JP5106918B2 - インラインミキサー構造 - Google Patents

インラインミキサー構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5106918B2
JP5106918B2 JP2007129084A JP2007129084A JP5106918B2 JP 5106918 B2 JP5106918 B2 JP 5106918B2 JP 2007129084 A JP2007129084 A JP 2007129084A JP 2007129084 A JP2007129084 A JP 2007129084A JP 5106918 B2 JP5106918 B2 JP 5106918B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
flow path
space
mixed
space portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007129084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008284418A (ja
Inventor
弘 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Surpass Industry Co Ltd
Original Assignee
Surpass Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Surpass Industry Co Ltd filed Critical Surpass Industry Co Ltd
Priority to JP2007129084A priority Critical patent/JP5106918B2/ja
Priority to KR1020097023574A priority patent/KR101479796B1/ko
Priority to US12/599,686 priority patent/US8251571B2/en
Priority to EP08752822.0A priority patent/EP2147715B1/en
Priority to PCT/JP2008/058964 priority patent/WO2008143139A1/ja
Publication of JP2008284418A publication Critical patent/JP2008284418A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5106918B2 publication Critical patent/JP5106918B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F25/00Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/70Spray-mixers, e.g. for mixing intersecting sheets of material
    • B01F25/72Spray-mixers, e.g. for mixing intersecting sheets of material with nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F23/00Mixing according to the phases to be mixed, e.g. dispersing or emulsifying
    • B01F23/40Mixing liquids with liquids; Emulsifying
    • B01F23/45Mixing liquids with liquids; Emulsifying using flow mixing
    • B01F23/451Mixing liquids with liquids; Emulsifying using flow mixing by injecting one liquid into another
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F25/00Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/10Mixing by creating a vortex flow, e.g. by tangential introduction of flow components
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F25/00Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/105Mixing heads, i.e. compact mixing units or modules, using mixing valves for feeding and mixing at least two components
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F25/00Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/30Injector mixers
    • B01F25/31Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows
    • B01F25/313Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows wherein additional components are introduced in the centre of the conduit
    • B01F25/3131Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows wherein additional components are introduced in the centre of the conduit with additional mixing means other than injector mixers, e.g. screens, baffles or rotating elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F25/00Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/30Injector mixers
    • B01F25/31Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows
    • B01F25/313Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows wherein additional components are introduced in the centre of the conduit
    • B01F25/3133Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows wherein additional components are introduced in the centre of the conduit characterised by the specific design of the injector
    • B01F25/31331Perforated, multi-opening, with a plurality of holes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F25/00Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/40Static mixers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)

Description

本発明は、複数種類の流体を混合させて均一な混合流体を形成するインラインミキサー構造に関する。
従来、複数種類の流体を混合することにより、均一な混合流体を形成することが行われている。このような流体混合を行う装置としてはミキサー(混合機)が知られており、たとえばパイプ状の流路に固定羽根を多数配列し、分割・合流を繰り返しながら混合を行う方式のスタティックミキサーがある。このようなスタティックミキサーは分割の数と繰り返しの数により混合効率が決まるため、たとえば円錐面に無数の旋回羽根を有する両円錐コマと、円錐受け皿との組合せにより無数の乱流剪断を繰り返す構成にして、混合効率を高めたものも提案されている。(たとえば、特許文献1参照)
特開平5−212259号公報
上述したミキサーは、たとえば半導体製造装置における薬液と超純水(DIW)とを混合させて混合液とする装置のように、小型化とともに混合効率を高めることが求められている。特に、必要に応じて並列配置が容易なインラインミキサーについても、装置の小型化及び高効率化を達成することが望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、小型で混合効率のよいインラインミキサー構造を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明は、複数種類の流体を混合させて均一な混合流体を形成するインラインミキサー構造において、軸線方向へ貫通する空間部を備えた筒状のミキサー本体と、前記空間部の上流側から挿入して一体化されるプラグ状部材とを備え、前記プラグ状部材の軸線方向に形成された内部流路の下流側端部を閉じて前記空間部へ放射状に流出させる放射流路と、空間部断面の軸中心から偏心させた位置で前記ミキサー本体の外周面を貫通するように形成された偏心流体流路とが同一断面上に位置していて、前記放射流路から流出される流体と前記偏心流体流路から流出される流体とが直接衝突するように合流して混合されることを特徴とするものである。
このような本発明のインラインミキサー構造によれば、軸線方向へ貫通する空間部を備えた筒状のミキサー本体と、前記空間部の上流側から挿入して一体化されるプラグ状部材とを備え、前記プラグ状部材の軸線方向に形成された内部流路の下流側端部を閉じて前記空間部へ放射状に流出させる放射流路と、空間部断面の軸中心から偏心させた位置で前記ミキサー本体の外周面を貫通するように形成された偏心流体流路とが同一断面上に位置していて、前記放射流路から流出される流体と前記偏心流体流路から流出される流体とが直接衝突するように合流して混合されるので、放射流路を通ってプラグ状部材からミキサー本体の内周面へ向けて放射状に流出する流体と、ミキサー本体の偏心流体流路から空間部内へ流入する流体とが衝突するようにして合流する。このとき、偏心流体流路から流入する流体は、流路方向が空間部断面の軸中心から偏心されているので、空間部の内壁面に沿って旋回する旋回流を形成しやすくなる。
上記のインラインミキサー構造において、前記偏心流体流路の流体出口は、前記プラグ状部材から流体を放射状に流出させる流体出口との間に隙間空間を形成する位置に開口していることが好ましく、これにより、比較的狭い隙間空間内で放射状に流出する流体(放射流体)と旋回流を形成する流体(旋回流体)とが、近接した位置で互いの流れを分断するように衝突して合流するので、二つの流れを効率よく均一に混合させて混合流体を形成することができる。
上記のインラインミキサー構造においては、前記空間部の内部で流体どうしを合流させる位置より下流側に、内壁面から突出する邪魔板を周方向へ配列して設けることが好ましく、これにより、混合流体をさらに撹拌することができる。
また、上記のインラインミキサー構造においては、前記邪魔板の下流側に前記空間部を塞ぐ板材を設け、該板材には、前記邪魔板から周方向へ位置をずらして外周部を切り欠いた開口部を設けることが好ましく、これにより、開口部が混合流体の流出路となるので、混合流体を半径方向に導く流れが形成されてより一層撹拌が促進される。
なお、上述した邪魔板及び開口部については、複数を周方向へ交互に等ピッチに配置することで、より一層撹拌を促進することができる。
上記のインラインミキサー構造において、前記空間部の出口端部側には、前記混合流体を流出させる出口開口の外周部に、前記混合流体の滞留用空間を設けることが好ましく、これにより、一端出口開口外周部に滞留した流れが、出口側端部の中心部にある出口開口から流出するようになるので、撹拌効率のさらなる向上が可能となる。
上述した本発明によれば、プラグ状部材から放射状に流出する放射流体と、ミキサー本体の偏心流体流路から流出して旋回流を形成する旋回流体とが、空間部の内部で直接衝突するように合流して均一に混合されるので、良好な混合効率を得ることができる。また、放射流路から流出する放射流体と偏心流体流路から流出される旋回流体とを衝突させて混合流体を形成するための可動部がなく、従って、小型で信頼性や耐久性の面でも優れたインラインミキサーとすることができる。
また、放射流体と旋回流体とを比較的狭い隙間空間で衝突させる構成、邪魔板や開口部を切り欠いた板材の設置、さらに、滞留用空間の設置により撹拌効率が向上するので、より一層良好な混合効率を得ることができる。
以下、本発明に係るインラインミキサー構造の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図4に示すインラインミキサーMは、たとえば薬液と超純水(DIW)のような2種類の液体(流体)を混合させて均一な混合液体を形成する装置である。このインラインミキサーMは、軸線方向の両端に開口する薬液入口1及び混合液出口2と、軸線方向に連通する薬液出口1及び混合液出口2間を連通する流路3と交差するように設けられた純水入口4とを備えている。なお、薬液入口1、混合液出口2及び純水入口4は、いずれも内ネジが切られた雌の管路接続口である。
上述したインラインミキサーMは、ミキサー本体10とプラグ状部材20とを一体に組み合わせた構成とされる。ここで使用するミキサー本体10及びプラグ部材20は、薬液と接液することを考慮して、たとえばフッ素樹脂等のように、耐薬品性に優れている成形部品を採用することが好ましい。
一方のミキサー本体10は、軸線方向(紙面水平方向)へ貫通する空間部11を備えている筒状の部材であり、この空間部11がインラインミキサーMの流路3となる。円形断面とした空間部11には、その上流側となる一端部側開口として、後述するプラグ部材20をねじ込むためのプラグ連結口12が設けられている。このプラグ連結口12には、プラグ部材20と螺合させるための内ネジが形成されている。
また、空間部11の下流側となる他端部側開口として、2種類の液体を均一に混合させた混合液体を流出させる混合液出口2が設けられている。この混合液出口2にも、管路接続用の内ネジが形成されている。
さらに、空間部11には、水平方向と交差するように紙面上方へ連通して開口する純水入口4が設けられ、この純水入口4にも管路接続用の内ネジが形成されている。そして、純水入口4と流路3との間を連通させる純水流路5は、図1(b)に示すように、流路3の軸線から偏心(オフセット)した位置に設けられている。
すなわち、純水流路5は、空間部11の断面形状において、円形断面の軸中心から偏心した位置でミキサー本体10の外周面を貫通するように形成された偏心流体流路となり、純水流路5の軸線と、流路3となる空間部11の軸線とは、互いに交差しないように偏心している。
図示の例では、純水流路5の外周側壁面が、円形断面とした流路3の接線と略一致するように偏心している。換言すれば、図1(b)の構成例では、純水流路5の軸線を流路3の軸線から紙面右側へ偏心させている。
プラグ状部材20は、複数段の異なる径を有する円筒状部材である。プラグ状部材20の上流側となる最大径の一端部側には、薬液入口1となる開口が形成されている。この薬液入口1は、プラグ状部材20の軸中心を通って下流側へ形成された内部流路の薬液流路21と連通している。この薬液流路21は、プラグ連結口12からミキサー本体10の空間部11内へ挿入されて段階的に径が小さくなるプラグ部22を通り、下流側の先端が閉止部23により閉じられている。プラグ部22の下流側には、空間部11の内径より小径とした先端細径部24が設けられている。
すなわち、プラグ部22は、空間部11へねじ込んで一体化した状態で、先端細径部24の外周面と空間部11の内壁面との間に、流路3の断面と比較してかなり狭い隙間寸法の隙間空間Sを形成している。なお、図中の符号6は、ミキサー本体10にプラグ部材20をねじ込んで一体化した両部材の接合部において、空間部11の上流側へ流体が流出するのを防止するシール用のOリングである。
上述した薬液流路21は、薬液入口1から先端部細径部24に設けられた閉止部23まで直線状に形成されており、閉止部23よりやや上流側となる先端細径部24の外周側へ開口するようにして薬液出口25が設けられている。この薬液出口25は、たとえば図1(a)のA−A断面のように、純水流路5と同一断面上で一致する位置に開口していることが好ましく、このような薬液出口25を先端細径部24の外周に等ピッチで複数設けることにより、薬液流路21に流入した薬液は、薬液出口25から空間部11へ放射状に流出する。すなわち、薬液出口25は、薬液流路21から流路3となる空間部11へ向けて流体の薬液を放射状に流出させて流す放射流路となる。なお、図示の例では、4つの薬液出口25を90度ピッチに配置してあるが、これに限定されることはない。
このように構成されたインラインミキサーMは、ミキサー本体10のプラグ連結口12にプラグ状部材20をねじ込んで一体化すると、流路3と薬液流路21とが同一軸線状に位置する。そして、薬液入口1から薬液を供給するとともに、純水入口4から純水を供給すると、2種類の流体は以下に説明するように流れて均一に混合される
薬液入口1から導入された薬液は、薬液流路21を通って流れ、先端部近傍に開口する薬液出口25から隙間空間Sへ向けて放射状に流出する。
一方、純水入口4から導入された超純水は、流体流路3に対して純水流路5を通って流れ、空間隙間Sへ向けて流入する。このとき、純水流路5が流路3となる空間部11の軸線から偏心している偏心流体流路となるので、円形断面の空間部11内に流入した超純水は、空間部11の内壁面に沿って流れる旋回流となる。
従って、狭い空間隙間Sにおいては、放射状に流出する放射流体の薬液と、旋回流を形成する旋回流体の超純水とが合流して衝突するので、互いの流れが効率よく均一に混合されて混合流体となる。特に、純水流路5の偏心により、純水流路5の外周側壁面が円形断面とした空間部11の接線と略一致していれば、空間部11の内壁面に沿って旋回する大きな旋回流を効率よく発生させることができる。
また、空間隙間Sのように比較的狭い空間で放射流体と旋回流体とを衝突させるため、二つの流体は近接した位置で互いの流れを分断するようにして勢いよく衝突しながら合流する。このため、放射流体及び旋回流体の二つの流れは、互いに効率よく混合された均一の混合流体となる。
こうして形成された混合液は、空間部11の流路3を下流側へ流れて、混合液出口3から図示省略の管路へ流出する。
ところで、効率のよい混合による均一化を行わせるのに好適な放射流体及び旋回流体の合流位置については、上述した空間隙間Sのように比較的狭い空間で、しかも、両流体が略同一断面上で直接衝突するようにして合流することが好ましい。しかし、混合による均一化の効率面では不利になるものの、互いの流体が空間部11の軸線方向にずれた位置に流出した後に合流したり、あるいは、空間隙間Sより下流側となる空間部11内で合流するなど、目的や流体の特性等に応じて種々の変形例が可能である。
また、上述した空間部11において、放射流体の薬液と旋回流体の超純水とが合流して混合による均一化がなされた後、混合液が混合液出口4へ向けて流れる下流側の流路3には、邪魔板13を周方向へ配列して設けることが好ましい。この邪魔板13は、空間部13の内壁面から内側へ突出する部材であり、図示の例では、周方向へ90度ピッチに4カ所設けられており、特に混合液の旋回流を乱して撹拌する作用が得られる。従って、混合液がさらに撹拌されることで、より一層の混合による均一化が促進される。
また、上述した邪魔板13の下流側には、空間部11の軸方向流れを塞ぐようにして、板材14が設けられている。この板材14には、空間部11の流路断面積と比較して小さな開口部14aが設けられている。この開口部14aは、板材14の外周部を切り欠いて設けた混合液の出口流路であり、上述した邪魔板13の周方向位置からずらして配置されている。すなわち、図示の例では、図2に示すように、90度ピッチで4カ所設けた邪魔板13の間に位置するように、45度ずれた位置に周方向へ90度ピッチで4カ所配置されている。従って、空間部11の周方向には、邪魔板13と開口部14aとが交互に45度ピッチで配置されている。
このような構成とすることにより、邪魔板13で旋回流を乱され混合液の流れは、直進方向を板材14に塞がれているため、混合液の出口流路となる開口部14aへ流れ方向を変化させる必要が生じることとなる。このため、混合液を半径方向へ導く流れが形成されるので、より一層撹拌を促進することにより混合による均一化の効率が向上する。
なお、ここでは邪魔板13と併用するものとして説明したが、開口部14aを切り欠いた板材14単独であっても、混合液を半径方向へ導く流れを形成して撹拌を促進することができる。
ところで、上述した邪魔板13及び板材14は、各々独立して取り付けたり、または、ミキサー本体10と一体成形するなどして設けてもよいが、たとえば図5に示すような一体成形部品を使用してもよい。
図4に示す邪魔板付き板材30は、開口部14aを切り欠いた板材14の一面から邪魔板13を突出させた樹脂成形部品である。このような別体部品を採用すれば、ミキサー本体10の空間部11内に挿入して所望の位置に固定し、邪魔板13及び板材14として使用することができる。
さらに、空間部11の出口端部側には、すなわち、空間部11内の混合液出口2の上流側近傍には、たとえば図1(a)に示すように、混合液を流出させる出口開口15の外周部に、混合液の滞留用空間となる凹部16を設けることが望ましい。この凹部16は、空間部11の内径を絞った出口開口15の外周側壁面に形成したリング状凹部空間であり、混合液出口2へ向かう混合液の流れは、少なくとも一部が一端凹部16に滞留した後に中央部に開口する出口開口15から流出する。このため、混合液の流れに乱れが生じ、より一層の撹拌を受けた後に出口開口15から混合液出口2に流出するので、撹拌効率の向上が期待できる。
このように、本発明のインラインミキサー構造によれば、プラグ状部材20の薬液出口25のような放射流路から放射状に流出する放射流体(薬液)と、ミキサー本体10に形成された純水流路5のような偏心流体流路から流出して旋回流を形成する旋回流体(超純水)とが、空間部11の内部で直接衝突するように合流して均一に混合されるので、良好な混合効率を得ることができる。また、放射流体と旋回流体とを衝突させて混合流体を形成するため可動部がなく、従って、小型で信頼性や耐久性の面でも優れたインラインミキサーMとすることができる。
また、放射流体と旋回流体とを比較的狭い隙間空間Sで衝突させる構成、邪魔板13や開口部14aを切り欠いた板材14の設置、さらに、滞留用空間となる凹部16の設置によっても撹拌効率が向上するので、より一層良好な混合効率を得ることができる。
ところで、上述した実施形態では、薬液と超純水とを均一に混合して混合液とするインラインミキサーMについて説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、他の液体どうしの混合による均一化だけでなく、気体や粉体を混合する場合にも適用可能である。
また、混合する流体は2種類に限定されることはなく、たとえば上述したインラインミキサーMを直列に連結することで、3種類またはそれ以上の流体を均一に混合させることが可能である。さらに、ミキサー本体10に偏心させて設けた純水入口4及び純水流路5に相当する流体供給経路について、同様に偏心させたものを複数設けることで、混合する流体の数を増してもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
本発明に係るインラインミキサー構造の一実施形態を示す図で、(a)は縦断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 図1(a)のB−B断面図である。 図1に示したインラインミキサー構造の平面図である。 邪魔板付き板材の概要を示す斜視図である。
1 薬液入口
2 混合液出口
3 流路
4 純水入口
5 純水流路
10 ミキサー本体
11 空間部
13 邪魔板
14 板材
14a 開口部
15 出口流路
16 凹部
20 プラグ状部材
21 薬液流路
22 プラグ部
23 閉止部
24 先端細径部
25 薬液出口
30 邪魔板付き板材
M インラインミキサー
S 空間隙間

Claims (5)

  1. 複数種類の流体を混合させて均一な混合流体を形成するインラインミキサー構造において、
    軸線方向へ貫通する空間部を備えた筒状のミキサー本体と、前記空間部の上流側から挿入して一体化されるプラグ状部材とを備え、
    前記プラグ状部材の軸線方向に形成された内部流路の下流側端部を閉じて前記空間部へ放射状に流出させる放射流路と、空間部断面の軸中心から偏心させた位置で前記ミキサー本体の外周面を貫通するように形成された偏心流体流路とが同一断面上に位置していて、前記放射流路から流出される流体と前記偏心流体流路から流出される流体とが直接衝突するように合流して混合されることを特徴とするインラインミキサー構造。
  2. 前記偏心流体流路の流体出口は、前記プラグ状部材から流体を放射状に流出させる流体出口との間に隙間空間を形成する位置に開口していることを特徴とする請求項1に記載のインラインミキサー構造。
  3. 前記空間部の内部で流体どうしを合流させる位置より下流側に、内壁面から突出する邪魔板を周方向へ配列して設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のインラインミキサー構造。
  4. 前記邪魔板の下流側に前記空間部を塞ぐ板材を設け、該板材には、前記邪魔板から周方向へ位置をずらして外周部を切り欠いた開口部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のインラインミキサー構造。
  5. 前記空間部の出口端部側には、前記混合流体を流出させる出口開口の外周部に、前記混合流体の滞留用空間が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインラインミキサー構造。
JP2007129084A 2007-05-15 2007-05-15 インラインミキサー構造 Expired - Fee Related JP5106918B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007129084A JP5106918B2 (ja) 2007-05-15 2007-05-15 インラインミキサー構造
KR1020097023574A KR101479796B1 (ko) 2007-05-15 2008-05-15 인라인 믹서 장치
US12/599,686 US8251571B2 (en) 2007-05-15 2008-05-15 Inline mixer structure
EP08752822.0A EP2147715B1 (en) 2007-05-15 2008-05-15 Structure of in-line mixer
PCT/JP2008/058964 WO2008143139A1 (ja) 2007-05-15 2008-05-15 インラインミキサー構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007129084A JP5106918B2 (ja) 2007-05-15 2007-05-15 インラインミキサー構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008284418A JP2008284418A (ja) 2008-11-27
JP5106918B2 true JP5106918B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=40031845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007129084A Expired - Fee Related JP5106918B2 (ja) 2007-05-15 2007-05-15 インラインミキサー構造

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8251571B2 (ja)
EP (1) EP2147715B1 (ja)
JP (1) JP5106918B2 (ja)
KR (1) KR101479796B1 (ja)
WO (1) WO2008143139A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101814096B1 (ko) * 2010-02-23 2018-01-02 아사히 유키자이 가부시키가이샤 인라인형 유체 혼합 장치
JP6255649B2 (ja) * 2013-12-25 2018-01-10 月島機械株式会社 連続反応晶析装置及び無機粒子の連続反応晶析方法
KR102432858B1 (ko) 2015-09-01 2022-08-16 삼성전자주식회사 약액 공급 장치 및 이를 구비하는 반도체 처리 장치
JP7049081B2 (ja) * 2017-08-18 2022-04-06 勝義 宮 流体混合器
KR101988833B1 (ko) 2018-12-11 2019-06-12 김천래 이종 유체의 혼합용 믹서장치
TWI693965B (zh) * 2019-03-12 2020-05-21 信紘科技股份有限公司 化學液體稀釋方法
US11517862B2 (en) * 2020-09-29 2022-12-06 Trusval Technology Co., Ltd. Fluid mising assembly
KR102434633B1 (ko) 2022-01-17 2022-08-22 (주)플루엔 고속혼화기의 인라인 믹스

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1842877A (en) * 1929-08-30 1932-01-26 Lechler Paul Fa Apparatus for the preparation of emulsions
US3219420A (en) * 1961-08-11 1965-11-23 Alexander F Dielenberg Fluidised bed reactors
US3794299A (en) * 1971-09-23 1974-02-26 Chem Trol Pollution Services Centrifugal reactor
US4053142A (en) * 1976-06-11 1977-10-11 Eastman Kodak Company Nonmechanical shearing mixer
JPS58140854A (ja) * 1982-02-15 1983-08-20 Ricoh Co Ltd 障害記録方式
US4441823A (en) * 1982-07-19 1984-04-10 Power Harold H Static line mixer
JPS6049386A (ja) 1983-08-29 1985-03-18 日本電気株式会社 輝度調整回路
JPS6049386U (ja) * 1983-09-13 1985-04-06 三菱重工業株式会社 配管構造
JPH05212259A (ja) 1992-02-03 1993-08-24 Nittec Co Ltd スタティックミキサー
IL129235A0 (en) * 1999-03-29 2000-02-17 Ind Mathematics Co 1995 Ltd Two-phase sprayer
JP4648792B2 (ja) * 2005-08-01 2011-03-09 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 流体混合装置及び流体混合方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR101479796B1 (ko) 2015-01-06
JP2008284418A (ja) 2008-11-27
EP2147715A4 (en) 2014-07-16
US20100142312A1 (en) 2010-06-10
US8251571B2 (en) 2012-08-28
WO2008143139A1 (ja) 2008-11-27
EP2147715A1 (en) 2010-01-27
KR20100016465A (ko) 2010-02-12
EP2147715B1 (en) 2015-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5106918B2 (ja) インラインミキサー構造
KR101814096B1 (ko) 인라인형 유체 혼합 장치
US8740450B2 (en) Static fluid mixer capable of ultrafinely mixing fluids
EP2656907B1 (en) Fluid mixer and fluid mixing method
US8740449B2 (en) Compact static mixer and related mixing method
JP7223496B2 (ja) 混合器及び気化装置
US10464038B2 (en) Mixer and reactor including the same
KR20110064080A (ko) 유체 혼합장치
US20080106969A1 (en) Fluid mixer and mixing element member
JP2003260344A (ja) スタティックミキサ
JP5933429B2 (ja) 流体混合素子
AU2018293208B2 (en) Distributor for a fluid
KR102034241B1 (ko) 유체 혼합 장치
JP6193440B2 (ja) 流体混合素子
JP5397047B2 (ja) 泡沫吐出装置
KR102039187B1 (ko) 수처리용 약품 혼화장치
JPWO2020149067A5 (ja)
JP2019141828A (ja) 微細気泡発生ノズル
JP2002018257A (ja) マイクロミキサー
JP2023065911A (ja) 気泡生成装置
JP2023039664A (ja) 液体混合装置
JP2014117635A (ja) 流体混合器および流体混合器を用いた装置
JP2014117635A5 (ja)
PL232145B1 (pl) Element mieszający
JP2015129536A (ja) 混合栓

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5106918

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees