JP5111008B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5111008B2
JP5111008B2 JP2007205849A JP2007205849A JP5111008B2 JP 5111008 B2 JP5111008 B2 JP 5111008B2 JP 2007205849 A JP2007205849 A JP 2007205849A JP 2007205849 A JP2007205849 A JP 2007205849A JP 5111008 B2 JP5111008 B2 JP 5111008B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
quantization
processing
prioritized
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007205849A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009044348A5 (ja
JP2009044348A (ja
Inventor
俊之 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2007205849A priority Critical patent/JP5111008B2/ja
Publication of JP2009044348A publication Critical patent/JP2009044348A/ja
Publication of JP2009044348A5 publication Critical patent/JP2009044348A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5111008B2 publication Critical patent/JP5111008B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法に関する。
近年、デジタルカメラを始めとする撮像装置は、連続的に撮像を行う連写機能を一般的に備えている。
連写可能枚数を増加させるには、撮像画像を蓄積するためのバッファメモリの容量を増やす必要がある。しかし、大容量のバッファメモリを搭載することは撮像装置のコストアップにつながる。そのため、特許文献1では画質よりも撮影可能枚数を優先するモードを設け、このモードで撮像された画像は画素数を間引くことで、バッファメモリの容量を変えずに撮影可能枚数を増やすことが開示されている。
特許第2801002号公報
特許文献1のように、画質か枚数かという単純な切り分けでは、枚数を優先した場合の大幅な画質低下が避けられないため、ユーザの使い勝手が良くない。また、画質を優先した場合には撮像画像1枚当たりのバッファメモリ使用量が多くなるが、多くなったメモリ使用量を利用して更なる高画質化を図ることも行われていない。
本発明はこのような従来技術の課題を解決することを目的としたものであり、具体的には、限られたバッファ容量を有効に活用し、連写スピードと画質のいずれが要求される場合においても、ユーザの使い勝手の良い撮像装置及びその制御方法を提供する。
上述の目的は、被写体の光学像を画素単位の電気信号に変換する撮像素子と、画素単位の電気信号を設定された量子化ビット数で量子化して出力する量子化手段と、量子化手段が出力するデータから記録用画像データを生成する画像生成手段と、記録用画像データを記憶する、記憶装置に割り当てられた画像バッファと、画像バッファから記録用画像データを読み出し、設定されたモードに応じた圧縮符号化処理を行なう圧縮符号化手段と、圧縮符号化処理における圧縮率に関する設定を記憶する記憶手段と、設定に応じて、量子化手段の量子化ビット数と前記記憶装置における画像バッファの割り当てを制御する制御手段とを有し、制御手段が、圧縮率に関する設定を参照して処理速度と画質のいずれが優先されるかを判断し、画質が優先されると判断される場合には、処理速度が優先されると判断される場合よりも、記憶装置に割り当てる画像バッファの数を少なく、かつ画像バッファあたりの容量を大きくするとともに、量子化手段の量子化ビット数を大きくすることを特徴とする撮像装置によって達成される。
また、上述の目的は、被写体の光学像を画素単位の電気信号に変換する撮像素子と、画素単位の電気信号を設定された量子化ビット数で量子化して出力する量子化手段と、量子化手段が出力するデータから記録用画像データを生成する画像生成手段と、記録用画像データを記憶する、記憶装置に割り当てられた画像バッファと、画像バッファから記録用画像データを読み出し、設定されたモードに応じた圧縮符号化処理を行なう圧縮符号化手段と、圧縮符号化処理における圧縮率に関する設定を記憶する記憶手段とを有する撮像装置の制御方法であって、制御手段が、設定に応じて、量子化手段の量子化ビット数と前記記憶装置における画像バッファの割り当てを制御する制御工程を備え、制御工程が、制御手段が、圧縮率に関する設定を参照して、処理速度と画質のいずれが優先されるかを判断する工程と、制御手段が、画質が優先されると判断される場合には、処理速度が優先されると判断される場合よりも、記憶装置に割り当てる画像バッファの数を少なく、かつ画像バッファあたりの容量を大きくするとともに、量子化手段の量子化ビット数を大きくする工程と、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法によっても達成される。
このような構成により、本発明によれば、限られたバッファ容量を有効に活用し、連写スピードと画質のいずれが要求される場合においても、ユーザの使い勝手の良い撮像装置及びその制御方法が実現できる。
以下、図面を参照して本発明の例示的な実施形態を詳細に説明する。
(撮像装置の構成)
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラ100の構成を示す図である。
10は撮像レンズ、12は絞り機能を備えるシャッター、14は被写体の光学像を画素単位の電気信号に変換する、CCDやCMOSセンサ等の撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力(画素信号)をデジタルデータに変換して出力するA/D変換器である。本実施形態において、A/D変換器16の量子化ビット数(1画素当たりのビット数)は可変であり、システム制御部50により設定される。
タイミング発生部18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給し、メモリ制御部22及びシステム制御部50により制御される。
画像処理部20は、A/D変換器16の出力するデータ或いはメモリ制御部22からのデータに対して画素補間処理や色変換処理等、所定の画像処理を行う。
また、画像処理部20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。そして、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御部40、測距制御部42を制御し、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)、AE(自動露出)、EF(フラッシュプリ発光)機能を実現している。
さらに、画像処理部20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
メモリ制御部22は、A/D変換器16、タイミング発生部18、画像処理部20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮伸長部32を制御する。
A/D変換器16の出力するデータが画像処理部20、メモリ制御部22を介して、或いはA/D変換器16の出力するデータが直接メモリ制御部22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
本実施形態において、画像処理部20及びメモリ制御部22は、A/D変換器16の出力するデータから記録用画像データを生成する画像生成手段として機能する。
画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器26を介してLCDや有機ELディスプレイ等の画像表示部28により表示される。撮像した画像データを画像表示部28で逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。
また、画像表示部28は、システム制御部50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合にはデジタルカメラ100の電力消費を大幅に低減することができる。
メモリ30は撮像した静止画像や動画像を格納する記憶装置であり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するための画像バッファが割り当てられる。そのため、複数枚の静止画像を連続して撮像する連写撮像やパノラマ撮像の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。後述するように、メモリ30に割り当てられる画像バッファの枚数は可変であり、システム制御部50により設定される。
また、メモリ30はシステム制御部50の作業領域としても使用することが可能である。
圧縮伸長部32は、メモリ30に格納された記録用画像データを読み込んで、適応離散コサイン変換(ADCT)、ウェーブレット変換等を用いた周知のデータ圧縮処理或いは伸長処理を行う。処理結果のデータは、メモリ30に書き込む。
露光制御部40は絞り機能を備えるシャッター12を制御するとともに、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有する。
測距制御部42は撮像レンズ10のフォーカシングを制御し、ズーム制御部44は撮像レンズ10のズーミングを制御する。バリア制御部46は撮像レンズ10の保護を行うためのレンズバリア102の動作を制御する。
フラッシュ48は撮像時の補助光源として機能し、調光機能も有する。また、AF補助光の投光機能も有する。
露光制御部40、測距制御部42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理部20によって演算した演算結果に基づき、システム制御部50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。
システム制御部50は例えばCPUであり、メモリ52に記憶されたプログラムを実行することによりデジタルカメラ100全体を制御する。メモリ52はシステム制御部50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。
表示部54は例えばLCDやLED、スピーカ等の出力装置の組み合わせにより構成され、システム制御部50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を出力する。表示部54はデジタルカメラ100の操作部70近辺の視認し易い位置に、単数或いは複数設置される。また、表示部54の一部は光学ファインダー104内に設置されている。
表示部54の表示内容としては、例えば、以下のようなものがある。シングルショット/連写撮像表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮像可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示。赤目緩和表示、マクロ撮像表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示。合焦表示、撮像準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、記録媒体書き込み動作表示、等。この一部は光学ファインダー104内に表示される。
さらに、表示部54の表示内容のうち、LED等により表示するものとしては、例えば以下のようなものがある。合焦表示、撮像準備完了表示、手振れ警告表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体書き込み動作表示、マクロ撮像設定通知表示、二次電池充電状態表示、等。
そして、表示部54の表示内容のうち、ランプ等により表示するものとしては、例えば、セルフタイマー通知ランプ、等がある。このセルフタイマー通知ランプは、AF補助光と共用して用いても良い。
不揮発性メモリ56は電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
モードダイヤル60、シャッタースイッチ62及び64、画像表示ON/OFFスイッチ66、及び操作部70は、システム制御部50に各種の動作指示や設定を入力するための操作手段を構成する。これらはボタン、スイッチ、ダイヤル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
モードダイヤル60は、例えば電源オフ、自動撮像モード、プログラム撮像モード、パノラマ撮像モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定するためのスイッチである。
第1シャッタースイッチ(SW1)62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン(図示せず)の第1ストローク(例えば半押し)でONとなる。第1シャッタースイッチ(SW1)62がONにされた場合、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF処理等が開始される。
第2シャッタースイッチ(SW2)64は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタンの第2ストローク(例えば全押し)でONとなり、露光処理、現像処理及び記録処理からなる一連の処理の開始を指示する。まず、露光処理では、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御部22を介して画像データをメモリ30に書き込み、更に、画像処理部20やメモリ制御部22での演算を用いた現像処理が行われる。更に、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮伸長部32で圧縮を行い、記録媒体200や210に画像データを書き込む記録処理が行われる。
画像表示ON/OFFスイッチ66は、画像表示部28の表示ON/OFF設定用スイッチである。光学ファインダー104を用いて撮像を行う際に、例えばTFT LCD等から成る画像表示部28の表示をOFFして電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
操作部70は各種ボタンやタッチパネル等からなる。これらボタンには以下のようなものがある。メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン。再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動−(マイナス)ボタン、撮像画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、圧縮モードスイッチ等。
圧縮モードスイッチは、JPEG(Joint Photographic Expert Group)圧縮の圧縮率を選択するため、或いは撮像素子の信号をそのままデジタル化して記録媒体に記録するRAWモードを選択するためのスイッチである。
本実施形態において、JPEG圧縮のモードは、例えばノーマルモードとファインモードが用意されている。デジタルカメラ100の利用者は、撮像した画像のデータサイズを重視する場合はノーマルモードを、撮像した画像の画質を重視する場合はファインモードを、それぞれ選択して撮像を行うことができる。
JPEG圧縮のモードにおいては、圧縮伸長部32が、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、設定された圧縮率に圧縮した後、例えば記録媒体200に記録する。
RAWモードでは、撮像素子14の色フィルタの画素配列に応じて、ライン毎にそのまま画像データを読み出し、A/D変換器16、メモリ制御部22を介して、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、記録媒体200に記録する。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、これらの検出の結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200及び210を含む各部へ供給する。
電源86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、或いはACアダプター等からなり、コネクタ82及び84によってデジタルカメラ100に取り付けられる。
メモリカードやハードディスク等の記録媒体200及び210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、212と、デジタルカメラ100とのインターフェース204、214及びコネクタ206、216を有している。記録媒体200及び210は、媒体側のコネクタ206、216とデジタルカメラ100側のコネクタ92、96とを介してデジタルカメラ100に装着される。コネクタ92、96にはインターフェース90及び94が接続される。記録媒体200、210の装着有無は、記録媒体着脱検知部98によって検知される。
なお、本実施形態ではデジタルカメラ100が記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明しているが、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数を含む任意の数備えることができる。また、系統毎に異なる規格のインターフェース及びコネクタを用いても良い。
インターフェース及びコネクタとしては、例えばPCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の規格に準拠したものを用いることができる。
さらに、インターフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96を標準規格に準拠させた場合、各種通信カードを接続することで、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
レンズバリア102は、デジタルカメラ100の、レンズ10を含む撮像部を覆う事により、撮像部の汚れや破損を防止する。
光学ファインダー104は例えばTTLファインダーであり、プリズムやミラーを用いてレンズ10を通じた光束を結像する。光学ファインダー104を用いることで、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用すること無しに撮像を行うことが可能である。また、上述したように、光学ファインダー104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などの情報表示がなされる。
通信部110は、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信処理を行う。
コネクタ(無線通信の場合はアンテナ)112は、通信部110を介してデジタルカメラ100を他の機器と接続する。
(動作)
以下、図1に示す構成を有する本実施形態のデジタルカメラ100の動作について説明する。
図2及び図3は、本実施形態のデジタルカメラ100の主要動作を説明するフローチャートである。
電池交換等の電源投入により、システム制御部50はフラグや制御変数等を初期化し(S101)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に初期設定する(S102)。
システム制御部50は、モードダイヤル60の設定位置を判断し、モードダイヤル60が電源OFFに設定されていたならば(S103)、所定の終了処理を行った後(S105)、S103に処理を戻す。ここで、終了処理には、例えば以下のような処理が含まれる。各表示部の表示を終了状態とする処理、レンズバリア102を閉じる処理。また、フラグや制御変数等を含むパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録する処理。電源制御部80により画像表示部28を含むデジタルカメラ100各部の不要な電源を遮断する処理。
一方、S103でモードダイヤル60がその他のモードに設定されていたならば、システム制御部50は選択されたモードに応じた処理を実行し(S104)、処理をS103に戻す。
S103でモードダイヤル60が撮像モードに設定されていたならば、S106に進む。S106でシステム制御部50は、電源制御部80により、電池等で構成される電源86の残容量や動作情況を調べる。そして、電源86がデジタルカメラ100の動作上に問題を有するか否かを判断する。問題があれば、システム制御部50は表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い(S108)、処理をS103に戻す。
電源86に問題が無いならば(S106)、システム制御部50は記録媒体200或いは210がデジタルカメラ100の動作、特に記録再生動作において問題があるか否かを判断する(S107)。そして、問題があるなら場合、システム制御部50ば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い(S108)、処理をS103に戻す。
記録媒体200或いは210に問題が無いならば、システム制御部50は表示部54を用いて画像や音声によりデジタルカメラ100の各種設定状態の表示を行う(S109)。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声によりデジタルカメラ100の各種設定状態の表示を行うことができる。
そして、S116で、システム制御部50は、撮像素子14、画像処理部20、メモリ制御部22等の、表示用の撮像画像を生成するために必要な構成要素を、撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定し、S119(図3)に処理を進める。
スルー表示状態に於いては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理部20、メモリ制御部22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータを、メモリ制御部22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示する。これにより、画像表示部28を電子ビューファインダー(EVF)として機能させることができる。
S119でシステム制御部50は、シャッタースイッチSW1(62)の状態を調べ、ONでなければ処理をS103に戻し、ONであれば処理をS122に進める。
S122でシステム制御部50は、測距処理を行って撮像レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及び/又は露光時間(シャッタースピード)を決定する(S122)。測光処理に於いて、必要であればフラッシュの設定も行う。S122における測距処理及び測光処理の詳細は図4を用いて後述する。
測距処理及び測光処理を終えると、システム制御部50はS125及びS126で、シャッタースイッチSW2(64)及びシャッタースイッチSW1(62)の状態を調べる。シャッタースイッチSW2(64)がOFFで、さらにシャッタースイッチSW1(62)もOFFになった場合、システム制御部50は処理をS103に戻す。シャッタースイッチSW2(64)がOFFで、シャッタースイッチSW1(62)がONのままであれば、システム制御部50はS125,S126の処理を継続して実行する。シャッタースイッチSW2(64)がONになったなら、システム制御部50は処理をS127に進める。
S127でシステム制御部50は、例えば不揮発性メモリ56に記憶されている、撮像パラメータの設定内容を参照する。そして、設定内容に応じてメモリ30の利用区分の割り当てや、A/D変換器16の量子化ビット数(1画素当たりのビット数)を決定する。このメモリ配置切り換え処理の詳細は図7及び図8を用いて後述する。
S129でシステム制御部50は、撮像画像データを生成する撮像処理を実行する。撮像処理の詳細は図5を用いて後述する。
撮像処理が終わると、システム制御部50は、撮像画像データの符号化や記録媒体への記録などが含まれる記録処理を行う。この記録処理の詳細は図6を用いて後述する。
記録処理が終了すると、システム制御部50は処理をS103に戻す。
(測距・測光処理)
図4は、図3のS122で行う測距処理及び測光処理の詳細を説明するフローチャートである。
システム制御部50は、撮像素子14から画素単位の電荷信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像処理部20に撮像画像データを逐次読み込む(S201)。この逐次読み込まれた画像データを用いて、画像処理部20はTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、AF(オートフォーカス)処理に用いる所定の演算を行っている。
なお、画像処理部20は、撮像素子14によって撮像した画素のうち、各種演算に必要な画素のみを利用する。これにより、TTL方式のAE、EF、AWB、AFの各処理において、中央重点モード、平均モード、評価モードの各モード等の異なるモード毎に適した演算を行うことが可能となる。
画像処理部20での演算結果を用いて、システム制御部50は露出(シャッタースピード及び絞りの組み合わせ)が適正と判断されるまで(S202)、露光制御部40を用いてAE制御を行う(S203)。
AE制御で得られた測定データを用いて、システム制御部50はフラッシュが必要か否かを判断し(S204)、フラッシュが必要ならばフラッシュフラグを内部メモリ又はメモリ52に記憶し、フラッシュ48を充電する(S205)。
露出が適正と判断されると(S202)、システム制御部50は、測定データ及び或いは設定パラメータを、システム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
次にシステム制御部50は、画像処理部20での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用いて、ホワイトバランスが適正と判断されるまで(S206)、画像処理部20を用いて色処理のパラメータを調節してAWB制御を行う(S207)。
ホワイトバランスが適正と判断されたら(S206)、システム制御部50は、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
AE制御及びAWB制御で得られた測定データを用いて、システム制御部50は焦点検出処理を行ない、撮像レンズが被写体に合焦したと判断されるまで(S208)、測距制御部42を用いて自動合焦(AF)制御を行う(S209)。
合焦したと判断されたならば、システム制御部50は、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶し、測距処理及び測光処理を終了する。
(撮像処理)
図5は、図3のS129で行う撮像処理の詳細を説明するフローチャートである。
システム制御部50は、内部メモリ或いはメモリ52に記憶した測光データに従い、露光制御部40を通じて絞り機能を有するシャッター12の絞り値を制御し、シャッターを開き(S301)、撮像素子14の露光を開始する(S302)。
システム制御部50は、フラッシュフラグを参照してフラッシュ48の発光が必要か否かを判断し(S303)、必要な場合はフラッシュを発光させる(S304)。
システム制御部50は、測光データに応じた露光時間の経過を待ち(S305)、露光時間が経過するとシャッター12を閉じる(S306)。そして、撮像素子14から電荷信号を読み出す。読み出した電荷信号は、A/D変換器16、画像処理部20、メモリ制御部22を介してメモリ30に書き込まれる。あるいは、電荷信号は、A/D変換器16から画像処理部20を介さず、メモリ制御部22のみを介してメモリ30に書き込まれる(S307)。
このとき、A/D変換器16が出力する画像の量子化ビット数は、S127で決定されたビット数に従う。
設定された撮像モードに応じて、色処理(S310)を順次行った後、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。一連の処理を終えたならば、撮像処理を終了する。
(記録)
図6は、図3のS134で行う記録処理の詳細を説明するフローチャートである。
システム制御部50は、メモリ制御部22を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、設定されたモードに応じた圧縮符号化処理を圧縮伸長部32により行う(S402)。非圧縮モード(RAWモード)では、圧縮伸長部32による圧縮符号化は行わない。そして、ヘッダ情報の付加など、撮像画像ファイル形式にするための処理を行う。そして、インターフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカード等の記録媒体200或いは210へ、撮像画像ファイルの書き込みを行う(S403)。書き込みが終わると、記録処理を終了する。
(メモリ配置切り替え)
図7は、図2のS127で行うメモリ配置切り換え処理の詳細を説明するフローチャートである。
システム制御部50は、不揮発性メモリ56に記憶された撮像に関する設定のうち、画質及び処理速度に関する設定の少なくとも1つを参照する。具体的には、圧縮符号化に関する設定と、連写速度に関する設定と、撮影感度に関する設定の少なくとも1つを参照する(S501)。
ここでは、これら3つの設定を全て参照する場合について説明する。S502,S503及びS504において、システム制御部50は、
・圧縮符号化の圧縮率αが予め定めた圧縮率未満であるか(S502)、
・連写速度が予め定めた速度以下か(S503)、
・撮影感度が予め定めた感度(ISO感度)βより高いか
を調べる。
なお、ここで、圧縮率については、具体的な数値で設定されている必要はなく、例えば「非圧縮(RAW)」、「ファイン(JPEG)」、「ノーマル(JPEG)」等、選択肢に対応する値で設定されていても良い。この場合、S502では例えば非圧縮又は高画質が設定されているかどうかを判別すればよい。
同様に、連写速度についても、「高速連写」、「低速連写」、「連写無し」等の選択肢に対応する値で設定されていても良い。この場合、S503では例えば「低速連写」もしくは「連写無し」が設定されているかどうかを判別すればよい。
撮影感度についても、具体的な感度設定のみならず、「キャンドルモード」「夜景撮影モード」のような、高感度撮影を行う撮影モードが設定されているかどうかを判別しても良い。
これらはいずれも、処理速度を画質よりも優先して考慮すべきかどうかを判定するための条件の一例であり、設定項目や設定値の種類や、閾値となる設定値はここで例示した内容に限定されない。
システム制御部50は、上述の3つの条件のいずれかが満たされる場合、処理速度よりも画質が優先される、或いは処理速度が要求されていないものと判別してメモリ配置を行う(S507)。ここでは、画質が優先されると判断される場合に選択されるメモリ配置を、「メモリ配置2」と呼ぶ。
そして、システム制御部50は、A/D変換器16の量子化ビット数を、B(bit)/画素に設定する(S508)。後述するように、ここで設定される量子化ビット数は、処理速度が優先されると判断される場合に設定される量子化ビット数よりも大きい。
一方、システム制御部50は、上述の3つの条件が全て満たされない場合、画質よりも処理速度が優先されるものとしてメモリ配置を行う(S505)。ここでは、処理速度が優先されると判断される場合に選択されるメモリ配置を、「メモリ配置1」と呼ぶ。
そして、システム制御部50は、A/D変換器16の量子化ビット数を、A(bit)/画素に設定する(S506)。後述するように、ここで設定される量子化ビット数は、画質が優先されると判断される場合に設定される量子化ビット数よりも小さい。
なお、ここでは上述の3つの条件が全て満たされない場合のみ、メモリ配置1を用いるものとしたが、より少ない条件に基づいてメモリ配置を選択しても良い。例えば、上述の条件の1つのみを判定し、満たす場合はメモリ配置2を、満たさない場合にはメモリ配置1を選択するように構成しても良い。例えば、圧縮率が所定値以上であるか、連写速度が所定値以上であるか、撮影感度が所定感度以下である場合には、メモリ配置1を選択するように構成しても良い。
図8は、本実施形態のデジタルカメラ100におけるメモリ配置の例を示す図である。
図8(a)は、本実施形態におけるメモリ配置1の例を、図8(b)は本実施形態におけるメモリ配置2の例をそれぞれ示している。
上述の通り、メモリ配置1は処理速度が要求されると考えられる設定内容の場合に選択される。メモリ配置1はメモリ配置2よりも画像バッファ1枚当たりのメモリ容量が小さく、かつ、画像バッファ1枚当たりのメモリ容量は、メモリ30内に少なくとも2枚の撮像画像を格納できるように設定されている。また、メモリ配置1において割り当てられる画像バッファの数は、メモリ配置2において割り当てられる画像バッファよりも多くなるように設定される。従って、図8の例では、メモリ配置2の場合の画像バッファは1枚であるが、2枚以上割り当てられてもよい。
ここで、本実施形態では、特許文献1記載の技術とは異なり、メモリ配置1を選択しても、メモリ配置2を選択しても、撮像画像の画素数は変化しない。しかし、A/D変換器16における量子化ビット数が異なる。例えばメモリ配置1を選択した場合にA/D変換器16に設定される量子化ビット数をA(bit)/画素、メモリ配置2を選択した場合にA/D変換器16に設定される量子化ビット数をB(bit)/画素とすると、B>Aである。
なお、メモリ配置1における量子化ビット数は、撮像画像の容量に影響する他の設定値(例えば圧縮率)を必要に応じて考慮した上、メモリ30内に少なくとも2枚で、かつメモリ配置2よりも多い枚数の撮像画像を格納できるように設定する。
これにより、処理速度が優先されると判断される場合でも、画素数を低下させることなく、撮像画像1枚当たりのメモリ容量を抑制することができる。また、画質が優先されると判断される場合には、メモリに割り当てる画像バッファの枚数を減らすとともに画素当たりの情報量をさらに増やすことで、メモリ容量を有効に活用して画質の向上が実現できる。
このように、メモリに割り当てる画像バッファの枚数だけでなく、A/D変換器16の量子化ビット数を変化させることで、後段の圧縮符号化における圧縮率とは独立して撮像画像1枚当たりのデータ容量や画質を調整することができる。また、画質が優先されると判断される場合には、1画素当たりの情報量が多くなるので、一層の高画質を実現することができる。
例えば、圧縮率の設定に応じてメモリ配置を選択する場合、画質が優先されると判断されるRAWモードが設定されている場合には、処理速度が優先されると判断されるJPEG符号化モードよりも、A/D変換器16に設定される量子化ビット数が多くなる。そのため、RAW撮影モードでは一層の高画質化が可能である。
図9は、本実施形態のデジタルカメラ100における連写処理のタイミングチャートの一例である。ここでは、図8に示したように、メモリ配置1では画像バッファが2枚、メモリ配置2では画像バッファが1枚割り当てられるものとする。
図9(a)は、メモリ配置2に対応したタイミングチャートであり、撮像処理で画像バッファに画像を書きこみ、画像処理で画像バッファから画像を読み出して記録画像を生成してファイルバッファへ書き込み、書き込み処理で記録媒体へ書き込みを行う。図9(a)に示すように、画像バッファが1枚の場合、撮像処理、画像処理及び書き込み処理のうち、撮像処理と書き込み処理だけが並列処理される。
一方、図9(b)は、メモリ配置1に対応したタイミングチャートであり、画像処理で画像バッファ1から画像を読み出して記録画像を生成してファイルバッファへ書き込むのと並行して、撮像処理を並列実行し、画像バッファ2へ画像を書きこむ。このように、画像バッファを2枚持つことで、撮像処理と画像処理を並列処理することが可能となり、処理速度を向上させることができる。その結果、高速な連写を実現することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、撮像画像の画質に関する設定および処理速度に関する設定の少なくとも一方を参照し、画質と処理速度のどちらが優先されているかを判断する。そして、画質が優先されると判断される場合には、処理速度が優先されると判断される場合よりもメモリに割り当てる画像バッファの数を減らす。また、画素信号を量子化するA/D変換器の量子化ビット数を、処理速度が優先されると判断される場合よりも増やす。
これにより、画質が優先されると判断される場合には、メモリを有効活用して画質を向上させることが可能になる。また、処理速度が優先されると判断される場合には、画像バッファが増えることにより、並列処理を実現することができ、高速連写を実現することができる。そのため、良好な使い勝手と高画質とを両立させることができる。
(他の実施形態)
上記実施形態においては、画質が優先されると判断された場合は、画素信号を量子化するA/D変換器の量子化ビット数を、処理速度が優先されると判断される場合よりも増やすように制御したが、本発明は、これに限られるものではない。
すなわち、結果的に、メモリに割り当てられる画像バッファ数が変化するように制御できればよいので、A/D変換器では、画質優先及び処理速度優先の両方において、同じビット数で量子化し、その後、メモリに記録されるまでの間でビット数を制御するようにしてもよい。
具体的には、画像処理部20にA/D変換器から出力されたデータのビット数を変換して出力する機能を備えさせ、A/D変換器と合わせて、量子化手段を構成するようにする。そして、処理速度優先の場合において、画像処理部20が、A/D変換器からの量子化ビット数Bの画像を量子化ビット数Aの画像に変換する処理を行うようにする。
この場合、A/D変換器の量子化ビット数は、図2のステップS101において、ビット数Bに固定して、以後、変更しないようにする。そして、メモリ配置切り換えのフローは、上記実施形態における図7に対して、ステップS506が“画像処理部20が量子化ビット数BをAに変換する処理を設定”となり、ステップS508が削除され、リターンに進むものとなる点が異なる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラ100の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100の主要動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100の主要動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100の測距処理及び測光処理の詳細を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100の撮像処理の詳細を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100の記録処理の詳細を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100のメモリ配置切り換え処理の詳細を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100におけるメモリ配置の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100における連写処理のタイミングチャートの一例である。

Claims (6)

  1. 被写体の光学像を画素単位の電気信号に変換する撮像素子と、
    前記画素単位の電気信号を設定された量子化ビット数で量子化して出力する量子化手段と、
    前記量子化手段が出力するデータから記録用画像データを生成する画像生成手段と、
    前記記録用画像データを記憶する、記憶装置に割り当てられた画像バッファと、
    前記画像バッファから前記記録用画像データを読み出し、設定されたモードに応じた圧縮符号化処理を行なう圧縮符号化手段と、
    前記圧縮符号化処理における圧縮率に関する設定を記憶する記憶手段と、
    前記設定に応じて、前記量子化手段の量子化ビット数と前記記憶装置における前記画像バッファの割り当てを制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段が、前記圧縮率に関する設定を参照して処理速度と画質のいずれが優先されるかを判断し、前記画質が優先されると判断される場合には、前記処理速度が優先されると判断される場合よりも、前記記憶装置に割り当てる画像バッファの数を少なく、かつ画像バッファあたりの容量を大きくするとともに、前記量子化手段の量子化ビット数を大きくすることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記記憶手段が、撮影感度に関する設定をさらに記憶し
    前記制御手段が、前記圧縮率が予め定めた圧縮率未満であるか、前記撮影感度が予め定めた感度より高いかのいずれかを満たす場合に、前記画質が優先されると判断することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記量子化手段はA/D変換器であり、前記制御手段は、前記A/D変換器によるA/D変換のビット数を制御することにより前記量子化ビット数を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記量子化手段は、A/D変換器と、前記A/D変換器により量子化されたデータのビット数を変更する画像処理手段を有し、前記制御手段は、前記画像処理手段の動作を制御することにより前記量子化ビット数を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記画質が優先されると判断される場合には、前記処理速度が優先されると判断される場合よりも大きな画像バッファを前記記憶装置に1つ割り当て、
    前記処理速度が優先されると判断される場合には、前記画質が優先されると判断される場合よりも小さな画像バッファを前記記憶装置に2つ割り当て、前記撮像素子による撮像処理と前記画像生成手段による前記記録用画像データを生成する処理とにより前記画像バッファを1つずつ用いることにより、前記撮像処理と前記記録用画像データを生成する処理とを並列に実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 被写体の光学像を画素単位の電気信号に変換する撮像素子と、
    前記画素単位の電気信号を設定された量子化ビット数で量子化して出力する量子化手段と、
    前記量子化手段が出力するデータから記録用画像データを生成する画像生成手段と、
    前記記録用画像データを記憶する、記憶装置に割り当てられた画像バッファと、
    前記画像バッファから前記記録用画像データを読み出し、設定されたモードに応じた圧縮符号化処理を行なう圧縮符号化手段と、
    前記圧縮符号化処理における圧縮率に関する設定を記憶する記憶手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    制御手段が、前記圧縮率に関する設定に応じて、前記量子化手段の量子化ビット数と前記記憶装置における前記画像バッファの割り当てを制御する制御工程を備え、
    前記制御工程が、
    前記制御手段が、前記設定を参照して、処理速度と画質のいずれが優先されるかを判断する工程と、
    前記制御手段が、前記画質が優先されると判断される場合には、前記処理速度が優先されると判断される場合よりも、前記記憶装置に割り当てる画像バッファの数を少なく、かつ画像バッファあたりの容量を大きくするとともに、前記量子化手段の量子化ビット数を大きくする工程と、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
JP2007205849A 2007-08-07 2007-08-07 撮像装置及びその制御方法 Active JP5111008B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007205849A JP5111008B2 (ja) 2007-08-07 2007-08-07 撮像装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007205849A JP5111008B2 (ja) 2007-08-07 2007-08-07 撮像装置及びその制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009044348A JP2009044348A (ja) 2009-02-26
JP2009044348A5 JP2009044348A5 (ja) 2010-07-22
JP5111008B2 true JP5111008B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=40444627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007205849A Active JP5111008B2 (ja) 2007-08-07 2007-08-07 撮像装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5111008B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5294988B2 (ja) * 2009-05-27 2013-09-18 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2801002B2 (ja) * 1987-05-19 1998-09-21 富士写真フイルム株式会社 ディジタル電子スチルカメラ
JP2001285700A (ja) * 2000-03-29 2001-10-12 Nec Corp 撮像装置
JP4574087B2 (ja) * 2001-09-10 2010-11-04 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法、並びにその制御プログラム及び記憶媒体
JP2006033496A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Ricoh Co Ltd データ幅可変な撮像装置及び撮像方法
JP4464262B2 (ja) * 2004-11-30 2010-05-19 キヤノン株式会社 撮像装置及び方法
JP4939023B2 (ja) * 2005-09-27 2012-05-23 キヤノン株式会社 電子撮像装置及びその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009044348A (ja) 2009-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4035543B2 (ja) 撮像装置
JP5366584B2 (ja) 撮像装置、画像処理方法およびプログラム
JP5424732B2 (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP6148431B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2007028211A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2006197243A (ja) 撮像装置及び撮像方法及びプログラム及び記憶媒体
JP5411623B2 (ja) 画像処理装置及び方法
JP4810162B2 (ja) 撮像装置、固体撮像装置の制御方法、及びコンピュータプログラム
JP5094665B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法及びプログラム
JP2006295316A (ja) 撮像装置及び撮像方法及びプログラム及び記憶媒体
JP4612874B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP5111008B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP4574087B2 (ja) 撮像装置、その制御方法、並びにその制御プログラム及び記憶媒体
JP2010096790A (ja) 撮像装置
JP5159573B2 (ja) 撮像装置、ズーム制御方法
JP2010160323A (ja) 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2008205833A (ja) デジタルカメラ及びその制御方法
JP5178438B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム
JP2006039203A (ja) 撮像装置、及び制御方法
JP2006166051A (ja) 電子カメラ
JP2004328037A (ja) 撮像及び画像記録装置
JP5436115B2 (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP2005110128A (ja) 撮像装置及び撮像制御方法
JP2005184609A (ja) 電子カメラ
JP2007267000A (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100604

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111028

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121009

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5111008

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3