JP5103437B2 - ジッパー付き包装袋 - Google Patents
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Description
この合成樹脂製袋体においては、弱接着の袋体開口部側と強接着の袋体開口部側とにそれぞれ非接着部を有することにより、開封時には開口部側からの剥離が容易になり、一方、長短の接着段差を持たせることにより、袋体内部からの圧力に対しては弱接着が剥離されず密閉状態を確保するものとされている。
特許文献1に記載された発明においては、再開封可能なチャックの下方にイージーピールテープを設け、胴部フィルムとの間を弱接着と強接着とでシールすることにより、内容物がチャックまで到達しないものとされている。
しかしながら、落下等によってチャックが接着された箇所に強い衝撃等が加わると、チャックの咬合が外れてしまう、という問題や、チャックテープとイージーピールテープを別々に用意する必要があり、部品点数が多いものであった。
前記ジッパー片は、前記支持フィルムと一体に形成されていることが好ましい。
第1〜3のシール部及びイージーピールシール部は、ジッパー片のない平坦な個所をシールしているので、支持フィルムと胴部フィルムとをシールするときに、特別な治具や操作の必要がない。
さらに、本発明によれば、ジッパー片が支持フィルムに形成された部分(ジッパー片形成部)において、支持フィルムと胴部フィルムとの間が未シールとされているので、落下等によって強い衝撃が加わっても、ジッパー片形成部と胴部フィルムとの間が離間可能となり、ジッパー片同士の咬合が外れにくい。また、イージーピール層から第2のジッパー片までが同一の支持フィルムに形成されているので、開封してジッパーおよびイージーピールシール部を開放・剥離し、内容物を取り出すときに流路を開きやすい。
図1、図2に、本発明のジッパー付き包装袋における開口部10の一形態例を示す。
このジッパー付き包装袋は、胴部フィルムの第1壁面1と第2壁面2とがその幅方向(図2の左右方向)両側の側縁シール部12,13でシールされてなる開口部10を有し、第1壁面1と第2壁面2との間に、第1のジッパー片5と第2のジッパー片6とから構成されるジッパーを備える。
ジッパー片5,6は、それぞれ支持フィルム3,4に支持されている。例えば、ジッパー片と支持フィルムとが熱可塑性樹脂等から一体的に形成されたジッパー付きテープ部材(チャックテープ)を用いることができる。ジッパー片5,6および支持フィルム3,4を構成する熱可塑性樹脂は胴部フィルムとヒートシール可能なもので、具体的には、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂などが挙げられる。
ジッパーを設けることにより、開封後も包装袋の再閉および再開が可能になり、内容物を使い切るまで内容物を保存することができる。
なお、図1では第1のジッパー片5が雄部材となる凸部で、第2のジッパー片6が雌部材となる凹部を有する場合を示すが、その反対に、第1のジッパー片5が雌部材となる凹部で、第2のジッパー片6が雄部材となる凸部を有するでも良い。また、第1のジッパー片5が凹部と凸部の両方を有するとともに、第2のジッパー片6が第1のジッパー片5の凹部と嵌合する凸部、および第1のジッパー片5の凸部と嵌合する凹部の両方を有する構成とすることも可能である。
また、ジッパー片5,6の上方の封止シール部11において、胴部フィルムの第1壁面1と第2壁面2とが開口部10の幅方向(図2の左右方向)に沿ってシールされている。この開口部10は、ジッパーより上側(図1、図2の上側)で、例えば封止シール部11に沿って切断する等の方法により、開封される。また、開口部10を開封した後、ジッパーとイージーピールシール部を開くことにより、内容物を取り出すことができる。
このように、イージーピールシール部Eと第3シール部S3との間に、1.5mm以上の接着段差Dを持たせることにより、袋体内部からの圧力によってイージーピールシール部Eが剥離されることを抑制し、密閉状態を確保することができる。接着段差Dは2mm以上がより好ましい。
また、ジッパー片5,6が支持フィルム3,4と一体に形成されているので、部品点数を減らすことができ、胴部フィルムへの取付工程を簡略化することが可能である。
弱シール部であるイージーピールシール部Eの剥離強度は、例えば5〜15N/15mmが好ましい。また、強シール部である他のシール部S1、S2、S3の剥離強度は、例えば25〜50N/15mmが好ましい。
包装袋の周囲のシール部11,12,13は、直線形状でも曲線形状でも良い。シール幅はそれぞれ3mm〜15mmが好ましい。包装袋の周囲のシール部11,12,13は、シール部S1、S2、S3と同程度の強シール部であることが好ましい。
包装袋の容量は特に限定されるものではないが、例えば50g〜5kg程度が挙げられる。
図1に示すように、PET12μm/Ny15μm/PE100μmの層構成を有するフィルムを胴部フィルム1,2とし、その間にPE製のチャックテープを挟み込んで、ジッパー付き包装袋を製造した。なお、PETはポリエチレンテレフタレート、Nyはナイロン(脂肪族ポリアミド)、PEはポリエチレンを示す。
第2の支持フィルム4の第2のジッパー片6が形成された側の面においては、イージーピール層7のシール可能な幅9mmに対して、イージーピールシール部Eのシール幅は5mmとし、イージーピールシール部Eの下側に1.5mm、イージーピールシール部Eの上側に2.5mmの未シール部を設けた。
接着段差Dは、0mm、0.5mm、1mm、2mm、4mmの5通りとした。
これら5通りのいずれにおいても、第3シール部S3の上端はイージーピールシール部Eの上端より1mm上方に位置する。また、第3シール部S3の上端は、イージーピール層7の上端より1.5mm下方に位置する。
Claims (2)
- 胴部フィルムの第1壁面と第2壁面とがその幅方向両側の側縁シール部でシールされてなる開口部を有し、前記第1壁面と第2壁面との間に、第1のジッパー片と第2のジッパー片とから構成されるジッパーを備え、前記ジッパー片の両端は、それぞれ前記側縁シール部において前記第1壁面と第2壁面との間に挟み込まれてシールされ、前記開口部が前記ジッパーより上側で開封されるジッパー付き包装袋であって、
第1のジッパー片は第1の支持フィルムに支持され、第1の支持フィルムは、第1のジッパー片が形成された側の面とは反対側の面で、第1のジッパー片より上部の第1シール部によって前記第1壁面にシールされ、第1シール部より下側では、前記第1の支持フィルムと前記第1壁面との間が未シールとされており、
第2のジッパー片は第2の支持フィルムに支持され、第2の支持フィルムは、第2のジッパー片が形成された側の面とは反対側の面で、第2のジッパー片より上部の第2シール部と第2のジッパー片より下部の第3シール部とによって前記第2壁面にシールされ、第2シール部と第3シール部との間では、前記第2の支持フィルムと前記第2壁面との間が未シールとされており、
第2の支持フィルムは、第2のジッパー片が形成された側の面で、かつ第2のジッパー片より下部にイージーピール層を有し、前記イージーピール層により、前記第2の支持フィルムと前記第1壁面とをイージーピール可能にシールするイージーピールシール部が形成され、
前記第3シール部の上端が、前記イージーピール層の上端より下方に位置し、かつ、前記第3シール部の下端が、前記イージーピール層の下端より上方に位置することにより、前記第3シール部の範囲がイージーピール層の範囲内であり、
前記第3シール部の下端が、前記イージーピールシール部の下端よりも1.5mm以上、上方に位置することを特徴とするジッパー付き包装袋。 - 前記ジッパー片は、前記支持フィルムと一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のジッパー付き包装袋。
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JP2009114529A JP5103437B2 (ja) | 2009-05-11 | 2009-05-11 | ジッパー付き包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009114529A JP5103437B2 (ja) | 2009-05-11 | 2009-05-11 | ジッパー付き包装袋 |
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Family Applications (1)
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