JP5104342B2 - ジッパー付きパウチの製造方法及び製造装置、並びにジッパー付きパウチ - Google Patents
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Description
このようにすることで、指掛け穴105に、例えば、人差し指を挿通するとともに、ジッパー110の延長線上の反対側の側縁に親指をかけて、パウチ101を片手で保持しながらジッパー110の両端を押すようにして、開封口を容易に開くことができるようになる。
なお、図9中、パウチ101の左上のコーナー部には吊下穴104が穿設されており、患者の傍らに置かれたスタンドなどに、パウチ101を吊り下げることができるようにしている。
なお、図10は、ジッパー110の雌部材111と雄部材112の互いの基材の間に、ジャマ板130を挿通する際の説明図であり、図10(a)は、ジッパー110の雌部材111と雄部材112の互いの基材の間に、ジャマ板130を挿通する前の状態を示す斜視図であり、図10(b)は、その平面図である。また、図10(c)は、ジッパー110の雌部材111と雄部材112の互いの基材の間に、ジャマ板130を挿通した状態を示す平面図である。
特許文献2では、これらの問題については全く考慮されておらず、それ故、ジッパー110を所定の長さに切断してから供給することができないでいるのが現状であり、実際には、ジッパー110の不要部分を押し潰す作業が避けられないでいる。
したがって、本願発明によれば、製造しようとするジッパー付きパウチの形態に基づいて、ジッパーを必要な長さに切断して、フィルム材に取り付けることができるので、従来必要とされていたジッパーを押し潰す作業が不要となるか、又は、ジッパーを押し潰さなければならない範囲を格段に少なくすることができる。
図1及び図2は、本発明に係るジッパー付きパウチの製造装置の実施形態の要部を示す説明図であり、本発明に係るジッパー付きパウチの製造方法は、このような装置を好適に用いて実施することができる。
本実施形態で用いるジッパー10は、長尺な平板状の基材に雌雄一対の咬合突起がそれぞれに形成された雌部材11と雄部材12とが、係脱自在に咬合するようにされたものであれば、特に制限はない。ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂を押出成形するなどして所定形状に形成された、種々のジッパーを用いることができる。
本実施形態で用いるフィルム材20は、ヒートシールなどにより互いに溶着してパウチとしての形態に製袋することができる樹脂製のものであれば、特に制限はない。フィルム材20は単層としてもよいが、必要に応じて、ガスバリヤ層、ヒートシール層などを積層した多層構成とすることもできる。
なお、ジッパー10を所定の長さごとに切断するにあたり、その具体的な長さは、後述するように、製造しようとするジッパー付きパウチ1の形態などに応じて適宜設定することができる。
なお、ヒートシール装置70によりジッパー10をフィルム材20,20に取り付ける工程以降は、従来のこの種の装置を流用することができるので、詳細な説明は省略する。また、ジッパー10をフィルム材20,20に取り付けるにあたり、ヒートシールの例を挙げたが、超音波溶着などの他の手段を採用してもよい。
すなわち、本実施形態にあっては、装置の運転開始時に、ジッパー10雌部材11と雄部材12の互いの基材の間に可動案内板40に挿通させておくだけで、その後は、可動案内板40がジッパー10をジャマ板30へとスムーズに案内することができるので、上記不都合が有効に回避される。
したがって、製造しようとするジッパー付きパウチの形態に基づいて、ジッパー10を必要な長さに切断して、フィルム材20,20に取り付けることができるので、従来必要とされていたジッパー10を押し潰す作業が不要となるか、又は、ジッパー10を押し潰さなければならない範囲を格段に少なくすることができる。
図4に示すジッパー付きパウチ1は、トップシール3a、サイドシール3b、ボトムシール3cによって周縁がシールされるとともに、ボトムシール3c側には注出部材2が取り付けられている。また、トップシール3a側には、トップシール3aに沿って開口するように開封口が形成されるが、この開封口の開口幅Wを絞りシール3dによって絞り込んである。
ここで、開封口は、図中一点鎖線に沿って、トップシール3aとジッパー10との間を切り取って、パウチ1を開封した後に形成される開口部をいうものとする。
このような不都合を回避するために、ジッパー10に形成された仮溶着部60aが開口幅Wからはみ出す長さでジッパー10を切断し、この切断されたジッパー10が取り付けられたフィルム材20を製袋する過程で、仮溶着部60aが形成された部位を除去するようにしてもよい。
また、図8に示すように、仮溶着部60aが形成された部位を、図7に示す例とは反対側のジッパー10の端縁に位置させて、図8中鎖線で示す周縁部分を切り取ることで、仮溶着部60aが形成された部位を除去するようにしてもよい。
3a トップシール
3b サイドシール
3c ボトムシール
3d 絞りシール
10 ジッパー
11 雌部材
12 雄部材
20 フィルム材
30 ジャマ板
40 可動案内板
50 ジッパーカッター
60 仮溶着装置
60a 仮溶着部
70 ヒートシール装置
W 開口幅
Claims (8)
- 長尺な平板状の基材に雌雄一対の咬合突起がそれぞれに形成された雌部材と雄部材とが係脱自在に咬合するジッパーが、所定長さに切断されて取り付けられたジッパー付きパウチの製造方法であって、
前記雌部材と前記雄部材の互いの基材の間に、同一直線上に連ねられたジャマ板と可動案内板とが挿通された状態で、前記ジッパーを所定の長さ分だけ繰り出した後に、前記可動案内板を前記ジャマ板から離間させ、前記ジャマ板と前記可動案内板との間で前記ジッパーを所定の長さに切断し、
次いで、前記雌部材と前記雄部材の互いの基材の間にジャマ板を挿通させた状態のまま、所定長さに切断された前記ジッパーをフィルム材に取り付けて、しかる後に、前記フィルム材を製袋してなることを特徴とするジッパー付きパウチの製造方法。 - 前記ジッパーを切断するに先だって、前記ジッパーを前記フィルム材に仮溶着しておく請求項1に記載のジッパー付きパウチの製造方法。
- 前記フィルム材を製袋する過程で、前記ジッパーを前記フィルム材に仮溶着する仮溶着部を除去する請求項2に記載のジッパー付きパウチの製造方法。
- 所定長さに切断された前記ジッパーを前記フィルム材にヒートシールする請求項1〜3のいずれか1項に記載のジッパー付きパウチの製造方法。
- 長尺な平板状の基材に雌雄一対の咬合突起がそれぞれに形成された雌部材と雄部材とが係脱自在に咬合するジッパーを間欠的に繰り出して、前記雌部材と前記雄部材の互いの基材の間にジャマ板を挿通させた状態のまま、所定長さに切断された前記ジッパーをフィルム材に取り付けて、しかる後に、前記フィルム材を製袋するジッパー付きパウチの製造装置であって、
前記ジャマ板に対して、前記ジッパーの繰り出し方向に前進、後退が可能となるように設けられた可動案内板を備え、
前記雌部材と前記雄部材の互いの基材の間に、同一直線上に連ねられた前記ジャマ板と前記可動案内板とが挿通された状態で、前記ジッパーを所定の長さ分だけ繰り出した後に、前記可動案内板を前記ジャマ板から離間させ、前記ジャマ板と前記可動案内板との間で前記ジッパーを所定の長さに切断するようにしたことを特徴とするジッパー付きパウチの製造装置。 - 前記ジッパーを切断するに先だって、前記ジッパーを前記フィルム材に仮溶着するための仮溶着装置を備えた請求項5に記載のジッパー付きパウチの製造装置。
- 所定長さに切断された前記ジッパーを前記フィルム材にヒートシールするためのヒートシール装置を備えた請求項5又は6のいずれか1項に記載のジッパー付きパウチの製造装置。
- 請求項2に記載のジッパー付きパウチの製造方法により、樹脂製のフィルム材の周縁をシールするとともに、前記周縁に沿って開口するように形成される開封口の開口幅が絞りシールによって絞り込まれるように製袋され、前記開封口の開口幅に対応する長さで切断された、雌雄一対の咬合部材からなるジッパーを前記開封口に取り付けて製造されるジッパー付きパウチであって、
前記ジッパーを前記フィルム材に仮溶着する仮溶着部が前記開口幅からはみ出す長さで前記ジッパーを切断し、製袋する過程で前記仮溶着部を除去したことを特徴とするジッパー付きパウチ。
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