用を有する可動側の可動子導体9の内部に移動する位置関係となる。固定アークコンタクト11及び可動アークコンタクト12のそれぞれの対向先端は、何れも電界が集中し易い形状であるが、開極状態では、固定アークコンタクト11及び可動アークコンタクト12は、それぞれ固定子導体4及び可動子導体9の内側に位置するため、固定アークコンタクト11と可動アークコンタクト12の電界は低く抑えられ、極間は良好に絶縁保持される。
このような本実施例によれば、電極を凸型電極12aとし、この凸型電極12aの大径部に絶縁性の固定部材16aを取り付けることによって、従来のロウ付けによる可動アークコンタクト12と同等の電極固定強度を簡易に達成しつつ、絶縁性の固定部材16aの溶損劣化を大きく抑制でき、かつ、従来に比べて簡単な構成で効率良くアーク15を回転運動させて低操作力、小形軽量化を図ったガス絶縁開閉器を実現できる。
図7は、本発明の実施例2であるガス絶縁開閉器の別の固定の仕方を用いた図4に相当する要部拡大断面図を示す。
本実施例は、本発明の実施例1で説明した凸型電極12aとスペーサ12b及び円筒電極12cの固定の仕方の変形例であり、ここでは、実施例1からの変更点について述べる。
図7に示す本実施例では、凸型電極12aとスペーサ12b及び円筒電極12cの固定に、例えば、SUSのような金属製の固定部材16bを用いて、実施例1で説明した絶縁性の固定部材16a以上の固定強度を確保することを特徴としている。
つまり、本実施例では、図7に示すように、凸型電極12aとスペーサ12b及び円筒電極12cの固定に金属製の固定部材16bを用いており、更に、この金属製の固定部材16bと凸型電極12aの大径部との間には、第2のスペーサである例えば、PTFEのような絶縁性のワッシャー17が配置されており、金属製の固定部材16bでワッシャー17を介して締め付けることで、凸型電極12aと円筒電極12c間を強固に固定できる。
しかも、金属製の固定部材16bは円筒電極12cと接し、かつ、凸型電極12aとは電気的に絶縁されている。従って、金属製の固定部材16bを介して凸型電極12aから円筒電極12cへアーク電流が流れることはなく、電磁駆動力Fを妨げることはない。
なお、凸型電極12aと円筒電極12cの絶縁信頼性を更に向上させるためには、少なくとも凸型電極12aの大径部に形成された高さhなる貫通孔27に第4のスペーサである絶縁チューブ18aを設置したり、或いは当該貫通孔27に位置する金属製の固定部材16bの部位を、第4のスペーサである絶縁テープ18bなどで覆えば良い。また、これらの絶縁チューブ18a及び絶縁テープ18bとしては、耐熱性が高く、かつ、加工性に富むPTFEが好適である。
このような本実施によれば、実施例1と同様な効果が得られることは勿論、金属製の固定部材16bと凸型電極12aの大径部との間に、ワッシャー17が配置されているので、実施例1よりも凸型電極12aと円筒電極12c間を強固に固定できる。
図8は、本発明の実施例3であるガス絶縁開閉器の可動アークコンタクト12の対向先端方向から見た斜視図である。
本実施例は、本発明の実施例1及び2で説明した凸型電極12aとスペーサ12b及び円筒電極12cの固定の仕方の変形例であり、ここでは、実施例2からの変更点について述べる。
図8に示す如く、本実施例では、凸型電極12aの大径部の外径と小径部の外径との距離の差分で生じる幅wに、第3のスペーサである環状(円筒状)の絶縁性の固定用スペーサ19を配置し、この固定用スペーサ19を利用して凸型電極12aとスペーサ12b及び円筒電極12cを固定したことを特徴としている。
図9を用いて、その詳細を説明する。図9は、凸型電極12aとスペーサ12b及び円筒電極12cを固定する図8の固定部材16c周辺の要部拡大断面図を示す。
該図に示す如く、本実施例の環状の絶縁性の固定用スペーサ19は、(外径−内径)/2=wとなる幅を有しており、高さは凸型電極12aの大径部表面からの小径部の高さhと同等以下の(h−h)である。また、絶縁性の固定用スペーサ19には、固定部材16cが配置される位置に、hの厚みを残して高さが(h−h−h)で、直径Φなる第1の孔28が開けられており、更に、厚みhには、固定部材16cを通すための直径Φよりも小なる直径Φの第2の孔(貫通孔)29が開けられている。これにより、固定用スペーサ19は、固定部材16cを直径Φの第1の孔28及び直径Φの第2の孔29を通すことで、凸型電極12aの大径部に固定される。
上述した絶縁性の固定スペーサ19としては、スペーサ12bと同様に凸型電極12a及び円筒電極12cよりも導電率が低い材料が望ましく、例えば、PTFEなど耐熱性加工性に富む材料が好適である。
一方、固定部材16cは、絶縁性或いは金属製の何れも適用可能であるが、十分な固定強度と長期信頼性の観点からは、金属製を用いると良い。なお、金属製の固定部材16cを用いる場合には、実施例2で説明したように、絶縁信頼性を更に向上させるために、少なくとも凸型電極12aの大径部に配置された高さhなる貫通孔30に第4のスペーサである絶縁チューブ18aを配置したり、或いは当該貫通孔30に位置する金属製の固定部材16cの部位を第4のスペーサである絶縁テープ18bなどで覆えば良い。
このような本実施例によれば、実施例2と同様な効果が得られることは勿論、固定部材16cと絶縁性の固定用スペーサ19によって、凸型電極12aの大径部全てに面圧をかけることができるため、実施例2よりも凸型電極12aと円筒電極12c間を強固に固定することができる。また、絶縁性の固定用スペーサ19は高さ(h−h)を有し、かつ、凸型電極12aの小径部側面及び大径部に当接して固定されるため、電極開閉時において、凸型電極12aの角部B(図9参照)の応力集中を緩和でき、凸型電極12aの大径部の高さhなる厚みを薄肉化することができる。更に、絶縁性の固定用スペーサ19が(h−h)の高さを有するため、金属製の固定部材16cを用いた場合であっても、アーク15が金属製の固定部材16cに転流することを抑制できることができ、また、絶縁性の固定用スペーサ19の先端面がアーク15の走行面よりも低くなり、アーク15による劣化を抑制できる。
つまり、本実施例の構成により、従来のロウ付けによる可動アークコンタクト12と同等の電極固定強度を簡易に達成しつつ、可動アークコンタクト12自体の小型化に寄与でき、かつ、凸型電極12aの大径部の高さhなる厚みの薄肉化によって電流Iの電流密度が高まるため、電磁駆動力Fが増加し、実施例1及び2と比較して、更に効率良くアーク15を回転運動させることができる。
図10は、本発明の実施例4におけるガス絶縁開閉器の可動アークコンタクト12の対向先端方向から見た斜視図である。該図に示す本実施例では、一例として実施例3と同様な絶縁性の固定用スペーサ19を配置しているが、説明の都合上、絶縁性の固定用スペーサ19を破線にて示している。
本実施例は、本発明の実施例1乃至3で説明した凸型電極12aとスペーサ12b及び円筒電極12cの固定の仕方の変形例であり、ここでは、実施例3からの変更点について述べる。
図10に示す本実施例では、凸型電極12aの高さ方向に第2のスリットである縦スリット21及び23を形成すると共に、凸型電極12aの周方向に第3のスリットである周スリット22を形成したことを特徴としている。他の構成は、実施例3と同様である。
本実施例での凸型電極12aの高さ方向に形成された縦スリット21は、通電部材14近傍において、C字状となる凸型電極12aのスリット20とで通電部材14を挟み込むように形成されている。また、凸型電極12aの周方向に形成された周方向スリット22は、縦スリット21の可動アークコンタクト12の先端方向の端部と連結するように形成されている。更に、凸型電極12aの高さ方向に形成された縦スリット23は、凸型電極12aの周方向に対して、可動アークコンタクト12の先端方向の端部が、周スリット22に達しない長さで形成されている。なお、本実施例では、一例として、縦スリット23を、周方向に3個形成した例を示している。
このような本実施例によれば、実施例3と同様な効果が得られることは勿論、縦スリット21及び23によって、電流Iが凸型電極12aの高さ方向(表面側)に分散されることを低減でき、更に、周スリット22によって、電流Iを固定アークコンタクト11の対向先端近傍に集中させることができるため、実施例1乃至3以上に効率良くアーク15を回転運動させることができる。
なお、本実施例では、縦スリット21と23及び周スリット22を、凸型電極12aに全て形成した構成を示したが、各々の縦スリット21と23及び周スリット22を単独で形成したものを用いても良いし、或いは縦スリット21と周スリット22を連続して形成したものを用いても良い。
図11は、本発明の実施例5におけるガス絶縁開閉器の可動アークコンタクト12の対向先端方向から見た斜視図である。
本実施例は、本発明の実施例1乃至4で説明した凸型電極12aとスペーサ12b及び円筒電極12cの固定の仕方の変形例であり、ここでは、実施例4からの変更点について述べる。
図11に示す本実施例では、実施例1乃至4で用いていたスペーサ12bを無くし、凸型電極12aと円筒電極12cを、固定部材16cにて直接固定すると共に、凸型電極12aに形成していたスリット20を無くし、新たに電流Iを周方向に通電し回転駆動力Fを得るための傾斜スリット24を形成したことを特徴としている。
本実施例での傾斜スリット24は、アーク走行面である凸型電極12aの小径部表面から大径部にかけて形成されているが、凸型電極12aを完全に寸断するには至らない構成である。また、本実施例では、傾斜スリット24を略90°間隔で4本設けているが、本数に制約があるものではない。但し、傾斜スリット24を1本設ける場合には、凸型電極12aの小径部先端から大径部側にかけて、合計360°以上のスリット角度とすることが望ましい。
一方、傾斜スリット24を複数本設ける場合には、1つの傾斜スリット24の大径部側端部が、図11の破線で示す隣接傾斜スリット24の起点となる凸型電極12aの小径部の垂直線分を越えて延在することが望ましい。何故ならば、これらの形態を採ることにより、電流Iが凸型電極12aの小径部から垂直方向に流れることを抑制し、凸型電極12aの周方向に通電できるからである。その結果、回転駆動力Fを得ることができる。
なお、本実施例は、実施例1乃至4との比較として示したが、図9で示したように、電極開閉時において、凸型電極12aの角部Bの応力集中を緩和し、凸型電極12aの大径部の高さhなる厚みを薄肉化するための絶縁性の固定用スペーサ19を配置しても良い。
このような本実施例によれば、凸型電極12aと円筒電極12cを固定部材16cによって直接固定することで、従来のロウ付けによる可動アークコンタクト12と同等の電極固定強度を簡易に達成しつつ、更に、傾斜スリット24によって、従来に比べて簡単な構成で効率良くアーク15を回転運動させる低操作力、小型軽量化を図ったガス絶縁開閉器を実現できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…密閉容器、2…固定側導体、3…支持碍子、3a…絶縁物、3b…埋め込み導体、4…固定子導体、5…固定側主接触子、6…可動子、7…可動側主接触子、8…可動子導体通電部、9…可動子導体、10…可動側導体、11…固定アークコンタクト、12…可動アークコンタクト、12a…凸型電極、12b…スペーサ、12c…円筒電極、13…絶縁操作ロッド、14…通電部材、15…アーク、16a…絶縁性の固定部材、16b…金属製の固定部材、16c…固定部材、17…ワッシャー、18a…絶縁チューブ、18b…絶縁テープ、19…固定用スペーサ、20…スリット、21、23…縦スリット、22…周スリット、24…傾斜スリット、25、27、30…貫通孔、26…孔、28…第1の孔、29…第2の孔。

Claims (14)

  1. 絶縁性ガスが封入され、支持碍子によりガス区画された密閉容器内に、前記支持碍子にそれぞれ支持されている固定子導体及び可動子導体と、前記固定子導体に固定された固定アークコンタクトと、前記固定子導体の内部に設置された固定側主接触子と、前記可動子導体の内部に設置された可動側主接触子と、該可動側主接触子及び前記固定側主接子と電気的に接続され、操作ロッドを介して軸線上を移動可能な可動子と、該可動子の前記固定アークコンタクトと対向する位置に配置され、かつ、前記可動子の移動に伴い前記固定アークコンタクトとの電気的な接離を行う可動アークコンタクトとを備え、
    前記可動アークコンタクトは、前記固定アークコンタクトとの対向側先端から順に配置された凸型の中空同軸円筒状の第1の電極と中空同軸円筒状の第1のスペーサ及び中空同軸円筒状の第2の電極から構成され、かつ、前記第1のスペーサを介して前記第1の電極と前記第2の電極が電気的に接続される通電手段を有していると共に、前記第1のスペーサを介して前記第1の電極と前記第2の電極が、前記第1の電極及び前記第2の電極よりも高い抵抗率を有する固定部材で固定されていることを特徴とするガス絶縁開閉器。
  2. 請求項1に記載のガス絶縁開閉器において、
    前記第1の電極は、環状のアーク走行部を有すると共に、前記第1の電極の径方向の一部を寸断する少なくとも1つのスリットが形成されていることを特徴とするガス絶縁開閉器。
  3. 請求項1又は2に記載のガス絶縁開閉器において、
    前記第1のスペーサは、前記第1の電極及び前記第2の電極よりも高い抵抗率を有していること特徴とするガス絶縁開閉器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガス絶縁開閉器において、
    前記固定部材は、前記第1の電極及び前記第2の電極よりも高い抵抗率を有する絶縁材で形成されていることを特徴とするガス絶縁開閉器。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガス絶縁開閉器において、
    前記固定部材は金属材料から成り、前記固定部材と前記第1の電極間には、前記第1の電極及び前記第2の電極よりも高い抵抗率を有する第2のスペーサが介在されていることを特徴とするガス絶縁開閉器。
  6. 請求項5に記載のガス絶縁開閉器において、
    前記第2のスペーサは、絶縁性のワッシャーであることを特徴とするガス絶縁開閉器。
  7. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガス絶縁開閉器において、
    前記第1の電極の大径部に、該第1の電極の大径部と同一の外径面を有し、かつ、前記第1の電極の小径部の外径と同一の内径面を有する円筒状の第3のスペーサが、前記第1の電極と同心円状に当接配置されていることを特徴とするガス絶縁開閉器。
  8. 請求項7に記載のガス絶縁開閉器において、
    前記第3のスペーサの高さは、前記第1の電極の小径面を有する凸部高さよりも低く、かつ、前記第3のスペーサの前記固定部材が配置される位置には、前記第3のスペーサの厚みよりも薄く、前記固定部材以上の内径からなる第1の孔が形成されると共に、前記第1の孔から前記第3のスペーサの大径面に当接する端部には、前記第1の孔よりも小径なる第2の孔が形成され、前記第1の孔及び前記第2の孔を通って前記固定部材が配置されていることを特徴とするガス絶縁開閉器。
  9. 請求項5乃至8のいずれか1項に記載のガス絶縁開閉器において、
    前記固定部材が挿入される前記第1の電極の貫通孔に、前記第1の電極及び前記第2の電極よりも高い抵抗率を有する材料からなる第4のスペーサが配置されていることを特徴とするガス絶縁開閉器。
  10. 請求項9に記載のガス絶縁開閉器において、
    前記第4のスペーサは、絶縁チューブ又は絶縁テープであることを特徴とするガス絶縁開閉器。
  11. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガス絶縁開閉器において、
    前記第1の電極には、該第1の電極の高さ方向に沿って、少なくとも1つの第2のスリットが形成されていることを特徴とするガス絶縁開閉器。
  12. 請求項1乃至3又は11のいずれか1項に記載のガス絶縁開閉器において、
    前記第1の電極の周方向の一部に、該周方向に沿って第3のスリットが形成されていることを特徴とするガス絶縁開閉器。
  13. 絶縁性ガスが封入され、支持碍子によりガス区画された密閉容器内に、前記支持碍子にそれぞれ支持されている固定子導体及び可動子導体と、前記固定子導体に固定された固定アークコンタクトと、前記固定子導体の内部に設置された固定側主接触子と、前記可動子導体の内部に設置された可動側主接触子と、該可動側主接触子及び前記固定側主接子と電気的に接続され、操作ロッドを介して軸線上を移動可能な可動子と、該可動子の前記固定アークコンタクトと対向する位置に配置され、かつ、前記可動子の移動に伴い前記固定アークコンタクトとの電気的な接離を行う可動アークコンタクトとを備え、
    前記可動アークコンタクトは、前記固定アークコンタクトとの対向側先端から順に配置された凸型の中空同軸円筒状の第1の電極と中空同軸円筒状の第2の電極から構成されると共に、前記第1の電極と第2の電極は固定部材で固定され、かつ、前記第1の電極の凸部先端に環状のアーク走行部を有し、該アーク走行部を起点として、前記第1の電極の前記アーク走行部から遠ざかる側に向かって周方向に傾斜する第4のスリットが形成されていることを特徴とするガス絶縁開閉器。
  14. 請求項13に記載のガス絶縁開閉器において、
    前記第4のスリットを複数本有し、前記第1の電極の周方向に対して前記第4のスリットの終端位置が、隣接する別の前記第4のスリットのアーク走行部を起点とするスリット開始位置を越えて延在することを特徴とするガス絶縁開閉器。
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