JP5104812B2 - 半導体モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、MOS型固体撮像装置を備えた半導体モジュールに関する。
従来、MOS型固体撮像装置を備えた半導体モジュールとして、例えばMOSカメラモジュール等が知られている。小型MOSカメラモジュールを作るためには、MOS型固体撮像装置(以下、MOSイメージセンサチップという)と信号処理チップを重ねる方法が有力である。
従来例1のMOSカメラモジュールとして、例えば非特許文献1に記載のSIP(System In Packge)構成が知られている。このMOSカメラモジュールは、MOSイメージセンサチップを信号処理チップ上に重ねて貼り付け、この両チップを回路基板上に配置し、各チップと回路基板間をワイヤボンディングし、このワイヤボンディングにより両チップ間を接続するようにして構成される。
図13は、この例などで用いられる従来のMOSイメージセンサの構成を示す。このMOSイメージセンサ1は、画素部2に複数の画素3が2次元行列状に配置され、カラム部4、水平信号線5に接続された出力回路6、垂直駆動回路7、水平駆動回路8及び制御回路9を有して構成される。
制御回路9は、入力クロックや、動作モードなどを指令するデータをMOSイメージセンサの外部から受け取り、それに従って以下の各部の動作に必要なクロックやパルスを供給する。
垂直駆動回路7は、画素部の行を選択し、その行の画素に図示しない横方向の制御配線を通して必要なパルスが供給される。
カラム部4には、カラム信号処理回路10が列に対応して並ぶ。カラム信号処理回路10は、1行分の画素の信号を受けて、その信号にCDS(Correlated Double Sampling:固定パターンノイズ除去の処理)や信号増幅やAD変換などの処理を行う。
水平駆動回路8は、カラム信号処理回路10を順番に選択し、その信号を水平信号線5に導く。出力回路6は、水平信号線5の信号を処理して出力する。例えばバッファリングだけする場合もあるし、その前に黒レベル調整、列ばらつき補正、信号増幅、色関係処理などを行うこともある。
図14に画素回路の例を示す。ここでは4画素で1つのセルを構成している。図14においては、4つの光電変換素子となるフォトダイオードPD〔PD1 ,PD2 ,PD3 ,PD4 〕を有し、各フォトダイオードPD1 〜PD4 が夫々対応する4つの転送トランジスタ12〔121、122、123、124〕に接続される。各転送トランジスタ121〜124の各ゲートには転送配線161〜164が接続される。各転送トランジスタ121〜124のドレインは、共通接続されてリセットトランジスタ13のソースに接続されると共に、転送トランジスタ12のドレインとリセットトランジスタ13のソース間のいわゆるフローティングディフュージョンFDが増幅トランジスタ14のゲートに接続される。リセットトランジスタ13のドレインは電源配線15に接続され、そのゲートはリセット配線17に接続される。また、ドレインを電源配線15に接続した選択トランジスタ18が設けられ、そのソースが増幅トランジスタ14のドレインに接続される。選択トランジスタ18のゲートには選択配線19が接続される。このフォトダイオードPD〔PD1 〜PD4 〕、転送トランジスタ12〔121〜124〕、リセットトランジスタ13、選択トランジスタ18、増幅トランジスタ14により、4画素(フォトダイオード)をまとめた1セルが構成される。一方、増幅トランジスタ14のソースは垂直信号線21に接続され、この垂直信号線21にドレインを接続した後述の定電流源となる負荷トランジスタ22がカラム信号処理回路10の一部として設けられる。負荷トランジスタ22のゲートには負荷配線23が接続される。
この画素回路では、4つのフォトダイオードPD〔PD1 〜PD4 〕において光電変換される。フォトダイオードPDの光電子(信号電荷)は、対応する転送トランジスタ12〔121〜124〕を通じてフローティングディフュージョンFDに転送される。フローティングディフュージョンFDは増幅トランジスタ14のゲートに接続されているので、選択トランジスタ18がオンしていれば、フローティングディフュージョンFDの電位に対応した信号が増幅トランジスタ14を通じて垂直信号線21に出力される。
リセットトランジスタ13は、フローティングディフュージョンFDの信号電荷(電子)を電源配線15に捨てることによって、フローティングディフュージョンFDの信号電荷をリセットする。各横方向配線19、17、及び16〔161〜164〕は同一行の画素について共通となっており、垂直駆動回路7によって制御される。
カラム信号回路10の一部には、定電流源をなす負荷トランジスタ22を有し、選択行の増幅トランジスタ14とソースフォロアを構成し、垂直信号線への出力をさせている。
従来例2のCMOSメージセンサモジュールとして、非特許文献2に示すものが知られている。この例では、イメージセンサの基板に貫通する配線を通し、マイクロバンプを用いて下側のチップに接続している。この方法では、バンプの数を増加させることが可能であり、さらに接続に要するインダクタンス、キャパシタ成分を小さくできるので、高速のインターフェイスが可能である。また、画素部から貫通配線を通し、下のチップに直接接続することで、画面内の同時性も実現できる。
シャープ技法第81号・2001年12月・34頁 IEDM 99,pp.879−882
ところで、従来例1のMOSカメラモジュールの方法では、通常の数mm角のMOSイメージセンサチップの場合に、イメージセンサの出力が信号処理チップへせいぜい数十のボンディングワイヤで接続されているので、ここが画像処理スピードのボトルネックになってしまう。この画像処理スピードが制限される理由は、ワイヤボンディングの数を多くできないことと、さらにボンディングワイヤのインダクタンスや、ボンディングワイヤ間、あるいはボンディングワイヤと回路基板間キャパシタ成分で信号が乱れたり、遅延することによるものである。
また、通常、このタイプのMOSカメラモジュールでは、画素部の行の順に信号を読み出すので、画素部の上の方と下の方で画素からの読出し時刻がずれており、画面内の同時性が無いか、または画面内で感光タイミングを揃えると読出しまでの間にノイズが乗って画質が悪化する。
また、従来例2のイメージセンサモジュールでは、基板中に貫通配線を通す工程のコストアップや、歩留りの低下が深刻である。また、画素回路による画素の開口率の減少の問題は従来と変わらない。特に、貫通配線を通すための領域をSi基板中に確保する必要があるので、光学的に無駄な面積が増える。例えばこの例では、貫通穴は2.5μm径であり、この周囲にマージン領域が必要なことをあわせると、3μm程度の径の領域が無駄になる。貫通穴形成のプロセスが必要になり、工程が煩雑になり製造プロセスが複雑になる。この例では、画素の回路は提示されていない。この従来例で実験されているのは、上部ウェハにはフォトダイオードのみを形成し、下部ウェハに光電流をそのまま流しこむ構造である。
本発明は、上述の点に鑑み、画像処理スピードの向上、画面内の同時性の実現、画質向上と同時に、製造プロセスの容易化、歩留り向上を図った半導体モジュールを提供するものである。
本発明に係る半導体モジュールは、イメージセンサチップと信号処理チップとがマイクロバンプによって接続され、イメージセンサチップ側でマイクロバンプを通過する信号がデジタル値となる半導体モジュールであって、イメージセンサチップ側で各画素のフォトダイオードからの画素信号がA/D変換回路でA/D変換され、さらにマルチプレクサで選択され、マルチプレクサからの出力であるデジタルデータがマイクロバンプを介して信号処理チップ側に送られ、信号処理チップ側に送られたデジタルデータが、信号処理チップ側でデマルチプレクサを通じて分配され、メモリに送られるようにして成る。
イメージセンサチップは、複数画素をまとめたセル毎に、配線層側にマイクロパッドを形成した裏面入射型である。
各セルは、複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子に接続された各転送トランジスタと、前記各転送トランジスタでマルチプレクスされた前記複数の光電変換素子からの信号電荷をゲートに受ける増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタのソースに接続されたA/D変換回路と、前記A/D変換回路と前記マイクロパッドに接続された出力線と、ドレインが直接または間接に前記出力線に接続された負荷トランジスタと、前記負荷トランジスタのソースに接続され、第1の電圧を供給する配線と、前記増幅トランジスタのゲート電位をリセットするリセット機構と、前記増幅トランジスタのドレインに直接または間接に接続され、第2の電圧を供給する配線とを含んでなる。
また別の例の各セルは、複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子に接続された各転送トランジスタと、前記各転送トランジスタでマルチプレクスされた前記複数の光電変換素子からの信号電荷をゲートに受ける増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタのソースに接続されたA/D変換回路と、前記A/D変換回路と前記マイクロパッドに接続された出力線と、ドレインが直接または間接に出力線に接続された注入トランジスタと、前記注入トランジスタのソースに接続された第1の電圧を供給する配線と、前記増幅トランジスタのゲート電位をリセットするリセット機構と、前記増幅トランジスタのドレインに直接または間接にソースが接続された活性化トランジスタと、前記活性化トランジスタのドレインに直接又は間接に接続された第2の電圧を供給する配線を含んでなる。
本発明に係る半導体モジュールによれば、イメージセンサチップと、信号処理チップとを、マイクロバンプによって接続した構成とすることにより、画像処理スピードを向上し、したがって高速インターフェイスを可能にする。また、全画素または多数の画素を同時に駆動し、同時に読み出せるので、画面内の同時性が得られる。したがって、良好な画質が得られる。
裏面照射型イメージセンサチップとするときは、従来の貫通穴形成プロセスを不要とし、工程を削減することができる。これにより、製造プロセスを容易にし、歩留りを向上することができる。
さらに、イメージセンサチップ側でマイクロバンプを通過する信号がデジタル値となるところまで構成することによって、高速でインターフェイスを取りながら、画像の劣化を抑えることができる。イメージセンサチップ側でマルチプレクサを入れることにより、イメージセンサチップ側での1個のマイクロパッド当りの画素数を増やすこと、マイクロパッドを大きくしたり、マイクロパッドの密度を減らすことができる。
A 本発明に係る半導体モジュールの実施の形態を示す側面図である。 B 本発明に係る半導体モジュールの実施の形態を示す平面図である。 裏面入射型のMOSイメージセンサチップの概略図である。 本発明に係るMOSイメージセンサチップの一実施の形態の概略図である。 本発明に係るMOSイメージセンサチップの他の実施の形態の概略図である。 本発明に係るMOSイメージセンサチップの1セルの構成の一例を示す回路図である。 図5のセル構成の駆動タイミングチャートである。 本発明に係るマイクロパッドの配置例を示す概念図である。 本発明に係るMOSイメージセンサチップと信号処理チップの接続の一例を示す概念図である。 本発明に係る信号処理チップ側における、相関二重サンプリング(CDS)・アナログ/デジタル(A/D)回路の一例を示す回路図である。 本発明に係る信号処理チップ側の一例を示す概略図である。 本発明に係るMOSイメージセンサチップと信号処理チップの接続の他の例を示す概念図である。 本発明に係るMOSイメージセンサチップの1セルの構成の他の例を示す回路図である。 従来のMOSイメージセンサの例を示す概略図である。 図13のMOSイメージセンサにおける画素回路の例を示す回路図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る半導体モジュールの実施の形態の基本構造を示す。本実施の形態に係る半導体モジュール31は、MOS型固体撮像装置(以下、MOSイメージセンサチップという)32と信号処理(DSP)チップ33を上下に重ねて構成される。信号処理チップ33は、MOSイメージセンサチップ32に接続され、MOSイメージセンサの出力を受けて信号処理するチップとする。勿論、さらにMOSイメージセンサを制御する機能を持っても良い。
MOSイメージセンサチップ32は、裏面入射型に構成される。裏面入射型のMOSイメージセンサチップ32は、基板表面側に配線層が形成され、この配線層と反対側の基板裏面側から光を入射させるように構成される。図2に、裏面入射型のMOSイメージセンサチップ32の概略を示す。この裏面入射型のMOSイメージセンサチップ32は、半導体基板41の裏面41b側に光入射面を有する光電変換素子であるフォトダイオードPDを有し、基板41の表面側にフォトダイオードPDの信号電荷を読み出す手段となる複数のMOSトランジスタTrを形成し、さらに表面側に層間絶縁膜42を介して多層配線43を形成してなる配線層44を形成して成る。フォトダイオードPDは、例えば基板41の表面41a側から裏面41b側に至るように形成される。光Lが入射される裏面41b側には、パシベーション膜45を介してカラーフィルタ46及びその上に各画素に対応したオンチップマイクロレンズ47が形成される。なお、配線層44上にさらに例えばシリコン基板による支持基板を貼り合せた構成とすることもできる。
MOSイメージセンサチップ32の配線層44側の面(支持基板を有する場合は、支持基板の面)の少なくとも画素部(いわゆる画素領域部)に対応する領域には、後述するように単位画素セル、あるいは複数画素をまとめたセル毎に多数のマイクロパッド34が形成される。また、信号処理チップ33の配線層側の面には、MOSイメージセンサチップ32のマイクロパッド34に対応する多数のマイクロパッド35が形成される。そして、MOSイメージセンサチップ32と信号処理チップ33とは、互いにマイクロパッド34及び35が対向するように重ねて配置され、対応するマイクロパッド34及び35間をマイクロバンプ36を介して電気的に接続して一体化される。マイクロパッド34、35は、通常のパッドよりも小さいマイクロパッドで形成される。例えば、通常の50μm角のパッドより小さい10μm角のマイクロパッドで形成することができる。このマイクロパッドにマイクロバンプ36が形成される。このマイクロパッド34、35は、通常のパッド配置と異なり、チップの中心付近に多数形成することが可能である。マイクロバンプ36(後述のマイクロバンプ39も同様)の大きさとしては、径が30μm以下、さらには10μm〜5μmの小さい径とすることができる。
マイクロパッド34、35及びマイクロバンプ36は、MOSイメージセンサチップ32の画素部に対応して多数形成される。好ましくは、後述するように、画素部の周辺に対応する領域にもマイクロパッド37、38及びマイクロバンプ39が形成される。
信号処理チップ33は、MOSイメージセンサチップ32より大きい面積で形成される。この信号処理チップ33のMOSイメージセンサチップ32の外側に対応する位置には、通常のパッド51が配置され、この2つのチップの系以外の系とのインターフェイスが構成される。MOSイメージセンサチップ32側には、信号処理チップ33と貼り合せた後に使用する通常のパッドは配置されていない。なお、ここでは、基本概念を示すために明示していないが、MOSイメージセンサチップ32側に、テストや選別のための通常のパッドが配置されていることは好ましい。
信号処理チップ33とMOSイメージセンサチップ32とは、マイクロバンプ36、39を介して接続された後、少なくとも周辺部において封止部材52、例えば樹脂にて封止される。
本実施の形態の半導体モジュール31によれば、図1の構成により、従来例2の問題である基板中に貫通配線を形成することによる製造工程の煩雑さやコストアップや歩留りの低下、画素回路による画素の開口率の減少問題、貫通配線を通すための領域の光学的な無駄な面積の増加、等を解決することができる。すなわち、裏面入射型であることにより画素の開口率が増加する。マイクロバンプ36、39により両チップ32及び33を接続するので、製造を容易にし、歩留りを向上することがでる。貫通配線を使用せずマイクロバンプ36、39で接続するので、光学的な無駄な面積を低減することができる。
また、この構成では、従来例2と異なり、バンプ接続で多数のチップを重ねることはできないが、歩留り、下側チップ33で発生する熱や、全体の高さの点から、MOSイメージセンサチップ32と信号処理チップ33の接続で済ますことが返って好ましい。すなわち、チップを多段に重ねると、下側チップで発生する熱がイメージセンサに多く流入し、特に暗時特性を劣化させる。しかし、本実施の形態の2つのチップ32及び33を重ねた構成では、下側チップが33のみであるので、発生した熱のイメージセンサチップ32への流入は少なく、暗時特性の劣化が問題になりにくい。また、CMOSセンサでは、レンズ付きモジュールの高さを出来るだけ低くするように望まれることが多い。本実施の形態の構成では、半導体モジュール31の高さを低く抑えることができる。
図3は、MOSイメージセンサチップ32のブロック図である。このMOSイメージセンサチップ32は、中央領域の画素部53にセル54が多数配列されている。セル54は、単位画素でも良く、あるいは複数の画素を含んで形成しても良い。そして、セル54毎に前述した配線層側にマイクロパッド34(図1参照)が配列され、画素からの出力を出すように成される。画素部53の周りには、画素駆動部55を有している。この画素駆動部55には、画素を駆動するための信号や電源やグランド(GND)を供給するための画素駆動用のマイクロパッド37(図1参照)が多数配列される。画素駆動部55の周りには、テスト用の通常パッド57が配列されたテスト用パッド部56が形成される。
画素部のマイクロパッド34には、画素の出力が出ている。画素駆動部55のマイクロパッド37は、画素を駆動する信号や、電源、グランド(GND)を受ける。このように、MOSイメージセンサチップ32側には、制御回路を持たない構成とすることが好ましい。なせなら、画素特性を揃えることの難しいMOSイメージセンサチップの方が、通常は信号処理チップよりも歩留りが低いので、MOSイメージセンサチップ側に画素以外の回路を出来るだけ載せないようにすることで、無駄を減らすことができる。MOSイメージセンサチップと信号処理チップを合せた系のコスト低減を図ることができる。さらにもう1つ、MOSイメージセンサチップの方が信号処理チップよりも緩いデザインルールで作ることが多いからである。
セル54の一例を図5に示す。本実施の形態では、4画素をまとめて1つのセル54としている。本実施の形態のセル54は、4つのフォトダイオードPD〔PD1 ,PD2 ,PD3 ,PD4 〕を有し、各フォトダイオードPD1 〜PD4 が夫々対応する4つの転送トランジスタ61〔611、612、613、614〕に接続され。各転送トランジスタ61〔611〜614〕の各ゲートには転送パルスが供給される転送配線62〔621〜624〕に接続される。各転送トランジスタ611〜614のドレインは、共通接続されてリセットトランジスタ63のソースに接続されると共に、転送トランジスタ61のドレインとリセットトランジスタ63のソース間のいわゆるフローティングディフュージョンFDが増幅トランジスタ64に接続される。リセットトランジスタ63のドレインは電源電圧が供給される電源配線65に接続され、そのゲートはリセットパルスが供給されるリセット配線67に接続される。また、従来例の図14の選択トランジスタの位置に活性化トランジスタ68が設けられる。すなわち、ドレインを電源配線65に接続した活性化トランジスタ68が設けられ、そのソースが増幅トランジスタ64のドレインに接続される。活性化トランジスタ68のゲートは活性化パルスが供給される活性化配線69が接続される。増幅トランジスタ64のソースに注入トランジスタ70が接続される。注入トランジスタ70のソースはグランド(GND)に接続され、そのゲートは注入パルスが供給される注入配線73に接続される。そして、増幅トランジスタ64と注入トランジスタ70との接続中点が出力線(あるいは出力端子)72に接続される。
ここで、回路的には、従来例の図14に対して、画素内に注入トランジスタ70とグランド配線71を有することと、出力線72が垂直方向に延びておらず、セル54毎に独立していることが異なる。このセル54では、転送配線62〔621〜624〕に供給される転送パルスで、対応する転送トランジスタ61〔611〜614〕がオンし、対応するフォトダイオードPD〔PD1 〜PD4 〕の信号電荷がフローティングディフュージョンFDに転送される。また、リセット配線67に供給されるリセットパルスで、リセットトランジスタ63がオンし、フローティングディフュージョンFDの信号電荷(本例では電子)が電源配線65に捨てられ、フローティングディフュージョンFDの電位が電源電位になる。
次に、このセル54の動作を、図6を参照して説明する。先ず、注入配線73を通じて注入パルス1(Pn1 )を印加し注入トランジスタ70をオンし、出力線72を0Vに固定する。この出力線72を0Vに固定してから、リセット配線67を通じてリセットパルスPrを印加しリセットトランジスタ63をオンして、フローティングディフュージョンFDの電位をハイレベル(電源電位)にリセットする。・・・フローティングディフュージョンFDがハイレベルになると増幅トランジスタ64はオン状態になる。・・次に、注入トランジスタ70をオフしてから、活性配線69を通じて活性化パルスPk1 を印加し活性化トランジスタ68をオンする。
活性化トランジスタ68をオンすることで、出力線72の電位はフローティングディフュージョンFDの電位に対応するところまで上昇する。この出力線電位をリセットレベルと呼ぶ。
次に、活性化トランジスタ78をオフし、転送配線621に転送パルスPt1 を供給し、転送トランジスタ611をオンして、対応するフォトダイオードPD1 の信号電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。そして、注入パルス2(Pn2 )を印加して注入トランジスタ70をオンし、出力線72を0にする。そして、活性化パルスPk2 を印加して活性化トランジスタ68をオンすると、出力線72の電位は、このときのフローティングディフュージョンFDの電位に対応するところまで上昇する。この時の出力線電位を信号レベルと呼ぶ。
出力線72の電位はマイクロバンプ36を通り、信号処理チップ33に入る(図1参照)。信号処理チップ33では信号レベルとリセットレベルの差をアナログ/デジタル変換してから、デジタル信号処理を行う。ここでは、4つのフォトダイオードPDのうち、1個のフォトダイオードPD1 の信号を読出した。同様の動作を、他の3つのフォトダイオードPD2 〜PD4 にも順番に行う。
ここで、図6に示すように、リセットパルスPrは、注入パルス1(Pn1 )と重なりを持たせ、注入パルス1(Pn1 )よりも以前に立ち下げるのが好ましい。その理由は、リセットパルスPrを立ち下げた直後の出力線電位を0Vにして、ばらつかせない為である。また、転送パルスPt1 は注入パルス2(Pn2 )が立ち上がる前に立ち下げることが、低電圧化のために好ましい。その理由は、転送パルスPt1 が注入パルス2(Pn2 )と重なるよりも、画素内の容量結合の結果で転送時のフローティングディフュージョンFD電位が高いので、低電圧化できるからである。勿論、これらの降下を厳密に気にしなくてよいときは、必ずしもこの通りでなくとも良い。
上述では1つのセルの動作を説明したが、画素部には多数のセル並んでいる。本実施の形態では、その多数のセルを同時に駆動する。その場合、従来の定電流源を用いたソースフォロア動作では、多数(例えば100万個)のセルに同時に電流を流すので、その電流値が大きくなり、信頼性の低下や、配線抵抗による電源電圧の低下を引き起こす。そこで、本実施の形態では、上述したように、注入トランジスタ70をセル中に配置し、活性化トランジスタと同時にオンしないようにして、定電流を流さないようにしている。
本実施の形態ではセルを行単位で選択する必要は無いので、選択トランジスタは無い。勿論、画素数が少ないとか、要求されるスペックが低いなどの理由があれば、活性化トランジスタ68を省略したセルで従来のソースフォロア動作を行っても良い。図12にこの場合のセル回路の例を示す。
図12においては、前述と同様に4画素をまとめて1つのセル151としている。本実施の形態のセル151は、4つのフォトダイオードPD〔PD1 ,PD2 ,PD3 ,PD4 〕を有し、各フォトダイオードPD1 〜PD4 が夫々対応する4つの転送トランジスタ61〔611、612、613、614〕に接続され。各転送トランジスタ61〔611〜614〕の各ゲートには転送パルスが供給される転送配線62〔621〜624〕に接続される。各転送トランジスタ611〜614のドレインは、共通接続されてリセットトランジスタ63のソースに接続されると共に、転送トランジスタ61のドレインとリセットトランジスタ63のソース間のいわゆるフローティングディフュージョンFDが増幅トランジスタ64に接続される。リセットトランジスタ63のドレインは電源電圧が供給される電源配線65に接続され、そのゲートはリセットパルスが供給されるリセット配線67に接続される。増幅トランジスタ64のドレインは電源配線65に接続される。増幅トランジスタ64のソースには負荷トランジスタ152が接続される。負荷トランジスタ152のソースはグランド(GND)に接続され、そのゲートは負荷配線153に接続される。そして、増幅トランジスタ64と負荷トランジスタ152との接続中点が出力線72に接続される。
本実施の形態において、図5は、制御配線69、67、73、621〜624を全て横方向に配置したが、全セル同時に動作するので、縦方向の配線、横と縦の両方向の配線でも良く、あるいは縦横ともに繋がった格子状の配線であっても良い。また、全セル同時に駆動すると電流値が大きくなりすぎて難しい時には、数十行のセルずつなどに動作を分割しても良い。因みに、このセルの回路と駆動方法は、裏面入射型とマイクロバンプとの組み合わせる場合に特に有効であるが、それとは独立でも、全画素または多数の画素を同時に駆動して同時に出力する場合には、上記電流の問題から有効なものである。
マイクロパッドの配列を、簡単のためにセル出力と、リセットパルスに関する部分について、4行4列のセル配列を例にして、図7に示す。図7においては、4画素からなる単位セル54が4行4列に配列され、各単位セル毎にアナログ出力のマイクロパッド34が形成される。リセットゲート駆動パルスは、それ用のマイクロパッド75から供給され、画素部の周囲からバッファ76に入力される。バッファ76はセル54の行毎に有り、リセット配線67は横方向に配置されている。バッファ76の2行毎に電源供給用のマイクロパッド77が設けられる。同様に、2行毎にグランド(GND)供給用のマイクロパッド78が設けられる。このように、電源やグランドは、たくさんのマイクロパッドから供給されることが望ましい。
本実施の形態のMOSイメージセンサチップ32と信号処理チップ33の接続の概念図を図8に示す。MOSイメージセンサチップ32側において、1つのセルの中で4つのフォトダイオード(光電変換素子)PD1 〜PD4 が順番に選択されることがアナログのマルチプレクサ81となっている。このマルチプレクサ81は、図5の転送トランジスタ61〔611〜614〕でマルチプレクスされた信号を、増幅トランジスタを介して出力線72に出力するところまでを含む。マルチプレクサ81の出力はマイクロバンプ36を通り、信号処理チップ33側で相関二重サンプリング(CDS)・アナログ/デジタル(A/D)変換を行う回路82により、相関二重サンプリング(CDS)、アナログ/デジタル変換され、デジタルのデマルチプレクサ83を通ってフレームメモリ84〔841〜844〕に格納される。
このメモリ84の値が演算回路85で適宜参照されて、デジタル信号処理される。ここでは1セル分の接続を記しているが、実際にはこれらがセル毎にあり、並列で動作する。ただし、演算回路85は、セル毎に存在しなくてもよく、例えば1個の演算回路85がフレームメモリの値を参照しながら、順に処理していくタイプでも構わない。また、デマルチプレクサ83、メモリ84、演算回路85が見た目きれいに分離されていなくても同等の信号処理が可能ならば構わない。
例えば、信号処理チップ33側に対応するセルは、コンパレータとラッチを含んで、図9に示すようになっている。図9の回路では、マイクロパッド35にスイッチング用トランジスタQ11とサンプルホールド用容量C2 からなるサンプルホールド回路が接続され、このサンプルホールド回路が直流カット用容量C1 を介してインバータ91に接続される。スイッチング用トランジスタQ11のゲートにはサンプルホールドパルスが供給されるサンプルホールド配線92が接続される。サンプルホールド用容量C2 の他端はランプ波(時間と共に上昇する電圧)が供給されるランプ配線93に接続される。インバータ91の入出力間にはイニシャライズスイッチ(MOSトランジスタ)Q12が接続される。
一方、1セルを構成する4画素に対応して4つのワード線WD0 〜WD3 が設けられ、このワード線WD0 〜WD3 に直交するように複数、本例では10本のビット線BIT〔BIT0 〜BIT9 〕が設けられる。また、4画素に対応するように4列のDRAMセル群94〔940〜943〕が設けられる。各DRAMセル94は1つのMOSトランジスタQ2 〔Q200 〜Q209 ,Q210 〜Q219 ,Q220 〜Q229 ,Q230 〜Q239 〕と1つの容量C3〔C300 〜C309 ,C310 〜C319 ,C320 〜C329 ,C330 〜C339 〕で形成され、各列のDRAMセル群940〜943は10個のDRAMセル95で構成される。DRAMセル群94内の各MOSトランジスタQ2のゲートは共通接続されて、夫々対応するワード線WD0 〜WD3 にスイッチSW〔SW0 〜SW3 〕を介して接続される。各スイッチSWの可動接点cはMOSトランジスタQ2 のゲートに接続され、第1の固定接点aはインバータ91の出力線97に接続され、第2の固定接点bは対応するワード線WD0 〜WD3 に接続される。
マイクロバンプ36を通してマイクロパッド35から入力されたアナログ信号は、容量C1 で直流分をカットされてインバータ91に入る。インバータ91はイニシャライズスイッチ(配線はINIT)とともに、コンパレータを形成している。前述のリセットレベルがマイクロバンプ36を通りマイクロパッド35から入力しているときに、イニシャライズしておいて、信号レベルが入力したときには、リセットレベルとの差分に基本的に比例する量だけインバータ91の入力が下がり、出力はハイレベルになる。この後、ランプ配線93にランプ波を入れると、コンパレータが反転するときのビット線BITの電圧値がDRAMセル95にラッチされることで、CDS、A/D変換された信号がメモリされる。スイッチSW0 〜SW3 は、セルに含まれる4画素分の信号をデマルチプレクスするためと、DRAMセルの読出し時にワード線WD0 〜WD3 につなぐために存在する。ここでは、A/D変換が10ビットの例を示しており、ビット線BIT〔BIT0 〜BIT9 〕には、10ビットのグレイコード値が入る。原理的にコンパレータとラッチからなるA/D変換回路は古くから知られているものであり、これ以上の詳細な説明は省略する。
この動作が全セル同時に行われると、セルの4画素の信号を信号処理チップ33に順に送り、A/D変換することで、1フレーム分のデジタルデータが信号処理チップ33側にメモリされる。1フレームのデータを出すのに、4回の読み出しで済むので、フレームレートを高速化できる。また、1セルの4画素に短時間の時間差が発生するが、画面に大域的な時間差は生じないという意味で、面内の同時性がある。信号処理チップ33は、この1フレーム分のデジタルデータを使って、カメラ信号処理を行う。
信号処理チップ33の回路配置の概略を図10に示す。信号処理チップ33側のセル110は、MOSイメージセンサチップ32側のセル54に対応するマイクロパッド35を有する。その周りに、MOSイメージセンサチップ32側に駆動信号や電源を供給するためのマイクロパッド38が並ぶ画素駆動部111が設けられる。ここは、上層の配線を用いたマイクロパッド38があればよいので、その下にトランジスタと下層の配線からなる回路を配置することができる。この例では、信号処理チップ33側のセル110の選択回路113とセンスアンプ114が画素駆動部111に一部重なって存在する。この上下に各部の動作をコントロールする制御回路115と、フレームメモリのデータを参照して信号処理する信号処理回路116がある。この例では、回路面積の点から、信号処理は信号処理チップ33側のセル110の外で順次データを読み込みながら行っている。画素が大きい等の理由で、信号処理回路116をセル110に埋め込むことが可能ならば、そのように構成することもできる。
MOSイメージセンサチップ32は設定感度やレンズ仕様から決まる特定の画素サイズに対して、コストの安く、フォトダイオードを安定して作れる旧世代の緩い(例えば0.25μm)プロセスで作り、信号処理チップ33はシュリンク可能な微細(例えば0.06μm)プロセスで作ることが好ましい。プロセスルールが大きく異なる場合、1セル当たりの回路規模が信号処理チップ33側で大きい本例が有効である。
これに対して、MOSイメージセンサチップ32と信号処理チップ33のプロセス世代が近い場合は、イメージセンサチップ32側でA/D変換することが有効である。このときの概念図を図11に示す。図11では、イメージセンサチップ32側において、例えば2つのセルが夫々1セル中の4つのフォトダイオード(光電変換素子)PD1 〜PD4 ,PD5 〜PD8 を夫々順番に選択されるマルチプレクサ121、122に接続され、第1のマルチプレクサ121、122が夫々対応するA/D変換回路123、124に接続される。さらに両A/D変換回路123、124が第2のマルチプレクサ125に接続される。信号処理チップ33側では、第2のマルチプレクサ125の出力がマイクロバンプ126を通して接続されたデマルチプレクサ127と、これに接続されイメージセンサチップ32側のフォトダイオードPDに対応するメモリ131〜138と、演算回路128を有して成る。
図11においては、イメージセンサチップ32側で各センサのフォトダイオードを夫々順番に第1のマルチクレクサ121、122で選択された後、A/D変換回路123、124でA/D変換して、さらに第2のマルチプレクサ125で選択して、デジタルデータを信号処理チップ33側に送っている。デジタルデータは、マイクロバンプ126を通って信号処理チップ33側でデマルチプレクサ127を通じて分配され、画素に対応するメモリに送られる。
デマルチプレクサ127、メモリ131〜138は無くても、直接演算回路128に入力する構成でも良い。図11のように綺麗に回路が分かれていなくても良い。例えば図9のコンパレータ出力に当たるところで、イメージセンサチップと信号処理チップのマイクロバンプでのインターフェイスをとっても良い。A/D変換回路123、124は、その他の方式でも構わない。例えば米国特許5801657号のような方法でも良い。メモリ131〜138はDRAMである必要はない。従来例2と異なり、イメージセンサチップ32側でマイクロバンプ126を通過する信号がデジタル値となるところまで構成することによって(必ずしもA/D変換まで完了する必要はない)、高速でインターフェイスを取りながら、画像の劣化を抑えることができる。高速でインターフェイスを取れるので、図11のようにイメージセンサチップ32側でもう一段のマルチプレクスを入れ、1個のマイクロパッド当たりの画素数を増やすこと、マイクロパッドを大きくしたり、マイクロパッドの密度を減らす、という効果を得ることができる。
本実施の形態は上例に限らず、種々の例を採り得る。
例えば、MOSイメージセンサチップ32としては、図3の構成でなく、図4に示すように、構成することもできる。すなわち、画素の制御回路141をイメージセンサチップ32側に有するようにして、図3の画素駆動部55のマイクロパッド37を減らすことを優先しても良い。
A/D変換も、フォトダイオードが、ある電位に到達するのを数えるような方法(Dig.Tech.Papers,ISSCC,pp.230−231,Feb.1994)タイプなど、目的に応じて種々のものを使うことができる。
図5では、増幅トランジスタ64のソースを直接、出力線(あるいは出力線)72に接続したが、増幅トランジスタ64のソースを例えば常時オン状態のトランジスタ、あるいはその他の手段を介して間接的に出力線(あるいは出力端子)72に接続することも可能である。同様に、注入トランジスタ70のドレインを直接、出力線72(あるいは出力端子)に接続したが、注入トランジスタ70のソースを例えば常時オン状態のトランジスタ、あるいはその他の手段を介して間接的に出力線(あるいは出力端子)72に接続することも可能である。同様に、増幅トランジスタ64のドレインと活性化トランジスタ68のソース間、活性化トランジスタ68と電源配線65間、を夫々直接に接続したが、例えば常時オン状態のトランジスタ、あるいはその他の手段を介して間接的に接続することも可能である。
図12では、増幅トランジスタ64のソースを直接、出力線72に接続したが、増幅トランジスタ64のソースを例えば常時オン状態のトランジスタ、あるいはその他の手段を介して間接的に出力線(あるいは出力端子)72に接続することも可能である。同様に、負荷トランジスタ152のドレインと出力線(あるいは出力端子)72間、増幅トランジスタ64と電源配線65間、を夫々直接に接続したが、例えば常時オン状態のトランジスタ、あるいはその他の手段を介して間接的に接続することも可能である。
図5、図12では、転送トランジスタ61のドレインを増幅トランジスタ64のゲートに直接接続したが、その他、転送トランジスタ61のドレインを例えば常時オン状態のトランジスタ、あるいはその他の手段を介して間接的に増幅トランジスタ64のゲートに接続することも可能である。
上述した本実施の形態によれば、MOSイメージセンサチップ32及び信号処理チップ33間をマイクロバンプ36、39を介して接続されるので、高速のインターフェイスを可能にする。また、画面内の同時性も実現できる。裏面入射型のMOSイメージセンサチップを用いることにより、その光入射面と反対側の配線層(あるいは支持基板を有したときには支持基板の表面)上に多数のマイクロパッド36、39を形成することがきる。
MOSイメージセンサチップを裏面入射型にして、イメージセンサチップと信号処理チップ間を配線側どうしでマイクロバンプ36、39を介して接続するので、従来例2のような貫通穴形成プロセスを不要とし、工程を削減することができる。これにより、製造プロセスを容易にし、歩留りを向上することができる。また、回路や貫通穴用スペースで感光領域を減らさずに済むので、感度を向上することができ、斜め光に対する非対称性を防ぐことができる。
図5に示すセル構成によれば、セル内に活性化トランジスタ68と注入トランジスタ70を配置し、活性化トランジスタ68と注入トランジスタ70を同時にオンしないように動作させることにより、全画素または多数の画素を同時に駆動して同時に読み出しても、大電流が流れず、固体撮像装置としての信頼性を向上することができる。
本発明においては、前述した図5で示したセル54を備えたMOSイメージセンサチップを独立して構成することができる。この場合、裏面入射型、表面入射型の何れにも適用することができる。また、信号処理チップに対する接続方法としても、マイクロバンプによる接続、あるいは他の適当な接続手段による接続の何れも適用可能である。
このようなMOSイメージセンサチップによれば、全画素または多数の画素を同時に駆動し、同時に読み出すことができる。さらに、セル中に活性化トランジスタと注入トランジスタを有し、両トランジスタを同時にオンしないようにして定電流を流さないようにしているので、例えば100万個オーダのセルを有して全画素または多数の画素を同時に駆動し、同時に読み出す際に、大電流が流れることはなく、MOSイメージセンサチップの信頼性を向上することができる。
また、リセット機構に供給するリセットパルスを、注入トランジスタに供給する第1の注入パルスと重なりをもたせ、第1の注入パルスの立ち下がり(終了)以前に立ち下げる(終了する)ことにより、リセットパルス直後の出力線電位をグランド電位にし、出力線電位のばらつきを抑えることができる。
また、セルに転送トランジスタを備え、転送トランジスタに供給する転送パルスを、注入トランジスタに供給する第2の注入パルスが立ち上がる(開始する)前に立ち下げる(終了する)ことにより、低電圧化することができる。すなわち、転送パルスが第2の注入パルスと重なるよりも、画素内の容量結合の効果で転送時のフローティングディフュージョン(FD)電位が高いので、低電圧化できる。
上述したように、本実施の形態に係る半導体モジュールでは、単位画素セルまたは複数画素をまとめたセル毎に、配線層側にマイクロパッドを形成した裏面入射型のMOSイメージセンサチップと、MOSイメージセンサチップのマイクロパッドに対応する位置の配線層側にマイクロパッドを形成した信号処理チップとを、マイクロバンプによって接続した構成とすることにより、画像処理スピードを向上し、したがって高速インターフェイスを可能にする。また、全画素または多数の画素を同時に駆動し、同時に読み出せるので、画面内の同時性が得られる。したがって、良好な画質が得られる。
裏面入射型のMOSイメージセンサチップを用いることにより、その光入射面と反対側の配線層側の面にマイクロパッドを形成するので、センサ開口を気にすることなく、面上に多数のマイクロパッドを配列することができる。
MOSイメージセンサチップ側には画素と配線のみしか形成せず、これら以外の回路系の全ては信号処理チップ側に形成した構成とすることもできる。この構成とするときは、MOSイメージセンサチップと信号処理チップを合わせた系のコストを低減することができる。
MOSイメージセンサチップを裏面入射型にして、MOSイメージセンサチップと信号処理チップをその配線層側同士でマイクロパッド及びマイクロバンプにより接続するので、従来の貫通穴形成プロセスを不要とし、工程を削減することができる。これにより、製造プロセスを容易にし、歩留りを向上することができる。また、回路や貫通穴用スペースでセンサの感光領域を減らさずに済むので、感度を向上することができ、斜め光に対する非対称性を防ぐことができる。
MOSイメージセンサチップの画素領域部の周辺に対応した領域に電源やグランドや画素制御用の信号のため、等のいわゆる画素駆動用のマイクロパッドを形成し、このマイクロパッドを信号処理チップ側のマイクロパッドにマイクロバンプを介して接続することができる。これにより、接続間でのインダクタンスや容量成分が低減し、信号の乱れ、遅延が回避される。
外部とのインターフェイスを、信号処理チップの通常パッドのみを通して取るようにすることにより、すなわち外部とのインターフェイスをMOSイメージセンサチップ側からは取らないようにすることにより、MOSイメージセンサチップ側において、光学的に無駄な面積を省略でき、回路系による画素占有面積割合の減少を回避することができる。
MOSイメージセンサチップ側にテスト用の通常パッドを有することにより、信号処理チップとの貼り合せ前に、MOSイメージセンサチップの特性検査を行うことができる。
MOSイメージセンサチップのセルを、光電変換素子と、この光電変換素子からの信号電荷をゲートに受ける増幅トランジスタと、増幅トランジスタのソースに直接または間接に接続され、マイクロパッドに接続された出力線と、ドレインが直接または間接に出力線に接続された負荷トランジスタと、負荷トランジスタのソースに接続され、第1の電圧を供給する配線と、増幅トランジスタのゲート電位をリセットするリセット機構と、増幅トランジスタのドレインに直接または間接に接続され、第2の電圧を供給する配線を含んだ構成とすることにより、上述のマイクロバンプを介してMOSイメージセンサチップと信号処理チップとの接続を可能にし、全画素または多数の画素の同時に駆動、同時に読み出しを可能にする。
MOSイメージセンサチップのセルを、光電変換素子と、この光電変換素子の信号電荷をゲートに受ける増幅トランジスタと、増幅トランジスタのソースに直接または間接に接続された出力線と、ドレインが直接または間接に出力線に接続された注入トランジスタと、注入トランジスタのソースに接続された第1の電圧を供給する配線と、増幅トランジスタのゲート電位をリセットするリセット機構と、増幅トランジスタのドレインに直接または間接にソースが接続された活性化トランジスタと、活性化トランジスタのドレインに直接又は間接に接続された第2の電圧を供給する配線を含んだ構成とすることにより、上述のマイクロバンプを介してMOSイメージセンサチップと信号処理チップとの接続を可能にし、全画素または多数の画素の同時に駆動、同時に読み出しを可能にする。さらに、セル中に活性化トランジスタと注入トランジスタを有し、両トランジスタを同時にオンしないようにして定電流を流さないようにしているので、例えば100万個オーダのセルを有して全画素または多数の画素を同時に駆動し、同時に読み出す際に、大電流が流れることはなく、電流の問題を解決することができる。
セルのリセット機構に供給するリセットパルスを、注入トランジスタに供給する第1の注入パルスと重なりをもたせ、第1の注入パルスの終了以前に終了することにより、リセットパルス直後の出力線電位をグランド電位にし、出力線電位のばらつきを抑えることができる。
セルに転送トランジスタを備え、転送トランジスタに供給する転送パルスを、注入トランジスタに供給する第2の注入パルスが開始する前に終了することにより、低電圧化することができる。すなわち、転送パルスが第2の注入パルスと重なるよりも、画素内の容量結合の効果で転送時のフローティングディフュージョン(FD)電位が高いので、低電圧化できる。
MOSイメージセンサチップのセル出力をマルチプレクスしたアナログ信号とし、信号処理チップでこのアナログ信号をデジタル化した後、デマルチプレクスしてメモリに格納する構成とすることにより、MOSイメージセンサチップ側にはアナログ信号後の処理回路を不要とするので、MOSイメージセンサチップでの製造の歩留りを向上することができる。
MOSイメージセンサチップのセル出力をデジタル信号とし、信号処理チップ側でこのデジタル信号をデマルチプレクスしてメモリに格納する構成とすることにより、複数の画素を1セルのまとめ、その画素に対応するデジタル信号をさらに複数セル分まとめて1つのマイクロパッドを介して信号処理側へ出力することが可能になる。従って、1個のマイクロパッド当たりの画素数を増やすことができ、マイクロパッドを大きくしたり、密度を減らすことができる。
31・・半導体モジュール、32・・MOSイメージセンサチップ、33・・信号処理チップ、34、35、37、38・・マイクロパッド、36、39・・マイクロバンプ、41・・半導体基板、42・・層間絶縁膜、43・・配線、44・・配線層、PD,PD1 〜PD8 ・・フォトダイオード、45・・パシベーション膜、46・・カラーフィルタ、47・・オンチップマイクロレンズ、Tr・・CMOSトランジスタ、L・・光、51・・通常パッド、53・・画素部、54・・画素セル、55・・画素駆動部、56・・テスト用パッド部、57・・通常パッド、61〔611〜614〕・・転送トランジスタ、62〔621〜624〕・・転送配線、63・・リセットトランジスタ、64・・増幅トランジスタ、65・・電源配線、67・・リセット配線、68・・活性化トランジスタ、69・・活性化配線、70・・注入トランジスタ、73・・注入配線、72・・出力線、FD・・フローティングディフュージョン、Pn1 ・・注入パルス1、Pn2 ・・注入パルス2、Pr・・リセットパルス、Pk1 ,Pk2 ・・活性化パルス、Pt1 ・・転送パルス1、81、121、125・・マルチプレクサ、82・・CDS・A/D回路、83、127・・デマルチプレクサ、84〔841〜844〕、131〜138・・メモリ、85、128・・演算回路、123・A/D、126・・マイクロバンプ、141・・制御回路、152・・負荷トランジスタ、153・・負荷配線

Claims (9)

  1. 複数画素をまとめたセル毎に、配線層側にマイクロパッドを形成した裏面入射型のイメージセンサチップと、当該イメージセンサチップのマイクロパッドに対応する位置の配線層側にマイクロパッドを形成した信号処理チップとが、マイクロバンプによって接続された半導体モジュールであって、
    前記各セルが、
    複数の光電変換素子と、
    前記複数の光電変換素子に接続された各転送トランジスタと、
    前記各転送トランジスタでマルチプレクスされた前記複数の光電変換素子からの信号電荷をゲートに受ける増幅トランジスタと、
    前記増幅トランジスタのソースに接続されたA/D変換回路と、
    前記A/D変換回路と前記マイクロパッドに接続された出力線と、
    ドレインが直接または間接に前記出力線に接続された負荷トランジスタと、
    前記負荷トランジスタのソースに接続され、第1の電圧を供給する配線と、
    前記増幅トランジスタのゲート電位をリセットするリセット機構と、
    前記増幅トランジスタのドレインに直接または間接に接続され、第2の電圧を供給する配線とを含んでなる
    半導体モジュール。
  2. 複数画素をまとめたセル毎に、配線層側にマイクロパッドを形成した裏面入射型のイメージセンサチップと、当該イメージセンサチップのマイクロパッドに対応する位置の配線層側にマイクロパッドを形成した信号処理チップとが、マイクロバンプによって接続された半導体モジュールであって、
    前記各セルが、
    複数の光電変換素子と、
    前記複数の光電変換素子に接続された各転送トランジスタと、
    前記各転送トランジスタでマルチプレクスされた前記複数の光電変換素子からの信号電荷をゲートに受ける増幅トランジスタと、
    前記増幅トランジスタのソースに接続されたA/D変換回路と、
    前記A/D変換回路と前記マイクロパッドに接続された出力線と、
    ドレインが直接または間接に出力線に接続された注入トランジスタと、
    前記注入トランジスタのソースに接続された第1の電圧を供給する配線と、
    前記増幅トランジスタのゲート電位をリセットするリセット機構と、
    前記増幅トランジスタのドレインに直接または間接にソースが接続された活性化トランジスタと、
    前記活性化トランジスタのドレインに直接又は間接に接続された第2の電圧を供給する配線を含んでなる
    半導体モジュール。
  3. 前記リセット機構に供給するリセットパルスを、前記注入トランジスタに供給する第1の注入パルスと重なりをもたせ、前記第1の注入パルスの終了以前に終了するようにしてなる
    請求項2記載の半導体モジュール。
  4. 前記転送トランジスタに供給する転送パルスを、前記注入トランジスタに供給する第2の注入パルスが開始する前に終了するようにしてなる
    請求項3記載の半導体モジュール。
  5. 前記A/D変換回路でA/D変換された画素信号が、さらにマルチプレクサで選択され、
    前記マルチプレクサからの出力であるデジタルデータがマイクロバンプを介して信号処理チップ側に送られる
    請求項1〜4の何れかに記載の半導体モジュール。
  6. 前記信号処理チップ側に送られたデジタルデータが、信号処理チップ側でデマルチプレクサを通じて分配され、メモリに送られるようにしてなる
    請求項1〜5の何れかに記載の半導体モジュール。
  7. 前記メモリは前記画素に対応して設けられる
    請求項6記載の半導体モジュール。
  8. 前記メモリからの出力が演算回路で演算される
    請求項6または7記載の半導体モジュール。
  9. 前記メモリがDRAMで構成される
    請求項6〜8の何れかに記載の半導体モジュール。
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