JP5107444B2 - 防水型コネクタ - Google Patents
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Description
この種の従来の防水型コネクタは、図5(a)に示すようにケーブル1を内装するハウジングに雄ネジ部101を形成し、外側から袋ナット状のカバー部材103を用いてシール材102を締め付けるタイプが公知である。
また、図5(b)に示すようにハウジング101aとケーブル1に宣って防水チューブ104を装着し、半割したカバー部材105,106で外周側を締め付けるタイプ(文献1)が公知である。
しかし、このような袋ナット状のカバー部材や半割状のカバー部材を用いるものは、カバー部全体の寸法が大きくならざるを得ないので、複数のソーラーパネル設置時等にケーブルの引き回しが大変であり、ソーラーパネルの裏面等の架台にケーブルを収納する場合にその収納スペースが大きくなる問題があった。
そこで本出願人は先に先端部にターミナルを圧着接続したケーブルをこのターミナル側から挿入するだけで組み立てられる防水型コネクタを特願2009−286332号として出願しているが、本発明はこれをさらに改善したものである。
このようにすると、カバー部材をハウジングに確実に装着でき、このカバー部材にてブッシュを外周側から押圧及び保護することができる。
本発明において、ブッシュはゴム等の弾性材からなり、チューブ状の形態を有し、内径が自由状態でケーブルの外径よりも小さい。
また、カバー部材の内径はブッシュ部材が挿入できる程度にブッシュ部材の外径と同程度あるいはわずかに小さい方がよい。
なお、ブッシュ部材の内側にケーブルが挿入されるとブッシュ部材の弾性により外径が少し大きくなるが、その際にブッシュ部材の外側がカバー部材の内周面に接触する状態が好ましい。
筒状体からなるカバー部の後端側からケーブルが挿入されることで組み立てられるが筒状体の後端部側に有するケーブルの挿入孔は、ケーブルを挿入しやすいように挿入孔の内径の方がケーブルの外径よりもやや大きい方がよい。
しかし、挿入孔の内径をこのように設定すると外周部の温度が低くなり、ケーブルの外径が小さく収縮した場合等には、カバー部材とケーブルとが相互に位置ずれを生じさせる原因となる恐れがある。
そこで本発明は、カバー部材内にケーブルの被覆部表面に食い込む掛止部を形成した。
また、カバー部材にケーブルの被覆部に掛止する掛止部を有するので気温が下がり、ケーブルの外径が収縮しても確実に相互に掛止する。
カバー部材とハウジングとは相互に係止するための一方に係止部及び他方に被係止部を設けると、カバー部材がコネクタのハウジングから外れるのを防止し、ブッシュ等の保護の信頼性が向上する。
本発明に係る防水型コネクタ10は、射出成形等にて成形した樹脂製のハウジング11とゴム製のブッシュ12と樹脂製のカバー部材13とを有する。
ハウジング11は相手コネクタ(プラグコネクタ)との嵌合部とは反対側の後端部にブッシュ12を弾性装着する円筒状のブッシュ装着部11aを有する。
図1(a),(b)に示すようにこのブッシュ装着部11aの外周面にブッシュ12の内周面が弾性装着(シール接続)するようにブッシュ装着部11aにブッシュ12の内側を嵌め込む。
ブッシュ12は弾性を有し、ブッシュ12の内径はブッシュ装着部11aの外径よりも少し小さく設定してあり、ブッシュ12の弾性力にてブッシュ12の内周面とブッシュ装着部の外周面とで水密性が保たれる。
ブッシュ装着部11aの相手コンタクトの嵌合側には外径が大きくなった段差部11cを有し、この段差面にブッシュ12の先端面12aが当接する。
ブッシュ装着部11aの長さはブッシュ12の全長より短く設定してあり、例えばブッシュ装着部11aの長さはブッシュ12の長さの約1/2〜1/3になっている。
従ってブッシュ12の後端側は図1(b)に示すようにブッシュ装着部11aよりも先に突出した状態になっている。
この状態で図1(b),(c)に示すように、ブッシュ12の外周部を外側から覆うように筒状体のカバー部材13を嵌着する。
カバー部材13は樹脂製であり、内径はブッシュ12がハウジング11のブッシュ装着部11aに装着した状態で、このブッシュ装着部11aの外周に位置するブッシュ12の外径及びブッシュ装着部11aから後部に突出した部分のブッシュ12の外径と同等あるいはわずかに小さく、設定し、カバー部材13の内周面がブッシュ12の外周面を押圧する状態が好ましい。
なお、ブッシュ12の後端部にケーブルを挿入するとブッシュ12の外径が少し大きくなるので、それによってさらにカバー部材の内周面に押圧される。
カバー部材13をブッシュ12の外周部に装着するとハウジング11の外周面に設けた係止凸部11bにカバー部材13の係止孔13aが係止し、折り返し部13cがブッシュ12の後端面12bに位置する。
本実施例では、ハウジング11に相手コネクタに係止する係止爪11dを設けたのでカバー部材13に切欠部13bを形成し、この係止爪11dの根元部と干渉しないようになっている。
ケーブル1は後述するように先端に金属製のターミナル2を接続した状態で、カバー部材13の後端側の挿入孔13dから挿入組立てされる。
その状態の拡大図を図2に示し、図3(a)にカバー部材13の後端部外観図を示す。
ケーブル1の外径をd0とし、樹脂製のカバー部材13の挿入孔13dにケーブルを挿入する際の組立て性を考慮すると、挿入孔の内径をdとすると内径dがケーブル外径d0より少し大きい方がよい。
しかし、ケーブル1の被覆部1bが気温等の低下により収縮すると、挿入孔13dとケーブル1の被覆部1bとの間にガダが生じ、水密性に影響を与える恐れが生じる。
そこで挿入孔13dの内側に突出し、ケーブル1の被覆部1bの表面に食い込むように掛止する掛止部13eを設けた。
従って、掛止部13eの有する部分の内寸法d1はケーブル1の外径d0より小さい。
このようにすると図2(b)に断面図を示すように樹脂又はゴムからなる被覆部1bの表面に食い込み部1cを形成するように掛止する。
実際の掛止深さは0.05〜0.1mm程度で充分であるが、図1(d)、図2(b)では大きく表現してある。
本実施例ではケーブル1を挿入しやすいようにケーブル1の挿入方向に沿って内側に傾斜する傾斜面13fを設けた例になっていて、この掛止部13eの設置数は図3(b)に3ヶ所、図3(c)に4ヶ所示すように数に制限はなく、また図3(d)に例を示すように内側への折り返し部13cに複数のスリット13hを形成することで、折り返し部13cの内径をケーブルの外径より少し小さくした掛止部13gにしてもよい。
ここで、ランス2aとスタビライザー2bは、金属製のターミナル本体から切り起こしてあるとともに、このターミナル2が組み立て時にブッシュ装着部11aを支障なく通過できるようにそれぞれの突出端の外接円の大きさがブッシュ装着部11aの内径よりも小さくなるように設定してある。
ターミナル2を図1(c),(d)に示すようにカバー部材13のケーブル挿入孔13dから挿入すると、ハウジング11側に設けたランス係止部とスタビライザー挿入溝(いずれも図示省略)に係止及び挿入され簡単にコネクタを組み立てることができる。
この際にブッシュ12の内周面は内径d2がケーブル外径d0より小さく、ケーブル1の外周面により外側に拡径するように作用し、ブッシュ12の弾性力にてシールされるが、外周側がカバー部材13の内周面に当接しているのでその反作用にてケーブル1の外周面とブッシュ12との内周面とがさらに強くシールされる。
本実施例では、ソケットコネクタ10の嵌合部11jがプラグコネクタ20のハウジング21の内側に嵌着し、ソケットコネクタ10側の嵌合部11jの外周部に設けたOリング11iがプラグコネクタ20のハウジング21内周面とシール接続する例になっている。
1b 被覆部
2 ターミナル
10 防水型コネクタ
11 ハウジング
11a ブッシュ装着部
11b 係止凸部
12 ブッシュ
13 カバー部材
13a 係止孔
13b 切欠部
13e 掛止部
Claims (2)
- ケーブル接続するための防水型コネクタであって、
コネクタは、ターミナルを圧着したケーブルを装着する筒部を有するハウジングと防水性のブッシュとカバー部材とを備え、
前記ハウジングに設けた筒部は、外周部にブッシュ先端側の内周部が弾性装着するブッシュ装着部を有し、ブッシュの後端側の内周部はケーブルの外周部に弾性装着し、
カバー部材はブッシュの外周部を覆う筒状体であり、当該筒状体の後端はケーブルの挿入孔と当該ケーブルの被覆部の表面に掛止するための掛止部を有することを特徴とする防水型コネクタ。 - ハウジングとカバー部材とは相互に係止するための一方に係止部を有し、他方に被係止部を有することを特徴とする請求項1記載の防水型コネクタ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011019365A JP5107444B2 (ja) | 2011-02-01 | 2011-02-01 | 防水型コネクタ |
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