JP5100682B2 - カソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価方法及び計測評価装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価方法及び計測評価装置に関するものである。
カソード防食されたパイプラインの腐食リスクを計測評価する方法として、プローブ電流密度の計測値に基づく評価方法が知られている。これは、塗覆装(高抵抗率のプラスチック塗覆装)が施されたパイプラインが敷設された電解質中に、パイプラインに近接して塗覆装欠陥部を模擬したプローブを設置し、このプローブとパイプラインとを導線で接続して、プローブとパイプライン間を流れる電流(プローブ電流)を計測し、その計測値からプローブ電流密度(プローブ直流電流密度IDC,プローブ交流電流密度IAC)を求め、その計測時間平均値(IDC ave,IAC ave)を、プローブ電流密度を指標としたカソード防食基準と照査することで、腐食リスクの評価を行うものである。
プローブ電流密度(プローブ直流電流密度IDC,プローブ交流電流密度IAC)は、0.1msecのサンプリング間隔で20msecの間に計測された200個のプローブ電流計測値から下記式(1),(2)によって求められる。ここで、Aはプローブの面積、I(n)はn番目にサンプリングされたプローブ電流計測値である。
Figure 0005100682
プローブ電流密度を指標としたカソード防食基準は、下記非特許文献1に記載されるように、下記の表1に示した条件I,IIの基準領域、又はそれを図示したプローブ流入直流電流密度IDC ave(A/m2)とプローブ交流電流密度IAC ave(A/m2)を座標軸とする二次元座標図(図1参照)の領域I,IIによって規定することができる。図1の斜線部分(領域I,II)がカソード防食基準に合格する範囲であり、それ以外の部分(領域III,IV,V)がカソード防食基準に不合格の範囲である。図示の領域IIIは、プローブ流入直流電流密度IDC不足による腐食が懸念され、図示の領域IVは、プローブ交流電流密度IACが過大で交流迷走電流腐食が懸念され、図示の領域Vは、プローブ流入直流電流密度IDCが過大で過防食が懸念される不合格領域である。ここで、IDCの極性は、直流電流が電解質からプローブに流入する向きをプラスとしている。以下、単にカソード防食基準とした場合には、表1又は図1に示した基準領域を指すことにする。
Figure 0005100682
細川裕司,梶山文夫,中村康朗「プローブ電流密度を指標とした土壌埋設パイプラインのカソード防食管理基準に関する検討」,材料と環境,腐食防食協会,2002年,第51巻,第5号,p221−226
プローブ電流密度の一つの値を求めるための単位計測時間は、交流誘導の影響を評価するために、商用周波数の1周期に当たる時間に定められており、商用周波数が50Hzの場合にはその1周期に当たる20msecに定めている。そして、プローブ直流電流密度IDCは、この単位計測時間でサンプリングされる計測値をプローブ面積で除した値の計測時間平均値を求めており、プローブ交流電流密度IACは、単位計測時間でサンプリングされる計測値とプローブ直流電流密度IDCにより求めた計算値をプローブ面積で除した値の実効値を求めている。
しかしながら、このようにして求められるプローブ交流電流密度IACは、商用周波数(例えば、50Hz)の整数倍の高調波(例えば、100Hz等)を含む場合にも商用周波数と同様にプローブ交流電流密度IACに加えられてしまうので、商用周波数の影響を評価しようとしながら、実際は交流誘導には影響が少ない商用周波数の整数倍の高調波を含めた評価を行っており、交流誘導の影響評価としては安全を見込んだものではあったが、過剰に交流誘導対策を講じることになる問題があった。
また、プローブ電流を計測する計測器を設置スペースが限られているターミナルボックス内に収めるためには、計測器のコンパクトさが必要になる。このことを考えると、プローブ電流の電流レンジとA−Dコンバータの分解能は相反関係にならざるを得ず、電流レンジを大きくすると、A−Dコンバータの分解能は低くなってしまい、電流レンジを小さくすると、A−Dコンバータの分解能を高くすることが可能になる。
一方、プローブ電流を計測するには、プローブ電流の変化が瞬間的に大きくなることを考慮して、その変化が全て収まるように電流レンジを大きくすることがなされており、都市部等で直流且つ又は交流迷走電流発生原因が多く存在するところでは、電流レンジを大きくせざるを得ず、これによって計測値の分解能が低くなって、例えば、プローブ面積が10cm2の場合、プローブ流入直流電流の合格最小値である0.1mAを精度良く計測できなくなる問題があった。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、プローブ電流密度(プローブ直流電流密度IDCとプローブ交流電流密度IAC)を求めてカソード防食基準と照査するに際して、交流誘導の影響評価を精度良く行い、過剰に交流誘導対策を講じることがないようにすること、プローブ電流の電流レンジを適正に定めて、カソード防食基準との照査が精度良く行えるような分解能にすること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明によるカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価方法及び計測評価装置は、以下の各独立請求項に係る構成を少なくとも具備するものである。
[請求項1]商用周波数の1周期に当たる単位計測時間内で計測されたプローブ電流からプローブ電流密度を求め、該プローブ電流密度をプローブ電流密度を指標とするカソード防食基準と照査するカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価方法であって、前記プローブ電流を、商用周波数より大きく商用周波数の2倍より小さいカットオフ周波数のローパス・フィルタを備え、前記カソード防食基準から求められるプローブ電流の合格最大値と合格最小値との差によって設定される電流レンジを有するプローブ電流計測手段によって計測することを特徴とするカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価方法。
[請求項5]商用周波数の1周期に当たる単位計測時間内で計測されたプローブ電流からプローブ電流密度を求め、該プローブ電流密度をプローブ電流密度を指標とするカソード防食基準と照査するカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価装置であって、プローブ電流を計測するプローブ電流計測手段と計測されたプローブ電流を演算処理する演算処理手段を備え、前記プローブ電流計測手段は、商用周波数より大きく商用周波数の2倍より小さいカットオフ周波数のローパス・フィルタを備えると共に、前記カソード防食基準から求められるプローブ電流の合格最大値と合格最小値との差によって設定される電流レンジを有し、前記演算処理手段は、前記単位計測時間内のプローブ電流の全ての計測値が前記電流レンジ内であるか否かを判別する欠測値有無判別手段と、前記単位計測時間毎のプローブ電流の計測値からプローブ直流電流密度とプローブ交流電流密度を求めるプローブ電流密度演算手段と、前記欠測値有無判別手段が全ての前記計測値が前記電流レンジ内であると判別した場合には、前記プローブ電流密度演算手段から出力されるプローブ直流電流密度とプローブ交流電流密度の計測時間平均値を前記カソード防食基準と照査してカソード防食評価を行い、前記欠測値有無判別手段が全ての前記計測値が前記電流レンジ内でないと判別した場合には、カソード防食評価を不合格とするカソード防食評価手段と、を備えることを特徴とするカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価装置。
本発明は、このような特徴を有することで、プローブ電流密度(プローブ直流電流密度IDCとプローブ交流電流密度IAC)を求めてカソード防食基準と照査するに際して、交流誘導の影響評価を精度良く行い、過剰に交流誘導対策を講じることがないようにすることができる。また、プローブ電流の電流レンジを適正に定めて、カソード防食基準との照査が精度良く可能な分解能での計測を可能にすることができる。
プローブ電流密度を指標とするカソード防食基準を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係るカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価装置及び計測評価方法を説明する説明図である。 カソード防食基準から求められるプローブ電流の合格最大値と合格最小値を説明する説明図である。 バターワース特性を有するアナログ・ローパス・フィルタの周波数特性を示す説明図である。 本発明の実施形態における演算処理手段のデータサンプリング手段を説明する説明図である。 本発明の実施形態における演算処理手段の波形保存を説明する説明図である。 本発明の実施形態における演算処理手段の具体的な処理フローを示した説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。図2は、本発明の実施形態に係るカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価装置及び計測評価方法を説明する説明図である。
計測評価対象のパイプライン1は、塗覆装(高抵抗率のプラスチック塗覆装)1aが施され、例えば土壌などの電解質中に埋設されており、パイプライン1に接続される外部電源装置2等のアノード2Aから出力される防食電流によってカソード防食がなされている。計測評価に際しては、パイプライン1近傍の電解質中に塗覆装欠陥部を模擬したプローブ3が設置されており、このプローブ3がプローブ電流計測手段10を介した導線3aによってパイプライン1に接続されている。本発明の実施形態に係るカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価装置は、前述したプローブ電流計測手段10と計測されたプローブ電流を演算処理する演算処理手段20を主要な構成として備えており、電解質中の直流迷走電流や交流迷走電流によるパイプライン1の腐食リスクを計測評価するものである。
プローブ電流計測手段10は、プローブ3とパイプライン1との間を流れるプローブ電流を計測する手段であり、電流計11,ローパス・フィルタ12,A−Dコンバータ13を備えており、実際上はパイプライン1に沿って所定距離(例えば250m)毎に設けられるターミナルボックスTB内に収めるためのコンパクトさを備えている。
電流計11は、カソード防食基準から求められるプローブ電流の合格最大値と合格最小値との差によって設定される電流レンジを有する。計測されたプローブ電流から求められるプローブ電流密度がカソード防食基準に合格しているか否かを評価するには、カソード防食基準の範囲に入らないプローブ電流の大きな変動まで詳細に計測する必要はない。電流レンジ×分解能がプローブ電流計測手段10に要求されるコンパクト性から限定されてしまうことを考えると、電流レンジを必要最小限に抑えてその中での分解能を高くすることが効果的である。
図3は、カソード防食基準から求められるプローブ電流の合格最大値と合格最小値を説明する説明図である。ここでは、プローブ面積A=10cm2の場合について説明する。図示の点P1において、プローブ流入直流電流がカソード防食基準の最大値である40mAのとき、プローブ交流電流は70mAまでカソード防食基準に合格となる。プローブ交流電流が70mAである正弦波の振幅は、70×(2)1/2≒99.0であるから、プローブ電流の合格最大値は40+99.0=139mAとなる。一方、図示の点P2において、プローブ流入直流電流がカソード防食基準の最小値である0.1mAのとき、プローブ交流電流は2.5mAまでカソード防食基準に合格となる。プローブ交流電流が2.5mAである正弦波の振幅は、2.5×(2)1/2≒3.5であるから、プローブ電流の合格最小値は0.1−3.5=−3.4mAとなる。
電流計11の電流レンジは、このプローブ電流の合格最大値139mAからプローブ電流の合格最小値−3.4mAを包含するものであればよい。例えば、電流レンジを±200mAとして、A−Dコンバータ13の分解能を12ビットとした場合、1ステップ当たりの電流は0.098mA(400/212)となり、プローブ流入直流電流の所要最小電流0.1mAを精度良く計測することが可能になる。
ローパス・フィルタ12は、商用周波数より大きく商用周波数の2倍より小さいカットオフ周波数fcを備える。これにより計測されたプローブ電流から商用周波数のn倍高調波を除去することができる。ローパス・フィルタ12としては、バターワース特性を有するアナログ・ローパス・フィルタを用いることが好ましい。バターワース特性を有するアナログ・ローパス・フィルタは、図4に示すような周波数特性を示す。これによると、カットオフ周波数fcより低い周波数の通過域リップルを最小にすることができ、ノイズレベルを低くすることが可能になる。カットオフ周波数fcは商用周波数(50Hz又は60Hz)より高いが商用周波数の2倍よりは小さい値に設定する。商用周波数50Hzと60Hzの両方で共用する場合を考えると、60Hzよりやや大きい値にカットオフ周波数fcを設定することが好ましい。
A−Dコンバータ13は、電流計11で計測されたプローブ電流のアナログデータをデジタル変換して演算処理手段20に出力する。前述したように設定された電流レンジに対して最適なA−Dコンバータの分解能を選択する。電流レンジを必要最小限に狭めることで、A−Dコンバータ13の分解能を高くすることが可能になる。前述したように、電流レンジ±200mAでA−Dコンバータ13の分解能を12ビットとした場合、1ステップ当たりの電流は0.098mA(400/212)となり、プローブ流入直流電流の所要最小電流0.1mAを精度良く計測することが可能になる。
演算処理手段20は、プローブ電流計測手段10によって計測されたプローブ電流をサンプリングして演算処理するものである。この演算処理手段20には、サンプリングしたデータ或いは演算処理した結果を保存するためのデータ記憶手段21とサンプリングしたデータ或いは演算処理した結果をモニタ表示するモニタ手段22が接続されている。演算処理手段20の主要な機能構成としては、以下に説明するデータサンプリング手段20A,波形保存手段20B,欠測値有無判別手段20C,プローブ電流密度演算手段20D,カソード防食評価手段20Eを実質的に備えている。各処理手段は、それぞれまとまった処理プログラムによって形成することもできるし、一連の処理プログラムの一部で各処理手段が形成されることもある。
図5は、演算処理手段20におけるデータサンプリング手段20Aを説明する説明図である。データサンプリング手段20Aは、プローブ電流計測手段10から出力されるデータを設定されたサンプリング間隔で単位計測時間毎に連続してサンプリングする。ここで、単位計測時間は商用周波数の1周期に当たる時間に設定され、商用周波数が50Hzの場合には単位計測時間は20msecに設定される。また、単位計測時間を20msecにすると、商用周波数60Hzの1周期(約16.7msec)を含めることができるので、50Hzと60Hzとで装置を共用することが可能になる。サンプリング間隔は単位計測時間内で十分なデータが得られるように設定され、例えば0.1msecに設定することができる。サンプリング間隔が0.1msecの場合には20msecの単位計測時間では200個の計測値を得ることができる。
図6は、演算処理手段20における波形保存20Bを説明する説明図である。波形保存手段20Bは、データサンプリング手段20Aでサンプリングした計測値(サンプリングデータ)を単位計測時間毎に時系列に沿った計測値波形としてデータ記憶手段21に保存する。前述したように電流計11の電流レンジをカソード防食基準に応じて設定しているので、その電流レンジを越えるプローブ電流が計測された場合にはその時点ではデータが得られないことになり、そこで欠測値が生じることになる。
図6(a)は単位計測時間内で欠測値が無い場合の計測値波形例を示している。その際には図示のように連続的な波形をデータ記憶手段21に保存することができる。これに対して、図6(b)は単位計測時間内で欠測値がある場合の計測値波形例を示している。その際には図示のように不連続な波形がデータ記憶手段21に保存されることになる。同図(a)のように単位計測時間内で欠測値が無い場合には、単位計測時間内の全ての計測値によってプローブ電流密度(プローブ直流電流密度IDC,プローブ交流電流密度IAC)を求めることができるが、同図(b)のように単位計測時間内で欠測値が有る場合には、プローブ電流密度を求めることができない。
この波形保存手段20Bは、単位計測時間毎に計測値を仮保存する場合、後述するように欠測値有無判別手段20Cが欠測値有りと判別した場合に欠測値のある不連続な波形を保存する場合、後述するようにプローブ電流密度演算手段20DがIAC(50Hz)maxを更新する場合等に機能する。
演算処理手段20における欠測値有無判別手段20Cは、単位計測時間内のプローブ電流の全ての計測値が電流レンジ内であるか否かを判別する。換言すると、0.1msecでサンプリングされる計測値が電流レンジを越えている場合を欠測値と判断し、欠測値が存在するか否か、すなわち単位時間内のデータ取得率が100%であるか否かを判別する。欠測値有無判別手段20Cは前述した判別と同時に、データ取得率={取得データ数/(単位計測時間/サンプリング時間)}×100を求め、求めた値をデータ記憶手段21に保存する。データ取得率の大小で異常のレベルがある程度判断できる。
演算処理手段20におけるプローブ電流密度演算手段20Dは、前述した欠測値有無判別手段20Cが「欠測値無し」と判別した場合に、単位計測時間毎のプローブ電流の計測値から前述した式(1),(2)によってプローブ直流電流密度IDCとプローブ交流電流密度IACを求める。単位計測時間毎に求めたプローブ直流電流密度IDCとプローブ交流電流密度IACはデータ記憶手段21に保存され、計測時間終了後にプローブ直流電流密度IDCとプローブ交流電流密度IACの計測時間平均値IDC ave,IAC aveを算出する。
また、プローブ電流密度演算手段20Dは、単位計測時間内の全ての計測値が電流レンジ内である場合、すなわち、欠測値有無判別手段20Cが「欠測値無し」と判別した場合に、単位計測時間の計測値が商用周波数(50Hz又は60Hz)の正弦波に該当するか否かを判別し、単位計測時間の計測値が商用周波数の正弦波に該当する場合のプローブ交流電流密度IAC(商用周波数)(例えば、IAC(50Hz))を求める。このプローブ交流電流密度IAC(商用周波数)を求めることで、更に交流誘導の影響を精度良く評価することが可能になる。以下の説明では,商用周波数が50Hzの場合を例にして説明するが本発明はこれに限定されるものではない。
単位計測時間の計測値が商用周波数(50Hz)の正弦波に該当するか否かは、以下の(i),(ii)が共に成立するときに該当すると判別することができる。(i)単位計測時間(20msec)内で計測された計測値の最大値と最小値の出現時刻の時差が10msecである。(ii)単位計測時間(20msec)内で計測された計測値において、(最大値)−IDC=IDC−(最小値)となる。ここで、(i),(ii)が共に成立するときに、IAC(50Hz)=IACとし、それ以外のときに、IAC(50Hz)=0として、IAC(50Hz)をデータ記憶手段21に保存する。そして、計測時間が終了した時点で、IAC(50Hz)の計測時間平均値IAC(50Hz)aveを算出する。
そして、演算処理手段20におけるカソード防食評価手段20Eは、欠測値有無判別手段20Cが全ての計測値が電流レンジ内であると判別した場合、すなわち「欠測値無し」と判別した場合には、プローブ電流密度演算手段20Dから出力されるプローブ流入直流電流密度IDCの計測時間平均値IDC aveとプローブ交流電流密度IAC(50Hz)の計測時間平均値IAC(50Hz)aveをカソード防食基準と照査してカソード防食評価を行い、欠測値有無判別手段20Cが全ての計測値が電流レンジ内でないと判別した場合、すなわち「欠測値有り」と判別した場合には、カソード防食評価を不合格とする。
すなわち、カソード防食評価手段20Eは、欠測値が有る場合と欠測値がない場合とで異なる処理を行う。特に、欠測値が有る場合は、プローブ電流密度(プローブ直流電流密度IDC,プローブ交流電流密度IAC)を求めることができないが、電流計11の電流レンジをカソード防食基準に応じて設定していることで、欠測値が有る場合自体を異常と判断することができるので、この場合を不合格と評価して、その計測値波形を最優先で保存し、その保存された計測値波形をモニタ手段22に表示することで不合格の状況把握を目視判定する。欠測値が有る場合であっても、保存された計測値波形を目視すると、図6(b)に示すように商用周波数の正弦波であるか否かを把握することができる。商用周波数の正弦波であると判断できる場合には、交流誘導の影響が極めて高いと言えるので、優先的な交流誘導低減対策を提示する。
図7は、演算処理手段20の具体的な処理フローを示した説明図である。この処理フローに基づいてカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価方法をより具体的に説明する。
演算処理手段20が演算処理を開始すると、データサンプリング手段20Aは、プローブ電流計測手段10から出力されたローパス・フィルタ12を通過したプローブ電流の計測値を設定されたサンプリング間隔(0.1msec)でサンプリングする(S10)。サンプリング毎の計測値データは、データ記憶手段21の所定メモリ領域に、随時サンプリング時刻と対応した時系列データとして仮保存され(S11)、単位計測時間(20msec)が経過するまでサンプリングが続けられる(S12:「NO」→S10)。
演算処理手段20は、単位計測時間が経過すると、単位計測時間内の仮保存されたサンプリングデータをまとめて取り出し、次の演算処理工程に移行する(S12:「YES」→S13)。同時にデータのサンプリングと次の単位計測時間での計測値データの仮保存を継続して、連続した単位計測時間毎のサンプリングを行う(S12:「YES」→S10)。これによって、計測時間内では途切れることなく設定されたサンプリング間隔(0.1msec)の計測が行われる。これによって、高速交流電気鉄道(例えば、新幹線)車両の通過等による交流誘導の高速現象を逃すことなく計測することが可能になる。仮保存された計測値データは各データのサンプリング時刻に対応させて保存される。サンプリング開始からn番目(サンプリング開始時が1番目)の計測値データのサンプリング時刻は、サンプリング開始時刻+サンプリング間隔(例えば0.1msec)×(n−1)として求めて計測値データと対応させる。
欠測値有無判別手段20Cが単位計測時間内の仮保存データを取得すると(S13)、欠測値有無の判別が行われる(S14)。欠測値は、前述したように、サンプリング間隔毎の計測値データが電流レンジを越えた場合として、欠測値が一つでも存在した場合に「欠測値有り」と判別し、欠測値が無い場合に「欠測値無し」と判別する。欠測値の有無判別に際しては、データ取得率={取得データ数/(単位計測時間/サンプリング時間)}×100を算出する。データ取得率が100%でない場合に「欠測値有り」と判別し、データ取得率が100%の場合に「欠測値無し」と判別することもできる。
欠測値有無判別手段20Cが「欠測値有り」と判別した場合には(S14:「欠測値有り」)、カソード防食評価手段20Eは、波形保存手段20Bを機能させて欠測値が発生した単位計測時間内の計測値波形をデータ記憶手段21に保存すると共に、当該単位計測時間の開始時刻を欠測値発生の出現時刻としてデータ記憶手段21に保存する(S20)。そして、この場合には、カソード防食評価手段20Eは不合格の評価を出力して(S21)、欠測値が発生した保存波形をモニタ手段22に表示し(S22)、処理を終了する。
一方、欠測値有無判別手段20Cが「欠測値無し」と判別した場合には(S14:「欠測値無し」)、プローブ電流密度演算手段20Dは、取得した単位計測時間内の計測値データを前述した式(1)に代入してプローブ直流電流密度IDCを算出し、算出した単位計測時間毎のIDCをデータ記憶手段21に保存する(S30)。また、プローブ電流密度演算手段20Dは、取得した単位計測時間内の計測値データと算出したプローブ直流電流密度IDCとを前述した式(2)に代入してプローブ交流電流密度IACを算出し、算出した単位計測時間毎のIACをデータ記憶手段21に保存する(S31)。
更に、プローブ電流密度演算手段20Dは、取得した単位計測時間内の計測値データによる波形が商用周波数(例えば50Hz)の正弦波に該当するか否かを判別する(S32)。この判別は、前述したように、(i),(ii)が共に成立するか否か((i)単位計測時間(20msec)内で計測された計測値の最大値と最小値の出現時刻の時差が10msecである。(ii)単位計測時間(20msec)内で計測された計測値において、(最大値)−IDC=IDC−(最小値)となる。)によって判別することができ、取得した単位計測時間内の計測値データによる波形が商用周波数の正弦波に該当する場合には、IAC(50Hz)=IACとし(S33)、取得した単位計測時間内の計測値データによる波形が商用周波数の正弦波に該当しない場合には、IAC(50Hz)=0として(S34)、このIAC(50Hz)をデータ記憶手段21に保存する(S35)。
AC(50Hz)をデータ記憶手段21に保存する際に、 IAC(50Hz)maxを更新する(S36)。これは単位計測時間毎に求められるIAC(50Hz)に対して、最初にIAC(50Hz)max=IAC(50Hz)とし、次の単位計測時間のIAC(50Hz)をIAC(50Hz)maxと比較してIAC(50Hz)>IAC(50Hz)maxの場合にIAC(50Hz)maxを更新する。そして、IAC(50Hz)maxが更新されたときに(S36:「更新有り」)、そのときの単位計測時間における計測値波形を保存し、その出現時刻(単位計測時間の計測開始時刻)を保存する(S37)。計測値波形の保存はIAC(50Hz)maxの上位3波形が保存できるようにすることが望ましい。
欠測値有無判別手段20Cが1つの単位計測時間内の仮保存データを取得してから(S13)、IAC(50Hz)が保存され(S35)、IAC(50Hz)maxの更新処理が行われる(S36)までの処理は、次の単位計測時間内での処理として行われ、計測時間が終了していない場合は(S38:「NO」)、データサンプリング手段20Aによるデータサンプリング工程に再び移行する(S12)。
そして、単位計測時間毎の処理を計測時間終了まで行い、計測時間が終了した時点で(S38:「YES」)、プローブ電流密度演算手段20Dは、単位計測時間毎のIDC,IAC(50Hz)から計測時間平均値IDC ave,IAC(50Hz)aveを算出する(S40)。この時点では、単位計測時間毎のIDC,IAC,IAC(50Hz),計測時間内でのIAC(50Hz)max,その計測値波形及びその出現時刻(上位3つ)が保存されている(S30,S31,S35,S37)。
その後、カソード防食評価手段20Eは、欠測値有無判別手段20Cが「欠測値無し」と判別した場合の処理として、IDC ave,IAC(50Hz)aveをカソード防食基準と照査して(S41)、計測時間内で求めたIDC ave,IAC(50Hz)aveがカソード防食基準に合格しているか否かを評価する(S42)。カソード防食基準に不合格の場合は(S42:「不合格」)、保存されているIDC,IAC(50Hz)の経時変化グラフ、計測値波形とその出現時刻をモニタ手段22に表示する(S43)。カソード防食基準に合格している場合には(S42:「合格」)、処理を終了する。
以上説明したような特徴を有する本発明の実施形態に係るカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価方法及び計測評価装置によると、以下に示すような効果を得ることができる。
一つには、プローブ電流の計測を単位計測時間毎に途切れなく行うので、交流腐食リスクを評価するに際して、高速交流電気鉄道(例えば:新幹線)車両の通過によってパイプライン1に発生する交流誘導の影響を見逃すことなく評価することができる。
プローブ電流の計測を、商用周波数より大きく商用周波数の2倍より小さいカットオフ周波数fcのローパス・フィルタ12を通過させて行い、更に、計測されたプローブ電流の計測値波形が商用周波数の正弦波であることを判別した上で求めるIAC(商用周波数)によって交流腐食リスクを評価するので、商用周波数のn倍高調波によるIACの増加を除いて交流腐食リスクを評価することができ、交流誘導対策を過剰に行うことを回避することができる。
プローブ電流の計測をカソード防食基準から求められるプローブ電流の合格最大値と合格最小値との差によって設定される電流レンジを有するプローブ電流計測手段によって行うので、最適な電流レンジとその電流レンジに対応するA−Dコンバータの最適な分解能の組み合わせでプローブ電流を計測することができる。これによると、カソード防食基準に合格するか否かのプローブ電流計測値を適正な分解能で計測して精度の高い合否の評価を行うことができると共に、プローブ電流の計測値が電流レンジを越えて欠測値が発生した場合に、これを捉えて即座に計測値の異常を把握することができる。
プローブ電流の計測値がカソード防食基準に基づいて設定される電流レンジ内に入らなかった場合を、欠測値の概念を導入して把握し、この欠測値の有無或いはデータ取得率によってカソード防食評価を行うので、欠測値が発生した場合には、計測時間の終了を待つことなく、即座にカソード防食評価を不合格にすることができる。
欠測値が発生した場合には、そのときの計測値波形が最優先で保存され、その計測値波形がモニタ表示されるので、その原因が交流腐食リスクを発生させる商用周波数の交流誘導現象によるものかどうかを目視で即座に認識することができる。
1:パイプライン,2:外部電源装置,2A:アノード,3:プローブ,
10:プローブ電流計測手段,11:電流計,12:ローパス・フィルタ,
13:A−Dコンバータ,
20:演算処理手段,20A:データサンプリング手段,20B:波形保存手段,20C:欠測値有無判別手段,20D:プローブ電流密度演算手段,20E:カソード防食評価手段,
21:データ記憶手段,22:モニタ手段

Claims (9)

  1. 商用周波数の1周期に当たる単位計測時間内で計測されたプローブ電流からプローブ電流密度を求め、該プローブ電流密度をプローブ電流密度を指標とするカソード防食基準と照査するカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価方法であって、
    前記プローブ電流を、商用周波数より大きく商用周波数の2倍より小さいカットオフ周波数のローパス・フィルタを備え、前記カソード防食基準から求められるプローブ電流の合格最大値と合格最小値との差によって設定される電流レンジを有するプローブ電流計測手段によって計測することを特徴とするカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価方法。
  2. 前記ローパス・フィルタは、バターワース特性を有するアナログ・ローパス・フィルタであることを特徴とする請求項1に記載されたカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価方法。
  3. 前記単位計測時間内のプローブ電流の計測で、全ての計測値が前記電流レンジ内であるか否かを判別し、
    全ての計測値が前記電流レンジ内でない場合に、カソード防食評価を不合格とすると共に当該単位計測時間の計測値の波形を保存することを特徴とする請求項1又は2に記載されたカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価方法。
  4. 前記単位計測時間の計測を計測時間内で連続的に行い、
    前記単位計測時間内の全ての前記計測値が前記電流レンジ内である場合に、単位計測時間毎にプローブ直流電流密度とプローブ交流電流密度を求め、
    前記単位計測時間の計測値が商用周波数の正弦波に該当するか否かを判別し、
    前記プローブ直流電流密度の計測時間内平均値と前記単位計測時間の計測値が商用周波数の正弦波に該当する場合の前記プローブ交流電流密度の計測時間内平均値を求め、
    前記プローブ直流電流密度の計測時間内平均値と前記プローブ交流電流密度の計測時間内平均値を前記カソード防食基準と照査することを特徴とする請求項3に記載されたカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価方法。
  5. 商用周波数の1周期に当たる単位計測時間内で計測されたプローブ電流からプローブ電流密度を求め、該プローブ電流密度をプローブ電流密度を指標とするカソード防食基準と照査するカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価装置であって、
    プローブ電流を計測するプローブ電流計測手段と計測されたプローブ電流を演算処理する演算処理手段を備え、
    前記プローブ電流計測手段は、商用周波数より大きく商用周波数の2倍より小さいカットオフ周波数のローパス・フィルタを備えると共に、前記カソード防食基準から求められるプローブ電流の合格最大値と合格最小値との差によって設定される電流レンジを有し、
    前記演算処理手段は、
    前記単位計測時間内のプローブ電流の全ての計測値が前記電流レンジ内であるか否かを判別する欠測値有無判別手段と、
    前記単位計測時間毎のプローブ電流の計測値からプローブ直流電流密度とプローブ交流電流密度を求めるプローブ電流密度演算手段と、
    前記欠測値有無判別手段が全ての前記計測値が前記電流レンジ内であると判別した場合には、前記プローブ電流密度演算手段から出力されるプローブ直流電流密度とプローブ交流電流密度の計測時間平均値を前記カソード防食基準と照査してカソード防食評価を行い、前記欠測値有無判別手段が全ての前記計測値が前記電流レンジ内でないと判別した場合には、カソード防食評価を不合格とするカソード防食評価手段と、を備えることを特徴とするカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価装置。
  6. 少なくとも前記欠測値有無判別手段が、全ての前記計測値が前記電流レンジ内でないと判別した場合に、当該単位計測時間の計測値の波形を保存する波形保存手段を備えることを特徴とする請求項5に記載されたカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価装置。
  7. 前記プローブ電流計測手段は、前記単位計測時間の計測を計測時間内で連続的に行い、
    前記プローブ電流密度演算手段は、
    前記単位計測時間内の全ての前記計測値が前記電流レンジ内である場合に、単位計測時間毎にプローブ直流電流密度とプローブ交流電流密度を求め、
    前記単位計測時間の計測値が商用周波数の正弦波に該当するか否かを判別し、
    前記プローブ直流電流密度の計測時間内平均値と前記単位計測時間の計測値が商用周波数の正弦波に該当する場合の前記プローブ交流電流密度の計測時間内平均値を求めることを特徴とする請求項5又は6に記載されたカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価装置。
  8. 前記ローパス・フィルタは、バターワース特性を有するアナログ・ローパス・フィルタであることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載されたカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価装置。
  9. プローブ電流計測手段は、前記電流レンジを±200mAとし、12ビット以上の分解能を有するA−Dコンバータを備えることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載されたカソード防食パイプラインの腐食リスク計測評価装置。
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